JP2002269776A - 光記録方法、光再生方法および光記録装置、光再生装置 - Google Patents

光記録方法、光再生方法および光記録装置、光再生装置

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JP2002269776A
JP2002269776A JP2001062782A JP2001062782A JP2002269776A JP 2002269776 A JP2002269776 A JP 2002269776A JP 2001062782 A JP2001062782 A JP 2001062782A JP 2001062782 A JP2001062782 A JP 2001062782A JP 2002269776 A JP2002269776 A JP 2002269776A
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light beam
wavelength
error signal
optical
tracking
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Katsuhiro Seo
勝弘 瀬尾
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光記録媒体上に形成されたグルーブに沿って
光ビームスポットをトラッキング制御しながら、グルー
ブおよびランドに情報を記録する場合において、短波長
の光ビームを用いる場合であっても、従前の長波長の光
ビームを想定した光記録媒体の記録ないし再生時、トラ
ッキング誤差信号を確実に得ることができるようにす
る。 【解決手段】 所定の波長の光ビームでの記録および/
または再生が想定されている光記録媒体に対して、所定
の波長よりも短い波長の光ビームで記録および/または
する場合には、3ビーム法により、トラッキング制御の
ためのトラッキング誤差信号を検出し、その他の場合に
は、プッシュプル法によりトラッキング誤差信号を検出
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、光ディ
スクなどの光記録媒体を用いて情報を記録、再生する方
法および装置に関し、特に、そのトラッキング制御に関
する。
【0002】
【従来の技術】光記録媒体には、案内溝(以下、グルー
ブという)が設けられており、光記録再生装置による情
報の記録再生は、トラッキング制御により、光ビームス
ポットが前記グルーブに沿って走査するように制御され
ながら行われる。
【0003】光ディスクのような回転される媒体では、
グルーブは通常スパイラル状に設けられているが、この
スパイラルの中心位置と回転中心とは厳密には一致して
いないため、光ビームスポットから見たグルーブは大き
く蛇行しており、光記録再生装置では、光スポットを蛇
行したトラックに追随するようにする必要がある。
【0004】そのために、光記録再生装置では、光ディ
スクからの反射光によって、グルーブの幅方向の中心か
ら光ビームスポットがどれだけずれているかという位置
情報を得るようにしている。このグルーブの幅方向の中
心から光ビームスポットがどれだけずれているかという
位置情報は、通常、トラッキング誤差信号と呼ばれてい
る。
【0005】そして、トラッキング誤差信号により、光
ビームスポットを形成するための対物レンズを駆動し
て、光ビームスポットのグルーブの幅方向の位置を制御
することによって、グルーブに沿って正確に光ビームス
ポットを目的トラックにトラッキングさせることができ
る。これは、トラッキング制御(トラッキングサーボ)
と呼ばれれている。
【0006】トラッキング誤差信号の検出方式として
は、代表的なものとして、3ビーム法と、プッシュプル
法が知られている。
【0007】予め光記録媒体に微小な凹凸(ピッチ列)
が形成されており、これによって情報が記録されている
コンパクトディスク(CD)では、3ビーム法が広く使
われている。
【0008】また、光記録媒体にグルーブが形成されて
おり、グルーブ上に情報を何度も書き換えることのでき
るCD−RW(Compact Disc−ReWri
table)や、グルーブだけでなく、グルーブとグル
ーブとの間の領域(以下、ランドという)にも情報を何
度も書き換えることのできるDVD−RAM(Digi
tal Versatile Disc−Random
Access Memory)では、プッシュプル法
が広く使われている。
【0009】3ビーム法は、図8に示すように、目的ト
ラックを走査するメインビームBmと、このメインビー
ムBmに対して、信号記録再生方向(トラック方向)に
ずらされると共に、トラック方向と直交する方向に、か
つ、互いに逆方向に等距離ずつずらされた2つのサブビ
ームBrおよびBlとで、光ディスク上を走査し、サブ
ビームBr,BLの反射光の受光量の差分としてトラッ
キング誤差信号を得るものである。
【0010】すなわち、3ビーム法では、図9に示すよ
うに、2つのサブビームBr,Blに対応するように設
けられたサブビーム用の2つの受光素子Pr,Plで、
サブビームBr,Blの光ディスクからの反射光を受光
し、それらの受光出力をオペアンプ1に供給する。そし
て、このオペアンプ1から、それらの反射光の受光量の
差分をトラッキング誤差信号として得る。
