JP2003184356A - シリンダ錠の保護装置及びその組み付け方法 - Google Patents

シリンダ錠の保護装置及びその組み付け方法

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JP2003184356A JP2001391408A JP2001391408A JP2003184356A JP 2003184356 A JP2003184356 A JP 2003184356A JP 2001391408 A JP2001391408 A JP 2001391408A JP 2001391408 A JP2001391408 A JP 2001391408A JP 2003184356 A JP2003184356 A JP 2003184356A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】イグニッションスイッチと一体化することによ
り動作保証を容易とし、信頼性の高い保護装置を供給す
ることができるとともに、表面の寸法を小さくして見栄
えを向上させつつ設計上のスペース的制約を受け難くす
ることができるシリンダ錠の保護装置及びその組み付け
方法を提供する。 【解決手段】イグニッションスイッチ2におけるシリン
ダボディ4に装着され、該シリンダボディ4に形成され
たロータ5のキー孔6を外側から開閉するシャッター1
8を有するとともに、キー孔6に通じるキー挿通孔22
a及びシャッター18の開閉を操作するマグネットキー
MKを挿通し得るマグネットキー用挿通孔が表面に形成
されたシリンダ錠の保護装置であって、イグニッション
スイッチ2のシリンダボディ4に取り付けられた状態に
て、車体カバー3の裏面側から当該車体カバー3の一部
に形成された開口3aに表面1aを臨ませて車両に組み
付けられたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二輪車等に装備さ
れるシリンダ錠に対する破壊などを防止して当該シリン
ダ錠を保護するためのシリンダ錠の保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】第三者がはさみやドライバ等をキー孔へ
差し込んで、二輪車のシリンダ錠が破壊されるのを防止
すべく、従来、シリンダ錠の頭部上面においてロック位
置(キー孔を閉塞する位置)とアンロック位置(キー孔
を開放した位置)との間を移動してキー孔を開閉し得る
シャッターを具備したシリンダ錠の保護装置が提供され
ており、近時のユーザにおける防犯意識の向上に伴い広
く普及しつつある。
【0003】かかるシリンダ錠の保護装置には、シャッ
ターをロック位置に保持するためのマグネット錠等が配
設されており、磁石を具備したマグネットキーによって
当該マグネット錠を解錠し得るよう構成されていた。こ
のようなシリンダ錠の保護装置を二輪車に組み付けるに
は、車体カバーに形成された開口にシリンダボディを臨
ませてイグニッションスイッチを車体に組み付けてお
き、保護装置を車体カバーの表側から開口に挿通させて
シリンダボディに装着させていた。然るに、操作性向上
の観点から、シャッターの開閉動作を手動の他、リモコ
ン操作で駆動するモータ等にて行うものも提案されるに
至っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シリンダ錠の保護装置においては、イグニッションスイ
ッチと保護装置とが別体とされ、車両への組み付け時に
取り付けられるよう構成されていたため、動作保証が困
難となって信頼性の高い保護装置を供給することが困難
になってしまうという問題があった。
【0005】また、操作性向上の観点から、シャッター
の開閉動作を手動の他、リモコン操作で駆動するモータ
等で行わせるものも提案されるに至っているが、かかる
モータ等が配設された保護装置を二輪車に組み付けるに
は、車体カバーの開口を大きくせざるを得ない場合があ
る。即ち、イグニッションスイッチのシリンダボディに
取り付ける際に、保護装置を車体カバーの開口から挿通
させる必要があったため、モータの如く保護装置の幅方
向に突出した構成部材があると、その構成部材をも挿通
させ得るべく車体カバーの開口を大きくする必要があっ
たのである。
