JPWO2011001505A1 - 現金自動取引装置 - Google Patents

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Abstract

ロックの掛かるシャッタを、簡単な構成により低コストで実現することができる現金自動取引装置を提供する。ベースプレート(22)の固定軸(27)に回動自在にシャッタ部材(23)を取り付け、ユニット(40)の引き出し状態では、引張コイルばね(25)がシャッタ部材(23)を引き上げて開口部(13)を閉鎖する。このとき、引張コイルばね(26)がシャッタ駆動レバー(24)を付勢し、シャッタ部材(23)の掛止孔(33)を介して延びる掛止ピン(37)をベースプレート(22)の掛止溝(28)に掛止させることで、ロックを掛け、開口部(13)を閉鎖する位置でシャッタ部材(23)を固定する。ユニット(40)を収納するときは、これに固定されたレバー(41)が、シャッタ駆動レバー(24)を押して掛止ピン(37)を掛止溝(28)から外すことでロックが解除され、引き続く収納動作で固定軸(27)を中心に回動され、掛止ピン(37)がシャッタ部材(23)を回動して開口部(13)を開放する。

Description

本発明は現金自動取引装置に関し、特に筐体に引き出し自在に収納されるユニットを筐体の背面側へ引き出したときに開口してしまう接客面側の開口部を閉鎖するようなシャッタを備えた現金自動取引装置に関する。
金融機関などに設置されている現金自動預払機などの現金自動取引装置は、その筐体の接客面側の前面パネルに複数の開口部を有し、それぞれの開口部に対応する筐体の内部には、カードを取り扱うユニット、通帳または明細票を印字するユニット、紙幣を取り扱うユニット、硬貨を取り扱うユニット、表示・操作を行うユニットなどが収納されている。これらのユニットの中には、修理、部品交換、現金の収納・回収、明細票用紙の補充などのメンテナンス作業に備えて、それぞれ筐体の背面側に引き出し自在に設置されているものがある。
このようなユニットが自動取引装置の背面側に引き出されると、通常は、ユニットの操作口などによって塞がれていた接客面側の前面パネルの開口部が開放されてしまう。このため、自動取引装置がメンテナンスのために機能停止しているにもかかわらず、開口部に誤って物が投入されたり、手を入れたりしてしまうことがある。開口部に手を入れたままにしておくと、メンテナンス作業の終了によりユニットが所定位置に収納されると、指が挟まれてしまうことがあり非常に危険である。
このため、ユニットが背面側に引き出されるときには、そのような開口部に対してそれを塞ぐようなシャッタを設け、開口部に物を入れられないようにすることが行われている(たとえば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のシャッタ機構は、上下動自在に設けられたシャッタと、一端がアームベースに回動自在に設けられ、他端側がシャッタに設けられたローラに係合されるアームと、このアームを持ち上げる方向に付勢してシャッタを開口部の位置まで持ち上げるスプリングとを備えている。ユニットが所定位置に収納されているときには、ユニットに設けられた突起がユニットの収納動作に連動してアームを押し下げ、シャッタを自重で開口部から待避させる。ユニットが現金自動取引装置の背面側へ引き出されると、アームがスプリングの付勢力によって回動され、シャッタを開口部の位置まで持ち上げ、開口部を閉鎖する。
