JP2021165115A - 車両用クッションパッド及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 縦溝内に気体が残りボイドができたとしても製品として支障をきたさないようにし、製品の品質安定を図り、歩留まりを向上させる車両用クッションパッド及びその製造方法を提供する。【解決手段】 下層になるブロック状第一発泡成形体2に、表層の第二発泡成形体3で覆って積層されている車両用クッションパッド1において、前記第一発泡成形体2の側面22の側周方向に、複数形成された上下方向の縦溝23と、複数形成された該縦溝23に係る各溝口230の全て又は一部を塞いで該溝口230脇の前記側面22に貼着されているテープ状物4と、を具備し、前記第二発泡成形体3が該テープ状物4を覆って前記第一発泡成形体2の側面22に積層されている。【選択図】図1

Description

本発明は車両用座席シートの座部を構成する車両用クッションパッド及びその製造方法に関する。
自動車等の車両用座席シートの座部を構成するクッションパッドは、快適なクッション性が得られるよう軟質ポリウレタン発泡成形体で造られてきたが、近年は、燃費向上に向け、その一部をビーズ発泡成形体等の硬質フォームからなる第一発泡成形体に置き代える軽量化の動きが進んでいる。
その製造は、型閉じで、車両設置状態とは上下逆になるクッションパッド用キャビティCを有する発泡成形型7を用いて行われる(図15)。第一発泡成形体2を上型9にセットした後、下型8に発泡原料gを注入して行うが、軟質ポリウレタン発泡成形体の発泡成形で発生する余剰ガスの型外放出が難しくなっている。型閉じで、第一発泡成形体2がキャビティの上方側を占めており、製品に欠肉不良ができ易い構造だからである。そこで、欠肉不良対策の発明がいくつか提案されている(例えば特許文献1、2)。
特開2017−206077号公報 特開2019−187712号公報
特許文献1、2では、第一発泡成形体の下面側に上面側へ貫通する透孔を設け、さらに、該上面に凹みを設けると共にその凹底域に透孔の口を設けて、余剰ガスが透孔へ向かい易くして型外へ該余剰ガスを放出する。
しかし、発泡成形過程において、第一発泡成形体の上面周辺域で発生する余剰ガスまでも透孔に集めるのは困難で、また該上面周辺域までも上面側に凹みを設けるのは、構造上難しいケースがある。
こうしたことから、本発明者は第一発泡成形体の上面周辺域で発生する余剰ガスまでも第一発泡成形体の上面中央域に設ける透孔へ集めるのでなく、少なくとも上面の周辺域で発生する余剰ガスを第一発泡成形体側面に設けた縦溝を使うことを検討した。該縦溝を利用して余剰ガスがキャビティ内を上昇し、型合せ面から該余剰ガスを型外へ放出させる検討を進めた。第一発泡成形体のビーズ発泡成形体とポリウレタン発泡成形体とは接着性に乏しいが、縦溝内にポリウレタン発泡成形体の成形でその一部が入り込むので、横ずれ防止にも役立ち好適となる(特開2017−202076号公報)。
ただ、側壁に縦溝23を設けると、図15のように縦溝23中にボイドVDが発生する場合があった。最近は、軽量化のため軟質ポリウレタン第二発泡成形体3の側方表層部の厚みがクッションパッドの裏面側へ向けて薄くなっているのが大きく影響している。発泡成形過程で、同図(イ)の矢印に示すように発泡原料gが下型キャビティ側壁812を上昇し、上型キャビティ面91へ先に到達して型合せ面89,99側を塞ぎ、同図(ロ)のごとく縦溝23内にボイドVDができてしまうのである。外から側方表層部32の表面を押すと、ボイドVDがある箇所だけ簡単に凹んでしまい欠陥品とされ、歩留まりが低下した。さらに、ボイドVDが内部にあるため、目視では判らず厄介であった。
本発明は、上記問題を解決するもので、縦溝内に気体が残りボイドができたとしても製品として支障をきたさないようにし、製品の品質安定を図り、歩留まりを向上させる車両用クッションパッド及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、請求項1に記載の発明の要旨は、下層になるブロック状第一発泡成形体に、表層の第二発泡成形体で覆って積層されている車両用クッションパッドにおいて、前記第一発泡成形体の側面の側周方向に、複数形成された上下方向の縦溝と、複数形成された該縦溝に係る各溝口の全て又は一部を塞いで該溝口脇の前記側面に貼着されているテープ状物と、を具備し、前記第二発泡成形体が該テープ状物を覆って前記第一発泡成形体の側面に積層されていることを特徴とする車両用クッションパッドにある。