JP2015231308A - 受電装置及び非接触給電システム - Google Patents

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隆彦 村山
荒木 淳
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Abstract

【課題】カメラを用いることなく、送電装置と受電装置とのが給電可能な位置関係であるかを判断できる。
【解決手段】送電装置から非接触で電力を受ける受電装置であって、送電装置からの電力を負荷装置に供給すべき電力に変換する電力変換器と、電力変換器と負荷装置との間に設けられた開閉器と、電力変換器と負荷装置との接続が開放されるように開閉器を開き、送電装置からの送電による電力変換器の電圧が給電可能しきい値以上であるか判断する制御部とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、受電装置及び非接触給電システムに関する。
下記特許文献1には、車両の駐車位置の位置ずれを小さく抑えることができる車両の駐車支援装置が開示されている。該駐車支援装置は、カメラと、カメラから得られる画像で車外の送電ユニットの位置を認識して送電ユニットに向けて車両を誘導するための第1の車両誘導部と、送電ユニットから非接触状態で電力の受電を行なう受電ユニットと、受電ユニットの受電した電力に基づいて車両を誘導するための第2の車両誘導部と、第1の車両誘導部が画像では送電ユニットの位置を検出できなくなってから車両駆動部に所定距離を超えて車両を移動させても受電ユニットが送電ユニットから受電する電力が第1の条件を満たさない場合には、車両の移動を停止させるための処理を行なう制御部とを備える。
特開2011−188679号公報
ところで、上記従来技術では、カメラによって撮影された画像に基づいて受電ユニット(以後、受電装置)と送電ユニット(以後、送電装置)とが給電可能な位置関係であるかを判断するが、カメラは高価であり、またカメラはレンズが汚れると画像が不鮮明になることがあり、カメラを用いることが望ましくないという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、カメラを用いることなく、送電装置と受電装置とのが給電可能な位置関係であるかを判断できることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、受電装置に係る第1の解決手段として、送電装置から非接触で電力を受ける受電装置であって、前記送電装置からの電力を負荷装置に供給すべき電力に変換する電力変換器と、前記電力変換器と前記負荷装置との間に設けられた開閉器と、前記電力変換器と前記負荷装置との接続が開放されるように前記開閉器を開き、前記送電装置からの送電による前記電力変換器の電圧が給電可能しきい値以上であるか判断する制御部とを含む、という手段を採用する。
本発明では、受電装置に係る第2の解決手段として、前記開閉器が開いているときに前記送電装置から送られる電力の電圧は、前記開閉器が閉じているときに前記送電装置から送られる電力の電圧よりも低い、という手段を採用する。
本発明では、受電装置に係る第3の解決手段として、上記第1または第2の解決手段において、前記電力変換器は、前記送電装置からの電力を整流する整流回路を有し、前記電力変換器の前記電圧は、前記整流回路の出力電圧である、という手段を採用する。
本発明では、非接触給電システムに係る解決手段として、上記第1〜第3のいずれか1つの解決手段に係る受電装置と、当該受電装置に非接触で電力を送る送電装置とを備える、という手段を採用する。
本発明によれば、送電装置から非接触で電力を受ける受電装置であって、送電装置からの電力を負荷装置に供給すべき電力に変換する電力変換器と、電力変換器と負荷装置との間に設けられた開閉器と、電力変換器と負荷装置との接続が開放されるように開閉器を開き、送電装置からの送電による電力変換器の電圧が給電可能しきい値以上であるか判断する制御部とを含むことによって、カメラを用いることなく、送電装置と受電装置とのが給電可能な位置関係であるかを判断できる。
本発明の一実施形態に係る非接触給電システムの機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る非接触給電システムの回路図である。 本発明の一実施形態に係る非接触給電システムの受電側整流回路の出力電圧とバッテリへの入力電圧とを示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
