JP2003171594A - 顔料組成物および顔料分散体 - Google Patents

顔料組成物および顔料分散体

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JP2003171594A JP2001373723A JP2001373723A JP2003171594A JP 2003171594 A JP2003171594 A JP 2003171594A JP 2001373723 A JP2001373723 A JP 2001373723A JP 2001373723 A JP2001373723 A JP 2001373723A JP 2003171594 A JP2003171594 A JP 2003171594A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】非水系または水系のオフッセトインキ、グラビ
アインキ、塗料、インキジェットインキ、プラスチック
着色、カラーフィルター等に適する非集合性、流動性に
優れた安定な顔料組成物、顔料分散体および着色用樹脂
組成物の提供。 【解決手段】顔料誘導体、アントラキノン誘導体、アク
リドン誘導体またはトリアジン誘導体から選ばれる少な
くとも一種の誘導体と、表面に有機顔料またはカーボン
ブラック顔料を結合させた無機顔料とを含んでなる顔料
組成物、該顔料組成物をワニスに分散せしめてなる顔料
分散体、および前記顔料組成物と熱可塑性樹脂とを含ん
でなる着色用樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用適性、特に非
集合性、流動性に優れた顔料組成物、顔料分散体および
着色用樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、顔料の微細な粒子をオフセット
インキ、グラビアインキおよび塗料のようなビヒクルに
分散する場合、安定な分散体を得ることが難しく、製造
作業上および得られる製品の価値に種々の問題を引き起
こすことが知られている。例えば、微細な粒子からなる
顔料を含む分散体は往々にして高粘度を示し、製品の分
散機からの取り出し、輸送が困難となるばかりでなく、
更に悪い場合は貯蔵中にゲル化を起こし使用困難となる
ことがある。さらに展色物の塗膜表面に関しては光沢の
低下、レベリング不良等の状態不良を生じることがあ
る。また異種の顔料を混合して使用する場合、凝集によ
る色別れや、沈降などの現象により展色物に色むらや著
しい着色力の低下が現れることがある。
【0003】以上のような種々の問題点を解決するため
に、有機顔料を母体骨格として側鎖に酸性基や塩基性基
を置換基として有する顔料誘導体を分散剤として混合す
る方法が、特公昭41−2466号公報、USP285
5403号公報、特開昭63−305173号公報、特
開平1−247468号公報、特開平3−26767号
公報等に開示されている。しかし、これらの方法は有機
顔料の分散には有効であるが、無機顔料の分散では全く
効果が見られない。従って、無機顔料の分散にはシラン
カップリング剤、チタンカップリング剤、各種官能基を
導入した樹脂等が分散剤として使用されているが、有機
顔料を顔料誘導体で分散する場合に比べると充分な効果
が得られていないのが現状であり、顔料誘導体等の有機
低分子量化合物を用いて無機顔料を良好に分散する技術
の発明は、解決できない大きな課題となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、オ
フッセトインキ、グラビアインキ、塗料、インキジェッ
トインキ、プラスチック着色、カラーフィルター、電気
泳動型電子ペーパー等に適する非集合性、流動性に優れ
た安定な顔料組成物、顔料分散体または着色用樹脂組成
物の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、無機顔料
の表面に有機顔料またはカーボンブラック顔料を結合さ
せることにより、顔料誘導体、アントラキノン誘導体、
アクリドン誘導体またはトリアジン誘導体から選ばれる
少なくとも一種の誘導体との組み合わせで良好な分散性
を発揮するようになることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明は、顔料誘導体、アントラキノン誘導
