JP2003162832A - 光ピックアップヘッド装置、情報記録再生装置、及び情報記録方法 - Google Patents

光ピックアップヘッド装置、情報記録再生装置、及び情報記録方法

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JP2003162832A
JP2003162832A JP2002244255A JP2002244255A JP2003162832A JP 2003162832 A JP2003162832 A JP 2003162832A JP 2002244255 A JP2002244255 A JP 2002244255A JP 2002244255 A JP2002244255 A JP 2002244255A JP 2003162832 A JP2003162832 A JP 2003162832A
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optical storage
pickup head
pattern
optical pickup
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Shinichi Kadowaki
慎一 門脇
Yoshiaki Kaneuma
慶明 金馬
Akimasa Sano
晃正 佐野
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報記録面を2面有する記録可能な光記憶媒
体を用いた場合でも、オフセットの少ないトラッキング
誤差信号を検出する。 【解決手段】 回折格子で0次及び1次以上の回折光を
生成し、DPP法でトラッキング誤差信号を生成する光
ピックアップヘッド装置において、回折格子に形成され
る格子パターンの周期もしくは位相を不均一とし、光記
憶媒体上に集光された1次回折光のトラックと平行な方
向の大きさが、トラックと直交する方向の大きさよりも
大きく、光記憶媒体に情報を記録するのに必要なパワー
をPW1、光記憶媒体に記録された情報を消去せずに再
生可能な最大パワーをPW2、光記憶媒体に集光される
0次回折光の光量をP0、光記憶媒体に集光される1次
以上の回折光の1つの光量をP1としたとき、P1/P
0>PW2/PW1の関係を有する光ピックアップヘッ
ド装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光記憶媒体に対し
て情報の記録、再生もしくは消去を行う装置に使用され
る、光ピックアップヘッド装置及び情報記録再生装置に
関するものである。また、本発明は光ピックアップヘッ
ド装置を用いた情報記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高密度・大容量の記憶媒体として、ピッ
ト状パターンを有する光ディスクを用いる光メモリ技術
は、ディジタルオーディオディスク、ビデオディスク、
文書ファイルディスク、さらにはデータファイルなどそ
の応用が拡大しつつある。近年、DVDと称する高密度
・大容量の光ディスクが実用化され、動画のような大量
の情報を扱える情報媒体として脚光を浴びているが、こ
のDVD光ディスクは650nm付近の波長のレーザ光
を発するいわゆる赤色半導体レーザを用いて記録あるい
は再生されている。
【0003】図10は、記録再生が可能な光ディスクシ
ステムにおける光ピックアップヘッド装置で用いられて
いる、一般的な光学系の構成を示した図である。光源で
ある半導体レーザ光源1は、波長λ1が650nmの直
線偏光の発散ビーム700を出射する。半導体レーザ1
から出射された発散ビーム700は、回折格子60に入
射する。回折格子60に入射したビーム700は、0次
及び±1次回折光の3つのビームに分岐される。0次回
折光が情報の記録/再生を行うメインビーム700a、
±1次回折光が安定なトラッキング誤差信号の検出を行
うためのディファレンシャルプッシュプル(DPP)用
の2つのサブビーム700b及び700cとなる。回折
格子60で生成された0次回折光700aと1次回折光
700b及び700cのそれぞれとの回折効率の比は、
いずれもサブビームにより不要な記録がなされることを
避けるために、通常20:1程度に設定される。回折格
子60で生成された3つのビーム700a〜700c
は、偏光ビームスプリッタ52を透過し、焦点距離20
mmのコリメートレンズ53で平行光に変換される。平
行光に変換されたビーム700a〜700cは、4分の
1波長板54を透過して円偏光に変換された後、焦点距
離3mmの対物レンズ56で収束ビームに変換され、光
記憶媒体41の透明基板41aを透過し、情報記録面4
1b上に集光される。対物レンズ56の開口はアパーチ
ャ55で制限され、開口数NAを0.6としている。透
明基板41aの厚さは、0.6mmである。
【0004】図11Aは、回折格子60を模式的に示し
た正面図、図11Bはその側面断面図である。Y方向が
光記憶媒体41上のトラックと平行な方向、X方向が光
記憶媒体41上のトラックと直交する方向である。回折
格子60には、等しい周期Ptの直線状の格子パターン
が形成されている。格子の深さd0は、ビーム700a
とビーム700b及び700cのそれぞれとの光量比が
いずれも20:1となるようにしている。回折格子60
の空間周波数軸60dとY軸のなす角度θは、光記憶媒
体41の情報記録面41bに形成されたトラックと集光
されたビーム700a〜700cの位置の関係で決ま
り、通常1〜2度程度である。
【0005】図12は、情報記録面41b上のビーム7
00a〜700cとトラックとの関係を示している。光
記憶媒体41には、トラックとなる連続溝が形成されて
いる。トラックの周期Tpは0.74μmである。メイ
ンビーム700aがトラック上に位置するとき、サブビ
ーム700bと700cがそれぞれトラック間となるよ
うに、ビームを配置している。すなわち、メインビーム
700aとサブビーム700bもしくは700cのトラ
ックと直交する方向の間隔Lは0.37μmである。
【0006】情報記録面41bで反射されたビーム70
0a〜700cは、対物レンズ56、4分の1波長板5
4を透過して往路の光とは90度異なる直線偏光に変換
