JP2006016793A - 扉のこじ開け防止機構 - Google Patents

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直樹 堀
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Abstract

【課題】 強いこじ開け力が加わり、板金部分が変形しても扉部分が容易にこじ開けられることのない扉のこじ開け防止機構を提供すること
【解決手段】 扉12の奥行部12bと筐体11側奥行部11bとの隙間にバール13を挿入し、こじ開け力を加えた場合、このこじ開け力により扉12側が変形しても、扉側の係合突片部12dが筐体11側のスリット11e内に係合するので、これ以上こじ開け力を加えても、係合突片部12dとスリット11eとが互いに噛み合うことになり、変形がし難くなり、こじ開けに対する抑止力が増大する。
【選択図】図1

Description

本発明は、カード発行機などのように金銭を取り扱う筐体に取り付けられた扉のこじ開け防止機構に関する。
近年、磁気情報やICチップ情報などを内蔵したプラスチック製等のカードが、個人情報媒体や経済価値媒体として多用されている。このようなカードは、顧客との対面式に構成されたカード発行機によって発行される。例えば、顧客がカード発行機に所定の金額を挿入することにより、挿入された金額が書き込まれたカードが発行される。また、顧客が手持ちのカードをカード発行機に挿入することにより、カードの残高金額を確認でき、かつ、カード発行機に任意の金額を挿入してその値をカードに書き込むこともできる。
このようなカード発行機は、顧客が自由に出入りできる場所に設置され、しかも金銭を取り扱うために防犯対策を施す必要がある。この種の装置は、金属性筐体内部にカード発行機構や金銭取扱機構を収容し、正面にカードや金銭の挿入部を有する扉を設けた構成が一般的である。したがって、基本的な防犯対策として、扉のこじ開けを防止することが重要であり、この種の提案も既になされている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、扉は筐体に対し、その一側部がヒンジを介して取り付けられ、開閉可能に構成されている。また、他側部は錠機構により強固に錠止されている。通常、錠機構には各種のものがあり、扉を強固かつ確実に錠止することができる。これに対しヒンジ側は、ヒンジのみによって筐体に取り付けられているため、バールなどを用いると、扉が変形することによりこじ開けられてしまうことがある。
例えば、図6(a)で示すように、筐体1の扉2を図示しないヒンジにより支持している部分の隙間にバールのようなこじ開け部材3を挿入し、こじ開け力を加えると、U字状に折り曲げ形成されている扉2の周縁部は、図6(b)で示すように変形し、こじ開けられてしまう。
そこで、図7(a)で示すように、筐体1側をZ字上に形成し、こじ開け部材3の先端部が深く入らないようにすることが考えられたが、やはり強いこじ開け力が加わると、図7(b)で示すように筐体1及び扉2共に変形し、こじ開けられてしまう。
また、図8(a)で示すように、扉2の周縁部をL字型に折り曲げ形成し、筐体1側の対向部分を、上記周縁部を包むようにU字形に折り曲げることも行われている。この場合、こじ開け部材3によりこじ開け力を加えると、図8(b)で示すように、扉2の周縁部は筐体側のU字状形成部分の内側に当ってこじ開けを防止するが、強いこじ開け力を加え続けると、やはり図8(c)のように変形し、こじ開けられてしまう。
特開平6−124378号公報
このように、従来のこじ開け防止構造は、バールなどのこじ開け部材3により強いこじ開け力が加わると、扉2及び筐体1の板金部分が変形してしまい、結局はこじ開けられてしまった。また、板金部分が変形するまでの時間が短く防犯上の抑止力が弱かった。この板金部分の変形を防止するために、板金部分の板厚を厚くすることが考えられるが、筐体全体の構成との関係があり、この部分のみの板厚を、こじ開けによる変形を防止できる程度に厚くすることは現実的ではない。
