JP2012109009A - ホログラフィック複製システム内の平行トラックをもつマスタ向けのサーボ制御システム - Google Patents

ホログラフィック複製システム内の平行トラックをもつマスタ向けのサーボ制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP2012109009A
JP2012109009A JP2011249288A JP2011249288A JP2012109009A JP 2012109009 A JP2012109009 A JP 2012109009A JP 2011249288 A JP2011249288 A JP 2011249288A JP 2011249288 A JP2011249288 A JP 2011249288A JP 2012109009 A JP2012109009 A JP 2012109009A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detector
master disk
disk
beams
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011249288A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012109009A5 (ja
JP5989986B2 (ja
Inventor
Wang Shoufeng
シューフェング・ワン
Gianni Bonanni Pierino
ピエリノ・ジャンニ・ボナンニ
Xiaolei Shi
シャオレイ・シー
Zhiyuan Ren
チユアン・レン
Sha Fa
ファ・シャア
Petrovich Ostroboekhoff Viktor
ビクター・ペトロヴィッチ・オストロべークホフ
Wang Xinghua
シンファ・ワン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JP2012109009A publication Critical patent/JP2012109009A/ja
Publication of JP2012109009A5 publication Critical patent/JP2012109009A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5989986B2 publication Critical patent/JP5989986B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/28Re-recording, i.e. transcribing information from one optical record carrier on to one or more similar or dissimilar record carriers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B7/0065Recording, reproducing or erasing by using optical interference patterns, e.g. holograms
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/135Means for guiding the beam from the source to the record carrier or from the record carrier to the detector
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/24Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
    • G11B7/26Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of record carriers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/24Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
    • G11B7/2403Layers; Shape, structure or physical properties thereof
    • G11B7/24035Recording layers
    • G11B7/24044Recording layers for storing optical interference patterns, e.g. holograms; for storing data in three dimensions, e.g. volume storage

Abstract

【課題】ホログラフィック複製システム内のマスタディスクからの光データの読出しを制御する技法を提供すること。
【解決手段】マスタディスク内の欠陥または記録プロセス中のディスクの動きにより、ソースビームが目標データトラックからずれることがある。いくつかの実施形態では、検出器システムを使用して、マスタディスク上のソースビームの集束および位置合わせ、ならびにホログラフィック複製システムに対するディスクの傾斜および回転を判定する。検出器システムは、ソースビームの反射の強度分布のずれを検出し、集束、追跡、傾斜、および/または回転の誤差に対応する誤差信号を生成することができる。サーボ機構デバイスは、そのような誤差を補償するように光学構成要素を作動させることができる。
【選択図】図11

