JP2003003746A - ドアオープナー - Google Patents

ドアオープナー

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JP2003003746A
JP2003003746A JP2001192768A JP2001192768A JP2003003746A JP 2003003746 A JP2003003746 A JP 2003003746A JP 2001192768 A JP2001192768 A JP 2001192768A JP 2001192768 A JP2001192768 A JP 2001192768A JP 2003003746 A JP2003003746 A JP 2003003746A
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    • A47B88/00Drawers for tables, cabinets or like furniture; Guides for drawers
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    • AHUMAN NECESSITIES
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ドア開閉ユニットの小型軽量化が図れ、タッチ
スイッチの操作一つでドアを効率良く開放でき、かつ静
寂なドアオープナーを提供する。 【解決手段】一端部をヒンジによって回動可能に支持さ
れた回動式のドア10を開放するドアオープナー1にお
いて、有底の円筒状ハウジング3と、このハウジング3
に内挿され、二面取り6c、6c形状により進退可能
で、かつ回転不可な有底のプッシャ6と、モータ2の駆
動力により回転されるねじ軸5と、このねじ軸5に螺合
され、プッシャ6に内挿されて、二面取り7b、7b形
状により進退可能で、かつ回転不可なナット7と、この
ナット7の一端面7aとプッシャ6の底部6aとで形成
される環状空間内に収容されたスプリング8とを備え、
ナット7の他端面7cをプッシャ6に係止させることに
より、モータ2の正逆回転でプッシャ6を進退させるよ
うにした滑りねじ方式のドアオープナー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キッチンシンクや
冷蔵庫等のドアをタッチスイッチの操作で自動開放する
電動式のドアオープナーに関する。
【0002】
【従来の技術】キッチンシンクや貯蔵庫、例えば冷蔵庫
における冷蔵室のドアは、冷蔵庫本体の前面において一
端部がヒンジにより回動自在に支持されている回動式が
汎用的で、特に一般家庭ではほとんどこのタイプが使用
されている。このドアの内面周縁部には、閉じた状態で
密封性を向上させるため、冷蔵庫本体の前面に吸着する
マグネットを備えたガスケットが設けられている。この
ため、ドアを手動で開放させるにはある程度の操作力が
必要となり、特に力の弱い子供や身体の不自由な人にと
っては負担がかかる。
【0003】こうした負担を軽減するため、モータを駆
動源として、ギア機構と、ピニオンと、押出し棒を一体
に有するラックを用い、モータの回転をウォームギアか
らギア機構を介してピニオン、ラックへと伝達し、押出
し棒の直進運動に変換してドアを開放するようにしたド
ア開放ユニット。また、ソレノイドを駆動源とし、ソレ
ノイドと一体になった押出し棒を突出させてドアを開放
するようにしたドア開放ユニット等、電動式のドアオー
プナーが知られており、一部実用化もされている(特開
2001−55863号)。
【0004】前記のモータを駆動源とした電動式のドア
オープナーでは、ピニオンにカムが一体形成され、この
カムに転接するレバーの回動によりオンオフされる原点
スイッチによってモータが通電と断電を繰り返す。ドア
の前面に設置されたタッチスイッチを入れるとモータが
通電され、モータ軸に設けられたウォームギアの回転で
ギア機構を介して回転がピニオンに伝達される。ピニオ
ンに噛合されたラックには押出し棒が一体形成され、所
定のストロークで突出しドアが開放される構成となって
