JP2003176911A - 煙突解体装置及び煙突解体方法 - Google Patents

煙突解体装置及び煙突解体方法

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JP2003176911A
JP2003176911A JP2001376393A JP2001376393A JP2003176911A JP 2003176911 A JP2003176911 A JP 2003176911A JP 2001376393 A JP2001376393 A JP 2001376393A JP 2001376393 A JP2001376393 A JP 2001376393A JP 2003176911 A JP2003176911 A JP 2003176911A
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wall
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Yasushi Kimura
康司 木村
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Taisei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重装備を着用した有害物質濃度が高い高所で
の人的作業をなくし、有害物質の周辺環境への放出を防
止し、必要資材の量を少なくし、作業効率及び安全性を
向上させる煙突解体装置及び煙突解体方法を提供するこ
と。 【解決手段】 煙突100の外周囲を囲むように昇降用
伸縮装置20で連結した上下の昇降フレーム10、12
を係脱自在に煙突100に支持させ、上部昇降フレーム
10に遠隔操作可能な破壊装置40を垂下し、煙突10
0の上部を外側から覆う覆体60を設けた煙突解体装置
1により、遠隔操作で煙突内壁104を上部から解体
し、煙突外壁102の内面を水洗浄し、煙突外壁102
を解体する煙突解体装置及び煙突解体方法を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物焼却施設に
おける煙突を解体するための煙突解体装置及び当該煙突
解体装置を使用する煙突解体方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、廃棄物焼却施設における煙突を解
体する場合は、構造物の上部から順次切断装置を用いて
ブロック状に切断してクレーンで吊り下ろしたり、鋼球
をクレーンに取り付けてこの鋼球で構造物を打撃破壊し
たり、仮設足場上で人力によって破壊する等の方法があ
る。また、特開平11−166315号公報には、上下
に配置した作業ステージをマストで連結し、一方の作業
ステージをこのマストに昇降自在且つ停止自在に装着
し、上下の作業ステージをロックかんぬき等の支持手段
で煙突の外部において上下方向の任意の位置で係脱自在
に支持させ、下の作業ステージから下に養生シートを垂
れ下ろす構造物解体装置の発明が記載されている。
【0003】一方、廃棄物焼却施設における煙突は外壁
及び耐火材からなる内壁の二重構造を有しており、この
内壁にはダイオキシンが付着している。また、外壁内側
にも内壁の耐火材の隙間を通じて流れ出したダイオキシ
ンが付着している。ダイオキシンが付着した煙突の解体
にあってはダイオキシンにより作業員がばく露するこを
防止する必要があり、かかるばく露防止のため厚生労働
省基労働準局長名の「廃棄物焼却施設内作業におけるダ
イオキシン類ばく露防止対策について」と題する通達が
平成13年4月25日付で「基発第401号」として出
されている。これを要約すれば、ダイオキシン濃度が高
い場所での煙突の解体作業はばく露防止の装備を重装備
にしなければならず、ダイオキシン濃度が低い場所での
同作業は前記装備を軽装備にしてもよいことを定めてい
る。また、解体作業に伴って生じるダイオキシン類で汚
染された空気や粉塵などはチャコールフィルターなどで
適切な処理を行った上で排出基準にしたがって大気中へ
排出することを定めている。
【0004】前記通達によれば、最も重装備であるレベ
ル4の場合には、保護衣として送気式気密服、自給式呼
吸用保護具内装形気密服などを使用し、保護手袋として
化学防護手袋、保護靴として化学防護靴を使用するほ
か、作業着やヘルメットなどについても特定している。
一方最も軽装備であるレベル1の場合は、防塵マスク、
粉塵の付着しにくい作業着や保護手袋、安全靴、ヘルメ