本発明の目的は、強いこじ開け力が加わり、板金部分が変形しても扉部分が容易にこじ開けられることのない扉のこじ開け防止機構を提供することにある。
本発明の扉のこじ開け防止機構は、扉面の一側が、筐体にヒンジを介して取り付けられ、この筐体の開放面を開閉可能に覆う扉のこじ開け防止機構であって、前記扉面の一側には、扉面の奥行方向に折り曲げられた奥行部と、この奥行部の先端から前記扉面とほぼ平行な方向に折り曲げられ、先端部に係合突片部を有する対向部とが、それぞれ形成され、前記筐体側には、前記扉面とほぼ同一面を成す表面部に対してその奥行き方向に折り曲げられた筐体側奥行部と、この筐体側奥行部の先端から前記扉の対向部とほぼ平行な方向に折り曲げられ、さらに、先端部が前記扉面側に向って折り曲げられ、この折り曲げ部分に前記係合突片部と係合可能なスリットを有する筐体側対向部とが形成され、前記係合突片部は、前記扉の奥行部と筐体側奥行部との隙間に挿入されたこじ開け部材により、扉側が変形すると、前記スリット内に係合するように形状設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、扉の奥行部と筐体側奥行部との隙間にバールのようなこじ開け部材を挿入し、こじ開け力を加えた場合、このこじ開け力により扉側が変形しても、扉側の係合突片部が筐体側のスリット内に係合するので、これ以上こじ開け力を加えても、係合突片部とスリットとが互いに噛み合うことになり、変形がし難くなり、こじ開けに対する抑止力が増大し、防犯上の効果は大きい。
以下、本発明の扉のこじ開け防止機構の一実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
はじめに、図4によって、本発明が適用されるカード発行機の外観構成を説明する。図4において、11は筐体で、内部にカード発行機構や金銭取扱機構が収容されており、その前面は扉12により開閉可能に覆われている。このカード発行機は顧客との対面式に構成されており、顧客に対する表示・操作のために、筐体11の前面上方の傾斜面には、タッチパネルなどの表示操作部14及びコイン投入口15が設けられている。また、前面の扉12には、カード挿入・受取口16、紙幣投入・受取口17、領収書受取口18、コイン取出口19などが設けられている。
前記扉12は、図5で示すように、その一側部が、ヒンジ21により筐体1側に取り付けられており、筐体1の開放面(前面)を開閉可能に覆っている。扉12の他側部には、筐体11との間に図示しないが錠機構が設けられており、扉12の閉成時、筐体11側に強固に固定される。
ここで、前述したように、扉12の錠機構を設けた側は、各種の錠機構により筐体11に対して強固に固定されるため、こちら側がこじ開けられる可能性は少ない。これに対し、扉12のヒンジ側は、筐体11との間はヒンジ21により固定されているだけであり、このヒンジ側の扉12と筐体との間にバールのようなものを差し込んでこじ開けられることがある。
そこで、この実施の形態ではヒンジ側に扉こじ開け防止機構を設けている。この構造を、図5のA−A断面図である図1(a)により説明する。
図1(a)において、扉12の扉面12aの一側には、扉面12aの奥行方向(図示右方)に折り曲げられた奥行部12bと、この奥行部12bの先端から前記扉面12aとほぼ平行な方向(図示下方)に折り曲げられた対向部12cとがそれぞれ一体に形成されている。また、この対向部12cの先端部には、舌片状に形成された係合突片部12dが一体に設けられている。
前記筐体11側には、扉面12aとほぼ同一面を成す表面部11aに対して、その奥行き方向(図示右方)に折り曲げられた筐体側奥行部11bと、この筐体側奥行部11bの先端から前記扉の対向部12cとほぼ平行な方向(図示下方)に折り曲げられた筐体側対向部11cとが形成されている。また、この筐体側対向部11cの先端部は、扉面12a側(図示左方)に向って折り曲げられ、この折り曲げ部11dには、前記係合突片部12dと係合可能なスリット11eが形成されている。
