JP2002237063A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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JP2002237063A
JP2002237063A JP2001033962A JP2001033962A JP2002237063A JP 2002237063 A JP2002237063 A JP 2002237063A JP 2001033962 A JP2001033962 A JP 2001033962A JP 2001033962 A JP2001033962 A JP 2001033962A JP 2002237063 A JP2002237063 A JP 2002237063A
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light
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Yoshitsugu Araki
良嗣 荒木
Takanori Maeda
孝則 前田
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Pioneer Electronic Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 多層の光学式情報記録媒体に対し情報を記録
再生する場合、各情報記録層の反射率が変動する場合で
あっても、正確なトラッキングエラーを検出可能な情報
記録再生装置を提供する。 【解決手段】 2層光ディスク1に対し第1情報記録層
からの不要な反射光は2つの焦線位置103、104が
いずれも光検出器58の後方に配置される。このとき、
シリンドリカルレンズ57の非点収差方向をトラック方
向に対し45度傾く配置関係とすると、光検出器58で
は第1情報記録層1と第2情報記録層の各投影像は受光
面内で90度異なることになり、第2情報記録層の記録
の有無に応じた反射率の変動により、トラッキングエラ
ーにオフセットを発生させることを防止することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報が記録された
複数の情報記録層が積層形成された多層の光学式情報記
録媒体に対し情報を記録再生する情報記録再生装置の技
術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、CDやDVDに代表される大容量
の光ディスクが普及している。そして、長時間の映像デ
ータ等を記録する要請から光ディスクの記録密度を一層
向上させるため、2以上の情報記録層を積層形成した多
層光ディスクの開発が進みつつある。また、各情報記録
層を相変化記録面により構成すれば、情報の再生に加
え、情報を記録可能な多層光ディスクを実現することが
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多層光
ディスクの相変化記録面は、記録を行う前の初期状態で
は結晶状態であるのに対し、記録後は非結晶状態とな
る。一般に、相変化記録面が結晶状態となる未記録領域
と非結晶状態となる記録領域では、反射率及び透過率が
異なる。記録可能な2層光ディスクへの記録再生時に、
記録再生対象の情報記録層にレーザ光を照射し、その反
射光を受光する場合を考えると、レーザ側に近い情報記
録層への記録再生時は、下層の情報記録層から反射率の
影響を受ける。また、レーザ光の照射側から遠い情報記
録層への記録再生時は、上層の情報記録層における反射
率又は透過率の影響を受ける。そして、各情報記録層の
透過率又は反射率の分布が一様でない場合、光検出器に
おける光ビームの強度分布も一様にならないことがあ
る。このとき、2層光ディスクの相変化記録材料の吸収
率を適切に調整すれば、記録領域と未記録領域とで透過
率を一様にすることができるが、反射率に関しては対処
困難である。
【0004】特に、上記の多層光ディスクへの記録再生
を行う情報記録再生装置においてトラッキングサーボを
行う場合、反射率の変動による影響が顕著になる。すな
わち、情報記録層において上記の記録領域及び未記録領
域が混在した状態になると、光検出器における光強度分
布には、反射率の変動に起因する成分が重畳されること
になる。そして、記録領域と未記録領域の境界部近辺か
らの反射光がディスク半径方向に非対称になると、記録