【0011】図8は、3つのビームBm,Br,Bl
と、光ディスク上でのトラック走査状態との関係を示す
もので、斜線を付した部分が、例えばピットが形成され
ているトラックである。
【0012】図8(c)の走査状態が、最も好ましい状
態であり、メインビームBmが正しく目的トラックTm
上を走査する、いわゆるジャストトラッキングの走査状
態である。このとき、受光素子Pr,Plの受光量は等
しくなり、オペアンプ1の出力はゼロとなる。
【0013】これに対して、図8(a),図8(b)の
状態は、メインビームBmの走査位置がジャストトラッ
キングの状態から左側のトラックTlの側にずれた状態
である。そして、図8(b)の走査状態のときには、オ
ペアンプ1からは、トラッキングずれ量に応じたレベル
の、正極性のトラッキング誤差信号が得られ、図8
(a)の状態にまでずれると、トラッキング誤差信号の
レベルはゼロになる。
【0014】また、図8(d),図8(e)の状態は、
メインビームBmの走査位置がジャストトラッキングの
状態から右側のトラックTrの側にずれた状態である。
そして、図8(d)の走査状態のときには、オペアンプ
1からは、トラッキングずれ量に応じたレベルの、負極
性のトラッキング誤差信号が得られる。そして、図8
(e)の状態にまでずれると、オペアンプ1からのトラ
ッキング誤差信号のレベルはゼロになる。
【0015】したがって、図9のオペアンプ1からのト
ラッキング誤差信号のトラッキング位相(トラッキング
ずれ)に対する出力特性は、図10に示すようなものと
なり、このトラッキング誤差信号を用いてトラッキング
制御を行うことにより、光ビームスポットは、図8
(c)に示すジャストトラッキング状態に収束するよう
に制御される。
【0016】プッシュプル法においては、通常、一つの
光ビームで光ディスク上を走査する。そして、この1つ
の光ビームの反射光を受光する受光素子は、図11に示
すように、少なくとも、光ビームの反射光の受光領域と
して、光ディスク上においてビームスポットがトラック
方向と直交する方向に2分割されたものに対応する2領
域Pc,Pdを備えるものを用いる。図11において、
Rsは、受光素子における反射光のスポットを示してい
る。
【0017】そして、図12に示すように、第1の受光
領域Pcの受光出力と第2の受光領域Pdの受光出力と
をオペアンプ2に供給する。そして、このオペアンプ2
から、第1の受光領域Pcの受光量と第2の受光領域P
dの受光量との差分をトラッキング誤差信号として得
る。
【0018】図11は、一つの光ビームスポットBpの
グルーブトラックTに対する走査状態を示すもので、図
11(b)が最も好ましい状態である。また、図11
(a)および図11(c)は、光ビームスポットの走査
位置がトラック方向に直交する方向の逆方向にそれぞれ
ずれた状態を、それぞれ示している。そして、図11
(a),(b),(c)の右側の図は、各走査状態にお
ける反射光の第1の受光領域Pcの受光量および第2の
受光領域Pdの受光量を示すものであって、それぞれ斜
線を付した部分が受光レベルが高いことを示すものであ
る。
【0019】このため、第1の受光領域Pcの受光量お
よび第2の受光領域Pdの受光量は、図11(b)の状
態では、互いに等しくなり、オペアンプ2の出力はゼロ
(トラッキング誤差がゼロ)となる。これに対して、図
11(a)の走査状態では、第2の受光領域Pdの受光
出力が大きくなるので、オペアンプ2の出力レベルは、
図11(b)のジャストトラッキング状態からのずれに
応じた負極性の値となり、また、図11(c)の走査状
態では、第1の受光領域Pcの受光出力が大きくなるの
で、オペアンプ2の出力レベルは、図11(b)のジャ
ストトラッキング状態からのずれに応じた正極性の値と
なる。
【0020】したがって、このオペアンプ2の出力がゼ
ロになるように、光ビームBpの走査状態をトラッキン
グ制御すれば、常にジャストトラッキング状態に追い込
むことができる。
【0021】ただし、プッシュプル法の場合には、オペ
アンプ2の出力レベルは、図13の実線3で示すような
ものとなり、グルーブの深さが、光ビームの波長λの1
/8のときに最大となり、また、グルーブの深さがゼロ
および光ビームの波長λの1/4のときには、ゼロにな
ってしまう。すなわち、グルーブの深さが光ビームの波
長λの1/4で、ピット(またはグルーブ)による回折
が最も有効で変調度が最大になるときには、誤差信号が
得られないという問題がある。このため、通常は、グル
ーブの深さ(光路長)は、λ/4以下、例えばλ/8に
選定される。図13で実線4で示すものは、RF信号
(光量の積分)のレベルを示している。
【0022】前述したように、グルーブだけでなく、ラ
ンドにも情報を記録することができるDVD−RAMで
は、プッシュプル法が用いられるが、前記図13の特性
と、隣接トラックからのクロストークを考慮して、グル
ーブの深さは、λ/6程度に選定されている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光ビームを
発生する光源としては、現状では、波長が650nm程
度の半導体レーザが用いられている。しかし、光ビーム
の短波長化が進んでおり、400nm程度の短波長のレ
ーザも実用に向かっている。このような短波長のレーザ
ビームを用いれば、さらなる高密度記録が可能になると
期待される。
【0024】ところが、上記のような短波長の光ビーム
