JP2019108203A - 巻胴式エレベータ - Google Patents
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Abstract
【課題】停電時に蓄電池からの電力供給量を抑制しつつ、エレベータの運転効率の向上を図りながらかごの走行をし、電源復帰の際にも、かごを円滑に走行する巻胴式のエレベータを提供する。【解決手段】第1の蓄電地31からの電力供給によりモータ22を駆動してかごが上昇方向へ走行する速度を定格速度よりも低くし、下降方向へ定格速度により走行する速度指令信号を発生する蓄電池運転指令部503を有し、停電復帰の際にかごが走行中であれば、かごを最寄階に到着後、第1の蓄電地31を切り離した後、商用電源に基づいてかごを定格速度により走行すると共に、かごの停止信号が発生していて、呼び指令信号が発生すると商用電源に基づいてかごを定格速度により走行する復帰運転切換え部601とを備える。【選択図】図2
Description
本発明は、巻胴式エレベータに関するものである。
エレベータでは、カ行時は蓄電手段から電力を供給し、回生時には回生エネルギを蓄電手段に蓄えるようにして平常電源時及び停電時ともエレベータを運転可能にする蓄電手段併用の可変電圧可変周波数制御方式のエレベータ装置が知られている。下記特許文献1に記載のように、停電運転時の走行速度を平常電源時の定格速度より下げる速度パターン発生手段を備え、このとき、走行速度は平常電源時の定格速度より低く設定されているので、力行電力が小さくなり、これに伴い時間当りの蓄電手段の放電量は、走行速度を下げたものに見合う分だけ少なくなる。
また、下記特許文献2に記載のように、モータへ供給する電源の遮断を検出する停電検出部と、停電検出部によって電源の遮断が検出されたとき、エレベータに電力を供給する蓄電手段と、蓄電手段によりかごを走行させるときの走行速度及び加速度が所定の速度及び所定の加速度にそれぞれ設定された運転パターンを複数格納した運転パターン記憶部と、停電検出部によって電源の遮断が検出されたとき、かごの走行方向及び積載荷重に基づいてモータの負荷を推定し、運転パターン記憶部からモータの負荷に対応する運転パターンを選択する運転方式設定部と、運転方式設定部で選択された運転パターンでかごを走行させる制御を行う制御装置と、を備えものがある。これにより、停電が継続しているときでも、蓄電手段の電力供給を抑えながら、かごを運転パターンにより走行できるので、エレベータ利用者の利便性を向上させることができる。
上記特許文献1では、上昇及び下降共に、かごの走行速度が低下するので、巻胴式のエレベータには、適用しにくい。かごの下降側では、常に下降側にひかれるトルクが生じるので、走行速度を低下する必要性がないからである。また、上記特許文献2では、かごの走行方向及び積載荷重に基づいてモータの負荷を推定し、運転パターン記憶部からモータの負荷に対応する運転パターンを選択する運転方式設定部と、運転方式設定部で選択された運転パターンでかごを走行させるので、かご内の負荷とかごの走行方向とに応じてかごの速度を変えることができる。しかし、上記モータの負荷を推定する手段や、運転パターンを生成しなければならず、装置が複雑になっていた。
加えて、停電から商用電源が復帰した際に、蓄電手段からの電力供給に基づいて、かごが加速している状態で、即座に蓄電手段から商用電源に切換えて、商用電源からの電力供給に基づいて、かごの加速を継続すると、蓄電手段から商用電源への切換え時間により、かご内の乗り心地が悪くなるという課題を見出したのである。この点、上記特許文献1及び2ともに、停電から商用電源が復帰した際のエレベータのかごの運転状態に関しては記載されていない。
すなわち、蓄電手段によってかごを走行していた際に、停電から商用電源の復帰の際のかごの動きにより、かごの乗り心地を悪化するという課題を見出したのである。
加えて、停電から商用電源が復帰した際に、蓄電手段からの電力供給に基づいて、かごが加速している状態で、即座に蓄電手段から商用電源に切換えて、商用電源からの電力供給に基づいて、かごの加速を継続すると、蓄電手段から商用電源への切換え時間により、かご内の乗り心地が悪くなるという課題を見出したのである。この点、上記特許文献1及び2ともに、停電から商用電源が復帰した際のエレベータのかごの運転状態に関しては記載されていない。
すなわち、蓄電手段によってかごを走行していた際に、停電から商用電源の復帰の際のかごの動きにより、かごの乗り心地を悪化するという課題を見出したのである。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、簡易に停電時に蓄電手段からの電力供給量を抑制しつつ、エレベータの運転効率の向上を図りながらかごの走行を継続し得ると共に、蓄電手段の容量を抑えて、停電の復帰の際にも、つまり、かごの運転状態や、蓄電手段から商用電源への切換え時間に拘わらず、かごを円滑に走行し得る巻胴式のエレベータを提供することを目的とする。
第1の発明に係る巻胴式のエレベータは、電力供給を受けて、呼び指令信号に基づいて可変電圧可変周波数を発生する電力変換手段によりモータを駆動制御して巻上機を介してかごを昇降する巻胴式のエレベータにおいて、
前記商用電源に基づいて前記呼び指令信号の発生により前記かごを上昇方向及び下降方向へ定格速度により走行するための第1の速度指令信号を発生して前記電力変換手段を介して前記モータを駆動制御する通常運転指令手段と、
前記商用電源の停電を検出して停電検出信号を発生する停電検出手段と、
前記停電検出信号に基づいて前記モータに電力を供給すると共に、充放電可能な第1の蓄電手段と、
前記かごが停止しているか否かを判断して、停止していると判断すると、停止信号を発生する停止検出手段と、
前記停電検出信号の発生に基づいて、前記商用電源を切離すと共に、前記第1の蓄電手段により前記モータに電力供給を成す第1の切換え手段と、
前記第1の切換え手段の切換えにより前記第1の蓄電手段からの電力供給をしながら、前記呼び指令信号に基づいて前記モータを駆動して前記かごが上昇方向へ走行する第1の速度を前記定格速度よりも低くすると共に、前記かごが下降方向へ走行する速度を前記第1の速度よりも高い第2の速度により前記かごを走行するための第2の速度指令信号を発生して前記電力変換手段を介して前記モータを駆動制御する蓄電運転指令手段と、
前記停電検出信号が発生からオフすると共に、前記停止信号の発生に基づいて前記第1の切換え手段により、前記第1の蓄電手段を切り離してから、前記蓄電運転指令手段から前記通常運転指令手段に切換える復帰切換え手段と、を備えたことを特徴とするものである。
前記商用電源に基づいて前記呼び指令信号の発生により前記かごを上昇方向及び下降方向へ定格速度により走行するための第1の速度指令信号を発生して前記電力変換手段を介して前記モータを駆動制御する通常運転指令手段と、