本実施形態に係る非接触給電システムは、図1及び図2に示すように、送電装置S及び受電装置Rを備えている。また、図示するように、送電装置Sは、送電側電力変換器1、インバータ回路2、送電側パッド3、送電側電流/電圧センサ4、送電側通信部5及び送電側制御部6を含んでいる。
一方、受電装置Rは、受電側パッド11、受電側電力変換器12、開閉器13、受電側電流/電圧センサ14、受電側通信部15及び受電側制御部16を含んでいる。
送電装置Sは、地上に設けられた給電施設に固定配置され、移動体に設けられた受電装置Rに非接触で交流電力を供給する装置である。上記給電施設は、移動体の停車スペースが単数あるいは複数設けられた施設であり、停車スペースの個数に相当する送電装置Sを備えている。一方、受電装置Rは、上記移動体に備えられ、送電装置Sから供給された交流電力を直流電力に変換することによりバッテリB(負荷装置)に充電させる装置である。なお、上記移動体は、例えば電気自動車やハイブリッド自動車等、外部からの受電を必要とする車両である。
上記送電装置Sにおいて、送電側電力変換器1は、送電側整流回路1a及びチョッパ回路1bを含んでいる。
送電側整流回路1aは、例えばダイオードブリッジであり、外部の商用電源から供給される商用電力(例えば単相100V、50Hz)を全波整流して、チョッパ回路1bに出力する。この送電側整流回路1aからチョッパ回路1bに供給される電力(全波整流電力)は、正弦波状の商用電力がゼロクロス点で折り返されて片極性(例えばプラス極性)の脈流である。
チョッパ回路1bは、送電側制御部6によってスイッチング動作が制御されることにより、自らの出力電圧を調整してインバータ回路2に出力する。具体的に、このチョッパ回路1bは、昇圧チョッパ回路あるいは昇降圧チョッパ回路であり、送電側整流回路1aから入力された電圧を昇降圧して出力する。チョッパ回路1bの出力は、チョッパ回路1bの出力端に設けられたコンデンサの機能により、脈流である全波整流電力が十分に平滑化された直流電力である。
また、このチョッパ回路1bは、送電側制御部6によってスイッチング動作が制御されることにより、力率改善回路(PFC:Power Factor Correction)としても機能するものである。すなわち、チョッパ回路1bは、全波整流電力を当該全波整流電力の周波数よりも十分に高い周波数で全波整流電力のゼロクロス点を基準にスイッチングすることにより、全波整流電力の電流の通流期間を広げて力率を改善する。なお一般に、チョッパ回路1bが力率改善回路として機能することは周知なので、ここではチョッパ回路1bの力率改善原理について詳細な説明を省略する。
インバータ回路2は、送電側制御部6から入力されるスイッチング信号(インバータ駆動信号)に基づいて上記送電側整流回路1aから供給される直流電力を所定周波数(駆動周波数)の交流電力に変換する電力変換回路である。すなわち、このインバータ回路2は、上記インバータ駆動信号によって複数のスイッチング素子を駆動することにより、直流電力を駆動周波数でスイッチングして交流電力に変換する。このようなインバータ回路2は、上記交流電力を送電側パッド3に出力する。
送電側パッド3は、例えば、送電コイル3aと送電コンデンサとからなる共振回路であり、インバータ回路2から供給される交流電力に基づいて磁界を発生する。これら送電コイル3a及び送電コンデンサのうち、送電コイル3aは、上記停車スペースに停車した移動体の所定箇所(受電コイル11aが設けられている箇所)と対向する位置に設けられている。
送電側電流/電圧センサ4は、商用電源から送電側整流回路1aに供給される電力の電流及び電圧を検出し、検出した電流及び電圧を示す検出信号を送電側制御部6に出力する。電流センサとしては、例えば、電流の通過する電線の周囲に発生する磁界をホール効果により測定するセンサや、電流の通過する電線に抵抗を挿入し抵抗で生じる電位降下を測定するセンサが使用可能である。電圧センサとしては、例えば、抵抗により電圧を分圧し、AD(Analog to Digital)コンバータで電圧をデジタル値に変換するセンサがある。
送電側通信部5は、受電装置Rの受電側通信部15と近距離無線通信を行う。なお、送電側通信部5と受電側通信部15との通信方式は、ZigBee(登録商標)やBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信あるいは光信号を用いた近距離光通信である。送電側通信部5は、電波を用いた通信方式の場合、アンテナを有し、光信号を用いた通信方式の場合、通信用の発光素子・受光素子を有する。
送電側制御部6は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及び電気的に相互接続された各部と各種信号の送受信を行うインターフェイス回路等から構成されている。この送電側制御部6は、上記ROMに記憶された各種演算制御プログラムに基づいて各種の演算処理を行うと共に各部と通信を行うことにより送電装置Sの全体動作を制御する。なお、送電側制御部6の動作の詳細については、後述する。