された後、コリメートレンズ53を透過して収束光に変
換され、偏光ビームスプリッタ52で反射される。偏光
ビームスプリッタ52で反射したビーム700a〜70
0cは、シリンドリカルレンズ57を経て、光検出器3
1に入射する。ビーム700a〜700cには、シリン
ドリカルレンズ57を透過する際、非点収差が付与され
る。光検出器31は8つの受光部31a〜31hを有
し、受光部31a〜31dがビーム700aを、受光部
31e〜31fがビーム700bを、受光部31g〜3
1hがビーム700cを、それぞれ受光する。受光部3
1aから31hは、それぞれ受光した光量に応じた電流
信号を出力する。
【0007】非点収差法によるフォーカス誤差信号及び
位相差法によるトラッキング誤差信号及びプッシュプル
法によるトラッキング誤差信号は、メインビーム700
aを受光する受光部31a〜31dから出力される信号
を用いて得られる。また、DVD−RW(登録商標)等
の連続溝ディスクの記録/再生時には、サブビーム70
0bと700cを受光する受光部31e〜31hから出
力される信号も併用することで、DPP法によるトラッ
キング誤差信号が得られる。フォーカス誤差信号及びト
ラッキング誤差信号は、所望のレベルに増幅及び位相補
償が行われた後、アクチュエータ91及び92に供給さ
れて、フォーカス及びトラッキング制御がなされる。
【0008】DVDでは、再生専用のROMディスクの
場合には、情報記録面を2面設けた2層ディスクが規格
化されている。再生専用の2層ディスクは、トラッキン
グ誤差信号を位相差法で検出することで、従来の構成の
光ピックアップヘッド装置を用いて何ら問題なく情報を
読み出すことができる。
【0009】さらに、研究開発レベルでは、記録可能な
情報記録面を2面有する光記憶媒体(以下2層記録ディ
スクとする)の開発成果が盛んに発表されている。2層
記録ディスクは、初期に情報が書き込まれていないた
め、トラッキング誤差信号を位相差法で検出することは
できず、記録可能な情報記録面を1面有する光記憶媒体
(以下単層記録ディスクとする)を用いたときと同様
に、DPP法でトラッキング誤差信号を検出する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の構成で、2層記録ディスクを用いた場合、ト
ラッキング誤差信号をDPP法で検出しても、対物レン
ズをトラッキング追従させたときや光記憶媒体にチルト
が生じたとき、トラッキング誤差信号に補正できないオ
フセット変動が発生する。これは、以下の理由による。
一方の情報記録面に情報を記録する際(以下、このとき
の情報記録面を集光面とする)、集光面に焦点を結ぶビ
ームの一部は反射され、一部が集光面を透過して他方の
情報記録面(以下、このときの情報記録面を非集光面と
する)にデフォーカスしたビームで到達し反射される。
非集光面で反射されたビームも光検出器に向かい、この
ビームは、収差やビーム内の光量むら等により、DPP
法でトラッキング誤差信号を検出する際に完全には相殺
しきれない。従って、対物レンズをトラッキング追従さ
せたときや光記憶媒体にチルトが生じたとき、その相殺
しきれない量が変動するため、トラッキング誤差信号に
オフセット変動を生じさせるのである。その結果、オフ
トラックが生じ、光記憶媒体に情報を記録する際、隣接
したトラックに記録された情報を一部消去してしまい、
光記憶媒体に記録された情報が忠実に読み出せなくなる
という課題があった。
【0011】本発明は、従来の光ピックアップヘッド装
置のこの様な課題を考慮し、光記憶媒体に情報を記録す
る際、隣接したトラックに記録された情報を消去するこ
となく、光記憶媒体に記録された情報を忠実に読み出す
ことを実現するためのものであり、対物レンズをトラッ
キング追従させたときや光記憶媒体にチルトが生じたと
きでも、トラッキング誤差信号にオフセットの変動がほ
とんど生じない光ピックアップヘッド装置及び情報記録
方法を提供することを目的とする。さらに、本発明は、
そのような光ピックアップヘッド装置を用いた情報記録
再生装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光ピックア
ップヘッド装置は、光ビームを出射する光源と、前記光
源から出射された前記ビームを受けて0次及び1次以上
の複数の回折光を生成する回折手段と、前記回折手段か
らの複数のビームを受けて光記憶媒体上に集光する収束
手段と、前記光記憶媒体で反射された前記複数のビーム
を受けてこれを分岐するビーム分岐手段と、前記ビーム
分岐手段で分岐された前記複数のビームを受け、その受
けた光量に応じた信号を出力する光検出手段とを具備
し、前記光記憶媒体には情報を記録するトラックが形成
され、前記回折手段に形成される格子パターンの周期も
しくは位相が不均一であり、前記光記憶媒体上に集光さ
れた前記1次以上の回折光のトラックと平行な方向の大
きさが、トラックと直交する方向の大きさよりも大き
く、前記光記憶媒体に情報を記録するのに必要な光記憶
媒体に集光される前記0次回折光のパワーをPW1、前
記光記憶媒体に記録された情報を消去せずに再生可能
な、光記憶媒体に集光される前記0次回折光の最大パワ
ーをPW2、前記光記憶媒体に集光される前記0次回折
光の光量をP0、前記光記憶媒体に集光される前記1次
以上の複数の回折光のうちの1つの光量をP1としたと
き、P1/P0>PW2/PW1であることを特徴とす
る。
【0013】また、本発明の情報記録再生装置は、上記
の本発明の光ピックアップヘッド装置と、情報記録媒体
と光ピックアップヘッド装置との相対的な位置を変化さ
せる駆動部と、前記光ピックアップヘッド装置から出力
される信号を受けて演算を行い所望の情報を得る電気信
号処理部とを備えることを特徴とする。
【0014】更に、本発明の情報記録方法は、光ピック
アップヘッド装置を用いて光記憶媒体に情報を記録する
情報記録方法であって、前記光ピックアップヘッド装置
は、複数の光ビームを放射する光放射手段と、前記光放
射手段からの前記複数のビームを受けて前記光記憶媒体
上に集光する集束手段と、前記光記憶媒体で反射された
前記複数のビームを受けてこれを分岐するビーム分岐手
段と、前記ビーム分岐手段で分岐されたビームを受け、
その受けた光量に応じた信号を出力する光検出手段とを
