JP2002334474A - 収差検出方法及びそれを用いた光記録再生方法並びに光記録再生装置 - Google Patents
収差検出方法及びそれを用いた光記録再生方法並びに光記録再生装置Info
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Abstract
向上させる収差検出方法を提供する。 【解決手段】 光ピックアップ装置10に備えられた集
光光学系である2要素対物レンズ9を通過した光ビーム
を、光ディスク6の平坦領域に照射し、その反射光を用
いて上記2要素対物レンズ9に発生する収差を検出す
る。
Description
置の集光光学系に発生する収差を検出する収差検出方
法、及びこの収差検出方法を用いた光記録再生方法並び
に光記録再生装置に関するものである。
記録密度を高くすることが求められている。光ディスク
の高記録密度化は、光ディスクの情報記録層における線
記録密度を高めることやトラックの狭ピッチ化により行
われてきた。この光ディスクの高記録密度化に対応する
ためには、該光ディスクの情報記録層上に集光される光
ビームのビーム径を小さくすることが必要である。
て、光ディスクを記録再生する光ピックアップ装置の集
光光学系としての対物レンズから照射される光ビームの
開口数(NA:Numerical Aperture)を大きくすること
と、光ビームの短波長化が考えられる。
色半導体レーザから、本格的に商品化の道が開かれてき
た青紫色半導体レーザへ変更することにより実現可能と
考えられる。
法としては、対物レンズに半球レンズを組み合わせて、
2枚のレンズ(2群レンズ)で対物レンズを構成するこ
とで高開口数を実現する手法が提案されている。
記録層を保護するために、情報記録層がカバーガラスで
覆われている。したがって、光ピックアップ装置の対物
レンズを透過した光ビームは、カバーガラスを通過し
て、その下にある情報記録層上で集光されて焦点を結ぶ
ことになる。
面収差(SA:Spherical Aberration)が発生する。球
面収差SAは、 SA ∝ d・NA4 ・・・・・・・・・・(1) で示され、カバーガラスの厚さdおよび対物レンズのN
Aの4乗に比例する。通常、対物レンズは、この球面収
差を相殺するように設計されているので、対物レンズと
カバーガラスを通過した光ビームの球面収差は十分に小
さくなっている。
め定められた値からずれると、情報記録層に集光された
光ビームには、球面収差が発生し、ビーム径が大きくな
ってしまい、情報を正しく読み書きすることができなく
なるという問題が生じる。
の厚さ誤差Δdが大きくなればなるほど、球面収差の誤
差ΔSAが大きくなり、情報を正しく読み書きすること
ができなくなることが分かる。
高密度化を進めることができるように、情報記録層を積
層化して形成された多層光ディスクとしては、例えば情
報記録層が2層のDVD(Digital Veratile Disc )が
既に商品化されている。このような多層光ディスクを記
録再生する光ピックアップ装置は、光ディスクの各情報
記録層毎に光ビームを十分小さく集光させることが必要
である。
では、該光ディスクの表面(カバーガラス表面)から各
情報記録層までの厚みがそれぞれ異なるので、光ビーム
が光ディスクのカバーガラスを通過する際に発生する球
面収差が、各情報記録層ごとに異なる。この場合、例え
ば、隣接する情報記録層で発生する球面収差の差異(誤
差ΔSA)は、式(1)より、隣接する情報記録層の層
間距離t(dに相当)に比例する。
アップ装置の対物レンズのNAが0.6程度と小さいの
で、上記式(1)より、カバーガラス厚さ誤差Δdが多
少大きくなっても、球面収差の誤差ΔSAに与える影響
は小さいことが分かる。
度の光ピックアップ装置を使用するDVD装置では、D
VDのカバーガラスの厚さ誤差Δdによって発生する球
面収差の誤差ΔSAが小さく、各情報記録層毎に集光さ
れる光ビームを十分小さく集光させることができる。
等しくても、NAが大きくなるほど大きな球面収差SA
が発生する。例えば、NA=0.6に比べて、NA=
0.85では、約4倍の球面収差SAが発生する。した
がって、上記式(1)より、NA=0.85のように高
NAになればなるほど、カバーガラスの厚さ誤差によっ
て発生する球面収差が大きくなることが分かる。
情報記録層の層間距離tが等しくても、光ピックアップ
装置の対物レンズのNAが大きくなるほど大きな球面収
差の差異(誤差ΔSA)が発生する。例えば、NA=
0.6に比べて、NA=0.85では、約4倍の球面収
差の差異が発生する。したがって、上記式(1)より、
NA=0.85のように高NAになればなるほど、各情
報記録層毎の球面収差の差異が大きくなることが分か
る。
差の誤差の影響が無視できず、情報の読み取り精度の低
下を招くという問題が生じる。そこで、高NAの対物レ
ンズを用いて高記録密度化を実現するためには球面収差
を補正する必要がある。
して例えば、特開2000−171346号公報には、
上述の球面収差を検出し補正する光ピックアップ装置が
開示されている。この光ピックアップ装置では、光ディ
スクの情報記録層に光ビームを集光させたとき、球面収
差によって光ビームの光軸付近のビームと光軸付近より
外側のビームで光ビームの集光位置が異なるのを利用し
ている。
によれば、検出する光ビームをホログラム等の光学素子
で光ビームの光軸付近の光ビームと光軸付近より外側の
光ビームに分離し、球面収差発生時にどちらか一方の光
ビームにおける情報記録層からの集光位置のずれを検出
して、その検出結果に基づき球面収差を補正し光ディス