請求項2の発明たる車両用クッションパッドは、請求項1で、テープ状物が、側面に現れる前記縦溝に係る各溝口のうち、前記第一発泡成形体の下面側領域を塞いで、各溝口脇の前記側面に貼着されていることを特徴とする。請求項3の発明たる車両用クッションパッドは、請求項2で、各溝口うち、前記第一発泡成形体の下面側領域を前記テープ状物の一つが塞ぐと共に、該テープ状物と隙間を介して、前記各溝口のうち、該第一発泡成形体の下面側領域より上方領域を、他のテープ状物が塞いで前記側面に貼着されていることを特徴とする。請求項4の発明たる車両用クッションパッドは、請求項1〜3で、テープ状物が、前記第一発泡成形体との対向面側に接着剤が付与された接着剤付き多孔質テープ片であることを特徴とする。請求項5の発明たる車両用クッションパッドは、請求項4で、多孔質テープ片が不織布片であることを特徴とする。請求項6の発明たる車両用クッションパッドは、請求項1〜3で、テープ状物が、前記溝口脇の前記側面に塗布された接着剤と、前記溝口を塞ぐと共に、該接着剤に被せて該溝口脇の該側面に貼着されるテープ片と、からなることを特徴とする。請求項7の発明たる車両用クッションパッドは、請求項1〜6で、縦溝が、前記第一発泡成形体の側面の上端部分は外して、これよりも下方の側面地点から側面下端に達するまで形成されていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明の要旨は、ブロック状第一発泡成形体の下面側を発泡成形型の上型キャビティ面に当てて該第一発泡成形体をセットした後、下型キャビティ面上に発泡原料を注入すると共に型閉じし、その後、該第一発泡成形体をその下面が露出するように覆って積層する表層の第二発泡成形体を発泡成形する車両用クッションパッドの製造方法において、側面の側周方向に、上下方向の縦溝を複数形成した前記第一発泡成形体を用い、複数の該縦溝に係る各溝口の全て又は一部をテープ状物で塞いで、該溝口脇の前記側面に該テープ状物を貼着すると共に、前記第一発泡成形体を発泡成形型にセットした後、該テープ状物を覆って前記第一発泡成形体の側面に積層される前記第二発泡成形体を発泡成形することを特徴とする車両用クッションパッドの製造方法にある。請求項9の発明たる車両用クッションパッドの製造方法は、請求項8で、テープ状物が、前記側面に現れる前記縦溝に係る各溝口のうち、前記第一発泡成形体の下面側領域を塞いで、各溝口脇の前記側面に貼着されることを特徴とする。請求項10の発明たる車両用クッションパッドの製造方法は、請求項8又は9で、テープ状物が、前記第一発泡成形体との対向面側に接着剤が付与された接着剤付き多孔質テープ片であることを特徴とする。
本発明の車両用クッションパッド及びその製造方法は、第二発泡成形体の縦溝内にボイドが発生しても、ボイドによる不具合を招かぬようにでき、製品の品質維持,歩留まり向上に優れた効果を発揮する。
本発明のクッションパッド及びその製造方法の一形態で、クッションパッドの斜視図である。 第一発泡成形体とテープ状物との分解斜視図である。 テープ状物付き第一発泡成形体の斜視図である。 図3に代わる他態様のテープ状物付き第一発泡成形体の斜視図である。 図3に代わる別態様のテープ状物付き第一発泡成形体の斜視図である。 図1のクッションパッドに表皮を被せる部分断面図である。 図6で表皮を被せる前のクッションパッドの部分断面図である。 テープ状物付き第一発泡成形体を上型にセットし、発泡原料を注入する説明断面図である。 型閉じし、発泡成形が進む説明断面図である。 図9の部分拡大断面図である。 第二発泡成形体の発泡成形を終えた断面図である。 図11に代わる他態様図である。 図2に代わる他態様図である。 図6との対比説明断面図である。 従来技術の説明断面図である。
以下、本発明に係る車両用クッションパッド(以下、単に「クッションパッド」ともいう。)及びその製造方法について詳述する。図1〜図14は本発明のクッションパッド及びその製造方法の一形態で、図1はクッションパッドの斜視図、図2は図1の第一発泡成形体とテープ状物との分解斜視図、図3はテープ状物付き第一発泡成形体の斜視図、図4は他態様のテープ状物付き第一発泡成形体の斜視図、図5は別態様のテープ状物付き第一発泡成形体の斜視図、図6は図1のクッションパッドに表皮を被せる断面図、図7はクッションパッドの断面図、図8は第一発泡成形体を上型にセットし、発泡原料を注入する説明断面図、図9は型閉じし、発泡成形が進む説明断面図、図10は図9の部分断面図、図11は第二発泡成形体の発泡成形を終えた断面図、図12は図11に代わる他態様図、図13は図2に代わる他態様図、図14は図6との対比説明断面図を示す。尚、各図は判り易くするため、簡略化して発明要部を強調図示する。