Description

本技法は、一般に、ビット単位のホログラフィックデータ記憶技法に関する。より詳細には、本技法は、ホログラフィックディスクにおける平行複製のための方法およびシステムに関する。
演算力が進化したため、演算技術は、とりわけ消費者向けビデオ、データ保管、文書記憶、撮像、および動画生成などの新しい適用領域に入った。これらの適用分野では、記憶容量およびデータレートを増大させるデータ記憶技法を開発するように求め続けてきた。
データ記憶技術における開発の一例は、光記憶システム向けの記憶容量が累進的に大きくなっていることであろう。たとえば、1980年代初期に開発されたコンパクトディスクは、650〜700MB前後のデータ容量、すなわち74〜80分前後の2チャネル音声プログラムを有する。これに比べて、1990年代初期に開発されたデジタル多用途ディスク(DVD)形式は、4.7GB(単層)または8.5GB(2層)前後の容量を有する。さらに、より高分解能のビデオ形式への要求など、ますます増大する要求を満たすために、いっそう大容量の記憶技法が開発されてきた。たとえば、Blu−ray Disc(商標)形式などの大容量記録形式は、単層ディスク内に約25GBまたは2層ディスク内に50GBを保持することが可能である。演算技術が引き続き進化するにつれて、いっそう大きい容量をもつ記憶媒体が望まれるであろう。ホログラフィック記憶システムおよびマイクロホログラフィック記憶システムは、記憶業界で増大する容量要件を実現できる他の進化している記憶技術の例である。
ホログラフィック記憶とは、感光性の記憶媒体内で2つの光ビームが交差することによって生じる3次元干渉パターンの像であるホログラムの形でデータを記憶することである。ページベースのホログラフィック技法とビット単位のホログラフィック技法の両方が推進されてきた。ページベースのホログラフィックデータ記憶では、デジタルで符号化されたデータ(たとえば、複数のビット)を含む信号ビームが、記憶媒体の体積内で基準ビーム上に重畳され、その結果、体積内の媒体の屈折率を変調させる化学反応を招く。したがって、各ビットは通常、干渉パターンの一部として記憶される。ビット単位のホログラフィまたはマイクロホログラフィックデータ記憶では、すべてのビットは、通常2つの対向伝搬する集束された記録ビームによって生成されるマイクロホログラムまたはブラッグ反射格子として書き込まれる。次いでデータは、マイクロホログラムに反射する読出しビームを使用することによって取り出されて、記録ビームを再構築する。
米国特許出願第12/949,621号公報
ビット単位のホログラフィックシステムは、より密集しかつ層に集束するマイクロホログラムの記録を可能にし、それによって従来の光学システムよりさらに大きい記憶容量を提供することができる。しかし、ビット単位のホログラフィックシステムの帯域幅は、単一の通信チャネルの転送レートおよびホログラフィック記憶ディスクの回転速度によって制限されることがある。たとえば、12倍のBDレートのBlu−ray(商標)システムの典型的なディスク回転速度では、単一チャネルの転送は約430Mビット/秒になるであろう。この転送レートでは、ディスク内の1データ層当たりの記録時間は約500秒である。ビット単位のマイクロホログラフィックシステムにおける誤差率を低減させながら転送レートを増大させる技法が有利であろう。
本技法の一実施形態は、ホログラフィック複製システム内でマスタディスクからの信号を読み出す方法を提供する。この方法は、ホログラフィック複製システム内でマスタディスク内の複数の目標データトラックの方へ複数のソースまたは読出しビームを放出して、マスタディスク上に複数の照射スポットを形成するステップと、マスタディスクからの複数のソースビームの反射を含む複数の信号ビームをマスタディスクから受け取るステップとを含む。次いでこの方法は、複数の信号ビームに基づいて、複数の照射スポットが複数の目標データトラック内に集束および位置合わせされているかどうかを判定する。この方法は、複数の照射スポットが複数の目標データトラック内に集束または位置合わせされていないと判定されたとき、光学システムを調整する。
別の実施形態は、ホログラフィック複製システムを提供する。このシステムは、マスタディスク内の複数の目標データトラックの方へ複数のソースビームを放出するように構成された光学システムと、マスタディスクからの複数のソースビームの反射を受け取り、受け取った反射に基づいて、1つまたは複数の誤差信号を生成するように構成された検出器システムとを含む。このシステムは、1つまたは複数の誤差信号に基づいて、光学システム内の構成要素を作動させるように構成された1組のサーボ機構デバイスをさらに含む。
さらに別の実施形態は、光学システム、検出器システム、および1つまたは複数のサーボ機構デバイスを含む複製システムを含む。光学システムは、マスタディスク内の複数の目標データトラックの方へ複数のソースビームを放出し、マスタディスクからの複数のソースビームの反射を含む複数の反射をマスタディスクから受け取るように構成される。検出器システムは、複数の反射を受け取り、受け取った複数の反射に基づいて、集束信号、追跡信号、傾斜信号、および回転信号のうちの1つまたは複数を生成するように構成される。1つまたは複数のサーボ機構デバイスは、集束信号、追跡信号、傾斜信号、および回転信号のうちの1つまたは複数に基づいて、光学システム内の構成要素を作動させるように構成される。
本発明の上記その他の特徴、態様、および利点は、添付の図面を参照して以下の詳細な説明を読めば、よりよく理解されるであろう。図面全体にわたって、同じ文字は同じ部分を表す。
実施形態による、データトラックを有する光ディスクを示す図である。 実施形態による、マイクロホログラフィック複製システムのブロック図である。 実施形態による、単一ビームによる複製技法と複数の平行ビームによる複製技法を比較するための概略図である。 実施形態による、単一ビームによる複製技法と複数の平行ビームによる複製技法を比較するための概略図である。 実施形態による、ホログラフィックディスクの複数のトラックから読み出す多ヘッドシステムの概略図である。 実施形態による、複数のビームを伝送してホログラフィックディスクの複数のトラックから読み出す単一のヘッドの概略図である。 実施形態による、スピンドル上に取り付けられたマスタディスクおよび複製ディスクの図である。 実施形態による、いくつかのタイプのディスクの欠陥の概略側面図である。 実施形態による、ディスクの傾斜がホログラフィックディスク内に形成された照射スポットに与える影響を表すグラフである。 実施形態による、タイミング情報ならびにリードイン領域およびリードアウト領域を含むホログラフィックディスク内の平行データトラックの放射状の図である。 実施形態による、ホログラフィックディスク内のデータトラックおよび照射スポットアレイの放射状の図である。 実施形態による、ホログラフィックディスク内のデータトラックおよび照射スポットアレイの放射状の図である。 実施形態による、ホログラフィック記録システムの概略図である。 実施形態による、ホログラフィック記録システム内の検出システムの概略図である。 実施形態による、ホログラフィック記録システム内で使用できる傾斜動作を表す概略図である。 実施形態による、ホログラフィック記録システム内のマスタディスクのための初期化プロセスの流れ図である。 実施形態による、ホログラフィック記録システム内の連続線速度技法を表す図である。 実施形態による、ホログラフィック記録システム内の連続角速度技法を表す図である。
本技法の1つまたは複数の実施形態について、以下に説明する。これらの実施形態の簡潔な説明を提供する目的で、実際の実装形態のすべての特徴について本明細書で説明するわけではない。あらゆるそのような実際の実装形態の開発において、あらゆる工学または設計計画の場合と同様に、実装形態ごとに変動しうるシステム関連および事業関連の制約に対する準拠など、開発者の特有の目標を実現するには、多数の実装形態に特有の決定を行わなければならないことを理解されたい。さらに、そのような開発努力は、複雑で時間のかかることもあるが、それにもかかわらず、本開示の利益を有する当業者には設計、製作、および製造の日常的な業務であろうということを理解されたい。
ビット単位のホログラフィックデータ記憶システムは通常、記録媒体(たとえば、ホログラフィックディスク)内部で2つの重複および干渉するビームを放出することによって記録することを伴う。データビットは、集束されたビームによって照射されると容量測定の光反射体として働くマイクロホログラムと呼ばれる、顕微鏡でしか見えない寸法の局部的なホログラフィックパターンの有無によって表される。たとえば、図1に示すホログラフィックディスク10は、データビットをどのようにディスク10の1層に組織化できるかを表す。通常、ホログラフィックディスク10は、丸い、実質上平面のディスクであり、透過性のプラスチック膜内に1つまたは複数のデータ記憶層が埋め込まれる。これらのデータ層は、ビット単位のホログラフィックデータ記憶に使用されるマイクロホログラムなど、深さが実質上局部化された光を反射できる材料からなる任意の数の修正された領域を含むことができる。いくつかの実施形態では、これらのデータ層は、ディスク10に当たる光ビームの照度に応答するホログラフィック記録可能材料内に埋め込むことができる。たとえば、異なる実施形態では、ディスク10の材料は、閾値応答性または線形応答性とすることができる。データ層は、厚さ約0.05μm〜5μmとすることができ、約0.5μm〜250μmの離隔距離を有することができる。
マイクロホログラム形式のデータは、同心円状の円形トラックまたは他の構成も使用できるが、通常、連続した螺旋状のトラック12内でディスク10の外縁部から内側の際へ記憶することができる。スピンドル孔14は、ホログラフィックシステム内のスピンドルの周囲に係合するように寸法設定することができ、したがってディスク10は、データ記録および/または読出しのために回転することができる。スピンドルの回転は、記録および/または読出しプロセス中に一定の線速度または一定の角速度を維持するように、閉ループシステムによって制御することができる。さらに、ディスクスピンドル、記録光学系、および/または読出し光学系は、光学システムがディスクの半径全体にわたって記録または読出しを行えるように、平行移動台によって動かすことができ、またはディスクの径方向に運ぶことができる。
マスタディスクからデータを読み出し、かつマイクロホログラムを複製ディスク10に記録する一般的なシステムを、図2のブロック図に提供する。ホログラフィックシステム16は光源18を含み、光源18は、ソースまたは読出しビーム20と基準ビーム22に分割することができる。論じるように、いくつかの実施形態では、光源18(単一の光源であっても、複数の単一モードの偏光させた光源であってもよい)は、ディスク10内の平行トラック12上に記録すべき複数のほぼ平行の光ビームを放出することができる。複数のソースビームもまた、複数の読出しビーム20と複数の基準ビーム22に分割することができる。読出しビーム20は、マスタディスクへ伝送し、マスタディスク内に記録されたデータに応じて変調することができる(ブロック24)。読出しビーム20は、マスタディスクを透過またはマスタディスクから反射することができ(ディスク10のタイプおよび/またはシステム16の構成に応じる)、読出しビーム20のうちマスタディスクを透過またはマスタディスクから反射した部分は、マスタディスクから読み出されたデータを含むことができる。いくつかの実施形態では、光学系およびサーボ機構システム40は、マスタディスク読出しシステム24へ結合することができる。光学系およびサーボ機構システム40は、複数のソースまたは読出しビーム20をマスタディスク上で集束させるように構成された様々な光学構成要素およびサーボ機構構成要素を含むことができる。論じるように、システム16および/またはマスタディスクの様々な欠陥は、マスタディスクを読み出す際に誤差を招くことがあり、その結果、複製ディスク10内で複製する際に誤差を招くことがある。光学系およびサーボ機構システム40は、そのような誤差を低減させることができる。
ソースまたは読出しビーム20のうち透過または反射された部分は、信号ビーム26と呼ぶことができる。信号ビーム26は、複製ディスク10へ誘導することができ、したがって、マスタからのデータを複製ディスク10上で複製することができる。信号ビーム26は、集束された信号ビーム30をディスク10の特定の位置上で集束させるように構成された様々な光学デバイスおよびサーボ機構デバイスを含むことができる別の光学系およびサーボ機構システム28を通過することができる。たとえば、光学系およびサーボ機構システム28は、集束された信号ビーム30をディスク10内の特定のデータ層またはデータトラック12へ集束させることができる。
