JP2003064912A - シリンダ錠の保護装置 - Google Patents

シリンダ錠の保護装置

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JP2003064912A JP2001251176A JP2001251176A JP2003064912A JP 2003064912 A JP2003064912 A JP 2003064912A JP 2001251176 A JP2001251176 A JP 2001251176A JP 2001251176 A JP2001251176 A JP 2001251176A JP 2003064912 A JP2003064912 A JP 2003064912A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シャッターによってキー孔を開閉させる際の操
作性を向上させるとともに、ロック手段に対する防水及
び防塵対策が採り易い機構のシリンダ錠の保護装置を提
供する。 【解決手段】キー孔を外側から開閉するシャッター2を
有してシリンダ錠を保護し得るシリンダ錠の保護装置に
おいて、シャッター2がキー孔を閉状態とする閉位置と
当該キー孔を開状態とする開位置との間で揺動するのを
許容しつつ当該シャッター2を保持するハウジング5
と、ハウジング5外からシャッター2を揺動させるとと
もに、シャッター2が閉位置にあるときはハウジング5
内に収容され、開位置にあるときはハウジング5から突
出する操作部6と、シャッター2の閉位置から開位置へ
の揺動をロックするロック手段9とを具備したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車等に装
備されるシリンダ錠の破壊等を防止し得るシリンダ錠の
保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、第三者によるはさみやドライバ等
のキー孔への差し込みで自動二輪車のシリンダ錠がいた
ずらされて破壊されるのを防止すべく種々提案がなされ
ており、例えば特開平11−44132号公報には、以
下の技術(以下、従来例1という)が開示されている。
【0003】即ち、従来例1で開示される保護装置は、
キー孔を閉状態とする閉位置から当該キー孔を開状態と
する開位置までスライド可能なシャッターと、該シャッ
ターを開位置と閉位置との間でスライド自在に保持する
ハウジングと、シャッターを閉位置に保持することによ
りキー孔を閉塞して施錠するマグネット錠と、磁石の磁
気によってマグネット錠を解錠するマグネットキーとを
具備するとともに、シャッターが開位置にあるときは、
その一部をハウジングから突出させ、閉位置にあるとき
は当該ハウジング内に全て収容させるよう構成されてい
る。
【0004】上記保護装置によれば、ハウジングから突
出したシャッターの一部をハウジング内に押し込むこと
により当該シャッターを閉位置までスライドさせ、その
位置でマグネット錠にて施錠することにより、シャッタ
ーがキー孔を閉塞させるよう構成されているので、施錠
をもマグネットキーのみで行うものに比べて、操作性を
向上させることができる。尚、キー孔を開放させるに
は、マグネットキーにてマグネット錠を解錠し、シャッ
ターを開位置までスライドさせている。
【0005】また、例えば特開2000−104426
号公報には、以下の技術(以下、従来例2という)が開
示されている。即ち、従来例2で開示される保護装置
は、キー孔を閉状態とする閉位置から当該キー孔を開状
態とする開位置まで揺動可能なシャッターと、該シャッ
ターを開位置と閉位置との間で揺動自在に保持するハウ
ジングと、シャッターを閉位置に保持することによりキ
ー孔を閉塞して施錠するマグネット錠と、磁石の磁気に
よってマグネット錠を解錠するマグネットキーとを具備
したものである。尚、シャッターはハウジング内の閉空
間に収容されており、揺動動作(開位置から閉位置及び
閉位置から開位置への両揺動)させるには専らマグネッ
トキーによる操作が行われることとなる。
【0006】上記保護装置によれば、シャッターが揺動
する機構であるため、従来例1のスライド機構のものよ
りもマグネット錠(即ち、ロック手段)に対し防水、防
塵対策が採りやすく、例えばシャッターの揺動中心(マ
