JP2003172566A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2003172566A
JP2003172566A JP2002045660A JP2002045660A JP2003172566A JP 2003172566 A JP2003172566 A JP 2003172566A JP 2002045660 A JP2002045660 A JP 2002045660A JP 2002045660 A JP2002045660 A JP 2002045660A JP 2003172566 A JP2003172566 A JP 2003172566A
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refrigerator
front plate
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refrigerator according
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JP2002045660A
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Munetaka Yamada
宗登 山田
Toyoshi Kamisako
豊志 上迫
Shinichi Hashimoto
晋一 橋本
Tsukasa Takushima
司 宅島
Kazuya Higami
和也 樋上
Hidetomo Takanishi
英知 高西
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵庫庫内への熱負荷となる放熱パイプを冷
蔵庫前面開口部に配設しないことにより省エネルギー効
果を高めた冷蔵庫において、前面板の温度低下を防ぎ、
前面板における結露を防止する 【解決手段】 庫内への熱負荷侵入を抑制するため冷蔵
庫本体17の前面開口部には発汗防止用フロントコンデ
ンサを配設せず、仕切体18の内部に硬質ウレタンフォ
ーム41を充填し、第2のシール部材46を設けたの
で、放熱パイプによる冷蔵庫庫内への熱負荷をなくし、
省エネルギーを高めるとともに、庫内冷気の前面板への
伝達を抑制することが可能となり、前面板40の表面温
度の低下を防ぐことができ、前面板40の発汗を防止で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫の仕切体周
辺の断熱構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫には、冷蔵庫や冷凍室な
ど、少なくとも2つの貯蔵室を有するものが供されてお
り、その貯蔵室間を仕切る仕切体の前面部に前面板が備
えられている。従来のこの種の冷蔵庫としては、特開平
7−180944号公報に示されているものがある。
【0003】以下図20から図22を参照しながら従来
の冷蔵庫について説明する。
【0004】図において1は冷蔵庫本体で、上部仕切体
2、下部仕切体3によって中央に引き出し式冷凍室4、
上部に冷蔵室5、下部に引き出し式野菜室6を区画形成
している。また中央仕切体7により前記冷凍室4を上下
2段の引き出し式冷凍室としている。8は冷蔵室5底部
に設けられた低温室であり約−3℃のパーシャルフリー
ジング温度に保たれている。
【0005】9は冷凍サイクルの圧縮機、10はサイド
コンデンサ、11はフロントコンデンサ、12はキャピ
ラリチューブである。また13は冷却器であり冷却器1
3で冷却された冷気は送風器14によって前記の各室に
送風される。
【0006】次に、仕切体内部の構造について、中央仕
切体7を例にとって説明すると、15は上下に折曲部を
形成した断面がコの字型の前面板で、コの字型内部には
フロントコンデンサ11の一部をなす放熱パイプ16が
配設されている。また前面板15は鉄板のような熱電導
性のよい材料から構成され、放熱パイプ16と熱交換す
るように接触して配設されている。また、16aは仕切
体7の内部空間に挿入された発泡スチロール、軟質フォ
ームなどの断熱材である。
【0007】上記構成において以下その動作について説
明する。圧縮機9で圧縮された冷媒はサイドコンデンサ
10を経てフロントコンデンサ11へと入りキャピラリ
チューブ12で減圧され冷却器13で蒸発する。
【0008】冷却器13で冷却された冷気は送風器14
で冷凍室4、冷蔵室5、野菜室6へと送風され各々の室
を所定の温度に冷却する。
【0009】ここで庫内の冷却作用により仕切体2、
3、7は冷却され結露を生じやすくなるが、冷凍サイク
ルの運転中は40℃前後になる放熱パイプ16からの熱
伝達によって、前面板15の温度は40℃弱に保たれ、
前面板15の表面の露付きを防止する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、前面板15の上下両端部は強度確保の面
から冷凍室4の内側に延出しており、この延出部は断熱
材16aによって囲まれているが、断熱材16aの断熱
性能は発泡スチロール、軟質フォームなどのために十分
高いものでなく、かつ挿入作業性を考慮して密着した配
置構造にできないため空隙が生じる。そのため放熱パイ
プ16からの放熱の一部は前面板15の両端部を通じて
冷凍室4内に熱負荷として侵入しやすく冷蔵庫の冷凍シ
ステムの効率を低下させるという問題が生じる。また逆
に、庫内の冷気によって、前面板15の両端部を通じ
て、前面板15は冷却され結露を生じることがある。
【0011】本発明は従来の課題を解決するものであ
り、仕切板およびその周辺の断熱性を高めることによっ
て、仕切体前面板の温度低下を防止し、放熱パイプを廃
止して熱負荷侵入低減による省エネルギー化を図るもの
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するた
め、本発明は以下のような構成とする。
【0013】本発明の請求項1に記載の発明は、少なく
とも2つの貯蔵室を有し、前記貯蔵室の前面開口部にそ
れぞれ開閉自在な扉体と、前記貯蔵室を仕切る仕切体
と、前記仕切体の前面部に前面板とを備えた冷蔵庫にお
いて、前記仕切体の内部に硬質ウレタンフォームを充填
したものであり、放熱パイプを配設しなくても庫内冷気
の前面板への伝達を断熱性能の高い硬質ウレタンフォー
ムによって抑制することが可能となり、前面板の表面温
度の低下、および庫内への熱侵入を抑えることができ
る。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の冷蔵庫において、前面板は上部及び下部に折り返し部
を有するものであり、前面板の端部は仕切体の内部に充
填した硬質ウレタンフォーム内に配置できることによ
り、前面板の端部からの庫内への熱侵入を効率よく防止
でき、さらに省エネルギーを図れるとともに、前面板の
表面温度の低下をさらに抑えることができる。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、仕切体内部に真空断熱材を埋
設したものであり、硬質ウレタンフォームの数倍の断熱
性能を有する真空断熱材の断熱効果により、庫内冷気の
前面板への伝達を更に抑制することが可能となる。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項1から請
求項3のいずれか1項に記載の発明において、仕切体の
奥行き寸法を30mm以上80mm以下としたものであ
り、仕切板の構造において、前面板の表面温度上昇効果
の高い奥行き寸法範囲をとることにより省スペースを確
保しながら、前面板への庫内冷気の伝達を効果的に抑制
することができる。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項1から請
求項4のいずれか1項に記載の発明において、仕切体後
方に空間部を設けたものであり、仕切体と庫内冷気の伝
達が空間部の空気断熱により抑制され、前面板への断熱
効果がいっそう高まる。
【0018】請求項6に記載の発明は、請求項1から請
求項5のいずれか1項に記載の発明において、仕切体と
対向する扉体にはシール部材を設けるとともに、シール
部材より貯蔵室内側に第2のシール部材を設けたもので
