JP2007002630A - 扉ロック装置および自動販売機 - Google Patents

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勲 藤田
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Abstract

【課題】防盗性を向上するとともに、解錠を行った者が誰であったかを明確にする。
【解決手段】販売機本体の開口を開閉する外扉の閉成状態を維持する一方で鍵による解錠操作があった場合に扉体の開成を許容する第一ロック機構と、第一ロック機構の解錠操作を阻止する一方で解除信号の入力があった場合に第一ロック機構の解錠操作を許容する電動式の駆動部を有した第二ロック機構とを備える。第二ロック機構は、身体的特徴が検出されると検出した身体的特徴を予め記憶した身体的特徴に照合する。記憶した身体的特徴に検出した身体的特徴が一致した場合、すなわち検出した身体的特徴を有する者が鍵を持つ者である場合にはその旨を記録する。また記憶した身体的特徴に検出した身体的特徴が一致した場合ソレノイドに通電を行って第一ロック機構の解錠操作を許容する。そしてソレノイドの通電から所定時間が経過した場合にソレノイド61への通電を止める。
【選択図】 図6

Description

本発明は、機器本体の開口を開閉可能にする扉体の閉成状態を維持する扉ロック装置、および当該扉ロック装置を用いた自動販売機に関するものである。
前面に開口を有する機器本体と、機器本体の左右の側部の一方の前端部で上下方向に延びる軸線を中心に回動自在に取り付けられて機器本体の開口を開閉する扉体とに係わり、機器本体の開口を閉鎖した閉成状態の扉体をロックするための扉ロック装置がある。この扉ロック装置は、機器本体に設けたロック用フックと、扉体に上下方向に移動自在に設けられて扉体が閉成状態にあるときにロック位置に移動してロック用フックに係止するロック機構と、ロック位置にあるロック機構に係止してその移動を規制する一方で、扉体の外部からのキー操作によってロック機構の移動を許容するロック解除手段とを備えている(例えば、特許文献1参照)。
オペレータが鍵を常時携帯しなければならない不便を解消し、かつ外扉が不正に開けられるおそれを少なくすることを目的とした自動販売機がある。この自動販売機は、外扉を閉扉状態にロックするためのロック機構の掛け外しを電動機にて行うようにし、特定の者の指紋を記憶装置に予め記憶させて、検出装置で検出した指紋と、予め記憶した指紋とが一致した場合に電動機を駆動させる(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−68429号公報 特開平10−116383号公報
しかしながら、特許文献1参照の発明はキーのみの操作によって扉体を開成状態にするものであり、特許文献2参照の発明は指紋を鍵としてロック機構を外すものであって、双方とも1つの鍵で解錠を行うことから防盗性に欠ける部分がある。また、特許文献2参照の発明は検出装置で検出した指紋と、予め記憶した指紋とが一致した場合に電動機を駆動させてロック機構を外すが、ロック機構を外す者を限定したに過ぎずその者が誰であったかを記録していない。
本発明は、上記実情に鑑みて、防盗性を向上するとともに、解錠を行った者が誰であったかを明確にすることができる扉ロック装置および当該扉ロック装置を用いた自動販売機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る扉ロック装置は、機器本体の開口を開閉する扉体の閉成状態を維持する一方で鍵による解錠操作があった場合に扉体の開成を許容する第一ロック機構と、第一ロック機構の解錠操作を阻止する一方で解除信号の入力があった場合に前記第一ロック機構の解錠操作を許容する電動式の駆動部、前記鍵を所有する者の身体的特徴を予め記憶した記憶手段、および検出した身体的特徴を前記記憶手段に記憶した身体的特徴に照合する照合手段を有し、記憶した身体的特徴に検出した身体的特徴が一致した場合に前記駆動部に対して解除信号を出力する第二ロック機構とを備えたことを特徴とする。
