JP2003165536A - 折り畳みコンテナー - Google Patents
折り畳みコンテナーInfo
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Abstract
には、後から立てられる側壁3が当接可能な係止弾性片
2gを形成するとともに、後から立てられる側壁の外壁
面に形成されたロック解除部材収納領域3gの左右領域
3g’、3g”には、それぞれ、係止弾性片を押圧する
ロック解除本体4と操作部5cを有するロック解除操作
体5とからなるロック解除部材Rを、操作部が相対する
ように配設し、ロック解除部材の操作部を、互いに、接
近する方向に移動させることにより、ワンタッチ動作に
より、最初に立てられる側壁と後から立てられる側壁と
のロック状態を解除するようにした折り畳みコンテナー
に関するものである。 【効果】一方の手のみによるワンタッチ動作により、最
初に立てられる側壁と後から立てられる側壁とのロック
状態を解除することができるので、ロック機構のロック
解除作業の作業性が向上する。
Description
配設された側壁が、底部に重なるように折り畳むことが
可能な折り畳みコンテナーに関するものである。
底部の相対する長辺部に、ヒンジ部材を介して連結され
た長側壁と、同じく上記底部の相対する短辺部に、ヒン
ジ部材を介して連結された短側壁とからなり、底部に対
して略垂直に長側壁と短辺部を立てることにより、箱型
に組み立てられ、また、折り畳む際には、底部の上に重
なるように、長側壁及び短側壁を折り畳むようにした折
り畳みコンテナーが知られており、箱型に組み立てられ
状態においては、長側壁或いは短側壁が、底部方向に倒
れないように、互いに、ロック機構により、ロックされ
るように構成されており、ロック機構は、長側壁或いは
短側壁に形成された、先端に凸条突起が形成された弾性
を有する板状体を有し、箱型に組み立てられた状態にお
いて、板状体が形成されていない一方の側壁の内壁面
に、板状体に形成された凸条突起を当接することによ
り、側壁が、底部方向に倒れないように構成されてい
る。
ナーにおいては、長側壁及び短側壁が、底部方向に倒れ
ないように配設されたロック機構のロック状態を解除す
るためには、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナー
の内部に手を入れて、ロック機構のロック状態を解除し
なければならず、従って、ロック機構のロック解除作業
の作業性が悪く、特に、ロック機構まで、或いは、ロッ
ク機構付近まで、物品が収容されている場合には、ロッ
ク解除作業の作業性が一段と悪くなるという問題があっ
た。
の外部に配設されている場合でも、一対のロック機構
を、それぞれ、両手で移動させなければならず、ロック
解除作業を迅速に行うことができないという問題があっ
た。
及びロック解除作業を、折り畳みコンテナーのロック機
構が配設されていない一方の側壁側に位置し、折り畳み
コンテナーを上方から見ながら行うが、従来の折り畳み
コンテナーにおいては、ロック機構の操作部が、ロック
機構が配設されて側壁側からかしら視認できないため
に、ロック機構のロック作業及びロック解除作業の作業
性が悪いという問題があった。
コンテナーが有する課題を解決することにある。
を達成するために、底部と底部にヒンジ部材を介して連
結された4つの側壁を有するとともに、底部に側壁を重
ねるようにして折り畳むことが可能な折り畳みコンテナ
ーにおいて、第1には、折り畳み状態から最初に立てら
れる側壁には、後から立てられる側壁が当接可能な係止
弾性片を形成するとともに、後から立てられる側壁の外
壁面に形成されたロック解除部材収納領域の左右領域に
は、それぞれ、前記係止弾性片を押圧するロック解除本
体と操作部を有するロック解除操作体とからなるロック
解除部材を、前記操作部が相対するように配設し、前記
ロック解除部材の操作部を、互いに、接近する方向に移
動させることにより、ワンタッチ動作により、最初に立
てられる側壁と後から立てられる側壁とのロック状態を
解除するようにしたものであり、第2には、ロック解除
操作体の操作部の上方に位置する周辺リブを構成する上
部水平部に、所定の幅の切り欠き凹部を形成したもので
ある。
が、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定
されるものでない。