このシャッタは、スプリングでアームを持ち上げることによって、開口部を閉鎖しているので、接客面の側から開口部を介してシャッタを押し下げるように操作することで、シャッタを容易に開けることができる。そこで、この特許文献1には、シャッタをロックする機構が提示されている。このシャッタロック機構は、アームベースに水平方向に回動自在に取り付けられたストッパブラケットと、このストッパブラケットを回動させるストッパスプリングとを備えている。ユニットが所定位置に収納されているときには、スプリングの付勢力に抗してユニットがストッパブラケットをアームの外側へ待避させ、ロックを解除状態にする。ユニットが現金自動取引装置の背面側へ引き出されると、ストッパブラケットがストッパスプリングによって回動され、その先端に設けられたストッパピンがシャッタを押し上げてきたアームの係合孔に係合される。これによって、アームがロックされるので、シャッタが開口部を介して開ける方向に押し下げる力を受けたとしても、シャッタを開けることができないようにしている。
特開2004−110640号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、シャッタを開閉する機構とシャッタをロックする機構とをそれぞれ備えているため、それらの機構を構成する部品の点数が多くて製造コストが高くなり、しかも、多くの部品を収容するために大きな設置スペースが必要になるという問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、ロックの掛かるシャッタを、簡単な構成により低コストで実現することができる現金自動取引装置を提供することを目的とする。
本発明では上記の課題を解決するために、収納時に、筐体の接客面側の正面パネルに設けられた開口部に操作口が位置し、メンテナンス時には、収納位置から前記筐体の背面側へ引き出すことができるように前記筐体内に引き出し自在に装着された少なくとも1つのユニットと、前記ユニットの引き出し動作に連動して前記開口部を閉鎖するシャッタ機構とを備えた現金自動取引装置において、前記シャッタ機構は、前記開口部の幅方向両端の近傍に対向して前記筐体のフレームに固設され、対向面側にそれぞれ固定軸が設けられたベースプレートと、前記開口部を閉鎖または開放するシャッタ板および前記シャッタ板の幅方向両端に設けられたブラケットを有し、前記シャッタ板が前記開口部を閉鎖する第1の回動位置と前記ユニットが収納されたときの前記操作口の下部に前記シャッタ板が位置する第2の回動位置との間で回動できるよう前記ブラケットが前記固定軸によって軸支されたシャッタ部材と、前記固定軸に回動自在に軸支され、前記ユニットがその収納位置まで移動されるとき前記ユニットにより一端が収納方向に押されることで他端に設けられて前記ブラケットに掛止されている掛止ピンが前記シャッタ板を前記第1の回動位置から前記第2の回動位置まで回動させるシャッタ駆動レバーと、前記ユニットがその収納位置から引き出されたときに前記シャッタ部材を前記第1の回動位置まで回動するように付勢する第1の弾性体と、を備え、前記シャッタ駆動レバーの前記固定軸が貫通する軸孔は、前記固定軸および前記掛止ピンの中心を通る中心線の方向に長軸を有する長孔形状に穿設され、前記ブラケットの前記掛止ピンが貫通する掛止孔は、前記固定軸および前記掛止孔の中心を通る中心線の方向に長軸を有する長孔形状に穿設され、前記ベースプレートは、前記シャッタ駆動レバーが前記軸孔の長軸の長さ方向に往復運動するときの前記掛止ピンの移動軌跡に沿って形成された掛止溝と、前記掛止溝の前記固定軸とは反対側の端部に接続されて前記シャッタ板を前記第1の回動位置から前記第2の回動位置まで回動させるときの前記掛止ピンの移動を許容する切欠き部とを有し、前記シャッタ駆動レバーを前記掛止ピンから前記軸孔に向けて常時付勢することにより、前記シャッタ板が前記第1の回動位置にあるとき、前記掛止ピンを前記掛止溝に掛止させる第2の弾性体を備えてロック機構を構成したことを特徴とする現金自動取引装置が提供される。