(1)車両用クッションパッド
車両用クッションパッド1は、着座乗員の下半身を受け支える自動車等の座席パッドである。本実施形態は後部座席の図1のようなクッションパッド1に適用される。クッションパッド1に表皮5を被せてシートクッションの形にすれば、公知のバックパッドに表皮5を被せたシートバックとで、車幅方向中央に補助席部が付加された後部座席シートを形成する。
クッションパッド1は、第一発泡成形体2と縦溝23とテープ状物4と第二発泡成形体3とを具備する。図1では紙面斜め左下方向が車両前方になる。
第一発泡成形体2は、クッションパッド1の下半部を占める図2のような大きさにして、ブロック状に成形された硬質フォームの発泡成形体である。ビーズ法発泡ポリプロピレンやビーズ法発泡スチロール等の発泡成形体になっている。例えばビーズ法発泡ポリプロピレンの成形体(本実施形態)にすると、内部を任意倍率にした高発泡層となり、表面が硬化皮膜層になる。表面皮膜のある非通気性発泡成形体にして、発泡後の見掛け密度が第二発泡成形体3のものよりも小さくなり、大きさの割に非常に軽い第一発泡成形体2ができる。
塊状の第一発泡成形体2は、車両の軽量化のためにクッションパッド1の下面側に配され、下面2bが露出して、クッションパッド1の下層になる。本発明で「下面」とは、車両に取付け姿態にある図1のクッションパッド1で、紙面に隠れている「下方側の面」をいい、「上面」は着座乗員の臀部が当たる上方側の面をいう。本発明のシートパッドに係る「下方」も同様であり、車両取付け姿態と上下逆にして発泡成形された図11のクッションパッド1では、紙面上方向を指し、「上方」は紙面下方向を指す。
縦溝23は、前記第一発泡成形体2の側面22に複数形成される横断面コ字状の凹溝である。第一発泡成形体2の発泡成形で、側面22の周方向に所定間隔で上下方向に走る複数の縦溝23が一緒に成形される。ここでは、補助席部を除く窓側両座部11の車両前方側面22に溝口230を露出させて、第一発泡成形体2の上面2aから下面2bまで貫通する縦溝23が夫々三本設けられている。第一発泡成形体の上面2aには縦溝上端233の開口が現れ、下面2bに縦溝下端の開口が現れる(図2)。実際の縦溝23は、これよりも多く設けており、また縦溝23の溝幅よりも溝深さの寸法を大きく設定している。尚、縦溝上端233の開口周りの上面2aは、該開口に向けて僅かに傾斜する。後述する第二発泡成形体3の発泡成形で、余剰発泡ガスが流れ込み易くなっている。
ちなみに、通常のクッションパッド1は、第一発泡成形体2の下面2b近くで第二発泡成形体3の厚みt1が小さくなるが、第一発泡成形体上面2a近くの側面22の箇所では、第二発泡成形体3の厚みt2が十分確保されている(図7)。よって、上面a近くの側面部位では、第二発泡成形体3の発泡成形に伴う余剰発泡ガスの通り抜けもスムーズにいく。斯かる場合、図12のように第一発泡成形体2の側面22の上端部分222aは縦溝23を設けずに、該上端部分222aを外して、これよりも下方側面の地点から側面下端2211に達するまでの縦溝23とすることができる。
第一発泡成形体2の側面22には縦溝23の箇所に溝口230が露出するが、該溝口230はテープ状物4によって塞がれる。
テープ状物4は、複数形成された前記縦溝23に係る各溝口230の全て又は一部を塞いで、溝口230脇の第一発泡成形体側面22に接着剤42を伴って貼着される接着剤42付き帯状シート片41である(図2,図3)。本発明でいう接着剤42には粘着剤を含む。
具体的には、第一発泡成形体側面22へ接着できる接着剤42と、この接着剤42が付与される帯状シート片41と、を具備するテープ状物4である。テープ状物4は、側面22と対向する箇所のみ接着剤42を有して、溝口230を直接塞ぐ部分が接着剤42なしの帯状シート片41とするとより好ましくなる。第二発泡成形体3の発泡成形で、発泡原料g及び余剰発泡ガスによる帯状シート片41の円滑な通り抜けが可能になるからである。
