JP2002183987A - 光学情報記録装置、再生装置及び光ヘッド装置 - Google Patents

光学情報記録装置、再生装置及び光ヘッド装置

Info

Publication number
JP2002183987A
JP2002183987A JP2000373114A JP2000373114A JP2002183987A JP 2002183987 A JP2002183987 A JP 2002183987A JP 2000373114 A JP2000373114 A JP 2000373114A JP 2000373114 A JP2000373114 A JP 2000373114A JP 2002183987 A JP2002183987 A JP 2002183987A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
optical information
optical
medium layer
information medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000373114A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002183987A5 (ja
JP3805194B2 (ja
Inventor
Shigeji Kimura
茂治 木村
Takeshi Shimano
健 島野
Tetsuo Ariyoshi
哲夫 有▲吉▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2000373114A priority Critical patent/JP3805194B2/ja
Priority to US09/925,311 priority patent/US6563099B2/en
Publication of JP2002183987A publication Critical patent/JP2002183987A/ja
Publication of JP2002183987A5 publication Critical patent/JP2002183987A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3805194B2 publication Critical patent/JP3805194B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/13Optical detectors therefor
    • G11B7/131Arrangement of detectors in a multiple array
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0908Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for focusing only
    • G11B7/0916Foucault or knife-edge methods
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/135Means for guiding the beam from the source to the record carrier or from the record carrier to the detector
    • G11B7/1381Non-lens elements for altering the properties of the beam, e.g. knife edges, slits, filters or stops
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B2007/0003Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier
    • G11B2007/0009Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier for carriers having data stored in three dimensions, e.g. volume storage
    • G11B2007/0013Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier for carriers having data stored in three dimensions, e.g. volume storage for carriers having multiple discrete layers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスクドライブにおいて、多層光ディス
クを読み出すとき、他層からの反射光が焦点位置制御に
及ぼす影響を低減する。 【解決手段】 フォーカス・エラー信号をナイフエッジ
法により生成する光学系において、4分割された光検出
器53を使用する。左右二つの対の光検出器は隣接層か
らの反射光が同光量入射するように分割されている。フ
ォーカス・エラー信号は、光検出器からの信号の極性が
隣接同士で交互に変わるようにしておき、全体を加算す
ることにより生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学情報記録再生装
置に関し、特に光ディスクドライブの読み出し光学系に
関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、光ディスクドライブの一般的な
光学系の概略図である。半導体レーザ1から出射したレ
ーザ光はコリメータレンズ23と三角プリズム2により
平行かつ円形状のビームになる。この後、レーザ光は偏
光ビームスプリッタ31により反射され、λ/4波長板
21により円偏光に変換される。この円偏光は対物レン
ズ41により光ディスク50上に集光される。光ディス
ク50の内部には案内溝があり、この溝に沿って、反射
率の異なる記録マークが書き込まれている。記録マーク
の長さや間隔は記録すべき情報にしたがってエンコード