あり、シール部材と第2のシール部材の複数のシール構
造により、庫外への冷気漏れが抑制され前面板の表面温
度の低下が抑えられる。更に庫内への熱負荷侵入も抑制
されるので、冷凍システムの効率も向上する。
【0019】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の発明において、第2のシール部材は可動部を有するも
のであり、シール部材と仕切体との隙間のばらつきを可
動部が吸収することで、扉体と貯蔵室前面開口部のシー
ルを確実に行うことができる。
【0020】請求項8に記載の発明は、請求項6または
7に記載の発明において、第2のシール部材は硬質プラ
スチックと軟質プラスチックとで一体成型されたもので
あり、軟質プラスチックによりシールばらつきを吸収す
ることが可能となる。更に軽量のプラスチックを用いる
ので、扉体の重量を徒に大きくすることがない。
【0021】請求項9に記載の発明は、請求項6から請
求項8のいずれか1項に記載の発明において、可動部を
有する第2のシール部材は、ヒンジ式の扉体に設けたも
のであり、ヒンジ部を中心とした回転運動における扉体
に設けた第2のシール部材と仕切体との摺動時の動作を
スムーズに行うことができる。
【0022】請求項10に記載の発明は、請求項6から
請求項9のいずれか1項に記載の発明において、第2の
シール部材にスリットを設けたものであり、スリットに
より第2のシール部材を分割することで扉体の開閉時に
おけるシール部材と仕切体との隙間ばらつきを吸収する
ことができる。
【0023】請求項11に記載の発明は、請求項6から
請求項10のいずれか1項に記載の発明において、第2
のシール部材と接触する土手部を、仕切体に設けたもの
であり、扉体の閉時に、第2のシール部材が土手部と動
作方向で直接接触しシールすることにより、上下方向の
ばらつきを事前に配慮した設計が可能となり、シール部
材と仕切体との擦れをなくすことができる。
【0024】請求項12に記載の発明は、請求項1から
請求項11のいずれか1項に記載の発明において、前面
板に対向する扉体の上面部及び下面部を良熱伝導性の金
属材料により構成したものであり、扉体前面の外気の熱
を、扉体の上面部及び下面部に設置する金属により前面
板周辺に導入し、前面板の温度を適度に高め、結露を防
止させることが可能となる。
【0025】請求項13に記載の発明は、請求項1から
請求項11のいずれか1項に記載の発明において、前面
板に対向する扉体の上面部及び下面部を良熱伝導性の金
属粉を混合する樹脂により構成したものであり、混合し
た良熱伝導性の金属粉の伝熱作用により扉体前面の外気
の熱を、前面板周辺に伝熱し、結露を防止させることが
可能となる。さらに構成を樹脂としたので製品の軽量化
も図れる。
【0026】請求項14に記載の発明は、請求項1から
請求項13のいずれか1項に記載の発明において、仕切
体内部に結露防止用発熱ヒータを配設したものであり、
必要な場合にのみ発熱することができるようになり、確
実に効率的に、前面板の表面温度を高めることが可能と
なる。
【0027】請求項15に記載の発明は、請求項14に
記載の冷蔵庫において、冷蔵庫の庫外に設置される温度
センサーあるいは温湿度センサーの出力信号により、結
露防止用発熱ヒータの出力を調整させるものであり、冷
蔵庫設置の環境における温度あるいは温度、湿度状態か
ら判断して前面板の表面温度を結露しないように制御す
ることが可能となる。
【0028】請求項16に記載の発明は、請求項13ま
たは14に記載の発明において、結露防止用発熱ヒータ
を良熱伝導性の材料で、前面板の裏面部に密着させたも
のであり、発熱ヒータの熱を前面板に、より確実に伝達
することできる。
【0029】請求項17に記載の発明は、請求項14か
ら請求項16のいずれか1項に記載の発明において、結
露防止用発熱ヒータは、前面板の中央部周辺を加熱させ
たものであり、前面板において低温度域が形成される中
央部のみを効率よく加熱することができるので、ヒータ
の小型化や省エネルギーが図れる。
【0030】請求項18に記載の発明は、請求項1に記
載の冷蔵庫において、前面板をプラスチック樹脂から成
形し、前記前面板の表面を金属塗装するものであり、プ
ラスチック樹脂は金属と比較して熱容量が小さく、前面
板表面に対する庫内側冷気の影響が少ないので、前面板
表面の温度低下が抑えられ結露を防止することが可能で
ある。また前面板の表面を金属塗装するので、扉体に設
けたガスケット内部のマグネットと着磁して、前面板と
ガスケットの確実なシールが可能となる。
【0031】請求項19に記載の発明は、請求項1に記
載の冷蔵庫において、前面板の上部及び下部に折り曲げ
部を設け、前記折り曲げ部の長さを5mm以上10mm
以下としたものであり、折り曲げ部によって前面板の強
度を確保しながら、前面板を仕切体に保持し、更に折り
曲げ部は構造上、必要最小限の長さとしているので前面
板への庫内冷気の影響を効果的に抑制することができ
る。
【0032】請求項20に記載の発明は、請求項1に記
載の冷蔵庫において、仕切体内部に充填する硬質ウレタ
ンフォームと前面板とが密着しないように硬質ウレタン
フォームと前面板との間に空気層を設けるものであり、
低温時等に硬質ウレタンフォームが収縮しても、硬質ウ
レタンフォームと前面板とは接していないので、硬質ウ
レタンフォームの収縮の影響により前面板の平滑度が悪
化することがない。
【0033】請求項21に記載の発明は、請求項1から
請求項20のいずれか一項に記載の冷蔵庫において、仕
切体内部で硬質ウレタンフォームを形成するための外郭
を構成する仕切部材を仕切体本体に配設するものであ
り、仕切部材が仕切体内部に独立した区画を形成し、仕
切体内部へ充填された硬質ウレタンフォーム原液の発泡
時に、硬質ウレタンフォームが仕切体外部へと漏れ出す
ことがなく、仕切体周辺の外観を損ねることがない。
【0034】請求項22に記載の発明は、請求項21に
記載の冷蔵庫において、仕切体内部のシール部材をプラ
スチック樹脂としたものであり、プラスチック樹脂は熱
容量が小さく、前面板表面に対する庫内側冷気の影響が
少ないので、前面板表面の結露防止に有効である。更に
軽量のプラスチック樹脂を用いるので、仕切体の重量を
徒に大きくすることがない。
【0035】請求項23に記載の発明は、請求項1に記
載の冷蔵庫において、仕切体内部に硬質ウレタンフォー
ム原液が注入される区画を設け、硬質ウレタンフォーム
の仕切体への注入口を前記各区画の側面部に1つ以上設
けるものであり、各区画の側面部に注入口を設けること
で、効果的に硬質ウレタンフォーム原液を充填発泡させ
ることができ、仕切体内部における充填率を大きくする
ことができる。
【0036】請求項24に記載の発明は、請求項23に
記載の冷蔵庫において、注入口の形状を円型としたもの
であり、他の形状と比較して注入口の周囲長さを短くで
きるので、硬質ウレタンフォーム原液注入時の流れ抵抗
を小さくすることができる。
【0037】請求項25に記載の発明は、請求項1に記
載の冷蔵庫において、扉体を回動自在に固定するヒンジ
を前面板の前方に配置する際、前記ヒンジをブラケット
で保持し前記ブラケットを冷蔵庫外箱に支持、固定する
ものであり、ヒンジの前面板上における位置決めが容易
となる。またブラケットを冷蔵庫外箱で固定しているの
でヒンジ取付けの強化が図れ、扉体を強固に固定できる
ため扉体の傾きが抑制され、冷蔵庫の外観を損なうこと
もない。
【0038】請求項26に記載の発明は、請求項25に
記載の冷蔵庫において、ブラケットは仕切体内部へと伸
びる延出部を持つものであり、延出部は硬質ウレタンフ
ォームに周囲を覆われて、ブラケットが強固に保持され
扉体の傾きがさらに抑制される。
【0039】請求項27に記載の発明は、請求項14に
記載の冷蔵庫において、仕切体内部に配設する結露防止
用ヒータを面状発熱体としたものであり、ヒータの加熱
面積を大きくとれ、洩れなく前面板全体を加熱すること
が可能となる。
【0040】請求項28に記載の発明は、請求項14に
記載の冷蔵庫において、扉体の開閉を検知する手段を冷
蔵庫内箱に配設したものであり、従来のように前面板裏
側には扉体の開閉検知手段が配設されないので、結露防
止用ヒータを前面板に全面貼付し効率良く前面板を加熱
できるため、ヒータ入力の低減により省エネルギーが図
