JPH09303042A - 自動ドアの安全兼起動装置 - Google Patents

自動ドアの安全兼起動装置

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JPH09303042A
JPH09303042A JP8147878A JP14787896A JPH09303042A JP H09303042 A JPH09303042 A JP H09303042A JP 8147878 A JP8147878 A JP 8147878A JP 14787896 A JP14787896 A JP 14787896A JP H09303042 A JPH09303042 A JP H09303042A
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JP
Japan
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door
safety
switch
automatic door
circuit
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JP8147878A
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English (en)
Inventor
Kenichi Hayashida
建一 林田
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TSUUDEN KK
Tsuden KK
Original Assignee
TSUUDEN KK
Tsuden KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動ドアの開閉移動扉に人又は障害物の衝突
防止をするための施行工事の簡単な低消費電力形の安全
兼起動装置を提供する。 【構成】 自動ドアの無目側にドア位置計測手段を設
け、ドア位置と共にエネルギーを光信号で移動扉に供給
し、移動扉側では電力受信回路でエネルギーを受信する
と共にドア位置情報も復元し、ドア位置毎に指向性を有
する非接触近接センサの感知レベルを変更して障害物を
検知するようにした安全兼起動装置によって上記目的は
達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動ドアに人が
接近した場合、自動ドアを開閉制御したり、自動ドアの
扉が開かれてから人が入出口を通過するまでの間、人ま
たは障害物が扉に挟まれないよう安全を確保するための
自動ドアの安全兼起動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動ドアには、人が入出口に近付いたこ
とを感知してドアを開く近接スイッチ、ドアの一部に人
が接触することによってドアが開かれるタッチスイッチ
等の起動スイッチが用いられている。これらのスイッチ
は、ドアが開かれてから人が入出口を通過するまでの所
定の時間を設定し、この設定時間後にドアを自動的に閉
鎖するようにしている。この他、ドアの入出口で人が立
止まったりした場合にドアが閉まって人が挟まれること
がないように、従来は一般的に入出口に人の有無を検知
する安全光線スイッチが上記起動スイッチとは別に設け
られていた。この安全光線スイッチには、例えば図17
(A)に示されるように入出口両側の柱101,102
にそれぞれ発光素子103と受光素子104とを対向さ
せて設け、両者間の光の通路が遮断されることによって
人105を検知する対向光線スイッチや、図17(B)
に示されるように一方の柱101に発光素子106及び
受光素子107を並設し、反射光を受光することによっ
て人105を検知する反射光線スイッチが用いられてい
る。これらの安全光線スイッチの中で、対向光線スイッ
チは検知距離は比較的長く取れるが検知エリアが狭く
(スポット的)、安全性から考えるとスイッチを2個以
上複数個設ける必要性があって経済的に不利である。一
方、反射光線スイッチは、検知エリアは比較的広く取れ
るが検知距離が取れない欠点がある。また、上述の対向
光線スイッチ及び反射光線スイッチを組合わせて自動ド
アの扉に設けた安全装置も本出願人による特願平4−2
39976号で提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上述の光線
式安全装置では、光の直進性のため感知対象空間がどう
しても限定されてしまい、死角空間が生ずるといった問
題点がある。更に、ドアの開閉制御のためには、起動ス
イッチと安全スイッチの2種類のスイッチを用意しなけ
ればならず、建物側に施工工事等が必要であり、また高
価/複雑になるという問題点もある。また、建物管理
上、建物側の柱、床等の追加工事は極力省略したいとい
う施主側の意向があると共に、検知エリアが広い安全/
起動用衝突防止センサを用いると、扉の動く位置によっ
て他の扉や柱、建物の壁等を感知してしまう場合がある
ので、これら扉周辺の装置、構造物には感応せず、出入
りする人のみに感応する安全/起動用広域検知センサが
望ましい。更にまた、扉は開閉動作により動くので、扉