具備し、前記光記憶媒体には情報を記録するトラックが
形成され、前記複数のビームのうち、前記光記憶媒体に
情報を記録する際に前記光記憶媒体に物理的変化を与え
て情報を記録するビームをメインビームとし、前記複数
のビームのうち、前記メインビーム以外のビームをサブ
ビームとし、前記光記憶媒体上に集光された前記サブビ
ームのトラックと平行な方向の大きさが、トラックと直
交する方向の大きさよりも大きく、前記光記憶媒体に情
報を記録するのに必要な前記光記憶媒体に集光される前
記メインビームのパワーをPW1、前記光記憶媒体に記
録された情報を消去せずに再生可能な、前記光記憶媒体
に集光される前記メインビームの最大パワーをPW2、
前記光記憶媒体に集光される前記メインビームの光量を
P0、前記光記憶媒体に集光される複数の前記サブビー
ムのうちの1つの光量をP1としたとき、P1/P0>
PW2/PW1を満足することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明によれば、上記の構成によ
り、対物レンズをトラッキング追従させたり、光記憶媒
体にチルトが生じたりしても、DPP法によるトラッキ
ング誤差信号のオフセットによる変動は低減し、その結
果、オフトラックも減少する。従って、光記憶媒体が記
録可能な2層ディスクの場合には、光記憶媒体に情報を
記録する際、隣接したトラックに記録された情報を一部
消去することがなく、光記憶媒体に記録された情報を忠
実に読み出せる信頼性の高い情報記録再生装置及び情報
記録方法を実現できる。
【0016】本発明の上記の光ピックアップヘッド装置
の前記回折手段には周期もしくは位相が不均一な格子パ
ターンが形成される。このような格子パターンの具体的
構成は特に限定されない。
【0017】例えば、前記回折手段に形成される格子パ
ターンの周期が漸次異なっていてもよい。
【0018】また、前記回折手段は、中央部の両側に相
互に位相が異なる格子パターンを備えていてもよい。こ
の場合、前記中央部の両側に設けられた前記格子パター
ンの位相が相互に180度反転していてもよい。あるい
は、前記中央部に、その両側の前記格子パターンとは異
なる格子パターンが設けられ、前記中央部の両側に設け
られた前記格子パターンの位相が相互に180度反転し
ていてもよい。
【0019】また、前記回折手段は第1のパターン領域
と第2のパターン領域と第3のパターン領域とを有し、
前記第2のパターン領域と前記第3のパターン領域は前
記第1のパターン領域を挟むように設けられ、前記第1
のパターン領域には格子パターンが形成され、前記第2
のパターン領域と前記第3のパターン領域には格子パタ
ーンが形成されていなくてもよい。
【0020】また、前記回折手段は第1のパターン領域
と第2のパターン領域と第3のパターン領域とを有し、
前記第2のパターン領域と前記第3のパターン領域は前
記第1のパターン領域を挟むように設けられ、前記第1
のパターン領域には格子パターンが形成され、前記第2
のパターン領域及び前記第3のパターン領域には前記第
1のパターン領域の格子パターンとは異なる格子パター
ンが形成されていてもよい。
【0021】このとき、前記第1のパターン領域に形成
された格子パターンの平均的な深さが、前記第2のパタ
ーン領域と前記第3のパターン領域の平均的な深さとそ
れぞれ等しいことが好ましい。
【0022】また、本発明の上記の光ピックアップヘッ
ド装置においては、光記憶媒体に集光された複数の回折
光のトラックと直交する方向の大きさは、いずれも等し
いことが好ましい。
【0023】また、本発明の上記の光ピックアップヘッ
ド装置においては、光記憶媒体上に集光された前記0次
回折光のトラックと平行な方向の大きさをS0、光記憶
媒体上に集光された前記1次以上の回折光のトラックと
平行な方向の大きさをS1としたとき、 (S1/S0)0.5・PW2/PW1>P1/P0>P
W2/PW1 の関係を有することが好ましい。
【0024】また、光記憶媒体が2つ以上の情報記録面
を有していてもよい。
【0025】次に、本発明の上記の情報記録方法におい
ては、光ピックアップヘッド装置を構成する、複数の光
ビームを放射する光放射手段が、単一の光ビームを出射
する光源と、前記単一のビームを受けて0次及び1次以
上の複数の回折光を生成する回折手段とを含み、前記0
次回折光が前記メインビームであり、前記1次以上の回
折光が前記サブビームであり、前記回折手段に形成され
る格子パターンの周期もしくは位相が不均一であっても
よい。
【0026】このとき、周期もしくは位相が不均一な格
子パターンの具体的構成は上記の通りに構成することが
できる。
【0027】以下、本発明の光ピックアップヘッド装
置、情報記録再生装置及び情報記録方法の実施形態につ
いて添付の図面を参照して説明する。なお、各図面にお
いて同一の符号は同一の構成要素または同様の作用、動
作をなすものを表す。
【0028】(実施の形態1)図1は、本発明に係る光
ピックアップヘッド装置の構成の一例を示した図であ
る。光源である半導体レーザ光源1は、波長λが650
nmの直線偏光の発散ビーム70を出射する。半導体レ
ーザ1から出射された発散ビーム70は、回折格子61
に入射する。回折格子61に入射したビーム70は、0
次及び±1次回折光の3つのビームに分岐される。0次
回折光が情報の記録/再生を行うメインビーム70a、
±1次回折光がトラッキング誤差信号の検出を安定に行
うためのDPP用の2つのサブビーム70b及び70c
となる。回折格子61の0次回折光70aと1次回折光
70b及び70cのそれぞれとの回折効率の比は、サブ
ビーム70b及び70cにより不要な記録がなされるこ
とを避けるために、通常20:1程度に設定されるが、
ここでは10:1としている。回折格子61で生成され
た3つのビーム70a〜70cは、偏光ビームスプリッ
タ52を透過した後、コリメートレンズ53に入射して
平行光に変換される。コリメートレンズ53の焦点距離
は20mmである。コリメートレンズを透過して平行光
に変換されたビーム70a〜70cは、さらに4分の1
波長板54を透過して円偏光に変換された後、焦点距離
が3mmの対物レンズ56で収束ビームに変換され、光
記憶媒体41の透明基板41aを透過し、情報記録面4
1b上に集光される。対物レンズ56の開口はアパーチ
