JP2004285725A - 自動ドア - Google Patents
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Abstract
【課題】開閉機の駆動に基づいて戸体が開閉する自動ドアにおいて、開閉機の負荷変化に基づく故障または異常に対し、事前に対処できるようにする。
【解決手段】開閉機5に、出力軸の実際の回転を検出する回転検出センサ12を設ける一方、制御部14に、戸体1の開閉作動に伴い、前記作動条件と回転検出センサ12とに基づいて、予め設定される時間ごとの開閉機5の指示回転数と実回転数とを演算し、該演算された実回転数の指示回転数に対する割合を基準とする開閉機の負荷状態を示す負荷値を算出する演算手段14cと、前記負荷値を経時的に表示部16に表示する表示手段14fとを設ける構成とする。
【選択図】 図1
【解決手段】開閉機5に、出力軸の実際の回転を検出する回転検出センサ12を設ける一方、制御部14に、戸体1の開閉作動に伴い、前記作動条件と回転検出センサ12とに基づいて、予め設定される時間ごとの開閉機5の指示回転数と実回転数とを演算し、該演算された実回転数の指示回転数に対する割合を基準とする開閉機の負荷状態を示す負荷値を算出する演算手段14cと、前記負荷値を経時的に表示部16に表示する表示手段14fとを設ける構成とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物の開口部(出入り口部)や居室間の間仕切り部等に設けられる自動ドアの技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種開口部や居室間の間仕切りとして設けられる自動ドアのなかには、人の出入りを検出する検出センサからの検出信号の入力に伴い、予め入力された作動条件に基づいて開閉機を駆動制御する制御部を備えて構成されたものがある。そして、このようなものにおいて、前記作動条件を制御部に入力する手段として、遠隔制御部を用いて行う場合があり、このようにすることで、初期設定操作や、メンテナンス操作が簡便かつ容易に行えるようにして作業性の向上を図るようにしている。さらに、このようなものにおいて、開閉機の故障や異常を自己診断して、部品交換等の目安にすることが提唱されており、このようなものとして、例えば、モータに、モータへの供給電圧値検出部や回転検出部等を設ける一方、制御部に自己診断手段を設けて、モータの出力軸に作用する負荷値の変化を検出して故障または異常を判断するように構成したものが提唱されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−46918号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、前記特許文献1の制御部に設けられる自己診断手段では、モータの負荷に基づく故障または異常の判断がなされたとき、該故障または異常の発生を履歴として発生の日時とともに単にメモリに記憶する構成となっている。このため、遠隔制御部を用いて前記メモリの記憶内容を表示させたとして、モータの故障または異常が何時発生したかの情報は得られるものの、自動ドアの開閉状態の過程のどの箇所において故障または異常が発生したかの情報は得ることができず、故障や異常の原因が電動モータ側にあるのか自動ドア装置自体にあるのか等、発生箇所や発生原因の特定に時間がかかってしまうという問題があり、ここに本発明が解決しようとする課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、開口部を開閉する戸体と、開口部の通行者を検出する通行者検出センサからの検出信号の入力に伴い、遠隔制御部を用いて予め入力された作動条件に基づいて開閉機を駆動制御する制御部と、該制御部の近傍に設けられ、制御部の状態表示をする表示部とを備えてなる自動ドアにおいて、開閉機に、出力軸の実際の回転を検出する回転検出手段を設ける一方、制御部には、戸体の開閉作動に伴い、前記作動条件と回転検出手段とに基づいて、予め設定される時間ごとの開閉機の指示回転数と実回転数とを演算し、該演算された実回転数の指示回転数に対する割合を基準とする開閉機の負荷値を算出する回転負荷値算出手段と、該回転負荷値算出手段により算出された負荷値を経時的に表示部に表示する表示手段とが設けられているものである。
そして、このようにすることにより、戸体の開閉作動に合わせて負荷値が経時的に表示されるので、負荷値の変化が大きいところを特定することができて、故障または異常の特定を早期に行うことができる。
このものにおいて、本発明の表示手段に表示される負荷値は、実回転数を指示回転数で除した数値を1から差し引いた数値に100を乗じた負荷指数で示されているものとすることができ、このようにすることにより、表示部を安価なものにすることができる。
さらに、このものにおいて、本発明の制御部と表示部とは一つのユニットに構成されているものとすることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態の一例を図1〜図10の図面に基づいて説明する。図面において、1は開口部を開閉する一対の戸体であって、これら各戸体1の上部には、支持ブラケット2を介して左右一対のローラ2aがそれぞれ転動自在に軸承されており、これらローラ2aが開口部に敷設されたガイドレール3を走行するように構成されている。さらに開口部上方の躯体には、左右方向に長いケース体4に収納された駆動部アッシーUが一体的に設けられているが、該駆動部アッシーUは、ケース体4の長手方向一側部に配設され、例えば超音波モータ等により構成される開閉機5と、該開閉機5近傍部位のケース体4に軸承され、開閉機5の出力軸に連動連結される駆動プーリ6と、該駆動プーリ6と左右方向対向側、即ち開口部の他側部に回動自在に軸承される従動プーリ7と、これら両プーリ6、7間に懸回され、駆動プーリ6の回転駆動に伴い両プーリ6、7間を移送されるタイミングベルト8と、前記電動モータ5の駆動制御をするための制御ユニット9とを備えて構成されている。
【0007】
そして、図1において各戸体1に軸承された左右一対のローラ2aの支持ブラケット2のうち、左側の戸体1に設けられた右側の支持ブラケット2は、前記タイミングベルト8の上側に位置する部位に一体的に連結され、右側の戸体1に設けられた左側の支持ブラケット2は、タイミングベルト8の下側に位置する部位に一体的に連結されている。これによって、開閉機5の正逆何れかの駆動がなされてタイミングベルト8が一対のプーリ6、7間を反時計回り方向に移送されたとき、一対の戸体1は、図1に示す全閉姿勢から互いに離間する方向へ移動して全開姿勢側に向けて変姿し、この状態からタイミングベルト8が一対のプーリ6、7間を時計回り方向に移送されたとき、全開姿勢から互いに近接する方向へ移動して全閉姿勢側に向けて変姿するように設定されており、このようにして戸体1による開口部の開閉がなされるように構成されている。
【0008】
