JP2003051129A - 情報担体装置 - Google Patents

情報担体装置

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JP2003051129A
JP2003051129A JP2002146243A JP2002146243A JP2003051129A JP 2003051129 A JP2003051129 A JP 2003051129A JP 2002146243 A JP2002146243 A JP 2002146243A JP 2002146243 A JP2002146243 A JP 2002146243A JP 2003051129 A JP2003051129 A JP 2003051129A
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Japan
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recording
diffracted light
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JP2002146243A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Hosomi
哲雄 細美
Teruhiro Shiono
照弘 塩野
Hiroaki Yamamoto
博昭 山本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラッキング制御およびフォーカシング制御
を高精度に行う。 【解決手段】 本発明の情報担体装置は、凹部および凸
部が形成された基台と複数の記録層とを備えた情報担体
のための情報担体装置であって、光を出射する光源と、
光源から出射された光を回折することにより第1回折光
および複数の第2回折光を出射する光学系と、光学系を
駆動する駆動部とを備え、光学系は、複数の第2回折光
の内の1つが凹部および凸部の内の一方に収束して反射
するとき、第1回折光が複数の記録層の内の1つに収束
するように、第1回折光と複数の第2回折光とを出射
し、駆動部は、複数の第2回折光の内の1つが凹部およ
び凸部の内の一方に収束するように光学系を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の記録層を有
する光ディスクへの情報の記録およびその光ディスクか
らの情報の再生を行う情報担体装置に関する。特に、そ
のような情報担体装置のトラッキング制御およびフォー
カシング制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスクでは情報の記録または
再生を行う場合に、光ディスクの記録層に相変化材料、
光磁気材料や色素が用いられてきた。通常記録できる層
は単層であり、記録容量を大きくする手段として記録層
中に3次元的に情報を記録をする方法や、多層にした記
録層に情報を記録する方法が提案されている。
【0003】以下、従来から用いられている代表的な記
録方式の例を図8を参照して説明する。光ディスク72
7に対して情報を記録再生する情報担体装置700は、
光源725と対物レンズ726とを備える。光ディスク
727は基板728を備える。基板728には、凹部7
22と凸部723とが交互に形成されている。光ディス
ク727は、凹部722と凸部723とに密着して形成
される記録層720をさらに含む。
【0004】光源725は光ビーム724を出射する。
対物レンズ726は、光ビーム724を凹部722また
は凸部723に収束させる。情報担体装置700は凹部
722または凸部723で反射された光ビーム724に
基づいてサーボ信号を検出し、サーボ信号に基づいて光
ビーム724のフォーカシングおよびトラッキングを行
う。
【0005】情報担体装置700では一本の光ビーム7
24で情報の記録再生が出来るけれども、情報が記録さ
れる記録層は記録層720の1層に限られる。即ち、光
ディスク727には3次元的に情報を記録することはで
きない。
【0006】公開特許公報昭61−248231号に
は、図9に示すような2つの光源から出射された波長の
異なる2つのビームを光ディスクのガイドトラックと記
録層とにそれぞれ収束させる方法が記載されている。
【0007】図9に示す光ディスク830に対して情報
を記録再生する情報担体装置800は、2つの光源82
7および828と対物レンズ831とを備える。光ディ
スク830は基板832を備える。基板832には、凹
部822と凸部823とが交互に形成されている。光デ
ィスク830は、基板832上に形成される中間層83
3と中間層833上に形成される記録層834とをさら
に備える。
【0008】光源828は、光ビーム825を出射す
る。対物レンズ831は、光ビーム825を記録層83
4に収束させる。凹部822および凸部823から一定
の距離だけ離れた位置に形成されている記録層834に
は光ビーム825によって情報が記録される。
【0009】光源827は、光ビーム825の波長とは
異なる波長を有する光ビーム824を出射する。対物レ
ンズ831は、光ビーム824を凸部823または凹部
822に収束させる。光ビーム825のフォーカシング
制御およびトラッキング制御はディスクの凸部823ま
たは凹部822に収束して反射された光ビーム824に
基づいて行われる。
【0010】情報担体装置800は、凸部823で反射
された光ビーム824に基づいてサーボ信号を生成し、
サーボ信号に基づいて光ビーム825のフォーカシング
制御及びトラッキング制御を行う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】公開特許公報昭61−
248231号には、図9に示す方法により記録層83
4の材料の選択幅が大きくなる事が開示されているが、
記録層は記録層834の一層のみであり、複数の記録層
を有する光ディスクおよび複数の記録層への情報の記録
については開示されていない。
【0012】また、情報担体装置800では、互いに異
なる波長を有する2種類の光ビームを用いようとすると
2種類の光源が必要になるので、情報担体装置800の
構成が複雑になる。また、2つの光ビーム824および
825のオフセットを一定値に保つことは困難であり、
2つの光ビーム824および825の光路の間に相対的
な変動が生じることにより、オフトラックやデフォーカ
スが生じる。
【0013】本発明は、複数の記録層または複数の記録
面を有する情報担体に対する情報の記録再生に用いられ
る光ビームのトラッキング制御およびフォーカシング制
御を高精度に行うことのできる情報担体装置を提供する
ことを目的とする。
【0014】また、本発明は、シンプルな構成で光ビー
ムのトラッキング制御およびフォーカシング制御を高精
度に行うことのできる情報担体装置を提供することを目
的とする。
【0015】また、本発明は、光ビームにオフトラック
やデフォーカスが生じることのない情報担体装置を提供
することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の情報担体装置
は、凹部および凸部が形成された基台と複数の記録層と
を備えた情報担体のための情報担体装置であって、光を
出射する光源と、光源から出射された光を回折すること
により第1回折光および複数の第2回折光を出射する光
学系と、光学系を駆動する駆動部と、を備え、光学系
は、複数の第2回折光の内の1つが凹部および凸部の内
の一方に収束して反射するとき、第1回折光が複数の記
録層の内の1つに収束するように、第1回折光と複数の
第2回折光とを出射し、駆動部は、複数の第2回折光の
内の1つが凹部および凸部の内の一方に収束するように
光学系を駆動し、そのことにより上記目的が達成され
る。
【0017】複数の第2回折光および複数の記録層の個
数はそれぞれM個(Mは2以上の整数)であり、複数の
第2回折光の内のN番目の回折光(Nは1以上M以下の
整数)が凹部および凸部の内の一方に収束するように駆
動部が光学系を駆動することにより、第1回折光は複数
の記録層の内のN番目の記録層に収束してもよい。
【0018】Mは10以下の整数であってもよい。
【0019】複数の第2回折光の数は、複数の記録層の
数と等しくてもよい。
【0020】第1回折光が複数の記録層の内の1つに収
束することにより、複数の記録層の内の1つに情報が記
録されてもよい。
【0021】情報担体は、複数の記録層の間に設けられ
た少なくも1つの中間層をさらに備えてもよい。
【0022】第1回折光の収束点と複数の第2回折光の
内の1つの回折光の収束点とを結ぶ方向が複数の記録層
の表面と実質的に垂直であってもよい。
【0023】第1回折光の光量は、複数の第2回折光の
内の1つの光量よりも大きくてもよい。
【0024】光学系は、光源から出射された光を平行光
に変換するコリメートレンズと、平行光を回折すること
により第1回折光および複数の第2回折光を出射する光
学素子と、第1回折光および複数の第2回折光を収束さ
せる対物レンズとを備えてもよい。
【0025】凹部および凸部の内の一方で反射した複数
の第2回折光の内の1つを検出して第1検出信号を生成
する光検出部と、第1検出信号に基づいてトラッキング
制御信号を生成する信号生成部とをさらに備え、駆動部
は、トラッキング制御信号に基づいて光学系を駆動して
もよい。
【0026】光検出部は、複数の記録層の内の1つで反
射した第1回折光を検出して第2検出信号をさらに生成
し、第2検出信号に基づいて再生信号を生成する再生信
号生成部をさらに備えてもよい。
【0027】情報担体は、複数の記録層に対して基台と
は反対側に設けられる保護基板をさらに有し、第1回折
光は、保護基板を通過して複数の記録層の内の1つに収
束してもよい。
【0028】複数の記録層に情報を記録するための記録