再生対象の情報記録層におけるトラッキングエラーにオ
フセットを発生させる要因になる。これは、情報記録再
生装置で一般的に採用されるプッシュプル法によるトラ
ッキングエラーの検出の場合、正確にトラック上をトレ
ースしている場合であっても、境界部の影響でディスク
半径方向の光強度分布が一方に偏ることになるため、ト
ラッキングエラーにオフセットが発生するのである。こ
のように、記録可能な多層光ディスクを用いる場合、各
情報記録層の記録状態に起因するトラッキングエラーの
オフセットにより、トラッキングサーボの性能が確保さ
れないことが問題であった。
【0005】そこで、本発明はこのような問題に鑑みな
されたものであり、多層の光学式情報記録媒体に対し情
報を記録再生する際、各情報記録層の記録領域と未記録
領域の境界部近辺で反射率等が変動するときに光検出器
で光強度分布が非対称になることを防止し、正確なトラ
ッキングエラーを検出して高性能のトラッキングサーボ
を行うことが可能な情報記録再生装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の情報記録再生装置は、複数の情報
記録層が積層形成された多層の光学式情報記録媒体を用
いて、前記各情報記録層のトラックに対する情報の記録
再生を行う情報記録再生装置であって、記録再生対象の
情報記録層に光ビームを照射する光源と、当該情報記録
層からの反射光を受光する光検出器とを含むピックアッ
プと、前記光検出器の受光出力に基づきトラッキングエ
ラーを検出するトラッキングエラー検出手段と、を備
え、前記ピックアップの光学系は、前記記録再生対象の
情報記録層の投影像を、他の情報記録層の投影像に対
し、前記光検出器の受光面内で略90度回転させるよう
に構成されていることを特徴とする。
【0007】この発明によれば、多層の光学式情報記録
媒体に情報を記録再生する際、記録再生対象の情報記録
層からの反射光は、光学系により光検出器に導かれ、そ
の受光出力に基づきトラッキングエラーが検出される。
このとき、記録再生対象以外の情報記録層からの投影像
が光検出器に達し、記録領域と未記録領域の反射率の違
い等に起因するディスク半径方向の光強度分布に非対称
性があると、トラッキングエラーのオフセットの要因と
なる。そのため、記録再生対象の情報記録層とそれ以外
の情報記録層では、光学系の作用によって受光面内にて
互いに90度異なる角度の投影像が得られるように構成
することにより、上記の光強度分布の非対称性による影
響を回避し、トラッキングエラーのオフセットの発生を
防止することができる。
【0008】請求項2に記載の情報記録再生装置は、請
求項1に記載の情報記録再生装置において、前記光検出
器は、トラック方向の分割線により少なくとも2分割さ
れ、前記トラッキングエラー検出手段は、前記光検出器
における各分割領域の受光出力に基づいてトラッキング
エラーを検出することを特徴とする。
【0009】この発明によれば、記録再生対象からの反
射光は光検出器に導かれ、トラック方向の分割線による
分割領域から受光出力が得られ、これを用いたプッシュ
プル法によるトラッキングエラーが検出される。よっ
て、光学系の作用で上述のような90度回転した投影像
を得ることにより、他の情報記録層のトラック方向と分
割線が直交することになり、光強度分布の非対称性をキ
ャンセルしてトラッキングエラーのオフセットの発生を
確実に防止することができる。
【0010】請求項3に記載の情報記録再生装置は、請
求項1又は請求項2に記載の情報記録再生装置におい
て、前記ピックアップの光学系は、通過する前記反射光
に非点収差を発生させる非点収差発生手段を含み、前記
非点収差発生手段は、その非点収差方向が前記反射光に
おけるトラック方向に対し略45度傾くように配置さ
れ、前記光検出器は、前記記録再生対象の情報記録層に
対応する2つの焦線位置の間に配置されるとともに、他
の情報記録層に対応する2つの焦線位置の双方より遠い
位置、又は双方より近い位置に配置されることを特徴と
する。
【0011】この発明によれば、記録再生対象からの反
射光が光検出器に導かれると、非点収差発生手段により
非点収差を付与され、2つの焦線位置は光検出器に対し
一方が近い側で他方が遠い側の位置関係になる。一方、
それ以外の情報記録層に対応する2つの焦線位置は、上
記の位置関係にならず、双方が光検出器に対し同じ側と
なる。その結果、記録再生対象の光検出器における投影
像は、非点収差方向を軸に反転し、トラッキングエラー
の検出における対称性を考慮すると受光面内で90度回
