JP2003155199A - 産業車両の音声報知装置及び産業車両 - Google Patents

産業車両の音声報知装置及び産業車両

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JP2003155199A
JP2003155199A JP2001353582A JP2001353582A JP2003155199A JP 2003155199 A JP2003155199 A JP 2003155199A JP 2001353582 A JP2001353582 A JP 2001353582A JP 2001353582 A JP2001353582 A JP 2001353582A JP 2003155199 A JP2003155199 A JP 2003155199A
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Torahiko Yamanouchi
寅彦 山之内
Hisashi Ichijo
恒 一条
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Toyota Industries Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示手段の表示状態変化を音声により報知す
ることができる産業車両の音声報知装置及び産業車両を
提供する。 【解決手段】 フォークリフト1はロックオンシステム
58を備えている。このロックオンシステム58とし
て、コントローラ40は画像認識処理部68、移動目標
点算出部72、音声処理部65を備えている。そして、
音声処理部65は画像認識処理部68により画像認識さ
れたマークと、移動目標点算出部72により算出された
移動目標点に基づき、ディスプレイ装置25の表示画面
59上の表示状態が変化したときにその変化に応じた報
知をスピーカ60により行わせる。例えば、表示画面5
9上でマークと移動目標点が一致したときに、スピーカ
60によりその旨が報知される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業車両の音声報
知装置及び産業車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、この種の産業車両であるフォー
クリフトでは、多段式のマストが車体に備えられ、フォ
ーク等の荷役機器(アタッチメント)を有したキャリッ
ジがマストに沿って昇降可能に設けられている。例えば
棚の高所で荷取り作業や荷置き作業をする際は、運転者
は荷役レバー(リフトレバー)を操作して多段式マスト
を油圧駆動でスライド伸長させることにより、フォーク
等の荷役機器をマストに沿って上昇させ、荷役機器を棚
上のパレットまたは棚面に対し所定の位置関係となるよ
うに位置合わせを行う。
【0003】この際、運手者は高所(例えば3〜6メー
トル)を仰ぎ見ながらフォークがパレットの穴または棚
面の少し上方位置に合ったかどうかを目で確認しつつ荷
役レバーを操作する必要がある。しかし、高所を下方か
ら仰ぎ見ながらフォークとパレット等が水平方向に位置
合わせされたかを目視で判断することは困難で、熟練者
でもこの位置合わせに時間を要するという問題があっ
た。
【0004】従来、フォークリフト等の産業車両の分野
において、高所に位置するフォークの位置合わせを支援
するシステムが開発されている。このシステムの一種と
して、例えば米国特許5586620号には、フォーク
を支持するキャリッジにカメラを取り付け、このカメラ
で撮影した画像を運転席から表示装置の画面を通して見
られる技術が開示されている。この場合、カメラで撮影
した高所位置の画像を表示装置の画面を通して見られる
ので、高所の荷役作業でも運転者はフォークの位置合せ
作業を比較的簡単かつ正確に行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、カメラを有
するこの種のシステムでは、高所の荷役作業時にフォー
クをパレットや棚に対して好適な位置に位置決めするた
めに、運転者は表示装置の画面を注視する必要がある。
また、フォークがパレットや棚に対して位置合わせされ
ているか否かを確認するために、運転者は画面を注視す
る必要がある。よって、この作業時には他の作業を行う
ことができず、作業効率が悪いという問題が生じてい
た。また、画面を見る確認作業が面倒であるという問題
もあった。
【0006】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、表示手段の表示状態変化を音
声により報知することができる産業車両の音声報知装置
及び産業車両を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、荷役操作の際に荷役
対象を撮影する撮影手段と、前記撮影手段により撮影さ
れた画像データを基に、前記荷役機器の位置合わせの際
の目印となる標識を認識する認識手段と、前記認識手段
の認識結果に基づき、前記標識に対する前記荷役機器の
位置関係を検出する状態検出手段と、前記状態検出手段
により検出された位置関係を基に、前記荷役機器の位置
状態を視覚的に表示する表示手段と、運転者に対して音
声を報知可能な出力手段と、前記荷役機器の標識に対す
る位置が変化することで前記表示手段の表示状態が変化
したときに、その変化に応じた報知を前記出力手段によ
り行わせる音声処理手段とを備えた。
【0008】この発明によれば、撮影手段により撮影さ
れた画像データを基に認識手段によって標識が認識さ
れ、その認識結果に基づき状態検出手段により標識に対
する荷役機器の位置関係が検出される。そして、報知処
理手段は荷役機器の標識に対する位置が変化して表示手
段の表示状態が変化したとき、その変化に応じた報知を
出力手段に出力させる。このため、運転者は荷役機器と
標識との間の位置状態を音声により確認可能となり、荷
役機器の位置状態の確認のために表示手段に目を配る必
要がなくなって荷役作業時の作業効率がよくなる。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記表示手段の画面座標上におい
て、前記荷役機器の位置合わせの際に前記標識があるべ
き位置として移動目標点を算出する移動目標点算出手段
を備え、前記音声処理手段は、前記認識手段により認識
された前記表示手段の画面上の前記標識と、前記移動目
標点算出手段により求まる前記表示手段の画面上の前記
移動目標点との間の位置状態が変化したときに、その旨
を前記出力手段により報知させる。
【0010】この発明によれば、請求項1に記載の発明
の作用に加え、移動目標点算出手段により算出された移
動目標点と、表示手段の画面上の標識との間の位置関係
が変化したとき、出力手段によってその旨が報知され
る。これにより、移動目標点と標識との位置関係を音声
により確認可能となる。
【0011】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記音声処理手段は、前記表示手段
の画面上における前記移動目標点と前記標識とが一致し
たときにその旨を報知させる。
【0012】この発明によれば、請求項2に記載の発明
の作用に加え、表示手段の画面上における移動目標点と
標識とが一致したとき、出力手段によってその旨が報知
される。従って、移動目標点と標識とが一致したか否か
の確認を音声により行える。
【0013】請求項4に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記音声処理手段は、前記表示手段
の画面上における前記移動目標点が前記標識から外れた
ときにその旨を報知させる。
【0014】この発明によれば、請求項2に記載の発明
の作用に加え、表示手段の画面上における移動目標点が
標識から外れたとき、出力手段によってその旨が報知さ
れる。従って、移動目標点が標識から外れたか否かの確
認を音声により行える。
【0015】請求項5に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記音声処理手段は、前記撮影手段
が前記標識を捕らえて前記認識手段が標識を認識すると
ともに、前記表示手段の画面に前記標識が表示されたと
きにその旨を報知する。
【0016】この発明によれば、請求項1に記載の発明
の作用に加え、表示手段の画面に標識が表示されたと
き、出力手段によってその旨が報知される。従って、標
識が表示手段の画面に表示されたか否かの確認を音声に
より行える。
【0017】請求項6に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記音声処理手段は、前記撮影手段
の撮影範囲外に前記標識が位置して前記認識手段が標識
を認識しなくなるとともに、前記表示手段の画面から前
記標識が外れたときにその旨を報知させる。
【0018】この発明によれば、請求項1に記載の発明
の作用に加え、表示手段の画面から標識が外れたとき、
出力手段によってその旨が報知される。従って、標識が
表示手段の画面から外れたか否かの確認を音声により行
える。
【0019】請求項7に記載の発明では、請求項3〜6
のうちいずれか一項に記載の発明において、前記音声処
理手段は、前記表示手段の画面上において前記移動目標
点と標識が一致したとき、前記移動目標点が標識から外
れたとき、前記標識が表示されたとき、前期標識が外れ
たときの4つの報知のうち、一つの装置として少なくと
も2つ以上の報知を行う。
【0020】この発明によれば、請求項3〜6のうちい
ずれか一項に記載の発明の作用に加え、移動目標点と標
識とが一致したか否かの確認、移動目標点が標識から外
れたか否かの確認、標識が表示手段の画面に表示された
か否かの確認、標識が表示手段の画面から外れたか否か
の確認のうち、少なくとも2つ以上の確認を音声により
行える。
【0021】請求項8に記載の発明では、請求項1〜7
のうちいずれか一項に記載の発明において、車両に搭載
されたバッテリのバッテリ残量を計測する計測手段を備
え、前記音声処理手段は、前記計測手段により計測され
たバッテリ残量が所定の閾値以下となったときにその旨
を報知させる。
【0022】この発明によれば、請求項1〜7のうちい
ずれか一項に記載の発明の作用に加え、計測手段により
計測されたバッテリ残量が所定の閾値以下となったと
き、出力手段によってその旨が報知される。従って、バ
ッテリの残量が残り少ないことの確認を音声により行え
る。
【0023】請求項9に記載の発明では、請求項1〜8
のうちいずれか一項に記載の発明において、前記標識を
画像認識処理して、前記標識と前記荷役機器との間の位
置関係を検出する位置制御システムを備え、前記音声処
理手段は、前記位置制御システムが起動した際にその旨
を報知させる。
【0024】この発明によれば、請求項1〜8のうちい
ずれか一項に記載の発明の作用に加え、位置制御システ
ムが起動したとき、出力手段によってその旨が報知され
る。従って、位置制御システムが起動したか否かの確認
を音声により行える。
【0025】請求項10に記載の発明では、荷役作業を
行うための荷役機器を移動させるために手動操作される
操作手段を備えた産業車両において、複数の異なる表示
態様で表示可能な表示手段と、複数の異なる音態様の音
を発生可能な出力手段と、荷役作業を支援するために前
記荷役機器の状態を検出する状態検出手段と、前記状態
検出手段により検出された検出結果を基に前記荷役機器
が目標とする正規の状態に合致した状態か外れた状態か
を判定し、正規の状態か正規から外れた状態かを異なる
表示態様で前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
前記状態検出手段の検出結果に基づき前記正規の状態と
正規から外れた状態との間で前記荷役機器の状態変化が
あったか否かを判定し、該状態変化があったと判定した
ときにはその状態変化の種類に応じた異なる音態様の音
を前記出力手段に発生させる音制御手段とを備えた。
【0026】この発明によれば、音制御手段は荷役機器
の状態変化の種類に応じた音態様の音を出力手段により
報知させる。このため、運転者は荷役機器と標識との間
の位置状態を音声により確認可能となり、荷役機器の位
置状態の確認のために表示手段に目を配る必要がなくな
って荷役作業時の作業効率がよくなる。
【0027】請求項11に記載の発明では、産業車両は
請求項1〜10のうちいずれか一項に記載の音声報知装
置を備えた。この発明によれば、請求項1〜10のうち
いずれか一項に記載の作用と同様の作用が得られる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した産業車
両の音声報知装置の一実施形態を図1〜図14に従って
説明する。
【0029】図1は、フォークリフトの斜視図である。
産業車両としてのリーチ型フォークリフトトラック(以
下、単にフォークリフトと記す)1は、車体2の前側に
左右一対のリーチレグ3を備え、リーチレグ3に沿って
マスト装置4が前後方向に移動(リーチ動作)可能とな
っている。車体2にはリーチシリンダ5が配設され、こ
のリーチシリンダ5によりマスト装置4がリーチ動作さ
れる。マスト装置4は荷役機器としてのフォーク6を備
え、フォーク6はマスト装置4のリーチ動作に伴い前後
方向で位置調整される。
【0030】マスト装置4はキャリッジ7を備え、キャ
リッジ7は左右一対のリフトシリンダ8(片側のみ図
示)が駆動したときに、多段式(本例では3段式)のマ
スト9がスライド伸縮することで上下方向に移動する。
フォーク6はキャリッジ7に取り付けられ、マスト9の
スライド伸縮に伴い上下方向に位置調整される。キャリ
ッジ7にはサイドシフタ10が配設され、サイドシフタ
10はサイドシフトシリンダ11(図6参照)が駆動さ
れることで左右方向に移動可能となっている。フォーク
6は、サイドシフタ10のサイドシフトに伴い左右方向
で位置調整される。また、キャリッジ7にはティルトシ
リンダ12(図6参照)が接続され、このティルトシリ
ンダ12がティルト動作することによりフォーク6の傾
動角が調整される。
【0031】各リーチレグ3には、先端部に前輪(従動
輪)13aが取り付けられ、車体2には後輪(駆動輪)
13bが取り付けられている。後輪13bは操舵輪を兼
ねており、車体2に配備されたバッテリ2aを電源とし
て駆動される走行用モータ14の動力により走行駆動さ
れる。車体2の後部右部分には、立席タイプの運転席1
5が設けられ、ハンドル16を操作することで後輪13
bが操舵される。ハンドル16の上面には、ハンドル1
6を操作する際に運転者により握られるハンドルノブ1
7が形成されている。
【0032】フォークリフト1は高所(高揚高範囲)に
おけるフォーク6の位置合わせ操作を支援するために、
サイドシフタ10の前面中央部に組み付けられたカメラ
昇降装置18を備えている。カメラ昇降装置18は撮影
手段としてのカメラ(CCDカメラ)19を内蔵したカ
メラユニット20を備え、カメラユニット20はキャリ
ッジ7の前面中央部に組み付けられたハウジング21内
に格納される格納位置と、ハウジング21の下端から突
出する下降位置との間を昇降するようになっている。カ
メラユニット20はフォーク6が高所にあるときに、荷
物(パレット)を取り出す荷取り作業時に格納位置に、
フォーク6上に載せられた荷物を所定位置に載置する荷
置き作業時に下降位置に位置するように位置調整され
る。
【0033】カメラユニット20はカメラ19の撮影部
(レンズ)22から、フォーク6の前方の荷役作業エリ
アを撮影することが可能となっている。また、ハウジン
グ21の前面下部には撮影窓23が形成され、この撮影
窓23を通して格納位置からでも荷役作業エリアの撮影
が可能である。つまり、このカメラ19によって格納位
置と下降位置の二位置からフォーク6の正面(前方)を
撮影できる。また、サイドシフタ10のサイドシフト時
にはフォーク6とともにカメラ昇降装置18も左右方向
に移動する。
【0034】車体2の上部を覆うルーフ24には、運転
席15に立つ運転者からよく見える位置に表示手段とし
てのディスプレイ装置(液晶ディスプレイ装置)25が
取り付けられている。ディスプレイ装置25の画面に
は、荷役作業時にカメラ19によって撮影されたフォー
ク6の前方のエリアの画像が映し出される。運転者は、
このディスプレイ装置25の画面を見ながら荷役作業が
行えるようになっている。
【0035】図2は、カメラ19を備えたフォークリフ
ト1で荷役作業を行うときの模式側面図である。荷26
の荷役作業は、パレット27に載置された状態で行われ
る。また、荷26を載置するための棚28は多段構造と
なっており、その全長高さがフォークリフト1の高さの
2倍以上のものもある。このように棚28の全長が高い
と、高所に位置する棚部29で荷役作業を行うときに、
運転者が運転席15から荷役作業を見ることができない
場合がある。これを解消するために、カメラ19を備え
たこのフォークリフト1では、カメラ19によってフォ
ーク6の前方のエリアを撮影し、この撮影された画像を
基にしてフォーク6の位置合わせを自動で行うことで荷
役作業を支援している。
【0036】図3はマルチレバーの斜視図であり、図4
は同レバーの側面図である。インストルメントパネル3
0上には、荷役レバーとしてのマルチレバー31が設け
られている。マルチレバー31は、これ1つで走行操作
と荷役操作の全ての操作を可能とするもので複数種類の
操作部を備えている。マルチレバー31はインストルメ
ントパネル30上の所定箇所に形成されたスロット32
に沿って前後方向に傾動するレバー本体33(図4参
照)を有し、このレバー本体33は操作しない状態では
パネル面に対し略垂直となる中立位置にバネ(図示せ
ず)の付勢力により復帰する。レバー本体33の上端部
には、グリップ部34が車幅方向に対し30度〜60度
程度の角度をもって傾斜する姿勢に取付けられている。
【0037】グリップ部34の左端部には、略円筒形の
リフト用ノブ35が図3の矢印方向へ回転可能に設けら
れている。また、グリップ部34の左部分前縁にシーソ
ースイッチ36が、グリップ部34の左部分背面に十字
スイッチ37が、グリップ部34の左部分前面に作動ス
イッチ38(図4参照)がそれぞれ設けられている。グ
リップ部34は、運転者が右肘を付いた状態で右手によ
り握られる。グリップ部34を握った状態では親指でリ
フト用ノブ35または十字スイッチ37を操作でき、人
差し指でシーソースイッチ36または作動スイッチ38
を操作できる。
【0038】グリップ部34を握った右手でレバー本体
33を前方に傾けるとフォークリフト1が前進し、レバ
ー本体33を後方に傾けるとフォークリフト1が後進す
る。リフト用ノブ35に形成された突起35aを親指で
上方へ押してノブ35を上側に回すとフォーク6が上昇
し、親指で突起35aを下方へ押してリフト用ノブ35
を下側に回すとフォーク6が下降する。また、人差し指
でシーソースイッチ36の前端36aを押すとマスト装
置4が前方に移動し、人差し指でシーソースイッチ36
の後端36bを押すとマスト装置4が後方に移動する。
【0039】十字スイッチ37は上下・左右の4方向に
操作可能になっており、上下方向の操作でマスト9のテ
ィルトを操作し、左右方向の操作でサイドシフトを操作
する。即ち、親指で十字スイッチ37の上端部37aを
押すとフォーク6が前傾し、十字スイッチ37の下端部
37bを押すとフォーク6が後傾する。また親指で十字
スイッチ37の右端部37cを押すとフォーク6が右方
向に移動し、十字スイッチ37の左端部37dを押すと
フォーク6が左方向に移動する。
【0040】図5は、フォークの位置合わせを自動で行
うフォーク自動位置制御についての説明図である。パレ
ット27および棚28には、パレット27、棚28に対
するフォーク6の相対位置を求めるための標識としての
マークM1,M2が付されている。つまり、パレット2
7の側面(正面)には、2つの差込孔27a,27aの
間の中央にマークM1が付されている。一方、棚28の
棚部29には、その正面中央にマークM2が付されてい
る。ここで、パレット27に付されたマークM1と、棚
28に付されたマークM2とは図形が同じであるが、白
黒が反転した模様となっている。そして、フォーク6の
位置合わせを自動で行うフォーク自動位置制御が実行さ
れると、これらマークM1,M2を目標にフォーク6が
自動で位置合わせされる。
【0041】要するに、荷取り作業を行う荷取りモード
時は、パレット27に付されたマークM1を目標にし
て、フォーク6がパレット27の差込孔27aに相対す
るように自動で位置合わせが行われる。また、荷置き作
業を行う荷置きモード時は、棚28に付されたマークM
2を目標にして、フォーク6が棚部29の棚面(荷置き
面)29aの上方所定高さ(棚面29aから例えば10
〜20cm上方の高さ)に位置するとともに、2つのフ
ォーク6の中間点がマークM2と左右方向でほぼ同じ位
置となるように自動で位置合わせが行われる。フォーク
6の位置合わせは、リフトシリンダ8を駆動することで
上下方向(同図ではz方向)に、サイドシフトシリンダ
11を駆動することで左右方向(同図ではy方向)に移
動させることにより行われる。
【0042】図6は、フォークリフト1の電気的構成図
である。フォークリフト1はコントローラ40を備え、
このコントローラ40は画像制御部41、荷役制御部4
2、駆動回路43,44、ソレノイド駆動回路45を備
えている。荷役制御部42には、その入力側に上限位置
検知スイッチ46、下限位置検知スイッチ47、揚高セ
ンサ48、荷重センサ49、ティルト角センサ50が接
続されている。また、荷役制御部42の入力側には、マ
ルチレバー31のレバー本体33の変位量を検出するレ
バー用ポテンショメータ51、リフト用ノブ35の変位
量を検出するノブ用ポテンショメータ52と、各種スイ
ッチ36〜38が接続されている。
【0043】ハンドルノブ17には、作動モードをマニ
ュアル操作で設定する荷取りモードスイッチ53と荷置
きモードスイッチ54が形成されている。これら2つの
スイッチ53,54は、荷役制御部42の入力側に接続
されている。また、これらスイッチ53,54のうち荷
取りモードスイッチ53が押されると作動モードが「荷
取りモード」に、荷置きモードスイッチ54が押される
と作動モードが「荷置きモード」に設定される。
【0044】荷役制御部42の出力側には、駆動回路4
3,44を介してカメラ昇降用モータ55および荷役モ
ータ(電動モータ)56がそれぞれ接続されている。ま
た、荷役制御部42の出力側にはソレノイド駆動回路4
5を介してオイルコントロールバルブ57に組付けられ
た各種電磁比例弁57a〜57dのソレノイドが接続さ
れている。これら電磁比例弁57a〜57dは、リフト
シリンダ8、リーチシリンダ5、サイドシフトシリンダ
11、ティルトシリンダ12にそれぞれ接続される。
【0045】荷役制御部42は各ポテンショメータ5
1,52、スイッチ36,37からの信号を基に、電磁
比例弁57a〜57dの電流値制御と荷役モータ56の
駆動制御を行う。オイルコントロールバルブ57には、
荷役モータ56の作動により荷役ポンプ(油圧ポンプ)
56aが駆動されることで作動油が供給される。マルチ
レバー31が操作されたとき、マルチレバー31からの
操作信号を基にその操作に対応する各電磁比例弁57a
〜57dが比例制御されることにより、リフトシリンダ
8、リーチシリンダ5、サイドシフトシリンダ11、テ
ィルトシリンダ12が油圧制御され、フォーク6の昇降
操作、リーチ操作、サイドシフト操作、ティルト操作が
行われる。
【0046】揚高センサ48は、フォーク6が設定揚高
以上の高さ(揚高)にあるか否かを検出するもので、例
えば設定揚高でオン・オフが切換わる揚高スイッチから
なる。なお、揚高センサ48はフォーク6の揚高を連続
的に検出可能なセンサであってもよい。例えば揚高セン
サ48として、キャリッジ7の昇降に合わせてワイヤが
繰出し・巻取りされるリールの回転量を検出するリール
型揚高センサや、リフトシリンダ8内の油中を伝播する
超音波がピストンに反射して戻るまでの時間計測からシ
リンダストロークを検出する超音波式揚高センサを採用
することができる。
【0047】荷重センサ49は、フォーク6に積載され
た荷の重量(荷重)を検出するもので、本実施形態では
リフトシリンダ8内の油圧を検出する圧力センサからな
る。荷重センサ49はフォーク6上の荷の重量に応じた
電圧値の検出信号を出力する。また、ティルト角センサ
50はフォーク6の水平姿勢にあるときの角度(水平
角)を基準とした傾斜角を検出するもので、例えばポテ
ンショメータからなる。
【0048】フォークリフト1は、位置制御システムと
してのフォーク自動位置合わせシステム(ロックオンシ
ステム)58を備えている。このロックオンシステム5
8はカメラ19により撮影された画像データを基に、マ
ークM1,M2の画像認識処理を行ったり、ターゲット
として設定したマークM1(M2)を目標としてフォー
ク6の自動位置制御を実行する。なお、ロックオンシス
テム58はカメラ19、画像制御部41、荷役制御部4
2、ディスプレイ装置25により構成される。
【0049】荷役制御部42は荷重センサ49からの検
出値を基に、ロックオンシステム58の作業モードを荷
取りモードと荷置きモードのうちの一方に設定する。即
ち、荷役制御部42は荷重センサ49の検出値から求ま
る荷重が設定値以下(荷重W≦設定値Wo )のとき、フ
ォーク6上に荷が載置されていない「荷無し」と判断し
て作業モードを「荷取りモード」に設定する。一方、荷
役制御部42は荷重センサ49の検出値から求まる荷重
が設定値を超える(荷重W>設定値Wo )とき、フォー
ク6上に荷が載置されている「荷有り」と判断して作業
モードを「荷置きモード」に設定する。これにより、操
作者の操作に関係なく、フォーク6上の荷重に基づき自
動で作業モードが設定される。
【0050】荷重センサ49の検出値にはキャリッジ7
等の重量分も含まれるので、空荷のときの検出値または
その検出値に少し余裕をみた値が設定値Wo に設定され
ている。例えば、パレット27のみを積んだときには
「荷有り」と判定され得る設定値Wo を設定することが
望ましい。なお、この作業モードの設定処理は一定時間
(例えば数10msec.)ごとに実行される。
【0051】また、荷役制御部42はマルチレバー操作
時の荷役制御の他に、カメラユニット20の昇降制御と
フォーク自動位置制御とを行う。荷役制御部42はフォ
ーク自動位置制御を、揚高センサ48により検出された
フォーク6の揚高が設定揚高(例えば約2メートル)以
上にあるときに限り行う。また、荷役制御部42はカメ
ラユニット昇降制御として、荷取りモードではカメラユ
ニット20を格納位置に配置し、荷置きモードではカメ
ラユニット20を下降位置に配置する。カメラ昇降用モ
ータ55はカメラユニット20が上限位置に達して上限
位置検知スイッチ46がオンしたときと、カメラユニッ
ト20が下限位置に達して下限位置検知スイッチ47が
オンしたときに駆動停止される。
【0052】一方、画像制御部41には入力側にカメラ
19が接続され、出力側にディスプレイ装置25が接続
されている。ディスプレイ装置25は表示画面59と出
力手段としてのスピーカ60とを備え、画像制御部41
はカメラ19により撮影された画像(映像)を表示画面
59に表示させるとともに、スピーカ60に所定の音声
を報知させる。また、画像制御部41はフォーク自動位
置制御時にフォーク6のずれ量を求めるために、カメラ
19により取り込まれた画像データを基に画像処理を実
行する。
【0053】画像制御部41は表示処理部61、状態検
出手段及び表示制御手段を構成する画像処理部62、描
画表示部63、描画データ記憶部64および音声処理手
段としての音声処理部65を備えている。表示処理部6
1は、カメラ19により撮影された画像が画面に映し出
されるようにカメラ19から入力した映像信号をディス
プレイ装置25に出力する。画像処理部62は表示処理
部61から画像データを入力し、その画像データを基に
画像認識処理を行い、ディスプレイ装置25の表示画面
59上(図9(a)に示す画面座標系)のマークM1,
M2の座標、移動目標点66の座標等を算出する。
【0054】描画表示部63は画像処理部62の処理結
果を基にして、描画データ記憶部64に記憶された描画
データとして表示画面59上に移動目標点66やターゲ
ット線67(ともに図11参照)等の描画を表示させ
る。また、描画表示部63は作業モードが荷取りモード
のときに表示画面59上に「荷取りモード」と、作業モ
ードが荷置きモードのときに「荷置きモード」とそれぞ
れ表示させる。
【0055】画像処理部62は、認識手段としての画像
認識処理部68、テンプレート記憶部69および画面座
標位置算出部70を備えている。また、画面座標位置算
出部70はマーク位置算出部71と移動目標点算出手段
としての移動目標点算出部72とを備えている。一方、
荷役制御部42は実座標位置算出部73とずれ量算出部
74とを備えている。以下、フォーク自動位置制御時に
画像制御部41および荷役制御部42が行う処理内容を
図7〜図12に従って説明する。
【0056】テンプレート記憶部69には、マークM1
用のテンプレートT1と、マークM2用のテンプレート
T2が記憶されている。即ち、図7(a)に示すマーク
M1は同図(b)に示すパターンP1,P1を2個並べ
て構成され、同図(c)に示すマークM2は同図(d)
に示すパターンP2,P2を2個並べて構成されてい
る。マークとは全体の模様、パターンとはマークを構成
する2つの模様を指す。パターンマッチング処理に使う
テンプレートT1,T2は、パターンP1,P2と同じ
模様を有する。
【0057】2つのマークM1,M2の各パターンP
1,P2は、互いに白と黒が反転した模様となってい
る。各パターンP1,P2は、一点を中心として放射状
に真っ直ぐ延びる複数本の境界線によって白と黒に色分
けされた模様である。本実施形態の各パターンP1,P
2は、正方形の2本の対角線により区画された4つの領
域を白と黒で色分けした模様である。但し、テンプレー
トの四角形の辺に相当する外形線は模様の一部ではな
い。
【0058】パターンP1,P2にこの種の模様を用い
ることで、マークとカメラの距離の違いに応じて表示画
面59上に映し出されるマークM1,M2の大きさが変
化しても、その撮影されたパターンP1,P2の中心部
分には常にテンプレートT1,T2と同サイズのパター
ンが存在することになる。よって、画像認識処理部68
は1つのテンプレートT1,T2を用いただけのパター
ンマッチング処理によりマークM1,M2を認識できる
ようになっている。テンプレートT1,T1は、マーク
M1,M2が認識されなければならない所定サイズに設
定してあり、所定距離以内で撮影されたマークM1,M
2は全て認識可能となっている。
【0059】また、図9(a)は画面上に設定された画
面座標系を示す画面図であり、画面座標系では座標を画
素の単位で取り扱うものとする。また、同図におけるH
はディスプレイ装置25の表示画面59の横方向画素数
であり、Vは表示画面59の縦方向画素数である。一
方、図9(b)は実座標系を示す表示図であり、図9
(a)の画面図と相似関係をとっている。
【0060】画像認識処理部68はカメラ19により取
り込んだ画像データを基に、荷取りモードのときテンプ
レートT1を、荷置きモードのときテンプレートT2を
用いて、図8に示すように各パターンP1,P1の2箇
所で画像認識処理(パターンマッチング処理)を行う。
そして、画像認識処理部68はディスプレイ装置25の
表示画面59上、つまり画面座標系におけるマークM
1,M2の認識を行う。
【0061】即ち、図9(a)に示すように作業モード
が荷取りモードでマークM1が認識された場合、画像認
識処理部68はマークM1を構成する2つのパターンP
1,P1に対しテンプレートT1により2箇所でマッチ
ングし、各パターンP1,P1を認識する。なお、作業
モードが荷置きモードの場合も同様に、マークM2を構
成する2つのパターンP2,P2に対し、テンプレート
T2による2箇所マッチングによって各パターンP2,
P2が認識される。
【0062】パターン認識後、マーク位置算出部71は
画面座標系における各パターンP1,P1の中心点(放
射中心点)の座標(I1,J1),(I2,J2)を算
出する。そして、マーク位置算出部71はこれら2つの
座標値を基にマークM2の重心座標(I,J)を算出す
るとともに、パターンP1,P1の中心間距離Dを算出
する。なお、作業モードが荷置きモードの場合もマーク
M1と同様の手順で、マークM2の重心座標とパターン
P2,P2の中心間距離とが算出される。
【0063】実座標位置算出部73は画面座標系の重心
座標(I,J)と中心間距離Dの値を用い幾何変換を行
って、図9(b)に示す実座標系(XYZ座標系)にお
けるカメラ19のマークMに対する3次元相対位置座標
(Xc,Yc,Zc)を計算する。カメラ19の座標