側に設ける装置はできる限り低消費電力の装置が望まし
く、扉に供給する電力も非接触で建物側から供給できる
ことが装置の信頼性向上に重要である。また、本出願人
は無指向性の高周波近接スイッチを複数個自動ドアの可
動部に取付けた安全兼起動装置を特願平6−10171
4号公報に提案した。上述の発明は、無指向性の高周波
近接スイッチを複数個、開閉移動する扉に取付け、これ
ら複数個の高周波近接スイッチの出力を相互に比較して
出入する人を感知するようにした技術で、光線式センサ
の場合のような死角空間をなくすことができると共に、
マットスイッチ等を床部に埋設する工事を省略すること
ができる利点がある。また、複数個の近接スイッチの出
力を相互比較することにより、相手扉の接近による背景
ノイズを除去した安全・確実な感知動作を実現できると
いった特徴を目標とした。その自動ドアの扉への実施例
を図16に示す。すなわち、図16(A)は移動扉への
取付例であり、図16(B)は扉の合わせ部の断面図で
あり、図16(C)は扉の合わせ部の正面図である。か
かる扉の合わせ部に対し幅2〜5cmの所に長さ10〜
20cmで表面積20〜100cm2の感知板(コンデ
ンサとして作用し、高周波を放射する)が複数個配設し
てあるが、直接この感知板を表面に露出させると美観が
よくないので、両端に幅1cm前後の金属カバーを取付
けた所、両端の金属カバーが高周波電波の受信アンテナ
として作用し、著しく感度が低下することが判明した。
従って、金属カバーを取付けても安定して動作するよう
な自動ドアの安全兼起動装置が建物の施主側からは要求
されていた。よって、この発明は上述のような事情によ
りなされたものであり、この発明の目的は、光学式近接
スイッチ,超音波近接スイッチ,赤外線感知式近接スイ
ッチ,ミリ波レーダセンサ等の指向性を有する非接触検
知センサを複数個扉に取付け、出入りをする人を感知す
ると共に、扉周辺の装置・構造物には感応せず、扉側装
置の動作中はできる限り低消費電力動作となり、更に
柱、床等の追加工事の不要な自動ドアの安全兼起動装置
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は自動ドアの安
全兼起動装置に関するもので、この発明の上記目的は、
自動ドアの開閉扉に、人/障害物を検知し前記扉の開閉
制御/衝突防止をするための複数個の所定の同一空間方
向の指向特性があるようにそれぞれ区別して配設した指
向性を有する安全兼起動用非接触近接スイッチと、前記
複数個の非接触近接スイッチの出力を相互に比較し前記
扉の開閉制御/衝突防止信号を生成する制御手段とを設
けることによって達成される。また、この発明の上記目
的は、自動ドアの開閉扉に、人/障害物を検知し前記扉
の開閉制御/衝突防止をするための複数個の所定の同一
空間方向の指向特性があるようにそれぞれ区別して配設
した指向性を有する安全兼起動用非接触近接スイッチ
と、前記扉側装置の電源用の電源回路と、前記扉の位置
計測手段と、情報を記憶するメモリと、前記非接触近接
スイッチの出力信号を処理する制御手段とを設け、前記
扉のテスト運転時には、移動空間又はその近傍に感知物
体がない状態で前記扉を移動せしめ、前記非接触近接ス
イッチの出力データを所定の間隔の移動位置毎に計測し
て背景データとして前記メモリに記憶すると共に、前記
扉の自動運転中は、前記制御手段により前記非接触近接
スイッチの出力データと現在位置における前記背景デー
タとの差データをそれぞれ求め、非接触近接スイッチ間
の差データを更に相互比較することにより前記感知物体
の有無を検知し、前記扉の開閉制御/衝突防止信号を生
成することによっても達成される。
【0005】
【発明の実施の形態】この発明の一実施例を図1乃至図
4を参照して説明すると、先ず、自動ドアの構造は、図
1のように構成され、建物側に固定した無目(チャンネ
ル,ベース)1にスライド用ローラ2,3を介してドア
4,5を懸架し、更に無目1内の両端部にプーリー6,
7を軸架してベルト8を張設する。そして、ベルト8の
下側の一部をドア4に、また、上側の一部をドア5にそ
れぞれ係合させると共に、モータ及び減速機構から成る
モータユニット9によりプーリー6を回転駆動すること
によってドア4,5を開閉するようになっており、その
制御はドア4,5の扉の合わせ側に配設された指向性を
有する非接触近接スイッチ20a〜20nの個々の出力
を制御手段60により演算処理して、ワイヤレス通信手
段46を介してモータ制御回路32に扉の開閉制御信号
を伝送するようになっている。また、図1の構成例では
無目1には電磁誘導式電力送信回路を構成する一次コイ
ル31が設けられ、ドア4,5の上部には電磁誘導式電
力受信回路を構成する二次コイル41,41’がそれぞ
れ配設され、その出力は電源用直流電力を生成する電力
変換回路42,42’にそれぞれ入力されるようになっ
ている。しかして、指向性を有する非接触近接スイッチ
20a〜20nとしては、発光/受光素子から成る光学
式反射光線スイッチや、超音波の送受信部から成る超音
波近接スイッチ、赤外線発光/受光素子から成る赤外線
感知式近接スイッチやミリ波レーダの送受信センサから
成るミリ波レーダセンサ等があるが、かかる非接触近接