一方、開口部上方には、開口部の前後に形成される空間における通行者の出入りを検出して通行者検出信号を出力する通行者検出センサ10が設けられ、さらに、一対の戸体1の互いに対向する端面同志のあいだには、該部位の通行者あるいは障害物を検出して通過検出信号を出力する通過検出センサ11が設けられている。
また、前記開閉機5には回転検出手段として回転検出センサ12が設けられており、開閉機5出力軸の回転に伴い回転検出信号を制御ユニット9に出力するように設定されている。さらに、開口部には、戸体1が全開姿勢になったことを検出して開端位置検出信号を出力する開端位置検出センサOPS、全閉姿勢になったことを検出して閉端位置検出信号を出力する閉端位置検出センサCPS等、必要なセンサ類が設けられており、これらのセンサ10、11、OPS、CPSは、一般的な自動ドアに用いられる汎用のセンサを採用することができる。また、回転検出センサ12としては、エンコーダ等の通常汎用されている回転検出手段を用いることができる。
【0009】
前記制御ユニット9のケーシング13には、マイクロコンピュータで構成される制御部14が収容されている。前記制御部14は前記通行者検出センサ10、通過検出センサ11、開端位置検出センサOPS、閉端位置検出センサCPS、回転検出センサ(本発明の回転検出手段に相当する)12等のセンサ類が接続されており、通行者検出信号、通過検出信号、開端位置検出信号、閉端位置検出信号、回転検出信号等の必要な検出信号が入力されるように設定されている。そして、制御部14にはメモリ手段14aが設けられており、開閉機5の駆動制御をするための各種作動条件(データ)、例えば、片引き、両引き等の開閉形態、開閉速度、開閉端位置(全開姿勢位置、全閉姿勢位置)等の設定値が記憶されており、制御部14は、前記各センサ10、11、12、OPS、CPS等からの検出信号と、前記各種作動条件とに基づいた必要な駆動指令信号を開閉機5に対して出力するように設定されている。
尚、開閉機5は、電動モータ、クラッチ、減速機構(図示せず)等必要な部材を備えて構成されているとともにモータ制御部5aが設けられており、制御部14からの駆動指令信号はモータ制御部5aに入力され、該モータ制御部5aを介して電動モータに必要な駆動力が発生し、戸体1の開閉を行うように設定されている。
さらに、制御部14には受信手段14bが設けられており、後述する遠隔制御部15からの無線信号に、適宜必要な電気的変換を行い、その後、制御部14に入力するように設定されている
【0010】
また、制御部14には演算手段14cが設けられており、メモリ手段14aに記憶された各種作動条件に基づいて開閉駆動する開閉機5に対し、予め設定される時間(例えば0.5s(秒))に回転する出力軸の回転数(基準回転数)の演算をするとともに、回転検出センサ12からの信号に基づいて、前記予め設定される時間に回転する開閉機出力軸の実際の回転数(実回転数)の演算を行い、さらには、これら回転数と、出力軸に連動連結された駆動プーリ6の径とから指示速度、実速度の演算等、必要な演算をするように設定されている。
さらに、制御部14の演算手段14cは、前記演算された実回転数の指示回転数に対する割合、即ち、式
((実回転数)/(基準回転数))
で示される数値を基準とする開閉機5の負荷値を算出するように設定されており、該算出手段が本発明の回転負荷値算出手段に相当している。
ここで、本実施の形態における負荷値は、式、
{1−(実回転数)/(基準回転数)}×100
により示される負荷指数として算出し、後述する表示部16の表示形態に合わせた二桁数値となるように配慮されている。この場合に、開閉機5(電動モータ)に対する負荷の度合を示す前記負荷指数は、負荷が大きくなることにより大きな数値となる数値であり、従って、戸体1の開閉作動の過程(開放初期段階、定速作動段階、閉鎖初期段階等)で異なる数値を示す。これによって、負荷指数は、戸体1の開閉過程で暫時変化するものであるが、初期設定された状態における開閉作動の過程での負荷指数を基準とし、所定時間のあいだ使用後における負荷指数を比較することにより、自動ドアに作用する負荷変化を認識し、もって、部品点検、部品交換等の目安を得ることができるように設定されている。
【0011】
また、制御部14にはエラー判断手段14dが設けられており、各センサ10、11、12、OPS、CPS等からの検出信号入力に基づいて作動異常を判断し、緊急停止指令を出力するように設定されている。このとき、メモリ手段14aは、前記エラーの履歴を記憶するように設定されている。
さらに、制御部14にはモード切換え手段14eが設けられ、遠隔制御部15のスイッチ操作に基づいて制御部14のモードを、設定モード、通常作動モード、自己診断モード等の各種モードに切換えるように設定されている。
【0012】
さらに、制御部14には本発明の表示手段14fが設けられている一方、制御ユニット9のケーシング13の前面には、前記表示手段14fの指令に基づいて必要な表示をする表示部16が設けられている。この表示部16は、図4(A)に示すように、7セグメントで構成される二つの表示と、これら各表示の右横下部に配設される1セグメントで構成される小数点表示との合わせて16セグメントの表示ができるように構成されている。
そして、前記表示手段14fは、表示部16に各モードに対応する制御部14の状態表示を予め設定された表示形態で表示させるための表示指令を出力するように設定されている。つまり、本実施の形態では、設定モードに切換えられている状態であって、制御部14のメモリ手段14aに作動条件を設定するための初期設定時、あるいは、制御部14の制御状態を点検するメンテナンス時である状態では、遠隔制御部15からの信号に基づいて制御部14に入力される作動条件を所定の表示形態で表示するよう表示指令を出力するように設定されている。また、制御部14が通常作動モードに切換えられている状態では、戸体1の開閉作動に合わせた作動状態の表示、および、エラー判断手段14dがエラーを判断したとき、エラーの種類に応じたエラー表示を所定の表示形態で表示するよう表示指令を出力するように設定されている。そして、制御部14が自己診断モードに切換えられている状態では、戸体1の開閉作動に合わせて、前記演算手段14cにより演算した指示回転数、実回転数、指示速度、実速度、そして、前記負荷指数の各数値を戸体1の開閉作動に合わせて経時的に表示するよう表示指令を出力するように設定されている。
【0013】
一方、前記遠隔制御部15は、図4(B)に示すように、MODEキー、STRKキー、TESTキー、*キー、#キー、F1キー、F2キー、0〜9までのナンバーキーが設けられている。そして、これら各キーを後述のような操作を行うことに基づいて、制御部14のモード切換え、制御部14における作動条件の設定入力、制御部14の自己診断等のメンテナンス作業を遠隔操作できるように設定されている。
【0014】
つぎに、遠隔制御部15のキー操作と、これに対応する表示部16の表示状態(形態)について説明する。因みに、制御部14は、遠隔制御部15からの操作だけではなく、制御ユニット9に設けたスイッチSによる適宜操作に基づいても同様の作動をするように設定されているが、ここでのスイッチSの操作についての説明は省略する。
