JPH08270279A - 二輪車等の盗難防止装置 - Google Patents

二輪車等の盗難防止装置

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Publication number
JPH08270279A
JPH08270279A JP9805495A JP9805495A JPH08270279A JP H08270279 A JPH08270279 A JP H08270279A JP 9805495 A JP9805495 A JP 9805495A JP 9805495 A JP9805495 A JP 9805495A JP H08270279 A JPH08270279 A JP H08270279A
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JP
Japan
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reed switch
alarm
lock ring
circuit
locking rod
Prior art date
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Application number
JP9805495A
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English (en)
Inventor
Takio Kojima
小島多喜男
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP9805495A priority Critical patent/JPH08270279A/ja
Publication of JPH08270279A publication Critical patent/JPH08270279A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取扱いが簡単で、確実に警報作動の待機状態
に設定することができ、取付け操作が容易で、まとまり
のよい保管が可能となり、二輪車等の盗難防止装置を提
供すること。 【構成】 箱状の回路筐4の両側下縁に、上部に円形挿
通孔7a,7bが形成された嵌装筒部6a,6bを突設
して収納ケース3を構成し、その回路筐4に、振動セン
サー10,ブザー18等を備える警報駆動回路を収納
し、さらに警報駆動回路に接続されたリードスイッチ1
1を前記回路筐4の一方の側壁5aに隣接させて設けて
なる警報装置2と、前記嵌装筒部6a,6bに嵌装され
た状態で円形挿通孔7a,7bに臨む連結孔26a,2
6bを備えた施錠ロッド25と、前記連結孔26a,2
6bに挿入される端部の一方に永久磁石40を設けたロ
ック環35とで盗難防止装置1を構成し、組み付け状態
で、リードスイッチ11を磁石40に対置して、該リー
ドスイッチ11を閉成するようにし、警報駆動回路を、
自動的に作動待機状態とするようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二輪車等の盗難防止装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の、二輪車等の盗難防止装置とし
ては、車輪にロック環を嵌めて、該車輪の回転を不能と
するようにした構成が良く知られている。ところで、こ
の構成にあっては、カッターでロック環を切断すること
により盗難防止装置の除去が可能となり、完全とはいえ
ない。また二輪車ごと運び去られることに対しても、充
分に機能しないものであった。そこで、この切断や運び
出し行為により発生する振動を振動センサーにより検知
し、この検知に伴って、鳴音を発生させ、周囲に警報す
ることにより、その破断行為や盗難行為を未遂に終らせ
ようとする警報装置付盗難防止装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような警報装置付