本発明の請求項2に係る扉ロック装置は、上記請求項1において、前記第二ロック機構は、記憶した身体的特徴に検出した身体的特徴が一致した場合に一致した身体的特徴を記録する記録手段を有していることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る扉ロック装置は、上記請求項1または2において、前記第二ロック機構は、解除信号を出力してからの所定時間を通知する計時手段を有し、当該計時手段から通知があった場合に前記駆動部に対する解除信号の出力を停止することを特徴とする。
本発明の請求項4に係る扉ロック装置は、上記請求項1〜3のいずれか一つにおいて、前記第二ロック機構は、扉体の開成状態において解除信号の入力に関わらず前記第一ロック機構の解錠操作を許容する態様で前記駆動部を手動操作する操作部を有していることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る扉ロック装置は、上記請求項1〜4のいずれか一つにおいて、前記第二ロック機構は、既存の第一ロック機構に対して装着されるロックユニットを構成してなることを特徴とする。
本発明の請求項6に係る自動販売機は、前記機器本体は自動販売機の販売機本体であり、前記扉体は前記販売機本体の開口を開閉する外扉であって、請求項1〜5のいずれか一つに記載の扉ロック装置を用いたことを特徴とする。
本発明に係る扉ロック装置は、第一ロック機構の解錠操作を阻止する一方で解除信号の入力があった場合に第一ロック機構の解錠操作を許容する電動式の駆動部を有し、記憶した身体的特徴に検出した身体的特徴が一致した場合に駆動部に対して解除信号を出力して第一ロック機構の解錠操作を可能にする。この結果、身体的特徴を照合して一致することと、第一ロック機構を解錠操作できる鍵とを必要するので防盗性を向上することができる。
また、第二ロック機構は、記憶した身体的特徴に検出した身体的特徴が一致した場合に一致した身体的特徴を記録する記録手段を有しているので、第一ロック機構を解錠操作できる鍵を所有する者が複数存在する場合に、記録手段に記録した情報によって誰が扉体を開成したかを明確にすることができる。この結果、機器本体に収容してある物の管理をより徹底することができる。
また、第二ロック機構は、解除信号を出力してからの所定時間を通知する計時手段を有し、当該計時手段から通知があった場合に駆動部に対する解除信号の出力を停止する。この結果、扉体を開成状態にした後、解除信号を出力したままにしないので、駆動部の発熱などによる故障を防ぐことができる。さらに、身体的特徴を照合したままで放置しても所定時間が経過すると再び第二ロック機構によって第一ロック機構の解錠操作を阻止するので防盗の信頼性を向上することができる。
また、第二ロック機構は、扉体の開成状態において解除信号の入力に関わらず第一ロック機構の解錠操作を許容する態様で駆動部を手動操作する操作部を有している。この結果、扉体が開成状態にあって第一ロック機構を施錠状態にしても、身体的特徴を照合する必要なく第一ロック機構を解錠状態にすることができる。
また、第二ロック機構は、既存の第一ロック機構に対して装着されるロックユニットを構成してなる。この結果、第二ロック機構を既存の第一ロック機構に対して装着することできる。
本発明に係る自動販売機は、上述した扉ロック装置を用いることによって、商品や金銭を収容した自動販売機として防盗性を向上し、解錠を行った者が誰であったかを明確にすることができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る扉ロック装置および当該扉ロック装置を用いた自動販売機の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は本発明に係る扉ロック装置を用いた自動販売機の実施の形態であって外扉の開成状態を示す図である。図1に示すように自動販売機1は、その筐体として販売機本体(機器本体)2および外扉(扉体)3を有している。