電流を出力する記録部をさらに備え、光源は記録電流に
基づいて光を出射してもよい。
【0029】光学系は、複数の記録層の内の1つで反射
した第1回折光と、凹部および凸部の内の一方で反射し
た複数の第2回折光の内の1つとを反射するスプリッタ
と、スプリッタによって反射された第1回折光と複数の
第2回折光の内の1つとを集光する集光レンズとをさら
に備えてもよい。
【0030】光学素子はボリュームホログラムを含んで
もよい。
【0031】光学素子はフレネルゾーンプレートを含ん
でもよい。
【0032】光学系は複数の第3回折光をさらに出射
し、光学系は、複数の第2回折光の内の1つと複数の第
3回折光の内の1つとが凹部および凸部の内の一方に収
束して反射するとき、第1回折光が複数の記録層の内の
1つに収束するように、複数の第3回折光を出射しても
よい。
【0033】凹部および凸部の少なくも一方には情報を
示すピットが形成されていてもよい。
【0034】本発明の情報担体装置は、凹部および凸部
が形成された基台と複数の記録面を有する記録層とを備
えた情報担体のための情報担体装置であって、光を出射
する光源と、光源から出射された光を回折することによ
り第1回折光および複数の第2回折光を出射する光学系
と、光学系を駆動する駆動部と、を備え、光学系は、複
数の第2回折光の内の1つが凹部および凸部の内の一方
に収束して反射するとき、第1回折光が複数の記録面の
内の1つに収束するように、第1回折光と複数の第2回
折光とを出射し、駆動部は、複数の第2回折光の内の1
つが凹部および凸部の内の一方に収束するように光学系
を駆動し、そのことにより上記目的が達成される。
【0035】複数の第2回折光および複数の記録面の数
はそれぞれM個(Mは2以上の整数)であり、複数の第
2回折光の内のN番目の回折光(Nは1以上M以下の整
数)が凹部および凸部の内の一方に収束するように駆動
部が光学系を駆動することにより、第1回折光は複数の
記録面の内のN番目の記録面に収束してもよい。
【0036】Mは10以下の整数であってもよい。
【0037】複数の第2回折光の数は、複数の記録面の
数と等しくてもよい。
【0038】第1回折光が複数の記録面の内の1つに収
束することにより、複数の記録面の内の1つに情報が記
録されてもよい。
【0039】第1回折光の収束点と複数の第2回折光の
内の1つの回折光の収束点とを結ぶ方向が複数の記録面
と実質的に垂直であってもよい。
【0040】第1回折光の光量は、複数の第2回折光の
内の1つの光量よりも大きくてもよい。
【0041】凹部および凸部の少なくも一方には情報を
示すピットが形成されていてもよい。
【0042】本発明の情報担体装置は、複数の基台と複
数の記録層とを備えた情報担体のための情報担体装置で
あって、複数の基台にはそれぞれ凹部および凸部が形成
されており、複数の記録層はそれぞれ複数の記録面を有
し、複数の基台の内の少なくとも1つは、複数の記録層
の間に設けられ、情報担体装置は、光を出射する光源
と、光源から出射された光を回折することにより第1回
折光および複数の第2回折光を出射する光学系と、光学
系を駆動する駆動部と、を備え、光学系は、複数の第2
回折光の内の1つが複数の基台の内の1つの凹部および
凸部の内の一方に収束して反射するとき、第1回折光が
複数の記録層の内の1つが有する複数の記録面の内の1
つに収束するように、第1回折光と複数の第2回折光と
を出射し、駆動部は、複数の第2回折光の内の1つが凹
部および凸部の内の一方に収束するように光学系を駆動
し、そのことにより上記目的が達成される。
【0043】複数の第2回折光の数はM個(Mは2以上
の整数)であり、複数の記録層はそれぞれM個の記録面
を有し、複数の第2回折光の内のN番目の回折光(Nは
1以上M以下の整数)が複数の基台の内の1つの凹部お
よび凸部の内の一方に収束するように駆動部が光学系を
駆動することにより、第1回折光は複数の記録層の内の
1つが有する複数の記録面の内のN番目の記録面に収束
してもよい。
【0044】Mは10以下の整数であってもよい。
【0045】複数の記録面の合計数は、複数の第2回折
光の数の整数倍であってもよい。
【0046】第1回折光が複数の記録面の内の1つに収
束することにより、複数の記録面の内の1つに情報が記
録されてもよい。
【0047】第1回折光の収束点と複数の第2回折光の
内の1つの回折光の収束点とを結ぶ方向が複数の記録面
と実質的に垂直であってもよい。
【0048】第1回折光の光量は、複数の第2回折光の
内の1つの光量よりも大きくてもよい。
【0049】凹部および凸部の少なくも一方には情報を
示すピットが形成されていてもよい。
【0050】本発明の情報担体装置は、複数の基台と複
数の記録層とを備えた情報担体のための情報担体装置で
あって、複数の基台にはそれぞれ凹部および凸部が形成
されており、複数の基台の内の少なくとも1つは、複数
の記録層の間に設けられ、情報担体装置は、光を出射す
る光源と、光源から出射された光を回折することにより
第1回折光および複数の第2回折光を出射する光学系
と、光学系を駆動する駆動部と、を備え、光学系は、複
数の第2回折光の内の1つが複数の基台の内の1つの凹
部および凸部の内の一方に収束して反射するとき、第1
回折光が複数の記録層の内の1つに収束するように、第
1回折光と複数の第2回折光とを出射し、駆動部は、複
数の第2回折光の内の1つが凹部および凸部の内の一方
に収束するように光学系を駆動し、そのことにより上記
目的が達成される。
【0051】複数の第2回折光の数はM個(Mは2以上
の整数)であり、複数の記録層は複数の組に分けられて
おり、複数の組はそれぞれM個の記録層を有し、複数の
第2回折光の内のN番目の回折光(Nは1以上M以下の
整数)が複数の基台の内の1つの凹部および凸部の内の
一方に収束するように駆動部が光学系を駆動することに
より、第1回折光は複数の組の内の1組が有する記録層
の内のN番目の記録層に収束してもよい。
【0052】Mは10以下の整数であってもよい。
【0053】複数の記録層の合計数は、複数の第2回折
光の数の整数倍であってもよい。
【0054】第1回折光が複数の記録層の内の1つに収
束することにより、複数の記録層の内の1つに情報が記
録されてもよい。
【0055】第1回折光の収束点と複数の第2回折光の
内の1つの回折光の収束点とを結ぶ方向が複数の記録層
と実質的に垂直であってもよい。
【0056】第1回折光の光量は、複数の第2回折光の
内の1つの光量よりも大きくてもよい。
【0057】凹部および凸部の少なくも一方には情報を
示すピットが形成されていてもよい。
【0058】
【発明の実施の形態】以下、本発明の代表的な実施の形
態を図面を参照して説明するが、本発明はこれらの実施
の形態によって限定されるものではなく、同じ効果を有
する様々に改変された実施の形態を含む。
【0059】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1における情報担体装置100を示す。情報担体装
置100は、情報担体である多層光ディスク108への
情報の記録および多層光ディスク108からの情報の再
生の内の少なくとも一方を行う。多層光ディスク108
は、凹部115および凸部116が形成された基台12
1と、複数の記録層161、162、163および16
4と、複数の記録層161、162、163および16
4の間に設けられた少なくも1つの中間層123とを備
える。
【0060】情報担体装置100は、光を出射する放射
光源101と、放射光源101から出射された光を回折
することにより第1回折光150および複数の第2回折
光151、152、153および154を出射する光学
系109と、光学系109を駆動する駆動部134と、
光検出部114と、信号生成部131と、再生信号生成
部132と、記録部133とを備える。
【0061】放射光源101は半導体レーザであり得
る。光学系109は、放射光源101から出射された光
を平行光に変換するコリメートレンズ102と、平行光
を回折することにより第1回折光150および複数の第
2回折光151、152、153および154を生成す
る光学素子103と、4分の1波長板105と、反射ミ
ラー106と、第1回折光150および複数の第2回折
光151、152、153および154を収束させる対
物レンズ107とを備える。
【0062】光学系109は、複数の第2回折光15
1、152、153および154の内の1つが凹部11
5および凸部116の内の一方に収束して反射すると
き、第1回折光150が複数の記録層161、162、
163および164の内の1つに収束するように、第1
回折光150と複数の第2回折光151、152、15
3および154とを出射する。
【0063】光学系109は、ビームスプリッタ104
をさらに備える。ビームスプリッタ104は、複数の記
録層161、162、163および164の内の1つで
反射した第1回折光150を反射する。また、ビームス
プリッタ104は、凹部115および凸部116の内の
一方で反射した複数の第2回折光151、152、15
3および154の内の1つを反射する。光学系109
は、ビームスプリッタ104によって反射された第1回
折光150と複数の第2回折光151、152、153
および154の内の1つとを集光する集光レンズ111
とをさらに備える。
【0064】光検出部114は、凹部115および凸部
116の内の一方で反射した複数の第2回折光151、
152、153および154の内の1つを検出して第1
検出信号114’を生成する。信号生成部131は、第
1検出信号に基づいてトラッキング制御信号131’お
よびフォーカス制御信号131”を生成する。
【0065】また、情報の再生時、光検出部114は、
複数の記録層161、162、163および164の内
の所望の記録層で反射した第1回折光を検出して第2検
出信号114”をさらに生成する。再生信号生成部13
2は、第2検出信号114”に基づいて所望の記録層に
