JP2003178772A - 固体電解質材料 - Google Patents

固体電解質材料

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JP2003178772A
JP2003178772A JP2001374159A JP2001374159A JP2003178772A JP 2003178772 A JP2003178772 A JP 2003178772A JP 2001374159 A JP2001374159 A JP 2001374159A JP 2001374159 A JP2001374159 A JP 2001374159A JP 2003178772 A JP2003178772 A JP 2003178772A
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Takumi Taniguchi
拓未 谷口
Masahiro Rikukawa
政弘 陸川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐酸化性と耐熱性の両方を兼ね備えている。 【解決手段】 固体電解質材料であるPBI−EP/B
Sは、含窒素ヘテロ環であるベンゾイミダゾールを主骨
格とし、S−OH結合を有する基とP−OH結合を有す
る基の両方を含む高分子化合物である。この固体電解質
材料は、耐酸化性と耐熱性の両方を兼ね備えているた
め、耐久性が高く、幅広い分野で利用可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体電解質材料に
関する。
【0002】
【従来の技術】固体高分子電解質型の燃料電池は、両面
に白金触媒層を持つ固体電解質膜をガス拡散電極である
アノードとカソードとで挟み込んで膜電極接合体とし、
その膜電極接合体をガス不透過の導電性セパレータで挟
み込み、アノードとカソードとを電気的に接続した状態
で、アノードとセパレータとの間に水素等の燃料ガスを
供給すると共にカソードとセパレータとの間に空気等の
酸化ガスを供給することにより、両電極間に起電力を発
生させる。このとき、白金触媒層において過酸化物や過
酸化物ラジカルが生成するため、固体電解質膜はこれら
に対する耐性つまり耐酸化性が要求される。このため、
固体電解質膜としては、デュポン社製のナフィオンに代
表されるパーフルオロカーボンスルホン酸ポリマーが用
いられることが多いが、このようなフッ素系樹脂は高価
なことから、安価で安定性の高い材料の開発が進められ
ている。例えば、特開2000−11755号公報に
は、ポリスチレン−グラフト−エチレンテトラフルオロ
エチレン樹脂に代表される炭化水素部を有する高分子化
合物に対してホスホン酸基を導入した固体電解質膜が開
示されている。この固体電解質膜では、ホスホン酸基の
存在により、高分子化合物の酸化劣化が抑制されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、燃料電池に
おける電気化学反応は発熱反応であるため、一般には燃
料電池内に冷却水を循環して冷却しつつ燃料電池を運転
するが、それでも比較的高温下での運転になることか
ら、電解質膜には耐熱性が要求される。
【0004】しかしながら、前記公報に記載された電解
質膜では、耐熱性が十分でないことがあった。
【0005】本発明は上記課題に鑑みになされたもので
あり、耐酸化性と耐熱性の両方を兼ね備えた固体電解質
材料を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段、発明の実施の形態および
その効果】本発明の固体電解質材料は、上述の目的を達
成するために以下の手段を採った。すなわち、本発明の
固体電解質材料は、含窒素ヘテロ環を主骨格とし、S−
OH結合を有する基とP−OH結合を有する基の両方を
含む高分子化合物からなることを特徴とする。この固体
電解質材料は、耐酸化性と耐熱性の両方を兼ね備えてい
るため、耐久性が高く、幅広い分野で利用可能である。
【0007】本発明の固体電解質材料における含窒素ヘ
テロ環としては、例えば、含窒素五員環であるピロー
ル、ピラゾール、イミダゾール、トリアゾール、チアゾ
ール、イソチアゾール、オキサゾール、イソオキサゾー
ルや、含窒素六員環であるピリジン、ピリミジン、ピラ
ジン、ピリダジン、トリアジン、チアゾリン、オキサゾ
リンや、これら五員環または六員環と縮環したヘテロ環
であるインドール、ベンズピラゾール、ベンズイミダゾ
ール、ベンズ(イソ)チアゾール、ベンズ(イソ)オキ
サゾール、キノリン、キノキザリン等が挙げられるが、
このうち、ベンゾイミダゾールが好ましい。ベンゾイミ