盗難防止装置にあって、使用していないときにも警報駆
動回路が電池と接続した警報待機状態のままにしておく
と、電池の寿命を短くする。また搬送時や、外部からの
機械的力等により突然鳴音を発生する場合もある。この
ため、該警報駆動回路をロック状態のときにのみ閉成す
るようにしておく必要がある。そこで、この警報駆動回
路を使用時にのみオン状態となるようにするため、種々
のスイッチング機構が提案されている。
【0004】その一例として、警報駆動回路に手動操作
により開閉切換えを行なう切換えスイッチを設けるもの
がある。しかし、このような構成にあっては、盗難者に
より簡単にスイッチのオン操作が行なわれないように、
その取付け位置を工夫する必要があって、設計に自由度
がなく、またスイッチを隠された位置に設ける必要があ
るため、その操作性が悪くなるという問題点がある。ま
た盗難防止装置は屋外で使用されるため、このような機
械的に変換するスイッチ構造を採用する場合には、防水
性を充分に確保する必要があり、スイッチ構造が複雑と
なるという問題点もある。
【0005】このスイッチ構造を省略するために、施錠
機構の内部に、電気接点を有するものを採用した構成の
ものもあるが、施錠機構が複雑となるため、装置全体が
大型化するという欠点がある。
【0006】さらには、図12で示すように、ロック環
rが挿入される警報装置mの挿通孔hの側部に、内外方
向へ移動可能な押圧子pを付設し、該押圧子pの内側端
に対向するように、機械的に開閉制御される切換えスイ
ッチsを警報装置mの内部に配設して、該スイッチsの
作動により警報駆動回路を開閉するようにした構成が提
案されている。この構成にあっては、ロック環rの端部
を挿通孔hに挿入すると、その端部に形成した径大部r
1 により、押圧子pが内方へ押し出されて、切換えスイ
ッチsを作動させ、制御回路が閉成するものであり、こ
のため、ロック環rのロック状態で、手動操作を要せず
に、警報駆動回路が閉成されることとなる利点がある。
【0007】ところがかかる構成にあっては、押圧子p
を機械的に作動させるものであるから、ロック環rの装
着状態が悪かったり、各部の成形誤差、さらには経時使
用による押圧子p又は切換えスイッチsの損耗等によっ
て、切換えスイッチsの誤作動を生じ易い。また、この
構成にあっても、押圧子pに複雑な防水構造を付与しな
ければならず、この防水構造としてゴムカバーを付装し
たり、図12のようにゴムカバー自体で押圧子pを構成
する等の手段が採用されるが、経時使用により、ゴムの
破損を生じて、雨水が回路側へ浸水する等の問題点があ
る。さらにまた、車輪に付装しない状態では、スイッチ
ング機構をオフ状態に維持しておくために、ロック環を
装置本体から、分離しておく必要があり、保管にまとま
りを欠き、部品の紛失を招来し易いといった問題もあ
る。本発明は、上述の各問題点を解決することを目的と
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、収納ケース
に、振動センサー,ブザー等を備える警報駆動回路を収
納し、さらに警報駆動回路に接続されたリードスイッチ
を、収納ケースの一方の側壁に隣接させて配設してなる
警報装置と、前記警報装置に装着されるものであって、
その装着状態で収納ケースの側壁に対して平面から視て
ほぼ外接するように位置決められる連結孔が両側位置に
形成され、かつ該連結孔内に可動係合部材が配設される
と共に、前記可動係合部材を、連結位置と開放位置とに
変換する施錠切換手段を備えてなる施錠ロッドと、両端
部が平行となる欠環状をなし、その両端部に、施錠ロッ
ドの連結孔に嵌入されて、可動係合部材にその連結位置
で連結され、その開放位置で連結解除される係合部を夫
々設け、かつその両端部のいずれか一方の内側に、前記
嵌入状態でで警報装置のリードスイッチと側壁を介して
対置して該リードスイッチを閉成する永久磁石を備えて
なるロック環とを備えてなる二輪車等の盗難防止装置で
ある。
【0009】かかる構成にあって、施錠ロッドの左右の
連結孔を同一径とし、かつロック環の左右端の係合部も