このような現金自動取引装置によれば、ユニットを引き出している状態のときには、第1の弾性体がシャッタ部材を第1の回動位置まで回動させて開口部を閉鎖するとともに、第2の弾性体がシャッタ駆動レバーを付勢してシャッタ部材の掛止孔を介して延びる掛止ピンをベースプレートの掛止溝に掛止させることでロックを掛ける。これにより、開口部を介して外からシャッタ部材に押し開ける力を作用させても、シャッタ部材は動かない。一方、ユニットを引き出している状態から収納するときには、ユニットが、シャッタ駆動レバーを第2の弾性体の付勢力に抗して押すことで、掛止ピンが掛止溝から外れてロックが解除される。さらに、ユニットがシャッタ駆動レバーを押すことで、シャッタ駆動レバーを回動させ、それに伴って掛止ピンに掛止されているシャッタ部材が回動し、開口部を開放していく。ユニットが所定の収納位置に収められると、シャッタ部材は、ユニットの操作口の下部の第2の回動位置にて停止し、その位置に収納される。
上記構成の現金自動取引装置は、ロック機構付きのシャッタ機構を主としてベースプレートと、シャッタ部材と、シャッタ駆動レバーと、第1および第2の弾性体とで構成しているので、構造が非常に簡単であり、しかも、ロック機構の構成要素のほとんどをシャッタ機構の構成要素と共用したことで、さらに部品点数を低減することができるという利点がある。
ロック機構付きのシャッタ機構は、少ない部品点数で構成されるので、狭いスペースに設置することができ、ロックを解除する動作に引き続いてシャッタ機構を開ける動作を連続して行うことができるので、ロックの解除動作とシャッタ部材を開ける動作とを別々に行う必要がない。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
現金自動取引装置の外観を示す斜視図である。 現金自動取引装置のシャッタ搭載部を示す拡大図である。 シャッタ機構の構成例を示す分解斜視図である。 シャッタ機構の要部の構成要素を拡大して示す図である。 ユニットがその収納位置から引き出されてシャッタ部材がロックされている状態を示す側面図である。 ユニットが引き出し位置から収納位置の方へ移動してユニット側のレバーがローラに当接した状態を示す側面図である。 ユニット側のレバーがシャッタ部材のロックを解除した状態を示す側面図である。 シャッタ部材が回動している状態を示す側面図である。 ユニットをその収納位置に戻した状態を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は現金自動取引装置の外観を示す斜視図、図2は現金自動取引装置のシャッタ搭載部を示す拡大図である。図2の例では、現金自動取引装置に2台のユニットが搭載されている状態を示している。
現金自動取引装置は、その筐体10には、複数の機能がユニット化されて収納されている。これらのユニットには、筐体10の接客面側に設けられた前面パネル11の開口部を介して直接アクセスできるように構成されている。たとえば、通帳を取り扱うユニットは、その通帳操作口12が対応する開口部13に位置しており、カードを取り扱うユニットは、そのカード操作口14が対応する開口部15に位置している。硬貨を取り扱うユニット16、紙幣を取り扱うユニット17および表示・操作を行うユニット18は、それぞれ筐体10に設けられた開口部の奥側に配置されている。
これらのユニットの中には、点検・修理、部品交換、現金の収納・回収、明細票用紙の補充などのメンテナンス作業に備えて、それぞれ筐体10の背面側に引き出し自在に設置されているものがある。たとえば、通帳を取り扱うユニットは、その収納位置では、通帳操作口12が開口部13を介して接客面側へ突き出ているが、そのメンテナンスのために、筐体10の背面側に引き出した場合には、その開口部13が開いてしまうことになる。そのため、そのような開口部13の内側には、ユニットの収納および引き出しの動作に連動して開閉するシャッタ機構を備えている。
図3はシャッタ機構の構成例を示す分解斜視図、図4はシャッタ機構の要部の構成要素を拡大して示す図である。
筐体10のフレーム20には、前面パネル11のたとえば通帳操作口12が位置する開口部13に対応して開口部21が形成されており、その開口部21の幅方向両端側にベースプレート22が一体に形成されている。このベースプレート22は、シャッタ部材23、シャッタ駆動レバー24および引張コイルばね(第1の弾性体)25とともにシャッタ機構を構成し、さらに、このシャッタ機構は、ロック機構の機能を付加するために引張コイルばね(第2の弾性体)26を備えている。
