JP2003161061A - 車両用シリンダ錠の保護装置 - Google Patents

車両用シリンダ錠の保護装置

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JP2003161061A JP2001377286A JP2001377286A JP2003161061A JP 2003161061 A JP2003161061 A JP 2003161061A JP 2001377286 A JP2001377286 A JP 2001377286A JP 2001377286 A JP2001377286 A JP 2001377286A JP 2003161061 A JP2003161061 A JP 2003161061A
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    • B60R25/20Means to switch the anti-theft system on or off
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B17/00Accessories in connection with locks
    • E05B17/14Closures or guards for keyholes
    • E05B17/142Closures or guards for keyholes with key-operated locks, e.g. padlocks
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
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    • E05B47/0038Operating or controlling locks or other fastening devices by electric or magnetic means using permanent magnets

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Abstract

(57)【要約】 【課題】シリンダ錠のキー孔に対応した挿入孔孔を閉鎖
する閉鎖位置ならびに挿入孔を開放する開放位置間での
作動を可能としたシャッター板がケーシング内に収納さ
れ、閉鎖位置から開放位置への前記シャッター板の作動
を嵌合凹部へのマグネットキーの嵌合時に許容するマグ
ネット錠がケーシングに配設される車両用シリンダ錠の
保護装置において、シャッター板の材質および製法の選
択の自由度を増大し、高強度の材料でシャッター板を形
成可能とする。 【解決手段】マグネット錠25Aは、シャッター板24
Aとは別体に形成されるとともに嵌合凹部27が設けら
れるローター26Aを備え、該ローター26Aがシャッ
ター板24Aにリンク機構44を介して連結される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダ錠のキー
孔に対応した挿入孔を有するケーシングと、前記挿入孔
を閉鎖する閉鎖位置ならびに前記挿入孔を開放する開放
位置間での作動を可能として前記ケーシング内に収納さ
れるシャッター板と、マグネットキーを挿脱可能に嵌合
し得る嵌合凹部を有するとともに前記閉鎖位置から開放
位置への前記シャッター板の作動を前記嵌合凹部へのマ
グネットキーの嵌合時に許容するようにして前記ケーシ
ングに配設されるマグネット錠とを備える車両用シリン
ダ錠の保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる装置は、たとえば特開20
00−104426号公報等で既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ものでは、マグネット錠が備えるローターと、前記シャ
ッター板とが一体に形成されている。しかもマグネット
錠の一部を構成するローターは、その形状が複雑である
ためにダイカスト成形されるのが一般的であるが、ダイ
カスト製品の強度は高いものとは言えず、したがってシ
ャッター板も高い強度を得難くなっている。またマグネ
ット錠のローターは、非磁性材によって形成される必要
があるので、シャッター板の材質の選択自由度が限られ
たものとなる。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、シャッター板の材質および製法の選択の自由
度を増大し、高強度の材料でシャッター板を形成し得る
ようにした車両用シリンダ錠の保護装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、シリンダ錠のキー孔に対応
した挿入孔を有するケーシングと、前記挿入孔を閉鎖す
る閉鎖位置ならびに前記挿入孔を開放する開放位置間で
の作動を可能として前記ケーシング内に収納されるシャ
ッター板と、マグネットキーを挿脱可能に嵌合し得る嵌
合凹部を有するとともに前記閉鎖位置から開放位置への
前記シャッター板の作動を前記嵌合凹部へのマグネット