されている。光ディスク50は回転しているので、レー
ザ光の照射位置にある記録マークが移動し、反射光量が
時間と共に変化する。
【0003】情報を持った反射光は対物レンズ41に戻
り、λ/4波長板21により円偏光から直線偏光に変換
される。この偏光方向は半導体レーザ1からの出射光の
偏光方向に対して直交しているので、偏光ビームスプリ
ッター31を透過する。この透過光はハーフプリズム3
2により二つの光束に分けられる。ハーフプリズム32
の透過光は半分がナイフエッジ22で遮られた後、集光
レンズ42で焦点位置にある2分割光検出器51上に絞
り込まれる。
【0004】光ディスク50が光軸方向にずれて照射光
の焦点が記録マークのある層からずれると、2分割光検
出器51の二つの光検出素子に入る光量にアンバランス
が生じる。このアンバランスを電子回路60により差動
信号として検出し、フォーカス・エラー信号71とす
る。対物レンズ41からの出射光の焦点位置が常に記録
マークのある層に合うように、このフォーカス・エラー
信号71を用いて、レンズアクチュエータ63による対
物レンズ41の位置の調整を行い、デフォーカスになら
ないようにしている。一方、ハーフプリズム32で反射
された光は集光レンズ43で2分割光検出器52上にデ
フォーカス状態で照射する。電子回路61は差動回路と
なっており、その出力はトラッキング・エラー信号72
となる。また、電子回路62で合算された信号はデータ
信号73となる。
【0005】上記に示した光ディスクドライブの従来例
は、フォーカス・エラー信号の検出方式はナイフエッジ
法、トラッキング・エラー信号は回折光差動型と呼ばれ
る方式により検出している。これらの他に、色々な方式
が提案されており、代表的なフォーカス・エラー信号の
検出方式としては、非点収差方式、像回転方式、等があ
る。トラッキング・エラー信号の検出方式に関しては、
3スポット型、ウォブリング型、位相差法、等がある。
これらの方式には光学調整あるいは光の利用効率等にお
ける長所短所があり、ドライブの種類によって使い分け
られている。これらの詳細については、「光ディスクス
トレージの基礎と応用」(角田義人 監修、社団法人電
子情報通信学会編)に詳しく記述されている。
【0006】大容量・高速データの転送が可能になりつ
つある現在、情報記憶媒体としての光ディスクは、動画
像情報等の大容量データを記録するために高密度化が求
められている。この達成のためには、光学情報媒体の記
録マークの間隔とトラックピッチを短くせざるを得な
い。記録マーク間隔及びトラックピッチの小さな光学情
報媒体に対して読み書きを行うためには微小なレーザス
ポットが必要であり、開口数の大きい対物レンズを用い
て波長程度のサイズまでレーザスポットは微小化されつ
つある。しかし、スポットサイズには回折限界で決まる
下限があり、どこまでも微小化することはできない。こ
のため、記録マークのサイズあるいはトラックピッチの
寸法で決まる面内記録密度はスポットサイズの下限で決
まる限界がある。そこで、光学情報記録膜を多層化し
て、光ディスクの面積当たりの情報密度を向上させよう
とすることが考えられている。
【0007】多層の光ディスクから情報を読み出すと
き、層間の信号のクロストークが発生し、従来方式の光
ヘッドでは読み出し信号に大きな誤差が生じることがあ
る。その原因の一つに、レーザ光の焦点位置が読み出そ
うとしている光学情報媒体層から外れてしまうことがあ
る。
【0008】フォーカス・エラー信号における干渉をな
くする技術が、特開平10−222867号公報「光ピ
ックアップ装置」に開示されている。この技術は2分割
検出器の両側に小さい面積の補助受光領域を設けるもの
である。基本的な考え方は、単層のフォーカス・エラー
信号の広がりを狭くするということであり、隣接光学情
報媒体層からの反射光の光検出器への入射状態は考慮し
ていない。このため、補助受光領域からの信号量を電気
的に補正してフォーカス・エラー信号を生成する必要が
ある。また、特開平11−283257号公報「光ディ
スク装置及びそのフォーカスサーボ方法」には、光学レ
ンズが光ディスクに対して光学的なコンタクト状態に保
持されている場合であっても確実にフォーカスサーボが
行われるようにする技術が記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、多層光デ
ィスクを読み出す光ディスクドライブの読み出し光学系
において、隣接光学情報媒体層によるフォーカス・エラ
ー信号のクロストークを低減することが課題である。
【0010】図3は、多層ディスクから生成されるフォ
ーカス・エラー信号の問題点を説明するための概略図で
ある。図3には、第1光学情報媒体層511及び第2光
学情報媒体層512を備える2層の光ディスク501の
概略断面図を示す。図示省略する半導体レーザからの照
射光80は対物レンズ41により集光され、第1光学情
報媒体層511上に焦点が合っているものとする。反射
光は対物レンズ41を透過した後、平行光となり、途中
ナイフエッジ22により一部の平行光が遮られる。ナイ
フエッジ22を透過した光は、集光レンズ43により8
1の状態で2分割光検出器51に入射する。
【0011】図4に示すように、第1光学情報媒体層5
11からの反射光81は2分割光検出器51の分割位置
に小さなスポットとして集光される。この状態では、2
分割光検出器51の各検出素子には同光量入射してい
る。フォーカス・エラー信号は2分割光検出器の差信号
として得られるので、焦点が合っている場合の差信号は
ゼロになる。隣接層がない単層の光ディスクの場合は、
この信号によって焦点位置を最適にするようにサーボを
かけることが可能である。しかし、隣接層がある場合に
は、隣接層による反射光がフォーカス・エラー信号に悪
影響を及ぼす。その理由を次に説明する。
【0012】光ディスク501は多層になっているの
で、図3に示すように、第2光学情報媒体層512にも
第1光学情報媒体層511を透過したレーザ光82がデ
フォーカスの状態で照射している。対物レンズ41を通
過した第2光学情報媒体層512からの反射光83は平
行光ではなく収束光になる。集光レンズ43を通過の
後、反射光84の光束の大きさが最小となる位置は集光
レンズ43に近づき、2分割光検出器51の検出器面で
は広がった状態になる。図5に第2光学情報媒体層51
2からの反射光84の2分割光検出器51への照射状態