まず、制御部14の作動条件をメモリ手段14aに記憶させる初期設定時における遠隔制御部15のキー操作と、これに対応する表示部16の表示形態とについて、図6の表図に基づいて説明する。
遠隔制御部15のMODEキーを押しながら遠隔制御部15の電源を投入し、続いて遠隔制御部15のナンバーキーを用いて予め設定されるパスワードを入力することにより、戸体1側の制御部14は初期設定モードに切換わる。パスワードが入力されると、表示は、設定順位1、2に示すように、「2−」の表示とパスワードの一つ一つの数字が順番に、かつ、交互に点灯し、該点灯によりパスワードが確認される。
この初期設定モードになると、設定順位順に適宜制御部14の作動条件を設定することができるが、まず、開閉方式(戸体が片引きであるか横引きであるか)の設定を0または1のナンバーキーを用いることで設定(確定)される。このときの表示は、「3−」と、前記設定した数値(「0」または「1」)との表示が交互に点灯される状態となり、該点灯により設定確認がなされ、MODEキーの押し操作で次の手順にすすむ。
つぎに、引き勝手(戸体が片引きの場合、左引きか右引きか)の設定を0または1のナンバーキーを用いることで設定(確定)する。このときの表示は、「4−」と、設定した数値(「0」または「1」)との表示が交互に点灯される状態となり、該点灯により設定確認をした後、MODEキーの押し操作で次の手順にすすむ。
続いて、戸体1の開閉ストロークを設定するストローク設定のうち、開端位置の設定をするが、この場合、手動で戸体1を開端位置に移動させ、この状態でSTRKキーを所定時間押し操作することにより開端位置を設定することができる。この設定がなされたときの表示は、「5−」と「0」との表示が交互に点灯される状態となり、該点灯により設定確認がなされた後、自動的に次の手順にすすむ。
【0015】
つぎは、ストローク設定の半開位置の設定をするが、この場合も同様に手動で半開位置に移動させ、この状態でSTRKキーを所定時間押し操作することにより半開位置が設定される。このときの表示は、「6−」と「H」との表示が交互に点灯される状態となり、該点灯により設定確認がなされると、自動的に次の手順にすすむ。
さらに、ストローク設定の閉端位置の設定をするが、この場合も同様に手動で閉端位置に移動させ、この状態でSTRKキーを所定時間押し操作することにより閉端位置が設定される。このときの表示は、「7−」と「C」との表示が交互に点灯され、該点灯により設定確認を行った後、開端と閉端とのあいだの概略ストロークが二桁数値で二回にわたって表示単位:mm)されるように設定されている。
前記状態においてMODEキーを押し操作することで次の手順番号8の開速度の設定がなされるが、本実施の形態において、開速度は予め0〜8段階の速度設定がなされており、所望の段階番号を押し操作することで開速度が設定される。このときの表示は、「8−」と、設定した段階番号の数字との表示が交互に点灯される状態となり、該点灯により設定確認をした後、MODEキーの押し操作で次の手順にすすむ。
このように、初期設定モードでは、遠隔制御部15のキー操作に基づいて、制御部14が開閉機5を駆動制御する際の種々の作動条件が設定され、メモリ手段14aに記憶することになるが、図6に示した設定項目の他、開放タイマの設定、微動速度での作動範囲の設定等、必要に応じて適宜スイッチ操作に基づいて種々の作動条件を設定することができるようになっており、この場合でも、作動条件の設定に対応する表示が表示部16になされ、該表示部16の表示を確認しながら作動条件の設定を行うことができるようになっている。
【0016】
尚、本実施の形態では、初期設定モードにおいて、設定操作をしている設定順位の前の順位の設定内容に戻りたい場合は、*キーを操作することで戻ることができるように構成されている。また、自動ドアの使用過程でのメンテナンス時において、開速度、閉速度等の必要な作動条件の変更を行うことができるが、この場合では、遠隔制御部15を初期設定モードにしてパスワードを入力した後、前記初期設定時と同様の操作を行うことにより、設定変更をすることができる。因みに、初期設定時、メンテナンス時において、前記作動条件を設定した後はTESTキーを操作することにより戸体1が通常作動する通常作動モードに移行するように設定されている。
【0017】
つぎに、このように作動条件が設定されたものにおいて、通行者検出センサ10からの入力に伴う戸体1の開閉作動がなされる通常作動モードにおける表示部16の表示状態について図7(A)の表図に基づいて説明する。
表示部15は、戸体1が全閉位置に達している状態では「0」を表示し、開放作動中では「1」、全開位置に達することに伴い「2」、閉鎖作動中では「3」、微動中では「H」を表示するように設定されており、通常作動モードでは、制御部14における制御状態(戸体1の作動状態)に対応する戸体1の作動状態の表示がなされている。
因みに、戸体1は、予め設定される作動条件に基づいてガイドレール3上を走行するが、開閉作動の過程では、開閉端部位では加速し、一定速度状態となった状態で半開位置に達すると減速され微動状態で作動(微動中)し、閉、開端位置に達するように構成され、これらがそれぞれの表示形態で表示されるように設定されている。
【0018】
尚、本発明が実施されたものでは、図7(B)に示すように、前記通常作動モードにおいて、通行者検出センサ10が入力されると、一桁目の数字の右横下部に配設される小数点が点滅点灯し、通過検出センサ11が入力されると、二桁目の数字の右横下部に配設される小数点が点滅点灯するように設定され、センサ10、11入力を常時確認できるようになっている。この場合に、センサ10、11の表示を小数点を用いて行うことで、前記制御部14に対応する戸体1の作動状態の表示と同時に行えるように構成されている。
【0019】
また、前記通常作動モードにおいて、制御部14のエラー判断手段14dがエラーを判断した場合、表示手段14fは、表示部16の表示を、前記制御部14の状態表示からエラー表示に切換えるように構成されており、該エラー表示は、エラーに対応した表示形態となっている。
つまり、表示部16は、エラー判断手段14dが予め設定される概略ストロークを越えているにもかかわらず、全開あるいは全閉となっていないと判断した場合は「L0」を点灯し、開放作動中に障害物があって緊急停止した場合は一桁目の「1」を点滅点灯し、閉鎖作動中に障害物があって緊急停止した場合は一桁目の「3」が点滅点灯するように設定されている。以下、詳細な説明は省略するが、表示手段14fは、図8の表図に示すように、エラー判断手段14dによる判断に対応して表示部16に表示するように設定されている。
【0020】
また、メンテナンス時等において、遠隔制御部15のF1キーを押し操作して自己診断モードに切換えて、制御部14の制御状態の故障または異常を自己診断する場合の表示部16の表示状態について、図9の表図に基づいて説明する。
尚、自己診断モードで表示される数値は、前述したように、戸体1の開閉作動に合わせて、前記演算手段14cにより演算した指示回転数、実回転数、指示速度、実速度、そして、前記負荷指数とが、戸体1の開閉作動に合わせて経時的に表示されている。
