JP3536805B2 - 光ピックアップ - Google Patents
光ピックアップInfo
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- JP3536805B2 JP3536805B2 JP2000312436A JP2000312436A JP3536805B2 JP 3536805 B2 JP3536805 B2 JP 3536805B2 JP 2000312436 A JP2000312436 A JP 2000312436A JP 2000312436 A JP2000312436 A JP 2000312436A JP 3536805 B2 JP3536805 B2 JP 3536805B2
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Description
報記録媒体の読取装置に用いられる光ピックアップに関
し、特にホログラム等の回折素子と領域分割された受光
素子とを組み合わせて、トラッキングエラーを検出する
光ピックアップに関する。
対し、近年、より高密度な情報を記憶するDVDシステ
ムが提案され商品化されている。この再生装置であるD
VDプレーヤーにおいては、装置の重複や使用上の煩雑
さを避けるため、CDの互換再生が必要となっている。
またCDプレーヤーで再生可能とされているCD−Rに
ついても、同様に互換再生機能が求められている。従っ
てこのような各種の規格のディスクを再生するための技
術が開発され、また当該装置の簡略化・コストダウンが
課題となっている。
媒体の反射率が、大きな波長依存性を持つことから、D
VD用の650nmとは異なる780nmのレーザ光源
が必須であり、この2波長の光源を内蔵したピックアッ
プ光学系が必要となっている。
機械的に結合したもの或いは、受発光集積素子を各波長
独立に取り付けダイクロイックプリズムで同一光軸へ合
成し対物レンズ等の光学系を共用したものなどが開発さ
れている。また2個の波長の異なる半導体レーザチップ
を、同一パッケージに搭載し光軸を共通化したものが提
案されている。
応じて、光ピックアップ光学系の集積化の試みも進展し
ており、半導体レーザ(LD)、フォトディテクタ(P
D)やホログラム素子(HOE)を一体化したデバイス
が開発され、CDを始め、DVD用にも応用されつつあ
る。
て、DVD−RAM、DVD−R、DVD−RW、+R
W等の複数の規格が提案されており、ドライブ側では、
これらを全て再生可能とする「マルチリード」という概
念が提案されている。
プ側は、前記「マルチリード」に対応するに至っていな
い。特にDVD−RAMにおいては、DPP方式のトラ
ッキング誤差検出が望ましいとされるが、小型・高速・
低コストを満足するホログラム等を用いた集積ピックア
ップにおいて、コストアップや性能劣化を伴わずにDV
D−RAMに対応したDPP法のトラッキング誤差検出
を実現することは困難であった。
ックアップにより達成される。この光ピックアップは、
第1波長λ1を有する第1レーザ光ld及び、前記第1
波長λ1より大きい第2波長λ2を有する第2レーザ光
lcを用いて、情報記録媒体から情報を読みとる光ピッ
クアップにして、前記第1レーザ光を生成する第1レー
ザ光源と、前記第2レーザ光を生成する第2レーザ光源
と、複数の受光領域を同一平面内に備える受光素子基板
と、前記第1レーザ光源からの第1レーザ光及び、第2
レーザ光源からの第2レーザ光を3本の出射光へ分岐す
る3ビーム生成用回折格子と、同一平面内で少なくとも
第1領域,第2領域に分割され、前記記録媒体からの反
射光を分岐し、前記受光素子基板へ向かわせるホログラ
ム素子と、を備え、前記第1領域及び第2領域の回折軸
は、当該第1領域による±1次回折光の回折軸方向と、
第2領域による±1次回折光の回折軸方向とが、前記情
報記録媒体のトラックに直交するラジアル軸に対し、互
いに逆方向へそれぞれ所定角度を成すように形成され、
前記3ビーム生成用回折格子により分岐された±1次回
折光の一方を第1サイドビーム、他方を第2サイドビー
