JP6888361B2 - 装置 - Google Patents

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Description

本発明は、装置に関する。
昨今、金融機関のATM(Automated teller machine)に代表される自動取引装置は、銀行、駅構内およびコンビニエンスストアなど、多様な場所に設置されている。顧客は自動取引装置に表示される表示画面において各種操作を行うことにより、入金、出金および残高照会などの取引を行うことができる。
自動取引装置は、現金を収納する現金収納部を備え、当該現金収納部は、防犯性の観点から金庫内に設けられる場合がある。金庫は、金庫の扉を閉状態に固定する閂、および当該閂の移動を制限するためのロックを有し得る。自動取引装置に設けられる金庫の構成は、例えば下記特許文献1に開示されている。
特開2009−19380号公報
しかし、ロックが破壊されると、閂が移動可能になり、閂による閉状態の固定が解除され、金庫の扉が開いてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、防犯性をより向上することが可能な、新規かつ改良された装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、筐体本体および前記筐体本体を開閉する扉部を有する筐体と、前記筐体本体および前記扉部を跨ぐ固定位置に移動可能な閂と、前記閂との係合により前記固定位置における前記閂の移動を制限する第1の係合部と、第2の係合部と、 前記第1の係合部及び前記第2の係合部を覆うように設けられ、前記第2の係合部側へ屈曲する屈曲部を有するカバー部材と、を備え、前記閂が前記固定位置にある状態において、前記屈曲部は、前記第2の係合部の前記閂に近い一端と当接することにより、前記第2の係合部を、前記閂と前記第2の係合部が係合する位置への付勢力に対抗して、前記第2の係合部が前記閂と係合しない位置に保持する、ことを特徴とする装置が提供される。
前記装置は、第3の係合部と、前記閂が前記固定位置にある状態において、前記第3の係合部を、前記閂と前記第3の係合部が係合する位置への付勢力に対抗して、前記第3の係合部が前記閂と係合しない位置に保持する保持部と、をさらに備えてもよい。
前記保持部は、前記保持部が前記扉部を正面から見て得られる投影面において前記第1の係合部の少なくとも一部と重なるように設けられてもよい。
前記保持部は、前記第1の係合部の少なくとも一部を囲うように設けられてもよい。
前記保持部は、ワイヤーで構成されてもよい。
前記閂は、前記固定位置において前記扉部の第1の側から前記筐体本体側に突出する第1の閂と、前記固定位置において前記扉部の第2の側から前記筐体本体側に突出する第2の閂と、を含んでもよい。
前記第1の閂および前記第2の閂を連結し、前記扉部に固定された回転軸周りに回転可能なリンク部をさらに有し、前記リンク部は、前記第1の閂の移動に伴い前記回転軸周りに回転し、当該回転により前記第2の閂と前記リンク部の接点を介して前記第2の閂に伝わる力に基づき、前記第2の閂が移動してもよい。前記第2の閂はシャフトで構成されてもよい。
以上説明したように本発明によれば、防犯性をより向上することが可能である。
本発明の実施形態による自動取引装置の構成を示した説明図である。 自動取引装置の後面を示す説明図である。 本発明の実施形態による金庫の基本構成を示す説明図である。 主閂が扉部と筐体本体を跨ぐ固定位置に移動した状態を示す説明図である。 主閂が固定位置においてロックされた状態を示す説明図である。 本発明の実施形態による閂機構が有する副閂の構成を示す説明図である。 本発明の実施形態による閂機構の動作を示す説明図である。 変形例による閂機構の構成を示す説明図である。 本発明の実施形態による閂機構が有するリロックの構成を示す説明図である。 リロックの周辺を示す説明図である。 リロックの動作を示す説明図である。 ワイヤーの配置の変形例を示す説明図である。 ワイヤーの配置の他の変形例を示す説明図である。 本発明の実施形態による閂機構が有するブラケット方式のリロックを示す説明図である。 カバー部材の周辺を示す斜視図である。 リロックの動作を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、複数の構成要素の各々に同一符号のみを付する。
<1.自動取引装置の構成>
本発明の実施形態は、主に、自動取引装置の内部に設けられる金庫に関する。以下では、自動取引装置の構成を概略的に説明した後に、本発明の実施形態による金庫の構成を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態による自動取引装置20の構成を示した説明図である。自動取引装置20は、金融機関の顧客による操作に基づいて金銭の取引を実行する顧客操作型端末である。この自動取引装置20は、金融機関の営業店、コンビニエンスストア、駅構内、ホテル、病院、アミューズメントパーク、飲食店、オフィスビルディングなどの多様な施設に設置される。