ットを使用すれば足りることとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
煙突の解体作業においては煙突を物理的に破壊したう
え、その破壊片を成分ごとに分別して密封状態で処分場
へ搬送するが、煙突破壊から分別までの間は煙突の耐火
材や外壁の粉塵に付着している高濃度のダイオキシンが
前記粉塵と一体となって浮遊するために、一般に解体作
業の全工程においてばく露防止の装備を重装備としなけ
ればならない。このため、作業員は重装備を着用しなけ
ればならない。かかる重装備を着用すると作業員の身動
きは制限されて重労働となり且つ作業効率が思わしくな
いという不具合がある。
【0006】また、解体作業に伴って生じるダイオキシ
ン類で汚染された空気や粉塵などは適切な処理を行った
上で大気中へ排出しなければならないが、従来の解体作
業ではこれらの処理は考慮されていないため、対策及び
処理が別途必要となり、ダイオキシン濃度によって管理
区分を設定し各エリアを閉所区画として作業しなければ
ならない。このため、作業設備が複雑となり必要な資材
の量が多くなるとともに、解体から搬送まで各管理区分
の通過も複雑となり作業効率も低下する。
【0007】更に、従来の解体作業で解体される煙突全
体を外部養生足場及び養生シートで覆って作業場所を分
離する場合、気密隔離状態を維持することは困難であ
り、また、風などにより老朽化した煙突にかかる負荷が
大きくなり倒壊などの危険性が大きくなる。そこで、本
発明は、煙突の解体作業においてダイオキシン濃度が高
い高所で重装備を着用して行う人的作業をなくし、煙突
上部及び解体物の集積搬出場所から有害物質が周辺環境
へ放出されることを防止するとともにこのために必要な
資材の量を少なくし、作業効率及び安全性を向上させる
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、その課題を解
決するために以下のような構成をとる。請求項1の発明
は、煙突の外周囲を囲むように上下に配置した上部及び
下部の昇降フレームを昇降用伸縮装置で連結し、前記各
昇降フレームを支持手段を介して前記煙突の外部におい
て上下方向の任意の位置で係脱自在に煙突に支持させ、
前記上部昇降フレームに前記煙突内へ垂下できる遠隔操
作可能な破壊装置を装着し、前記上部昇降フレームに前
記煙突の上部を外側から覆う覆体を装着した煙突解体装
置であることを特徴とする。
【0009】上下に配置した上部及び下部の昇降フレー
ムは昇降用伸縮装置で連結され、さらに、各昇降フレー
ムは煙突から支持をとるので、昇降フレームは昇降用伸
縮装置に対して尺取虫のように昇降し、上下方向の任意
の位置で煙突から支持をとりこの煙突の外側に係止す
る。したがって、地上から連続して足場を煙突の頂部ま
で組み上げる必要はない。また、下部昇降フレームを煙
突に支持して昇降用伸縮装置を収縮すれば上部昇降フレ
ームが下降する。そして上部昇降フレームを煙突に支持
して昇降用伸縮装置を伸長すれば下部昇降フレームが下
降する。これを繰り返して上部及び下部昇降フレームを
煙突に沿って下降させることができる。
【0010】更に、上部昇降フレームに前記煙突内へ垂
下できる遠隔操作可能な破壊装置を装着してあるので、
上部昇降フレームを煙突の頂部に係止させたまま破壊装
置を煙突内部に吊り下ろしていくことができ、煙突の内
側だけを上端から基底部分まで連続して解体できる。そ
して、破壊装置を遠隔操作できるので作業員は煙突から
離れて解体作業を行える。また、解体に伴って生じる解
体物は煙突の内部へ落下させることができ、周囲への飛
散を防止でき、解体物の集積も容易となる。
【0011】また、上部及び下部昇降フレームを煙突に
沿って下降させつつ煙突外側を上端から解体していくこ
ともできる。また、上部昇降フレームに前記煙突の上部
を外側から覆う覆体を装着し、基底部分に負圧保持装置
を設置することにより煙突内部は負圧制御されており、
解体作業が行われている場所は覆体の外部から隔離さ
れ、解体に伴って発生する粉塵や有害物質を含む空気を
煙突の内部及びこの覆体の内部に閉じ込めることができ
る。
【0012】また、密閉された解体物集積搬出部を煙突
の基底部分に設ければ、解体に伴って煙突内に充満する
粉塵や有害物質を含む空気が煙突の基底部分から外部へ
漏れ出ることはなく、解体物、粉塵及び有害物質を含む
空気を外部から隔離して集積し処理することを効率的に
行える。そして、覆体は煙突の上部分を覆うだけである
ので、風などにより覆体を介して煙突に加わる負荷は小
さくてすむ。請求項2の発明は、請求項1に記載した煙