ムとするとき、前記第1レーザ光について、前記第1領
域による前記第1サイドビームの回折光が、前記第2領
域による前記第2サイドビームの回折光と前記受光素子
基板上で重なり合うように、前記ホログラム素子第1領
域・第2領域及び、3ビーム生成用回折格子を構成した
ものである。
について、前記受光素子基板上で相互に重ならないとこ
ろの、前記第1領域による前記第1サイドビームの+1
次回折光及び、第2領域による前記第1サイドビームの
−1次回折光、前記第2領域による第2サイドビームの
+1次回折光及び、第1領域による第2サイドビームの
−1次回折光を、それぞれ検出する受光素子を前記受光
素子基板上に有するのが好ましい。
実施の形態を説明する。各図面において、同一または類
似の要素は同一または類似の番号で示す。
プの概略斜視図である。図3は、前記光ピックアップに
設けたホログラム素子の詳細図である。図4は、前記光
ピックアップに設けた受光素子の詳細図である。
の光ピックアップ23は、概略、第1波長λ1を有する
第1レーザ光ld及び、前記第1波長λ1より大きい第
2波長λ2を有する第2レーザ光lcを用いて、情報記
録媒体21から情報を読みとる光ピックアップ23にし
て、前記第1レーザ光ldを生成する第1レーザ光源2
5と、前記第2レーザ光lcを生成する第2レーザ光源
27と、複数の受光領域を同一平面内に備える受光素子
基板39と、前記第1レーザ光源25からの第1レーザ
光ld及び、第2レーザ光源27からの第2レーザ光l
cを3本の出射光B0,B1,B2へ分岐する3ビーム
生成用回折格子28と、同一平面内で少なくとも第1領
域29,第2領域31に分割され、前記記録媒体21か
らの反射光を分岐し、前記受光素子基板39へ向かわせ
るホログラム素子33と、を備え、前記第1領域29及
び第2領域31の回折格子軸は、当該第1領域29によ
る±1次回折光の回折軸方向と、第2領域31による±
1次回折光の回折軸方向とが、前記情報記録媒体21の
トラックに直交するラジアル軸Xに対し、互いに逆方向
へそれぞれ所定角度を成すように形成され、前記3ビー
ム生成用回折格子28により分岐された±1次回折光の
一方を第1サイドビームB1、他方を第2サイドビーム
B2とするとき、前記第1レーザ光ldについて、前記
第1領域29による前記第1サイドビームB1の回折光
が、前記第2領域31による前記第2サイドビームB2
の回折光と前記受光素子基板39上で重なり合うよう
に、前記ホログラム素子第1領域29・第2領域31及
び、3ビーム生成用回折格子28を構成したものであ
る。
VD用ディスクあるいはCD用光ディスク等である。そ
して、前記第1波長λ1を有する第1レーザ光ldは例
えば650nmを有するDVD用レーザ光ldであり、
前記第2波長を有する第2レーザ光lcは、780nm
を有するCD用レーザ光lcである。
は、それぞれ、円形の如き単一領域を、相互に交差する
2直線で4つの小領域へ分割した場合に於いて、前記2
直線の交点を挟んで対向する2つの小領域から成る。
に、DVDレーザ光ldを生成する第1レーザ光源25
及び、CDレーザ光lcを生成する第2レーザ光源27
が設けてある。この第1,第2光源25,27の発光点
は記録媒体21のラジアル方向であるX軸方向において
相互に所定距離dだけ離間されている。この間隔dは例
えば104μm程度である。
源25及び第2レーザ光源27からのDVDレーザ光l
d及びCDレーザ光lcを記録媒体21へ向けて反射す
るための反射ミラー61が設けてある。
に設けた回折素子基板63の下面及び上面に、反射ミラ
ー61からのビームld、lcをそれぞれメインビーム
B0,サイドビームB1,B2へ分岐する3ビーム生成
用回折格子28及び、記録媒体21からの反射ビームを
受光素子基板39へ向かわせるホログラム素子33が設
けてある。
ッチ及び、前記ホログラム素子第1領域29・第2領域
31の格子ピッチ及び格子配置角度は、以下のように設
定される。
グラム素子第1領域29及び第2領域31は、格子軸の
方向u,vが、記録媒体21のトラックタンジェンシャ
ル方向であるY軸に対してそれぞれα,βの角度をなす