ダゾールを主骨格とする高分子化合物としては、例え
ば、ポリベンズイミダゾール、ポリベンズビスイミダゾ
ールなどを挙げることができる。通常、ポリベンズイミ
ダゾールは、芳香族二塩基酸および芳香族テトラミンか
ら製造することができ、例えば、ポリ−2,2’−(m
−フェニレン)−5,5’−ビベンズイミダゾール、ポ
リ−2,2’−(p−フェニレン)−5,5’−ビベン
ズイミダゾール、ポリ−2,2’−(ピリジレン−
3”,5”)−5,5’−ビベンズイミダゾール、ポリ
−2,2’−(フリーレン−2”,5”)−5,5’−
ビベンズイミダゾール、ポリ−2,2’−(ナフチレン
−1”,6”)−5,5’−ビベンズイミダゾール、ポ
リ−2,2’−(ビフェニレン−4”,4”)−5,
5’−ビベンズイミダゾール、ポリ−2,2’−アミレ
ン−5,5’−ビベンズイミダゾール、ポリ−2,2’
−オクタメチレン−5,5’−ビベンズイミダゾール、
ポリ−2,6’−(m−フェニレン)−ジイミダゾール
ベンゼン、ポリ−2,6’−(p−フェニレン)−ジイ
ミダゾールベンゼン、ポリ−2’,2’−(m−フェニ
レン)−5,5’−ジ(ベンズイミダゾール)エーテ
ル、ポリ−2’,2’−(p−フェニレン)−5,5’
−ジ(ベンズイミダゾール)エーテル、ポリ−2’,
2’−(m−フェニレン)−5,5’−ジ(ベンズイミ
ダゾール)スルフィド、ポリ−2’,2’−(p−フェ
ニレン)−5,5’−ジ(ベンズイミダゾール)スルフ
ィド、ポリ−2’,2’−(m−フェニレン)−5,
5’−ジ(ベンズイミダゾール)スルホン、ポリ−
2’,2’−(p−フェニレン)−5,5’−ジ(ベン
ズイミダゾール)スルホン、ポリ−2’,2’−(m−
フェニレン)−5,5’−ジ(ベンズイミダゾール)メ
タン、ポリ−2’,2’−(p−フェニレン)−5,
5’−ジ(ベンズイミダゾール)メタン、ポリ−2’,
2”−(m−フェニレン)−5,5”−ジ(ベンズイミ
ダゾール)−プロパン−2,2、ポリ−2’,2”−
(p−フェニレン)−5,5”−ジ(ベンズイミダゾー
ル)−プロパン−2,2、ポリ−2,2’−(m−フェ
ニレン)−5,5”−ジ(ベンズイミダゾール)−エチ
レン−1,2、および、ポリ−2,2’−(p−フェニ
レン)−5,5”−ジ(ベンズイミダゾール)−エチレ
ン−1,2などが挙げられる。このうち、ポリ−2,
2’−(m−フェニレン)−5,5’−ビベンズイミダ
ゾールおよびポリ−2,2’−(p−フェニレン)−
5,5’−ビベンズイミダゾールが好ましい。また、ポ
リベンズビスイミダゾールの例としては、ポリ−2,
6’−(m−フェニレン)ベンズビスイミダゾール、ポ
リ−2,6’−(p−フェニレン)ベンズビスイミダゾ
ール、ポリ−2,6’−(ピリジレン−2”、6”)ベ
ンズビスイミダゾール、ポリ−2,6’−(ピリジレン
−3”、5”)ベンズビスイミダゾール、ポリ−2,
6’−(ナフチレン−1”、6”)ベンズビスイミダゾ
ール、ポリ−2,6’−(ナフチレン−2”、7”)ベ
ンズビスイミダゾールなどを挙げることができる。この
うち、ポリ−2,6’−(m−フェニレン)ベンズビス
イミダゾールおよびポリ−2,6’−(p−フェニレ
ン)ベンズビスイミダゾールが好ましい。
【0008】本発明の固体電解質材料におけるS−OH
結合を有する基は、含窒素ヘテロ環の窒素原子に直接又
は間接的に結合していてもよい。間接的に結合している
場合には、S−OH結合を有する基が、分岐していても
よいアルキル、アルケニル、アルキニル若しくはエーテ
ル又は置換されていてもよいアリール(フェニル等)を
介して含窒素ヘテロ環の窒素原子に結合していてもよ
い。このとき、アルキル、アルケニル、アルキニル、エ
ーテルは、炭素数が1〜10であることが好ましく、ま
た、ペルフルオロアルキルやペルフルオルアルケニルな
どのように水素がフッ素で置換されていてもよい。ま
た、S−OH結合を有する基は、スルホン酸基であるこ
とが好ましい。
【0009】本発明の固体電解質材料におけるP−OH
結合を有する基は、含窒素ヘテロ環の窒素原子に直接又
は間接的に結合していてもよい。間接的に結合している
場合には、P−OH結合を有する基が、分岐していても
よいアルキル、アルケニル、アルキニル若しくはエーテ
ル又は置換されていてもよいアリール(フェニル等)を
介して含窒素ヘテロ環の窒素原子に結合していてもよ
い。このとき、アルキル、アルケニル、アルキニル、エ
ーテルは、炭素数が1〜10であることが好ましく、ま
た、ペルフルオロアルキルやペルフルオルアルケニルな
どのように水素がフッ素で置換されていてもよい。ま
た、P−OH結合を有する基は、ホスホン酸基又はリン
酸基であることが好ましい。
【0010】本発明の固体電解質材料において、S−O
H結合を有する基とP−OH結合を有する基との和に占