スイッチを例えば、発光/受光素子から成る反射光線ス
イッチを、図2に示すように、自動ドアの合わせ側又は
その近傍で、扉の入口側に指向特性があるように、発光
素子11a,11b,……11nと受光素子16a〜1
6nをそれぞれ配設し、扉の出口側に指向特性があるよ
うに発光素子12a〜12nと受光素子17a〜17n
を配設し、扉の合わせ側に指向特性があるように、発光
素子10a〜10nと受光素子15a〜15nをそれぞ
れ配設するようになっている。尚、図2の例では発光素
子10a,11a,12a及び受光素子15a,16
a,17aは扉の最上段位置へ配設し、発光素子10
b,11b,12b及び受光素子15b〜17bはその
下段位置に配設し、発光素子10n〜12n及び受光素
子15n〜17nは扉の最下段位置へ配設するようにな
っている。又、この発明の最小構成の例では、上段、下
段の二段にそれぞれ発光/受光素子を配設することも可
能である。一方、図3はこの発明の自動ドアの安全兼起
動スイッチシステムの信号処理の流れを示すブロック図
であり、移動しない建物側システム30は、電力送信回
路31、モータ制御回路32及びドア開閉制御信号を受
信するワイヤレス通信受信部33,33’から構成され
ている。また、移動扉側には電力受信回路41、及びそ
の受信エネルギーを所定の直流電力に変換する電力変換
回路42が設けられると共に、電力受信回路41の出力
は位相検出手段43にも入力され、検出された位相情報
はMPU(マイクロプロセッサ)62等で構成された制
御手段60に入力されるようになっている。しかして、
非接触近接センサの発信/発光手段10a,11a,1
2a〜10n,11n,12n等にはスイッチ手段AS
1等を介して電源電圧が供給されると共に、近接センサ
の受信/受光手段15a,16a,17a〜15n,1
6n,17nの出力はスイッチ手段AS2で順次切替え
られ、その出力YsiはAD変換手段64を介してデジ
タル化され、制御手段60内の記憶手段66等に格納さ
れるようになっている。また、自動ドアの開閉制御信号
V50はワイヤレス送信手段46により無目側に伝送さ
れるようになっている。
【0006】かかる構成において、その動作を図4のフ
ローチャートを参照して説明すると、先ず、電源投入後
所定のパラメータの初期化が実行され(ステップS
2)、ドア開き信号が制御手段60からワイヤレス通信
手段46〜33を介してモータ制御回路32に伝送され
自動ドアの開き動作が開始される。しかして、移動扉が
全開位置に移動すると図示しないリミットスイッチ等に
よりドア全開が検知され(ステップS6)、この後、所
定期間(通常15秒乃至3分程度)経過すると(ステッ
プS8)、ドア閉まり信号が制御手段60から出力され
る(ステップS10)と共に、人/障害物の検知処理が
制御手段60により開始される。この自動ドア閉まり期
間における人検知処理では、先ず、位相検出手段43に
より左扉又は右扉のチェック期間か否かが0.05〜
0.5秒単位でチェックされ(ステップS14)、例え
ば右扉のセンサチェック期間に該当すると(ステップS
14)、制御手段60よりスイッチ手段AS1へ発信/
発光手段10a,11a,12aに対する電源が供給さ
れ、その反射波(光/超音波等)が受信/受光手段15
a,16a,17aで受信され、スイッチ手段AS2に
より受信手段15a〜17aの出力が順次切替えられ、
AD変換手段64によりデジタル化され、MPU62に
入力されると共に、オフセット補正、ゲイン補正、平滑
化処理等が実行されるようになっている。しかして、最
上段のセンサブロック20aから最下段のセンサブロッ
ク20n迄全ての非接触センサの受信レベルが制御手段
60に入力されると、その後、センサ送受信部の電源は
オフされる(ステップS16)。次に、制御手段60に
より各サーチ空間s(s=15:扉の合わせ方向、s=
16:入口方向、s=17:出口方向)毎に各受光セン
サの受信レベルYsiが相互比較され、人又は障害物が
存在するか否かチェックされる(ステップS18、S2
0)。この処理を数式で表現すると下記のようになる。
【数1】dsij=|Ysi−Ysj| if(dsij>thij)then start−d
oor−open else continue 但し、Ysi,Ysj:サーチ空間s方向のセンサi及
びjの出力 thij:人/障害物判定用閾値 s=15(扉の合わせ方向) 16(入口方向) 17(出口方向) i,j=a〜n そして、同一サーチ空間方向sのセンサ受信レベルYs
i,Ysjの出力差が所定の閾値thijよりも大きけ
ればドア開き制御信号V50の出力処理に移り(ステッ
プS4)、各センサ間の出力差がそれぞれ所定の閾値t
hij以内であれば、ステップS12へ戻る。尚、上述
のドア開き制御信号V50は図3の例では制御手段60
からワイヤレス送信手段46に出力され、光信号に変換
され、無目側に設けられたワイヤレス受信手段33を介
してモータ制御回路32に入力されるようになってい
る。かかる処理により、移動する扉の現在位置を知らな
くても、扉の上段、中段、下段の各センサの出力を相互
比較することにより、扉の合わせ側において、接近して
くる対象物が人であるか、相手側扉であるかを明確に区