転することになる。よって、光学系内に非点収差発生手
段を配置するだけで、上述したようにトラッキングエラ
ーのオフセットを確実に防止することができる。
【0012】請求項4に記載の情報記録再生装置は、請
求項3に記載の情報記録再生装置において、前記非点収
差発生手段は、直線の断面と円弧の断面が互いに直交す
る形状を有するシリンドリカルレンズであることを特徴
とする。
【0013】この発明によれば、非点収差発生手段とし
てシリンドリカルレンズを用いて光学系を構成したの
で、請求項3の記載の発明と同様の作用を簡易な構成に
よって得ることができる。
【0014】請求項5に記載の情報記録再生装置は、光
ビームの照射側に近い情報記録層と光ビームの照射側か
ら遠い情報記録層が積層形成された2層の光学式情報記
録媒体を用いて、前記各情報記録層のトラックに対する
情報の記録再生を行う情報記録再生装置であって、前記
2層の情報記録層の一方に光ビームを照射する光源と、
当該情報記録層からの反射光を受光する光検出器とを含
むピックアップと、前記光検出器の受光出力に基づきト
ラッキングエラーを検出するトラッキングエラー検出手
段と、を備え、前記ピックアップの光学系は、前記一方
の情報記録層の投影像を、他方の情報記録層の投影像に
対し、前記光検出器の受光面内で略90度回転させるよ
うに構成されていることを特徴とする。
【0015】この発明によれば、2層の光学式情報記録
媒体に情報を記録再生する際、請求項1に記載の発明と
同様の作用により、トラッキングエラーのオフセットの
発生を防止するようにしたので、一方の情報記録層に記
録領域と未記録領域が混在する状態であっても、他方の
情報記録層におけるトラッキングサーボに悪影響を及ぼ
すことを回避することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0017】図1は、本実施形態における多層の光学式
情報記録媒体の一例である2層光ディスク1の断面構造
を示す図である。図1に示すように、2層光ディスク1
は、カバー層11、第1情報記録層12、スペーサー層
13、第2情報記録層14、ディスク基板15が順次積
層された断面構造を有する。そして、本実施形態に係る
後述の情報記録再生装置が2層光ディスク1に対し情報
を記録するときは、図1の上側からレーザ光が照射され
る。
【0018】図1において、カバー層11は、第1情報
記録層12を保護するための層であり、所定の厚みを有
している。第1情報記録層12は、情報を相変化に基づ
いて記録するための相変化記録面が形成されており、レ
ーザ光の照射側から近い側に位置する記録層である。ス
ペーサー層13は、第1情報記録層12と第2情報記録
層14との間に配置される透明層である。第2情報記録
層14は、上記の第1情報記録層12と同様に相変化記
録面が形成されており、レーザ光の照射側から遠い側に
位置する記録層である。ディスク基板15は、ポリカー
ボネートなどの材料からなる所定の厚みを持つ基板であ
る。
【0019】上記の2層光ディスク1において、第1情
報記録層12及び第2情報記録層14に形成された相変
化記録面は、初期状態では結晶状態であるのに対し、記
録再生時にレーザ光の照射によって非結晶状態へと特性
が変化する。つまり、情報が記録された記録領域は非結
晶状態であり、未記録領域は結晶状態となる。一般に、
相変化記録材料の性質に基づき、レーザ光に対する反射
率は、結晶状態と非結晶状態によって差が生ずる。すな
わち、第1情報記録層12及び第2情報記録層14にお
ける記録領域と未記録領域では、それぞれ反射率が変動
することになる。
【0020】図1の断面構造を持つ2層光ディスク1の
場合、第1情報記録層12への記録を行うときは第2情
報記録層14の反射率の影響を受ける。つまり、レーザ
光が第1情報記録層12に集光され、その反射光が光検
出器で検出される際、第2情報記録層14からの反射光
が迷光成分として光検出器に達するので、その反射率に
応じて検出レベルが変化するのである。また、第2情報
記録層14への記録を行うときは第1情報記録層12の
反射率の影響を受ける。つまり、レーザ光が第2情報記
録層14に集光される際に第1情報記録層12を経由す
るため、第1情報記録層12からの反射光が上述した通
りの作用で影響することになる。
【0021】次に図2は、本実施形態に係る情報記録再
生装置の概略構成を示すブロック図である。図2に示す
情報記録再生装置は、制御部21と、スピンドルモータ
22と、スピンドルドライバ23と、ピックアップ24
と、送り機構25と、サーボ回路26と、信号処理部2