記録された情報の再生信号を生成する。
【0066】駆動部109は、トラッキング制御信号1
31’およびフォーカス制御信号131”に基づいて、
複数の第2回折光151、152、153および154
の内の1つが凹部115および凸部116の内の一方に
収束するように光学系109を駆動する。複数の第2回
折光151、152、153および154の内の1つが
凹部115および凸部116の内の一方に収束すること
により、第1回折光150が複数の記録層161、16
2、163および164の内の1つに収束する。第1回
折光150が複数の記録層161、162、163およ
び164の内の1つに収束することにより、多層光ディ
スク108へ情報が記録される。情報は記録マーク11
0として多層光ディスク108に記録される。
【0067】多層光ディスク108の基台121上には
複数の記録層161、162、163および164と複
数の中間層123とが交互に積層され、複数の記録層1
61、162、163および164に対して基台121
とは反対側に保護基板124が設けられる。第1回折光
150は、保護基板124を通過して複数の記録層16
1、162、163および164の内の1つに収束す
る。複数の第2回折光151、152、153および1
54の内の1つが、保護基板124を通過して、凹部1
15および凸部116の内の一方に収束する。
【0068】基台121にはトラック溝層501が形成
されている。トラック溝層501には凹部115と凸部
116とが形成されている。凹部115は連続または断
続する溝であり得る。
【0069】本発明の情報担体装置100は、光ディス
ク108以外にも後述する光ディスク208、308お
よび408に対しても適用することが出来る。
【0070】記録部133は、複数の記録層161、1
62、163および164に情報を記録するための記録
電流を放射光源101へ出力し、放射光源101は記録
電流に応じて光ビームを出射する。放射光源101を出
射した光ビームは、コリメートレンズ102により略平
行光に変換され、光学素子103に入射する。
【0071】光学素子103は、略平行光に変換された
光ビームを回折して、第1回折光150と複数の第2回
折光151、152、153および154とを出射す
る。第1回折光150と複数の第2回折光151、15
2、153および154とは、ビームスプリッタ104
を透過し、反射ミラー106で反射され、対物レンズ1
07に入射する。第1回折光150と複数の第2回折光
151、152、153および154とは、対物レンズ
107を透過し、多層光ディスク108に入射する。
【0072】光学素子103で回折された第1回折光1
50と複数の第2回折光151、152、153および
154とは、対物レンズ107を出射した後、互いに異
なる収束点140、141、142、143および14
4にそれぞれ収束する。第1回折光150の収束点14
0は、複数の記録層161、162、163および16
4の内の1つの記録層中に収束する。図1では、複数の
第2回折光151、152、153および154の内の
回折光152の収束点142が、凹部115上に収束し
ている。収束点140、141、142、143および
144は、複数の記録層161、162、163および
164の表面方向A1と実質的に垂直な方向A2に沿っ
て並んでいる。
【0073】光ディスクの凹部115上に収束して反射
した第2回折光152は、対物レンズ107を透過して
ビームスプリッタ104で反射され、集光レンズ111
で集光されて、光検出部114に入射する。光検出部1
14は、2分割の光検出器112および113を備え
る。光検出器112および113は、凹部115上に収
束して反射した第2回折光152を検出する。信号生成
部131は、光検出器112および113の検出結果に
基づいてトラッキング制御信号131’を生成する。駆
動部134は、トラッキング制御信号131’に基づい
て対物レンズ107を駆動させて、トラッキング制御を
行う。
【0074】本実施の形態では、トラッキング制御方式
としてプッシュプル(Push−Pull)方式を用い
た。このプッシュプル方式自体はよく知られた方式なの
で詳細な説明は省略する。また、部分的にある方向とそ
の反対の方向とにデトラックさせた断続的な溝やピット
を使用するサンプルサーボ方式を用いてもよい。この方
式自体もよく知られた方式なので詳細な説明は省略す
る。
【0075】第1回折光150の光量は、複数の第2回
折光151、152、153および154のうちのいず
れの光量よりも大きい。即ち、第1回折光150は、第
1回折光150、複数の第2回折光151、152、1
53および154のうちで最大の光量を有している。第
1回折光150の光量と複数の第2回折光151、15
2、153および154のうちの1つの第2回折光の光
量との比は、例えば10対1であり得る。第1回折光1
50の光量と複数の第2回折光151、152、153
および154のうちの1つの第2回折光の光量との比
は、15対1であってもよい。第1回折光150は回折
の影響を受けていない0次の非回折光であってもよい。
【0076】本実施の形態の情報担体装置100は、最
大の光量を有する第1回折光150を複数の記録層16
1、162、163および164の内の所望の記録層に
収束させることによって、情報の記録再生を行う。ま
た、情報担体装置100は、その他の複数の第2回折光
151、152、153および154のうちの1つを凹
部115または凸部116に収束させて反射させること
によってトラッキング制御を行う。トラッキング制御に
はプッシュプル方式やサンプルサーボ方式が用いられ
る。
【0077】また、第2回折光151、152、153
および154の内の何れかを凹115部および凸部11
6の一方に収束させることにより、トラッキング制御信
号131’と同様にフォーカス制御信号131”を得る
ことが出来る。この場合も、光検出部114は、凹部1
15上に収束して反射した第2回折光152を検出す
る。信号生成部131は、光検出部114の検出結果に
基づいてフォーカス制御信号131”を生成する。駆動
部134は、フォーカス制御信号131”に基づいて対
物レンズ107を駆動させて、フォーカス制御を行う。
【0078】また、最大の光量を有する第1回折光15
0が、フォーカス制御のためのフォーカス制御信号13
1”の生成用に用いられてもよい。すなわち情報を記録
または再生する光ビームを用いてフォーカス制御信号1
31”を検出するので、デフォーカスが生じにくくな
る。このため、高NA(Numerical Aper
ture)のシステムのおいても、フォーカス深度が浅
くならない。
【0079】一方で、放射光源101から出射した光ビ
ームから生成された複数の回折光の内の第1回折光15
0のみが情報の記録または再生に用いられるので、放射
光源101から出射した光ビーム自体を情報の記録また
は再生に用いる場合に比べて、情報の記録または再生に
関する光ビームのエネルギーが下がる。放射光源101
から出射した光ビームから生成された複数の回折光の数
が多くなればなるほど、情報の記録または再生に関する
光ビームのエネルギーが下がる。このため、光学素子1
03から出射する複数の第2回折光の数には上限があり
得る。
【0080】複数の第2回折光の数に対応する複数の記
録層の数が多くなると、各記録層の透過率の違いのため
に、これら複数の記録層を透過する複数の第2回折光の
強度の変動が大きくなる。トラッキング制御の為のサー
ボ動作が適正な作動範囲となるようなトラッキング制御
信号131’を検出するために、複数の記録層の数にも
上限があり得る。
【0081】複数の第2回折光151、152、153
および154の数は、複数の記録層161、162、1
63および164の数と等しい。図1に示す実施の形態
では、4つの記録層161、162、163および16
4に対応する4個の第2回折光151、152、153
および154を用いる例を示した。実用的には複数の第
2回折光および記録層(または記録面)の数は10個以
下が望ましい。
【0082】トラッキング制御信号131’の生成に用
いられる複数の第2回折光151、152、153およ
び154の内の1つが収束する点(すなわち、凹部11
5または凸部116)と、フォーカスサーボ信号の生成
に用いられる第1回折光150が収束する点(すなわ
ち、各記録層161、162、163および164)と
は一定の距離を有する。しかし、厳密にこの距離を一定
に保つことは困難である。なぜなら、光ディスク自体に
製造上の誤差が生じること、および第1回折光150と
複数の第2回折光151、152、153および154
との間の距離が厳密に所定値通りになるように、光学素
子103を製造することが困難だからである。このた
め、トラッキング制御信号131’の生成に用いられる
複数の第2回折光151、152、153および154
の内の1つが収束する点(すなわち、凹部115または
凸部116)と、フォーカスサーボ信号の生成に用いら
れる第1回折光150が収束する点(すなわち、各記録
層161、162、163および164)との間の距離
に関して、0.5〜5μm程度の誤差が生じ得る。
【0083】上述のような誤差が生じてもトラッキング
制御信号131’を正しく検出するためには、トラッキ
ング制御信号131’を検出する際のフォーカス方向の
焦点深度を大きくすればよい。トラッキング制御信号1
31’を検出する際にフォーカス方向の焦点深度を大き
くするための1つの方法を説明する。トラッキング制御
信号131’のピッチを記録信号のピッチの2倍とし、
トラッキング制御信号131’をピッチの半分ずらして
おき、光ディスクの一回転ごとにトラッキング制御信号
131’の極性を切り替えると、フォーカス方向の焦点
深度を大きくすることができる。その結果トラッキング
制御信号131’を正しく検出することが出来る。この