上記構成において、通常の扉12の開閉時は、図2で示すように、扉12は図5で示したヒンジ21を中心に回動し、開閉動作する。このとき、扉12の対向部12c及びその先端の係合突片部12dは、図示のように、筐体11側の対向部11cや折り曲げ部11dに係合することはなく、扉12を自由に開閉動作させる。
これに対し、図3(a)で示すように、閉成状態の扉12と筐体11との隙間にこじ開け部材(以下、バールとして説明する)13をこじ入れ、扉12をこじ開けようとして矢印Fで示すこじ開け力を加えると、扉12の奥行部12bは、図示のように扉面12aに対して鋭角を成すように変形する。この変形により、扉12の対向部12cは図示下方に押し下げられ、その先端の係合突片部12dは、図3(a)(b)で示すように、筐体11側の折り曲げ部11dに設けたスリット11e内に係合する。
このようにバール13により扉12をこじ開けようとすると、扉12側の係合突片部12dが筐体11側のスリット11e内に係合し、互いに噛み合う。このため、さらにバール13によって強いこじ開け力を加え続けても、扉12と筐体11との噛み合い部分は一体となって変形し、容易にこじ開けられることはない。
すなわち、図7及び図8で示した従来例のように、扉2側と筐体1側がバール3によるこじ開け力によって変形し、容易に分離してしまうことはなく、強いこじ開け力により変形が生じても、図3で示した噛み合い状態を維持するので、扉12と筐体11とが容易に分離することはない。また、最終的に分離するにしても、分離するまでに多大なこじ開け力と多くの時間を要するので、こじ開けに対する抑止効果が大きくなる。
なお、上記実施の形態では、カード発行機の筐体とその前面扉について例示したが、本発明はもちろんカード発行機に限定されるものではなく、各種サービス装置や自動販売機等の筐体と扉との間にも適用可能である。
本発明による扉のこじ開け防止機構の一実施の形態を示しており、(a)は断面図、(b)はその側面図である。 同上一実施の形態における通常の扉開閉時の状態を示す断面図である。 同上一実施の形態における扉こじ開け時の状態を示示しており、(a)は断面図、(b)はその側面図である。 本発明が適用されるカード発行機の外観構成を示す斜視図である。 図4で示したカード発行機の前面扉を開いた状態を示す斜視図である。 従来の扉に対するこじ開け状態を示す断面図である。 従来の扉に対する別のこじ開け状態を示しており、(a)はこじ開け開始時、(b)はこじ開けによる変形状態をそれぞれ示す断面図である。 従来の扉に対するさらに別のこじ開け状態を示しており、(a)はこじ開け開始時、(b)は時事開け中間時、(c)はこじ開けによる変形状態をそれぞれ示す断面図である。
符号の説明
11 筐体
11a 表面部
11b 筐体側奥行部
11c 筐体側対向部
11d 折り曲げ部
11e スリット
12 扉
12a 扉面
12b 奥行部
12c 対向部
12d 係合突片部
13 こじ開け部材
21 ヒンジ

Claims (1)

  1. 扉面の一側が、筐体にヒンジを介して取り付けられ、この筐体の開放面を開閉可能に覆う扉のこじ開け防止機構であって、
    前記扉面の一側には、扉面の奥行方向に折り曲げられた奥行部と、この奥行部の先端から前記扉面とほぼ平行に折り曲げられ、先端部に係合突片部を有する対向部とが、それぞれ形成され、
    前記筐体側には、前記扉面とほぼ同一面を成す表面部に対してその奥行き方向に折り曲げられた筐体側奥行部と、この筐体側奥行部の先端から前記扉の対向部とほぼ平行な方向に折り曲げられ、さらに、先端部が前記扉面側に向って折り曲げられ、この折り曲げ部に前記係合突片部と係合可能なスリットを有する筐体側対向部とが形成され、
    前記係合突片部は、前記扉の奥行部と筐体側奥行部との隙間に挿入されたこじ開け部材により、扉側が変形すると、前記スリット内に係合するように形状設定されている
    ことを特徴とする扉のこじ開け防止機構。
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