JP4651354B2 - 表皮付き発泡成形部材の製造方法 - Google Patents

表皮付き発泡成形部材の製造方法 Download PDF

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本発明は、表皮付き発泡成形部材の製造方法に関し、更に詳細には、表皮をセットした第1成形型と基材をセットした第2成形型とを型閉めして、該表皮の外部輪郭部に沿設した表皮シール部を基材に設けた基材シール部に接触させ、これら基材と表皮との間で発泡原料を発泡させて表皮付き発泡成形部材を製造する方法に関するものである。
表皮付き発泡成形部材は、所要形状に形成された基材と、この基材の外面に配設される表皮と、これら基材および表皮の間に介在される発泡体とからなる3層構造となっているもので、自動車の乗員室内に設置される車両内装部材(インストルメントパネル、フロアコンソール、コンソールリッド、ドアパネル等)や各種家具等として実施されている。このような表皮付き発泡成形部材は、所要形状に成形された合成樹脂製の基材により所望とされる剛性が確保され、外部に露出する合成樹脂製の表皮により外観上の質感向上を図ると共に、弾力性を有するウレタンフォーム等から形成された発泡体により適度の弾力性を有して触感向上を図るようになっている。
図9は、車両内装部材として実施されるインストルメントパネルの一例を示した概略斜視図、図10は図9のX−X線断面図、図11は図10の部分拡大図である。このインストルメントパネルIPは、所要形状にインジェクション成形された合成樹脂製の基材10に対し、該基材10の乗員席側に臨むよう位置する約1/2の外面領域を設置部12として表皮20および発泡体30を被着するようになっており、部分的に3層構造を呈する表皮付き発泡成形部材である。このため、インストルメントパネルIPの前方(フロントウィンドウFW側)には、基材10と表皮20の外縁輪郭部との間に境界ラインLが形成されている。
このようなインストルメントパネルIPは、図12および図13(a),(b)に例示するように、予備成形した基材10および予備成形した表皮20を、発泡成形型40の第1成形型42および第2成形型44の表皮セット面46および基材セット面48に夫々セットしたもとで、該発泡成形型40を型閉めした際に基材10および表皮20の間に画成される発泡空間32内で発泡原料Uを発泡させて発泡体30を成形することで製造されることが多い。このため、基材10には設置部12の外縁部に基材シール部14を沿設すると共に、表皮20には表皮意匠部22の外縁輪郭部に表皮シール部24を一体的に形成し、発泡空間32内で発泡する発泡原料Uの発泡圧により表皮シール部24を基材シール部14へ密着的に接触させるようにして、シール状態を形成しながら発泡原料Uの漏出防止を図るようになっている。なお、このような発泡原料を発泡させて発泡体を成形する際のシールに関する技術は、例えば特許文献1等に開示されている。
特開平11−156868号公報
ところで、前述したインストルメントパネルIP等の表皮付き発泡成形部材に実施される表皮20は、例えば公知技術である真空成形技術、パウダースラッシュ成形技術、スプレー成形技術または反応射出成形技術等、種々の成形技術に基づいて予備成形されたものである。そして、インストルメントパネルIPの外面に露出する表皮意匠部22および基材シール部14に接触する表皮シール部24は、何れの部位でも厚みが平均的に1mm程度と薄いため、柔軟性に富むと共に形状保持性が低く、更には保管環境等によって変形し易くなっている。
このため、発泡体30の発泡成形に先立ち、前述した第1成形型42の表皮セット面46に表皮20をセットした際に、部分的または全体的な変形が発生し易くなっているため、図14に例示するように、表皮意匠部22が部分的に変形して浮き上がったり、表皮シール部24が外面から大きく突出してしまう場合がある。殊に、前述したインストルメントパネルIPは大型であるため、これに実施される表皮20も必然的に大型となっているので、第1成形型42を空気吸引状態として表皮セット面46に吸着させるようにしても弛んだり皺ができ易く、前述した不具合が一段と発生し易くなっている。しかも、基材10の外面を部分的に被覆するように装着される表皮20の場合では、その外部輪郭部に前述した表皮シール部24が形成されているため、第1成形型42に設けた位置決め固定ピンに係止される係止凹部を該表皮20に形成することが不可能であるため、当該表皮20の前述した変形等を防止する対策を講じ難かった。
