JP2003170763A - インストルメントパネル - Google Patents

インストルメントパネル

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JP2003170763A JP2001370667A JP2001370667A JP2003170763A JP 2003170763 A JP2003170763 A JP 2003170763A JP 2001370667 A JP2001370667 A JP 2001370667A JP 2001370667 A JP2001370667 A JP 2001370667A JP 2003170763 A JP2003170763 A JP 2003170763A
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skin
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JP2001370667A
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Kazunori Takahashi
和則 高橋
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Inoue MTP KK
Inoac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リサイクル性の向上を図り得るインストルメ
ントパネルとする。 【解決手段】 所要形状に成形された基材12の外面に
装着される表皮材14は、射出発泡成形技術により所要
形状に成形される。すなわち成形時に成形型をコアバッ
クさせることで、発泡阻止状態で固化して当該表皮材1
4の外面に露出した外部スキン層32と、この外部スキ
ン層32の内側に発泡状態で固化した内部発泡層34と
から形成されている。このような表皮材14は、該表皮
材14の裏面に設けた係着ボス40を前記基材12に設
けた係着孔42に係着させることで、該基材12に取外
し可能に装着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、乗用車等におけ
る乗員室内の前方に装着されるインストルメントに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】乗用車等における乗員室内の前方には、
所要形状に成形されて車幅方向の略全幅に亘って延在す
るインストルメントパネルが設けられている。例えば図
8に示すように、このインストルメントパネル10は、
所要形状にインジェクション成形した合成樹脂製のパネ
ル基材12を主体とした大型の車両内装部材であって、
該パネル基材12の所要位置には、計器ユニット18、
空調操作パネル20、オーディオユニット22およびグ
ローブボックス24等が搭載または設置されるようにな
っている。ここで前記インストルメントパネル10は、
基本構成を基に分類すると、(1)パネル基材12、表皮
材14、および両部材12,14の間に介在されるクッ
ション材16から構成される3層タイプ(図9)、(2)パ
ネル基材12と該パネル基材12の外面に被着した表皮
材14から構成される2層タイプ(図10)、(3)パネル
基材12のみから構成される単層タイプ(図示せず)、等
に大別される。
【0003】前記(1)および(2)の各インストルメントパ
ネル10を構成する表皮材14は、該インストルメント
パネル10の質感向上を図るために被着するものであ
り、殊に(2)のタイプに実施されるものでは、PVCの
発泡体または架橋されたPPの発泡体等からなる弾性材
26を裏打ちした2層以上のソフトタイプが採用されて
いる。一方、前記(1)のインストルメントパネル10を
構成するクッション材16は、適宜の弾性を有して当該
インストルメントパネル10の触感向上を図るためのも
のであり、一般的にはウレタンフォームが採用されてい
る。
【0004】また前記(2)のインストルメントパネル1
0は、成形方法を基に分類すると、(a)予め所要形状に
成形したパネル基材12に対して所要形状に予備成形し
た表皮材14を貼着することで形成されるもの、(b)ス
タンピングモールド(SPM)成形法に基いてパネル基材
12を射出プレス成形すると同時に該パネル基材12に