ヒンジ連結された相対する長側壁2と、同じく、底部1
にヒンジ連結された相対する短側壁3とから構成されて
おり、図1に示されている箱型に組み立てられた状態か
ら、先ず最初に、短側壁3を、図2に示されているよう
に、底部1に重なるように倒し、次いで、長側壁2を、
底部1に重ねられた短側壁3に重なるように倒すことに
より、図3に示されているように、折り畳みコンテナー
をコンパクトに折り畳むことができるように構成されて
いる。また、図3に示されている状態から、長側壁2
を、略垂直に立て、次いで、短側壁3を略垂直に立てる
ことにより、図1に示されているように、折り畳まれて
いた折り畳みコンテナーを、箱型に組み立てることがで
きる。
する。
ており、底部1の相対する長辺側には、長手方向に対し
て垂直な断面形状が略逆U字状の長辺側土手部1aが形
成されている。長辺側土手部1aの外側上面には、長辺
側土手部1aの外側面と面一な、上方に延在する外壁
(以下、長辺側外壁という。)1bが形成されており、
また、長辺側土手部1aの内側上面には、長辺側ヒンジ
雌部H1を構成する板状部h1が上方に延在するととも
に、板状部h1の上部には、その先端が長辺側外壁1b
方向に湾曲したフックh2が形成されている。長辺側土
手部1aには、長辺側ヒンジ雌部H1が、所定の間隔で
適当数、形成されている。なお、本実施例には、7個の
長辺側ヒンジ雌部H1が形成されている例が示されてい
る。そして、長辺側ヒンジ雌部H1は、長辺側外壁1b
と略同じ高さに形成されている。
部1aに形成された長辺側外壁1bより、高さの低い外
壁(以下、短辺側外壁という。)1cが形成されてお
り、短辺側外壁1cには、所定の間隔を置いて、外側及
び上方が開口された一対の嵌合凹部1c1が形成されて
いる。また、短辺側外壁1cに沿って、且つ、短辺側外
壁1cに接近して、底部1には、板状部h1と、短辺側
外壁1c方向に湾曲したフックh2とからなる、上述し
た長辺側ヒンジ雌部H1と同様の短辺側ヒンジ雌部H2
が形成されている。なお、本実施例には、短辺側ヒンジ
雌部H2が、3個、配設されている例が示されている。
そして、短辺側ヒンジ雌部H2は、短辺側外壁1cの高
さと略同じ高さに形成されている。
を越えて上方に延在する、平面形状が略L字状の角部載
置ブロック1dが形成されている。角部載置ブロック1
dは、長辺側土手部1aと略同じ幅で、長辺側土手部1
a方向に延在する長辺側部分1d1と、短辺側外壁1c
より内側で、且つ、短辺側外壁1cに沿って延在する短
辺側部分1d2とを有しており、短辺側部分1d2の外
側には、段部1d3が形成されている。
外壁1bの内壁面とにより形成される隅部に、所定の間
隔を置いて適当数形成された長辺側載置ブロックであ
り、長辺側載置ブロック1eは、上述した角部載置ブロ
ック1dと同じ高さを有している。本実施例において
は、角部載置ブロック1dと角部載置ブロック1dに隣
接する長辺側ヒンジ雌部H1との間、及び、隣接する長
辺側ヒンジ雌部H1間に形成されており、合計で、6個
の長辺側載置ブロック1eが形成されている。1fは、
長辺側土手部1aの上面と長辺側外壁1bの内壁面とに
より形成される隅部の適当な箇所に形成された板状の補
強リブであり、補強リブ1fは、長辺側外壁1bを越え
て上方に延在しないように形成されている。なお、角部
載置ブロック1d及び長辺側載置ブロック1eは、外側
に開口を有し、内部が空洞に形成されていることが、底
部1、ひいては、折り畳みコンテナーの重量の低減化の
観点から好ましく、角部載置ブロック1dのように、必
要に応じて、縦横にリブ1d4を形成することもでき
る。
側壁2について説明する。
aを有しており、板状部2aには、板状部2aの上下端
辺及び左右端辺に沿って、板状部2aの面に対して垂直
に延在する周辺リブ2bが延設されている。周辺リブ2
bにより囲まれた板状部2aには、適宜、垂直方向及び
水平方向に延在する補強リブ2cが、適当本数、形成さ
れている。周辺リブ2bや補強リブ2cが形成されてい
る側が、箱型に組み立てられた際の折り畳みコンテナー
の外側に位置し、長側壁2の外壁面を形成するととも
に、このような周辺リブ2bや補強リブ2cが形成され
ていない、平坦な側が、箱型に組み立てられた際の折り
畳みコンテナーの内側に位置し、長側壁2の内壁面を形
成することになる。
垂直に、且つ、長側壁2の内壁面方向に延在する、縦長