従って、表皮20の浮き上がり等が発生した状態で発泡成形型40の型閉めを行なった場合には、図15に例示するように、表皮シール部24の端縁が基材10に当接するようになり、該表皮シール部24に皺が形成されて基材シール部14との間に隙間が形成されてしまう。これにより、この状態で発泡原料Uにより発泡体30を発泡成形した際には、表皮シール部24と基材シール部14とのシールが不充分となるため、発泡途中の発泡原料Uの一部が両シール部24,14の隙間から漏出して境界ラインLの外部で硬化してしまい、これを除去するための修正作業を追加する必要が生じて成形効率が低下すると共に成形コストが嵩んでしまう問題が発生する。しかも、発泡体30の漏出が酷くて修正作業が困難な場合には、当該のインストルメントパネルIPを廃棄処理せざるを得なくなるから、無視できない損失を招来することとなっていた。
本発明は、前述した課題を好適に解決するべく提案されたもので、発泡成形型に対して表皮を適切かつ確実にセットし得るようにすることで、表皮シール部と基材シール部との適切なシールを形成するようにした表皮付き発泡成形部材の製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため本発明は、
表皮をセットした第1成形型と基材をセットした第2成形型とを型閉めして、該表皮の外部輪郭部に沿設した表皮シール部を前記基材に設けた基材シール部に接触させ、これら基材と表皮との間で発泡原料を発泡させて表皮付き発泡成形部材を製造する方法において、
前記第1成形型に設けた表皮セット部の外縁所要位置に、該表皮セット部の側へ延出する表皮ガイドを臨ませ、
前記表皮シール部の前記第2成形型側に臨む端縁を前記表皮ガイドに前記表皮セット部側から当接させ、前記表皮を表皮セット部へセットし、
前記表皮のセット完了後に、前記表皮ガイドを前記表皮セット部の外縁から退避させ、
前記第1成形型に対して前記第2成形型を型閉めすることを特徴とする。
本発明に係る表皮付き発泡成形部材の製造方法によれば、第1成形型の表皮セット部の外縁所要位置に、表皮セット部の側へ延出する表皮ガイドを臨ませ、表皮シール部の第2成形型側に臨む端縁を表皮ガイドに当接させて該表皮セット部へ表皮をセットするようにしたので、表皮セット部に対して表皮を浮き上がることなくセットすることが可能となる。これにより、表皮をセットした第1成形型に基材をセットした第2成形型を型閉めして発泡体を成形するに際し、表皮シール部と基材シール部とによるシールを確実に形成することが可能となり、発泡原料の漏出を好適に防止できる利点がある。従って、表皮付き発泡成形部材の外部で発泡原料が硬化することがないため、これを除去するための修正作業を不要として成形効率を向上させ得ると共に成形コストが嵩む不都合も回避できる等の有益な効果を奏する。
次に、本発明に係る表皮付き発泡成形部材の製造方法につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。なお後述する実施例では、表皮付き発泡成形部材として、図9等に例示したインストルメントパネルを例示し、このインストルメントパネルIPを成形する場合について説明する。従って、図9〜図15に例示したインストルメントパネルIPおよび発泡成形型40と同一の部材、部位については、同一の符号を付して説明する。
図1は、好適実施例に係る表皮付き発泡成形部材の製造方法に実施される発泡成形型40における第1成形型42の概略構成を例示した側断面図、図2は、図1に例示した第1成形型42を破断して示した概略斜視図である。本実施例の製造方法は、図12に例示した従来の発泡成形型40を基本として、これに改良を加え構成を変更した第1成形型42を有する発泡成形型40を使用することで実現可能となっている。そこで先ず、本実施例の発泡成形型40の構成について概略的に説明する。
