JP2015228739A - 送電装置 - Google Patents

送電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015228739A
JP2015228739A JP2014113452A JP2014113452A JP2015228739A JP 2015228739 A JP2015228739 A JP 2015228739A JP 2014113452 A JP2014113452 A JP 2014113452A JP 2014113452 A JP2014113452 A JP 2014113452A JP 2015228739 A JP2015228739 A JP 2015228739A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
power transmission
inverter circuit
transmission side
efficiency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014113452A
Other languages
English (en)
Inventor
隆彦 村山
Takahiko Murayama
隆彦 村山
荒木 淳
Atsushi Araki
淳 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2014113452A priority Critical patent/JP2015228739A/ja
Priority to CN201580018213.XA priority patent/CN106165244A/zh
Priority to PCT/JP2015/063092 priority patent/WO2015182335A1/ja
Priority to EP15799054.0A priority patent/EP3157116A4/en
Publication of JP2015228739A publication Critical patent/JP2015228739A/ja
Priority to US15/280,001 priority patent/US10305334B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

【課題】給電時に、通信を行うことなく、規定の電力効率が実現されているかを判断する。
【解決手段】インバータ回路の入力電力あるいは出力電力によって示される情報であると共に、給電における電力効率に連動する電力効率連動値が、規定の電力効率を得ることが可能な範囲内であるか否か判断する制御部を具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、送電装置に関する。
現在、送電コイルを備える送電装置から受電コイルを備える受電装置へ磁気を用いて給電を行う非接触給電システム(例えば、下記特許文献1参照)が提案されている。例えば、送電装置は、交流電源からの交流電力を整流して、電圧調整する送電側電力変換器や、電力変換器からの電力を交流電力に変換するインバータ回路や、インバータ回路から入力される交流電力に基づいて磁界を発生する送電側パッド等から構成される。
特開2012−10546号公報
ところで、上記従来技術において、上記送電装置は、通信を介して受電装置から受電装置における電圧情報や電流情報を受信し、この電圧情報及び電流情報に基づいてインバータ回路の動作等を制御したり、また通信を介して受電装置に電力効率を改善するための動作指示を送信したりする。しかしながら、上記従来技術では、規定の電力効率が実現されているかを判断するために、電圧情報や電流情報等を送受信する必要があるので、通信遅延による動作遅れが生じてしまうという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、給電時に、通信を行うことなく、規定の電力効率が実現されているかを判断することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、第1の解決手段として、直流電力を交流電力に変換するインバータ回路と、前記交流電力に基づいて磁界を発生する送電側パッドとを具備し、受電装置に非接触給電する送電装置であって、前記インバータ回路の入力電力あるいは出力電力によって示される情報であると共に、給電における電力効率に連動する電力効率連動値が、規定の電力効率を得ることが可能な範囲内であるか否か判断する制御部を具備する、という手段を採用する。