前記商用電源の停電を検出して停電検出信号を発生する停電検出手段と、
前記停電検出信号に基づいて前記モータに電力を供給すると共に、充放電可能な第1の蓄電手段と、
前記かごが停止しているか否かを判断して、停止していると判断すると、停止信号を発生する停止検出手段と、
前記停電検出信号の発生に基づいて、前記商用電源を切離すと共に、前記第1の蓄電手段により前記モータに電力供給を成す第1の切換え手段と、
前記第1の切換え手段の切換えにより前記第1の蓄電手段からの電力供給をしながら、前記呼び指令信号に基づいて前記モータを駆動して前記かごが上昇方向へ走行する第1の速度を前記定格速度よりも低くすると共に、前記かごが下降方向へ走行する速度を前記第1の速度よりも高い第2の速度により前記かごを走行するための第2の速度指令信号を発生して前記電力変換手段を介して前記モータを駆動制御する蓄電運転指令手段と、
前記停電検出信号が発生からオフすると共に、前記停止信号の発生に基づいて前記第1の切換え手段により、前記第1の蓄電手段を切り離してから、前記蓄電運転指令手段から前記通常運転指令手段に切換える復帰切換え手段と、を備えたことを特徴とするものである。
このような巻胴式のエレベータによれば、第1の切換え手段が停電検出信号の発生に基づいて、商用電源を切離すと共に、第1の蓄電手段によりモータに電力供給を成し得る。蓄電運転指令手段は第2の速度指令信号を発生して、第1の蓄電手段からの電力供給により電力変換手段を介してモータを駆動制御して上昇方向へ走行する速度を定格速度よりも低い第1の速度でかごを走行する。一方、蓄電運転指令手段は、かごを下降方向へ走行する速度を第1の速度よりも高い第2の速度により走行する第2の速度指令信号を発生する。
これにより、停電時でも呼び指令信号に従ってかごを走行しながら、下降方向への走行速度が上昇方向よりも高いので、下降方向の運転効率を犠牲にすることなく、しかも、上昇方向の速度を定格速度よりも低い第2の速度にすることにより、電力供給量を減少したので、第1の蓄電手段の容量を減少できる。
これにより、停電時でも呼び指令信号に従ってかごを走行しながら、下降方向への走行速度が上昇方向よりも高いので、下降方向の運転効率を犠牲にすることなく、しかも、上昇方向の速度を定格速度よりも低い第2の速度にすることにより、電力供給量を減少したので、第1の蓄電手段の容量を減少できる。
さらに、復帰切換え手段は、停電検出信号のオフにより商用電源の電源復帰を検出し、かごの停止を示す停止信号が発生していないと、蓄電運転指令手段により、第1の蓄電手段からの電力供給に基づいて、かごの走行を継続してモータを駆動制御し、かごを目的階又は最寄階に到着して停止する。その後、復帰切換え手段は、蓄電運転指令手段から通常運転指令手段に切換え、通常運転指令手段は、商用電源に基づいてかごを定格速度により走行する。一方、復帰切換え手段は、商用電源の復帰の際に、かごが停止中であれば、通常運転指令手段に切換えて、通常運転指令手段が呼び指令信号により第1の速度指令信号を発生して、商用電源からの電力供給によりモータを駆動制御して、かごを定格速度により走行する。これにより、停電の復帰における蓄電運転指令手段から通常運転指令手段への切換えを円滑に行うので、かご内の乗客に不快感を与えることなく、円滑にかごを停止走行できる。
ここで、第1の速度は、第1の蓄電手段の容量を抑制するために、定格速度の半分程度が好ましいが、定格速度の1/4でも良い。運転効率の観点から第2の速度は定格速度が好ましいが、定格速度の3/4でも良い。また、第1の蓄電手段としては、蓄電手段、二次電池、電気二重層コンデンサなどを例示できる。
停電検出手段は、瞬停では、停電検出信号を発生しないことが好ましい、瞬停であれば、通常運転指令手段によりかごを運転することが好ましいからである。
なお、モータは、誘導型でも同期型でも良く、三相が好ましい。
ここで、第1の速度は、第1の蓄電手段の容量を抑制するために、定格速度の半分程度が好ましいが、定格速度の1/4でも良い。運転効率の観点から第2の速度は定格速度が好ましいが、定格速度の3/4でも良い。また、第1の蓄電手段としては、蓄電手段、二次電池、電気二重層コンデンサなどを例示できる。
停電検出手段は、瞬停では、停電検出信号を発生しないことが好ましい、瞬停であれば、通常運転指令手段によりかごを運転することが好ましいからである。
なお、モータは、誘導型でも同期型でも良く、三相が好ましい。
第2の発明に係る巻胴式のエレベータは、前記第1の蓄電手段の容量よりも少ないと共に、前記第1の蓄電手段よりも発生電圧が低い充放電可能な第2の蓄電手段と、
前記かごが階間に停止したことを検出して階間停止信号を発生する階間停止検出手段と、
前記階間停止信号が発生していて、前記停電検出信号も発生していると、前記第1の蓄電手段からの電力供給を切離すと共に、前記第2の蓄電手段から前記モータに電力供給し得る第2の切換え手段と、
前記第2の切換え手段が動作した後、前記第2の蓄電手段からの電力供給に基づいて前記モータを駆動して前記かごを下降方向に走行して戸開可能なドアゾーンにて停止する第3の速度指令信号を発生して前記電力変換手段を介して前記モータを駆動制御する救出運転指令手段と、を備えることが好ましい。
このような巻胴式エレベータによれば、第1の蓄電手段から電力供給を受けている状態で、階間停止検出手段が階間停止信号を発生すると、第2の切換え手段が第1の蓄電手段を切離すと共に、第2の蓄電手段に切換えた後、救出運転指令手段が第3の速度指令信号を発生して、第2の蓄電手段からの電力供給によりモータを駆動制御してかごを下降方向に走行して最寄階又は目的階のドアゾーンに進入後に停止する。これにより、かごが階間に停止しても、第2の蓄電手段がバックアップとしてかごを下降方向の最寄階又は目的階まで走行して停止することで、乗客をかごから救出できる。
ここで、第2の蓄電手段からの電力供給を受けてかごを走行するのを下降方向に限定したのは、巻胴式のエレベータのため、常に下降方向に引っ張るトルクが生じる。これにより、かごを上昇方向に走行する場合に比べて、モータから発生すべきトルクを少なくできる。これにより、第2の蓄電手段は、容量が第1の蓄電手段よりも少なくて済み、第1の蓄電手段より発生電圧も低くてすむから小型化が可能となる。また、第2の蓄電手段としては、蓄電池、二次電池、電気二重層コンデンサを例示できる。
前記かごが階間に停止したことを検出して階間停止信号を発生する階間停止検出手段と、
前記階間停止信号が発生していて、前記停電検出信号も発生していると、前記第1の蓄電手段からの電力供給を切離すと共に、前記第2の蓄電手段から前記モータに電力供給し得る第2の切換え手段と、
前記第2の切換え手段が動作した後、前記第2の蓄電手段からの電力供給に基づいて前記モータを駆動して前記かごを下降方向に走行して戸開可能なドアゾーンにて停止する第3の速度指令信号を発生して前記電力変換手段を介して前記モータを駆動制御する救出運転指令手段と、を備えることが好ましい。