本実施例の製造方法を実現する発泡成形型40は、基本的構成は図12に例示した従来の発泡成形型40と同一であって、表皮20をセットするための凹状の表皮セット面(表皮セット部)46を設けた第1成形型42と、基材10をセットするための凸状の基材セット面(基材セット部)48を設けた第2成形型44とからなり、第1成形型42に対して第2成形型44が開閉可能に配設されている。なお第2成形型44は、従来から変更がないので詳細な説明は省略する。
第1成形型42は、図1および図2に例示したように、前述した表皮セット面46の外縁所要位置、具体的には表皮セット面46に表皮20をセットした際にその表皮シール部24が到来するようになる位置に、表皮セット面46の側へ所要量だけ延出して該表皮シール部24の端縁を当接させ得るようにした表皮ガイド50を臨ませ得る構造を呈している。この表皮ガイド50は、第1成形型42とは別体に形成されて該第1成形型42に設けた型設置部52に着脱可能な型構成部材54にビス56で固定されており、表皮セット面46の外縁ラインに沿って延在する細長プレート状を呈している。これにより表皮ガイド50は、第1成形型42の型設置部52へ型構成部材54を装着することで表皮セット面46の外縁所要位置に臨んで延出するようになり、該型構成部材54を第1成形型42から取外すことで、表皮セット面46から退避して第2成形型44の型閉めを許容するようになっている。ここで、前述した表皮シール部24の端縁とは、該表皮シール部24における長手方向に沿う端末カット面であって、前述した境界ラインLに沿って延在する端末である。
すなわち表皮ガイド50は、第1成形型42の表皮セット面46へ表皮20をセットするに際し、該表皮20における表皮シール部24の端縁の位置決めを図るように機能するもので、予備成形した表皮20を表皮セット面46へセットする度毎に、表皮セット面46からの表皮シール部24の突出高さHを常に一定にするものである。従って表皮20は、表皮シール部24の端縁を前述した表皮ガイド50に当接させながら、図示しない吸引装置により空気吸引状態とした第1成形型42の表皮セット面46に吸着させることで、該第1成形型42に対して適切な形状で吸着セットされる。
ここで、表皮セット面46に対して表皮20が適切にセットされた際の表皮シール部24の突出高さHは、次のように規定される。すなわち突出高さHは、表皮20をセットとした第1成形型42に対して基材10をセットした第2成形型44を型閉めした際に、該表皮シール部24の端縁が基材10の外面に当接することがなく、例えば1mm程度の間隔が形成されるように設定されている(図5(b))。
なお表皮ガイド50は、図2に例示したように、表皮セット面46の外縁全長に亘って連続的に装着したタイプの他に、図7に例示するように、所要長のものを表皮セット面46の外縁に沿って断続的または部分的に装着したタイプとしてもよい。また、表皮ガイド50の形態は、前述した細長プレート状のものに限定されず、表皮シール部24の端縁の適切な位置決めを図り得るものであれば、例えば針金状の棒状材を所要間隔毎に延出させた形態等としてもよい。
また型構成部材54は、前述した着脱形態のものに限定されず、第1成形型42にスライド可能に配設した形態としてもよい。すなわち図8に例示するように、型構成部材54を第1位置(図8の実線表示位置)に移動させることで(表皮セット面46へ近接移動させることで)、該型構成部材54に固定した表皮ガイド50を表皮セット面46の外縁所要位置に位置させて表皮シール部24の端縁を当接可能とする。また、型構成部材54を第2位置(図8の2点鎖線表示位置)へ移動させることで(表皮セット面46から離間移動させることで)、表皮ガイド50を表皮セット面46から退避させて第2成形型44の型閉めを許容する。
次に、前述のように構成された発泡成形型40を使用した本実施例の表皮付き発泡成形部材の製造方法につき、図3〜図6を引用して具体的に説明する。なお、ここでは、図1における図示左側の表皮ガイド50についてのみ図示し、図示右側の表皮ガイド50については図示省略する。