の係合枠2dが形成されており。係合枠2dには、上下
方向に所定の間隔を置いて、板状部2aに略平行な嵌合
孔2e1、2e2、2e3が、3個、形成されている。
嵌合孔2e1、2e2、2e3のうち、中央に位置する
嵌合孔2e2の周囲には、板状部2aと共働して、嵌合
孔2e2を囲むように、且つ、板状部2aに連結された
略コの字状の補強土手部2e4が形成されており、この
ような、補強土手部2e4を形成することにより、係合
枠2dのひねり強度及び剛性を高めることができる。
には、それぞれ、コの字状のスリット2fが形成されて
おり、コの字状のスリット2fを形成することにより、
スリット2fで囲まれた部分が、片持ち状の係止弾性片
2gに形成されている。係止弾性片2gの内壁面側の先
端には、係止突部2g1が突設されており、係止突部2
g1の係合枠2d側の垂直面は、好ましくは、係合枠2
dの内壁面側の面2d1と略平行な垂直面2g2に形成
されているとともに、係止突部2g1には、垂直面2g
2から内壁面に向かって傾斜面2g3が形成されてい
る。また、係止弾性片2gの係止突部2g1は、その先
端が、内壁面から、所定量、突出するように形成されて
おり、本実施例においては、係止弾性片2gは、係合枠
2dに形成された上方に位置する嵌合孔2e1と中央に
位置する嵌合孔2e2との間に位置するように構成され
ている。
る下部水平部2b1の裏面に、所定の間隔を置いて形成
された、横長の下部ブロックであり、下部ブロック2h
間には、上述した底部1に形成された長辺側載置ブロッ
ク1eが挿入可能な凹部2iが形成されている。本実施
例には、7個の下部ブロック2hが示されており、ま
た、6個の長辺側載置ブロック1eに対応して、6個の
凹部2iが形成されている。各下部ブロック2hの水平
枠2h1の下面には、所定の間隔を置いて、下端が半円
形状の一対の支持片h3が垂設されており、また、支持
片h3間には、水平ピンh4が架橋されており、一対の
支持片h3と水平ピンh4とにより、上述した底部1の
長辺側ヒンジ雌部H1に対応した長側壁側ヒンジ雄部H
3が形成されている。なお、下部ブロック2hの水平枠
2h1の下面の長側壁側ヒンジ雄部H3が形成されてい
ない部分には、支持片h3と同様の補強片2jが垂設さ
れており、また、隣り合う補強片2jと支持片h3或い
は隣り合う補強片2jと支持片h3とは、連結板2kに
より連結されている。
る下部水平部2b1の両端部付近に形成された、下方が
解放された凹部であり、折り畳みコンテナーを箱型に組
み立てた際に、上述した底部1に形成された角部載置ブ
ロック1dの短辺側部分1d2が挿入されるように構成
されている。また、長側壁2の周辺リブ2bを構成する
下部水平部2b1と両側に位置する下部ブロック2hと
により、角部切り欠き部2nが形成されており、この角
部切り欠き部2nには、折り畳みコンテナーを箱型に組
み立てた際に、上述した底部1に形成された角部載置ブ
ロック1dの長辺側部分1d1が挿入されるように構成
されている。
短側壁3について説明する。
aを有しており、板状部3aには、板状部3aの上下端
辺及び左右端辺に沿って、板状部3aの面に対して垂直
に延在する周辺リブ3bが延設されている。周辺リブ3
bを形成する略垂直な側部3b1の外側には、板状部3
aを延長することにより形成された縦長の板部3c1を
有する張出枠3cが形成されている。張出枠3cの下面
と周辺リブ3bを形成する略垂直な側部3b1とによ
り、張出枠3cの下部には、角部切り欠き部3dが形成
されており、この角部切り欠き部3dには、折り畳みコ
ンテナーを箱型に組み立てた際に、上述した底部1に形
成された角部載置ブロック1dの短辺側部分1d2が挿
入されるように構成されている。
には、板部3c1に垂直で、且つ、外側方向に延在する
端部垂直リブ3c2が形成されており、板部3c1及び
端部垂直リブ3c2には、端部垂直リブ3c2の先端を
越えて延在するとともに、その先端の高さが同じである
嵌合突部3e1、3e2、3e3が形成されており、嵌
合突部3e1、3e2、3e3は、上述した長側壁2の
係合枠2dに形成された嵌合孔2e1、2e2、2e3
に挿入されるように構成されている。中央に位置する嵌
合突部3e2の上下部分には、凹部3fが形成されてお
り、中央に位置する嵌合突部3e2は、上下に位置する
嵌合突部3e1、3e3に比べて、その長さが長く形成
されており、そして、上記の凹部3fには、折り畳みコ
