JP2008102990A - 光ピックアップ及びこれを用いた光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ディスク記録層からの受光部への戻り光に対して干渉を発生させる迷光の入射を低減して、ノイズ発生を防止し光量ロスを少なくする。
【解決手段】複数の記録層を有する光ディスクに対して情報の記録及び/又は再生を行う光ピックアップ7において、光源31から出射された光ビームを集光する対物レンズ33と、光ディスク2からの戻り光を受光する受光部を有する光検出器34と、光源と対物レンズとの間に配置され、光ディスクで反射された戻り光光路を出射光光路と分離する光路分離手段35と、光路分離手段と受光部との間に設けられ、通過する光ビームの一部を遮光する遮蔽部又は回折する回折部を有する遮蔽手段36とを備え、遮蔽部又は回折部は、情報の記録又は再生が行われる記録層とは異なる他の記録層又は表面で反射された光ビームのうち受光部に入射する中心領域を遮光又は回折して受光部に入射させないようにする。
【選択図】図3

Description

本発明は、光ディスクに情報信号の記録を行い、光ディスクに記録された情報信号の再生を行うために用いられる光ピックアップ及びこれを用いた光ディスク装置に関する。
従来、情報信号の記録媒体として、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクが用いられ、この種の光ディスクに情報信号の記録を行い、あるいは光ディスクに記録された情報信号の再生を行うための光ディスク装置があり、この光ディスク装置には、光ディスクの半径方向へ移動され、この光ディスクに対して光ビームを照射する光ピックアップが設けられている。
この光ピックアップは、一般的に、光源、ビームスプリッタ、対物レンズ、受光素子等を有しており、光源から出射された光ビームがビームスプリッタを透過して、対物レンズによって集光されて光ディスクの記録層に光ビームのスポットが形成される。また、光ディスクの記録層に集光された光ビームは、反射されて再びビームスプリッタに入射され、このビームスプリッタによって光路が変更されて受光素子に入射される。
光ディスクには、単一の記録層を有する一層型のタイプのものと、記録層が複数設けられている多層型のタイプのものがある。この多層型の光ディスクにおいて、例えば、一の記録層に光ビームが集光されている場合に、この一の記録層に隣接する他の記録層等でも光ビームが反射される。
また、一層型の光ディスクにおいても、記録層に光ビームが集光されている場合に、光ディスクの表面でも光ビームが反射される(以下、この他の記録層又は表面を「他の記録層等」ともいう。)。
このように、記録又は再生を行うために集光している記録層で反射された光ビームのみならず、他の記録層等で反射された光ビームが、迷光として受光素子に入射してしまうおそれがある。
このような迷光は、例えば、RF(Radio Frequency)信号の品質の劣化やサーボ信号のオフセット等の不具合を引き起こす原因となり、また、光ディスクの各層で反射された光ビームの干渉を引き起こす原因ともなる。また、特に、トラッキングエラー信号生成等のために光ビームを回折素子等により分割した場合には、その光量比の関係で主光束と副光束との干渉は大きな問題を引き起こしてしまう。
一般的に、光源から出射された光ビームが回折素子等により0次光と±1次回折光に分離された場合、RF信号検出を行う主光束としての0次光の光強度を大きくするとともに、副光束としての±1次回折光による記録層の記録情報の消去を防止するため、0次光の光強度に対して、±1次回折光の光強度が約10%程度とされている。
ここで、光ビームが集光される情報信号の記録又は再生を行われる記録層(以下、「フォーカス記録層」ともいう。)で反射され受光部で受光される0次光の単位面積当たりの光強度に対して、他の記録層等で反射され受光部で受光される0次光の単位面積当たりの光強度が例えば10%程度とすると、フォーカス記録層で反射され受光部に受光される±1次回折光の光強度に対して、他の記録層等で反射され受光部に受光される0次光の光強度が略等しくなってしまい、±1次回折光を用いてトラッキングエラー信号検出、球面収差検出、ランドグルーブ検出、クロストーク検出を行う場合に大きな問題となる。
このように、複数の記録層を有する光ディスク等に対して情報信号の記録再生を行う場合、受光部では記録再生を行うフォーカス記録層からの戻り光以外にその前後にある他の記録層からの戻り光も存在してしまい、互いに干渉し合う。この干渉により、光検出器で検出された信号にノイズ成分が発生するという問題があった。
この問題を解決するため、特開2005−63595号公報に記載の光ピックアップのように、光学系の復路に干渉を防ぐための遮蔽部を有する遮蔽手段を配置して、他の記録層からの戻り光が受光部に入射するのを防止して干渉を避ける光ピックアップも考えられるが、光量ロスが大きくなってしまうという問題が発生してしまう(特許文献1参照)。
特開2005−63595号公報
本発明の目的は、光ディスクの記録又は再生を行う記録層からの受光部への戻り光に対して干渉を発生させる迷光の入射を低減することにより、ノイズ成分の発生を防止するとともに、光量ロスを少なくすることを可能とする光ピックアップ及び光ディスク装置を提供することにある。
この目的を達成するため、本発明に係る光ピックアップは、光ビームの入射方向に一又は複数の記録層を有する光ディスクに対して情報の記録及び/又は再生を行う光ピックアップにおいて、所定の波長の光ビームを出射する光源と、上記光源から出射された光ビームを光ディスクの記録層に集光する対物レンズと、上記光ディスクからの戻り光を受光する受光部を有する光検出器と、上記光源と上記対物レンズとの間に配置され、上記光ディスクで反射された戻り光の光路を上記光源から出射された光ビームの光路と分離する光路分離手段と、上記光路分離手段と、上記受光部との間に設けられ、通過する光ビームの一部を遮光する遮蔽部又は回折する回折部を有する遮蔽手段とを備え、上記遮蔽手段の上記遮蔽部又は回折部は、情報の記録又は再生が行われる記録層とは異なる他の記録層又は表面で反射された光ビームのうち上記受光部に入射する光ビームの中心領域を遮光又は回折して上記受光部に入射させないようにする。
また、この目的を達成するため、本発明に係る光ディスク装置は、一又は複数の記録層を有する光ディスクに対して情報の記録及び/又は再生を行う光ピックアップと、上記光ディスクを回転する回転駆動手段とを備える光ディスク装置であり、この光ディスク装置に用いる光ピックアップとして、上述したようなものを用いたものである。