いる。押出し棒には突出方向とは逆方向に付勢された戻
しばねが係止されており、押出し棒が最先端位置まで突
出された後、ラックの歯部とピニオンとの噛合が外れ、
元の退避位置まで瞬時に戻ることができる。
【0005】また、前記のソレノイドを駆動源とした電
動式のドアオープナーでは、ソレノイドのコイルが円筒
状のボビン外周に巻回され、ボビンの内周に磁性体製の
プランジャが軸方向に移動自在に挿通されている。この
プランジャの一端部には非磁性体製の押出し棒が固着さ
れている。ドアの前面に設置されたタッチスイッチを入
れるとソレノイドが通電され、プランジャに係止されて
いる戻しばねに抗してプランジャが吸引移動され、これ
に伴い押出し棒が所定のストロークだけ突出しドアが開
放される。ソレノイドが断電されると戻しばねの復元力
により押出し棒は元の退避位置まで瞬時に戻ることがで
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した電動式のドア
オープナーにおいて、ギア機構、ピニオン、ラックから
なる構成のモータ式は、ユニットの部品点数も多く構造
が複雑であり、押出し棒の動作速度を速くすることは難
しく、ドア開放までに時間がかかるという問題があっ
た。また、ソレノイド式は、動作速度は速いが、突出ス
トロークと突出力に制限がある。さらに、冷蔵庫には、
ドアと冷蔵庫本体との間に、通常、半ドア防止機構とし
ての自動閉鎖機構が設けられており、押出し棒でドアを
開放する際、この自動閉鎖機構でドアが閉じる距離を超
えるストロークまで突出させる必要がある。また、冷蔵
庫がますます大型化する傾向にある状況において、ドア
開放ユニットの突出ストロークと突出力を増大させるに
は電流容量を大きくする必要があり、小型化が難しいと
いう問題があった。今後、高齢化社会を迎えるに当り、
ドアの開放操作に力を必要とせず、また、両手がふさが
ってドアのノブを握ることができない状況でも、こうし
たタッチスイッチを押すだけの操作で簡単に開放できる
ドアオープナーが望まれている。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、冷蔵庫等、大型のドアであっても、ドア開閉
ユニットの小型化が図れ、タッチスイッチの操作一つで
ドアを効率良く開放できるドアオープナーを提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】係る目的を達成すべく、
本発明のうち請求項1記載の発明は、一端部をヒンジに
よって回動可能に支持された回動式のドアを開放するド
アオープナーにおいて、有底の円筒状ハウジングと、こ
のハウジングに内挿され、進退可能で、かつ回転不可な
有底のプッシャと、モータの駆動力により回転されるね
じ軸と、このねじ軸に螺合され、前記プッシャに内挿さ
れて、進退可能で、かつ回転不可なナットと、このナッ
トの一端面と前記プッシャの底部とで形成される環状空
間内に収容されたスプリングとを備え、前記ナットの他
端面を前記プッシャに係止させることにより、前記モー
タの正逆回転で前記プッシャを進退させる構成とした。
【0009】モータの回転を滑りねじにより直線運動に
変換するため、静寂で軽量コンパクトな上に、大きな突
出ストロークのドアオープナーを提供することができ
る。また、モータ容量に応じてねじ軸のリード角を適宜
設定すれば、プッシャの最適な突出力と突出速度を得る
ことができ、ドアオープナーの取り付け位置に制約を受
けない。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、前記ドア
の開閉状態を検出するセンサからの信号により、前記モ
ータの駆動を制御する制御器を設けたので、冷蔵庫内の
照明の制御に使用されるプッシュボタンを流用させるこ
とができ、冷蔵庫内の照明と同時にモータが逆回転を始
めてプッシャは瞬時に後退して、物を取出す際に邪魔に
なることはない。
【0011】また、請求項3に記載の発明は、前記モー
タに流れる電流を検出するセンサからの信号により、前
記モータの駆動を制御する制御器を設けても良い。これ
により、モータを正回転させて開放動作中にドアが開放