体、アクリドン誘導体またはトリアジン誘導体から選ば
れる少なくとも一種の誘導体と、表面に有機顔料または
カーボンブラック顔料を結合させた無機顔料とを含んで
なることを特徴とする顔料組成物に関する。また、本発
明は、上記顔料組成物をワニスに分散せしめてなる顔料
分散体に関する。さらに、本発明は、上記顔料組成物と
熱可塑性樹脂とを含んでなる着色用樹脂組成物に関す
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の表面に有機顔料またはカ
ーボンブラック顔料を結合させた無機顔料を構成するた
めの無機顔料としては、バライト粉、炭酸バリウム、炭
酸石灰粉、沈降性炭酸カルシウム、シリカ粉、微粉ケイ
酸、珪藻土、塩基性炭酸マグネシウム、アルミナホワイ
ト、グロスホワイト、サチン白、酸化チタン、亜鉛華、
硫化亜鉛、鉛白、炭酸カルシウム、沈降性硫酸バリウ
ム、ホワイトカーボン、アルミナホワイト、カオリンク
レー、タルク、ベントナイト、黒色酸化鉄、カドミウム
レッド、べんがら、モリブデンレッド、モリブデートオ
レンジ、クロムバーミリオン、黄鉛、カドミウムイエロ
ー、黄色酸化鉄、チタンイエロー、酸化クロム、ビリジ
アン、チタンコバルトグリーン、コバルトグリーン、コ
バルトクロムグリーン、ビクトリアグリーン、群青、紺
青、コバルトブルー、セルリアンブルー、コバルトシリ
カブルー、コバルト亜鉛シリカブルー、マンガンバイオ
レット、コバルトバイオレット等が挙げられる。
【0007】有機顔料としては、ジケトピロロピロール
系顔料、アゾ、ジスアゾ、ポリアゾ等のアゾ系顔料、銅
フタロシアニン、ハロゲン化銅フタロシアニン、無金属
フタロシアニン等のフタロシアニン系顔料、アミノアン
トラキノン、ジアミノジアントラキノン、アントラピリ
ミジン、フラバントロン、アントアントロン、インダン
トロン、ピラントロン、ビオラントロン等のアントラキ
ノン系顔料、キナクリドン系顔料、ジオキサジン系顔
料、ペリノン系顔料、ペリレン系顔料、チオインジゴ系
顔料、イソインドリン系顔料、イソインドリノン系顔
料、キノフタロン系顔料、スレン系顔料、金属錯体系顔
料等が挙げられる。カーボンブラック顔料としては、ア
セチレンブラック、チャンネルブラック、ファーネスブ
ラック等が挙げられる。
【0008】また、本発明を構成する顔料誘導体、アン
トラキノン誘導体、アクリドン誘導体またはトリアジン
誘導体は、下記一般式(1)で示され、塩基性基を有す
る場合と酸性基有する場合が挙げられる。 式(1)
【化1】 A:有機顔料残基、アントラキノン残基、アクリドン残
基またはトリアジン残基 B:塩基性置換基または酸性置換基
【0009】式(1)中、Aの有機顔料残基を構成する
有機顔料としては、ジケトピロロピロール系顔料、ア
ゾ、ジスアゾ、ポリアゾ等のアゾ系顔料、銅フタロシア
ニン、ハロゲン化銅フタロシアニン、無金属フタロシア
ニン等のフタロシアニン系顔料、アミノアントラキノ
ン、ジアミノジアントラキノン、アントラピリミジン、
フラバントロン、アントアントロン、インダントロン、
ピラントロン、ビオラントロン等のアントラキノン系顔
料、キナクリドン系顔料、ジオキサジン系顔料、ペリノ
ン系顔料、ペリレン系顔料、チオインジゴ系顔料、イソ
インドリン系顔料、イソインドリノン系顔料、キノフタ
ロン系顔料、スレン系顔料、金属錯体系顔料等が挙げら
れる。
【0010】アントラキノン残基を構成するアントラキ
ノンとしては、メチル基、エチル基等のアルキル基、ア
ミノ基、ニトロ基、水酸基またはメトキシ基、エトキシ
基等のアルコキシ基または塩素等のハロゲン等の置換基
を有していてもよいアントラキノンが挙げられる。アク
リドン残基を構成するアクリドンとしては、メチル基、
エチル基等のアルキル基、アミノ基、ニトロ基、水酸基
またはメトキシ基、エトキシ基等のアルコキシ基または
塩素等のハロゲン等の置換基を有していてもよいアクリ
ドンが挙げられる。
【0011】トリアジン残基を構成するトリアジンとし
ては、メチル基、エチル基等のアルキル基、アミノ基ま
たはジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジブチルア
ミノ基等のアルキルアミノ基、ニトロ基、水酸基または
メトキシ基、エトキシ基、ブトキシ基等のアルコキシ
基、塩素等のハロゲンまたはメチル基、メトキシ基、ア
ミノ基、ジメチルアミノ基、水酸基等で置換されていて
もよいフェニル基またはメチル基、エチル基、メトキシ
基、エトキシ基、アミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチ
ルアミノ基、ニトロ基、水酸基等で置換されていてもよ
いフェニルアミノ基等の置換基を有していてもよい1,
3,5−トリアジンが挙げられる。
【0012】式(1)中、Bの塩基性置換基または酸性
置換基は、下記式(2)、式(3)、式(4)、式
(5)、式(6)および式(7)で示される群よりなる
少なくとも1つの置換基を表す。 式(2)
【化2】 式(3)
【化3】
【0013】式(4)
【化4】 式(5)
【化5】 式(6)
【0014】
【化6】 式(7)
【化7】
【0015】X:−SO2−、−CO−、−CH2NHC
OCH2−、−CH2−または直接結合を表す。 n:1〜10の整数を表す。 R1、R2:それぞれ独立に、置換されていてもよいアル
キル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換され
ていてもよいフェニル基、またはR1 とR2 とで一体と
なって更なる窒素、酸素または硫黄原子を含む置換され
ていてもよい複素環を表す。 R3:置換されていてもよいアルキル基、置換されてい
てもよいアルケニル基または置換されていてもよいフェ
ニル基を表す。
【0016】R4、R5、R6、R7:それぞれ独立に、水
素原子、置換されていてもよいアルキル基、置換されて
いてもよいアルケニル基または置換されていてもよいフ
ェニル基を表す。 Y:−NR8−Z−NR9−または直接結合を表す。 R8、R9:それぞれ独立に水素原子、置換されていても
よいアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基ま
たは置換されていてもよいフェニル基を表す。 Z:置換されていてもよいアルキレン基、置換されてい
てもよいアルケニレン基、または置換されていてもよい
フェニレン基を表す。 P:式(8)で示される置換基または式(9)で示され
る置換基を表す。 Q:水酸基、アルコキシル基、式(8)で示される置換
基または式(9)で示される置換基を表す。
【0017】式(8)
【化8】 式(9)
【化9】
【0018】M:水素原子、カルシウム原子、バリウム
原子、ストロンチウム原子、マンガン原子またはアルミ
ニウム原子を表す。 i:Mの価数を表す。 R10、R11、R12、R13 :それぞれ独立に、水素原
子、置換されていてもよいアルキル基、置換されていて
もよいアルケニル基、置換されていてもよいフェニル基
またはポリオキシアルキレン基を表す。
【0019】式(1)〜式(5)および式(8)、式
(9)を形成するために使用されるアミン成分として
は、例えば、ジメチルアミン、ジエチルアミン、N,N
−エチルイソプロピルアミン、N,N−エチルプロピル
アミン、N,N−メチルブチルアミン、N,N−メチル
イソブチルアミン、N,N−ブチルエチルアミン、N,
N−tert−ブチルエチルアミン、ジイソプロピルア
ミン、ジプロピルアミン、N,N−sec−ブチルプロ
ピルアミン、ジブチルアミン、ジーsec−ブチルアミ
ン、ジイソブチルアミン、N,N−イソブチル−sec
−ブチルアミン、ジアミルアミン、ジイソアミルアミ
ン、ジヘキシルアミン、ジ(2−エチルへキシル)アミ
ン、ジオクチルアミン、N,N−メチルオクタデシルア
ミン、ジデシルアミン、ジアリルアミン、N,N−エチ
ル−1,2−ジメチルプロピルアミン、N,N−メチル
ヘキシルアミン、ジオレイルアミン、ジステアリルアミ
ン、N,N−ジメチルアミノメチルアミン、N,N−ジ
メチルアミノエチルアミン、N,N−ジメチルアミノア
ミルアミン、N,N−ジメチルアミノブチルアミン、
N,N−ジエチルアミノエチルアミン、N,N−ジエチ
ルアミノプロピルアミン、N,N−ジエチルアミノヘキ
シルアミン、N,N−ジエチルアミノブチルアミン、
N,N−ジエチルアミノペンチルアミン、N,N−ジプ
ロピルアミノブチルアミン、N,N−ジブチルアミノプ