【0006】このように、車体カバーの開口が大きくな
ると、当該開口に臨ませた保護装置と開口縁部との間に
大きな隙間が生じて見栄えが悪化してしまう虞があると
ともに、その隙間に対して第三者がドライバやはさみを
挿通しシリンダ錠の破壊を試みる虞もあった。即ち、保
護装置の幅方向に突出しないよう構成部材を配設する必
要が生じ、設計上のスペース的制約が大きくなってしま
うという問題があった。
【0007】一方、突出した構成部材に合わせて保護装
置の表面を形成し、挿通後に隙間が広くならないように
しても、当該保護装置表面が大きくなってしまい、意匠
上好ましくないという問題がある。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、イグニッションスイッチと一体化することに
より動作保証を容易とし、信頼性の高い保護装置を供給
することができるとともに、表面の寸法を小さくして見
栄えを向上させつつ設計上のスペース的制約を受け難く
することができるシリンダ錠の保護装置及びその組み付
け方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
イグニッションスイッチにおけるシリンダボディに装着
され、該シリンダボディに形成されたロータのキー孔を
外側から開閉するシャッターを有するとともに、前記キ
ー孔に通じるキー挿通孔及び前記シャッターの開閉を操
作するロックキーを挿通し得るロックキー挿通孔が表面
に形成されたシリンダ錠の保護装置であって、前記イグ
ニッションスイッチのシリンダボディに取り付けられた
状態にて、車体カバーの裏面側から当該車体カバーの一
部に形成された開口に前記表面を臨ませて車両に組み付
けられたことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、前記表面と前記車
体カバーの開口縁部との間の隙間に取り付けられ、当該
隙間を覆うキャップを具備したことを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、イグニッションス
イッチにおけるシリンダボディに装着され、該シリンダ
ボディに形成されたロータのキー孔を外側から開閉する
シャッターを有するとともに、前記キー孔に通じるキー
挿通孔及び前記シャッターの開閉を操作するロックキー
を挿通し得るロックキー挿通孔が表面に形成されたシリ
ンダ錠の保護装置の組み付け方法において、前記イグニ
ッションスイッチのシリンダボディに取り付けられた状
態にて、車体カバーの裏面側から当該車体カバーの一部
に形成された開口に前記表面を臨ませてシリンダ錠の保
護装置を車両に組み付けることを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、前記表面と前記車
体カバーの開口縁部との間の隙間をキャップで覆うこと
を特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら具体的に説明する。本実施形態に係
るシリンダ錠の保護装置は、二輪車が搭載するイグニッ
ションスイッチのシリンダボディ上面に装着され、該シ
リンダボディに形成されたキー孔を保護するためのもの
であり、図1に示すように、イグニッションスイッチ2
に取り付けられた状態にて車体カバー3の開口3aに表
面1aを臨ませて車体に組み付けられている。
【0014】イグニッションスイッチ2は、エンジンの
始動を可能にするためのものであり、図2に示すよう
に、上端及び下端がそれぞれ開口するシリンダボディ4
を有し、該シリンダボディ4内の上端開口部内には、略
円筒状のロータ5が回転可能に配設されている。ロータ
5は、その上面から中心軸に沿ってキー孔6が形成され
ており、該キー孔6にイグニッションキーIK(図1参
照)を差し込むことにより当該ロータ5をシリンダボデ
ィ4に対して回転可能とするタンブラ(不図示)が形成
されている。
【0015】ロータ5の下方には、ロック7、作動子
8、カム9が順次配設されており、ロック7には、ねじ
りコイルバネ11の一端が係止されて当該ロック7を常
時オフ方向に付勢するとともに、カム9の中央に形成さ
れた凸部9aには圧縮スプリング10が嵌装され、作動
子8を常時上方へ付勢している。カム9にはカム部9b
が下方に延設されており、このカム部9bの下端には、