できない事態が生じても、直ちにモータを逆回転させ、
ナットを後退させてプッシャを戻すことができ、モータ
に過負荷が生じない。
【0012】また、請求項4に記載の発明のように、前
記センサからの信号をワイヤレス通信により前記制御器
に伝送するワイヤレス送受信器を設けたことにより、配
線が不要となり、ドアオープナーの取り付けが容易とな
る。したがって、現行使用中の冷蔵庫等にドアオープナ
ーを後付けすることも可能となる。
【0013】また、請求項5に記載の発明のように、前
記ナットを合成樹脂にて形成すれば、無潤滑であっても
回転抵抗が小さく一段と静寂性が増す。
【0014】また、請求項6に記載の発明では、前記プ
ッシャの突出速度を抑制する抑制手段を設けたので、ド
アが一旦開放されプッシャが急激に突出することはなく
邪魔にならず安全性が向上する。また、プッシャの突出
速度をストローク量に合わせて適宜調整することもでき
る。
【0015】また、請求項7に記載の発明のように、前
記抑制手段として、ハウジングとプッシャとの摺動部に
弾性部材を介在させると、プッシャが突出する際に摩擦
力が発生する。こうすることでプッシャの突出速度を簡
単な構成で抑制でき、適宜突出速度を調整することもで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1(a)は、本発明に係
る冷蔵庫のドアオープナーの縦断面図を示し、図1
(b)は、断面I−I線の横断面図を示す。
【0017】図1において、ドアオープナー1は、モー
タ2と、有底のハウジング3に収容され、モータ2の回
転が減速機4を介して伝達されるねじ軸5と、このねじ
軸5に螺合され、有底のプッシャ6に内挿されたナット
7と、ナット7の一端面7aとプッシャ6の底部6aと
で形成される環状空間内に収容されるスプリング8とを
備えている。ねじ軸5の外周には螺旋状のねじ溝5aが
形成され、ナット7の内周に形成されたねじ溝(図示せ
ず)に摺接し、モータ2の回転がナット7の直線運動に
変換される。ねじ軸5はSUS304等のステンレス鋼
からなり、ナット7はポリイミド系やPTFE(ポリテ
トラフロロエチレン)系樹脂で、射出成形にて形成され
ている。こうした滑りねじ構造により、耐摩耗性、低摩
擦性、および耐食性に優れている。
【0018】ナット7の外周には二面取り7b、7bが
形成され、プッシャ6の内周に形成された二面取り6
b、6bに内嵌されている。こうしてナット7はプッシ
ャ7に対して進退可能に、かつ回転不可に構成されてい
る。また、プッシャ6の外周には二面取り6c、6cが
形成され、ハウジング3の内周に形成された二面取り3
a、3aに内嵌されている。こうしてプッシャ6はハウ
ジング3に対して進退可能に、かつ回転不可に構成され
ている。
【0019】プッシャ6の内周開口端には止め輪9が装
着され、ナット7の他端面7cに係合されている。これ
によりナット7は軸方向の移動が阻止され、プッシャ6
の開口端から脱落することはない。
【0020】次にドアの開放ユニットとして、冷蔵庫の
ドアオープナーの動作説明を図1〜図4に基いて行う。
図1(a)は冷蔵庫のドア10が閉まっている状態を示
している。ナット7の他端面7cは止め輪9に係合し、
この時、ナット7はモータ2に最も接近した位置にあ
る。スプリング8はナット7の一端面7aとプッシャ6
の底部6a間で、自然長か僅かに圧縮された状態で挟持
されている。したがって、プッシャ6とドア10は僅か
なすきまかゼロすきまに保たれている。ここで、11は
ドア10の開放を検出するドアセンサである。
【0021】図2は図1と同様、冷蔵庫のドア10が閉
まっている状態であるが、タッチスイッチ(図示せず)
がオンされ、モータ2の通電によりねじ軸5が回転を始
めた状態を示している。ねじ軸5の回転によりナット7
が軸方向に移動し、ナット7と止め輪9との間にすきま
が生じ、スプリング8が少し圧縮された状態である。し
かしドア10を開放できる力には達しておらず、プッシ
ャ6がドア10を押圧するだけに止まっている。
【0022】図3は図2と同様、冷蔵庫のドア10が閉
まっている状態であるが、さらにナット7が軸方向に移
動し、スプリング8がさらに圧縮され、ドア10を開放