ャ55で制限され、開口数NAを0.6としている。透
明基板41aの厚さは、0.6mmである。
【0029】情報記録面41bで反射されたビーム70
a〜70cは、対物レンズ56を透過して平行光に変換
される。対物レンズ56を透過したビーム70a〜70
cは、4分の1波長板54を透過して往路の光とは90
度異なる直線偏光に変換された後、コリメートレンズ5
3を透過して、再度収束光に変換される。コリメートレ
ンズ53を透過したビーム70a〜70cは、偏光ビー
ムスプリッタ52で反射する。偏光ビームスプリッタ5
2で反射したビーム70a〜70cは、シリンドリカル
レンズ57を経て、光検出器31に入射する。ビーム7
0a〜70cには、シリンドリカルレンズ57を透過す
る際、非点収差が付与される。光検出器31は8つの受
光部31a〜31hを有し、受光部31a〜31dがビ
ーム70aを、受光部31e〜31fがビーム70b
を、受光部31g〜31hがビーム70cを、それぞれ
受光する。受光部31a〜31hは受光した光量に応じ
た信号を出力する。
【0030】受光部31a〜31hは、それぞれ受光し
た光量に応じた電流信号I31a〜I31hを出力す
る。フォーカス誤差信号は、光検出器31から出力され
る信号I31a〜I31dを用いて非点収差法により、
すなわち(I31a+I31c)−(I31b+I31
d)の演算で得られる。また、トラッキング誤差信号
は、DPP法により、すなわち{(I31a+I31
d)−(I31b+I31c)}−K・{(I31e+
I31g)−(I31f+I31h)}の演算でそれぞ
れ得られる。ここでKは、回折格子61の0次回折光7
0aと1次回折光70b及び70cの回折効率の比によ
って決まる係数である。フォーカス誤差信号及びトラッ
キング誤差信号は、所望のレベルに増幅及び位相補償が
行われた後、対物レンズ56を動かすためのアクチュエ
ータ91及び92に供給されて、フォーカス及びトラッ
キング制御がなされる。
【0031】図2Aは、回折格子61を模式的に示した
正面図、図2Bはその側面断面図である。Y方向が光記
憶媒体41上のトラックと平行な方向、X方向が光記憶
媒体41上のトラックと直交する方向である。回折格子
61には、直線状の格子パターンが形成されている。格
子パターンの周期は、Y方向の位置によって漸次異な
り、回折格子61の上部の格子の周期をPt1、中央部
の格子の周期をPt2、下部の格子の周期をPt3とし
たとき、Pt1<Pt2<Pt3の関係を有している。
また、格子の深さdは、ビーム70aとビーム70b及
び70cのそれぞれとの光量比がいずれも10:1とな
るようにしている。ここで、記録可能な光記憶媒体41
に記録された情報を再生する際、光記憶媒体41に照射
可能な0次回折光70aの最大パワーPW2は1mWで
あり、光記憶媒体41に情報を記録する際の、0次回折
光70aの最適なパワーPW1は12mWである。
【0032】図3は、対物レンズ56で光記憶媒体41
の情報記録面41b上に集光されたビーム70a〜70
cの様子を、図4は、光記憶媒体41の情報記録面41
b上のビーム70a〜70cの様子を模式的に示してい
る。情報記録面41bには溝からなるトラックが形成さ
れており、トラックの周期Tpは0.74μmである。
情報は、溝上に記録される。DPP法によるトラッキン
グ誤差信号の検出を可能にするため、ビーム70aがト
ラック上に位置するとき、ビーム70bと70cがトラ
ック間に位置するように、ビーム70a〜70cを配置
している。すなわち、ビーム70aと70b、及びビー
ム70aと70cのX方向の間隔LをいずれもTp/2
としている。ビーム70bと70cを仮想的に結んだ線
分とトラックとがなす角度θは通常1〜2度である。角
度θが小さいため、格子パターンの周期を漸次変化させ
る方向を格子パターンと直交する方向としても、トラッ
クと直交する方向のビームの拡がりは無視できるほど小
さい。格子パターンの周期を漸次変化させる方向を格子
パターンと直交する方向とすることで、光ピックアップ
ヘッドにおける回折格子61を取り付ける際のX方向の
公差を大きく許容できるようにしている。もちろん、ト
ラックと直交する方向のビームの拡がりを完全になくす
ために、格子パターンを厳密に設計して回折格子を作成
してもよい。
【0033】ビーム70aは、半導体レーザ光源1の波
長λと対物レンズ56の開口数NAで決まる回折限界の
大きさにまで集光され、情報記録面41b上で焦点を結
ぶ。一方、ビーム70bと70cは、XZ平面内では、
情報記録面41b上で焦点を結び、回折限界の大きさに
まで集光されるが、YZ平面内では、情報記録面41b
上で焦点を結ばず、対物レンズ56側から見て、ビーム
70bは情報記録面41bの奥側に、ビーム70cは情
報記録面41bの手前側に、それぞれ焦点を結ぶ。その
ため、情報記録面41b上での、ビーム70bと70c
のY方向の大きさは、回折限界よりも大きくなる。ビー
ム70bと70cのYZ平面内での焦点位置の違いとY
方向の大きさは、回折格子61に形成された格子パター
ンの周期がY方向に漸次異なっているためによって生じ
る。ビーム70bと70cのY方向の大きさは、回折格
子61に形成する格子パターンの周期を変えることによ
って、任意に設計できるが、ここでは、回折限界の2倍
の大きさとしている。
【0034】回折格子61の格子パターンの設計方法に
ついては、ホログラムを設計、作製するために一般的に
用いる手法が適用できるので、詳細な説明は略する。ま
た、回折格子61の材質は樹脂でもガラスでもよく、特
に制約はない。ここでは、回折格子61の原盤を最初に
作製し、その原盤を金型として用い、ポリオレフィン系
の樹脂を成形することで回折格子61を作製している。
【0035】光記憶媒体41の情報記録面41b上に集
光されるビーム70aのパワーP0とビーム70b及び
70cのそれぞれのパワーP1の比は、回折格子61の
0次回折光の回折効率と1次回折光の回折効率の比と等
しく、Po:P1=10:1である。したがって、P1
/P0>PW2/PW1の関係を有している。従来の光
ピックアップヘッド装置であれば、P1/P0<PW2
/PW1の関係を持たさなければ、光記憶媒体41に情
報を記録する際、サブビームが、既に記録された情報を
消去してしまうが、本発明の光ピックアップヘッド装置