このような自動取引装置20は、図1に示したように、表示入力部22、PINパッド24、カード挿入排出口26、レシート排出口27、紙幣口28、非接触IC読取部29、および金庫30を備える。
表示入力部22は、顧客による操作の誘導画面を表示する表示部および顧客が操作入力を行うための入力部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置により実現される。また、入力部としての機能は例えばタッチパネルにより実現される。なお、図1においては表示部および入力部の機能が自動取引装置20において一体的に構成される例を示しているが、表示部および入力部の機能は分離して構成されてもよい。
PINパッド24は、例えばテンキーで構成される。顧客は、パスワードまたは暗証番号をPINパッド24への操作により入力することが可能である。
カード挿入排出口26は、顧客のキャッシュカードを挿入および排出するための開口部である。また、レシート排出口27は、取引情報が印字されたレシートを排出するための開口部である。紙幣口28は、顧客による紙幣の入金口、および顧客への紙幣の出金口としての機能を有する。非接触IC読取部29は、ICタグが埋め込まれた顧客のキャッシュカードから、非接触通信により顧客情報を読み取る。
自動取引装置20は、入金取引で顧客により入金された現金、または出金取引で顧客に出金される現金を収納する現金収納部(図示せず。)を有する。金庫30は、当該現金収納部を格納する装置である。金庫30の扉部は自動取引装置20の後面側に設けられ、操作者は、自動取引装置20の後面側から金庫30を開閉することが可能である。
図2は、自動取引装置20の後面を示す説明図である。図2に示したように、金庫30は、筐体本体32および扉部34からなる筐体を有し、扉部34にはノブ36が設けられる。扉部34は筐体本体32に対して開閉可能に取り付けられている。ノブ36を操作者が回転させると、扉部34に設けられた閂がノブ36の回転に連動して、筐体本体32に入り込む位置と、筐体本体32に入り込まない位置との間で移動する。
なお、図1および図2には、自動取引装置20が後面側から金庫30にアクセス可能な後面機である例を示したが、前面側から金庫30にアクセス可能な前面機にも本発明の実施形態を適用可能である。また、本明細書においては、自動取引装置20に設けられる金庫30に本発明の実施形態が適用される例を主に説明するが、本発明の実施形態の適用先は自動取引装置20に設けられる金庫30に限定されない。例えば、本発明の実施形態は、単独で利用される金庫に適用されてもよいし、他の装置に設けられる金庫に適用されてもよい。
<2.金庫の基本構成>
ここで、図3〜図5を参照し、本発明の実施形態による金庫30の基本構成を説明する。
図3は、本発明の実施形態による金庫30の基本構成を示す説明図である。図3に示したように、本発明の実施形態による金庫30は、筐体本体32と、扉部34と、蝶番部38と、閂機構100と、を備える。なお、図3においては、閂機構100の一部の構成を示している。
筐体本体32は、現金収納部を格納する空間を形成する。扉部34は、筐体本体32の開口面に設けられる。扉部34は、蝶番部38を介して筐体本体32に連結されており、扉部34は、蝶番部38が有する回転軸周りに回転することにより、筐体本体32を開閉する。
閂機構100は、扉部34が筐体本体32に対して閉じられた閉状態をロックするための機構である。閂機構100は、図3に示したように、例えばガイドピン101〜103、主閂110、リンク130、ロック部140およびロック閂142を有する。
ガイドピン101〜103は扉部34に固定されたピンである。リンク130はノブ36と同一の回転軸に支持されている。リンク130は、主閂110側に突出するリンクピン134を有する。
主閂110は、ガイド孔111〜113、可動孔114、段差部115および段差部116を有する第1の閂の一例である。ガイド孔111〜113は、同一方向(図3の例では水平方向)に沿って形成された孔である。ガイド孔111にはガイドピン101が挿入され、ガイド孔112にはガイドピン102が挿入され、ガイド孔113にはガイドピン103が挿入される。
可動孔114は、ガイド孔111〜113と異なる方向(図3の例では垂直方向)に沿って形成された孔である。可動孔114には、リンク130に設けられたリンクピン134が挿入される。
ロック部140は、ロック閂142の一部を支持しており、ダイヤルロック操作またはキーロック操作などの操作者によるロック操作に基づき、ロック部140からのロック閂142の突出量を制御する。例えば、一方のロック部140はダイヤルロック操作に基づいて動作し、他方のロック部140はキーロック操作に基づいて動作してもよい。