グネット錠とハウジングとの連結部)にOリング等を嵌
合させることによりロック手段への浸水や塵等の異物が
入り込むのを防止することができる。言い換えれば、シ
ャッターにおいては揺動機構の方がスライド機構よりも
ロック手段に対する防水及び防塵対策を施し易いのであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシリンダ錠の保護装置においては、以下のような問
題があった。従来例1の保護装置は、当該シャッターに
おけるハウジングから突出した一部を押し込めることで
キー孔の閉塞動作を行うことができるので、操作性に優
れているものの、シャッターがスライド機構であるため
ロック手段に対する防水及び防塵効果に乏しいという問
題があった。
【0008】即ち、ロック手段を外部から施錠及び解錠
させるためには、当該マグネット錠に対応するシャッタ
ーの一部を外部に露出させる必要があり、その部位にお
いてロック手段が保護装置外部と連通されることとなっ
てしまうので、防水及び防塵を施す必要が生じるのであ
るが、シャッターがスライドするものにおいては、シー
ル部材等を配設するのが困難となってしまうのである。
【0009】これに対して、従来例2の保護装置は、シ
ャッターが揺動機構であるためOリング等のシール部材
を配設することが容易で、ロック手段の防水及び防塵効
果に優れているものの、シャッターの開位置から閉位置
及び閉位置から開位置への両揺動が専らマグネットキー
による操作で行われるため、操作性の面において十分で
ないという問題があった。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、シャッターによってキー孔を開閉させる際の
操作性を向上させるとともに、ロック手段に対する防水
及び防塵対策が採り易い機構のシリンダ錠の保護装置を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
シリンダ錠のキー孔の上方に設けられ、該キー孔を外側
から開閉するシャッターを有してシリンダ錠を保護し得
るシリンダ錠の保護装置において、前記シャッターが前
記キー孔を閉状態とする閉位置と当該キー孔を開状態と
する開位置との間で揺動するのを許容しつつ当該シャッ
ターを保持するハウジングと、ハウジング外から前記シ
ャッターを揺動させるとともに、前記シャッターが閉位
置にあるときは前記ハウジング内に収容され、開位置に
あるときは当該ハウジングから突出する操作部と、前記
シャッターの閉位置から開位置への揺動をロックするロ
ック手段とを具備したことを特徴とする。
【0012】かかる構成によれば、操作部を操作するこ
とにより、シャッターを開位置と閉位置との間で揺動さ
せてキー孔の開閉を行うとともに、閉位置にてロック手
段がシャッターをロックする。かかるロック状態におい
ては、キー孔はシャッターにより塞がれて、且つシャッ
ターはロック手段にてロックされているので、第三者に
よるキー孔の破壊等が防止される。シャッターによるキ
ー孔の閉塞状態では、操作部はハウジング内に収容さ
れ、外部に突出していない。一方、ロック手段を解錠し
た後、シャッターを閉位置から開位置へ揺動させること
により、キー孔を開放し、イグニションキーの差し込み
を可能とする。キー孔の開放状態では、操作部がハウジ
ングから突出している。
【0013】請求項2記載の発明は、前記操作部が、前
記シャッターからその揺動方向へ延設された部位から成
ることを特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明は、前記ロック手段
は、前記シャッターを係止し得るマグネットを具備し、
その磁力と反発する磁力を有するマグネットを有したロ
ック解除部材により前記シャッターのロックが解除され
ることを特徴とする。
【0015】請求項4記載の発明は、前記操作部とシャ
ッターとは別体に構成され、当該操作部の先端に凸部を
形成するとともに、該凸部を嵌合する長孔を前記シャッ
ターに形成し、操作部の略直線状の摺動動作をシャッタ
ーの揺動動作に変換可能としたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら具体的に説明する。本実施形態に係
るシリンダ錠の保護装置は、シリンダボディに装着さ