ベースプレート22は、それぞれ対向する面の側にシャッタ部材23およびシャッタ駆動レバー24を回動自在に軸支する固定軸27が取り付けられている。また、ベースプレート22には、掛止溝28および弧状スリット29が穿設されている。掛止溝28は、固定軸27の中心に向かって延びる長方形の形状を有し、弧状スリット29は、固定軸27を中心とした円弧形状を有し、掛止溝28の固定軸27とは反対側の端部にて接続されて連続した溝を形成している。
シャッタ部材23は、開口部13を閉鎖または開放するシャッタ板30とこのシャッタ板30の幅方向両端に設けられたブラケット31とを有している。ブラケット31には、軸孔32および掛止孔33が穿設され、シャッタ板30のブラケット31との接続部に近い上部には、ばね掛止孔34が穿設されている。軸孔32は、固定軸27が挿通されることによってシャッタ板30が開口部13を閉鎖する第1の回動位置とユニットが収納位置にあるときの通帳操作口12の下部空間にシャッタ板30が位置する第2の回動位置との間で回動できるようにシャッタ部材23を軸支するものである。掛止孔33は、長孔の形状を有し、その長軸は、固定軸27の中心を通る方向に向いている。ばね掛止孔34は、シャッタ部材23を第1の回動位置まで付勢する引張コイルばね25の一端を掛止するためのもので、引張コイルばね25の他端は、フレーム20に穿設されたばね掛止孔35に掛止されている。
シャッタ駆動レバー24は、その一端側に取り付けられたローラ36と、他端側に固設された掛止ピン37と、固定軸27が貫通する軸孔38と、引張コイルばね26の一端が掛止されるばね掛止部39とを有している。ローラ36は、ユニットに設けられたレバーが当接するときの接触抵抗を低減するためのものである。掛止ピン37は、シャッタ機構が組み立てられた状態では、ブラケット31に穿設された掛止孔33を介してベースプレート22に穿設された掛止溝28および弧状スリット29の中まで延出されている。固定軸27が挿通される軸孔38は、長孔の形状を有し、その長軸は、掛止ピン37の中心を通る方向に向いている。ばね掛止部39は、軸孔38の長軸の延長線上にシャッタ駆動レバー24と一体に形成されている。一端がばね掛止部39に掛止される引張コイルばね26の他端は、シャッタ駆動レバー24を軸支している固定軸27に掛止される。
以上の構成要素を有するシャッタ機構は、ブラケット31の軸孔32を通して固定軸27をベースプレート22に固定し、引張コイルばね25をシャッタ板30のばね掛止孔34およびフレーム20のばね掛止孔35に掛止することで、シャッタ部材23が回動自在に取り付けられ、かつ、シャッタ部材23を第1の回動位置に維持するよう付勢する状態になる。また、シャッタ駆動レバー24は、その掛止ピン37がブラケット31の掛止孔33を介してベースプレート22の掛止溝28に挿入し、軸孔38に固定軸27を通し、固定軸27にワッシャおよび止め輪を取り付けることで、シャッタ部材23が回動可能な状態になる。さらに、引張コイルばね26は、シャッタ駆動レバー24のばね掛止部39と固定軸27とに掛止することで、シャッタ駆動レバー24を固定軸27に向けて常時引っ張るように付勢し、シャッタ部材23が第1の回動位置に位置しているときは、掛止ピン37がベースプレート22の掛止溝28に掛止されて、シャッタ部材23は、ロック状態になる。
次に、このロック機構を有するシャッタ機構の動作について説明する。
図5はユニットがその収納位置から引き出されてシャッタ部材がロックされている状態を示す側面図、図6はユニットが引き出し位置から収納位置の方へ移動してユニット側のレバーがローラに当接した状態を示す側面図、図7はユニット側のレバーがシャッタ部材のロックを解除した状態を示す側面図、図8はシャッタ部材が回動している状態を示す側面図、図9はユニットをその収納位置に戻した状態を示す側面図である。