ロピルアミン、N,N−ジブチルアミノエチルアミン、
N,N−ジブチルアミノブチルアミン、N,N−ジイソ
ブチルアミノペンチルアミン、N,N−メチルーラウリ
ルアミノプロピルアミン、N,N−エチルーヘキシルア
ミノエチルアミン、N,N−ジステアリルアミノエチル
アミン、N,N−ジオレイルアミノエチルアミン、N,
N−ジステアリルアミノブチルアミン、ピペリジン、2
−ピペコリン、3−ピペコリン、4−ピペコリン、2,
4−ルペチジン、2,6−ルペチジン、3,5−ルペチ
ジン、3−ピペリジンメタノール、ピペコリン酸、イソ
ニペコチン酸、イソニコペチン酸メチル、イソニコペチ
ン酸エチル、2−ピペリジンエタノール、ピロリジン、
3−ヒドロキシピロリジン、N−アミノエチルピペリジ
ン、N−アミノエチル−4−ピペコリン、N−アミノエ
チルモルホリン、N−アミノプロピルピペリジン、N−
アミノプロピル−2−ピペコリン、N−アミノプロピル
−4−ピペコリン、N−アミノプロピルモルホリン、N
−メチルピペラジン、N−ブチルピペラジン、N−メチ
ルホモピペラジン、1−シクロペンチルピペラジン、1
−アミノ−4−メチルピペラジン、1−シクロペンチル
ピペラジン等が挙げられる。
【0020】式(7)のスルホン酸アミン塩を形成する
ために使用されるアミン成分は1級、2級、3級、4級
のいずれのアミンでもよく、例えば、1級アミンとして
は、側鎖を有していてもよいへキシルアミン、ヘプチル
アミン、オクチルアミン、ノニルアミン、デシルアミ
ン、ウンデシルアミン、ドデシルアミン、トリデシルア
ミン、テトラデシルアミン、ペンタデシルアミン、ヘキ
サデシルアミン、ヘプタデシルアミン、オクタデシルア
ミン、ノナデシルアミン、エオコシルアミン等のアミ
ン、もしくはそれぞれの炭素数に対応する不飽和アミン
が挙げられる。
【0021】2級、3級および4級アミンとしては、ジ
オレイルアミン、ジステアリルアミン、ジメチルオクチ
ルアミン、ジメチルデシルアミン、ジメチルラウリルア
ミン、ジメチルステアリルアミン、ジラウリルモノメチ
ルアミン、トリオクチルアミン、ジメチルジドデシルア
ンモニウムクロリド、ジメチルジオレイルアンモニウム
クロリド、ジメチルジデシルアンモニウムクロリド、ジ
メチルジオクチルアンモニウムクロリド、トリメチルス
テアリルアンモニウムクロリド、ジメチルジステアリル
アンモニウムクロリド、トリメチルデシルアンモニウム
クロリド、トリメチルヘキサデシルアンモニウムクロリ
ド、トリメチルオクタデシルアンモニウムクロリド、ジ
メチルドデシルテトラデシルアンモニウムクロリド、ジ
メチルヘキサデシルオクタデシルアンモニウムクロリド
等が挙げられる。また、式(7)におけるR10、R11
12、R13のいずれかがポリオキシアルキレン基を表す
場合、その例としてはポリオキシエチレン基、ポリオキ
シプロピレン基等が挙げられる。
【0022】本発明において、表面に有機顔料またはカ
ーボンブラック顔料を結合させた無機顔料と、顔料誘導
体、アントラキノン誘導体、アクリドン誘導体またはト
リアジン誘導体から選ばれる少なくとも一種の誘導体と
の割合は、表面に有機顔料またはカーボンブラック顔料
を結合させた無機顔料100重量部に対して、顔料誘導
体、アントラキノン誘導体、アクリドン誘導体またはト
リアジン誘導体から選ばれる少なくとも一種の誘導体
0.1〜30重量部であることが好ましい。本発明の表
面に有機顔料またはカーボンブラック顔料を結合させた
無機顔料において、有機顔料またはカーボンブラック顔
料と、無機顔料の割合は、無機顔料100重量部に対し
て有機顔料またはカーボンブラック顔料1〜100重量
部であることが好ましく、5〜50重量部であることが
更に好ましい。
【0023】本発明の表面に有機顔料またはカーボンブ
ラック顔料を結合させた無機顔料は、メカノケミカル法
により製造されたものであることが好ましい。メカノケ
ミカル法としては公知のあらゆる方法が適用できる。メ
カノケミカル法に使用する攪拌機、混合機、粉砕機等の
装置は特に限定されるものではないが、例えば、アトラ
イター、ニーダー、3本ロールミル、2本ロールミル、
ボールミル、ローラーミル、石臼式ミル、ハイブリダイ
ザー((株)奈良機械製作所)、メカノマイクロス
((株)奈良機械製作所)、メカノフュージョンシステ
ムAMS(ホソカワミクロン(株))等が使用できる。