技術はDVD−RAMで使用された技術と類似してい
る。
【0084】トラッキング制御信号131’を検出する
際にフォーカス方向の焦点深度を大きくする他の方法を
説明する。トラッキング制御信号131’を検出するた
めの複数の第2回折光151、152、153および1
54のNAを小さくする方法である。トラッキング制御
信号131’を検出する際の空間周波数応答はNAに反
比例する。焦点深度はNAの2乗に反比例する。従って
NAを半分にすると焦点深度は4倍に拡大する。
【0085】次に、図2を参照して、本発明の実施の形
態における光学素子103について説明する。図2に示
すように、光学素子103は例えば厚膜のボリュームホ
ログラムである。光学素子103は、第1回折光150
と複数の第2回折光151、152、153および15
4とを生成し出射する。第1回折光150は対物レンズ
107を通過して第1収束点140で収束する。複数の
第2回折光151、152、153および154は、対
物レンズ107を通過して、第2収束点141、14
2、143および144で収束する。このように光学素
子103は、本発明の情報担体装置100のトラッキン
グ制御のために用いる複数の第2回折光151、15
2、153および154を生成する。特に光学素子10
3としてボリュームホログラムを用いると、+方向の回
折光のみを複数の第2回折光151、152、153お
よび154として使用することが出来る。第1回折光1
50は、一番強度の強い0次回折光である。複数の第2
回折光151、152、153および154は、+1次
から+4次の回折光である。+方向の回折光のみを生成
するので、光ビームの利用効率を向上させることが可能
となる。
【0086】また、光学素子103のかわりに図3に示
すようなフレネルゾーンプレートをベースとした表面に
凹凸の加工を施した回折素子103’を用いてもよい。
回折素子103’では、回折の次数が一定であり各回折
光の光量がほぼ同じである。回折素子103’を用いる
と、+−両方向の回折光が生成される。例えば−2次の
回折光の光量を一番強くした場合、光量を一番強くした
−2次の回折光を第1回折光150として出射する。た
だし、回折素子103’は、ボリュームホログラムと比
較すると、高次回折光が発生しやすくロスも大きい。
【0087】図4Aを参照して、トラッキング制御を伴
う多層光ディスク108への情報の記録動作について説
明する。
【0088】最大光量を有する第1回折光150が複数
の記録層161、162、163および164内の1つ
に収束することにより複数の記録層161、162、1
63および164内の1つに情報が記録される。
【0089】駆動部134は、例えば複数の第2回折光
151、152、153および154の内の第2回折光
151の収束点141を、凹部115上に収束させる。
光検出器112および113は凹部115上に収束して
反射した第2回折光151を検出して検出信号114’
を生成する。信号生成部131は検出信号114’に応
じたトラッキング制御信号131’およびフォーカス制
御信号131”を生成する。駆動部134は、トラッキ
ング制御信号131’およびフォーカス制御信号13
1”に応じて対物レンズ107を駆動制御する。対物レ
ンズ107がトラッキング制御信号131’およびフォ
ーカス制御信号131”に基づいて制御される結果、対
物レンズ107から出射される第1回折光150のトラ
ッキング位置およびフォーカシング位置が制御される。
トラッキング制御はプッシュプル方式によって実行され
得る。
【0090】ここで、複数の第2回折光および複数の記
録層の個数をそれぞれM個(Mは2以上の整数)とする
とき、複数の第2回折光の内のN番目の回折光(Nは1
以上M以下の整数)が凹部115および凸部116の内
の一方に収束するように駆動部134が光学系109を
駆動することにより、第1回折光150は複数の記録層
の内のN番目の記録層に収束する。上述したように、M
は10以下の整数であることが望ましい。
【0091】図4Aに示す例ではM=4であり、1番目
の第2回折光151が凹部115に収束するように駆動
部134が光学系109を駆動することにより、第1回
折光150が1番目の記録層161に収束している。第
1回折光150が記録層161に収束することにより、
記録層161に情報が記録される。駆動部134は光学
系109全体を駆動してもよいし、光学系109の構成
要素の内の少なくとも対物レンズ107を駆動してもよ
い。ここでは、第2回折光の順番は対物レンズ107に
近い順であり、記録層の順番は対物レンズ107から遠
い順である。
【0092】また、記録層161に記録された情報を再
生する場合も、第2回折光151が凹部115に収束す
るように駆動部134が光学系109を駆動することに
より、第1回折光150が記録層161に収束する。第
1回折光150が記録層161に収束することにより、
記録層161に記録された情報が再生される。
【0093】また、2番目の第2回折光152が凹部1
15に収束するように駆動部134が光学系109を駆
動することにより、第1回折光150が2番目の記録層
162に収束する。第1回折光150が記録層162に
収束することにより、記録層162に情報が記録され
る。同様に、3番目の第2回折光153が凹部115に
収束するように駆動部134が光学系109を駆動する
ことにより、第1回折光150が3番目の記録層163
に収束する。第1回折光150が記録層163に収束す
ることにより、記録層163に情報が記録される。4番
目の第2回折光154が凹部115に収束するように駆
動部134が光学系109を駆動することにより、第1
回折光150が4番目の記録層164に収束する。第1
回折光150が記録層164に収束することにより、記
録層164に情報が記録される。
【0094】トラッキング制御に用いられる複数の第2
回折光151、152、153および154のNAは、
焦点深度を大きくするために、情報の記録に用いられる
第1回折光150のNAに対して20%から50%くら
い小さくしてある。
【0095】複数の記録層161、162、163およ
び164それぞれに凹部115および凸部116が隣接
してれば、第1回折光150によってトラッキング制御
信号131’およびフォーカス制御信号131”を得る
ことも可能である。しかし、1つの光ビームでは、凹部
115および凸部116が隣接していない記録層中に情
報を記録しようとしても、トラッキング制御信号13
1’およびフォーカス制御信号131”を得ることが出
来ない。
【0096】本発明の情報担体装置100によれば、凹
部115および凸部116が隣接していない記録層中に
情報を記録マーク110として記録する場合であって
も、第2回折光151、152、153および154の
内の何れかを凹115部および凸部116の一方に収束
させることにより、トラッキング制御信号131’およ
びフォーカス制御信号131”を得ることが出来る。こ
の場合には、情報は凹部115から一定の距離だけ離れ
た位置に記録マーク110として記録される。図4Aに
示す例では、情報は収束点141と収束点140との間
の距離D1だけ離れた位置に存在する記録層161に記
録される。
【0097】なお、本発明の情報担体装置100は記録
再生装置に限定されず、記録専用装置または再生専用装
置であってもよい。
【0098】(実施の形態2)図4Bを参照して、本発
明の情報担体装置100を3次元的に情報が記録される
光ディスク208に適用した実施の形態について説明す
る。情報担体である光ディスク208は、基台121と
基台121上に形成された記録層160とを含む。記録
層160は、情報が記録または再生される複数の記録面
125A、125B、125Cおよび125Dを有して
いる。図4Aに示される光ディスク108と同様に、基
台121にはトラック溝層501が形成されており、ト
ラック溝層501には凹部115と凸部116とが形成
されている。記録面とは記録層160内の特定の高さの
位置に広がる領域を指す。この特定の高さの位置に第1
回折光150を収束させることにより、その高さに位置
する記録面に情報を記録することができる。
【0099】光ディスク208を用いた情報の記録再生
動作は、実施の形態1の光ディスク108を用いた情報
の記録再生動作と基本的には同じである。実施の形態1
では、最大光量を有する第1回折光150を、複数の記
録層161、162、163および164内の1つに収
束させることにより、情報を複数の記録層161、16
2、163および164内の1つに記録した。本実施の
形態では、複数の記録層161、162、163および
164の替わりに、複数の記録面125A、125B、
125Cおよび125Dの内の1つに第1回折光150
を収束させることにより、情報を複数の記録面125
A、125B、125Cおよび125Dの内の1つに記
録する。
【0100】本実施の形態では、複数の第2回折光15
1、152、153および154の数は、複数の記録面
125A、125B、125Cおよび125Dの数と等
しい。
【0101】図4Bでは、第1回折光150は記録面1
25Aに収束しており、情報は記録面125Aに記録さ
れる。このとき、図4Aに示される光ディスク108と
同様に、第2回折光151は、凹部115上に収束して
反射する。光検出器112および113は凹部115上
で反射した第2回折光151を検出し、信号生成部13
1は検出結果に基づいてトラッキング制御信号131’
およびフォーカス制御信号131”を生成する。駆動部
134は、トラッキング制御信号131’およびフォー
カス制御信号131”に基づいて対物レンズ107を制
御する。対物レンズ107がトラッキング制御信号13
1’およびフォーカス制御信号131”に基づいて制御
される結果、対物レンズ107から出射される第1回折
光150のトラッキング位置およびフォーカシング位置
が制御される。このトラッキング制御はプッシュプル方