クの各情報記録層ごとに集光される光ビームの径を十分
小さくすることができる。
には、情報の記録等のための、例えばランド・グルーブ
あるいはピットが形成されている。これらランド・グル
ーブあるいはピットの幅は、光ビームの照射により該光
記録媒体上に形成される光スポットにより確実に捉える
必要があるので、光スポット径よりも小さな幅で形成さ
れている。
ムは、該光記録媒体表面の凹凸となるランド・グルーブ
あるいはピットによって次数の異なる回折光を含む反射
光となり、光ピックアップ装置に備えられた集光光学系
を構成する対物レンズに戻ることになる。例えば、図6
に示すように、光ディスクのランド・グルーブによって
反射された光は、次数の異なる回折光(0次光、±1次
光)が重なった状態となって、対物レンズに戻ることに
なる。
ち0次光と±1次光が重なった状態の反射光が集光光学
系の対物レンズに戻ってくる場合、該反射光の光強度が
低下し、該集光光学系で発生する球面収差の検出感度を
低下させるという問題が生じる。
を適切に行うには、光記録媒体に対する情報の記録再生
中であっても球面収差を検出して補正する必要がある。
記録再生中に球面収差を検出して補正するには、複雑な
制御を必要とし、光記録媒体への情報の記録再生時に、
球面収差を適切に検出することが困難となるという問題
が生じる。
になされたもので、その目的は、集光光学系で発生する
球面収差の検出感度を向上させる収差検出方法及び、こ
の収差検出方法を用いて、光記録媒体に対する情報の記
録再生時であっても、簡単な制御で球面収差を検出し補
正することができるような光記録再生方法並びに光記録
再生装置を提供することにある。
は、上記の課題を解決するために、光ピックアップ装置
に備えられた集光光学系を通過した光ビームを、上記光
記録媒体の平坦領域に照射し、その反射光を用いて上記
集光光学系に発生する収差を検出することを特徴として
いる。
に必要なグルーブやランド、あるいはピットが形成され
ており、グルーブ幅、ランド幅、ビット幅が照射される
光ビームのスポット径よりも小さい場合、反射光には、
グルーブ、ランドあるいはピットによって発生する次数
の異なる回折光(0次光や±1次光等)が含まれる。こ
のような反射光では、光強度が低下すると共に、集光光
学系に発生する収差の検出感度が低下する。ここで、収
差とは、主に球面収差を示す。
ンド、あるいはピットの形成されていない平坦領域から
の反射光は、0次光のみであるので、光強度の低下を防
ぐと共に、集光光学系に発生する収差の検出感度を向上
させることができる。
クアップ装置の集光光学系に発生した収差の検出を、上
記光記録媒体の平坦領域からの光ビームの反射光を用い
ることにより、収差検出の感度を向上させることができ
る。
るいは記録領域間に存在する平坦領域であってもよい。
記録領域間に存在する平坦領域では、グルーブやラン
ド、あるいはピットが形成された領域の影響が小さい状
態で光ビームが反射されるので、回折光の影響が極力小
さい状態で収差を検出することになり、この結果、感度
よく収差検出を行うことができる。
るいは最外周部に存在する平坦領域であってもよい。
最外周部に存在する平坦領域は、再生領域あるいは記録
領域間に存在する平坦領域よりも、グルーブやランド、
あるいはピットの形成領域から遠い位置に形成されてい
るので、グルーブやランド、あるいはピットによる回折
光の影響をさらに小さくすることができる。これによ
り、再生領域あるいは記録領域間に存在する平坦領域か
らの反射光を利用する場合よりも、感度よく収差を検出
することができる。
域あるいは記録領域間に存在する平坦領域を使用する場
合や、光記録媒体の最内周部あるいは最外周部に存在す
る平坦領域を使用する場合では、収差検出で使用する平
坦領域の位置を予め特定する必要がある。
光記録媒体で反射された反射光量に基づいて特定するこ
とが考えられる。
光量で特定されるようになるので、予め平坦領域を特定
しておく必要がなくなる。
たときにのみ、このときの反射光を用いて収差検出を行
うようにすれば、常に、感度よく収差検出を行うことが
できる。
解決するために、光記録媒体に対して、光ピックアップ
装置を用いて情報の記録再生を行うと共に、上記光ピッ
クアップ装置に備えられた集光光学系を通過した光ビー
ムを上記光記録媒体に照射し、その反射光を用いて上記
集光光学系に発生する収差を検出する光記録再生方法に
おいて、上記光記録媒体に対する情報の記録再生時に、
該光記録媒体に存在する平坦部を特定し、この特定した
平坦部に、上記集光光学系を通過した光ビームを照射
し、その反射光を用いて該集光光学系に発生する収差を
検出することを特徴としている。
た収差の検出に使用する平坦部を特定し、特定した平坦
部からの光ビームの反射光を用いて集光光学系に発生し
た収差を検出するようになっているので、光記録媒体に
対する情報の記録再生時であっても、複雑な制御を行う
ことなく、簡単に集光光学系に発生した収差を、簡単に
且つ感度よく検出することができる。
いは記録領域間に存在する領域から特定してもよい。
記録領域間に存在する領域から特定された平坦部では、
グルーブやランド、あるいはピットが形成された領域の
影響が小さい状態で光ビームが反射されるので、回折光
の影響が極力小さい状態で収差を検出することになり、
この結果、感度よく収差検出を行うことができる。
いは最外周部に存在する領域から特定してもよい。
最外周部に存在する領域から特定された平坦部は、再生
領域あるいは記録領域間に存在する領域から特定される
平坦部よりも、グルーブやランド、あるいはピットの形
成領域から遠い位置に形成されているので、グルーブや