できる力に達した状態を示している。これまではナット
7の移動によりスプリング8に圧縮力を蓄えていたが、
これ以降はナット7が少しでも移動すればスプリング8
の復元力によってプッシャ6がナット7の移動速度より
も速く突出し、ドア10を突き放すことができる。
【0023】図4はドア10が開放された状態を示して
おり、スプリング8の復元力によりナット7は止め輪9
に係合する。ドア10が開放されたことはドアセンサ1
1で検出される。ドアセンサ11は冷蔵庫内の照明の制
御に使用されるプッシュボタンとして兼用されており、
冷蔵庫内の照明と同時にモータ2が逆回転を始める。こ
れにより、ナット7はプッシャ6と一体になって逆方向
に移動し、図1に示した初期位置に戻る。
【0024】プッシャ6が最大に突出した状態の時、ま
たドア10を開放するためにモータ2が正回転している
最中にドア10が急に閉じられるような時、あるいはド
ア10が開放できないように外部から力が加わっている
ような状態の時、このような場合、スプリング8が圧縮
されることでナット7には大きな衝撃力はかからず、プ
ッシャ6のみが後退する。前述した状態の時、モータ2
を正回転させて開放動作を行ってもドア10が開放でき
ない場合は、一定の時間モータ2を正回転後、逆回転さ
せてナット7を後退させ、プッシャ6を戻す動作を開始
する。このようにモータ2の通電時間を管理してモータ
2の正逆回転を制御することができるが、これ以外の方
法については図5を用いて説明する。
【0025】制御回路12は、トランジスタブリッジ回
路で構成されたモータアンプ13とロジック回路14を
備えている。タッチスイッチ15の信号がロジック回路
14に入るとモータアンプ13を介してモータ2を正回
転させる。ドア10が開放されるとドアセンサ11がそ
れを検出して信号がロジック回路14に入り、モータ2
を逆回転させる。さらにこうした方法以外にハウジング
3にはプッシャ6の前進端を検出するリミットセンサ1
6を設ければ、このリミットセンサ16がプッシャ6の
前進端を検出し、その検出信号がロジック回路14に入
りモータ2を逆回転させることもできる。また、プッシ
ャ6の後退位置にリミットセンサ17を設ければ、その
検出信号がロジック回路14に入りモータ2を停止させ
ることもできる。
【0026】さらに、ねじ軸5を駆動するモータ2の電
流を検出し、その電流値が許容範囲を超えるた場合に、
外力Fがドア10に加わっていると判断してモータ2を
逆回転させ、ナット7を後退させて初期位置に戻すよう
にしても良い。ロジック回路14には、モータ2の通電
時間の管理以外にドアセンサ11の信号、リミットセン
サ16、17の信号、および電流の検出信号を入力する
ことができる。これらの信号に基きモータ2の起動、停
止、回転方向、回転時間等を制御することができる。
【0027】図6は図4同様ドア10が開放された状態
を示しているが、プッシャ6の突出速度を抑制する手段
がハウジング18に装着されている点のみが異なる。そ
の他の同一部位、同一部品には同一符号を付して詳細な
説明を省略する。ハウジング18の開口端部にはOリン
グ等の弾性部材19が装着されている。プッシャ6の突
出時に、この弾性部材19によりプッシャ6に摩擦力が
発生し、プッシャ6の突出速度が抑制される。ナット7
の前進によりスプリング8が圧縮され、その復元力によ
ってプッシャ6が突出してドア10を開放させる訳であ
るが、ドア10が一旦開放されてもプッシャ6が急激に
突出しないようプッシャ6の突出速度をストローク量に
合わせて適宜抑制することが安全性の面からも好まし
い。また、必要に応じて弾性部材19を複数個装着して
も良い。
【0028】図7の実施の形態は、プッシャとナットの
回り止め手段のみが異なる。その他の同一部位、同一部
品には同一符号を付して詳細な説明を省略する。前述の
プッシャ6の外周に形成された二面取り6c、6cに代
え、プッシャ20の外周は円筒状に形成され、ハウジン
グ21の円筒内周面に内嵌されている。その開口端部に
はピン22が植設され、ハウジング21に形成されたス
リット21aに係合している。このスリット21aの幅
はピン22の外径よりも僅かに大きく、長手方向に形成
