JP2005237410A - カーテンの電動開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成でモータ駆動と手引きによるカーテンの開閉を行なえるカーテンの電動開閉装置を提供する。
【解決手段】電磁ソレノイドMSの作動でクラッチ機構Gを継脱し、モータMの出力をクラッチ機構Gを介してカーテン牽引部に伝達するカーテンの電動開閉装置であり、電磁ソレノイドMSは、下コイル21bへの正規方向通電で可動コア26を下磁極板25に向けて磁力で移動させ、クラッチ機構Gのオン位置に可動軸13を移動させ、一方上コイル21aへの正規方向通電で可動コア26を上磁極板24に向けて磁力で移動させ、クラッチ機構Gのオフ位置に可動軸13を移動させ、上下の磁極板24,25には永久磁石20の磁力が常時作用するようにしている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電磁ソレノイドを用いたクラッチ装置によりモータ駆動によるカーテンの開閉と手引きによるカーテンの開閉を行なえるカーテンの電動開閉装置に関するものである。
従来のカーテンの電動開閉装置としては、モータの回転軸に直結したカム軸と、該カム軸と同軸的に配置され、カーテンの開閉紐が巻回されたプーリと、該カム軸の正逆両方向の回転の際に該カム軸と従動部材との協働により該従動部材が前記プーリと摩擦接触し、該プーリを回転駆動させるクラッチ機構とにより構成され、前記クラッチ機構は、前記モータの非回転状態において、前記カム軸と前記従動部材とがニュートラル状態に維持されることで該従動部材と前記プーリとが非接触状態に保持され、前記プーリがフリーな状態となるため、カーテンを手引きすることができるようになっている(特許文献1、2)。
特開平5−231449号公報 特開平6−169839号公報
このような従来のカーテンの電動開閉装置は、モータの非回転状態では、モータとカーテンの開閉紐が巻回されるプーリとの連結を断ち、モータが正逆方向に回転を始める際にクラッチ機構を構成する従動部材がモータに直結されているカム軸により作動し、該従動部材と該プーリとが摩擦接触により一体化して該カム軸と該プーリとを継ぐというクラッチ機構を有している。
このようなカーテンの電動開閉装置は、クラッチ機構が摩擦接触を利用しているため、長期の使用による摩耗により性能が落ち、カーテンの電動開閉ができなくなる場合が考えられる。また、このようなクラッチ機構はカム軸や従動部材等の部品点数が多くなるといった問題がある。
本願発明の第1の目的は、このような従来の問題を解決し、簡単な構成でモータ駆動によるカーテンの開閉と手引きによるカーテンの開閉を行なえるカーテンの電動開閉装置を提供しようとするものである。
また、本願発明の第2の目的は、クラッチ機構の駆動源に対する消費電力を少なくし、駆動源の発熱を抑えるカーテンの電動開閉装置を提供しようとするものである。
第1の発明は、第1のコイルに正規方向の通電を行うことによりクラッチ機構をオンさせる第1の位置に可動部材を磁力で移動させ、第2のコイルに正規方向の通電を行うことにより該クラッチ機構をオフさせる第2の位置に該可動部材を磁力で移動させる電磁ソレノイドと、モータの出力を該クラッチ機構を介してカーテン牽引部に伝達するカーテンの電動開閉装置であって、前記電磁ソレノイドは、永久磁石と、前記永久磁石の片側に固定配置され、前記第1のコイルが巻回された第1の固定コアと、前記永久磁石の他側に固定配置され、前記第2のコイルが巻回された第2の固定コアと、前記第1の固定コアの外端側に取り付けられ、前記永久磁石からの磁力によって磁極が常時形成される第1の磁極板と、前記第2の固定コアの外端側に取り付けられ、前記永久磁石からの磁力によって磁極が常時形成される第2の磁極板と、前記第1の磁極板と前記第2の磁極板との間を移動可能に設けられ、前記第1の磁極板と前記第2の磁極板に対して選択的に吸着保持される可動コアと、前記可動コアと一体的に移動して前記クラッチ機構を作動させる可動部材とを有し、前記第1のコイルへの正規方向の通電で前記第1の磁極板に作用する磁力の増加で前記可動コアを該第1の磁極板に向け移動させて前記可動部材を前記第1の位置に移動させ、前記第2のコイルへの正規方向の通電で前記第2の磁極板に作用する磁力の増加で前記可動コアを該第2の磁極板に向け移動させて前記可動部材を前記第2の位置に移動させることを特徴とするカーテンの電動開閉装置とするものである。
第2の発明は、上記第1の発明で、前記クラッチ機構には、軸方向への移動により対向するギア部の噛み合いが継脱される一対のギア部材を有し、前記カーテン牽引部側に連結される一方のギア部材に対して、前記電磁ソレノイドの可動部材により駆動される他方のギア部材が軸方向に移動することにより、前記一対のギア部材の噛み合いが継脱されて該クラッチ機構がオン、オフされることを特徴とする。
第3の発明は、上記いずれかの発明で、前記クラッチ機構がオン及びオフの状態で前記カーテンの移動量を検出するエンコーダを有し、該エンコーダにより該カーテンが全開位置及び全閉位置に達したことを検出すると前記電磁ソレノイド及び前記モータを夫々駆動制御することを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、クラッチ機構のオフ状態で、カーテンを手引きで開閉させることができ、該クラッチ機構をオンとすれば該カーテンを電動により開閉させることができる。
また、電磁ソレノイドは、第1のコイルへの正規通電により可動コアを第1の磁極板に向けて移動させ、永久磁石による磁力と該第1のコイルへの正規通電により生じる電磁力との和による磁力で該可動コアを該第1の磁極板に吸着保持し、第1の位置に移動する可動部材を介してクラッチ機構のオン状態を保持しているので、前記可動コアが移動できる程度の電磁力を第1のコイルによって発生させればよく、該可動コアを該第1の磁極板へ吸着保持させるのに要する大きな磁力は不要となる。このため、前記クラッチ機構をオンとしてカーテンを電動開閉する際、前記電磁ソレノイドへの通電電力が少なくて済み、該電磁ソレノイドの発熱をその分抑えることが可能となった。
また、クラッチ機構をオフとする場合には、第1のコイルへの通電を遮断し、第2のコイルへの正規通電で可動コアを第2の磁極板に向けて移動させ、可動部材を第2の位置に移動させた状態で該第2のコイルへの通電を遮断しても、該可動コアは永久磁石の磁力により第2の磁極板に吸着保持されているので、電磁ソレノイドへの通電は不要となる。
請求項2に係る発明によれば、クラッチ機構を簡単に構成でき、電磁ソレノイドが駆動するのは他方のギア部材だけなので、電磁ソレノイドの駆動負荷を小さくすることができ、その分電磁ソレノイドの消費電力が少なくて済む。
請求項3に係る発明によれば、エンコーダによりカーテンの位置が把握でき、例えば電動でカーテンを開閉している際、カーテンが全開或いは全閉位置に達すると、該エンコーダの出力に基づいてカーテンの電動開閉駆動の停止及び電磁ソレノイドの駆動を停止させてクラッチ機構をオフとすることができる。また、前記エンコーダは前記クラッチ機構がオフ状態でもカーテンの位置を検出することができ、カーテンの開閉位置に関係なく、カーテンの全開及び全閉位置でカーテン駆動を自動停止させることができる。
図1及び図2は本発明によるカーテンの電動開閉装置の実施の形態を示す縦断面図で、図1はカーテン電動駆動部のクラッチが離れている状態、図2はカーテン電動駆動部のクラッチが繋がっている状態を示している。
図1において、Aは電動駆動部、Bはカーテンレールなどで構成されるカーテンの牽引部を示し、電動駆動部Aはモータの回転を減速ギアM1を介して出力するモータユニットMと、クラッチ機構を構成する電磁ソレノイドMSと、クラッチギア部Gと、電磁ソレノイドMSの駆動力をクラッチギア部Gに伝達するレバー機構Lと、カーテンの開閉状態を検出するエンコーダECをユニットケース1に一体的に組み付けている。
カーテン牽引部Bは、カーテンレール2の内部両端に駆動プーリ3と従動プーリ4を配置し、これら一対のプーリ3、4に無端ベルト状のタイミングベルト5を掛け回し、駆動プーリ3が回転するとタイミングベルト5が移動し、このタイミングベルト5に固定されているリードランナー6が一体に移動する。カーテンレール2内には複数の従動ランナー7(7a、7b、7c、7d、7e、7f・・・・・)が移動自在に吊り下げられていて、リードランナー6及び複数の従動ランナー7に取り付けられた不図示のカーテンがモータユニットMの回転方向に応じて開方向あるいは閉じ方向に移動する。
また、前記カーテンが閉じ位置及び開位置の限界位置に達したことをエンコーダECを介して不図示の制御装置が検知すると、モータユニットM及び電磁ソレノイドMSの駆動を停止するようになっている。なお、従動プーリ4は支軸8に回転可能に軸支され、駆動プーリ3は後述の駆動軸9に固定され、駆動軸9と一体に回転する。
電動駆動部Aは、モータユニットMの上部に電磁ソレノイドMSをクラッチギア部Gと並列に配置しており、駆動軸9とモータユニットMの出力軸10とがクラッチギア部Gの回転軸心上に一致するように上下に配置されている。
クラッチギア部Gは、上下一対の上クラッチギア11と下クラッチギア12とのギア部が互いに噛み合うことができるギア部を対向させて配置されており、上クラッチギア11は駆動軸9に固定されている。
また、下クラッチギア12は、モータMの出力軸10に対して軸方向には移動可能であるが軸回りには移動不能に取り付けられており、例えば該出力軸10の先端部に軸方向に沿って係合溝を形成し、下クラッチギア12の軸孔の内面に形成した突起をこの係合溝に軸方向移動可能に係合させることで、下クラッチギア12と出力軸10とを一体的に回転させることができる。
そして、図2に示すように、下クラッチギア12を出力軸10の軸方向に沿って上クラッチギア11に向けて移動させ、上クラッチギア11のギア部に下クラッチギア12のギア部を噛み合わせることでクラッチが繋がり(クラッチ閉)、モータMの出力軸10の回転が駆動軸9に伝達され、カーテンの開閉が行なわれる。また、下クラッチギア12を下方向に移動させて上クラッチギア11とのギア部の噛み合いを外すと、モータMから駆動軸9への回転の伝達が断たれ(クラッチ開)カーテンの開閉が停止する。
一方、不図示の制御装置から電磁ソレノイドMSへの通電を制御することにより、電磁ソレノイドMSの可動軸13を軸方向に沿って上下動させ、可動軸13に連結されるレバー機構Lのレバー部材14を逆に上下動させることにより、このレバー部材14を介して下クラッチギア12を上下動させている。
このレバー機構Lは、図中紙面の表裏方向に対向配置される一対のレバー部材14を夫々支持部材15で回動可能に支持し、一対のレバー部材14の一端部側に差し渡された連結レバー16に電磁ソレノイドMSの可動軸13の下端部が回転自在に連結されている。また、一対のレバー部材14の各他端部には、下クラッチギア12の下部に設けた周溝17に係合する係合突起18が形成されている。そして、電磁ソレノイドMSの可動軸13が下方向に移動すると、一対のレバー部材14の他端部側が上方に向けて移動し、下クラッチギア12の回転を阻害することなく下クラッチギア12を上方の上クラッチギア11のギア部に噛み合わせてクラッチをオンとさせる。また、電磁ソレノイドMSの可動軸13が上方向に移動すると、一対のレバー部材14の他端部側が下方に向けて移動し、下クラッチギア12が上クラッチギア11のギア部との噛み合から外れ、クラッチをオフとさせる。
この電磁ソレノイドMSの構成とその動作を図3及び図4に基づいて以下に説明する。
本実施の形態の電磁ソレノイドMSは、中心部に非磁性材料からなる可動軸13が軸方向に移動自在に嵌合する軸孔19が形成されると共に、外観が円柱形状に形成されている。
この電磁ソレノイドMSは、中心に前記軸孔19を構成する孔部が形成された四角形状の永久磁石20の両面側に上コイル21aが巻回されている上固定コア22と下コイル21bが巻回されている下固定コア23とが配置されている。また、上固定コア22及び下固定コア23の外表側面には、上固定コア22及び下固定コア23内まで突出するテーパ状の突起部で構成される上磁極板24と下磁極板25とが設けられている。なお、これら永久磁石20、上下の固定コア22及び23、上下の磁極板24及び25は不図示のケース内に装着されている。
また、軸孔19内には、軟鉄などで円筒形状に形成され可動コア26が軸方向に移動自在に配置されており、この可動コア26の中心孔部を可動軸13が貫通して固定されている。
可動コア26は、両端部の内径形状が上磁極板24の突起部、下磁極板25の突起部の外周面と僅かなギャップを有する程度の略同形状に形成されている。そして、図3に示すように、可動コア26の上方内径端部が上磁極板24の突起部に嵌合した状態において、可動コア26の下方内径端部に下磁極板25の突起部が僅かに挿入され、同様に図4に示すように、可動コア26の下方内径端部が下磁極板25の突起部に嵌合した状態において、可動コア26の上方内径端部に上磁極板24の突起部が僅かに挿入されている。
上記した構成の電磁ソレノイドMSにおいて、永久磁石20の両面側に夫々上固定コア22と下固定コア23を介して上磁極板24と下磁極板25を配置しているので、例えば上磁極板24にはN極、下磁極板25にはS極の磁極が永久磁石20によって形成される。
そして、上固定コア22に巻回される上コイル21aには、上磁極板24の磁極と同じ磁極が形成される方向(正規方向)に電流が通電され、同様に下固定コア23に巻回される下コイル21bには、下磁極板25の磁極と同じ磁極が形成される方向(正規方向)に電流が前記制御装置により夫々通電される。
図3は上コイル21aに正規方向の電流を通電し、下コイル21bには非通電の状態を示しており、上磁極板24には永久磁石20による磁力に、上コイル21aへの正規方向の通電による磁力が加わる。このため、可動コア26が上磁極板24の磁力により吸引されて上方に可動軸13と一体に移動するので、レバー機構Lの一対のレバー部材14が図中時計方向に回動し、下クラッチギア12を下方に移動させて上クラッチギア11との噛み合いを外し、クラッチオフの状態とする。
この状態で上コイル21aへの通電を遮断し、上磁極板24に対する上コイル21aによる電磁力が消滅しても、永久磁石20による磁力が上磁極板24に存在しているので、可動コア26は上磁極24に吸着保持され、クラッチオフ状態が維持される。
また、図3に示すクラッチオフの状態において、可動コア26の下端部が下磁極板25の突起部に僅かに挿入されているため、永久磁石20による下磁極板25での磁力が可動コア26に対して下向きに作用するが、レバー部材14を介して下クラッチギア12の重量が可動軸13に対して上向きに加わる力、可動軸13及び可動コア26の自重による下向きに作用する力等を考慮して図3に示すように可動コア26が上磁極板24に永久磁石20の磁力で吸着保持されるようにしている。
そして、図3に示すクラッチオフの状態(上コイル21への通電はオフ)において、下コイル21bに正規方向の通電を行うと、可動コア26は下コイル21bへの通電によって生じた電磁力を下磁極板25から受け、上磁極板24吸着保持されていた永久磁石20の磁力に打ち勝って下方に移動し、可動コア25が下磁極板25に永久磁石20の磁力と下コイル21bへの通電により発生した電磁力とによって吸着保持される。そして、この可動コア25の下向きへの移動により、一対のレバー部材14が図中反時計方向に回動し、下クラッチギア12が上昇して上クラッチギア11のギア部に噛み合ってクラッチオンの状態が維持される。このクラッチオンの状態において、電磁ソレノイドMSの下コイル21bへの通電は維持されない。
図4に示すクラッチオンの状態において、可動コア26の吸着保持は、永久磁石20の持つ磁力によってなされているため、下コイル21bへの通電電力がゼロとなる。
このため、下コイル21bに正規通電を行って電磁ソレノイドMSの可動軸13を下向きに移動させてクラッチをオンとした状態において、下コイル21bの消費電力がなくなり、電磁ソレノイドMSの発熱を抑えることが可能となった。
また、このクラッチオンの状態で、モータユニットMが正方向あるいは逆方向に駆動されると、出力軸10の回転が下クラッチギア12及び上クラッチギア11を介して駆動軸9に伝達され、カーテンの開き動作又は閉じ動作が行なわれることになる。
図5に示すように(図5(a)は図3、図4のa―a矢視図、図5(b)は図3、図4のb−b矢視図)、駆動プーリ3に直結されている駆動軸9には、エンコーダECの第1ギア30が固定され、駆動軸9に対して直交方向に延びるエンコーダ軸31(不図示の軸受け部材に軸支されている)には第1ギア30と噛み合う第2ギア32が固定されている。
エンコーダ軸31には径方向に延びる複数のスリットを周方向に等間隔に形成したエンコーダ板33が固定され、エンコーダ板33を挟んで両側に複数の投光素子を有する投光部34と、該投光部34の各素子に対応した受光素子を有する受光部35とを配置しており、投光部34の各投光素子及び受光部35の各受光素子はユニットケース1に固定されている回路基板36に取り付けられている。
このエンコーダECは、例えば夫々2つづつ設けられた投受光素子の一方の受光素子の出力と他方の受光素子の出力とに半ピッチのずれを有するように配置し、一方の受光素子からの出力信号の立ち上がり時に、他方の受光素子の出力信号がLowであると時計回り方向の回転、Highであると反時計回りであるというように回転方向の識別を可能とするタイプが用いられている。
したがって、受光素子から出力されるパルスを回転方向に応じてカウントすることにより、カーテンが全開あるいは全閉したかを判定することが可能となる。このため、電動駆動によりカーテンを閉める或いは開ける操作を行うと、電磁ソレノイドMSの可動軸13が下方に移動し、下コイル21bへの通電が遮断され、可動コア26が下磁極板25に吸着保持された状態でモータユニットMの出力軸10が所定の回転方向に回転し、カーテンを開方向あるいは閉じ方向に移動させ、例えば全開位置までカーテンを電動駆動で引くと、エンコーダECでカウントしたパルス数が予め設定している全開位置に対応したカウント値に達するので、前記制御装置は、電磁ソレノイドMSにクラッチオフの信号を出力する。
前記制御装置から電磁ソレノイドMSへクラッチオフの信号が出力されると、電磁ソレノイドMSの下コイル21bへの通電は遮断され、上コイル21aに対して正規方向の通電がなされ、可動軸13を上方に引き上げて一対のレバー部材14により下クラッチギア12を下方に移動させてクラッチオフとさせるが、その際、カーテンが全開位置まで引かれるとカーテンが一まとめに束ねられたようになっているために閉じ方向に大きな圧力が加わり、また全閉位置では開き方向への引っ張り力が作用して開き方向に大きな圧力が加わるので、上クラッチギア11と下クラッチギア12のギア部に噛み合い圧力が作用し、これをスムーズに解除するように出力軸10を加圧方向(正、逆方向)に若干回転させるようにモータユニットMを駆動制御する。
クラッチオフの状態となると、上クラッチギア11はフリーに回転できるので、カーテンを手引きにより開閉移動させることができるが、カーテンの開閉移動に伴って無端回動するタイミングベルトにより駆動プーリ3が回転し、駆動軸9も回転するので、エンコーダECのエンコーダ板33が回転し、前記制御装置に対して手引きによるカーテンの移動量がパルス数として記憶される。このため、カーテンの開閉動作をその後電動により行う場合でも、現在のカーテンの開閉位置が把握でき、確実にカーテンの全開位置及び全閉位置を検知することができる。
本発明の実施の形態を示すカーテンの電動開閉装置の縦断面図で、カーテン電動駆動部のクラッチが離れている状態を示す。 本発明の実施の形態を示すカーテンの電動開閉装置の縦断面図で、カーテン電動駆動部のクラッチが繋がっている状態を示す。 図1に示す電磁ソレノイド及びクラッチ機構の拡大図。 図2に示す電磁ソレノイド及びクラッチ機構の拡大図。 図3、図4のエンコーダを示し、(a)は図3、図4のA―A矢視図、(b)は図3、図4のB―B矢視図。
符号の説明
A 電動駆動部
B カーテンの牽引部
EC エンコーダ
M モータユニット
L レバー機構
M1 減速ギア
MS 電磁ソレノイド
G クラッチギア部
1 ユニットケース
2 カーテンレール
3 駆動プーリ
4 従動プーリ
5 タイミングベルト
6 リードランナー
7(7a、7b、7c、7d、7e、7f・・・・・) 従動ランナー
8 支軸
9 駆動軸
10 出力軸
11 上クラッチギア
12 下クラッチギア
13 可動軸
14 レバー部材
15 支持部材
16 連結レバー
17 周溝
18 係合突起
19 軸孔
20 永久磁石
21a 上コイル
21b 下コイル
22 上固定コア
23 下固定コア
24 上磁極板
25 下磁極板
26 可動コア
30 第1ギア
31 エンコーダ軸
32 第2ギア
33 エンコーダ板
34 投光部
35 受光部
36 回路基板

Claims (3)

  1. 第1のコイルに正規方向の通電を行うことによりクラッチ機構をオンさせる第1の位置に可動部材を磁力で移動させ、第2のコイルに正規方向の通電を行うことにより該クラッチ機構をオフさせる第2の位置に該可動部材を磁力で移動させる電磁ソレノイドと、
    モータの出力を該クラッチ機構を介してカーテン牽引部に伝達するカーテンの電動開閉装置であって、
    前記電磁ソレノイドは、永久磁石と、前記永久磁石の片側に固定配置され、前記第1のコイルが巻回された第1の固定コアと、前記永久磁石の他側に固定配置され、前記第2のコイルが巻回された第2の固定コアと、前記第1の固定コアの外端側に取り付けられ、前記永久磁石からの磁力によって磁極が常時形成される第1の磁極板と、前記第2の固定コアの外端側に取り付けられ、前記永久磁石からの磁力によって磁極が常時形成される第2の磁極板と、前記第1の磁極板と前記第2の磁極板との間を移動可能に設けられ、前記第1の磁極板と前記第2の磁極板に対して選択的に吸着保持される可動コアと、前記可動コアと一体的に移動して前記クラッチ機構を作動させる可動部材とを有し、前記第1のコイルへの正規方向の通電で前記第1の磁極板に作用する磁力の増加で前記可動コアを該第1の磁極板に向け移動させて前記可動部材を前記第1の位置に移動させ、前記第2のコイルへの正規方向の通電で前記第2の磁極板に作用する磁力の増加で前記可動コアを該第2の磁極板に向け移動させて前記可動部材を前記第2の位置に移動させることを特徴とするカーテンの電動開閉装置。
  2. 前記クラッチ機構には、軸方向への移動により対向するギア部の噛み合いが継脱される一対のギア部材を有し、前記カーテン牽引部側に連結される一方のギア部材に対して、前記電磁ソレノイドの可動部材により駆動される他方のギア部材が軸方向に移動することにより、前記一対のギア部材の噛み合いが継脱されて該クラッチ機構がオン、オフされることを特徴とする請求項1に記載のカーテンの自動開閉装置。
  3. 前記クラッチ機構がオン及びオフの状態で前記カーテンの移動量を検出するエンコーダを有し、該エンコーダにより該カーテンが全開位置及び全閉位置に達したことを検出すると前記電磁ソレノイド及び前記モータを夫々駆動制御することを特徴とする請求項1または2に記載のカーテンの電動開閉装置。
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