突解体装置を使用する煙突解体方法の発明であり、外壁
及び耐火材からなる内壁の二重構造を有する煙突の外周
囲を囲むように上下に配置した上部及び下部の昇降フレ
ームを昇降用伸縮装置で連結し、前記各昇降フレームを
支持手段を介して前記煙突の外部において上下方向の任
意の位置で係脱自在に煙突に支持させ、前記上部昇降フ
レームに前記煙突内へ垂下できる遠隔操作可能な破壊装
置を装着し、前記上部昇降フレームに前記煙突の上部を
外側から覆う覆体を装着した煙突解体装置を前記煙突の
頂部に設置し、前記破壊装置を用いて煙突外部からの遠
隔操作により前記内壁を煙突上部から順次解体し、煙突
基底部分に設けた負圧保持装置を備える解体物集積搬出
部から前記内壁の破片を搬出し、前記内壁を解体した後
に前記外壁の内面を水洗浄する煙突解体方法であること
を特徴とする。
【0013】煙突は外壁と内壁を有しており、内壁は耐
火材よりなり、内壁の内側が煙道を形成している。煙道
は煙突の基底部分から先端まで連続しており、基底部分
に導かれた焼却炉からの排煙を先端から放散する。内壁
の耐火材は外壁とアンカーボルトでつながれており、外
壁と内壁の間には間隙が形成されている。煙突解体装置
の上部昇降フレームを煙突の頂部に係止させたまま破壊
装置を煙突内部に吊り下ろし、煙突の外壁は解体せずに
内壁の耐火材を先端から基底部分まで連続して解体でき
る。破壊装置を遠隔操作することで作業員は煙突から離
れて解体作業を行うことができ、解体された耐火材の解
体物は煙突の内部へ落下させることができる。
【0014】また、煙突の上部は覆体により外部から隔
離されているので、解体作業中の解体物、粉塵及び有害
物質を含む空気の周囲への飛散と漏出を防止できる。解
体物、粉塵及び有害物質を含む空気の処理は煙突の基底
部分にある密閉された解体物集積搬出部で行うことがで
きる。煙突の内壁を解体した後に外壁内面を水洗浄する
ことで、耐火材の隙間から漏れ出て外壁内面に付着した
有害物質や内壁解体に伴って生じ付着した粉塵を洗い流
し、有害物質の濃度を下げることができる。
【0015】請求項3の発明は、前記外壁の内面を水洗
浄した後に、前記上部昇降フレームを支持する前記支持
手段が位置する高さより高い部分にある前記外壁を煙突
外部より解体し、当該解体後に一方の前記昇降フレーム
の支持手段の解放、前記昇降用伸縮装置の伸縮、前記昇
降フレームの支持手段による支持を繰り返して上部及び
下部の昇降フレームを下降させ、前記煙突外壁が全部解
体されるまで前記解体と前記上部及び下部の昇降フレー
ムを下降を繰り返し、前記解体物集積搬出部から解体さ
れた前記外壁を搬出する請求項2に記載の煙突解体方法
であることを特徴とする。
【0016】内壁を解体し終えた煙突の頂部には煙突解
体装置の上部昇降フレームが係止しているので、上部及
び下部昇降フレームを煙突に沿って下降させつつ煙突の
外壁を先端から順次解体していくことができる。また、
外壁の解体物は煙突の内側へ落としていくことができ、
煙突の基底部分にある解体物集積搬出部に集められる。
更に、覆体は煙突の上部分を覆うだけであるので、内壁
が解体され構造的に弱くなった煙突が風などにより覆体
を介して受ける負荷は小さくてすむ。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。まず、図1ないし図8を参照して本発明
の構成を説明する。地上に高層物である煙突100が設
けられている。煙突100は外形が筒状をなし、その基
底部分108から先端106にかけて外径が徐々に小さ
くなっている。煙突100は外壁102と内壁104と
からなり、内壁104は耐火材110により構成されて
いる(図7を参照)。耐火材110はアンカーボルト1
12によって外壁102の内側に支承されている。耐火
材110は煙突基底部分108から先端106まで筒状
に積み上げられており、この筒の内側が排煙の通路であ
る煙道114を形成している。煙道114は先端106
で外部に開放しており、基底部分108に排煙の入口で
ある開口部116がある。内壁104の煙道114側の
面にはダイオキシン82が付着しており、外壁102の
内側にも煙道114から耐火材110の隙間を通って漏
れ出たダイオキシン82が付着している。
【0018】外壁102の外周を取り囲み、この外周と
僅かに離間して煙突解体装置1の上部及び下部昇降フレ
ーム10、12が配置されている(図1及び図2を参
照)。上部及び下部昇降フレーム10、12はともに外
形がおよそ四角形をなしその内側に八角形の穴が設けら
れており、鋼材と鋼板により形成されている。この八角