別し、扉の間に立止まっている人を確実に検知し、ドア
開き制御信号を出力して自動ドアの扉が人に衝突するこ
とを防止することができる。また、両開きの扉が閉まっ
た状態では、従来、別途建物側に反射光線スイッチや高
周波発振式電子マットを敷設し、通過するため接近して
くる人を検知する必要があったが、本願発明では移動す
る扉側に入口方向及び出口方向の人検知センサを設けて
いるので、建物側にセンサ類を新しく敷設工事をする必
要が一切ない。従って、ひび割れ等の発生しやすいガラ
ス系の床材を敷設したビル等の建物にも、建物の建設完
了後自動ドアの懸架工事をするだけで、簡単かつ容易に
接近する人の検知センサを設置することができる。尚、
数1には全てのセンサ出力の間で相互比較を行なうよう
になっているが、一般に自動ドアの入出口において天井
に近い空間を通過する人及び物体はないので、センサを
例えば、4段以上細かく区分して配設したような場合に
は、最上位のセンサYsa(i=a)を基準出力とし
て、この最上位センサ出力Ysaと他のセンサ出力Ys
j(j=b〜n)との間で出力を相互比較するだけで容
易に人及び障害物の検知をすることができ、下位層に設
けたセンサ内の相互出力の比較は省略することも可能で
ある。
【0007】図1及び図3に対応させて示す図6及び図
7は、この発明のまた別の実施例としてドアの現在位置
計測手段36を無目側に設け、電力送信回路34にドア
の現在位置情報を重畳してドア側に送信し、ドア側では
電力受信回路41の出力を復調してドアの現在位置を復
元すると共に、ドア側に設けられていたワイヤレス通信
手段としての投光手段46を光変調回路50aで置換
え、ドア側の消費電力を一段と低減させた自動ドアの安
全兼起動装置について示しており、図1及び図3と同一
の番号を付した装置はそれぞれ同一の機能を果たすと共
に、無目側のプーリー6またはドア駆動機構9に結合さ
せて光学式又は磁気式の回転式エンコーダ36を取付
け、エンコーダ36の出力をモータ制御回路32に入力
して自動ドアの扉位置計測を実行し、この計測結果を扉
位置計測手段36に保持すると共に光伝送して移動扉側
に扉の現在位置を伝送するようになっている。更に、光
源を電力エネルギー供給と位置及び位相等の制御信号伝
送で共用するため、投光手段としての電気信号/光信号
変換回路34又は34’は、扉位置計測手段36の出力
である位置信号POSとテスト/自動運転モード制御信
号37及び左右の扉計測タイミング信号をミキサ(MI
X)38で混合し、その出力は光伝送用光位置エネルギ
ー信号に変調する変調回路(MOD)34−1、発光素
子駆動回路34−2,変調信号を光Wに変換するガスレ
ーザ、発光ダイオード等の発光素子34−3,及びレン
ズ34−4とで構成され、図示しない自動ドアの天井カ
バーの上方に設置されるようになっている。また、受光
手段としての光信号復調回路33a又は33a’は、レ
ンズ33−1,ホトダイオード等の受光素子33−2,
及び復調回路(DET)33−3で構成されている。更
に、安全兼起動用近接スイッチの背景データを収集する
ための扉のテスト運転モードと自動運転モードとを選択
する切換スイッチ37の出力と、扉位置計測手段の出力
POSと、計測タイミングの位相情報とが混合器(MI
X)38で合成され、図10に示すような同期信号(s
ync)+位置制御信号(cont運転モード/位相情
報)+位置信号(POS)の形式で投光手段としての電
気信号/光信号変換回路34又は34’に所定の周期
(例えば5msec)で入力されるようになっている。
尚、電力供給と位置/制御情報の伝送で光源が共用さ
れ、この実施例では、更に移動ドア側の光変調回路50
aに照射する投光手段の光源も電気信号/光信号変換回
路34の光源と共用されるようになっている。一方、移
動ドア側では図3の電力受信回路41が光−電気エネル
ギー変換手段に置換えられ、光Wを電気信号に変換する
太陽電池(SC)41aと、その電気信号をもとの制御
信号位相信号及び位置信号に復調する復調回路43とで
構成され、電力変換回路42の出力はバッテリー422
に蓄積されると共に、無線エネルギー受信手段424も
電力変換回路42に並列して設けられている。また、扉
の現在位置信号POS及び制御信号の一例として運転モ
ード信号が所定の周期(例えば5msec毎)で制御手
段60のMPU62に入力されるようになっている。更
に、消費電力低減のため投光手段46の替わりに光変調
回路50aが設けられ、駆動回路50−1と液晶ライト
バルブ50−2で電気信号/光信号変換回路50aが構
成され、駆動回路50−1と液晶ライトバルブ50−2
とで電気信号/光信号変換回路34から照射される投射
光OPTiの反射を制御するようになっている。尚、上
述の扉の現在位置信号を利用し、自動ドアの移動距離を
予めm+1の区間に分割し、これらの分割区間毎に予め
近接センサ20a〜20nのバックグランドレベルを所
定のテーブルに登録しておき、所定の周期(例えば10
msec毎)で現在位置に対応した区間のバックグラン
ドレベルを、MPU62によりテーブルから読出し、読
出した補正データをMPU62により減算して個々の近
接センサのバックグランドレベルをそれぞれの位置毎に
補正するようになっている。