テープ状物4は、帯状シート片41と接着剤42とを図13のごとく別体にして、側面22へ両者が最終的に一体となって貼着されるものでもよい。すなわち、溝口230脇の側面22に塗布された接着剤42と、該接着剤42に被せて該溝口230を塞いで貼着される帯状シート片41と、からなるテープ状物4である。本実施形態では別体とせず、第一発泡成形体2との対向面側の帯状シート片41に接着剤42が付与されたテープ状物4とする。帯状シート片41に両面テープの片面を接着させたテープ状物4でもよい。帯状シート片41を多孔質テープ片41aとすると、第一発泡成形体2と第二発泡成形体3との一体化にも役立つ。第一発泡成形体2に貼着されたテープ状物4の多孔質テープ片41a内へ、第二発泡成形体3の発泡成形で発泡原料gが浸入して、テープ状物4を介して第一発泡成形体2への第二発泡成形体3の一体化が図れるからである。
ここで、第一発泡成形体側面22と対向する帯状シート片41の面に付与される接着剤42は、第一発泡成形体2が極性の小さい発泡ポリプロピレンからなるので、第一発泡成形体2への接着が難しい。それでも、難接着材料用接着剤やプライマーを併用して可能であり、また本発明は第二発泡成形体3の発泡成形終了まで第一発泡成形体2へテープ状物4が貼着されていれば充足する。例えばポリアミド系ホットメルト接着剤や二液混合アクリル系の塗布するタイプでも本接着剤42となり得る。
一方、テープ状物4の帯状シート片41は、上述のごとく多孔質テープ片41aが好ましく、具体的には、通気性を有する編み物,織物等の布地の他、不織布、フェルトやスラブウレタン等の多孔質テープ片などがある。
第一発泡成形体2との対向面側に接着剤42が付いた多孔質テープ片41aのテープ状物4は、溝口230を覆って、その脇の第一発泡成形体側面22に該接着剤42で接着固定される(図2,図3)。且つ第二発泡成形体3の発泡成形で多孔質テープ片41a内に発泡原料gが浸入,硬化することで、本来、結合が困難な発泡ポリプロピレン製第一発泡成形体2と軟質ポリウレタン製第二発泡成形体3とがテープ状物4を介して結合できる効果もある。ここでは、多孔質テープ片41aとして不織布テープ片を用いている。不織布テープ片の三次元網目構造内に発泡原料gが浸入し、硬化することによって、第二発泡成形体3と多孔質テープ片41aとの一体化が強化される。
本実施形態のクッションパッド1は、側面22に現れる前記縦溝23に係る各溝口230のうち、図1,図6ごとくのテープ状物4が、第一発泡成形体側面22の下面側領域221を塞いで、各溝口230脇の第一発泡成形体2の側面22に貼着される。第一発泡成形体側面22で、縦溝23がある領域の全てを図5のようにテープ状物4で塞いでも構わないが、第一発泡成形体側面22で、縦溝23がある領域のうち、その下面2b側の下半部をテープ状物4が塞ぐだけでも、本発明の課題解決につながる。
第二発泡成形体3の発泡成形で縦溝23内に発生するボイドVDは、第二発泡体下面2bに近い側面22で、下面2b側の図15(ロ)のような縦溝23内の下半部域にでき易い。外からの見た目には判らないが、図7ごとくの白抜矢印方向に外力が加わると、簡単に凹んでしまう。
そこで、第一発泡成形体側面22で、下面2b側の下半部域に、テープ状物4が図3のごとく縦溝23の溝口230を覆うようにして貼着される。詳しくは、溝口230を塞いだテープ状物4の両端部が該溝口230脇の両側面22に貼着される。すると、図7の白抜矢印方向に外力が加わっても、他の部分の側面22が受け止めるのと同じように、テープ状物4が外力を受け止めるので、簡単に凹んでしまっていた問題が解決する。
また、テープ状物4が、縦溝23の有る第一発泡成形体側面22で、下面2b側の下半部を塞ぐことによって、クッションパッド1の下縁が周方向に整って、見栄えが良くなる。クッションパッド1は、その表面3aが図14(イ)のごとく表皮本体51で覆われ、さらに表皮5の端末に取着した係止具52を、クッションパッド裏面の周縁沿いに設けた第一発泡成形体2の凹溝29に挿入,係止することによってシートパッドになる。係止具52を凹溝29に係止させる際、表皮本体51が弛みなく張るようにクッションパッド1を覆うため、硬質第一発泡成形体2の下端近くの軟質第二発泡成形体3は、表皮5が張られることによって図14(イ)のように圧縮し、角部321が少しだけ潰されて丸くなる。
