JP6094204B2 - ワイヤレス電力伝送システム - Google Patents

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本発明は、ワイヤレス電力伝送システムに関するものである。
ケーブル等を用いることなく、電力をワイヤレスで供給するワイヤレス電力伝送技術が注目されている。このワイヤレス電力伝送技術としては、(A)電磁誘導を利用するタイプ、(B)電波を利用するタイプ、(C)磁場の共振現象を利用するタイプの3種類に大別できる。
このうち、(C)の磁場共振現象を利用するタイプは、他のタイプに比べて新しい技術であって、数m程度の距離でも高い電力伝送効率を実現できることから、例えば電気自動車の車両底部に受電コイルを設置し、地中又は地上に設置された送電コイルからワイヤレスにて電力を送電するという案も検討されている。
ところで、ワイヤレス電力伝送技術は、送電コイルから受電コイルにワイヤレスにて電力を伝送するため、送電コイルと受電コイルとの位置関係が変化すると、その変化に伴い送電コイルと受電コイルとの結合係数も変化してしまう。この結合係数が小さくなると、送電コイルから受電コイルへの送電可能電力値も著しく低下してしまうため、送電コイルと受電コイルとの位置関係を検出し、送電コイルから受電コイルへの送電可能電力値を把握する必要があった。
特許文献1には、2次コイル(受電コイル)の誘導電流が最大となる該2次コイルの位置を検出する位置検出手段(磁気センサ)と、この位置検出手段によって検出された位置に2次コイルを移動する移動制御手段とを備える非接触集電装置が提案されている。この位置検出手段を用いて検出した位置関係から1次コイルと2次コイルとの結合係数を算出し、1次コイルから2次コイルへの送電可能電力値を導き出すことも可能と考えられた。
特開平08−33112号公報
しかしながら、特許文献1に開示される技術では、位置検出手段として、磁気センサ、光センサ、CCDカメラなどを用いて1次コイルと2次コイルの位置関係を検出しているため、これらセンサの精度の影響により、1次コイルと2次コイルの位置関係を正確に検出することは難しく、送電可能電力値を導き出す精度が著しく低下してしまうという問題があった。また、これらセンサによる位置検出は、1次コイルと2次コイルの位置関係を直接的に導き出すことはできず、センサにより測定したデータを利用して1次コイルと2次コイルの位置関係を間接的に導き出すこととなるため、1次コイルと2次コイルの位置関係を精度よく検出することは難しいと考えられた。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、コイルの位置を検出するセンサ等を用いることなく、送電コイルから受電コイルへの送電可能電力値を精度よく算出できるワイヤレス電力伝送システムを提供することを目的とする。
本発明に係るワイヤレス電力伝送システムは、送電コイルから受電コイルにワイヤレスにて交流電力を送電するワイヤレス電力伝送システムであって、電力変換回路と、受電コイルが受電した電力を整流して負荷に出力する整流回路と、制御回路と、を備え、制御回路は、固定抵抗値を有する負荷抵抗に整流回路の出力を接続したのち、電力変換回路を送電コイルと受電コイルとの結合係数が最大となる共振周波数の最大値よりも高い周波数、又は、共振周波数の最小値よりも低い周波数にて駆動させた状態において、整流回路の出力電圧値と予め記憶された出力電圧値に対応する送電可能な電力値に基づいて、送電可能電力値を算出する。
本発明によれば、電力変換回路を送電コイルと受電コイルとの結合係数が最大となる共振周波数の最大値よりも高い周波数、又は、共振周波数の最小値よりも低い周波数にて駆動させた状態において、整流回路の出力電圧値と予め記憶された出力電圧値に対応する送電可能な電力値に基づいて、送電可能電力値を算出している。ここで、送電コイルと受電コイルとの結合係数が最大となる共振周波数の最大値よりも高い周波数、又は、共振周波数の最小値よりも低い周波数にて電力変換回路を駆動させた場合、結合係数と出力電圧値が一定の関係となる。すなわち、結合係数が大きくなると、出力電圧値が高くなる。この関係を利用して、出力電圧値に対応する送電可能な電力値を予め記憶させておくことで、整流回路の出力電圧値に基づいて、コイルの位置を検出するセンサ等を用いることなく、送電コイルから受電コイルへの送電可能電力値を精度よく算出することができる。