図3に示した閂機構100の状態では、主閂110の端部110hが筐体本体32に入り込んでいないので、扉部34の回転は制限されていない。このため、操作者は、ノブ36を引くことにより、扉部34を開くことが可能である。一方、操作者は、ノブ36の回転およびロック操作を行うことにより、扉部34を閉状態でロックすることが可能である。以下、図4および図5を参照し、閂機構100の状態遷移を説明する。
図4は、主閂110が扉部34と筐体本体32を跨ぐ固定位置に移動した状態を示す説明図である。操作者がノブ36を回転させると、ノブ36の回転に連動してリンク130も回転する。リンク130が回転すると、リンクピン134が可動孔114内を摺動しながら可動孔114の側壁を押す。
ここで、主閂110のガイド孔111〜113にはガイドピン101〜103が挿入されているので、主閂110の移動方向は、ガイド孔111〜113の形成方向(長手方向)に制限される。このため、主閂110は、リンクピン134が可動孔114の側壁を押す力に基づいてガイド孔111〜113の形成方向に沿って移動し、図4に示したように、主閂110の端部110hが筐体本体32に入り込む。
このように、主閂110の端部110hが筐体本体32に入り込む場合、すなわち、主閂110が扉部34と筐体本体32を跨ぐ固定位置にある場合、操作者がノブ36を引いても、主閂110の端部110hが筐体本体32に引っ掛かるので、扉部34は開かない。
図5は、主閂110が固定位置においてロックされた状態を示す説明図である。操作者がダイヤルロック操作またはキーロック操作などのロック操作を行うと、図5に示したように、ロック部140が、ロック閂142をロック部140から突出させる。これにより、主閂110の段差部115とロック閂142が係合するので、主閂110が固定位置においてロックされる。すなわち、ロック部140およびロック閂142は、主閂110との係合により固定位置における主閂110の移動を制限する第1の係合部として機能する。
しかし、図5に示したロック状態において、主閂110の端部110hの破壊にかかる時間、またはロック閂142の破壊にかかる時間が、防犯規格(例えば、欧州標準化機構の防犯規格CEN−L)の要件を満たさないことが懸念される。このため、本発明の実施形態による閂機構100は、図3〜図5を参照して説明した構成に加え、防犯性を向上するためのさらなる構成を有する。以下、防犯性を向上するためのさらなる構成について、順次詳細に説明する。
<3.副閂>
図6は、本発明の実施形態による閂機構100が有する副閂150の構成を示す説明図である。図6に示したように、本発明の実施形態による閂機構100は、図3〜図5を参照して説明したガイドピン101〜103、主閂110、リンク130、ロック部140およびロック閂142に加え、リンク144および副閂150を有する。
リンク144は、回転軸145、ガイド孔146およびガイド孔147を有する。回転軸145は扉部34に固定されており、リンク144は、当該回転軸145周りに回転することが可能である。ガイド孔146には副閂150に設けられたリンクピン152が挿入され、ガイド孔147には主閂110に設けられたリンクピン117が挿入される。すなわち、リンク144は、主閂110および副閂150を連結し、回転軸145周りに回転可能なリンク部として機能する。
副閂150は、リンクピン152を有するシャフトにより構成される第2の閂の一例である。リンクピン152は、副閂150とリンク144との接点であり、リンク144のガイド孔146に挿入される。
図6に示した閂機構100の状態では、主閂110の端部110hおよび副閂150のいずれも筐体本体32に入り込んでいないので、扉部34の回転は制限されていない。このため、操作者は、ノブ36を引くことにより、扉部34を開くことが可能である。一方、操作者がノブ36を回転させると、主閂110の移動と連動して副閂150が移動し、主閂110の端部110hおよび副閂150の端部が筐体本体32に入り込む。以下、図7を参照して主閂110と副閂150の連動について具体的に説明する。
図7は、本発明の実施形態による閂機構100の動作を示す説明図である。図4を参照して説明したように、操作者がノブ36を回転させると、主閂110は、リンクピン134が可動孔114内をスライドしながら可動孔114の側壁を押す力に基づいて移動し、筐体本体32に入り込む。この主閂110の移動の間に、主閂110に設けられたリンクピン117がリンク144のガイド孔147の側壁を押す。
リンク144のガイド孔147の側壁が押されると、リンク144が回転軸145周りに回転する。当該回転により、リンク144のガイド孔146の側壁が副閂150のリンクピン152を押す。結果、副閂150が移動して、図7に示したように、副閂150が筐体本体32に入り込む。