表皮材14を被着して形成されるもの、等に大別され
る。一方、前記(1)のインストルメントパネル10は、
予め所要形状に成形したパネル基材12および表皮材1
4を発泡成形型(図示せず)にセットしたもとで、両部材
12,14の間に注入したウレタン原料からクッション
材16を成形することで形成されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記(1)およ
び(2)のタイプの如く、パネル基材12の外面に表皮材
14(およびクッション材16)を被着して構成されるイ
ンストルメントパネル10では、リサイクル性が低い問
題を内在している。すなわち前記(1)のインストルメン
トパネル10は、全く材質の異なる前記パネル基材12
とクッション材16とを剥離させることが殆ど不可能な
ため、リサイクルが極めて困難なことから焼却処分して
いる。一方、前記(2)のインストルメントパネル10
は、リサイクルは比較的容易であるとしても、2層ソフ
トタイプの前記表皮材14とPP製の前記パネル基材1
2とを一緒に粉砕してペレットにすると、前記弾性材2
6の存在のために物性が著しく低下してしまうため、殆
どの場合には焼却処分しているのが実状であった。しか
もリサイクルするとしても、前記パネル基材12から表
皮材14を剥離するという煩雑な作業を要するから、処
理コストが嵩んでしまって採算面から実施が不可能であ
った。
【0006】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を好適に解決す
るべく提案されたもので、リサイクル性の向上を図り得
るインストルメントパネルを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決して、所
期の目的を達成するため本発明は、所要形状に成形され
た合成樹脂製の基材と、該基材の外面所要位置に装着さ
れる表皮材とからなるインストルメントパネルにおい
て、前記表皮材は、射出発泡成形技術により所要形状に
成形されると共に、その成形時に成形型をコアバックさ
せることで発泡阻止状態で固化し該表皮材の外面に露出
した第1領域と、この第1領域の内側に発泡状態で固化
した第2領域とから形成されてなることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るインストルメ
ントパネルにつき、好適な実施例を挙げ、添付図面を参
照しながら以下説明する。なお、図8〜図10に基いて
説明した従来技術の項で既出の部材および部位と同一の
部材・部位については、同一の符号を付して説明する。
【0009】図1は、本発明の好適実施例に係るインス
トルメントパネルの概略断面図である。本実施例のイン
ストルメントパネル30は、所要形状にインジェクショ
ン成形した合成樹脂(主にPPやPE等のオレフィン系
樹脂)製のパネル基材12と、このパネル基材12の外
面所要位置に被着した表皮材14とから構成されてい
る。そして前記表皮材14は、前記インストルメントパ
ネル30の意匠形状に基いた所要形状に成形され、発泡
阻止状態で固化して該表皮材14の外面に露出した外部
スキン層(第1領域)32と、この外部スキン層32の内
側に発泡状態で固化した内部発泡層(第2領域)34とか
ら形成されている。
【0010】前記表皮材14は、後述すると共に図4に
示したコアバックタイプの射出発泡成形型44を利用し
た公知の射出発泡成形技術に基いて成形されたもので、
図2および図3に示すように、総厚Thは何れの部位で
も略均一であって概ね5mm程度とされ、外部スキン層
32の厚みShが約1mm、内部発泡層34の厚みFh
が約3mmに設定されている。そして、表皮材14に外
方から押圧力が加わった際には、前記内部発泡層34が
圧縮的に弾性変形すると共に前記外部スキン層32が陥
凹的に弾性変形することで、インストルメントパネル3
0の表皮材として要求される弾力性を有し、所謂パッド
部材として機能するようになっている。
【0011】ここで、前記表皮材14を成形するための
成形材料Pとしては、ポリプロピレン:ゴム分:油分
(流動パラフィン等)の配合比率を50:70:2とした
オレフィン系の熱可塑性エラストマー(TPO)に、適宜
の発泡剤を3重量%程度添加したものとされている。こ
のような成形材料Pを使用して所要の成形条件のもとで
成形された実施例の表皮材14は、外部スキン層32自