キーの嵌合時に許容するようにして前記ケーシングに配
設されるマグネット錠とを備える車両用シリンダ錠の保
護装置において、前記マグネット錠は、前記シャッター
板とは別体に形成されるとともに前記嵌合凹部が設けら
れるローターを備え、該ローターが前記シャッター板に
リンク機構を介して連結されることを特徴とする。
【0006】このような請求項1記載の発明の構成によ
れば、シャッター板がマグネット錠のローターとは別体
に形成されるので、ローターの材質および製法とは無関
係にシャッター板の材質および製法を選択し得るように
して、シャッター板の材質および製法の選択の自由度を
増大し、高強度の材料でシャッター板を形成することが
可能となる。
【0007】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、前記閉鎖位置および前記開
放位置間での前記シャッター板のスライド作動をガイド
するガイド手段が、前記ケーシングおよび前記シャッタ
ー板間に設けられることを特徴とし、かかる構成によれ
ば、閉鎖位置および開放位置間でシャッター板をスムー
ズに作動せしめることができる。
【0008】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の発明の構成に加えて、前記シャッター板が前記ロータ
ーの回動軸線と平行な軸線まわりに回動することを可能
として前記ケーシングに支承されることを特徴とし、か
かる構成によれば、閉鎖位置および開放位置間でシャッ
ター板をスムーズに回動せしめることができる。
【0009】請求項4記載の発明は、上記請求項1〜3
のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記シャッタ
ー板を、その開放位置で弾発的に保持する開放位置保持
機構が前記ケーシングおよび前記シャッター板間に設け
られることを特徴とし、かかる構成によれば、シャッタ
ー板が開放位置にある状態での車両の走行時の振動がケ
ーシングに作用しても、シャッター板がケーシング内で
がたつくことを防止し、シャッター板のがたつきによる
異音が生じることを防止することができる。
【0010】さらに請求項5記載の発明は、上記請求項
1記載の発明の構成に加えて、前記ローターに操作ノブ
が設けられ、前記ケーシングには、前記閉鎖位置および
前記開放位置間での前記シャッター板の作動に伴う前記
操作ノブの移動を許容するようにして該操作ノブを貫通
させる貫通孔が設けられることを特徴とし、かかる構成
によれば、操作ノブによりシャッター板を開放位置から
閉鎖位置に容易に動かすことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0012】図1〜図8は本発明の第1実施例を示すも
のであり、図1はシャッター板が閉鎖位置に在ってマグ
ネットキーを嵌合する前の状態でのシリンダ錠の保護装
置の縦断側面図であって図3の1−1線に沿う断面図、
図2はシャッター板が閉鎖位置に在ってマグネットキー
を嵌合した状態でのシリンダ錠の保護装置の縦断側面
図、図3は図1の3−3線矢視図、図4は図1の4−4
線断面図、図5は図1の5−5線断面図、図6はシャッ
ター板が開放位置に在る状態での図4に対応する断面
図、図7は図3の7−7線断面図、図8は図3の8−8
線断面図である。
【0013】先ず図1および図2において、車両たとえ
ば自動二輪車用のシリンダ錠15のシリンダボディ16
は、車体フレームのヘッドパイプ(図示せず)に設けら
れており、このシリンダボディ16の前端部は、車体フ
レーム側に固定されるケーシング18Aで覆われる。該
ケーシング18Aは、シリンダボディ16の前端部に取
付けられる非磁性材料製のケース部材19Aと、該ケー
ス部材19Aに取付けられる非磁性材料製のカバー部材
20Aとから成る。
【0014】図3を併せて参照して、ケーシング18A
には、シリンダ錠15の前端中央部に配置されるキー孔
17に対応した挿入孔21が設けられる。この挿入孔2
1は、ケース部材19Aおよびカバー部材20Aにそれ
ぞれ同軸に設けられた透孔22,23で構成されてお
り、透孔23の外端部は図示しないキーの挿入を容易と
するためにテーパ状に形成される。
【0015】さらに図4〜図6を併せて参照して、ケー
シング18A内には、前記挿入孔21を閉鎖する閉鎖位
置(図4および図5の位置)ならびに前記挿入孔21を
開放する開放位置(図6の位置)間でのスライド作動を
可能としたシャッター板24Aが収納される。
【0016】このシャッター板24Aのスライド作動
は、ケーシング18Aに配設されるマグネット錠25A
が備える嵌合凹部27に、図2で示すようにマグネット
キー28を嵌合することで許容されるものであり、マグ
ネット錠25Aは、前記シャッター板24Aとは別体に
形成されるローター26Aを備え、該ローター26Aに
前記嵌合凹部27が設けられる。
【0017】ケーシング18Aのケース部材19Aに
は、カバー部材20A側に突出した横断面円形の支持突
部29が一体に突設されており、該支持突部29に対応
する部分でカバー部材20Aには円形の開口部30が設
けられる。
【0018】ローター26Aは、前記支持突部29の先