ンテナーを箱型に組みたてた際に、長側壁2の係合枠2
dの中央に位置する嵌合孔2e2の周囲に形成された補
強土手部2e4が挿入されるように構成されている。
で、外側、即ち、折り畳みコンテナーを箱型に組み立て
た際に、外側に位置する部分には、後述するロック解除
本体及びロック解除操作体とからなるロック解除部材が
配設可能なロック解除部材収納領域3gが形成されてい
る。ロック解除部材収納領域3gは、上部水平部3b2
と、側部3b1と、側部3b1までは達していない、板
状部3aの上方に形成された第1水平リブ3g1と、第
1水平リブ3g1より幅が狭く、且つ、第1水平リブ3
g1の上方に位置する第2水平リブ3g2と、第2水平
リブ3g2の両端から、第1水平リブ3gまで延在する
内側垂直リブ3g3と、第1水平リブ3g1の両端から
下方に延在する外側垂直リブ3g4と、外側垂直リブ3
g4の下端と側部3b1を連結する第3水平リブ3g5
とにより囲まれており、ロック解部材収納領域3gの左
右領域3g’、3g”には、それぞれ、ロック解除部材
を構成する1個のロック解除本体及び1個のロック解除
操作体が配設されるように構成されている。
と第3水平リブ3g5とから、互いに、対向して接近す
る方向に延在する上部垂直分枝リブ及び下部垂直分枝リ
ブであり、上部垂直分枝リブ3g6’の先端からは、側
部3b1方向に延在するとともに、側部3b1に連結さ
れた、側部3b1に向かって下方に傾斜した上部傾斜リ
ブ3g7が延在しており、また、下部垂直分枝リブ3g
6”の先端からは、側部3b1方向に延在するととも
に、側部3b1に連結された、側部3b1に向かって上
方に傾斜した下部傾斜リブ3g8が延在している。
する上部水平部3b2に連接された略U字状のリブであ
り、略U字状のリブ3g9の水平部下面には、第1上部
係止突起3h1が垂下されており、また、第1水平リブ
3g1の両端部付近の上面には、第1上部係止突起3h
1と対向するように、第1下部係止突起3h2が立設さ
れている。また、第2水平リブ3g2の両端部付近の上
面には、第2下部係止突起3h3が立設されており、上
部水平部3b2の下面には、第2下部係止突起3h3と
対向するように第2上部係止突起3h4が垂下されてい
る。更に、第2水平リブ3g2の中程の上面には、第3
下部係止突起3h5が立設されており、上部水平部3b
2の中程の下面には、第3下部係止突起3h5と若干ず
れて、第3上部係止突起3h6が垂下されている。上記
の第1上部係止突起3h1、第1下部係止突起3h2、
第2下部係止突起3h3、第2上部係止突起3h4、第
3下部係止突起3h5及び第3上部係止突起3h6と、
短側壁3の板状部3aとの間には、所定の間隙が形成さ
れており、また、金型設計上、第1上部係止突起3h
1、第1下部係止突起3h2、第2下部係止突起3h
3、第2上部係止突起3h4、第3下部係止突起3h5
及び第3上部係止突起3h6の背後に位置する板状部3
aには透孔3a1が形成されている。3i1は、第2上
部係止突起3h4と第3上部係止突起3h6との間に位
置する上部水平部3b2の下面に垂下された上部規制リ
ブであり、3i2は、第2下部係止突起3h3と第3下
部係止突起3h5との間に位置する第2水平リブ3g2
の上面に立設された下部規制リブである。なお、3j
は、第3水平リブ3g5と周辺リブ3bの下部水平部3
b3とを連結する連結垂直リブである。
係止弾性片2gを、係止弾性片2gの弾性に抗して回動
させるためのロック解除部材Rについて説明するが、本
実施例には、ロック解除部材Rが、ロック解除本体4と
ロック解除操作体5とに分割されて構成されている例が
示されているが、ロック解除本体4とロック解除操作体
5とを一体に形成することもできる。
本体4は、上下に、互いに平行なレール部4a1が形成
された略方形状の基部4aを有しており、基部4aの中
央部には、作業者が、指を挿入可能な引っ掛け凹部4a
2が形成されている。基部4aには、正面形状が三角形
状の土手部4a3が形成されており、三角形状の土手部
4a3の先端部からは、基部4aの奥板4a4を延長す
ることにより形成された横長の略長方形板状の押圧部4
bが延在している。また、三角形状の土手部4a3の先
端部からは、押圧部4bに連結された支持リブ4cが延
設されており、更に、支持リブ4cの先端部には、上下
方向に、且つ、三角形状の土手部4a3方向に傾斜した
一対の弾性条片4d1からなる矢印状の弾性翼部4dが