れ、該シリンダボディに配設されたロータのキー孔を外
側から開閉するシャッターを有してシリンダ錠を保護し
得るものであり、図1に示すように、シャッター2と、
カバー3と、ケース4と、操作部6と、ロック手段9と
から主に構成されるとともに、ケース4とカバー3とが
保護装置1のハウジング5を構成し、かかるハウジング
5内に揺動自在にシャッター2が収容される。
【0017】シャッター2は、図2に示すように、非磁
性体材料から成るものであり、操作部6と、揺動中心部
7と、閉塞部8とが一体的に形成され、ハウジング5内
で揺動中心部7を中心にa方向へ揺動して、閉塞部8に
てキー孔(不図示)を開閉するよう構成されたものであ
る。即ち、シャッター2が揺動すると、キー孔を閉状態
とする閉位置から当該キー孔を開状態とする開位置まで
揺動する。
【0018】また、揺動中心部7の表面側には後述する
マグネットキーと嵌め合い可能な形状とされた凸状部7
aと、裏面側にはロック手段9のマグネット9aを嵌合
し得る4つの嵌合穴7bがそれぞれ形成されている。
尚、マグネットキー及びロック手段9のマグネット9a
に応じて、凸状部7aの形状及び嵌合穴7bの数や配置
を種々変更することができる。
【0019】また、揺動中心部7裏面側には、嵌合穴7
bを囲むように環状溝7cが形成されており、ここにシ
ール部材としてのOリング10(図1参照)が嵌め込ま
れるように構成されている。これにより、マグネットキ
ー差込用孔3bから浸入した水或いは塵等の異物がロッ
ク手段9に入り込むのを防止でき、シャッター2のロッ
ク或いはアンロック不良を回避することができる。尚、
Oリング10に代えて他のシール部材としてもよい。
【0020】操作部6は、シャッター2と一体形成さ
れ、その揺動方向aと略同一の曲率を持って延設された
ものであり、かかる操作部6を操作することにより、後
述の如くハウジング5外からシャッター2を揺動させキ
ー孔を閉状態とさせ得る。また、操作部6は、シャッタ
ー2が開位置にあるときは、図3に示すように、ハウジ
ング5(カバー3)から突出した状態とされるととも
に、当該シャッター2が閉位置にあるときは、図4に示
すように、ハウジング5(カバー3)内に収容されるよ
う構成されている。
【0021】従って、操作者が操作部6を図3の矢印方
向へ押し込めば、シャッター2を開位置から閉位置へ揺
動させキー孔を閉塞させることができるとともに、当該
シャッター2が閉位置にあるときは、操作部6がハウジ
ング5内に没して突出部位が略なくなるので、第三者が
ペンチ等で操作部6に荷重をかけてシャッター2を開状
態にするのを防止することができる。
【0022】カバー3は、アルミダイカスト成形品から
成り、図1に示すように、イグニションキーを差し込み
可能なイグニションキー差込用孔3a及びマグネットキ
ーを差し込み可能なマグネットキー差込用孔3bが形成
されている。また、図5に示すように、カバー3の外輪
郭に沿ってケース4に嵌合可能なフランジ3cが立設さ
れており、そのフランジ3cにおけるカバー3の右側面
の一部には、操作部6を挿通させるための切欠き3dが
形成されている。そして、カバー3がケース4に組み付
けられると、内部にシャッター2の収容空間を有するハ
ウジング5が構成される。
【0023】ケース4は、亜鉛ダイカスト成形品から成
り、図1及び図6に示すように、その表面(カバー3が
組み付けられる側)には、カバー3のイグニションキー
差し込み用孔3aと対応した位置に形成されたイグニシ
ョンキー差込用孔4aと、マグネット9a及びコイルス
プリング9bを挿入可能な4つの組付穴4baが形成さ
れた凸部4bと、シャッター2の揺動を規制するストッ
パ4cとが形成されている。
【0024】更に、ケース4の上面からは取付孔4eを
有する取付部4dが突設されており、取付孔4eにボル
ト等を挿通させることにより保護装置1を車両側に固定
可能としている。また、ケース4の裏面側には、ロータ
12を有するシリンダボディ13(いずれも図7参照)
の外周面と嵌合して保護装置1を当該シリンダボディ5
に組み付けるための嵌合部4fが突設されている。尚、
上記構成要素は、いずれも一体成形されたものである。
【0025】ロック手段9は、シャッター2の閉位置か
ら開位置への揺動をロックするためのもので、マグネッ
ト9a及びコイルスプリング9bを取付穴4ba内に収