体の硬さが「ショアA硬度」80〜90程度に形成されて
いる一方、該外部スキン層32を介した内部発泡層34
の硬さが「ショアA硬度」60〜70程度に形成されてい
る。
【0012】従って、前記表皮材14を指先等で押圧し
た際には、押圧された部位に対応した内部発泡層34の
夫々の気泡孔36が圧縮されて該内部発泡層34が圧縮
的に弾性変形すると共に、外部スキン層32が陥凹的に
弾性変形するようになるので、前述したようなソフト感
が得られるようになる。また、外部スキン層32がソリ
ッド化しているので耐油性や耐スクラッチ性等の向上が
図られ、油分等による劣化が好適に防止され得ると共に
擦りキズや引掻きキズが付き難い等の特長もある。なお
外部スキン層32の厚みShは、後述する射出発泡成形
型44による成形時の成形条件の設定によって調整する
ことが可能である。
【0013】そして前述のように構成された表皮材14
は、適宜の固定手段38により前記パネル基材12に分
離可能に装着されるようになっている。前記固定手段3
8は、例えば図2および図3に示すように、前記表皮材
14の裏面に一体的に設けた複数個の係着ボス(第1係
着部)40と、前記パネル基材12の外面に設けられて
該係着ボス40が嵌挿して係着可能な係着孔(第2係着
部)42とから構成されている。そして、対応の係着孔
42に挿通させた係着ボス40を夫々熱カシメすること
で、該係着ボス40の先端が変形して形成された拡大頭
部40aが対応の係着孔42における端縁に係着され、
これにより当該表皮材14がパネル基材12に固定され
る。なお前記夫々の係着ボス40は、前記外部スキン層
32と同様に、表皮材14の成形時に発泡阻止状態で固
化した部位であって、該外部スキン層32に一体的に形
成されて適度の剛性を有している。
【0014】また前記係着ボス40の拡大頭部40a
は、前述したTPOから形成されていることにより、適
宜工具(カッターやニッパー等)を使用して容易に切除可
能となっている。従って、パネル基材12の外面に装着
固定されている実施例の表皮材14は、前記夫々の係着
ボス40の拡大頭部40aを切除することで、該パネル
基材12から容易に取外し得るようになっている。
【0015】図4は、前記表皮材14を成形するための
コアバックタイプの射出発泡成形型44を、該表皮材1
4を成形している状態で示す概略断面図である。この射
出発泡成形型44は、表皮材14の外形形状に基いて形
成された凹状成形面46aを設けた第1成形型46(キ
ャビ型)と、この第1成形型46と対をなすと共に型閉
めされ、前記凹状成形面46aに対向する凸状成形面4
8aを設けた第2成形型48(コア型)とから構成されて
いる。そして、第1成形型46に対して第2成形型48
を型閉めした際に両成形面46a,48aの間にキャビ
ティ50が画成され、第1成形型46に対して第2成形
型48をスライド移動させることで該キャビティ50の
厚みおよび容積を変化させ得るようになっている。また
第2成形型48の成形面48aには、前記夫々の係着ボ
ス40を成形するための凹部52が形成されていると共
に、前記キャビティ50へ連通する注入ゲート54が形
成されており、該注入ゲート54に近接整合させた射出
ノズル56から供給される前記成形材料Pをキャビティ
50内へ充填させ得るようになっている。なお第1成形
型46および第2成形型48には、夫々の成形面46
a,48aを冷却するための冷却手段(図示せず)が内蔵
され、キャビティ50内へ射出された成形材料Pの冷却
・固化を促進し得るようになっている。
【0016】このような射出発泡成形型44では、成形
条件の設定を変更することで、特性の異なる前記表皮材
14の成形が可能である。例えば、第2成形型48の
後退移動(コアバック)のタイミング(時間)、第1およ
び第2成形型46,48の成形面46a,48aの温度
(コアバック時の樹脂温度)、等の各ファクターにより、
前記外部スキン層32の厚みSh等を調整し得る。具体
的には、第2成形型48の後退移動のタイミングを遅く
したり、成形面46a,48aの温度を低くすれば、外
部スキン層32の厚みShを大きくすることができ、反
対に第2成形型48の後退移動のタイミングを早くした
り、成形面46a,48aの温度を高くすれば、外部ス
キン層32の厚みShを小さくすることができる。一
方、(1)前記成形材料Pの特性(密度、発泡剤の単位ガス
発生量、発泡倍率等)、(2)キャビティ50への成形材料