を示す。反射光84は2分割光検出器51の片方にのみ
入射することになる。
【0013】以上、第1光学情報媒体層511からと第
2光学情報媒体層512からの反射光について別々に2
分割光検出器51への入射状態を説明したが、実際には
これらの反射光は同時に2分割光検出器51に入射す
る。このため、第1光学情報媒体層511に焦点が合っ
ているにもかかわらず、2分割光検出器51からの差信
号はゼロとはならず、バランスの崩れたものとなる。こ
の状態でサーボをかけると、焦点位置からずれてしまう
ことになる。このことは、第2光学情報媒体層が第1光
学情報媒体層より対物レンズ41側にある場合も起こ
り、バランスが逆の方向にずれることになる。
【0014】光ディスク501を対物レンズ41から遠
ざけて行ったときの差信号(フォーカス・エラー信号)
を図6に示す。図6の横軸は対物レンズ41の焦点位置
である。位置74の近傍が第2光学情報媒体層512の
位置、位置75の近傍が第1光学情報媒体層511の位
置であるが、差信号ゼロの位置は完全には媒体層の位置
74,75と一致しない。本発明は、多層光ディスクを
読み出す際の上記問題点に鑑み、フォーカス・エラー信
号に現れる他の層からの反射光の影響を低減することを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明では、隣接層から
の反射光が入射する光検出器の部分を分割し、分割した
光検出器からの信号の差をとって相殺することにより隣
接層からの反射光の影響を回避する。
【0016】すなわち、本発明による光学情報記録装置
は、複数の光学情報媒体層を有する光ディスクに光照射
によって情報を記録する光学情報記録装置において、光
源と、光源からの光を集光して光ディスクに照射する光
照射手段と、光ディスクからの戻り光の所定の領域を取
り出して集光させる集光手段と、集光手段によって集光
された光ディスクからの戻り光を検出する光検出器とを
備え、光検出器は、光ディスクの一つの光学情報媒体層
を光照射手段による集光位置で照射したとき、前記一つ
の光学情報媒体層からの戻り光に起因する出力が略等し
くなるように配置された第1及び第2の光検出素子と、
前記一つの光学情報媒体層以外の光学情報媒体層からの
戻り光に起因する出力が第1の光検出素子と略等しくな
るように配置された第3の光検出素子と、前記一つの光
学情報媒体層以外の光学情報媒体層からの戻り光に起因
する出力が第2の光検出素子と略等しくなるように配置
された第4の光検出素子とを備えることを特徴とする。
【0017】本発明による光学情報再生装置は、第1の
光学情報媒体層及び第2の光学情報媒体層を有する光デ
ィスクから情報を再生する光学情報再生装置において、
光源と、光源からの光を集光して光ディスクに照射する
光照射手段と、光ディスクからの戻り光の所定の領域を
取り出して集光させる集光手段と、集光手段によって集
光された光ディスクからの戻り光を検出する光検出器と
を備え、光検出器は、光ディスクの第1あるいは第2の
光学情報媒体層を光照射手段による集光位置で照射した
とき第1あるいは第2の光学情報媒体層からの戻り光に
起因する出力が略等しくなるように配置された第1及び
第2の光検出素子と、光ディスクの第1の光学情報媒体
層を光照射手段による集光位置で照射したとき第2の光
学情報媒体層からの戻り光に起因する出力が第1の光検
出素子と略等しくなるように配置された第3の光検出素
子と、光ディスクの第2の光学情報媒体層を光照射手段
による集光位置で照射したとき第1の光学情報媒体層か
らの戻り光に起因する出力が第2の光検出素子と略等し
くなるように配置された第4の光検出素子とを備えるこ
とを特徴とする。
【0018】上記光学情報記録装置あるいは光学情報再
生装置において、フォーカス・エラー信号は、第1及び
第4の光検出素子の出力の和と、第2及び第3の光検出
素子の出力の和との差分に基づいて発生することができ
る。また、第1及び第2の光検出素子の受光面積は第3
及び第4の光検出素子の受光面積より大きく設定するの
がよい。
【0019】また、本発明による光ヘッド装置は、光源
と、光源からの光を集光して光ディスクに照射する光照
射手段と、光照射手段の集光位置を調整するための駆動
手段と、光ディスクからの戻り光の所定の領域を取り出
して集光させる集光手段と、集光手段によって集光され
た光ディスクからの戻り光を検出する光検出器と、光検
出器の出力からフォーカス・エラー信号を発生して当該
フォーカス・エラー信号により駆動手段をフィードバッ
ク制御する制御手段とを備える光ヘッド装置において、
光検出器として中央の2個の検出素子と外側の2個の検
出素子からなる4分割光検出器を備え、制御手段は光検
出器の各検出素子の信号の極性を隣接素子同士で交互に
変えて加算してフォーカス・エラー信号を発生すること
を特徴とする。本発明によると、多層の光学情報媒体層
を備える光ディスクにおいて焦点位置制御を正確に行う
ことができるようになり、多層光ディスクの読み出し信
頼性が向上する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。理解を容易にするため、以下の図
において同等の機能部分には同じ符号を付して説明す
る。最初に、図7、図8及び図9を用いて本発明による
焦点位置制御の原理を説明する。図7は、フォーカス・
エラー信号発生の説明に必要な光学系の部分及び検出系
を簡略化して図示したものである。図8は、対物レンズ
41の合焦点位置にある第1光学情報媒体層511から
の反射光が4分割光検出器53の検出面に形成する像を
示す図である。また図9は、第1光学情報媒体層511
に隣接する第2光学情報媒体層512からの反射光84
からの反射光が4分割光検出器53の検出面に形成する
像を示す図である。
【0021】図7では、多層光ディスク501からの反
射光を4分割光検出器53で検出している。多層光ディ
スク501は第1光学情報媒体層511と第2光学情報
媒体層512を備え、図7は対物レンズ41の焦点が第
1光学情報媒体層511に合っている状態を示してい
る。光検出器53は4分割光検出器であり、4個の光検
出素子531,532,533,534からなってい
る。光検出素子531,532,533,534の分割
方向の幅はそれぞれa,b,c,dである。多層光ディ
スク501からの反射光(戻り光)はナイフエッジ22