式によって行われ得る。
【0102】記録層160内部においては、本来情報を
記録すべき記録面125A、125B、125Cおよび
125D以外の位置にも情報を記録することが可能であ
る。したがって、フォーカスサーボ動作やトラッキング
サーボ動作が一時的に不安定になると、本来情報を記録
すべき位置(記録面125A、125B、125Cおよ
び125D)以外の位置(記録面と記録面との間)に情
報を記録してしまうおそれがある。このため、図4Bに
示すような記録面125A、125B、125Cおよび
125Dに情報を記録する場合においてフォーカスサー
ボ動作やトラッキングサーボ動作がある限度以上に不安
定になった場合には、フォーカスサーボ動作やトラッキ
ングサーボ動作における誤差信号を検出し、検出された
誤差信号に基づいて、本来情報を記録すべき位置以外の
位置に情報を記録してしまわないように、記録動作を一
時的に中止する。
【0103】図4Cを参照して、図4Bに示される光デ
ィスク208の各記録面125A、125B、125C
および125Dに情報を順次記録していくための方法を
さらに具体的に説明する。
【0104】ここで、複数の第2回折光および複数の記
録面の数をそれぞれM個とするとき、複数の第2回折光
の内のN番目の回折光が凹部115および凸部116の
内の一方に収束するように駆動部134が光学系109
を駆動することにより、第1回折光150は複数の記録
面の内のN番目の記録面に収束する。上述したように、
Mは10以下の整数であることが望ましい。
【0105】図4Cに示す例ではM=4であり、4番目
の第2回折光154が凹部115に収束するように、駆
動部134が光学系109の対物レンズ107をフォー
カス方向502に沿って駆動することにより、第1回折
光150が4番目の記録面125D上に収束している。
第1回折光150が記録面125Dに収束することによ
り、記録面125Dに情報が記録される。ここでは、第
2回折光の順番は対物レンズ107に近い順であり、記
録面の順番は対物レンズ107から遠い順である。
【0106】また、記録面125Dに記録された情報を
再生する場合も、第2回折光154が凹部115に収束
するように駆動部134が対物レンズ107を駆動こと
により、第1回折光150が記録面125Dに収束す
る。第1回折光150が記録面125Dに収束すること
により、記録面125Dに記録された情報が再生され
る。
【0107】また、1番目の第2回折光151が凹部1
15上に収束するように、駆動部134が対物レンズ1
07をフォーカス方向502に沿って駆動することによ
り、第1回折光150が1番目の記録面125A上に収
束し、記録面125Aに情報が記録される。また、2番
目の第2回折光152が凹部115上に収束するよう
に、駆動部134が対物レンズ107をフォーカス方向
502に沿って駆動することにより、第1回折光150
が2番目の記録面125B上に収束し、記録面125B
に情報が記録される。また、3番目の第2回折光153
が凹部115上に収束するように、駆動部134が対物
レンズ107をフォーカス方向502に沿って駆動する
ことにより、第1回折光150が3番目の記録面125
C上に収束し、記録面125Cに情報が記録される。
【0108】このように、トラッキング制御信号13
1’およびフォーカス制御信号131”を得るために複
数の第2回折光151、152、153および154を
順番に凹部115上に収束させながら、第1回折光15
0によって記録層160に情報を記録すると、記録層1
60内の4面に記録が出来る事がわかる。
【0109】図4Cに示す例では凹部115の上方と凸
部116の上方との双方に情報が記録されている。もち
ろん凹部115の上方だけ、あるいは凸部116の上方
だけに情報を記録することも可能であり、情報記録密度
は半分となるが情報記録密度よりも情報の記録再生動作
の安定を重視する場合には効果的である。
【0110】(実施の形態3)図5Aを参照して、本発
明の情報担体装置100を3次元的に情報が記録される
光ディスク308に適用した実施の形態について説明す
る。
【0111】図5Aに示すように、情報担体である光デ
ィスク308は、図4Bおよび図4Cを参照して説明し
た光ディスク208の構造を複数段積み重ねた構造を有
している。図5Aに示す例では、第2回折光150、1
51、152、153および154は4個なので、光デ
ィスク308には、4個の記録面125A、125B、
125Cおよび125D毎に、トラック溝層501が形
成された基台121が設けられる。少なくとも1つの基
台121が複数の記録層160の間に設けられる。本実
施の形態では、基台121は光透過性の材料で形成され
ている。複数の記録層160の間に設けられる基台12
1は、底部に設けられる基台121より薄くてもよい。
複数の記録面125A、125B、125Cおよび12
5Dの合計数は、複数の第2回折光151、152、1
53および154の数の整数倍である。
【0112】なお、図5Aでは、対物レンズ107と第
2回折光154の収束点144との間の距離D2が光デ
ィスク308の記録部分の厚さD3に比べ短いように描
かれているが、実際には距離D2は厚さD3よりも長
い。
【0113】光ディスク308を用いた情報の記録再生
動作は、実施の形態2の光ディスク208を用いた情報
の記録再生動作と基本的には同じである。
【0114】ここで、複数の第2回折光の数はM個であ
り、複数の記録層160はそれぞれM個の記録面を有す
るとするとき、複数の第2回折光の内のN番目の回折光
が複数の基台121の内の1つの凹部115および凸部
116の内の一方に収束するように駆動部134が光学
系109を駆動することにより、第1回折光150は複
数の記録層160の内の1つが有する複数の記録面の内
のN番目の記録面に収束する。上述したように、Mは1
0以下の整数であることが望ましい。
【0115】ここで、複数の記録層160の内の対物レ
ンズ107に一番近い記録層の参照符号を160aとす
る。また、複数の基台121の内の記録層160aの真
下にある基台の参照符号を121aとする。
【0116】図5Aに示す例ではM=4であり、4番目
の第2回折光154が基台121aの凹部115に収束
するように駆動部134が光学系109を駆動すること
により、第1回折光150が記録層160aの4番目の
記録面125Dに収束している。第1回折光150が記
録面125Dに収束することにより、記録面125Dに
情報が記録される。ここでは、第2回折光の順番は対物
レンズ107に近い順であり、記録面の順番は対物レン
ズ107から遠い順である。複数の記録層160の内の
情報を記録しようとする記録層160の上下方向いずれ
かに隣接する基台121に形成された凹部115または
凸部116に、第2回折光151、152、153およ
び154の内の1つが収束する。
【0117】また、記録面125Dに記録された情報を
再生する場合も、第2回折光154が基台121aの凹
部115に収束するように駆動部134が光学系109
を駆動することにより、第1回折光150が記録層16
0aの記録面125Dに収束する。第1回折光150が
記録面125Dに収束することにより、記録面125D
に記録された情報が再生される。
【0118】また、1番目の第2回折光151が基台1
21aの凹部115に収束するように駆動部134が光
学系109を駆動することにより、第1回折光150が
記録層160aの1番目の記録面125Aに収束する。
第1回折光150が記録面125Aに収束することによ
り、記録面125Aに情報が記録される。同様に、2番
目の第2回折光152が基台121aの凹部115に収
束するように駆動部134が光学系109を駆動するこ
とにより、第1回折光150が記録層160aの2番目
の記録面125Bに収束する。第1回折光150が記録
面125Bに収束することにより、記録面125Bに情
報が記録される。3番目の第2回折光153が基台12
1aの凹部115に収束するように駆動部134が光学
系109を駆動することにより、第1回折光150が記
録層160aの3番目の記録面125Cに収束する。第
1回折光150が記録面125Cに収束することによ
り、記録面125Cに情報が記録される。
【0119】図5Aに示す例では、4個の記録面125
A、125B、125Cおよび125Dを有する記録層
160と、基台121とを3回繰り返して積層すること
により、12個の記録面を有する例を示した。距離D2
が十分長ければ、4層の記録面を有する記録層160と
基台121とをさらに積層することができるので、記録
面の数をさらに増やすことが出来る。例えば、第2回折
光の数を10個とし、繰り返し積層する回数を10回と
すれば、100個の記録面を有する光ディスクを得るこ
とができる。100個の記録面を有する光ディスクは、
記録層が1つの光ディスク100枚分の情報記録が可能
である。
【0120】また、図5Bに示すように、光学系109
は、複数の第2回折光151、152、153および1
54の収束点141、142、143および144の間
に第1回折光150の収束点140が位置するように、
第1回折光150と複数の第2回折光151、152、
153および154とを出射してもよい。図5Bでは、
第2回折光152が凹部115に収束することにより、
第1回折光150が記録面125Dに収束している。
【0121】ここで、複数の記録層160の内の対物レ
ンズ107に2番目に近い記録層の参照符号を160b
とする。また、複数の基台121の内の記録層160b
の真下にある基台の参照符号を121bとする。
【0122】図5Bに示す3個の記録層160の内の真
ん中に位置する記録層160bの記録面125A、12
5B、125Cおよび125Dに第1回折光150を収
束させる動作について説明する。まず、図5Bに示す3
個の基台121の内の真ん中に位置する基台121bの
凹部115に第2回折光153が収束することにより、