好ましくは、制御回路は、整流回路の出力電力値が送電可能電力値に一致するように、電力変換回路の駆動周波数を制御する。この場合、送電コイルから受電コイルに送電される電力値を送電可能電力値とすることができるため、電力変換回路のスイッチング素子の破損を防止しつつ、最適な給電動作を行うことができる。
好ましくは、電力変換回路に電力を供給する電源回路をさらに備え、制御回路は、整流回路の出力電力値が送電可能電力値に一致するように、電源回路の入力電圧を制御する。この場合、送電コイルから受電コイルに送電される電力値を送電可能電力値とすることができるため、電力変換回路のスイッチング素子の破損を防止しつつ、最適な給電動作を行うことができる。
本発明によれば、コイルの位置を検出するセンサ等を用いることなく、送電コイルから受電コイルへの送電可能電力値を精度よく算出できる。
本発明の第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムを負荷とともに示す回路構成図である。 結合係数と出力電圧値の周波数特性を示すグラフである。 本発明のワイヤレス電力伝送システムの送電可能電力値を算出する動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムを負荷とともに示す回路構成図である。 本発明の第3実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムを負荷とともに示す回路構成図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
まず、図1を参照して、本発明の第1実施形態の構成について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS1を負荷RLとともに示す回路構成図である。ワイヤレス電力伝送システムS1は、図1に示されるように、送電装置10と、受電装置20と、制御回路30と、を有する。
送電装置10は、電源回路VGと、電力変換回路11と、送電コイルユニット12を有する。電源回路VGは、直流電力を電力変換回路11に供給する。電源回路VGとしては、直流電力を出力する回路であれば特に制限されず、例えば、スイッチングコンバータなどのスイッチング電源や乾電池やバッテリーなどが挙げられる。
電力変換回路11は、電源回路VGから供給される入力直流電力を交流電力に変換する。電力変換回路11としては、例えば、複数のスイッチング素子がブリッジ接続されたブリッジ型回路から構成される。
送電コイルユニット12は、送電コイルL1と、送電側コンデンサC1を有する。送電コイルL1は、複数の細い導体素線を撚りあわされたリッツ線を巻き回して形成されている。ここで、本実施形態のワイヤレス電力伝送システムS1を電気自動車等の車両の給電設備に用いた場合、送電コイルL1は、地中又は地上に設置されることとなる。送電側コンデンサC1は、送電コイルL1とともにLC共振回路を形成する。本実施形態では、送電側コンデンサC1は、送電コイルL1に直列に接続されているが、並列に接続されてもよい。
受電装置20は、受電コイルユニット21と、整流回路22と、電圧検出回路23と、負荷抵抗24と、スイッチQ1を有する。
受電コイルユニット21は、受電コイルL2と、受電側コンデンサC2を有する。受電コイルL2は、複数の細い導体素線を撚りあわされたリッツ線を巻き回して形成されている。ここで、本実施形態のワイヤレス電力伝送システムS1を電気自動車等の車両の給電設備に用いた場合、受電コイルL2は、車両底部に設置されることとなる。送電コイルL1と受電コイルL2はその間に距離を空けて配置され、電力変換回路11が変換した交流電力を送電コイルL1から受電コイルL2にワイヤレスにて送電される。受電側コンデンサC2は、受電コイルL2とともにLC共振回路を形成する。本実施形態では、受電側コンデンサC2は、受電コイルL2に直列に接続されているが、並列に接続されていてもよく、直列に接続されるコンデンサと並列に接続されるコンデンサの2つを備えていてもよい。
整流回路22は、受電コイルL2が受電した電力を整流して負荷RLに出力する。整流回路22としては、例えば、半波整流回路や全波整流回路が挙げられる。本実施形態においては、整流回路22は、4つの整流素子(ダイオード)がフルブリッジ接続されたブリッジ型回路と、このブリッジ型回路に並列に接続された平滑コンデンサC3から構成されている。平滑コンデンサC3は、ブリッジ型回路によって整流された電圧を平滑して直流電圧を生成する。