同一形状とすることにより、前記ロック環を左右反転し
ても係合部の装着可能とすると共に、永久磁石が前記リ
ードスイッチと対置することとなる警報オン位置と、永
久磁石が前記リードスイッチと対置しない警報オフ位置
とを判別する目印手段を備えた構成が提案される。
【0010】また、収納ケースに、警報駆動回路の前記
リードスイッチを含む主要回路部材が実装されたプリン
ト基板を装着し、該プリント基板を主要回路部材ととも
に樹脂で封入すると共に、該樹脂層上に電池の装着スペ
ースを確保するようにした構成が提案される。
【0011】さらには、リードスイッチを、警報装置の
収納ケースの回路筐を開放側から覆う蓋板の内面に設
け、施錠ロッドに、警報装置への装着状態で、蓋板を介
して、リードスイッチと対置して、該リードスイッチを
閉成する永久磁石を設けるようにした構成が提案され
る。
【0012】
【作用】車輪に付装する場合には、施錠ロッドの左右の
連結孔に、ロック環の左右端の係合部を挿入し、キー操
作により前記可動係合部材を、連結位置に変換して、係
合部を可動係合部材と係合させ、ロック環を施錠ロッド
に離脱不能に連結する。この状態で、永久磁石はリード
スイッチと対置し、その磁界の作用によりリードスイッ
チのリード相互が接触して閉成され、これにより、警報
駆動回路は駆動待機状態となる。
【0013】かかる状態で、ロック環をカッター等で切
断しようとすると、振動センサーにより、切断に伴う振
動が検知され、電池を駆動源としてブザーから鳴音が発
生する。
【0014】ロック解除しようとする場合には、キー操
作により可動係合部材を開放位置に変換して、ロック環
を施錠ロッドの連結孔から抜き取れば良い。
【0015】ここで、施錠ロッドの左右の連結孔を同一
径とし、かつロック環の左右端の係合部も同一形状とし
て、ロック環を左右反転しても係合部を施錠ロッドに連
結可能とした場合には、ロック解除してから、永久磁石
がリードスイッチに対置することのない警報オフ位置
で、再びロック環を施錠ロッドに嵌装して、施錠状態と
することにより、スイッチング機構をオフに維持させな
がら、各部材を一体化でき、まとまりのより保管が可能
となる。この警報オフ位置と、警報オン位置とは、目印
手段により簡易に判別し得ることとなる。
【0016】さらには、収納ケースの回路筐に、該プリ
ント基板を主要回路部材とともに樹脂で封入することに
より、リードスイッチ等の回路部材の耐衝撃性が向上す
ると共に、水密性が確保され、電気的な誤作動や、漏電
を回避できて、装置の信頼性が向上する。
【0017】
【実施例】本発明に係る盗難防止装置1は、図1で示す
ように、警報装置2、施錠ロッド25及びロック環35
により構成されている。
【0018】警報装置2は、図2,3で示すように、収
納ケース3内に、回路部材を収容して構成されるもので
ある。この収納ケース3は、下方が開放された方体状の
回路筐4を主体部とし、その両側壁5a,5bの下縁に
連成させて、嵌挿筒部6a,6bを、その中心を左右に
一致させて配設してなる。また、嵌挿筒部6a,6bの
上部には、側壁5a,5bに対してほぼ外接する位置関
係で円形挿通孔7a,7bが形成されている。尚、この
円形挿通孔7a,7bは、後述するように、ロック環3
5の先端のブッシュ36a,36bを側壁5a,5bに
沿って案内するものであるため、側壁5a,5bに対し
て平面から視て外接する位置関係で配設される。また回
路筐4の前面には、側壁5aの側傍で、後述する警報位
置を示す目印8が印刷されている。
【0019】前記回路筐4の内部には、図6で示す、振
動センサー10、リードスイッチ11、さらには、電池
と接続される正負の接続端子12,12等の主要回路部
材が実装され、かつ所要導電路が形成されたプリント基
板9が嵌着される。振動センサー10としては、圧電振
動センサー等が好適に用いられる。
【0020】前記リードスイッチ11は、プリント基板
9の装着状態で、図2,7で示すように、側壁5aの内
側に隣接するように配設される。このリードスイッチ1
1は、図7で示すように、一対の磁性体で作られ、その