を用いる光記録装置、光再生装置あるいは光記録再生装
置が登場した場合、従来の650nm程度の波長λoの
光ビームを想定して情報が記録されていたDVD−RA
Mに対して記録、再生をする場合には、プッシュプル方
式ではトラッキング誤差信号が得られなくなるおそれが
ある。
【0025】すなわち、650nm程度の波長λoの光
ビームを想定して情報が記録されていたDVD−RAM
に形成されるグルーブの深さは、前述したように、プッ
シュプル法でトラッキング誤差信号が得られると共に、
隣接トラックからのクロストークの除去を考慮したλo
/6程度に選定されている。しかし、このグルーブの深
さは、短波長の光ビームの波長λsに対しては、λs/
4に近い値となってしまう。このため、図13に示した
ように、プッシュプル法によるトラッキング誤差信号が
ゼロとなって、良好なトラッキングサーボができなくな
ってしまうおそれがある。
【0026】この発明は、以上の点にかんがみ、短波長
の光ビームを用いる場合であっても、従前の長波長の光
ビームを想定した光記録媒体の記録ないし再生時、トラ
ッキング誤差信号を確実に得ることができるようにする
ことを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明による情報記録方法は、光記録媒体上に形
成されたグルーブに沿って光ビームスポットをトラッキ
ング制御しながら、前記グルーブおよびランドに情報を
記録する方法において、所定の波長の光ビームでの記録
が想定されている前記光記録媒体に対して、前記所定の
波長の光ビームで記録する場合には、プッシュプル法に
より前記トラッキング誤差信号を検出し、前記所定の波
長よりも短い波長の光ビームで記録する場合には、3ビ
ーム法により、前記トラッキング制御のためのトラッキ
ング誤差信号を検出することを特徴とする。
【0028】上述の構成のこの発明による情報記録方法
によれば、波長が例えば650nmの光ビームを用いる
ことを想定している光記録媒体に、例えば400nmの
光ビームを用いて情報記録をする場合には、プッシュプ
ル法ではなく、3ビーム法を用いてトラッキング誤差信
号を得る。したがって、波長が400nmの光ビームに
対しては、グルーブの深さが、その波長の1/4になっ
ている光記録媒体であっても、安定にトラッキング誤差
信号が得られる。
【0029】また、この発明による情報再生方法は、光
記録媒体上に形成されたグルーブに沿って光ビームスポ
ットをトラッキング制御しながら、前記グルーブおよび
ランドに記録された情報を再生する方法において、所定
の波長の光ビームでの再生が想定されている前記光記録
媒体から、前記所定の波長の光ビームで情報の再生をす
る場合には、プッシュプル法により前記トラッキング誤
差信号を検出し、前記所定の波長よりも短い波長の光ビ
ームで情報の再生をする場合には、3ビーム法により、
前記トラッキング制御のためのトラッキング誤差信号を
検出することを特徴とする。
【0030】上述の構成のこの発明による情報再生方法
によれば、波長が例えば650nmの光ビームを用いる
ことを想定している光記録媒体から、例えば400nm
の光ビームを用いて情報を再生する場合には、プッシュ
プル法ではなく、3スポット法を用いてトラッキング誤
差信号を得る。したがって、波長が400nmの光ビー
ムに対しては、グルーブの深さが、その波長の1/4に
なっている光記録媒体であっても、安定にトラッキング
誤差信号が得られる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明による光記録方法
および光再生方法の実施の形態を図を参照しながら説明
する。図1は、この発明による光記録方法および光再生
方法の実施の形態が適用された光記録再生装置のブロッ
ク図である。この例は、光記録媒体として光ディスク1
1を用いるものである。
【0032】この例の光ディスク11は、例えばDVD
−RAMディスクである。この光ディスク11の場合、
前述もしたように、グルーブだけでなく、グルーブとグ
ルーブの間のランドの部分も、記録および再生用のトラ
ックとされている。この光ディスク11は、スピンドル
モータ12により回転駆動される。スピンドルモータ1
2には、スピンドルサーボ回路13からのサーボ信号が
スピンドルドライブ14を通じて供給されて、このスピ
ンドルモータが回転制御される。
【0033】光学ヘッド15は、後述するように、内部
にレーザ光源および受光部を構成する光検出器を備える
と共に、対物レンズを備える。そして、光学ヘッド15
は、光ディスク11に対してレーザビームを照射すると
共に、光ディスク11からの反射光を光検出器で検出す
る。そして、光ディスクの記録面に対して焦点位置決め
サーボ(フォーカスサーボ)を行うと共に、対物レンズ
を後述するようにトラッキング誤差信号に基づいて駆動
することにより、グルーブに対して位置決めサーボ(ト
ラッキングサーボ)を行ない、データを記録すると共
に、前記反射光からデータを再生する。
【0034】図2は、この光学ヘッド15の詳細な構成
例を示すもので、レーザ光源151と、コリメータレン
ズ152と、グレーティング153と、ビームスプリッ
タ154と、対物レンズ155と、レンズ156と、円
筒レンズ157と、光検出器158とを備える。
【0035】この例の場合、レーザ光源151からは、
400nmの波長λsのレーザビームを発生する。つま
り、レーザ光源151は、従前のレーザ光源からの65
0nmの波長λoよりも短波長のレーザビームを発生す
る。このレーザ光源151から出射された光は、コリメ
ータ152によって平行光束となり、ビームスプリッタ
154によって反射され、対物レンズ155により光デ
ィスク11上に集束され、光スポットを形成する。
【0036】また、光ディスク11から反射された光
は、再び、対物レンズ155を通り、ビームスプリッタ
154を透過し、レンズ156、157を通じて光検出
器158に結像する。光検出器158は、再生信号と、
フォーカスサーボ、トラッキングサーボのための信号を
出力する。
【0037】また、この例の光学ヘッド16において
は、グレーティング153によって、+1次光と、−1
次光とが生成され、対物レンズによって光ディスク上に
収束した光ビームスポットの光ディスク上での位置関係
は、図3に示すようなものとなるようにされている。
【0038】この図3において、図3(A)の光記録媒
体は、波長が、λs=400nmのレーザビームを想定
してグルーブトラックが形成された光ディスク11Nで
ある。この光ディスク11NのグルーブピッチはGp1
とされ、例えば、Gp1=0.7〜0.9μmとされて
いる。この例では、グループピッチGp1は、例えばグ
ルーブの幅の2倍とされている。したがって、グルーブ
の幅とランドの幅は等しくされている。そして、グルー
ブの深さ(光路差)は、約λs/6の倍数(あるいはλ
s/8からλs/4の範囲もしくはその整数倍)とされ
ている。
【0039】この例の光学ヘッド15のレーザ光源から
のレーザビームの波長は、この図3(A)の光ディスク
11Nに対応するものであって、前記グレーティング1
53による+1次光によるサブビームBs1および−1
次光によるサブビームBs2は、メインビームBmに対
して、トラック方向に直交する方向に、この例の場合に
は、それぞれGp1/2ずつ、互いに逆方向にずれた位
置となるように設計されている。したがって、この例の
場合には、±1次光は、0次光に対して、0.35〜
0.45μm程度ずれた位置になるように設定されてい
る。
【0040】また、図3(B)の光記録媒体は、波長
が、λo=650nmのレーザビームを想定してグルー
ブトラックが形成された光ディスク11Wであり、グル
ーブピッチは、Gp2(>Gp1)とされる。この光デ
ィスク11WのグルーブピッチGp2は、例えば約Gp
2=Gp1×5/3とされ、Gp2=1.2〜1.5μ
m程度に設定されている。この光ディスク11Wにおい
ても、グルーブの幅とランドの幅はほぼ等しくされてい
る。
【0041】したがって、光学ヘッド15からのメイン
ビームBmおよび2つのサブビームBs1,Bs2の光
ディスク11Wに対する走査スポットは、図3(B)に
示すようなものとなる。前述したように、この例の場合
には、±1次光は、0次光に対して、0.35〜0.4
5μm程度ずれた位置になるように設定されているの
で、光ディスク11Wにおいては、サブビームの位置
は、グルーブピッチGp2に対して4分の1程度のずれ
分となり、3ビーム法によりトラッキング誤差信号を得
るのに都合のよい位置となっている。
【0042】そして、この光ディスク11Wのグルーブ
の深さ(光路差)は、約λo/6の倍数(あるいはλo
/8からλo/4の範囲もしくはその整数倍)とされて
いる。したがって、この光ディスク11Wのグルーブの
深さは、レーザ光源151からのレーザビームの波長λ
sのほぼ1/4に近いものとなり、前述したように、プ
ッシュプル法では、適切なトラッキング誤差信号は得ら
れない。
【0043】なお、以下の説明においては、光ディスク
11Nと光ディスク11Wとを区別しない場合の光ディ
スクは光ディスク11と記すことにする。
【0044】光学ヘッド15は、スレッド機構16に取
り付けられており、光ディスク11の半径方向に移動可
能とされている。スレッド機構16のスレッドモータに
は、スレッドドライバ17からの駆動信号が供給されて
おり、制御回路20からのスレッド送り信号に応じた駆
動信号が、スレッドドライバ17からスレッドモータに
供給されることにより、光学ヘッド15からのビームス
ポットの、光ディスク11の半径方向の走査位置が制御
される。
【0045】光学ヘッド15の光検出器158からの受
光出力信号は、RF回路18を通じてアドレス再生回路
19に供給される。アドレス再生回路19は、光ディス
ク11からの信号から、光ディスク11上の絶対アドレ
スを再生し、その再生したアドレス情報を制御回路20
に供給する。制御回路20は、このアドレス情報によ
り、光学ヘッド15の光ディスク11上の現在位置を認
識する。そして、制御回路20は、このアドレス情報に
基づいて、前述したスレッド送り制御を行う。
【0046】RF回路18からの再生RF信号は、記録
再生回路25に供給される。記録再生回路25では、受
け取った再生RF信号に対して、復調、エラー訂正デコ
ード処理などのデコード処理を行い、デコードされたデ
ータを、再生出力信号として、ビデオモニター装置など
に供給する。
【0047】記録再生回路25は、また、図示せぬホス
トコンピュータから入力される記録データを、図示を省
略したメモリに一時記憶した後、その記憶したデータを
読み出し、エラー訂正符号の付加、データの記録変調な
どのエンコード処理を行って記録すべきデータを生成す
る。そして、その生成したデータをレーザドライバ24