本発明は、情報の記録又は再生が行われる記録層とは異なる他の記録層又は表面で反射された光ビームのうち受光部に入射する光ビームの中心領域を遮光する遮蔽部又は回折部を有する遮蔽手段により、干渉を発生させる迷光の入射を効果的に低減して、光量ロスを極力低減した状態でノイズ成分の発生を防止することを実現する。
以下、本発明を適用した光ピックアップを用いた光ディスク装置について、図面を参照して説明する。
本発明を適用した光ディスク装置1は、図1に示すように、光ディスク2に対して情報信号の記録及び/又は再生を行う記録再生装置である。
この光ディスク装置1で記録及び/又は再生を行う光ディスク2として、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、情報の追記が可能とされるCD−R(Recordable)及びDVD−R(Recordable)、情報の書換えが可能とされるCD−RW(ReWritable)、DVD−RW(ReWritable)、DVD+RW(ReWritable)等の光ディスクや、さらに発光波長が短い405nm程度(青紫色)の半導体レーザを用いた高密度記録が可能な光ディスクや、光磁気ディスク等が用いられる。
特に以下では、この光ディスク装置1で用いられる光ディスクとして、図2に示すように、多層型のタイプとして、2つの記録層を有する光ディスク2を用いるものとして説明するが、この光ディスク装置1及び光ピックアップにより情報信号の記録又は再生を行う光ディスクは、これに限られるものではなく、光ビームの入射方向に一又は複数の記録層が積層されて形成された光ディスクであればよい。具体的に、光ディスク2は、光ビームの入射側から順に、カバー層2a、記録層L1、記録層L2が形成されている。ここで、カバー層2aの厚みは75μmに形成され、記録層L1と記録層L2との間隔は25μmに形成されている。
この光ディスク装置1は、図1に示すように、外筐3内に所要の各部材及び各機構が配置されて成り、外筐3には図示しないディスク挿入口が形成されている。
外筐3内には図示しないシャーシが配置され、該シャーシに取り付けられたスピンドルモーターのモーター軸にディスクテーブル4が固定されている。
シャーシには、平行なガイド軸5が取り付けられると共に図示しない送りモーターによって回転されるリードスクリュー6が支持されている。
光ピックアップ7は、図1に示すように、移動ベース8と、該移動ベース8に設けられた所要の光学部品と、移動ベース8上に配置された対物レンズ駆動装置9とを有し、移動ベース8の両端部に設けられた軸受部8a、8bがそれぞれガイド軸5に摺動自在に支持されている。
移動ベース8に設けられた図示しないナット部材がリードスクリュー6に螺合され、送りモーターによってリードスクリュー6が回転されると、ナット部材がリードスクリュー6の回転方向へ応じた方向へ送られ、光ピックアップ7がディスクテーブル4に装着される光ディスク2の半径方向へ移動される。
以上のように構成された光ディスク装置1は、スピンドルモータによって、光ディスク2を回転操作し、サーボ回路からの制御信号に応じてリードスクリュー6を駆動制御し、光ピックアップ1を光ディスク11の所望の記録トラックに対応する位置に移動することで、光ディスク11に対して情報の記録再生を行う。
次に、本発明が適用された上述した光ピックアップ7について説明する。この光ピックアップ7は、光ビームの入射方向に一又は複数の記録層を有する光ディスク2に対して情報の記録及び/又は再生を行う。
本発明を適用した光ピックアップ7は、図3に示すように、所定の波長の光ビームを出射する光源31と、光源31から出射された光ビームを光ディスク11の信号記録面としての記録層上に集光する対物レンズ33と、光ディスク2の記録層で反射された戻り光を受光する受光部34aを有する光検出器34と、光源31と対物レンズ33との間に配置され、光ディスク2で反射された戻り光の光路を光源31から出射された光ビームの光路と分離する光路分離手段としてビームスプリッタ35と、ビームスプリッタ35と光検出器34との間に設けられ、通過する光ビームの一部を遮光する遮蔽部36aを有する遮蔽部材36とを備える。
また、光ピックアップ1は、光源31とビームスプリッタ35との間に設けられ、光源31から出射された光ビームの発散角を変えて略平行光とするコリメータレンズ37と、ビームスプリッタ35と光検出器34との間に設けられ、ビームスプリッタ35で反射された戻りの光ビームを光検出器34の受光部34a上に集光する集光レンズ38とを備える。
光源31は、例えば、波長405nm程度のレーザ光束を出射する半導体レーザである。尚、光源31から出射される光ビームの波長は、405nm程度に限られるものではなく、例えば、650nm程度、780nm程度の波長の光ビームを出射するように構成してもよい。また、以下では、単一の波長の光ビームを出射する場合について説明するが、二以上の複数種類の波長の光ビームを出射する一又は複数の光源部を設けるように構成してもよい。
コリメータレンズ37は、光源31から入射された光ビームの発散角を変換して略平行光としてビームスプリッタ35側に出射させる。
ビームスプリッタ35は、コリメータレンズ37により略平行光とされて入射された往路の光ビームを反射して対物レンズ33側に向けて出射させるとともに、光ディスク2の記録層で反射され対物レンズ33を経由して入射された戻りの光ビーム(以下、「復路の光ビーム」ともいう。)を透過して遮蔽部材36側に向けて出射させる。このように、ビームスプリッタ35は、復路の光ビームの光路を往路の光ビームの光路から分離させて、遮蔽部材36、集光レンズ38及び受光部34a側に導く。
対物レンズ33は、光ディスク2の種類に対応した開口数NAとされ、例えば、開口数NAが0.85程度とされている。対物レンズ33は、光ディスク2の選択される所望の記録層(信号記録面)上に入射した光ビームを集光する。尚、この対物レンズの開口数は、用いる光ディスク2の種類に応じたものを用いるものであり、0.85程度に限られるものではなはく、例えば、0.6程度又は0.45程度のものであってもよい。
遮蔽部材36は、図4に示すように、ビームスプリッタ35を透過された戻りの光ビームが入射され、この通過する光ビームの一部を遮光する遮蔽部36aと、この遮蔽部36a以外の部分に形成され、入射した光ビームをそのまま透過させる透過部36bとを有している。尚、図4中、略円形状とされた破線は、情報の記録又は再生が行われる記録層からの戻り光を示すものである。