第1回折光150が記録層160bの記録面125Aに
収束する。基台121bの凹部115に第2回折光15
4が収束することにより、第1回折光150が記録層1
60bの記録面125Bに収束する。また、図5Bに示
す3個の基台121の内の上に位置する基台121aの
凹部115に第2回折光151が収束することにより、
第1回折光150が記録層160bの記録面125Cに
収束する。基台121aの凹部115に第2回折光15
2が収束することにより、第1回折光150が記録層1
60bの記録面125Dに収束する。
【0123】(実施の形態4)図6を参照して、本発明
の情報担体装置100を3次元的に情報が記録される光
ディスク408に適用した実施の形態について説明す
る。
【0124】図6に示すように、情報担体である光ディ
スク408は、図1および図4Aを参照して説明した光
ディスク108の構造を複数段積み重ねた構造を有して
いる。図6に示す例では、第2回折光150、151、
152、153および154は4個なので、光ディスク
408には、4個の記録層161、162、163およ
び164が設けられる毎にトラック溝層501が形成さ
れた基台121が設けられる。4個の記録層161、1
62、163および164を1組とした記録層の組同士
の間に少なくとも1つの基台121が設けられる。本実
施の形態では、基台121は光透過性の材料で形成され
ている。複数の記録層160の間に設けられる基台12
1は、底部に設けられる基台121より薄くてもよく、
凹部115および凸部116が形成できる程度の厚さで
あってもよい。複数の記録層161、162、163お
よび164の合計数は、複数の第2回折光151、15
2、153および154の数の整数倍である。
【0125】光ディスク408を用いた情報の記録再生
動作は、実施の形態3の光ディスク308を用いた情報
の記録再生動作と基本的には同じである。
【0126】ここで、複数の第2回折光の数はM個であ
り、複数の記録層は、M個の記録層をそれぞれ有する複
数の組に分けられているとするとき、複数の第2回折光
の内のN番目の回折光が複数の基台121の内の1つの
基台の凹部115および凸部116の内の一方に収束す
るように駆動部134が光学系109を駆動することに
より、第1回折光150は上記複数の組の内の1組が有
する記録層の内のN番目の記録層に収束する。上述した
ように、Mは10以下の整数であることが望ましい。
【0127】ここで、複数の記録層161、162、1
63および164の組の内の対物レンズ107に1番近
い組の記録層の参照符号を161a、162a、163
aおよび164aとする。また、複数の基台121の内
の記録層161aの真下にある基台の参照符号を121
aとする。
【0128】図6に示す例ではM=4であり、4番目の
第2回折光154が基台121aの凹部115に収束す
るように駆動部134が光学系109を駆動することに
より、第1回折光150が4番目の記録層164aに収
束している。第1回折光150が記録層164に収束す
ることにより、記録層164aに情報が記録される。こ
こでは、第2回折光の順番は対物レンズ107に近い順
であり、記録層の順番は対物レンズ107から遠い順で
ある。情報を記録しようとする記録層を含む組の上下方
向いずれかに隣接する基台121に形成された凹部11
5または凸部116に、第2回折光151、152、1
53および154の内の1つが収束する。
【0129】また、記録層164aに記録された情報を
再生する場合も、第2回折光154が基台121aの凹
部115に収束するように駆動部134が光学系109
を駆動することにより、第1回折光150が記録層16
4aに収束する。第1回折光150が記録層164aに
収束することにより、記録層164aに記録された情報
が再生される。
【0130】また、1番目の第2回折光151が基台1
21aの凹部115に収束するように駆動部134が光
学系109を駆動することにより、第1回折光150が
1番目の記録層161aに収束する。第1回折光150
が記録層161aに収束することにより、記録層161
aに情報が記録される。同様に、2番目の第2回折光1
52が基台121aの凹部115に収束するように駆動
部134が光学系109を駆動することにより、第1回
折光150が2番目の記録層162aに収束する。第1
回折光150が記録層162aに収束することにより、
記録層162aに情報が記録される。3番目の第2回折
光153が基台121aの凹部115に収束するように
駆動部134が光学系109を駆動することにより、第
1回折光150が3番目の記録層163aに収束する。
第1回折光150が記録層163aに収束することによ
り、記録層163aに情報が記録される。
【0131】上述したように、トラッキング制御信号1
31’の生成に用いられる複数の第2回折光151、1
52、153および154の内の1つが収束する点(す
なわち、凹部115または凸部116)と、第1回折光
150が収束する点(すなわち、各記録層161、16
2、163および164)との間の距離に関して、0.
5〜5μm程度の誤差が生じ得る。このため、記録層の
数は、図5Aに示される光ディスク308の記録面の数
程に多くすることはできない。しかし、仮に記録層の数
を4層にしかできないとしても、4層の記録層161、
162、163および164を1セットにして繰り返し
積層する回数を10回とすれば、40層の記録層を有す
る光ディスクを得ることができる。40層の記録層を有
する光ディスクは、記録層が1層の光ディスク40枚分
の情報記録が可能となる。例えば、直径120mmであ
って、記録層1つあたりの記録容量が25GBであり、
40層の記録層を有する光ディスクを製作すれば、1T
Bという大容量の記録容量を有する光ディスクを実現す
ることができる。
【0132】次に、図7を参照して、トラッキング制御
用のトラッキング制御ピッチを情報記録用の情報記録ピ
ッチよりも短くする方法について説明する。ここでは、
光ディスク208を用いた方法について説明するが、こ
の方法は他の光ディスク108、308および408に
も適用できる。
【0133】光学系109は、さらなる第2回折光とし
て機能する第3回折光155、156、157および1
58をさらに生成する。第2回折光151、152、1
53および154のそれぞれの収束点141、142、
143、144を結ぶ方向と、第3回折光155、15
6、157および158のそれぞれの収束点145、1
46、147、148を結ぶ方向とは異なる。
【0134】図7に示すように、2個の第2回折光15
4および第3回折光158を凹部115または凸部11
6に収束させて反射させる。反射された第2回折光15
4および第3回折光158のそれぞれからトラッキング
制御信号131’を得る。第2回折光154および第3
回折光158のトラッキング制御ピッチP1は、情報記
録用の情報記録ピッチP2よりも短い。
【0135】得られたトラッキング制御信号の位相を一
定の割合でずらして加算もしくは減算処理を行うことに
より、より精密なトラッキング制御信号131’を得る
ことが出来る。この方法では、放射光源101から出射
された光ビームをより多くの第2回折光に分割すること
になるので、個々の回折光のエネルギが小さくなるが、
トラッキング制御ピッチP1を短くすることができるの
でトラッキング制御を高精度化することができる。図7
に示すように、収束点141と収束点145との間のピ
ッチ、収束点142と収束点146との間のピッチ、収
束点143と収束点147との間のピッチおよび収束点
144と収束点148との間のピッチ(それぞれトラッ
キング制御ピッチP1を示す)の長さは互いに異なって
いるため、位相のシフト量はそれぞれ異なる。このた
め、信号処理はやや複雑となるが、サーボ帯域内でのト
ラッキング制御処理であるので、DSP(Digita
lSignal Processor)等を用いて十分
トラッキング制御可能である。
【0136】また、光ディスク108、208、308
および408の凹部115および凸部116の少なくと
も一方に、図7に示すようなROM情報を示すピット2
10を形成してもよい。CD−R/WやDVD−RAM
/R/RWについて情報を記録再生する従来の情報担体
装置では、光ディスクのトラッキング用の信号を得るた
めの面と情報の記録再生面とが同一である。このため、
光ディスクの凹部にROM情報を表すピットを形成する
と、ピットの再生信号と後から記録した情報の再生信号
とが互いに干渉して再生信号のS/N比が悪くなる。し
かし、本発明によれば、トラッキング用の信号を得るた
めの面(凹部115または凹部116)と記録再生面
(記録層161、162、163および164、または
記録面125A、125B、125Cおよび125D)
とが異なるので、トラッキング用の信号にROM情報を
表すピットの再生信号を含ませても、ピットの再生信号
と後から記録した情報の再生信号とが互いに干渉するこ
とがない。このため、ROM情報を表すピットの再生信
号を含むトラッキング用の信号と、後から記録した情報
の再生信号とを、それぞれ別の信号として扱うことがで
きる。
【0137】以上のように、本発明では、光ビームをフ
ォーカシング方向に複数に分割して生成した第2回折光
151、152、153および154のそれぞれを、基
台121に形成された凹部115または凸部116で反
射させ、反射した第2回折光151、152、153お
よび154に基づいてトラッキング制御信号131’を
得る。このことにより、3次元的に情報が記録される光
ディスクに情報を記録再生する第1回折光のトラッキン
グ位置およびフォーカシング位置をシンプルな構成によ
って高精度に制御することができる。
【0138】本発明の実施の形態では、4個または8個
の第2回折光を用いる例を挙げて説明したが、第2回折
光の数はこれに限定されない。また、4〜10層または
それ以上の記録層を有する光ディスクに対しても本発明