基準ビーム22はまた、集束された基準ビーム34が集束された信号ビーム30と重複するように、集束された基準ビーム34をディスク10内の特定のデータ層またはデータトラック12へ集束させるように設計された様々な光学系およびサーボ機構デバイスを含む光学系およびサーボ機構システム32を通過することができる。マイクロホログラムは、ホログラフィックディスク10内で、2つの重複する対向伝搬する集束されたレーザビーム30および34によって形成された干渉パターンの照射されたスポット内に記録することができる。いくつかの実施形態では、記録されたマイクロホログラムは、集束された基準ビーム34を使用してディスク10から取り出すことができる。データ反射36と呼ばれる集束された基準ビーム34の反射は、信号検出38のために検出器で受け取ることができる。
そのような光学構成要素およびサーボ機構構成要素28、32、および40は、ホログラフィックディスク10に記録するエンドユーザデバイスの複雑さを増すことがある。本技法は、単一ビーム露光を使用してエンドユーザデバイスによってディスク10を修正および/または消去できるように、ホログラフィックディスク10をマイクロホログラムで事前にフォーマットおよび/または事前にポピュレートする方法およびシステムを提供する。ホログラフィックディスクの事前ポピュレートとは、ホログラフィックディスク10の製造プロセス中のマイクロホログラムの事前記録ということができる。事前ポピュレートプロセス中に記録されるマイクロホログラムは、コード、アドレス、追跡データ、および/または他の補助情報を表すことができる。事前に記録されたマイクロホログラムは、重複する対向伝搬ビームではなく、単一のビームを使用して後に修正および/または消去することができる。したがって、エンドユーザシステムは、事前にポピュレートされたホログラフィックディスクへデータを記録するために、重複する対向伝搬レーザビームを維持する必要はない。その代わり、1つまたは複数の片面ビームを使用するエンドユーザシステムを使用して、事前にポピュレートされたホログラフィックディスク上でマイクロホログラムを修正および/または消去することによって、データを記録することができる。
対向伝搬ビームでマイクロホログラムを記録してホログラフィックディスクを事前にポピュレートすることで、エンドユーザデバイスに対するマイクロホログラム修正の複雑さを低減できる一方、本技法によれば、ディスクを事前にポピュレートするプロセスも改善することができる。論じたように、ホログラフィックディスク10を事前にポピュレートするとき、マスタディスクおよび複製ディスク10をホログラフィックシステム内のスピンドル上で回転させることができる。回転中、読出しビームは、マスタディスク上のデータによって変調されるように誘導され、次いで変調された信号ビームは、複製ディスク10へ誘導されて対向伝搬ビームと重複し、選択されたトラック12上でマイクロホログラムを記録する。マスタディスクおよび複製ディスクの回転速度は、一部にはディスク材料の機械的強度によって制限される。回転速度が制限されると、マイクロホログラムを記録できる転送レートが制限される。たとえば、Blu−ray Disc(商標)の典型的なディスク回転速度では、単一チャネルシステムにおける転送レートは、12倍のBDレートで約430Mビット/秒になりうる。この転送レートでは、ディスク内の1データ層当たりの記録時間は約500秒である。
1つまたは複数の実施形態では、多ビームマイクロホログラム記録技法を使用して、ホログラフィックディスク10に対する転送レートを増大させ、記録時間を低減させることができる。たとえば、マスタディスクの複数のトラック12からマイクロホログラムを読み出すことは、複数のビームをマスタディスクへ誘導して2つ以上のトラック12に照射することを伴うことがある。1つのビームとは、実質上同じ方向に同じ1組の光学要素を通って伝搬する光の集まりということができ、異なる光源から発生した光を含むことができる。マスタディスクに照射することから生じる複数のデータビームは、複製ディスク10の2つ以上のトラック12へ誘導されて複数の基準ビームと重複し、照射スポットの干渉パターンを作ることができ、その結果、複製ディスク10の平行トラック12内に複数のマイクロホログラムを記録することができる。さらに、いくつかの実施形態では、重複するビームは、データ層の平面に対して比較的小さい面積を有する集束されたスポットで干渉することがある。干渉パターンの集束された照射スポットは、照射されない領域によって分離することができる。データ層上で照射される領域を制限することによって、記録されたマイクロホログラムの深さの広がりを所望の寸法に制限し、かつ/または所望のデータ層上(たとえば、約0.05μm〜5μm)で制限することができる。
図3Aおよび3Bの概略図は、マイクロホログラムを平行して記録するための2つの異なる手法を比較する。図3Aでは、単一ビーム手法42を使用する広視野照射は、単一のビーム44を使用してマスタディスク46内の比較的広い視野(たとえば、複数のデータトラック12に及ぶ)に照射することを含む。マスタディスク46は、複製ディスク10上へ複製すべきデータを含むことができ、単一のビーム44で複数のデータトラック12に及ぶことで、複数のデータトラック12上のデータを同時に複製することができる。マスタディスク46からの反射48は、図3Aにはレンズとして表す光撮像システム50を透過することができ、光撮像システム50は、反射48を集束させて、集束された反射52を複製ディスク10へ誘導することができる。単一の広視野基準ビーム54はまた、複製ディスク10の反対側へ誘導することができ、したがって集束された反射52および基準ビーム54は、対向伝搬および干渉してホログラムパターン56を形成することができる。複製ディスク10は、垂直の線L0、L1、およびL2によって表す複数のデータ層76を有することができる。
しかし通常、単一のビーム44および54の照射の視野を増大させると、複製ディスク10内の記録されたホログラムの深さの広がりも増大する。深さの広がり特性の増大とは、ホログラムの寸法の増大ということができ、ホログラムは、(単一のビーム44および54の方向に)ディスク10のより大きい厚さ全体に及ぶことがあり、また2つ以上の層全体に及ぶことがある。たとえば、単一のビーム44および54はどちらも層L1へ誘導できるが、そのようなページベースの広視野照射システムに通常使用される線形材料は、広い照射視野に対する感度が比較的高いことがあり、隣接する層L0およびL2内の材料も、単一のビーム44および54による影響を受けることがある。したがって、1つのホログラフィックパターンの記録には2つ以上のデータ層を必要とすることがあるため、ホログラム記録における深さの広がりの増大は、ホログラフィックディスク10のデータ容量を制限または低減させることがある。
本技法の一実施形態は、複数平行ビーム手法58で提示される。単一ビーム手法42のように単一のビームを比較的広い視野に照射するのではなく、複数ビーム手法58は、ホログラフィックディスク10に複数の対向伝搬ビームを当てることを伴う。一実施形態では、複数の読出しビーム60がマスタディスク46へ誘導される。各ビームは、1つのトラック12上で集束させることができ、マスタディスク46からの反射62(または、様々なシステム設計に応じて透過)は、図3Aおよび3Bにはレンズとして表す光撮像システム50を透過することができ、光撮像システム50は、反射62を複製ディスク10へ撮像することができる。
複数の基準ビーム66はまた、ディスク10の反対側へ誘導することができる。いくつかの実施形態では、基準ビーム66および読出しビーム60は、共通の平行チャネル光源18(図2)から分割させることができ、いくつかの実施形態では、複数の基準ビーム66(およびしたがって、複数の信号ビーム60)は、様々な単一モードの偏光された光源から伝送することができる。平行の基準ビーム66および透過画像64は、対向伝搬および干渉して、ディスク10内のデータ層(たとえば、データ層L1)上に干渉パターンを形成することができる。干渉パターンは、照射されていない領域によって分離された複数の照射スポットを含むことができる(たとえば、各スポットは、平行ビームチャネル内の1対の対向伝搬ビームの干渉に対応することができる)。干渉スポットはそれぞれ、データ層L1内にマイクロホログラム68を形成することができる。データ層平面全体の面積に対して、(単一ビーム手法42での広い領域ではなく)データ層L1内のデータ層平面のほんの一部分しか照射されないため、照射パターン内のビームスポット(またはマイクロホログラム68)はそれぞれ、単一のデータ層L1内で比較的集束させることができ、場合によってはディスク10のデータ容量を増大させることができる。
いくつかの実施形態では、図4に示すように、複数のビームを使用して複数のトラック上でマイクロホログラムの読出しおよび/または記録を行うために、複数の光学ヘッドを利用することができる。光学ヘッド70はそれぞれ、単一のビームを放出することができ、複製システム16(たとえば、図2)内の複数の光学ヘッド70はそれぞれ、ディスク内のデータトラック12上にビーム60(たとえば、マスタ46への読出しビームまたは複製ディスク10へのデータビーム)を当てるように構成することができ、したがって複数のビーム60は、平行して複数のトラック12に照射する。いくつかの実施形態では、各光学ヘッドは、トラック12上でビーム60を集束させるように構成された別個の光学系を有することができる。
図5に示す別の実施形態では、複数のビームを使用して複数のトラック上でマイクロホログラムの読出しおよび/または記録を行うために、1組の光学系からの平行な複数の光ビーム60を伝送する光学ヘッド72を利用することができる。一実施形態では、単一の光学ヘッド72からの複数のビーム60は、光ビームを透過するのに適した個々のファイバからなる束を透過することができ、したがって各ビームは、光学ヘッド72からディスク10または46の複数のトラック12上へ伝送されるため、離散的である。
マスタディスク46の複数のトラック12からのデータを複製ディスク10の複数のトラック12へ複製する技法は、複数の読出しビームがそれぞれマスタディスク46上の特定のトラック12に合い、また複数の照射スポット(複数の信号および対向伝搬ビームによって形成される)が複製プロセス全体にわたって複製ディスク10上の特定のトラック12に合うように、ホログラフィック記録システムを構成することを伴う。実施形態では、マスタディスク46の読出しおよび複製ディスク10上の複製は、同時に実行することができる(たとえば、2つのディスク46および10を同じスピンドル上に取り付けて、それぞれの読出しおよび複製プロセス中に回転させることができる)。たとえば、図6は、スピンドル75上に取り付けられたマスタディスク46および複製ディスク10を有する一実施形態を示す。データトラックのピッチは、CDディスクでは約1.6μmであり、DVDでは約0.74μmであり、Blu−ray Disc(商標)では約0.3μmであるため、相当な精度を使用して、複数のデータトラック12間で複数の読出しビームおよび/またはデータビームの正確さを制御することができる。たとえば、複数の読出しビームがマスタディスク46の該当するデータトラック12から誤って位置合わせされた場合、不正確なデータが読み出されて複製ディスク10へ複製されることがある。
複製プロセスの正確さおよび精度は、マスタディスク46内の欠陥による影響を受けることがある。図7に示すように、ホログラフィックディスク46は、マイクロホログラム記録プロセスにおける正確さを低減させる複数の欠陥を有することがある。たとえば、ディスク46は、均等でない表面を有することがあり、したがって追跡ビーム86がディスク46内のデータ層76上に集束されたとしても、ディスク10の表面が均等でないために、ビームがディスク46に不正確に当たることがある。たとえば予期される位置78に対してディスク46が傾斜している場合も、不正確さを招くことがある。たとえば、ディスク46の上面と底面が平行でないことがあり、またはディスク46が、完全なディスク46より厚いことがあり、したがってディスク46が複製システム内のスピンドル上で嵌合されたとき、ディスク46またはディスク46の層76の位置は、予期される位置78からずれる。さらに、ディスク46は、予期される位置78に対するディスク46の湾曲した形状で表すように、反っていることがある。そのような不正確な位置決めまたは欠陥は、マスタディスク46からのマイクロホログラムの読出し誤差を招くことがあり、その結果、複製ディスク10におけるマイクロホログラムの複製誤差を招くことがある。