販売機本体2は、複数の鋼板を適宜組み合わせることによって堅牢に構成したもので、前面に開口2aを有した直方状をなしている。図には明示しないが、販売機本体2の内部には、商品を収容する商品収容庫が設けてある。また、販売機本体2の内部には、収容した商品を搬出する商品搬出機構が設けてある。なお、商品を冷温状態で収容する場合、商品収容庫が断熱構造としてあり、販売機本体2の内部には商品収容庫内を冷温状態に保持するための冷温装置が設けてある。
外扉3は、販売機本体2の開口2aを覆うに十分な大きさを有したもので、鋼材により堅牢に構成してある。外扉3は、自身の一側縁部がヒンジ軸3aを介して販売機本体2の一側縁部に支承して設けてある。すなわち、外扉3は、ヒンジ軸3aを介して販売機本体2に対して回動可能に支承してあり、その回動によって開口2aを開閉可能に設けてある。図には明示しないが、外扉3の外面側には、例えば、商品見本および電照板を利用者に視認させるためのディスプレイウィンド、利用者が購入商品を選択するための選択ボタン、利用者が硬貨を投入するための硬貨投入口、利用者が紙幣を挿入するための紙幣挿入口、釣銭などを返却する返却口、貨幣投入金額や販売可否や釣銭有無など各種情報を利用者に表示するための一体表示器、および搬出された商品を利用者が受け取るための商品取出口などが設けてある。また、図には明示しないが、外扉3の内面側には、硬貨投入口から投入された硬貨の正為および金額を識別して収容する硬貨処理機、紙幣投入口から投入された紙幣の正為および金額を識別して収容する紙幣処理機、および自動販売機1の各種制御を行う制御基板を収容したメインコントロールボックスなどが設けてある。
上述した自動販売機1では、利用者が硬貨投入口から貨幣を投入、もしくは紙幣挿入口から紙幣を挿入し、当該貨幣の認識した金額が商品販売に必要となる金額であったときに選択ボタンを有効化する。利用者によって選択ボタンが押されると、選択ボタンに対応する商品を商品収容庫から搬出する。搬出した商品は商品取出口に送られる。そして、商品取出口に送られた商品を利用者が受け取る。
図1に示すように扉ロック装置4は、上記外扉(扉体)3の内面側の開閉端部に設けてあって、第一ロック機構5と第二ロック機構6とを有している。図2は本発明に係る扉ロック装置の実施の形態を示す正面図(外扉の内面側から見た図)、図3は図2に示した扉ロック装置の第二ロック機構の側面図、図4は図2に示した扉ロック装置の第二ロック機構の斜視図である。
第一ロック機構5は、販売機本体2の開口2aを開閉する外扉3の閉成状態を維持する一方で、鍵による解錠操作があった場合に外扉3の開成を許容するものである。図2に示すように第一ロック機構5は、シリンダ錠51、作動レバー52、上部スライダ53、および下部スライダ54からなる。
シリンダ錠51は、外扉3の内面側と外面側とに表出する態様で外扉3を貫通して取り付けてある。外扉3の外面側に表出するシリンダ錠51の外端部には、鍵穴(図示せず)が設けてある。鍵穴には、図示しない鍵が挿入される。そして、当該鍵がシリンダ錠51の内部機構と合致した場合にのみ、外扉3の外面側に表出するシリンダ錠51の内端部に設けたシリンダ軸51aが鍵の回転に従う回転を許容される。
作動レバー52は、シリンダ錠51のシリンダ軸51aに固定してある。作動レバー52は、シリンダ軸51aの径外方向であって外扉3の開閉端縁側(図2の右側)に向けて延在するロック片52aと、上方に向けて延在する作用片52bと、下方に向けて延在する作用片52cとを一体に有している。
上部スライダ53は、上下方向に長手状の棒状体として形成してあり、図2に示すように基端(下端)53aが作動レバー52の作用片52bに取り付けてあり、図1に示すように先端(上端)53bが外扉3の上端縁から突出/引込可能な形態で支持してある。なお、基端53aは、折曲して作用片52bに挿通して取り付けてある。
下部スライダ54は、上下方向に長手状の棒状体として形成してあり、図2に示すように基端(上端)54aが作動レバー52の作用片52cに取り付けてあり、図1に示すように先端(下端)54bが外扉3の下端縁から突出/引込可能な形態で支持してある。なお、基端54aは、折曲して作用片52bに挿通して取り付けてある。
