JP2003155868A - 引き戸の自動開閉装置 - Google Patents

引き戸の自動開閉装置

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JP2003155868A
JP2003155868A JP2001357803A JP2001357803A JP2003155868A JP 2003155868 A JP2003155868 A JP 2003155868A JP 2001357803 A JP2001357803 A JP 2001357803A JP 2001357803 A JP2001357803 A JP 2001357803A JP 2003155868 A JP2003155868 A JP 2003155868A
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sliding door
automatic opening
electric motor
closing device
closing
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JP2001357803A
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English (en)
Inventor
Hidekazu Igarashi
英一 五十嵐
Norihiro Niwa
則博 丹羽
Sayuri Morimoto
小百合 森本
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Aichi Electric Co Ltd
Original Assignee
Aichi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非接触給電装置の電磁誘導作用を利用して、
引き戸の開閉動力を供給する引き戸の自動開閉装置を提
供する。 【解決手段】 鴨居8の一側面に非接触給電装置の給電
部12を備え、前記給電部12と所定の空間を隔てた前
記給電部12と対向する位置に、前記給電部12との間
で電磁誘導作用により電力の供給を受ける受電部14を
配置してこれを収容する引き戸9を備え、前記引き戸9
内には、受電部14からの電力により駆動する電動機3
8と、前記電動機38の回転駆動により敷居11の溝部
11a内を回転する車輪41を少なくとも具備して構成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、襖や障子等引き戸
の開閉を自動、あるいは、手動にて任意に切換操作可能
とした引き戸の開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、鴨居と敷居間に設けた襖や障
子等の引き戸を自動でスライド開閉させる装置はよく知
られている。図13は前記一般に開示された前記自動ス
ライド装置の一構成例を示すものであり、図13におい
て、1は引き戸2を開閉する駆動源としての電動機であ
り、3は前記電動機1の出力軸1aとともに回転する出
力歯車である。
【0003】4は前記引き戸2が開閉動作する際、引き
戸2が嵌め込まれる溝部4aを備えた鴨居を示してお
り、5は前記引き戸2の上面寸法と略同寸法に形成さ
れ、当該上面に確実に固定された波歯を有するラックを
示している。図14は前記引き戸2を鴨居4の溝部4a
内に嵌入した状態を示す正面図であり、このとき、前記
電動機1の出力軸1aに取り付けた出力歯車3は、引き
戸2の上面に固定したラック5の波歯と噛合した状態と
なる。
【0004】図13,14において、6は図示しない商
用電源より前記電動機1に駆動電力を供給する給電コー
ドを示しており、7は前記ラック5を具備しない通常の
構成の引き戸を示している。
【0005】このように構成した引き戸2の自動開閉装
置においては、図示しないスイッチを投入することによ
り、前記商用電源から給電コード6を介して電動機1に
駆動電力が供給され、前記電動機1は出力軸1aを回転
駆動する。これにより、前記出力軸1aに取り付けた出
力歯車3は引き戸2の上面に固定したラック5と噛み合
い回転することにより、前記ラック5を引き戸2ととも
に、例えば、引き戸2が開放する方向(図14の右方
向)へ移動させる。
【0006】また、前記引き戸2を閉じる場合は、電動
機1の回転軸1aを逆回転させることにより、前記出力
軸1aに取り付けた出力歯車3とラック5を介して引き
戸2を前述した開放する方向とは逆方向(図14の左方
向)に移動させて、引き戸2を確実に閉鎖する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】然るに、前述した引き
戸の自動開閉装置は、引き戸2の上面にラック5を固定
し、また、前記鴨居4内には所定の空所を形成して、前
記ラック5と噛み合う出力歯車3を具備する電動機1を
設置しなければならない。
【0008】そのため、前記鴨居4の溝部4aは前記引
き戸2に固定するラック5の厚み分だけさらに溝の深さ
を深く形成しなければ、前記引き戸2を溝部4a内に嵌
め込むことはできず、また、前記鴨居4に電動機1を設
置するための所定の空所を形成する作業と、前記電動機
1に電力を供給する給電コード6を、例えば、鴨居4内
から壁面にかけて敷設する作業が必要であり、大変大が
かりな配線作業を要し、非常に不便であった。
【0009】そこで、本発明は、非常に簡単な据え付け
作業、若しくは、引き戸自体を取り替えることにより、
前記鴨居や壁面内を特別に改修したりすることなく、引
き戸の自動開閉を実現できる自動開閉装置を提供する。
【0010】
【問題を解決するための手段】請求項1記載の引き戸の
自動開閉装置は、敷居と鴨居の溝間を摺動して開閉動作
する引き戸において、前記鴨居の一側面に非接触給電装
置の給電側を具備し、前記引き戸には、前記非接触給電
装置の受電側と、該受電側の供給電力により正,逆回転
駆動する電動機、および、前記電動機の回転駆動を減速
する減速機と、前記電動機と敷居の溝内を移動する車輪
との連動の維持・解除を切り換える電磁クラッチを備
え、前記電動機および電磁クラッチはこれを制御する制
御装置を具備して構成した。
【0011】請求項2記載の引き戸の自動開閉装置は、
敷居と鴨居の溝間を摺動して開閉動作する引き戸におい
て、前記鴨居の一側面に非接触給電装置の給電側を具備
し、前記鴨居の他側面には所定長さに形成されたラック
と、前記ラックの近傍に前記非接触給電装置の受電側、
および、前記受電側の供給電力により正,逆回転駆動す
る電動機、および、前記電動機の回転駆動を減速する減