一方、縦溝23のある箇所では、軟質第二発泡成形体3が第一発泡成形体側面22から縦溝23の溝底231まで軟らかな軟質第二発泡成形体3が埋まる。硬質第一発泡成形体2の縦溝23が在る下端2211近くの第二発泡成形体3の角部322は、表皮5が覆うと、図14(ロ)のように破線位置から大きく落ち込む。シートパッドになったとき、シートパッドの下縁部分が周方向で、縦溝23が在る箇所322とない箇所321とで被せた表皮5に凹凸ができ、見栄えが悪くなる。
しかし、テープ状物4が、各溝口230のうち、第一発泡成形体2の下縁部分を含めて下面2b側の側面22を塞いでいると、斯かる不具合が発生しない。図6のように溝底231まで第二発泡成形体3が満たされても、テープ状物4が縦溝23を覆って遮っており、第二発泡成形体3のうち縦溝23内の縦溝充填部33への前記落ち込みは阻止できる。表皮5が張られても、図6のごとく、角部322が少し潰されて丸くなる程度におさまり、縦溝23のない図14(イ)と同等となって、シートパッドの下縁部分に周方向で波打っていた凹凸が消失する。
さらに図4のように、各溝口230うち、第一発泡成形体下面2b側の側面22を前記テープ状物4が塞ぐだけでなく、そのテープ状物4と隙間εを介して、各溝口230のうち、第一発泡成形体側面22の下面側領域221より上方領域222を、他のテープ状物4が塞いで、側面22に貼着されるクッションパッド1であれば、より好ましくなる。側面上端2221を含む上方領域222の側面22を他のテープ状物4が塞ぐ構成であれば、一層好ましくなる(図4)。第一発泡成形体上面2aと車両前方側の側面上端2221との角部は、第二発泡成形体3の上方表層部31が積層されているが、それでも、着座乗員の膝裏側が当たる箇所になっており、縦溝上端233の凹みがあると時に違和感を覚えることがある。この違和感は、他のテープ状物4が、凹みをつくる溝口230の上端域を塞いで、両端部を側面22に貼着することによって解消される。
第二発泡成形体3は、下層になる第一発泡成形体2を覆って積層される発泡成形体の表層で、ここでは、軟質ポリウレタン発泡成形体で構成される。
第一発泡成形体2の下面2bを露出させ、残りの第一発泡成形体2の上面2a及び側面22が第二発泡成形体3で覆われる。テープ状物4を覆った第一発泡成形体2の側面22が、第二発泡成形体3の側方表層部32に積層される。予め成形された第一発泡成形体2にテープ状物4を貼着している。そして、テープ状物4付き第一発泡成形体2をインサート品にして、この上面2aに上方表層部31が積層し、またテープ状物4を含めた側面22に側方表層部32が発泡成形で積層して、裏面3bが第一発泡成形体2に当接する第二発泡成形体3が成形されている。
縦溝23の箇所では、第二発泡成形体3の発泡成形で、上方表層部31,側方表層部32とともに、該縦溝23内へも発泡原料gが浸入して縦溝充填部33が発泡成形される。側方表層部32から縦溝充填部33が張り出して縦溝23を埋め、溝底231及び溝壁232に当接する。そして、テープ状物4の箇所では縦溝充填部33と側方表層部32との境界に該テープ状物4が介在する所望のクッションパッド1になっている。
斯かるクッションパッド1は次のようにして造られる。
(2)車両用クッションパッドの製造方法
前記クッションパッド1は例えば次のような製法によって造られる。発泡成形型7を用い、乗員が当接する側の表層になる軟質ポリウレタンの第二発泡成形体3を発泡成形し、その発泡成形で第一発泡成形体2とテープ状物4を埋設一体化する車両用クッションパッドを製造する。製造に先立ち、(1)で述べた第一発泡成形体2とテープ状物4と、発泡成形型7が用意される。
第一発泡成形体2は、その側面22の側周方向に、上下方向の縦溝23を複数形成した硬質フォームの発泡成形体である。テープ状物4は、片面に接着剤42が付着する帯状シート片41とする。
発泡成形型7は、図8ごとくの分割型で、下型8と上型9は図示しないヒンジで開閉可能に接続されている。図9のごとく型閉じすると、全体が椀状にへこんで着座乗員の当たり面を形成する下型キャビティ面81と、全体が平坦な第一発泡成形体2の下面2bに合わせた上型キャビティ面91とで、クッションパッド1用キャビティCをつくる。該キャビティCは、図1における縦溝23を通るクッションパッド1の車両前後方向の断面形状を表している。尚、図8〜図11の発泡成形型7は、図1のクッションパッド1を上下が逆になった形で成形する。
前記第一発泡成形体2とテープ状物4と発泡成形型7を用いて、クッションパッド1が例えば次のように製造される。