遮蔽部材36の遮蔽部36aは、図5及び図6に示すように、情報の記録又は再生が行われる記録層(以下、「フォーカス記録層」ともいう。)とは別の他の記録層又は表面(以下、「他の記録層等」ともいう。)で反射された光ビームB2のうち受光部34aに入射する光ビームの中心領域を遮光する。尚、図6中、B1は、フォーカス記録層で反射された光ビームを示し、B2は、他の記録層で反射された光ビームを示し、図5中S1は、フォーカス記録層で反射された光ビームにより形成されるスポットを示し、S2は、他の記録層で反射された光ビームにより形成されるスポットを示す。また、ここでは、遮蔽部材36の遮蔽部36aは、略矩形に遮蔽部材36の略中央部に形成され、光軸にその中心を一致させて配置されており、他の記録層で反射された光ビームのうち受光部34aに入射する光ビームの中心領域を遮光するように構成されている。ここで、遮蔽部36aは、略矩形とされたが、これに限られるものではなく、円形、楕円形、多角形に形成されてもよい。
尚、ここでは、二つの記録層を有する所謂二層光ディスクを用いるものとして説明したが、単一の記録層を有する光ディスクに対して情報の記録及び/又は再生を行うように構成してもよく、その場合には、遮蔽部材36の遮蔽部36aは、光ディスク2の表面で反射された光ビームのうち受光部34aに入射する光ビームの中心領域を遮光して受光部34aに入射させないように構成される。
遮蔽部材36は、他の記録層等で反射された光ビームのうち受光部34aに入射する光ビームの中心領域を遮光することで、迷光となる光ビームの主要な部分、すなわち、ノイズに大きく影響を与える部分が受光部34aに入射することを防止して、遮蔽部材36を設けない場合に比べて大幅にノイズ成分の発生を低減する。また、遮蔽部材36は、他の記録層等で反射された光ビームのうち受光部34aに入射する光ビームの全てを遮光する場合に比べて、光量のロスを大幅に低減する。
すなわち、遮蔽部材36は、光量のロスを大幅に低減するとともに、ノイズ成分の発生を低減する。
また、具体的には、遮蔽部材36の遮蔽部36aの大きさは、遮蔽部材36に入射する光ビームの大きさに対する遮蔽部36aの大きさの割合に比べて、受光部34aが形成された平面内での他の記録層等で反射された光ビームのスポットサイズに対する受光部34aが形成された平面内でのフォーカス記録層で反射された光ビームのスポットサイズの割合が大きくなるように、形成されている。すなわち、図4、図5及び図6に示すように、遮蔽部36aの光軸に直交する面における面積をA1とし、遮蔽部材36に入射するフォーカス記録層で反射された光ビームの光軸に直交する面における面積をA2とし、フォーカス記録層で反射された光ビームの受光部34aが形成された平面内におけるスポットS1の面積をAS1とし、他の記録層等で反射された光ビームの受光部34aが形成された平面内におけるスポットS2の面積をAS2とすると、(A1/A2)<(AS1/AS2)の関係が成立するように、遮蔽部36aの大きさが決定されて形成されている。
尚、3層以上の記録層を有する光ディスクの場合には、この面積S2は、他の記録層のうち、最もフォーカス記録層に近接する記録層で反射された光ビームの受光部34aが形成された平面内におけるスポットの面積である。これは、最も近接する記録層により反射された光ビームが迷光として最も影響を与えるからである。また、1層しか記録層を有さない光ディスクにおいては、この面積S2は、表面で反射された光ビームの受光部34aが形成された平面内におけるスポットの面積である。
さらに、遮蔽部材36の遮蔽部36aは、他の記録層で反射される他層光ビームのうち、フォーカス記録層で反射される光ビームと、他の記録層で反射される他層光ビームとにより、受光部34a上に形成される干渉縞の最内周の領域に対応する部分が受光部34aに入射しないように遮光する大きさに形成されている。ここで、干渉縞の最内周の領域とは、明暗の縞が繰り返し形成されている干渉縞のうち最内周の明暗一対の領域をいう。
これにより、上述したように、フォーカス記録層で反射される光ビームと、他の記録層で反射される他層光ビームとが干渉する部分のうち、影響力の大きい中心部分の干渉を防止することでノイズ成分の主要部分の発生を防止し、ノイズ成分の発生を大幅に低減するとともに、光量ロスを防ぐことが可能となる。
ここで、遮蔽部材36の遮蔽部36aが、フォーカス記録層で反射される光ビームと、他の記録層等で反射される光ビームとの干渉を防止できることについて説明するが、その説明に先立ち、干渉が発生してしまう現象について説明する。
図7に示すように、フォーカス記録層からの光ビームB1の波面は、略曲面とされた曲がった波面であるのに対して、他の記録層からの光ビームB2の波面は、略平面とされた波面となっている。この二つの光ビームは、所謂ニュートンリングの原理により、図8に示すような干渉縞が受光部34a上に形成される。すなわち、この二つの光ビームの光路差が波長の整数倍のところでは、互いに光強度を強め合うことで明部となり、光路差が波長の整数倍から半波長ずれているところでは、互いに光強度を弱め合うことで暗部となることにより、干渉縞が光路差に応じて図8に示すように発生する。尚、図8は、模式的に暗部と明部とを示しているが、厳密には、光路差の波長の整数倍からのずれに応じて明部と暗部との中間的な光強度の部分も存在し、光路差に応じて順次明るさが変化しており、その結果として明部及び暗部からなる干渉縞が形成されている。そして、この干渉縞は、中心部分では光路差の変化が少なく中心から離れるほど光路差の変化が次第に大きくなっていることから、中心付近が最も粗な状態となっており、中心から離れるほど密となっている。
このとき、フォーカス記録層と、他の記録層との層間隔には、光ディスクの面内の位置に応じて微小な変化があり、この微小な変化等により干渉縞の明暗状態が変化する。すなわち、図8に示すような、明部及び暗部が形成される場合と、明部及び暗部が反転して形成されるような場合とに亘って明暗状態が順次変化する。そして、明暗状態が順次変化することにより、最も粗な状態に形成された中心付近の領域が干渉によるノイズ成分の支配的な原因となっている。
そして、上述の遮蔽部材36の遮蔽部36aは、このノイズ成分の支配的な原因となっている受光部34aの中心付近の最も粗な状態に形成された明暗の部分を遮蔽することにより、完全には、ノイズ成分を遮蔽しないものの必要最低限のノイズ成分の発生を防止して、ノイズ成分の発生を大幅に低減するとともに、光量ロスを防ぐことが可能となる。