され、プッシャ20が回転するのを防止すると共に、プ
ッシャ20の突出量を規制する。
【0029】また、ナット23の外周は円筒状に形成さ
れ、プッシャ20の円筒内周面に内嵌されている。その
外周にはピン24が植設され、プッシャ20に形成され
たスリット20aに係合している。このスリット20a
の幅はピン24の外径よりも僅かに大きく、長手方向に
形成され、ナット23が回転するのを防止すると共に、
ナット23の移動量を規制する。
【0030】図8は、プッシャとナットの回り止め手段
の他の実施形態を示す。その他の同一部位、同一部品に
は同一符号を付して詳細な説明を省略する。ナット25
の外周は円筒状に形成され、プッシャ26の円筒内周面
に内嵌されている。その外周にはピン27が植設され、
プッシャ26に形成されたスリット26a、ハウジング
21に形成されたスリット21aに係合している。スリ
ット26a、21aに係合するピン27一本によってナ
ット25とプッシャ26が回転するのを防止すると共
に、プッシャ26の突出量を規制する。
【0031】図9はワイヤレス方式による制御回路を示
す。タッチパネルユニット28にはタッチスイッチ15
と、タッチスイッチ15からの信号を無線で送信する送
信回路29とが内蔵されている。制御回路30にはタッ
チスイッチ15からの信号を受信する受信回路31と、
受信した信号に基きモータ2の起動、停止、回転方向、
回転時間等を制御するロジック回路14と、モータアン
プ13とが内蔵されている。タッチスイッチ15が入っ
たことをワイヤレスで通信してモータ2が起動し、ドア
開放動作を行う。
【0032】送信回路29にはテレビ等で用いられてい
る赤外線の発光素子が、受信回路31には赤外線の受光
素子が付設されている。この赤外線信号以外には微小電
波を用いる方式でも良い。こうしたワイヤレス通信方式
を採用すれば、配線が不要となり、ドアオープナー1の
取り付けが容易となる。したがって、現行使用中の冷蔵
庫等にドアオープナー1を後付けすることも可能にな
る。
【0033】以上、本発明の実施の形態について説明を
行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定され
るものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨
を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実
施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特
許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の
範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更
を含む。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係るドア
オープナーは、以下に挙げるような格別な効果を奏す
る。 モータの回転を滑りねじ機構により直線運動に変換す
るため、静寂で軽量コンパクトな上に、簡単な構成で大
きな突出ストロークのドアオープナーを提供することが
できる。 また、モータ容量に応じてねじ軸のリード角を適宜設
定することにより、プッシャの最適な突出力と突出速度
を得ることができる。したがって、冷蔵庫等の本体の前
面において一端部がヒンジにより回動自在に支持されて
いる回動式ドアにおいて、ドアのどの位置にこのドアオ
ープナーを取り付けても良く、取り付け位置に制約を受
けない。 さらに、ドアを開放するためにモータが正回転してい
る最中にドアが急に閉じられるような時、あるいはドア
が開放できないように外部から力が加わっているような
状態の時においても、スプリングが圧縮されることで直
接減速機や滑りねじには大きな衝撃力はかからず耐久性
が高いドアオープナーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係るドアオープナーの縦断面
図 (b)は(a)のI―I線の横断面図
【図2】本発明に係るドアオープナーの開放動作途中の
状態を示す縦断面図