では、情報記録面41b上におけるビーム70bと70
cの大きさがY方向に大きくなっているため、その分、
サブビーム70bと70cのエネルギーが分散し、P1
/P0>PW2/PW1としても、ビーム70b及び7
0cが情報記録面41bに記録された情報を消去してし
まうことはない。
【0036】サブビームをY方向にどれだけ大きくすれ
ば、情報記録面41bに記録された情報を消去しないか
は、情報記録面41bを構成する記録膜の特性により変
わるので、一義的には与えられないが、概ね、ビームの
大きさを大きくした倍率の平方根程度まで最大照射パワ
ーを増加できる。すなわち、メインビームである0次回
折光70aのトラックと平行な方向の大きさをS0、サ
ブビームである1次回折光70b及び70cのトラック
と平行な方向の大きさをS1としたとき、S1/S0=
2とすると、サブビームのパワーを1.4倍程度増加さ
せることができる。
【0037】従来の光ピックアップヘッド装置よりも1
次回折光の強度を高めているので、光記憶媒体に2層記
録ディスクを用いた場合でも、非集光面で反射されたビ
ームに起因する迷光の影響を受けにくく、対物レンズ5
6をトラッキング追従させたときや光記憶媒体にチルト
が生じたときでも、トラッキング誤差信号のオフセット
変動は低減し、安定にトラッキング制御をかけることが
可能な光ピックアップヘッド装置となる。また、単層記
録ディスクを用いた場合でも、光記憶媒体もしくは光ピ
ックアップヘッド装置を構成する光学部品に傷や汚れが
付いた場合、対物レンズ56をトラッキング追従させる
と、トラッキング誤差信号にオフセットの変動が生じる
が、本発明の光ピックアップヘッド装置は、2層記録デ
ィスクのときと同様にトラッキング誤差信号のオフセッ
ト変動は低減し、安定にトラッキング制御をかけること
が可能である。
【0038】更に、トラッキング制御の安定性を高める
ために、ビーム70bと70cの光量を高めたい場合に
は、回折格子61の格子の深さdを深くし、ビーム70
bと70cがY方向に大きくなるように格子パターンを
設計すればよい。ビーム70bと70cのY方向の大き
さは、格子パターンの設計次第で任意に設定することが
できる。トラッキング誤差信号の振幅は、ビーム70b
と70cのX方向の大きさとトラックの周期には影響を
受けるが、Y方向の大きさには影響を受けない。したが
って、本発明の光ピックアップヘッド装置では、ビーム
70bと70cをY方向に大きくしているにもかかわら
ず、悪影響はなく良好なトラッキング誤差信号を検出で
きる。
【0039】なお、情報記録面41bに情報を記録する
構成として、DVD−RW(登録商標)のように溝もし
くは溝間のどちらか一方にのみ情報を記録するグルーブ
フォーマットと、DVD−RAM(登録商標)のように
溝及び溝間の両方に情報を記録するランドグルーブフォ
ーマットがある。本実施の形態においては、グルーブフ
ォーマットの一例を示したが、本発明の光ピックアップ
ヘッド装置をランドグルーブフォーマットに適用しても
何ら問題ない。
【0040】また、光記憶媒体の情報記録面41bとし
ては、光により反射率、屈折率、カー回転角等において
物理的な変化を示す材料であれば特に限定されない。光
記録材料として一般的な、有機色素材料、相変化材料、
光磁気材料等はいずれも適用できる。
【0041】また、ここでは光源に波長650nmの半
導体レーザを用い、対物レンズの開口数を0.6とした
が、光源の波長を405nm、対物レンズの開口数を
0.85として、光記憶媒体に記録される情報量を増大
させてもよい。また、フォーカス検出法を非点収差法か
らスポットサイズディテクション法に変えること、光利
用効率を高めるためにビーム整形プリズムを用いるこ
と、等、本発明の光ピックアップヘッド装置は、趣旨を
逸脱しない範囲で、様々な変形が可能である。
【0042】また、ここでは、1次回折光70bと1次
回折光70cとの回折効率を同一としたが、互いに異な
っていてもよい。この場合、少なくとも一方の1次回折
光が上記の条件を満足していればよい。
【0043】更に、ここでは、回折格子61で生成する
サブビームを1次回折光としたが、2次以上の次数の回
折光としても構わない。
【0044】(実施の形態2)図5Aは、本発明の光ピ
ックアップヘッド装置の別の一例を示す光ピックアップ
ヘッド装置を構成する回折格子62を模式的に示した正
面図、図5Bはその側面断面図である。実施の形態1に
示す光ピックアップヘッド装置における回折格子61の
代わりに回折格子62を用いることで光ピックアップヘ
ッド装置を構成することができる。
【0045】回折格子62は2種類のパターン領域62
aと62bを有している。パターン領域62aと62b
に形成された格子パターンは、どちらも直線状のパター
ンであり、一定の周期Ptを有している。ただし、位相
は、回折格子62の中心にある仮想的な境界線62cを
境に180度反転するようにしている。半導体レーザ光
源1から出射されたビーム70を受けて、回折格子62
は、0次回折光71aと1次回折光71b、71cを生
成する。
【0046】図6は、光記憶媒体41の情報記録面41
b上のビーム71a〜71cの様子を模式的に示してい
る。併せて、左側に各ビームスポットの光強度変化を模
式的に示している。ビーム71aは、回折格子62の0
次回折光であり、実施の形態1の光ピックアップヘッド
装置と同様に、半導体レーザ光源1の波長λと対物レン
ズ56の開口数NAで決まる回折限界の大きさにまで集
光される。一方、ビーム71bと71cは回折格子62
の1次回折光であり、X方向には、回折限界の大きさに
まで集光されるが、Y方向には、ビーム71bと71c
がそれぞれ2つピーク強度を持ち、回折限界の約2倍に
大きくなる。ビーム71bと71cがそれぞれ2つピー
ク強度を持ち、Y方向の大きさが大きくなるのは、回折
格子62に形成された格子パターン62aと62bの位
相を、180度反転させているためである。
【0047】本実施の形態に示す光ピックアップヘッド
装置においても、ビーム71bと71cの大きさがY方
向に大きくなっているため、ビーム71aとビーム71
b及び71cのそれぞれとの強度比をいずれも例えば1
0:1としてP1/P0>PW2/PW1の関係を持た
しても、ビーム71b及び71cは情報記録面41bに