換言すると、遮蔽部材36の遮蔽部36aは、他の記録層からの戻りの光ビームが受光部34aに入射する部分の全部を遮蔽することにより、フォーカス記録層からの戻り光の本来検出したい部分も大きく遮蔽してしまい、光量ロスが大きかった点についても改善するものであり、すなわち、ノイズ成分となる迷光の影響度を極力下げるとともに、光量ロスについても極力小さくすることを可能とする。
特に、短波長を用いた光ディスクにおいては、層間距離も小さくすることが可能となっており、この層間距離が小さい場合には迷光の影響と光量ロスとが特に問題となるが、この遮蔽部材36は、他の記録層等からの迷光を防止するとともに光量ロスを低減することで、短波長を用いた光ディスクを多層構造にしたときのノイズ成分を大幅に低減して、記録容量の大容量化と、迷光の影響度を下げることによる良好な記録再生とを可能とする。
尚、上述の光ピックアップ7では、通過する光ビームの一部を遮光する遮蔽部36aを有する遮蔽部材36を設けるように構成したが、これに限られるものではなく、例えば、通過する光ビームの一部を回折する回折部を有する遮蔽部材を設けるように構成し、この遮蔽部材の回折部が、フォーカス記録層とは異なる他の記録層又は表面で反射された光ビームのうち受光部34aに入射する光ビームの中心領域を回折して受光部34aに入射させないように構成してもよく、換言すると、上述の他の記録層又は表面で反射された光ビームのうち受光部34aに入射する光ビームの中心領域を受光部34aに入射させないように規制する光ビーム入射規制部を有するように構成すればよい。
集光レンズ38は、遮蔽部材36により光ビームの一部を遮蔽され入射された復路の光ビームの発散角を変換して、所定の発散角でこの光ビームを光検出器34の受光部34aの各受光領域上に集束させる。
光検出器34は、中央部に、例えば略正方形状に形成され入射した光ビームを受光して検出する受光部34aと、この受光部34a以外の部分に光ビームを検出しない非受光部34bとが設けられた受光素子を有し、この受光素子の受光部34aで受光した光ビームを検出する。
光検出器34は、集光レンズ38により集光された光ビームを受光し、情報信号とともにトラッキングエラー信号及びフォーカシングエラー信号等の各種信号を検出するために、受光部34aが複数の受光領域からなる所謂分割フォトディテクタとして構成され、情報信号、トラッキングエラー信号及びフォーカシングエラー信号等の各種信号を検出する。
以上のように構成された光ピックアップ7において、光源31から光ビームが出射されると、コリメータレンズ37によって平行光とされ、ビームスプリッタ35により対物レンズ33側に反射され、対物レンズ33によって集光されて光ディスク2のフォーカス記録層にスポットが形成される。光ディスク2の記録層に集光された光ビームは、反射されて再びビームスプリッタ35に入射され、ビームスプリッタ35によって光路が変更されて、遮蔽部材36及び集光レンズ38を介して光検出器34の受光部34a上に集光される。
このとき、例えば、光ビームがフォーカス記録層として一の記録層L1に集光されている場合には、図9、図10(a)及び図10(b)に示すように、記録層L1に集光された光ビームは、遮蔽部36aによって遮光された部分を除いて、集光レンズ38によって受光素子の受光部34aに集光されて入射される。
同時に、他の記録層L2で反射された光ビームも遮蔽部材36及び集光レンズ38を介して受光素子に向かうが、他の記録層L2で反射された光ビームは、図11、図12(a)及び図12(b)に示すように、一部が遮蔽部36aによって遮られ、遮蔽部36aによって遮られなかった部分が受光素子の受光部34a及び非受光部34bに入射される。したがって、受光素子の受光部34aには、記録層で反射され受光部34aに向けられた光ビームのうち中心領域の光ビームは入射されず、それ以外の部分が入射される。
本発明を適用した光ピックアップ7は、光源31、対物レンズ33、光検出器34、ビームスプリッタ35及び遮蔽部材36を備え、遮蔽部材36の遮蔽部36aが、情報の記録又は再生が行われる記録層とは異なる他の記録層又は表面で反射された光ビームのうち受光部34aに入射する光ビームの中心領域を遮光するので、ノイズ成分の発生を大幅に低減するとともに、光量ロスを低減することを実現する。
尚、上述では、遮蔽部材36の光軸付近に略矩形に形成された遮蔽部36aを設けるように構成したが、これに限られるものではなく、例えば、回折格子等によりトラッキングエラー信号等を検出するために光ビームを3ビームに分割するような光ピックアップの場合には、以下のように複数の遮蔽部を設けるように構成してもよい。
次に、図13に示すように、光源31から出射された光ビームを3ビームに分割する回折素子と、回折素子に分割され光ディスクの記録層で反射された戻りの3ビームをそれぞれ受光する複数の受光部を有する光検出器と、他の記録層で反射された光ビームのうち複数の受光部に入射する光ビームを遮光する複数の遮蔽部を有する遮蔽部材とを備える光ピックアップについて説明する。尚、以下の説明において、上述した光ピックアップ7と共通する部分については、共通の符号を付すとともに詳細な説明は省略する。
本発明を適用した光ピックアップ50は、図13に示すように、光源31と、光源31から出射された光ビームを少なくとも3本の光ビームに回折して分割する回折格子52と、回折格子52に分割された3本の光ビームをそれぞれ光ディスク2の記録層に集光する対物レンズ33と、光ディスク2の記録層で反射されたそれぞれの戻り光を受光する受光部54a,54b,54cを有する光検出器54と、ビームスプリッタ35と、ビームスプリッタ35と光検出器54との間に設けられ、通過する光ビームの一部を遮光する遮蔽部56a,56b,56cを有する遮蔽部材56と、光源31と回折格子52との間に設けられるコリメータレンズ37と、集光レンズ38とを備える。
回折格子52は、コリメータレンズ37とビームスプリッタ35との間に設けられ、光源31から出射されコリメータレンズ37に略平行光とされた光ビームをそのまま透過する0次光であるメインビームと、所定の回折角でメインビームから分岐される±1次回折光である第1及び第2のサブビームとからなる3本の光ビームに分割してビームスプリッタ35側に出射させる。
遮蔽部材56は、図14に示すように、ビームスプリッタ35を透過された戻りの光ビームが入射され、この通過する光ビームの一部を遮光する複数の遮蔽部56a,56b,56cと、この遮蔽部56a,56b,56c以外の部分に形成される、入射した光ビームをそのまま透過させる透過部56dとを有している。尚、図14中、略円形状とされた破線は、情報の記録又は再生が行われる記録層からの戻り光を示すものである。