先端を金等のメッキが施された接点リードL,Lを、そ
の接点相互に一定の間隔を生じさせて重ね合わせ、これ
をガラス管Pの中に窒素ガスや水素ガスと共に封入した
公知構造からなり、同図のように磁界が作用すると、両
接点リードL,Lの接点相互が接触して、閉成すること
となる。
【0021】この回路筐4の内部には、ウレタン樹脂,
シリコン,エポキシ等が注入されてなる絶縁樹脂層13
が形成され、前記プリント基板9を、振動センサー1
0,リードスイッチ11等の主要回路部材とともに、絶
縁樹脂層13内に封入するようにしている。そして、絶
縁樹脂層13から接続端子12,12を突出するように
している。
【0022】さらに回路筐4内には絶縁樹脂層13上に
内蓋板14が装着される。この内蓋板14には、接続端
子12,12が貫通して、電池16の端子部との電気的
接続を可能とする電池受部15が形成され、該受部15
上を電池16の装着スペース17としている。また、内
蓋板14の他側位置には、ブザー18が装着され、プリ
ント基板9の導電路から電気的に引出されたリード線
(図示せず)と接続するようにしている。そしてさら
に、内蓋板14上には、蓋板19が被着され、この蓋板
19の開閉により、装着スペース17への電池16の着
脱を可能とするようにしている。
【0023】前記施錠ロッド25は、図2で示すよう
に、嵌挿筒部6a,6bの内径とほぼ等しい外径を備
え、さらに、嵌挿筒部6a,6bに左右方向から嵌装し
た状態で、左右の円形挿通孔7a,7bに中心が一致し
て、該孔内に臨む連結孔26a,26bが両側に形成さ
れる。この施錠ロッド25内には、左右方向に可動係合
杆27(可動係合部材)が回動可能に支持される。また
施錠ロッド25の一端には、可動係合杆27を回転制御
するための施錠部28が設けられている。前記可動係合
杆27は、図5で示すように、断面扁平状の杆材からな
り、施錠部28に差し込まれたキー30の操作により、
90度往復回転制御され、連結孔26a,26b内で平
面から視て、細幅状の開放位置と、広幅状の連結位置と
に変換される。
【0024】さらに前記ロック環35は、図4で示すよ
うに、金属材料からなり、両端部が相互に平行なU字状
をしており、該両端部にブッシュ36a,36bが設け
られ、該ブッシュ36a,36bから、係合部37a,
37bが突成される。前記係合部37a,37bは、図
5で示すように、係合溝38a,38bを備える。この
係合溝38a,38bは、連結孔26a,26bの内径
とほぼ等しい外径を有し、かつ、開放位置にある可動係
合杆27の幅とほぼ等しい幅の口部39と、連結位置に
ある可動係合杆27の幅とほぼ等しい内径の連係孔部4
0とを連成してなる。この係合溝38a,38bの構成
により、図5Aで示すように、可動係合杆27を開放位
置とした状態で、係合部37a,37bを連結孔26
a,26bに挿入すると、可動係合杆27が口部39か
ら連係孔部40内に臨むこととなる。そしてこの状態
で、キー30を施錠部28に差し込んで90度回転する
と、図5Bで示すように、可動係合杆27は広幅の連結
位置となり、これにより、該係合部37a,37bは連
結孔26から脱出不能となって、ロック環35は施錠状
態となる。而して、可動係合杆27,施錠部28,キー
30により施錠切換手段の一例が構成されることとな
る。
【0025】一方、前記ブッシュ36aの内側には、永
久磁石40が埋め込まれている。またこのブッシュ36
aには、マーク状の目印41が形成されている。この目
印41は、ブッシュ36aの形状あるいは色彩を他のブ
ッシュ36bと異ならせるようにして、構成しても良
い。
【0026】かかる構成にあって、連結孔26aにブッ
シュ36aの係合部37aが挿入され、永久磁石40に
よって、図7で示すように、リードスイッチ11が閉成
すると、その適正挿入を報知するように、瞬間的にブザ
ー18から鳴音が発生するようにしている。このよう
な、報知手段は、コンデンサを警報駆動回路に介装する
等の手段により、容易に構成し得るものである。
【0027】かかる構成にあって、上述したように、二