電圧検出回路23は、整流回路22の出力電圧値を検出する。本実施形態では、電圧検出回路23は、整流回路22と負荷抵抗24(後述する)との間に接続されている。また、電圧検出回路23は、検出した出力電圧値を電圧検出信号23aに変換して制御回路30(後述する)に発信する。
負荷抵抗24は、固定抵抗値を有する。スイッチQ1は、整流回路22と負荷抵抗24との間に接続されている。このスイッチQ1により、整流回路22と負荷抵抗24との間の電気的接続を切り替えることが可能となる。すなわち、スイッチQ1がオン状態の場合は、整流回路22で整流された電力が負荷抵抗24に供給される、すなわち負荷抵抗24に整流回路22の出力が接続され、整流回路22と負荷抵抗24との間が電気的に接続された状態となる。逆にスイッチQ1がオフ状態の場合は、負荷抵抗24への電力の供給が遮断される、すなわち整流回路22と負荷抵抗24との間の電気的接続が遮断された状態となる。スイッチQ1としては、リレースイッチや半導体スイッチなどが挙げられる。
制御回路30は、スイッチQ1の動作を制御する。すなわち、スイッチQ1のオン・オフ状態を制御する機能を有している。また、制御回路30は、電力変換回路11の駆動周波数を制御する機能も有している。さらに、制御回路30は、電圧検出回路23からの電圧検出信号23aを受信する機能も有している。またさらには、制御回路30は、送電コイルL1と受電コイルL2の結合係数が最大となる共振周波数以外の周波数領域における整流回路22の出力電圧値と該出力電圧値に対応する送電可能な電力値を制御回路30内のメモリ(図示しない)に記憶している。
ここで、図2を参照して、送電コイルL1と受電コイルL2の結合係数と、整流回路22の出力電圧値の周波数特性について詳細に説明する。図2は、結合係数kと出力電圧値Vo(V)の周波数特性を示すグラフである。
図2に示すグラフは、横軸に電力変換回路11の駆動周波数f(kHz)を表示し、縦軸に整流回路22の出力電圧値Vo(V)を表示している。図2に示す例においては、送電コイルL1と受電コイルL2の結合係数kを0.07から0.33まで0.01ずつ変化させた場合の駆動周波数f(kHz)に対する出力電圧値Vo(V)を測定した。図2に示されるように、共振周波数においては結合係数kと出力電圧値Vo(V)が一定の関係とはなっておらず、共振周波数の最大値よりも高い周波数、又は、共振周波数の最小値よりも低い周波数においては結合係数kと出力電圧値Vo(V)が一定の関係となっている。すなわち、結合係数kが大きくなると出力電圧値Vo(V)が高くなっている。具体的には、共振周波数の最大値よりも高い周波数として、95kHz以上であれば結合係数kと出力電圧値Vo(V)の相関関係が良好となっている。逆に、共振周波数の最小値よりも低い周波数として、73kHz以下であれば結合係数kと出力電圧値Vo(V)の相関関係が良好となっている。なお、電力変換回路11のスイッチング素子の破損を防止するという観点から、送電可能電力値を算出する際に電力変換回路11を駆動させる駆動周波数としては、共振周波数の最大値よりも高い周波数(図示点線で囲まれる領域)を用いると好ましい。
負荷RLは、負荷抵抗24を間に介して整流回路22に接続されている。負荷RLとしては、二次電池などが挙げられる。負荷RLと整流回路22との間にはスイッチQ2が接続されている。このスイッチQ2により、負荷RLと整流回路22との間の電気的接続を切り替えることが可能となる。すなわち、スイッチQ2がオン状態の場合は、整流回路22で整流された電力が負荷RLに供給される、すなわち負荷RLに整流回路22の出力が接続され、整流回路22と負荷RLとの間が電気的に接続された状態となる。逆にスイッチQ2がオフ状態の場合は、負荷RLへの電力の供給が遮断される、すなわち整流回路22と負荷RLとの間の電気的接続が遮断された状態となる。スイッチQ2としては、リレースイッチや半導体スイッチなどが挙げられる。なお、スイッチQ2の動作は、制御回路30によって制御されている。
続いて、図3を参照して、本実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS1の送電コイルL1から受電コイルL2への送電可能電力値を算出する動作について詳細に説明する。図3は、本発明のワイヤレス電力伝送システムS1の送電可能電力値を算出する動作を示すフローチャートである。