ランド、あるいはピットによる回折光の影響をさらに小
さくすることができる。これにより、再生領域あるいは
記録領域間に存在する平坦領域からの反射光を利用する
場合よりも、感度よく収差を検出することができる。
度に基づき特定するようにしてもよい。
ピックアップ装置等の既存の装置を流用すればよいの
で、平坦部を特定するための特別な機構を設ける必要が
ない。これにより、簡単な構成で、光記録媒体の情報の
記録再生時に平坦部を特定することができる。
が記録されるヘッダー領域に、該光記録媒体に存在する
平坦部の位置情報を記録してもよい。
再生を行う際に、必ず読み込まれるヘッダー領域に光記
録媒体に存在する平坦部の位置情報が記録されているこ
とで、光記録媒体の情報の記録再生時に確実に平坦部を
特定することができる。
録再生時に、集光光学系に発生する収差を感度よく検出
することができる。
再生層を有している場合、上記集光光学系で発生する収
差の検出を、記録層毎あるいは再生層毎に行うようにし
てもよい。
感度よく収差検出を行うことができる。したがって、例
えば、DVD−RAMやDVD−ROM等の、複数の記
録層あるいは再生層を有する光記録媒体を使用した場合
であっても、収差検出を感度よく行うことができる。
解決するために、光記録媒体に対して光学的に情報の記
録再生を行う光ピックアップ装置と、上記光ピックアッ
プ装置に備えられた集光光学系を通過した光ビームを、
上記光記録媒体に照射し、その反射光を用いて上記集光
光学系に発生する収差を検出する収差検出手段と、上記
光記録媒体に存在する平坦部を特定する平坦部特定手段
とを有し、上記収差検出手段は、上記平坦部特定手段に
より特定された平坦部からの反射光に基づいて収差を検
出することを特徴としている。
の記録再生時に、収差検出手段は、平坦部特定手段によ
って、特定された、光記録媒体に存在する平坦部からの
反射光、すなわち回折光の影響の小さい反射光により、
感度よく収差検出を行うことができる。
領域あるいは記録領域間に存在する領域から平坦部を特
定してもよい。
記録領域間に存在する領域から特定された平坦部では、
グルーブやランド、あるいはピットが形成された領域の
影響が小さい状態で光ビームが反射されるので、回折光
の影響が極力小さい状態で収差を検出することになり、
この結果、感度よく収差検出を行うことができる。
周部あるいは最外周部に存在する領域から平坦部を特定
してもよい。
最外周部から特定された平坦部は、再生領域あるいは記
録領域間に存在する領域から特定される平坦部よりも、
グルーブやランド、あるいはピットの形成領域から遠い
位置に形成されているので、グルーブやランド、あるい
はピットによる回折光の影響をさらに小さくすることが
できる。これにより、再生領域あるいは記録領域間に存
在する平坦領域からの反射光を利用する場合よりも、感
度よく収差を検出することができる。
反射光強度に基づき平坦部を特定するようにしてもよ
い。
機構を設けることなく、光記録媒体の情報の記録再生時
に平坦部を特定することができる。
明すれば、以下の通りである。なお、本実施の形態で
は、光ピックアップ装置を構成する集光光学系に発生す
る球面収差を検出する収差検出方法およびそれを用いた
光記録再生方法を、該光ピックアップ装置を備えた光記
録再生装置に適用した例について説明する。
1に示すように、光記録媒体である光ディスク6を回転
駆動するスピンドルモータ62、光ディスク6に情報を
記録再生する光ピックアップ装置10、上記スピンドル
モータ62および光ピックアップ装置10を駆動制御す
るための駆動制御部51を備えている。
ク6に光ビームを照射するための光源としての半導体レ
ーザ1、ホログラム2、コリメートレンズ3、集光光学
系としての2要素対物レンズ9および検出装置7、8を
有している。
トレンズ3との間には、2要素対物レンズ9からの光ビ
ームあるいはコリメートレンズ3からの光ビームの光路
を約90°屈折させるミラー63が設置されている。
体レーザ1からの光ビーム照射側からレンズ第1要素
4、レンズ第2要素5の順で配置された構造となってい
る。
ホルダ52により保持されている。このホルダ52の外
周部には、フォーカス・アクチュエータ53およびトラ
ッキング・アクチュエータ64が設けられている。
って、2要素対物レンズ9を光軸方向の適切な位置に移
動させて合焦制御が行われる。また、トラッキング・ア
クチュエータ64によって、2要素対物レンズ9をラジ
アル方向(光ディスク6上に形成されたトラックの方向
および光軸方向とに互いに直交する方向)に移動させて
トラッキング制御が行われる。
を正確に駆動制御することで、光ビームを光ディスク6
の情報トラック上に正確に追跡させるようになってい
る。
おいてホルダ54に保持されている。このホルダ54の
外周部に対向するホルダ52の内周面には、上記レンズ
第2要素5を光軸方向に移動させる第2要素アクチュエ
ータ55が設けられている。この第2要素アクチュエー
タ55を駆動制御することで、レンズ第1要素4とレン
ズ第2要素5との間隔を調整し、光ピックアップ装置1
0の集光光学系で生じる球面収差を補正するようになっ
ている。
ータ62の駆動制御を行うスピンドルモータ駆動回路5
6、上記フォーカス・アクチュエータ53の駆動制御を
行うフォーカス駆動回路57、上記トラッキング・アク
チュエータ64の駆動制御を行うトラッキング駆動回路
61、上記第2要素アクチュエータ55の駆動制御を行
う第2要素駆動回路58を有すると共に、上記検出装置
7、8から得られた信号から上記の各制御回路への制御
信号を生成するための制御信号生成回路59、上記検出