速機と、前記電動機とラックと噛合動作する移動歯車と
の連動の維持・解除を切換える電磁クラッチを備え、前
記電動機および電磁クラッチはこれを制御する制御装置
を具備して、ケーシング内に収容して構成した。
【0012】請求項3記載の引き戸の自動開閉装置は、
請求項1,2記載の引き戸の自動開閉装置において、前
記非接触給電装置の給電側は、投入後所定時間経過後に
投入状態が自動的に解除される開閉スイッチの投入・解
除状態により電力の供給・停止を切り換えるように構成
した。
【0013】請求項4記載の引き戸の自動開閉装置は、
請求項1ないし3記載の引き戸の自動開閉装置におい
て、前記給電側は、前記鴨居側に開放端を向けて配置さ
れるE形鉄心と、前記E形鉄心の中央脚にボビンを介し
て巻回される1次コイル、および、これを収容するケー
シングを備えており、前記受電側は、縦方向に上中下三
段構造をなし、給電側のE形鉄心の開放端とそれぞれ対
向し、長手方向の寸法を前記引き戸の幅寸法と略同一寸
法に形成した長尺鉄心と、該長尺鉄心の長手方向の中央
において、前記上中下三段の長尺鉄心の給電側と相反す
る側に具備し、前記三段の長尺鉄心を一体とするE形継
鉄側、および、前記E形継鉄部の中央の脚にボビンを介
して巻回される2次コイルとを備えて構成した。
【0014】請求項5記載の引き戸の自動開閉装置は、
請求項4の引き戸の自動開閉装置において、前記三段の
長尺鉄心は、中央に位置する長尺鉄心の縦幅寸法を上下
に位置する長尺鉄心の縦幅寸法の2倍に構成した。
【0015】請求項6記載の引き戸の自動開閉装置は、
請求項1ないし5記載の引き戸の自動開閉装置におい
て、前記三段の長尺鉄心のうち上部の長尺鉄心には、そ
の全域にわたり複数条のコイルを掛止し、前記制御装置
は前記複数条のコイル各々の両端電圧を検出することに
より、引き戸の位置を特定するように構成した。
【0016】請求項7記載の引き戸の自動開閉装置は、
請求項1ないし6記載の引き戸の自動開閉装置におい
て、前記受電側を具備する引き戸は、磁極の正負を切換
可能な電磁石を両側面に近接して備え、前記引き戸の摺
動可能範囲を制限する柱の戸当たり面には前記電磁石と
対向する位置に一定の磁極を有するシート材を具備して
構成した。
【0017】請求項8記載の引き戸の自動開閉装置は、
請求項1ないし7記載の引き戸の自動開閉装置におい
て、前記制御装置は、電動機の励磁電流を検出する電流
変成器を具備し、該電流変成器により検出した励磁電流
値に基づき前記電磁クラッチの制動の維持・解除を切換
えるように構成した。
【0018】請求項9記載の引き戸の自動開閉装置は、
請求項1ないし8記載の引き戸の自動開閉装置におい
て、前記制御装置は、引き戸の開放動作において前記引
き戸が完全に開放する位置近傍に達したとき、若しく
は、前記引き戸の閉鎖動作において前記引き戸が完全に
閉鎖する位置近傍に達したとき、電動機の駆動を停止す
るとともに、前記電磁クラッチの制動を解除するように
構成した。
【0019】請求項10記載の引き戸の自動開閉装置
は、請求項7ないし9記載の引き戸の自動開閉装置にお
いて、前記制御装置は、引き戸の位置が完全に閉鎖した
状態から開放動作を開始する際に一方の電磁石にこれと
対向するシート材の磁極に対して反発する磁極を励磁
し、前記引き戸が完全に開放する位置近傍に達したと
き、他方の電磁石にこれと対向するシート材の磁極に対
して吸引する磁極を励磁し、また、前記引き戸が完全に
開放した状態から閉鎖動作を開始する際は、他方の電磁
石にこれと対向するシート材の磁極に対して反発する磁
極を励磁し、前記引き戸が完全に閉鎖する位置近傍に達
したとき、一方の電磁石にこれと対向するシート材の磁
極に対して吸引する磁極を励磁するように構成した。
【0020】請求項11記載の引き戸の自動開閉装置
は、請求項6ないし10記載の引き戸の自動開閉装置に
おいて、前記制御装置は、一旦給電が停止された場合、
再給電時における引き戸の位置が中途位置にあれば、電
磁クラッチの制動を復帰して電動機を正回転駆動し、前
記再給電時に引き戸が中途位置になければ、前記電磁ク
ラッチの制動のみ復帰するように構成した。
【0021】本発明の引き戸の自動開閉装置は、引き戸
の開閉動作を行う駆動源としての電動機に非接触給電装
置を利用して電力を供給するように構成したので、商用
電源と電動機とを接続する給電コードを鴨居や壁内等を
改修して敷設する工事等は一切必要なく、容易に前記引
き戸の自動開閉を実現することができる。
【0022】また、本発明の引き戸の自動開閉装置は、
自動開閉動作と手動開閉動作を互いの動作に支障をきた
すことなく任意に選択して行うことができるので、停電
時等自動開閉操作が利用できない場合であっても、引き
戸の開閉を手動で自由に行うことができ、災害発生時等
に引き戸が開放しないことにより室内に閉じ込められる
といった危険を確実に防止することができる。
【0023】さらに、本発明の引き戸の自動開閉装置
は、例えば、利用者が引き戸の閉鎖時に前記引き戸と柱
の戸当たり面との間に挟まれるような事態が生じた場
合、電磁クラッチの制動を即座に解除して電動機と車輪
もしくは移動歯車との連動を解除するように構成したの
で、利用者や荷物等が前記引き戸に挟まれて怪我をした
り損傷するといった問題を未然に回避することができ
る。
【0024】そのうえ、本発明の引き戸の自動開閉装置
は、引き戸の位置を制御装置により常に把握できるた
め、停電後の復電時に引き戸の開閉および閉鎖動作が不
完全な状態で終了してしまうことはなく、また、過度に
駆動源である電動機の駆動を継続するといったこともな
い。
【0025】しかも、本発明の引き戸の自動開閉装置
は、引き戸の両端に電磁石を備えることにより、引き戸
の開閉および閉鎖の動作補助と、開閉,閉鎖状態を維持
を良好に行うことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
ないし図8により説明する。図1は本発明の引き戸の自
動開閉装置Aを襖等(以下、引き戸という)の開閉に利
用する場合において、前記自動開閉装置Aの設置状態を
示す全体構成図であり、図1において、8は、例えば、
2枚が互いに前後に位置をずらして配置される引き戸
9,10を開閉可能に摺動させる上側レール体としての
鴨居を示し、11は前記鴨居8と平行に配置される下側
レール体としての敷居を示している。
【0027】12は前記鴨居8の一側面(表側)に、例
えば、ボルトgを利用して揺動不能に固定した本発明に
係る自動開閉装置Aを構成する給電部を示しており、1
3は前記給電部12に商用電源Vから交流電圧を供給す
る給電コードを示している。15は前記給電コード13
の途中において、利用者が操作しやすい位置に配した、