れる。
【0041】請求項29に記載の発明は、請求項1から
請求項28のいずれか1項に記載の発明において、冷蔵
庫の冷媒を可燃性自然冷媒としたものであり、本発明に
おける冷蔵庫はフロントコンデンサを配設しないので、
システムボリュームが小さくなり冷媒量を削減すること
ができ、冷媒漏洩時における安全性を高めることが可能
な冷蔵庫を提供できる。
【0042】請求項30に記載の発明は、請求項1から
請求項29のいずれか1項に記載の発明において、真空
断熱材を冷蔵庫の内箱と外箱との間に配設し、硬質ウレ
タンフォームで一体発泡したものであり、本発明におけ
る冷蔵庫はフロントコンデンサを配設せず庫内冷気の前
面板への伝達を抑制する構造を有するので、真空断熱材
の断熱性能により冷蔵庫の運転率が低下しても、運転率
の影響を受ける放熱パイプを発汗防止手段としないので
安定して発汗の防止を図ることができる。さらに真空断
熱材は硬質ウレタンフォームの数倍の断熱性能を有する
ので冷蔵庫庫内への熱侵入を有効に防ぐことができ、省
エネルギー効果の高い冷蔵庫を提供できる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0044】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1による冷蔵庫の縦断面図である。図2は、同実施
の形態による冷蔵庫の冷凍サイクル配管の透視図であ
る。図3は、同実施の形態による冷蔵庫の仕切体の断面
図である。図4は、同実施の形態による冷蔵庫の仕切体
の要部拡大断面図である。図5は、同実施の形態による
冷蔵庫に設けた第2のシール部材の要部拡大断面図であ
る。図6は、同実施の形態による冷蔵庫に設けた第2の
シール部材の斜視図である。
【0045】図1から図6において、17は冷蔵庫本
体、18は、冷蔵庫本体17の冷蔵温度帯を上下に仕切
る仕切体、19は、冷蔵庫本体17の冷蔵温度帯と冷凍
温度帯を区画する断熱区画壁である。そして、仕切体1
8および断熱区画壁19により、上部に冷蔵室20、中
央部に野菜室21、下部に冷凍室22を区画形成してい
る。
【0046】23は冷蔵室20の前面開口部にヒンジに
よって取付けた回転式扉、24は冷蔵室扉23の外表面
上に配置される表示パネルであり、庫内温度の表示や設
定を行うことができる。表示パネル24の内部には温度
センサー25が配設されている。26は野菜室21の前
面開口部に取付けた引き出し式扉、27は冷凍室22の
前面開口部に取付けた引き出し式扉である。また、28
は野菜室21の引き出し式扉26と一体に引き出される
収納容器であり、29、30は冷凍室22の引き出し式
扉27と一体に引き出される収納容器である。31は冷
蔵室20の回転式扉23の室内側に設けた扉収納部であ
り、その最下段にはPETボトルや牛乳パックなどを収
納するボトル棚32が設けられている。また、33は冷
蔵室20の下部に設けられ冷蔵室20より低温度に設定
された低温室である。
【0047】34は冷凍サイクルの冷却器であり、35
は冷却器34の上方で冷凍室22の後方に設けた強制通
風用の送風機、36は野菜室21と低温室33の後方に
設けた風路制御手段であり、内部に冷蔵室20、野菜室
21および低温室33への冷気供給量を調整するダンパ
ー(図示せず)を備えている。冷却器34で冷却された
冷気は送風機35、風路制御手段36によって前記各室
に送風される。
【0048】37は冷凍サイクルの圧縮機、38はサイ
ドコンデンサ、39はキャピラリチューブである。な
お、本実施の形態の冷蔵庫は、庫内への熱負荷侵入を抑
制するため冷蔵庫本体17の前面開口部には発汗防止用
フロントコンデンサは配設していない。
【0049】仕切体18は前面部に前面板40を備えて
おり、前面板40は上部及び下部に折り返し部40aを
有している。そして折り返し部40aに連続してL曲げ
された端部40bを有し、仕切体18内部に延出してい
る。41は仕切体18内に充填した硬質ウレタンフォー
ムであり、冷蔵庫本体17の硬質ウレタンフォーム充填
発泡時、仕切体18の左右の冷蔵庫本体17との嵌合部
に開口部(図示せず)を設け、一体に充填発泡してい
る。仕切体18の中央部には発泡時のガス抜き穴(図示
せず)を有している。
【0050】そして、仕切体18の奥行き寸法Dは30
mm以上80mm以下で設計され、ここでは70mmと
している。また、仕切体18の後方には空間部43を設
けている。
【0051】44、45は、第1のシール部材としての
ガスケットで、それぞれ冷蔵室回転式扉23、野菜室引
き出し式扉26に配設され、扉閉時、前面板40に密着
シールする。
【0052】46は第2のシール部材で、第1のシール
部材としてのガスケットより貯蔵室内側に第2のシール
部材46を設けたものであり、軟質プラスチック47と
硬質プラスチック48を一体成型し構成したものであ
る。48aは固定部材で、冷蔵室回転式扉23の下部に
設けたボトル棚32を支持する支持部23aの下部に設
けられている。固定部材48aには空洞部48bを有
し、内部に第2のシール部材46の固定部としての硬質
プラスチック48が、可動できる程度の隙間を配し固定
されている。そして、シール部としての軟質プラスチッ
ク47にはスリット47aが設けられている。上記構成
により第2のシール部材46は庫内奥行き方向に揺動可
能となっている。
【0053】49は、仕切体18の上部に設けた土手部
であり、冷蔵室回転式扉23閉時、シール部としての軟
質プラスチック47と当接し、シールされる。
【0054】また、前面板40に対向する扉体23、2
7の下面部50および上面部51は良熱伝導性の金属材
料であるアルミニウムあるいは鋼板で構成されており、
扉体23、27の前面の外気の熱を前面板40周辺に導
入し、前面板40の温度を適度に高め、結露を防止させ
ることが可能となる。なお、上面部50および下面部5
1は鉄粉等を混合した樹脂による構成としてもよい。
【0055】図8は仕切体の裏面部の斜視図であり、図
9は他の仕切体の裏面部の斜視図である。図において、
52は仕切体内部に配設される発熱ヒータであり、アル
ミ箔テープ53により前面板40の裏面部に密着、固定
されている。なお、発熱ヒータ52を高熱伝導のホット
メルト接着剤54で前面部40に密着してもよい。ま
た、発熱ヒータ52は図9に示すように、中央部周辺を
加熱するに充分な程度の大きさとしても良い。
【0056】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下その動作を説明する。
【0057】冷凍サイクルを構成する圧縮機37、サイ
ドコンデンサ38、キャピラリチューブ39、冷却器3
4の運転、および送風機35、風路制御手段36によ
り、冷蔵室20、野菜室21、低温室33および冷凍室
22は所定の温度に冷却される。ここで、本実施の形態
の冷蔵庫17は、庫内への熱負荷侵入を抑制するため冷
蔵庫本体17の前面開口部には発汗防止用フロントコン
デンサを配設せず、仕切体18の内部に硬質ウレタンフ
ォーム41を充填しているので、放熱パイプによる冷蔵
庫庫内への熱負荷をなくし、省エネルギーを高めるとと
もに、庫内冷気の前面板への伝達を断熱性能の高い硬質
ウレタンフォーム41によって抑制することが可能とな
り、前面板40の表面温度の低下を防ぐことができ、前
面板40の発汗を防止できる。
【0058】また、仕切体18の左右の冷蔵庫本体17
との嵌合部に開口部を設け、一体に充填発泡しているの
で、硬質ウレタンフォーム41の密着性により冷蔵庫本
体17の箱体強度を高めることもできる。
【0059】また、仕切体18は前面部に前面板40を
備えており、前面板40は上部及び下部に折り返し部4
0aを有し、折り返し部40aに連続してL曲げされた
端部40bは仕切体18内部に延出して位置しているの
で、前面板40の端部40bからの庫内への熱侵入を効
率よく防止でき、さらに省エネルギーを図れるととも
に、前面板40の表面温度の低下をさらに抑えることが
でき、前面板40の発汗を防止できる。
【0060】また、仕切体18の奥行き寸法は30mm
以上80mm以下で設計し、ここでは70mmとしてい
るので、図7の仕切体奥行きと前面板表面温度の相関を
表す特性図に示されるように、前面板40への庫内冷気
の伝達を効果的に抑制することができ、前面板40の発