当該カム部9bと共に回転する可動接点板12と、シリ
ンダボディ4の下端開口部を覆うスイッチカバー14内
に固設された固定接点板13とが配設されている。
【0016】即ち、イグニッションキーIKをキー孔6
に差し込みつつ圧縮スプリング10の付勢力に抗してロ
ータ5を押圧し、そのままねじりコイルバネ11の付勢
力に抗して回転させると、ロック7、作動子8及びカム
9の各所定部位が係止しつつ回転し、可動接点板12を
固定接点板13に対して回転させることができる。かか
る可動接点板12の回転により、固定接点板13の所定
の接点が短絡され、図示しないバッテリ回路が接続され
て、例えばエンジンが始動可能な状態となる。
【0017】尚、同図において、符号15は二輪車のス
テアリングシャフトを係止し得るロックバーを示してお
り、符号16は可動接点板12に形成された可動接点を
固定接点板13の固定接点に押圧するためのテンション
スプリングを示している。また、符号17は、テンショ
ンスプリング16の基端側に配設され、可動接点板12
の回動を滑らかにさせ得るボールを示している。
【0018】シリンダ錠の保護装置1は、図3及び図4
に示すように、シリンダボディ4の上端開口側(ロータ
5が配設された側)に取り付けられるケース21及び該
ケース21の表面側(図3における上方側)を覆うカバ
ー22を筐体として構成され、当該ケース21とカバー
22との間にシャッター18と、マグネット錠20とが
配設されるとともに、ケース21の下部にはモータ19
が配設されている。
【0019】ケース21におけるシリンダボディ4の取
付部には、シリンダボディ4の上端側を嵌合する凹部2
1aが形成されており、該凹部21aの上面にはロータ
5に通じる挿通孔21bが形成されている。また、挿通
孔21bの上方に位置するカバー22には、ロータ5内
部のキー孔6に通じるキー挿通孔22aが形成されてお
り、シリンダ錠の保護装置1を介してイグニッションキ
ーIKをキー孔6に差し込み得るよう構成されている。
【0020】シャッター18は、キー孔6(挿通孔21
b)を外側から開閉するもので、ケース21とカバー2
2とで覆われた空間に回動自在に配設されている。この
シャッター18は、図5で示すように、ケース21下面
側から上方へ突設された凸部21cを挿通する挿通孔1
8bが基端に形成されるとともに、キー孔6を閉塞する
ための閉塞部18aが先端に形成されたものである。
【0021】そして、挿通孔18bが凸部21cに挿通
されてシャッター18が当該凸部21cを中心に回動自
在とされており、一方の回動端で図5の状態とされてキ
ー孔6を閉塞するとともに、他方の回動端で図6の状態
とされてキー孔6を開放し得るよう構成されている。
【0022】一方、凸部21cには、シャッター18を
挟んで上下それぞれに手動用操作部材23とモータ用操
作部材24とが嵌装されており、シャッター18の開閉
を手動、即ち後述するマグネットキーMKにて行う場合
は手動用操作部材23を回動させ、モータ19にて行う
場合はモータ用操作部材24を回動させるよう構成され
ている。
【0023】即ち、手動用操作部材23下面には凸部2
3aが形成されるとともに、モータ用操作部材24上面
には凸部24aが形成されており、これら凸部23a及
び24aが共にシャッター18に形成された長孔18c
に嵌合した状態とされているため、手動用操作部材23
を回動させた際には凸部23aが長孔18cの縁端に当
接してシャッター18を連動させるとともに、モータ用
操作部材24を回動させた際には凸部24aが長孔18
cの縁端に当接してシャッター18を連動させるのであ
る。
【0024】また、凸部21cの突端面には、図7に示
すように、複数の磁石25がそれぞれスプリング26を
介して取り付けられており、手動用操作部材23におけ
る磁石25に対応する位置には、係止穴23bが形成さ
れている。かかる係止穴23bは、シャッター18がキ
ー孔6を閉塞した状態において各磁石25と係止する位
置に形成されており、各磁石25との係止状態でシャッ
ター18をロックしてマグネット錠20を施錠し得るも
のである。
【0025】また、同図に示すように、マグネット錠2
0上方に位置するカバー22には、マグネットキーMK
(ロックキー)を挿通し得るマグネットキー用挿通孔2