前記給電部12への交流電圧の供給と停止を切り換えて
引き戸9を開閉するための開閉スイッチである。
【0028】なお、前記開閉スイッチ15は、例えば、
利用者が投入操作した後、所定時間(本実施例では12
秒間)投入状態を維持して給電部12に商用電源からの
給電を維持し、前記所定時間(12秒間)経過後に前記
投入状態が自動的に解除され、前記給電部12への給電
を停止する機能を備えたスイッチとする。
【0029】図2は前記自動開閉装置Aの引き戸9,1
0への設置状態を側方より示す要部切欠断面図である。
図2に示すように、前記自動開閉装置Aは前述した給電
部12と対向するように、例えば、1枚の引き戸10を
隔てて、受電部14を収容した引き戸9が前記鴨居8と
敷居11のそれぞれの溝部8a,11a内に摺動可能に
嵌め込まれて構成されている。
【0030】即ち、図3に示すように、前記自動開閉装
置Aの給電部12は、側面形状がE字形をなす1次コア
16と、前記E字形をなす1次コア16の中央の脚に図
示しないコイルボビンを介して所定巻回数巻装される1
次コイル17、および、前記1次コイル17に交番電流
を流すための駆動回路18を搭載したプリント基板19
をケーシング20内に具備して構成されている。
【0031】一方、前記受電部14を収容する引き戸9
は、その上部の前記給電部12と対向する位置に、側面
形状がE字形をなす継鉄部(以下、E形継鉄部という)
21が備えられており、前記E形継鉄部21の中央の脚
には、図示しないコイルボビンを介して所定巻回数2次
コイル22が巻装されている。
【0032】また、前記E形継鉄部21は、図4に示す
ように、前記引き戸9を正面方向からみた際、その長手
方向の寸法が引き戸9の幅寸法と略同一寸法となる長さ
を有する上中下3段構成の長尺鉄心23,24,25
を、それぞれ前記E形継鉄部21の開放端に一体的に結
合して2次コア26を形成しており、前記3段の長尺鉄
心23,24,25のうち、中央に位置する長尺鉄心2
4は、上下に位置する長尺鉄心23,25の縦方向の幅
寸法と比較してその幅寸法を2倍に構成している。
【0033】さらに、前記3段の長尺鉄心23,24,
25のうち、上側に位置する長尺鉄心23には、互いに
一定の間隔(例えば、10センチ間隔)を保って複数条
のコイル(探りコイルという)27が巻回されており、
前記E形継鉄部21,長尺鉄心23,24,25、およ
び、コイルボビン(図示せず)とこれに巻装した2次コ
イル22とともに前記受電部14を構成している。
【0034】前記引き戸9の中位には、引き戸9の両端
側面9aに、電磁コイル28,29を所定巻回数巻装し
て形成した電磁石30,31がそれぞれ備えられてお
り、前記引き戸9の摺動可能範囲を特定する両側の柱3
2,33(図1参照)の戸当たり面32a,33aに
は、前記引き戸9が完全に開放または閉鎖したとき前記
電磁石30,31と対向する位置に一定の磁極を有する
シート材34,35が取り付けられている。
【0035】前記電磁石30,31の、例えば、下方位
置には、前記電磁石30,31に巻回した電磁コイル2
8,29への通電制御、および、後述する電動機等の駆
動制御を行う制御回路36を搭載したプリント基板37
が取り付けられている。
【0036】前記引き戸9の最下方には、前記制御回路
36からの動作指令により出力軸38aを回転させる電
動機38と、前記電動機38の出力軸38aの回転を減
速させて出力する一対の減速機39、および、引き戸9
に対して回転自在に枢支された一対のシャフト40を中
心軸として回転する4輪構成の車輪41と、前記シャフ
ト40に固定された、例えば、フェースギアを備えた円
板42(以下、単にフェースギアという)と噛合・回転
する傘歯車等からなる噛合歯車43を具備した回転軸4
4と前記減速機39の出力軸39aとの連動・解除を切
り換える電磁クラッチ45が引き戸9の下面9b上に載
置・固定されて、前記自動開閉装置Aは構成されてい
る。
【0037】次に、前記自動開閉装置Aを使用して引き
戸9を開閉動作する場合について説明する。まず、引き
戸9が完全に閉鎖した状態(図5参照)から開放を開始
する場合、前記開閉スイッチ15を投入することによ
り、商用電源14から給電コード13に交流電圧が供給
され、自動開閉装置Aの給電部12に給電が開始され
る。前記開閉スイッチ15は、引き戸9の開閉に通常有
する時間(例えば、8秒間)よりやや長く設定した所定
時間(例えば、12秒間)経過するとその投入状態を自
動的に解除して給電部12への給電を停止する(図6
(1)参照)。
【0038】前記給電部12はケーシング20内に駆動
回路18を備えており、この駆動回路18によって前記
供給された交流電圧は、交番電流に変換されて1次コイ
ル17に供給される。1次コイル17に交番電流が流れ
ると、1次コア16に磁束が発生し、これと対向配置さ
れる2次コア26との間に磁路が形成される。
【0039】図7は前記1次コア16と2次コア26と
の間に形成された磁路を簡略的に示した斜視図である。
即ち、前記1次コイル17に交番電流が流れると、側面
形状がE字形をなす1次コア16には、中央の脚から2
次コア26のこれと対向する部位に、所定幅(引き戸1
0の幅寸法とほぼ同一幅)の空間を隔てて磁束が鎖交す
る。
【0040】前記2次コア26に鎖交した磁束は、3段
構成の長尺鉄心23,24,25のうち中央の長尺鉄心
24内を、前記長尺鉄心24の中央位置にこれと一体化
したE形継鉄部21側へ向けて通過し、前記E形継鉄部
21の中央の脚から上下の脚へ各々分岐した後、再び3
段の長尺鉄心23,24,25の上下の長尺鉄心23,
25内を給電部12の1次コア16が位置する開放端側
へ向けて通過する。
【0041】そして、前記磁束は、上下の長尺鉄心2
3,25からこれと対向する前記1次コア16の上下の
脚内に鎖交して再度1次コア16の中央の脚へと戻って
いく。この磁束の流れは、前記開閉スイッチ15が投入
状態にあり、しかも、前記1次コア16の開放端と2次
コア26を構成する3段の長尺鉄心23,24,25と
が対向している限り継続される。
【0042】この磁束の流れにより、前記2次コア26
の中央の脚に図示しないコイルボビンを介して巻回され
た2次コイル22には電磁誘導作用により電流が誘起さ
れ、図3に示すプリント基板37に搭載した制御回路3
6、および、電磁石30,31、電動機38、電磁クラ
ッチ45に駆動電源が供給される。
【0043】前記制御回路36は、受電部14から制御
回路36へ駆動電源が供給される毎に交互に引き戸9の
開放指示と閉鎖指示が前記開閉スイッチ15によってな
されたと認識し、また、前記引き戸9が完全に開閉した
状態にない位置(以下、中途の位置という)にある状態
で、前記制御回路36への駆動電源の供給が停止した