記録された情報を消去してしまうことはなく、安定にト
ラッキング制御をかけることが可能なトラッキング誤差
信号を得ることができる。
【0048】なお、上記の例では領域62aと領域62
bとに形成された格子パターンを相互に180度反転し
ているが、両格子パターンの位相差は必ずしも180度
である必要はなく、異なる位相を有していれば同様の効
果を得ることができる。
【0049】(実施の形態3)図7Aは、本発明の光ピ
ックアップヘッド装置の別の一例を示す光ピックアップ
ヘッド装置を構成する回折格子63を模式的に示した正
面図、図7Bはその側面断面図である。実施の形態2に
示す光ピックアップヘッド装置における回折格子62の
代わりに回折格子63を用いることで光ピックアップヘ
ッド装置を構成することができる。
【0050】回折格子63は回折格子62と同様に2種
類のパターン領域63aと63bを有している。パター
ン領域63aと63bに形成された格子パターンは、ど
ちらも直線状のパターンであり、一定の周期Ptを有し
ている。ただし、位相は、回折格子63の中心にある仮
想的な境界線63cを境に180度反転するようにして
いる。回折格子62と63とで異なる点は、パターン領
域63aと63bの境界にパターン63dを設けている
ことである。パターン63dを設けることにより、情報
記録面41bに集光された回折格子63の0次回折光と
1次回折光の間に存在する不要な光が減少するので、よ
り安定にトラッキング制御が可能なトラッキング誤差信
号を得ることができる。
【0051】なお、上記の例では領域63aと領域63
bとに形成された格子パターンを相互に180度反転し
ているが、両格子パターンの位相差は必ずしも180度
である必要はなく、異なる位相を有していれば同様の効
果を得ることができる。
【0052】(実施の形態4)図8Aは、本発明の光ピ
ックアップヘッド装置の別の一例を示す光ピックアップ
ヘッド装置を構成する回折格子64を模式的に示した正
面図、図8Bはその側面断面図である。実施の形態3に
示す光ピックアップヘッド装置における回折格子63の
代わりに回折格子64を用いることで光ピックアップヘ
ッド装置を構成することができる。
【0053】回折格子64は、3つのパターン領域64
a〜64cを有する。パターン領域64aには周期Pt
でデューティが1:1の格子パターンが形成され、パタ
ーン領域64bと64cには格子パターンが形成されて
いない。パターン領域64bと64cに入射したビーム
70は、全て0次回折光として透過する。パターン領域
64aに形成された格子パターンの深さをd1、パター
ン領域64bと64cの深さ(パターン領域64aの頂
面からの距離)をd2としたとき、d2=d1/2とし
ている。深さd2は、回折格子64の各パターン領域6
4a〜64cにおける0次回折光が、各パターン領域6
4a〜64cから相互に等しい位相変化を受けるように
設定する。その結果、回折格子64から生成される0次
回折光は、情報記録面41b上で回折限界の大きさにま
で集光されるようになる。パターン領域64aのY方向
の大きさを、対物レンズ56の開口数の1/aに相当す
る大きさにすることで、情報記録面41b上で集光され
る回折格子64で生成される1次回折光のY方向の大き
さは回折限界のa倍とすることができる。aは、1次回
折光の必要な強度に応じて任意に設定することができる
ので、1次回折光の強度を従来の光ピックアップヘッド
装置よりも十分大きくすることが可能となり、より迷光
の影響を受けにくい光ピックアップヘッド装置となる。
【0054】また、回折格子64のパターン領域64a
は、対物レンズ56の開口よりも小さいので、情報記録
面41bに集光されるサブビームのパワーを回折格子6
1〜63を用いた場合と同じだけ確保する場合、パター
ン領域64aの1次回折光の回折効率は、回折格子61
〜63の1次回折光の回折効率よりも高める必要があ
る。このとき、0次回折光のパターン領域64aを透過
した部分の光量は、パターン領域64b及び64cを透
過した部分よりも低下するので、情報記録面41bに集
光される0次回折光は超解像スポットとなり、集光され
た0次回折光のトラックと平行な方向(Y方向)の大き
さは、回折限界の大きさよりも小さくなる。その結果、
光記憶媒体41に記録された情報を再生する際の高域の
応答特性が良くなり、ノイズが混入しても誤りが生じに
くく、信頼性の高い情報が再生可能な光ピックアップヘ
ッド装置となる。
【0055】なお、本実施の形態の光ピックアップヘッ
ド装置では、パターン領域64bと64cには格子パタ
ーンを形成しなかったが、パターン領域64bと64c
にそれぞれパターン領域64aとは異なる周期の格子パ
ターンを形成しても、安定にトラッキング制御が可能な
トラッキング誤差信号を得ることができる光ピックアッ
プヘッド装置となる。
【0056】(実施の形態5)図9は、以上に述べてき
た光ピックアップヘッド装置を用いて構成した情報記録
再生装置の一例である。情報記録再生装置は、光ピック
アップヘッド装置80、光記憶媒体駆動部81、光ピッ
クアップヘッド装置駆動部82、電気回路部83及び電
源部84からなる。光記憶媒体駆動部81は光記憶媒体
41を回転させる。光ピックアップヘッド装置駆動部8
2は、送りモータ85及び送りネジ86とを含み、いわ
ゆるトラバースメカニズムを構成する。送りモータ85
を駆動することによりその回転軸に直結された送りネジ
86が回転し、光ピックアップヘッド装置80が光記憶
媒体41の半径方向の所望する位置に移動される。光ピ
ックアップヘッド装置80は、光ピックアップヘッド装
置80と記憶媒体41との位置関係に対応する信号を電
気回路部83へ送る。電気回路部83はこの信号を増幅
または演算して、光ピックアップヘッド装置80または
光ピックアップヘッド装置内の対物レンズを微動させ
る。また、光ピックアップヘッド装置80は、光記憶媒
体41に記録された情報を読み出した信号を電気回路部
83へ送る。更に電気回路部83は、光記憶媒体41に
記録された情報の復調を行う。アクチュエータ91、9
2は光ピックアップヘッド装置内の対物レンズ56を駆
動する。前記信号と光ピックアップヘッド装置の駆動部
82もしくはアクチュエータ91、92によって、光記
憶媒体41に対してフォーカスサーボとトラッキングサ