【0008】このような構成において、その動作を図8
及び図9のフローチャートを参照して説明すると、先
ず、運転モードスイッチ37をテスト運転モードに設定
し、ドア4,5の近くに人及び障害物が存在しない状態
で、ドア4,5を全閉状態から全開状態にモータ制御回
路32の制御のもとに移動させる。しかして、この開閉
動作中、スイッチ37から投光手段34a及び受光手段
41aを介してテスト運転指令が制御手段60に伝送さ
れると(ステップS30)、MPU62によりテスト運
転中使用するパラメータの値が初期化されると共に(ス
テップS32)、光信号でエネルギーと共に伝送された
位置情報及び位相情報が復調回路43により復調され
(ステップS34)、MPU62によりサンプリング地
点通過チェックが実行される(ステップS36)。この
サンプリング地点通過チェックはMPU62によりエン
コーダ36で計測された現在位置情報CPを監視し、現
在位置CPが数式2を満足した時、各近接センサに対す
るi番目のサンプリングを実行すると良い。
【数2】i*dφ−△dφ≦CP≦i*dφ+△dφ i:サンプリング地点番号(i=1〜m) dφ:位置サンプリングの間隔 △dφ:位置マージン CP:現在位置 すなわち、ドアがサンプリング地点iを通過し、かつ、
位相情報より左右それぞれの扉に対し当該扉の計測期間
であると、センサ送受信部の電源をスイッチ手段AS1
を介してオンし、各センサのバックグランド受信レベル
bsijをスイッチ手段AS2及びAD変換手段64に
より順次入力し、オフセット補正、ゲイン補正をした
後、平均化等の統計処理をMPU62により実行し、そ
の結果bs1i〜bsniを順次記憶手段66の所定の
テーブルへ図11の様なフォーマットで記憶しその後、
センサ電源をオフする(ステップS38)。しかして、
全閉状態のi=0から全開状態のi=m迄全地点サンプ
リングが終了すると(ステップS40)、次に全開状態
(i=m)から全閉状態(i=0)迄、上記サンプリン
グを図11のテーブルの下から上の方向に実行し(ステ
ップS36〜S40)、以上の背景データサンプリング
を指定回数、例えば20回、実行するとテスト運転モー
ドを終了する(ステップS42)。次に、運転モードス
イッチ37を自動運転モードに切換えると、MPU62
に復調回路43を介して自動運転指令が解読/伝送され
(ステップS30)、MPU62により自動運転処理が
開始され、先ず所定の時間幅(例えば20msec)毎
に、復調された位相情報中のセンサチェックスタート情
報に基づいて、人/障害物有無の判定がMPU62によ
り実行される。すなわち、自動運転モードでは位相情報
中のチェックスタート信号毎に現在位置カウンタ36に
より計測され光伝送された現在位置CPが復元され(ス
テップS54)、次式による現在位置の割出しが実行さ
れる。
【数3】(2j−1)/2*dφ≦CP<(2j+1)
/2*dφ j:位置ブロック番号 dφ:位置サンプリングの間隔 CP:現在位置 かくして、現在位置のブロック番号jが算出されると、
このブロックでの近接スイッチ背景データbsij(i
=a〜n)が図11のように記憶手段66から読出され
(ステップS58)、近接センサYsiの出力がスイッ
チ手段AS2及びAD変換手段64を介してMPU62
に入力され、次式によりバックグランド補正が実行され
る(ステップS60)。
【数4】ysi=Ysi−bsij 但し、ysi:補正後の計測値 Ysi:補正前の計測値 bsij:位置区間jでのセンサsiのバックグランド
補正値 かくしてセンサ出力のバックグランド補正が終了する
と、MPU62により、次式のように人/障害物判定が
行なわれる。
【数5】for all(i,j)&(i≠j) dsij=|ysi−ysj| if(dsij>thij)ctr++ end for if(ctr>cth)then start−doo
r−open else continue 但し、 ysi,ysj:サーチ空間s方向のバックグランド補
正後のセンサi及びjの出力 thij:人/障害物判定用閾値 s=15(扉の合わせ方向) 16(入口方向) 17(出口方向) i,j=a〜n ctr:カウンタ cth:異常判定用閾値 すなわち、同一サーチ空間方向sのバックグランド補正
後のセンサ受信レベルysiとysjの差が所定の閾値
thijよりも大きければ、カウンタctrを+1加算
し、このカウンタの値が異常判定用閾値cthよりも大
きければ;人/障害物を検知したと判定し、ドア開き制
御信号が駆動回路50−1に出力され、液晶ライトバル
ブ50−2が動作し、光源34−3から照射された光O
PTiが変調されて、その反射光OPT0が無目側のレ
ンズ33−1を通して受光素子33−2に与えられる。
受光素子33−2に与えられた反射光OPT0は、その
受光素子33−2で電気信号に変換された後、復調回路
33−3で復調され人/障害物検知出力としてモータ制
御回路32aに入力され、ドアが開放制御されたり、人
が立止まっている間ドア閉まり動作が中断され開放制御
される(ステップS62、S64)。尚、本実施例で
は、人又は障害物がドアの入出口近くに無い場合、安全
兼起動用近接センサが近づいて来る相手ドアの影響を受
けて出力レベルが大変動するが、この影響を図11のテ