により一部が遮られ、ナイフエッジ22で遮られなかっ
た反射光は集光レンズ43により集光されて4分割光検
出器53に入射する。各光検出素子531,532,5
33,534の電流・電圧変換後の電圧出力をA,B,
C,Dとするとき、電子回路64はA〜DをE=A−B
+C−Dのように信号処理して出力71を発生する。
【0022】図8に示すように、4分割光検出器53の
中央部の2個の光検出素子532,533には、対物レ
ンズ41の焦点が合っている第1光学情報媒体層511
からの反射光が同光量ずつ入射するように設計されてい
る。このとき、図9に示すように、4分割光検出器53
の片側半分に位置する2個の光検出素子533,534
には第1光学情報媒体層511の隣接層である第2光学
情報媒体層512からの反射光84が入射するが、光検
出素子533と光検出素子534の分割位置(幅cと幅
d)は、反射光84が光検出素子533と光検出素子5
34に同光量で入射するように設計されている。
【0023】また、もし対物レンズ41の焦点を第2光
学情報媒体層512に合わせたとすると、今度は第2光
学情報媒体層512の隣接層となる第1光学情報媒体層
511からの反射光は4分割光検出器53の反対側の片
側半分に位置する2個の光検出素子531,532に入
射することになる。光検出素子531,532は、この
とき隣接層である第1光学情報媒体層511からの反射
光が同光量で入射するように分割位置(幅aと幅b)が
設計されている。
【0024】光学情報記録媒体層の間隔が狭くなった場
合は、各検出素子531,532,533,534の分
割方向の幅がa>b,d>c,a≒d,b≒cとなるよ
うに素子設計する必要がある。ここで、図7の状態に戻
って、電子回路64の出力71について考えると、合焦
点からの反射光は光検出器53の中心部の光検出素子5
32と光検出素子533に同じ光量で入射するので、出
力Eのうち合焦点からの反射光に起因する分はほぼゼロ
になる。また、隣接層である第2光学情報媒体層512
からの反射光84は、光検出素子533と光検出素子5
34に同光量で入射するため、出力Eのうち第2光学情
報媒体層512からの反射光84に起因する分もほぼゼ
ロになる。このようにして、二つの層511,512か
らの反射光を加えたときの出力Eは、対物レンズ41が
第1光学情報媒体層511に対して合焦点にあるとき、
ほぼゼロとなる。同様にして、対物レンズ41が第2光
学情報媒体層512に対して合焦点にあるときにも、二
つの層511,512からの反射光を加えたときの出力
Eはほぼゼロとなる。
【0025】光ディスク501を対物レンズ41から遠
ざけて行ったときの差信号71を図10に示す。図10
の横軸は対物レンズ41の焦点位置である。このときの
条件は以下の通りである。光検出素子532,533の
大きさは17.5μm×75μmであり、光検出素子5
31,534の大きさは20μm×75μmである。ま
た、使用波長は400nm、層間隔は15μmであり、
集光レンズ43の焦点距離は20mm、対物レンズ41
のNAは0.65に設定した。図10のごとく、差信号
71のゼロクロス点76,77は第2光学情報媒体層5
12と第1光学情報媒体層511が焦点位置に合致して
いる状態にそれぞれ一致する。
【0026】ここまで2層の光学情報媒体層を備える光
ディスクからの情報読み出しについて説明してきたが、
本発明は第3の光学情報媒体層が存在するときにも適用
できる。例えば、第3光学情報媒体層が第1光学情報媒
体層より対物レンズ41に近い位置に存在する場合、第
3光学情報媒体層からの反射光は集光レンズ43の焦点
位置より遠方に焦点を結ぶことになり、図8の光検出素
子531と光検出素子532に入射することになる。こ
の反射光も、第2光学情報媒体層からの反射光と同様
に、分割された光検出素子531と光検出素子532で
検出し、両検出素子の出力信号の差をとることによりゼ
ロとすることができる。これにより隣接層である第3光
学情報媒体層からの反射光の影響を軽減できる。
【0027】図1は、本発明による光学情報記録再生装
置の一例の光照射部及び受光部の概略図である。半導体
レーザ1から出射したレーザ光はコリメータレンズ23
で平行光にされた後、三角プリズム2で円形ビームに変
換される。このレーザ光は、偏光ビームスプリッタ31
で反射され、λ/4波長板21により円偏光にされた
後、対物レンズ41で微小なスポットに絞り込まれる。
スポットの焦点位置では多層の光ディスク501が回転
しており、記録マークを有する光学情報媒体層511,
512,513等から強度変化を有する反射光が発生す
る。反射光は対物レンズ41に戻り、λ/4波長板21
により直線偏光に変換され、偏光プリズム31を透過す
る。透過光はハーフプリズム32により二つに分割され
る。ハーフプリズムからの反射光は集光レンズ43を通
過した後、図2の従来例で示したように、トラッキング
・エラー信号とデータ信号を生成するのに使用される。
ハーフプリズム32の透過光はナイフエッジ22で遮ら
れた後、集光レンズ42で集光され、4分割光検出器5
3上に照射される。それぞれの光検出器からの信号は電
子回路64で差信号となり、フォーカス・エラー信号7
1として使用される。
【0028】4分割光検出器53は、図8及び図9にて
説明した原理にてフォーカス・エラー信号71を出力す
る。すなわち、対物レンズ41が多層光ディスク501
の一つの光学情報媒体層と合焦状態にあるとき、4分割
光検出器53の4個の光検出素子531,532,53
3,534は、合焦状態にあるその光学情報媒体層から
の反射光に起因して中心側に位置する2個の光検出素子
532,533から発生される電流・電圧変換後の電圧
出力B,Cが等しく、また、4分割光検出器の分割方向
を例えば左右方向として左右2個ずつの光検出素子に分
けて考えるとき、合焦状態にある光学情報媒体層に隣接
する光学情報媒体層からのデフォーカスした反射光に起
因して左側の2個の光検出素子531,532から発生
される電流・電圧変換後の電圧出力A,Bが等しく、同
様に合焦状態にある光学情報媒体層に隣接する光学情報
媒体層からのデフォーカスした反射光に起因して右側の
2個の光検出素子533,534から発生される電流・
電圧変換後の電圧出力C,Dが等しくなるように設計さ
れている。これは例えば、4分割光検出器53の4個の
光検出素子531,532,533,534を、中心側
に位置する2個の光検出素子532,533の分割方向