形の穴を煙突100が貫通している。下部昇降フレーム
12から上方に昇降用伸縮装置20が突出しており、こ
の昇降用伸縮装置20の上端に上部昇降フレーム10が
昇降自在に取り付けられている。昇降用伸縮装置20は
下部昇降フレーム12上の周方向に180度間隔で2台
設けられている。各昇降用伸縮装置20は油圧シリンダ
ーであり、上下方向に伸縮可能であり、任意の長さで停
止することができる。
【0019】また、上部及び下部昇降フレーム10、1
2から前記八角形の穴の中心方向に出没自在にピン状の
かんぬき30が設けられている。かんぬき30は上部及
び下部昇降フレーム10、12に設けられた油圧シリン
ダーであるかんぬき用伸縮装置32につながっている。
かんぬき30は上部及び下部昇降フレーム10、12の
周方向に180度間隔でそれぞれ2台設けられている。
更に、上部及び下部昇降フレーム10、12の上にはそ
れぞれ前記八角形の穴の中心に向かってスライド可能な
長方形の鋼板であるスライド歩道14が設けられている
(図3を参照)。スライド歩道14は上部及び下部昇降
フレーム10、12の周方向に45度間隔でそれぞれ8
台設けられている。
【0020】また、上部及び下部昇降フレーム10、1
2のそれぞれの底面にはローラ用伸縮装置16が設けら
れている。ローラ用伸縮装置16は油圧シリンダーであ
り、そのシリンダー先端には前記八角形の穴の中心方向
に伸縮自在に昇降用ローラ18が設けられている。この
ローラ用伸縮装置16は上部及び下部昇降フレーム1
0、12の周方向に90度間隔でそれぞれ4台設けられ
ている。なお、図4は上部昇降フレーム10の底面にお
ける各伸縮装置16、20、32の配置の概略図である
が、昇降用伸縮装置20がある点を除いて下部昇降フレ
ーム12の底面における各伸縮装置16、32の配置と
同じである。
【0021】そして、上部昇降フレーム10の上には鋼
材で櫓22が形成されている。櫓22の上部には煙突1
00の最大外径よりも長い水平な鋼材からなるレール2
4がある。レール24はその軸方向と垂直に水平移動可
能にその両端が櫓22によって支承されている。このレ
ール24に沿って移動可能なホイスト式のクレーン54
がレール24に取り付けられている。また、櫓22には
図示しない監視カメラが取り付けられていて、煙突10
0から離れた場所でモニタリングが可能となっている。
【0022】また、上部昇降フレーム10には破壊装置
40が設置されている。破壊装置40はブレーカー4
2、横型ワイヤーソー44及び縦型ワイヤーソー46か
らなる。ブレーカー42は対象物に振動を加えて破砕す
るエアー駆動の破砕機であり、昇降自在にクレーン54
から垂下される。図5に示すように、2台の平行なレー
ルである横ラック45が前記八角形の穴を挟んで上部昇
降フレーム10の上に設けられている。2台の横ラック
45の上に水平移動自在に横型ワイヤーソー44が載せ
られている。横型ワイヤーソー44の刃であるワイヤー
48Aの両端がそれぞれ横ラック45の上に支承されて
いる。各横ラック45の長さは煙突100の最大外径よ
り長い寸法である。
【0023】縦型ワイヤーソー46が上部昇降フレーム
10の前記八角形の穴の周囲に直立する縦ラック50に
上下移動自在に支持されている。縦ラック50は上部昇
降フレーム10の周方向に45度間隔で8台設けられて
おり、180度離れた2台の縦ラック50が1対となっ
てその間に1台の縦型ワイヤーソー46を支承してい
る。縦型ワイヤーソー46の刃であるワイヤー48Bが
1対の縦ラック50の間でプーリーを介して上下動可能
に架けられている。図6は1対の縦ラック50とその間
に架けられた縦型ワイヤーソー46の構成の説明図であ
る。
【0024】なお、上部及び下部昇降フレーム10、1
2には破壊装置40を制御する油圧ホース56が外部か
ら引き込まれている。更に、図示されないエアーライン
が引き込まれており、また、クレーン54や監視カメラ
が有線で外部から操作される場合にはこの有線操作のた
めのラインも引き込まれている。また、図1及び図2に
示すように、上部昇降フレーム10の直下から櫓22の
頂部までをすっぽりと覆体60が覆っている。覆体60
はビニール製のシート養生膜62からなり図示しないジ
ッパーによって開閉可能となっている。上部昇降フレー
ム10の直下で外壁102表面と接する覆体60の縁に
は骨格66が設けられている。この骨格66は外壁10
2の外周を取り囲みワイヤーブラシ64が植設されてい
る(図8を参照)。覆体60の縁と外壁102の表面の
間の隙間をこのワイヤーブラシ64が塞いでおり、覆体