7とを備えて構成され、装着された2層光ディスク1に
対する記録動作を行う。
【0022】以上の構成において、制御部21は、情報
記録再生装置の記録動作を総括的に制御する。制御部2
1は、図2の各構成要素と接続され、データや制御信号
をやり取りして制御を行う。この制御部21は、記録再
生処理の際の記録再生対象となる情報記録層を選択し、
記録位置を決定する役割を担う。
【0023】情報記録再生装置に装着された2層光ディ
スク1は、スピンドルモータ22により回転駆動されつ
つピックアップ24によりレーザ光を照射される。この
とき、2層光ディスク1に対し一定の線速度が保持され
るように、スピンドルドライバ23がスピンドルモータ
22の回転制御を行う。
【0024】送り機構25は、ピックアップ24を2層
光ディスク1の半径方向に移動制御する機構であり、記
録再生時に上述の記録領域に対応するトラック位置にピ
ックアップ24を移動させるように送りモータを駆動制
御する。サーボ回路26は、ピックアップ24のアクチ
ュエータを制御し、フォーカスサーボ及びトラッキング
サーボを行う。信号処理部27は、記録された情報に基
づいてピックアップ24の半導体レーザを駆動制御する
とともに、ピックアップ24の受光出力に基づいて各種
の信号を生成するための信号処理を行う。
【0025】そして、本実施形態では、サーボ回路26
によるトラッキングサーボを行うべく、ピックアップ2
4において、プッシュプル法によるトラッキングエラー
が検出される。この場合、ピックアップ24では、トラ
ック上をトレースする際のディスク内周側とディスク外
周側との差分出力に基づきトラッキングエラーを検出す
る。そして、上述したように2層光ディスク1にて記録
領域と未記録領域とが混在する場合、その境界部分の影
響でトラッキングエラーのオフセットが発生することが
問題となる。
【0026】図3は、2層光ディスク1の第2情報記録
層14への記録再生時に、第1情報記録層12によって
影響を受ける状態を説明する図である。図3(a)は、
第2情報記録層14への記録再生時の断面状態を示し、
第1情報記録層12において、記録済みの記録領域31
と初期状態の未記録領域32とが互いに境界部33で接
する状態になっている。つまり、第1情報記録層12に
複数回の書き込みを行う際、一部のトラック範囲が初期
状態のまま残った場合に図3(a)の状態になる。
【0027】一方、カバー層11の側から照射されるレ
ーザ光は、第1情報記録層12を通過し、第2情報記録
層14に集光されビームスポットBSを形成する。この
とき、図3(a)に示すように、第1情報記録層12の
照射領域34がレーザ光によりデフォーカス状態で照射
され、その一部が反射するので、照射領域34における
反射率の影響を受ける。そして、後述する作用によりト
ラッキングエラーのオフセットの問題が生じるのは、図
3(a)に示すように、第1情報記録層12における照
射領域34が境界部33に重なる配置となるときであ
る。
【0028】図3(b)は、図3(a)を上方から見た
場合の第1情報記録層12の状態を模式的に説明する図
である。図3(b)に示すように、第1情報記録層12
における上記の照射領域34はデフォーカス状態である
ため、複数のトラックTを含む比較的広い範囲に広がっ
ている(図3(b)では、照射領域34に10本のトラ
ックTが含まれる例を示す)。そして、図3(a)に対
応して、照射領域34の中心がほぼ境界部33に一致
し、記録領域31と未記録領域32を同程度の面積だけ
含む状態になっている。
【0029】一般に、相変化記録面の反射率は結晶状態
の方が非結晶状態よりも大きいので、未記録領域32の
反射率は記録領域31の反射率に比べると小さくなる。
よって、照射領域34からの反射光は、ディスク半径方
向の光強度分布が非対称となった状態でピックアップ2
4に受光されることになる。これが第2情報記録層14
からの反射光と重畳される結果、後述のようにトラッキ
ングエラーにオフセットを発生させるのである。
【0030】本実施形態においては、光学系の構成によ
って上記の問題を回避している。以下、図4〜図6を用
いて本実施形態の光学系について詳細に説明する。図4
は、本実施形態に係る情報記録再生装置の光学系の構成
を示すブロック図である。図4に示すように、情報記録
再生装置の光学系は、光源である半導体レーザ51と、
コリメータレンズ52と、ビームスプリッタ53と、対
物レンズ54と、フォーカスアクチュエータ55と、集
光レンズ56と、シリンドリカルレンズ57と、光検出