本発明では、第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記制御部は、前記電力効率連動値が前記範囲内でない場合には、前記電力効率連動値が前記範囲内となるように、前記送電側パッドのインダクタンス及びキャパシタンスの少なくとも一方を調整する、という手段を採用する。
本発明では、第3の解決手段として、上記第1または第2の解決手段において、前記電力効率連動値は、前記インバータ回路の入力インピーダンスである、という手段を採用する。
本発明では、第4の解決手段として、上記第1または第2の解決手段において、前記電力効率連動値は、前記インバータ回路の出力インピーダンスである、という手段を採用する。
本発明では、第5の解決手段として、上記第1または第2の解決手段において、前記電力効率連動値は、前記インバータ回路の出力電圧と出力電流との位相差である、という手段を採用する。
本発明では、第6の解決手段として、上記第1〜第5のいずれか1つの解決手段において、前記範囲は、規定の電力効率を得ることが可能なものであると共に、前記インバータ回路及び前記送電側パッドの少なくとも一方の構成要素の耐圧を超えないことが可能な範囲である、という手段を採用する。
本発明によれば、インバータ回路の入力電力あるいは出力電力によって示される情報であると共に、送電における電力効率に連動する電力効率連動値が、規定の電力効率を得ることが可能な範囲内であるか否か判断する制御部を具備することによって、給電時に、通信を行うことなく、規定の電力効率が実現されているかを判断することができる。
本発明の一実施形態に係る送電装置を有する非接触給電システムの機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る送電装置を有する非接触給電システムの回路図である。 本発明の一実施形態に係る送電装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る送電装置におけるインバータ回路2の入力インピーダンスと第2コイルのインダクタンスとの関係を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係る送電装置におけるデータテーブルを示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る送電装置の変形例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
本実施形態に係る送電装置Sは、非接触給電システムを構成するものの1つである。つまり、非接触給電システムは、図1及び図2に示すように、送電装置S及び受電装置Rを有している。図示するように、送電装置Sは、送電側電力変換器1、インバータ回路2、送電側パッド3、送電側電流/電圧センサ4、送電側通信部5、駆動部6及び送電側制御部7(制御部)を有している。
一方、受電装置Rは、受電側パッド11、受電側電力変換器12、受電側電流/電圧センサ13、受電側通信部14及び受電側制御部15を有している。
送電装置Sは、地上に設けられた給電施設に固定配置され、移動体に設けられた受電装置Rに非接触で交流電力を供給する装置である。上記給電施設は、移動体の停車スペースが単数あるいは複数設けられた施設であり、停車スペースの個数に相当する送電装置Sを備えている。一方、受電装置Rは、上記移動体に備えられ、送電装置Sから供給された交流電力を直流電力に変換することによりバッテリBに充電させる装置である。なお、上記移動体は、例えば電気自動車やハイブリッド自動車等、外部からの受電を必要とする車両である。
上記送電装置Sにおいて、送電側電力変換器1は、送電側整流回路1a及びチョッパ回路1bから構成されている。
送電側整流回路1aは、例えばダイオードブリッジであり、外部の商用電源から供給される商用電力(例えば単相100ボルト、50Hz)を全波整流して、チョッパ回路1bに出力する。この送電側整流回路1aからチョッパ回路1bに供給される電力(全波整流電力)は、正弦波状の商用電力がゼロクロス点で折り返されて片極性(例えばプラス極性)の脈流である。
チョッパ回路1bは、送電側制御部7によってスイッチング動作が制御されることにより、自らの出力電圧を調整してインバータ回路2に出力する。具体的に、このチョッパ回路1bは、昇圧チョッパ回路あるいは昇降圧チョッパ回路であり、送電側整流回路1aから入力された電圧を昇降圧して出力する。チョッパ回路1bの出力は、チョッパ回路1bの出力端に設けられたコンデンサの機能により、脈流である全波整流電力が十分に平滑化された直流電力である。なお、チョッパ回路1bの出力端に設けられたコンデンサは、チョッパ回路の一部ではなく、インバータ回路2の一部としてインバータ回路2の入力端に設けられてもよい。