端に対向する対向壁部31を軸方向中間部に有して非磁
性材料により略円筒状に形成されており、Oリング32
を支持突部29の基部との間に介在させて該支持突部2
9で回動可能に支承され、ローター26Aの外端は前記
開口部30に臨むように配置される。
【0019】シャッター板24Aは、図4および図5で
示す閉鎖位置と、図6で示す開放位置との間でのスライ
ド作動を可能としてケーシング18Aのケース部材19
Aおよびカバー部材20A間に挟まれるものであり、ケ
ース部材19Aには、シャッター板24Aの全面がケー
ス部材19Aに摺接することで摩擦抵抗が大きくなるこ
とを回避するために、複数個たとえば3個の突条34
A,34B,34Cがシャッター板24Aに摺接するよ
うにして突設される。
【0020】ところで、ローター26Aの嵌合凹部27
は、たとえば変則八角形の横断面形状を有するように形
成され、また嵌合凹部27の略中心部には突部35が突
設される。而して嵌合凹部27の横断面形状に対応した
横断面形状を有するとともに前記突部35を嵌合せしめ
る凹部36を有するマグネットキー28のみを嵌合凹部
27に嵌合可能である。
【0021】図7を併せて参照して、前記支持突部29
の先端には、たとえば正方形の各角部に対応した複数個
たとえば4個の摺動凹部37…が、ローター26A側に
開口するようにして設けられており、各摺動凹部37…
には、ローター26A側の磁極配置が適宜の組み合わせ
となるようにして棒状の永久磁石38…がそれぞれ摺動
可能に嵌合され、各摺動凹部37…の底部および各永久
磁石38…間には、各永久磁石38…を支持突部29の
先端から突出させる側にばね付勢するばね39…がそれ
ぞれ介設される。
【0022】ローター26Aの対向壁部31には、前記
各永久磁石38…の一部を係合させる係合凹部40…が
設けられており、各永久磁石38…の一部が係合凹部4
0…にそれぞれ係合している状態では、ローター26A
の回動作動が阻止されることになる。
【0023】一方、マグネットキー28には、前記支持
突部29に配設される永久磁石38…の配置に対応した
位置に配置される複数個たとえば4個の収容凹部41…
がローター26Aの対向壁部31側に開口するようにし
て設けられ、各収容凹部41…には棒状の永久磁石42
…がそれぞれ収容される。また各収容凹部41…の開口
端は、マグネットキー28に固定される非磁性材料製の
閉塞板43で閉じられる。
【0024】マグネットキー28に配設される各永久磁
石42…は、支持突部29側の各永久磁石38…のロー
ター26A側の磁極と同一の磁極がローター26A側に
配置されるようにして収容凹部41…に収容されるもの
であり、正規のマグネットキー28が嵌合凹部27に嵌
合されたときには、図2で示すように、同一磁極の反発
力によって、支持突部29側の永久磁石38…はばね3
9…のばね力に抗して係合凹部40…から離脱するよう
に摺動凹部37…に押し込まれ、これによりローター2
6Aの回動作動が許容されることになる。
【0025】図8を併せて参照して、ローター26A
は、リンク機構44を介してシャッター板24Aの一端
部に連結されるものであり、該リンク機構44は、シャ
ッター板24Aの一端側に延びるようにしてローター2
6Aの外周に一体に設けられる連結アーム45と、ロー
ター26Aの回動軸線と平行な軸線を有して連結アーム
45の先端に設けられた連結軸46と、該連結軸46を
回動可能に嵌合させるようにしてシャッター板24Aの
一端に設けられる連結孔47とで構成される。
【0026】このようなリンク機構44によれば、ロー
ター26Aの回動作動が許容されている状態で、ロータ
ー26Aが回動すると、そのローター26Aに追随して
シャッター板24Aがスライド作動する。
【0027】しかもシャッター板24Aは、ケーシング
18Aの挿入孔21を閉鎖する閉鎖位置にあってシリン
ダ錠15を保護する状態(図1〜図5の状態)と、図6
で示すようにケーシング18Aの挿入孔21を開放する
開放位置にあってシリンダ錠15のキー孔17へのキー
の挿入を許容する状態との間でスライド作動することが
可能であり、前記閉鎖位置では支持突部29の各永久磁
石38…をローター26Aの各係合凹部40…に係合さ
せ得るようにし、また前記開放位置では支持突部29の
各永久磁石38…をローター26Aの各係合凹部40…
に係合不能とするように、シャッター板24Aの閉鎖位
置および開放位置間でのスライド作動範囲に対応してロ
ーター26Aの回動範囲が定められる。
【0028】ケーシング18Aのケース部材19Aおよ
びシャッター板24A間には、閉鎖位置および開放位置
間でのシャッター板24Aのスライド作動をガイドする
ガイド手段50が設けられており、このガイド手段50
は、ケース部材19Aに植設されたガイドピン48と、
ガイドピン48を摺動自在に嵌合させるようにしてシャ
ッター板24Aに設けられるガイド孔49とで構成され
る。而してシャッター板24Aは、ガイド孔49に嵌合
されたガイドピン48でガイドされるようにしてスライ
ド作動する。
【0029】図7に特に注目して、ケーシング18Aの
ケース部材19Aと、ローター26Aとの間には、シャ
ッター板24Aの閉鎖位置および開放位置に対応したロ