の長さを外側に位置する2個の光検出素子531,53
4の分割方向の長さより短く設定することにより実現す
ることができる。そして、4分割光検出器53の4個の
光検出素子531,532,533,534の出力を電
子回路64で(A−B+C−D)のように信号処理した
出力71をフォーカス・エラー信号として対物レンズ4
1のレンズアクチュエータ63を制御することで、隣接
する光学情報媒体層からのデフォーカスした反射光の影
響を受けることなく所望の光学情報媒体層にフォーカス
合わせを行うことができる。
【0029】図11は、本発明による光学情報記録再生
装置の他の例の概略図である。この光学情報記録再生装
置は、ホログラム回折素子を用いた光学記憶再生装置の
概略を示している。半導体レーザ1からのレーザ光を光
ディスク501に照射する光学系と反射光を取り出す光
学系は図1に示した装置例の場合と同じなので詳細な説
明を省略する。光ディスク501からの反射光は、ホロ
グラム回折素子24により回折される。ホログラム回折
素子24の形状は4分割されたものであり、図12に示
すように、回折方向(241から244)がそれぞれ異
なる。図11における回折光の表示は、1つの回折格子
からの回折光のみとし、他の3個の回折格子からの回折
光は図示を省略した。その回折光は集光レンズ42のほ
ぼ矢印の範囲を通過した後、0次の回折光85、(−)
1次の回折光86、(+)1次の回折光87として光検
出器54上の異なる位置に集光される。
【0030】図13に、光検出器54の受光領域の形状
を示す。4分割光検出器541〜544はフォーカス・
エラー信号を生成するためのものであり、それぞれ前述
のように4分割されている。4分割光検出器541は図
12の回折方向241の(−)1次の回折光を検出し、
4分割光検出器542は回折方向242の(−)1次の
回折光を、4分割光検出器543は回折方向244の
(−)1次の回折光を、4分割光検出器544は回折方
向243の(−)1次の回折光を検出する。4分割光検
出器541〜544のそれぞれの光検出素子は結線54
9及び550で結線される。この結線により対応する光
検出素子同士の光電流が加え合わされて2つの信号54
9,550になり、電子回路65の処理により差信号が
形成され、フォーカス・エラー信号78となる。
【0031】光検出器545〜548は、トラッキング
・エラー信号を生成するためのものである。光検出器5
45は図12の回折方向243の(+)1次回折光を検
出し、光検出器546は回折方向244の(+)1次の
回折光を、光検出器547は回折方向242の(+)1
次の回折光を、光検出器548は回折方向241の
(+)1次の回折光を検出する。これらの光検出器から
の信号によるトラッキング・エラー信号は位相差法ある
いはプッシュプル法を用いて生成する。
【0032】フォーカス・エラー信号およびトラッキン
グ・エラー信号は、図11の中のレンズアクチュエータ
63にサーボをかけて対物レンズ41の位置を制御し、
焦点を最適な位置に保つことを可能にする。最後に、光
検出器540には0次の回折光が入射し、この信号は波
形等化器、整形器、弁別器、復号器等を通過し、再生信
号となる。
【0033】図11に示した光学情報記録再生装置によ
ると、ホログラム回折素子を使用することにより、光学
部品の点数を少なくすることができ、光ヘッドの小型化
が可能になる。図14は、図11に示した光学系を組み
込んで構成した光学情報記録再生装置608の光ディス
クドライブ装置の具体例を示す概略図である。
【0034】レーザ駆動回路600により駆動されるレ
ーザ光源は明示していないが、レーザ光は偏光ビームス
プリッタ31により導入され、立ち上げミラー33によ
り光路が90度光ディスク501の方向に変換される。
その後、λ/4波長板21、対物レンズ41を透過し
て、光ディスク501に至る。光ディスク501はスピ
ンドルモータ601により回転しており、光の照射位置
が時間とともに変わる。光ディスク501からの反射光
はホログラム光学素子24を透過した後、集光レンズ4
2により光検出器54の受光領域を照射する。光ヘッド
602は、少なくとも半導体レーザ1、偏光ビームスプ
リッタ31、ホログラム光学素子24、λ/4波長板2
1、光検出器54、集光レンズ42、立ち上げミラー3
3、対物レンズ41、レンズアクチュエータ63を備え
る。
【0035】結線549,550からの信号は、焦点検
出回路603でフォーカス・エラー信号となる。この信
号はレンズアクチュエータ63にフィードバックされ、
焦点制御を行う。また、光検出器545,546,54
7,548からの光信号はトラッキング回路604によ
りトラッキング信号に変換される。トラッキング信号は
レンズアクチュエータ63にフィードバックされ、ディ
スクの半径方向の駆動信号として用いられる。また、コ
ントローラ回路605からの読み出しアドレス指示と、
トラッキング・エラー信号からトラッキング回路604
は送りモータ606を駆動することにより、光ヘッド6
02を適当なディスク半径位置に位置決めする。光検出
器540からの信号はコントローラ回路605で再生信
号となり、ユーザデータ607として出力される。
【0036】記録をするときの動作は次のようになる。
ユーザデータ607がコントローラ回路605に入力さ
れ、それに応じてコントローラ回路605はレーザ駆動
回路600を制御し、半導体レーザチップの発光制御を
行い、光ディスク501に情報を記録する。
【0037】光ディスク501の光学情報媒体層の記録
領域にトラッキングと自動焦点合わせを行いながら、記
録用レーザ光のパワーを中間パワーレベルPe(3m
W)と高パワーレベルPh(7mW)との間で変化させ
て情報の記録を行った。記録トラックの線速度は9m/
s、半導体レーザ波長は405nm、レンズの開口数
(NA)は0.65である。記録用レーザ光により記録
領域に形成される非晶質又はそれに近い部分が記録点と
なる。この光ディスクの光学情報媒体層の反射率は結晶
状態の方が高く、記録され非晶質状態になった領域の反
射率の方が低くなっている。
【0038】記録用レーザ光の高レベルと中間レベルの
パワー比は1:0.3〜1:0.7の範囲が好ましい。
また、この他に短時間ずつ他のパワーレベルにしてもよ
い。図15に示したように、1つの記録マークの形成中
にウインドウ幅の半分(Tw/2)ずつ中間パワーレベ