器58とを備えて構成される。このような構成により、
2層光ディスク1の第1情報記録層12又は第2情報記
録層14にレーザ光を照射し、情報の記録又は再生を行
う。なお、図4では、第2情報記録層14を記録再生対
象としてレーザ光を集光する状態を示している。
【0031】図4において、半導体レーザ51は、記録
時又は再生時に適合するパワーで駆動され、レーザ光を
出射する。このレーザ光は、コリメータレンズ52によ
り平行光にされた後、ビームスプリッタ53を通過して
対物レンズ54に入射する。そして、対物レンズ54に
よりレーザ光が集光され、2層光ディスク1の第1情報
記録層12又は第2情報記録層14における所定の集光
位置にビームスポットを形成する。このとき、フォーカ
スアクチュエータ55は、対物レンズ54と集光位置と
の間の距離を光軸方向に移動制御する。
【0032】次に、上記の集光位置からの反射光が再び
対物レンズ54に入射し、ビームスプリッタ53に導か
れる。ビームスプリッタ53は光ビームを分岐し、その
一方の光ビームが集光レンズ56及びシリンドリカルレ
ンズ57を通過する。集光レンズ56は、光ビームを光
検出器58に集光させるための凸レンズである。一方、
シリンドリカルレンズ57は、本実施形態に係る非点収
差発生手段としての役割を担い、横方向が直線の断面で
あり、縦方向が円弧の断面を持つ。シリンドリカリレン
ズ57は、入射した光ビームに対し非点収差を利用して
単一方向(以下、非点収差方向と呼ぶ)にのみ凸レンズ
として作用し、それと直交する方向では平行平板として
作用する。
【0033】よって、シリンドリカルレンズ57を通過
した光ビームは、非点収差方向とそれに直交する方向と
では、異なる焦点距離で集光する。図4に示すように、
第2情報記録層14からの反射光は、シリンドリカルレ
ンズ57の非点収差方向では前側焦線位置101に、非
点収差方向に直交する方向では後側焦線位置102にそ
れぞれ集光される。前側焦線位置102と後側焦線位置
101にはそれぞれ焦線が形作られ、互いに直交する関
係になる。また、本実施形態では、シリンドリカルレン
ズ57の非点収差方向を、ディスク半径方向(紙面内の
方向)に対して45度傾くような配置としているが(ト
ラック方向に対しても45度傾く)、これによるメカニ
ズムの詳細については後述する。
【0034】光検出器58は、集光レンズ56及びシリ
ンドリカルレンズ57を通過した光ビームを、分割形状
を有する受光面により受光する。光検出器58における
受光出力に基づいて、再生信号が生成されるともに、ト
ラッキングエラー及びフォーカシングエラーが検出され
る。図4に示すように、光検出器58は上記の前側焦線
位置101及び後側焦線位置102の中間に配置されて
いる。なお、光検出器58の位置は、光ビームが円とな
る最小錯乱円位置に対応する図4においては、記録再生
対象の第2情報記録層14からの反射光の光路(実線)
に加え、記録再生対象でない側の第1情報記録層12か
らの反射光の光路(破線)を示している。第1情報記録
層12に対しては、デフォーカス状態で照射された光ビ
ームによる反射光が、第2情報記録層14からの反射光
と同様の経路を辿ってシリンドリカルレンズ57に達す
る。そして、第1情報記録層12に対応する像は、シリ
ンドリカルレンズ57の非点収差方向では前側像位置1
03に投影され、これと直交する方向では後側像位置1
04に投影される。これら前側像位置103と後側像位
置104は、それぞれ第1情報記録層12に対応する2
つの焦線位置に対応する。
【0035】このとき、第1情報記録層12は第2情報
記録層14よりも対物レンズ54に距離が近いため、集
光レンズ56及びシリンドリカルレンズ57を介して、
相対的に遠い位置に投影されることになる。この結果、
図4に示すように、前側像位置103と後側像位置10
4の双方が光検出器58の位置より遠くなり、第2情報
記録層14に対応する前側焦線位置101及び後側焦線
位置102の場合とは配置の条件が異なる。
【0036】図4において、第2情報記録層14からの
反射光の投影像は、前側焦線位置101においてシリン
ドリカルレンズ57の非点収差方向を軸に反転し、後側
焦線位置102においてシリンドリカルレンズ57の非
点収差方向に直交する方向を軸に反転する。そして、上
記のように光検出器58を配置したことにより、光検出
器58の受光面内においては、光軸の手前に位置する前
側焦線位置101での反転のみが反映された投影像が得
られる。これに対し、第1情報記録層12からの反射光
は、前側像位置103と後側像位置104では同様に反