ーター26Aの回動限を定めるクリック機構56が設け
られており、このクリック機構56は、前記連結アーム
45とは反対側でローター26Aの外周に一端に設けら
れた鍔部51に対向して開口するようにしてケース部材
19Aに設けられる有底の収納穴52と、該収納穴52
に摺動可能に嵌合されるボール53と、該ボール53を
前記鍔部51側に付勢するばね力を発揮するようにして
収納穴52に収納されるばね54と、シャッター板24
Aが閉鎖位置にあるときに前記ボール53を係合させる
ようにして鍔部51に設けられる係合溝55Cと、シャ
ッター板24Aが開放位置にあるときに前記ボール53
を係合させるようにして鍔部51に設けられる係合溝5
5Oとを備える。
【0030】ケーシング18Aのケース部材19Aおよ
びシャッター板24A間には、シャッター板24Aを開
放位置で弾発的に保持する開放位置保持機構57が設け
られるものであり、この開放位置保持機構57は、ケー
シング18Aのケース部材19Aに突設された突部58
に一端が装着されるとともに他端には円弧状の係合部5
9aが設けられる板ばね59と、開放位置にある状態で
前記係合部59aを係合させるようにしてシャッター板
24Aの他端側外周部に設けられる係止凹部60とで構
成され、図6で示すようにシャッター板24Aが開放位
置にあるときに、係止凹部60に係合部59aが弾発的
に係合し、シャッター板24Aを開放位置に保持するこ
とが可能である。また開放位置保持機構57でシャッタ
ー板24Aが開放位置に保持されている状態で、閉鎖位
置側への手動操作力をシャッター板24Aに加えたとき
には、係止凹部60への係合部59aの弾発係合を解除
するように板ばね59を撓ませることができ、それによ
りシャッター板24Aを閉鎖位置側に回動することが可
能である。
【0031】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると、ケーシング18Aの挿入孔21を閉鎖する閉鎖位
置ならびに挿入孔21を開放する開放位置間での作動を
可能としてケーシング18A内に収納されるシャッター
板24Aが、マグネット錠25Aが備えるローター26
Aとは別体に形成され、ローター26Aおよびシャッタ
ー板24Aがリンク機構44を介して連結されるので、
ローター26Aの材質および製法とは無関係にシャッタ
ー板24Aの材質および製法を選択し得るようにして、
シャッター板24Aの材質および製法の選択の自由度を
増大し、高強度の材料でシャッター板24Aを形成する
ことが可能となる。特に、シャッター板24Aを鋼板の
プレス成形により形成するようにすれば、シャッター板
24Aを容易に製造することができ、コストの低減を図
ることができるとともにシャッター板24Aの強度も大
幅に増大することができる。
【0032】しかもシャッター板24Aは、挿入孔21
を閉鎖する閉鎖位置ならびに挿入孔21を開放する開放
位置間でスライド作動するようにしてケーシング18A
に支承されるものであり、ケーシング18Aには、シャ
ッター板24Aのスライド作動をガイドするガイドピン
48が設けられるので、閉鎖位置および開放位置間でシ
ャッター板24Aをスムーズにスライド作動せしめるこ
とができる。
【0033】さらにシャッター板24Aを、その開放位
置で弾発的に保持する開放位置保持機構57がケーシン
グ18Aおよびシャッター板24A間に設けられている
ので、シャッター板24Aが開放位置にある状態での車
両の走行時の振動がケーシング18Aに作用しても、シ
ャッター板24Aがケーシング18内でがたつくことを
防止し、シャッター板24Aのがたつきによる異音が生
じることを防止することができる。
【0034】図9〜図12は本発明の第2実施例を示す
ものであり、図9はシャッター板が閉鎖位置に在ってマ
グネットキーを嵌合する前の状態でのシリンダ錠の保護
装置の縦断側面図であって図10の9−9線に沿う断面
図、図10は図9の10−10線矢視図、図11は図9
の11−11線断面図、図12はシャッター板が開放位
置に在る状態での図11に対応した断面図である。
【0035】このような図9〜図12を参照しつつ本発
明の第2実施例について、以下に説明するが、図1〜図
8で示した第1実施例に対応する部分には同一の参照符
号を付して図示するのみで詳細な説明を省略する。
【0036】先ず図9および図10において、シリンダ
錠15におけるシリンダボディ16の前端部は、車体フ
レーム側に固定されるケーシング18Bで覆われ、該ケ
ーシング18Bは、シリンダボディ16の前端部に取付
けられる非磁性材料製のケース部材19Bと、該ケース
部材19Bに取付けられる非磁性材料製のカバー部材2
0Bとから成る。
【0037】ケーシング18Bには、ケース部材19B
およびカバー部材20Bにそれぞれ同軸に設けられた透
孔22,23で構成される挿入孔21が、シリンダ錠1
5のキー孔17に対応して設けられる。
【0038】さらに図11および図12を併せて参照し
て、ケーシング18B内には、前記挿入孔21を閉鎖す
る閉鎖位置ならびに前記挿入孔21を開放する開放位置
間での回動作動を可能としたシャッター板24Bが収納
され、該シャッター板24Bの回動作動は、ケーシング