形成されている。4eは、土手部4a3に形成された垂
直突条であり、このような垂直突条4eを形成したこと
により、ロック解除本体4が、視覚的に確認し易くな
る。なお、基部4aに奥板4a4を形成することなく、
引っ掛け凹部4a2を、基部4aに形成された窓部とし
て構成することもできる。
本体4のレール部4a1を、短側壁3の板状部3aと、
上述した短側壁3に形成された第1上部係止突起3h1
と第1下部係止突起3h2との間隙に挿入するととも
に、ロック解除本体4の押圧部4bを、短側壁3に形成
された上部傾斜リブ3g7と下部傾斜リブ3g8と間に
位置する側部3b1に形成されたスリット3kに挿入
し、更には、ロック解除本体4の一対の弾性条片4d1
を、上部垂直分枝リブ3g6’と略U字状のリブ3g9
の垂直部とにより形成される上部凹部3m1及び下部垂
直分枝リブ3g6”と外側垂直リブ3g4とにより形成
される下部凹部3m2に、それぞれ、挿入することによ
り、短側壁3に配設されるように構成されている。ロッ
ク解除本体4に外力が作用していない状態においては、
上部凹部3m1及び下部凹部3m2に挿入された一対の
弾性条片3d1の弾性力により、スリット3kに挿入さ
れているロック解除本体4の押圧部4bは、短側壁3の
張出枠3cの端部垂直リブ3c2を越えて、外側に延在
しないように構成されている。
除操作体5は、細長い水平基部5aと、水平基部5aの
一方の先端部に形成された、平面形状が略L字状の押出
枠5bと、水平基部5aのもう一方の先端に形成された
板状の摘み部5cとを有しており、板状の摘み部5cの
一方の先端には、押出枠5b方向に延在する水平部5c
1が形成されている。また、押出枠5bの水平基部5a
に沿った板部5b1には、上下の互いに平行なレール部
5b2を残して、コの字状の補強枠5dが形成されてい
る。5eは、コの字状の補強枠5dの垂直部5d1と水
平基部5aとにより形成された隅部に形成された略方形
状の案内板である。
0において、ロック解除部材収納領域3gの左領域3
g’に配置されるロック解除操作体5は、ロック解除操
作体5のレール部5b2を、短側壁3の板状部3aと、
上述した短側壁3に形成された第2下部係止突起3h3
と第2上部係止突起3h4との間隙に挿入するととも
に、水平基部5aの下部を、短側壁3の板状部3aと第
3下部係止突起3h5との間隙に挿入することにより、
短側壁3に配設されるように構成されている。そして、
ロック解除操作体5の押出枠5bの水平基部5aに垂直
な押出部5b3は、ロック解除本体4の基部4aの垂直
部4a5に当接或いは接近して配置されるように構成さ
れている。ロック解除部材収納領域3gの左領域3g’
に配置されるロック解除操作体5は、図9や図12等に
示されているように、摘み部5cの水平部5c1や案内
板5eが、水平基部5aの上方に位置するように配設さ
れる。また、ロック解除操作体5の案内板5eは、第2
上部係止突起3h4と第3上部係止突起3h6との間に
位置する上部水平部3b2の下面に垂下された上部規制
リブ3i1の下端と当接しており、ロック解除操作体5
の上下方向の過度の動きを規制するように構成されてい
る。
ち、図10において、ロック解除部材収納領域3gの右
領域3g”に配置されるロック解除操作体5は、上述し
たロック解除部材収納領域3gの左領域3g’に配置さ
れるロック解除操作体5とは反対に、図12等に示され
ているように、摘み部5cの水平部5c1や案内板5e
が、水平基部5aの下方に位置するように配設される。
そして、ロック解除部材収納領域3gの右領域3g”に
配置されるロック解除操作体5は、ロック解除操作体5
のレール部5b2を、短側壁3の板状部3aと、上述し
た短側壁3に形成された第2下部係止突起3h3と第2
上部係止突起3h4との間隙に挿入するとともに、水平
基部5aの上部を、短側壁3の板状部3aと第3上部係
止突起3h6との間隙に挿入することにより、短側壁3
に配設されるように構成されている。そして、同様に、
ロック解除操作体5の押出枠5bの水平基部5aに垂直
な押出部5b3が、ロック解除本体4の基部4aの垂直
部4a5に当接或いは接近して配置されるように構成さ
れている。また、ロック解除操作体5の案内板5eは、
第2下部係止突起3h3と第3下部係止突起3h5との
間に位置する第2水平リブ3g2の上面に立設された下
部規制リブ3i2の上端と当接しており、ロック解除操