を適用できる。
【0139】さらに本発明によれば、3次元的な情報の
記録再生が可能となり光ディスクの大容量化が容易に実
現できる。記録密度が10〜20Gb/inch2の光
ディスクであれば、12cmの光ディスクに記録層を4
層設けることで150GB以上の大容量ディスクが実現
可能である。記録層を10層にすれば、400GB超の
光ディスクが得られる。
【0140】また、本発明において、光ディスク10
8、208、308、408は、再生専用ディスク、追
記型ディスク、書き換え型ディスクの何れであってもよ
い。
【0141】
【発明の効果】本発明によれば、複数の第2回折光の内
の1つが凹部および凸部の内の一方で収束して反射する
とき、第1回折光が複数の記録層の内の1つに収束す
る。凹部および凸部の内の一方で収束して反射する複数
の第2回折光の内の1つを用いて光学系のトラッキング
制御およびフォーカシング制御を行うことができる。光
学系のトラッキング制御およびフォーカシング制御を行
い、複数の第2回折光の内の1つが凹部および凸部の内
の一方に収束することにより第1回折光が複数の記録層
の内の1つに収束する。第1回折光が複数の記録層の内
の1つに収束することにより、複数の記録層の内の1つ
へ情報を記録することができる。光学系は、第1回折光
が複数の記録層の内の所望の記録層に収束するとき、複
数の第2回折光の内の何れかが凹部および凸部の内の一
方に収束するように、第1回折光および複数の第2回折
光を出射する。これにより、複数の記録層の内の何れの
記録層に第1回折光を収束させる場合でも、精密なトラ
ッキング制御およびフォーカシング制御を行うことがで
きる。
【0142】本発明によれば、複数の第2回折光の内の
1つが凹部および凸部の内の一方で収束して反射すると
き、第1回折光が複数の記録面の内の1つに収束する。
凹部および凸部の内の一方で収束して反射する複数の第
2回折光の内の1つを用いて光学系のトラッキング制御
およびフォーカシング制御を行うことができる。光学系
のトラッキング制御およびフォーカシング制御を行い、
複数の第2回折光の内の1つが凹部および凸部の内の一
方に収束することにより第1回折光が複数の記録面の内
の1つに収束する。第1回折光が複数の記録面の内の1
つに収束することにより、複数の記録面の内の1つへ情
報を記録することができる。光学系は、第1回折光が複
数の記録面の内の所望の記録面に収束するとき、複数の
第2回折光の内の何れかが凹部および凸部の内の一方に
収束するように、第1回折光および複数の第2回折光を
出射する。これにより、複数の記録面の内の何れの記録
面に第1回折光を収束させる場合でも、精密なトラッキ
ング制御およびフォーカシング制御を行うことができ
る。
【0143】また、本発明によれば、光学系は、光源か
ら出力された光を回折することにより複数の回折光を生
成する。これにより、記録、再生、トラッキングおよび
フォーカシングに必要な光源が1つのみでよく、従来技
術のように2つの光源を用いる必要が無いので、情報担
体装置の構成をシンプルにできる。このように、本発明
によれば、3次元的に情報が記録される情報担体に情報
を記録再生する光ビームのトラッキング位置およびフォ
ーカシング位置を高精度に制御することのできるシンプ
ルな構成の情報担体装置を提供することができる。
【0144】また、本発明によれば、第1回折光の光路
と複数の第2回折光の光路との間に相対的な変動が生じ
ないので、3次元的に情報が記録される情報担体に情報
を記録再生する光ビームにオフトラックやデフォーカス
が生じない情報担体装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における情報担体装置を示
す図
【図2】本発明の実施の形態における第1および第2回
折光を出射する光学素子を示す図
【図3】本発明の実施の形態における第1および第2回
折光を出射する光学素子を示す図
【図4A】本発明の実施の形態におけるトラッキング制
御およびフォーカシング制御を伴う情報の記録再生動作
を示す図
【図4B】本発明の実施の形態におけるトラッキング制
御およびフォーカシング制御を伴う情報の記録再生動作
を示す図
【図4C】本発明の実施の形態におけるトラッキング制
御およびフォーカシング制御を伴う情報の記録再生動作
を示す図
【図5A】本発明の実施の形態におけるトラッキング制
御およびフォーカシング制御を伴う情報の記録再生動作
を示す図
【図5B】本発明の実施の形態におけるトラッキング制
御およびフォーカシング制御を伴う情報の記録再生動作
を示す図
【図6】本発明の実施の形態におけるトラッキング制御
およびフォーカシング制御を伴う情報の記録再生動作を
示す図
【図7】本発明の実施の形態におけるトラッキング制御
およびフォーカシング制御を伴う情報の記録再生動作を
示す図
【図8】従来の情報の記録再生方法を示す図
【図9】従来の情報の記録再生方法を示す図
【符号の説明】
101 放射光源 102 コリメートレンズ 103 光学素子 104 ビームスプリッタ 105 4分の1波長板 107 対物レンズ 108 多層光ディスク 114 光検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/24 531 G11B 7/24 531B 538 538Q (72)発明者 山本 博昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D029 JB05 JB13 KB03 KB08 5D090 AA01 BB12 CC01 CC04 CC14 DD01 FF02 FF05 GG22 GG25 GG38 KK13 KK14 KK15 5D118 AA14 BA01 BB08 BC01 BF02 BF03 CA11 CA13 CC16 CC17 CD02 CD03 CG05 CG15 CG24 CG31 5D119 AA28 BA01 BB13 CA15 DA01 DA05 EA02 EA03 EB13 EC44 EC46 JA02 JA10 JA23

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹部および凸部が形成された基台と複数
    の記録層とを備えた情報担体のための情報担体装置であ
    って、 光を出射する光源と、 前記光源から出射された光を回折することにより第1回
    折光および複数の第2回折光を出射する光学系と、 前記光学系を駆動する駆動部と、 を備え、 前記光学系は、前記複数の第2回折光の内の1つが前記
    凹部および前記凸部の内の一方に収束して反射すると
    き、前記第1回折光が前記複数の記録層の内の1つに収
    束するように、前記第1回折光と前記複数の第2回折光
    とを出射し、 前記駆動部は、前記複数の第2回折光の内の1つが前記
    凹部および前記凸部の内の一方に収束するように前記光
    学系を駆動する、情報担体装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の第2回折光および前記複数の
    記録層の個数はそれぞれM個(Mは2以上の整数)であ
    り、 前記複数の第2回折光の内のN番目の回折光(Nは1以
    上M以下の整数)が前記凹部および前記凸部の内の一方
    に収束するように前記駆動部が前記光学系を駆動するこ
    とにより、前記第1回折光は前記複数の記録層の内のN
    番目の記録層に収束する、請求項1に記載の情報担体装
    置。
  3. 【請求項3】 Mは10以下の整数である、請求項2に
    記載の情報担体装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の第2回折光の数は、前記複数
    の記録層の数と等しい、請求項1に記載の情報担体装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1回折光が前記複数の記録層の内
    の1つに収束することにより、前記複数の記録層の内の
    1つに情報が記録される、請求項1に記載の情報担体装
    置。
  6. 【請求項6】 前記情報担体は、前記複数の記録層の間
    に設けられた少なくも1つの中間層をさらに備える、請
    求項1に記載の情報担体装置。
  7. 【請求項7】 前記第1回折光の収束点と前記複数の第
    2回折光の内の1つの回折光の収束点とを結ぶ方向が前
    記複数の記録層の表面と実質的に垂直である、請求項1
    に記載の情報担体装置。
  8. 【請求項8】 前記第1回折光の光量は、前記複数の第
    2回折光の内の1つの光量よりも大きい、請求項1に記
    載の情報担体装置。
  9. 【請求項9】 前記光学系は、 前記光源から出射された光を平行光に変換するコリメー
    トレンズと、 前記平行光を回折することにより前記第1回折光および
    前記複数の第2回折光を出射する光学素子と、 前記第1回折光および前記複数の第2回折光を収束させ
    る対物レンズとを備える、請求項1に記載の情報担体装
    置。
  10. 【請求項10】 前記凹部および前記凸部の内の一方で
    反射した前記複数の第2回折光の内の1つを検出して第
    1検出信号を生成する光検出部と、 前記第1検出信号に基づいてトラッキング制御信号を生
    成する信号生成部とをさらに備え、 前記駆動部は、前記トラッキング制御信号に基づいて前
    記光学系を駆動する、請求項1に記載の情報担体装置。
  11. 【請求項11】 前記光検出部は、前記複数の記録層の
    内の1つで反射した前記第1回折光を検出して第2検出
    信号をさらに生成し、 前記第2検出信号に基づいて再生信号を生成する再生信
    号生成部をさらに備える、請求項10に記載の情報担体
    装置。