つまり、自己診断モードに移行すると、自己診断項目1から順に予め設定された演算値が表示される。つまり、F1キーの押し操作で自己診断モードに切換わると、自己診断項目1の指示速度が表示される。尚、前記指示速度は二桁数字で表示されるよう基準単位が配慮されており、表示部16は、「1−」の表示を1秒間点灯した後、前記二桁の指示速度を表示するように設定されている。
この状態において、F1キーを押し操作すると、自己診断項目2の実速度が表示されるように設定されており、該実速度は、前記支持速度と同様に二桁数字で表示され、表示部16は、「2−」の表示を1秒間点灯した後、実速度を表示するように設定されている。
【0021】
前記状態でF1キーを押し操作すると、自己診断項目3の指示回転数が表示されるように設定されており、表示部16は、「3−」の表示を1秒間点灯した後、指示回転数を表示するように設定されている。
さらに、この状態でF1キーを押し操作すると、自己診断項目4の実回転数が表示されるように設定されており、表示部16は、「4−」の表示を1秒間点灯した後、実回転数を表示するように設定されている。
続いてF1キーを押し操作すると、自己診断項目5の負荷指数が表示されるように設定されており、表示部16は、「5−」の表示を1秒間点灯した後、前記負荷指数を表示するように設定されている。
前記状態から、F1キーを押し操作すると、自己診断項目6に移行するが、ここでは、演算手段14fにより指示回転数と作動条件とから演算された電動モータの回転数指示電圧値を二桁数値で表示するように設定されており、表示部16は、「6−」の表示を1秒間点灯した後、前記指示電圧値を表示するように設定されている。
続いて、F1キーを押し操作した状態では、本実施の形態では入力確認モニタ状態となり、この状態で戸体1の開閉作動を行った場合では、表示部16は、7−を1秒間点灯した後、制御部14の制御状態を各セグメントごとに点灯させるように設定されており、この場合に、図4(A)に示すように、例えば制御部14が全開であることを確認した場合は▲1▼セグメントを点灯、全閉であることを確認した場合は▲2▼セグメントを点灯、開放作動中は▲3▼セグメント、閉作動中は▲4▼セグメント、作動停止時は▲5▼セグメントというように、▲1▼〜▲8▼の各セグメントにより制御部14の制御の状態表示をし、これによって、制御部14の制御状態と戸体1の作動状態との一致状態を確認できるようになっている。このとき、前記▲1▼〜▲8▼の各セグメントの位置関係が誤認されないための配慮として、本実施の形態では、図9に示すように、上下方向中間位置のセグメントを基準として点灯するように設定されている。
尚、自己診断モードは、前記確認状態から再度F1キーを操作することによりリセットされるように設定されている。
【0022】
さらに、このものでは、初期設定時やメンテナンス時において、遠隔制御部15の#キーを押し操作すると、通行者検出センサ10の疑似信号を出力し、戸体1を強制開放させることができるように設定されている。このとき、制御部表示手段14fは、図10(A)に示すように、一桁目の数字の右横下方の小数点を点滅点灯させるように設定されており、これによって、疑似信号の制御部14側への入力確認もできるように設定されている。
また、このものでは、メンテナンス時等において、エラー履歴確認モードとすることにより、エラー履歴を表示部16の表示に基づいて確認できるように構成されている。このときの遠隔制御部15の操作は、F2キーの押し操作でなされるが、F2の繰り返し押し操作に伴い、順次過去に遡ったエラー表示が所定回数だけ表示部16になされるように構成されている(図10(B)参照)。尚、本実施の形態におけるエラー表示は、最大9件までのエラー表示がなされるように設定されており、各エラーは、エラーの発生した回数を二桁づつ、四回表示をした後、該エラーの種類に対応する表示(前記図8に示すエラー表示と同様の表示)を点滅点灯するように設定されている。
尚、前記エラー履歴確認モードから、F2キーの押し操作で制御部14は、確認モードがリセットされるように設定されている。
【0023】
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、自動ドアは、開閉機5の開閉駆動に基づいて戸体1の自動的な開閉がなされるが、このものにおいて、遠隔制御部15を用いて制御部14の制御状態の設定をしたり、エラーの履歴を確認したり等、種々のメンテナンス作業を遠隔操作することができ、しかも、その遠隔操作を表示部16による表示により確認できるように構成され、操作性に優れたものとなっている。さらに、このものにおいて、遠隔制御部15により、自己診断モードに切換えた場合では、表示部16には指示速度、実速度、指示回転数、実回転数に加えて、開閉機5の負荷状態を確認できる負荷指数が表示されるように設定されており、しかも、負荷指数は、戸体1の開閉に合わせて予め設定される所定時間ごとに経時的に表示される。このため、表示部に連続的に表示される負荷指数を、初期設定時における負荷指数と比較して、異常に大きくなる(負荷が大きくなる)等の負荷指数の変化がある場合、その変化の箇所が、戸体1の開閉作動の過程における何れの位置にあるときかを確認することができ、これによって、開閉機5自体の故障または異常であるのか、自動ドアの機械的な部分(例えばガイドレールの摩耗等)の故障または異常であるのかの区別(判断)ができることになって、故障または異常の原因を事前に特定して対処することができる。
【0024】
しかも、本発明が実施されたものでは、負荷値を負荷指数に変換して表示する構成として、制御部14の状態表示をするための16セグメントの表示部16をそのまま用いて表示することができ、負荷値を表示するための表示装置を別途用意することがなく、コスト低下に寄与できる。
【0025】
また、このものでは、制御部14と表示部13とを一つの制御ユニット9に組込んだ構成となっているので、配線等の簡略化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動ドアの概略説明正面図である。
【図2】自動ドアの断面側面図である。
【図3】駆動アッシーを説明するブロック図である。
【図4】図4(A)、(B)はそれぞれは表示部の正面図、遠隔制御部の正面図である。
【図5】制御部の制御状態を説明するブロック図である。
【図6】初期設定モードの手順に伴う表示部の表示を説明する表図である。
【図7】図7(A)、(B)はそれぞれ通常制御モードに伴う表示部の表示を説明する表図、センサ入力時における表示部の表示を説明する表図である。
【図8】エラー発生時におけるエラー内容に対応する表示部の表示を説明する表図である。
【図9】自己診断モードにおける表示部の表示を説明する表図である。
【図10】図10(A)、(B)はそれぞれ疑似信号入力時における表示部の表示を説明する表図、エラー履歴に対応する表示部の表示を説明する表図である。
【符号の説明】
1 戸体
2a ローラ
3 ガイドレール
5 開閉機
6 駆動プーリ
9 制御ユニット
11 通行者検出センサ
12 回転検出センサ
14 制御部
14c 演算手段
14f 表示手段
15 遠隔制御部
16 表示部