容して構成される。即ち、ケース4の凸部4bにシャッ
ター2の揺動中心部7が組み付けられると、マグネット
9aはコイルスプリング9bにより当該揺動中心部7側
に付勢された状態となり、シャッター2が閉位置に達す
ると、図7に示すように、揺動中心部7に形成された嵌
合穴7b内にマグネット9aが入り込んでシャッター2
を係止するのである。
【0026】これにより、シャッター2は閉位置にてロ
ックされ、第三者による不用意なシャッター2の揺動動
作を防止することができ、キー孔へのいたずら又は破壊
が防止される。このようなロックを解除するには、イグ
ニションキーIKとは別のマグネットキーMKが用いら
れる。かかるマグネットキーMKは、図9に示すよう
に、イグニションキーIKの把持部に一体的に形成され
たものであり、マグネット9aに対応する配置でマグネ
ットMを具備している。
【0027】このマグネットMは、ロック手段9のマグ
ネット9aにおける上面側の極(S極又はN極)と同一
の極が先端面側に位置するよう配設されており、マグネ
ットキーMKがマグネットキー差込用孔3bに差し込ま
れると、図8に示すように、マグネットMからの磁力と
マグネット9aからの磁力とによって反発力が生じ、マ
グネット9aをコイルスプリング9bの付勢力に抗して
下方へ移動させる。
【0028】これにより、マグネット9aがシャッター
2の揺動中心部7に形成された嵌合穴7bから離脱し、
シャッター2の係止が解かれるので、その状態からマグ
ネットキーMKを回転させて当該シャッター2を開位置
まで揺動させることができる。ここで、マグネットキー
MKの先端はシャッター2の揺動中心部7における凸状
部7aと嵌め合わされているため、ロック手段9のアン
ロック状態でマグネットキーMKを回転させれば、それ
と連動してシャッター2を揺動することができる。
【0029】次に、上記保護装置1における操作方法に
ついて説明する。自動二輪車を所定場所に駐車する際、
保護装置1によるキー孔11の保護を図るべく、図10
に示すようにシャッター2が開位置にある状態におい
て、指等で操作部6を同図矢印方向に押圧し、当該操作
部6がハウジング5内に収容されるまで押し込む。する
と、シャッター2は、揺動中心部7を中心に揺動し、キ
ー孔11を開状態とする開位置(図3で示す位置)から
当該キー孔11を閉状態とする閉位置(図4で示す位
置)とされる。シャッター2が閉位置に達すると、当該
シャッター2の一端がストッパ4cに当接し、更なる揺
動が規制される。
【0030】かかる閉位置では、シャッター2の閉塞部
28がキー孔11を塞ぎ、第三者による当該キー孔11
へのいたずら及び破壊が防止されるとともに、ロック手
段9の4つのマグネット9aがコイルスプリング9bの
付勢力によりシャッター2の嵌合穴7bにそれぞれ入り
込み、シャッター2を係止してロックする。また、シャ
ッター2が閉位置にあるときは、図4で示すように、操
作部6がハウジング5内に没することとなるので、第三
者が操作部6に荷重をかけてシャッター2をこじ開ける
のを防止することができる。
【0031】一方、上記の如く閉位置にあるシャッター
2をアンロックし、開位置まで揺動させるには、図11
で示すように、マグネットキーMKをマグネットキー差
込用孔3bに差し込み、当該マグネットキーMK先端で
シャッター2の揺動中心部7を当接させつつ右方向へ回
転させる(回転後の状態を図12に示す)。即ち、マグ
ネットキーMKの先端がシャッターの揺動中心部7へ当
接されると、マグネット9aがマグネットMによる反発
力を得て移動し、シャッター2との係止が解かれること
によりアンロックされるのである。
【0032】また、シャッター2を開位置から閉位置に
揺動させる際、操作部6を押圧するのに代えてマグネッ
トキーMKによる操作としてもよい。即ち、図12の状
態にある保護装置1のマグネットキー用差込孔3aにマ
グネットキーMKを差し込み、そのまま左方向へ回転さ
せれば(図11の状態とする)、シャッター2を閉位置
まで揺動させることができ、ロック手段9によるロック
も上記と同様に行われることとなる。
【0033】次に、本発明に係る他の実施形態について
説明する。本実施形態におけるシリンダ錠の保護装置
は、図13及び図14に示すように、操作部6’とシャ
ッター2’とが別体に構成されたものであり、操作部
6’の略直線状の摺動動作をシャッター2’の揺動動作