ーブルにドアの移動位置データと共に登録することによ
り除去できるので、自動ドアが完全に閉まっていても安
定的に安全兼起動スイッチを作動させることができる。
また本実施例では、床工事等が一切必要なく完全に省略
でき、設置工事が非常に簡単である。更に、図5に示す
ように人/障害物を感知するための近接センサの取付方
向精度のばらつきも、バックグランドデータとして予め
学習し記憶することにより除去することができ、移動す
る相手扉が近接センサの近くにある場合にも、相手扉と
人/障害物とを明確に区別することができる。尚、図6
及び図7の実施例では扉の位置計測手段36を無目側に
設けたが、エンコーダ等の扉位置計測手段36を移動扉
4,5側に設けることも可能である。更に、上述の例で
は制御手段60をデジタル回路で構成したが、制御手段
60を全てアナログ素子で構成できることも当業者には
明かである。
【0009】また、以上の説明では、扉側の電源回路を
無目側より供給される電力エネルギーを受信する電力受
信回路41a等とこの電力受信回路41a等で受信した
電力エネルギーを直流電力に変換する電力変換回路42
とで構成し、二次電池有りの電源回路構成例で示した
が、この他、扉側電源回路としては、本出願人による特
願平4−120137号公報に開示された電源回路のよ
うに電力を供給する一次側回路を無目側に、二次側回路
を扉側にそれぞれ設け、扉の閉止または開放位置で両者
は対向するようにし、一次側回路と二次側回路との間を
電磁誘導または光エネルギー伝送または接触接点部によ
り結合し、扉側に設けた二次電池に上記位置にて充電す
るようにした電源回路も利用することができる。以下、
二次電池充電式電源回路の例を図12乃至図15を参照
して説明すると、先ず、図12は接点式電源回路の概略
を示す図であり、図13は図12における接点部の構造
を示す斜視図である。図12及び図13においてドア閉
止時のストッパとして無目側にはストッパ410、扉4
側にはストッパ420が設けられている。ストッパ41
0は図示されていない外部の充電用直流電源に接続され
たソケット型または板バネ式のプラス及びマイナス接点
411を有し、また、ストッパ420は扉4に装着した
装置を動作させる二次電池422に接続したプラグ型ま
たは板バネ式のプラス及びマイナス接点421を有して
いる。そして、ドア閉止時には、ストッパ420がスト
ッパ410に当接することによって接点411と接点4
21とが接続され、二次電池422が外部電源により充
電される。図14は電磁誘導方式を用いた二次電池充電
式電源回路の実施例のうちトランスの原理を応用した例
を示すもので、同図(A)は扉閉止時、同図(B)は扉
開放時の状態を示す。トランスを分割して一次巻線側4
13を無目側1側に、二次巻線側423をドア4側にそ
れぞれ配設し、ドア4が閉止位置にあるときは両者は1
個のトランスを形成するようにする。すなわち、ドア閉
止中には図14(A)のように外部交流電源412の電
力は形成された環状コアを介して二次巻線側423に供
給され、整流されて二次電池422を充電する。ドアが
開けば同図(B)のように上記トランスは形成されな
い。あるいは、逆にドア開放時に上記トランスを形成す
るようにしても良いし、閉止時及び開放時の2箇所で上
記トランスを形成するようにしても良い。電力供給電源
は上述の例のように商用周波数でも良いが、誘導し易く
するには周波数を高くすれば良い。図15は高周波を用
いた電源回路の一例で、無目1側に高周波を発振する一
次側回路414を設け、ドア4側には発振周波数に同調
して共振する二次側回路424を設け、ドア4が閉止位
置にあるとき二次側回路424に誘導電流を発生させ
る。この誘導電流を検波した後二次電池422を充電さ
せるようにする。あるいは、逆にドア開放時に上記共振
回路を形成するようにしても良いし、閉止時及び開放時
の2箇所で上記共振回路を形成するようにしても良い。
ところで図7はこの発明のまた別の実施例として、扉側
電源回路を図15の二次電池充電式電源回路と図3の電
源回路とを併用して構成した例で二次電池422の電池
容量を電力変換回路42を介して充電することにより小
型化したものである。なお、上述のワイヤレス通信手段
としては、無線送受信手段または光学的送受信手段の他
に赤外線送受信手段も使用できることは当業者には明ら
かである。
【0010】
【発明の効果】以上に述べたようにこの発明の自動ドア
の安全兼起動装置によれば、指向性のある非接触近接セ
ンサを複数個開閉移動する扉に取付け、出入りする人を
感知するようにしているので、死角空間をなくすことが
できる。更に、建物側に別途近接センサを配置すること
が不用となり、床工事等が省略できるので、設置工事が
非常に簡単である。また、扉の各移動位置毎に予め非接
触近接スイッチの出力を記憶しておくことにより、セン
サの取付方向誤差に基づくノイズや壁や相手扉の接近に
よる背景ノイズの急激な変化を除去することができ、扉
周辺の環境に影響されない近接スイッチの感知動作を実
現できる。更にまた、扉の現在位置データを無目側から
光学的に伝送すると共に電力受信も光電変換により同時
に実行でき、扉側から無目側への信号伝達は反射形光変
調回路を用いることにより、低消費電力形安全兼起動装