汗を防止できる。
【0061】また、仕切体18の後方には空間部43を
設けているので、仕切体18と庫内冷気の伝達が空間部
43の空気断熱により抑制され、前面板40への断熱効
果がいっそう高まり、前面板40の発汗を防止できる。
さらに空間部43を設けることにより庫内スペースを有
効に利用することができる。
【0062】また、冷蔵室回転式扉23、野菜室引き出
し式扉26には第1のシール部材としてのガスケット4
4,45が扉閉時、前面板40に密着シールするととも
に、ガスケット44,45より貯蔵室内側に第2のシー
ル部材46を設けたので、ガスケットと第2のシール部
材の複数のシール構造により、庫外への冷気漏れが抑制
され前面板の表面温度の低下が抑えられ前面板40の発
汗を防止できる。更に庫内への熱負荷侵入も抑制される
ので、冷凍システムの効率も向上し、省エネルギー効果
を得ることができる。
【0063】また、第2のシール部材46は庫内奥行き
方向に揺動可能となっているので、シール部としての軟
質プラスチック47と土手部49との隙間のばらつきを
可動部が吸収することで、第2のシール部材46でのシ
ールを確実に行うことができる。
【0064】また、第2のシール部材46は軟質プラス
チック47と硬質プラスチック48を一体成型し構成し
たものであり、シール部としての軟質プラスチック47
の柔軟性によりシールばらつきを吸収することが可能と
なり、第2のシール部材46でのシールを確実に行うこ
とができる。さらに、一体成型することにより、組立時
の工数を低減できる。また、軟質プラスチック47と硬
質プラスチック48を組み合わせることにより軽量化を
図ることができる。
【0065】また、可動部を有する第2のシール部材
は、冷蔵室回転式扉23(ヒンジ式の扉体)に設けたの
で、ヒンジ部を中心とした回転運動における扉体に設け
た第2のシール部材46と仕切体18との摺動時の動作
をスムーズに行うことができる。
【0066】また、第2のシール部材46のシール部と
しての軟質プラスチック47にはスリット47aが設け
られているので、第2のシール部材のシール部としての
軟質プラスチック47を分割することで扉体の開閉時に
おけるシール部材と仕切体との隙間ばらつきを吸収する
ことができる。
【0067】また、第2のシール部材46と接触する土
手部49を、仕切体18に設けたものであり、扉体の閉
時に、第2のシール部材46が土手部49と動作方向で
直接接触しシールすることにより、上下方向のばらつき
を事前に配慮した設計が可能となり、第2のシール部材
46と仕切体18との擦れをなくすことができる。
【0068】また、前面板40に対向する扉体23、2
7の下面部50および上面部51は良熱伝導性の金属材
料であるアルミニウムあるいは鋼板で構成されているの
で、扉体前面の外気の熱を、扉体の上面部51及び下面
部50に設置する金属により前面板40周辺に導入し、
前面板40の温度を適度に高め、結露を防止することが
できる。
【0069】また、前面板40に対向する扉体23,2
7の上面部51及び下面部50を良熱伝導性の金属粉を
混合する樹脂により構成したものであり、混合した良熱
伝導性の金属粉の伝熱作用により扉体前面の外気の熱
を、前面板40周辺に伝熱し、結露を防止させることが
可能となる。さらに構成を樹脂としたので製品の軽量化
も図れる。
【0070】また、仕切体18の内部には結露防止用発
熱ヒータ52を配設したので、必要な場合にのみ発熱す
ることができるようになり、確実に効率的に、前面板の
表面温度を高めることが可能となる。
【0071】また、表示パネル24の内部には温度セン
サー25が配設されており、温度センサー25の温度情
報を入力し結露防止用発熱ヒータ52の出力を調整する
制御装置(図示せず)により、冷蔵庫設置の環境におけ
る温度から判断して前面板40の表面温度を結露しない
ように制御することが可能となり、必要な場合にのみ発
熱することができるようになり、確実に効率的に、前面
板の表面温度を高め、発汗を防止できる。さらに必要な
場合にのみ発熱することで、少電力を可能とする。な
お、温度センサー25に替わり温湿度センサーを用いて
もよい。温湿度センサーを用いた場合、周囲の温度、湿
度環境を直接的に検知し、発熱ヒータ52の制御が可能
となる。
【0072】また、仕切体内部に配設される発熱ヒータ
52は、アルミ箔テープ53、あるいは高熱伝導のホッ
トメルト接着剤54により前面板40の裏面部に密着、
固定されているので、発熱ヒータの熱を前面板40に、
より確実に伝達することができる。
【0073】また、発熱ヒータ52は、前面板40の中
央部周辺を加熱するに充分な大きさとしているので、前
面板40において低温度域が形成される中央部のみを効
率よく加熱することができ、発熱ヒータ52の小型化や
省エネルギーが図れる。
【0074】なお、本実施の形態では、仕切体18は、
冷蔵庫本体17の冷蔵温度帯を上下に仕切る場合で説明
したが、冷凍室を2段構成とし、冷凍温度帯を上下に仕
切る仕切体に適用してもよい。この場合、周囲との温度
差が大きいので、より大きな省エネ効果を得ることがで
きる。
【0075】また、土手部49は仕切体18と一体に形
成しても、別体に形成してもよい。一体に形成した場
合、組立時の工数低減が図れる。また、別体に形成した
場合、部品の兼用化が図れる。また、土手部49の形状
は庫内側の冷気が第2のシール部材46に直接当たらな
いように冷気を上部に案内するガイド形状とすることが
望ましい。
【0076】また、第2のシール部材46は扉体の下部
への取付に限定するものでなく、上下面、左右面、ある
いは全周面に取付けてもよい。
【0077】また、本実施の形態では、可動部を有する
第2のシール部材46は、ヒンジ式の扉に適用したもの
で説明したが、引き出し式扉に可動部を有する第2のシ
ール部材を適用してもよい。
【0078】また、仕切体18は冷蔵庫本体17の硬質
ウレタンフォーム充填発泡時に一体に充填発泡したもの
で説明したが、あらかじめ仕切体18に硬質ウレタンフ
ォーム充填発泡し、その後、冷蔵庫本体17に組み込ん
でもよい。この場合、仕切体18内に確実に硬質ウレタ
ンフォームが充填されるので、高い断熱性を安定して得
ることができる。
【0079】また、前面板40に対向する扉体23、2
7の下面部50および上面部51は良熱伝導性の金属材
料で構成しているが、扉体を形成している外板と一体に
下面部50および上面部51を形成することもできる。
【0080】(実施の形態2)図10は、本発明の実施
の形態2による冷蔵庫の仕切体の断面図である。なお、
実施の形態1と同一構成については、同一符号を付して
詳細な説明を省略する。
【0081】55は、仕切体18の内部に埋設した真空
断熱材であり、ガス透過を阻止する多層ラミネートフィ
ルムの周囲を溶着した袋内にシリカ、パーライトなどの
微粉末、あるいはグラスファイバ、連続気泡の発泡ウレ
タンなどからなるコア材を挿入した後、袋内のガスを排
気し真空状態として密封したものである。
【0082】以上の構成において、仕切体18の内部に
硬質ウレタンフォーム41に加え、真空断熱材55を埋
設しているので、硬質ウレタンフォームの数倍の断熱性
能を有する真空断熱材の優れた断熱効果により、庫内冷
気の前面板40への熱伝達を更に抑制することができ、
前面板40の発汗を確実に防止できる。
【0083】(実施の形態3)図11は、本実施の形態
3による冷蔵庫の仕切体の断面図である。図12は、同
実施の形態による冷蔵庫の仕切体の要部分解斜視図であ
る。なお、実施の形態1および2と同一構成について
は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0084】図11および図12において、40cは前
面板40の端部に形成された折り曲げ部で、その長さは
5mm以上10mm以下となるように設計され、ここで
は5mmで仕切体18内部に延出させている。また、前
面板40はABSやポリプロピレン等のプラスチック樹
脂で成型されており、その表面上はホットスタンプ等の
方法で金属塗装を施している。
【0085】57aは第1の仕切部材であり、仕切体1
8内部で硬質ウレタンフォームを形成するための外郭を
構成するもので、硬質ウレタンフォーム41が充填され
る前面部を覆うようにツメ58aにて仕切体18の凹部