装置7、8から得られた信号から光ディスク6に記録さ
れている情報を再生し、再生信号を生成するための情報
再生回路60を有している。
置7、8から得られた信号に基づいて、トラッキングエ
ラー信号TES、焦点誤差信号FES、球面収差信号S
AESを生成し、トラッキングエラー信号TESはトラ
ッキング駆動回路61へ、焦点誤差信号FESはフォー
カス駆動回路57へ、球面収差信号SAESは第2要素
駆動回路58へ出力するようになっている。そして、各
駆動回路では、各エラー信号に基づいて各部材の駆動制
御を行う。
誤差信号FESが入力されれば、このFESの値に基づ
いて、2要素対物レンズ9を光軸方向に移動させて、該
2要素対物レンズ9の焦点位置ずれを補正するようにフ
ォーカス・アクチュエータ53を駆動制御する。
差信号SAESが入力されれば、このSAESの値に基
づいて、レンズ第2要素5を光軸方向に移動させて、光
ピックアップ装置10の光学系で発生した球面収差を補
正するように第2要素アクチュエータ55を駆動制御す
る。但し、球面収差補正機構で球面収差を補正する場合
には、2要素対物レンズ9のレンズ第1要素4とレンズ
第2要素5との間隔は固定し、該球面収差補正機構に入
力された球面収差信号SAESの値に応じて、球面収差
を補正する。
細について図2を参照しながら以下に説明する。なお、
説明の便宜上、図2に示す光ピックアップ装置10で
は、図1で示したミラー63については省略している。
ラム2、コリメートレンズ3、2要素対物レンズ9を構
成するレンズ第1要素4、レンズ第2要素5は、半導体
レーザ1の光ビーム照射面と光ディスクの光ビーム反射
面との間に形成される光軸OZ上に配置され、検出装置
7、8は、上記ホログラム2の回折光の焦点位置に配置
されている。
10において、半導体レーザ1から照射された光ビーム
は、ホログラム2で0次回折光として通過し、コリメー
トレンズ3によって平行光に変換された後、2枚のレン
ズ第1要素4およびレンズ第2要素5から構成される2
要素対物レンズ9を通過して、光ディスク6上の情報記
録層6cまたは6dに集光される。
は6dから反射された光ビームは、2要素対物レンズ9
のレンズ第2要素5、レンズ第1要素4、コリメートレ
ンズ3の順に各部材を通過してホログラム2に入射さ
れ、ホログラム2にて回折されて検出装置7、8上に集
光される。
受光部7bを、検出装置8は、第3受光部8a、第4受
光部8bを備えており、集光された光ビームはこれら検
出装置7、8によって電気信号に変換される。
基板6b、およびカバーガラス6aと基板6bとの間に
形成された2つの情報記録層6c、6dから構成されて
いる。つまり、光ディスク6は2層ディスクであって、
本光ピックアップ装置10は情報記録層6cまたは6d
に光ビームを集光させることで、各情報記録層から情報
を再生し、各情報記録層へ情報を記録するようになって
いる。
スク6の情報記録層は情報記録層6cまたは6dのいず
れかを表し、光ピックアップ装置10は、どちらの情報
記録層にも光ビームを集光させ、情報を記録または再生
できるものとする。
b、2c、2dを有している。
1の直線CL1と、光軸OZを中心とする第1の円E1
と第2の円弧E2で囲まれた領域である。
と上記第2の円弧E2で囲まれた領域である。
上記第1の円E1の、第1の領域2aおよび第2の領域
2bの形成面の反対側の領域を、光軸OZに直交し、且
つ第1の直線CL1に直交する第2の直線CL2によっ
て分割した領域である。
らの射出光を0次回折光として光ディスク6側に透過さ
せ、光ディスク6側からの反射光を回折して検出装置
7、8に導くようになっている。
から該ホログラム2を通過する光ビームを回折し、各領
域で異なる点に集光させるように形成されている。
射された光ビームのうち、ホログラム2の第1の領域2
aで回折された第1の光ビームは、検出装置7の第1受
光部7aで集光スポットを形成し、ホログラム2の第2
の領域2bで回折された第2の光ビームは、検出装置7
の第2受光部7bで集光スポットを形成し、ホログラム
2の第3の領域2cで回折された第3の光ビームは、検
出装置8の第3受光部8aで集光スポットを形成し、ホ
ログラム2の第4の領域2dで回折された第4の光ビー
ムは、第8の検出装置の第4受光部8bで集光スポット
を形成する。
て図3を参照しながら以下に説明する。
2つの受光部(第1受光部7a、第2受光部7b)を並
置して形成され、検出装置8は、上記の2つの受光部
(第3受光部8a、第4受光部8b)を並置して形成さ
れている。
ぞれ2分割された光検出器11a、11bと12a、1
2bを備えている。そして、各受光部は、各光検出器の
分割線上に第1、第2の光ビームの集光スポットが形成
されるように配置され、光ビームを電気信号に変換す
る。
ぞれ光検出器13、14を備えており、第3と第4の光
ビームを電気信号に変換する。
駆動制御部51(図1)にて2要素対物レンズ9の焦点
位置ずれや光ディスク6からの情報再生に使用される。
例えば、上記電気信号は、情報再生回路60(図1)に
出力され再生信号RFに変換される。この時、光ディス
ク6に記録されている再生信号RFは、各光検出器から
出力された電気信号の総和で与えられる。
物レンズ9から射出された光ビームを、光ディスク上に
形成されたトラック上に集光させるために、トラッキン
グ駆動制御が行われる。すなわち、トラッキング・アク
チュエータ64(図1)を駆動して、2要素対物レンズ
9を光ディスク6のラジアル方向(半径方向)に移動さ
せて、光ビームをトラック上に集光させる。
ル方向にずれている量を示すトラッキングずれ(トラッ