遮蔽部材56の遮蔽部56a,56b,56cは、図14及び図15に示すように、他の記録層等で反射された光ビームのうちそれぞれの受光部54a,54b,54cに入射する光ビームの中心領域を遮光する。尚、図15中S31は、フォーカス記録層で反射されたメインビームにより形成されるスポットを示し、S32は、フォーカス記録層で反射された第1のサブビームにより形成されるスポットを示し、S33は、フォーカス記録層で反射された第2のサブビームにより形成されるスポットを示す。ここでは、遮蔽部材56の遮蔽部56aは、略矩形に遮蔽部材56の略中央部に形成され、光軸にその中心を一致させて配置され、遮蔽部材56の遮蔽部56b,56cは、略矩形に形成され、遮蔽部56aを挟んで分割された3本の光ビームを結ぶ方向の両側に配置されている。ここで、遮蔽部56b,56cは、回折格子52に分割された3本の光ビームのそれぞれが他の記録層で反射された戻りの光ビームのうち、後述する受光部54a,54b,54cに入射する部分をそれぞれ遮光する位置に配置されている。尚、遮蔽部56a,56b,56cは、ここでは、矩形とされたが、これに限られるものではなく、円形、楕円形、多角形に形成されてもよい。
遮蔽部材56は、他の記録層等で反射された光ビームのうちそれぞれの受光部54a,54b,54cに入射する光ビームの中心領域を遮光することで、迷光となる光ビームの主要な部分、すなわち、ノイズに大きく影響を与える部分が受光部54a,54b,54cに入射することを防止して、遮蔽部材56を設けない場合に比べて大幅にノイズ成分の発生を低減する。また、遮蔽部材56は、他の記録層等で反射された光ビームのうち受光部54a,54b,54cに入射する光ビームの全てを遮光する場合に比べて、光量のロスを大幅に低減する。
すなわち、遮蔽部材56は、光量のロスを大幅に低減するとともに、ノイズ成分の発生を低減する。
また、具体的には、遮蔽部材56の遮蔽部56a,56b,56cの大きさは、遮蔽部材56に入射する光ビームの大きさに対する遮蔽部56a,56b,56cの大きさの割合に比べて、受光部54a,54b,54cが形成された平面内での他の記録層等で反射された光ビームのスポットサイズに対する受光部54a,54b,54cが形成された平面内でのフォーカス記録層で反射された光ビームのスポットサイズの割合が大きくなるように、形成されている。
すなわち、図14及び図15に示すように、遮蔽部56aの光軸に直交する面における面積をA31とし、遮蔽部56bの光軸に直交する面における面積をA32とし、遮蔽部56cの光軸に直交する面における面積をA33とし、遮蔽部材56に入射するフォーカス記録層で反射されたメインビームの直交する面における面積をA41とし、遮蔽部材56に入射するフォーカス記録層で反射された第1のサブビームの直交する面における面積をA42とし、遮蔽部材56に入射するフォーカス記録層で反射された第2のサブビームの直交する面における面積をA43とし、フォーカス記録層で反射されたメインビームの受光部54aが形成された平面内におけるスポットS31の面積をAS31とし、フォーカス記録層で反射された第1のサブビームの受光部54bが形成された平面内におけるスポットS32の面積をAS32とし、フォーカス記録層で反射された第2のサブビームの受光部54cが形成された平面内におけるスポットS33の面積をAS33とし、他の記録層等で反射されたメインビームの受光部54a,54b,54cが形成された平面内におけるスポットの面積をAS41とすると、(A31/A41)<(AS31/AS41)の関係が成立するように、遮蔽部56aの大きさが決定されて形成され、(A32/A42)<(AS32/AS41)の関係が成立するように、遮蔽部56bの大きさが決定されて形成され、(A33/A43)<(AS33/AS41)の関係が成立するように、遮蔽部56cの大きさが決定されて形成されている。尚、図14中遮蔽部材56に入射するフォーカス記録層で反射された第1及び第2のサブビームの直交する面における面積A42,A43は、A41と略重なっているため図示しないが、厳密にはフォーカス記録層で反射されたメインビームの直交する面における面積A41と略同等の面積のものが遮光部56a,56b,56cが並んだ方向、すなわち、第1及び第2のサブビームの回折方向に向けて僅かにずれて形成されている。また、図15中、スポットS4は、他の記録層で反射されたメインビームの受光部54a,54b,54cが形成された平面内におけるスポットと、他の記録層で反射された第1及び第2のサブビームの受光部54a,54b,54cが形成された平面内におけるスポットとが重なりあって形成されたスポットである。
ここで、メインビーム並びに第1及び第2のサブビームの他の記録層で反射された光ビームは、それぞれの受光部54a,54b,54cに入射してしまうおそれがあるが、各関係式において右辺の分母をメインビームの面積であるAS41としたのは、メインビームは、第1及び第2のサブビームに対して、光量が大きく、フォーカス記録層で反射され受光面54a,54b,54cに入射するそれぞれの光ビームに干渉して主に影響を与えるのは、メインビームの他の記録層で反射された光ビームであるからである。
さらに、遮蔽部材56の遮蔽部56a,56b,56cは、他の記録層で反射される他層光ビームのうち、フォーカス記録層で反射される光ビームと、他の記録層で反射される他層光ビームとにより、それぞれの受光部54a,54b,54c上に形成される干渉縞の最内周の領域に対応する部分が受光部54a,54b,54cに入射しないように遮光する大きさに決定されている。ここで、干渉縞の最内周の領域とは、明暗の縞が繰り返し形成されている干渉縞のうち最内周の明暗一対の領域をいう。
これにより、上述したように、フォーカス記録層で反射される光ビームと、他の記録層で反射される他層光ビームとが干渉する部分のうち、影響力の大きい中心部分の干渉を防止することでノイズ成分の主要部分の発生を防止し、ノイズ成分の発生を大幅に低減するとともに、光量ロスを防ぐことが可能となる。
尚、ここで、遮蔽部材56の遮蔽部56a,56b,56cが、フォーカス記録層で反射される光ビームと、他の記録層で反射される光ビームとの干渉を防止できることについては、上述した光ピックアップ7の場合と同様であるので、ここでは、詳細な説明は省略する。
このように、上述の遮蔽部材の遮蔽部56a,56b,56cは、このノイズ成分の支配的な原因となっているそれぞれの受光部54a,54b,54cの中心付近の最も粗な状態に形成された明暗の部分を遮蔽することにより、完全には、ノイズ成分を遮蔽しないものの必要最低限のノイズ成分の発生を防止して、ノイズ成分の発生を大幅に低減するとともに、光量ロスを防ぐことが可能となる。
換言すると、遮蔽部材56の遮蔽部56a,56b,56cは、他の記録層からの戻りの光ビームが受光部54a,54b,54cのそれぞれに入射する部分の全部を遮蔽することにより、フォーカス記録層からの戻り光も大きく遮蔽してしまい、光量ロスが大きかった点についても改善するものであり、すなわち、ノイズ成分となる迷光の影響度を極力下げるとともに、光量ロスについても極力小さくすることを可能とする。
光検出器54は、中央部に、例えば略正方形状に形成され入射したメインビームの戻り光を受光して検出する受光部54aと、この受光部54aを挟んで互いに反対側の位置に形成され入射した第1及び第2のサブビームの戻り光を受光して検出する受光部54b,54cと、この受光部54a,54b,54c以外の部分に光ビームを検出しない非受光部54dとが設けられた受光素子を有し、この受光素子の受光部54a,54b,54cで受光した光ビームを検出する。受光部54aは、メインビームの戻り光を受光できる位置に形成され、受光部54bは、第1のサブビームの戻り光を受光できる位置に形成され、受光部54cは、第2のサブビームの戻り光を受光できる位置に形成されている。
光検出器54は、集光レンズ38により集光されたメインビーム並びに第1及び第2のサブビームの戻り光をそれぞれ受光し、情報信号とともにトラッキングエラー信号及びフォーカシングエラー信号等の各種信号を検出するために、受光部54a,54b,54cのそれぞれが一の受光領域からなるフォトディテクタ、又は複数の受光領域からなる所謂分割フォトディテクタとして構成され、情報信号、トラッキングエラー信号及びフォーカシングエラー信号等の各種信号を検出する。
尚、ここでは、メインビーム受光用の受光部54aと、第1のサブビーム受光用の受光部54bと、第2のサブビーム受光用の受光部54cとを、互いに離間して別個に設けるように構成したが、これに限られるものではなく、これらの受光部54a,54b,54cが隙間無く配置されたような、複数の受光領域からなる所謂分割フォトディテクタとして構成され、この複数の受光領域のうち一又は複数の受光領域が上述の3つの受光部として機能するように構成してもよい。すなわち、上述の受光部54a,54b,54cが一体とされた受光部を設けるように構成してもよい。
以上のように構成された光ピックアップ50において、光源31から光ビームが出射されると、コリメータレンズ37によって平行光とされ、回折格子52によって3ビームに分割され、ビームスプリッタ35により対物レンズ33側に反射され、対物レンズ33によって集光されて光ディスク2のフォーカス記録層にスポットが形成される。光ディスク2の記録層に集光された光ビームは、反射されて再びビームスプリッタ35に入射され、ビームスプリッタ35によって光路が変更されて、遮蔽部材56及び集光レンズ38を介して光検出器54の各受光部54a,54b,54c上に集光される。
本発明を適用した光ピックアップ50は、光源31,回折格子52,対物レンズ33、光検出器54、ビームスプリッタ35及び遮蔽部材56を備え、遮蔽部材56の遮蔽部56a,56b,56cが、情報の記録又は再生が行われる記録層とは異なる他の記録層又は表面で反射された光ビームのうちそれぞれ受光部54a,54b,54cに入射する光ビームの中心領域を遮光するので、ノイズ成分の発生を大幅に低減するとともに、光量ロスを低減することを実現する。
尚、上述の光ピックアップ50では、回折格子等によりトラッキングエラー信号等を検出するために光ビームを3ビームに分割するようにし、さらに複数の遮蔽部を有する遮蔽部材を設けるように構成したが、これに限られるものではなく、回折格子によりトラッキングエラー信号等を検出するために光ビームを3ビームに分割するようにし、他の記録層で反射された光ビームのうち複数の受光部に入射する光ビームを遮光する一の細長い形状に形成された遮蔽部を設けるように構成してもよい。
次に、図13及び図16に示すように、光線31から出射された光ビームを3ビームに分割する回折素子と、回折素子に分割され光ディスクの記録層で反射された戻りの3ビームをそれぞれ受光する複数の受光部を有する光検出器と、他の記録層で反射された光ビームのうち複数の受光部に入射する光ビームを遮光する一の遮蔽部を有する遮蔽部材とを備える光ピックアップについて説明する。尚、以下の説明において、遮蔽部材56に換えて遮蔽部材66を用いること以外の構成は、上述した光ピックアップ50と共通であり、上述した光ピックアップ7,50と共通する部分については、共通の符号を付すとともに詳細な説明は省略する。
本発明を適用した光ピックアップ60は、図13に示すように、光源31と、回折格子52と、対物レンズ33と、光検出器54と、ビームスプリッタ35と、ビームスプリッタ35と光検出器54との間に設けられ、通過する光ビームの一部を遮光する遮蔽部66aを有する遮蔽部材66と、コリメータレンズ37と、集光レンズ38とを備える。
遮蔽部材66は、図16に示すように、ビームスプリッタ35を透過された戻りの光ビームが入射され、この通過する光ビームの一部を遮光する一の遮蔽部66aと、この遮蔽部66a以外の部分に形成される、入射した光ビームをそのまま透過させる透過部66bとを有している。尚、図16中、略円形状とされた破線は、情報の記録又は再生が行われる記録層からの戻り光を示すものである。
遮蔽部材66の遮蔽部66aは、図16及び図17に示すように、他の記録層等で反射された光ビームのうちそれぞれの受光部54a,54b,54cに入射する光ビームの中心領域を遮光する。尚、図17中S51は、フォーカス記録層で反射されたメインビームにより形成されるスポットを示し、S52は、フォーカス記録層で反射された第1のサブビームにより形成されるスポットを示し、S53は、フォーカス記録層で反射された第2のサブビームにより形成されるスポットを示す。ここでは、遮蔽部材66の遮蔽部66aは、分割された3本の光ビームを結ぶ方向に長辺が位置するように細長い形状に矩形状に形成され、光軸にその中心を一致させて配置されている。ここで、遮蔽部66aは、回折格子52に分割された3本の光ビームのそれぞれが他の記録層で反射された戻りの光ビームのうち、後述する受光部54a,54b,54cに入射する部分をそれぞれ遮光する位置に配置されている。
遮蔽部材66は、他の記録層等で反射された光ビームのうちそれぞれの受光部54a,54b,54cに入射する光ビームの中心領域を遮光することで、迷光となる光ビームの主要な部分、すなわち、ノイズに大きく影響を与える部分が受光部54a,54b,54cに入射することを防止して、遮蔽部材66を設けない場合に比べて大幅にノイズ成分の発生を低減する。また、遮蔽部材66は、他の記録層等で反射された光ビームのうち受光部54a,54b,54cに入射する光ビームの全てを遮光する場合に比べて、光量のロスを大幅に低減する。