以上説明したように、副閂150を有する本発明の実施形態によれば、扉部34の垂直方向の辺側(第1の側)から主閂110が筐体本体32に入り込み、扉部34の水平方向の辺側(第2の側)から副閂150が筐体本体32に入り込む。従って、扉部34の垂直方向の辺に沿って主閂110の端部110hが破壊されても扉部34は開かず、副閂150の位置の特定および破壊にはさらなる時間がかかるので、防犯性を向上することが可能である。
また、リンク144のガイド孔147と主閂110のリンクピン117との接点における回転軸145を中心とする円の接線方向は主閂110の移動方向に概ね一致し、リンク144のガイド孔146と副閂150のリンクピン152との接点における回転軸145を中心とする円の接線方向は副閂150の移動方向に概ね一致する。従って、主閂110の移動により主閂110のリンクピン117がガイド孔147の側壁を押す力がリンク144を回転させる力に効率的に変換され、リンク144が回転する力が副閂150を移動させる力に効率的に変換される。このため、ユーザは、より少ない力でノブ36を回転させることが可能である。
また、リンク144の回転軸145からガイド孔147までの長さは、リンク144の回転軸145からガイド孔146までの長さよりも長い。このため、リンク144のガイド孔147の側壁が押される力よりも大きな力がガイド孔146の側壁と副閂150のリンクピン152の間に作用する。従って、このような回転軸145、ガイド孔146およびガイド孔147の配置も、ユーザがノブ36を回転させるために必要な力の削減に寄与する。
(変形例)
上記では、閂機構100が1つの副閂150を有する例を説明したが、閂機構100はさらなる副閂を有してもよい。以下、変形例として、複数の副閂を有する閂機構100の構成を説明する。
図8は、変形例による閂機構100の構成を示す説明図である。図8に示したように、変形例による閂機構100は、図3および図7を参照して説明したガイドピン101〜103、主閂110、リンク130、ロック部140、ロック閂142、リンク144および副閂150に加え、リンク164および副閂170を有する。
リンク164は、回転軸165、ガイド孔166およびガイド孔167を有する。回転軸165は扉部34に固定されており、リンク164は、当該回転軸165周りに回転することが可能である。ガイド孔166には副閂170に設けられたリンクピン172が挿入され、ガイド孔167には主閂110に設けられたリンクピン119が挿入される。すなわち、リンク164は、主閂110および副閂170を連結し、回転軸165周りに回転可能なリンク部として機能する。
副閂170は、リンクピン172を有するシャフトにより構成される第2の閂の一例である。リンクピン172は、副閂170とリンク164との接点であり、リンク164のガイド孔166に挿入される。
このような副閂170は、副閂150と同様に、主閂110の移動と連動して移動し、筐体本体32に入り込む。具体的には、操作者がノブ36を回転させると主閂110が移動し、主閂110に設けられたリンクピン119がリンク164のガイド孔167の側壁を押す。
リンク164のガイド孔167の側壁が押されると、リンク164が回転軸165周りに回転する。当該回転により、リンク164のガイド孔166の側壁が副閂170のリンクピン172を押す。結果、副閂170が移動して、図8に示したように、副閂150が筐体本体32に入り込む。
このような変形例によれば、より多くの閂が筐体本体32に入り込むので、全ての閂の位置の特定および破壊にかかる時間が増大する。従って、変形例によれば、防犯性をさらに向上することが可能である。
<4.リロック(ワイヤー方式)>
以上、閂機構100が有する副閂150を説明した。上述した副閂150が設けられても、ロック部140またはロック閂142が破壊されると、主閂110がスライド可能になってしまい、主閂110および副閂150が筐体本体32から外れてしまう。このため、本発明の実施形態による閂機構100は、ロック部140またはロック閂142の破壊行為への対策として、ワイヤー方式のリロックを有する。以下、図9を参照し、閂機構100が有するワイヤー方式のリロックを説明する。
図9は、本発明の実施形態による閂機構100が有するリロック160の構成を示す説明図である。図9に示したように、本発明の実施形態による閂機構100は、図3〜図5を参照して説明したガイドピン101〜103、主閂110、リンク130、ロック部140およびロック閂142に加え、リロック160およびワイヤー162を有する。
主閂110とリロック160は、扉部34の異なる厚み位置に配置される。すなわち、リロック160は主閂110の移動経路上に位置しない。突出部118は、主閂110のリロック160側の面上に設けられる。突出部118とリロック160の扉部34における厚み位置は少なくとも一部で重複する。