キングエラー)信号TESは、検出装置8の第3受光部
8aの光検出器13と第4受光部8bの光検出器14と
からそれぞれ出力される電気信号13S、14Sを用い
て TES=13S−14S ・・・・・・・・・・・・・(2) で表される。
れ信号TESを求めて、トラッキングずれを計測方法
は、トラックと集光スポットとの位置関係により、ラジ
アル方向に反射回折光パターンのアンバランスが生じる
現象を利用したものであり、いわゆるプッシュプル方式
と呼ばれている。従って、このアンバランス量を計測す
るためには、ホログラム2が有する第3の領域2cと第
4の領域2dとを分割する第2の直線CL2は、ラジア
ル方向と直交することが望ましい。
要素対物レンズ9の焦点ずれ補正は以下のようにして行
う。
出装置7の第1受光部7a、第2受光部7bにおいて、
それぞれ受光される光ビームはどちらか一方の光検出器
にかたよる。
らの回折光を電気信号に変換する光検出器11a、11
bからの電気信号を11aS、11bSとして、第1焦
点誤差信号F1を、 F1=11aS−11bS ・・・・・・・・・・・・・(3) で与え、ホログラム2の第2の領域2bからの回折光を
電気信号に変換する光検出器12a、12bからの電気
信号を12aS、12bSとして、第2焦点誤差信号F
2を、 F2=12aS−12bS ・・・・・・・・・・・・・(4) で与えると、情報記録層に焦点が一致していない場合
は、F1、F2の各焦点誤差信号の出力値は焦点位置ず
れの量に相当する。
させておくためには第1焦点誤差信号F1およびF2の
出力を常に0となるように2要素対物レンズ9を光軸O
Z方向に移動させればよい。
するやり方は、一般にナイフエッジ法と呼ばれる。ここ
で、焦点位置ずれは、半導体レーザ1側から2要素対物
レンズ9を通過する光ビームが集光している焦点と、光
ディスク6の情報記録層の位置との離反量を表してい
る。
法として、ナイフエッジ法に限定されるものではなく、
例えば焦点位置前後のビームサイズ変化から焦点位置ず
れを検出するビームサイズ法を用いることも可能である
が、本実施の形態では、ナイフエッジ法を用いて焦点位
置ずれを検出する方法について説明する。
は、光ビームの有効径全域を使用して行うので、本実施
の形態において、FESの生成式は、上記焦点誤差信号
F1、F2を用いて、 FES=F1+F2 ・・・・・・・・・・・・・・(5) となる。
の検出について説明する。
ガラス6aの厚さが変化することなどが原因で球面収差
が発生する。球面収差が発生すると、焦点位置ずれ信号
FESにオフセットが発生しそのため、検出した焦点位
置ずれ信号FESが0を出力していても情報記録層上で
光ビームが最良像点と一致せず、情報の記録再生ができ
なくなる虞がある。
内周部と外周部で焦点位置が異なってくる。そこで、光
ビームの内周部と外周部の焦点ずれを検出することで、
集光光学系で発生する球面収差が検出できる。本実施の
形態においては、第1焦点誤差信号F1、第2焦点誤差
信号F2がそれぞれ光ビーム内周部と外周部の焦点ずれ
を検出しているので球面収差信号SAESの生成式は、 SAES=F1・・・・・・・・・・・・・・・(6) ないし、 SAES=F2・・・・・・・・・・・・・・・(7) となって、第1焦点誤差信号F1か第2焦点誤差信号F
2のいずれか一方の信号から検出することができる。
と、球面収差信号を示す、第1焦点誤差信号F1あるい
は第2焦点誤差信号F2は焦点ずれによって変化し、球
面収差を正確に検出できない。
面収差を検出する必要があるが、焦点ずれの影響を抑え
るために球面収差信号SAESを、 SAES=F1−(F1+F2)×K1 (K1は係数)・・・(8) あるいは、 SAES=F2−(F1+F2)×K2 (K2は係数)・・・(9) で与えてやれば良い。この時、定数K1、K2は焦点ず
れが生じてもSAESの変化が小さくなるように決定す
る。
利用して球面収差を検出しているが例えばビームサイズ
法を利用しても球面収差の検出は可能である。また、球
面収差を最も感度良く検出するために、光ビーム内周部
と外周部を分割しているホログラム2の第2の円弧E2
の径は、対物レンズ有効径の略70%に設定するのが望
ましい。
が小さくなるように球面収差の補正を行う。
が、情報の記録再生に必要なグルーブやランド、あるい
はピットが形成されており、グルーブ幅、ランド幅、ビ
ット幅は、照射される光ビームのスポット径よりも小さ
く形成されている。
記録層6cまたは6dで反射した光ビームの反射光に
は、図6に示すように、グルーブ、ランドあるいはピッ
トによって発生する次数の異なる回折光(0次光や±1
次光等)が含まれる。このような反射光が重なって対物
レンズ(2要素対物レンズ9)に戻ってきた場合、球面
収差が発生すると0次光と±1次光の重なり合った部分
で、回折光パターンの変化が生じ一様な強度分布ではな
くなる。
部で強度変化が生じ、光ビーム内周部あるいは外周部の
光ビームを用いて球面収差を検出するような上記の場合
には、正確に球面収差検出を行うことができない。この
ように、回折光の影響によって球面収差信号の感度は悪
くなる。
6の情報記録層における光ビームの反射で発生した回折
光による影響が極力小さい状態で検出すれば、感度良く
球面収差を検出できる。回折光の影響を小さくするに
は、光ディスク6の回折光の発生が少ない平坦領域で反
射した光ビームで球面収差を検出すればよい。
部)で光ビームが反射した場合と、光ディスク6のラン
ド・グルーブで光ビームが反射した場合とにおける、球
面収差信号と光ディスク6のカバーガラス6aの厚さ誤
差との関係を図4に示す。