ルPeより低いボトムパワーレベルPbまでパワーを繰
り返し下げ、かつクーリングパワーレベルPcを記録パ
ルスの最後に持つ波形を生成する手段を持った装置で記
録・再生を行うと、再生信号波形のジッター値及びエラ
ーレートが低減した。クーリングパワーレベルPcは中
間パワーレベルPeより低く、ボトムパワーレベルPb
より高いか同じレベルである。この波形は、第1パルス
幅Tpが記録マークとそのマークの直前に設けられたス
ペースの長さの組み合わせによって変化する特徴とクー
リングパルス幅Tc(記録パルスの最後にPcレベルま
で下げる時間幅)が記録マークとそのマークの後続スペ
ース長の組み合わせにより決まる特徴を持つ。マーク直
前のスペース長が短く、マークが長いほどTpは短くな
り、マーク直前のスペース長が長く、マークが短いほど
Tpは長くなる。ただし、媒体の構造によっては6Tw
マークの記録用記録波形のTpを特に長くした場合、ジ
ッター低減効果が大きかった。また、後続のスペース長
が長く、マークが長いほど、Tcは短くなり、後続のス
ペース長が短く、マークが短いほど、Tcは長くなる。
【0039】図15には3Tw,4Tw,6Tw,11
Twの記録波形しか示していないが、5Twは6Twの
記録波形の一連の高いパワーレベルのパルス列のうち、
Tw/2の高いパワーレベルPhと直後のTw/2のボ
トムパワーレベルPbをそれぞれ一つずつ削減したもの
である。また、7Tw〜10Tw用記録波形は6Tw用
記録波形の最後尾の高いパワーレベルのパルスの直前
に、Tw/2の高いパワーレベルPhとTw/2のボト
ムパワーレベルPbを、それぞれ1組ずつ追加したもの
である。したがって、5組追加したものが11Twであ
る。
【0040】ここでは、3Twに対応する最短記録マー
ク長を0.26μmとした。記録すべき部分を通り過ぎ
ると、レーザ光パワーを再生(読み出し)用レーザ光の
低パワーレベルPr(1mW)に下げるようにした。こ
のような記録方法では、既に情報が記録されている部分
に対して消去することなく、重ね書きによって新たな情
報を記録すれば、新たな情報に書き換えられる。すなわ
ち、単一のほぼ円形の光スポットによるオーバーライト
が可能である。
【0041】しかし、書き換え時の最初のディスク1回
転又は複数回転で、前記のパワー変調した記録用レーザ
光の中間パワーレベル(3mW)又はそれに近いパワー
の連続光を照射して、記録されている情報を一たん消去
し、その後、次の1回転でボトムパワーレベル(0.5
mW)と高パワーレベル(7mW)の間で、又は中間パ
ワーレベル(3mW)と高パワーレベル(7mW)との
間で、情報信号に従ってパワー変調したレーザ光を照射
して記録するようにしてもよい。このように、情報を消
去してから記録するようにすれば、前に書かれていた情
報の消え残りが少ない。従って、線速度を2倍に上げた
場合の書き換えも、容易になる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
多層の光ディスクを対象としてフォーカス・エラー信号
を生成するとき、隣接層からの反射光の影響を低減する
ことができ、読み出すときの信頼性を向上させることが
できる。逆にいえば、この効果により、光学情報媒体層
の層間隔を狭くすることも可能になる。光学情報媒体の
層間隔を大きくすればクロストークは少なくなるが、限
られたディスクの厚さの中で多層を実現することができ
ない。このとき、本発明は、他の隣接層からの影響を少
なくすることができるので、より層間隔の狭い多くの層
からなる多層光ディスクを読み出すことが可能な光ディ
スクドライブを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学情報記録再生装置の一例の概
略図。
【図2】従来の光学情報記録再生装置の概略図。
【図3】多層ディスクから生成されるフォーカス・エラ
ー信号の問題点を説明するための概略図。
【図4】合焦点位置にある光学情報媒体層からの反射光
の光検出器上での像を示す模式図。
【図5】隣接層である光学情報媒体層からの反射光の光
検出器上での像を示す模式図。
【図6】2分割光検出器からの差信号(フォーカス・エ
ラー)の変化を表す概略図。
【図7】本発明の作用を説明する概略図。
【図8】合焦点位置にある光学情報媒体層からの反射光
の4分割光検出器上での像を示す模式図。
【図9】隣接層である光学情報媒体層からの反射光の4
分割光検出器上での像を示す模式図。
【図10】4分割光検出器からの差信号(フォーカス・
エラー)の変化を表す概略図。
【図11】本発明による光学情報記録再生装置の他の例
の概略図。
【図12】4分割されたホログラム素子による光の回折
方向(光軸に垂直な平面に投影)を示す図。
【図13】光検出器のパターンを示す概略図。
【図14】光学情報記録再生装置の光ディスクドライブ
装置の具体例を示す概略図。
【図15】記録波形の例を示す概略図。
【符号の説明】
1.半導体レーザ 2.三角プリズム 21.λ/4波長板 22.ナイフエッジ 23.コリメータレンズ 24.ホログラム光学素子 31.偏光ビームスプリッタ 32.ハーフプリズム 41.対物レンズ 42.43.集光レンズ 50.光ディスク 501.多層光ディスク 51.2分割光検出器 53.4分割光検出器 511.第2光学情報媒体層 512.第1光学情報媒体層 513.第3光学情報媒体層 540,545〜548.光検出器 541〜544.4分割光検出器 60〜64.電子回路 600.レーザ駆動回路 601.スピンドルモータ 602.光ヘッド 603.焦点検出回路 604.トラッキング回路 605.コントローラ回路 606.送りモータ 607.ユーザデータ 63.レンズアクチュエータ 80.照射光 81.第1光学情報媒体層からの反射光 82.第2光学情報媒体層への照射光 83,84.第2光学情報媒体層からの反射光 85.0次回折光 86.(−)1次回折光 87.(+)1次回折光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有▲吉▼ 哲夫 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 5D118 AA13 BA01 CA11 CA23 CB03 CD02 CF05 DA12 DC03 5D119 AA28 BA01 BB11 BB13 EA03 FA05 KA02 KA19 LB13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光学情報媒体層を有する光ディス