ーボが行われ、情報の読み出しもしくは書き込みまたは
消去が行われる。電源部84からは、電気回路部83、
光ピックアップヘッド装置駆動部82、光記憶媒体駆動
部81の各部へ動作に必要な電気が供給される。
【0057】本実施の形態の情報記録再生装置は、対物
レンズ56をトラッキング追従させたときや光記憶媒体
41にチルトが生じたときにトラッキング誤差信号に生
じるオフセットの変動が小さく、安定にトラッキング制
御をかけることが可能な光ピックアップヘッド装置を用
いているので、情報を忠実に記録再生可能な情報記録再
生装置となる。
【0058】なお、上記の実施の形態1〜5に示した光
ピックアップヘッド装置は、一つの光源から出射された
ビームを回折格子に入射させることにより複数のビーム
を生成する構成を備えているが、本発明はこれに限定さ
れず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可
能である。例えば、回折格子を用いずに、複数の半導体
レーザを同一の半導体基板上に形成することにより複数
のビームを生成してもよい。この場合には、上記の実施
の形態の1次回折光に相当するビーム(サブビーム)を
出射する半導体レーザの横モードをマルチ化すること
で、トラックと平行な方向にビームを広げればよい。サ
ブビームをトラック方向に広げることにより、上記の実
施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、光記憶媒
体に2層記録ディスクを用いた時に、トラッキング追従
する時や光記憶媒体にチルトが生じた時等においてもト
ラッキング誤差信号にほとんどオフセットは発生せず、
信頼性の高い情報記録再生装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の光ピックアップヘッド
装置の構成の概略を示す図
【図2】図2Aは本発明の実施の形態1の光ピックアッ
プヘッド装置を構成する回折格子の構成を示す正面図、
図2Bはその側面断面図
【図3】本発明の実施の形態1の光ピックアップヘッド
装置における情報記録面とビームの関係を示す図
【図4】本発明の実施の形態1の光ピックアップヘッド
装置におけるトラックとビームの関係を示す図
【図5】図5Aは本発明の実施の形態2の光ピックアッ
プヘッド装置を構成する回折格子の構成を示す正面図、
図5Bはその側面断面図
【図6】本発明の実施の形態2の光ピックアップヘッド
装置におけるトラックとビームの関係を示す図
【図7】図7Aは本発明の実施の形態3の光ピックアッ
プヘッド装置を構成する回折格子の構成を示す正面図、
図7Bはその側面断面図
【図8】図8Aは本発明の実施の形態4の光ピックアッ
プヘッド装置を構成する回折格子の構成を示す正面図、
図8Bはその側面断面図
【図9】本発明の実施の形態5の情報記録再生装置の構
成の概略を示す図
【図10】従来の光ピックアップヘッド装置の構成の概
略を示す図
【図11】図11Aは従来の光ピックアップヘッド装置
を構成する回折格子の構成を示す正面図、図11Bはそ
の側面断面図
【図12】従来の光ピックアップヘッド装置におけるト
ラックとビームの関係を示す図
【符号の説明】
1 半導体レーザ光源 31 光検出器 31a〜31h 受光部 41 光記憶媒体 41a 基板 41b 情報記録面 52 偏光ビームスプリッタ 53 コリメートレンズ 54 波長板 55 アパーチャ 56 対物レンズ 57 シリンドリカルレンズ 61〜64 回折格子 61d 空間周波数軸 62a〜62b,63a〜63b,64a〜64c パ
ターン領域 62c,63c 分割線 63d パターン 70,70a〜70c,71a〜71c ビーム 80 光ピックアップヘッド装置 81 光記憶媒体駆動部 82 光ピックアップヘッド装置駆動部 83 電気回路部 84 電源部 91,92 アクチュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 晃正 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D118 AA19 AA21 BA01 BB01 BB07 BB08 CA13 CA23 CD03 CF16 CG04 CG24 CG33 CG44 DA33 DC03 5D119 AA29 AA43 BA01 BB01 BB02 BB04 BB05 BB13 DA01 DA05 EA02 EB04 EB09 EB14 EB15 EC07 EC11 EC41 FA05 JA02 JA07 JA09 JA12 JA22 JA32 JA43 JA58 JB01 JB02 KA02 KA17 KA19 KA43 NA05

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを出射する光源と、 前記光源から出射された前記ビームを受けて0次及び1
    次以上の複数の回折光を生成する回折手段と、 前記回折手段からの複数のビームを受けて光記憶媒体上
    に集光する収束手段と、 前記光記憶媒体で反射された前記複数のビームを受けて
    これを分岐するビーム分岐手段と、 前記ビーム分岐手段で分岐された前記複数のビームを受
    け、その受けた光量に応じた信号を出力する光検出手段
    とを具備し、 前記光記憶媒体には情報を記録するトラックが形成さ
    れ、 前記回折手段に形成される格子パターンの周期もしくは
    位相が不均一であり、 前記光記憶媒体上に集光された前記1次以上の回折光の
    トラックと平行な方向の大きさが、トラックと直交する
    方向の大きさよりも大きく、 前記光記憶媒体に情報を記録するのに必要な光記憶媒体
    に集光される前記0次回折光のパワーをPW1、前記光
    記憶媒体に記録された情報を消去せずに再生可能な、光
    記憶媒体に集光される前記0次回折光の最大パワーをP
    W2、前記光記憶媒体に集光される前記0次回折光の光
    量をP0、前記光記憶媒体に集光される前記1次以上の
    複数の回折光のうちの1つの光量をP1としたとき、P
    1/P0>PW2/PW1であることを特徴とする光ピ
    ックアップヘッド装置。
  2. 【請求項2】 前記回折手段に形成される格子パターン