このような巻胴式エレベータによれば、第1の蓄電手段から電力供給を受けている状態で、階間停止検出手段が階間停止信号を発生すると、第2の切換え手段が第1の蓄電手段を切離すと共に、第2の蓄電手段に切換えた後、救出運転指令手段が第3の速度指令信号を発生して、第2の蓄電手段からの電力供給によりモータを駆動制御してかごを下降方向に走行して最寄階又は目的階のドアゾーンに進入後に停止する。これにより、かごが階間に停止しても、第2の蓄電手段がバックアップとしてかごを下降方向の最寄階又は目的階まで走行して停止することで、乗客をかごから救出できる。
ここで、第2の蓄電手段からの電力供給を受けてかごを走行するのを下降方向に限定したのは、巻胴式のエレベータのため、常に下降方向に引っ張るトルクが生じる。これにより、かごを上昇方向に走行する場合に比べて、モータから発生すべきトルクを少なくできる。これにより、第2の蓄電手段は、容量が第1の蓄電手段よりも少なくて済み、第1の蓄電手段より発生電圧も低くてすむから小型化が可能となる。また、第2の蓄電手段としては、蓄電池、二次電池、電気二重層コンデンサを例示できる。
第3の発明に係る巻胴式のエレベータは、前記第1の蓄電手段の残存容量を検出する残存容量検出手段と、
前記残存容量が予め定められた閾値によりも低下すると、容量低下信号を発生する容量判断手段と、
前記容量低下信号に基づいて、前記かごの走行を制限するための第4の速度指令信号を発生して前記電力変換手段を介して前記モータを駆動制御する運転制限指令手段と、を備えることが好ましい。
これにより、第1の蓄電手段の放電可能な容量が減少すると、残存容量検出手段が残存容量を検出し、容量判断手段は、残存容量が予め定めた閾値よりも低下すると、容量低下信号を発生し、運転制限指令手段は、容量低下信号に基づいてかごの走行を制限する第4の速度指令信号を発生するので、第1の蓄電手段の残存容量の低下に応じて、かごを走行できる。したがって、乗客の利便性を向上し得る。また、運転制限指令手段は、かごの可能走行回数を制限しても良いし、かごの上昇方向の第1の速度をさらに低下しても良いし、かごがドアゾーン内に停止していれば、次のかごの走行を不可としても良い。したがって、運転制限指令手段からの第4の速度指令信号の発生回数がゼロということもあり得る。
ここで、残存容量検出手段は、第1の蓄電手段の発生電圧を検出する電圧検出手段と、この電圧検出手段が検出した電圧値が予め定められた第1の電圧閾値以下になると、低電圧信号を発生する低電圧判断手段とから成ることが好ましい。第1の蓄電手段の検出した電圧値と、その電圧値が第1の電圧閾値以下となるか否かにより第1の蓄電手段の残存容量が判断できるので、残存容量判断手段が簡易となる。
加えて、上記低電圧判断手段の代わりに、電圧変動判断手段を設け、この電圧変動判断手段は、第1の蓄電手段から発生する電圧を電圧検出手段が検出して、電圧の変動量となる時間の微分値が予め定めた電圧変動量の閾値よりも越えたら、低電圧信号を発生しても良い。すなわち、第1の蓄電手段の発生電圧が急激に低下することを検出して、低電圧信号を発生して、運転制限指令手段を動作することになる。
前記残存容量が予め定められた閾値によりも低下すると、容量低下信号を発生する容量判断手段と、
前記容量低下信号に基づいて、前記かごの走行を制限するための第4の速度指令信号を発生して前記電力変換手段を介して前記モータを駆動制御する運転制限指令手段と、を備えることが好ましい。
これにより、第1の蓄電手段の放電可能な容量が減少すると、残存容量検出手段が残存容量を検出し、容量判断手段は、残存容量が予め定めた閾値よりも低下すると、容量低下信号を発生し、運転制限指令手段は、容量低下信号に基づいてかごの走行を制限する第4の速度指令信号を発生するので、第1の蓄電手段の残存容量の低下に応じて、かごを走行できる。したがって、乗客の利便性を向上し得る。また、運転制限指令手段は、かごの可能走行回数を制限しても良いし、かごの上昇方向の第1の速度をさらに低下しても良いし、かごがドアゾーン内に停止していれば、次のかごの走行を不可としても良い。したがって、運転制限指令手段からの第4の速度指令信号の発生回数がゼロということもあり得る。
ここで、残存容量検出手段は、第1の蓄電手段の発生電圧を検出する電圧検出手段と、この電圧検出手段が検出した電圧値が予め定められた第1の電圧閾値以下になると、低電圧信号を発生する低電圧判断手段とから成ることが好ましい。第1の蓄電手段の検出した電圧値と、その電圧値が第1の電圧閾値以下となるか否かにより第1の蓄電手段の残存容量が判断できるので、残存容量判断手段が簡易となる。
加えて、上記低電圧判断手段の代わりに、電圧変動判断手段を設け、この電圧変動判断手段は、第1の蓄電手段から発生する電圧を電圧検出手段が検出して、電圧の変動量となる時間の微分値が予め定めた電圧変動量の閾値よりも越えたら、低電圧信号を発生しても良い。すなわち、第1の蓄電手段の発生電圧が急激に低下することを検出して、低電圧信号を発生して、運転制限指令手段を動作することになる。
第4の発明に係る巻胴式のエレベータは、前記第1の蓄電手段の発生電圧を検出する電圧検出手段と、
前記電圧検出手段が検出した電圧値が予め定められた第1の電圧閾値よりも高い第2の電圧閾値を越えると過電圧信号を発生する過電圧判断手段と、
前記停電検出信号が発生した後、前記モータから発生する回生電力を前記第1の蓄電手段に充電する充電手段と、
前記過電圧信号に基づいて前記第1の蓄電手段が過充電となることを防止する過充電防止手段と、を備えることが好ましい。
これにより、商用電源が停電していても、モータからの回生電力を充電手段により第1の蓄電手段に充電できる。従って、充電しない場合に比べて第1の蓄電手段の放電可能な容量が増加し得るので、かごを運転する回数などを増加できる。また、第1の蓄電手段は、過充電防止手段により過充電も防止できるので、第1の蓄電池が適切な使い方を維持できる。
前記電圧検出手段が検出した電圧値が予め定められた第1の電圧閾値よりも高い第2の電圧閾値を越えると過電圧信号を発生する過電圧判断手段と、
前記停電検出信号が発生した後、前記モータから発生する回生電力を前記第1の蓄電手段に充電する充電手段と、
前記過電圧信号に基づいて前記第1の蓄電手段が過充電となることを防止する過充電防止手段と、を備えることが好ましい。
これにより、商用電源が停電していても、モータからの回生電力を充電手段により第1の蓄電手段に充電できる。従って、充電しない場合に比べて第1の蓄電手段の放電可能な容量が増加し得るので、かごを運転する回数などを増加できる。また、第1の蓄電手段は、過充電防止手段により過充電も防止できるので、第1の蓄電池が適切な使い方を維持できる。
第5の発明に係る巻胴式のエレベータは、前記モータの電流を検出して電流検出信号を発生する電流検出手段と、
前記第2の速度指令信号に基づいて前記モータに流す電流を指令する電流指令信号と前記電流検出信号との差が予め定めた電流閾値を越えると異常信号を発生する異常判断手段とを備え、