作体5の上下方向の過度の動きを規制するように構成さ
れている。
領域3g’、3g”に配置された一対のロック解除操作
体5は、平面的に見て、摘み部5c側に位置する水平基
部5aが、上下方向に部分的に重なるように配置される
とともに、摘み部5cを構成する垂直部5c2が相対す
るように配置されるとともに、垂直部5c2の端部から
水平方向に延在する水平部5c1が、互いに、接近する
方向に位置するように配置されている。そして、後述す
るロック解除非作動時においては、一対のロック解除操
作体5の摘み部5cを構成する水平部5c1の先端間に
は、所定の間隙w1が形成されている。
の下面には、上述した長側壁側ヒンジ雄部H3を構成す
る支持片h3と同様の一対の支持片h3が垂設されてお
り、また、支持片h3間には、同様の水平ピンh4が架
橋されており、一対の支持片h3と水平ピンh4とによ
り、上述した底部1の短辺側ヒンジ雌部H2に対応した
短側壁側ヒンジ雄部H4が形成されている。また、短側
壁側ヒンジ雄部H4を構成する支持片h3に隣接して、
上述した長側壁2に形成された補強片と同様の補強片3
nが垂設されており、そして、隣り合う補強片3nと支
持片h3とは、上述した長側壁2に形成された連結板2
kと同様の連結板3pにより連結されている。なお、3
qは、下部水平部3b3の下面に垂設された補強片3n
間に位置する一対の間隙であり、この間隙3qには、底
部1の短辺側外壁1cに形成された一対の嵌合凹部1c
1を構成する膨出部1c1’が挿入されるように構成さ
れている。
短側壁3、ロック解除部材Rを構成するロック解除本体
4及びロック解除操作体5は、射出成形等により、合成
樹脂で、それぞれ、一体に成形することが好ましい。
折り畳みコンテナーに組み立てる作業について説明す
る。
は、底部1の長辺側土手部1aに沿って形成された長辺
側ヒンジ雌部H1のフックh2と長辺側外壁1bとの間
隙に、長側壁2の長側壁側ヒンジ雄部H3の水平ピンh
4を嵌入するとともに、水平ピンh4を、上記底部1の
長辺側ヒンジ雌部H1のフックh2に引っ掛けることに
より、底部1と長側壁2をヒンジ連結する。この際、上
述したように、長側壁2の周辺リブ2bを構成する下部
水平部2b1の裏面に配設された下部ブロック2h間に
形成されている凹部2iには、底部1に形成された長辺
側載置ブロック1eが挿入されるように構成されてい
る。
は、底部1の短辺側外壁1cに沿って形成された短辺側
ヒンジ雌部H2のフックh2と短辺側外壁1cとの間隙
に、短側壁3の短側壁側ヒンジ雄部H4の水平ピンh4
を嵌入するとともに、水平ピンh4を、上記底部1の短
辺側ヒンジ雌部H2のフックh2に引っ掛けることによ
り、底部1と短側壁3をヒンジ連結する。
がヒンジ連結されるとともに、底部1と短側壁3とがヒ
ンジ連結されて、折り畳みコンテナーが組み立てられる
ことになる。
態から、図1に示されているように、箱型に折り畳みコ
ンテナーを組み立てるには、先ず最初に、図2に示され
ているように、長側壁2を略垂直に立てる。次いで、底
部1に重なるようにして折り畳まれている短側壁3を、
略水平状態から垂直方向に回動させると、短側壁3の張
出枠3cが、長側壁2に形成された係合枠2dに対向す
るように接近し、更に、短側壁3を、垂直方向に回動さ
せると、短側壁3の張出枠3cの端部垂直リブ3c2
が、長側壁2の内壁面から突出している係止弾性片2g
の係止突部2g1を押して、係止弾性片2gを、外側面
方向に、係止弾性片2gの弾性に抗して、回動させる。
更に、短側壁3を、垂直方向に回動させると、短側壁3
の張出部3cに突設された嵌合突部3e1、3e2、3
e3が、長側壁2の係合枠2dに形成された嵌合孔2e
1、2e2、2e3に挿入される。この短側壁3の張出
枠3cに突設された嵌合突部3e1、3e2、3e3
が、長側壁2の係合枠2dに形成された嵌合孔2e1、
2e2、2e3に挿入される過程において、短側壁3の
張出部3cの端部垂直リブ3c2から、長側壁2に形成
された係止弾性片2gの係止突部2g1が外れて、係止
弾性片2gが、その弾性により、図14に示されている
ような、元の位置に戻り、係止弾性片2gの垂直面2g
2が、短側壁3の張出部3cの板部3c1に当接し、従
って、短側壁3が、底部1方向に回動しようとしても、
短側壁3の張出部3cが、長側壁2に形成された係止弾
性片2gの係止突部2g1に当接し、底部1方向への回