すなわち、遮蔽部材66は、光量のロスを大幅に低減するとともに、ノイズ成分の発生を低減する。
また、具体的には、遮蔽部材66の遮蔽部66aの大きさは、遮蔽部材66に入射する光ビームの大きさに対する遮蔽部66aの大きさの割合に比べて、受光部54a,54b,54cが形成された平面内での他の記録層等で反射された光ビームのスポットサイズに対する受光部54a,54b,54cが形成された平面内でのフォーカス記録層で反射された光ビームのスポットサイズの割合が大きくなるように、形成されている。
すなわち、図16及び図17に示すように、遮蔽部66aの光軸に直交する面における入射するフォーカス記録層で反射されたメインビームが入射する部分の面積をA5とし、遮蔽部材66に入射するフォーカス記録層で反射されたメインビームの直交する面における面積をA61とし、フォーカス記録層で反射されたメインビーム並びに第1及び第2のサブビームの受光部54a,54b,54cが形成された平面内におけるそれぞれのスポットの面積の和をAS5とし、他の記録層等で反射されたメインビームの受光部54a,54b,54cが形成された平面内におけるスポットの面積をAS61とすると、(A5/A61)<(AS5/AS61)の関係が成立するように、遮蔽部66aの大きさが決定されて形成される。ここで、面積AS5は、フォーカス記録層で反射されたメインビームの受光部54aが形成された平面内におけるスポットの面積AS51と、フォーカス記録層で反射された第1のサブビームの受光部54bが形成された平面内におけるスポットの面積AS52と、フォーカス記録層で反射された第2のサブビームの受光部54cが形成された平面内におけるスポットの面積AS53との和である。尚、図16中遮蔽部材66に入射するフォーカス記録層で反射された第1及び第2のサブビームの直交する面における面積A62、A63は、A61と略重なっているため図示しないが、厳密にはフォーカス記録層で反射されたメインビームの直交する面における面積A61と略同等の面積のものが遮蔽部66aの長手方向、すなわち、第1及び第2のサブビームの回折方向に向けて僅かにずれて形成されている。また、図17中、スポットS6は、他の記録層で反射されたメインビームの受光部54a,54b,54cが形成された平面内におけるスポットと、他の記録層で反射された第1及び第2のサブビームの受光部54a,54b,54cが形成された平面内におけるスポットとが重なりあって形成されたスポットである。
ここで、メインビーム並びに第1及び第2のサブビームの他の記録層で反射された光ビームが、それぞれの受光部54a,54b,54cに入射してしまうおそれがあるが、上述の関係式において右辺の分母を、メインビームの面積であるAS61としたのは、メインビームは、第1及び第2のサブビームに対して、光量が大きく、フォーカス記録層で反射され受光面54a,54b,54cに入射するそれぞれの光ビームに干渉して主に影響を与えるのは、メインビームの他の記録層で反射された光ビームであるからであり、左辺の分母を、メインビームの面積であるA61としたのは、遮蔽部材66に入射するフォーカス記録層で反射された、メインビームと、第1のサブビームと、第2のサブビームとの面積は、それぞれ略等しい面積とされているからである。
さらに、遮蔽部材66の遮蔽部66aは、他の記録層で反射される他層光ビームのうち、フォーカス記録層で反射される光ビームと、他の記録層で反射される他層光ビームとにより、それぞれの受光部54a,54b,54c上に形成される干渉縞の最内周の領域に対応する部分が受光部54a,54b,54cに入射しないように遮光する大きさに決定されている。ここで、干渉縞の最内周の領域とは、明暗の縞が繰り返し形成されている干渉縞のうち最内周の明暗一対の領域をいう。
これにより、上述したように、フォーカス記録層で反射される光ビームと、他の記録層で反射される他層光ビームとが干渉する部分のうち、影響力の大きい中心部分の干渉を防止することでノイズ成分の主要部分の発生を防止し、ノイズ成分の発生を大幅に低減するとともに、光量ロスを防ぐことが可能となる。
尚、ここで、遮蔽部材66の遮蔽部66aが、フォーカス記録層で反射される光ビームと、他の記録層で反射される光ビームとの干渉を防止できることについては、上述した光ピックアップ7の場合と同様であるので、ここでは、詳細な説明は省略する。
このように、上述の遮蔽部材66の遮蔽部66aは、このノイズ成分の支配的な原因となっているそれぞれの受光部54a,54b,54cの中心付近の最も粗な状態に形成された明暗の部分を遮蔽することにより、完全には、ノイズ成分を遮蔽しないものの必要最低限のノイズ成分の発生を防止して、ノイズ成分の発生を大幅に低減するとともに、光量ロスを防ぐことが可能となる。
換言すると、遮蔽部材66の遮蔽部66aは、他の記録層からの戻りの光ビームが受光部54a,54b,54cのそれぞれに入射する部分の全部を遮蔽することにより、フォーカス記録層からの戻り光も大きく遮蔽してしまい、光量ロスが大きかった点についても改善するものであり、すなわち、ノイズ成分となる迷光の影響度を極力下げるとともに、光量ロスについても極力小さくすることを可能とする。
以上のように構成された光ピックアップ60において、光源31から光ビームが出射されると、コリメータレンズ37によって平行光とされ、回折格子52によって3ビームに分割され、ビームスプリッタ35により対物レンズ33側に出射され、対物レンズ33によって集光されて光ディスク2のフォーカス記録層にスポットが形成される。光ディスク2の記録層に集光された光ビームは、反射されて再びビームスプリッタ35に入射されビームスプリッタ35によって光路が変更されて、遮蔽部材66及び集光レンズ38を介して光検出器54の各受光部54a,54b,54c上に集光される。
本発明を適用した光ピックアップ60は、光源31、回折格子52、対物レンズ33、光検出器54、ビームスプリッタ35及び遮蔽部材66を備え、遮蔽部材66の遮蔽部66aが、情報の記録又は再生が行われる記録層とは異なる他の記録層又は表面で反射された光ビームのうちそれぞれ受光部54a,54b,54cに入射する光ビームの中心領域を遮光するので、ノイズ成分の発生を大幅に低減するとともに、光量ロスを低減することを実現する。