また、このチョッパ回路1bは、送電側制御部7によってスイッチング動作が制御されることにより、力率改善回路(PFC:Power Factor Correction)としても機能するものである。すなわち、チョッパ回路1bは、全波整流電力を当該全波整流電力の周波数よりも十分に高い周波数で全波整流電力のゼロクロス点を基準にスイッチングすることにより、全波整流電力の電流の通流期間を広げて力率を改善する。なお一般に、チョッパ回路1bが力率改善回路として機能することは周知なので、ここではチョッパ回路1bの力率改善原理について詳細な説明を省略する。
インバータ回路2は、送電側制御部7から入力されるスイッチング信号(インバータ駆動信号)に基づいて上記送電側整流回路1aから供給される直流電力を所定周波数(駆動周波数)の交流電力に変換する電力変換回路である。すなわち、このインバータ回路2は、上記インバータ駆動信号によって複数のスイッチング素子(IGBT、パワーMOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)等)を駆動することにより、直流電力を駆動周波数でスイッチングして交流電力に変換する。このようなインバータ回路2は、上記駆動周波数の交流電力を送電側パッド3に出力する。
送電側パッド3は、例えば、送電コイル3a、送電コンデンサ3b及び第2コイル3cを含む共振回路であり、インバータ回路2から供給される交流電力に基づいて磁界を発生する。これら送電コイル3a、送電コンデンサ3b及び第2コイル3cのうち、送電コイル3aは、上記停車スペースに停車した移動体の所定箇所(受電コイル11aが設けられている箇所)と対向する位置に設けられている。例えば、上記送電コンデンサ3bは、可変コンデンサである。一方、第2コイル3cは、可変リアクトルである。
送電側電流/電圧センサ4は、送電装置S内の電流及び電圧を検出し、検出した電流及び電圧を示す検出信号を送電側制御部7に出力する。電流センサとしては、例えば、電流の通過する電線の周囲に発生する磁界をホール効果により測定するセンサや、電流の通過する電線に抵抗を挿入し抵抗で生じる電位降下を測定するセンサが使用可能である。電圧センサとしては、例えば、抵抗により電圧を分圧し、AD(Analog to Digital)コンバータで電圧をデジタル値に変換するセンサがある。この送電側電流/電圧センサ4において、電流センサは、インバータ回路2に入力される電流を検出するように設けられている。また、電圧センサは、インバータ回路2に入力される電圧を検出するように設けられている。
送電側通信部5は、受電装置Rの受電側通信部14と近距離無線通信を行う。なお、送電側通信部5と受電側通信部14との通信方式は、ZigBee(登録商標)やBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信あるいは光信号を用いた近距離光通信である。送電側通信部5は、電波を用いた通信方式の場合、アンテナを有し、光信号を用いた通信方式の場合、通信用の発光素子・受光素子を有する。
駆動部6は、送電側パッド3のインダクタンスやキャパシタンスを調整するために、可変コンデンサである送電コンデンサ3bや、可変リアクトルである第2コイル3cを駆動するモータ等の駆動装置であり、送電側制御部7から入力される制御指令に基づいて動作する。
送電側制御部7は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及び電気的に相互接続された各部と各種信号の送受信を行うインターフェイス回路等から構成されている。この送電側制御部7は、上記ROMに記憶された各種演算制御プログラムに基づいて各種の演算処理を行うと共に各部と通信を行うことにより送電装置Sの全体動作を制御する。なお、送電側制御部7の動作の詳細については、後述する。
一方、受電装置Rにおいて、受電側パッド11は、例えば、受電コイル11aと受電コンデンサとからなる共振回路であり、送電側パッド3により発生した磁界を介して電力を受ける。上記受電コイル11aは、移動体の底部または側部、上部等に設けられており、移動体が停車スペースに停車した場合に、送電装置Sを構成する送電コイル3aと近接した状態で対向する。
このような受電側パッド11は、受電コイル11aが送電側パッド3を構成する送電コイル3aと近接対向して磁気結合する。すなわち、受電側パッド11は、インバータ回路2によって送電コイル3aに供給された交流電力及び送電コイル3aと受電コイル11aとの結合係数に応じた交流電力を送電側パッド3から非接触で受電して受電側整流回路12aに出力する。すなわち、非接触給電システムは、磁界共鳴方式に準拠した非接触給電システムである。なお、上記実施形態は、磁界共鳴方式に準拠した非接触給電システムであるが、本発明は、電磁誘導方式にも適用可能である。
上記受電装置Rにおいて、受電側電力変換器12は、受電側整流回路12a及びフィルタ回路12bから構成されている。