めるP−OH結合を有する基の割合は、10〜90mo
l%であることが好ましく、10〜50mol%である
ことがより好ましい。この割合が10mol%未満のと
きには十分な耐酸化性が得られないことがあり、90m
ol%を越えるときには十分なプロトン伝導性が得られ
ないことがある。この割合が10〜50mol%のとき
には、これら耐酸化性とプロトン伝導性とをより適切に
両立させることができる。
【0011】本発明の固体電解質材料は、燃料電池の電
解質膜として利用することができる。本発明の固体電解
質材料を燃料電池の電解質膜として利用した場合、耐酸
化性と耐熱性の両方を兼ね備えていることから長期間使
用することができ、燃料電池に占める電解質膜のコスト
を削減することができる。
【0012】
【実施例】[実施例1]三ツ口フラスコにジメチルアセ
トアミド(以下、DMAcと略す)30ml、2−クロ
ロエチルホスホン酸2.5g(1.7×10-2mo
l)、トリエチルアミン1.7g(1.7×10-2mo
l)を入れ、窒素雰囲気下、室温で1時間攪拌し、2−
クロロエチルホスホン酸のトリエチルアミン塩溶液とし
た。
【0013】一方、重量平均分子量が13万のポリ−
2,2’−(m−フェニレン)−5,5’−ビベンズイ
ミダゾール(以下、PBIと略す)2.0g(6.5×
10-3mol)をDMAc38gに溶かし、これに水素
化リチウム0.5g(6.5×10-2mol)を入れ、
85℃で3時間攪拌した。ここに前出の2−クロロエチ
ルホスホン酸のトリエチルアミン塩溶液を滴下して1日
攪拌した後、1,4−ブタンサルトン6.2g(4.6
×10-2mol)を滴下し、更に1日間攪拌した。得ら
れた反応溶液をアセトン中に投じて沈澱を生じさせ、こ
れを濾過、減圧乾燥した。得られた沈殿物の5重量%ジ
メチルスルホキシド(DMSO)溶液を調製し、これに
イオン交換樹脂を入れ、室温で24時間攪拌した。この
溶液を濾過後、アセトンに再沈澱し、濾過、減圧乾燥を
行い、エチルホスホン酸基とブチルスルホン酸基の両方
を含むPBI(図1参照、以下、PBI−EP/BSと
略す)を得た。
【0014】このPBI−EP/BSの3重量%DMS
O溶液を調製し、この溶液をポリテトラフルオロエチレ
ン製のシート上に流延し、60℃で2日間乾燥し、更に
24時間減圧乾燥して製膜し、電解質膜を得た。得られ
た電解質膜は、ホスホン酸基の導入量がNHに対して2
0mol%、スルホン酸基の導入量がNHに対して60
mol%であり、全酸基に占めるホスホン酸基の割合は
25mol%であった。なお、ホスホン酸基とスルホン
酸基の比率は元素分析またはIPC発光分析により行っ
た。
【0015】なお、図1では、PBI−EPの繰り返し
単位中の2つのベンゾイミダゾールの窒素原子に側鎖が
結合した場合を例示したが、実際にはベンゾイミダゾー
ルの窒素原子のすべてに側鎖が結合しているとは限らな
い。
【0016】[実施例2]実施例1における2−エチル
ホスホン酸と1,4−ブタンサルトンの仕込量と反応時
間を変えた以外は、実施例1と同様の手順により、全酸
基に占めるホスホン酸基の割合が20mol%の電解質
膜を作製した。
【0017】[実施例3]実施例1における2−エチル
ホスホン酸と1,4−ブタンサルトンの仕込量と反応時
間を変えた以外は、実施例1と同様の手順により、全酸
基に占めるホスホン酸基の割合が50mol%の電解質
膜を作製した。
【0018】[比較例1]実施例1における2−クロロ
エチルホスホン酸を滴下する工程を省略した以外は、実
施例1と同様の手順により、ブチルスルホン酸基を含む
PBIを合成し、その電解質膜を得た。
【0019】[比較例2]実施例1における1,4−ブ
タンサルトンを滴下する工程を省略した以外は、実施例
1と同様の手順により、エチルホスホン酸基を含むPB
Iを合成したが、この生成物はゲル化してしまいDMS
Oなどの溶媒に不溶であったため、製膜化を断念した。
このことから、ホスホン酸基のみを導入したPBIはゲ
ル化して溶媒に不溶となり成膜化が困難であるのに対し
て、ホスホン酸基とスルホン酸基の両方を導入したPB
Iは溶媒に可溶であり成膜化が容易であるといえる。
【0020】[加速劣化試験(耐酸化性試験)]実施例
2,実施例3および比較例1の各電解質膜について、電
解質膜100mgに対して5%過酸化水素水が50m
l、塩化第二鉄が20ppmとなる条件で還流処理する
という加速劣化試験を実施し、試験時間と重量変化率
(wt%)との関係、および、試験時間とプロトン伝導
度(S/cm)との関係を調べた。その結果を図2およ
び図3に示す。
【0021】図2および図3から明らかなように、ホス
ホン酸基を導入していない比較例1の電解質膜では、加
速劣化試験での酸化劣化による重量の減少率がかなり大