後、再び給電が開始された場合、引き戸9の開放指示が
あったと認識する。
【0044】また、前記制御回路36は、前述した電磁
石30,31の電磁コイル28,29、電動機38、お
よび、電磁クラッチ45への通電を制御可能に構成され
ている。そして、前記引き戸9が完全に閉鎖した状態か
ら開放動作を開始した時には、前記電磁コイル28に、
図1に示す柱32の戸当たり面32aに取り付けたシー
ト材34の磁極と同一の磁極が、電磁石30の前記シー
ト材34と対向する側に形成される向きに電流が通電さ
れるように制御する(図6(2)参照)。
【0045】また、前記制御装置36は、電動機38の
出力軸38aを正回転する方向に駆動制御する(図6
(5)参照)とともに、前記電動機38の出力軸38a
の回転を減速させた減速機39の出力軸39aと回転軸
44とが連動するよう電磁クラッチ45に制動トルクを
加え、前記減速機39の出力軸39aの回転は電磁クラ
ッチ45から回転軸44,噛合歯車43を介してフェー
スギア42に伝達される。
【0046】前記フェースギア42が回転すると、これ
を固定するシャフト40が回転し、前記シャフト40を
中心軸とする車輪41が敷居11の溝部11a内で回転
する。前記車輪41の回転によって前記引き戸9は鴨居
8と敷居11のそれぞれの溝部8a,11a内を移動し
て引き戸9の開放を開始する。しかも、前記引き戸9の
開放開始時には、電磁石30とシート材34間で所定の
反発力が発生するため(図6(2)参照)、引き戸9は
敷居11の溝部11a内で車輪41を滑転させることな
く確実に開放を開始することができる。なお、前記電磁
コイル28への通電は、引き戸9が予め設定した任意の
所定位置まで開放したとき停止する(図6(2)参
照)。
【0047】この引き戸9の開放動作とともに、図7に
示す2次コア26は1次コア16に対して右方向に移動
し、引き戸9が完全に開放する位置近くになると、前記
制御装置36は、引き戸9が閉鎖位置近傍にあることを
検出し(図6(6)参照)、電動機38を停止させる
(図6(5)参照)。
【0048】そして、電磁クラッチ45の制動を解いて
図4に示す減速機39の出力軸39aと回転軸44との
連動を解除し(図6(4)参照)するとともに、電磁石
31の電磁コイル29には図1に示すシート材35と対
向する側に、前記シート材35と異なる磁極が発生する
ように前記電磁コイル29に通電することで、前記シー
ト材35と電磁石31との間に吸引力を発生させる(図
6(3)参照)。この電磁石31とシート材35間の吸
引力により、前記電磁石31を収容した引き戸9を前記
シート材35を取り付けた柱33の戸当たり面33aに
確実に当接・閉鎖することができる。
【0049】次に、前記引き戸9が完全に開放した状態
から閉鎖する場合について説明する。前記引き戸9を開
放状態から閉鎖するときは、開閉スイッチ15を再度投
入することにより(図6(1)参照)、商用電源Vから
給電コード13を介して給電部12に交流電圧が供給さ
れる。前記給電部12に交流電圧が供給されると、給電
部12の駆動回路18は1次コイル17に交番電流を流
す。
【0050】これにより、図示しないコイルボビンを介
して1次コイル17を巻回した1次コア16には磁束が
発生し、前記1次コア16に発生した磁束は、前述した
引き戸9の開放動作時と同様に、2次コア26に鎖交し
て1次コア16と2次コア26との間で図7に示すよう
な磁路が形成され、2次コイル22に電流が誘起され
る。
【0051】2次コイル22に電流が誘起されると、前
記制御装置36は、引き戸9が完全に開放した位置にあ
る状態で、一旦停止された給電が再開されたことから、
引き戸9の閉鎖指令があったと認識し、また、引き戸9
の位置が完全に開放した状態にあるため、図4に示す電
磁石31のシート材35(図1参照)と対向する側の磁
極が前記シート材35の磁極と同一となるように電磁コ
イル29に電流を通電し、前記電磁石29とシート材3
5との間に反発力を発生させる(図6(3)参照)。
【0052】また、前記制御回路36は、図4に示す減
速機39の出力軸39aと回転軸44とが連動するよう
に電磁クラッチ45の制動を回復させ(図6(4)参
照)、さらには、電動機38の出力軸38aを逆回転さ
せて、出力軸38a→減速機39→電磁クラッチ45→
回転軸44→噛合歯車45→フェースギア43→シャフ
ト40を介して車輪41を引き戸9を開放したときとは
逆方向に回転させる(図6(5)参照)。
【0053】これにより、前記引き戸9は電磁石31と
シート材35間の反発作用と相まって敷居11の溝部1
1a内で車輪41を空転させることなく、確実に閉鎖動
作を開始する。なお、前記電磁コイル29への通電は引
き戸9が予め任意に設定した所定の位置まで閉鎖したと
きに停止する(図6(3)参照)。
【0054】そして、前記引き戸9が完全に閉鎖する位
置近傍まで近づいたとき、制御回路36は前記引き戸9
の位置情報を基に前記電動機38を停止制御する(図6
(5)参照)とともに、電磁クラッチ45の制動を解除
する(図6(4)参照)。
【0055】また、このとき、制御回路36は電磁石3
0のシート材34と対向する側に前記シート材34と異
なる磁極が発生するように前記電磁石30の電磁コイル
28に通電することにより、電磁石30とシート材34
間には吸引作用が働き(図6(2)参照)、前記引き戸
9は柱32の戸当たり面32aに確実に当接して、引き
戸9を完全に閉鎖することができる。なお、前記引き戸
9を閉鎖するために投入した前記開閉スイッチ15の投
入状態は所定時間(12秒間)が経過した後自動的に解
除される(図6(1)参照)。
【0056】ここで、前記制御装置36による引き戸9
の位置情報の利用について説明する。前記制御装置36
は、前述したように引き戸9の位置情報を基にして電動
機38や電磁石30,31、および、電磁クラッチ45
を制御するのであるが、これは、2次コア26の3段に
構成した長尺鉄心23,24,25のうち、上側の長尺
鉄心23に複数条巻回した探りコイル27の存在によっ
て可能となるものである。
【0057】具体的には、図7に示すように、上側の長
尺鉄心23に一定間隔(例えば、10センチ間隔)で複
数条の探りコイル27を巻回しておき、引き戸9の開閉
動作とともに2次コア26が左右に移動することによ
り、例えば、前記2次コア26(引き戸9)が1次コア
16(給電部12)に対して図7に示す位置に存在する
とき、前記探りコイル27のうちbのコイルからE形継
鉄部20に至るまでの間に存在するコイル(以下、b以
前のコイルという)には多くの磁束が鎖交するが、aか
ら前記長尺鉄心23の開放端側に存在するコイル(以
下、a以降のコイルという)には磁束が殆ど鎖交しな