受電側整流回路12aは、例えばダイオードブリッジから構成されており、上記受電側パッド11から供給される交流電力(受電電力)を全波整流してフィルタ回路12bに出力する。この受電側整流回路12aからフィルタ回路12bに供給される電力は、ダイオードブリッジで全波整流された全波整流電力である。
フィルタ回路12bは、例えば、リアクトル及びコンデンサから構成されており、上記受電側整流回路12aから供給される全波整流電力からノイズを除去すると共に平滑化してバッテリBに出力する。
受電側電流/電圧センサ13は、フィルタ回路12bからバッテリBに供給される直流電力の電流及び電圧を検出し、検出した電流及び電圧を示す検出信号を送電側制御部7に出力する。電流センサとしては、例えば、電流の通過する電線の周囲に発生する磁界をホール効果により測定するセンサや、電流の通過する電線に抵抗を挿入し抵抗で生じる電位降下を測定するセンサが使用可能である。電圧センサとしては、例えば、抵抗により電圧を分圧し、ADコンバータで電圧をデジタル値に変換するセンサがある。
受電側通信部14は、送電装置Sの送電側通信部5と近距離無線通信を行う。なお、送電側通信部5と受電側通信部14との通信方式は、ZigBee(登録商標)やBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信あるいは光信号を用いた近距離光通信である。
受電側通信部14は、電波を用いた通信方式の場合、アンテナを有し、光信号を用いた通信方式の場合、通信用の発光素子・受光素子を有する。
受電側制御部15は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及び電気的に相互接続された各部と各種信号の送受信を行うインターフェイス回路等から構成されている。この受電側制御部15は、上記ROMに記憶された各種演算制御プログラムに基づいて各種の演算処理を行うと共に各部と通信を行うことにより受電装置Rの全体動作を制御する。
バッテリBは、リチウムイオン電池等の二次電池であり、上記受電側整流回路12aから供給される直流電力を充電して蓄える。このバッテリBは、移動体の走行用モータを駆動するインバータ(走行用インバータ)あるいは/及び移動体の走行を制御する制御機器に接続されており、これら走行用インバータや制御機器に駆動電力を供給する。
次に、このように構成された非接触給電システムの動作について、詳しく説明する。
非接触給電システムでは、送電装置Sが配置された停車スペースに移動体が進入すると、送電装置Sが当該移動体の受電装置Rに対する給電を開始する。例えば、送電装置Sの送電側通信部5は、通信要求信号を一定周期で連続的に発信しており、一方、受電装置Rの受電側通信部14は、移動体が停車スペースに進入すると、上記通信要求信号の受信が可能になるので、当該通信要求信号に対して回答信号を送電側通信部5に送信する。送電側通信部5は、上記回答信号を受信すると、当該回答信号の受信を送電側制御部7に通知する。この結果、送電側制御部7は、移動体が給電可能エリア内に進入してきたことを判断(認識)する。そして、送電側制御部7は、受電装置Rに給電を開始するように、チョッパ回路1b及びインバータ回路2を制御する。
続いて、送電側制御部7は、インバータ回路2の入力電力によって示される情報であると共に、送電における電力効率に連動する電力効率連動値が、規定の電力効率を得ることが可能な範囲内であるか否か判断する(ステップS1)。具体的には、送電側制御部7は、インバータ回路2の入力インピーダンス(電力効率連動値)が、規定の電力効率を得ることが可能な範囲内であるか否か判断する。なお、上記範囲は、規定の電力効率を得ることが可能なものであると共に、インバータ回路2及び送電側パッド3の少なくとも一方の構成要素の耐圧を超えないことが可能な範囲であってもよい。また、上記電力効率とは、送電装置S内のある箇所での電力に対する受電装置R内のある箇所での電力の割合を示すものである。例えば、電力効率は、送電装置Sのインバータ回路2の入力の電力に対するバッテリBへ供給される電力の割合である。または、電力効率は、送電装置Sへ供給される商用電源からの電力に対するバッテリBへ供給される電力の割合である。この場合、送電側整流回路1aの入力端に電流/電圧センサが設けられることになる。
ここで、送電側制御部7は、上記入力インピーダンスを、送電側電流/電圧センサ4から入力される検出信号に基づいて算出する。つまり、送電側制御部7は、インバータ回路2に入力される電圧値を、インバータ回路2に入力される電流値によって除算することによって、インバータ回路2の入力インピーダンスを算出する。