輪車を持ち去り不能にロックする場合には、警報装置2
及び施錠ロッド25を組み付け、かつキー30の操作に
より、可動係合杆27を細幅位置とした状態で、車輪を
またいで、ロック環35の係合部37a,37bを、連
結孔26a,26bに挿入する。このとき、警報装置2
の目印8と、ロック環35の目印41とが一致している
ことを確認して、挿入することにより、ブッシュ36a
から突出している係合部37aを連結孔26aに挿入さ
せることができ、これにより、永久磁石40が、回路筐
4の側壁5aを介して、リードスイッチ11に対置する
こととなる。そして、その磁界の作用により、リードス
イッチ11が閉じた状態となり、警報駆動回路が閉成さ
れ、電池16が振動センサー10と接続される。このと
き上述したように、瞬間的に鳴音がブザー18から発生
し、その適正組み付けが確認され得る。そして、キー3
0を回転して、可動係合杆27を、係合部37a,37
bの連係孔部40内で広幅の連結位置としてから、キー
30を抜き取る。これにより、可動係合杆27が口部3
9に係合し、ロック環35の抜き取りが不能となる。
【0028】而して、警報駆動回路は、振動検知機能が
有効となり、警報待機位置に設定される。そして、この
状態で、ロック環35を切断しようとすると、その振動
を振動センサー10が検知し、ブザー18に電圧が印加
されて、鳴音が発生する。このため、盗難行為を未遂に
終らせることができ、盗難防止の有効性をより高め得
る。
【0029】このロックを解除する場合には、キー30
を施錠部28に差し込んで、回転して、可動係合杆27
を細幅の開放位置に戻して、ロック環35を抜き取れば
良い。
【0030】また上述したように、ブッシュ36a,3
6bの各係合部37a,37bはいずれの連結孔26
a,26bにも挿入可能である。このため、盗難防止装
置1を用いない場合には、目印8と目印41とが一致し
ていないことを確認して永久磁石40の無いブッシュ3
6bを連結孔26aに一致させ、図8のように、係合部
37a,37bを可動係合杆27に連係して施錠位置と
する。これにより、警報駆動回路がオン状態とすること
なく、各部材を連結することができる。このため、不使
用状態では、電池16の消耗や、盗難とは無関係の外的
衝撃が作用した場合にも、リードスイッチ11から鳴音
が発生することがなく、適正な保管態様となし得る。
【0031】上述の構成にあっては、電池16の交換の
場合には、蓋板19を開閉する必要があり、この蓋板1
9は、回路筐4の内部全体を保護するものでもあるか
ら、通常、螺子固着するようにしている。そこで、電池
16の交換を容易とするために、図9で示すように、電
池スペース上の位置に、電池用蓋板50を設けて、その
開閉により電池16の交換を容易とするようにしても良
い。
【0032】また上述の実施例では、永久磁石40をブ
ッシュ36aにインサート成形等により埋め込んで装着
されているが、かかる永久磁石40の装着を容易とする
ために、図10で示すように、永久磁石40をリング状
に構成し、ロック環35の一端部に段付径小端60を形
成し、かつ該段付径小端60の基部に雄螺子61を形成
し、永久磁石40を段付径小端60に外嵌してから、ナ
ット62を雄螺子61に螺装することにより、永久磁石
40を段付径小端60の段部で係止して保持するように
しても良い。
【0033】さらに、図11で示すように、永久磁石4
0を施錠ロッド25に埋め、リードスイッチ11を前記
施錠ロッド25に接触する蓋板63の内側に設けて、前
記施錠ロッド25を警報装置2の嵌挿筒部6a,6bに
左右方向から挿入することにより、リードスイッチ11
を閉成するようにしても良い。この場合に、リードスイ
ッチ11を閉状態とならないようにするためには、前記
施錠ロッド25の挿入方向に可逆性を持たせ、施錠ロッ
ド25を左右反転して嵌挿筒部6a,6bに挿入するよ
うにし、永久磁石40がリードスイッチ11に対置しな
いようにすれば良い。
【0034】
【発明の効果】本発明は、組み付け状態で、警報装置に
あらかじめ設けたリードスイッチを磁石により閉成する
ようにして、警報駆動回路を、作動待機状態とするよう