60の内部を外部環境から隔離している。
【0025】また、煙突100のの外壁102の表面に
はかんぬき30が挿入されるかんぬき孔34が図示しな
い削孔機械を使用して縦方向に適宜間隔で複数個穿設さ
れている。かんぬき孔34は鋼管が挿入されて補強され
ている。また、煙突基底部分108の開口部116に連
続して解体物集積搬出部70が形成されている。開口部
116と解体物集積搬出部70の連続部分及び解体物集
積搬出部70はシート養生膜62で覆われて、基底部分
108においても煙突100の内側と解体物集積搬出部
70内は外部環境から隔離されている。また、解体物集
積搬出部70には解体物80を搬出するための搬出用ハ
ッチ72、解体物集積搬出部70内の粉塵と空気を処理
するフィルター74と、空気を吸出して解体物集積搬出
部70内を外界に対して負圧に保つファン76が設けら
れている。フィルター74は高性能粒子除去フィルター
(HEPAフィルター)とチャコールフィルターとから
なる。
【0026】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。まず、煙突解体装置1の上部及び下部昇降フレーム
10、12を煙突先端106まで上昇させて係止するこ
とについて説明する。地上で煙突100を取り囲むよう
にして上部及び下部昇降フレーム10、12を設置す
る。このとき煙突外壁102上には一番下のかんぬき孔
34だけが穿設されている。下部昇降フレーム12のか
んぬき30はかんぬき用伸縮装置32が伸長してかんぬ
き孔34に挿入されており、上部及び下部昇降フレーム
10、12を支持している(図9(i)を参照)。
【0027】上部昇降フレーム10を昇降用伸縮装置2
0を伸長させて上昇させ、同時に所定の間隔で外壁10
2上にかんぬき孔34を前記削孔機械を用いて穿設す
る。上方に新たに穿設したかんぬき孔34に上部昇降フ
レーム10のかんぬき30を挿入して上部昇降フレーム
10を外壁102上に支持する。次いで、下部昇降フレ
ーム12のかんぬき用伸縮装置32を収縮させて下部昇
降フレーム12のかんぬき30をかんぬき孔34から抜
き、下部昇降フレーム12の支持を解放する。そして、
下部昇降フレーム12を昇降用伸縮装置20を収縮させ
て上昇させ、適当な高さにあるかんぬき孔34を用いて
下部昇降フレーム12を外壁102上に支持する。その
後、上部昇降フレーム10の支持解放、上部昇降フレー
ム10の上昇、かんぬき孔34の穿設、上部昇降フレー
ム10の支持、下部昇降フレーム12の支持解放、下部
昇降フレーム12の上昇、下部昇降フレーム12の支持
を上部及び下部昇降フレーム10、12が煙突先端10
6より僅かに低い位置に達するまで繰り返す。
【0028】上部昇降フレーム10及び下部昇降フレー
ム12が上昇するに伴ってローラ用伸縮装置16より昇
降用ローラ18が伸長され、昇降用ローラ18は常に外
壁102の外面に密着しており、上部昇降フレーム10
及び下部昇降フレーム12は上方向にスムーズに安定し
て移動できる。上部及び下部昇降フレーム10、12が
煙突先端106より僅かに低い位置に達したらば、覆体
60で上部昇降フレーム10及び煙突先端106を覆
い、前記ジッパーを閉じる。覆体60の内部に収容され
る上部昇降フレーム10、櫓22、破壊装置40、煙突
先端106が外部から隔離される(図9(ii)を参
照)。
【0029】次に、煙突内壁104の解体について説明
する。クレーン54でブレーカー42の先端を内壁10
4と煙突100の外壁102の間の間隙に差し込む(図
1及び図10(i)を参照)。外壁102の内面に沿っ
てブレーカー42の先端を下降させると前記のように差
し込まれる。そして前記監視カメラでモニタリングしな
がら油圧ホース56を通してブレーカー42を遠隔操作
し耐火材110を煙道114内に崩す。崩された耐火材
110は煙道114内を落下し、基底部分108の内側
に堆積する。耐火材110を解体するにしたがってブレ
ーカー42をクレーン54から下降させ、基底部分10
8まで耐火材110を崩す。このとき、煙突先端106
は覆体60の内側にあり外部から隔離されているので、
煙突先端106から外部環境へダイオキシン82が付着
した解体物80、ダイオキシン82が付着した粉塵及び
ダイオキシン82で汚染された空気が飛散し漏出するこ
とはない。また、内壁104の解体作業は遠隔操作によ
って行われ、上部昇降フレーム10及び下部昇降フレー
ム12に作業員がいる必要はないので、作業員が重装備
を着用して煙突先端106まで上って作業する必要はな
い。
【0030】また、解体物集積搬出部70とつながって