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物の開口部(出入り口部)や居室間の間仕切り部等に設けられる自動ドアの技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種開口部や居室間の間仕切りとして設けられる自動ドアのなかには、人の出入りを検出する検出センサからの検出信号の入力に伴い、予め入力された作動条件に基づいて開閉機を駆動制御する制御部を備えて構成されたものがある。そして、このようなものにおいて、前記作動条件を制御部に入力する手段として、遠隔制御部を用いて行う場合があり、このようにすることで、初期設定操作や、メンテナンス操作が簡便かつ容易に行えるようにして作業性の向上を図るようにしている。さらに、このようなものにおいて、開閉機の故障や異常を自己診断して、部品交換等の目安にすることが提唱されており、このようなものとして、例えば、モータに、モータへの供給電圧値検出部や回転検出部等を設ける一方、制御部に自己診断手段を設けて、モータの出力軸に作用する負荷値の変化を検出して故障または異常を判断するように構成したものが提唱されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−46918号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、前記特許文献1の制御部に設けられる自己診断手段では、モータの負荷に基づく故障または異常の判断がなされたとき、該故障または異常の発生を履歴として発生の日時とともに単にメモリに記憶する構成となっている。このため、遠隔制御部を用いて前記メモリの記憶内容を表示させたとして、モータの故障または異常が何時発生したかの情報は得られるものの、自動ドアの開閉状態の過程のどの箇所において故障または異常が発生したかの情報は得ることができず、故障や異常の原因が電動モータ側にあるのか自動ドア装置自体にあるのか等、発生箇所や発生原因の特定に時間がかかってしまうという問題があり、ここに本発明が解決しようとする課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、開口部を開閉する戸体と、開口部の通行者を検出する通行者検出センサからの検出信号の入力に伴い、遠隔制御部を用いて予め入力された作動条件に基づいて開閉機を駆動制御する制御部と、該制御部の近傍に設けられ、制御部の状態表示をする表示部とを備えてなる自動ドアにおいて、開閉機に、出力軸の実際の回転を検出する回転検出手段を設ける一方、制御部には、戸体の開閉作動に伴い、前記作動条件と回転検出手段とに基づいて、予め設定される時間ごとの開閉機の指示回転数と実回転数とを演算し、該演算された実回転数の指示回転数に対する割合を基準とする開閉機の負荷値を算出する回転負荷値算出手段と、該回転負荷値算出手段により算出された負荷値を経時的に表示部に表示する表示手段とが設けられているものである。
そして、このようにすることにより、戸体の開閉作動に合わせて負荷値が経時的に表示されるので、負荷値の変化が大きいところを特定することができて、故障または異常の特定を早期に行うことができる。
このものにおいて、本発明の表示手段に表示される負荷値は、実回転数を指示回転数で除した数値を1から差し引いた数値に100を乗じた負荷指数で示されているものとすることができ、このようにすることにより、表示部を安価なものにすることができる。
さらに、このものにおいて、本発明の制御部と表示部とは一つのユニットに構成されているものとすることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態の一例を図1〜図10の図面に基づいて説明する。図面において、1は開口部を開閉する一対の戸体であって、これら各戸体1の上部には、支持ブラケット2を介して左右一対のローラ2aがそれぞれ転動自在に軸承されており、これらローラ2aが開口部に敷設されたガイドレール3を走行するように構成されている。さらに開口部上方の躯体には、左右方向に長いケース体4に収納された駆動部アッシーUが一体的に設けられているが、該駆動部アッシーUは、ケース体4の長手方向一側部に配設され、例えば超音波モータ等により構成される開閉機5と、該開閉機5近傍部位のケース体4に軸承され、開閉機5の出力軸に連動連結される駆動プーリ6と、該駆動プーリ6と左右方向対向側、即ち開口部の他側部に回動自在に軸承される従動プーリ7と、これら両プーリ6、7間に懸回され、駆動プーリ6の回転駆動に伴い両プーリ6、7間を移送されるタイミングベルト8と、前記電動モータ5の駆動制御をするための制御ユニット9とを備えて構成されている。
【0007】
そして、図1において各戸体1に軸承された左右一対のローラ2aの支持ブラケット2のうち、左側の戸体1に設けられた右側の支持ブラケット2は、前記タイミングベルト8の上側に位置する部位に一体的に連結され、右側の戸体1に設けられた左側の支持ブラケット2は、タイミングベルト8の下側に位置する部位に一体的に連結されている。これによって、開閉機5の正逆何れかの駆動がなされてタイミングベルト8が一対のプーリ6、7間を反時計回り方向に移送されたとき、一対の戸体1は、図1に示す全閉姿勢から互いに離間する方向へ移動して全開姿勢側に向けて変姿し、この状態からタイミングベルト8が一対のプーリ6、7間を時計回り方向に移送されたとき、全開姿勢から互いに近接する方向へ移動して全閉姿勢側に向けて変姿するように設定されており、このようにして戸体1による開口部の開閉がなされるように構成されている。
【0008】
一方、開口部上方には、開口部の前後に形成される空間における通行者の出入りを検出して通行者検出信号を出力する通行者検出センサ10が設けられ、さらに、一対の戸体1の互いに対向する端面同志のあいだには、該部位の通行者あるいは障害物を検出して通過検出信号を出力する通過検出センサ11が設けられている。
また、前記開閉機5には回転検出手段として回転検出センサ12が設けられており、開閉機5出力軸の回転に伴い回転検出信号を制御ユニット9に出力するように設定されている。さらに、開口部には、戸体1が全開姿勢になったことを検出して開端位置検出信号を出力する開端位置検出センサOPS、全閉姿勢になったことを検出して閉端位置検出信号を出力する閉端位置検出センサCPS等、必要なセンサ類が設けられており、これらのセンサ10、11、OPS、CPSは、一般的な自動ドアに用いられる汎用のセンサを採用することができる。また、回転検出センサ12としては、エンコーダ等の通常汎用されている回転検出手段を用いることができる。
【0009】
前記制御ユニット9のケーシング13には、マイクロコンピュータで構成される制御部14が収容されている。前記制御部14は前記通行者検出センサ10、通過検出センサ11、開端位置検出センサOPS、閉端位置検出センサCPS、回転検出センサ(本発明の回転検出手段に相当する)12等のセンサ類が接続されており、通行者検出信号、通過検出信号、開端位置検出信号、閉端位置検出信号、回転検出信号等の必要な検出信号が入力されるように設定されている。そして、制御部14にはメモリ手段14aが設けられており、開閉機5の駆動制御をするための各種作動条件(データ)、例えば、片引き、両引き等の開閉形態、開閉速度、開閉端位置(全開姿勢位置、全閉姿勢位置)等の設定値が記憶されており、制御部14は、前記各センサ10、11、12、OPS、CPS等からの検出信号と、前記各種作動条件とに基づいた必要な駆動指令信号を開閉機5に対して出力するように設定されている。