Pの射出量、(3)第2成形型48の移動量、等の様々な
ファクターにより、内部発泡層34の硬さ等を変化させ
得る。
【0017】次に、前述した射出発泡成形型44を使用
して前記表皮材14を成形する方法につき説明する。
【0018】先ず、前記射出発泡成形型44における第
1成形型46に対して第2成形型48を型閉めし、該第
2成形型48を第1位置に停止させる(図4)。そして成
形準備が完了したら、射出ノズル56を注入ゲート54
へ到来・整合させたもとで、所定量の前記成形材料Pを
キャビティ50内へ射出する。なお成形材料Pの射出量
は、当該成形材料Pの特性によって設定されるものであ
るが、実施例ではキャビティ50の容積と略同量とされ
る。
【0019】キャビティ50内へ注入された成形材料P
は、冷却されている夫々の成形面46a,48aに接触
した部分から硬化し始め、この部分にソリッド化した外
部スキン層32が徐々に形成されると共に、前記各凹部
52内にソリッド化した係着ボス40が形成される。な
お、キャビティ50内へ射出された成形材料Pが該キャ
ビティ50内を流動する際に発泡ガスのロスがないと仮
定した場合、前記発泡剤が分解して発生した全てのガス
は圧縮されて当該成形材料P内に含有された状態となっ
ている。
【0020】成形材料Pの射出が終了した後、射出した
該成形材料Pの表面に所要厚の外部スキン層32が形成
されたら、第2成形型48を上方へ所要量だけスライド
移動(コアバック)させ、該第2成形型48を第2位置に
停止させる(図5)。この際に、前記キャビティ50の容
積の拡大に伴い、外部スキン層32の内側に存在する未
固化状態の成形材料Pに付与されていた圧力が低下する
ので、該成形材料P内に圧縮状態で含有されていたガス
が漸次気泡化し、外部スキン層32の内側に、大小多数
の前記気泡孔36を有する内部発泡層34が形成される
に至る。なお、外部スキン層32および夫々の係着ボス
40の部分では、成形材料Pが溶解しているガスを閉じ
込めた状態で既に固化しているので、これらの部分に存
在するガスは気泡化することはない。
【0021】そして、第2成形型48のスライド移動
(コアバック)により内部発泡層34の成形が完了した
ら、該第2成形型48を第1成形型46から離間させて
型開きしたもとで表皮材14を脱型する。なお成形直後
の表皮材14には、前記注入ゲート54内で固化した成
形材料Pにより形成された不要部分58が残存している
ので、この不要部分58をカットして取除くことで表皮
材14の成形が完了する。
【0022】以上に説明したような射出発泡成形技術に
基いて成形された前記表皮材14は、前述した如く、適
宜部位を指先等で押圧すると、当該部位に対応した内部
発泡層34の圧縮的な弾性変形および外部スキン層32
の陥凹的な弾性変形により、インストルメントパネル3
0における表皮材として充分な弾力性および柔軟性を具
有している。このような表皮材14は、係着ボス40と
係着孔42との係着作用により、インストルメントパネ
ル30の外面に露出した状態でパネル基材12に被着さ
れるから、当該インストルメントパネル30の質感向上
および触感向上の何れにも好適に対応し得る。
【0023】また本実施例のインストルメントパネル3
0では、前述した如く、該インストルメントパネル30
を構成する前記パネル基材12および表皮材14が、何
れもオレフィン系の同系材料から成形したものである。
従って、使用期間終了後のインストルメントパネル30
は、パネル基材12に表皮材14を被着したままの状態
で纏めて粉砕処理してリサイクルすることが可能であ
り、処理コストの低減およびリサイクル性の大幅な向上
を図り得る。
【0024】更に前記表皮材14は、前記夫々の係着孔
42の端縁に係着されている各係着ボス40の拡大頭部
40aを適宜工具で切除するだけで、パネル基材12に
装着されていた表皮材14を該パネル基材12から容易
に取外すことができる。従って使用期間終了後のインス
トルメントパネル30は、簡単な作業によりパネル基材
12から表皮材14を取外して夫々の部材12,14を
個別に粉砕処理してリサイクルすることも可能であるか
ら、処理されたリサイクル材料の物性劣化を最低限に抑
えることができる。
【0025】なお前記固定手段38は、熱カシメした係
着ボス40と係着孔42とからなる係着形態に限定され
るものではなく、表皮材14の適切な取付固定および容