たとえば、図8は、ディスク46内のデータトラック12の予期される位置と実際の位置を比較するグラフ80を提供する。グラフ80のx軸およびy軸は、それぞれディスク46の径方向の距離および軸方向の距離(どちらもマイクロメートル単位)を提供する。ディスク46の径方向の中心は、x=0μmとすることができ、ディスクの上面および底面は、y=0μm〜y=−1200μmであることが予期される。y=0μmに表すように、ディスク46の上面84は、ディスク46の上面の予期される位置82に対して傾斜している。この傾斜は、ディスクの欠陥に起因することがあり、またはホログラフィック記録システム16(図2)に対するディスク46の傾斜に起因することがある。この傾斜を補償するための調整が行われない場合、マスタディスク46上に当たった読出しビームは、誤ったデータを読み出すことがあり(たとえば、ビームが所望のトラック12とは異なるトラック12に当たった場合)、またはデータを一切読み出さないことがある(たとえば、ビームがいかなるトラック12にも合わない場合)。たとえば、矢印86は、マスタディスク46から読み出すべき予期されるデータ位置を表す。このデータ位置は、所望のトラック12上とすることができ、ディスク10の上面84から約−600μm〜−602μmの範囲とすることができる。ディスク46の傾斜のため、実際の照射スポット88は、予期される照射スポット86から軸方向と径方向の両方にずれることがあり、場合によっては、ディスクの傾斜または欠陥の重大度に応じて、誤ったトラック12上に集束し、またはどのトラック上にも集束しない。そのようなずれの結果、マスタディスク46からマイクロホログラムを不正確に読み出し、不正確なデータビームを生成して複製ディスク10を複製することがある。
1つまたは複数の実施形態では、様々な技法を使用して、マスタディスク46の該当するデータトラック12上で読出しビームの位置を維持することができる。マスタディスク46の読出し中、マスタディスク46は、スピンドルの周りを回転することができ、光学ヘッドは、マスタディスク46の内側トラック12および/または外側トラック12から読み出すことができる。しかし、線速度(たとえば、単一のトラック12における線形の移動)は、内側トラック12の場合より外側トラック12の方が速い。したがって、1つまたは複数の実施形態は、ディスク46の異なる領域からデータを一貫して読み出すことができるように、マスタディスク46に当たるのを調節する技法を含む。
図9に示すように、いくつかの実施形態では、マスタディスク46は、他のデータトラック12に対して平行の主トラック90を含むことができる。主トラック90は、マスタディスク46内の位置に基づいてタイミング情報を提供するデータで符号化することができる。別の実施形態では、主トラック90は、固定周波数または変調ウォブルなどの符号化された特徴または変調マークを含むことができる。そのような符号化された特徴および/または変調マークは、データトラックに対するアドレスおよび/または位置情報を提供することができ、またディスクの回転速度を判定するためのマークとして働くこともできる。光学ヘッドは、主トラック90からの反射を検出して、ディスク46に対する主トラック90の位置を判定することができ、および/または符号化されたタイミング情報に基づいて、マスタディスクスピンドルの回転速度を調整することができる。いくつかの実施形態では、マスタディスク46は、(たとえば、データトラックの螺旋に沿って)ウォブルグルーブ90を含むことができ、それによって、読出しプロセスのためのタイミング情報を提供することもできる。たとえば、検出器は、ウォブルグルーブ90からの反射を検出し、ウォブルグルーブの反射に基づいて、読出しの線速度を判定することができる。
さらに、いくつかの実施形態では、マスタディスク46は、リードイン領域、ユーザデータ領域、およびリードアウト領域などの様々な機能領域を含むことができ、これらの領域を使用して、光学ヘッドをディスク46のデータトラック12へ位置合わせすることができる。たとえば、リードイン領域92およびリードアウト領域94を図9に示す。リードイン領域92およびリードアウト領域94は、初期化プロセス中に読出しビーム60と複数の目標データトラック12を位置合わせするために使用される特徴および情報を含むことができる。そのような特徴は、ビームの位置合わせに使用される1つまたは複数のトラックまたはグルーブを含むことができる。複製システムは、リードイン領域92内の1つまたは複数の目標トラック12またはグルーブからの複数の読出しビーム60の反射を分析し、位置合わせトラックまたはグルーブ上で集束および追跡を実現するように1つまたは複数の光学構成要素を調整することによって、マスタディスク46のリードイン領域92で追跡および集束を初期化することができる。同様に、システムは、リードアウト領域94で、複製プロセスを閉じることができ(たとえば、複製ディスク10の記録が完了した後)、それによって複製プロセスの評価を提供することができる。いくつかの実施形態では、リードイン領域92とリードアウト領域94を交換可能とすることができる(たとえば、複製プロセスは、領域92または94のどちらで開始および終了してもよい)。
さらに、マスタディスク46上の目標のデータトラック12上で複数の読出しビーム60を位置合わせするために、隣接するデータトラック12のピッチ距離に応じて、隣接する読出しビーム60間の距離を固定または調整することができる。固定のビームがデータトラック12のピッチより大きい距離を有する場合、読出しビーム60のアレイには、複数の目標のデータトラック12上で照射スポットの位置合わせを維持するように、角度を付けることができる。より具体的には、照射スポットアレイ(たとえば、複数の照射スポットによって形成される線)の向きは、ディスクの径方向に対して角度θを形成することができる。この角度θは、焦点位置がディスクの中心から縁部へ、またはその逆に動くにつれて、変化することができる。複数の照射スポットの向きの変化は、複数の目標データトラック上で複数の照射スポットの位置合わせを維持するように光学系およびサーボシステムを調整することによって実現することができる。
図11は、ホログラフィック複製システム100の構成の図を提供する。図11に表すように、マスタディスク46からのデータが取り出され、複製ディスク10上で複製される。読出しおよび複製プロセス中、マスタディスク46を回転させることができ、複数のソースまたは読出しビームを当て、それらがマスタディスク46から反射することによって、マスタディスク46を読み出すことができ、その結果複数の信号ビーム102が得られる。複製ディスク10は、複数の信号ビーム102を当てることによって複製されるときに回転させることができる。いくつかの実施形態では、マスタディスク46および複製ディスク10は、同時に回転させるために同じスピンドル上に取り付けることができる(図6に示す)。したがって、マスタディスク46の傾斜および/または欠陥を補償するように光学構成要素を作動させる方法は、マスタディスク46から該当するデータを読み出し、同時に複製ディスク10上で複製できるように、実質上動的に実行することができる。
ホログラフィック複製システム100は、マスタディスク46の複数のトラック12上に当てるべき複数のソースビームを放出する光源を含むことができる。マスタ光学システム104は、ディスク46の所望のトラック12上に複数のソースビームを集束させることができる。マスタディスク46のデータトラック12は、複数のソースビームの一部分を反射するデータ(たとえば、反射性パターンまたはマイクロホログラムの形式)を含む。所望のトラック12上に集束しなければ、その結果、誤ったデータを読み出したり、データを読み出さなかったりし、複製ディスク10上の複製誤差(たとえば、誤ったデータの複製、またはデータを複製しない)につながることがある。
1つまたは複数の実施形態では、マスタ光学システム104は、レンズまたはフィルタなどの光学構成要素を含むことができ、また、読出しおよび複製プロセス全体にわたって、マスタ光学システム104を通って放出される複数のソースビームを所望のトラック12上に集束させてマスタ46から該当するデータを読み出すことができるように、マスタ光学システム104内の様々な光学構成要素の動きを制御するように構成されたサーボ機構構成要素を含むことができる。マスタ光学システム104は、複数のソースビームの焦点が外れた場合、または意図しないデータトラック12上に集束された場合、誤差信号を生成できるフィードバック制御ループに基づいて作動させることができる。
ディスク46からの複数のソースもしくは読出しビームの反射、または複数の信号ビーム102は、マスタビーム検出器106へ伝送することができる。マスタビーム検出器106は、複数の信号ビーム102を分析して、集束誤差および/または追跡誤差を判定することができる。集束および/または追跡の誤差が検出された場合、データビーム検出器106は、マスタ光学システム104内のサーボ機構構成要素へ誤差信号を伝送することができる。次いでサーボ機構構成要素は、誤差を補償するようにマスタ光学システム104の光学構成要素を調整することができる。たとえば、サーボ機構構成要素は、複数の信号ビーム102に対応する照射スポットをマスタディスク46上の該当するデータトラック12に位置合わせおよび/または集束できるように、1つまたは複数のレンズを軸方向、径方向、および/または接線方向に傾斜させることができ、あるいは様々な構成要素をマスタディスク46の近くまたは遠くへ動かすことができる。
マスタディスク46のうち照射された部分に対応するデータを含む複数の信号ビーム102は、データ光学システム104および様々な他の要素(たとえば、ビームスプリッタ108およびダイクロイックフィルタ110)を透過してホログラフィック複製ディスク10のデータトラック12の方へ進むことができる。複数の信号ビーム102は、複製光学システム112を透過し、複製ディスク10上に当たることができる。対向伝搬する基準ビーム114は、複製ディスク10上の複数のデータビーム102に干渉するように集束させて、複製ディスク10上のマイクロホログラムを示す複数の照射スポットを形成することができる。いくつかの実施形態では、基準検出器システム116を使用して、基準光学システム112のサーボ機構構成要素を制御することができる。さらに、複製検出器システム118を使用して、対向伝搬ビーム102および114によって複製ディスク10上に形成される照射スポットの位置を制御することができる。
図12は、焦点誤差信号および/または追跡誤差信号を生成してそれぞれ傾斜制御装置および/または回転制御装置へ伝送するように構成された作動システムを示す。誤差信号の生成は、検出器システム106内の1組の検出器120によって始めることができる。この1組の検出器120は、複数の象限検出器122、124、および126を含むことができる。象限検出器122、124、および126はそれぞれ、複数のソースビーム102のうちの1つまたは複数の反射を検出するように構成され、検出された反射をそれぞれ使用して、マスタディスク46の傾斜、動き、および/または欠陥を判定することができる。
いくつかの実施形態では、各象限検出器122、124、および126は、複数の当てられたビームのうちの1つからの反射の強度分布を検出することができる。たとえば、象限検出器(たとえば、検出器120)のアレイは、マスタディスク46上に当たって反射したビーム(たとえば、複数の信号ビーム102)のアレイからの反射を検出することができる。一実施形態では、検出器122、124、および126はそれぞれ、焦点誤差信号(FES)および/または追跡誤差信号(TES)を生成するのに適したものとすることができる。FESは、検出器(たとえば、主検出器124)の4つの象限上で非点収差法を使用して判定することができる。TESは、検出器124の4つの象限上で差分位相法を使用して判定することができる。一実施形態では、主検出器124のFESおよびTESを使用して、複数のソースビームがいつ集束されなかったか、および/またはいつトラックから外れたかを判定することができる。
補助検出器122および126は、差分FESおよびTESに基づいて、それぞれ傾斜および回転誤差信号を生成するのに適したものとすることができる。たとえば、反射されたビーム132および136の強度分布を検出し、誤差生成器156および158へ伝送することができる。一実施形態では、照射アレイの様々なビームのそれぞれの強度分布を検出して、当てられたアレイ領域の傾斜を判定することができる。たとえば、象限検出器122で第1のビーム反射132を検出して誤差生成器156へ伝送することができ、誤差生成器156は、第1のFESを生成して、このFESを比較器150へ伝送する。象限検出器126で第2のビーム反射136を検出して誤差生成器158へ伝送することができ、誤差生成器158は、第2のFESを生成して、このFESを比較器150へ伝送する。比較器150は、第1のFESと第2のFESの差分を判定して、マスタディスク46の傾斜を判定することができる。たとえば、第1のFESが正であるのに対して、第2のFESが負である場合、比較器は、第1のビーム132が高い相対強度を有し、第2のビーム136が低い相対強度を有すると判定することができ、これは、第1のビーム132が当たるディスクの位置が第2のビーム136が当たるディスクの位置に対して前方へ傾斜するようにマスタディスク46が傾斜していることを示すことができる。比較器150は、この比較に基づいて傾斜誤差信号159を生成し、傾斜誤差信号159を制御装置160へ伝送することができる。傾斜誤差信号159は、マスタディスク46の傾斜した点線の輪郭によって表すことができるマスタディスク46の推定の傾斜を含む情報を含むことができる。これに応じて、制御装置160は、マスタ光学システム104に結合されたサーボ機構構成要素を制御することができ、追跡光学システム104内のレンズの傾斜した点線の輪郭によって表すように、様々な光学構成要素(たとえば、レンズ、フィルタなど)を動かしてマスタディスク46に対して傾斜させることができる。
反射されたビーム132および136の強度分布を検出して、マスタディスク46の回転を判定することもできる。たとえば、象限検出器122で第1のビーム反射132を検出して誤差生成器156へ伝送することができ、誤差生成器156は、第1の追跡誤差信号(TES)を生成して、このTESを比較器150へ伝送する。象限検出器126で第2のビーム反射136を検出して誤差生成器158へ伝送することができ、誤差生成器158は、第2のTESを生成して、このTESを比較器150へ伝送する。比較器150は、第1のTESと第2のTESの差分を判定して、マスタディスク46の回転を判定することができる。比較器150は、この比較に基づいて回転誤差信号158を生成し、回転誤差信号158を制御装置160へ伝送することができる。これに応じて、制御装置160は、マスタ光学システム104に結合されたサーボ機構構成要素を制御することができ、マスタディスク46に対して様々な光学構成要素(たとえば、レンズ、フィルタなど)を回転させることができる。
いくつかの実施形態では、2次元傾斜作動システムを用いることができる。たとえば、図13に示すように、検出システム120は、2次元アレイ内で放出された反射ビームを検出するように構成された複数の象限検出器122、124、126、162、および164を含むことができる。これらの2次元反射ビームを検出して、マスタディスク46の傾斜を2次元で判定することができる。たとえば、図12で論じた径方向の傾斜動作に加えて、1つまたは複数の実施形態では、象限検出器162および164で反射ビームを検出することもできる。象限検出器162および164は、象限検出器152および154と比較すると、マスタディスク46の表面から異なる方向に反射したビームを測定することができる(たとえば、緯度方向または長手方向)。したがって、象限検出器162および164は、接線方向の傾斜動作を用いるのに適した情報を検出することができる。象限検出器162および164は、反射ビームの強度情報をそれぞれFEG166および168へ伝送することができ、FEG166および168はそれぞれ、焦点誤差信号を生成して比較器170へ伝送する。受け取った焦点誤差信号の比較に基づいて、比較器170は、傾斜誤差信号を生成して接線方向傾斜制御装置172へ伝送することができる。図12で論じた径方向傾斜制御装置160は、光学構成要素の傾斜を径方向に制御するように構成されたサーボ機構構成要素を制御することができるが、接線方向傾斜制御装置172は、光学構成要素の傾斜を接線方向に制御するように構成されたサーボ機構構成要素を制御することができる。したがって、マスタディスク46が、当てられた領域で、ホログラフィック読出しおよび複製システム16に対して径方向または接線方向に傾斜している場合、マスタディスク46の傾斜を補償するようにシステム16内の光学構成要素を傾斜させることができる。
一実施形態でマスタディスク46を読み出す初期化シーケンスを、図14の流れ図に提供する。プロセス180は、マスタディスク46のリードイン領域92がマスタ光学システム104および/または複製システム100に対して適切な位置にくるようにスピンドルを運ぶこと(ブロック182)から始まる。次いでプロセス180は、主象限検出器124で検出された光強度分布に基づいて、焦点および追跡サーボデバイスを動作させることができる(ブロック184)。いくつかの実施形態では、主検出器124は、1組の検出器120内の中間の検出器とすることができ、図12に関して論じたように、焦点誤差信号(FES)および傾斜誤差信号を生成することができる。次いでプロセス180は、補助検出器122および126によって生成されたFESの差分に基づいて、傾斜サーボデバイスを動作させることができる(ブロック186)。いくつかの実施形態では、プロセス180はまた、図15に関してさらに論じるように、複製システム100がCLVモードで動作している場合、連続線速度サーボ(CLVサーボ)を動作させることを伴うことができる。
いくつかの実施形態では、主検出器124は、主トラック90からの光の反射を検出することができ、光の反射は、トラック90を識別するデータ(たとえば、トラックID)を含むことができる。プロセス180は、主検出器124からのトラックIDを復号し(ブロック188)、光学ヘッドが正しいトラック上にない場合、異なるトラックへ跳ぶことができる。プロセス180は、マスタ光学システム104が正しい主トラック90から読み出すまで、連続的に復号して異なるトラックへ動くことを伴うことができる。次いでプロセス180は、マスタディスク46上に形成された対応する照射スポットが正しい周囲の平行データトラック12に合うように、複数のソースビームのアレイを回転させることができる(ブロック190)。このプロセスでは、補助検出器122および126から予期のトラックIDを得ることができる。次いで、補助検出器122および126によって生成された追跡誤差信号(TES)の差分に基づいて、ビーム回転サーボを動作させることができる(ブロック192)。いくつかの実施形態では、プロセス180はまた、図16に関してさらに論じるように、複製システム100が一定角速度モード(CAVモード)である場合、レーザ出力調整器を動作させることができる。次いでプロセス180は、複製ディスク10上の記録に伴うシステム構成要素(たとえば、図11の光学システム122および/または114)と通信すること(ブロック194)を伴うことができる。
CLVサーボデバイスを動作させる一実施形態を、図15の流れ図に提供する。プロセス196は、所望の周波数198および検出された周波数200を誤差生成器202へ伝送することを伴う。所望の周波数198は、データトラック12に沿って各データビット位置上でデータを検出する際の所望の線速度とすることができ、複製システム100の1つまたは複数の制御装置によって提供することができる。検出された周波数200は、各データビット位置上でデータを検出する際の検出された線速度とすることができる。所望の周波数198と検出された周波数200の差に基づいて、誤差生成器202は、線速度誤差信号を生成することができ、線速度誤差信号は、マスタディスク46があまりに速く、またはあまりに遅く回転していることを示すことができる。線速度誤差信号は、CLVサーボ制御装置204へ伝送することができ、CLVサーボ制御装置204は、検出された周波数200が所望の周波数198に実質上等しくなるまで、回転速度の調整を制御する。したがって、このプロセス196は、一定の線速度を維持するために角度的なディスク回転を変化させることができるため、CLV動作モードで適用することができる。
レーザの出力を調整する別の実施形態を、図16の流れ図に提供する。プロセス206は、所望のフルエンス208および計算されたフルエンス210を誤差生成器212へ伝送することを伴う。所望のフルエンスは、マスタディスク46に当たる複数のソースビームの光強度と露光時間の関数とすることができる。フルエンスはまた、特定の時点におけるディスク46の1単位面積当たりの光エネルギーの露光ということもできる。特定の所望のフルエンスでマスタディスク46からデータが読み出されて、複製ディスク10上に記録されるため、複製プロセスは、光強度ならびに露光時間による影響を受けることがある。論じたように、ディスクが一定角速度モードで動作している(たとえば、図15に記載のCLVモードとは対照的に、ディスクの角回転速度が変化しない)と仮定すると、ディスク46に当たる光ビームの露光時間は、光がどこに当たっているかに応じて変化することができる。誤差生成器212は、所望のフルエンス208と計算されたフルエンス210の差を判定してフルエンス誤差信号を生成することができ、フルエンス誤差信号は、当たったビームを調整して光強度を増大または低減させるべきかどうかを示すことができる。したがって、光ビームの強度を調整することによって、プロセス206は、一定の角速度を維持しながら、読出しおよび/または複製の異なる線速度を補償することができる。
本発明の特定の特徴のみを本明細書に図示および説明したが、多くの修正形態および変更形態が、当業者には想到されるであろう。したがって、添付の特許請求の範囲は、本発明の真の精神の範囲内に入るような修正形態および変更形態をすべて包含するものであることが理解されるはずである。
10 ホログラフィックディスク
12 トラック
14 スピンドル孔
16 ホログラフィックシステム
18 光源
20 ソースまたは読出しビーム
22 基準ビーム
24 マスタディスク読出しシステム
26 信号ビーム
28 光学系およびサーボ機構システム
30 集束信号ビーム
32 光学系およびサーボ機構システム
34 集束基準ビーム
36 データ反射
38 信号検出
40 光学系およびサーボ機構システム
42 単一ビーム手法
44 単一のビーム
46 マスタディスク
48 反射
50 光撮像システム
52 反射
54 基準ビーム
56 ホログラムパターン
58 複数平行ビーム手法
60 読出しビーム
62 反射
64 透過画像
66 基準ビーム
68 マイクロホログラム
70 光学ヘッド
72 光学ヘッド
75 スピンドル
76 データ層
78 予期される位置
80 グラフ
82 予期される位置
84 上面
86 矢印
88 照射スポット
90 主トラック、ウォブルグルーブ
92 リードイン領域
94 リードアウト領域
100 ホログラフィック複製システム
102 複数の信号ビーム
104 マスタ光学システム
106 マスタビーム検出器
108 ビームスプリッタ
110 ダイクロイックフィルタ
112 複製光学システム
114 対向伝搬基準ビーム
116 基準検出器システム
118 複製検出器システム
120 検出器、検出システム
122 象限検出器、補助検出器
124 象限検出器、主検出器
126 象限検出器、補助検出器
132 第1のビーム反射
136 第2のビーム反射
150 比較器
152 象限検出器
154 象限検出器
156 誤差生成器
158 誤差生成器、回転誤差信号
159 傾斜誤差信号
160 制御装置
162 象限検出器
164 象限検出器
166 FEG
168 FEG
170 比較器
172 接線方向傾斜制御装置
180 プロセス
196 プロセス
198 所望の周波数
200 検出された周波数
202 誤差生成器
204 CLVサーボ制御装置
206 プロセス
208 所望のフルエンス
210 計算されたフルエンス
212 誤差生成器

Claims (32)

  1. ホログラフィック複製システム内でマスタディスクからの信号を読み出す方法であって、
    前記ホログラフィック複製システム内でマスタディスク内の複数の目標データトラックの方へ複数のソースビームを放出して、前記マスタディスク上に複数の照射スポットを形成するステップと、
    前記マスタディスクからの前記複数のソースビームの反射を含む複数の信号ビームを前記マスタディスクから受け取るステップと、
    前記複数の信号ビームに基づいて、前記複数の照射スポットが前記複数の目標データトラック内に集束および位置合わせされているかどうかを判定するステップと、
    前記複数の照射スポットが前記複数の目標データトラック内に集束または位置合わせされていないと判定されたとき、前記光学システムを調整するステップと
    を含む、方法。
  2. 前記複数のソースビームが前記複数の目標データトラック上に集束されているかどうかを判定するステップが、前記複数のソースビームの前記反射の強度分布を分析するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記複数のソースビームの前記反射の前記強度分布を分析するステップが、非点収差焦点法を使用するステップを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記光学システムを調整するステップが、前記光学複製システムの集束サーボ機構デバイスを動作させるステップを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記複数のソースビームが前記複数の目標データトラック内に位置合わせされているかどうかを判定するステップが、前記複数のソースビームの前記反射の強度分布を分析するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記複数のソースビームの前記反射の前記強度分布を分析するステップが、差分位相法を使用するステップを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記光学システムを調整するステップが、前記光学複製システムの追跡サーボ機構デバイスを動作させるステップを含む、請求項5に記載の方法。
  8. 前記複数のソースビームが前記複数の目標データトラック上に集束されているかどうかを判定するステップが、
    第1の補助検出器で検出された前記反射の第1の強度分布を分析するステップと、
    第2の補助検出器で検出された前記反射の第2の強度分布を分析するステップと、
    前記第1の強度分布と前記第2の強度分布の差に基づいて、傾斜誤差を判定するステップと
    を含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記光学システムを調整するステップが、前記光学複製システムの傾斜サーボ機構デバイスを動作させるステップを含み、前記傾斜サーボ機構デバイスが、前記光学システムの光学要素を傾斜運動で作動させるように構成される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記傾斜運動が、接線方向の傾斜運動および径方向の傾斜運動の1つまたは複数を含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記複数のソースビームが前記複数の目標データトラック内に位置合わせされているかどうかを判定するステップが、
    第1の補助検出器で検出された前記反射の第1の強度分布を分析するステップと、
    第2の補助検出器で検出された前記反射の第2の強度分布を分析するステップと、
    前記第1の強度分布と前記第2の強度分布の差に基づいて、回転誤差を判定するステップと
    を含む、請求項1に記載の方法。
  12. 前記光学システムを調整するステップが、前記光学複製システムの回転サーボ機構デバイスを動作させるステップを含み、前記回転サーボ機構デバイスが、前記光学システムの光学要素を回転運動で作動させるように構成される、請求項11に記載の方法。
  13. 前記複数の信号ビームを受け取る所望の線速度と前記複数の信号ビームを受け取った際の検出された線速度の差に基づいて、連続線速度(CLV)サーボ機構デバイスを動作させるステップを含む、請求項1に記載の方法。
  14. 前記マスタディスクの前記回転速度が調整される、請求項13に記載の方法。
  15. 前記複数のソースビームが前記マスタディスク上に当たる所望のフルエンスと前記複数のソースビームが前記マスタディスク上に当たった際の検出されたフルエンスの差に基づいて、レーザ調整器を動作させるステップを含む、請求項1に記載の方法。
  16. 前記所望のフルエンスが前記検出されたフルエンスに等しくないとき、前記レーザ調整器を使用することによって、前記複数のソースビームを放出するように構成されたレーザを調整するステップを含む、請求項15に記載の方法。
  17. ホログラフィック複製システムであって、
    マスタディスク内の複数の目標データトラックの方へ複数のソースビームを放出するように構成された光学システムと、
    前記マスタディスクからの前記複数のソースビームの反射を受け取り、前記受け取った反射に基づいて、1つまたは複数の誤差信号を生成するように構成された検出器システムと、
    前記1つまたは複数の誤差信号に基づいて、前記光学システム内の構成要素を作動させるように構成された1組のサーボ機構デバイスと
    を備える、システム。
  18. 前記検出器システムが、前記受け取った反射に基づいてタイミング情報を復号するように構成された主象限検出器を備える、請求項17に記載のシステム。
  19. 前記タイミング情報が、前記複数の目標データトラックのうちの主データトラックからの反射を含み、前記主データトラックが、埋め込まれたタイミング情報を含む、請求項18に記載のシステム。
  20. 前記タイミング情報が、前記マスタディスクのウォブルトラックまたはグルーブからの反射を含む、請求項18に記載のシステム。
  21. 前記復号されたタイミング情報および前記マスタディスクからの前記複数のソースビームの前記反射の所望の線速度に基づいて、前記システムに対する前記マスタディスクの回転を調整するように構成された連続線速度(CLV)サーボ制御装置を備える、請求項18に記載のシステム。
  22. 前記復号されたタイミング情報および前記マスタディスクからの前記複数のソースビームの前記反射の所望のフルエンスに基づいて、前記複数のソースビームを放出するレーザの出力を調整するように構成されたレーザ出力調整器を備える、請求項18に記載のシステム。
  23. 前記検出器システムが、前記受け取った反射の強度分布に基づいて、前記マスタディスク内の主データトラック上の前記複数のソースビームのうちの1つの焦点を判定するように構成された主象限検出器を備える、請求項17に記載のシステム。
  24. 前記検出器システムが、前記受け取った反射の強度分布に基づいて、前記マスタディスク内の主データトラック上の前記複数のソースビームのうちの1つの位置合わせを判定するように構成された主象限検出器を備える、請求項17に記載のシステム。
  25. 前記検出器システムが、少なくとも2つの補助象限検出器を備え、前記1つまたは複数の誤差信号が、前記2つの補助象限検出器のそれぞれで受け取った反射から生成された1対の焦点誤差信号の差に基づく傾斜誤差信号を含み、前記1組のサーボ機構デバイスが、前記傾斜誤差信号に基づいて構成要素を傾斜運動で作動させるように構成される、請求項17に記載のシステム。
  26. 前記検出器システムが、少なくとも2つの補助象限検出器を備え、前記1つまたは複数の誤差信号が、前記2つの補助象限検出器のそれぞれで受け取った反射から生成された1対の追跡誤差信号の差に基づく回転誤差信号を含み、前記1組のサーボ機構デバイスが、前記回転誤差信号に基づいて構成要素を回転運動で作動させるように構成される、請求項17に記載のシステム。
  27. マスタディスク内の複数の目標データトラックの方へ複数のソースビームを放出し、
    前記マスタディスクからの前記複数のソースビームの反射を含む複数の反射を前記マスタディスクから受け取る
    ように構成された光学システムと、
    前記複数の反射を受け取り、前記受け取った複数の反射に基づいて、集束信号、追跡信号、傾斜信号、および回転信号のうちの1つまたは複数を生成するように構成された検出器システムと、
    前記集束信号、前記追跡信号、前記傾斜信号、および前記回転信号のうちの1つまたは複数に基づいて、前記光学システム内の構成要素を作動させるように構成された1つまたは複数のサーボ機構デバイスと
    を備える複製システム。
  28. 前記検出器システムが、前記複数の反射のうちの主反射の強度分布を検出するように構成された主検出器を備え、前記主反射が、前記複数のソースビームのうちの主ソースビームの反射を含み、前記主ソースビームが、前記マスタディスク内の主目標データトラックの方へ放出される、請求項27に記載のシステム。
  29. 前記主検出器が、非点収差法を使用して、前記主反射に基づいて前記集束信号を生成するように構成される、請求項28に記載のシステム。
  30. 前記主検出器が、差分位相法を使用して、前記主反射に基づいて前記追跡信号を生成するように構成される、請求項28に記載のシステム。
  31. 前記検出器が、前記主検出器にそれぞれ隣接している少なくとも2つの補助検出器を備え、前記検出器システムが、前記2つの補助検出器のそれぞれで受け取った前記複数の反射の強度分布から生成された焦点誤差信号の差分に基づいて傾斜信号を生成するように構成される、請求項28に記載のシステム。
  32. 前記検出器が、前記主検出器にそれぞれ隣接している少なくとも2つの補助検出器を備え、前記検出器システムが、前記2つの補助検出器のそれぞれで受け取った前記複数の反射の強度分布から生成された追跡誤差信号の差分に基づいて回転信号を生成するように構成される、請求項28に記載のシステム。
JP2011249288A 2010-11-18 2011-11-15 ホログラフィック複製システム内の平行トラックをもつマスタ向けのサーボ制御システム Expired - Fee Related JP5989986B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/949,628 US8254224B2 (en) 2010-11-18 2010-11-18 Servoing system for master with parallel tracks in a holographic replication system
US12/949,628 2010-11-18

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2012109009A true JP2012109009A (ja) 2012-06-07
JP2012109009A5 JP2012109009A5 (ja) 2014-12-25
JP5989986B2 JP5989986B2 (ja) 2016-09-07

Family

ID=45094435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011249288A Expired - Fee Related JP5989986B2 (ja) 2010-11-18 2011-11-15 ホログラフィック複製システム内の平行トラックをもつマスタ向けのサーボ制御システム

Country Status (7)

Country Link
US (1) US8254224B2 (ja)
EP (1) EP2455939A1 (ja)
JP (1) JP5989986B2 (ja)
KR (1) KR20120053971A (ja)
CN (1) CN102467923B (ja)
CA (1) CA2756995A1 (ja)
TW (1) TWI530944B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9784688B2 (en) * 2012-10-10 2017-10-10 Seagate Technology Llc Apparatus for uniformly irradiating and imaging an article
GB2577675B (en) * 2018-08-20 2023-07-05 Iq Structures Sro Gramophone plate with recorded image

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0520699A (ja) * 1991-07-15 1993-01-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> マルチビーム制御方式
JP2005326710A (ja) * 2004-05-17 2005-11-24 Sony Corp ホログラム装置
JP2008071435A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Sony Corp 光ディスク装置及び焦点位置制御方法
JP2009015880A (ja) * 2007-06-29 2009-01-22 Sony Corp 光情報記録装置及び光情報記録方法並びに光情報再生装置及び光情報再生方法
JP2009110638A (ja) * 2007-09-24 2009-05-21 Commissariat A L'energie Atomique ホログラフィック記録媒体へのデータの記録およびホログラフィック記録媒体上のデータの読み出しのための装置
JP2009271954A (ja) * 2008-04-30 2009-11-19 Sony Corp 情報記録装置及び情報記録方法
JP2010157313A (ja) * 2008-12-31 2010-07-15 General Electric Co <Ge> 光学式記憶媒体のマスター制作及び複製
JP2010157312A (ja) * 2008-12-30 2010-07-15 General Electric Co <Ge> 単一ビット・ホログラフィック・データ記憶装置におけるトラッキング・システム及び方法
JP2010250908A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Sony Corp ホログラム装置、チルト検出方法、チルト補正方法