ユニット40は、伸縮自在な1対のスライドレールに搭載されていて、通常運用時の収納位置とメンテナンス時の引き出し位置との間を容易に往復移動ができるように筐体10の中に収容されている。ユニット40の先端側にはレバー41が備えられており、これがユニット40の収納・引き出し動作に連動してシャッタ機構を動作させるものとなっている。
ユニット40が筐体10から引き出されている状態では、図5に示したように、シャッタ部材23が引張コイルばね25によって引っ張り上げられているので、固定軸27を中心にして時計回りの方向に回転し、シャッタ駆動レバー24の掛止ピン37が弧状スリット29の上端に当接した位置にて停止している。このとき、シャッタ部材23のシャッタ板30は、開口部13を閉鎖している第1の回動位置にある。同時に、引張コイルばね26がシャッタ駆動レバー24を固定軸27の方向に引っ張っているので、シャッタ駆動レバー24の掛止ピン37が弧状スリット29から掛止溝28へ移動している。これにより、シャッタ駆動レバー24は、回動不能となり、掛止孔33が回動できない掛止ピン37によって掛止されていることで、シャッタ部材23も回動不能になってロックが掛かった状態になっている。したがって、このシャッタ機構が開口部13を閉じてロックが掛けられている状態では、開口部13を介してシャッタ板30が押し下げるような外力を受けたとしても、シャッタを開けることはできない。
引き出されたユニット40をその収納位置まで移動するとき、まず、図6に示したように、レバー41がシャッタ駆動レバー24のローラ36に当接する。このときが、ロックを解除する動作の開始時点となる。なお、この図6以降では、図示を簡単、かつ、見やすくするために、引張コイルばね25,26は省略してある。
ユニット40がさらに収納方向に移動されてローラ36がレバー41によって押されると、図7に示したように、シャッタ駆動レバー24が引張コイルばね26の付勢力に抗して収納方向に移動することにより、掛止ピン37が掛止溝28から弧状スリット29に移動する。これにより、シャッタ部材23は、ロックが解除されたことになる。
シャッタ駆動レバー24のローラ36がさらにレバー41によって押されると、図8に示したように、シャッタ駆動レバー24が固定軸27を中心にして反時計回りの方向に回転し、これと同時に、シャッタ部材23が固定軸27を中心にして反時計回りの方向に回転する。これにより、閉鎖されていた開口部13は、シャッタ部材23の回転動作とともに開けられていく。
ユニット40がその所定の収納位置に到達すると、図9に示したように、シャッタ駆動レバー24は、その掛止ピン37が弧状スリット29の下端部までブラケット31を反時計回りの方向に回転させたことにより、シャッタ部材23のシャッタ板30は、その収納場所である第2の回動位置、すなわち、通帳操作口12の下部の空間へ移動されたことになる。ユニット40は、その収納位置に移動されると、図示しないロック機構にてロックされ、通帳操作口12は、開口部13より突出される。
以上のように、メンテナンスのために引き出されていたユニット40を収納するときには、ユニット40をその収納方向に移動するだけで、先にロックを解除するとともに、その一連の収納動作でシャッタ部材23を回動して開口部13を開ける動作を連続して行うことができる。
なお、上記の実施の形態では、ベースプレート22に形成した掛止溝28は長方形の形状に穿設したが、長円形の形状に形成することができる。また、弧状スリット29は、掛止ピン37が固定軸27から一定の距離を保った状態で回動すればよいので、スリット形状である必要はなく、固定軸27の側に円弧状の壁を有する切欠き部とすることができる。さらに、掛止溝28および弧状スリット29は、ベースプレート22を貫通して形成されているが、シャッタ駆動レバー24のロック・アンロック動作および回動動作時における掛止ピン37の移動軌跡に合わせて凹設した溝であってもよい。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