上記入力インピーダンスとは、インバータ回路2の入力端から受電側を見たインピーダンスである。送電側パッド3と受電側パッド11との間の結合係数は位置ずれにより変化し、また、バッテリBのSOC(State Of Charge:充電状態)やバッテリBへの供給所望電力も充電状況により変化する。これらの変化により、チョッパ回路1bの入力インピーダンスは変化する。また、上記入力インピーダンスは、送電側パッド3のインダクタンスやキャパシタンスの変化、つまり、可変コンデンサである送電コンデンサ3bや、可変リアクトルである第2コイル3cが駆動部6によって駆動されることで変化する。
続いて、送電側制御部7は、インバータ回路2の入力インピーダンスが上述した範囲内でない場合(NOの場合)、上記入力インピーダンスが範囲内となるように、送電側パッド3のインダクタンス及びキャパシタンスの少なくとも一方を調整する(ステップS2)。つまり、送電側制御部7は、上記入力インピーダンスが範囲内となるように、駆動部6を制御し、該駆動部6に、送電側パッド3における可変コンデンサである送電コンデンサ3b及び可変リアクトルである第2コイル3cの少なくとも一方を駆動させる。
例えば、入力インピーダンスは、図4に示すように、第2コイル3cのインダクタンスの変化に応じてV字型に変化する。予め、駆動部6による駆動に連動した第2コイル3cのインダクタンスの変化に応じた大まかなインピーダンスの値を実験によって得る。そして、実験によって得られたデータに基づくデータテーブル、つまり、第2コイル3cのインダクタンス(あるいは駆動部6による第2コイル3cの駆動量)毎の大まかなインピーダンス(インピーダンスの範囲)が登録されたデータテーブル(図5参照)を作成し、送電側制御部7に予め記憶させる。
送電側制御部7は、上記入力インピーダンスが範囲内となるように、上記データテーブルに基づいて駆動部6を制御する。また、送電コンデンサ3bを駆動する場合には、送電コンデンサ3bのキャパシタに応じたデータテーブルを送電側制御部7に予め記憶させる。この結果、本実施形態では、インバータ回路2の入力インピーダンスが範囲内となり、規定の電力効率を得ることが可能となる。
このような本実施形態によれば、送電側制御部7は、インバータ回路2の入力インピーダンスが、規定の電力効率を得ることが可能な範囲内であるか否か判断する。つまり、送電側制御部7は、規定の電力効率が実現されているかを判断するために、送電装置S内の情報のみ(インバータ回路2の入力インピーダンス)を利用するため、受電装置Rと通信する必要がない。そして、インバータ回路2の入力インピーダンスが上述した範囲内でない場合には、送電側制御部7は、上記入力インピーダンスが範囲内となるように、送電側パッド3のインダクタンス及びキャパシタンスの少なくとも一方を調整する。これにより、通信を行うことなく、送電における電力効率を改善することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、例えば以下のような変形が考えられる。
(1)上記実施形態において、送電側制御部7は、電力効率連動値である上記入力インピーダンスが上述した範囲内でない場合には、該入力インピーダンスが範囲内となるように、送電側パッド3のインダクタンス及びキャパシタンスの少なくとも一方を調整したが、本発明はこれに限定されない。例えば、送電側制御部7は、電力効率連動値が上述した範囲内でない場合には、電力効率連動値が範囲内でないことを外部に通知、例えば、スピーカあるいは映像装置によって、受電装置Rが設けられた移動体を運転する運転手に通知するようにしてもよい。これにより、運転手が移動体を運転することによって、受電装置Rが設けられた移動体を適切な位置に移動することができる。
(2)上記実施形態において、送電側制御部7は、インバータ回路2の入力電力によって示される情報であると共に、送電における電力効率に連動する電力効率連動値である上記入力インピーダンスが、規定の電力効率を得ることが可能な範囲内であるか否か判断したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、送電側制御部7は、インバータ回路2の出力電力によって示される情報であると共に、送電における電力効率に連動する電力効率連動値が、規定の電力効率を得ることが可能な範囲内であるか否か判断するようにしてもよい。つまり、電力効率連動値が、インバータ回路2の出力インピーダンスや、インバータ回路2の出力電圧と出力電流との位相差であってもよい。なお、上記出力インピーダンスとは、インバータ回路2の出力端から受電側を見たインピーダンスである。
この際、送電側電流/電圧センサ4の電流センサは、インバータ回路2から出力される電流を検出するように設けられている。また、電圧センサは、インバータ回路2から出力される電圧を検出するように設けられている。