前記異常信号に基づいて前記蓄電運転指令手段から前記運転制限指令手段に切換えて、前記運転制限指令手段を実行する、ことが好ましい。
これにより、異常判断手段が電流指令信号と電流検出信号との差が閾値を越えると、異常信号を発生して、蓄電運転指令手段から運転制限指令手段に切換えて運転制限指令手段を実行する。したがって、第1の蓄電手段の残存容量を電流指令信号と電流検出信号との差に基づいて判断できるので、第1の蓄電手段の容量の状態を適切に把握して、タイミング良く運転制限指令手段を動作し得る。
前記第2の速度指令信号に基づいて前記モータに流す電流を指令する電流指令信号と前記電流検出信号との差が予め定めた電流閾値を越えると異常信号を発生する異常判断手段とを備え、
前記異常信号に基づいて前記蓄電運転指令手段から前記運転制限指令手段に切換えて、前記運転制限指令手段を実行する、ことが好ましい。
これにより、異常判断手段が電流指令信号と電流検出信号との差が閾値を越えると、異常信号を発生して、蓄電運転指令手段から運転制限指令手段に切換えて運転制限指令手段を実行する。したがって、第1の蓄電手段の残存容量を電流指令信号と電流検出信号との差に基づいて判断できるので、第1の蓄電手段の容量の状態を適切に把握して、タイミング良く運転制限指令手段を動作し得る。
本発明によれば、簡易に停電時に蓄電手段からの電力供給量を抑制しながら、運転効率の向上を図り、かごの走行を継続し得ると共に、蓄電手段の容量を抑制しつつ、停電から商用電源の復帰の際にも、乗客にとって利便性の良くかごを円滑に走行し得る巻胴式のエレベータを提供することができる。
実施の形態1.
本発明の一実施の形態を図1から図4によって説明する。図1は、本発明の一実施の形態による巻胴式のエレベータの全体正面図である。図1において、個人住宅などに施設される巻胴式のエレベータ1は、三停止で各階にかご5の乗場を有する三階建ての住宅に設置されており、昇降路3の底部に緩衝器7が設置されている。かご5の一端部5aにロープ9の一端部が連結固定され、昇降路3の上部に設けられた吊り車11を介して、ロープ9の他端部が昇降路3の下部に設けられた巻上機13の巻胴13aに連結固定されている。昇降路3の天部から底部まで板状のテープ10が設けられており、テープ10に板状のカム15a,15b,15cがそれぞれ1階から3階に対応して固定されている。巻胴13aを回転する駆動源となるモータ22を有している。
本発明の一実施の形態を図1から図4によって説明する。図1は、本発明の一実施の形態による巻胴式のエレベータの全体正面図である。図1において、個人住宅などに施設される巻胴式のエレベータ1は、三停止で各階にかご5の乗場を有する三階建ての住宅に設置されており、昇降路3の底部に緩衝器7が設置されている。かご5の一端部5aにロープ9の一端部が連結固定され、昇降路3の上部に設けられた吊り車11を介して、ロープ9の他端部が昇降路3の下部に設けられた巻上機13の巻胴13aに連結固定されている。昇降路3の天部から底部まで板状のテープ10が設けられており、テープ10に板状のカム15a,15b,15cがそれぞれ1階から3階に対応して固定されている。巻胴13aを回転する駆動源となるモータ22を有している。
かご5には、カム15a〜15cを機械的に検知してオン・オフする接点を有する回転可能なローラーを有する位置スイッチ19が設けられており、位置スイッチ19のローラーがカム15a,15b,15cの一つに乗り上げることにより、乗場及びかごドアが開放可能な区間となるドアゾーンを検出してドアゾーン検出信号(DZ信号)発生するように形成されている。それぞれ1階用、2階用、3階用の乗場には、かご5の呼びが登録可能な一階用、二階用、三階用の乗場呼び釦21a,21b,21cをそれぞれ有している。かご5内には、乗客が到着階として1階から3階が指定可能なかご呼び釦17a,17b,17cを有している。ここで、乗場呼び釦21a〜21c、かご呼び釦17a〜17cのいずれか一つが押されると、かご5の運転指令となる呼び指令信号を発生するように形成されている。
図2は、図1に示す巻胴式のエレベータの電気系統の結線図で、図2において、巻胴式のエレベータ1の制御装置50は、商用電源eからメインスイッチSW0、第1の切換え手段として第1のスイッチSW1を介してモータ駆動部60によりモータ22を駆動制御しながら、巻上機13を介してかご5を昇降している。商用電源eの停電の際に、モータ22に電力を供給する停電時電力供給部30をも有している。ここで、商用電源eの瞬時電圧低下を除く停電を検出して停電検出信号を発生する停電検出器52を有している。ここに、瞬時電圧低下とは、雷などによる故障が除去されるまでの間、0.07〜2.0秒程度の間、電圧が低下する現象をいい(北陸電力ホームページ)、ここでは、2.0秒を越えるものを停電という。なお、呼び指令信号を発生するための電源は、商用電源の電圧を降圧して直流の呼び指令用電源90より得ている。
停電時電力供給部30は、停電の際にモータ22に電力を継続的に供給し得る直流電圧を発生する第1の蓄電手段としての充放電可能な第1の蓄電池31と、第1の蓄電池31が発生した電圧を商用電源と同一の電圧及び周波数に変換する停電用インバータ35とを有しており、停電用インバータ35の出力が第1のスイッチSW1のb1端子に接続されている。ここで、停電用インバータ35の出力には、第1のスイッチSW1を介して呼び指令用電源90に入力されることにより、停電でも呼び指令信号を発生し得るように形成されている。ここに、第1の蓄電池31としてリチウムイオン電池などがある。
また、第1の蓄電池31の電圧判断部40は、第1の蓄電池31の発生電圧を検出する電圧検出器41と、低電圧判断手段としての低電圧判断部43と、過電圧判断手段としの過電圧判断部45とを有している。低電圧判断部43は、電圧検出器41が第1の蓄電池31からの発生する電圧値を検出して、低電圧判断部43に入力する。低電圧判断部43は、発生電圧が予め定められた第1の電圧閾値以下であることを判断すると、容量低下信号としての低電圧信号E1sを発生するように形成されている。第1の蓄電池31の残存容量に対してセル電圧が変化する特性を有するからである(例えば、特開2011―239581号公報の図1等参照)。ここで、電圧検出器41が残存容量検出手段となり、低電圧判断部43が容量判断手段を成す。
過電圧判断45は、モータ22から発生する回生電力により直流母線電圧が上昇して第1の蓄電池31が充電されると第1の蓄電池31の端子電圧も上昇し、電圧検出器41からの検出した電圧値が予め定められた第2の電圧閾値を越えると、過電圧信号を発生するように形成されている。ここで、第2の電圧閾値は、第1の電圧閾値よりも高く、第1の蓄電池31の定格電圧値よりも僅かに高い値に設定されている。
