JP2009067520A - エレベータの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 蓄電部39に流れ込む充電電流を検出して充電電流検出信号を発生し、蓄電部39から流れ出る放電電流を検出して放電電流検出信号を発生する電流検出器37と、充電電流検出信号と充電時間とに基づいて充電容量値を求めると共に、放電電流検出信号と該放電時間とに基づいて第1放電容量値を求め、充電容量値から該第1放電容量値を減算して蓄電容量値を求めて記憶する蓄電容量算出部100と、休止信号に基づいてスイッチ65が動作した後、蓄電部39からの第2放電容量値を放電電流検出信号と放電時間とに基づいて求め、蓄電容量値から該第2放電容量値を減算して今回蓄電容量値を求める第1容量算出部110とを備えたものである。
【選択図】 図1
Description
また、容量蓄積装置にて待機状態で稼動する必要のない機器を停止し、供給する容量を抑えることにより、無駄な容量の消費を抑えることができる。
これにより、蓄電手段の容量値を知ることができるという効果がある。
これにより、休止モードでは、充放電制御手段への電源供給をも遮断できるので、一層の省エネルギーになる。
これにより、休止モードでは、充放電制御手段への電源供給をも遮断できるので、一層の省エネルギー図りながら蓄電手段の蓄電量を容易に検知できる。
本発明の一実施の形態を図1及び図2によって説明する。図1は本発明の一実施の形態を示すエレベータの制御装置の全体図、図2は図1に示す制御器の内部構成図である。
図1において、三相交流電源3から直流電源を得る直流変換手段としてのコンバータ5と、コンバータ5の出力に接続され、脈動電圧を平滑化するコンデンサ6と、抵抗7と回生トランジスタ8とが直列接続された回生容量消費回路がコンデンサ6に並列接続されている。コンバータ5の出力には、直流電圧を有する直流電源から可変電圧可変周波数の三相交流電圧を有する交流電源を得る可変電圧手段としてのインバータ9を有しており、インバータ9の出力により駆動される三相のモータ10を備えている。
また、昇降路には、かご16が終端に近づいた場合に動作する安全スイッチなどを有する安全機器29を備えている。
そして、ダイオード33と並列にインダクタンス35を介して蓄電池から成る蓄電手段としての蓄電部39に接続されており、蓄電部39に流れ込む充電電流を検出して充電検出信号を発生すると共に、蓄電部39から流れ出る放電電流を検出して放電電流検出信号を発生する電流検出器37が設けられている。蓄電部39には、電圧値の大きさを変換する変換器60が接続されており、変換器60の出力からトランジスタ31を制御する充放電制御器50と制御手段としての制御器70とに接続されて電源を供給している。
充放電制御器50は、蓄電部30の端子電圧が予め定められた第1基準電圧値よりも低いと共に、コンデンサ6の端子電圧を検出して該端子電圧が予め定めた第1電圧閾値よりも高くなると、トランジスタ31をオン・オフ制御して蓄電部39を充電するように形成されている。さらに、充放電制御器50は、蓄電部30の端子電圧を検出して端子電圧が予め定められた第1基準電圧値よりも高いと共に、コンデンサ6の端子電圧が予め定めた上記第1電圧閾値よりも低くなると、トランジスタ31をオン・オフ制御して蓄電部39からコンデンサ6に放電するように形成されている。
第1容量算出部110は、第1スイッチ65がオンからオフ動作した状態において、電流検出器37の放電電流検出信号と放電時間との積に基づいて放電容量値を求め、上記蓄電容量値から該放電容量値を減算した今回蓄電容量値を求めるように形成されている。
指令生成部81には、かご16が停止して一定時間経過後に、通常モードから休止モードになったと判断して休止信号を発生して第1スイッチ65をオンからオフにする休止モード判定部81aを有している。
<通常モード>
いま、かご16が定格負荷で、一定走行により下降運転しているとすると、モータ10から回生電力を生じてコンデンサ6の両端電圧が上昇する。このため、充放電制御器50は、蓄電部39の端子電圧を検出して該端子電圧が第1基準電圧値よりも低いと共に、コンデンサ6の端子電圧を検出して該端子電圧が第1電圧閾値よりも高くなると、トランジスタ31をオン・オフ制御して充電電流により蓄電部39を充電する。この際に、蓄電容量算出部100は、電流検出器37により検出した充電電流検出信号と充電時間との積により充電容量値を求めて記憶する。
いま、休止モード判定部81aは、駆動制御部81がモータ10の停止指令信号によりかご16が走行しているか否かを判定し(ステップS101)、走行していないと判定すると、かご16が予め定められた一定時間停止しているか否かを判定し、かご16が戸閉め待機状態にて一定時間停止していると、休止モードが確定する(ステップS103)。休止モードが確定すると、休止モード判定部81aは、休止信号を発生して第1スイッチ65をオフして第1制御部80の電源を遮断すると共に、第2制御部90には、蓄電部39から変換器60を介して電源が供給され続ける(ステップS105)。
なお、上記ステップS109において、今回蓄電容量値が予め定められた蓄電閾値よりも低いと判定され場合には、上記通常モードに復帰する(ステップS113)。
本発明の他の実施の形態を図4によって説明する。図4は他の実施の形態を示すエレベータの制御装置の全体図で、図4中、図1と同一符号は、同一部分を示し説明を省略する。