い。
【0058】すなわち、b以前のコイルには電磁誘導作
用により電流が誘起されるが、a以降のコイルには電流
がほとんど誘起されないため、前記複数条備えた探りコ
イル27のそれぞれに並列に抵抗を接続し、制御装置3
6によってそれぞれの探りコイル27の両端電圧値を検
出すれば、高い電圧値が検出される探りコイルbの位置
と、電圧値がほとんど検出されない探りコイルaの位置
との間に前記1次コア16が存在する位置関係で、前記
2次コア26(引き戸9)が1次コア16に対向してい
ることがわかる。
【0059】したがって、前記引き戸9を開放する場合
は、図7に示す探りコイルcの両端電圧値が高くなった
とき、前記引き戸9が完全に開放する位置近傍にあるこ
とを検出でき、また、引き戸9を閉鎖する場合は、前記
探りコイルcが位置する長尺鉄心23の他方の開放端側
において、前記探りコイルcと対称的な位置に掛止した
図示しない探りコイルの両端電圧値が高くなったとき、
前記引き戸9が完全に閉鎖する位置の近傍にあることを
検出することができる。
【0060】このようにして検出した引き戸9の位置情
報を基に、前記制御回路36は電磁石30,31、電動
機38、および、電磁クラッチ45の駆動を制御し、引
き戸9の確実に開閉動作することができる。
【0061】図8は前記自動開閉装置Aの構成の一例を
示すブロック図であり、図8において46は、前記電動
機38に流れる励磁電流を検出する電流変成器である。
そして、前記制御回路38は前記電流変成器46で検出
される励磁電流値を常に監視して、事故等の発生を未然
に防止することができる。
【0062】すなわち、前述した引き戸9の自動閉鎖時
に、例えば、荷物や利用者が引き戸9に挟まれるような
事態が発生すると、前記制御回路36は、電動機38が
通常より大きなトルクを必要とすることに起因する前記
電動機38に流れる励磁電流の増加を即時検出して、図
4に示す電磁クラッチ45の制動を解除し、電動機38
の駆動が車輪に伝達されることを防止する。
【0063】このため、前記制御装置36は、引き戸9
の自動閉鎖動作を迅速・確実に停止し、利用者等が引き
戸9に挟まれることにより圧迫されて怪我をするといっ
た事故の発生を確実に回避することができる。また、こ
の状態において、前記引き戸9は電磁クラッチ45によ
る制動が解除された状態にあるため、手動により容易に
引き戸9を開閉することができる。つまり、本発明の自
動開閉装置Aは、引き戸9に何らかの負荷が加われば、
即座に電磁クラッチ45の制動を解除して、自動開閉動
作から手動開閉動作に容易に切り換えることができる。
【0064】このため、地震や火災等の災害が発生した
場合において、緊急に前記引き戸9を開閉する必要があ
る場合、前記引き戸9は利用者の任意の判断により自動
から手動に簡単に切り換えて操作することができるの
で、安全性に非常に優れた引き戸9の自動開閉装置を提
供することができる。
【0065】また、前記制動を解除した電磁クラッチ4
5の制動を復帰させる場合は、前記所定時間(12秒
間)が経過して投入状態が一旦解除された開閉スイッチ
15を利用者が再度投入することにより、前記制御装置
36に電力が供給されて、前記制御装置36は、引き戸
9の位置情報(引き戸9が中途位置にあること)と、一
旦停止した給電が再び開始されたことから、前記開閉ス
イッチ15の投入が引き戸9を開放する指令であること
を認識し、電磁クラッチ45の制動復帰させるととも
に、電動機38の出力軸36aを正回転させる。
【0066】これは、前記電磁クラッチ45の制動を解
除した場合、荷物や利用者が引き戸9に挟まれた状態に
ある可能性が高いので、その後の安全性も考慮して引き
戸9を開放するように設定されており、その後の前記引
き戸9の開放動作については、その開放始点が中途位置
ということを除いて、前記引き戸9が完全に閉鎖した状
態から開放を開始する前述した場合と同様であるので、
説明は省略する。
【0067】なお、前記引き戸9が中途位置で停止した
状態から自動で開放する前に、利用者が手動で前記引き
戸9を完全に閉鎖した場合は、前記開閉スイッチ15の
投入がされた際、電磁クラッチ45の制動を復帰させる
とともに電動機38を正回転駆動して、引き戸9の開放
動作を行う。また、前記引き戸9が中途位置に停止した
状態から自動で開放する前に、利用者が手動で前記引き
戸9を完全に開放した場合は、前記開閉スイッチ15が
投入されたとしても、引き戸9の位置情報を基に前記引
き戸9が既に完全に開放した状態にあることを認識し、
制御装置36は前記電磁クラッチ45の制動解除状態を
維持するとともに、電動機38および電磁石30,31
を駆動させることはない。
【0068】次に、前記引き戸9の開閉動作中に停電が
発生した場合について説明する。前記引き戸9の開閉動
作中に停電が発生すると、当然、給電部12から受電部
14に電力が供給されなくなるため、電動機38はその
駆動を停止し、また、電磁クラッチ45は給電の停止に
よりその制動が解除されるため、引き戸9は手動により
自由に開閉することができる。
【0069】そして、前記停電から復帰した場合、給電
部12から受電部14に電力が供給されるため、制御装
置36は一旦給電が停止した後給電が再開された事実と
引き戸9が中途位置にあることから、引き戸9の開放指
令があったと認識し、前記解除状態にあった電磁クラッ
チ45の制動を復帰させるとともに、電動機38の出力
軸38aを正回転させ、引き戸9を中途位置から安全確
保のため開放する。
【0070】その後は、通常の引き戸9の開放動作と同
様に、引き戸9が完全に開放する位置近傍に達したら電
動機38の駆動を停止するとともに、電磁石31のシー
ト材35と対向する側に、前記シート材35の磁極と異
なる磁極を誘起させて、引き戸9を柱33の戸当たり面
33aに対して確実に当接させる。なお、この場合の引
き戸9の開放動作は、開放始点が中途位置からという以
外は、完全に閉鎖した状態から開放を開始する前述した
場合と同様であるので、説明は省略する。
【0071】また、停電時に電磁クラッチ45の制動を
解除した際、手動により前記引き戸9を完全に閉鎖した
場合、前記停電の復帰時に、前記制御装置36は引き戸
9の位置情報より前記引き戸9の閉鎖状態を確実に認識
し、電磁クラッチ45の制動を復帰させるとともに電動
機38を正回転駆動して引き戸9を自動開放する。ま
た、前記復電時に利用者が手動で引き戸9を完全に開放
した状態にあるときは、引き戸9の位置情報より、前記
引き戸9の開放状態を確実に認識し、電磁クラッチ45
の制動解除状態を維持し、また、電動機38,電磁石3
0,31を動作することもない。
【0072】このように、本発明の引き戸9の自動開閉