ここに、メインスイッチSW0は常開型で、第1のスイッチSW1は、切換え型で、停電検出器52が停電を検出して停電検出信号を発生すると、メインスイッチSW0を開放した後、速やかに第1のスイッチSW1を端子a1側からb1側に投入して、第1の蓄電池31からモータ22に電力供給が可能になる。なお、商用電源eからの電力をモータ22に供給する際には、メインスイッチSW0が閉成し、第1のスイッチSW1は、a1端子側に投入されている。
さらに、モータ駆動部60は、モータ22を駆動制御するもので、入力された単相交流電源を整流して直流母線となる直流電圧を出力に発生するコンバータ62を有し、この出力が平滑用のコンデンサ64と、直流電圧を可変電圧可変周波数の三相交流電圧に変換して発生するインバータ70の入力とに接続され、電力変換手段としてのインバータ70の出力が三相誘導型のモータ22に接続されている。さらに、直流母線には、かご5が下降走行等する際に発生する回生電力を消費する回生抵抗66と、回生抵抗66に流れる電流を制御する回生トランジスタ68とが直列に接続されている。
制御装置50は、直流母線の電圧を検出する母線電圧検出器72を有しており、モータ駆動部60のインバータ70を成すトランジスタ70tに電流指令信号を与えると共に、回生抵抗66に流れる電流を制御する制御部100を有している。制御部100は、モータ22に流れる電流を検出する電流検出手段としての電流検出器80からの電流検出信号Isと電流指令生成部102により生成された電流指令信号Ifとの差を減算器104により求めて、この差となる電流偏差信号によりインバータ70を成すトランジスタ70tを駆動するTM駆動部106を有している。さらに、制御部100は、発生した回生電力によりコンデンサ64が充電されて直流母線の電圧が上昇して、直流母線の電圧が予め定められた電圧値を越えて上昇すると、母線電圧検出器72からの電圧検出信号Vsと予め定められた電圧閾値Vdの差を減算器114により求め、この差となる電圧偏差信号により回生トランジスタ68を駆動するTR駆動部116を介して回生トランジスタ68をオン・オフして回生抵抗66に電流を流して回生電力を消費するように形成されている。
また、図2に示すように、蓄電池運転指令部503からの第2の速度指令信号V2cに基づいてモータ22に流す電流を指令する電流指令信号Ifと電流検出信号Isとの減算器104との差が予め定めた電流閾値を越えると異常信号Rsを発生する異常判断手段としての異常判断部108を設けている。異常信号Rsが運転制限指令部505に入力されるように形成されている。
また、第1の蓄電池31の発生電圧と、モータ22に電流を流していない状態での直流母線の電圧とは、ほぼ等しく形成されており、モータ22が回生状態になると、コンデンサ64に充電されて、直流母線の電圧が上昇すると、ダイオード220と過充電防止手段としての過充電防止スイッチSWcとを介して第1の蓄電池31を充電するように形成されている。第1の蓄電池31に充電をし続けると、第1の蓄電池31の端子電圧が上昇して過電圧判断部45から過電圧信号を発生すると、過充電防止スイッチSWcを閉成から開放して第1の蓄電池31の過充電を防止するように形成されている。
ここで、直流母線のプラス側にアノードが接続され、カソードが第1の蓄電池31に接続されたダイオード220と過充電防止スイッチSWcとにより充電手段を成している。
ここで、直流母線のプラス側にアノードが接続され、カソードが第1の蓄電池31に接続されたダイオード220と過充電防止スイッチSWcとにより充電手段を成している。
さらに、非通電時にモータ22を拘束して、通電時にはモータ22を開放するブレーキ24を有しており、モータ22の回転位置を検出して位置検出信号を発生するエンコーダ26を有し、位置検出信号が電流指令生成部102に入力されている。上記位置検出信号を時間で微分することにより、モータ22が回転しているか否か、すなわち、かご5が停止しているか否かを検出する停止検出手段としての停止検出部300を備え、かご5が停止すると、停止検出部300から停止信号Csが出力するように形成されている。
速度指令部は、呼び指令信号の発生により、かご5が上昇、下降共に、定格速度より走行する第1の速度指令信号V1cを発生する通常運転指令手段としての通常運転指令部501を有しており、第1の蓄電池31からの電力供給によりかご5を走行する第2の速度指令信号V2cを発生する蓄電運転指令手段としての蓄電池運転指令部503を有し、さらに、蓄電池運転指令部503は、停電検出信号の発生した後、呼び指令信号の発生によりかご5を上昇方向に第1の速度としての定格速度の半分で走行すると共に、下降方向に第1の速度よりも高い第2の速度としての定格速度により走行する第2の速度指令信号を発生するように形成されている。第1の蓄電池31の電圧が低下したことを低電圧判断部43が判断すると、低電圧判断部43が低電圧信号を発生して運転制限指令手段としての運転制限指令部505に入力するように形成されている。運転制限指令部505は、低電圧信号が入力されると、かご5の運転回数の制限、かご5の上昇方向への第1の速度を更に低下する第4の速度指令信号V4cを発生するように形成されている。
また、異常判断部108からの異常信号の発生により運転制限指令部505から第4の速度指令信号を発生させても良い。蓄電池運転モードの継続によりモータ22に電流が流れにくくなったことを上記異常信号によって検出することにより、第1の蓄電池31の消耗を検出できる。
ここで、商用電源eからの電力供給により第1の速度指令信号に基づいてかご5を走行することを通常運転モードといい、第1の蓄電池31からの電力供給により第2の速度指令信号に基づいてかご5を走行することを蓄電池運転モードといい、第1の蓄電池31からの電力供給により第4の速度指令信号によりかご5を走行することを運転制限モードという。
また、異常判断部108からの異常信号の発生により運転制限指令部505から第4の速度指令信号を発生させても良い。蓄電池運転モードの継続によりモータ22に電流が流れにくくなったことを上記異常信号によって検出することにより、第1の蓄電池31の消耗を検出できる。
ここで、商用電源eからの電力供給により第1の速度指令信号に基づいてかご5を走行することを通常運転モードといい、第1の蓄電池31からの電力供給により第2の速度指令信号に基づいてかご5を走行することを蓄電池運転モードといい、第1の蓄電池31からの電力供給により第4の速度指令信号によりかご5を走行することを運転制限モードという。
そして、速度指令信号が制御部100の電流指令生成部102に入力されて、その出力に電流指令信号が発生するように形成されている。第1の復帰運転切換え部601は、商用電源が停電から復帰したことを停電検出器52の停電検出信号が発生からオフしたことと、加えて、かご5が停止していることを停止検出部300の停止信号が入力されることにより、出力から発生した電源復帰信号を通常運転指令部501及び蓄電池運転指令部503に入力して、蓄電池運転指令部503から通常運転指令部501に切換え、これにより、通常運転指令部501は、第1の速度指令信号を発生するように形成されている。