転するが、いずれも光検出器58に対し光軸の後方に位
置するため、光検出器58の位置では投影像の反転は生
じない。
【0037】本実施形態では、上述のようにシリンドリ
カルレンズ57の作用により、境界部33を含む照射領
域34の影響でトラッキングエラーにオフセットが発生
することを防止することができる。このメカニズムにつ
いて図5及び図6により具体的に説明する。図5及び図
6は、それぞれ光検出器58の受光面内における図3の
状態に対応する投影パターンを示す図であり、図5は本
実施形態と対比すべくシリンドリカルレンズ57の作用
がない場合(従来の構成)に対応し、図6は本実施形態
の光学系によりシリンドリカルレンズ57の作用がある
場合に対応する。
【0038】まず、図5に示す投影パターンには、第2
情報記録層14のビームスポットBSに対応する投影像
41が含まれるとともに、これに重畳して第1情報記録
層12の照射領域34に対応する投影像42が含まれ
る。また、ビームスポットBSに対応する投影像41の
位置には、4分割形状の光検出器58が配置されてい
る。
【0039】光検出器58は、それぞれ分割領域A、
B、C、Dからなるものとし、ディスク半径方向に対
し、一方の側には領域A、Bが設けられ、他方の側には
領域C、Dが設けられている。そして、プッシュプル法
によるトラッキングエラーは、各分割領域に基づく差分
出力(A+B)−(C+D)をとることにより検出でき
る。一方、ビームスポットBSに対応する投影像41
は、主成分である0次回折光S0に加えて、トラックの
溝に対応する1次回折光S1が重なった状態になってい
る。そして、ビームスポットBSがトラックの中心をト
レースするときは、トラック左右で1次回折光S1が対
称に分布するため、トラッキングエラーはゼロになる。
【0040】しかし、図5の場合には、照射領域34の
投影像42がトラッキングエラーに影響を与える。すな
わち、トレースされるトラックに対応する位置に境界部
34が合致するので、ディスク半径方向の一方の側が記
録領域31に重なり、他方の側が未記録領域32に重な
るため、受光レベルがディスク半径方向に非対称にな
る。この結果、ビームスポットBSがトラックの中心を
トレースする場合であっても、光検出器58による差分
出力(A+B)−(C+D)がゼロにならず、トラッキ
ングエラーにオフセットが発生するのである。
【0041】これに対し、図6に示す受光パターンで
は、図5と比べると、ビームスポットBSに対応する投
影像41が受光面内で90度回転していることがわか
る。ここで、図6(及び図5)において、シリンドリカ
ルレンズ57の非点収差方向に一致する回転軸Rを一点
鎖線で示している。既に述べたように、シリンドリカル
レンズ57の非点収差方向は、ディスク半径方向に対し
45度傾けるように配置されるので、図6ではトラック
方向(すなわち境界部33の方向)と回転軸Rとの間は
45度の角度をなしている。そして、シリンドルカルレ
ンズ57の非点収差方向に直交する方向では、上述した
ように前側焦線位置101における反転が生ずる。する
と、図5のビームスポットBSに対応する投影像41が
回転軸Rを軸対称に回転し、1次回折光S1の対称性が
あるため、図6に示すように受光面内で時計方向に90
度回転した状態に移行するのである。
【0042】このように図5の状態から図6の状態に9
0度回転したことにより、ビームスポットBSに対応す
る投影像41のトラック方向と、照射領域34に対応す
る投影像42における境界部34の方向とは、互いに直
交する配置になる。このとき、図6の状態での光検出器
58における各分割領域A、B、C、Dは、ディスク半
径方向の一方の側が領域A、Cに対応し、ディスク半径
方向の他方の側が領域B、Dに対応する。この場合、プ
ッシュプル法によるトラッキングエラーは、差分出力
(A+C)−(B+D)をとることにより検出できる。
そのため、第1情報記録層12における記録領域31と
未記録領域32の分布がディスク半径方向に非対称に作
用しなくなり、ビームスポットBSがトラックの中心を
トレースする場合、トラッキングエラーのオフセットの
発生を有効に防止することができる。
【0043】ここで、上記の効果を得るために、図4に
示す光学系を構成する際に必要な条件式の例を導く。ま
ず、図4における2層光ディスクからシリンドリカルレ
ンズ57に向かう光路における横倍率βは次式で与えら
れる。
【0044】 β=f(56)/f(54) (1) ただし、f(54):対物レンズ54の焦点距離 f(56):集光レンズ56の焦点距離 また、後側焦線位置102と後側像位置104との間の