動が阻止されることになり、短側壁3に外側から負荷が
掛かっても、底部1方向に倒れるようなことがない。同
様にして、もう一方の短側壁3を、略水平状態から垂直
方向に回動させて、折り畳みコンテナーを箱型に組み立
てる。
を折り畳む際には、短側壁3に配設されたロック解除部
材収納領域3gの左右領域3g’、3g”に配置された
一対のロック解除操作体5の操作部としての摘み部5c
を構成する相対する垂直部5c2に、一方の手の親指と
人指し指等を当てがい、その後、親指と人指し指等を、
接近する方向に移動させて、一対のロック解除操作体5
の摘み部5cを構成する相対する垂直部5c2及び水平
部5c1を接近させると、ロック解除本体4の基部4a
の垂直部4a5に当接或いは接近して配置されているロ
ック解除操作体5の押出枠5bが、ロック解除本体4
を、上部凹部3m1及び下部凹部3m2に挿入された一
対の弾性条片3d1の弾性力に抗して、長側壁2方向に
移動させる。すると、長側壁2の板状部2aの上部両端
角部付近に形成されている係止弾性片2gの係止突部2
g1と対峙した位置にあるロック解除本体4の押圧部4
bの先端部が、短側壁3の張出枠3cの端部垂直リブ3
c2を越えて外側に突出し、図15に示されているよう
に、長側壁2に形成された係止弾性片2gの係止突部2
g1を、係止突部2g1が、短側壁3の張出枠3cから
外れる方向、即ち、外側方向に押して、長側壁2の係止
弾性片2gを、その弾性に抗して湾曲させる。長側壁2
に形成された長側壁2の係止弾性片2gの係止突部2g
1が、短側壁3の張出枠3cから外れた時点で、図13
に示されているように、短側壁3を、底部1方向に回動
させて、一対の相対する短側壁3を、底部1上に重ね
る。次いで、一対の相対する長側壁2を、底部1上に重
ねられた一対の相対する短側壁3の上に重ねることによ
り、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを折り畳
むことができる。
り畳みコンテナーを折り畳む際には、折り畳みコンテナ
ーの外側から、短側壁3に配設されたロック解除部材収
納領域3gの左右領域3g’、3g”に配置された一対
のロック解除操作体5の操作部としての摘み部5cを構
成する相対する垂直部5c2に、一方の手の親指と人指
し指等を当てがい、その後、親指と人指し指等を、接近
する方向に移動させて、一対のロック解除操作体5の摘
み部5cを構成する相対する垂直部5c2及び水平部5
c1を接近させることにより、所謂、一方の手のみによ
るワンタッチ動作により、長側壁2の係止弾性片2gと
短側壁3の張出枠3cとのロック状態を解除することが
でき、従って、ロック機構のロック解除作業の作業性が
向上することになる。
対のロック解除本体4間に、一対のロック解除操作体5
を介在させることにより、一方の手のみによるワンタッ
チ動作により、長側壁2と短側壁3とのロック状態を解
除することができるので、ロック機構のロック解除作業
の作業性が向上する。
るように、短側壁3のロック解除部材収納領域3gの左
右領域3g’、3g”に配置された一対のロック解除操
作体5の操作部としての摘み部5cの上方に位置する、
短側壁3の周辺リブ3bを構成する上部水平部3b2に
は、摘み部5cの上方に位置する上部水平部3b2の幅
(短側壁3の板状部3aに対して直角方向の長さ)w1
を、摘み部5cが位置していない上部水平部3b2の幅
w2よりも狭くすることにより、所定の幅の切り欠き凹
部3b4が形成されている。このように、ロック解除操
作体5の操作部としての摘み部5cの上方に位置する上
部水平部3b2に、所定の幅の切り欠き凹部3b4を形
成することにより、作業者が、ロック解除部材Rのロッ
ク作業及びロック解除作業の際に、ロック解除部材Rが
配設されていない長側壁2側に位置し、折り畳みコンテ
ナーを上方から見ても、操作部としての摘み部5cを視
認することができるので、ロック解除部材Rのロック作
業及びロック解除作業の作業性が向上する。
解除本体4及びロック解除操作体5を、短側壁3の該側
面に配設したので、折り畳みコンテナーの内部に手を入
れて、長側壁2に形成された係止弾性片2gを、短側壁
3から外すことなく、単に、折り畳みコンテナーの外側
から、ロック解除操作体5を作動させることにより、長
側壁2と短側壁3とのロック状態を解除することができ
るので、ロック解除作業の作業性が向上する。