    クに光照射によって情報を記録する光学情報記録装置に
    おいて、 光源と、前記光源からの光を集光して前記光ディスクに
    照射する光照射手段と、前記光ディスクからの戻り光の
    所定の領域を取り出して集光させる集光手段と、前記集
    光手段によって集光された前記光ディスクからの戻り光
    を検出する光検出器とを備え、 前記光検出器は、前記光ディスクの一つの光学情報媒体
    層を前記光照射手段による集光位置で照射したとき、前
    記一つの光学情報媒体層からの戻り光に起因する出力が
    略等しくなるように配置された第1及び第2の光検出素
    子と、前記一つの光学情報媒体層以外の光学情報媒体層
    からの戻り光に起因する出力が前記第1の光検出素子と
    略等しくなるように配置された第3の光検出素子と、前
    記一つの光学情報媒体層以外の光学情報媒体層からの戻
    り光に起因する出力が前記第2の光検出素子と略等しく
    なるように配置された第4の光検出素子とを備えること
    を特徴とする光学情報記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光学情報記録装置におい
    て、前記第1及び第4の光検出素子の出力の和と、前記
    第2及び第3の光検出素子の出力の和との差分に基づい
    てフォーカス・エラー信号を発生することを特徴とする
    光学情報記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の光学情報記録装置
    において、前記第1及び第2の光検出素子の受光面積は
    前記第3及び第4の光検出素子の受光面積より大きいこ
    とを特徴とする光学情報記録装置。
  4. 【請求項4】 第1の光学情報媒体層及び第2の光学情
    報媒体層を有する光ディスクから情報を再生する光学情
    報再生装置において、 光源と、前記光源からの光を集光して前記光ディスクに
    照射する光照射手段と、前記光ディスクからの戻り光の
    所定の領域を取り出して集光させる集光手段と、前記集
    光手段によって集光された前記光ディスクからの戻り光
    を検出する光検出器とを備え、 前記光検出器は、前記光ディスクの前記第1あるいは第
    2の光学情報媒体層を前記光照射手段による集光位置で
    照射したとき前記第1あるいは第2の光学情報媒体層か
    らの戻り光に起因する出力が略等しくなるように配置さ
    れた第1及び第2の光検出素子と、前記光ディスクの前
    記第1の光学情報媒体層を前記光照射手段による集光位
    置で照射したとき前記第2の光学情報媒体層からの戻り
    光に起因する出力が前記第1の光検出素子と略等しくな
    るように配置された第3の光検出素子と、前記光ディス
    クの前記第2の光学情報媒体層を前記光照射手段による
    集光位置で照射したとき前記第1の光学情報媒体層から
    の戻り光に起因する出力が前記第2の光検出素子と略等
    しくなるように配置された第4の光検出素子とを備える
    ことを特徴とする光学情報再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の光学情報再生装置におい
    て、前記第1及び第4の光検出素子の出力の和と、前記
    第2及び第3の光検出素子の出力の和との差分に基づい
    てフォーカス・エラー信号を発生することを特徴とする
    光学情報再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5記載の光学情報再生装置
    において、前記第1及び第2の光検出素子の受光面積は
    前記第3及び第4の光検出素子の受光面積より大きいこ
    とを特徴とする光学情報再生装置。
  7. 【請求項7】 光源と、前記光源からの光を集光して光
    ディスクに照射する光照射手段と、前記光照射手段の集
    光位置を調整するための駆動手段と、前記光ディスクか
    らの戻り光の所定の領域を取り出して集光させる集光手
    段と、前記集光手段によって集光された前記光ディスク
    からの戻り光を検出する光検出器と、前記光検出器の出
    力からフォーカス・エラー信号を発生して当該フォーカ
    ス・エラー信号により前記駆動手段をフィードバック制
    御する制御手段とを備える光ヘッド装置において、 前記光検出器として中央の2個の検出素子と外側の2個
    の検出素子からなる4分割光検出器を備え、前記制御手
    段は前記光検出器の各検出素子の信号の極性を隣接素子
    同士で交互に変えて加算して前記フォーカス・エラー信
    号を発生することを特徴とする光ヘッド装置。
JP2000373114A 2000-12-07 2000-12-07 光学情報再生装置 Expired - Fee Related JP3805194B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000373114A JP3805194B2 (ja) 2000-12-07 2000-12-07 光学情報再生装置
US09/925,311 US6563099B2 (en) 2000-12-07 2001-08-10 Optical information recording/reproducing apparatus, and optical head apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000373114A JP3805194B2 (ja) 2000-12-07 2000-12-07 光学情報再生装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002183987A true JP2002183987A (ja) 2002-06-28
JP2002183987A5 JP2002183987A5 (ja) 2005-03-17
JP3805194B2 JP3805194B2 (ja) 2006-08-02