装置Aは、引き戸9の閉鎖が荷物や利用者によって妨げ
られたり、前記引き戸9の開閉動作中に停電が発生した
場合、電磁クラッチ45の制動は即座に解除され、手動
で前記引き戸9を開閉することができるので、利用者等
が引き戸9に挟まれて怪我をするといったことはなく、
災害発生時等に引き戸9が開放しないことにより室内に
閉じ込められるといった問題を確実に解消することがで
きる。
【0073】また、前記自動開閉装置Aは、停電等によ
り引き戸9が中途位置で停止した後、再び前記引き戸9
を動作させるときは、前記引き戸9が開放する方向に動
作するように構成したので、前記引き戸9の再起動時に
おいて、利用者の安全性をより一層確実に確保すること
ができる。
【0074】つづいて、本発明の他の実施例を図9ない
し図12により説明する。なお、図9ないし図12にお
いて、図1ないし図8で説明した第1実施例と同一部位
には同一符号を附して説明を省略する。図9は本発明に
おける引き戸の自動開閉装置Bを鴨居8等に揺動不能に
設置した状態を示しており、図9において、47は前記
引き戸10の裏側(給電部12の取り付け部位と相反す
る側)に前記給電部12と対向して配置した受電部であ
り、48は前記受電部47が水平移動可能となるよう
に、前記鴨居8の裏側に固定した案内函である。
【0075】図10は前記受電部47および案内函48
の取り付け状態を図9に示すx矢視方向から示した図で
ある。図10に示すように、前記受電部47はその横幅
寸法が引き戸10と略同一寸法をなし、その両端部を引
き戸10の両端に当接した状態でボルト等の固定手段h
により脱落不能に取り付けられている。一方、前記案内
函48は鴨居8の裏側において、前記受電部47が引き
戸10とともに左右に支障なく移動することが可能な長
さを有して、ボルト等の固定手段iにより脱落不能に固
定されている。
【0076】次に、前記受電部47および案内函48の
構造について説明する。前記受電部47は図11に示す
ように、略中空直方形状に形成したケ−シング49内
に、図3,4にて説明したと同一構成の2次コア26
と、これに図示しないコイルボビンを介して巻回される
2次コイル22および探りコイル27を収容して構成さ
れており、前記ケーシング49の上面には、出力軸50
aを上方に向けて突出した電動機50が備えられてい
る。前記電動機50の出力軸50aには前記出力軸50
aの回転を減速する減速機51と、減速機51の出力軸
51aと移動歯車52の中心軸52aとの連動を維持・
解除する電磁クラッチ53が備えられており、前記2次
コア26の、例えば、後背部には、前記電動機50およ
び電磁クラッチ53を駆動制御する制御装置54を搭載
したプリント基板55が取り付けられている。
【0077】一方、前記案内函48は、図11に示すよ
うに、前記移動歯車52が収容可能な中空部を備えたケ
ーシング56の下面56aに、前記移動歯車52の中心
軸52a,電磁クラッチ53,減速機51とその出力軸
51aが嵌挿した状態で左右方向に移動可能な横長の案
内孔57を形成し、前記ケーシング56内側壁には、前
記移動歯車52と噛み合う、例えば、波歯を有したラッ
ク58が取り付けられている。
【0078】このように構成した自動開閉装置Bにより
引き戸10を開閉する場合、給電部12から受電部47
に電力が供給されると、図11に示す制御装置54は電
動機50の出力軸50aを、前記引き戸10を開放する
場合は正回転させ、また、前記引き戸10を閉鎖する場
合は、逆回転させる。これにより、前記電動機50の出
力軸50aの回転は減速機51にて減速され、減速機5
1の出力軸51aから電磁クラッチ53を介して中心軸
52aを回転させることにより、移動歯車52を回転さ
せる。
【0079】これにより、前記移動歯車52は案内函4
8内のラック58と噛み合い回転することにより、固定
手段hにより固定した引き戸10とともに左右に移動
し、前記引き戸10を開放もしくは閉鎖する。そして、
前記引き戸10が完全に開放または閉鎖する位置に達し
たら、制御装置54は複数条備えた探りコイル27の各
々の両端電圧を検出することにより、引き戸10の位置
を完全に把握し、前記電動機51を停止制御して引き戸
10の開放または閉鎖動作を停止する。
【0080】これにより、前記引き戸10は柱32,3
3の戸当たり面32a,33aに当接した状態で開閉動
作を確実に終了することができる。なお、前記自動開閉
装置Bの引き戸10の開閉動作時、引き戸10は移動歯
車52がラック58と噛み合うことにより確実に開閉動
作することができるため、第1実施例に示すように電磁
石30,31とシート材34,35間の吸引・反発作用
を利用する必要はなく、前記電磁石30,31およびシ
ート材34,35の具備は必ずしも必要ないが、任意に
設置して引き戸9の開閉動作を補助するように構成して
もよいことは当然である。この場合の電磁石30,31
の制御装置36における制御動作は、前述した第1実施
例と同様である。
【0081】また、引き戸10の開閉動作中に停電が発
生した場合や、前記引き戸10の閉鎖動作中に荷物や利
用者が挟まる等の事故が発生した場合における制御動作
および電磁クラッチ45,53の制動の解除・復帰動作
についても、第1実施例で説明した自動開閉装置Aの場
合と同様であるので説明は省略する。
【0082】このように、前記自動開閉装置Bによれ
ば、既存の引き戸を交換することなく、給電部12およ
び受電部47と案内函48をボルト等の固定手段g,
h,iを利用してそれぞれ鴨居8の表裏と引き戸10に
固定するだけで、簡単に引き戸10の自動開閉を実現す
ることができる。
【0083】以上説明したように、本発明の引き戸9,
10の自動開閉装置A,Bは、電磁誘導作用を利用して
非接触で引き戸9,10の開閉動力を供給するように構
成したので、鴨居や敷居を改造して給電コード13等を
敷設する必要は一切なく、容易に前記引き戸9,10の
自動開閉を利用することができる。
【0084】また、本発明の引き戸9,10の自動開閉
装置A,Bは、引き戸9,10の閉鎖時に利用者等が引
き戸9,10に挟まる等して引き戸9,10に通常より
過大な負荷が加わったとき、引き戸9,10の開閉駆動
源としての電動機38,50の出力軸38a,50aと
敷居11の溝部11a内を回転する車輪41もしくは案
内函48内の中空部を左右に移動する移動歯車52との
連動を解除するように構成したので、利用者等が引き戸
9,10に挟まれることにより圧迫されて、怪我をする
といった問題を未然に阻止することができる。
【0085】さらに、本発明の引き戸9,10の自動開
閉装置A,Bは、電磁石30,31と一定の磁極を有し
たシート材34,35間の吸引・反発力を利用して、引