また、メカノケミカル法はローラーミル等による圧密粉
砕処理であることが好ましく、線加重10〜70kg/
cmの条件で実施することが好ましい。処理時間は10
〜300分であり、処理される無機顔料、有機顔料また
はカーボンブラック顔料の種類により調整される。
【0024】メカノケミカル法はケイ素化合物、チタン
化合物、アルミニウム化合物または樹脂の存在下で実施
されることが好ましい。ケイ素化合物としては、エチル
シリケート、ポリシロキサン、シランカップリング剤等
が挙げられるが、特にシランカップリング剤を使用する
のが好ましい。シランカップリング剤は、ケイ素原子に
メトキシ基、エトキシ基、イソプロポシキ基等のアルコ
キシ基とその他の有機官能基とが結合した化合物であ
り、特に限定されるものではない。シランカップリング
剤としては、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメト
キシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピル
メチルジメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピル
トリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチル
ジメトキシシラン、γ−ウレイドプロピルトリエトキシ
シラン等が使用できる。また、市販のケイ素化合物とし
ては、例えば、信越化学工業(株)製のLSシリーズが
挙げられる。
【0025】また、チタン化合物としては、チタンテト
ライソプロポキシド、チタン(チタネート系)カップリ
ング剤等が挙げられるが、特にチタン(チタネート系)
カップリング剤を使用するのが好ましい。チタン(チタ
ネート系)カップリング剤は、チタン原子にメトキシ
基、エトキシ基、イソプロポシキ基等のアルコキシ基と
その他の有機官能基とが結合した化合物であり、特に限
定されるものではない。チタン(チタネート系)カップ
リング剤としては、例えば、味の素ファインテクノ
(株)製のプレンアクトシリーズであるKRTTS、K
R46B、KR55、KR41B、KR38S、KR1
38S、KR238S、338X、KR44、KR9S
A等が使用できる。
【0026】また、樹脂は特に限定されるものではな
く、例えば、石油樹脂、カゼイン、セラック、ロジン変
性マレイン酸樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、ニトロ
セルロース、セルロースアセテートブチレート、環化ゴ
ム、塩化ゴム、酸化ゴム、塩酸ゴム、フェノール樹脂、
アルキド樹脂、ポリエステル樹脂、不飽和ポリエステル
樹脂、アミノ樹脂、エポキシ樹脂、ビニル樹脂、塩化ビ
ニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹
脂、メタクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹
脂、フッ素樹脂、乾性油、合成乾性油、スチレン変性マ
レイン酸、ポリアミド樹脂、塩素化ポリプロピレン、ブ
チラール樹脂、塩化ビニリデン樹脂等が使用できる。
【0027】メカノケミカル法を実施する場合に使用す
るケイ素化合物、チタン化合物または樹脂の量は、無機
顔料100重量部に対して0.1〜50重量部であるこ
とが好ましい。本発明に関わるメカノケミカル法は、ケ
イ素化合物、チタン化合物、アルミニウム化合物または
樹脂の存在または非存在下で、無機顔料と、有機顔料ま
たはカーボンブラック顔料を混合処理し、無機顔料の表
面に有機顔料またはカーボンブラック顔料を結合させる
ことからなる。結合は、物理的な結合でも良く、化学的
な結合でもよい。
【0028】メカノケミカル法を実施する場合、有機溶
剤または水を加えて、処理される有機顔料またはカーボ
ンブラック顔料および無機顔料を湿潤させてもよく、ま
た、ケイ素化合物、チタン化合物、アルミニウム化合物
または樹脂を有機溶剤または水に溶解または分散してか
ら添加してもよい。また、メカノケミカル法を実施する
場合、無機酸または無機塩基を添加してもよい。また、
メカノケミカル法を実施する場合、顔料誘導体、アント
ラキノン誘導体、アクリドン誘導体またはトリアジン誘