きく、しかもプロトン伝導度の低下率もかなり大きかっ
た。これに対して、ホスホン酸基を20mol%導入し
た実施例2の電解質膜では、加速劣化試験での酸化劣化
による重量の減少率は比較例1に比べて緩やかになり、
また、プロトン伝導度の低下率も緩やかになった。ま
た、ホスホン酸基を50mol%導入した実施例3の電
解質膜では、加速劣化試験での酸化劣化による重量の減
少率は比較例1に比べてごく僅かであり、また、プロト
ン伝導度の低下率も顕著に抑えられた。
【0022】[耐熱性試験]実施例1〜3の電解質膜
と、ポリスチレン系樹脂にホスホン酸基およびスルホン
酸基を導入した電解質膜について、熱重量測定(TG
A)により耐熱性を評価したところ、実施例1〜3の電
解質膜はポリスチレン系の電解質膜に比べて、良好な耐
熱性を有していた。具体的には、熱重量分析計を用いて
加熱速度5℃/分で500℃まで加熱したときの重量変
化を測定したところ、実施例1〜3の電解質膜は350
℃までは殆ど重量変化が認められず(但し150℃付近
にて溶媒であるDMSOの蒸散による僅かな熱重量減少
が見られた)、ポリスチレン系の電解質膜に比べて良好
な耐熱性を有していた。
【0023】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はこうした実施例に何等限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々
なる形態で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の反応式を示す説明図である。
【図2】耐酸化性試験での試験時間と重量変化率との関
係を表すグラフである。
【図3】耐酸化性試験での試験時間とプロトン伝導度と
の関係を表すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J043 QB15 QB21 QB24 QB34 QB35 QB41 RA42 RA52 RA57 SA08 SA82 SA87 TA12 UA111 UA112 ZB11 ZB47 5H026 AA06 CX05 EE18 HH05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 含窒素ヘテロ環を主骨格とし、S−OH
    結合を有する基とP−OH結合を有する基の両方を含む
    高分子化合物からなる固体電解質材料。
  2. 【請求項2】 前記含窒素ヘテロ環は、ベンゾイミダゾ
    ールである請求項1記載の固体電解質材料。
  3. 【請求項3】 前記S−OH結合を有する基は、前記含
    窒素ヘテロ環の窒素原子に直接又は間接的に結合してい
    る請求項1又は2記載の固体電解質材料。
  4. 【請求項4】 前記S−OH結合を有する基は、分岐し
    ていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニル若しく
    はエーテル(これらは水素がフッ素に置換されていても
    よい)又は置換されていてもよいアリールを介して前記
    含窒素ヘテロ環の窒素原子に結合している請求項1〜3
    のいずれかに記載の固体電解質材料。
  5. 【請求項5】 前記S−OH結合を有する基は、スルホ
    ン酸基である請求項1〜4のいずれかに記載の固体電解
    質材料。
  6. 【請求項6】 前記P−OH結合を有する基は、前記含
    窒素ヘテロ環の窒素原子に直接又は間接的に結合してい
    る請求項1〜5のいずれかに記載の固体電解質材料。
  7. 【請求項7】 前記P−OH結合を有する基は、分岐し
    ていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニル若しく
    はエーテル(これらは水素がフッ素に置換されていても
    よい)又は置換されていてもよいアリールを介して前記
    含窒素ヘテロ環の窒素原子に結合している請求項1〜6
    のいずれかに記載の固体電解質材料。
  8. 【請求項8】 前記P−OH結合を有する基は、ホスホ
    ン酸基又はリン酸基である請求項1〜7のいずれかに記
    載の固体電解質材料。
  9. 【請求項9】 前記S−OH結合を有する基と前記P−
    OH結合を有する基との和に占める前記P−OH結合を
    有する基の割合が10〜90mol%である請求項1〜
    8のいずれかに記載の固体電解質材料。
  10. 【請求項10】 燃料電池の電解質膜に利用される請求
    項1〜9のいずれかに記載の固体電解質材料。
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