一方、受電装置Rにおいて、受電側パッド11は、例えば、受電コイル11aと受電コンデンサとからなる共振回路であり、送電側パッド3により発生した磁界を介して電力を受ける。上記受電コイル11aは、移動体の底部または側部、上部等に設けられており、移動体が停車スペースに停車した場合に、送電装置Sを構成する送電コイル3aと近接した状態で対向する。
このような受電側パッド11は、受電コイル11aが送電側パッド3を構成する送電コイル3aと近接対向して磁気結合する。すなわち、受電側パッド11は、インバータ回路2によって送電コイル3aに供給された交流電力及び送電コイル3aと受電コイル11aとの結合係数に応じた交流電力を送電側パッド3から非接触で受電して受電側整流回路12aに出力する。すなわち、本実施形態は、磁界共鳴方式や電磁誘導方式等に準拠したものである。
上記受電装置Rにおいて、受電側電力変換器12は、送電装置Sの送電側パッド3から受電側パッド11を介して受け取られた電力をバッテリBに供給すべき電力に変換するものであり、受電側整流回路12a及びフィルタ回路12bを有している。
受電側整流回路12aは、例えばダイオードブリッジで実現されており、上記受電側パッド11から供給される交流電力(受電電力)を全波整流してフィルタ回路12bに出力する。この受電側整流回路12aからフィルタ回路12bに供給される電力は、ダイオードブリッジで全波整流された全波整流電力である。
フィルタ回路12bは、例えば、リアクトル及びコンデンサを有しており、上記受電側制御部16から供給される全波整流電力からノイズを除去すると共に平滑化してバッテリBに出力する。
開閉器13は、フィルタ回路12bとバッテリBとの間に設けられ、受電側制御部16による制御に基づいてオン状態とオフ状態とが切り替わるものであり、例えば、スイッチ、電磁接触器、遮断器等の回路の開閉機能を有するものにより実現される。開閉器13は、例えば、バッテリBを過電流及び過電圧から防止するために設けられる。
受電側電流/電圧センサ14は、受電側整流回路12aからフィルタ回路12bに供給される直流電力の電流及び電圧を検出し、検出した電流及び電圧を示す検出信号を受電側制御部16に出力する。電流センサとしては、例えば、電流の通過する電線の周囲に発生する磁界をホール効果により測定するセンサや、電流の通過する電線に抵抗を挿入し抵抗で生じる電位降下を測定するセンサが使用可能である。電圧センサとしては、例えば、抵抗により電圧を分圧し、ADコンバータで電圧をデジタル値に変換するセンサがある。
受電側通信部15は、送電装置Sの送電側通信部5と近距離無線通信を行う。なお、送電側通信部5と受電側通信部15との通信方式は、ZigBee(登録商標)やBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信あるいは光信号を用いた近距離光通信である。受電側通信部15は、電波を用いた通信方式の場合、アンテナを有し、光信号を用いた通信方式の場合、通信用の発光素子・受光素子を有する。
受電側制御部16は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及び電気的に相互接続された各部と各種信号の送受信を行うインターフェイス回路等から構成されている。この送電側制御部6は、上記ROMに記憶された各種演算制御プログラムに基づいて各種の演算処理を行うと共に各部と通信を行うことにより受電装置Rの全体動作を制御する。なお、受電側制御部16の動作の詳細については、後述する。
バッテリBは、リチウムイオン電池やニッケル水素二次電池等の二次電池であり、上記受電側整流回路12aから供給される直流電力を充電して蓄える。このバッテリBは、移動体の走行用モータを駆動するインバータ(走行用インバータ)あるいは/及び移動体の走行を制御する制御機器に接続されており、これら走行用インバータや制御機器に駆動電力を供給する。
次に、このように構成された非接触給電システムの動作について、詳しく説明する。
本非接触給電システムにおいて、移動体の受電装置Rの受電側制御部16は、非給電時(例えば運転手による移動体の通常運転時)に、開閉器13をオフ状態とする。一方、送電装置Sの送電側制御部6は、非給電時、つまり給電対象である移動体が駐停車位置に停車していない時に、チョッパ回路1b及びインバータ回路2を停止する。また、送電側制御部6は、送電装置通知信号を送電側通信部5に発信させる。上記送電装置通知信号は、送電装置Sの存在を、周囲の受電装置Rに通知するための信号である。
運転手は、移動体を運転して、送電装置Sの設置場所まで移動体を移動させる。この結果、受電側制御部16は、送電装置Sからの送電装置通知信号を受電側通信部15を介して受け取る。そして、受電側制御部16は、送電装置通知信号が入力されると、非接触給電システムを検査モードとして動作させる。検査モードとは、バッテリBへの給電を開始する前に、受電装置Rが送電装置Sから受電可能な位置に存在するかを判断するための動作モードである。なお、検査モードにより給電可能であると判断された後に、バッテリBへ給電するモードを給電モードとする。
非接触給電システムが検査モードである場合、受電側制御部16は、まず、開閉器13を開状態(オフ状態)にし、受電側電力変換器12のフィルタ回路12bとバッテリBとの接続を開放する。そして、受電側制御部16は、送電装置Sに送電を指示する旨の指示信号を送るよう受電側通信部15を制御する。なお、受電側制御部16は、検査モード(開閉器13が開いている場合)では、給電モード(開閉器13が閉じている場合)よりも低い電圧(例えば、100V)で送電するように送電装置Sに指示することができる。また、受電装置Rは、指示信号を送信せずに、開閉器13を開状態にしたことを意味する通知信号や送電装置通知信号の受信完了を意味する応答信号を送電装置Sに送ることもできる。送電装置Sは、通知信号を受信することにより、自発的に送電を開始することができる。また、送電装置Sは、応答信号を受信した場合には、受電装置Rが開閉器13を開状態(オフ状態)にするまでに必要な時間を考慮し、所定時間経過後に、自発的に送電を開始することができる。
送電側制御部6は、送電側通信部5を介して、指示信号等を受け取り、チョッパ回路1b及びインバータ回路2を駆動する。開閉器13が開状態であるため、バッテリBには電流が流れないが、受電側整流回路12aの出力端には、電圧が発生することになる。受電側制御部16は、受電側電流/電圧センサ14を介して、この電圧の値を取得する。
受電装置Rに発生する電圧(以下、検査電圧とする)は、送電装置Sが同じ電力を送っている場合、送電装置Sと受電装置Rとの位置ずれが小さいほど大きくなる。なお、位置ずれとは、電力効率が最大となる送電装置S(送電コイル3a)と受電装置R(受電コイル11a)との位置関係からのずれである。電力効率とは、送電装置S内のある箇所での電力に対する受電装置R内のある箇所での電力の割合を示すものであり、例えば、送電装置Sへ供給される商用電源からの電力に対するバッテリBへ供給される電力の割合を電力効率とすることができる。また、送電装置Sのインバータ回路2の入力の電力に対するバッテリBへ供給される電力の割合を電力効率とすることもできる。この場合、インバータ回路2の入力の電力を求めるために、インバータ回路2の入力端に電流/電圧センサが設けられてもよいし、電流/電圧センサ4の値からインバータ回路2の入力端の電流/電圧が推定されてもよい。
送電装置Sから受電装置Rへの給電が可能になるためには、効率的な給電実現のために、電力効率が所望最小値以上である必要がある。電力効率が所望最小値になる位置ずれが存在し、この位置ずれに対応する検査電圧の値(給電可能しきい値)がある。位置ずれが小さいほど、検査電圧は大きくなるので、検査電圧が給電可能しきい値以上であれば、送電装置Sが受電装置Rへ給電できることになる。なお、受電側整流回路12aの出力電圧が脈動電圧である場合は、受電側制御部16は、例えば、受電側整流回路12aの出力電圧の最大値や平均値を給電可能しきい値と比較することができる。
よって、受電側制御部16は、受電側整流回路12aの出力電圧(検査電圧)が給電可能しきい値以上であるか判断する。受電側制御部16は、検査モードにおいて、所定のタイムインターバルで送電装置Sからの送電による検査電圧と給電可能しきい値との比較を繰り替えして、送電装置Sと受電装置Rとが給電可能位置関係になっているか否か判断し、その結果を表示装置(図示略)に表示させる。
移動体の運転者は、表示装置の表示内容を参照して移動体を運転操作することにより、送電装置Sと受電装置RとがバッテリBへの給電可能な位置関係となるように、停車させる。そして、受電側制御部16は、送電装置Sと受電装置RとがバッテリBへの給電可能な位置関係になったと判断すると、非接触給電システムを検査モードとして動作させる。具体的には、受電側制御部16は、受電側通信部15を介して、送電装置Sと受電装置RとがバッテリBへの給電可能な位置関係となって、移動体が停車したことを、送電装置Sに通知する。さらに、受電側制御部16は、開閉器13を閉状態(オン状態)にする。
一方、送電装置Sの送電側制御部6は、バッテリBへ給電可能となる電圧(例えば、330V)となるように、チョッパ回路1b及びインバータ回路2を制御する。この際、受電側整流回路12aの出力電圧は、図3に示すよう変化する。