第一ロック機構5は、外扉3で販売機本体2の開口2aを閉成した閉成状態において、図2に示すようにシリンダ軸51aを中心として作動レバー52を反時計回りに回動する。すると、上部スライダ53が自身の長手方向に沿って上方にスライド移動するとともに、下部スライダ54が自身の長手方向に沿って下方にスライド移動して、図1に示すようにそれぞれの先端が外扉の端縁から突出する。このため、各スライダ53,54の突出した先端が、販売機本体2の上下内縁に設けた凹所2b(図1参照)に係合する。さらに、図2に示すように作動レバー52が反時計回りに回動すると、ロック片52aが販売機本体2の側部内縁に設けた凹所2c(図1参照)に係合する。この結果、外扉3の閉成状態が維持されることになる(施錠状態)。
一方、第一ロック機構5は、外扉3の閉成状態を維持した上記状態において、シリンダ錠51の鍵穴に対して合致する鍵を挿入して、当該鍵を回して図7に参照するようにシリンダ軸51aを中心として作動レバー52を時計回りに回動する(解錠操作)。すると、上部スライダ53が自身の長手方向に沿って下方にスライド移動するとともに、下部スライダ54が自身の長手方向に沿って上方にスライド移動して、それぞれの先端が外扉の端縁から引っ込む。このため、各スライダ53,54の先端が、販売機本体2の上下内縁に設けた凹所2b(図1参照)との係合から離脱する。さらに、図7に参照するように作動レバー52が時計回りに回動すると、ロック片52aが販売機本体2の側部内縁に設けた凹所2c(図1参照)との係合から離脱する。この結果、外扉3の開成が許容されることになる(解錠状態)。
第二ロック機構6は、第一ロック機構5の解錠操作を阻止する一方で、解除信号の入力があった場合に第一ロック機構5の解錠操作を許容する電動式の駆動部60を有している。図2〜図4に示すように第二ロック機構6の駆動部60は、ソレノイド61およびロックレバー62からなる。
ソレノイド61は、一般に知られているものであって、励磁コイルに通電して可動鉄芯を動かすことによってプランジャ61aを引き込むものである。このソレノイド61は、プランジャ61aを上方に向けた形態でケース63に固定してある。
ここで、ケース63は、板金を折曲形成したもので、外扉3の内面にネジ64で固定される背面板63aと、当該背面板63aに対面して配設した正面板63bとを有し、これら背面板63aと正面板63bとの間に側面板63cを設けてほぼ箱形を呈したものである。なお、図2においては便宜上、正面板63bを破断して一点鎖線で示してある。上記ソレノイド61は、ケース63の内部に収容してあり正面板63bに固定してある。
ロックレバー62は、ケース63の内部に収容してあり、背面板63aと正面板63bとの間に介在して設けたレバー軸621を中心に回動可能に支承してあり、規制片622と、操作片623とを一体に有している。
規制片622は、図2において、レバー軸621から斜め下方に向けて延在してあり、その先端縁が第一ロック機構5における下部スライダ54の基端54aに対峙する規制部622aをなしている。また、図2に示すように規制片622には、レバー軸621の右側の位置に設けた段付ネジ624を介して板片状の連結部材65の一端が取り付けてある。この連結部材65の他端は、ソレノイド61のプランジャ61aに取り付けてある。
操作片623は、規制片622の正面側にて当該規制片622に対して平行に配置してある。操作片623の一側縁は、規制片622の一側縁に対して連結片625を介して連結してある。また、操作片623には、当該操作片623の端縁から正面側に折曲して延在し、ケース63の正面板63bに設けた開口穴(図示せず)からケース63の外部に突出する操作部623aが設けてある。
また、連結片625には、引張バネ66の一端が取り付けてある。この引張バネ66の他端は、ケース63の側面板63cからケース63の内部に向けて折曲した突片63dに取り付けてある。すなわち、引張バネ66は、図2に示すように自身の引張力によって、レバー軸621を中心とした反時計回り方向にロックレバー62を引張する。この引張力は、連結部材65を介してソレノイド61のプランジャ61aに伝わり、当該プランジャ61aを引き上げている。