10 筐体
11 前面パネル
12 通帳操作口
13 開口部
14 カード操作口
15 開口部
16 硬貨を取り扱うユニット
17 紙幣を取り扱うユニット
18 表示・操作を行うユニット
20 フレーム
21 開口部
22 ベースプレート
23 シャッタ部材
24 シャッタ駆動レバー
25,26 引張コイルばね
27 固定軸
28 掛止溝
29 弧状スリット
30 シャッタ板
31 ブラケット
32 軸孔
33 掛止孔
34,35 ばね掛止孔
36 ローラ
37 掛止ピン
38 軸孔
39 ばね掛止部
40 ユニット
41 レバー

Claims (5)

  1. 収納時に、筐体の接客面側の正面パネルに設けられた開口部に操作口が位置し、メンテナンス時には、収納位置から前記筐体の背面側へ引き出すことができるように前記筐体内に引き出し自在に装着された少なくとも1つのユニットと、前記ユニットの引き出し動作に連動して前記開口部を閉鎖するシャッタ機構とを備えた現金自動取引装置において、
    前記シャッタ機構は、
    前記開口部の幅方向両端の近傍に対向して前記筐体のフレームに固設され、対向面側にそれぞれ固定軸が設けられたベースプレートと、
    前記開口部を閉鎖または開放するシャッタ板および前記シャッタ板の幅方向両端に設けられたブラケットを有し、前記シャッタ板が前記開口部を閉鎖する第1の回動位置と前記ユニットが収納されたときの前記操作口の下部に前記シャッタ板が位置する第2の回動位置との間で回動できるよう前記ブラケットが前記固定軸によって軸支されたシャッタ部材と、
    前記固定軸に回動自在に軸支され、前記ユニットがその収納位置まで移動されるとき前記ユニットにより一端が収納方向に押されることで他端に設けられて前記ブラケットに掛止されている掛止ピンが前記シャッタ板を前記第1の回動位置から前記第2の回動位置まで回動させるシャッタ駆動レバーと、
    前記ユニットがその収納位置から引き出されたときに前記シャッタ部材を前記第1の回動位置まで回動するように付勢する第1の弾性体と、
    を備え、
    前記シャッタ駆動レバーの前記固定軸が貫通する軸孔は、前記固定軸および前記掛止ピンの中心を通る中心線の方向に長軸を有する長孔形状に穿設され、
    前記ブラケットの前記掛止ピンが貫通する掛止孔は、前記固定軸および前記掛止孔の中心を通る中心線の方向に長軸を有する長孔形状に穿設され、
    前記ベースプレートは、前記シャッタ駆動レバーが前記軸孔の長軸の長さ方向に往復運動するときの前記掛止ピンの移動軌跡に沿って形成された掛止溝と、前記掛止溝の前記固定軸とは反対側の端部に接続されて前記シャッタ板を前記第1の回動位置から前記第2の回動位置まで回動させるときの前記掛止ピンの移動を許容する切欠き部とを有し、
    前記シャッタ駆動レバーを前記掛止ピンから前記軸孔に向けて常時付勢することにより、前記シャッタ板が前記第1の回動位置にあるとき、前記掛止ピンを前記掛止溝に掛止させる第2の弾性体を備えてロック機構を構成したことを特徴とする現金自動取引装置。
  2. 前記シャッタ駆動レバーは、前記ユニットに当接する側の一端にローラを有していることを特徴とする請求の範囲第1項記載の現金自動取引装置。
  3. 前記シャッタ駆動レバーは、前記ユニットに設けたレバーによって駆動されることを特徴とする請求の範囲第1項記載の現金自動取引装置。
  4. 前記ベースプレートは、前記掛止溝を長孔または長方形の形状に穿設し、前記切欠き部を前記固定軸を中心とした円弧状のスリットを穿設することで形成していることを特徴とする請求の範囲第1項記載の現金自動取引装置。
  5. 前記ベースプレートは、前記開口部の内側に配置されるフレームと一体に形成されていることを特徴とする請求の範囲第1項記載の現金自動取引装置。
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