いる煙道114の内部は、ファン76によって常時吸引
されているので、煙道114内部に存在するダイオキシ
ン82が付着した解体物80、ダイオキシン82が付着
した粉塵及びダイオキシン82で汚染された空気は解体
物集積搬出部70に吸引され、前述覆体60の作用と相
俟って煙突先端106からこれらが飛散し漏出すること
が防止される。基底部分108の内側に堆積した解体物
80は、遠隔操作の図示しない搬出用機器で集積され解
体物集積搬出部70から搬出用ハッチ72を通って適宜
搬出される。解体物集積搬出部70はファン76によっ
て負圧に保たれており、解体物集積搬出部70内の空気
はフィルター74を通ってから外部へ放出されるので、
ダイオキシン82で汚染された解体物80、粉塵及び空
気が解体物集積搬出部70から外部へ漏れ出ることはな
い。作業員はダイオキシン82が高濃度である解体物集
積搬出部70内で重装備を着用して作業する必要はな
い。
【0031】したがって、内壁104を解体していると
きは、煙突先端106は無人化されており、覆体60で
外部環境から遮断されており、煙突100と解体物集積
搬出部70の内部も無人化されており、負圧に保たれて
いるので、ダイオキシン82が付着した粉塵及びダイオ
キシン82で汚染された空気が作業員と触れることはな
く、外部へ漏出することもない。よって、内壁104の
解体前に煙道114を水洗浄する必要はなくなる。
【0032】内壁104を解体した後、外壁102のの
上部よりその内側を水洗浄する(図10(ii)を参
照)。耐火材110の隙間を通って外壁102の内側に
付着していたダイオキシン82や内壁104の解体に伴
って付着したダイオキシン82を有する粉塵は高圧の水
で洗い流され、外壁102の内側のダイオキシン濃度は
低くなる。外壁102の内面は平滑であるので水洗浄は
容易である。この洗浄作業は所定の装備を着用した作業
員がクレーン54から吊下げられたゴンドラにのって外
壁102の内部に入り作業を行うが、遠隔操作で無人化
された作業として行うことも可能である。
【0033】次に、煙突外壁102の解体について説明
する。前述の水洗浄によって、外壁102に付着してい
たダイオキシン82は洗い流されており、外壁102の
先端部分や内側のダイオキシン濃度は低くなっている。
作業員は軽装備を着用して上部昇降フレーム10へ上り
作業を行うことができる。更に、上部昇降フレーム10
及び外壁102の先端は覆体60で覆われているので、
ダイオキシン82が僅かに付着している可能性がある解
体物80や粉塵が外部環境へ飛散し漏出することはな
い。
【0034】煙突外壁102のうち上部昇降フレーム1
0より上方に突出している部分を横型ワイヤーソー44
と縦型ワイヤーソー46を用いて切断する。まず、横型
ワイヤーソー44を駆動して、横ラック45上をワイヤ
ー48Aが水平移動して煙突外壁102を輪切りにす
る。次いで、縦型ワイヤーソー46を駆動して、ワイヤ
ー48Bが上下に動いて、横型ワイヤーソー44によっ
て輪切りにされた外壁102をその周方向に180度離
れた2ヶ所で縦方向に1度で切断する。4台の縦型ワイ
ヤーソー46のワイヤー48Bがそれぞれ上下に動い
て、輪切りにされた外壁102は8つのブロックに切断
される。そして、作業員はクレーン54を用いて切断さ
れたブロックを吊り、煙突100の内側へ落とすことが
できる(図11を参照)。
【0035】また、覆体60は上部昇降フレーム10か
ら上方にしかないので、風等が覆体60を介して煙突1
00に与える負荷は小さくてすむ。上部昇降フレーム1
0より上方に突出している外壁102の部分を解体した
後、上部及び下部昇降フレーム10、12を下降させ
る。まず、上部昇降フレーム10のかんぬき用伸縮装置
32を収縮させて上部昇降フレーム10のかんぬき30
をかんぬき孔34から抜き、上部昇降フレーム10の支
持を解放する。そして、上部昇降フレーム10を昇降用
伸縮装置20を収縮させて下降させ、所定高さ下がった
位置にあるかんぬき孔34に上部昇降フレーム10のか
んぬき30を挿入して上部昇降フレーム10を外壁10
2上に支持する。次いで、下部昇降フレーム12のかん
ぬき用伸縮装置32を収縮させて下部昇降フレーム12
のかんぬき30をかんぬき孔34から抜き、下部昇降フ
レーム12の支持を解放する。そして、下部昇降フレー
ム12を昇降用伸縮装置20を伸長させて下降させ、所
定高さ下がった位置にあるかんぬき孔34を用いて下部
昇降フレーム12を外壁102上に支持する。
【0036】上部昇降フレーム10及び下部昇降フレー
ム12が下降するに伴ってローラ用伸縮装置16よりシ