置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一構成例を示す図である。
【図2】この発明の近接センサの自動ドアへの取付例を
示す斜視図及び平面図である。
【図3】図1の構成例の動作を示すブロック図である。
【図4】その動作を説明するフローチャートの一例であ
る。
【図5】移動ドアへ取付けたセンサの取付方向誤差を説
明する図である。
【図6】この発明のまた別の一例を示す構成図である。
【図7】そのブロック図の一例である。
【図8】その動作を説明するフローチャートである。
【図9】自動運転動作を説明するフローチャートであ
る。
【図10】制御情報及び位置情報を伝送する時のフォー
マットの一例である。
【図11】背景レベルデータの記憶フォーマットの一例
である。
【図12】接点式電源回路の一例を示す図である。
【図13】図12の接点部の構造を示す斜視図である。
【図14】トランスを利用した電源回路の一例を示す図
であり、同図(A)は扉閉止時、同図(B)は扉開放時
の状態を示す。
【図15】高周波を利用した電源回路の一例を示す図で
ある。
【図16】従来の指向性のない近接スイッチを使用した
安全装置の一例である。
【図17】従来の光線式安全スイッチの一例である。
【符号の説明】
1 無目 4,5 移動扉(ドア) 10a,11a,12a〜10n,11n,12n
発信手段 15a,16a,17a〜15n,16n,17n
受信手段 20a,20b〜20n 非接触近接スイッチ 31 電力送信回路 32,32a モータ制御回路 33c 受光/受信手段 34,46 投光手段 36 扉位置計測手段 37 運転モードスイッチ 41,41a,423,424 電力受信回路 42 電力変換回路 422 二次電池 43 位相検出手段 50a 光変調回路 60 制御手段 62 MPU 64 AD変換手段 66 記憶手段

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動ドアの開閉扉に、人/障害物を検知
    し前記扉の開閉制御/衝突防止をするための複数個の所
    定の同一空間方向の指向特性があるようにそれぞれ区別
    して配設した指向性を有する安全兼起動用非接触近接ス
    イッチと、前記複数個の非接触近接スイッチの出力を所
    定の同一指向空間毎に相互に比較し、前記扉の開閉制御
    /衝突防止信号を生成する制御手段とを設けたことを特
    徴とする自動ドアの安全兼起動装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の同一指向空間が、扉の合わせ
    側、及び/又は入口側、及び/又は出口側である請求項
    1に記載の自動ドアの安全兼起動装置。
  3. 【請求項3】 前記ドアが左及び右方向に開く両開きド
    アであり、左及び/又は右扉に配設された前記複数個の
    非接触近接スイッチを、所定の位相差を設けてそれぞれ
    右扉側及び左扉側毎に駆動するようにした請求項1又は
    2に記載の自動ドアの安全兼起動装置。
  4. 【請求項4】 前記左扉及び/又は右扉に、扉側装置の
    電源用電源回路を設け、これらの電源回路が電力を供給
    する一次側回路を無目側に、二次側回路を前記扉側にそ
    れぞれ配設すると共に、扉の閉止または開放位置で両者
    は対向するようにし、前記一次側回路と二次側回路との
    間を電磁誘導または光エネルギー伝送または接触接点部
    により結合し、前記扉側に設けた二次電池に前記位置に
    て給電するようにした電源回路、または無目側より供給
    される電力エネルギーを受信する電力受信回路と、この
    電力受信回路で受信した電力エネルギーを直流電力に変
    換する電力変換回路とからなる電源回路で構成し、これ
    らの電源回路を、単独で、または、併用して用いるよう
    にしたことを特徴とする請求項1乃至3に記載の自動ド
    アの安全兼起動装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段の出力信号を無目側へ伝送
    するワイヤレス通信手段を更に設けるようにした請求項
    1乃至4に記載の自動ドアの安全兼起動装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段において前記複数の非接触
    近接スイッチのそれぞれに対応したスイッチ出力の中か
    ら特定のスイッチ出力を基準スイッチ出力として選択
    し、この基準スイッチ出力とその他の非接触近接スイッ
    チ出力とをそれぞれ比較して前記扉の開閉制御/衝突防
    止信号を生成するようにしたことを特徴とする請求項1
    乃至5に記載の自動ドアの安全兼起動装置。
  7. 【請求項7】 前記基準スイッチ出力用非接触近接スイ
    ッチを前記扉の最上段に配設するようにした請求項6に
    記載の自動ドアの安全兼起動装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段において、前記複数の非接