に変換可能としたものである。即ち、操作部6’の先端
(同図中右端)に凸部6’を形成するとともに、該凸部
6’を嵌合する長孔Sをシャッター2’に形成して、こ
れら凸部6’及び長孔Sでリンクを構成することによ
り、操作部6’を摺動させるとシャッター2’が揺動す
るよう構成されているのである。
【0034】図13は、シャッター2’がキー孔(イグ
ニションキー差込用孔4a)を開放している状態を示し
ており、この状態では操作部6’の基端(同図中右端)
はハウジング5(ケース4)から突出している。かかる
突端をハウジング5に対して略直線方向(同図の矢印方
向)へ押し込むと、凸部6’aが長孔Sに沿って移動
し、シャッター2’が揺動して図14の状態となる。こ
の状態では、シャッター2’の閉塞部8’がキー孔(イ
グニションキー差込用孔4a)を閉塞し、シリンダ錠を
保護することができる。
【0035】上記実施形態によれば、先の実施形態と同
様、キー孔の開閉がシャッター2’の揺動動作で行うの
でOリング等によるシールが容易であり、水或いは塵等
の異物がロック手段に入り込むのを防止でき、シャッタ
ー2’のロック或いはアンロック不良を回避することが
できるとともに、シャッター2’が閉位置にあるとき
は、図14で示すように、操作部6’がハウジング5内
に没することとなるので、第三者が操作部6’に荷重を
かけてシャッター2’をこじ開けるのを防止することが
できる。更に、先の実施形態がシャッター2の揺動方向
に操作部6を押し込まなければならないのに対し、本実
施形態では操作部6’を略直線状に摺動させればシャッ
ター2’が揺動する構成なので、操作性を向上させるこ
とができる。
【0036】以上、本実施形態について説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、例えば揺動する
シャッターの操作部が常にハウジングから突出した状態
とされ、操作性を更に向上させたものとしてもよい。ま
た、本実施形態においては、ケース4に形成された取付
部4dによって保護装置1を車両側に固定させる構成と
されているが、専ら保護装置1をシリンダボディ13の
みに固定させるようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、操作部にてシ
ャッターを操作してキー孔を開閉するので、操作性を向
上させることができるとともに、シャッターが閉位置と
開位置との間を揺動するものであるため、その揺動中心
にシール部材等を施せばロック手段に対する浸水及び塵
等異物の浸入を防止することができる。即ち、本発明に
よれば、操作性を向上し得て、且つ、ロック手段に対す
る防水及び防塵対策が採り易いのである。更に、シャッ
ターが開位置にあるときは操作部がハウジングから突出
しているので、操作性を向上させることができるととも
に、シャッターが閉位置にあるときは操作部がハウジン
グ内に収容され、突出しないので、第三者が操作部に荷
重を付与してシャッターをこじ開けることが防止され、
シリンダ錠の保護が一層強化される。
【0038】請求項2の発明によれば、操作部がシャッ
ターからその揺動方向へ延設された部位から成るので、
シャッターの揺動動作と連動してハウジングに対して操
作部をスムーズに出没させることができるとともに、操
作部のハウジングからの出没動作をカム等を経ないで行
うことができる。
【0039】請求項3の発明によれば、ロック手段がマ
グネットの磁力を利用したものであるので、簡単な構成
でシャッターをロック及びアンロックすることができ
る。
【0040】請求項4の発明によれば、操作部を略直線
状に動作させてシャッターを揺動させるので、操作部を
円弧状に摺動させるものに比べ、操作性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置
を示す分解斜視図
【図2】本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置
におけるシャッターを示す上面図及び下面図
【図3】本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置
におけるシャッターが開位置にある状態を示す模式図
【図4】本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置