リンダーが収縮し、昇降用ローラ18は常に煙突100
の外面に密着しており、上部昇降フレーム10及び下部
昇降フレーム12の下方向への移動がスムーズに安定し
て行われる。また、上部昇降フレーム10の高さによっ
て煙突100の外径が変化するので前記八角形穴の縁と
外壁102の外面の間の距離も変化するが、スライド歩
道14を伸縮させて外壁102外面と前記八角形穴の縁
の間にできる隙間をふさいで作業場所の安全を確保でき
る。
【0037】その後、上部昇降フレーム10より上方に
突出している煙突外壁102の部分を解体、上部及び下
部昇降フレーム10、12の下降を、外壁102がその
基底部分108まで解体されるまで繰り返す。外壁10
2の解体物80は解体物集積搬出部70に堆積する。こ
の解体物80に付着するダイオキシン82は先の水洗浄
で洗い流されているので解体物集積搬出部70内のダイ
オキシン濃度は低濃度であり、作業員は重装備を着用せ
ずに解体物集積搬出部70内で作業できる。更に、煙突
外壁102の解体物80を一般産業廃棄物として扱うこ
とができる。
【0038】なお、本実施の形態では、昇降用伸縮装置
20を2台、ローラ用伸縮装置16を上部及び下部昇降
フレーム10、12にそれぞれ4台、かんぬき用伸縮装
置32を上部及び下部昇降フレーム10、12にそれぞ
れ2台設けることとしたが、これらの数に限定されるも
のではない。また、ローラ用伸縮装置16、昇降用伸縮
装置20、かんぬき用伸縮装置32を油圧シリンダーと
したが、他の方式によるシリンダーを用いることができ
るのは勿論である。
【0039】更に、破壊装置40はブレーカー42、横
型ワイヤーソー44及び縦型ワイヤーソー46からなる
としたが、破壊装置を構成する機器の組み合わせはこれ
らに限定されるものではない。外壁の形状及び材質によ
って他の構成の破壊装置を用いて外壁102の解体作業
を行うことも可能である。たとえば、破壊装置40に油
圧シリンダーで開閉するはさみ式の圧砕機を設けてこの
圧砕機によって外壁102の解体作業を行うことができ
る。
【0040】また、縦ラック50を8台設け、縦型ワイ
ヤーソー46を4台設けることとしたが、この数に限定
されるものではない。また、外壁102の破壊に縦型ワ
イヤーソー46を用いることとしたが、縦型ワイヤーソ
ー46の代わりに、図12に示すような縦型ウォルソー
52を設置することも可能である。縦型ウォルソー52
を縦ラック50に取り付け、縦型ウォルソー52の円盤
状の刃が上下移動して、横型ワイヤーソー44が輪切り
にした外壁102をブロックに切断する。
【0041】また、上部昇降フレーム10に八角形の穴
があいていることとしたが、この穴の形を円や他の多角
形とすることもできる。また、外壁102の解体作業に
おいて作業員が上部昇降フレーム10上で切断作業と煙
突100内側へ解体物80を落下させる作業を行うこと
としたが、上部昇降フレーム10上にブロック化された
外壁102を煙突100の内側へ押し出す押出装置を設
置し遠隔操作により解体作業を行うことも可能である。
【0042】また、上部昇降フレーム10上での作業ス
ペースを確保するために、必要に応じて煙突外壁102
の上縁からその内側に籠状の作業用足場を引掛けて吊る
すこともできる。
【0043】
【発明の効果】本発明は、上記のような煙突解体装置及
び煙突解体方法であるので、以下のような効果がある。
請求項1の発明においては、煙突解体を作業員が煙突の
先端まで上らずに遠隔操作で行える破壊装置と、煙突全
体に養生シートを設ける必要がなく煙突上部を外側から
覆えば足りる覆体を設けたので、有害物質濃度が高い高
所で重装備を着用して行う人的作業がなくなり、有害物
質が周辺環境へ放出されることが防止され、必要な資材
の量が少なくなり、作業効率及び安全性を向上させた煙
突解体装置を提供できるという効果がある。
【0044】請求項2の発明においては、煙突解体を作
業員が煙突の先端まで上らずに遠隔操作で行える破壊装
置と、解体物や粉塵や汚染された空気を外部環境に放出
させない覆体と、煙突全体に養生シートを設ける必要が
なく煙突上部を外側から覆えば足りる覆体を設けた煙突
解体装置を使用して、煙突内壁を解体し、煙突内壁解体
後の有害物質で汚染された煙突外壁内側を水洗浄してこ
の有害物質を洗い流すこととしたので、有害物質濃度が
高い高所で重装備を着用して行う人的作業がなくなり、
煙突から有害物質が周辺環境へ放出されることが防止さ
れ、内壁解体前に内壁を水洗浄する必要はなく、必要な
資材の量が少なくなり、作業効率及び安全性を向上させ