Family

ID=18842555

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000373114A Expired - Fee Related JP3805194B2 (ja) 2000-12-07 2000-12-07 光学情報再生装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6563099B2 (ja)
JP (1) JP3805194B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007020787A1 (ja) * 2005-08-18 2007-02-22 Nec Corporation 光ヘッド装置及び光学式情報記録再生装置
JP2009277293A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Hitachi Computer Peripherals Co Ltd レーザ照射装置及びオートフォーカス制御方法
US7869331B2 (en) 2006-02-14 2011-01-11 Panasonic Corporation Optical head, control method for optical head, and optical information processing apparatus
JP2011081904A (ja) * 2002-08-23 2011-04-21 Panasonic Corp 光ピックアップヘッド装置及び光情報装置及び光情報再生方法

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4465838B2 (ja) * 2000-09-01 2010-05-26 コニカミノルタホールディングス株式会社 光ピックアップ装置及び対物レンズ
KR20040111709A (ko) * 2002-05-30 2004-12-31 코닌클리케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. 소형 광 디스크 드라이브
JP4156484B2 (ja) * 2003-09-30 2008-09-24 シャープ株式会社 光ピックアップ
JP4557281B2 (ja) * 2004-02-16 2010-10-06 株式会社リコー 光ピックアップ装置及び光ディスク装置
JP2006018873A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Toshiba Corp 光ディスク装置
JP2006018877A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Toshiba Corp 光ディスク装置
KR100565797B1 (ko) * 2004-09-20 2006-03-29 삼성전자주식회사 멀티 기록/재생용 광픽업장치
JP2006172600A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Hitachi Ltd 3次元情報記録方法及び再生方法
KR100803992B1 (ko) * 2005-03-02 2008-02-18 가부시키가이샤 리코 광학계, 광 픽업 장치 및 광 디스크 장치
JP2009501404A (ja) * 2005-07-13 2009-01-15 アリマ デバイシズ コーポレイション 多層光記録媒体から情報を読み出す方法及び光学読み出しデバイス
JP4726254B2 (ja) * 2006-03-30 2011-07-20 パイオニア株式会社 光ピックアップ及び情報機器
JP5070140B2 (ja) * 2008-06-13 2012-11-07 株式会社日立メディアエレクトロニクス 光ピックアップ装置
KR20170062743A (ko) * 2015-11-30 2017-06-08 전자부품연구원 가변초점 광학소자를 이용한 레이저 광원 셔터 시스템

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH083910B2 (ja) * 1989-01-13 1996-01-17 シャープ株式会社 光ピックアップ装置
US5986996A (en) * 1996-03-11 1999-11-16 Seiko Epson Corporation Optical pick-up and optical recording system
JP3697875B2 (ja) * 1997-12-25 2005-09-21 ソニー株式会社 光学ピックアップ及び光ディスク装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011081904A (ja) * 2002-08-23 2011-04-21 Panasonic Corp 光ピックアップヘッド装置及び光情報装置及び光情報再生方法
WO2007020787A1 (ja) * 2005-08-18 2007-02-22 Nec Corporation 光ヘッド装置及び光学式情報記録再生装置
US8036092B2 (en) 2005-08-18 2011-10-11 Nec Corporation Optical head device for detecting an error signal and an optical information recording/reproducing device
JP5056416B2 (ja) * 2005-08-18 2012-10-24 日本電気株式会社 光ヘッド装置及び光学式情報記録再生装置
US7869331B2 (en) 2006-02-14 2011-01-11 Panasonic Corporation Optical head, control method for optical head, and optical information processing apparatus
JP2009277293A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Hitachi Computer Peripherals Co Ltd レーザ照射装置及びオートフォーカス制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US6563099B2 (en) 2003-05-13
US20020070328A1 (en) 2002-06-13
JP3805194B2 (ja) 2006-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3805194B2 (ja) 光学情報再生装置
JPH11134702A (ja) 光ピックアップ装置
JP2002008258A (ja) 光ピックアップ装置
JP2006244535A (ja) 光ヘッド装置および光ディスク装置
JP2002237063A (ja) 情報記録再生装置
JP3354214B2 (ja) 光記録媒体の再生方法及び再生装置
US7668064B2 (en) Optical pickup unit and information recording/reproduction apparatus
US20060193219A1 (en) Diffraction grating, optical pickup device, and optical disk apparatus
JP2009110556A (ja) 光学ヘッドおよび光情報処理装置
JP2001273640A (ja) 光情報記録再生装置
US6577581B2 (en) Variable recording layer disk image pickup device
JP2001134961A (ja) 光記録再生装置
EP1113426B1 (en) Optical pickup device, optical disc apparatus and method of detecting track cross signal
JP2003196860A (ja) 光ピックアップ装置及び光ディスク装置
JP3568074B2 (ja) 記録再生装置および方法
JP4392143B2 (ja) 光学式情報記録再生装置
JP2660523B2 (ja) 光記録再生装置
JPH10241187A (ja) 光ピックアップ装置およびそれを用いた光学記録媒体駆動装置
JPH0482030A (ja) 光学的情報記録再生装置
JP2008084492A (ja) 光ディスク装置、および光ディスクの情報記録層判別方法。
JP2001209964A (ja) 光ヘッド装置
JPH08203151A (ja) 光磁気ディスクドライブ
JP2010033660A (ja) 光ディスク装置および光ヘッド装置
JPH04245038A (ja) 光学的情報記録装置
JP2002269776A (ja) 光記録方法、光再生方法および光記録装置、光再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040325

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040412

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060418

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060509

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100519

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110519

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110519

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120519

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120519

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130519

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees