JP2006244535A - 光ヘッド装置および光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録層が2以上である光ディスクから情報を再生し、または情報を記録する際に、記録層の層間のクロストークの影響を受けにくく、しかも信号再生系の負担が少ない光ヘッド装置および光ディスク装置を提供する。
【解決手段】 この発明の光ヘッド装置11は、光ディスクの第1および第2の記録層で反射された反射レーザ光を受光して対応する信号を出力する光検出器28の受光面に、光ディスクで反射された反射レーザ光の中心付近の成分を所定の方向に偏向(回折)させた状態で結像させる回折光学素子26を含む。回折光学素子26は、反射レーザ光の中央の部分を所定の割合で回折させ、周縁部を非回折光としてそのまま透過する。回折光学素子の周縁部を透過した非回折光は、対物レンズ25がトラックと直交する方向にシフト(レンズシフト)されている場合においても、そのオフセット(レンズシフト)の影響を受けないことから、正確なトラッキングエラー信号を得ることができる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、2層以上の記録層に情報が記録されている光ディスクから情報を再生する際に、クロストークの少ない好適な情報の再生を可能とする光ディスク装置およびその光ディスク装置に用いられる光ヘッド装置に関する。
情報記録媒体として用いられる光ディスクには、CD、DVD−ROMに代表される再生専用型、CD−R、DVD−Rに代表される1回追記型、DVD−RAMに代表され、コンピュータの外付けメモリや録再ビデオ(映像記録)に利用される書き換え可能型等がある。
記録容量を増大するため、記録層を2層以上とするDVD規格の光ディスクのうちで、超高密度の次世代DVD(High density(ハイ デンシティ))DVD(以下、HD DVDと略称する)と呼ばれる新規格のディスクにおいては、中間層の厚さを現行のDVD2層のROMディスク(DVD−ROM)に比べて薄くすることが必要である。
ところで、中間層の厚さを薄くすると、層間のクロストークが増大することが知られている。また、一層目の記録層を再生している際に、残りの記録層(二層目)により生じるクロストークの大きさと、二層目の記録層を再生している際に、一層目により生じるクロストークの大きさと、の差(倍率)が大きく変化することが知られている。
光ディスク装置は、光ディスク(情報記録媒体)の所定の位置に、所定の波長のレーザ光を照射する送光系と、光ディスクの記録面で反射されたレーザ光を検出する受光系と、送光系および受光系の動作を制御する機構制御(サーボ)系と、送光系に記録すべき情報や消去信号を供給し、受光系にて検出された信号から記録されている情報を再生する信号処理系、等を含む。
送光系および受光系は、半導体レーザ素子(レーザダイオード)と、レーザダイオードからのレーザ光を光ディスクの記録面に集光するとともに光ディスクで反射されたレーザ光を捕獲する対物レンズと、を含む。対物レンズの位置は、信号処理系において得られる制御信号により、対物レンズの焦点位置に集光されるレーザ光のスポットと光ディスクと対物レンズとの間の距離、および対物レンズの焦点位置に集光されたレーザ光のスポットが光ディスクに記録されている記録マーク列もしくは予め形成されている案内溝すなわちトラックの概ね中心に案内されるよう、制御される。
なお、今日、集光されたレーザ光のスポットが光ディスクに記録されている記録マーク列もしくはトラックの中心に案内されるよう、対物レンズの位置を制御するトラッキングにおいて、レーザ光のスポットとトラックの中心とのずれを検知するトラッキングエラーの検出には、差動プッシュ−プル(DPP:Differential Push-Pull)方式が広く利用されている。
このような背景から、DPP方式において、中心透過光の左右に生じるサブビームに、左右で「π」の位相差を与え、サブビームを同一トラック上に配置する方式が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開平9−81942号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたDPP方式のトラッキングエラーの検出方法をHD DVD規格の光ディスクに適用する場合、上述した中間層の層間のクロストークが増大し、好適な再生信号が得られない問題がある。すなわち、2層ディスクにおける層間クロストークは、DPP信号を不安定とする問題がある。
また、光ディスクへの記録速度の向上の要求に従い、DPP方式で用いるサブビームの強度といえども、情報の記録に利用されるレーザ光から生じたサブビームによれば、直前に記録された記録マークを消去するレベルの強度に達する虞がある。すなわち、高速記録が可能な光ディスクにおいては、情報の記録が不安定になる問題がある。
なお、DPP方式において、全てのレーザ光を検出するためには、検出素子がそれぞれに必要となるため、コストの低減が困難であり、またノイズも増大し易い問題がある。
この発明の目的は、記録層が2以上である光ディスクから情報を再生する際に、記録層の層間のクロストークの影響を受けにくく、しかも信号再生系の負担が少ない光ディスク装置を提供することである。
この発明は、光源からの光を、少なくとも2層の記録層を有する記録媒体のいずれかの記録層に集光する対物レンズと、前記対物レンズを通過して上記記録媒体の記録層に集光される光に、そのまま通過する非回折成分とその周辺に±1次回折成分を生起させる回折素子と、前記対物レンズにより捕捉された上記記録媒体のいずれかの記録層で反射された光を、前記対物レンズの中心およびその近傍を通過した第1の光束と、第1の光束よりも外側を通過した第2の光束に分割する光学素子と、複数の検出領域を有し、前記光学素子により分離された上記第1の光束と上記第2の光束のうちの少なくとも一方を受光して、その強度に対応する電気信号を出力する光検出器と、前記光検出器の出力から、上記記録媒体の記録面に固有の案内溝と直交する方向の成分のオフセット成分を除去する信号処理回路と、を有することを特徴とする光ヘッド装置を提供するものである。
また、この発明は、光源からの光を、少なくとも2層の記録層を有する記録媒体のいずれかの記録層に集光する対物レンズと、前記対物レンズを通過して上記記録媒体の記録層に集光される光に、そのまま通過する非回折成分と、非回折成分の近傍に回折成分を集約して生起させる回折素子と、前記対物レンズにより捕捉された上記記録媒体のいずれかの記録層で反射された光を、前記対物レンズの中心およびその近傍を通過した第1の光束と、第1の光束よりも外側を通過した第2の光束に分割する光学素子と、複数の検出領域を有し、前記光学素子により分離された上記第1の光束と上記第2の光束のうちの少なくとも一方を受光して、その強度に対応する電気信号を出力する光検出器と、前記光検出器の出力から、上記記録媒体の記録面に固有の案内溝と直交する方向の成分のオフセット成分を除去する信号処理回路と、を有することを特徴とする光ヘッド装置を提供するものである。
以上説明したように、本発明によれば、2層以上の記録層が設けられた光ディスクから情報の再生に際して、層間クロストークが低減され、良好な再生特性が得られる。また、サブビームにより記録マークが消去されることが抑止され、高速記録が可能な記録媒体に記録される情報の品位が向上される。なお、信号処理系のコストおよびノイズ成分が低減される。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、図2を用いて以下に説明するこの発明の光ヘッド装置による情報の記録または情報の再生に適した光ディスクの構成の一例を示す概略図である。
図1に示すように、光ディスク(記録媒体)1は、例えばポリカーボネートからなる第1の基板2上に、例えば相変化記録膜を含む第1の情報記録層3を有する。
第1の情報記録層3には、光ヘッド装置11の半導体レーザ装置20により出力されるレーザ光の波長に対して所定の透過率を示す中間層4が積層されている。中間層4にはまた、第2の情報記録層5が積層されている。なお、中間層4は通常粘着剤や紫外線硬化樹脂からなる。また、第2の情報記録層5は、例えばポリカーホネートからなる第2の基板6により覆われている。
なお、光ディスク1において、情報記録層3および5は、例えば共に金属を材料とした反射膜による再生専用層でも良いし、例えば共に相変化膜を材料とした記録再生可能層であっても良い。また、光ディスク1において、2つの記録層3または5の一方のみが再生専用層でもう一方が記録再生可能層であっても良い。
光ディスク1は、上述したように、第1の基板2から第2の基板6までを順に積層しても、基板2(または6)の一方の面に、情報記録層3(または5)を所定厚さに形成した2枚の基板を中間層4に接着性のある材料を用いて反対向きに貼り合わせても、形成可能である。なお、情報記録層が片面に形成された基板の厚さは約0.6mmで、光ディスク1の全体の厚さは約1.2mm(基準基板厚)である。
上述した光ディスク1は、いわゆる片面2層ディスクであり、第1の情報記録層3は、半導体レーザ装置20から出力されるレーザ光の波長に対して所定の透過率を示す半透明性である。従って、第1の情報記録層3は、一定量の光を反射すると共に残りの光を透過できる。このため、光ディスク1は、基板2側から光を照射させた場合に、第1の記録層3と第2の記録層5のいずれか一方に焦点を合わせる(対物レンズ24を介してレーザ光100に与えられた集束性によりレーザ光100が集光される位置、に対する対物レンズ24と光ディスク1との間の距離をいずれか一方の記録層3または5に一致するよう対物レンズ24の位置を制御する)ことで、どちらか一方の情報記録層3または5に、情報を記録し、またはいずれか一方の記録層から情報を再生できる。
なお、中間層4は、一方の情報記録層3(または5)から情報を再生している場合に、他方の情報記録層5(または3)からの情報の漏れ込み(クロストーク)を光学的に遮断する役割を持つ。その意味では、2層の情報記録層3および5の間隔は、できるだけ離れていた方がよく、中間層4の厚さは、厚い方がよいことになる。しかし、その場合には、情報の記録と再生に用いられる光学系に負担がかかることになる。
すなわち、図2により以下に説明する対物レンズの負荷として、基板2の表面から中間層4の中心までの厚さを規定した場合は、どちらの情報記録層3(5)に情報を記録し、または記録層から情報を再生する場合でも、中間層4の半分の厚さの厚み誤差による収差が発生するからである。
従って、記録再生光学系の収差という観点からは、中間層4の厚さは薄い方が良いことになる。つまり、中間層4の厚さは、情報記録層3および5間のクロストークと記録再生光学系の収差におけるトレードオフ関係の妥協点に定められることになる。
図2は、図1に示した光ディスクに情報を記録し、あるいは光ディスクから情報を再生するための光ヘッド装置およびその光ヘッド装置を含む光ディスク装置の一例を説明する概略図である。
図2に示されるように、光ヘッド装置11は、例えば400nm〜410nmの紫色の光ビームすなわちレーザ光を出力する半導体レーザ(光源)20を有する。なお、レーザ光の波長は、好ましく405nmである。
半導体レーザ光源20からの出射光(光ビーム)100は、コリメートレンズ21によりコリメートされて平行光化され、以下に説明する差動プッシュ−プル(DPP:Differential Push-Pull)方式によりトラッキングエラー信号を得るために用いられる3ビーム化用回折格子22に案内される。回折格子22は、出射光100から、0次光(非回折光)、+1次回折光、−1次回折光の3つのビームを発生させる。ここで、0次光をメインビーム、±1次回折光をサブビームと呼ぶ。
回折格子22を通過した光ビーム(3ビーム)は、偏光ビームスプリッタ23、λ/4板24を透過し、対物レンズ25により、光ディスク1の記録面に案内される。なお、光ディスク1は、図1に示した通り、第1の記録層3および第2の記録層5を有するので、光ディスク1に案内された光ビーム100は、対物レンズ25と光ディスク1との間の距離と対物レンズ25により与えられた集束性により、第1または第2の記録層3または5のいずれか一方に、集光される。
光ディスク1の記録層に集光されたレーザ光100は、記録層で反射され、反射レーザ光101として対物レンズ25に戻され、λ/4板24を透過して偏光ビームスプリッタ23に戻される。
偏光ビームスプリッタ23に戻された反射レーザ光101は、偏光ビームスプリッタ22の偏光面で反射された後、所定の回折パターンが与えられた検出器用回折光学素子26に入射する。
回折光学素子26を通過した反射レーザ光は、集光レンズ27により与えられる集束性により規定される焦点距離に応じたビームスポットサイズの集束光として、光検出器28の受光面に結像される。
光検出器28の受光部は、通常複数に分割されており、それぞれの受光部から光強度に応じた電流を出力する。個々の受光部から出力された電流は、図示しないI/Vアンプにより電圧に変換された後、演算回路12により、HF(再生)信号、フォーカス誤差信号およびトラック誤差信号等に利用可能に、演算処理される。なお、HF(再生)信号は、詳述しないが、所定の信号形式に変換され、もしくは所定のインタフェースを通じて、例えば一時記憶装置または外部記憶装置等に出力される。
演算回路12により得られた信号はまた、サーボドライバ13に供給され、対物レンズ25の焦点位置に所定のサイズで形成される光スポットを対物レンズ25と光ディスク1の対応する記録層3,5の一方との間の距離に一致するよう、対物レンズ25の位置を変化させるためのフォーカスエラー信号の生成に利用される。なお、フォーカスエラー信号は、対物レンズ25の位置を変位させるアクチュエータ29を動作させるためのフォーカス制御信号を得るために利用され、フォーカスエラー信号に基づいて生成されたフォーカス制御信号が、アクチュエータ29に供給される。これにより、アクチュエータ29に保持された対物レンズ25は、光ディスク1の情報記録層3(または5)に対して、接近/離脱する方向(図2における上下方向)、任意に移動される。
演算回路12により得られた信号はまた、サーボドライバ13に供給され、対物レンズの焦点位置に集光されたレーザ光のスポットが光ディスクに記録されている記録マーク列もしくは予め形成されている案内溝すなわちトラックの概ね中心に案内されるよう対物レンズ25の位置を変化させるためのトラッキングエラー信号の生成に利用される。なお、トラッキングエラー信号は、対物レンズ25の位置を変位させるアクチュエータ29を動作させるためのトラッキングエラー信号を得るために利用され、トラッキングエラー信号に基づいて生成されたトラッキング信号が、アクチュエータ29に供給される。従って、アクチュエータ29に保持された対物レンズ25は、光ディスク1の情報記録層3(または5)のディスクラジアル方向すなわちトラックまたは記録マーク列と交差する方向に、任意に移動される。
すなわち、対物レンズ25は、サーボドライバ13によって、光ディスク1の任意の記録層3または5に形成されているトラックまたは記録マーク列に、対物レンズ25により集光された光スポットを、その焦点距離において、記録層に最小の光スポットを提供可能に、制御される。
図3は、回折格子22により、コリメートレンズ21によりコリメートされたレーザ光100から3ビームが得られる原理を説明している。なお、図3は、回折格子22と光ディスク1のトラック(案内溝)もしくは記録マーク列との関係を説明するために、その間隔および大きさは、実際とは異なる状態で記載していることはいうまでもない。また、光ディスク1のトラック(案内溝)は、実際には、スパイラスもしくは同心円であるが、巨視的には、図示の通り、実質的に直線とみなすことができる。なお、回折格子22は、例えばバイナリ型回折格子である。
図3に示すように、回折格子22は、光ディスク1の記録層3(5)に形成されたトラック(または記録マーク列)に投影した状態で、トラック(または記録マーク列)の接線方向に平行に規定された分割線22aにより、2分割されている。回折格子22は、分割線22aと直交する方向に、概ね一定の間隔で、例えば凹凸状の溝(格子)が形成された透明板である。なお、分割線22aにより2分割されたセル相互間で、凹凸(格子)の位相が反転されている。
図3において、回折格子22の分割線22aで区分された2つのセルで回折された回折光(±1次回折光すなわちサブビーム)は、互いに位相がπずれた光束となる。なお、回折格子22をそのまま透過する光すなわち非回折光(以下、±1次回折光との識別のため「0次光」と呼称する(メインビーム))は、対物レンズ25の集光特性により規定される所定の大きさの光スポットとして、トラックの概ね中央に集光される。
図3から明らかなように、回折格子22により生起された±1次回折光(サブビーム)は、メインビーム(0次光)を中心として、トラックの長手方向すなわち光ディスク1が回転される際の前後方向に、現れる。このとき、サブビームは、メインビームと同一トラック上に位置される。換言すると、回折格子22の凹凸溝の間隔(ピッチ)と深さ(回折角)は、同一トラック上に、メインビームの前後にサブビームが、左右一対に生起されるように、光源20から対物レンズ25に向かう光ビーム100に所定の回折を与えることのできる回折パターンを有する。従って、図3に示す回折格子22を用いることで、トラックピッチが異なる光ディスクからもDPP向けの3ビームを得ることができる。
サブビームは、回折格子22で回折されたビームであり、上述のように光束が2分割され、互いに位相差πを持っている。なお、サブビームが後述のように差動プッシュプル方式によるトラッキング誤差検出に用いられる。また、メインビームが情報の記録および再生に用いられる。
回折光学素子26は、例えば所定の厚さのガラス板に、予め決められた回折パターンがホログラム等により形成された光学素子であり、反射光101の光束の中央部とその周縁部とを分離する。図4に回折光学素子26の構造の概略を示す。点線は、回折光学素子26に入射する光束の外径を示している。この外径円の半径はr0である。回折光学素子26は、中央部の円形領域r1のみに回折パターン31が刻まれており、この領域に照射された光束を、所定の方向に回折させることができる。この円形領域外の領域(半径r0〜r1の領域)を通過した光束は、回折されずに単に透過する。
図5に、回折光学素子26の作用を詳細に説明する。
回折光学素子26に入射した反射光ビーム101は、中央部の回折パターン31により回折された光ビームと周縁部を単に透過した透過ビームとに分かれて、集光レンズ27に入射する。それぞれの光ビームは、集光レンズ27により収束光束に変換され、光検出器28の受光面の所定の位置に結像される。結果として、光検出器28の受光面では、回折光学素子26の中央回折パターン31により回折された回折光ビームによる集光スポット32と周縁部を透過した非回折光ビームによる集光スポット33は空間的に離れた位置に照射されることになる。
すなわち、回折光学素子26に入射した光束の中央部と周縁部とは、光検出器28上で分離することが可能となる。なお、図5では、説明の簡略化のため、回折光学素子26に入射する1つの光束についてのみ表示したが、本実施例の場合、0次光と±1次回折光の3つのビームが回折光学素子26に入射することは、いうまでもない。
次に、図6を用いて、光検出器の受光部に照射される集光スポット(0次光,±1次回折光)の様子を説明する。
図6においては、メインビーム(0次光)に対応した集光スポット111および112ならびにサブビーム(−1次回折光)に対応した集光スポット121および122およびサブビーム(+1次回折光)に対応した集光スポット131および132が、それぞれ、光検出器28の受光面に集光された状態が示されている。なお、集光スポット121および122と集光スポットのそれぞれを、−1次回折光と呼称することは任意であり、逆に+1次回折光と表記されてもよいことはいうまでもない。
図6において、集光スポット112,122,132は、回折光学素子26の中央部の回折パターン31により回折されたビームによる集光スポットであり、集光スポット111,121,131は、その周縁部を透過したビームによる集光スポットである。
光検出器28には、集光スポット111,121,131の各々に対応した2分割受光部113,123,133が設けられている。2分割受光部は、いずれも光ディスク1上のトラックに平行な方向に対応した分割線28a(図3における分割線22aに対応)により、2分割されている。
ここで、2分割受光部113の左右のセルをa,b、同様に2分割受光部123の左右のセルをe,f、2分割受光部133の左右のセルをg,hとする。
各セルからは、そのセルに照射(集光)された光ビームの光強度に応じた電流が出力される。出力された電流は、図示しないI/V変換アンプにより電圧に変換され、電圧出力となる。
各セルa,b,e〜hから得られる電圧出力信号をSa,Sb,Se〜Shとすると、図6の演算回路部分において、DPP信号であるトラッキングエラー信号TESは、
TES=(Sa−Sb)−k(Se−Sf+Sg−Sh)
により、求めることができる。
このDPP(TES)信号によれば、周知の通り対物レンズ25がトラックと垂直方向にシフトした場合に、通常生ずるオフセットが除去された信号が得られる。
図7に、図6に示した信号処理系(演算部)で得られるTES出力の一例を示す。
図7は、光源20から出射される光ビームの波長λをλ=405nm、対物レンズ25の開口数NAをNA=0.65、光ディスク1のトラックピッチを0.4μm、およびk=0.5とし、対物レンズ25のレンズシフトが150μmであるとして計算した結果である。
図7から明らかなように、曲線aで示す通常のプッシュプル信号Sa−Sbは、大きなオフセットを生じ、0点を横切ることがない。同様に、点線の曲線cで示すSe−Sf、あるいはSg−Shも、0点を横切ることがない。
これに対し、図6に示した演算回路部分により得られる出力としてのTESは、点線の曲線bに示す通り、ほとんどオフセットを含まないことが認められる。これにより、本実施例の光ヘッド装置により、0点が正確に判別可能なDPP信号が得られることが判る。
再び図6を参照すると、光検出器28の受光面に集光された複数の集光スポット114および115、同124および125ならびに同134および135は、それぞれ0次光(非回折光)、+1次回折光、−1次回折光のクロストーク光による集光スポットを示している。
クロストーク光とは、この場合、光ディスク1の情報記録層5に照射されたビームのうち、情報記録層5の手前にある情報記録層3にデフォーカス状態で照射され、かつ、その一部が反射されて対物レンズ25に戻された反射光ビームによる集光スポットを示す。なお、光ディスク1上の目的とする情報記録層(この場合情報記録層5)からの反射光を、便宜上、信号光と呼ぶことにする。なお、光ディスク1の情報記録層3を記録再生している場合には、情報記録層5で反射されたビームがクロストーク光、情報記録層3で反射されたビームが信号光となることは言うまでもない。
ここで、図8を用いて、2層光ディスクを記録再生した場合のクロストーク光について説明する。図8は、図2の光ディスク装置の受光光学系、すなわち反射光の経路を簡略化して抜き出したものである。図8(a)が対物レンズから遠い情報記録層5(L1)を記録再生している場合、図8(b)が対物レンズに近い情報記録層3(L0)を記録再生している場合を表している。
まず、図8(a)を用いて説明する。
情報記録層5(L1)から反射した光ビーム101(実線)は、対物レンズ25を透過した後、平行光となり、集光レンズ27で集光され、光検出器28付近で焦点を結ぶ。光検出器28は、この集光された、目的の情報記録層(この場合はL1)からの信号光を検出する。
しかし、これと同時に、光ディスク1内では情報記録層3(L0)においても一定量の光が反射されている(図中、点線にて表示)。これがクロストーク光である。
クロストーク光は、実線で描かれた信号光ビームと異なり、対物レンズ25を透過した後に平行光とならずに、拡散光となり、集光レンズ27によっていわゆるデフォーカスしたビームとなって光検出器28に導かれる。
この場合、図8(c)に示すように、クロストーク光が信号光に対して、同心で拡大された集光スポットとして、光検出器28上に照射される。クロストーク光は、本来の情報記録層5からの光ビームによる信号にノイズ成分として乗るため、いわゆる層間クロストークとなる。
図8(b)においては、クロストーク光の対物レンズ25通過後の光束が収束光となる違いはあるが、図8(a)の場合と同様に光検出器28上でデフォーカスビームとなり、光検出器28上で、信号光の集光スポットに対して、同心で拡大された集光スポットを生ずる。
このように、2層光ディスクから情報を再生し、あるいは情報を記録する場合、クロストーク光による集光スポットが信号光による集光スポットに対して、同心で拡大された光ビームとなって光検出器上に生ずることが分かる。
図6に示した集光スポット114は、メインビームである信号光の集光スポット111に対応したクロストーク光である。同様に、集光スポット112に対する115、同121に対する124、同122に対する125、同131に対する134、および同132に対する135は、それぞれ、信号光とクロストーク光に対応した集光スポットである。
ここで注目すべきことは、回折光学素子26の回折パターン31の周縁部を透過した光ビームに集光スポットが前述の通り中央部が分離されているため、ドーナツ状(中心部が抜かれた円環状)の形状を有していることである。
このため、例えば、集光スポット111は、デフォーカスしたクロストーク光114の中央部の円状の空隙に入り込む形状である。すなわち、集光スポット111と集光スポット114は、互いに重なり合う部分を持たない。
これらの集光スポットは、通常、光源20から出力されるレーザ光の波長により規定されるコヒーレント長以内の光路差を持つビームであるため、重なり合った場合には、互いに干渉し合い、本来の信号とは異なるノイズ成分を発生することになり比較的大きな層間クロストークが生ずる。
これに対し、本実施例のように構成することで、上述の層間クロストークを大幅に低減することが可能となる。なお、集光スポットの中央部の円状の空隙は、クロストーク低減の観点からは大きい方が好ましいが、この場合、信号光の中央部の空隙も比例して大きくなるため、信号成分の劣化に繋がる。
従って、集光スポット径に対する中央円部の半径の割合、すなわち、図4に示したr0に対するr1の比は、
r1/r0=0.15
程度が好ましい。
また、図6に示した実施の形態では、サブビーム用の受光部123,133に、メインビームのクロストークの光スポット114が重ならないよう、それぞれの受光部の大きさおよび間隔が規定されている。
すなわち、メインビームは、通常サブビームの10倍程度か、あるいはそれ以上の強度を持つため、メインビームのクロストーク光がサブビーム用の受光部に掛かると、サブビームの信号に大きな影響を与えるためである。
従って、図6に示した実施の形態のように、サブビーム用の受光部123,133に、メインビーム光スポットのクロストーク成分が重ならないように配置することで、メインビームのクロストークによる光スポット114によるサブビームへのクロストークも低減することができる。
光検出器28の出力からは、上述のTESに加えて演算回路12(図2参照)により、HF(再生)信号およびフォーカスエラー信号などが生成される。
対物レンズ25は、アクチュエータ29により、図2における上下方向すなわち光ディスクの記録面に接近/退避する方向、ならびにディスクラジアル方向(同図2において、光ディスクの左右方向)に移動可能であり、サーボドライバ13によって光ディスク1上の情報トラックの中心に、光ビームが、常時集光されるよう、制御される。
なお、図2においては、回折光学素子26は、偏光ビームスプリッタ23よりも後段に位置されているが、反射光101の経路上において、対物レンズ25よりも後段であれば特別に制限を受けるものではない。例えば、対物レンズ25の直後に配置し、対物レンズ25と1つの鏡筒に収容して、その位置を一体的に変化させることも可能である。特に、この場合、対物レンズ25の開口中心と回折光学素子26の中心がずれることがない。
図9は、図2に示した光ヘッド装置において、回折格子を、図3に示した回折格子とは異なるタイプの回折格子とする別の実施の形態を説明している。なお、図9においては、図2に示した光ヘッド装置と同一の構成については詳細な説明を省略する。
図9に示す回折格子1022は、光ディスク1上の記録層5(3)上での集光スポットとして、0次光および+1次光の2ビームのみを発生可能である。この場合、サブビーム(+1次光)は、メインビーム(0次光)よりも光ビームが走査される方向について前方に位置されるよう、回折パターンが工夫されている。すなわち、回折格子1022には、光ディスク1が回転される方向である矢印A方向に対して逆向きになる矢印B方向にサブビーム(4つの回折成分)を形成可能な回折パターンが与えられている。換言すると、回折格子1022は、光ディスク1のトラックに集光されたメインビームに対して、光ディスク1が回転される方向の上流側で、非回折成分(メインビーム)の近傍に、サブビーム(回折成分)を集約して生起可能である。
図9に示す回折格子1022によれば、光ディスクへの記録速度の向上の要求に従い、DPP方式で用いるサブビームの強度といえども、情報の記録に利用されるレーザ光から生じたサブビームによれば、直前に記録された記録マークを消去するレベルの強度に類似する強度に達する虞があり、その結果、誤ってデータマークの記録を行なうメインビームにより形成されたマークを、サブビームにより消去してしまう危険性が回避される。
より詳細には、図9に示す回折格子1022によれば、+1次回折光は、光束が4分割され、隣接する光ビーム(サブビーム)相互において、それぞれ、位相差がπとなる。
すなわち、回折格子1022は、光ディスク1のトラックの接線方向に平行な分割線1022aとその分割線1022と直交する方向の分割線1022bとにより4分割されている。
分割線1022aおよび1022bにより4分割されたセルは、互いに隣接するセル間で、格子の位相が反転されている。このため、回折格子1022の各セルで回折された回折光は、隣接する要素(セル)間で互いに位相がπずれた光束となる。
なお、図9に示す回折格子1022においては、それぞれのセル(回折要素)は、ブレーズ格子であり、その結果、0次光と+1次光の2ビームのみ(回折格子1022が4分割であるから光スポットは4個)が得られる。
詳述しないが、レーザ光源20を出射された光ビーム100が回折格子1022を通過し、対物レンズ25により光ディスク1の記録面5(3)に集光されて反射される。その反射光ビームは、偏光ビームスプリッタ23により回折光学素子26に向けて反射され、図5に示したと同様に、回折される中心部分の回折ビームと周辺部を通過する非回折光ビームとに分離され、光検出器の受光面に結像される。
光検出器の受光面には、図10に示す通り、メインビーム(0次光)に対応した集光スポット211および212が、またサブビーム(+1次回折光)に対応した集光スポット221および222が、それぞれ、結像される。なお、それぞれの集光スポットは、2分割受光部213および4分割受光部223に、結像される。
2分割受光部213は、光ディスク1のトラックに平行な方向に対応した分割線228a(図9における分割線1022aに対応)により2分割されている。一方、4分割受光部223は、光ディスク1のトラックに平行な方向およびディスク面内で垂直な方向の2本の分割線228aおよび228b(図9における分割線1022a,1022bに対応)により4分割されている。
ここで、2分割受光部213の左右のセルをi,j、同様に4分割受光部223の4セルを左上から時計回りにm,n,o,pとする。各セルからは、そのセルに照射された光強度に応じた電流が出力される。出力された電流は、図示しないI/V変換アンプにより電圧に変換され、電圧出力となる。
各セルi〜pから得られる電圧出力信号をSi,Sj,Sm〜Spとすると、図10に示す演算回路部分において、DPP信号であるトラッキングエラー信号TESは、
TES=(Si−Sj)−k(Sm−Sn+Sp−So)
により、求めることができる。
このようにして求められるDPP(TES)信号によれば、周知の通り対物レンズ25がトラックと垂直方向にシフトした場合に通常生ずるオフセットが除去された信号が得られる。
図11に、図10に示した信号処理系(演算部)で得られるTES出力の一例を示す。
図11は、光源20から出射される光ビームの波長λをλ=405nm、対物レンズ25の開口数NAをNA=0.65、光ディスク1のトラックピッチを0.4μm、およびk=1.0とし、対物レンズ25のレンズシフトが150μmであるとして計算した結果である。
図11から明らかなように、曲線aで示す通常のプッシュプル信号Si−Sjは大きなオフセットを生じ、0点を横切ることがない。同様に、点線の曲線cで示すSm−Sn、あるいはSp−Soも、0点を横切ることがない。
これに対し、図10に示した演算回路部分により得られる出力としてのTESは、点線の曲線bに示す通り、ほとんどオフセットを含まないことが認められる。すなわち、本実施例の光ヘッド装置により、0点が正確に判別可能なDPP信号が得られることが判る。
再び図10を参照すると、光検出器の受光面に集光された複数の集光スポット214および215,同224および225は、それぞれ、0次光および+1次回折光の2層光ディスク記録再生時のクロストーク光による集光スポットである。
図10に示す例においても、図6に示した例と同様に、回折光学素子26の回折パターン31の周縁部を透過した光ビームの集光スポットは、ドーナツ状(円環状)であり、例えば、集光スポット211は、デフォーカスしたクロストーク光214の中央部の円状の空隙に入り込む形状である。すなわち、集光スポット211と集光スポット214は互いに重なり合う部分を持たず、信号光とクロストーク光の干渉による層間クロストークを発生しない。
なお、図6により既に説明したように、集光スポットの中央部の円状の空隙は、クロストーク低減の観点からは大きい方が好ましいが、この場合、信号光の中央部の空隙も比例して大きくなるため、信号成分の劣化に繋がることから、図4に示した回折光学素子26のr0(光スポットの径)に対するr1(回折領域の径)の比は、
r1/r0=0.15
程度が好ましい。
また、図10により説明した実施の形態でも、サブビーム用の受光部223に、メインビームのクロストークの光スポット214が重ならないよう、それぞれの受光部の大きさおよび間隔が規定されている。すなわち、図10に示す検出系においても、メインビームのクロストークによる光スポット214によるサブビームへのクロストークも低減することができる。
図12は、図2に示した光ヘッド装置において、回折格子を、図3および図9に示した回折格子とは異なるタイプの回折格子とする別の実施の形態を説明している。なお、図12においては、図2に示した光ヘッド装置と同一の構成については詳細な説明を省略する。
図12に示す回折格子1122は、光ディスク1上の記録層5(3)上での集光スポットとして、0次光および+1次光の2ビームのみを発生可能である。この場合、サブビーム(+1次光)は、メインビーム(0次光)よりも光ビームが走査される方向について前方に位置されるよう、回折パターンが工夫されている点は図9で表される実施例と同じである。回折格子1122には、光ディスク1が回転される方向である矢印A方向に対して逆向きになる矢印B方向にサブビーム(2つの回折成分)を形成可能な回折パターンが与えられている。換言すると、回折格子1122は、光ディスク1のトラックに集光されたメインビームに対して、光ディスク1が回転される方向の上流側で、非回折成分(メインビーム)の近傍に、サブビーム(回折成分)を集約して生起可能である。
図12に示す回折格子1122によれば、誤ってデータマークの記録を行なうメインビームにより形成されたマークを、サブビームにより消去してしまう危険性が回避されることは図9の実施例と同じである。
より詳細には、図12に示す回折格子1122によれば、+1次回折光は、光束が2分割され、隣接する光ビーム(サブビーム)相互において、それぞれ、位相差がπとなる。
すなわち、回折格子1122は、光ディスク1のトラックの接線方向に平行な分割線1122aにより2分割されている。
分割線1122aにより2分割されたセルは、互いに格子の位相が反転されている。このため、回折格子1122の各セルで回折された回折光は、互いに位相がπずれた光束となる。
なお、図12に示す回折格子1122においては、それぞれのセル(回折要素)は、ブレーズ格子であり、その結果、0次光と+1次光の2ビームのみ(回折格子1122が2分割であるから光スポットは2個)が得られる。
詳述しないが、レーザ光源20を出射された光ビーム100が回折格子1122を通過し、対物レンズ25により光ディスク1の記録面5(3)に集光されて反射される。その反射光ビームは、偏光ビームスプリッタ23により回折光学素子26に向けて反射され、図5に示したと同様に、回折される中心部分の回折ビームと周辺部を通過する非回折光ビームとに分離され、光検出器の受光面に結像される。
光検出器の受光面には、図13に示す通り、メインビーム(0次光)に対応した集光スポット311および312が、またサブビーム(+1次回折光)に対応した集光スポット321および322が、それぞれ、結像される。なお、それぞれの集光スポットは、2分割受光部313および323に、結像される。
2分割受光部313および323は、光ディスク1のトラックに平行な方向に対応した分割線328a(図12における分割線1122aに対応)により2分割されている。
ここで、2分割受光部313の左右のセルをq,r、同様に2分割受光部323の左右のセルをv,wとする。各セルからは、そのセルに照射された光強度に応じた電流が出力される。出力された電流は、図示しないI/V変換アンプにより電圧に変換され、電圧出力となる。
各セルq,r,v,wから得られる電圧出力信号をSq,Sr,Sv,Swとすると、図13に示す演算回路部分において、DPP信号であるトラッキングエラー信号TESは、
TES=(Sq−Sr)−k(Sv−Sw)
により、求めることができる。
このようにして求められるDPP(TES)信号によれば、周知の通り対物レンズ25がトラックと垂直方向にシフトした場合に通常生ずるオフセットが除去された信号が得られる。
図14に、図13に示した信号処理系(演算部)で得られるTES出力の一例を示す。
図14は、光源20から出射される光ビームの波長λをλ=405nm、対物レンズ25の開口数NAをNA=0.65、光ディスク1のトラックピッチを0.4μm、およびk=1.0とし、対物レンズ25のレンズシフトが150μmであるとして計算した結果である。
図14から明らかなように、曲線aで示す通常のプッシュプル信号Sq−Srは大きなオフセットを生じ、0点を横切ることがない。同様に、点線の曲線cで示すSv−Swも、0点を横切ることがない。
これに対し、図13に示した演算回路部分により得られる出力としてのTESは、点線の曲線bに示す通り、ほとんどオフセットを含まないことが認められる。すなわち、本実施例の光ヘッド装置により、0点が正確に判別可能なDPP信号が得られることが判る。
再び図13を参照すると、光検出器の受光面に集光された複数の集光スポット314および315,同324および325は、それぞれ、0次光および+1次回折光の2層光ディスク記録再生時のクロストーク光による集光スポットである。
図13に示す例においても、図6、図10に示した例と同様に、回折光学素子26の回折パターン31の周縁部を透過した光ビームの集光スポットは、ドーナツ状(円環状)であり、例えば、集光スポット311は、デフォーカスしたクロストーク光314の中央部の円状の空隙に入り込む形状である。すなわち、集光スポット311と集光スポット314は互いに重なり合う部分を持たず、信号光とクロストーク光の干渉による層間クロストークを発生しない。
なお、図6、図10により既に説明したように、集光スポットの中央部の円状の空隙は、クロストーク低減の観点からは大きい方が好ましいが、この場合、信号光の中央部の空隙も比例して大きくなるため、信号成分の劣化に繋がることから、図4に示した回折光学素子26のr0(光スポットの径)に対するr1(回折領域の径)の比は、
r1/r0=0.15
程度が好ましい。
また、図13により説明した実施の形態でも、サブビーム用の受光部323に、メインビームのクロストークの光スポット314が重ならないよう、それぞれの受光部の大きさおよび間隔が規定されている。すなわち、図13に示す検出系においても、メインビームのクロストークによる光スポット314によるサブビームへのクロストークも低減することができる。
なお、図6および図10および図13に示した検出系のそれぞれにおいては、光検出器28には回折光学素子26の中央回折パターン31で回折された集光スポットに対応した受光部が無いが、これらに対応した別の受光部を設けても良い。
例えば、図6の集光スポット122用に受光部116を配置し、図15のように構成してもよい。この場合、受光部113および受光部116の両者から、メインビームによる信号を検出することで、データ再生に用いるメインビームの受光総光量を増加させることができ、信号検出感度を高めることが可能となる。
同様に、図10の集光スポット212用に受光部216を配置し、図16のように構成でもよい。いうまでもなく、この場合も、受光部213および受光部116の両者から、メインビームによる信号を検出することで、データ再生に用いるメインビームの受光総光量を増加させることが出来、良好な信号検出が可能となる(検出信号のノイズ成分に対する信号成分の比率が向上される)。
同様に、図13の集光スポット312用に受光部316を配置し、図17のように構成でもよい。いうまでもなく、この場合も、受光部313および受光部316の両者から、メインビームによる信号を検出することで、データ再生に用いるメインビームの受光総光量を増加させることが出来、良好な信号検出が可能となる(検出信号のノイズ成分に対する信号成分の比率が向上される)。
以上説明したように、本発明の受光光学系を用いることにより、2層ディスクに情報を記録し、または情報を再生する際の層間クロストークが低減できる。
また、DPP信号を検出する3ビーム検出系において、トラックピッチに拘わりなく、すなわち2以上のトラックピッチのトラックを有する光ディスクの任意のトラックにおいても、安定なトラッキング制御が可能となる。
また、DPP信号検出系を、2ビームにより検出可能としたことにより、受光素子の数が低減され、従ってコストも低減される。同時に、光検出器の受光面の全体の面積が縮小されることにより、ノイズが低減される。
また、サブビームをメインビームがディスクを走査する方向の前方すなわち光ディスクの回転方向に対してメインビームよりも前方にのみサブビームを照射することで、例えば情報の記録直後の記録マークにサブビームが照射されて記録マークが不安定な状態になる(記録マークが消去される)虞が抑止される。
なお、この発明は、前記各実施の形態に限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々な変形もしくは変更が可能である。また、各実施の形態は、可能な限り適宜組み合わせて、もしくは一部を削除して実施されてもよく、その場合は、組み合わせもしくは削除に起因したさまざまな効果が得られる。
例えば、発明の詳細な説明においては、光ディスク装置を例に、本発明の実施の形態を説明したが、記録媒体として光ディスクを用いる動画撮影用カメラや、音楽データを収容する携帯用の音響機器等にも適用可能であることはいうまでもない。
この発明の実施の形態が適用される光ディスク装置および光ヘッド装置を用いて情報の記録および再生もしくは消去が可能な記録媒体(光ディスク)の一例を説明する概略図。 この発明の実施の形態が適用される光ディスク装置および光ヘッド装置の一例を説明する概略図。 図2に示した光ヘッド装置に組み込まれる回折格子ならびに回折格子により回折された光ビームと光ディスクのトラックとの関係を説明する概略図。 図2に示した光ヘッド装置に組み込まれる回折光学素子の回折領域と非回折領域(単純透過領域)との関係を説明する概略図。 図2に示した光ヘッド装置に組み込まれる回折光学素子と光検出器に結像される光ビームとの関係を説明する概略図。 図2に示した光ヘッド装置に組み込まれる信号検出系および信号処理系の一例を説明する概略図。 図6に示した信号処理系(演算部)で得られるTES出力の一例を示すグラフ。 図1に示した2層光ディスクにおいて層間クロストークが生じる原理を説明する概略図。 図2に示した光ヘッド装置に組み込まれる回折格子の別の実施の形態およびその回折格子により回折された光ビームと光ディスクのトラックとの関係を説明する概略図。 図2に示した光ヘッド装置に図9に示した回折格子を組み込んだ場合に利用される信号検出系および信号処理系の一例を説明する概略図。 図10に示した信号処理系(演算部)で得られるTES出力の一例を示すグラフ。 図2に示した光ヘッド装置に組み込まれる回折格子の第3の実施の形態およびその回折格子により回折された光ビームと光ディスクのトラックとの関係を説明する概略図。 図2に示した光ヘッド装置に図12に示した回折格子を組み込んだ場合に利用される信号検出系および信号処理系の一例を説明する概略図。 図13に示した信号処理系(演算部)で得られるTES出力の一例を示すグラフ。 図6に示した信号処理系(演算部)の変形例を説明する概略図。 図10に示した信号処理系(演算部)の変形例を説明する概略図。 図13に示した信号処理系(演算部)の変形例を説明する概略図。
符号の説明
1…光ディスク(記録媒体)、2…基板、3…第1の記録層(記録層(L1))、4…中間層、5…第2の記録層(記録層(L0))、6…基板、11…光ヘッド装置、12…演算回路、13…サーボドライバ、20…半導体レーザ装置、21…コリメートレンズ、22…3ビーム生成用回折格子、23…偏光ビームスプリッタ、24…λ/4板、25…対物レンズ、26…検出用回折光学格子(HOE)、27…集光レンズ、28…光検出器、29…アクチュエータ。

Claims (13)

  1. 光源からの光を、少なくとも2層の記録層を有する記録媒体のいずれかの記録層に集光する対物レンズと、
    前記対物レンズを通過して上記記録媒体の記録層に集光される光に、そのまま通過する非回折成分とその周辺に±1次回折成分を生起させる回折素子と、
    前記対物レンズにより捕捉された上記記録媒体のいずれかの記録層で反射された光を、前記対物レンズの中心およびその近傍を通過した第1の光束と、第1の光束よりも外側を通過した第2の光束に分割する光学素子と、
    複数の検出領域を有し、前記光学素子により分離された上記第1の光束と上記第2の光束のうちの少なくとも一方を受光して、その強度に対応する電気信号を出力する光検出器と、
    前記光検出器の出力から、上記記録媒体の記録面に固有の案内溝と直交する方向の成分のオフセット成分を除去する信号処理回路と、
    を有することを特徴とする光ヘッド装置。
  2. 前記回折素子は、上記非回折成分が集光される上記記録媒体の同一の上記案内溝上に、上記±1次回折成分の位相が反転されたそれぞれ2つの光スポットを提供可能な回折パターンを有することを特徴とする請求項1記載の光ヘッド装置。
  3. 前記光学素子により、前記対物レンズで捕捉された光が上記第1および上記第2の光束に分割される割合は、上記第2の光束の半径を1とするとき、最大でその半径の0.15倍に上記第1の光束の半径が規定されることを特徴とする請求項1ないし2記載の光ヘッド装置。
  4. 前記回折素子は、上記記録媒体に投影された状態で上記記録媒体に固有の案内溝と平行な方向に2分割されたバイナリ型回折格子を含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の光ヘッド装置。
  5. 光源からの光を、少なくとも2層の記録層を有する記録媒体のいずれかの記録層に集光する対物レンズと、
    前記対物レンズを通過して上記記録媒体の記録層に集光される光に、そのまま通過する非回折成分と、非回折成分の近傍に回折成分を集約して生起させる回折素子と、
    前記対物レンズにより捕捉された上記記録媒体のいずれかの記録層で反射された光を、前記対物レンズの中心およびその近傍を通過した第1の光束と、第1の光束よりも外側を通過した第2の光束に分割する光学素子と、
    複数の検出領域を有し、前記光学素子により分離された上記第1の光束と上記第2の光束のうちの少なくとも一方を受光して、その強度に対応する電気信号を出力する光検出器と、
    前記光検出器の出力から、上記記録媒体の記録面に固有の案内溝と直交する方向の成分のオフセット成分を除去する信号処理回路と、
    を有することを特徴とする光ヘッド装置。
  6. 前記回折素子は、上記非回折成分が集光される上記記録媒体の同一の上記案内溝上であって、上記非回折成分が集光される位置に対して上記記録媒体が回転される方向の上流側に、回折成分の位相が反転された2つの光スポットを2組提供可能な回折パターンを有することを特徴とする請求項5記載の光ヘッド装置。
  7. 前記光学素子により、前記対物レンズで捕捉された光が上記第1および上記第2の光束に分割される割合は、上記第2の光束の半径を1とするとき、最大でその半径の0.15倍に上記第1の光束の半径が規定されることを特徴とする請求項6記載の光ヘッド装置。
  8. 前記回折素子は、上記記録媒体に投影された状態で上記記録媒体に固有の案内溝と平行な方向および直交する方向にそれぞれ2分割されたブレーズ型回折格子を含むことを特徴とする請求項5ないし7のいずれかに記載の光ヘッド装置。
  9. 前記回折素子は、上記非回折成分が集光される上記記録媒体の同一の上記案内溝上であって、上記非回折成分が集光される位置に対して上記記録媒体が回転される方向の上流側に、回折成分の位相が反転された2つの光スポットを1組提供可能な回折パターンを有することを特徴とする請求項5記載の光ヘッド装置。
  10. 前記光学素子により、前記対物レンズで捕捉された光が上記第1および上記第2の光束に分割される割合は、上記第2の光束の半径を1とするとき、最大でその半径の0.15倍に上記第1の光束の半径が規定されることを特徴とする請求項9記載の光ヘッド装置。
  11. 前記回折素子は、上記記録媒体に投影された状態で上記記録媒体に固有の案内溝と平行な方向に2分割されたブレーズ型回折格子を含むことを特徴とする請求項5、9または10のいずれかに記載の光ヘッド装置。
  12. 光源からの光を、少なくとも2層の記録層を有する記録媒体のいずれかの記録層に集光する対物レンズと、前記対物レンズを通過して上記記録媒体の記録層に集光される光に、そのまま通過する非回折成分とその周辺に±1次回折成分を生起させる回折素子と、前記対物レンズにより捕捉された上記記録媒体のいずれかの記録層で反射された光を、前記対物レンズの中心およびその近傍を通過した第1の光束と、第1の光束よりも外側を通過した第2の光束に分割する光学素子と、複数の検出領域を有し、前記光学素子により分離された上記第1の光束と上記第2の光束のうちの少なくとも一方を受光して、その強度に対応する電気信号を出力する光検出器と、前記光検出器の出力から、上記記録媒体の記録面に固有の案内溝と直交する方向の成分のオフセット成分を除去する信号処理回路と、を有することを特徴とする光ヘッド装置と、
    前記光学素子により分離された上記第1の光束から上記記録媒体に記録されている情報を再生する信号処理部と、
    を有することを特徴とする光ディスク装置。
  13. 光源からの光を、少なくとも2層の記録層を有する記録媒体のいずれかの記録層に集光する対物レンズと、前記対物レンズを通過して上記記録媒体の記録層に集光される光に、そのまま通過する非回折成分と、非回折成分の近傍に回折成分を集約して生起させる回折素子と、前記対物レンズにより捕捉された上記記録媒体のいずれかの記録層で反射された光を、前記対物レンズの中心およびその近傍を通過した第1の光束と、第1の光束よりも外側を通過した第2の光束に分割する光学素子と、複数の検出領域を有し、前記光学素子により分離された上記第1の光束と上記第2の光束のうちの少なくとも一方を受光して、その強度に対応する電気信号を出力する光検出器と、前記光検出器の出力から、上記記録媒体の記録面に固有の案内溝と直交する方向の成分のオフセット成分を除去する信号処理回路と、を有することを特徴とする光ヘッド装置と、
    前記光学素子により分離された上記第1の光束から上記記録媒体に記録されている情報を再生する信号処理部と、
    を有することを特徴とする光ディスク装置。
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