【図3】本発明に係るドア開放寸前のドアオープナーの
状態を示す縦断面図
【図4】本発明に係るドア開放時のドアオープナーの状
態を示す縦断面図
【図5】本発明に係るドアオープナーに外部から荷重が
かかった時の制御に関する説明図
【図6】本発明に係るドアオープナーの他の実施形態を
示す縦断面図
【図7】(a)は本発明に係るドアオープナーの他の実
施形態を示す縦断面図 (b)は(a)のII―II線の横断面図
【図8】(a)は本発明に係るドアオープナーの他の実
施形態を示す縦断面図 (b)は(a)のIII―III線の横断面図
【図9】本発明に係るドアオープナーのワイヤレス通信
による制御に関する説明図
【符号の説明】
1・・・・・ドアオープナー 2・・・・・モータ 3・・・・・ハウジング 3a・・・・二面取り 4・・・・・減速機 5・・・・・ねじ軸 5a・・・・ねじ溝 6・・・・・プッシャ 6a・・・・底部 6b・・・・二面取り 6c・・・・二面取り 7・・・・・ナット 7a・・・・一端面 7b・・・・二面取り 7c・・・・他端面 8・・・・・スプリング 9・・・・・止め輪 10・・・・ドア 11・・・・ドアセンサ 12・・・・制御回路 13・・・・モータアンプ 14・・・・ロジック回路 15・・・・タッチスイッチ 16・・・・リミットセンサ 17・・・・リミットセンサ 18・・・・ハウジング 19・・・・弾性部材 20・・・・プッシャ 20a・・・スリット 21・・・・ハウジング 21a・・・スリット 22・・・・ピン 23・・・・ナット 24・・・・ピン 25・・・・ナット 26・・・・プッシャ 26a・・・スリット 27・・・・ピン 28・・・・タッチパネル 29・・・・送信回路 30・・・・制御回路 31・・・・受信回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永野 佳孝 静岡県磐田市東貝塚1578番地 エヌティエ ヌ株式会社内 Fターム(参考) 2E052 AA01 BA02 CA06 DA08 DB01 EA01 EB06 EC01 GA02 GB12 GC02 KA15 3L102 JA01 JA10 KA01 KB04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端部をヒンジによって回動可能に支持さ
    れた回動式のドアを開放するドアオープナーにおいて、
    有底の円筒状ハウジングと、このハウジングに内挿さ
    れ、進退可能で、かつ回転不可な有底のプッシャと、モ
    ータの駆動力により回転されるねじ軸と、このねじ軸に
    螺合され、前記プッシャに内挿されて、進退可能で、か
    つ回転不可なナットと、このナットの一端面と前記プッ
    シャの底部とで形成される環状空間内に収容されたスプ
    リングとを備え、前記ナットの他端面を前記プッシャに
    係止させることにより、前記モータの正逆回転で前記プ
    ッシャを進退させたことを特徴とするドアオープナー。
  2. 【請求項2】前記ドアの開閉状態を検出するセンサから
    の信号により、前記モータの駆動を制御する制御器を設
    けた請求項1に記載のドアオープナー。
  3. 【請求項3】前記モータに流れる電流を検出するセンサ
    からの信号により、前記モータの駆動を制御する制御器
    を設けた請求項1または2に記載のドアオープナー。
  4. 【請求項4】前記センサからの信号をワイヤレス通信に
    より前記制御器に伝送するワイヤレス送受信器を設けた
    請求項2または3に記載のドアオープナー。
  5. 【請求項5】前記ナットを合成樹脂にて形成した請求項
    1乃至4いずれかに記載のドアオープナー。
  6. 【請求項6】前記プッシャの突出速度を抑制する抑制手
    段を設けた請求項1乃至5いずれかに記載のドアオープ
    ナー。
  7. 【請求項7】前記抑制手段が、前記ハウジングとプッシ
    ャとの摺動部に介在させた弾性部材である請求項6に記
    載のドアオープナー。
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