このような本実施形態によれば、受電側制御部16は、受電側電力変換器12のフィルタ回路12bとバッテリBとの接続が開放されるように開閉器13を開き、送電装置Sからの送電による受電側整流回路12aの電圧が給電可能しきい値以上であるか判断する。これにより、カメラを用いることなく、送電装置Sと受電装置Rとが給電可能な位置関係であるかを判断することができる。また、検査モードで、開閉器13が開いていることにより、送電装置Sと受電装置Rとの位置合わせ中に、バッテリBへ意図しない電力が加わることがなくなり、バッテリBの劣化を防ぐことができる。
また、本実施形態では、受電側制御部16は、検査モードでは、給電モードよりも低い電圧で送電するように送電装置Sを制御することができる。検査モードでは、バッテリBに充電することを目的としないため、送電装置Sは、バッテリBに印加すべき電圧の電力を送る必要はない。一般的に、電圧が低いほど、回路を構成する素子への影響は小さくなる。そのため、検査モードにおける送電装置Sからの電力の電圧を低くすることにより、素子寿命を延ばすことが可能になる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、例えば以下のような変形が考えられる。
(1)上記実施形態において、電圧変換器としてチョッパ回路1bを用いているが、非絶縁型の電圧変換器であるチョッパ回路1bに代わって、絶縁型の電圧変換器であるトランスを用いてもよい。また、上記実施形態において、送電側整流回路1aや受電側整流回路12aとして、フルブリッジを用いたが、フルブリッジに代わってハーフブリッジを用いてもよい。また、上記実施形態において、受電側電力変換器12は、受電側整流回路12a及びフィルタ回路12bから構成されているが、負荷装置に応じてフィルタ回路12bの後段に電圧変換器を設けてもよい。
また、負荷装置としてバッテリBを設けているが、バッテリB以外の直流負荷、あるいは交流負荷を設けてもよい。なお、交流負荷を設ける場合には、受電側電力変換器12から交流電力が出力される構成にする必要がある。または、受電側整流器を無くして、駆動周波数の交流電力をそのまま負荷に接続してもよい。また、交流電源である商用電源を用いているが、直流電源を用いてもよい。なお、直流電源を設ける場合には、受電側電力変換器12から送電側整流回路1aを削除する必要がある。
(2)上記実施形態は、受電側整流回路12aの出力電圧に基づいて送電装置Sと受電装置Rとが給電可能位置関係となっているか否か判断したが、本発明はこれに限定されない。例えば、フィルタ回路12bの出力電圧に基づいて送電装置Sと受電装置Rとが給電可能位置関係となっているか否か判断するようにしてもよい。また、受電側制御部16は、受電側パッド11の出力電圧に基づいて送電装置Sと受電装置Rとが給電可能位置関係となっているか否か判断してもよい。受電側パッド11の出力電圧は交流電圧であるため、受電側制御部16は、波高値や実効値等を求めることにより、しきい値と比較することができる。
S 送電装置
R 受電装置
B バッテリ(負荷装置)
1 送電側電力変換器
2 インバータ回路
3 送電側パッド
4 送電側電流/電圧センサ
5 送電側通信部
6 送電側制御部
11 受電側パッド
12 受電側電力変換器
13 開閉器
14 受電側電流/電圧センサ
15 受電側通信部
16 受電側制御部
1a 送電側整流回路
1b チョッパ回路
3a 送電コイル
11a 受電コイル
12a 受電側整流回路
12b フィルタ回路

Claims (4)

  1. 送電装置から非接触で電力を受ける受電装置であって、
    前記送電装置からの電力を負荷装置に供給すべき電力に変換する電力変換器と、
    前記電力変換器と前記負荷装置との間に設けられた開閉器と、
    前記電力変換器と前記負荷装置との接続が開放されるように前記開閉器を開き、前記送電装置からの送電による前記電力変換器の電圧が給電可能しきい値以上であるか判断する制御部と
    を含む受電装置。
  2. 前記開閉器が開いているときに前記送電装置から送られる電力の電圧は、前記開閉器が閉じているときに前記送電装置から送られる電力の電圧よりも低い、請求項1に記載の受電装置。
  3. 前記電力変換器は、前記送電装置からの電力を整流する整流回路を有し、前記電力変換器の前記電圧は、前記整流回路の出力電圧である、請求項1または2に記載の受電装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の受電装置と、当該受電装置に非接触で電力を送る送電装置とを備える非接触給電システム。
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