先ず、発泡成形型40を型開きして、第1成形型42から第2成形型44を開放したもとで、第1成形型42の型設置部52に表皮ガイド50を固定した型構成部材54を装着する。これにより、第1成形型42に設けた表皮セット面46の外縁所要位置に、表皮セット面46の側へ延出して表皮シール部24の端縁を当接させ得るように表皮ガイド50を臨ませる(図1および図2)。
表皮20のセット準備が完了したら、第1成形型42を空気吸引状態としたもとで、表皮シール部24の端縁を表皮ガイド50に当接させながら、該表皮20を表皮セット面46へ吸着セットする(図3(a),(b))。すなわち、基準点となる表皮ガイド50に表皮シール部24の端縁を当接させて位置決めを図った後に、表皮セット面46に対して表皮20をセットするようになっているため、該表皮20の適切な位置決めが図られ、表皮意匠部22が表皮セット面46に適切に吸着される。
表皮セット面46に対する表皮20のセット作業が完了したら、型設置部52に装着してあった型構成部材54を第1成形型42から取外し、表皮ガイド50を表皮セット面46の外縁から退避させる(図4)。これにより表皮シール部24は、第1成形型42の外面から適切な突出高さHに突出した状態となる。
型構成部材54の取外しが完了したら、その後に表皮20をセットとした第1成形型42に対して基材10をセットした第2成形型44を型閉めする(図5(a))。この際に、表皮シール部24の突出高さHが適切に設定されているため、図5(b)に図示したように、発泡成形型40を型閉めした場合に、該表皮シール部24の端縁が基材10の外面に当接することはない。これにより、表皮シール部24に弛みや皺等が発生しなくなる。
従って、発泡成形型40の型閉めにより表皮20と基材10との間に画成された発泡空間32内で発泡原料Uを発泡させた場合、表皮シール部24と基材シール部14とのシールが適切に形成されるため、該発泡原料Uの漏出が好適に防止される(図6)。
このように本実施例の表皮付き発泡成形部材の製造方法では、第1成形型42の表皮セット面46の外縁所要位置に表皮ガイド50を臨ませ、この表皮ガイド50に表皮シール部24の端縁を当接させながら該表皮セット面46へ表皮20をセットするようにしたので、第1成形型42に対して表皮20を適切かつ確実にセットすることが可能となる。これにより、表皮20をセットした第1成形型42に基材10をセットした第2成形型44を型閉めして発泡体30を成形するに際し、表皮シール部24と基材シール部14とによるシールを確実に形成することが可能となり、発泡原料Uの漏出を好適に防止できる。従って、インストルメントパネルIPの境界ラインLの外部で発泡原料Uが硬化することがないため、該発泡原料Uが硬化して形成された発泡体30を除去するための修正作業を不要として成形効率を向上させ得ると共に成形コストが嵩む等の不都合も回避できる。
なお前述した実施例では、表皮付き発泡成形部材としてインストルメントパネルIPを例示したが、本願が対象とする表皮付き発泡成形部材はこれに限定されるものではなく、これに以外にフロアコンソール、コンソールリッド、ドアパネル等の種々車両内装部材や、これ以外の各種家具等が対象とされる。
本願の表皮付き発泡成形部材の製造方法は、表皮をセットした第1成形型と基材をセットした第2成形型とを型閉めして、該表皮の外部輪郭部に沿設した表皮シール部を前記基材に設けた基材シール部に接触させ、これら基材と表皮との間で発泡原料を発泡させて表皮付き発泡成形部材を成形する方法である。従って、基材、表皮および発泡体からなる3層構造をなす表皮付き発泡成形部材の全てが対象とされ、例えばインストルメントパネル、フロアコンソール、コンソールリッドおよびドアパネル等の種々車両内装部材や、椅子またはソファ等の各種家具等が対象とされる。