た煙突内壁の煙突解体方法を提供できるという効果があ
る。
【0045】請求項3の発明においては、前記煙突解体
装置を下降させつつ水洗浄して有害物質を洗い流した煙
突外壁を煙突先端から順次解体することとしたので、有
害物質濃度が高い高所で重装備を着用して行う人的作業
がなくなり、煙突から有害物質が周辺環境へ放出される
ことが防止され、煙突内部に足場を組む必要もなく必要
な資材の量が少なくなり、作業効率及び安全性を向上さ
せた煙突外壁の煙突解体方法を提供できるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】煙突内壁解体中の煙突解体装置の概念図であ
る。
【図2】煙突外壁解体中の煙突解体装置の概念図であ
る。
【図3】上部昇降フレーム上のスライド歩道の概念図で
ある。
【図4】上部昇降フレーム底面の各伸縮装置配置の概略
図である。
【図5】上部昇降フレームにおけるワイヤーソーの配置
図である。
【図6】1対の縦ラックと縦型ワイヤーソーの構成の概
略説明図である。
【図7】煙突の縦断面部分図である。
【図8】覆体と煙突外側の接触部分の説明図である。
【図9】煙突解体装置を煙突に設置する手順の説明図で
ある。
【図10】煙突内壁解体から外壁内側の洗浄までの手順
の説明図である。
【図11】煙突外壁解体の手順の説明図である。
【図12】縦型ウォルソーの構成の概略説明図である。
【符号の説明】
1 煙突解体装置 10 上部昇降フレーム 12 下部昇降フレーム 14 スライド歩道 16 ローラ用伸縮装置 18 昇降用ローラ 20 昇降用伸縮装置 22 櫓 24 レール 30 かんぬき 32 かんぬき用伸縮装置 34 かんぬき孔 40 破壊装置 42 ブレーカー 44 横型ワイヤーソー 45 横ラック 46 縦型ワイヤーソー 48 ワイヤー 50 縦ラック 52 縦型ウォルソー 54 クレーン 56 油圧ホース 60 覆体 62 シート養生膜 64 ワイヤーブラシ 66 骨格 70 解体物集積搬出部 72 搬出用ハッチ 74 フィルター 76 ファン 80 解体物 82 ダイオキシン 100 煙突 102 煙突外壁 104 煙突内壁 106 煙突先端 108 煙突基底部分 110 耐火材 112 アンカーボルト 114 煙道 116 開口部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 煙突の外周囲を囲むように上下に配置し
    た上部及び下部の昇降フレームを昇降用伸縮装置で連結
    し、 前記各昇降フレームを支持手段を介して前記煙突の外部
    において上下方向の任意の位置で係脱自在に煙突に支持
    させ、 前記上部昇降フレームに前記煙突内へ垂下できる遠隔操
    作可能な破壊装置を装着し、 前記上部昇降フレームに前記煙突の上部を外側から覆う
    覆体を装着したことを特徴とする煙突解体装置。
  2. 【請求項2】外壁及び耐火材からなる内壁の二重構造を
    有する煙突の外周囲を囲むように上下に配置した上部及
    び下部の昇降フレームを昇降用伸縮装置で連結し、前記
    各昇降フレームを支持手段を介して前記煙突の外部にお
    いて上下方向の任意の位置で係脱自在に煙突に支持さ
    せ、前記上部昇降フレームに前記煙突内へ垂下できる遠
    隔操作可能な破壊装置を装着し、前記上部昇降フレーム
    に前記煙突の上部を外側から覆う覆体を装着した煙突解
    体装置を前記煙突の頂部に設置し、 前記破壊装置を用いて煙突外部からの遠隔操作により前
    記内壁を煙突上部から順次解体し、 煙突基底部分に設けた負圧保持装置を備える解体物集積
    搬出部から前記内壁の破片を搬出し、 前記内壁を解体した後に前記外壁の内面を水洗浄するこ
    とを特徴とする煙突解体方法。
  3. 【請求項3】 前記外壁の内面を水洗浄した後に、前記
    上部昇降フレームを支持する前記支持手段が位置する高
    さより高い部分にある前記外壁を煙突外部より解体し、 当該解体後に一方の前記昇降フレームの支持手段の解
    放、前記昇降用伸縮装置の伸縮、前記昇降フレームの支
    持手段による支持を繰り返して上部及び下部の昇降フレ
    ームを下降させ、 前記煙突外壁が全部解体されるまで前記解体と前記上部
    及び下部の昇降フレームを下降を繰り返し、 前記解体物集積搬出部から解体された前記外壁を搬出す
    ることを特徴とする請求項2に記載の煙突解体方法。
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