(図示せず)に挿入嵌合させている。57bは第2の仕
切部材で、仕切体18の硬質ウレタンフォーム41が充
填される底面部および背面部を覆うようにツメ58bに
て仕切体18の凹部(図示せず)に挿入嵌合させてい
る。そして、第1の仕切部材57aは断面コの字状であ
り側面部にはウレタン注入口59aが形成されている。
また、第2の仕切部材57bの側面部にもウレタン注入
口59bが形成されている。なお、ウレタン注入口59
a、59bは円形形状としている。
【0086】また、第1の仕切部材57aおよび第2の
仕切部材57bを仕切体18に挿入嵌合した時に、ウレ
タン注入口59a、59bに合うように仕切体18の側
面にそれぞれ貫通孔59c、59dが設けられている。
【0087】また、第1の仕切部材57aおよび第2の
仕切部材57bは、ABSやポリプロピレンのようなプ
ラスチック樹脂から成る。
【0088】また、56は、前面板40と第1の仕切部
材57aとの間に設けた空気層であり、本部分には硬質
ウレタンフォームは充填されない。
【0089】また、仕切体18を冷蔵庫に組み込んだ
時、貫通孔59c、59dに対応して内箱に貫通穴(図
示せず)を設けている。
【0090】以上の構成において、前面板40は金属と
比較して熱容量が小さいプラスチック樹脂で成型されて
おり、前面板40の表面に対する庫内側冷気の影響を少
なくでき、前面板40の表面の温度低下が抑えられ結露
を防止することが可能である。また前面板40の表面を
金属塗装しているので、扉体に設けたガスケット内部の
マグネットと着磁して、前面板とガスケットとの確実な
シールが可能となる。
【0091】また、前面板40の上部及び下部に折り曲
げ部40cを設け、前記折り曲げ部40cの長さを5m
m以上10mm以下としたものであり、折り曲げ部40
cによって前面板40の強度を確保しながら、前面板4
0を仕切体18に保持し、更に折り曲げ部40cは構造
上、必要最小限の長さとしているので前面板40への庫
内冷気の影響を効果的に抑制することができる。
【0092】また、仕切体18の内部に空気層56を設
けているので、硬質ウレタンフォーム41が収縮した場
合においても、硬質ウレタンフォーム41と前面板40
とは直接接していないので、硬質ウレタンフォーム41
の収縮によって前面板40の平滑度が悪化することがな
い。
【0093】また、第1の仕切部材57a、第2の仕切
部材57bにて仕切体18内部で硬質ウレタンフォーム
41を形成するための外郭を構成しているので、硬質ウ
レタンフォーム41発泡時に硬質ウレタンフォーム41
が仕切体18の外部へと漏れ出すことがなく、仕切体1
8の周辺の外観を損ねることがない。
【0094】また、第1の仕切部材57a、第2の仕切
部材57bはプラスチック樹脂を原料とするので、前面
板40の表面に対する庫内側冷気の影響を少なくでき、
前面板40表面の結露防止に有効である。またプラスチ
ック樹脂を用いているので、仕切体18の軽量化も図れ
る。
【0095】また、冷蔵庫本体17の背面部を上面に向
け、冷蔵庫本体17の背面部から硬質ウレタンフォーム
41の原液を注入することで、その一部は貫通孔59
c、59dを通り、ウレタン注入口59a、59bより
仕切体18内部に流れ込み、硬質ウレタンフォーム41
を形成するが、硬質ウレタンフォーム41のウレタン注
入口59a,59bは、仕切体18の内部に形成した2
つの区画の側面部にそれぞれに1つずつ設けているの
で、効果的に硬質ウレタンフォーム41原液を充填発泡
させることができ、仕切体18内部における充填率を高
めることができる。
【0096】また、硬質ウレタンフォーム41の原液の
仕切体18へのウレタン注入口59a,59bの形状を
円型としたものであり、他の形状と比較してウレタン注
入口59a,59bの周囲長さを短くできるので、硬質
ウレタンフォーム原液注入時の流れ抵抗を小さくするこ
とができ、仕切体18内部における充填率を高めること
ができる。
【0097】なお、ウレタン注入口59a、59bは、
第1の仕切部材57a、第2の仕切部材57bの側面に
設けたもので説明したが、両側面に設けた場合、ウレタ
ンの充填性がさらに高まる。また、仕切体18の中央部
に空気抜き穴を設けることでウレタンの充填性がさらに
高まる。
【0098】また、ウレタン注入口59a、59bと貫
通孔59c、59dの外周接触部に軟質ウレタンフォー
ムなどのシール部材を介しても良い。これにより仕切体
18の側面部のウレタン漏れを防止できる。
【0099】また、冷蔵庫本体17の発泡時、冷蔵庫全
面開口部を底面に位置させ冷蔵庫の背面部から、ウレタ
ンを注入する場合、冷蔵庫本体ウレタン注入口の下部に
ウレタン注入口59a、59bを位置させることによ
り、仕切体18へのウレタン充填性が高まる。
【0100】また、本実施の形態では、仕切体18内を
2つに区画したもので説明したが、1つ、あるいは3つ
以上の区画を形成してもよい。1区画にすることで、部
品点数を減らすことができる。また、複数に区画するこ
とで、よりウレタン充填性が高まる。
【0101】(実施の形態4)図13は、本実施の形態
4による冷蔵庫の仕切体に取り付けるブラケットの斜視
図である。図14は、同実施の形態による冷蔵庫の仕切
体の断面図である。図15は同実施の形態による冷蔵庫
の仕切体周辺の水平断面図である。
【0102】なお、実施の形態1から3と同一構成につ
いては、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0103】図13において、60はブラケットであ
り、61は仕切体中へと伸びる延出部であり、延出部6
1の一部には、硬質ウレタンフォームの流動性を確保す
るため、貫通部62を設けている。63はビス穴であ
る。
【0104】図14において、64はヒンジであり、前
面板40の前方に配置しており、回転式扉23を冷蔵庫
本体17に回動自在となるように固定している。そし
て、ヒンジ64はブラケット60とビス65によって前
面板40上に保持されている。
【0105】次に図15において、66は冷蔵庫の外殻
を構成する外箱、67は冷蔵庫庫内を構成する内箱であ
り、冷蔵庫本体17は外箱66と内箱67とを嵌合し、
これによって外箱66と内箱67間に形成された空間部
に発泡断熱材を充填封入することにより断熱性を確保し
ている。また、ブラケット60は取付部60aを有し、
外箱66の前面で折り返した外箱前面フランジ66aと
前面板40とブラケット60の取付部60aとをビス6
8により共締めし外箱66に固定されている。
【0106】以上の構成において、ヒンジ64はブラケ
ット60を介して外箱66に固定、保持されており、そ
の結果、回転式扉23を強固に冷蔵庫本体17に固定で
きるので、扉体に荷重がかかった場合でも扉体の傾きが
抑制され、上下に配置した扉体どうしの隙間も変わらな
い。したがって、開閉動作の不具合も生じず、冷蔵庫の
外観を損なうことがない。
【0107】また、ブラケット60は、その延出部61
が仕切体18内の硬質ウレタンフォーム41中に延出
し、硬質ウレタンフォーム41と強固に固定されるの
で、扉体の傾きが更に抑制される。
【0108】(実施の形態5)図16は、本実施の形態
5による冷蔵庫の仕切体に配設する面状発熱体の正面図
であり、図17は、同実施の形態による冷蔵庫の仕切体
の裏面部の斜視図である。
【0109】なお、実施の形態1から4との同一構成に
ついては、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0110】図16および17において、69は面状発
熱体であり前面板40にアルミ箔テープ(図示せず)、
あるいは高熱伝導のホットメルト接着剤(図示せず)に
より前面板40の裏面部に密着、固定される。面状発熱
体69は電極70と導電線71とラミネート72とから
なる。導電線71は極細の銅線を複数織り込んで面状と
した布にカーボン導電塗料を含浸塗布したものであり、
この両面をPETフィルムや軟質塩化ビニルシートなど
の絶縁性および耐熱性を有するもので熱融着絶縁してラ
ミネート72としている。また、73はリード線であ
り、一方が面状発熱体69の両端の電極70に、他方が
電源に接続されて、導電線71に給電される。
【0111】以上の構成において、仕切体18の内部に
結露防止用ヒータとして面状発熱体69を配設している