2b(ロックキー挿通孔)が形成されており、マグネッ
ト錠20の解錠も可能としている。即ち、イグニッショ
ンキーIKのつまみ部に形成されたマグネットキーMK
は、磁石25に対応する位置に磁石Mを有しており、か
かる磁石Mと磁石25とは対向する面が互いに異なる極
となっているため、マグネットキー用挿通孔22bから
マグネットキーMKを挿通すると、磁石の反発により磁
石25がスプリング26の付勢力に抗して下降し、係止
穴23bに対する係止が解かれるのである。
【0026】そのままマグネットキーMKを回動させれ
ば、手動用操作部材23が回動し、それと連動してシャ
ッター18を回動させることによりキー孔6を開放する
ことができる。一方、図示しないリモコンでモータ19
を遠隔操作すると、当該モータ19が駆動して出力軸1
9aが回転し、作動部材27を介してモータ用作動部材
24を回動させることができる。かかるモータ用作動部
材24の回転により、シャッター18を連動させ、該シ
ャッター18の回動によるキー孔6の開閉を行わせるこ
とができる。
【0027】上述の如く、シリンダ錠の保護装置1の表
面1a(カバー22の表面)には、図4で示すように、
キー挿通孔22a及びマグネットキー用挿通孔22bが
形成されており、このうちキー挿通孔22aの開口近傍
には、イグニッションキーIKの操作方向を示す文字及
び記号がプリントされている。かかる表面が、図1に示
すように、二輪車における車体カバー3の開口3aに臨
むようシリンダ錠の保護装置1が配設されるのである
が、該開口3a縁部とシリンダ錠の保護装置1の表面1
aとの間には、組み付け時に必要な隙間(クリアラン
ス)tが生じてしまう(図4参照)。
【0028】ここで本実施形態においては、かかる隙間
tを覆うためのキャップ28がカバー22の外周部22
cに取り付けられている。該キャップ28は、硬質樹脂
を成形した一体樹脂成形品から成り、図8で示すよう
に、カバー22の外周部22cと隙間tとに跨って位置
するフランジ部28aと、該フランジ部28aの内側に
形成されてシリンダ錠の保護装置1の表面1aを臨ませ
る貫通孔28bと、該貫通孔28b縁部から下方に延び
た壁部28cと、対向する左右の壁部28cからそれぞ
れ突出した一対の爪部28dとから構成されている。
【0029】壁部28cは、1方が開放して3方を囲ん
で形成されており、爪部28dは車体カバー3の開口3
aにおける裏面側縁部に係止し得るよう構成されてい
る。尚、壁部28cを4方を囲んで形成してもよいし、
当該壁部28cを形成せず、貫通孔28b縁部から一対
の爪部28dを直に延設させるようにしてもよい。ま
た、爪部28dは、本実施形態の如く、少なくとも対向
する部位に一対形成するのが好ましいが、4つ以上形成
するようにしてもよく、その形状も開口3aの裏面側縁
部と係止し得るものであれば、如何なる形状であっても
よい。
【0030】次に、上記実施形態のシリンダ錠の保護装
置1における車体への組み付けについて説明する。二輪
車への組み付けに先立ち、図9に示すように、シリンダ
錠の保護装置1とは別個に製造されたイグニッションス
イッチ2を用意し、イグニッションスイッチ2における
シリンダボディ4の上端開口側をシリンダ錠の保護装置
1における凹部21aに嵌合させ、ボルトBなどによっ
て固定する。このようにして得られたシリンダ錠の保護
装置1とイグニッションスイッチ2との一体ユニットを
車両の組み立て工程に供給する。これにより、組み立て
工程における部品点数を削減することができるととも
に、これら2製品相互の動作保証を容易とし、信頼性が
高いものとすることができる。
【0031】上記一体ユニットが供給された車両の組み
立て工程において、図10に示すように、車体カバー3
に予めシリンダ錠の保護装置1の表面1aを臨ませる開
口3aを形成しておく。かかる開口3aは、シリンダ錠
の保護装置1の表面1aの面積に若干のクリアランスを
付加した寸法で形成されており、一体ユニットを車体カ
バー3の裏面側から近づけ、シリンダ錠の保護装置1の
表面1aを開口3aから臨ませた状態(図11参照)で
車体に固定させる。
【0032】このように、車体カバー3の裏面側から近
づけ表面1aが開口3aに臨んだ状態としてシリンダ錠
の保護装置1(及びイグニッションスイッチ2の一体ユ
ニット)を車体に取り付けるので、開口3aを挿通させ