18Bに配設されるマグネット錠25Bが備えるロータ
ー26Bに設けられた嵌合凹部27に、マグネットキー
28(図1〜図8の第1実施例参照)を嵌合することで
許容されるものであり、ローター26Bはシャッター板
24Bとは別体に形成される。
【0039】前記挿入孔21をマグネット錠25Bとの
間に挟む位置でケーシング18Bのケース部材19Bに
は、挿入孔21と平行な軸線を有する支軸61が突設さ
れており、シャッター板24Bの一端部には、前記支軸
61を周方向の摺動可能に嵌合せしめる有底の支持穴6
2が設けられる。而して支軸61を支持穴62に嵌合す
ることにより、ケーシング18Bのケース部材19Bお
よびカバー部材20B間に挟まれたシャッター板24B
の一端部がケーシング18Bで回動可能に支承されるこ
とになる。
【0040】ローター26Bは、リンク機構63を介し
てシャッター板24Bの他端部に連結されるものであ
り、該リンク機構63は、シャッター板24Bの他端側
に延びるようにしてローター26Bの外周に一体に設け
られる連結アーム64と、シャッター板24Bの他端に
突設されて連結アーム64に挿通、連結される連結ピン
65とを備えるものであり、連結アーム64には、ロー
ター26Bの半径方向に沿って長く延びる長孔状の連結
孔66が設けられ、この連結孔66に前記連結ピン65
が挿通される。
【0041】このようなリンク機構63によれば、ロー
ター26Bの回動作動が許容されている状態で、ロータ
ー26Bが回動すると、そのローター26Bに追随して
シャッター板24Bも支軸61の軸線まわりに回動す
る。
【0042】シャッター板24Bは、ケーシング18B
の挿入孔21を閉鎖する閉鎖位置にあってシリンダ錠1
5を保護する状態(図9〜図11の状態)と、図12で
示すようにケーシング18Bの挿入孔21を開放する開
放位置にあってシリンダ錠15のキー孔17へのキーの
挿入を許容する状態との間で回動することが可能であ
り、前記閉鎖位置では支持突部29の各永久磁石38…
をローター26Bの各係合凹部40…に係合させ得るよ
うにし、また前記開放位置では支持突部29の各永久磁
石38…をローター26Bの各係合凹部40…に係合不
能とするように、閉鎖位置および開放位置間のシャッタ
ー板24Bおよびローター26Bの回動量が定められ
る。
【0043】ケーシング18Bのケース部材19Bおよ
びシャッター板24B間には、シャッター板24Bを開
放位置で弾発的に保持する開放位置保持機構としてのク
リック機構67が設けられ、このクリック機構67は、
シャッター板24Bを開放位置で弾発的に保持するだけ
でなく、閉鎖位置でもシャッター板24Bを弾発的に保
持する。
【0044】而してクリック機構67は、支軸61に隣
接した位置でケース部材19Bに設けられたシャッター
板24B側に対向して開口する有底の収納穴68と、該
収納穴68に摺動可能に嵌合されるボール69と、該ボ
ール69をシャッター板24B側に付勢するばね力を発
揮するようにして収納穴68に収納されるばね70と、
シャッター板24Bが閉鎖位置にあるときに前記ボール
69を係合させるようにしてシャッター板24Bに設け
られる係合溝71と、シャッター板24Bが開放位置に
あるときに前記ボール69を係合させるようにしてシャ
ッター板24Bに設けられる係合溝72とを備える。
【0045】またケーシング18Bのケース部材19B
と、マグネット錠15Bのローター26Bとの間には、
シャッター板24Bの閉鎖位置および開放位置に対応し
たローター26Bの回動限を定めるクリック機構56が
設けられる。
【0046】この第2実施例によれば、シャッター板2
4Bがローター26Bの回動軸線と平行な軸線まわりに
回動することを可能としてケーシング18Bに支承され
ており、閉鎖位置および開放位置間でシャッター板24
Bをスムーズに回動せしめることができる。しかもシャ
ッター板24Bを、その開放位置で弾発的に保持するク
リック機構67がケーシング18Bおよびシャッター板
24B間に設けられるので、シャッター板24Bが開放
位置にある状態での車両の走行時の振動がケーシング1
8Bに作用しても、シャッター板24Bがケーシング1
8B内でがたつかないようにし、シャッター板24Bの
がたつきによる異音が生じることを防止することができ
る。
【0047】図13〜図20は本発明の第3実施例を示
すものであり、図13はシャッター板が閉鎖位置に在っ
てマグネットキーを嵌合する前の状態でのシリンダ錠の
保護装置の縦断側面図であって図15の13−13線に
沿う断面図、図14はシャッター板が閉鎖位置に在って
マグネットキーを嵌合した状態でのシリンダ錠の保護装
置の縦断側面図、図15は図13の15−15線矢視
図、図16は図13の16−16線断面図、図17は図
13の17−17線断面図、図18はシャッター板が開
放位置に在る状態での図16に対応する断面図、図19
はマグネットキーの一部切欠き側面図、図20は図15
の20−20線断面図である。
【0048】このような図13〜図20を参照しつつ本
発明の第3実施例について、以下に説明するが、図1〜
図8で示した第1実施例ならびに図9〜図12で示した
第2実施例に対応する部分には同一の参照符号を付して