図4において、第2スイッチ203は、蓄電部39から充放電制御器200への電源供給をオン・オフさせるもので、充放電制御器200と変換器60との間に設けられている。第3スイッチ手段としての測定スイッチ205は、変換器60の出力と第2制御部90との間に設けられている。
なお、充放電制御器200は、充放電制御器50と同様な蓄電部39を充放電する機能を有している。
上記実施形態1及び図5に示すように、休止モード判定部81aは、休止モードが確定するか否かを判定し(ステップS201)、確定すると、第1スイッチ65をオフし、第2スイッチ203,測定スイッチ205をオンする(ステップS203)。蓄電部39から充放電制御器200,乗場制御器92に第1放電電流I1が流れ、第2容量算出部210は、第1放電電流I1を電流検出器37により検出して記憶する(ステップS205)。
なお、上記ステップS203〜S211の実行中に、乗場釦が押されてかご呼び信号が発生すると(ステップS213)、通常モードに復帰し(ステップS215)、上記測定を中止する。
上記実施形態1と同様にして図6に示すように、休止モードを確定すると(ステップS201)、第1及び第2スイッチ65,203をオフして第1制御部80、充放電制御器50の電源を遮断すると共に、測定スイッチ205がオン状態であるから第2制御部90には、蓄電部39から変換器60を介して電源が供給される(ステップS305)。
これにより、休止モードでは、充放電制御器200への電源供給をも遮断できるので、一層の省エネルギー図りながら蓄電部39の蓄電量を容易に検知できる。
Claims (5)
- かごを昇降させるモータと、
交流電源を直流電源に変換する直流変換手段と、
前記直流電源を可変電圧可変周波数の交流電源に変換すると共に、前記モータを駆動する可変電圧手段と、
前記モータの速度指令信号、停止指令信号を生成して前記可変電圧手段に前記速度指令信号、停止指令信号を与える指令生成手段と、
前記かごを停止するブレーキ手段を駆動すると共に、前記指令生成手段を含む第1制御部を有し、前記かご呼び信号を発生する乗場呼び操作部を駆動する第2制御部を有する制御手段と、
前記直流電源からの電流を貯蔵する蓄電手段と、
前記停止指令信号に基づいて前記かごが通常モードから休止モードへ移行したことを判定すると共に、前記休止モードに移行したとの判定により休止信号を発生する休止モード判定手段と、
前記休止信号に基づいて前記蓄電手段から前記第2制御部に電流を供給すると共に、前記第1制御部に流れている電流を遮断する第1スイッチ手段と、
を備えたことを特徴とするエレベータの制御装置。 - 前記直流電圧が予め定められた閾値よりも低いと前記直流電源に放電すると共に、前記直流電圧が前記閾値よりも高いと前記直流電源からの電流を前記蓄電手段に充電する充放電制御手段と、
前記蓄電手段に流れ込む充電電流を検出して充電電流検出信号を発生すると共に、前記蓄電手段から流れ出る放電電流を検出して放電電流検出信号を発生する電流検出手段と、
前記充電電流検出信号と充電時間とに基づいて充電容量値を求めると共に、前記放電電流検出信号と該放電時間とに基づいて第1放電容量値を求め、前記充電容量値から該第1放電容量値を減算して蓄電容量値を求めて記憶する蓄電容量算出手段と、
前記休止信号に基づいて前記第1スイッチ手段が動作した後、前記蓄電手段からの第2放電容量値を前記放電電流検出信号と放電時間とに基づいて求め、前記蓄電容量値から該第2放電容量値を減算して今回蓄電容量値を求める第1容量算出手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御装置。 - 前記休止信号に基づいて前記充放電制御手段への電源を遮断する第2スイッチ手段を、
備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のエレベータ制御装置。 - 前記第2制御部には、前記第2スイッチ手段のオフ時間を測定する時間測定手段を有しており、
前記蓄電部と前記第2制御部とを開閉する第3スイッチ手段と、
前記第1容量算出手段の代わりに、
前記休止モードに以降した後、前記第1スイッチ手段がオフされ、前記第2及び第3スイッチ手段をオンにした後、前記電流検出段からの第1放電電流信号を記憶し、前記第3スイッチ手段をオフにして前記第2制御部に流れる第2放電電流信号を記憶し、前記第1放電電流信号から前記第2放電電流信号を減算して第3放電電流信号を求めて記憶すると共に、前記第2スイッチ手段により前記蓄電手段からの電源供給がオン・オフされる第2容量算出手段とを備え、
前記時間測定手段は前記休止信号に基づいて前記オフ時間を測定し、
前記第2容量算出手段は、前記呼び信号の発生に基づいて前記休止モードから前記通常モードに復帰した際に、前記第3放電電流信号と前記オフ時間とに基づいて放電容量を求めて前記今回容量値を前記蓄電容量値とする、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載のエレベータの制御装置。 - 前記呼び信号の発生に基づいて前記第2容量算出手段の演算を停止すると共に、前記通常モードに復帰する、
ことを特徴とする請求項4に記載のエレベータの制御装置。
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