上記のように構成された巻胴式のエレベータの動作を図1から図4によって説明する。図3、図4は、それぞれ図1及び図2の巻胴式エレベータの動作を示すタイムチャート、フローチャートである。いま、商用電源eから電力供給を受けている通常運転モードにおいて、図3に示す時間t1で、停電検出器52が商用電源eの停電を検出して停電検出信号を発生すると(ステップS101)、メインスイッチSW0を閉成(オン)から開放(オフ)した後、所定時間taの経過後に、第1の切換えスイッチSW1をa1端子からb1端子側に投入する(ステップS103)。これにより、商用電源eを切り離し、第1の蓄電池31からモータ22への電力供給が可能となる。ここで、上記所定時間taの経過後とするのは、かご5が走行中であれば、商用電源eの電源遮断によりモータ22の給電を遮断すると共に、ブレーキ24がオフすることによりモータ22を拘束してかご5が減速してから停止するまでの停止時間を要する。この停止時間よりも僅かに長い時間を所定時間taとして、かご5が停止してから蓄電池運転モードに移行することによりかご5の円滑な運転を維持するためである。なお、ステップS101において、停電を検出しなければ、通常運転モードを継続する(ステップS201)。
次に、かご5が1階に待機している状態において、図3に示す時間t2で、乗客がかご5内に乗って、3階用のかご呼び釦17cを押すと、呼び指令信号が発生して(ステップS105)、蓄電池運転指令部503から第2の速度指令信号が発生して、第1の蓄電池31からの電力がモータ駆動部60を介してモータ22を回転して、かご5を第1の速度V1により上昇走行して3階で停止する(ステップS107)。停電検出器52からの停電検出信号の有無により停電が継続しているか判断し(ステップS109)、停電が継続していると、第1の蓄電池31の発生電圧を電圧検出器41が検出して第1の電圧閾値よりも低下していないかを低電圧判断部43が判断する(ステップS111)。
第1の電圧閾値よりも低下していなければ、図3に示す時間t3で、1階の乗場呼び釦21aが押されると、呼び指令信号が発生し(ステップS105)、蓄電池運転指令部503からの第2の速度指令信号により、かご5は3階から定格速度Vnにより下降走行して1階で停止する。このように商用電源eが復帰するまで、かご5は、第1の蓄電池31からの電力供給を受けて、呼び指令信号の発生により蓄電池運転指令部503からの第2の速度指令信号により、上昇方向へ速度V1で走行し、下降方向へ定格速度Vnで走行する運転を繰り返す蓄電池運転モードを実行する(ステップS107)。
図3に示す時間t4で、商用電源eが停電から復帰して電圧を発生して停電検出器52からの停電検出信号がオフすると(ステップS109)、停止検出部300は、かご5が走行しているか否かエンコーダ26の位置検出信号の変化によって判断して(ステップS113)、かご5が走行から停止すると、時間t5で停止信号を発生する。すると、第1の切換えスイッチSW1をb1端子側からa1端子側に投入し、メインスイッチSW0をオフからオンにし、復帰運転切換え部601が蓄電池運転指令部503から通常運転指令部501に切換える。その後、呼び指令信号が発生すると、第1の速度指令信号によりかご5を上昇方向及び下降方向ともに定格速度Vnにより走行する通常運転モードを実行を継続して(ステップS117)、終了する。
一方、ステップS113において、かご5が走行していると停止検出部300が判断すると、引き続いて蓄電池運転指令部503からの第2の速度指令信号により、モータ22を回転して、かご5をそのまま目的階又は最寄階まで走行して停止する(ステップS115)。その後、復帰運転切換え部601が蓄電池運転指令部503から通常運転指令部501に切換えて、第1の速度指令信号によりかご5を上昇下降共に、定格速度により走行する通常運転モードを実行して(ステップS117)、終了する。これにより、かご5を停止してから、復帰運転切換え部601が蓄電池運転指令部503から通常運転指令部501に切換えるので、第1の蓄電池31から商用電源eへ切換える際にも、かご5を停止状態から円滑に走行できる。
一方、ステップS113において、かご5が走行していると停止検出部300が判断すると、引き続いて蓄電池運転指令部503からの第2の速度指令信号により、モータ22を回転して、かご5をそのまま目的階又は最寄階まで走行して停止する(ステップS115)。その後、復帰運転切換え部601が蓄電池運転指令部503から通常運転指令部501に切換えて、第1の速度指令信号によりかご5を上昇下降共に、定格速度により走行する通常運転モードを実行して(ステップS117)、終了する。これにより、かご5を停止してから、復帰運転切換え部601が蓄電池運転指令部503から通常運転指令部501に切換えるので、第1の蓄電池31から商用電源eへ切換える際にも、かご5を停止状態から円滑に走行できる。
一方、ステップS109において、図3に示す時間t2からt6まで、長時間にわたり停電が継続すると、すなわち、時間t4からt6までも一点鎖線のように停電検出信号が発生を継続し、第1の蓄電池31からモータ22に電力供給をしながら、第2の速度指令信号によりかご5を走行する蓄電池モードが継続する。停電が長引くとやがて、図3に示す時間t6で、第1の蓄電池31の残存容量が低下することにより発生電圧も低下し、時間t6で、電圧検出器41の検出した電圧値が入力された低電圧判断部43は、検出した電圧値が予め定められた電圧閾値を下回ると、低電圧信号を発生する(ステップS111)。
上記低電圧信号が発生すると、低電圧信号が入力された運転制限指令部505は、かご5の走行可能な回数、すなわち、速度指令信号の発生する回数を制限すると共に、かご5の上昇方向の走行速度を第1の速度V1よりも低い第3の速度V3で走行する第4の速度指令信号を発生してかご5を走行する(ステップS119)。そして、かご5の走行が運転制限モードにおいて、第3の速度指令信号の回数制限、すなわち、かご5の走行回数の制限に達したら、かご5を停止して終了する。これにより、第1の蓄電池31の残存容量が少なくなっても可能な限り、エレベータを利用することができると共に、かご5の階間停止も防ぎ得る。
本実施の形態によれば、蓄電池運転モードでは、第1の速度を定格速度の半分とし、第2の速度を定格速度としたので、第1の速度が定格速度に比べて第1の蓄電池31の容量を充分に少なくでき、停電でもかご5の下降方向へは定格速度により走行するので、運転効率も良い。また、運転制限指令部505から発生する第4の速度指令信号として、かご5の走行回数を制限したので、停電時間が長くなって、第1の蓄電池31によりかご5を運転して、第1の蓄電池31の残存容量が低下しても、かご5が階間停止することを未然に防止し得るので、安心してエレベータを活用できる。
実施の形態2.