尚、開閉機5は、電動モータ、クラッチ、減速機構(図示せず)等必要な部材を備えて構成されているとともにモータ制御部5aが設けられており、制御部14からの駆動指令信号はモータ制御部5aに入力され、該モータ制御部5aを介して電動モータに必要な駆動力が発生し、戸体1の開閉を行うように設定されている。
さらに、制御部14には受信手段14bが設けられており、後述する遠隔制御部15からの無線信号に、適宜必要な電気的変換を行い、その後、制御部14に入力するように設定されている
【0010】
また、制御部14には演算手段14cが設けられており、メモリ手段14aに記憶された各種作動条件に基づいて開閉駆動する開閉機5に対し、予め設定される時間(例えば0.5s(秒))に回転する出力軸の回転数(基準回転数)の演算をするとともに、回転検出センサ12からの信号に基づいて、前記予め設定される時間に回転する開閉機出力軸の実際の回転数(実回転数)の演算を行い、さらには、これら回転数と、出力軸に連動連結された駆動プーリ6の径とから指示速度、実速度の演算等、必要な演算をするように設定されている。
さらに、制御部14の演算手段14cは、前記演算された実回転数の指示回転数に対する割合、即ち、式
((実回転数)/(基準回転数))
で示される数値を基準とする開閉機5の負荷値を算出するように設定されており、該算出手段が本発明の回転負荷値算出手段に相当している。
ここで、本実施の形態における負荷値は、式、
{1−(実回転数)/(基準回転数)}×100
により示される負荷指数として算出し、後述する表示部16の表示形態に合わせた二桁数値となるように配慮されている。この場合に、開閉機5(電動モータ)に対する負荷の度合を示す前記負荷指数は、負荷が大きくなることにより大きな数値となる数値であり、従って、戸体1の開閉作動の過程(開放初期段階、定速作動段階、閉鎖初期段階等)で異なる数値を示す。これによって、負荷指数は、戸体1の開閉過程で暫時変化するものであるが、初期設定された状態における開閉作動の過程での負荷指数を基準とし、所定時間のあいだ使用後における負荷指数を比較することにより、自動ドアに作用する負荷変化を認識し、もって、部品点検、部品交換等の目安を得ることができるように設定されている。
【0011】
また、制御部14にはエラー判断手段14dが設けられており、各センサ10、11、12、OPS、CPS等からの検出信号入力に基づいて作動異常を判断し、緊急停止指令を出力するように設定されている。このとき、メモリ手段14aは、前記エラーの履歴を記憶するように設定されている。
さらに、制御部14にはモード切換え手段14eが設けられ、遠隔制御部15のスイッチ操作に基づいて制御部14のモードを、設定モード、通常作動モード、自己診断モード等の各種モードに切換えるように設定されている。
【0012】
さらに、制御部14には本発明の表示手段14fが設けられている一方、制御ユニット9のケーシング13の前面には、前記表示手段14fの指令に基づいて必要な表示をする表示部16が設けられている。この表示部16は、図4(A)に示すように、7セグメントで構成される二つの表示と、これら各表示の右横下部に配設される1セグメントで構成される小数点表示との合わせて16セグメントの表示ができるように構成されている。
そして、前記表示手段14fは、表示部16に各モードに対応する制御部14の状態表示を予め設定された表示形態で表示させるための表示指令を出力するように設定されている。つまり、本実施の形態では、設定モードに切換えられている状態であって、制御部14のメモリ手段14aに作動条件を設定するための初期設定時、あるいは、制御部14の制御状態を点検するメンテナンス時である状態では、遠隔制御部15からの信号に基づいて制御部14に入力される作動条件を所定の表示形態で表示するよう表示指令を出力するように設定されている。また、制御部14が通常作動モードに切換えられている状態では、戸体1の開閉作動に合わせた作動状態の表示、および、エラー判断手段14dがエラーを判断したとき、エラーの種類に応じたエラー表示を所定の表示形態で表示するよう表示指令を出力するように設定されている。そして、制御部14が自己診断モードに切換えられている状態では、戸体1の開閉作動に合わせて、前記演算手段14cにより演算した指示回転数、実回転数、指示速度、実速度、そして、前記負荷指数の各数値を戸体1の開閉作動に合わせて経時的に表示するよう表示指令を出力するように設定されている。
【0013】
一方、前記遠隔制御部15は、図4(B)に示すように、MODEキー、STRKキー、TESTキー、*キー、#キー、F1キー、F2キー、0〜9までのナンバーキーが設けられている。そして、これら各キーを後述のような操作を行うことに基づいて、制御部14のモード切換え、制御部14における作動条件の設定入力、制御部14の自己診断等のメンテナンス作業を遠隔操作できるように設定されている。
【0014】
つぎに、遠隔制御部15のキー操作と、これに対応する表示部16の表示状態(形態)について説明する。因みに、制御部14は、遠隔制御部15からの操作だけではなく、制御ユニット9に設けたスイッチSによる適宜操作に基づいても同様の作動をするように設定されているが、ここでのスイッチSの操作についての説明は省略する。
まず、制御部14の作動条件をメモリ手段14aに記憶させる初期設定時における遠隔制御部15のキー操作と、これに対応する表示部16の表示形態とについて、図6の表図に基づいて説明する。
遠隔制御部15のMODEキーを押しながら遠隔制御部15の電源を投入し、続いて遠隔制御部15のナンバーキーを用いて予め設定されるパスワードを入力することにより、戸体1側の制御部14は初期設定モードに切換わる。パスワードが入力されると、表示は、設定順位1、2に示すように、「2−」の表示とパスワードの一つ一つの数字が順番に、かつ、交互に点灯し、該点灯によりパスワードが確認される。
この初期設定モードになると、設定順位順に適宜制御部14の作動条件を設定することができるが、まず、開閉方式(戸体が片引きであるか横引きであるか)の設定を0または1のナンバーキーを用いることで設定(確定)される。このときの表示は、「3−」と、前記設定した数値(「0」または「1」)との表示が交互に点灯される状態となり、該点灯により設定確認がなされ、MODEキーの押し操作で次の手順にすすむ。
つぎに、引き勝手(戸体が片引きの場合、左引きか右引きか)の設定を0または1のナンバーキーを用いることで設定(確定)する。このときの表示は、「4−」と、設定した数値(「0」または「1」)との表示が交互に点灯される状態となり、該点灯により設定確認をした後、MODEキーの押し操作で次の手順にすすむ。