格子軸を有する回折領域により構成される。換言すれ
ば、第1領域29による±1次回折光の回折軸方向u'
と、第2領域31による±1次回折光の回折軸方向v'と
が、前記情報記録媒体21のトラックに直交するラジア
ル軸Xに対し、互いに逆方向へそれぞれ所定角度α、β
を成すように形成される。ここに領域29,31の格子
ピッチは相互に同一であり、角度αとβは等しいのが望
ましい。
は、当該領域29による、前記DVDレーザ光ld及び
CDレーザ光lcのメインビームB0の+1次回折光r
d1、rc1(図2)が、受光素子基板39上で略同じ
位置P1(図2)へ照射されるように決定される。同様
に、ホログラム素子第2領域31の格子ピッチは、当該
領域31による、前記DVDレーザ光ld及びCDレー
ザ光lcのメインビームB0の+1次回折光rd2、r
c2が、受光素子基板39上で略同じ位置P2(図2)
へ照射されるように決定される。
域29によるビームB0の+1次回折光をrd1とし、
この回折光rd1の受光素子基板39上への入射位置P
1と0次透過光で定まる光軸A1との間の距離L11を
第1距離とする(図4)。また前記CDレーザ光lcに
ついて、第1回折領域29によるビームB0の+1次回
折光をrc1とし、この回折光rc1の受光素子基板3
9への入射位置P1と、0次透過光で定まる光軸A2と
の間の距離L12を第2距離とする。そして、前記第1
距離L11と、L12との差|L11−L12|が、光
源25,27の発光点の間の間隔dと等しくなるように
決定される。第2領域31についても同様であり、図4
に於けるL22(位置P2と光軸A2との間の距離)と
L21(位置P2と光軸A1との間の距離)との差が間
隔dに略等しく成るように決定される。前記格子ピッチ
は例えば、4.0μm程度に設定される。
子軸u,vの角度は、前記第2領域31による前記DV
Dレーザ光及びCDレーザ光のビームB0の+1次回折
光が、受光素子35,37を配置するに十分な距離だ
け、Y軸方向において前記受光素子基板39上で前記第
1位置P1から離れたほぼ第2位置P2へ収束するよう
に決定される。この角度α=βは例えば、8.6°程度
に設定される。
もCDレーザ光についても、第1領域29によるメイン
ビームB0の+1次回折光はいずれも受光素子基板39
上で位置P1へ照射される。また第2領域31によるメ
インビームB0の+1次回折光は、DVDレーザ光及び
CDレーザ光についても、受光素子基板39上で位置P
2へ照射される(図2及び図4参照)。
ッチは、前記ホログラム格子軸u、vの開き角度に応じ
て、以下の通り決定される。
岐された±1次回折光の一方を第1サイドビームB1、
他方を第2サイドビームB2とするとき、前記DVDレ
ーザ光について、前記ホログラム第1領域29による前
記第2サイドビームB2の+1次回折光が、前記第2領
域31による前記第1サイドビームB1の+1回折光と
前記受光素子基板上で重なり合うように決定される。な
お後に詳述するようにこのとき、前記DVDレーザ光に
ついて、前記ホログラム第1領域29による前記第1サ
イドビームB1の−1次回折光は、前記第2領域31に
よる前記第2サイドビームB2の−1回折光と前記受光
素子基板上で重なり合う。
39上の位置P1には、第1領域29による、DVDレ
ーザ光におけるメインビーム(以下、DVDメインビー
ム)及びCDレーザ光に於けるメインビーム(以下、C
Dメインビーム)の+1次回折光rd1、rc1を受光
するための第1受光素子35が設けてある。また、受光
素子基板39上の位置P2には、第2領域31によるD
VDメインビーム及びCDメインビームB0の+1次回
折光rd2、rc2を受光するための第2受光素子37
が設けてある。
前記DVDメインビームB0の−1次回折光rd1´及
びrd2´を受光するための第3受光素子43及び第4
受光素子45が、受光素子基板39上に設けてある。
よるCDメインビームB0の−1次回折光rc1´及び
rc2´を受光するための第5受光素子47及び第6受
光素子49が設けてある。
子35及び第2受光素子37はそれぞれ、Y軸方向に並
ぶ3つの領域35a,35b,35cあるいは37a,