で反射した場合の球面収差信号SAESの感度よりも、
ランド・グルーブで反射した場合の球面収差信号SAE
Sの感度が低下していることが分かる。すなわち、ラン
ド・グルーブのように、反射して回折光の影響を大きく
受けた状態で検出した球面収差信号SAESは、感度が
低下していることが分かる。
光ビームでは感度良く球面収差を検出することができ
る。
スク6の任意の位置に予め設定してもよいし、光ディス
ク6に既存の平坦領域を利用してもよい。例えばDVD
−RAMのように、図5に示すような記録領域間に存在
するミラー領域や、最内周部や最外周部にあるランド・
グルーブやピットが無い領域を、球面収差の平坦部とし
て利用してもよい。このミラー領域やランド・グルーブ
やピットが無い領域で、光ビームが反射している時に球
面収差を検出すれば、感度良く球面収差を検出すること
ができる。
在していても、情報を再生しているトラックにピットが
ない状態が連続し、更に隣接トラックにピットが存在し
ていなければ平坦部とほぼ同様な状態の領域ができる。
これらの領域を球面収差検出の平坦部として利用しても
よい。
した光ビームから球面収差を検出するためには、光ビー
ムが光ディスク6の平坦部で反射しているということを
知る必要がある。
ていることを知る方法として、例えば平坦部の位置を特
定する情報を予め光ディスク6に記録しておくことが考
えられる。例えば、光ディスク6の情報を記録する領域
のヘッダー部に、球面収差検出で利用する平坦部の位置
を特定する情報を記録することが考えられる。この場
合、ヘッダー部を読み取るだけで、いつ光ビームが平坦
部で反射しているのか知ることができる。
反射していることを知る他の方法として、光ディスク6
の反射強度の違いにより平坦部を特定することで、該平
坦部で光ビームが反射していることを知る方法がある。
た光ビームの強度は回折光を発生している時よりも大き
くなる。つまり、光ディスク6の平坦部で反射した光ビ
ームは回折光がほとんど発生していないと考えられるの
で、光ビームの強度はランド・グルーブやピットで反射
した光ビームよりも大きくなる。そこで、光ビームの反
射強度がある基準より大きくなったら、光ビームは光デ
ィスク6の平坦部で反射していると判断して、このとき
に球面収差の検出を行うようにすればよい。
特定した平坦部から反射した光ビームを球面収差の検出
する方法では、光ディスク6への情報の記録中あるいは
光ディスク6からの情報の再生中でも行えるので、情報
の記録再生中でも光ディスク6にある平坦部からの反射
光で球面収差の検出を感度良く行うことができる。
収差を補正すれば、光ビームの状態をより良好な状態で
情報の記録再生を行うことができる。
ば、光ビームの反射強度から平坦部の位置を特定する場
合は以下のような動作が考えられる。ここで、光ディス
ク6の平坦部を特定する平坦部特定手段として機能する
のは、制御信号生成回路59である。
強度を観察し続け、反射強度がある一定の値以上になれ
ば球面収差信号SAESを第2要素駆動回路58へ出力
する。第2要素駆動回路58は、入力された球面収差信
号SAESを基に光ピックアップ装置10の光学系で発
生した球面収差を補正するように第2要素アクチュエー
タ55を駆動制御する。
ー部で光ビームが反射していることを知る手段は、複数
の情報記録層を有する光ディスクでも可能なので、複数
の情報記録層を有する光ディスクの各情報記録層のミラ
ー部において球面収差検出が実現できる。
対物レンズの有効径内に入ってこない時に球面収差を検
出するようにしてもよい。この場合は、回折光の発生に
よって強度は低下するが0次光と1次光が重なって対物
レンズに戻ってこないので、回折光の重なりによるトラ
ッキングエラー信号TESの球面収差信号SAESへの
クロストークや干渉縞発生による球面収差信号SAES
の感度低下がなくなる。
さい場合には発生する球面収差量が小さいので、光ディ
スク読込み時のみに球面収差を検出し補正を行い、そし
て情報の記録再生中は球面収差の検出・補正を行わない
ということが可能である。この方法では、情報の記録再
生中に球面収差の検出・補正を行うための複雑な制御系
を省略することができる。
場合は、各情報記録層にジャンプした時に球面収差を検
出し、補正を行う。そして、情報の記録再生中は球面収
差の検出・補正を行わない。このとき検出された球面収
差補正量は、記憶手段に記憶され、一度読み込みに行っ
た情報記録層に再度ジャンプする時は記憶されている球
面収差補正量を用いて球面収差を補正する。
収差を補正する手段として、2要素対物レンズ9の第1
要素4と第2要素5の間隔を調整することによって補正
する手段が考えられるが、これに限定されるものではな
い。例えばコリメートレンズ3を移動させて、半導体レ
ーザ1とコリメートレンズ3との間隔を調整させてもよ
い。この場合、半導体レーザ1から射出されコリメート
レンズ3を通過した光ビームは非平行となり、球面収差
を発生させることができる。そして、この球面収差によ
り光ピックアップ装置の光学系の球面収差を補正するこ
とができる。
素対物レンズ9とコリメートレンズ3との間に、球面収
差補正機構を挿入してもよい。この球面収差補正機構
は、光ビームが該球面収差補正機構を通過する際に、球
面収差を発生させる光学系を構成している。
のパワーを持つ凸レンズと負のパワーを持つ凹レンズを
組み合わせたアフオーカル光学系を用いることが考えら
れる。この場合、これら2枚のレンズ間隔を調節するこ
とで、集光光学系に発生した球面収差を打ち消す球面収
差を発生させることができる。
て、正のパワーを持つ2枚の凸レンズを組み合わせたア