図示するのみで詳細な説明を省略する。
【0049】先ず図13〜図15において、シリンダ錠
15におけるシリンダボディ16の前端部は、車体フレ
ーム側に固定されるケーシング18Cで覆われる。該ケ
ーシング18Cは、シリンダボディ16の前端部に取付
けられる非磁性材料製のケース部材19Cと、該ケース
部材19Cに取付けられる非磁性材料製のカバー部材2
0Cとから成る。
【0050】ケーシング18Cには、ケース部材19C
およびカバー部材20Cにそれぞれ設けられる透孔2
2,23で構成される挿入孔21が、シリンダ錠15の
キー孔17に対応して設けられる。
【0051】図16〜図18を併せて参照して、ケーシ
ング18C内には、前記挿入孔21を閉鎖する閉鎖位置
(図16および図17の位置)ならびに前記挿入孔21
を開放する開放位置(図18の位置)間でのスライド作
動を可能としたシャッター板24Cが収納され、該シャ
ッター板24Cのスライド作動は、ケーシング18Cに
配設されるマグネット錠25Cが備えるローター26C
に設けられた嵌合凹部27′に、マグネットキー28′
を嵌合することで許容されるものであり、ローター26
Cはシャッター板24Cとは別体に形成される。
【0052】対向壁部31を軸方向中間部に有して非磁
性材料により円筒状に形成されるローター26Cは、ケ
ース部材19Cに一体に設けられた支持突部29にOリ
ング32を介して回動可能に支承されるものであり、該
ローター26Cの外端を臨ませる開口部30がカバー部
材20Cに設けられる。
【0053】シャッター板24Cは、図16および図1
7で示す閉鎖位置と、図18で示す開放位置との間での
スライド作動を可能としてケース部材19Cおよびカバ
ー部材20C間に挟まれるものであり、ケース部材19
Cには、シャッター板24Cの全面がケース部材19C
に摺接することで摩擦抵抗が大きくなることを回避する
ために、複数個たとえば3個の突条74A,74B,7
4Cがシャッター板24Cに摺接するようにして突設さ
れる。
【0054】ローター26Cの嵌合凹部27′は、たと
えば変則六角形の横断面形状を有するように形成され、
また嵌合凹部27′の略中心部には突部35が突設され
る。而して嵌合凹部27′の横断面形状に対応した横断
面形状を有するとともに前記突部35を嵌合せしめる凹
部36を有するマグネットキー28′のみを嵌合凹部2
7′に嵌合可能である。
【0055】ローター26Cの下部は、嵌合凹部27′
に入った水を排出するための排出溝96を形成するよう
に切欠かれており、この排出溝96に通じる排出通路9
7がケース部材19Cおよびカバー部材20Cの下部間
に形成され、ケーシング18Cの下部で前記排出通路9
7の下端が外部に開放される。
【0056】前記支持突部29の先端に設けられた複数
個たとえば4個の摺動凹部37…には、支持突部29の
先端から突出する側にばね付勢された棒状の永久磁石3
8…が摺動可能に嵌合され、ローター26Cの対向壁部
31には、前記各永久磁石38…の一部を係合させる係
合凹部40…が設けられる。
【0057】図19において、マグネットキー28′
は、シリンダ錠15用のキー75の摘み部76に付設さ
れるものであり、ローター26Cにおける嵌合凹部2
7′の内周形状に対応した外周形状を有するように形成
される。
【0058】このマグネットキー28′には、前記支持
突部29の永久磁石38…の配置に対応した複数個たと
えば4個の収容凹部41…が、棒状の永久磁石42…を
収容するようにして設けられ、各収容凹部41…の開口
端は、マグネットキー28′に固定される非磁性材料製
の閉塞板43で閉じられる。
【0059】正規のマグネットキー28′が嵌合凹部2
7′に嵌合されたときには、図14で示すように、同一
磁極の反発力によって、支持突部29側の永久磁石38
…は係合凹部40…から離脱するように摺動凹部37…
に押し込まれ、これによりローター26Cの回動作動が
許容されることになる。
【0060】ローター26Cは、リンク機構77を介し
てシャッター板24Cの一端部に連結されるものであ
り、該リンク機構77は、シャッター板24Cの一端側
に延びるようにしてローター26Cの外周に一体に設け
られる連結アーム78と、ローター26Cの回動軸線と
平行な軸線を有して連結アーム78の先端に設けられた
連結軸79と、該連結軸79を回動可能に嵌合させるよ
うにしてシャッター板24Cの一端に設けられる連結孔
80とで構成される。
【0061】このようなリンク機構77によれば、ロー
ター26Cの回動作動が許容されている状態で、ロータ
ー26Cが回動すると、そのローター26Cに追随して
シャッター板24Cがスライド作動する。
【0062】しかもシャッター板24Cは、ケーシング
18Cの挿入孔21を閉鎖する閉鎖位置にあってシリン
ダ錠15を保護する状態(図13〜図17の状態)と、
図18で示すようにケーシング18Cの挿入孔21を開
放する開放位置にあってシリンダ錠15のキー孔17へ
のキー75の挿入を許容する状態との間でスライド作動
することが可能であり、前記閉鎖位置では支持突部29
の各永久磁石38…をローター26Cの各係合凹部40
…に係合させ得るようにし、また前記開放位置では支持