Family Cites Families (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0491458A1 (en) 1990-12-14 1992-06-24 General Electric Company Multiple channel optical disk system
US5195152A (en) 1991-11-04 1993-03-16 Eastman Kodak Company Multichannel optical recording apparatus employing laser diodes
IL101570A0 (en) 1992-04-10 1992-12-30 Amir Alon Method and apparatus for reading data
US5483511A (en) 1993-02-17 1996-01-09 Vixel Corporation Multiple beam optical memory system with solid-state lasers
US5825743A (en) 1993-04-06 1998-10-20 Zen Research N.V. Illuminating multiple data tracks of an optical disk with a laser source of reduced coherence
US6545968B1 (en) 1994-01-18 2003-04-08 Lots Technology, Inc. Generating a two dimensional array of modulated light beams by a holographic beam splitter
US6272095B1 (en) 1994-07-22 2001-08-07 California Institute Of Technology Apparatus and method for storing and/or reading data on an optical disk
US5917797A (en) 1997-08-15 1999-06-29 Zen Research Nv Multi-beam optical pickup assembly and methods using a compact two-dimensional arrangement of beams
US6212148B1 (en) 1998-01-30 2001-04-03 Siros Technologies, Inc. Optical data storage by selective localized alteration of a format hologram
US6341118B1 (en) 1998-06-02 2002-01-22 Science Applications International Corporation Multiple channel scanning device using oversampling and image processing to increase throughput
US6501571B1 (en) 1999-04-12 2002-12-31 The Regents Of The University Of California Three-dimensional holographic stamping of multi-layer bit-oriented non-linear optical media
US6791914B1 (en) 2000-08-29 2004-09-14 Eastman Kodak Company Preformatted guide tracks and co-written control tracks for multichannel optical recording
US6940805B2 (en) 2001-10-23 2005-09-06 Dragsholm Wireless Holdings Llc Methods and apparatus for cross-talk and jitter reduction in multi-beam optical disks
US20060087929A1 (en) 2002-07-01 2006-04-27 Mmri Photonics Ltd. Optical disk drive using one dimensional scanning
JP2004054985A (ja) 2002-07-17 2004-02-19 Sony Corp 情報記録装置及び情報記録再生装置
KR100555939B1 (ko) 2003-06-30 2006-03-03 주식회사 대우일렉트로닉스 홀로그래픽 디지털 데이터 저장 시스템용 디스크 정렬장치 및 그 방법
JP2007517267A (ja) 2003-12-30 2007-06-28 アプリリス,インコーポレイテッド ホログラフィック媒体へのデータの複製
JP2005331864A (ja) 2004-05-21 2005-12-02 Alps Electric Co Ltd ホログラム装置
WO2006064426A1 (en) 2004-12-15 2006-06-22 Arima Devices Corporation Optical device wit multi-spot scanning
JP2006252599A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Mitsubishi Electric Corp 光学装置及びそれを用いた光デイスク装置
US7388695B2 (en) 2005-03-16 2008-06-17 General Electric Company Data storage devices and methods
US20070086309A1 (en) 2005-10-16 2007-04-19 New Span Opto-Technology Inc. Method and Device for High Density Optical Disk Data Storage
JP2007115345A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 Sharp Corp 光ピックアップ装置
CN100543848C (zh) * 2006-01-19 2009-09-23 财团法人工业技术研究院 具伺服功能的全像储存再生系统与方法
JP4305776B2 (ja) 2006-10-11 2009-07-29 ソニー株式会社 光ディスク装置及び焦点位置制御方法
EP1936613A1 (en) 2006-12-22 2008-06-25 Deutsche Thomson OHG Reference beam coupler for an apparatus for reading from and/or writing to holographic storage media
JP2008251134A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Sony Corp 光ディスク装置、情報記録方法及び情報再生方法
JP4483898B2 (ja) 2007-06-08 2010-06-16 ソニー株式会社 記録装置、再生装置、記録方法、再生方法及び記録媒体
JP4345030B2 (ja) * 2007-06-12 2009-10-14 ソニー株式会社 光ディスク装置及び集光位置補正方法
JP5176409B2 (ja) 2007-06-26 2013-04-03 ソニー株式会社 情報記録装置、情報再生装置、情報記録方法、情報再生方法および光情報記憶媒体
JP4450062B2 (ja) 2007-12-07 2010-04-14 ソニー株式会社 ホログラムメディアの製造方法、マスターホログラムメディアの製造方法、記録媒体及びホログラムメディア製造装置
KR20090076103A (ko) * 2008-01-07 2009-07-13 삼성전자주식회사 홀로그래픽 정보 기록/재생 시스템의 서보 제어 장치 및방법
KR20090076604A (ko) * 2008-01-09 2009-07-13 삼성전자주식회사 홀로그래픽 정보 기록/재생 장치
EP2104098A1 (en) 2008-03-18 2009-09-23 Deutsche Thomson OHG Holographic storage system with multiple reference beams
JP4596284B2 (ja) * 2008-05-26 2010-12-08 ソニー株式会社 光ディスク装置及びフォーカス制御方法
KR100975066B1 (ko) * 2008-08-28 2010-08-11 삼성전자주식회사 홀로그래픽 정보 기록/재생장치 및 기록층 위치 조정 방법
US9373351B2 (en) * 2008-12-31 2016-06-21 General Electric Comany System and method for dual-beam recording and readout of multilayered optical data storage media

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0520699A (ja) * 1991-07-15 1993-01-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> マルチビーム制御方式
JP2005326710A (ja) * 2004-05-17 2005-11-24 Sony Corp ホログラム装置
JP2008071435A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Sony Corp 光ディスク装置及び焦点位置制御方法
JP2009015880A (ja) * 2007-06-29 2009-01-22 Sony Corp 光情報記録装置及び光情報記録方法並びに光情報再生装置及び光情報再生方法
JP2009110638A (ja) * 2007-09-24 2009-05-21 Commissariat A L'energie Atomique ホログラフィック記録媒体へのデータの記録およびホログラフィック記録媒体上のデータの読み出しのための装置
JP2009271954A (ja) * 2008-04-30 2009-11-19 Sony Corp 情報記録装置及び情報記録方法
JP2010157312A (ja) * 2008-12-30 2010-07-15 General Electric Co <Ge> 単一ビット・ホログラフィック・データ記憶装置におけるトラッキング・システム及び方法
JP2010157313A (ja) * 2008-12-31 2010-07-15 General Electric Co <Ge> 光学式記憶媒体のマスター制作及び複製
JP2010250908A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Sony Corp ホログラム装置、チルト検出方法、チルト補正方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN102467923A (zh) 2012-05-23
JP5989986B2 (ja) 2016-09-07
TWI530944B (zh) 2016-04-21
US20120127843A1 (en) 2012-05-24
EP2455939A1 (en) 2012-05-23
CA2756995A1 (en) 2012-05-18
KR20120053971A (ko) 2012-05-29
CN102467923B (zh) 2017-01-18
US8254224B2 (en) 2012-08-28
TW201236011A (en) 2012-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009187633A (ja) 光ディスク装置及び光ビーム照射角度調整方法
JP6039176B2 (ja) ホログラフィック複製システムの複数スポットの位置合わせのためのサーボシステム
JP2002237063A (ja) 情報記録再生装置
JP4326960B2 (ja) 光ディスク装置
JP5989986B2 (ja) ホログラフィック複製システム内の平行トラックをもつマスタ向けのサーボ制御システム
JP2009238284A (ja) フォーカスサーボ方法、光再生方法および光再生装置
JP6130623B2 (ja) 精密な記録のためのシステム及び方法
JP6091746B2 (ja) 精密なサーボのシステム及び方法
TWI556232B (zh) 在一全像碟片中記錄資料之方法及系統
US8488426B2 (en) Disc device
KR20120059407A (ko) 정밀한 서보잉을 위한 시스템 및 방법
JP2006209811A (ja) 光ディスクおよび光ディスク記録再生装置
KR20120056216A (ko) 정밀 기록을 위한 시스템 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141105

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160726

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160812

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5989986

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees