JP2007023623A - 自動ドア装置 - Google Patents

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JP2007023623A JP2005207884A JP2005207884A JP2007023623A JP 2007023623 A JP2007023623 A JP 2007023623A JP 2005207884 A JP2005207884 A JP 2005207884A JP 2005207884 A JP2005207884 A JP 2005207884A JP 2007023623 A JP2007023623 A JP 2007023623A
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Abstract

【課題】感電の心配がなく、安心して安全に使用でき、引き戸を安定して確実に動作させる。
【解決手段】自動ドア装置は、ドア枠40に車輪12を介して引き戸10を配設している。引き戸10は、車輪12を駆動するモーター13と、モーター13に電力を供給する電源14と、モーター13への電力供給をコントロールする制御回路15と、ドアの位置を検出する位置センサー16とを内蔵している。電源14は、引き戸10の移動方向に延長してドア枠40に設けている励磁コイル17と、この励磁コイル17との対向部分に位置して引き戸10に設けている誘導コイル18と、励磁コイル17に交流電力を供給する電源回路19と、励磁コイル17から誘導コイル18に誘導される交流を整流する整流回路20とを備える。自動ドア装置は、励磁コイル17から誘導コイル18に誘導される交流を整流回路20で直流に整流して制御回路15とモーター13に供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動ドア装置に関する。
現在、一般的に使用される自動ドアは、ドア枠の鴨居枠に駆動メカニズムを内蔵させて、これを引き戸の上端に連結しているハンガータイプである。また、駆動メカニズムは、チェーンやシリンダーで引き戸を移動させる。この構造の自動ドアは、鴨居枠の内部に駆動メカニズムを内蔵させるので、簡単な改装で既存の建物にセットできない欠点がある。この欠点を解消するために、引き戸の内部に、引き戸を駆動するメカニズムを内蔵させる引き戸が開発されている。(特許文献1及び2参照)
特開2001−140539号公報 特開2002−147116号公報
特許文献1に記載される引き戸は、既存の家屋の上下枠等の取替工事をすることなく、セットできるように、引き戸の駆動部と制御部と感知部と自動・手動切替装置部等を内蔵させている。この公報に記載される引き戸は、これを駆動する電力を供給するために、電源コードを接続し、あるいはドア枠と引き戸との接触部位に、吸着式コンセントを設けている。吸着式コンセントは引き戸を閉じる状態で、ドア枠から引き戸に電力を供給する。吸着式コンセントから引き戸に供給された電力は、引き戸に内蔵される二次電池を充電する。充電された二次電池は引き戸を移動させる電源に使用される。引き戸は、電源コードを接続して電力を供給することなく、ドア枠に移動できる。ただ、この構造は、引き戸を閉じた状態で吸着式コンセントを接触させるために、吸着式コンセントの接点をドア枠から外部に表出させる必要がある。外部に表出された接点は、これに接触すると感電する。このため、感電を確実に防止できない欠点がある。
特許文献2に記載される自動ドア装置は、引き戸に固定したドア駆動手段に設けた回転部が、引き戸の戸枠の溝に対して平行に設置したガイドレールと接触・回転することにより、引き戸を動かす。この構造は、ガイドレールを戸枠の溝の横に貼り付けるだけで、ドア駆動手段も既設の引き戸に固定するだけなので、工事を簡単に行なうことができる。
この公報は、引き戸に電池を内蔵し、この電池で引き戸を移動させるモーターに電力を供給することを記載する。さらに、電池を二次電池として、これを太陽電池で充電することも記載される。ただ、電池を内蔵させて、これでモーターを駆動して引き戸を移動させる構造は、電池が放電されると交換するので、電池の保守に手間がかかる。また、太陽電池で二次電池を充電する構造は、引き戸を屋内で使用する用途においては、二次電池を充分に充電できないことがある。それは、室内の照度が低いために太陽電池の出力が充分でなく、また夜間には充電されないからである。
本発明は、このような欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、感電の心配がなく、安心して安全に使用できると共に、引き戸を安定して確実に動作できる自動ドア装置を提供することにある。
本発明の自動ドア装置は、ドア枠40と、このドア枠40に車輪12を介して移動できるようにセットしている引き戸10とを備える。引き戸10は、内部に、車輪12を駆動して引き戸10をドア枠40に沿って移動させるモーター13と、このモーター13に電力を供給してモーター13を回転させる電源14と、この電源14からモーター13への電力供給をコントロールする制御回路15と、ドアの位置を検出する位置センサー16とを内蔵している。
さらに、本発明の請求項1の自動ドア装置は、電源14が、引き戸10との対向部分に位置して、引き戸10の移動方向に延長してドア枠40に設けている励磁コイル17と、この励磁コイル17との対向部分に位置して引き戸10に設けている誘導コイル18と、励磁コイル17に接続されて励磁コイル17に交流電力を供給する電源回路19と、励磁コイル17から誘導コイル18に誘導される交流を整流して直流に変換する整流回路20とを備える。この自動ドア装置は、引き戸10がドア枠40に沿って移動される状態で、励磁コイル17から誘導コイル18に交流を誘導し、誘導コイル18に誘導される交流を整流回路20で直流に整流してなる直流を制御回路15とモーター13に供給する。
さらに、本発明の請求項2の自動ドア装置は、車輪12が導電製を有すると共に、電源14が、引き戸10の移動方向に沿ってドア枠40の鴨居枠45に設けているスリップライン44と、車輪12を移動させる金属レール43と、スリップライン44と金属レール43とに電力を供給する電源回路19と、スリップライン44を摺動する摺動子24とを備える。この自動ドア装置は、電源回路19の電力を、鴨居枠45のスリップライン44と摺動子24と金属レール43と車輪12を介して、引き戸10の制御回路15とモーター13に供給する。
さらに、本発明の請求項3の自動ドア装置は、電源14が、引き戸10に内蔵される二次電池25と、この二次電池25に整流回路20を介して接続され、かつドア枠40との対向面に位置して引き戸10に設けている誘導コイル18と、閉位置又は開位置にある引き戸10の誘導コイル18に対向する位置にあってドア枠40に固定している励磁コイル17と、この励磁コイル17に接続されて励磁コイル17に交流電力を供給する電源回路19とを備える。この自動ドア装置は、引き戸10を閉位置又は開位置とする状態で、電源14が励磁コイル17と誘導コイル18と整流回路20を介して二次電池25に直流電力を供給し、この電力で二次電池25を充電し、充電された二次電池25が制御回路15とモーター13に電力を供給する。
さらに、本発明の請求項4の自動ドア装置は、電源14が、コンデンサと、このコンデンサに整流回路20を介して接続され、かつドア枠40との対向面に位置して引き戸10に設けている誘導コイル18と、閉位置又は開位置にある引き戸10の誘導コイル18に対向する位置にあってドア枠40に固定している励磁コイル17と、この励磁コイル17に接続されて励磁コイル17に交流電力を供給する電源回路19とを備える。この自動ドア装置は、引き戸10を閉位置又は開位置とする状態で、電源14が励磁コイル17と誘導コイル18と整流回路20を介してコンデンサに直流電力を供給し、この電力でコンデンサを充電し、充電されたコンデンサが制御回路15とモーター13に電力を供給する。
本発明の自動ドア装置は、モーター13を、超音波モーターとすることができる。さらに、本発明の自動ドア装置は、モーター13と車輪12との間に、引き戸10を手でドア枠40に沿って移動させるとスリップするクラッチ機構を設けることができる。
本発明の自動ドア装置は、感電の心配がなく、安心して安全に使用できると共に、引き戸を安定して確実に動作できる特長がある。
本発明の請求項1の自動ドア装置は、引き戸の移動方向に延長してドア枠に励磁コイルを設けると共に、この励磁コイルとの対向部分に位置して引き戸に誘導コイルを設けており、電源回路から励磁コイルに交流電力を供給して、励磁コイルから誘導コイルに誘導される交流を整流して制御回路とモーターに供給する。このため、この自動ドア装置は、非接触な状態でドア枠から引き戸に電力を伝送でき、感電に対する安全性を特に高くして、安心して安全に使用できる。
本発明の請求項2の自動ドア装置は、引き戸の移動方向に沿ってドア枠の鴨居枠にスリップラインを設けると共に、金属レールに金属製の車輪を移動させており、電源回路からスリップラインと金属レールに供給される電力を、鴨居枠のスリップラインと摺動子と金属レールと車輪を介して、引き戸の制御回路とモーターに供給する。この自動ドア装置は、敷居の金属レールと、鴨居枠のスリップラインから電力を供給するので、ユーザーが金属レールとスリップラインに接触することがなく、感電するのを防止できる。
また、本発明の請求項3と請求項4の自動ドア装置は、引き戸に誘導コイルを設けると共に、閉位置又は開位置にある引き戸の誘導コイルに対向する位置にあってドア枠に励磁コイルを固定しており、引き戸を閉位置又は開位置とする状態で、励磁コイルに供給される交流電力で誘導コイルに誘導される交流を整流回路を介して二次電池またはコンデンサに供給し、この電力で二次電池またはコンデンサを充電し、充電された二次電池またはコンデンサから制御回路とモーターに電力を供給する。この自動ドア装置、引き戸を閉じる位置、あるいは開く位置で二次電池またはコンデンサを充電して、二次電池またはコンデンサから制御回路とモーターに電力を供給するので、安定して制御回路とモーターに電力を供給できる。また、励磁コイルと誘導コイルを介してドア枠から引き戸に電力を伝送して、引き戸に内蔵する二次電池またはコンデンサを充電するので、電力を供給するための接点等をドア枠と引き戸に表出して設ける必要がなく、感電を効果的に防止できる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための自動ドア装置を例示するものであって、本発明は自動ドア装置を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図1に示す自動ドア装置は、ドア枠40と、このドア枠40に車輪12を介して移動できるようにセットしている引き戸10とを備える。引き戸10は、ドア枠40の敷居41と鴨居42に沿って移動するための駆動機構11を内蔵している。
駆動機構11は、図2と図3に示すように、ドア枠40の敷居41の上を転動して引き戸10をスムーズに移動させる車輪12と、この車輪12を回転させて引き戸10をドア枠40に沿って移動させるモーター13と、このモーター13に電力を供給してモーター13を回転させる電源14と、この電源14からモーター13への電力供給をコントロールする制御回路15と、ドアの位置を検出する位置センサー16とを備える。
車輪12は、引き戸10の下部で両端部に回転できるように固定されて、敷居41に設けていてるレールや縦溝を転動して、引き戸10を移動させる。車輪12は、金属又はプラスチックで製作される。ただ、駆動機構11の電源14に電力を供給するために使用される車輪12は金属製である。この車輪12は、金属レール43に接触して電気接続される。車輪12は、外周面にゴム状弾性体を設けて、スリップしないように敷居41を転動できる。
モーター13は、正逆に回転されて、引き戸10を閉じる方向と、開く方向に移動させる。モーター13は直流モーター13で、電源14への接続を逆にして反転させる。モーター13は、電源14から供給される平均電流の大きさで回転速度が制御される。モーター13は、平均電流を大きくして速く、平均電流を小さくして遅く回転させる。モーター13の平均電流は、モーター13に供給されるパルス電流のデューティーでコントロールされる。モーター13の回転、すなわちモーター電流は制御回路15でコントロールされる。モーター13は、たとえば、超音波モーターとすることができる。ただ、モーターには、超音波モーター以外のモーターも使用できる。
図の駆動機構11は、モーター13を減速機構30を介して車輪12に連結している。減速機構30は、モーター13の回転軸13Aに固定している小さい傘歯車である小歯車31と、この小歯車31に噛み合う傘歯車32と、この傘歯車32の回転軸33に固定している平歯車34と、車輪12の外周面に弾性的に押圧されて車輪12を駆動する駆動ローラー37の回転軸36に固定されて平歯車34に噛み合う駆動歯車35とを備える。この減速機構30は、モーター13の回転力を、小歯車31→傘歯車32→回転軸33→平歯車34→駆動歯車35→回転軸36→駆動ローラー37→車輪12の順に伝達して、引き戸10を移動させる。ただ、本発明の自動ドア装置は、モーターの回転を減速機構を介することなく、たとえばモーターで駆動ローラーを回転し、あるいはモーターで直接に車輪を回転させることもできる。
さらに、駆動機構11は、モーター13と車輪12との間に、引き戸10を手でドア枠40に沿って移動させるとスリップするクラッチ機構を設けることができる。このクラッチ機構は、たとえば、駆動ローラー37と車輪12との間に配設される。クラッチ機構は、引き戸10を手で移動させようとすると、駆動ローラー37と車輪12との間でスリップが生じて引き戸10をドア枠に沿って移動できる状態とする。このように、クラッチ機構を備える駆動機構は、クラッチで空回りさせて、引き戸10を手でスムーズに開閉させることができる。ただ、駆動機構は、必ずしもクラッチ機構を必要とせず、モーターに負荷の軽いものを使用して、引き戸を手で移動させることもできる。
図1の自動ドア装置の電源14は、図4に示すように、ドア枠40に固定している励磁コイル17と、引き戸10に固定している誘導コイル18と、誘導コイル18の出力を直流に変換する整流回路20と、励磁コイル17に接続されて励磁コイル17に交流電力を供給する電源回路19を備える。励磁コイル17は、引き戸10との対向部分に位置して、引き戸10の移動方向に延長してドア枠40に設けている。図4の励磁コイル17は、コ字状の鉄芯にコイルを巻いている。誘導コイル18もコ字状の鉄芯にコイルを巻いたものである。誘導コイル18と励磁コイル17は、コ字状の両端を対向させるように、引き戸10とドア枠40に配設している。誘導コイル18は、励磁コイル17との対向部分に位置して引き戸10に固定される。整流回路20は、励磁コイル17から誘導コイル18に誘導される交流を整流するダイオード21と、ダイオード21の出力側に接続している電解コンデンサ22とを備え、ダイオード21で整流した脈流をコンデンサで平滑して直流に変換する。この電源14は、電解コンデンサ22の静電容量を大きくして、出力を安定化できる。また、出力側に電圧を一定に保持する安定化回路23を設けて、出力電圧を一定に保持できる。この電源14は、引き戸10をドア枠40に沿って移動させる状態で、励磁コイル17から誘導コイル18に交流を誘導し、誘導コイル18に誘導される交流を整流回路20で整流して直流を出力する。電源14から出力される直流は、制御回路15とモーター13に供給される。以上の電源14は、非接触な状態でドア枠40から引き戸10に電力を伝送するので、感電部分を引き戸10やドア枠40に表出させる必要がない。このため、感電に対する安全性を特に高くできる。
図5と図6の自動ドア装置の電源14は、車輪12と、鴨居42に設けたスリップライン44から引き戸10に電力を供給する。この電源14は、車輪12から電力を供給するので、車輪12を導電性のある金属で製作している。スリップライン44は、引き戸10の移動方向に沿ってドア枠40の鴨居枠45に設けられる。鴨居枠45は、引き戸10を入れて移動させる縦溝46を有し、この縦溝46の両側面にスリップライン44を設けている。敷居41には、車輪12を移動させる金属レール43を固定している。スリップライン44と金属レール43には、引き戸10に電力を供給する電源回路19を備えている。電源回路19は、出力電圧を5V以下、好ましくは3V以下としている。この電源14は、ユーザーが金属レール43と鴨居枠45のスリップライン44に接触しても、出力電圧が低いので感電しない。スリップライン44を摺動する摺動子24を引き戸10に設けており、摺動子24と車輪12から制御回路15とモーター13に電力を供給する。
この電源14は、電源回路19から出力される電力を、鴨居枠45のスリップライン44と摺動子24と金属レール43と車輪12を介して引き戸10に供給する。引き戸10に供給される電力は、引き戸10に設けている制御回路15とモーター13に供給される。この電源14は、敷居41の金属レール43と、鴨居枠45のスリップライン44から電力を供給するので、ユーザーが金属レール43とスリップライン44に接触することがなく、感電するのを防止できる。
さらに、図7の自動ドア装置の電源14は、引き戸10に内蔵している二次電池25と、この二次電池25に整流回路20を介して接続され、かつドア枠40との対向面に位置して引き戸10に設けている誘導コイル18と、閉位置又は開位置にある引き戸10の誘導コイル18に対向する位置にあってドア枠40に固定している励磁コイル17と、この励磁コイル17に接続されて励磁コイル17に交流電力を供給する電源回路19とを備える。整流回路20は、誘導コイル18に誘導される交流をダイオード21で整流し、ダイオード21の出力で二次電池25を充電する。この電源14は、引き戸10を閉位置又は開位置とする状態で、電源回路19の出力を励磁コイル17と誘導コイル18と整流回路20を介して二次電池25に供給する。誘導コイル18に誘導される交流は、整流回路20のダイオード21で整流されて二次電池25の充電に使用される。充電された二次電池25は、制御回路15とモーター13に電力を供給する。
この構造の電源14は、引き戸10を閉じる位置で、あるいは開く位置で二次電池25を充電して、二次電池25から制御回路15とモーター13に電力を供給するので、安定して制御回路15とモーター13に電力を供給できる。また、励磁コイル17と誘導コイル18を介してドア枠40から引き戸10に電力を伝送して、引き戸10に内蔵する二次電池25を充電する。このため、電力を供給するための接点等をドア枠40と引き戸10に表出して設ける必要がなく、感電を特に効果的に防止できる。
さらに、電源は、二次電池に代わってスーパーキャパシタ等のコンデンサを使用することができる。この電源は、引き戸を閉位置又は開位置とする状態で、電源が励磁コイルと誘導コイルと整流回路を介してコンデンサに直流電力を供給し、この電力でコンデンサを充電し、充電されたコンデンサの電力を制御回路とモーターに供給する。スーパーキャパシタの充電容量は、少なくとも引き戸を1回は開いて閉じることができるようにする。好ましくは、スーパーキャパシタの充電容量は、充電された電力で、引き戸を数回は開いて閉じることができるように大きくする。
さらに、図示しないが、電源は、図5に示すように、金属レールを移動する車輪と、鴨居枠のスリップラインを摺動する摺動子から引き戸に電力を供給して、引き戸に内蔵する二次電池やコンデンサを充電することもできる。この電源は、二次電池やコンデンサに充電される電力を制御回路とモーターに供給して、引き戸を開閉させる。
制御回路15は、モーター13の回転をコントロールして、引き戸10の移動を制御する。図3の制御回路15は、人の接近したことを検出する近接感知部26と、開かれた引き戸10を閉じる時間を記憶するタイマー27と、モーター13の回転をコントロールする制御部28と、この制御部28で制御される切換スイッチ38と、モーター13への電力供給をコントロールするオンオフスイッチ39とを備えている。
近接感知部26は、人が接近することを検出して信号を制御部28に出力する。タイマー27は、引き戸10が完全に開かれたとき、あるいは引き戸10が開かれたことを検出する位置センサー16が信号を出力するとき、あるいはまた、引き戸10が開き始めるときにカウントを開始し、設定時間経過するとタイムアップして信号を出力する。制御部28は、切換スイッチ38とオンオフスイッチ39をコントロールして、モーター13の回転を制御する。切換スイッチ38は、モーター13の電極端子と電源14の出力端子との間に接続されて、モーター13の回転方向を制御する。この切換スイッチ38は、モーター13に流す電流の方向を反転して、モーター13の回転方向を反転させる。オンオフスイッチ39は、オン状態でモーター13を回転させて、オフ状態でモーター13の回転を停止する。このオンオフは、所定の周期でオンオフに切り換えられ、オン時間とオフ時間の比率で特定されるデューティーでモーター13の回転速度をコントロールすることもできる。オンオフスイッチは、FETやトランジスタ等のスイッチング素子とすることもできる。
この制御回路15は、以下の動作をして引き戸10を開閉する。
(1) 人が接近することを近接感知部26が検出して制御部28に信号を出力する。
(2) 制御部28は、引き戸10を開く方向にモーター13を回転させる位置に切換スイッチ38を切り換えて、オンオフスイッチ39をオンに切り換える。
この状態になると、電源14からモーター13に電力が供給されて、モーター13が回転される。回転するモーター13は、引き戸10を開く方向に移動させる。
(3) 引き戸10が完全に開かれると、制御部28は位置センサー16からの信号で、モーター13の回転を停止させる。
(4) タイマー27は、カウントを開始して設定時間が経過するとタイムアップする。タイマー27がタイムアップすると、制御部28は開いた引き戸10を閉じる方向にモーター13を回転させる。
(5) 引き戸10が完全に閉じられると、このことが位置センサー16で検出される。したがって、引き戸10の閉位置を検出する位置センサー16からの信号で、制御部28はモーター13の回転を停止させる。
本発明の一実施例にかかる自動ドア装置の概略構成図である。 図1に示す自動ドア装置の引き戸の拡大図である。 図1に示す自動ドア装置の駆動機構と制御回路を示す概略図である。 図1に示す自動ドア装置の電源を示す概略構成図である。 本発明の他の実施例にかかる自動ドア装置の概略構成図である。 図5に示す自動ドア装置の垂直断面図である。 本発明の他の実施例にかかる自動ドア装置の電源の概略構成図である。
符号の説明
10…引き戸
11…駆動機構
12…車輪
13…モーター 13A…回転軸
14…電源
15…制御回路
16…位置センサー
17…励磁コイル
18…誘導コイル
19…電源回路
20…整流回路
21…ダイオード
22…電解コンデンサ
23…安定化回路
24…摺動子
25…二次電池
26…近接感知部
27…タイマー
28…制御部
30…減速機構
31…小歯車
32…傘歯車
33…回転軸
34…平歯車
35…駆動歯車
36…回転軸
37…駆動ローラー
38…切換スイッチ
39…オンオフスイッチ
40…ドア枠
41…敷居
42…鴨居
43…金属レール
44…スリップライン
45…鴨居枠
46…縦溝

Claims (6)

  1. ドア枠(40)と、このドア枠(40)に車輪(12)を介して移動できるようにセットしている引き戸(10)とを備え、
    引き戸(10)の内部に、車輪(12)を駆動して引き戸(10)をドア枠(40)に沿って移動させるモーター(13)と、このモーター(13)に電力を供給してモーター(13)を回転させる電源(14)と、この電源(14)からモーター(13)への電力供給をコントロールする制御回路(15)と、ドアの位置を検出する位置センサー(16)とを内蔵しており、
    電源(14)が、引き戸(10)との対向部分に位置して、引き戸(10)の移動方向に延長してドア枠(40)に設けている励磁コイル(17)と、この励磁コイル(17)との対向部分に位置して引き戸(10)に設けている誘導コイル(18)と、励磁コイル(17)に接続されて励磁コイル(17)に交流電力を供給する電源回路(19)と、励磁コイル(17)から誘導コイル(18)に誘導される交流を整流して直流に変換する整流回路(20)とを備え、引き戸(10)がドア枠(40)に沿って移動される状態で、励磁コイル(17)から誘導コイル(18)に交流を誘導し、誘導コイル(18)に誘導される交流を整流回路(20)で直流に整流してなる直流を制御回路(15)とモーター(13)に供給するようにしてなる自動ドア装置。
  2. ドア枠(40)と、このドア枠(40)に車輪(12)を介して移動できるようにセットしている引き戸(10)とを備え、
    引き戸(10)の内部に、車輪(12)を駆動して引き戸(10)をドア枠(40)に沿って移動させるモーター(13)と、このモーター(13)に電力を供給してモーター(13)を回転させる電源(14)と、この電源(14)からモーター(13)への電力供給をコントロールする制御回路(15)と、ドアの位置を検出する位置センサー(16)とを内蔵しており、
    車輪(12)が導電製を有すると共に、電源(14)が、引き戸(10)の移動方向に沿ってドア枠(40)の鴨居枠(45)に設けているスリップライン(44)と、車輪(12)を移動させる金属レール(43)と、スリップライン(44)と金属レール(43)とに電力を供給する電源回路(19)と、スリップライン(44)を摺動する摺動子(24)とを備え、
    電源回路(19)の電力を、鴨居枠(45)のスリップライン(44)と摺動子(24)と金属レールと車輪(12)を介して、引き戸(10)の制御回路(15)とモーター(13)に供給するようにしてなる自動ドア装置。
  3. ドア枠(40)と、このドア枠(40)に車輪(12)を介して移動できるようにセットしている引き戸(10)とを備え、
    引き戸(10)の内部に、車輪(12)を駆動して引き戸(10)をドア枠(40)に沿って移動させるモーター(13)と、このモーター(13)に電力を供給してモーター(13)を回転させる電源(14)と、この電源(14)からモーター(13)への電力供給をコントロールする制御回路(15)と、ドアの位置を検出する位置センサー(16)とを内蔵しており、
    電源(14)が、引き戸(10)に内蔵される二次電池(25)と、この二次電池(25)に整流回路(20)を介して接続され、かつドア枠(40)との対向面に位置して引き戸(10)に設けている誘導コイル(18)と、閉位置又は開位置にある引き戸(10)の誘導コイル(18)に対向する位置にあってドア枠(40)に固定している励磁コイル(17)と、この励磁コイル(17)に接続されて励磁コイル(17)に交流電力を供給する電源回路(19)とを備え、
    引き戸(10)を閉位置又は開位置とする状態で、電源(14)が励磁コイル(17)と誘導コイル(18)と整流回路(20)を介して二次電池(25)に直流電力を供給し、この電力で二次電池(25)を充電し、充電された二次電池(25)が制御回路(15)とモーター(13)に電力を供給するようにしてなる自動ドア装置。
  4. ドア枠(40)と、このドア枠(40)に車輪(12)を介して移動できるようにセットしている引き戸(10)とを備え、
    引き戸(10)の内部に、車輪(12)を駆動して引き戸(10)をドア枠(40)に沿って移動させるモーター(13)と、このモーター(13)に電力を供給してモーター(13)を回転させる電源(14)と、この電源(14)からモーター(13)への電力供給をコントロールする制御回路(15)と、ドアの位置を検出する位置センサー(16)とを内蔵しており、
    電源(14)が、コンデンサと、このコンデンサに整流回路(20)を介して接続され、かつドア枠(40)との対向面に位置して引き戸(10)に設けている誘導コイル(18)と、閉位置又は開位置にある引き戸(10)の誘導コイル(18)に対向する位置にあってドア枠(40)に固定している励磁コイル(17)と、この励磁コイル(17)に接続されて励磁コイル(17)に交流電力を供給する電源回路(19)とを備え、
    引き戸(10)を閉位置又は開位置とする状態で、電源(14)が励磁コイル(17)と誘導コイル(18)と整流回路(20)を介してコンデンサに直流電力を供給し、この電力でコンデンサを充電し、充電されたコンデンサが制御回路(15)とモーター(13)に電力を供給するようにしてなる自動ドア装置。
  5. モーター(13)が超音波モーターである請求項1ないし4のいずれかに記載される自動ドア装置。
  6. モーター(13)と車輪(12)との間に、引き戸(10)を手でドア枠(40)に沿って移動させるとスリップするクラッチ機構を設けている請求項1ないし4のいずれかに記載される自動ドア装置。
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