続いて、戸体1の開閉ストロークを設定するストローク設定のうち、開端位置の設定をするが、この場合、手動で戸体1を開端位置に移動させ、この状態でSTRKキーを所定時間押し操作することにより開端位置を設定することができる。この設定がなされたときの表示は、「5−」と「0」との表示が交互に点灯される状態となり、該点灯により設定確認がなされた後、自動的に次の手順にすすむ。
【0015】
つぎは、ストローク設定の半開位置の設定をするが、この場合も同様に手動で半開位置に移動させ、この状態でSTRKキーを所定時間押し操作することにより半開位置が設定される。このときの表示は、「6−」と「H」との表示が交互に点灯される状態となり、該点灯により設定確認がなされると、自動的に次の手順にすすむ。
さらに、ストローク設定の閉端位置の設定をするが、この場合も同様に手動で閉端位置に移動させ、この状態でSTRKキーを所定時間押し操作することにより閉端位置が設定される。このときの表示は、「7−」と「C」との表示が交互に点灯され、該点灯により設定確認を行った後、開端と閉端とのあいだの概略ストロークが二桁数値で二回にわたって表示単位:mm)されるように設定されている。
前記状態においてMODEキーを押し操作することで次の手順番号8の開速度の設定がなされるが、本実施の形態において、開速度は予め0〜8段階の速度設定がなされており、所望の段階番号を押し操作することで開速度が設定される。このときの表示は、「8−」と、設定した段階番号の数字との表示が交互に点灯される状態となり、該点灯により設定確認をした後、MODEキーの押し操作で次の手順にすすむ。
このように、初期設定モードでは、遠隔制御部15のキー操作に基づいて、制御部14が開閉機5を駆動制御する際の種々の作動条件が設定され、メモリ手段14aに記憶することになるが、図6に示した設定項目の他、開放タイマの設定、微動速度での作動範囲の設定等、必要に応じて適宜スイッチ操作に基づいて種々の作動条件を設定することができるようになっており、この場合でも、作動条件の設定に対応する表示が表示部16になされ、該表示部16の表示を確認しながら作動条件の設定を行うことができるようになっている。
【0016】
尚、本実施の形態では、初期設定モードにおいて、設定操作をしている設定順位の前の順位の設定内容に戻りたい場合は、*キーを操作することで戻ることができるように構成されている。また、自動ドアの使用過程でのメンテナンス時において、開速度、閉速度等の必要な作動条件の変更を行うことができるが、この場合では、遠隔制御部15を初期設定モードにしてパスワードを入力した後、前記初期設定時と同様の操作を行うことにより、設定変更をすることができる。因みに、初期設定時、メンテナンス時において、前記作動条件を設定した後はTESTキーを操作することにより戸体1が通常作動する通常作動モードに移行するように設定されている。
【0017】
つぎに、このように作動条件が設定されたものにおいて、通行者検出センサ10からの入力に伴う戸体1の開閉作動がなされる通常作動モードにおける表示部16の表示状態について図7(A)の表図に基づいて説明する。
表示部15は、戸体1が全閉位置に達している状態では「0」を表示し、開放作動中では「1」、全開位置に達することに伴い「2」、閉鎖作動中では「3」、微動中では「H」を表示するように設定されており、通常作動モードでは、制御部14における制御状態(戸体1の作動状態)に対応する戸体1の作動状態の表示がなされている。
因みに、戸体1は、予め設定される作動条件に基づいてガイドレール3上を走行するが、開閉作動の過程では、開閉端部位では加速し、一定速度状態となった状態で半開位置に達すると減速され微動状態で作動(微動中)し、閉、開端位置に達するように構成され、これらがそれぞれの表示形態で表示されるように設定されている。
【0018】
尚、本発明が実施されたものでは、図7(B)に示すように、前記通常作動モードにおいて、通行者検出センサ10が入力されると、一桁目の数字の右横下部に配設される小数点が点滅点灯し、通過検出センサ11が入力されると、二桁目の数字の右横下部に配設される小数点が点滅点灯するように設定され、センサ10、11入力を常時確認できるようになっている。この場合に、センサ10、11の表示を小数点を用いて行うことで、前記制御部14に対応する戸体1の作動状態の表示と同時に行えるように構成されている。
【0019】
また、前記通常作動モードにおいて、制御部14のエラー判断手段14dがエラーを判断した場合、表示手段14fは、表示部16の表示を、前記制御部14の状態表示からエラー表示に切換えるように構成されており、該エラー表示は、エラーに対応した表示形態となっている。
つまり、表示部16は、エラー判断手段14dが予め設定される概略ストロークを越えているにもかかわらず、全開あるいは全閉となっていないと判断した場合は「L0」を点灯し、開放作動中に障害物があって緊急停止した場合は一桁目の「1」を点滅点灯し、閉鎖作動中に障害物があって緊急停止した場合は一桁目の「3」が点滅点灯するように設定されている。以下、詳細な説明は省略するが、表示手段14fは、図8の表図に示すように、エラー判断手段14dによる判断に対応して表示部16に表示するように設定されている。
【0020】
また、メンテナンス時等において、遠隔制御部15のF1キーを押し操作して自己診断モードに切換えて、制御部14の制御状態の故障または異常を自己診断する場合の表示部16の表示状態について、図9の表図に基づいて説明する。
尚、自己診断モードで表示される数値は、前述したように、戸体1の開閉作動に合わせて、前記演算手段14cにより演算した指示回転数、実回転数、指示速度、実速度、そして、前記負荷指数とが、戸体1の開閉作動に合わせて経時的に表示されている。
つまり、自己診断モードに移行すると、自己診断項目1から順に予め設定された演算値が表示される。つまり、F1キーの押し操作で自己診断モードに切換わると、自己診断項目1の指示速度が表示される。尚、前記指示速度は二桁数字で表示されるよう基準単位が配慮されており、表示部16は、「1−」の表示を1秒間点灯した後、前記二桁の指示速度を表示するように設定されている。
この状態において、F1キーを押し操作すると、自己診断項目2の実速度が表示されるように設定されており、該実速度は、前記支持速度と同様に二桁数字で表示され、表示部16は、「2−」の表示を1秒間点灯した後、実速度を表示するように設定されている。
【0021】
前記状態でF1キーを押し操作すると、自己診断項目3の指示回転数が表示されるように設定されており、表示部16は、「3−」の表示を1秒間点灯した後、指示回転数を表示するように設定されている。
さらに、この状態でF1キーを押し操作すると、自己診断項目4の実回転数が表示されるように設定されており、表示部16は、「4−」の表示を1秒間点灯した後、実回転数を表示するように設定されている。
続いてF1キーを押し操作すると、自己診断項目5の負荷指数が表示されるように設定されており、表示部16は、「5−」の表示を1秒間点灯した後、前記負荷指数を表示するように設定されている。