なお、送電側電流/電圧センサ4の電流センサや電圧センサについては、例えば、商用電源からの出力電流や出力電圧を検出する位置に設置するようにしてもよい。この際、送電側制御部7は、送電側電流/電圧センサ4の検出信号に基づいてインバータ回路2の入力電流や入力電圧、または出力電流や出力電圧を推定するようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、第2コイル3cは可変リアクトルであるが、可変リアクトルに代えて、図6(a)や(b)に示すリアクトルc1,c2,c3,c4とスイッチング素子SW1,SW2,SW3から構成され、スイッチング素子SW1,SW2,SW3をスイッチングすることでリアクトルc1,c2,c3,c4を切り替えることによってインダクタンスを変化する構成を用いてもよい。なお、この場合、スイッチング素子SW1,SW2,SW3の開閉は、送電側制御部7から入力される制御指令により制御されるため、駆動部6は、省略することができる。また、上述したように、送電側パッド3のキャパシタンスを変化させる場合、送電コンデンサ3bに代わって、図7に示すリアクトルc1,c2,c3,c4とスイッチング素子SW1,SW2,SW3との構成のように、コンデンサとスイッチング素子とを構成し、コンデンサを切り替えるようにしてもよい。
(4)上記実施形態において、電圧変換器としてチョッパ回路1bを用いているが、非絶縁型の電圧変換器であるチョッパ回路1bに代わって、絶縁型の電圧変換器であるトランスを用いてもよい。また、上記実施形態において、送電側整流回路1aや受電側整流回路12aとして、フルブリッジを用いたが、フルブリッジに代わってハーフブリッジを用いてもよい。また、上記実施形態において、負荷に応じてフィルタ回路12bの後段に電圧変換器を設けてもよい。
また、負荷としてバッテリBを設けているが、バッテリB以外の直流負荷(キャパシタ等の蓄電デバイスや発熱体等の抵抗負荷)、あるいは交流負荷(モータ等のインダクタンス負荷)を設けてもよい。なお、交流負荷を設ける場合には、交流電力を生成するために、フィルタ回路12bの後段に、インバータ回路等を設ける必要がある。また、交流電源である商用電源を用いているが、直流電源を用いてもよい。なお、直流電源を設ける場合には、送電側整流回路1aを削除する必要がある。
S…送電装置、R…受電装置、B…バッテリ、1…送電側電力変換器、2…インバータ回路、3…送電側パッド、4…送電側電流/電圧センサ、5…送電側通信部、6…駆動部、7…送電側制御部、11…受電側パッド、12…受電側電力変換器、13…受電側電流/電圧センサ、14…受電側通信部、15…受電側制御部、1a…送電側整流回路、1b…チョッパ回路、3a…送電コイル、3b…送電コンデンサ、3c …第2コイル、11a…受電コイル、12a…受電側整流回路、12b…フィルタ回路、c1,c2,c3,c4…リアクトル、SW1,SW2,SW3…スイッチング素子

Claims (6)

  1. 直流電力を交流電力に変換するインバータ回路と、前記交流電力に基づいて磁界を発生する送電側パッドとを具備し、受電装置に非接触給電する送電装置であって、
    前記インバータ回路の入力電力あるいは出力電力によって示される情報であると共に、給電における電力効率に連動する電力効率連動値が、規定の電力効率を得ることが可能な範囲内であるか否か判断する制御部を具備する送電装置。
  2. 前記制御部は、前記電力効率連動値が前記範囲内でない場合には、前記電力効率連動値が前記範囲内となるように、前記送電側パッドのインダクタンス及びキャパシタンスの少なくとも一方を調整する請求項1に記載の送電装置。
  3. 前記電力効率連動値は、前記インバータ回路の入力インピーダンスである請求項1または2に記載の送電装置。
  4. 前記電力効率連動値は、前記インバータ回路の出力インピーダンスである請求項1または2に記載の送電装置。
  5. 前記電力効率連動値は、前記インバータ回路の出力電圧と出力電流との位相差である請求項1または2に記載の送電装置。
  6. 前記範囲は、規定の電力効率を得ることが可能なものであると共に、前記インバータ回路及び前記送電側パッドの少なくとも一方の構成要素の耐圧を超えないことが可能な範囲である請求項1〜5のいずれか一項に記載の送電装置。
JP2014113452A 2014-05-30 2014-05-30 送電装置 Pending JP2015228739A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014113452A JP2015228739A (ja) 2014-05-30 2014-05-30 送電装置
CN201580018213.XA CN106165244A (zh) 2014-05-30 2015-05-01 非接触供电系统、受电装置及送电装置