る必要がないので、モータ19等シリンダ錠の保護装置
1がその幅方向に突出した構成部材を具備していても、
開口3aの寸法は表面1aと略等しい大きさのままとす
ることができる。
【0033】即ち、従来の如く、シリンダ錠の保護装置
1を単体で車体カバー3の表側から近づけ、開口3aを
挿通させた後にイグニッションスイッチ2に取り付ける
ものにおいては、表面1aより幅方向に突出した構成部
材があると、その突出寸法だけ開口3aを大きくしてシ
リンダ錠の保護装置1全体の挿通を可能としなければな
らなかったのに対し、本実施形態によれば、シリンダ錠
の保護装置1全体は開口3aに挿通させず、表面1aの
み開口3aに臨ませるので、開口3aの寸法をそのまま
でモータ等構成部材の幅方向への突出を許容でき、設計
上のスペース的制約を受け難くすることができる。
【0034】その後、図11に示すように、キャップ2
8を車体カバー3の表側から近づけ、その壁部28cを
シリンダ錠の保護装置1の表面1aと開口3a縁部との
間の隙間tに挿入する。これにより、爪部28dが車体
カバー3の開口3aにおける裏側縁部に係止する一方、
フランジ部28aが隙間tを覆い、該隙間tを外部から
目視できないようにすることができる。従って、見栄え
を向上することができるとともに、当該隙間tに第三者
がはさみやドライバ等を挿通してシリンダ錠の破壊を図
るのを回避でき、防犯効果を更に向上させることができ
る。
【0035】更に、キャップ28でシリンダ錠の保護装
置1の表面1aと車体カバー3の開口3a縁部との間を
覆っているので、開口3aに対するシリンダ錠の保護装
置1の位置合わせ精度があまり高くなくても確実に組み
付けることができる。即ち、シリンダ錠の保護装置1と
イグニッションスイッチ2とから成る一体ユニットを車
体に固定する際、車体カバー3の開口3aに対して若干
の取り付け誤差を生じてしまうが、その取り付け誤差を
キャップ28が吸収するので、シリンダ錠の保護装置1
の高い位置合わせ精度が不要なのである。
【0036】以上、本実施形態について説明したが、本
発明はこれに限定されず、例えばキャップ28を取り付
けず、表面1aを車体カバー3の開口3aに臨ませた状
態としてシリンダ錠の保護装置1とイグニッションスイ
ッチ2とから成る一体ユニットを車体に取り付けるよう
にしてもよい。
【0037】また、本実施形態は二輪車のシリンダ錠を
保護すべく適用されているが、他の車両(例えばATV
やスノーモービルなど)に配設されたシリンダ錠を保護
すべく適用してもよい。更に、シリンダ錠の保護装置1
及びイグニッションスイッチ2等は、他の形態のものと
してもよく、例えばシャッター18のロック機構を磁石
によるもの以外(例えば機構的なロックキーによるロッ
ク)としてもよい。
【0038】
【発明の効果】請求項1及び請求項3の発明によれば、
シリンダ錠の保護装置とイグニッションスイッチとを一
体化することにより動作保証を容易とし、信頼性の高い
保護装置を供給することができるとともに、保護装置の
表面の寸法を小さくして見栄えを向上させつつ設計上の
スペース的制約を受け難くすることができる。
【0039】請求項2及び請求項4の発明によれば、キ
ャップで保護装置の表面と車体カバーの開口縁部との間
を覆っているので、開口に対する保護装置の位置合わせ
精度があまり高くなくても確実に組み付けることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置
を示す正面図
【図2】本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置
が取り付けられるイグニッションスイッチを示す縦断面
【図3】本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置
を示す縦断面図
【図4】本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置
(の表面)を示す上面図
【図5】本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置
におけるシャッターがキー孔6を閉塞した状態を示す模
式図
【図6】本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置