前記状態から、F1キーを押し操作すると、自己診断項目6に移行するが、ここでは、演算手段14fにより指示回転数と作動条件とから演算された電動モータの回転数指示電圧値を二桁数値で表示するように設定されており、表示部16は、「6−」の表示を1秒間点灯した後、前記指示電圧値を表示するように設定されている。
続いて、F1キーを押し操作した状態では、本実施の形態では入力確認モニタ状態となり、この状態で戸体1の開閉作動を行った場合では、表示部16は、7−を1秒間点灯した後、制御部14の制御状態を各セグメントごとに点灯させるように設定されており、この場合に、図4(A)に示すように、例えば制御部14が全開であることを確認した場合は▲1▼セグメントを点灯、全閉であることを確認した場合は▲2▼セグメントを点灯、開放作動中は▲3▼セグメント、閉作動中は▲4▼セグメント、作動停止時は▲5▼セグメントというように、▲1▼〜▲8▼の各セグメントにより制御部14の制御の状態表示をし、これによって、制御部14の制御状態と戸体1の作動状態との一致状態を確認できるようになっている。このとき、前記▲1▼〜▲8▼の各セグメントの位置関係が誤認されないための配慮として、本実施の形態では、図9に示すように、上下方向中間位置のセグメントを基準として点灯するように設定されている。
尚、自己診断モードは、前記確認状態から再度F1キーを操作することによりリセットされるように設定されている。
【0022】
さらに、このものでは、初期設定時やメンテナンス時において、遠隔制御部15の#キーを押し操作すると、通行者検出センサ10の疑似信号を出力し、戸体1を強制開放させることができるように設定されている。このとき、制御部表示手段14fは、図10(A)に示すように、一桁目の数字の右横下方の小数点を点滅点灯させるように設定されており、これによって、疑似信号の制御部14側への入力確認もできるように設定されている。
また、このものでは、メンテナンス時等において、エラー履歴確認モードとすることにより、エラー履歴を表示部16の表示に基づいて確認できるように構成されている。このときの遠隔制御部15の操作は、F2キーの押し操作でなされるが、F2の繰り返し押し操作に伴い、順次過去に遡ったエラー表示が所定回数だけ表示部16になされるように構成されている(図10(B)参照)。尚、本実施の形態におけるエラー表示は、最大9件までのエラー表示がなされるように設定されており、各エラーは、エラーの発生した回数を二桁づつ、四回表示をした後、該エラーの種類に対応する表示(前記図8に示すエラー表示と同様の表示)を点滅点灯するように設定されている。
尚、前記エラー履歴確認モードから、F2キーの押し操作で制御部14は、確認モードがリセットされるように設定されている。
【0023】
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、自動ドアは、開閉機5の開閉駆動に基づいて戸体1の自動的な開閉がなされるが、このものにおいて、遠隔制御部15を用いて制御部14の制御状態の設定をしたり、エラーの履歴を確認したり等、種々のメンテナンス作業を遠隔操作することができ、しかも、その遠隔操作を表示部16による表示により確認できるように構成され、操作性に優れたものとなっている。さらに、このものにおいて、遠隔制御部15により、自己診断モードに切換えた場合では、表示部16には指示速度、実速度、指示回転数、実回転数に加えて、開閉機5の負荷状態を確認できる負荷指数が表示されるように設定されており、しかも、負荷指数は、戸体1の開閉に合わせて予め設定される所定時間ごとに経時的に表示される。このため、表示部に連続的に表示される負荷指数を、初期設定時における負荷指数と比較して、異常に大きくなる(負荷が大きくなる)等の負荷指数の変化がある場合、その変化の箇所が、戸体1の開閉作動の過程における何れの位置にあるときかを確認することができ、これによって、開閉機5自体の故障または異常であるのか、自動ドアの機械的な部分(例えばガイドレールの摩耗等)の故障または異常であるのかの区別(判断)ができることになって、故障または異常の原因を事前に特定して対処することができる。
【0024】
しかも、本発明が実施されたものでは、負荷値を負荷指数に変換して表示する構成として、制御部14の状態表示をするための16セグメントの表示部16をそのまま用いて表示することができ、負荷値を表示するための表示装置を別途用意することがなく、コスト低下に寄与できる。
【0025】
また、このものでは、制御部14と表示部13とを一つの制御ユニット9に組込んだ構成となっているので、配線等の簡略化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動ドアの概略説明正面図である。
【図2】自動ドアの断面側面図である。
【図3】駆動アッシーを説明するブロック図である。
【図4】図4(A)、(B)はそれぞれは表示部の正面図、遠隔制御部の正面図である。
【図5】制御部の制御状態を説明するブロック図である。
【図6】初期設定モードの手順に伴う表示部の表示を説明する表図である。
【図7】図7(A)、(B)はそれぞれ通常制御モードに伴う表示部の表示を説明する表図、センサ入力時における表示部の表示を説明する表図である。
【図8】エラー発生時におけるエラー内容に対応する表示部の表示を説明する表図である。
【図9】自己診断モードにおける表示部の表示を説明する表図である。
【図10】図10(A)、(B)はそれぞれ疑似信号入力時における表示部の表示を説明する表図、エラー履歴に対応する表示部の表示を説明する表図である。
【符号の説明】
1 戸体
2a ローラ
3 ガイドレール
5 開閉機
6 駆動プーリ
9 制御ユニット
11 通行者検出センサ
12 回転検出センサ
14 制御部
14c 演算手段
14f 表示手段
15 遠隔制御部
16 表示部
Claims (3)
- 開口部を開閉する戸体と、開口部の通行者を検出する通行者検出センサからの検出信号の入力に伴い、遠隔制御部を用いて予め入力された作動条件に基づいて開閉機を駆動制御する制御部と、該制御部の近傍に設けられ、制御部の状態表示をする表示部とを備えてなる自動ドアにおいて、開閉機に、出力軸の実際の回転を検出する回転検出手段を設ける一方、制御部には、戸体の開閉作動に伴い、前記作動条件と回転検出手段とに基づいて、予め設定される時間ごとの開閉機の指示回転数と実回転数とを演算し、該演算された実回転数の指示回転数に対する割合を基準とする開閉機の負荷値を算出する回転負荷値算出手段と、該回転負荷値算出手段により算出された負荷値を経時的に表示部に表示する表示手段とが設けられている自動ドア。
- 請求項1において、表示手段に表示される負荷値は、実回転数を指示回転数で除した数値を1から差し引いた数値に100を乗じた負荷指数で示されている自動ドア。
- 請求項1または2において、制御部と表示部とは一つのユニットに構成されている自動ドア。
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- 2003-03-24 JP JP2003080104A patent/JP2004285725A/ja active Pending
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