好適実施例に係る表皮付き発泡成形部材の製造方法に実施される発泡成形型における第1成形型の概略構成を例示した側断面図である。 図1に例示した第1成形型を破断して示した概略斜視図である。 好適実施例に係る表皮付き発泡成形部材の製造方法を示した説明断面図であって、(a)は、表皮セット面に臨ませた表皮ガイドに表皮シール部の端縁を当接させながら表皮をセットする状態を示し、(b)は、表皮セット面に表皮をセットした状態を示している。 表皮のセット完了後に、第1成形型から型構成部材を取外して表皮ガイドを表皮セット面から退避させた状態を示した説明断面図である。 (a)は、表皮をセットした第1成形型に基材をセットした第2成形型を型閉めする状態を示し、(b)は、型閉めが完了して表皮シール部と基材シール部とが好適に接触した状態を示している。 表皮と基材との間に画成された発泡空間内で発泡体を成形している状態を示した説明断面図であって、発泡原料の漏出が好適に防止されることを示している。 表皮ガイドの変更例を例示した第1成形型の概略斜視図である。 表皮ガイドを固定した型構成部材の別形態例を例示した説明断面図である。 表皮付き発泡成形部材であるインストルメントパネルの概略斜視図である。 図9のX−X線断面図である。 図10の部分拡大断面図である。 第1成形型および第2成形型から構成される発泡成形型を、表皮と基材との間で発泡体を成形している状態で示した側断面図である。 従来の製造方法により、表皮をセットした第1成形型に基材をセットした第2成形型を型閉めする状態を示した説明断面図であって、(a)は型閉め前の状態を示し、(b)は型閉め完了状態を示している。 第1成形型の表皮セット面に対して表皮が適切にセットされない不都合を例示した説明断面図である。 図14に例示した状態で発泡成形型の型閉めを行なって発泡体を成形した状態を示した説明断面図であって、表皮シール部と基材シール部との隙間から発泡原料が漏出して硬化する不都合を示している。
符号の説明
10 基材 14 基材シール部
20 表皮 24 表皮シール部
42 第1成形型 44 第2成形型
46 表皮セット面(表皮セット部) 50 表皮ガイド
54 型構成部材 U 発泡原料
H 突出高さ

Claims (3)

  1. 表皮(20)をセットした第1成形型(42)と基材(10)をセットした第2成形型(44)とを型閉めして、該表皮(20)の外部輪郭部に沿設した表皮シール部(24)を前記基材(10)に設けた基材シール部(14)に接触させ、これら基材(10)と表皮(20)との間で発泡原料(U)を発泡させて表皮付き発泡成形部材を製造する方法において、
    前記第1成形型(42)に設けた表皮セット部(46)の外縁所要位置に、該表皮セット部(46)の側へ延出する表皮ガイド(50)を臨ませ、
    前記表皮シール部(24)の前記第2成形型(44)側に臨む端縁を前記表皮ガイド(50)に前記表皮セット部(46)側から当接させ、前記表皮(20)を表皮セット部(46)へセットし、
    前記表皮(20)のセット完了後に、前記表皮ガイド(50)を前記表皮セット部(46)の外縁から退避させ、
    前記第1成形型(42)に対して前記第2成形型(44)を型閉めする
    ことを特徴とする表皮付き発泡成形部材の製造方法。
  2. 前記表皮ガイド(50)は、前記表皮セット部(46)から退避可能な型構成部材(54)に設けられ、
    前記表皮ガイド(50)を前記表皮セット部(46)の側へ延出するように該表皮セット部(46)の外縁に臨ませた際に、前記型構成部材(54)が、第1成形型(42)に凹状に形成された前記表皮セット部(46)と連続する面を形成し、
    前記表皮(20)の外部輪郭部を曲げて設けられた前記表皮シール部(24)の前記端縁を前記表皮ガイド(50)に当接させると共に、該表皮シール部(24)の外側面を前記型構成部材(54)に当接させて、該表皮(20)を前記表皮セット部(46)にセットし、
    前記表皮(20)のセット完了後に、前記表皮ガイド(50)と共に前記型構成部材(54)を前記表皮セット部(46)の外縁から退避させる請求項1記載の表皮付き発泡成形部材の製造方法。
  3. 前記第1成形型(42)と第2成形型(44)とを型閉めすることで、前記表皮ガイド(50)および型構成部材(54)の退避により該第1成形型(42)の型面から一定の突出高さ(H)で突出した表皮シール部(24)の前記外側面に、該外側面と平行に形成された前記基材シール部(14)を当接させ、該基材シール部(14)で該表皮シール部(24)を支持するようにした請求項記載の表皮付き発泡成形部材の製造方法。
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