また、本発明を適用した光ディスク装置1は、上述の光ピックアップ7,50,60を備えることにより、情報の記録又は再生が行われる記録層とは異なる他の記録層又は表面で反射された光ビームのうち受光部に入射する光ビームの中心領域を遮光するので、ノイズ成分の発生を大幅に低減するとともに、光量ロスを低減することを実現する。さらに、光ディスク装置1は、多層構造とされ記録容量の大容量化を実現する光ディスクに対して迷光の影響度を下げることにより良好な記録再生特性を実現する。
本発明を適用した光ディスク装置の概略を示す斜視図である。 本発明を適用した光ディスク装置及び光ピックアップに用いられる光ディスクの概略を示す断面図である。 本発明を適用した光ピックアップの光学系を説明する光路図である。 光ピックアップを構成する遮蔽部材の平面図である。 光ピックアップを構成する光検出器の受光部と同一平面上にフォーカス記録層及び他の記録層からの戻りの光ビームのスポットが形成された状態を示す平面図である。 受光部に集光されるフォーカス記録層及び他の記録層からの戻りの光ビームの状態を説明するための図であり、光ピックアップを構成する遮蔽部材、集光レンズ及び受光部の概略を示す側面図である。 受光部に集光されるフォーカス記録層及び他の記録層からの戻りの光ビームの光路差を説明するための図である。 受光部に集光されるフォーカス記録層及び他の記録層からの戻りの光ビームの光路差により形成される干渉縞を模式的に示す図であり、光ピックアップを構成する受光部の平面図である。 情報の記録又は再生が行われる記録層(フォーカス記録層)で反射された光ビームの状態を示す概念図であり、光ピックアップを構成する遮蔽部材、集光レンズ及び受光部の側面図である。 図9に示す受光部に入射する光ビームの状態をさらに拡大して示す概念図であり、(a)は、受光部の側面図であり、(b)は、受光部の平面図である。 情報の記録又は再生が行われない記録層(他の記録層)で反射された光ビームの状態を示す概念図であり、光ピックアップを構成する遮蔽部材、集光レンズ及び受光部の側面図である。 図11に示す受光部に入射する光ビームの状態をさらに拡大して示す概念図であり、(a)は、受光部の側面図であり、(b)は、受光部の平面図である。 本発明を適用した光ピックアップの他の例の光学系を説明する光路図である。 光ピックアップを構成する遮蔽部材の他の例を示す平面図である。 図14に示す遮蔽部材を設けた光ピックアップを構成する光検出器の受光部と同一平面上にフォーカス記録層及び他の記録層からの戻りの光ビームのスポットが形成された状態を示す平面図である。 光ピックアップを構成する遮蔽部材のさらに他の例を示す平面図である。 図16に示す遮蔽部材を設けた光ピックアップを構成する光検出器の受光部と同一平面上にフォーカス記録層及び他の記録層からの戻りの光ビームのスポットが形成された状態を示す平面図である。
符号の説明
1 光ディスク装置、 2 光ディスク、 3 外筐、 4 ディスクテーブル、 5 ガイド軸、 6 リードスクリュー、 7 光ピックアップ、 8 移動ベース、 9 対物レンズ駆動装置、 31 光源、 33 対物レンズ、 34 光検出器、 34a 受光部、 35 ビームスプリッタ、 36 遮蔽部材、 36a 遮蔽部、 37 コリメータレンズ、 38 集光レンズ

Claims (5)

  1. 光ビームの入射方向に一又は複数の記録層を有する光ディスクに対して情報の記録及び/又は再生を行う光ピックアップにおいて、
    所定の波長の光ビームを出射する光源と、
    上記光源から出射された光ビームを光ディスクの記録層に集光する対物レンズと、
    上記光ディスクからの戻り光を受光する受光部を有する光検出器と、
    上記光源と上記対物レンズとの間に配置され、上記光ディスクで反射された戻り光の光路を上記光源から出射された光ビームの光路と分離する光路分離手段と、
    上記光路分離手段と、上記受光部との間に設けられ、通過する光ビームの一部を遮光する遮蔽部又は回折する回折部を有する遮蔽手段とを備え、
    上記遮蔽手段の上記遮蔽部又は回折部は、情報の記録又は再生が行われる記録層とは異なる他の記録層又は表面で反射された光ビームのうち上記受光部に入射する光ビームの中心領域を遮光又は回折して上記受光部に入射させないようにする光ピックアップ。
  2. 上記遮蔽手段に入射する光ビームの大きさに対する上記遮蔽部又は回折部の大きさの割合に比べて、上記受光部が形成された平面内での上記他の記録層又は表面で反射された光ビームのスポットサイズに対する上記受光面が形成された平面内での上記情報の記録又は再生が行われる記録層で反射された光ビームのスポットサイズの割合が大きくされた請求項1記載の光ピックアップ。
  3. 上記遮蔽手段の上記遮蔽部又は回折部は、情報の記録又は再生が行われる記録層で反射される光ビームと、上記他の記録層又は表面で反射される他層光ビームとにより上記受光部上に形成される干渉縞の最内周の領域に対応する、上記他層光ビームが上記受光部に入射しないように遮光する請求項1記載の光ピックアップ。
  4. 上記光源と上記対物レンズとの間に設けられ、上記光源から出射された光ビームを少なくとも3本の光ビームに分割する回折素子を備え、
    上記光検出器は、上記3本の光ビームをそれぞれ受光する複数の受光部を有し、
    上記遮蔽手段の上記遮蔽部又は回折部は、上記他の記録層又は表面で反射された光ビームのうち上記複数の受光部に入射するそれぞれ光ビームの中心領域を遮光又は回折して上記複数の受光部に入射させないように一又は複数設けられた請求項1記載の光ピックアップ。
  5. 光ビームの入射方向に一又は複数の記録層を有する光ディスクに対して情報の記録及び/又は再生を行う光ピックアップと、上記光ディスクを回転する回転駆動手段とを備える光ディスク装置において、
    上記光ピックアップは、所定の波長の光ビームを出射する光源と、
    上記光源から出射された光ビームを光ディスクの記録層に集光する対物レンズと、
    上記光ディスクからの戻り光を受光する受光部を有する光検出器と、
    上記光源と上記対物レンズとの間に配置され、上記光ディスクで反射された戻り光の光路を上記光源から出射された光ビームの光路と分離する光路分離手段と、
    上記光路分離手段と、上記受光部との間に設けられ、通過する光ビームの一部を遮光する遮蔽部又は回折する回折部を有する遮蔽手段とを備え、
    上記遮蔽手段の上記遮蔽部又は回折部は、情報の記録又は再生が行われる記録層とは異なる他の記録層又は表面で反射された光ビームのうち上記受光部に入射する光ビームの中心領域を遮光又は回折して上記受光部に入射させないようにする光ディスク装置。
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