まず、側面22に、縦溝23を複数形成した第一発泡成形体2を用い、複数の縦溝23に係る各溝口230の全て又は一部をテープ状物4で塞いで、溝口230脇の側面22に該テープ状物4を貼着する。そして、このテープ状物4付き第一発泡成形体2の下面2b側を発泡成形型7の上型キャビティ面91に当てて該第一発泡成形体2を上型9にセットする(図8)。又は、第一発泡成形体2の下面2b側を発泡成形型7の上型キャビティ面91に当てて該第一発泡成形体2を上型9にセットした後、各溝口230の全て又は一部をテープ状物4で塞いで、溝口230脇の側面22に該テープ状物4を貼着する。
このテープ状物4で各溝口230の全て又は一部を塞いだテープ状物4付き第一発泡成形体2を発泡成形型7へセットした後、下型キャビティ面81上に、注入ノズルNL等を使用して第二発泡成形体3用の発泡原料gを所定量注入する。
本実施形態は、テープ状物4として、第一発泡成形体2との対向面側に接着剤42が付与された接着剤42付き多孔質テープ片41aを用いる。該テープ状物4が、第一発泡成形体側面22に現れる縦溝23に係る各溝口230のうち、第一発泡成形体側面22の下面側領域221の各溝口230を塞ぎ、塞いだ多孔質テープ片41aの両端部が各溝口230脇の側面22に貼着される(図3,図8)。このテープ状物4付き第一発泡成形体2を発泡成形型7にセット後、下型キャビティ面81上に発泡原料gを注入する。
続いて、上型9を作動させ型閉じする(図9)。上型9と下型8との型閉じで、テープ状物4付き第一発泡成形体2がインサートセットされたクッションパッド1用キャビティCができる。尚、本実施形態は発泡原料gを注入後に型閉じしたが、型閉じした後、発泡原料gを注入することもできる。
型閉じ後、第二発泡成形体3の発泡成形へと進む。意匠面側に着座乗員の当たり面部分を有する、軟質ポリウレタン発泡成形体からなる第二発泡成形体3を発泡成形する。図9の型閉じ状態を所定時間維持し、当たり面部分がある上方表層部31を形成すると共に、テープ状物4に発泡原料gが含浸硬化し、裏面3b側が第一発泡成形体2の側面22に直接又はテープ状物4を介して側面22に当接する、側方表層部32を発泡成形する。さらに、側方表層部32を形成する発泡原料gの一部は縦溝23に入り込んで、該縦溝23を埋める縦溝充填部33を発泡成形している。こうして、第二発泡成形体3の裏面3b側が第一発泡成形体の上面2a及び側面22に接合した第二発泡成形体3が形成される。
第二発泡成形体3の発泡成形にあっては、発泡原料gが型閉じ下のキャビティC内を上昇する。キャビティCに存在していた空気や余剰の発泡ガスは、第一発泡成形体上面2aの中央に設けた図示しない透孔から下面2b側へ大半が通り抜ける。また、上面2aの周囲に在る余剰発泡ガスも縦溝23を通って上昇し、型合せ面89,99や図示しない逃し溝を通って型外に放出されていく。
一方、液状発泡原料gは、発泡上昇しキャビティCを埋め、上方表層部31、側方表層部32、さらに縦溝充填部33を有する第二発泡成形体3を発泡成形する。と同時に、この発泡成形過程で、発泡原料gの一部がテープ状物4の多孔質テープ片41aへ浸入する。多孔質テープ片41a内の微細孔に浸入した発泡原料gがテープ状物4に含浸硬化する。所定時間が経過すると、上方表層部31,縦溝充填部33と共に、テープ状物4を覆って第一発泡成形体2の側面22に積層される側方表層部32を有する第二発泡成形体3を発泡成形した図11ごとくの所望のクッションパッド1が得られる。
ここで、発泡原料gは第一発泡成形体側面22をつたって上昇するよりも、下型キャビティ側壁812をつたって上昇する方が勝る傾向にある。型合せ面89,99へ到達する発泡原料gの発泡上昇が図9のように速く、先に上型9に達した発泡原料gが図10のごとく縦溝23内へ入り込み、縦溝23内を上昇する余剰発泡ガスの進路を塞いでしまう場合がある。余剰発泡ガスはキャビティC内に取り残され、発泡成形を終えたクッションパッド1に図7のようなボイドVDができる。
しかし、こうしたボイドVDができた場合でも、本発明はボイドVDができ易い縦溝23に係る溝口230をテープ状物4で塞ぎ、ボイドVDの影響を受けないようにしている。溝口230に蓋をして、該溝口230周りの側面22に両端部が貼着されたテープ状物4を、第二発泡成形体3が覆って発泡成形されるので、ボイドVDの不具合を解決した所望のクッションパッド1が造られる。
図12は図11に代わる他態様図を示す。第一発泡成形体側面22の上端部分222aに縦溝23を設けずに、該上端部分222aよりも下方の側面地点から該側面22の下端まで達する縦溝23が形成された第一発泡成形体2を用いて、所望のクッションパッド1が造られている。
符号12はバックレストとの接続部を示す。他の構成は(1)クッションパッドと同様でその説明を省く。(1)と同一符号は同一又は相当部分を示す。
(3)効果
このように構成した車両用クッションパッド及びその製造方法によれば、従来の軟質ポリウレタン発泡成形体の一部を硬質フォームの軽い第一発泡成形体2に代えているので、軽量化を推し進めることができる。それでいて、軟質ポリウレタン製第二発泡成形体3の上方表層部31及び側方表層部32が第一発泡成形体2を覆って表層を形成しているので、見栄えは従来と変わらない。着座乗員の臀部下に厚みt3を大にした上方表層部31を設けており、快適なクッション性も維持される。また、第二発泡成形体3の発泡成形時に、第一発泡成形体上面2aの周囲に発生した余剰の発泡ガスは縦溝23通り抜け、型合せ面89,99を通って型外へ放出できる。
そして、第二発泡成形体3の発泡成形で、発泡原料gが下型8のキャビティ側壁812をつたって型合せ面89,99に先に達し、縦溝23からの余剰発泡ガスを閉じ込めて、ボイドVDが発生するケースになっても、ボイドVDによる不具合を起こさせない。
請求項1,8のごとく、複数形成された縦溝23に係る各溝口230の全て又は一部を塞いで該溝口230脇の第一発泡成形体側面22に貼着されているテープ状物4を備え、第二発泡成形体3がテープ状物4を覆って第一発泡成形体側面22に積層されていると、ボイドVDができ易い縦溝23の溝口230をテープ状物4で蓋をする形で封止できるので、溝口230の下に在るボイドVDが製品品質に影響を及ぼさない。該ボイドVDは縦溝23の溝底231にでき易く、ボイドVDがあれば、外力によってその部分が簡単に凹んでしまうこれまでの不具合(図15のロ)を、テープ状物4が解消する(図7)。テープ状物4が、ボイドVDのある縦溝溝口230を張設状態にして覆って溝口230脇の両側面22に貼着されることによって、該溝口230周りの側面22と略同じような剛性を保つ役割を果たす。故に、図7の白抜矢印のような外力が加わっても、ボイドVDへ外力が伝わらないようにテープ状物4がブロックし、テープ状物4で外力を受け止めることができる。縦溝23内に気体が残りボイドVDができたとしても、製品に支障をきたさない。製品の品質安定を図り歩留まり向上につながる。
請求項2,9のごとく、テープ状物4が、縦溝23に係る各溝口230のうち、第一発泡成形体側面22の下面側領域221を塞いで、その側面22に貼着されていると、縦溝23内にボイドVDができたとしても、テープ状物4の使用量を減らして効果的に製品の品質安定を図ることができる。側方表層部32の厚みt1がクッションパッド1の裏面側へ向けて薄くなっており、ボイドVDが第一発泡成形体下面2b側の領域にある縦溝23内にでき易いことから、この領域の縦溝23に的を絞ってテープ状物4を貼着して、より少ないテープ状物4の使用量、より少ないテープ状物4の貼着作業負担で上記効果を上げることができる。
また、既述のごとく、テープ状物4が、その下端を第一発泡成形体2の側面下端に合せて、下面側領域221の縦溝23を塞ぐと、シートパッド1の下縁部分に周方向で波打っていた凹凸も解消する。
請求項3のごとく、各溝口230うち、第一発泡成形体側面22の下面側領域221をテープ状物4の一つが塞ぐと共に、該テープ状物4と隙間εを介して、各溝口230のうち、第一発泡成形体側面22の下面側領域221より上方領域222を、他のテープ状物4が塞いで側面22に貼着されると、着座乗員に対し他の部位と比較して縦溝上端233に時に発生する凹みの違和感を与えないようにできる。
硬質の第一発泡成形体2にクッション性の上方表層部31が覆っているが、着座時に上方表層部31を介して第一発泡成形体2の縦溝上端233の凹みを感じる場合がある。この箇所の溝口230を、他のテープ状物4が塞ぐことによって解決する。縦溝23の上端域の溝口230にテープ状物4で封止するので、縦溝23があっても乗員に違和感を与えない。
請求項4,10のごとく、テープ状物4が、第一発泡成形体2との対向面に接着剤42が付与された接着剤42付き多孔質テープ片41aであると、第二発泡成形体3の発泡成形で、多孔質テープ片41a内に発泡原料gが浸入,硬化するので、結合が難しかった発泡ポリプロピレン製第一発泡成形体2と軟質ポリウレタン製第二発泡成形体3とをテープ状物4を介して結合できる。