ワイヤー162は、リロック160を、リロック160が突出部118と係合しない位置に保持する保持部の一例である。図10は、リロック160の周辺を示す説明図であり、リロック160は、図10に示したように、扉部34に固定されたスプリング163により突出部118とリロック160が係合する位置へ付勢されている。ワイヤー162は、当該付勢力に対抗してリロック160を保持する。なお、リロック160の主閂110の移動方向上での位置は、リロック160の両脇に配置されたガイド部材により固定されている。
ここで、ワイヤー162は、図9に示したように、ワイヤー162が扉部34を正面から見て得られる投影面においてロック部140およびロック閂142の少なくとも一部と重なるように、かつ、ロック部140またはロック閂142の少なくとも一部を囲うように設けられる。このため、ロック部140またはロック閂142の破壊行為により、ワイヤー162が切断され得る。
ワイヤー162が切断されると、スプリング163の付勢力により、リロック160が移動する。そして、図11に示したように、リロック160が突出部118と係合する。すなわち、リロック160は、主閂110に設けられた突出部118と係合する第3の係合部の一例である。これにより、ロック閂142が機能を失っても、リロック160と突出部118との係合により、主閂110の固定を維持することができる。リロック160はロック部140およびロック閂142から離れた位置にあるので、リロック160の位置の特定および破壊にはさらなる時間がかかる。したがって、当該リロック160の実装により、防犯性を一層向上することが可能である。
(変形例)
なお、ワイヤー162の配置は図9に示した例に限定されない。以下、図12および図13を参照して、ワイヤー162の配置の変形例を説明する。
図12は、ワイヤー162の配置の変形例を示す説明図である。図12に示したように、ワイヤー162は、ジグザグ形状、すなわち、延伸方向が異なる複数の辺部分を有してもよい。
かかる構成によれば、ワイヤー162とロック部140およびロック閂142が重なる部分が増加するので、ロック部140またはロック閂142の破壊行為の際にワイヤー162が切断される可能性が高まる。従って、当該変形例によれば、ロック部140またはロック閂142の破壊行為の際に、より確実にリロック160を機能させることが可能となる。
図13は、ワイヤー162の配置の他の変形例を示す説明図である。図13に示したように、ワイヤー162は、一方のロック部140またはロック閂142に加え、他方のロック部140またはロック閂142の少なくとも一部と重なるように配置されてもよい。
かかる構成によれば、一方のロック部140またはロック閂142への破壊行為だけでなく、他方のロック部140またはロック閂142への破壊行為によってもワイヤー162が切断され得る。従って、当該変形例によれば、いずれのロック部140またはロック閂142への破壊行為に対しても防犯性を向上することが可能である。
<5.リロック(ブラケット方式)>
以上、ワイヤー162によって保持されるリロック160を説明した。続いて、図14を参照し、本発明の実施形態による閂機構100が有するブラケット方式のリロックを説明する。
図14は、本発明の実施形態による閂機構100が有するブラケット方式のリロック190を示す説明図である。図14に示したように、本発明の実施形態による閂機構100は、図3〜図5を参照して説明したガイドピン101〜103、主閂110、リンク130、ロック部140およびロック閂142に加え、カバー部材180およびリロック190を有する。
カバー部材180は、ロック部140を覆うように扉部34に固定されたブラケットである。図15に示すように、カバー部材180は、ロック部140に加えてリロック190も覆うように設けられる。また、カバー部材180は、リロック190側に屈曲する屈曲部182を有する。
リロック190は、スプリング192により主閂110の段差部116に向かって付勢されているシャフトである。カバー部材180の屈曲部182は、当該リロック190の一端を、スプリング192による付勢力に対抗して保持する。すなわち、カバー部材180は、リロック190と当接することにより、リロック190と主閂110が係合しない位置にリロック190を保持する保持部として機能する。
扉部34が閉じた状態でロック部140が攻撃されると、カバー部材180が変形し、リロック190の一端が屈曲部182から外れ得る。リロック190の一端が屈曲部182から外れると、図16に示したように、スプリング192の付勢力によりリロック190が突出し、リロック190が主閂110の段差部116と係合する。すなわち、リロック190は、主閂110と係合する第2の係合部の一例である。これにより、ロック閂142が機能を失っても、リロック190と主閂110の段差部116との係合により、主閂110の固定を維持することができる。リロック190はロック部140およびロック閂142から離れた位置にあるので、リロック190の位置の特定および破壊にはさらなる時間がかかる。したがって、当該リロック190の実装により、防犯性を一層向上することが可能である。