PCT/JP2015/063092 WO2015182335A1 (ja) 2014-05-30 2015-05-01 非接触給電システム、受電装置及び送電装置
EP15799054.0A EP3157116A4 (en) 2014-05-30 2015-05-01 Contactless power-supplying system, power-receiving device, and power-transmitting device
US15/280,001 US10305334B2 (en) 2014-05-30 2016-09-29 Wireless power-supplying system, power-receiving device, and power-transmitting device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014113452A JP2015228739A (ja) 2014-05-30 2014-05-30 送電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015228739A true JP2015228739A (ja) 2015-12-17

Family

ID=54885910

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014113452A Pending JP2015228739A (ja) 2014-05-30 2014-05-30 送電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015228739A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108092415A (zh) * 2016-11-22 2018-05-29 拉碧斯半导体株式会社 无线供电装置、无线受电装置、无线电力传输系统和无线供电装置的电流测定方法
JP2018117511A (ja) * 2017-01-13 2018-07-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 送電装置、および当該送電装置を備える無線電力伝送システム
CN111194513A (zh) * 2017-10-11 2020-05-22 宝马股份公司 用于感应式充电系统的初级单元以及用于运行初级单元的方法
CN111835094A (zh) * 2019-04-16 2020-10-27 三星电子株式会社 无线电力发送装置及其用于供应无线电力的方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013027129A (ja) * 2011-07-20 2013-02-04 Toyota Industries Corp 給電側設備及び共鳴型非接触給電システム
JP2013070590A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Pioneer Electronic Corp 非接触電力送電装置、非接触電力受電装置、及び非接触給電システム
JP2013123306A (ja) * 2011-12-09 2013-06-20 Toyota Industries Corp 非接触電力伝送装置
WO2013098975A1 (ja) * 2011-12-27 2013-07-04 富士通株式会社 無線電力供給装置、無線電力供給システム及び無線電力供給方法
JP2013243882A (ja) * 2012-05-22 2013-12-05 Toyota Motor Corp 送電装置、受電装置、車両、および非接触給電システム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013027129A (ja) * 2011-07-20 2013-02-04 Toyota Industries Corp 給電側設備及び共鳴型非接触給電システム
JP2013070590A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Pioneer Electronic Corp 非接触電力送電装置、非接触電力受電装置、及び非接触給電システム
JP2013123306A (ja) * 2011-12-09 2013-06-20 Toyota Industries Corp 非接触電力伝送装置
WO2013098975A1 (ja) * 2011-12-27 2013-07-04 富士通株式会社 無線電力供給装置、無線電力供給システム及び無線電力供給方法