  12. 【請求項12】 前記情報担体は、前記複数の記録層に
    対して前記基台とは反対側に設けられる保護基板をさら
    に有し、 前記第1回折光は、前記保護基板を通過して前記複数の
    記録層の内の1つに収束する、請求項1に記載の情報担
    体装置。
  13. 【請求項13】 前記複数の記録層に情報を記録するた
    めの記録電流を出力する記録部をさらに備え、 前記光源は前記記録電流に基づいて前記光を出射する、
    請求項1に記載の情報担体装置。
  14. 【請求項14】 前記光学系は、 前記複数の記録層の内の1つで反射した前記第1回折光
    と、前記凹部および前記凸部の内の一方で反射した前記
    複数の第2回折光の内の1つとを反射するスプリッタ
    と、 前記スプリッタによって反射された前記第1回折光と前
    記複数の第2回折光の内の1つとを集光する集光レンズ
    とをさらに備える、請求項9に記載の情報担体装置。
  15. 【請求項15】 前記光学素子はボリュームホログラム
    を含む、請求項9に記載の情報担体装置。
  16. 【請求項16】 前記光学素子はフレネルゾーンプレー
    トを含む、請求項9に記載の情報担体装置。
  17. 【請求項17】 前記光学系は複数の第3回折光をさら
    に出射し、 前記光学系は、前記複数の第2回折光の内の1つと前記
    複数の第3回折光の内の1つとが前記凹部および前記凸
    部の内の一方に収束して反射するとき、前記第1回折光
    が前記複数の記録層の内の1つに収束するように、前記
    複数の第3回折光を出射する、請求項1に記載の情報担
    体装置。
  18. 【請求項18】 前記凹部および前記凸部の少なくも一
    方には情報を示すピットが形成されている、請求項1に
    記載の情報担体装置。
  19. 【請求項19】 凹部および凸部が形成された基台と複
    数の記録面を有する記録層とを備えた情報担体のための
    情報担体装置であって、 光を出射する光源と、 前記光源から出射された光を回折することにより第1回
    折光および複数の第2回折光を出射する光学系と、 前記光学系を駆動する駆動部と、 を備え、 前記光学系は、前記複数の第2回折光の内の1つが前記
    凹部および前記凸部の内の一方に収束して反射すると
    き、前記第1回折光が前記複数の記録面の内の1つに収
    束するように、前記第1回折光と前記複数の第2回折光
    とを出射し、 前記駆動部は、前記複数の第2回折光の内の1つが前記
    凹部および前記凸部の内の一方に収束するように前記光
    学系を駆動する、情報担体装置。
  20. 【請求項20】 前記複数の第2回折光および前記複数
    の記録面の数はそれぞれM個(Mは2以上の整数)であ
    り、 前記複数の第2回折光の内のN番目の回折光(Nは1以
    上M以下の整数)が前記凹部および前記凸部の内の一方
    に収束するように前記駆動部が前記光学系を駆動するこ
    とにより、前記第1回折光は前記複数の記録面の内のN
    番目の記録面に収束する、請求項19に記載の情報担体
    装置。
  21. 【請求項21】 Mは10以下の整数である、請求項2
    0に記載の情報担体装置。
  22. 【請求項22】 前記複数の第2回折光の数は、前記複
    数の記録面の数と等しい、請求項19に記載の情報担体
    装置。
  23. 【請求項23】 前記第1回折光が前記複数の記録面の
    内の1つに収束することにより、前記複数の記録面の内
    の1つに情報が記録される、請求項19に記載の情報担
    体装置。
  24. 【請求項24】 前記第1回折光の収束点と前記複数の
    第2回折光の内の1つの回折光の収束点とを結ぶ方向が
    前記複数の記録面と実質的に垂直である、請求項19に
    記載の情報担体装置。
  25. 【請求項25】 前記第1回折光の光量は、前記複数の
    第2回折光の内の1つの光量よりも大きい、請求項19
    に記載の情報担体装置。
  26. 【請求項26】 前記凹部および前記凸部の少なくも一
    方には情報を示すピットが形成されている、請求項19
    に記載の情報担体装置。
  27. 【請求項27】 複数の基台と複数の記録層とを備えた
    情報担体のための情報担体装置であって、 前記複数の基台にはそれぞれ凹部および凸部が形成され
    ており、 前記複数の記録層はそれぞれ複数の記録面を有し、 前記複数の基台の内の少なくとも1つは、前記複数の記
    録層の間に設けられ、前記情報担体装置は、 光を出射する光源と、 前記光源から出射された光を回折することにより第1回
    折光および複数の第2回折光を出射する光学系と、 前記光学系を駆動する駆動部と、 を備え、 前記光学系は、前記複数の第2回折光の内の1つが前記
    複数の基台の内の1つの前記凹部および前記凸部の内の
    一方に収束して反射するとき、前記第1回折光が前記複
    数の記録層の内の1つが有する前記複数の記録面の内の
    1つに収束するように、前記第1回折光と前記複数の第
    2回折光とを出射し、 前記駆動部は、前記複数の第2回折光の内の1つが前記
    凹部および前記凸部の内の一方に収束するように前記光
    学系を駆動する、情報担体装置。
  28. 【請求項28】 前記複数の第2回折光の数はM個(M
    は2以上の整数)であり、 前記複数の記録層はそれぞれM個の記録面を有し、 前記複数の第2回折光の内のN番目の回折光(Nは1以
    上M以下の整数)が前記複数の基台の内の1つの前記凹
    部および前記凸部の内の一方に収束するように前記駆動
    部が前記光学系を駆動することにより、前記第1回折光
    は前記複数の記録層の内の1つが有する前記複数の記録
    面の内のN番目の記録面に収束する、請求項27に記載
    の情報担体装置。
  29. 【請求項29】 Mは10以下の整数である、請求項2
    8に記載の情報担体装置。
  30. 【請求項30】 前記複数の記録面の合計数は、前記複
    数の第2回折光の数の整数倍である、請求項27に記載
    の情報担体装置。
  31. 【請求項31】 前記第1回折光が前記複数の記録面の
    内の1つに収束することにより、前記複数の記録面の内
    の1つに情報が記録される、請求項27に記載の情報担
    体装置。
  32. 【請求項32】 前記第1回折光の収束点と前記複数の
    第2回折光の内の1つの回折光の収束点とを結ぶ方向が
    前記複数の記録面と実質的に垂直である、請求項27に
    記載の情報担体装置。
  33. 【請求項33】 前記第1回折光の光量は、前記複数の
    第2回折光の内の1つの光量よりも大きい、請求項27
    に記載の情報担体装置。
  34. 【請求項34】 前記凹部および前記凸部の少なくも一
    方には情報を示すピットが形成されている、請求項27
    に記載の情報担体装置。
  35. 【請求項35】 複数の基台と複数の記録層とを備えた
    情報担体のための情報担体装置であって、 前記複数の基台にはそれぞれ凹部および凸部が形成され
    ており、 前記複数の基台の内の少なくとも1つは、前記複数の記
    録層の間に設けられ、前記情報担体装置は、 光を出射する光源と、 前記光源から出射された光を回折することにより第1回
    折光および複数の第2回折光を出射する光学系と、 前記光学系を駆動する駆動部と、 を備え、 前記光学系は、前記複数の第2回折光の内の1つが前記
    複数の基台の内の1つの前記凹部および前記凸部の内の
    一方に収束して反射するとき、前記第1回折光が前記複
    数の記録層の内の1つに収束するように、前記第1回折
    光と前記複数の第2回折光とを出射し、 前記駆動部は、前記複数の第2回折光の内の1つが前記
    凹部および前記凸部の内の一方に収束するように前記光
    学系を駆動する、情報担体装置。
  36. 【請求項36】 前記複数の第2回折光の数はM個(M
    は2以上の整数)であり、 前記複数の記録層は複数の組に分けられており、 前記複数の組はそれぞれM個の記録層を有し、 前記複数の第2回折光の内のN番目の回折光(Nは1以
    上M以下の整数)が前記複数の基台の内の1つの前記凹
    部および前記凸部の内の一方に収束するように前記駆動
    部が前記光学系を駆動することにより、前記第1回折光
    は前記複数の組の内の1組が有する記録層の内のN番目
    の記録層に収束する、請求項35に記載の情報担体装
    置。
  37. 【請求項37】 Mは10以下の整数である、請求項3
    6に記載の情報担体装置。
  38. 【請求項38】 前記複数の記録層の合計数は、前記複
    数の第2回折光の数の整数倍である、請求項35に記載
    の情報担体装置。
  39. 【請求項39】 前記第1回折光が前記複数の記録層の
    内の1つに収束することにより、前記複数の記録層の内
    の1つに情報が記録される、請求項35に記載の情報担
    体装置。
  40. 【請求項40】 前記第1回折光の収束点と前記複数の
    第2回折光の内の1つの回折光の収束点とを結ぶ方向が
    前記複数の記録層と実質的に垂直である、請求項35に
    記載の情報担体装置。
  41. 【請求項41】 前記第1回折光の光量は、前記複数の
    第2回折光の内の1つの光量よりも大きい、請求項35
    に記載の情報担体装置。
  42. 【請求項42】 前記凹部および前記凸部の少なくも一
    方には情報を示すピットが形成されている、請求項35
    に記載の情報担体装置。
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