距離rは次式で与えられる。
【0045】 r=d・β2 (2) ただし、d:第1情報記録層12と第2情報記録層14
の層間距離 一方、非点隔差(シリンドリカルレンズ57の2焦線間
の距離)aは、前側焦線位置101と後側焦線位置10
2の間、及び、前側像位置103と後側像位置104の
間で等しいとすると、図4の配置から次の関係が成り立
つ。
【0046】 r+a/2>a (3) (2)式及び(3)式から次式が導かれる。
【0047】 d・β2>a/2 (4) このように、(4)式を満たす条件で光学系を配置する
とともに、シリンドルカルレンズ57の非点収差方向を
ディスク半径方向に対し45度傾ける配置にすれば、ト
ラッキングエラーの検出における上記の効果を達成する
ことができる。
【0048】なお、図4では、2層光ディスク1の第2
情報記録層14を記録再生対象とする場合について説明
したが、第1情報記録層12を記録再生対象とする場合
であっても同様に考えることができる。図4と同様の光
学系を用いた場合の記録再生対象の第1情報記録層12
からの反射光の光路は、図4の第2情報記録層14に対
応する光路に一致する。これに対し、記録再生対象でな
い側の第2情報記録層14からの反射光は、図4の場合
とは逆に、シリンドリカルレンズ57の作用による前側
像位置103と後側像位置104の位置は光検出器58
よりも近い側になる。しかし、光検出器58の位置を基
準にすると、前側像位置103、後側像位置104とも
同じ側になるので、光検出器58の位置では図6と同様
の投影パターンが得られる。このように、図4の構成に
より、第1情報記録層12と第2情報記録層14の双方
におけるトラッキングエラーのオフセットの発生を防止
することができる。
【0049】また、図4は2層光ディスク1を用いる場
合を示したが、多数の情報記録層が積層された多層光デ
ィスクを用いる場合であっても、上記の効果を達成する
ことができる。この場合には、図4と同様の光学系によ
り、記録再生対象の所定の情報記録層からの反射光の光
路は、図4の第2情報記録層14に対応する光路に一致
する一方、それ以外の各情報記録層からの反射光は、シ
リンドリカルレンズ57の作用による前側像位置103
と後側像位置104の位置が光検出器58の位置に対し
同じ側になることが条件である。これにより、多層光デ
ィスクにおける記録再生対象以外の全ての情報記録層か
らの反射光の影響を回避して、トラッキングエラーのオ
フセットの発生を有効に防止することができる。
【0050】また、本実施形態では、多層の光学式情報
記録媒体の一例として2層光ディスク1を用いる場合を
説明したが、ディスク状の情報記録媒体に限られること
はなく、多層の光カード、あるいはホログラム等の体積
記録型媒体を用いた場合であっても本発明を適用するこ
とができる。更に、相変化記録面が形成された多層の光
学式情報記録媒体に限られることはなく、色素膜やホロ
グラフィックメモリ材料などからなる媒体を用いた場合
であっても本発明を適用することができる。
【0051】また、本実施形態では、非点収差発生手段
としてシリンドリルレンズ57を用いる構成を説明した
が、非点収差発生手段として非平行光の光路上に傾けて
配置された平行平板を用いたり、直交する2方向で曲率
が異なる面を持つトーリックレンズを用いた構成にして
もよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、多
層の光学式情報記録媒体に情報を記録する際、記録領域
と未記録領域の境界部が存在することによる影響を回避
すべく、光学系に設けた非点収差発生手段により、記録
再生対象の情報記録層に対応する投影像を他の情報記録
層に対応する投影像に対し光検出器の受光面内で90度
回転させるようにしたので、各情報記録層の反射率等の
変動に起因して光検出器で光強度分布が非対称になるこ
とを防止することができる。従って、多層の光学式情報
記録媒体を記録再生する際に正確なトラッキングエラー
を検出可能な情報記録再生装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における多層の光学式情報記録媒体
の一例である2層光ディスクの断面構造を示す図であ
る。
【図2】本実施形態に係る情報記録再生装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図3】2層光ディスクの第2情報記録層への記録再生