本発明の他の実施の形態を図5によって説明する。図5は、本発明の他の実施形態による巻胴式のエレベータの電気系統の結線図で、図2と同一符号は同一部分で説明を省略する。
本実施の形態は、第2の蓄電手段としての第2の蓄電池132を第1の蓄電池31のバックアップ用として設けたものである。図5において、切換え型で、第2の切換え手段としての第2のスイッチSW2のa2端子が第1のスイッチSW1のC1端子に接続されて、C2端子がコンバータ62の入力に接続され、b2端子が第2の蓄電池132の出力に接続されている。商用電源eが正常であれば、停電検出器52から停電検出信号が発生しないので、メインスイッチSW0が閉成し、第1及び第2のスイッチSW1、SW2は、それぞれa1端子、a2端子側に投入されて、商用電源eからモータ駆動部60を介してモータ22に電力供給できるように形成されている。
本発明の他の実施の形態を図5によって説明する。図5は、本発明の他の実施形態による巻胴式のエレベータの電気系統の結線図で、図2と同一符号は同一部分で説明を省略する。
本実施の形態は、第2の蓄電手段としての第2の蓄電池132を第1の蓄電池31のバックアップ用として設けたものである。図5において、切換え型で、第2の切換え手段としての第2のスイッチSW2のa2端子が第1のスイッチSW1のC1端子に接続されて、C2端子がコンバータ62の入力に接続され、b2端子が第2の蓄電池132の出力に接続されている。商用電源eが正常であれば、停電検出器52から停電検出信号が発生しないので、メインスイッチSW0が閉成し、第1及び第2のスイッチSW1、SW2は、それぞれa1端子、a2端子側に投入されて、商用電源eからモータ駆動部60を介してモータ22に電力供給できるように形成されている。
第2の蓄電供給部130は、停電の際に第1の蓄電池31からモータ22に電力供給してかご5を走行して、第1の蓄電池31からの電力供給が断たれた際に、バックアップとして機能する充放電可能な第2の蓄電池132とを有している。ここで、第1の蓄電池31が第2の蓄電池132よりも蓄電池の容量が大きく、発生する電圧も高いものが選定されている。第2の蓄電池132は蓄電池運転モードで、第1の蓄電池31の消耗等によりかご5が階間停止すると、かご5を定格速度よりも低い速度により下降走行して最寄階又は目的階に停止するだけであるから、第1の蓄電池31に比べて容量が少なく、発生電圧が低いので、小型になる。そして、停電検出器52が停電を検出して停電検出信号を発生すると、メインスイッチSW0を開放して、第1のスイッチSW1を端子b1側に投入して、第1の蓄電池31からモータ駆動部60を介してモータ22に電力供給が可能になる。この状態では、第2のスイッチSW2は、a2端子側に投入されており、第2の蓄電池132からの電力供給が遮断されている。
階間停止検出手段としての階間停止検出器400は、戸開閉可能なドアゾーン信号(DZ信号)が入力されていない状態で、停止検出部300からの停止信号が入力されたことにより、かご5が階間停止したことを検出して階間停止信号を発生して救出運転指令部510に入力するように形成されている。これにより、救出運転手段としての救出運転指令部510では、第1のスイッチSW1をa1端子側に投入した後、第2のスイッチSW2をb2側に投入するように形成されている。すなわち、第1の蓄電池31からの電力供給によりモータ22を駆動してかご5を走行している時に、第1の蓄電池31が消耗して、電力供給が断たれると、かご5が階間停止することが起こり得る。この時に、第1の蓄電池31を切離して、救出運転指令部510は、第2の蓄電池132からモータ22に電力を供給すると共に、ブレーキ24を開放してかご5を定格速度よりも低い速度により下降方向に限って走行し、かご5を最寄り階のドアゾーンまで走行して停止する第3の速度指令信号V3cを発生するように形成されている。ここで、第3の速度指令信号によりかご5を走行して停止することを救出運転モードという。また、第2の復帰運転切換え部611は、第1の復帰運転切換え部601の機能に加えて、救出運転モードが終了したら、通常運転モードへの切換えの機能を有する。なお、上記階間停止信号は、ドアゾーン信号が入力されて。停止信号がオフ(消滅)するとオフ(消滅)となる。
図5において、実施形態2では、図2に示す運転制限指令部505は、不要となっている。第1の蓄電池31が電力を供給し続けて消耗して、かご5が階間停止しても、第2の蓄電池132からモータ22に電力の供給ができるので、第1の蓄電池31の残存容量を検知する必要がないからである。これに伴い、第1の蓄電池31の残存容量も検出する低電圧判断部43も不要となっている。
上記のように構成された巻胴式のエレベータの動作を図1、図5から図7によって説明する。図6、図7は、図5による他の実施形態による巻胴式のエレベータの電気系統の結線図によるエレベータの動作を示すタイムチャート、フローチャートである。図7において、ステップS101〜S109、S113〜S117、S201は図4に示すステップS101〜S109、S113〜S117、S201と同一の動作であるので、説明を省略し、その他の動作について説明する。同様に図6において、時間t1〜t3は、図3の時間t1〜t3までの動作と同一であるので、説明を省略する。
いま、図6に示すように時間t1〜t10まで、第1の蓄電池31からの電力供給が継続すると、やがて、第1の蓄電池31が消耗して、電力がモータ22に十分に供給できなくなる。これにより、図6に示す時間t10で、かご5が階間で停止すると、階間停止検出器400は、かご5が階間で停止を検出して階間停止信号を発生する(ステップS211)。階間停止信号の発生により、第2の切換えスイッチSW2を端子a2側からb2側に倒して第2の蓄電池132からモータ22に電力供給をし得る状態にして(ステップS215)、階間停止信号が入力された救出運転指令部510は、かご5を第3の速度指令信号より定格速度よりも低い速度により下降走行して最寄階又は目的階に停止し(ステップS217)、時間t14で、救出運転モードが終了する。その後、時間t15で、商用電源が停電から復帰すると、停電検出信号がオンからオフして第2の復帰運転切換え部611が救出運転指令部510から通常運転指令部501に切換えて、通常運転指令部501は、第1の速度指令信号によりかご5を上昇及び下降ともに定格速度で走行する。