におけるシャッターが閉位置にある状態を示す模式図
【図5】本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置
におけるカバーを示す上面図、右側面図及び下面図
【図6】本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置
におけるケースを示す上面図、右側面図及び下面図
【図7】本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置
を示す断面図
【図8】本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置
におけるロック手段を示す断面模式図
【図9】本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置
におけるマグネットキーを示す上面図及び正面図
【図10】本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装
置を示す斜視図
【図11】本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装
置における操作を示すための説明図
【図12】本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装
置における操作を示すための説明図
【図13】本発明の他の実施形態に係るシリンダ錠の保
護装置を示す図であって、シャッターによるキー孔の閉
塞が行われていない状態を示す模式図
【図14】本発明の他の実施形態に係るシリンダ錠の保
護装置を示す図であって、シャッターによるキー孔の閉
塞が行われた状態を示す模式図
【符号の説明】
1…保護装置 2、2’…シャッター 3…カバー 3a…イグニションキー差込用孔 3b…マグネットキー差込用孔 3c…フランジ 3d…切欠き 4…ケース 4a…イグニションキー差込用孔 4b…凸部 4c…ストッパ 4d…取付部 4e…取付孔 4f…嵌合部 5…ハウジング 6、6’…操作部 6’a…凸部 7…揺動中心部 7a…凸状部 7b…嵌合穴 7c…環状溝 8、8’…閉塞部 9…ロック手段 9a…マグネット 9b…コイルスプリング 10…Oリング 11…キー孔 12…ロータ 13…シリンダボディ IK…イグニションキー MK…マグネットキー M…マグネット S…長孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ錠のキー孔の上方に設けられ、該
    キー孔を外側から開閉するシャッターを有してシリンダ
    錠を保護し得るシリンダ錠の保護装置において、 前記シャッターが前記キー孔を閉状態とする閉位置と当
    該キー孔を開状態とする開位置との間で揺動するのを許
    容しつつ当該シャッターを保持するハウジングと、 ハウジング外から前記シャッターを揺動させるととも
    に、前記シャッターが閉位置にあるときは前記ハウジン
    グ内に収容され、開位置にあるときは当該ハウジングか
    ら突出する操作部と、 前記シャッターの閉位置から開位置への揺動をロックす
    るロック手段と、を具備したことを特徴とするシリンダ
    錠の保護装置。
  2. 【請求項2】前記操作部は、前記シャッターからその揺
    動方向へ延設された部位から成ることを特徴とする請求
    項1記載のシリンダ錠の保護装置。
  3. 【請求項3】前記ロック手段は、前記シャッターを係止
    し得るマグネットを具備し、その磁力と反発する磁力を
    有するマグネットを有したロック解除部材により前記シ
    ャッターのロックが解除されることを特徴とする請求項
    1又は請求項2記載のシリンダ錠の保護装置。
  4. 【請求項4】前記操作部とシャッターとは別体に構成さ
    れ、当該操作部の先端に凸部を形成するとともに、該凸
    部を嵌合する長孔を前記シャッターに形成し、操作部の
    略直線状の摺動動作をシャッターの揺動動作に変換可能
    としたことを特徴とする請求項1又は請求項3記載のシ
    リンダ錠の保護装置。
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