導体から選ばれる少なくとも一種の誘導体を加え、これ
らの誘導体の存在下で、有機顔料またはカーボンブラッ
ク顔料と、無機顔料を処理してもよい。
【0029】本発明に関わるメカノケミカル法の一例を
示せば、無機顔料100重量部、有機顔料またはカーボ
ンブラック顔料30重量部、シランカップリング剤10
重量部をエタノール20重量部に分散させた液を直径1
cmのスチールボールを入れたボールミルに加えて処理
する方法が挙げられる。無機顔料、有機顔料またはカー
ボンブラック顔料、シランカップリング剤のエタノール
分散液は初めから全てを混合してもよいが、まず無機顔
料とシランカップリング剤のエタノール分散液を処理し
次いで有機顔料またはカーボンブラック顔料を添加して
もよく、また、まず有機顔料またはカーボンブラック顔
料とシランカップリング剤のエタノール分散液を処理し
次いで無機顔料を添加してもよい。
【0030】本発明の顔料組成物は、溶剤系または水系
のワニスに分散することにより顔料分散体とすることが
できる。ワニスに含有される樹脂の例としては、石油樹
脂、カゼイン、セラック、ロジン変性マレイン酸樹脂、
ロジン変性フェノール樹脂、ニトロセルロース、セルロ
ースアセテートブチレート、環化ゴム、塩化ゴム、酸化
ゴム、塩酸ゴム、フェノール樹脂、アルキド樹脂、ポリ
エステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アミノ樹脂、
エポキシ樹脂、ビニル樹脂、塩化ビニル、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、
ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、乾性
油、合成乾性油、スチレン変性マレイン酸、ポリアミド
樹脂、塩素化ポリプロピレン、ブチラール樹脂、塩化ビ
ニリデン樹脂等が挙げられる。
【0031】本発明の顔料分散体は、本発明の顔料組成
物に各種有機溶剤または水、樹脂、必要により添加剤、
分散剤等を混合し、各種分散機を使用して分散すること
により製造することができる。分散機は特に限定される
ものではなく、例えば、横型サンドミル、縦型サンドミ
ル、アニュラー型ビーズミル、アトライター等が使用で
きる。
【0032】また、本発明の顔料組成物は、熱可塑性樹
脂と混練することにより着色用樹脂組成物とすることが
できる。熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレンプロピレン共重合体(ラ
ンダムまたはブロック共重合体を含む)等のポリオレフ
ィン系樹脂、ポリスチレン、ABS樹脂、AS樹脂、ポ
リ塩化ビニル、ポリエステル、ポリアセタール、ポリカ
ーボネート、ポリ芳香族エーテル、ポリ芳香族エステ
ル、ポリスルホン等が挙げられる。また、混練としては
バンバリーミキサーのような回分式混練機、二軸混練
機、混練機能を有する単軸押出機、ロータ型二軸混練機
等を用いることができる。熱可塑性樹脂としてポリオレ
フィン系樹脂を用いる場合には、130〜230℃で混
練することが好ましく、ポリオレフィン系樹脂の中でも
ポリエチレンを用いる場合には、130〜200℃で混
練することがより好ましい。混練後、着色用樹脂組成物
は、粉砕、カッティング、造粒等により所望の形状(ペ
レット状、顆粒状、粒子状)にして、フィルム形成等に
供することができる。
【0033】本発明の顔料組成物、顔料分散体および着
色用樹脂組成物は、市販の分散剤、界面活性剤等の各種
添加剤を含有することができる。添加剤として具体的に
は、ビックケミー社製のDisperbyk−101、103、
107、108、110、111、116、130、1
40、154、161、162、163、164、16
5、166、170、171、174、180、18
1、182、183、184、185、190、200
0、2001、Anti-Terra−U、203、204、BYK
−P104、P104S、220S、Lactimon、Lactim
on−WS、Bykumen等、アビシア社製のSOLSPERSE−30
00、9000、13240、13650、1394
0、17000、18000、20000、2100
0、24000、26000、27000、2800