JP2013243882A (ja) * 2012-05-22 2013-12-05 Toyota Motor Corp 送電装置、受電装置、車両、および非接触給電システム

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108092415A (zh) * 2016-11-22 2018-05-29 拉碧斯半导体株式会社 无线供电装置、无线受电装置、无线电力传输系统和无线供电装置的电流测定方法
JP2018085831A (ja) * 2016-11-22 2018-05-31 ラピスセミコンダクタ株式会社 無線給電装置、無線受電装置、無線電力伝送システム、及び無線給電装置の電流測定方法
JP2022060555A (ja) * 2016-11-22 2022-04-14 ラピスセミコンダクタ株式会社 無線給電装置、及び無線給電装置の電流測定方法
JP7061837B2 (ja) 2016-11-22 2022-05-02 ラピスセミコンダクタ株式会社 無線給電装置、無線受電装置、無線電力伝送システム、及び無線給電装置の電流測定方法
CN108092415B (zh) * 2016-11-22 2023-03-10 拉碧斯半导体株式会社 无线供电装置、无线受电装置、无线电力传输系统和无线供电装置的电流测定方法
JP7241945B2 (ja) 2016-11-22 2023-03-17 ラピスセミコンダクタ株式会社 無線給電装置、及び無線給電装置の電流測定方法
JP2018117511A (ja) * 2017-01-13 2018-07-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 送電装置、および当該送電装置を備える無線電力伝送システム
JP7033718B2 (ja) 2017-01-13 2022-03-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 送電装置、および当該送電装置を備える無線電力伝送システム
CN111194513A (zh) * 2017-10-11 2020-05-22 宝马股份公司 用于感应式充电系统的初级单元以及用于运行初级单元的方法
CN111194513B (zh) * 2017-10-11 2023-10-27 宝马股份公司 感应式充电系统的初级单元以及用于运行初级单元的方法
CN111835094A (zh) * 2019-04-16 2020-10-27 三星电子株式会社 无线电力发送装置及其用于供应无线电力的方法
CN111835094B (zh) * 2019-04-16 2023-12-29 三星电子株式会社 无线电力发送装置及其用于供应无线电力的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6201896B2 (ja) 送電装置及び非接触給電システム
WO2015182335A1 (ja) 非接触給電システム、受電装置及び送電装置
WO2014196239A1 (ja) 給電装置、および非接触給電システム
US10097012B2 (en) Power supplying device and wireless power-supplying system
JP6079878B2 (ja) 給電装置、および非接触給電システム
WO2016002839A1 (ja) 受電装置、非接触給電システム及び送電装置
US20170129347A1 (en) Contactless power transmission system
EP3002849B1 (en) Bidirectional contactless power supply device
JP6089464B2 (ja) 非接触電力伝送装置
JP6206579B2 (ja) 給電装置及び非接触給電システム
JP5888468B2 (ja) 給電装置及び非接触給電システム
JP6390450B2 (ja) 非接触給電システムの送電装置
JP2015228739A (ja) 送電装置
JP6094204B2 (ja) ワイヤレス電力伝送システム
JP5761508B2 (ja) 電力伝送システム
JP6615575B2 (ja) 給電システム
JP2017212854A (ja) 非接触給電システム及び非接触電力伝送システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171017

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20171213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180220

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180403