にしたものであり、スイッチング機構として外部からの
力により作動させる可動部を有しないから、密閉構造と
することができて構造が簡単となり、かつ機械的摩耗や
成形誤差等による誤作動を生ずることがなく、しかもリ
ードスイッチや永久磁石の位置精度が粗くて済むから、
コストダウンが可能となる。また、通常の連結操作だけ
で、スイッチ切換えを要しないから取扱いが簡単で、確
実に警報作動の待機状態に設定することができる。
【0035】警報装置に警報駆動回路と接続されたリー
ドスイッチを設け、先端部に永久磁石を設けたロック環
を装着した構成にあっては、該ロック環を連結するだけ
で、リードスイッチを閉成でき、取付け操作が容易であ
る。
【0036】また、ロック環を左右反転しても係合部を
施錠ロッドに連結可能とした場合には、永久磁石がリー
ドスイッチに対置することのない警報オフ位置で、ロッ
ク環を施錠状態とすることにより、スイッチング機構を
オフに維持させながら、各部材を一体化でき、まとまり
のよい保管が可能となり、部品の紛失による使用不能が
なく、また、販売に際しても、使用状態で展示できる。
【0037】さらには、回路筐に、警報駆動回路の前記
リードスイッチを含む主要回路部材を実装されたプリン
ト基板を装着し、該プリント基板を主要回路部材ととも
に樹脂で封入した構成にあっては、該リードスイッチ等
の主要回路部材が、機械的に保護され、耐衝撃性が向上
し、さらに、水分が侵入しても、その水封性を維持する
ことができる。このため電気的な誤作動や、漏電を回避
できて、装置の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る盗難防止装置1の正面図である。
【図2】警報装置2と、施錠ロッド25とを分離して示
す、縦断正面図である。
【図3】警報装置3の蓋板19を除いた状態の斜視図で
ある。
【図4】ロック環35の一部切欠正面図である。
【図5】ロック環35と、施錠ロッド25との連結機構
を示し、Aは、開放位置を、Bは連結位置を示す。
【図6】プリント基板9の平面図である。
【図7】リードスイッチ11の作動を示す平面図であ
る。
【図8】ロック環35を、警報オン位置で連結した状態
を示す要部の縦断側面図である。
【図9】他の実施例を示す警報装置2の縦断側面図であ
る。
【図10】ロック環35の端部の他の実施例を示す縦断
正面図である。
【図11】さらに他の実施例を示す警報装置2と、施錠
ロッド25とを分離して示す、縦断正面図である。
【図12】従来構成の一部の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 盗難防止装置 2 警報装置 3 収納ケース 4 回路筐 5a,5b 側壁 6a,6b 嵌挿筒部 7a,7b 円形挿通孔 8 目印 9 プリント基板 10 振動センサー 11 リードスイッチ 12,12 接続端子 13 絶縁樹脂層 14 内蓋板 16 電池 17 装着スペース 18 ブザー 19 蓋板 25 施錠ロッド 26a,26b 連結孔 27 可動係合杆 28 施錠部 30 キー 35 ロック環 36a,36b ブッシュ 37a,37b 係合部 40 永久磁石 41 目印

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】収納ケースに、振動センサー,ブザー等を
    備える警報駆動回路を収納し、さらに警報駆動回路に接
    続されたリードスイッチを、収納ケースの一方の側壁に
    隣接させて配設してなる警報装置と、 前記警報装置に装着されるものであって、その装着状態
    で収納ケースの側壁に対して平面から視てほぼ外接する
    ように位置決められる連結孔が両側位置に形成され、か
    つ該連結孔内に可動係合部材が配設されると共に、前記
    可動係合部材を、連結位置と開放位置とに変換する施錠
    切換手段を備えてなる施錠ロッドと、 両端部が平行となる欠環状をなし、その両端部に、施錠
    ロッドの連結孔に嵌入されて、可動係合部材にその連結