上述したように第二ロック機構6は、ソレノイド61およびロックレバー62をケース63に収容したロックユニットを構成してなる。そして、第一ロック機構5が設けてある外扉3に対し、ロックユニットである第二ロック機構6を配設することによって、外扉3に対して扉ロック装置4を構成することになる。このように、第二ロック機構6は、既存の第一ロック機構5に対して装着できるロックユニットを構成してなる。
また、第二ロック機構6におけるケース63の背面板63aは、第一ロック機構5における下部スライダ54を外扉3の内面との間に配置する。この結果、ケース63は、第一ロック機構5が作動する際に、下部スライダ54の作動を案内する案内手段を構成してなる。
図5は第二ロック機構の制御系を示すブロック図である。図5に示すように第二ロック機構6は、ロック制御部7を有している。ロック制御部7には、記憶手段71、検出手段72、照合手段73、計時手段74、記録手段75、出力手段76、および上述した駆動部60(ソレノイド61)が接続してある。
記憶手段71は、第一ロック機構5の施解錠を行う鍵を所有する者の身体的特徴(例えば指紋、静脈、各種映像など)を記憶するものである。
検出手段72は、身体的特徴を検出するためのものであって、例えば外扉3の外面側に配置してある。この検出手段72は、記憶手段71に身体的特徴を記憶する際にも用いてもよい。
照合手段73は、検出手段72によって検出した身体的特徴を、記憶手段71に予め記憶してある身体的特徴に照合するためのものである。照合手段73は、照合した身体的特徴が一致した場合に、その旨の照合信号をロック制御部7に出力する。
計時手段74は、所定時間の経過を計時して通知するためのものである。計時手段74は、ロック制御部7から駆動部60に解除信号が出力されたときから所定時間が経過した場合にその旨の計時信号をロック制御部7に出力する。
記録手段75は、照合手段73によって照合した身体的特徴が一致した場合に、当該身体的特徴や、照合年月日などを記録するためのものである。記録手段75は、照合手段73からロック制御部7に照合信号が出力され、これによってロック制御部7からの記録信号を入力した場合に記録を行う。
出力手段76は、記録手段75に記録された情報を出力するためのものである。出力手段76としては、例えばプリンタや表示器などがある。
そして、ロック制御部7は、照合手段73や計時手段74から各信号が与えられた場合に、予めメモリ77に格納したプログラムやデータにしたがって、駆動部への解除信号の出力、および記録手段75への記録信号の出力を行って第二ロック機構6の制御を行う。
図6はロック制御部が行う第二ロック機構の制御を示すフローチャート、図7〜図9は本発明に係る扉ロック装置の動作を示す図である。
まず、検出手段72によって身体的特徴が検出されると(ステップS1:Yes)、照合手段73によって検出した身体的特徴を記憶手段71に予め記憶した身体的特徴に照合する(ステップS2)。そして、記憶した身体的特徴に検出した身体的特徴が一致した場合、すなわち検出した身体的特徴を有する者が鍵を持つ者である場合には(ステップS3:Yes)、記録手段75にその旨を記録する(ステップS4)。また、記憶した身体的特徴に検出した身体的特徴が一致した場合(ステップS3:Yes)、駆動部60に解除信号を出力してソレノイド61に通電を行う(ステップS5)。そして、解除信号の出力から所定時間が経過した場合に(ステップS6:Yes)、解除信号の出力を停止してソレノイド61への通電を止める(ステップS7)。
第二ロック機構6の駆動部60は、解除信号の入力がなくソレノイド61への通電を止めた状態では、図2に示すように引張バネ66の引張力によってロックレバー62がレバー軸621を中心とした反時計回り方向に回動しており、規制片622の規制部622aが、施錠状態にある第一ロック機構5における下部スライダ54の基端54aに対峙した位置にある。この位置からは、ソレノイド61のプランジャ61aがそれ以上上方に引き出ないため、ロックレバー62は、レバー軸621を中心とした反時計回り方向への回動を規制されている。そして、図2の状態において、第一ロック機構5を鍵によって解錠操作した場合には、下部スライダ54の基端54aが規制片622の規制部622aに当接してロックレバー62を反時計回り方向へ回動させる外力が生じることになる。しかし、ロックレバー62の回動は規制されているので、下部スライダ54の基端54aが図2の矢印A方向に移動できず、第一ロック機構5が解錠できない。このように、第二ロック機構6は、解除信号の入力ないときには、第一ロック機構5の解錠操作を阻止するため、鍵のみでは外扉3を開成することができない。