    の周期が漸次異なることを特徴とする請求項1に記載の
    光ピックアップヘッド装置。
  3. 【請求項3】 前記回折手段は、中央部の両側に相互に
    位相が異なる格子パターンを備えることを特徴とする請
    求項1に記載の光ピックアップヘッド装置。
  4. 【請求項4】 前記中央部の両側に設けられた前記格子
    パターンの位相が相互に180度反転していることを特
    徴とする請求項3に記載の光ピックアップヘッド装置。
  5. 【請求項5】 前記中央部に、その両側の前記格子パタ
    ーンとは異なる格子パターンが設けられ、前記中央部の
    両側に設けられた前記格子パターンの位相が相互に18
    0度反転していることを特徴とする請求項3に記載の光
    ピックアップヘッド装置。
  6. 【請求項6】 前記回折手段は第1のパターン領域と第
    2のパターン領域と第3のパターン領域とを有し、前記
    第2のパターン領域と前記第3のパターン領域は前記第
    1のパターン領域を挟むように設けられ、前記第1のパ
    ターン領域には格子パターンが形成され、前記第2のパ
    ターン領域と前記第3のパターン領域には格子パターン
    が形成されていないことを特徴とする請求項1に記載の
    光ピックアップヘッド装置。
  7. 【請求項7】 前記回折手段は第1のパターン領域と第
    2のパターン領域と第3のパターン領域とを有し、前記
    第2のパターン領域と前記第3のパターン領域は前記第
    1のパターン領域を挟むように設けられ、前記第1のパ
    ターン領域には格子パターンが形成され、前記第2のパ
    ターン領域及び前記第3のパターン領域には前記第1の
    パターン領域の格子パターンとは異なる格子パターンが
    形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光ピ
    ックアップヘッド装置。
  8. 【請求項8】 前記第1のパターン領域に形成された格
    子パターンの平均的な深さが、前記第2のパターン領域
    と前記第3のパターン領域の平均的な深さとそれぞれ等
    しいことを特徴とする請求項6に記載の光ピックアップ
    ヘッド装置。
  9. 【請求項9】 前記第1のパターン領域に形成された格
    子パターンの平均的な深さが、前記第2のパターン領域
    と前記第3のパターン領域の平均的な深さとそれぞれ等
    しいことを特徴とする請求項7に記載の光ピックアップ
    ヘッド装置。
  10. 【請求項10】 光記憶媒体に集光された複数の回折光
    のトラックと直交する方向の大きさは、いずれも等しい
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の光ピ
    ックアップヘッド装置。
  11. 【請求項11】 光記憶媒体上に集光された前記0次回
    折光のトラックと平行な方向の大きさをS0、光記憶媒
    体上に集光された前記1次以上の回折光のトラックと平
    行な方向の大きさをS1としたとき、 (S1/S0)0.5・PW2/PW1>P1/P0>P
    W2/PW1 の関係を有することを特徴とする請求項1〜10のいず
    れかに記載の光ピックアップヘッド装置。
  12. 【請求項12】 光記憶媒体が2つ以上の情報記録面を
    有していることを特徴とする請求項1〜11のいずれか
    に記載の光ピックアップヘッド装置。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれかに記載の光
    ピックアップヘッド装置と、情報記録媒体と光ピックア
    ップヘッド装置との相対的な位置を変化させる駆動部
    と、前記光ピックアップヘッド装置から出力される信号
    を受けて演算を行い所望の情報を得る電気信号処理部と
    を備えることを特徴とする情報記録再生装置。
  14. 【請求項14】 光ピックアップヘッド装置を用いて光
    記憶媒体に情報を記録する情報記録方法であって、 前記光ピックアップヘッド装置は、複数の光ビームを放
    射する光放射手段と、前記光放射手段からの前記複数の
    ビームを受けて前記光記憶媒体上に集光する集束手段
    と、前記光記憶媒体で反射された前記複数のビームを受
    けてこれを分岐するビーム分岐手段と、前記ビーム分岐
    手段で分岐されたビームを受け、その受けた光量に応じ
    た信号を出力する光検出手段とを具備し、 前記光記憶媒体には情報を記録するトラックが形成さ
    れ、 前記複数のビームのうち、前記光記憶媒体に情報を記録
    する際に前記光記憶媒体に物理的変化を与えて情報を記
    録するビームをメインビームとし、前記複数のビームの
    うち、前記メインビーム以外のビームをサブビームと
    し、 前記光記憶媒体上に集光された前記サブビームのトラッ
    クと平行な方向の大きさが、トラックと直交する方向の
    大きさよりも大きく、 前記光記憶媒体に情報を記録するのに必要な前記光記憶
    媒体に集光される前記メインビームのパワーをPW1、
    前記光記憶媒体に記録された情報を消去せずに再生可能
    な、前記光記憶媒体に集光される前記メインビームの最
    大パワーをPW2、前記光記憶媒体に集光される前記メ
    インビームの光量をP0、前記光記憶媒体に集光される
    複数の前記サブビームのうちの1つの光量をP1とした
    とき、P1/P0>PW2/PW1を満足することを特
    徴とする情報記録方法。
  15. 【請求項15】 前記光放射手段が、単一の光ビームを
    出射する光源と、前記単一のビームを受けて0次及び1
    次以上の複数の回折光を生成する回折手段とを含み、 前記0次回折光が前記メインビームであり、前記1次以
    上の回折光が前記サブビームであり、 前記回折手段に形成される格子パターンの周期もしくは
    位相が不均一であることを特徴とする請求項14に記載
    の情報記録方法。
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