易な取外しを行ない得るものであればこれ以外の形態で
あってもよい。例えば前記第1係着部40を、撓曲変形
可能な係止爪形態としてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るインス
トルメントパネルによれば、該インストルメントパネル
を構成する基材および表皮材が何れも同系材料から形成
されているので、使用期間終了後のインストルメントパ
ネルは基材に表皮材を被着したままの状態で粉砕処理し
てリサイクルすることができ、リサイクル性を大幅に向
上させ得る利点がある。また表皮材は、適宜固定手段に
より基材に対して分離可能に取付けられているので、該
固定手段による固定を解除すれば基材から容易に取外す
こともでき、これら表皮材および基材を個別に粉砕処理
してリサイクルすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施例に係るインストルメントパ
ネルの概略断面図である。
【図2】パネル基材に表皮材を装着する状態を示す断面
図である。
【図3】図1に示したインストルメントパネルの部分拡
大図である。
【図4】射出発泡成形型による表皮材の成形工程を示す
断面図であって、射出ノズルからキャビティへ射出した
成形材料が、成形型の成形面に接触した部位から固化し
始めて外部スキン層が形成されつつある状態を示してい
る。
【図5】射出発泡成形型による表皮材の成形工程を示す
断面図であって、外部スキン層の成形後に第2成形型を
スライド移動(コアバック)させることで、未固化状態の
成形材料内に存在する発泡剤が気泡化し、外部スキン層
の内側に内部発泡層が形成された状態を示している。
【図6】図4のA部拡大図である。
【図7】図5のB部拡大図である。
【図8】基材の外面所要位置に表皮材を被着して構成さ
れるインストルメントパネルの概略斜視図である。
【図9】図8のIX−IX線で破断した断面図であって、パ
ネル基材、表皮材、および両部材間で発泡成形したクッ
ション材から構成される3層タイプを例示している。
【図10】図8のIX−IX線で破断した断面図であって、
パネル基材、および該基材の外面に貼着した表皮材から
構成される2層タイプを例示している。
【符号の説明】
12 パネル基材(基材) 14 表皮材 44 射出発泡成形型(成形型) 32 外部スキン層(第1領域) 34 内部発泡層(第2領域) 38 固定手段 40 係着ボス(第1係着部) 42 係着孔(第2係着部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 31:58 B29L 31:58 Fターム(参考) 3D044 BA11 BB01 BC03 BC30 4F206 AA09 AA11 AB02 AG20 AH25 JA04 JB30 JF04 JL02 JM05 JN25

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要形状に成形された合成樹脂製の基材
    (12)と、該基材(12)の外面所要位置に装着される表皮材
    (14)とからなるインストルメントパネルにおいて、 前記表皮材(14)は、射出発泡成形技術により所要形状に
    成形されると共に、その成形時に成形型(44)をコアバッ
    クさせることで発泡阻止状態で固化し該表皮材(14)の外
    面に露出した第1領域(32)と、この第1領域(32)の内側
    に発泡状態で固化した第2領域(34)とから形成されてな
    ることを特徴とするインストルメントパネル。
  2. 【請求項2】 前記表皮材(14)は、オレフィン系の熱可
    塑性エラストマーから形成された請求項1記載のインス
    トルメントパネル。
  3. 【請求項3】 前記表皮材(14)は、適宜の固定手段(38)
    により前記基材(12)に分離可能に装着される請求項1ま
    たは2記載のインストルメントパネル。
  4. 【請求項4】 前記固定手段(38)は、前記表皮材(14)の
    裏面に設けた第1係着部(40)と、前記基材(12)の外面に
    設けられて該第1係着部(40)が係着可能な第2係着部(4
    2)とから構成される請求項3記載のインストルメントパ
    ネル。
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