ので、加熱面積を大きくとれ、洩れなく前面板40の全
体を加熱することが可能となり、発汗を確実に防止でき
る。また、面状発熱体69を用いることにより、仕切体
18の組込みが容易になる。さらにサービス時の交換も
容易となる。
【0112】(実施の形態6)図18は、本実施の形態
6による冷蔵庫下部の正面図である。
【0113】なお、実施の形態1から5との同一構成に
ついては、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0114】図18において、74は扉開閉検知手段で
あり、引き出し式扉27に設けた磁石と着磁することで
引き出し式扉27の開閉を検知する無接点型のセンサー
で、ここではホールICを用いており、HC等の可燃性
物質を冷媒としたときにおいても着火爆発等の事故の可
能性を低減する。
【0115】以上の構成において、従来は扉開閉検出手
段74を前面板40の裏面に配設させていたが、本発明
においては冷蔵庫の内箱67に扉開閉検出手段74を設
けているので、前面板40の全面に結露防止用発熱ヒー
タを貼付することができ、前面板40の全体を洩れなく
加熱することが可能となる。また本実施の形態では冷凍
室22と収納容器30とで形成される無効空間に扉開閉
検出手段73を配置させているので、冷凍室22の有効
内容積を阻害することがない。
【0116】(実施の形態7)図19は、本実施の形態
7による冷蔵庫の縦断面図である。
【0117】なお、実施の形態1から6との同一構成に
ついては、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0118】図19において、75は真空断熱材であ
り、冷蔵庫の外箱66に貼付される。本実施の冷蔵庫は
外箱66と内箱67とを組み合わせ、その間に硬質ウレ
タンフォーム41を発泡充填させ断熱性能に優れる筐体
を形成している。なお本実施例では、冷蔵室20の回転
式扉23と野菜室21の引き出し式扉26と冷凍室22
の引き出し式扉27にも真空断熱材75を配設させてい
るので、より断熱性能が高くなっている。
【0119】また本実施の冷蔵庫において冷却器34や
圧縮機37等で形成される冷凍サイクル中を流れる冷媒
は可燃性自然冷媒のイソブタンを用いている。
【0120】以上の構成において、本実施の冷蔵庫の冷
媒は可燃性自然冷媒を使用しているが、凝縮器の一部で
あるフロントコンデンサを冷蔵庫前面開口部の仕切体1
8に配設しないので、冷凍サイクルのシステムボリュー
ムを小さくできる。従って、封入冷媒量を削減すること
ができ、万が一の冷媒漏洩時における安全性を高めるこ
とができる。さらに地球温暖化に対する影響が小さい自
然冷媒を使用することは、地球環境にも配慮することに
もなる。
【0121】また、従来の冷蔵庫は発汗防止用フロント
コンデンサにより発汗を防いでいたが、冷蔵庫の運転率
が低下すると発熱時間が短縮され発汗を発生させる恐れ
があった。本実施の冷蔵庫は真空断熱材75を用いて断
熱性能に優れるので冷蔵庫の運転率が低下するが、庫内
冷気の前面板への伝達を抑制する構造を有するので安定
して発汗を防止はかることができる。さらに真空断熱材
は硬質ウレタンフォームの数倍の断熱性能を有するので
冷蔵庫庫内への熱侵入を有効に防ぐことができ、省エネ
ルギー効果も高まる。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明は、少なくとも2つの貯蔵室を有し、前記貯蔵室の前
面開口部にそれぞれ開閉自在な扉体と、前記貯蔵室を仕
切る仕切体と、前記仕切体の前面部に前面板とを備えた
冷蔵庫において、前記仕切体の内部に硬質ウレタンフォ
ームを充填したものであり、前面板の表面温度低下を抑
制できるため放熱パイプを廃止しても前面板の結露を防
止することができる。このため放熱パイプから庫内への
熱侵入を排除でき省エネルギー化を図ることができ、放
熱パイプを配設しなくても庫内冷気の前面板への伝達を
断熱性能の高い硬質ウレタンフォームによって抑制する
ことが可能となり、前面板の表面温度の低下、および庫
内への熱侵入を抑えることができる。
【0123】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の冷蔵庫において、前面板は上部及び下部に折り
返し部を有するものであり、前面板の端部は仕切体の内
部に充填した硬質ウレタンフォーム内に配置できること
により、前面板の端部からの庫内への熱侵入を効率よく
防止でき、さらに省エネルギーを図れるとともに、前面
板の表面温度の低下をさらに抑えることができる。
【0124】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載の発明において、仕切体内部に真空断熱
材を埋設したものであり、硬質ウレタンフォームの数倍
の断熱性能を有する真空断熱材の断熱効果により、庫内
冷気の前面板への伝達を更に抑制することが可能とな
る。
【0125】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
から請求項3のいずれか1項に記載の発明において、仕
切体の奥行き寸法を30mm以上80mm以下としたも
のであり、仕切板の構造において、前面板の表面温度上
昇効果の高い奥行き寸法範囲をとることにより省スペー
スを確保しながら、前面板への庫内冷気の伝達を効果的
に抑制することができる。
【0126】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
から請求項4のいずれか1項に記載の発明において、仕
切体後方に空間部を設けたものであり、仕切体と庫内冷
気の伝達が空間部の空気断熱により抑制され、前面板へ
の断熱効果がいっそう高まる。
【0127】また、請求項6に記載の発明は、請求項1
から請求項5のいずれか1項に記載の発明において、仕
切体と対向する扉体にはシール部材を設けるとともに、
シール部材より貯蔵室内側に第2のシール部材を設けた
ものであり、シール部材と第2のシール部材の複数のシ
ール構造により、庫外への冷気漏れが抑制され前面板の
表面温度の低下が抑えられる。更に庫内への熱負荷侵入
も抑制されるので、冷凍システムの効率も向上する。
【0128】また、請求項7に記載の発明は、請求項6
に記載の発明において、第2のシール部材は可動部を有
するものであり、シール部材と仕切体との隙間のばらつ
きを可動部が吸収することで、扉体と貯蔵室前面開口部
のシールを確実に行うことができる。
【0129】また、請求項8に記載の発明は、請求項6
または7に記載の発明において、第2のシール部材は硬
質プラスチックと軟質プラスチックとで一体成型された
ものであり、軟質プラスチックによりシールばらつきを
吸収することが可能となる。更に軽量のプラスチックを
用いるので、扉体の重量を徒に大きくすることがない。
【0130】また、請求項9に記載の発明は、請求項6
から請求項8のいずれか1項に記載の発明において、可
動部を有する第2のシール部材は、ヒンジ式の扉体に設
けたものであり、ヒンジ部を中心とした回転運動におけ
る扉体に設けた第2のシール部材と仕切体との摺動時の
動作をスムーズに行うことができる。
【0131】また、請求項10に記載の発明は、請求項
6から請求項9のいずれか1項に記載の発明において、
第2のシール部材にスリットを設けたものであり、スリ
ットにより第2のシール部材を分割することで扉体の開
閉時におけるシール部材と仕切体との隙間ばらつきを吸
収することができる。
【0132】また、請求項11に記載の発明は、請求項
6から請求項10のいずれか1項に記載の発明におい
て、第2のシール部材と接触する土手部を、仕切体に設
けたものであり、扉体の閉時に、第2のシール部材が土
手部と動作方向で直接接触しシールすることにより、上
下方向のばらつきを事前に配慮した設計が可能となり、
シール部材と仕切体との擦れをなくすことができる。
【0133】また、請求項12に記載の発明は、請求項
1から請求項11のいずれか1項に記載の発明におい
て、前面板に対向する扉体の上面部及び下面部を良熱伝
導性の金属材料により構成したものであり、扉体前面の
外気の熱を、扉体の上面部及び下面部に設置する金属に
より前面板周辺に導入し、前面板の温度を適度に高め、
結露を防止させることが可能となる。