まず、制御回路30は、スイッチQ1をオン状態に制御する。すなわち、負荷抵抗24に整流回路22の出力が接続され、整流回路22と負荷抵抗24との間が電気的に接続された状態となる。(S101)
次に、制御回路30は、スイッチQ2をオフ状態に制御する。すなわち、整流回路22と負荷RLとの間の電気的接続が遮断された状態となる。(S102)
次に、制御回路30は、電力変換回路11の駆動周波数を設定して駆動させる。具体的には、送電コイルL1と受電コイルL2との結合係数が最大となる共振周波数の最大値よりも高い周波数、又は、送電コイルL1と受電コイルL2との結合係数が最大となる共振周波数の最小値よりも低い周波数(検出周波数)に設定する。(S103)
この状態において、電源回路VGから入力電圧が印加される。入力電圧が印加されると、電力変換回路11を介して送電コイルL1に電流が流れ、送電コイルL1から受電コイルL2への電力の送電が行われる。(S104)
このとき、電圧検出回路23により、整流回路22の出力電圧値Voが検出され、電圧検出信号23aに変換されて制御回路30に送信される。(S105)
制御回路30は、電圧検出回路23から受信した電圧検出信号23aを基に得られる整流回路22の出力電圧値Voと、制御回路30内のメモリに予め記憶されている出力電圧値V1との比較が行われる。(S106)
S105で検出された出力電圧値Voと、制御回路30内のメモリに予め記憶されている出力電圧値V1を比較した結果、Vo>V1の場合(S106Y)、制御回路30内のメモリに予め記憶されている出力電圧値V1に対応する送電可能な電力値P1が送電コイルL1から受電コイルL2への送電可能電力値Poとして算出される。(S107)そして、送電コイルL1から受電コイルL2への送電可能電力値Poが算出されると、算出動作が終了する。(S111)
一方、S105で検出された出力電圧値Voと、制御回路30内のメモリに予め記憶されている出力電圧値V1を比較した結果、Vo≦V1の場合(S106N)、S105で検出された出力電圧値Voと、制御回路30内のメモリに予め記憶されている出力電圧値V2(但し、V1>V2)との比較が行われる。(S108)
S105で検出された出力電圧値Voと、制御回路30内のメモリに予め記憶されている出力電圧値V2を比較した結果、Vo>V2の場合(S108Y)、制御回路30内のメモリに予め記憶されている出力電圧値V2に対応する送電可能な電力値P2が送電コイルL1から受電コイルL2への送電可能電力値Poとして算出される。(S109)そして、送電コイルL1から受電コイルL2への送電可能電力値Poが算出されると、算出動作が終了する。(S111)
一方、S105で検出された出力電圧値Voと、制御回路30内のメモリに予め記憶されている出力電圧値V2を比較した結果、Vo≦V2の場合(S108N)、制御回路30内のメモリに予め記憶されている出力電圧値V3(但し、V2>V3)に対応する送電可能な電力値P3が送電コイルL1から受電コイルL2への送電可能電力値Poとして算出される。(S110)そして、送電コイルL1から受電コイルL2への送電可能電力値Poが算出されると、算出動作が終了する。(S111)
以上のように、本実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS1では、電力変換回路11を送電コイルL1と受電コイルL2との結合係数が最大となる共振周波数の最大値よりも高い周波数、又は、共振周波数の最小値よりも低い周波数にて駆動させた状態において、整流回路22の出力電圧値と予め記憶された出力電圧値に対応する送電可能な電力値に基づいて、送電可能電力値を算出している。ここで、送電コイルL1と受電コイルL2との結合係数が最大となる共振周波数の最大値よりも高い周波数、又は、共振周波数の最小値よりも低い周波数にて電力変換回路11を駆動させた場合、結合係数と出力電圧値が一定の関係となる。すなわち、結合係数が大きくなると、出力電圧値が高くなる。この関係を利用して、出力電圧値に対応する送電可能な電力値を予め記憶させておくことで、整流回路22の出力電圧値に基づいて、コイルの位置を検出するセンサ等を用いることなく、送電コイルL1から受電コイルL2への送電可能電力値を精度よく算出することができる。