<6.むすび>
以上説明したように、本発明の実施形態による閂機構100は、副閂150、ワイヤー方式のリロック160、およびブラケット方式のリロック190を有するので、金庫30の防犯性を向上することが可能である。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した副閂150、ワイヤー方式のリロック160、およびブラケット方式のリロック190の各々は、単独でも防犯性の向上に寄与する。従って、閂機構100は、副閂150、ワイヤー方式のリロック160、およびブラケット方式のリロック190の全てでなく、副閂150、ワイヤー方式のリロック160、およびブラケット方式のリロック190のうちのいずれかの構成を有してもよい。または、閂機構100は、副閂150、ワイヤー方式のリロック160、およびブラケット方式のリロック190のうちの2以上の構成の組合わせを有してもよい。
また、上記の実施形態では、閂機構100およびノブ36が扉部34側に設けられる例を説明したが、閂機構100およびノブ36は筐体本体32側に設けられてもよい。かかる構成によっても、上記の実施形態と実質的に同一な防犯性を得ることが可能である。
20 自動取引装置
22 表示入力部
24 PINパッド
26 カード挿入排出口
27 レシート排出口
28 紙幣口
29 読取部
30 金庫
32 筐体本体
34 扉部
36 ノブ
38 蝶番部
100 閂機構
101〜103 ガイドピン
110 主閂
111〜113 ガイド孔
114 可動孔
115、116 段差部
117、119、134、152、172 リンクピン
118 突出部
130 リンク
140 ロック部
142 ロック閂
144 回転軸
144、164 リンク
145、165 回転軸
146、147、166、167 ガイド孔
150、170 副閂
160 リロック
162 ワイヤー
163 スプリング
180 カバー部材
182 屈曲部
190 リロック
192 スプリング

Claims (8)

  1. 筐体本体および前記筐体本体を開閉する扉部を有する筐体と、
    前記筐体本体および前記扉部を跨ぐ固定位置に移動可能な閂と、
    前記閂との係合により前記固定位置における前記閂の移動を制限する第1の係合部と、
    第2の係合部と、
    前記第1の係合部及び前記第2の係合部を覆うように設けられ、前記第2の係合部側へ屈曲する屈曲部を有するカバー部材と、
    を備え、
    前記閂が前記固定位置にある状態において、前記屈曲部は、前記第2の係合部の前記閂に近い一端と当接することにより、前記第2の係合部を、前記閂と前記第2の係合部が係合する位置への付勢力に対抗して、前記第2の係合部が前記閂と係合しない位置に保持する、ことを特徴とする装置。
  2. 前記装置は、
    第3の係合部と、
    前記閂が前記固定位置にある状態において、前記第3の係合部を、前記閂と前記第3の係合部が係合する位置への付勢力に対抗して、前記第3の係合部が前記閂と係合しない位置に保持する保持部と、
    をさらに備える、請求項1に記載の装置。
  3. 前記保持部は、前記保持部が前記扉部を正面から見て得られる投影面において前記第1の係合部の少なくとも一部と重なるように設けられる、請求項2に記載の装置。
  4. 前記保持部は、前記第1の係合部の少なくとも一部を囲うように設けられる、請求項3に記載の装置。
  5. 前記保持部は、ワイヤーで構成される、請求項2〜4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 前記閂は、
    前記固定位置において前記扉部の第1の側から前記筐体本体側に突出する第1の閂と、
    前記固定位置において前記扉部の第2の側から前記筐体本体側に突出する第2の閂と、
    を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記第1の閂および前記第2の閂を連結し、前記扉部に固定された回転軸周りに回転可能なリンク部をさらに有し、
    前記リンク部は、前記第1の閂の移動に伴い前記回転軸周りに回転し、当該回転により前記第2の閂と前記リンク部の接点を介して前記第2の閂に伝わる力に基づき、前記第2の閂が移動する、請求項6に記載の装置。
  8. 前記第2の閂はシャフトで構成される、請求項6または7に記載の装置。


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