そして、第二ロック機構6の駆動部60は、身体的特徴が一致し、解除信号が入力されてソレノイド61に通電が行われると、図7に示すようにソレノイド61のプランジャ61aが引き込まれる。すると、連結部材65を介してロックレバー62が引っ張られ、引張バネ66の引張力に抗してレバー軸621を中心とした時計回り方向に回動する。このため、規制片622の規制部622aが、下部スライダ54の基端54aに対峙した位置から退避する。この結果、図8に示すように第一ロック機構5を鍵によって解錠操作して解錠状態にすることが可能になる。このように、第二ロック機構6は、解除信号の入力があった場合に、第一ロック機構5の解錠操作を許容するため、鍵による解錠操作で外扉3を開成することができる。
ここで、解除信号の出力から所定時間が経過すると、解除信号の出力が停止されてソレノイド61への通電が止まるので、図9に示すように引張バネ66の引張力によってロックレバー62がレバー軸621を中心とした反時計回り方向に回動することになる。このとき、ソレノイド61への通電がなくてもプランジャ61aは、下方に引き込まれる状態にある。よって、ロックレバー62は、ソレノイド61によらず引張バネ66の引張力に抗してレバー軸621を中心とした時計回り方向に回動することが可能である。すなわち、図9に示す状態において、外扉3を閉めて解錠状態にある第一ロック機構5を施錠状態にしようとした場合には、下部スライダ54の基端54aが規制片622の規制部622aに当接してロックレバー62を時計回り方向へ回動させるため、下部スライダ54の基端54aが図9の矢印B方向に移動して第一ロック機構5が施錠状態になる。
また、外扉3が開成状態にあるとき、図2に示しように第一ロック機構5を施錠状態にした場合には、ロックレバー62における操作片623の操作部623aを図示の左方向に移動させることで、ソレノイド61によらず引張バネ66の引張力に抗してレバー軸621を中心とした時計回り方向に回動することが可能である。これにより、第一ロック機構5を解錠状態にできる。すなわち、外扉3が開成状態にあって第一ロック機構5を施錠状態にしても、身体的特徴を照合する必要なく第一ロック機構5を解錠状態にすることが可能である。
このように、上述した扉ロック装置4では、販売機本体(機器本体)2の開口2aを開閉する外扉(扉体)3の閉成状態を維持する一方で、鍵による解錠操作があった場合に外扉3の開成を許容する第一ロック機構5と、第一ロック機構5の解錠操作を阻止する一方で、解除信号の入力があった場合に第一ロック機構5の解錠操作を許容する電動式の駆動部60を有する第二ロック機構6とを備えている。そして、第二ロック機構6は、記憶した身体的特徴に検出した身体的特徴が一致した場合に駆動部60に対して解除信号を出力して第一ロック機構5の解錠操作を可能にする。この結果、第一ロック機構5を解錠操作できる鍵だけでは外扉3を開成することができないので、防盗性を向上することが可能になる。
また、第二ロック機構6は、記憶した身体的特徴に検出した身体的特徴が一致した場合に一致した身体的特徴を記録する記録手段75を有しているので、第一ロック機構5を解錠操作できる鍵を所有する者が複数存在する場合に、記録手段75に記録した情報を出力手段76によって出力することで誰が外扉3を開成したかを知ることができる。この結果、自動販売機1の内部に収容してある商品や、金銭などの管理をより徹底することが可能にある。
また、第二ロック機構6は、解除信号を出力してからの所定時間を通知する計時手段74を有し、当該計時手段74から通知があった場合に駆動部60に対する解除信号の出力を停止する。この結果、外扉3を開成状態にした後、ソレノイド61に通電を行ったままにしないので、通電による発熱などによるソレノイド61の故障を防ぐことが可能になる。さらに、身体的特徴を照合したままで放置しても所定時間が経過すると再び第二ロック機構6によって第一ロック機構5の解錠操作を阻止するので防盗の信頼性を向上することが可能になる。