(第2実施形態)
次に、図4を参照して、本発明の第2実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS2について詳細に説明する。図4は、本発明の第2実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS2を負荷RLとともに示す構成図である。第2実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS2は、電流検出回路を備えている点及び制御回路の動作の点において、第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS1と異なっている。以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
ワイヤレス電力伝送システムS2は、図4に示されるように、送電装置10と、受電装置120と、制御回路130と、を有する。なお、送電装置10の構成については、第1実施形態と同様のため、説明は省略する。
受電装置120は、受電コイルユニット21と、整流回路22と、電圧検出回路23と、負荷抵抗24と、スイッチQ1と、電流検出回路125を有する。
電流検出回路125は、整流回路22の出力電流値を検出する。本実施形態では、電流検出回路125は、整流回路22と負荷抵抗24との間に接続されている。また、電流検出回路125は、検出した出力電流値を電流検出信号125aに変換して制御回路130(後述する)に発信する。
制御回路130は、第1実施形態の制御回路30と同様の機能のほかに、電流検出回路125からの電流検出信号125aを受信する機能も有している。
ここで、本実施形態のワイヤレス電力伝送システムS2における制御回路130の動作について詳細に説明する。
制御回路130は、送電コイルL1から受電コイルL2への送電可能電力値の算出動作が終了すると、電力変換回路11を駆動周波数に設定して駆動させる。このとき、電圧検出回路23により、整流回路22の出力電圧値が検出され、電圧検出信号23aに変換されて制御回路130に送信されるとともに、電流検出回路125により、整流回路22の出力電圧値が検出され、電流検出信号125aに変換されて制御回路130に送信される。制御回路130は、電圧検出回路23から受信した電圧検出信号23aを基に得られる整流回路22の出力電圧値と、電流検出回路125から受信した電流検出信号125aを基に得られる整流回路22の出力電流値から出力電力値を算出する。そして、制御回路130は、この出力電力値が送電可能電力値に一致するように、電力変換回路11の駆動周波数を制御する。
以上のように、本実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS2では、制御回路130が整流回路22の出力電力値が送電可能電力値に一致するように、電力変換回路11の駆動周波数を制御している。そのため、送電コイルL1から受電コイルL2に送電される電力値を送電可能電力値とすることができるため、電力変換回路11のスイッチング素子の破損を防止しつつ、最適な給電動作を行うことができる。
(第3実施形態)
次に、図5を参照して、本発明の第3実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS3について詳細に説明する。図5は、本発明の第3実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS3を負荷RLとともに示す構成図である。第3実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS3は、制御回路の動作の点において、第2実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS2と異なっている。以下、第2実施形態と異なる点を中心に説明する。
ワイヤレス電力伝送システムS3は、図5に示されるように、送電装置10と、受電装置120と、制御回路230と、を有する。なお、送電装置10及び受電装置120の構成については、第2実施形態と同様のため、説明は省略する。
制御回路230は、第1実施形態の制御回路30及び第2実施形態の制御回路130と同様の機能のほかに、電源回路VGの入力電圧を制御する機能を有している。