    位置で連結され、その開放位置で連結解除される係合部
    を夫々設け、かつその両端部のいずれか一方の内側に、
    前記嵌入状態でで警報装置のリードスイッチと側壁を介
    して対置して該リードスイッチを閉成する永久磁石を備
    えてなるロック環とを備えてなる二輪車等の盗難防止装
    置。
  2. 【請求項2】下方が開放された回路筐の両側下縁に、嵌
    挿筒部を、その中心を左右に一致させて突設し、かつ両
    嵌挿筒部の上部に、回路筐の側壁に対して平面から視て
    ほぼ外接する位置関係となるように、挿通孔を夫々形成
    することにより収納ケースを構成し、該収納ケースの回
    路筐に、振動センサー,ブザー等を備える警報駆動回路
    を収納し、さらに警報駆動回路に接続されたリードスイ
    ッチを前記回路筐の一方の側壁に隣接させて設けてなる
    警報装置と、 前記警報装置の両側の嵌挿筒部に左右方向から嵌装され
    るものであって、その嵌装状態で左右の挿通孔内に臨ん
    で、回路筐の側壁に対して平面から視てほぼ外接するよ
    うに位置決められる連結孔が両側位置に形成され、かつ
    該連結孔内に可動係合部材が配設されると共に、前記可
    動係合部材を、連結位置と開放位置とに変換する施錠切
    換手段を備えてなる施錠ロッドと、 両端部が平行となる欠環状をなし、その両端部に、前記
    嵌挿筒部の挿通孔から施錠ロッドの連結孔に嵌入され、
    可動係合部材にその連結位置で連結され、その開放位置
    で連結解除される係合部を夫々設け、その両端部のいず
    れか一方の内側に、前記嵌入状態で警報装置のリードス
    イッチと側壁を介して対置して該リードスイッチを閉成
    する永久磁石を備えてなるロック環とを備えてなる請求
    項1記載の二輪車等の盗難防止装置。
  3. 【請求項3】施錠ロッドの左右の連結孔を同一径とし、
    かつロック環の左右端の係合部も同一形状とすることに
    より、前記ロック環を左右反転しても施錠ロッドに対し
    て係合部を装着可能とすると共に、永久磁石が前記リー
    ドスイッチと対置することとなる警報オン位置と、永久
    磁石が前記リードスイッチと対置しない警報オフ位置と
    を判別する目印手段を備えたことを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載の二輪車等の盗難防止装置。
  4. 【請求項4】収納ケースに、警報駆動回路の前記リード
    スイッチを含む主要回路部材が実装されたプリント基板
    を装着し、該プリント基板を主要回路部材とともに樹脂
    で封入すると共に、該樹脂層上に電池の装着スペースを
    確保するようにしたことを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載の二輪車等の盗難防止装置。
  5. 【請求項5】下方が開放された回路筐を備える収納ケー
    スの、その回路筐に、振動センサー,ブザー等を備える
    警報駆動回路を収納し、さらに警報駆動回路に接続され
    たリードスイッチを前記回路筐を開放側から覆う蓋板の
    内面に配設してなる警報装置と、 前記警報装置に装着されるものであって、両側に連結孔
    が形成され、かつ該連結孔内に可動係合部材が配設され
    ると共に、該可動係合部材を、連結位置と開放位置とに
    変換する施錠切換手段を備え、さらに装着状態で前記警
    報装置の蓋板を介してリードスイッチと対置し、該リー
    ドスイッチを閉成する永久磁石を備えてなる施錠ロッド
    と、 両端部が平行となる欠環状をなし、その両端部に、施錠
    ロッドの連結孔に嵌入されて、可動係合部材にその連結
    位置で連結し、その開放位置で連結解除される係合部を
    夫々設けてなるロック環とからなる二輪車等の盗難防止
    装置。
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