0、31845、32000、32500、3260
0、34750、36600、38500、4100
0、41090、53095等、エフカケミカルズ社製
のEFKA−46、47、48、452、LP4008、4
009、LP4010、LP4050、LP4055、
400、401、402、403、450、451、4
53、4540、4550、LP4560、120、1
50、1501、1502、1503等が挙げられる。
【0034】本発明の顔料組成物、顔料分散体または着
色用樹脂組成物は、非水系または水系のオフッセトイン
キ、グラビアインキ、塗料、インキジェットインキ、プ
ラスチック着色、カラーフィルター、電気泳動型電子ペ
ーパー等に利用できる。
【0035】
【実施例】以下に、本発明に関わる製造例、実施例、比
較例を示す。以下の「部」とは「重量部」を表す。実施
例、比較例で使用した顔料誘導体、アントラキノン誘導
体、アクリドン誘導体またはトリアジン誘導体の化学構
造式と化合物番号を以下に示す。 化合物1
【化10】 CuPcは、銅フタロシアニン残基を表す。
【0036】化合物2
【化11】 化合物3
【化12】 化合物4
【化13】
【0037】化合物5
【化14】 化合物6
【化15】 化合物7
【化16】
【0038】化合物8
【化17】 化合物9
【化18】 化合物10
【化19】 化合物11
【化20】
【0039】表面に有機顔料またはカーボンブラック顔
料を結合させた無機顔料の製造。 [製造例1]1/2インチスチールボール2kgを入れ
た1Lボールミルに、無機顔料Pigment White 6を10
0部、シランカップリング剤(信越化学工業(株)製
「LS−5300」)を8部、有機顔料Pigment Blue 1
5:3を20部加え、24時間の間メカノケミカル処理を
実施し、処理顔料1を得た。 [製造例2]1Lニーダーに、無機顔料Pigment White
6を100部、チタネート系カップリング剤(味の素フ
ァインテクノ(株)製「KRTTS」)を15部、有機
顔料Pigment Yellow 12を45部加え、10時間の間メ
カノケミカル処理を実施し、処理顔料2を得た。
【0040】[製造例3]無機顔料Pigment White 6を
100部、ロジンエステル樹脂(荒川化学工業(株)製
「エステルガムAT」)を20部、カーボンブラック顔
料Pigment Black7を14部、混合した後、石臼式ミルに
より5時間の間メカノケミカル処理を実施し、処理顔料
3を得た。 [製造例4〜9]表−1に示した方法により、処理顔料
4〜9を得た。
【0041】
【表1】
【0042】ケイ素化合物 (1):シランカップリング剤(信越化学工業(株)製「LS
-5300」) (2):シランカップリング剤(信越化学工業(株)製「LS
-2940」) (3):シランカップリング剤(信越化学工業(株)製「LS
-5118」) (4):シランカップリング剤(信越化学工業(株)製「LS
-3150」)チタン化合物 (1):チタネート系カップリング剤(味の素ファインテク
ノ(株)製「KR TTS」) (2):チタネート系カップリング剤(味の素ファインテク
ノ(株)製「KR 46B」)樹脂 (1):ロジンエステル樹脂(荒川化学工業(株)製「エス
テルガムAT」) (2)::ロジン変性フェノール樹脂(荒川化学工業(株)
製「タマノル135」)
【0043】[実施例1〜12および比較例1〜12]
顔料分散体の製造と評価 本発明の顔料分散体の性能を評価するために、製造例1
〜9で製造した処理顔料1〜9と化合物1〜10を使用
して塗料を作製した。分散は3mmφスチールボールを
使用し、ペイントシェイカーにて行った。得られた塗料
の粘度をB型粘度計で測定し、粘度およびTI値で分散
体の性能を評価した(粘度は低いほど良好。TI値は1
に近いほど良好)。また、得られた塗料をPETフィル
ムに展色し、グロスメーターにて60°光沢を測定して
評価した(光沢は高いほど良好)。結果を表−2に示
す。
【0044】(塗料成分) a: 表面に有機顔料またはカーボンブラック顔料を結
合させた無機顔料 b: 顔料誘導体、アントラキノン誘導体、アクリドン
誘導体またはトリアジン誘導体から選ばれる少なくとも
一種の誘導体 c: アルキド樹脂 d: メラミン樹脂 e:シンナー(シクロヘキサノン/キシレン/n−ブタ