特に、上述した扉ロック装置4は、商品や金銭を収容した自動販売機1において好適に用いることが可能である。
なお、上述した実施の形態において、第一ロック機構5は、上部スライダ53および下部スライダ54が販売機本体2の凹所2b,2bに係合するロックピンを共用する構成として説明したが、この限りではない。図には明示しないが、例えば上部スライダ53および下部スライダ54を板片状に形成して係止穴を設け、当該係止穴を販売機本体2に設けたフックに係合する構成であってもよい。
また、上述した実施の形態では、扉ロック装置4を自動販売機1に適用した例を示しているが、自動販売機に類似する両替機など、その他防盗性が必要な様々な機器などの筐体に適用することが可能である。
本発明に係る扉ロック装置を用いた自動販売機の実施の形態であって外扉の開成状態を示す図である。 本発明に係る扉ロック装置の実施の形態を示す正面図である。 図2に示した扉ロック装置の第二ロック機構の側面図である。 図2に示した扉ロック装置の第二ロック機構の斜視図である。 第二ロック機構の制御系を示すブロック図である。 ロック制御部が行う第二ロック機構の制御を示すフローチャートである。 本発明に係る扉ロック装置の動作を示す図である。 本発明に係る扉ロック装置の動作を示す図である。 本発明に係る扉ロック装置の動作を示す図である。
符号の説明
1 自動販売機
2 販売機本体(機器本体)
3 外扉(扉体)
4 扉ロック装置
5 第一ロック機構
51 シリンダ錠
51a シリンダ軸
52 作動レバー
53 上部スライダ
53a 基端
53b 先端
54 下部スライダ
54a 基端
54b 先端
6 第二ロック機構
60 駆動部
61 ソレノイド
61a プランジャ
62 ロックレバー
621 レバー軸
622 規制片
622a 規制部
623 操作片
623a 操作部
624 段付ネジ
625 連結片
63 ケース
64 ネジ
65 連結部材
66 引張バネ
7 ロック制御部
71 記憶手段
72 検出手段
73 照合手段
74 計時手段
75 記録手段
76 出力手段
77 メモリ

Claims (6)

  1. 機器本体の開口を開閉する扉体の閉成状態を維持する一方で鍵による解錠操作があった場合に扉体の開成を許容する第一ロック機構と、
    第一ロック機構の解錠操作を阻止する一方で解除信号の入力があった場合に前記第一ロック機構の解錠操作を許容する電動式の駆動部、前記鍵を所有する者の身体的特徴を予め記憶した記憶手段、および検出した身体的特徴を前記記憶手段に記憶した身体的特徴に照合する照合手段を有し、記憶した身体的特徴に検出した身体的特徴が一致した場合に前記駆動部に対して解除信号を出力する第二ロック機構と
    を備えたことを特徴とする扉ロック装置。
  2. 前記第二ロック機構は、記憶した身体的特徴に検出した身体的特徴が一致した場合に一致した身体的特徴を記録する記録手段を有していることを特徴とする請求項1に記載の扉ロック装置。
  3. 前記第二ロック機構は、解除信号を出力してからの所定時間を通知する計時手段を有し、当該計時手段から通知があった場合に前記駆動部に対する解除信号の出力を停止することを特徴とする請求項1または2に記載の扉ロック装置。
  4. 前記第二ロック機構は、扉体の開成状態において解除信号の入力に関わらず前記第一ロック機構の解錠操作を許容する態様で前記駆動部を手動操作する操作部を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の扉ロック装置。
  5. 前記第二ロック機構は、既存の第一ロック機構に対して装着されるロックユニットを構成してなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の扉ロック装置。
  6. 前記機器本体は自動販売機の販売機本体であり、前記扉体は前記販売機本体の開口を開閉する外扉であって、請求項1〜5のいずれか一つに記載の扉ロック装置を用いたことを特徴とする自動販売機。
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