【0134】また、請求項13に記載の発明は、請求項
1から請求項11のいずれか1項に記載の発明におい
て、前面板に対向する扉体の上面部及び下面部を良熱伝
導性の金属粉を混合する樹脂により構成したものであ
り、混合した良熱伝導性の金属粉の伝熱作用により扉体
前面の外気の熱を、前面板周辺に伝熱し、結露を防止さ
せることが可能となる。さらに構成を樹脂としたので製
品の軽量化も図れる。
【0135】また、請求項14に記載の発明は、請求項
1から請求項13のいずれか1項に記載の発明におい
て、仕切体内部に結露防止用発熱ヒータを配設したもの
であり、必要な場合にのみ発熱することができるように
なり、確実に効率的に、前面板の表面温度を高めること
が可能となる。
【0136】また、請求項15に記載の発明は、請求項
14に記載の冷蔵庫において、冷蔵庫の庫外に設置され
る温度センサーあるいは温湿度センサーの出力信号によ
り、結露防止用発熱ヒータの出力を調整させるものであ
り、冷蔵庫設置の環境における温度あるいは湿度状態か
ら判断して前面板の表面温度を結露しないように制御す
ることが可能となる。
【0137】また、請求項16に記載の発明は、請求項
13または14に記載の発明において、結露防止用発熱
ヒータを良熱伝導性の材料で、前面板の裏面部に密着さ
せたものであり、発熱ヒータの熱を前面板に、より確実
に伝達することできる。
【0138】また、請求項17に記載の発明は、請求項
14から請求項16のいずれか1項に記載の発明におい
て、結露防止用発熱ヒータは、前面板の中央部周辺を加
熱させたものであり、前面板において低温度域が形成さ
れる中央部のみを効率よく加熱することができるので、
ヒータの小型化や省エネルギーが図れる。
【0139】また、請求項18に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、前面板をプラスチック樹脂か
ら成形し、前記前面板の表面を金属塗装するものであ
り、前面板表面の温度低下が抑えられ結露を防止するこ
とが可能である。また前面板は、扉体に設けたガスケッ
ト内部のマグネットと着磁して、前面板とガスケットの
確実なシールが可能となる。
【0140】また、請求項19に記載の発明は、請求項
2に記載の発明において、折り返し部の長さを5mm以
上10mm以下としたものであり、前面板を硬質ウレタ
ンフォームにて仕切体へ保持しながら、前面板への庫内
冷気の影響を効果的に抑制することができる。
【0141】また、請求項20に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、仕切体内部に充填する硬質ウ
レタンフォームと前面板とが密着しないように硬質ウレ
タンフォームと前面板との間に空気層を設けるものであ
り、硬質ウレタンフォームの収縮の影響により前面板の
平滑度が悪化することがない。
【0142】また、請求項21に記載の発明は、請求項
1から請求項20のいずれか一項に記載の冷蔵庫におい
て、仕切体内部で硬質ウレタンフォームを形成するため
の外郭を構成する仕切部材を仕切体本体に配設するもの
であり、仕切体へ充填された硬質ウレタンフォーム原液
の発泡時に、硬質ウレタンフォームが仕切体外部へと漏
れ出すことがなく、仕切体周辺の外観を損ねることがな
い。
【0143】また、請求項22に記載の発明は、請求項
25に記載の発明において、仕切体内部のシール部材を
プラスチック樹脂としたものであり、前面板表面に対す
る庫内側冷気の影響が少ないので、前面板表面の結露防
止に有効である。更に軽量のプラスチック樹脂を用いる
ので、仕切体の重量を徒に大きくすることがない。
【0144】また、請求項23に記載の発明は、請求項
1に記載の冷蔵庫において、仕切体内部に硬質ウレタン
フォーム原液が注入される区画を設け、硬質ウレタンフ
ォームの仕切体への注入口を前記各区画の側面部に1つ
以上設けるものであり、効果的に硬質ウレタンフォーム
原液を充填発泡させることができ、仕切体内部における
充填率を大きくすることができる。
【0145】また、請求項24に記載の発明は、請求項
23に記載の冷蔵庫において、注入口の形状を円型とし
たものであり、硬質ウレタンフォーム原液注入時の流れ
抵抗を小さくすることができ、硬質ウレタンフォームの
充填率が高まり、仕切体の断熱性能が高まる。
【0146】また、請求項25に記載の発明は、請求項
1に記載の冷蔵庫において、扉体を回動自在に固定する
ヒンジを前面板の前方に配置する際、前記ヒンジをブラ
ケットで保持し前記ブラケットを冷蔵庫外箱に支持、固
定するものであり、ヒンジの前面板上における位置決め
が容易となる。また、扉体を強固に固定できるため扉体
の傾きが抑制され、冷蔵庫の外観を損なうこともない。
【0147】また、請求項26に記載の発明は、請求項
25に記載の発明において、ブラケットは仕切体内部へ
と伸びる延出部を持つものであり、ブラケットが強固に
保持され扉体の傾きがさらに抑制される。
【0148】また、請求項27に記載の発明は、請求項
14に記載の発明において、仕切体内部に配設する結露
防止用ヒータを面状発熱体としたものであり、洩れなく
前面板全体を加熱することが可能となり、発汗を確実に
防止できる。
【0149】また、請求項28に記載の発明は、請求項
14に記載の発明において、扉の開閉を検知する手段を
冷蔵庫内箱に配設したものであり、結露防止用ヒータを
前面板に全面貼付し効率良く前面板を加熱できるため、
ヒータ入力の低減のより省エネルギーが図れる。
【0150】また、請求項29に記載の発明は、請求項
1から請求項28のいずれか1項に記載の発明におい
て、冷蔵庫の冷媒を可燃性自然冷媒としたものであり、
本発明における冷蔵庫はフロントコンデンサを配設しな
いので、システムボリュームが小さくなり冷媒量を削減
することができ、冷媒漏洩時における安全性を高めるこ
とが可能な冷蔵庫を提供できる。
【0151】また、請求項30に記載の発明は、請求項
1から請求項29のいずれか1項に記載の発明におい
て、真空断熱材を冷蔵庫の内箱と外箱との間に配設し、
硬質ウレタンフォームで一体発泡したものであり、本発
明における冷蔵庫はフロントコンデンサを配設せず庫内
冷気の前面板への伝達を抑制する構造を有するので、真
空断熱材の断熱性能により冷蔵庫の運転率が低下して
も、運転率の影響を受ける放熱パイプを発汗防止手段と
しないので安定して発汗の防止を図ることができる。さ
らに真空断熱材は硬質ウレタンフォームの数倍の断熱性
能を有するので冷蔵庫庫内への熱侵入を有効に防ぐこと
ができ、省エネルギー効果の高い冷蔵庫を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷蔵庫の実施の形態1の縦断面図
【図2】同実施の形態の冷蔵庫の冷凍サイクル配管の透
視図
【図3】同実施の形態の冷蔵庫の仕切体の断面図
【図4】同実施の形態の冷蔵庫の仕切体の要部拡大断面
【図5】同実施の形態の冷蔵庫に設けた第2のシール部
材の要部拡大断面図
【図6】同実施の形態の冷蔵庫に設けた第2のシール部
材の斜視図
【図7】仕切体奥行きと前面板表面温度の相関を表す特
性図
【図8】同実施の形態の冷蔵庫の仕切体の裏面部の斜視
【図9】同実施の形態の冷蔵庫の仕切体の裏面部の斜視
【図10】本発明による冷蔵庫の実施の形態2の仕切体
の断面図
【図11】本発明による冷蔵庫の実施の形態3の仕切体
の断面図
【図12】同実施の形態の冷蔵庫の仕切体の分解斜視図
【図13】本発明による冷蔵庫の実施の形態4の仕切体
に取り付けるブラケットの正面図
【図14】同実施の形態の冷蔵庫の仕切体の断面図
【図15】同実施の形態の冷蔵庫の仕切体周辺の水平断
面図
【図16】本発明による冷蔵庫の実施の形態5の仕切体
に配設する面状発熱体の正面図
【図17】同実施の形態の冷蔵庫の仕切体の裏面部の斜
視図
【図18】本発明による冷蔵庫の実施の形態6の冷蔵庫
下部の正面図
【図19】本発明による冷蔵庫の実施の形態7の縦断面
【図20】従来の冷蔵庫の縦断面図
【図21】従来の冷蔵庫の冷凍サイクル配管の透視図
【図22】従来の冷蔵庫の仕切体の断面図