ノール=6/2/2) (塗料配合) a+b:10重量部 c :30重量部 d :10重量部 e :50重量部
【0045】比較例においては、表面に有機顔料または
カーボンブラック顔料を結合させた無機顔料の代わり
に、表−3に示した、有機顔料またはカーボンブラック
顔料と、無機顔料の単なる混合物を使用して塗料を作製
した。有機顔料またはカーボンブラック顔料と、無機顔
料の単なる混合物は、有機顔料またはカーボンブラック
顔料と、無機顔料をガラスビンに入れ、スチールボール
またはガラスビーズ等の粉砕媒体を入れずに、ペイント
シェーカーで1時間単純に混合したものを使用した。表
−3に混合割合を示した。表−2に示した通り、本発明
の顔料分散体は、比較例に比べ、良好な粘度、TI値お
よび光沢を示した。
【0046】
【表2】
【0047】
【表3】
【0048】[実施例13]ポリエチレン樹脂38重量
部、製造例1の処理顔料1を60重量部、およびステア
リン酸亜鉛2重量部と混合し、ロータ型2軸混練機を用
いて150℃で混連し、押し出して冷却後、ペレット化
して着色用樹脂組成物(マスターバッチ)を得た。次い
で、顔料濃度30重量%になるように上記のマスターバ
ッチと前記のポリエチレン樹脂とを配合し、Tダイフィ
ルム成型器(東洋精機製)を用いて、成形温度340
℃、回転数60rpmで溶融しつつ、膜厚30μmのフ
ィルム状の溶融混合物を紙上に溶融押し出しラミネート
して、樹脂コーティング紙を得、該樹脂コーティング紙
を得る際のサージングの状態(高温高速加工性)及び得
られた樹脂コーティング紙上のコーティング面(フィル
ム表面)状態を目視観察した。
【0049】[比較例13]表面に有機顔料またはカー
ボンブラック顔料を結合させた無機顔料である処理顔料
1の代わりに、表−3に示した、有機顔料またはカーボ
ンブラック顔料と、無機顔料の単なる混合物1を使用し
た以外は、実施例13と同様にして、樹脂コーティング
紙を得る際のサージングの状態(高温高速加工性)及び
得られた樹脂コーティング紙上のコーティング面(フィ
ルム表面)状態を目視観察した。比較例13において
は、サージング(フィルム脈動)があり加工性に問題が
あり、フィルム表面も膜割れ、ブツ、ピンホールが見ら
れたのに対し、実施例13では、サージングが全くな
く、フィルム表面も非常に良好であった。
【0050】
【発明の効果】表面に有機顔料またはカーボンブラック
顔料を結合させた無機顔料と、顔料誘導体、アントラキ
ノン誘導体、アクリドン誘導体またはトリアジン誘導体
から選ばれる少なくとも一種の誘導体とを組み合わせる
ことにより、分散性の良好な顔料組成物または着色用樹
脂組成物を得ることができ、無機顔料の分散性を大きく
改善することが可能となった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09C 3/08 C09C 3/08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】顔料誘導体、アントラキノン誘導体、アク
    リドン誘導体またはトリアジン誘導体から選ばれる少な
    くとも一種の誘導体と、表面に有機顔料またはカーボン
    ブラック顔料を結合させた無機顔料とを含んでなること
    を特徴とする顔料組成物。
  2. 【請求項2】表面に有機顔料またはカーボンブラック顔
    料を結合させた無機顔料が、メカノケミカル法により製
    造されたものである請求項1記載の顔料組成物。
  3. 【請求項3】メカノケミカル法が、ケイ素化合物の存在
    下で実施される請求項2記載の顔料組成物。
  4. 【請求項4】メカノケミカル法が、チタン化合物の存在
    下で実施される請求項2記載の顔料組成物。
  5. 【請求項5】メカノケミカル法が、樹脂の存在下で実施
    される請求項2記載の顔料組成物。
  6. 【請求項6】請求項1〜5いずれか記載の顔料組成物を
    ワニスに分散せしめてなる顔料分散体。
  7. 【請求項7】請求項1〜5いずれか記載の顔料組成物と
    熱可塑性樹脂とを含んでなる着色用樹脂組成物。
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