時に、第1情報記録層によって影響を受ける状態を説明
する図である。
【図4】本実施形態に係る情報記録再生装置の光学系の
構成を示すブロック図である。
【図5】光検出器の受光面内における図3の状態に対応
する投影パターンを示す図であり、シリンドリカルレン
ズの作用がない場合(従来の構成)に対応する図であ
る。
【図6】光検出器の受光面内における図3の状態に対応
する投影パターンを示す図であり、シリンドリカルレン
ズの作用がある場合に対応する図である。
【符号の説明】
1…2層光ディスク 11…カバー層 12…第1情報記録層 13…スペーサー層 14…第2情報記録層 15…ディスク基板 21…制御部 22…スピンドルモータ 23…スピンドルドライバ 24…ピックアップ 25…送り機構 26…サーボ回路 27…信号処理部 31…記録領域 32…未記録領域 33…境界部 34…照射領域 41…ビームスポットに対応する受光パターン 42…照射領域に対応する受光パターン 51…半導体レーザ 52…コリメータレンズ 53…ビームスプリッタ 54…対物レンズ 55…フォーカスアクチュエータ 56…集光レンズ 57…シリンドリカルレンズ 58…光検出器 101…前側焦線位置 102…後側焦線位置 103…前側像位置 104…後側像位置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の情報記録層が積層形成された多層
    の光学式情報記録媒体を用いて、前記各情報記録層のト
    ラックに対する情報の記録再生を行う情報記録再生装置
    であって、 記録再生対象の情報記録層に光ビームを照射する光源
    と、当該情報記録層からの反射光を受光する光検出器と
    を含むピックアップと、 前記光検出器の受光出力に基づきトラッキングエラーを
    検出するトラッキングエラー検出手段と、 を備え、前記ピックアップの光学系は、前記記録再生対
    象の情報記録層の投影像を、他の情報記録層の投影像に
    対し、前記光検出器の受光面内で略90度回転させるよ
    うに構成されていることを特徴とする情報記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記光検出器は、トラック方向の分割線
    により少なくとも2分割され、前記トラッキングエラー
    検出手段は、前記光検出器における各分割領域の受光出
    力に基づいてトラッキングエラーを検出することを特徴
    とする請求項1に記載の情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記ピックアップの光学系は、通過する
    前記反射光に非点収差を発生させる非点収差発生手段を
    含み、 前記非点収差発生手段は、その非点収差方向が前記反射
    光におけるトラック方向に対し略45度傾くように配置
    され、 前記光検出器は、前記記録再生対象の情報記録層に対応
    する2つの焦線位置の間に配置されるとともに、他の情
    報記録層に対応する2つの焦線位置の双方より遠い位
    置、又は双方より近い位置に配置されることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載の情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記非点収差発生手段は、直線の断面と
    円弧の断面が互いに直交する形状を有するシリンドリカ
    ルレンズであることを特徴とする請求項3に記載の情報
    記録再生装置。
  5. 【請求項5】 光ビームの照射側に近い情報記録層と光
    ビームの照射側から遠い情報記録層が積層形成された2
    層の光学式情報記録媒体を用いて、前記各情報記録層の
    トラックに対する情報の記録再生を行う情報記録再生装
    置であって、 前記2層の情報記録層の一方に光ビームを照射する光源
    と、当該情報記録層からの反射光を受光する光検出器と
    を含むピックアップと、 前記光検出器の受光出力に基づきトラッキングエラーを
    検出するトラッキングエラー検出手段と、 を備え、前記ピックアップの光学系は、前記一方の情報
    記録層の投影像を、他方の情報記録層の投影像に対し、
    前記光検出器の受光面内で略90度回転させるように構
    成されていることを特徴とする情報記録再生装置。
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