【符号の説明】 17 冷蔵庫本体 18 仕切体 23 回転式扉 25 温度センサー 26 引き出し式扉 40 前面板 40a 折り返し部 41 硬質ウレタンフォーム 43 空間部 44、45 ガスケット 46 第2のシール部材 47 軟質プラスチック 47a スリット 48 硬質プラスチック 49 土手部 50 上面部 51 下面部 52 発熱ヒータ 53 アルミ箔テープ 54 ホットメルト接着剤 55 真空断熱材 56 空気層 57a 第1の仕切部材 57b 第2の仕切部材 59a、59b ウレタン注入口 60 ブラケット 60a 取付部 61 延出部 64 ヒンジ 66 外箱 66a 外箱前面フランジ 67 内箱 69 面状発熱体 74 扉開閉検知手段 75 真空断熱材
フロントページの続き (72)発明者 橋本 晋一 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 宅島 司 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 樋上 和也 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 高西 英知 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3L045 AA01 BA01 DA02 NA24 PA04 3L102 JA01

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの貯蔵室を有し、前記貯
    蔵室の前面開口部にそれぞれ開閉自在な扉体と、前記貯
    蔵室を仕切る仕切体と、前記仕切体の前面部に前面板と
    を備えた冷蔵庫において、前記仕切体の内部に硬質ウレ
    タンフォームを充填することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 前面板は上部及び下部に折り返し部を有
    することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 仕切体内部に真空断熱材を埋設すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 仕切体の奥行き寸法を30mm以上80
    mm以下とすることを特徴とする請求項1から請求項3
    のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 仕切体後方に空間部を設けることを特徴
    とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の冷
    蔵庫。
  6. 【請求項6】 仕切体と対向する扉体にはシール部材を
    設けるとともに、シール部材より貯蔵室内側に第2のシ
    ール部材を設けることを特徴とする請求項1から請求項
    5のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 第2のシール部材は可動部を有すること
    を特徴とする請求項6に記載の冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 第2のシール部材は硬質プラスチックと
    軟質プラスチックとで一体成型されたことを特徴とする
    請求項6または7に記載の冷蔵庫。
  9. 【請求項9】 可動部を有する第2のシール部材は、ヒ
    ンジ式の扉体に設けることを特徴とする請求項6から請
    求項8のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  10. 【請求項10】 第2のシール部材にスリットを設けた
    ことを特徴とする請求項6から請求項9のいずれか一項
    に記載の冷蔵庫。
  11. 【請求項11】 第2のシール部材と接触する土手部
    を、仕切体に設けることを特徴とする請求項6から請求
    項10のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  12. 【請求項12】 前面板に対向する扉体の上面部及び下
    面部を良熱伝導性の金属材料により構成することを特徴
    とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の
    冷蔵庫。
  13. 【請求項13】 前面板に対向する扉体の上面部及び下
    面部を良熱伝導性の金属粉を混合する樹脂により構成す
    ることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか
    一項に記載の冷蔵庫。
  14. 【請求項14】 仕切体内部に結露防止用発熱ヒータを
    配設することを特徴とする請求項1から請求項13のい
    ずれか一項に記載の冷蔵庫。
  15. 【請求項15】 冷蔵庫の庫外に設置される温度センサ
    ーあるいは温湿度センサーの出力信号により、結露防止
    用発熱ヒータの出力を調整させることを特徴とする請求
    項14に記載の冷蔵庫。
  16. 【請求項16】 結露防止用発熱ヒータを良熱伝導性の
    材料で、前面板の裏面部に密着させることを特徴とする
    請求項13または14に記載の冷蔵庫。
  17. 【請求項17】 結露防止用発熱ヒータは、前面板の中
    央部周辺を加熱させることを特徴とする請求項14から
    請求項16のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  18. 【請求項18】 前面板をプラスチック樹脂から成形
    し、前記前面板の表面を金属塗装することを特徴とする
    請求項1に記載の冷蔵庫。
  19. 【請求項19】 前面板の上部及び下部に折り曲げ部を
    設け、前記折り曲げ部の長さを5mm以上10mm以下
    としたこを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  20. 【請求項20】 仕切体内部に充填する硬質ウレタンフ
    ォームと前面板とが密着しないように硬質ウレタンフォ
    ームと前面板との間に空気層を設けることを特徴とする
    請求項1に記載の冷蔵庫。
  21. 【請求項21】 仕切体内部で硬質ウレタンフォームを
    形成するための外郭を構成する仕切部材を仕切体本体に
    配設することを特徴とする請求項1から請求項20のい
    ずれか一項に記載の冷蔵庫。
  22. 【請求項22】 仕切部材をプラスチック樹脂とするこ
    とを特徴とする請求項21に記載の冷蔵庫。
  23. 【請求項23】 仕切体内部に硬質ウレタンフォーム原
    液が注入される区画を設け、硬質ウレタンフォームの仕
    切体への注入口を前記各区画の側面部に1つ以上設ける
    ことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  24. 【請求項24】 注入口の形状を円型とすることを特徴
    とする請求項23に記載の冷蔵庫。
  25. 【請求項25】 扉体を回動自在に固定するヒンジを前
    面板の前方に配置する際、前記ヒンジをブラケットで保
    持し前記ブラケットを冷蔵庫外箱に支持、固定すること
    を特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  26. 【請求項26】 ブラケットは仕切体内部へと伸びる延
    出部を持つことを特徴とする請求項25に記載の冷蔵
    庫。
  27. 【請求項27】 仕切体内部に配設する結露防止用ヒー
    タを面状発熱体とすることを特徴とする請求項14に記
    載の冷蔵庫。
  28. 【請求項28】 扉体の開閉を検知する手段を冷蔵庫内
    箱に配設することを特徴とする請求項14に記載の冷蔵
    庫。
  29. 【請求項29】 冷蔵庫の冷媒を可燃性自然冷媒とする
    ことを特徴とする請求項1から請求項28のいずれか一
    項に記載の冷蔵庫。
  30. 【請求項30】 真空断熱材を冷蔵庫の内箱と外箱との
    間に配設し、硬質ウレタンフォームで一体発泡すること
    を特徴とする請求項項1から請求項29のいずれか一項
    に記載の冷蔵庫。
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