本実施形態によれば、停電の際に、かご5が階間停止した時、かご5を最寄階まで走行して停止し、かご5内の乗客を救出するための救出運転装置が有する第2の蓄電池132と、停電時に呼び指令信号によりかご5を第2の速度指令信号により走行する蓄電池運転モードを成すための第1の蓄電池31とを組合せて使用できる。
本発明は、上記発明の実施の形態の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様も本発明に含まれる。
例えば、図2の停電用のインバータ35を不要として、第1の蓄電池31から直接コンバータ62に接続しても良い。この場合には、呼び指令用電源90は、DC-DC変換により降圧する必要がある。
例えば、図2の停電用のインバータ35を不要として、第1の蓄電池31から直接コンバータ62に接続しても良い。この場合には、呼び指令用電源90は、DC-DC変換により降圧する必要がある。
1 巻胴式のエレベータ、5 かご、13 巻上機、22 モータ、31 第1の蓄電池、41 電圧検出器、45 過電圧判断部、47 低電圧判断部、52 停電検出器、80 電流検出器、106 異常判断部、132 第2の蓄電池、300 停止検出部、400 階間停止検出器、501 通常運転指令部、503 蓄電池運転指令部、505 運転制限指令部、510 救出運転指令部、601 第1の復帰運転切換え部、SW1 第1の切換えスイッチ、SW2 第2の切換えスイッチ。
Claims (5)
- 電力供給を受けて、呼び指令信号に基づいて可変電圧可変周波数を発生する電力変換手段によりモータを駆動制御して巻上機を介してかごを昇降する巻胴式のエレベータにおいて、
前記商用電源に基づいて前記呼び指令信号の発生により前記かごを上昇方向及び下降方向へ定格速度により走行するための第1の速度指令信号を発生して前記電力変換手段を介して前記モータを駆動制御する通常運転指令手段と、
前記商用電源の停電を検出して停電検出信号を発生する停電検出手段と、
前記停電検出信号に基づいて前記モータに電力を供給すると共に、充放電可能な第1の蓄電手段と、
前記かごが停止しているか否かを判断して、停止していると判断すると、停止信号を発生する停止検出手段と、
前記停電検出信号の発生に基づいて、前記商用電源を切離すと共に、前記第1の蓄電手段により前記モータに電力供給を成す第1の切換え手段と、
前記第1の切換え手段の切換えにより前記第1の蓄電手段からの電力供給をしながら、前記かご呼び信号に基づいて前記モータを駆動して前記かごが上昇方向へ走行する第1の速度を前記定格速度よりも低くすると共に、前記かごが下降方向へ走行する速度を前記第1の速度よりも高い第2の速度により前記かごを走行するための第2の速度指令信号を発生して前記電力変換手段を介して前記モータを駆動制御する蓄電運転指令手段と、
前記停電検出信号が発生からオフすると共に、前記停止信号の発生に基づいて前記第1の切換え手段により、前記第1の蓄電手段を切り離してから、前記蓄電運転指令手段から前記通常運転指令手段に切換える復帰切換え手段と、
を備えたことを特徴とする巻胴式のエレベータ。 - 前記第1の蓄電手段の容量よりも少ないと共に、前記第1の蓄電手段よりも発生電圧が低い充放電可能な第2の蓄電手段と、
前記かごが階間に停止したことを検出して階間停止信号を発生する階間停止検出手段と、
前記階間停止信号が発生していて、前記停電検出信号も発生していると、前記第1の蓄電手段からの電力供給を切離すと共に、前記第2の蓄電手段から前記モータに電力供給し得る第2の切換え手段と、
前記第2の切換え手段が動作した後、前記第2の蓄電手段からの電力供給に基づいて前記モータを駆動して前記かごを下降方向に走行して戸開可能なドアゾーンにて停止するための第3の速度指令信号を発生して前記電力変換手段を介して前記モータを駆動制御する救出運転指令手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の巻胴式のエレベータ。 - 前記第1の蓄電手段の残存容量を検出する残存容量検出手段と、
前記残存容量が予め定められた閾値によりも低下すると、容量低下信号を発生する容量判断手段と、
前記容量低下信号に基づいて、前記かごの走行を制限するための第4の速度指令信号を発生して前記電力変換手段を介して前記モータを駆動制御する運転制限指令手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の巻胴式のエレベータ。 - 前記第1の蓄電手段の発生電圧を検出する電圧検出手段と、
前記電圧検出手段が検出した電圧値が予め定められた第1の電圧閾値よりも高い第2の電圧閾値を越えると過電圧信号を発生する過電圧判断手段と、
前記停電検出信号が発生した後、前記モータから発生する回生電力を前記第1の蓄電手段に充電する充電手段と、
前記過電圧信号に基づいて前記第1の蓄電手段が過充電となることを防止する過充電防止手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1から3の何れか一つに記載の巻胴式のエレベータ。 - 前記モータの電流を検出して電流検出信号を発生する電流検出手段と、
前記第2の速度指令信号に基づいて前記モータに流す電流を指令する電流指令信号と前記電流検出信号との差が予め定めた電流閾値を越えると異常信号を発生する異常判断手段とを備え、
前記異常信号に基づいて前記蓄電運転指令手段から前記運転制限指令手段に切換えて、前記運転制限指令手段を実行する、
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の巻胴式のエレベータ。
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- 2017-12-18 JP JP2017242166A patent/JP2019108203A/ja active Pending
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