ここで、本実施形態のワイヤレス電力伝送システムS3における制御回路230の動作について詳細に説明する。
制御回路230は、送電コイルL1から受電コイルL2への送電可能電力値の算出動作が終了すると、電力変換回路11を駆動周波数に設定して駆動させる。このとき、電圧検出回路23により、整流回路22の出力電圧値が検出され、電圧検出信号23aに変換されて制御回路230に送信されるとともに、電流検出回路125により、整流回路22の出力電圧値が検出され、電流検出信号125aに変換されて制御回路230に送信される。制御回路230は、電圧検出回路23から受信した電圧検出信号23aを基に得られる整流回路22の出力電圧値と、電流検出回路125から受信した電流検出信号125aを基に得られる整流回路22の出力電流値から出力電力値を算出する。そして、制御回路230は、この出力電力値が算出した送電可能電力値に一致するように、電源回路VGの入力電圧を制御する。
以上のように、本実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS3では、電力変換回路11に電力を供給する電源回路VGをさらに備え、制御回路230が整流回路22の出力電力値が送電可能電力値に一致するように、電源回路VGの入力電圧を制御している。そのため、送電コイルL1から受電コイルL2に送電される電力値を送電可能電力値とすることができるため、電力変換回路11のスイッチング素子の破損を防止しつつ、最適な給電動作を行うことができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、様々な変形および変更が本発明の特許請求範囲内で可能なこと、またそうした変形例および変更も本発明の特許請求の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述および図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。
本実施形態においては、送電コイルL1が送電側コンデンサC1とともにLC共振回路を構成し、受電コイルL2が受電側コンデンサC2とともにLC共振回路を構成した、いわゆる磁場の共振現象を利用した構成を対象として説明したが、これに限られない。例えば、送電コイルL1と受電コイルL2とが磁場結合(誘導結合)する電磁誘導を利用した構成にも適用できる。
10…送電装置、11…電力変換回路、12…送電コイルユニット、20,120…受電装置、21…受電コイルユニット、22…整流回路、23…電圧検出回路、23a…電圧検出信号、24…負荷抵抗、30,130,230…制御回路、125…電流検出回路、125a…電流検出信号、C1…送電側コンデンサ、C2…受電側コンデンサ、C3…平滑コンデンサ、L1…送電コイル、L2…受電コイル、Q1,Q2…スイッチ、RL…負荷、S1〜S3…ワイヤレス電力伝送システム、VG…電源回路。

Claims (3)

  1. 送電コイルから受電コイルにワイヤレスにて交流電力を送電するとともに、前記送電コイルと前記受電コイルの位置関係に応じて前記送電コイルと前記受電コイルとの結合係数が変化するワイヤレス電力伝送システムであって、
    電力変換回路と、
    前記受電コイルが受電した電力を整流して負荷に出力する整流回路と、
    制御回路と、を備え、
    前記制御回路は、固定抵抗値を有する負荷抵抗に前記整流回路の出力を接続したのち、
    前記電力変換回路を前記送電コイルと前記受電コイルとの結合係数が最大となる共振周波数の最大値よりも高い周波数、又は、前記共振周波数の最小値よりも低い周波数にて駆動させた状態において、
    前記整流回路の出力電圧値と予め記憶された前記出力電圧値に対応する送電可能な電力値に基づいて、送電可能電力値を算出するワイヤレス電力伝送システム。
  2. 前記制御回路は、前記整流回路の出力電力値が前記送電可能電力値に一致するように、前記電力変換回路の駆動周波数を制御する請求項1に記載のワイヤレス電力伝送システム。
  3. 前記電力変換回路に電力を供給する電源回路をさらに備え、
    前記制御回路は、前記整流回路の出力電力値が前記送電可能電力値に一致するように、前記電源回路の入力電圧を制御する請求項1に記載のワイヤレス電力伝送システム。
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