におけるシャッターがキー孔6を開放した状態を示す模
式図
【図7】本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置
におけるマグネット錠を示す断面模式図
【図8】本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置
におけるキャップを示す斜視図
【図9】本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置
がイグニッションスイッチに取り付けられる状態(取り
付けられる前の状態)を示す正面図
【図10】本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装
置がイグニッションスイッチに取り付けられ、その表面
が車体カバーの開口に臨ませて取り付けられた状態を示
す正面図
【図11】本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装
置が、その表面を車体カバーの開口に臨ませて取り付け
られた後、キャップを取り付けられる状態(取り付けら
れる前の状態)を示す正面図
【符号の説明】
1…シリンダ錠の保護装置 1a…表面 2…イグニッションスイッチ 3…車体カバー 3a…開口 4…シリンダボディ 5…ロータ 6…キー孔 7…ロック 8…作動子 9…カム 10…圧縮スプリング 11…ねじりコイルバネ 12…可動接点板 13…固定接点板 14…カバー 15…ロックバー 16…アクションスプリング 17…ボール 18…シャッター 19…モータ 20…マグネット錠 21…ケース 22…カバー 22a…キー挿通孔 22b…マグネットキー用挿通孔(ロックキー挿通孔) 23…手動用操作部材 24…モータ用操作部材 25…磁石 26…スプリング 27…作動部材 IK…イグニッションキー MK…マグネットキー(ロックキー)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イグニッションスイッチにおけるシリンダ
    ボディに装着され、該シリンダボディに形成されたロー
    タのキー孔を外側から開閉するシャッターを有するとと
    もに、前記キー孔に通じるキー挿通孔及び前記シャッタ
    ーの開閉を操作するロックキーを挿通し得るロックキー
    挿通孔が表面に形成されたシリンダ錠の保護装置であっ
    て、 前記イグニッションスイッチのシリンダボディに取り付
    けられた状態にて、車体カバーの裏面側から当該車体カ
    バーの一部に形成された開口に前記表面を臨ませて車両
    に組み付けられたことを特徴とするシリンダ錠の保護装
    置。
  2. 【請求項2】前記表面と前記車体カバーの開口縁部との
    間の隙間に取り付けられ、当該隙間を覆うキャップを具
    備したことを特徴とする請求項1記載のシリンダ錠の保
    護装置。
  3. 【請求項3】イグニッションスイッチにおけるシリンダ
    ボディに装着され、該シリンダボディに形成されたロー
    タのキー孔を外側から開閉するシャッターを有するとと
    もに、前記キー孔に通じるキー挿通孔及び前記シャッタ
    ーの開閉を操作するロックキーを挿通し得るロックキー
    挿通孔が表面に形成されたシリンダ錠の保護装置の組み
    付け方法において、 前記イグニッションスイッチのシリンダボディに取り付
    けられた状態にて、車体カバーの裏面側から当該車体カ
    バーの一部に形成された開口に前記表面を臨ませてシリ
    ンダ錠の保護装置を車両に組み付けることを特徴とする
    シリンダ錠の保護装置の組み付け方法。
  4. 【請求項4】前記表面と前記車体カバーの開口縁部との
    間の隙間をキャップで覆うことを特徴とする請求項3記
    載のシリンダ錠の保護装置の組み付け方法。
JP2001391408A 2001-12-25 2001-12-25 シリンダ錠の保護装置及びその組み付け方法 Expired - Fee Related JP3984047B2 (ja)

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