き戸9,10の開閉動作を補助するように構成されてい
るので、前記引き戸9,10の開放または閉鎖開始時に
は、敷居11の溝部11a内で車輪41が滑動すること
を確実に防止し、また、引き戸9,10が完全に開放ま
たは閉鎖される位置近傍に達した場合には、前記引き戸
9,10が柱32,33の戸当たり面32a,33aに
確実に当接するように引き戸9,10の開閉制御を行う
ことができる。
【0086】
【発明の効果】請求項1記載の引き戸の自動開閉装置
は、電磁誘導作用を利用した非接触給電方式により引き
戸の自動開閉を行う電力供給を行うように構成したの
で、電力給電用の給電コードを鴨居等内に敷設するため
の工事が必要なく、引き戸の交換という単純な方法によ
り引き戸の自動開閉を実現することができ、非常に利便
である。
【0087】請求項2記載の引き戸の自動開閉装置は、
引き戸の表裏側にそれぞれ給電側と受電側を固定手段に
より固定することにより、給電側から受電側に供給され
た電力により、前記受電側とこれに固定される引き戸を
共に自動開閉する構成であるので、既存の引き戸を取り
替える必要なく、容易に引き戸の自動開閉が実現できる
とともに、製造コストを低減することができ、経済的で
ある。
【0088】請求項3記載の引き戸の自動開閉装置は、
商用電源から給電側への電力の供給・停止を、投入後所
定時間経過後に前記投入状態が自動的に解除される開閉
スイッチにより行うように構成したので、引き戸の開閉
動作が何らかの理由により中断された場合で、前記何ら
かの理由が解消された際、前記開閉スイッチが投入され
つづけていることにより生じる弊害を確実に取り除くこ
とができ、利便である。
【0089】請求項4記載の引き戸の自動開閉装置は、
給電側に対向して、充分な長さ寸法を有する長尺鉄心を
有した2次コアを具備して受電側を配置したので、前記
引き戸は受電側とともに左右に開閉動作しても、常に給
電側から電磁誘導作用により電力の供給を受けることが
可能となり、引き戸の自動開閉を確実に行うことができ
る。
【0090】請求項5記載の引き戸の自動開閉装置は、
上中下3段構成の長尺鉄心のうち中央の長尺鉄心の縦幅
寸法を上下の長尺鉄心の縦幅寸法の2倍に構成すること
により、1次コアから2次コアに鎖交する磁束が中央の
長尺鉄心から上下の長尺鉄心へ良好に2分割して通過さ
せることができ、磁束の磁路を良好に形成することがで
きる。
【0091】請求項6記載の引き戸の自動開閉装置は、
上部の長尺鉄心に巻回した複数条のコイルの両端電圧を
検出することにより引き戸の位置を検出することが可能
となるので、引き戸の位置に応じた最適な開閉動作を実
現することが可能となり、非常に便利である。
【0092】請求項7記載の引き戸の自動開閉装置は、
電磁石の磁極を適宜切り換えることにより、柱の戸当た
り面に設けた一定の磁極を有するシート材との間に吸引
または反発力を生じさせるように構成したので、引き戸
の開閉動作を前記吸引・反発力により良好に補助して確
実に前記引き戸を開閉動作することができる。
【0093】請求項8記載の引き戸の自動開閉装置は、
電流変成器により検出した励磁電流値によって電動機と
車輪または移動歯車との連動の維持・解除を切り換える
ように構成したので、荷物や利用者が引き戸に挟まれた
場合、もしくは、利用者の自らの意思により引き戸を手
動で開閉しようといたときには、良好に電磁クラッチの
制動を解除して手動で前記引き戸を開閉することができ
るので、引き戸に挟まれて利用者が怪我をしたり荷物が
損傷することはなく、また、災害発生時等室内の閉じ込
められるといった問題を確実に回避することができる。
【0094】請求項9記載の引き戸の自動開閉装置は、
引き戸が閉鎖位置もしくは開放位置近傍に達したとき、
電動機の駆動を停止するとともに、電磁クラッチの制動
を解除するように構成したので、前記電動機の駆動が引
き戸が閉鎖位置または開放位置に達した後も継続されて
しまう危険はなく、電動機に過度な負荷が加わることを
極力抑制し、電動機等が故障することを未然に防止する
ことができる。
【0095】請求項10記載の引き戸の自動開閉装置
は、引き戸が開放動作または閉鎖動作を開始する際、電
磁石とシート材間に反発力を生じさせて前記開放動作ま
たは閉鎖動作を補助するとともに、前記引き戸が完全に
開放または閉鎖する位置近傍に達した場合は、電磁石と
シート材間に吸引力を生じさせることにより、引き戸を
柱の戸当たり面に確実に当接させて、引き戸を良好に開
放または閉鎖状態に維持することができ、便利である。
【0096】請求項11記載の引き戸の自動開閉装置
は、制御装置への給電が一旦停止した後、復電した際、
前記引き戸が中途位置にある場合は、電磁クラッチの制
動を復帰させるとともに、電動機を正回転駆動するた
め、前記復電時に引き戸は開放し、利用者の安全を確実
に確保することができるとともに、前記復電時に引き戸
が完全に開放または閉鎖位置にある場合ば、電磁石の制
動を復帰させるのみで引き戸の開放または閉鎖動作を実
行することはないので、不用な引き戸の開閉動作を行
い、利用者を戸惑わせることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る引き戸の自動開閉装置の設置状況
を示す正面図である。
【図2】前記自動開閉装置の設置状況を側方より示す要
部切欠断面図である。
【図3】前記自動開閉装置の構造を側方より示す縦断面
図である。
【図4】受電部を内蔵した引き戸の内部構造を示す縦断
面図である。
【図5】前記自動開閉装置を設置した引き戸の閉鎖状態
を示す正面図である。
【図6】前記自動開閉装置の動作を説明するタイミング
チャートである。
【図7】前記自動開閉装置を構成する1次コアと2次コ
アとの位置関係を示す斜視図である。
【図8】前記自動開閉装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図9】本発明の引き戸の自動開閉装置における他の実
施例に係る設置状況を示す側面図である。
【図10】前記他の実施例における受電部と案内函の設
置状況を示す正面図である。
【図11】前記他の実施例における受電部と案内函の構
造を側方より示す縦断面図である。
【図12】前記他の実施例における受電部と案内函の構
造を正面方向より示す縦断面図である。
【図13】従来の引き戸の自動開閉装置の構造を示す斜
視図である。
【図14】従来の引き戸の自動開閉装置の設置状況を示
す正面図である。
【符号の説明】