    触近接スイッチのそれぞれに対応したスイッチ出力の中
    から任意のスイッチ出力を2つ選択し、この選択した2
    つのスイッチ出力を相互に比較して前記扉の開閉制御/
    衝突防止信号を生成するようにした請求項1乃至5に記
    載の自動ドアの安全兼起動装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段のスイッチ出力比較をアナ
    ログ比較回路で実行するようにした請求項6乃至8に記
    載の自動ドアの安全兼起動装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段のスイッチ出力比較をマ
    イクロコンピュータを中心とするソフトウェア処理部で
    実行するようにした請求項6乃至8に記載の自動ドアの
    安全兼起動装置。
  11. 【請求項11】 前記非接触近接スイッチが、光学式近
    接スイッチ及び/又は超音波近接スイッチ及び/又は赤
    外線感知式近接スイッチ及び又はミリ波レーダセンサで
    ある請求項1乃至10に記載の自動ドアの安全兼起動装
    置。
  12. 【請求項12】 自動ドアの開閉扉に、人/障害物を検
    知し前記扉の開閉制御/衝突防止をするための複数個の
    所定の同一空間方向の指向特性があるようにそれぞれ区
    別して配設した指向性を有する安全兼起動用非接触近接
    スイッチと、前記扉側装置の電源用の電源回路と、前記
    扉の位置計測手段と、情報を記憶するメモリと、前記非
    接触近接スイッチの出力信号を処理する制御手段とを設
    け、前記扉のテスト運転時には、移動空間又はその近傍
    に感知物体がない状態で前記扉を移動せしめ、前記非接
    触近接スイッチの出力データを所定の間隔の移動位置毎
    に計測して背景データとして前記メモリに記憶すると共
    に、前記扉の自動運転中は、前記制御手段により前記非
    接触近接スイッチの出力データと現在位置における前記
    背景データとの差データをそれぞれ求め、これら非接触
    近接スイッチの差データを各センサの指向空間毎に演算
    処理することにより前記感知物体の有無を検知し、前記
    扉の開閉制御/衝突防止信号を生成するようにしたこと
    を特徴とする自動ドアの安全兼起動装置。
  13. 【請求項13】 前記所定の同一指向空間が、扉の合わ
    せ側、及び/又は入口側、及び/又は出口側である請求
    項12に記載の自動ドアの安全兼起動装置。
  14. 【請求項14】 前記自動ドアが左及び右方向に開く両
    開きドアであり、左及び/又は右扉に配設された前記複
    数個の非接触近接スイッチを、所定の位相差を設けてそ
    れぞれ右扉側及び左扉側毎に駆動するようにした請求項
    12又は13に記載の自動ドアの安全兼起動装置。
  15. 【請求項15】 前記制御手段の出力信号を無目側へ伝
    送するワイヤレス通信手段を更に設けると共に、前記位
    置計測手段を計時手段で置換するようにした請求項12
    乃至14に記載の自動ドアの安全兼起動装置。
  16. 【請求項16】 前記制御手段において前記複数の非接
    触近接スイッチのそれぞれに対応したスイッチ出力の中
    から特定のスイッチ出力を基準スイッチ出力として選択
    し、この基準スイッチ出力から演算される差データとそ
    の他の非接触近接スイッチ出力から演算される差データ
    とをそれぞれ比較して前記扉の開閉制御/衝突防止信号
    を生成するようにしたことを特徴とする請求項12乃至
    15に記載の自動ドアの安全兼起動装置。
  17. 【請求項17】 前記基準スイッチ出力用非接触近接ス
    イッチを前記扉の最上段に配設するようにした請求項1
    6に記載の自動ドアの安全兼起動装置。
  18. 【請求項18】 前記制御手段において、前記複数の非
    接触近接スイッチのそれぞれに対応したスイッチ出力か
    ら演算される差データの中から任意のスイッチ出力から
    演算される差データを2つ選択し、この選択した2つの
    差データを相互に比較して前記扉の開閉制御/衝突防止
    信号を生成するようにした請求項12乃至15に記載の
    自動ドアの安全兼起動装置。
  19. 【請求項19】 前記制御手段の差データ比較を、アナ
    ログ比較回路で実行するようにした請求項16乃至18
    に記載の自動ドアの安全兼起動装置。
  20. 【請求項20】 前記制御手段の差データ比較を、マイ
    クロコンピュータを中心とするソフトウェア処理部で実
    行するようにした請求項16乃至18に記載の自動ドア
    の安全兼起動装置。
  21. 【請求項21】 前記非接触近接スイッチが、光学式近
    接スイッチ、及び/又は超音波近接スイッチ、及び/又
    は赤外線感知式近接スイッチ、及び/又はミリ波レーダ
    センサである請求項12乃至20に記載の自動ドアの安
    全兼起動装置。
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