突部29の各永久磁石38…をローター26Cの各係合
凹部40…に係合不能とするように、シャッター板24
Cの閉鎖位置および開放位置間でのスライド作動範囲に
対応してローター26Cの回動範囲が定められる。
【0063】ケーシング18Cのケース部材19Cおよ
びシャッター板24C間には、閉鎖位置および開放位置
間でのシャッター板24Cのスライド作動をガイドする
ガイド手段81が設けられるものであり、該ガイド手段
81は、シャッター板24Cに植設されるガイドピン8
2と、該ガイドピン82を摺動自在に嵌合させるように
してケース部材19Cに設けられるガイド孔83とで構
成される。而してシャッター板24Cは、ガイドピン8
2がガイド孔83内を移動するようにしてスライド作動
する。
【0064】図20に特に注目して、ケーシング18C
のケース部材19Cと、ローター26Cとの間には、シ
ャッター板24Cの閉鎖位置および開放位置に対応した
ローター26Cの回動限を定めるクリック機構89が設
けられており、このクリック機構89は、前記連結アー
ム78とは反対側でローター26Cの外周に一体に設け
られた鍔部84に対向して開口するようにしてケース部
材19Cに設けられる有底の収納穴85と、該収納穴8
5に摺動可能に嵌合されるボール86と、該ボール86
を前記鍔部84側に付勢するばね力を発揮するようにし
て収納穴85に収納されるばね87と、シャッター板2
4Cが閉鎖位置にあるときに前記ボール86を係合させ
るようにして鍔部84に設けられる係合溝88Cと、シ
ャッター板24Cが開放位置にあるときに前記ボール8
6を係合させるようにして鍔部84に設けられる係合溝
88Oとを備える。
【0065】ケーシング18Cのケース部材19Cおよ
びシャッター板24C間には、シャッター板24Cを開
放位置で弾発的に保持する開放位置保持機構90が設け
られるものであり、この開放位置保持機構90は、ケー
シング18Cのケース部材19Cに突設された突部91
に一端が装着されるとともに他端には円弧状の係合部9
2aが設けられる板ばね92と、開放位置にある状態で
前記係合部92aを係合させるようにして前記ガイドピ
ン82の近傍でシャッター板24Cの外周に設けられる
係止部93とで構成され、図18で示すようにシャッタ
ー板24Cが開放位置にあるときに、係止部93に係合
部92aが弾発的に係合し、シャッター板24Cを開放
位置に保持することが可能である。
【0066】また開放位置保持機構90でシャッター板
24Cが開放位置に保持されている状態で、閉鎖位置側
への手動操作力をシャッター板24Cに加えたときに
は、係止部93への係合部92aの弾発係合を解除する
ように板ばね92を撓ませることができ、それによりシ
ャッター板24Cを閉鎖位置側に回動することが可能で
ある。
【0067】ローター26Cの前記鍔部84には、ケー
ス部材19Cとは反対側に突出するピン状の操作ノブ9
4が設けられ、この操作ノブ94を貫通させる貫通孔9
5が、たとえば開口部30に連なるようにしてケーシン
グ18Cのカバー部材20Cに設けられる。しかも貫通
孔95は、シャッター板24Cの閉鎖位置および開放位
置間でのスライド作動に伴う前記操作ノブ94の移動を
許容するように形成される。
【0068】この第3実施例によれば、上記第1実施例
と同様の効果を奏することができる。しかもローター2
6Cに設けられた操作ノブ90を貫通させる貫通孔95
が、ケーシング18Cのカバー部材20Cに設けられ、
該貫通孔95は、閉鎖位置および開放位置間でのシャッ
ター板24Cの作動に伴う操作ノブ94の移動を許容す
るように形成されているので、操作ノブ94を把持して
操作することにより、シャッター板24Cを開放位置か
ら閉鎖位置に容易に動かすことができる。
【0069】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
【0070】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、ローターの材質および製法とは無関係にシャッター
板の材質および製法を選択し得るようにして、シャッタ
ー板の材質および製法の選択の自由度を増大し、高強度
の材料でシャッター板を形成することが可能となる。
【0071】また請求項2記載の発明によれば、閉鎖位
置および開放位置間でシャッター板をスムーズに作動せ
しめることができる。
【0072】請求項3記載の発明によれば、閉鎖位置お
よび開放位置間でシャッター板をスムーズに回動せしめ
ることができる。
【0073】請求項4記載の発明によれば、シャッター
板がケーシング内でがたつくことを防止し、シャッター
板のがたつきによる異音が生じることを防止することが
できる。
【0074】さらに請求項5記載の発明によれば、操作
ノブによりシャッター板を開放位置から閉鎖位置に容易
に動かすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示すものであり、シャッター板が
閉鎖位置に在ってマグネットキーを嵌合する前の状態で
のシリンダ錠の保護装置の縦断側面図であって図3の1
−1線に沿う断面図である。
【図2】シャッター板が閉鎖位置に在ってマグネットキ