フォーカル光学系を用いることが考えられる。この場合
も、2枚のレンズ間隔を調節することで、集光光学系に
発生した球面収差を打ち消す球面収差を発生させること
ができる。
装置に本発明を適用した例について説明したが、これに
限定されるものではなく、光記録媒体に記録された情報
を再生する光再生装置にも適用できる。
媒体とするDVD−ROM装置、DVD−RAMを光記
録媒体とするDVD−RAM装置、CD−R/RWを光
記録媒体とするCD−R/RW装置、MDを光記録媒体
とするMD装置、MOを光記録媒体とするMO装置等の
光記録再生/再生装置に適用することができる。
D−RAMでは、記録層または再生層が複数層からなっ
ている。このような場合には、各層毎に、平坦部を特定
し、特定した平坦部からの反射光を用いて光ピックアッ
プ装置の集光光学系に発生する球面収差を検出するよう
にすればよい。したがって、各層毎に、感度よく球面収
差を検出することができるので、情報の記録/再生を適
切に行うことができる。
に、光ピックアップ装置に備えられた集光光学系を通過
した光ビームを、上記光記録媒体の平坦領域に照射し、
その反射光を用いて上記集光光学系に発生する収差を検
出する構成である。
系に発生した収差の検出を、上記光記録媒体の平坦領域
からの光ビームの反射光を用いることにより、収差検出
の感度を向上させることができるという効果を奏する。
るいは記録領域間に存在する平坦領域であってもよい。
記録領域間に存在する平坦領域では、グルーブやラン
ド、あるいはピットが形成された領域の影響が小さい状
態で光ビームが反射されるので、回折光の影響が極力小
さい状態で収差を検出することになり、この結果、感度
よく収差検出を行うことができるという効果を奏する。
るいは最外周部に存在する平坦領域であってもよい。
最外周部に存在する平坦領域は、再生領域あるいは記録
領域間に存在する平坦領域よりも、グルーブやランド、
あるいはピットの形成領域から遠い位置に形成されてい
るので、グルーブやランド、あるいはピットによる回折
光の影響をさらに小さくすることができる。これによ
り、再生領域あるいは記録領域間に存在する平坦領域か
らの反射光を利用する場合よりも、感度よく収差を検出
することができるという効果を奏する。
記録媒体で反射された反射光量に基づいて特定してもよ
い。
光量で特定されるようになるので、予め平坦領域を特定
しておく必要がなくなる。
たときにのみ、このときの反射光を用いて収差検出を行
うようにすれば、常に、感度よく収差検出を行うことが
できるという効果を奏する。
に、光記録媒体に対して、光ピックアップ装置を用いて
情報の記録再生を行うと共に、上記光ピックアップ装置
に備えられた集光光学系を通過した光ビームを上記光記
録媒体に照射し、その反射光を用いて上記集光光学系に
発生する収差を検出する光記録再生方法において、上記
光記録媒体に対する情報の記録再生時に、該光記録媒体
に存在する平坦部を特定し、この特定した平坦部に、上
記集光光学系を通過した光ビームを照射し、その反射光
を用いて該集光光学系に発生する収差を検出する構成で
ある。
出に使用する平坦部を特定し、特定した平坦部からの光
ビームの反射光を用いて集光光学系に発生した収差を検
出するようになっているので、光記録媒体に対する情報
の記録再生時であっても、複雑な制御を行うことなく、
簡単に集光光学系に発生した収差を、簡単に且つ感度よ
く検出することができるという効果を奏する。
いは記録領域間に存在する領域から特定してもよい。
記録領域間に存在する領域から特定された平坦部では、
グルーブやランド、あるいはピットが形成された領域の
影響が小さい状態で光ビームが反射されるので、回折光
の影響が極力小さい状態で収差を検出することになり、
この結果、感度よく収差検出を行うことができるという
効果を奏する。
いは最外周部に存在する領域から特定してもよい。
最外周部に存在する領域から特定された平坦部は、再生
領域あるいは記録領域間に存在する領域から特定される
平坦部よりも、グルーブやランド、あるいはピットの形
成領域から遠い位置に形成されているので、グルーブや
ランド、あるいはピットによる回折光の影響をさらに小
さくすることができる。これにより、再生領域あるいは
記録領域間に存在する平坦領域からの反射光を利用する
場合よりも、感度よく収差を検出することができるとい
う効果を奏する。
度に基づき特定するようにしてもよい。
ピックアップ装置等の既存の装置を流用すればよいの
で、平坦部を特定するための特別な機構を設ける必要が
ない。これにより、簡単な構成で、光記録媒体の情報の
記録再生時に平坦部を特定することができるという効果
を奏する。
が記録されるヘッダー領域に、該光記録媒体に存在する
平坦部の位置情報を記録してもよい。
再生を行う際に、必ず読み込まれるヘッダー領域に光記
録媒体に存在する平坦部の位置情報が記録されているこ
とで、光記録媒体の情報の記録再生時に確実に平坦部を
特定することができる。
録再生時に、集光光学系に発生する収差を感度よく検出
することができるという効果を奏する。
再生層を有している場合、上記集光光学系で発生する収
差の検出を、記録層毎あるいは再生層毎に行うようにし
てもよい。
感度よく収差検出を行うことができる。したがって、例
えば、DVD−RAMやDVD−ROM等の、複数の記
録層あるいは再生層を有する光記録媒体を使用した場合
であっても、収差検出を感度よく行うことができるとい
う効果を奏する。
に、光記録媒体に対して光学的に情報の記録再生を行う
光ピックアップ装置と、上記光ピックアップ装置に備え
られた集光光学系を通過した光ビームを、上記光記録媒