37b,37cに分割されている。同様に第3,第4,
第5,第6受光素子43,45,47,49はそれぞ
れ、Y軸方向に並ぶ2つの受光領域43a,43b,4
5a,45b,47a,47b,49a,49bを有す
る。
に於けるサイドビーム(以下、CDサイドビーム)B
1,B2の−1次回折光を受光するために、第5受光素
子47の両側(Y軸方向に於いて並列する位置)に第8
受光素子57及び第7受光素子55が設けてある。また
第2領域31によるCDサイドビームB1及びB2の−
1次回折光を受光するために、第6受光素子49の両側
に第10受光素子58及び第9受光素子56が設けてあ
る。
ムB1の+1次回折光を受光するために第1受光素子3
5の外側(Y軸方向において軸wから離れる側)に第1
1受光素子65が設けてあり、第2領域31によるDV
DサイドビームB1の−1次回折光を受光するために第
4受光素子45の外側に第12受光素子67が設けてあ
る(なお軸wは、図示のとおり前記DVDメインビー
ム、CDメインビームの0次透過光により定められる軸
A1,A2を結ぶ受光素子基板上の軸である)。
ームB2の−1次回折光を受光するために受光素子第1
3受光素子69が第3受光素子43の外側に設けてあ
る。また第2領域31によるDVDサイドビームB2の
+1次回折光を受光するために第14受光素子71が第
2受光素子37の外側に設けてある。
12,第13,第14受光素子65,67、69,71
はそれぞれ、Y軸方向に並ぶ2つの受光領域65a,6
5b,67a,67b,69a,69b,71a,71
bに分割されている。
アップの作用を説明する。
ると、以下の通りである。
CD用レーザ光の回折光が各受光素子へ入射される状態
を表す。
インビームB0の+1次回折光は第1受光素子35へ入
射しダブル扇形スポット75を形成し、−1次回折光は
第5受光素子47へ入射しダブル扇状スポット79を形
成する。なお前記ダブル扇形スポット75、79の形状
は、ホログラム第1領域29の形状と相似形である。
の+1次回折光は第2受光素子37へ入射しダブル扇形
スポット77を形成し−1次回折光は第6受光素子46
へ入射しダブル扇形スポット85を形成する。
イドビームB1の−1次回折光は第9受光素子57へ入
射しダブル扇形スポット83を形成する。また第2ホロ
グラム領域31による前記第1サイドビームB1の−1
次回折光は第10受光素子58へ入射しダブル扇形スポ
ット88を形成する。
サイドビームB2の−1次回折光は、第7受光素子55
へ入射しダブル扇形スポット81を形成する。第2ホロ
グラム領域31による前記第2サイドビームB2の−1
次回折光は第8受光素子56へ入射しのダブル扇形スポ
ット87を形成する。
9、31にレンズパワーを付与する際、例えば回折光r
c1には凸レンズとして作用し、回折光rc2には凹レ
ンズとして作用するようにレンズパワーが付与される。
即ちスポット75を生成する回折光には凸レンズパワー
が与えられ、スポット77を生成する回折光には凹レン
ズパワーが与えられる。
〜35cからの出力及び、第2受光素子37の受光領域
37a〜37cからの出力に基づいて、前記CD用レー
ザのフォーカス誤差信号を得ることができる。より詳細
には、前記受光領域35b,37a,37cからの出力
の和をS1とし、受光領域35a,35c,37bから
の出力信号の和をS2とするとき、前記フォーカス誤差
信号FEは、FE=S1−S2により与えられる。
5、第8受光素子57及び、第6受光素子49、第9受
光素子56、第10受光素子58からの信号によりCD
用レーザ光についてのトラッキング誤差信号TEを検出
することができる。より詳細には、第7受光素子55及
び第9受光素子56からの出力の和をEとし、第8受光
素子及び第10受光素子58からの出力の和をFとする
ときトラッキング誤差信号TEは、 TE=E−F で与えられる。
5,37,47,49からの出力の和として検出され
る。
明すると、以下の通りである。
DVD用レーザ光の回折光が各受光素子へ入射される状
態を表す。
インビームB0の+1次回折光は受光素子35へ入射し
ダブル扇状スポット91を形成し、−1次回折光は第3
受光素子43へ入射しダブル扇状スポット95を形成す
る。また第2ホログラム領域31によるメインビームB
0の+1次回折光は第2受光素子37へ入射しダブル扇
形スポット93を形成し、−1次回折光は第4受光素子
45へ入射しダブル扇形スポット97を形成する。
イドビームB1の+1次回折光は受光素子65へ入射し
ダブル扇形スポット99を形成し、−1次回折光は受光
素子43と45の間の中間点P4へ入射しスポット10
1を形成する。また第2ホログラム領域31による第1
サイドビームB1の+1次回折光は受光素子35と37
の中間点P3へ入射しスポット103を形成し、−1次
回折光は受光素子67においてダブル扇形スポット10
5を形成する。
サイドビームB2の+1次回折光は受光素子35と受光
素子37との間の中間点P3で前記スポット103と重
なり、−1次回折光は第13受光素子69へ入射しダブ
ル扇形スポット107を形成する。第2ホログラム領域
31による第2サイドビームB2の+1次回折光は第1
4受光素子71へ入射しダブル扇形スポット109を形
成し、−1次回折光は受光素子43、45の間の中間点
P4でスポット101と重なり合う。
+1次回折光には凸レンズパワーが付与され、スポット
93を形成する+1次回折光にはマイナスレンズパワー
が付与されている。従って受光領域35a,35b,3
5cからの出力信号及び受光領域37a,37b,37
cからの出力信号に基づいて、コンプリメンタリー(相
補的な)スポットサイズ法によるフォーカス信号を得る
ことができる。より詳細には受光領域35b,37a,
37cからの出力の和をS1とし受光領域35a,35
c,37bからの出力の和をS2とするとき、フォーカ
ス誤差信号FEは、 FE=S1−S2 により計算される。
9、71からの出力に基づいて3ビームDPP法のトラ
ッキング誤差信号を検出することができる。
誤差信号は以下のように検出される。
素子33へ入射するメインビームB0の強度を反時計回
りにA0,B0,C0,D0とし、第1サイドビームB
1の強度をA1,B1,C1,D1とし、第2サイドビ
ームB2の強度をA2,B2,C2,D2とするとき、
3ビームDPP方式のトラッキング誤差信号TEdpp
は、 TEdpp=[(A0+D0)−(B0+C0)]−k[(A1+D1+A 2+D2)−(B1+C1+B2+C2)] ・・・(1) という式で与えられる。ここにkはディスク等の規格に
応じて決定される定数であり、1〜10の程度の大きさ
を有する。
3,45,65,67,69,71へ入射する回折光の
ダブル扇形スポットと、当該受光素子の受光領域との関
係を説明する説明図である。
ダブル扇形スポット95は、前記第1領域における光強
度A0,C0に比例する強度を有し、受光素子45上の
スポット97は第2領域31における光強度B0,D0
に比例する強度を有する。
の強度を有する右上扇部は受光領域43aへ入射し、強
度C0を有する左下扇部は受光領域43bへ入射するよ
うに構成されている。
る右下扇部は受光領域45bへ入射し強度D0を有する
左上扇部は受光領域45aへ入射するように構成されて
いる。
力の和に基づいて、ホログラム素子33へ入射する位置
におけるメインビームB0の右側光強度を検出すること
ができる。同様に、受光領域43b、45bからの出力
の和に基づいてホログラム素子33へ入射する位置にお
けるメインビームB0の左光強度を検出することができ
る。
がB0の強度に比例し左上扇部の強度がD0に比例して
おり、元のホログラム素子上の第2領域における強度配
置と反対となっている理由は、スポット97を生成する
回折光にプラスのレンズパワーが与えられており、像が
反転しているからである。
への入射時における右側光強度は、受光領域65b、6
7aからの出力の和として検出され、左側光強度は、受
光領域65a、67bからの出力の和として検出され
る。
子入力時における右側光強度は、受光領域69a、71
bからの出力の和として検出され、左側光強度は、受光
領域71a、69bからの出力の和として検出される。
の出力の和をMRとし、受光領域45b,43bからの
出力の和をMLとし、受光領域65b,67a,69
a,71bの出力の和をSRとし、受光領域67b,6
5a,71a,69bの出力の和をSLとするとき、3
ビームDPP方式のトラッキング誤差信号TEdppは
TEdpp=(MR−ML)−k(SR−SL)で与え
られる。ここに定数kは上記式(1)に於ける定数kと
同じである。
7,43,45からの出力の和として検出される。
a,45b,65a,65b,67a,67b,69
a,69b,71a,71bからの出力に基づいてDP
P方式トラッキング誤差信号TEdppを得るための電
気回路の一例を示す。
領域43a,43b,45a,45b,65a,65
b,67a,67b,69a,69b,71a,71b
の境界線あるいは分割線はX軸に平行に設けてある。従
って、波長変動によりホログラム素子のスポットがX軸
方向に移動しても、受光領域の境界線あるいは分割線に
沿って移動するだけである。したがって、検出レーザ光
の波長変動による誤差発生を回避することができる。
ば、CDおよびDVD等の互換再生が可能で、かつ小
型、高速、低コストを満足し得るホログラム等を用いた
集積ピックアップにおいて、コストアップや性能劣化を
伴わずに、DVD−RAMに対応した3ビームDPP方
式のトラッキング誤差検出が可能となり、レンズシフト
等の影響を小さく抑えることができる。
の規格の互換再生が可能な光ピックアップ、ディスクド
ライブ、プレーヤー、光ディスクレコーダーを実現する
ことができる。
PPトラッキング誤差検出を含むマルチリードに対応す
る光ピックアップを実現することができる。
施形態の概略斜視図である。
る。
の詳細図である。
図である。
するCD用レーザ光のスポットを示す説明図である。
入射するDVD用レーザ光のスポットを示す説明図であ
る。
インビームB0、サイドビームB1,B2の強度を説明
する説明図である。
る回折光のダブル扇形スポットと、当該受光素子の受光
領域との関係を説明する説明図である。
ーをDPP方式により検出するための回路図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 第1波長λ1を有する第1レーザ光ld
及び、前記第1波長λ1より大きい第2波長λ2を有す
る第2レーザ光lcを用いて、情報記録媒体から情報を
読みとる光ピックアップにして、 前記第1レーザ光を生成する第1レーザ光源と、 前記第2レーザ光を生成する第2レーザ光源と、 複数の受光領域を同一平面内に備える受光素子基板と、 前記第1レーザ光源からの第1レーザ光及び、第2レー
ザ光源からの第2レーザ光を3本の出射光へ分岐する3
ビーム生成用回折格子と、 同一平面内で少なくとも第1領域,第2領域に分割さ
れ、前記記録媒体からの反射光を分岐し、前記受光素子
基板へ向かわせるホログラム素子と、 を備え、 前記第1領域及び第2領域の回折軸は、当該第1領域に
よる±1次回折光の回折軸方向と、第2領域による±1
次回折光の回折軸方向とが、前記情報記録媒体のトラッ
クに直交するラジアル軸に対し、互いに逆方向へそれぞ
れ所定角度を成すように形成され、 前記3ビーム生成用回折格子により分岐された±1次回
折光の一方を第1サイドビーム、他方を第2サイドビー
ムとするとき、 前記第1レーザ光について、 前記第1領域による前記第1サイドビームの回折光が、
前記第2領域による前記第2サイドビームの回折光と前
記受光素子基板上で重なり合うように、 前記ホログラム素子第1領域・第2領域及び、3ビーム
生成用回折格子を構成した光ピックアップ。 - 【請求項2】 請求項1の光ピックアップにして、 前記第1レーザ光について、前記受光素子基板上で相互
に重ならないところの、前記第1領域による前記第1サ
イドビームの+1次回折光及び、第2領域による前記第
1サイドビームの−1次回折光、前記第2領域による第
2サイドビームの+1次回折光及び、第1領域による第
2サイドビームの−1次回折光を、それぞれ検出する受
光素子を前記受光素子基板上に配置した光ピックアッ
プ。
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