ーを嵌合した状態でのシリンダ錠の保護装置の縦断側面
図である。
【図3】図1の3−3線矢視図である。
【図4】図1の4−4線断面図である。
【図5】図1の5−5線断面図である。
【図6】シャッター板が開放位置に在る状態での図4に
対応する断面図である。
【図7】図3の7−7線断面図である。
【図8】図3の8−8線断面図である。
【図9】第2実施例を示すものであり、シャッター板が
閉鎖位置に在ってマグネットキーを嵌合する前の状態で
のシリンダ錠の保護装置の縦断側面図であって図10の
9−9線に沿う断面図である。
【図10】図9の10−10線矢視図である。
【図11】図9の11−11線断面図である。
【図12】シャッター板が開放位置に在る状態での図1
1に対応した断面図である。
【図13】第3実施例を示すものであり、シャッター板
が閉鎖位置に在ってマグネットキーを嵌合する前の状態
でのシリンダ錠の保護装置の縦断側面図であって図15
の13−13線に沿う断面図である。
【図14】シャッター板が閉鎖位置に在ってマグネット
キーを嵌合した状態でのシリンダ錠の保護装置の縦断側
面図である。
【図15】図13の15−15線矢視図である。
【図16】図13の16−16線断面図である。
【図17】図13の17−17線断面図である。
【図18】シャッター板が開放位置に在る状態での図1
6に対応する断面図である。
【図19】マグネットキーの一部切欠き側面図である。
【図20】図15の20−20線断面図である。
【符号の説明】
15・・・シリンダ錠 17・・・キー孔 18A,18B,18C・・・ケーシング 21・・・挿入孔 24A,24B,24C・・・シャッター板 25A,25B,25C・・・マグネット錠 26A,26B,26C・・・ローター 27,27′・・・嵌合凹部 28,28′・・・マグネットキー 44,63,77・・・リンク機構 50,81・・・ガイド手段 57,67,90・・・開放位置保持機構 94・・・操作ノブ 95・・・貫通孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ錠(15)のキー孔(17)に
    対応した挿入孔(21)を有するケーシング(18A,
    18B,18C)と、前記挿入孔(21)を閉鎖する閉
    鎖位置ならびに前記挿入孔(21)を開放する開放位置
    間での作動を可能として前記ケーシング(18A〜18
    C)内に収納されるシャッター板(24A,24B,2
    4C)と、マグネットキー(28,28′)を挿脱可能
    に嵌合し得る嵌合凹部(27,27′)を有するととも
    に前記閉鎖位置から開放位置への前記シャッター板(2
    4A〜24C)の作動を前記嵌合凹部(27,27′)
    へのマグネットキー(28,28′)の嵌合時に許容す
    るようにして前記ケーシング(18A〜18C)に配設
    されるマグネット錠(25A,25B,25C)とを備
    える車両用シリンダ錠の保護装置において、前記マグネ
    ット錠(25A〜25C)は、前記シャッター板(24
    A〜24C)とは別体に形成されるとともに前記嵌合凹
    部(27,27′)が設けられるローター(26A,2
    6B,26C)を備え、該ローター(26A〜26C)
    が前記シャッター板(24A〜24C)にリンク機構
    (44,63,77)を介して連結されることを特徴と
    する車両用シリンダ錠の保護装置。
  2. 【請求項2】 前記閉鎖位置および前記開放位置間での
    前記シャッター板(24A,24C)のスライド作動を
    ガイドするガイド手段(50,81)が、前記ケーシン
    グ(18A,18C)および前記シャッター板(24
    A,24C)間に設けられることを特徴とする請求項1
    記載の車両用シリンダ錠の保護装置。
  3. 【請求項3】 前記シャッター板(24B)が前記ロー
    ター(26B)の回動軸線と平行な軸線まわりに回動す
    ることを可能として前記ケーシング(18B)に支承さ
    れることを特徴とする請求項1記載の車両用シリンダ錠
    の保護装置。
  4. 【請求項4】 前記シャッター板(24A〜24C)
    を、その開放位置で弾発的に保持する開放位置保持機構
    (57,67,90)が前記ケーシング(18A〜18
    C)および前記シャッター板(24A〜24C)間に設
    けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載の車両用シリンダ錠の保護装置。
  5. 【請求項5】 前記ローター(26C)に操作ノブ(9
    4)が設けられ、前記ケーシング(18C)には、前記
    閉鎖位置および前記開放位置間での前記シャッター板
    (24C)の作動に伴う前記操作ノブ(94)の移動を
    許容するようにして該操作ノブ(94)を貫通させる貫
    通孔(95)が設けられることを特徴とする請求項1記
    載の車両用シリンダ錠の保護装置。
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