体に照射し、その反射光を用いて上記集光光学系に発生
する収差を検出する収差検出手段と、上記光記録媒体に
存在する平坦部を特定する平坦部特定手段とを有し、上
記収差検出手段は、上記平坦部特定手段により特定され
た平坦部からの反射光に基づいて収差を検出する構成で
ある。
の記録再生時に、収差検出手段は、平坦部特定手段によ
って、特定された、光記録媒体に存在する平坦部からの
反射光、すなわち回折光の影響の小さい反射光により、
感度よく収差検出を行うことができるという効果を奏す
る。
領域あるいは記録領域間に存在する領域から平坦部を特
定してもよい。
記録領域間に存在する領域から特定された平坦部では、
グルーブやランド、あるいはピットが形成された領域の
影響が小さい状態で光ビームが反射されるので、回折光
の影響が極力小さい状態で収差を検出することになり、
この結果、感度よく収差検出を行うことができるという
効果を奏する。
周部あるいは最外周部に存在する領域から平坦部を特定
してもよい。
最外周部から特定された平坦部は、再生領域あるいは記
録領域間に存在する領域から特定される平坦部よりも、
グルーブやランド、あるいはピットの形成領域から遠い
位置に形成されているので、グルーブやランド、あるい
はピットによる回折光の影響をさらに小さくすることが
できる。これにより、再生領域あるいは記録領域間に存
在する平坦領域からの反射光を利用する場合よりも、感
度よく収差を検出することができるという効果を奏す
る。
反射光強度に基づき平坦部を特定するようにしてもよ
い。
機構を設けることなく、光記録媒体の情報の記録再生時
に平坦部を特定することができるという効果を奏する。
概略構成ブロック図である。
ックアップ装置の概略構成図である。
装置の概略構成図である。
ィスクのランド・グルーブで反射した光ビームによる球
面収差信号の変化を示すグラフである。
例を示す図である。
ームが、回折光を発生する状況を示す説明図である。
Claims (14)
- 【請求項1】光ピックアップ装置に備えられた集光光学
系を通過した光ビームを、光記録媒体の平坦領域に照射
し、その反射光を用いて上記集光光学系に発生する収差
を検出することを特徴とする収差検出方法。 - 【請求項2】上記平坦領域は、光記録媒体の再生領域あ
るいは記録領域間に存在する平坦領域であることを特徴
とする請求項1記載の収差検出方法。 - 【請求項3】上記平坦領域は、光記録媒体の最内周部あ
るいは最外周部に存在する平坦領域であることを特徴と
する請求項1記載の収差検出方法。 - 【請求項4】上記平坦領域は、上記光ビームが光記録媒
体で反射された反射光量に基づいて特定される領域であ
ることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の
収差検出方法。 - 【請求項5】光記録媒体に対して、光ピックアップ装置
を用いて情報の記録再生を行うと共に、上記光ピックア
ップ装置に備えられた集光光学系を通過した光ビームを
上記光記録媒体に照射し、その反射光を用いて上記集光
光学系に発生する収差を検出する光記録再生方法におい
て、 上記光記録媒体に対する情報の記録再生時に、該光記録
媒体に存在する平坦部を特定し、この特定した平坦部
に、上記集光光学系を通過した光ビームを照射し、その
反射光を用いて該集光光学系に発生する収差を検出する
ことを特徴とする光記録再生方法。 - 【請求項6】上記平坦部を、光記録媒体の再生領域ある
いは記録領域間に存在する平坦領域から特定することを
特徴とする請求項5記載の光記録再生方法。 - 【請求項7】上記平坦部を、光記録媒体の最内周部ある
いは最外周部に存在する平坦領域から特定することを特
徴とする請求項5記載の光記録再生方法。 - 【請求項8】上記平坦部を、光記録媒体からの反射光強
度に基づき特定することを特徴とする請求項5ないし7
の何れかに記載の光記録再生方法。 - 【請求項9】光記録媒体の再生あるいは記録位置情報等
が記録されるヘッダー領域に、該光記録媒体に存在する
平坦部の位置情報が記録されていることを特徴とする請
求項5ないし8の何れかに記載の光記録再生方法。 - 【請求項10】上記光記録媒体が、複数の記録層あるい
は再生層を有している場合、上記集光光学系で発生する
収差の検出を、記録層毎あるいは再生層毎に行うことを
特徴とする請求項5ないし9の何れかに記載の光記録再
生方法。 - 【請求項11】光記録媒体に対して光学的に情報の記録
再生を行う光ピックアップ装置と、 上記光ピックアップ装置に備えられた集光光学系を通過
した光ビームを、上記光記録媒体に照射し、その反射光
を用いて上記集光光学系に発生する収差を検出する収差
検出手段と、 上記光記録媒体に存在する平坦部を特定する平坦部特定
手段とを有し、 上記収差検出手段は、上記平坦部特定手段により特定さ
れた平坦部からの反射光に基づいて収差を検出すること
を特徴とする光記録再生装置。 - 【請求項12】上記平坦部特定手段は、光記録媒体の再
生領域あるいは記録領域間に存在する領域から平坦部を
特定することを特徴とする請求項11記載の光記録再生
装置。 - 【請求項13】上記平坦部特定手段は、光記録媒体の最
内周部あるいは最外周部に存在する領域から平坦部を特
定することを特徴とする請求項11記載の光記録再生装
置。 - 【請求項14】上記平坦部特定手段は、光記録媒体から
の反射光強度に基づき平坦部を特定することを特徴とす
る請求項11ないし13の何れかに記載の光記録再生装
置。
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