に供給する。レーザドライバ24は、入力されたデータ
に応じて光学ヘッド5のレーザ光源151から発生する
レーザビームの強度を変調する。これによって、光ディ
スク11に対する記録動作が実行される。
【0048】RF回路18からは、また、サーボ用の出
力信号が得られ、サーボ制御信号生成回路21に供給さ
れる。このサーボ制御信号生成回路21は、少なくと
も、3ビーム法トラッキング誤差信号生成部211と、
プッシュプル法トラッキング誤差信号生成部212と、
フォーカス誤差信号生成部213と、スイッチ回路21
4とを備えて構成されている。
【0049】プッシュプル法トラッキング誤差信号生成
部212は、この実施の形態では、前述の図11〜図1
3のプッシュプル法ではなく、±1次光をも用いる、い
わゆるディファレンシャルプッシュプル法(以下、DP
P法という)を用いてトラッキング誤差信号を生成す
る。
【0050】このDPP法について、図4を用いて説明
する。すなわち、この例の光学ヘッド15の光検出器1
58は、メインビームBmの光ディスク11からの反射
光Rmを受光する受光部30と、±1次光からなるサブ
ビームBs1およびBs2の光ディスク11からの反射
光Rs1およびRs2をそれぞれ受光する受光部31お
よび32とを備える。
【0051】受光部30は、図示のように、4個の領域
A,B,C,Dに受光領域が分割された4分割ディテク
タの構造である。また、受光部31および32は、それ
ぞれ2個の領域E,FおよびG,Hに受光領域が分割さ
れた2分割ディテクタの構造を備えている。この場合、
見かけ上、受光部30、31、32への反射光のhkあ
り強度分布は、90度回転するので、受光部30、3
1、32の受光領域の分割パターンは図4のようにな
る。
【0052】そして、各領域A〜Hからの受光量を、便
宜上、同じ符号A〜Hとしたとき、DPP法によるトラ
ッキング誤差信号Te(DPP)は、 Te(DPP)=A+B−(C+D)−(E−F+G−
H) として得られる。
【0053】また、3ビーム法トラッキング誤差信号生
成部211は、前述の図8〜図10を用いて説明したよ
うにして、トラッキング誤差信号を生成する。すなわ
ち、±1次光からなるサブビームBs1およびBs2の
光ディスク11からの反射光Rs1およびRs2を受け
る受光部31および32からの信号を用いて、この3ビ
ーム法によるトラッキング誤差信号Te(3ビーム)
は、 Te(3ビーム)=E+F−(G+H) として得られる。
【0054】サーボ制御信号生成回路21には、制御回
路20からの制御信号が供給される。そして、スイッチ
回路214は、その制御回路20からの制御信号のうち
の切り換え信号により、3ビーム法トラッキング誤差信
号生成部211と、プッシュプル法トラッキング誤差信
号生成部212とのいずれか一方からのトラッキング誤
差信号を抽出する。
【0055】このサーボ制御信号生成回路21からのト
ラッキング誤差信号は、対物レンズドライバ22に供給
される。対物レンズ155は、図示を省略したアクチュ
エータに取り付けられており、対物レンズドライバ22
は、トラッキング誤差信号に応じて、前記アクチュエー
タを駆動して、光ディスク11上における光ビームスポ
ットの位置を光ディスク11の半径方向に制御して、ト
ラッキング制御を実行する。
【0056】フォーカス誤差信号生成部213は、RF
回路18からの信号からフォーカス誤差信号を生成し、
そのフォーカス誤差信号を対物レンズドライバ22に供
給する。対物レンズドライバ22は、フォーカス誤差信
号に応じてアクチュエータを駆動して、対物レンズの光
ディスク11との間の距離を制御し、いわゆるジャスト
フォーカスの状態なるようにする。
【0057】制御回路20は、ディスク判別回路23か
らの、装填された光ディスク11が、短波長想定の光デ
ィスク11Nか、従来波長の光ディスク11Wかのディ
スク判別出力を受けて、サーボ制御信号生成回路21の
スイッチ回路214の切り換え信号を生成する。
【0058】ディスク判別回路23は、グルーブピッチ
が光ディスク11Nと光ディスク11Wとで異なるの
で、そのグルーブピッチの違いを検出することにより、
装填された光ディスク11がいずれであるかを判別す
る。このディスク判別回路23におけるディスク判別方
法としては、例えば特開平9−120625号に記載さ
れている方法を用いる。
【0059】図5は、そのディスク判別方法を説明する
ための図である。図5に示すように、光ディスク11
は、光を反射する反射膜41上にグルーブ42がスパイ
ラル状に形成されており、この反射膜41およびグルー
ブ42を保護する保護層43がその上に形成されて構成
されている。この場合、グルーブ42は、ピッチGpを
繰り返し間隔として、光ディスク11の半径方向に繰り
返して形成されている状態となる。
【0060】ところで、光が回折格子により回折される
ことは周知であり、回折格子に入射された光は、その回
折により、その入射方向に延長する方向に進路を取る0
次光と、それぞれ所定の拡散角を持って拡散される±1
次光、±3次光、…奇数次高次光とに分散されるように
なる。
【0061】一方、光ディスク11上において、その半
径方向に繰り返し形成されているグルーブは回折格子と
みなすことができる。そして、光ディスク11Nと光デ
ィスク11Wとでグルーブのピッチが異なることは、回
折格子の格子間隔が異なることを意味することとなる。
【0062】そこで、図5に示すように、光ディスク1
1に、レーザビームが入射されると、グルーブにより回
折された光が戻ってくるが、この戻ってくる回折光のう
ち、0次光は、光源方向に戻るが、1次回折光は、図5
に示すように拡散されて戻るようになる。そして、その
際の1次回折光の拡散角は、グルーブピッチに応じたも
のとなる。
【0063】例えば、光ディスク11Wの場合の1次回
折光は、図5において、破線で示すように拡散角が角度
θ1となる。これに対して、光ディスク11Nの場合の
1次回折光は、図5において実線で示すように、拡散角
が前記角度θ1よりも大きい角度θ2となる。
【0064】このことから、光学ヘッド15内に、拡散
角が角度θ1の1次回折光のみを受光する第1受光器4
4と、拡散角が角度θ2の1次回折光のみを受光する第
2受光器45とを、反射光の光路上に配設し、それら第
1受光器44および第2受光器45の出力を、ディスク
判別回路23で検出することにより、装填された光ディ
スクが、光ディスク11Nと光ディスク11Wとのいず
れであるかを、ディスク判別回路23において判別する
ことができる。
【0065】すなわち、光ディスク11Nが装填された
ときには、グルーブピッチは、Gp1であって小さいの
で、第2受光器45に所定レベル以上の受光出力が得ら
れ、それに基づき、ディスク判別回路23は、光ディス
ク11Nが装填されたことを示す判別出力を制御回路2
0に供給する。また、光ディスク11Wが装填されたと
きには、グルーブピッチは、Gp2であってGp1より
も大きいので、第1受光器44に所定レベル以上の受光
出力が得られ、それに基づき、ディスク判別回路23
は、光ディスク11Wが装填されたことを示す判別出力
を制御回路20に供給する。
【0066】上述の構成の図1の光記録再生装置の動作
の概要を、図6のフローチャートを参照して説明する。
このフローチャートは、マイクロコンピュータを備えて
構成される制御回路20が実行する処理を中心に示した
ものである。
【0067】まず、光ディスク11が装置に装填された
か否か判別し(ステップS101)、光ディスク11が
装置に装填されたと判別すると、ディスク判別回路23
からの判別結果を読み込み、装填された光ディスクは、
グルーブピッチがGp1でトラックピッチが狭い光ディ
スク11Nか、グルーブピッチがGp2でトラックピッ
チが広い光ディスク11Wかを判別する(ステップS1
02)。
【0068】そして、装填された光ディスクが光ディス
ク11Nであると判別したときには、トラッキング誤差
信号生成部として、プッシュプル法トラッキング誤差信
号生成部212を選択するようにする切り換え制御信号
を生成して、その切り換え制御信号をスイッチ回路21
4に供給する(ステップS103)。
【0069】また、装填された光ディスクが光ディスク
11Wであると判別したときには、トラッキング誤差信
号生成部として、3ビーム法トラッキング誤差信号生成
部211を選択するようにする切り換え制御信号を生成
して、その切り換え制御信号をスイッチ回路214に供
給する(ステップS104)。
【0070】そして、記録指示がなされたか否か判別し
(ステップS105)、記録指示がなされたと判別した
ときには、記録処理を実行する(ステップS106)。
また、記録指示がなされなかったと判別したときには、
再生指示がなされたか否か判別し(ステップS10
7)、再生指示がなされたと判別したときには、再生処
理を実行する(ステップS108)。また、再生指示が
なされなかったと判別したときには、指示されたその他
の処理を実行する(ステップS109)。
【0071】以上のようにして、この実施の形態によれ
ば、レーザ光源151の波長が400nmというように
短波長になっても、従前の波長λo=650nmに対応
の光ディスク11Wの装填時には、トラッキング誤差信
号は、3ビーム法により生成するようにしたので、従前
の光ディスク11Wの記録ないし再生時にトラッキング
誤差信号が得られなくなることがなく、安定なトラッキ
ング制御を行うことができる。
【0072】そして、この例の場合、短波長に対応する
光ディスク11Nの装填時のトラッキング誤差信号は、
グレーティング153で生成した±1次光によるサブビ
ームを用いるDPP法により生成するものであり、光デ
ィスク11Wの装填時の3ビーム法の場合においては、
前記サブビームは、図3(B)に示したように、グルー
ブピッチGp2の1/4に近い値となっており、3ビー
ム法によるトラッキング誤差検出が十分に行えるもので
ある。
【0073】さらに、光ディスク11Wについて3ビー
ム法によりトラッキング誤差信号を生成した場合、グル
ーブトラックとランドトラックのいずれのトラックに関
係なく、トラッキング誤差信号の極性が一定であると言
う特徴がある。このことは、プッシュプル法では、グル
ーブトラックと、ランドトラックとにおけるトラッキン
グ誤差信号の極性が反転するのとは対照的である。
【0074】すなわち、図7(A)は、光ディスク11
Wの装填時に、光学ヘッドを光ディスクの半径方向に移
動した時のメインビームBmの反射光の受光量の変化を
示すものである。また、図7(B)および図7(C)
は、同様に光学ヘッドを移動した時の、サブビームBs
1およびBs2の光ディスク11Wからの反射光の受光
量の変化を示すものである。
【0075】3ビーム法では、図7(B)および図7
(C)の受光量の差分によりトラッキング誤差信号を得
るものであるが、そのトラッキング誤差信号は、図7
(D)に示すようなものとなり、グルーブトラックとラ
ンドトラックとで、同じ極性になっていることが判る。
【0076】なお、通常、ランドとグルーブの幅が等し
い場合、図9に示した3個の受光部Pr,Pm,Plの
受光強度は常に一定になってしまうが、この実施の形態
では、図7に示すように、ランドとグルーブの幅が同じ
であっても、その強度が変化するものとなる。これは、
通常の場合と異なり、波長の短い光ビームにとっては、
光ディスク11Wのグルーブピッチが広すぎるため、ビ
ームスポットから見ると、グルーブの部分も、ミラー部
のように見えるからである。
【0077】[変形例]以上の実施の形態では、光ディ
スク11Wと光ディスク11Nとのディスク判別は、ト
ラックピッチの違いを検出することにより行うようにし
たが、光ディスク11Wと光ディスク11Nとからの受
光出力から、変調度の違いを検出することにより、ディ
スク判別を行うようにすることもできる。
【0078】また、光ディスク11Nには、400nm
対応のディスクであることを示す情報を、例えばTOC
(Table of contents)やディレクト
リと呼ばれる領域にデータとして記録しておき、そのデ
ータが存在しない光ディスク11Wと区別して判別する
ようにすることもできる。
【0079】また、光記録媒体がディスケットなどに収
納されるタイプの場合、そのディスケットに、短波長用
と長波長用とを識別可能なマークを付与するようにして
もよい。前記マークの付与方法としては、例えば識別穴
の数を両者で異ならせるなどの方法を用いることができ
る。
【0080】この発明が対象とされる光記録媒体は、光
ディスクに限られるものではなく、例えば光カードなど
であってもよい。
【0081】また、上述の説明における光ビームの波長
は、それぞれ一例であって、従前の比較的長波長として
は、600nm〜700nmの範囲のものが想定でき、
短波長としては、450nm以下のものが想定可能であ
る。
【0082】さらに、上述の実施の形態は、記録再生装
置の場合について説明したが、記録装置の場合、および
再生装置の場合にも、この発明がてきようできること
は、言うまでもない。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、短波長の光ビームを用いる場合であっても、従前の
長波長の光ビームを想定した光記録媒体の記録ないし再
生時、トラッキング誤差信号を確実に得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による光記録方法および光再生方法が
適用された光記録再生装置の実施の形態を示すブロック
図である。
【図2】図1の光学ヘッドの要部の構成例を示す図であ
る。
【図3】波長の異なる2種類のレーザビームでの記録な
いし再生を想定した2種類の光ディスクと、それぞれの
光ディスクに対するビームスポットの走査位置を説明す
るための図である。
【図4】ディファレンシャルプッシュプル法によりトラ
ッキング誤差信号を生成する方法を説明するための図で
ある。
【図5】トラックピッチの違いにより光ディスクを判別
する方法を説明するための図である。
【図6】図1の光記録再生装置における動作を説明する
ためのフローチャートを示す図である。
【図7】図1の光記録再生装置における3ビーム法によ
るトラッキング誤差を説明するための図である。
【図8】3ビーム方によるトラッキング誤差検出方法を
説明するために用いる図である。
【図9】3ビーム方によるトラッキング誤差信号生成を
説明するための図である。
【図10】3ビーム方によるトラッキング誤差信号の特
性図である。
【図11】プッシュプル法によるトラッキング誤差検出
方法を説明するために用いる図である。
【図12】プッシュプル法によるトラッキング誤差信号
生成を説明するための図である。
【図13】プッシュプル法によるトラッキング誤差信号
の出力特性を説明するための図である。
【符号の説明】
11N…短波長対応の光ディスク、11W…従前の波長
に対応の光ディスク、15…光学ヘッド、20…制御回
路、21…サーボ制御信号生成回路、23…ディスク判
別回路、211…3ビーム方トラッキング誤差信号生成
部、212…プッシュプル法誤差信号生成部、214…
スイッチ回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光記録媒体上に形成されたグルーブに沿っ
    て光ビームスポットをトラッキング制御しながら、前記
    グルーブおよびランドに情報を記録する方法において、 所定の波長の光ビームでの記録が想定されている前記光
    記録媒体に対して、前記所定の波長の光ビームで記録す
    る場合には、プッシュプル法により前記トラッキング誤
    差信号を検出し、前記所定の波長よりも短い波長の光ビ
    ームで記録する場合には、3ビーム法により、前記トラ
    ッキング制御のためのトラッキング誤差信号を検出する
    ことを特徴とする光記録方法。
  2. 【請求項2】光記録媒体上に形成されたグルーブに沿っ
    て光ビームスポットをトラッキング制御しながら、前記
    グルーブおよびランドに記録された情報を再生する方法
    において、 所定の波長の光ビームでの再生が想定されている前記光
    記録媒体から、前記所定の波長の光ビームで情報の再生
    をする場合には、プッシュプル法により前記トラッキン
    グ誤差信号を検出し、前記所定の波長よりも短い波長の
    光ビームで情報の再生をする場合には、3ビーム法によ
    り、前記トラッキング制御のためのトラッキング誤差信
    号を検出することを特徴とする光再生方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記所定の波長は、600nm〜700nmであり、前
    記所定の波長よりも短い波長は、450nm以下である
    ことを特徴とする光記録方法。
  4. 【請求項4】請求項2において、 前記所定の波長は、600nm〜700nmであり、前
    記所定の波長よりも短い波長は、450nm以下である
    ことを特徴とする光再生方法。
  5. 【請求項5】光記録媒体上に形成されたグルーブに沿っ
    て光ビームスポットをトラッキング制御しながら、前記
    グルーブおよびランドに情報を記録する装置において、 前記光ビームを発生する光学ヘッドと、 装填された光記録媒体が、前記光学ヘッドからの前記光
    ビームの波長よりも長い波長の光ビームでの記録が想定
    されている光記録媒体であるか、前記光学ヘッドからの
    光ビームでの記録が想定されている光記録媒体であるか
    を判別する判別手段と、 プッシュプル法により前記トラッキング制御のためのト
    ラッキング誤差信号を検出する第1のトラッキング誤差
    信号検出手段と、 3ビーム法により、前記トラッキング制御のためのトラ
    ッキング誤差信号を検出する第2のトラッキング誤差信
    号検出手段と、 前記トラッキング制御を実行するトラッキング制御実行
    手段と、 前記判別手段で、前記装填された光記録媒体が、前記光
    学ヘッドからの前記光ビームでの記録が想定されている
    光記録媒体であると判別されたときには、前記第1のト
    ラッキング誤差信号検出手段で検出されたトラッキング
    誤差信号を、前記トラッキング制御実行手段に供給し、
    前記光学ヘッドからの前記光ビームの波長よりも長い波
    長の光ビームでの記録が想定されている光記録媒体であ
    ると判別されたときには、前記第2のトラッキング誤差
    信号検出手段で検出されたトラッキング誤差信号を、前
    記トラッキング制御実行手段に供給する制御手段と、 とを備えることを特徴とする光記録装置。
  6. 【請求項6】光記録媒体上に形成されたグルーブに沿っ
    て光ビームスポットをトラッキング制御しながら、前記
    グルーブおよびランドに記録された情報を再生する方法
    において、 前記光ビームを発生する光学ヘッドと、 装填された光記録媒体が、前記光学ヘッドからの前記光
    ビームの波長よりも長い波長の光ビームでの再生が想定
    されている光記録媒体であるかどうかを判別する判別手
    段と、 プッシュプル法により前記トラッキング制御のためのト
    ラッキング誤差信号を検出する第1のトラッキング誤差
    信号検出手段と、 3ビーム法により、前記トラッキング制御のためのトラ
    ッキング誤差信号を検出する第2のトラッキング誤差信
    号検出手段と、 前記トラッキング制御を実行するトラッキング制御実行
    手段と、 前記判別手段で、前記装填された光記録媒体が、前記光
    学ヘッドからの前記光ビームでの再生が想定されている
    光記録媒体であると判別されたときには、前記第1のト
    ラッキング誤差信号検出手段で検出されたトラッキング
    誤差信号を、前記トラッキング制御実行手段に供給し、
    前記光学ヘッドからの前記光ビームの波長よりも長い波
    長の光ビームでの再生が想定されている光記録媒体であ
    ると判別されたときには、前記第2のトラッキング誤差
    信号検出手段で検出されたトラッキング誤差信号を、前
    記トラッキング制御実行手段に供給する制御手段と、 を備えることを特徴とする光再生装置。
  7. 【請求項7】請求項5において、 前記光学ヘッドからの前記光ビームの波長は、450n
    m以下であり、 前記光ビームの波長よりも長い波長の光ビームの波長
    は、600nm〜700nmであることを特徴とする光
    記録装置。
  8. 【請求項8】請求項6において、 前記光学ヘッドからの前記光ビームの波長は、450n
    m以下であり、 前記光ビームの波長よりも長い波長の光ビームの波長
    は、600nm〜700nmであることを特徴とする光
    再生装置。
  9. 【請求項9】請求項5において、 前記プッシュプル法は、ディファレンシャルプッシュプ
    ル法であることを特徴とする光記録装置。
  10. 【請求項10】請求項6において、 前記プッシュプル法は、ディファレンシャルプッシュプ
    ル法であることを特徴とする光再生装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8897107B2 (en) 2012-11-20 2014-11-25 Sony Corporation Playback device and playback method

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