るので、以下に記載する効果を奏するものである。
作部を有するロック解除操作体とからなるロック解除部
材を、操作部が相対するように配設するとともに、ロッ
ク解除部材の操作部を、互いに、接近する方向に移動さ
せるようにしたので、一方の手のみによるワンタッチ動
作により、最初に立てられる側壁と後から立てられる側
壁とのロック状態を解除することができるので、ロック
機構のロック解除作業の作業性が向上する。
る周辺リブを構成する上部水平部に、所定の幅の切り欠
き凹部を形成したので、操作部としての摘み部の視認性
が高まり、従って、ロック解除部材のロック作業及びロ
ック解除作業の作業性が向上する。
み立てられた状態の斜視図である。
途中の斜視図である。
れた状態の斜視図である。
視図である。
外壁面側から見た斜視図である。
内壁面側から見た斜視図である。
外壁面側から見た斜視図である。
内壁面側から見た斜視図である。
外壁面側から見た部分分解斜視図である。
壁の外壁面側から見たロック解除部材等が省略された状
態の正面図である。
壁の外壁面側から見たロック解除部材等が配設された状
態の正面図である。
ンテナーの短側壁の外壁面側から見たロック解除部材等
が配設された状態の正面図である。
壁が回動途中の状態の折り畳みコンテナーの部分斜視図
である。
に組み立てれた状態の角部付近の部分水平断面図であ
る。
壁が底部方向に回動される過程を説明するための図14
と同様の部分水平断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】底部と底部にヒンジ部材を介して連結され
た4つの側壁を有するとともに、底部に側壁を重ねるよ
うにして折り畳むことが可能な折り畳みコンテナーにお
いて、折り畳み状態から最初に立てられる側壁には、後
から立てられる側壁が当接可能な係止弾性片を形成する
とともに、後から立てられる側壁の外壁面に形成された
ロック解除部材収納領域の左右領域には、それぞれ、前
記係止弾性片を押圧するロック解除本体と操作部を有す
るロック解除操作体とからなるロック解除部材を、前記
操作部が相対するように配設し、前記ロック解除部材の
操作部を、互いに、接近する方向に移動させることによ
り、ワンタッチ動作により、最初に立てられる側壁と後
から立てられる側壁とのロック状態を解除するようにし
たことを特徴とする折り畳みコンテナー。 - 【請求項2】ロック解除操作体の操作部の上方に位置す
る周辺リブを構成する上部水平部に、所定の幅の切り欠
き凹部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の折
り畳みコンテナー。
Priority Applications (1)
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JP2001327740A JP3735557B2 (ja) | 2001-09-19 | 2001-10-25 | 折り畳みコンテナー |
Applications Claiming Priority (3)
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JP2001327740A JP3735557B2 (ja) | 2001-09-19 | 2001-10-25 | 折り畳みコンテナー |
Publications (2)
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Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102285478A (zh) * | 2011-08-12 | 2011-12-21 | 苏州大森塑胶工业有限公司 | 折叠式周转箱的锁扣装置 |
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JP5271885B2 (ja) * | 2009-12-08 | 2013-08-21 | 三甲株式会社 | 中仕切り部材付き折り畳みコンテナー |
-
2001
- 2001-10-25 JP JP2001327740A patent/JP3735557B2/ja not_active Expired - Lifetime
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