請求項5のごとく、多孔質テープ片41aが不織布片であると、不織布テープ片の三次元網目構造内に発泡原料gが浸入し、硬化するので、第二発泡成形体3と多孔質テープ片41aとの一体化をより強化できる。
かくのごとく、本車両用クッションパッド及びその製造方法は、上述した種々の優れた効果を発揮し極めて有益である。
尚、本発明は前記実施形態に示すものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種々変更できる。第一発泡成形体2,第二発泡成形体3,テープ状物4,発泡成形型7等の形状,大きさ,個数,材質等は用途に合わせて適宜選択できる。
1 クッションパッド
2 第一発泡成形体
2b 下面(第一発泡成形体下面)
22 側面(第一発泡成形体側面)
221 下面側領域
23 第二発泡成形体
4 テープ状物
41a 多孔質テープ片
42 接着剤
7 発泡成形型
81 下型キャビティ面
91 上型キャビティ面
C キャビティ
g 発泡原料(ポリウレタン発泡原料)

Claims (10)

  1. 下層になるブロック状第一発泡成形体に、表層の第二発泡成形体で覆って積層されている車両用クッションパッドにおいて、
    前記第一発泡成形体の側面の側周方向に、複数形成された上下方向の縦溝と、
    複数形成された該縦溝に係る各溝口の全て又は一部を塞いで該溝口脇の前記側面に貼着されているテープ状物と、を具備し、
    前記第二発泡成形体が該テープ状物を覆って前記第一発泡成形体の側面に積層されていることを特徴とする車両用クッションパッド。
  2. 前記テープ状物が、側面に現れる前記縦溝に係る各溝口のうち、前記第一発泡成形体の下面側領域を塞いで、各溝口脇の前記側面に貼着されている請求項1記載の車両用クッションパッド。
  3. 前記各溝口うち、前記第一発泡成形体の下面側領域を前記テープ状物の一つが塞ぐと共に、該テープ状物と隙間を介して、前記各溝口のうち、該第一発泡成形体の下面側領域より上方領域を、他のテープ状物が塞いで前記側面に貼着されている請求項2記載の車両用クッションパッド。
  4. 前記テープ状物が、前記第一発泡成形体との対向面側に接着剤が付与された接着剤付き多孔質テープ片である請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用クッションパッド。
  5. 前記多孔質テープ片が不織布片である請求項4記載の車両用クッションパッド。
  6. 前記テープ状物が、前記溝口脇の前記側面に塗布された接着剤と、前記溝口を塞ぐと共に、該接着剤に被せて該溝口脇の該側面に貼着されるテープ片と、からなる請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用クッションパッド。
  7. 前記縦溝が、前記第一発泡成形体の側面の上端部分は外して、これよりも下方の側面地点から側面下端に達するまで形成されている請求項1乃至6のいずれか1項に記載の車両用クッションパッド。
  8. ブロック状第一発泡成形体の下面側を発泡成形型の上型キャビティ面に当てて該第一発泡成形体をセットした後、下型キャビティ面上に発泡原料を注入すると共に型閉じし、その後、該第一発泡成形体をその下面が露出するように覆って積層する表層の第二発泡成形体を発泡成形する車両用クッションパッドの製造方法において、
    側面の側周方向に、上下方向の縦溝を複数形成した前記第一発泡成形体を用い、
    複数の該縦溝に係る各溝口の全て又は一部をテープ状物で塞いで、該溝口脇の前記側面に該テープ状物を貼着すると共に、前記第一発泡成形体を発泡成形型にセットした後、該テープ状物を覆って前記第一発泡成形体の側面に積層される前記第二発泡成形体を発泡成形することを特徴とする車両用クッションパッドの製造方法。
  9. 前記テープ状物が、前記側面に現れる前記縦溝に係る各溝口のうち、前記第一発泡成形体の下面側領域を塞いで、各溝口脇の前記側面に貼着される請求項1記載の車両用クッションパッド。
  10. 前記テープ状物が、前記第一発泡成形体との対向面側に接着剤が付与された接着剤付き多孔質テープ片である請求項8又は9に記載の車両用クッションパッドの製造方法。
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