1,38,50 電動機 2,7,9,10 引き戸 5,58 ラック 6,13 給電コード 12 給電部 14,47 受電部 15 開閉スイッチ 16 1次コア 17 1次コイル 21 E形継鉄部 22 2次コイル 23,24,25 長尺鉄心 26 2次コア 27 探りコイル 28,29 電磁コイル 30,31 電磁石 34,35 シート材 36,54 制御回路 39,51 減速機 41 車輪 42 フェースギア 43 噛合歯車 45,53 電磁クラッチ 46 電流変成器 48 案内函 52 移動歯車 52a 中心軸 57 案内孔 A,B 自動開閉装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E052 AA01 BA02 CA06 DA01 DA08 DB01 DB08 EA16 EB01 EC01 GA07 GA08 GB06 GB13 GC03 GC07 GD09 HA05 KA01 KA02 KA06 KA08 KA13 KA15 KA16

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 敷居と鴨居の溝間を摺動して開閉動作す
    る引き戸において、前記鴨居の一側面に非接触給電装置
    の給電側を具備し、前記引き戸には、前記非接触給電装
    置の受電側と、該受電側の供給電力により正,逆回転駆
    動する電動機、および、前記電動機の回転駆動を減速す
    る減速機と、前記電動機と敷居の溝内を移動する車輪と
    の連動の維持・解除を切り換える電磁クラッチを備え、
    前記電動機および電磁クラッチはこれを駆動制御する制
    御装置を具備して構成したことを特徴とする引き戸の自
    動開閉装置。
  2. 【請求項2】 敷居と鴨居の溝間を摺動して開閉動作す
    る引き戸において、前記鴨居の一側面に非接触給電装置
    の給電側を具備し、前記鴨居の他側面には所定長さに形
    成されたラックと、前記ラックの近傍に前記非接触給電
    装置の受電側、および、前記受電側からの供給電力によ
    り正,逆回転駆動する電動機、および、前記電動機の回
    転駆動を減速する減速機と、前記電動機とラックと噛合
    動作する移動歯車との連動の維持・解除を切換える電磁
    クラッチを備え、前記電動機および電磁クラッチはこれ
    を駆動制御する制御装置を具備して、前記引き戸に固定
    したケーシング内に収容して構成したことを特徴とする
    引き戸の自動開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記非接触給電装置の給電側は、投入後
    所定時間経過後に投入状態が自動的に解除される開閉ス
    イッチの投入・解除状態により電力が供給・停止を切り
    換えることを特徴とする請求項1,2記載の引き戸の自
    動開閉装置。
  4. 【請求項4】 前記給電側は、前記鴨居側に開放端を向
    けて配置されるE形鉄心と、前記E形鉄心の中央脚にボ
    ビンを介して巻回される1次コイル、および、これを収
    容するケーシングを備えており、前記受電側は、縦方向
    に上中下三段構造をなし、給電側のE形鉄心の開放端と
    それぞれ対向し、長手方向の寸法を前記引き戸の幅寸法
    と略同一寸法に形成した長尺鉄心と、該長尺鉄心の長手
    方向の中央において、前記上中下三段の長尺鉄心の給電
    側と相反する側に具備し、前記三段の長尺鉄心を一体と
    するE形継鉄部、および、前記E形継鉄部の中央の脚に
    ボビンを介して巻回される2次コイルとを備えて構成し
    たことを特徴とする請求項1ないし3記載の引き戸の自
    動開閉装置。
  5. 【請求項5】 前記三段の長尺鉄心は、中央に位置する
    長尺鉄心の縦幅寸法を上下に位置する長尺鉄心の縦幅寸
    法の2倍として構成したことを特徴とする請求項4記載
    の引き戸の自動開閉装置。
  6. 【請求項6】 前記三段の長尺鉄心のうち上部の長尺鉄
    心には、その全域にわたり複数条のコイルを掛止し、前
    記制御装置は前記複数条のコイル各々の両端電圧を検出
    可能に構成したことを特徴とする請求項1ないし5記載
    の引き戸の自動開閉装置。
  7. 【請求項7】 前記受電側を具備する引き戸は、磁極の
    正負を切換可能な電磁石を両側面に近接して備え、前記
    引き戸の摺動可能範囲を制限する柱の戸当たり面には前
    記電磁石と対向する位置に一定の磁極を有するシート材
    を具備して構成したことを特徴とする請求項1ないし6
    記載の引き戸の自動開閉装置。
  8. 【請求項8】 前記制御装置は、電動機の励磁電流を検
    出する電流変成器を具備し、該電流変成器により検出し
    た励磁電流値に基づき前記電磁クラッチの制動の維持・
    解除を切換えるように構成したことを特徴とする請求項
    1ないし7記載の引き戸の自動開閉装置。
  9. 【請求項9】 前記制御装置は、引き戸の開放動作にお
    いて前記引き戸が完全に開放する位置近傍に達したと
    き、若しくは、前記引き戸の閉鎖動作において前記引き
    戸が完全に閉鎖する位置近傍に達したとき、電動機の駆
    動を停止するとともに、電磁クラッチの制動を解除する
    ように構成したことを特徴とする請求項1ないし8記載
    の引き戸の自動開閉装置。
  10. 【請求項10】 前記制御装置は、引き戸の位置が完全
    に閉鎖した状態から開放動作を開始する際に一方の電磁
    石にこれと対向するシート材の磁極に対して反発する磁
    極を励磁し、前記引き戸が完全に開放する位置近傍に達
    したとき、他方の電磁石にこれと対向するシート材の磁
    極に対して吸引する磁極を励磁し、また、前記引き戸が
    完全に開放した状態から閉鎖動作を開始する際は、他方
    の電磁石にこれと対向するシート材の磁極に対して反発
    する磁極を励磁し、前記引き戸が完全に閉鎖する位置近
    傍に達したとき、一方の電磁石にこれと対向するシート
    材の磁極に対して吸引する磁極を励磁するように構成し
    たことを特徴とする請求項7ないし9記載の引き戸の自
    動開閉装置。
  11. 【請求項11】 前記制御装置は、給電が一旦停止した
    後、再給電時における引き戸の位置が中途位置か、若し
    くは、完全に閉鎖した位置にあれば、前記電磁クラッチ
    の制動を復帰させるとともに電動機を正回転駆動し、前
    記再給電時に引き戸が完全に開放した位置にあれば、電
    磁クラッチの制動解除状態を維持するように構成したこ
    とを特徴とする請求項6ないし10記載の引き戸の自動
    開閉装置。
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