(Xc,Yc,Zc)は次式より算出される。 Xc==−Hd/(2Dtan α) … (1) Yc=d/D(I−H/2) … (2) Zc=d/D(J−V/2) … (3) ここで、「α」は図10に示すカメラ19の水平画角の
2分の1、dは実座標系においてマークM1の2つのパ
ターンP1,P1の中心間距離である。H,V,α,d
値は既知の値であるため、I,J,D値を算出すれば、
カメラ19の3次元相対位置座標(Xc,Yc,Zc)
が求まる。この後、ずれ量算出部74は上記の(1) 〜
(3) 式を用いて求めたカメラ19の相対位置座標(X
c,Yc,Zc)を基に、フォーク6の位置ずれ量を算
出する。そして、フォーク自動位置制御を実行するとき
には、荷役制御部42はずれ量算出部74で算出された
ずれ量に基づきリフトシリンダ8とサイドシフトシリン
ダ11を駆動し、フォーク6の位置合わせを実行する。
【0064】フォーク自動位置制御が実行されると、荷
取りモードの場合では表示画面59が図11(a)に示
す位置合わせ前の状態から図11(b)に示す位置合わ
せ後の状態に表示が変わる。なお、同図は棚28に置か
れたパレット27を取り出す荷取り作業の場合である
が、荷置き作業も同様の手順で行われる。フォーク自動
位置制御時、表示画面59上に表示されたマークM1,
M2のうち、フォーク6の位置合わせの目標として設定
されたものには略十字状のターゲット線67が描画され
る。荷取りモードである図11では、マークM1がター
ゲット線67により強調表示されている。
【0065】マルチレバー31の作動スイッチ38を押
してフォーク自動位置制御を実行すると、カメラ19に
より撮影された画像を基にしてフォーク自動位置制御が
実行される。即ち、表示画面59上でターゲット線67
により強調表示されたマークM1を目標にして、そのマ
ークM1と移動目標点66とが一致するようにフォーク
6が上下左右方向に自動でシフトされる。このシフト動
作後、移動目標点66とマークM1が一致すると、フォ
ーク6が好適な位置に配置された状態になる。なお、荷
置き作業のときにはマークM2と移動目標点66とが一
致した状態となる。
【0066】また、図6に示す移動目標点算出部72は
表示画面59上における移動目標点66として中心座標
(It,Jt)を算出する。以下、その算出方法を説明
すると、図12に示すようにカメラ位置C、フォーク位
置F、パレット位置P、マーク重心位置(原点)Oとお
く。そして、荷取り作業時にフォーク位置Fをパレット
位置Pに位置合わせするときのベクトルFPを考える
と、これらの間にはベクトルFP=ベクトルOP−ベク
トルOC−ベクトルCFの関係がある。ここで、点Cと
点F、点Oと点Pはそれぞれ同一鉛直線上の位置にとる
ものとする。ベクトルCF,OPは、それぞれカメラ位
置Cとフォーク位置Fとの距離、マーク重心位置Oとパ
レット位置Pとの距離に相当し、共に既知情報である。
【0067】この既知情報についてベクトルOPの成分
(Xp,Yp,Zp)、ベクトルCFの成分(Xcf,Y
cf,Zcf)とそれぞれおくと、フォーク6の現在位置に
応じた位置として表示画面59上に表示される移動目標
点の座標(It,Jt)は次式により求まる。なお、Y
p,Zp、Ycf、Zcfは、既知の値である。 It=H/2+(Yp−Ycf)×D/d … (4) Jt=V/2+(Zp−Zcf)×D/d … (5) 同様に、荷置き作業時を考えると、フォーク6を棚部2
9に対し位置合わせする棚面29aから、所定距離(1
0〜20cm)上方位置を荷置位置Rとおくと、ベクト
ルCF,ORが既知情報となる。ベクトルORは、マー
ク重心位置Oと荷置位置Rとの距離に相当する。この既
知情報についてベクトルORの成分(Xr,Yr,Z
r)、ベクトルCFの成分(Xcf,Ycf,Zcf)とそれ
ぞれおくと、フォーク6を荷置位置Rに位置合わせする
ために表示画面59上でマークM2を移動させるべき移
動目標点の座標(It,Jt)は次式により求まる。な
お、Yr,Zr、Ycf、Zcfは、既知の値である。 It=H/2+(Yr−Ycf)×D/d … (6) Jt=V/2+(Zr−Zcf)×D/d … (7) そして、移動目標点66の中心座標(It,Jt)は上
記の(4) 〜(7) 式を用いて算出される。また、移動目標
点算出部72は移動目標点66の中心座標(It,J
t)の中心座標を、荷取り作業時ではデータD値を用い
て(4) ,(5) 式に従い、荷置き作業時ではデータD値を
用いて(6) ,(7) 式に従って算出する。移動目標点66
の中心座標(It,Jt)が求まると、描画表示部63
は表示画面59の画像上における中心座標(It,J
t)の位置に図11に示す移動目標点66を描画する。
なお、移動目標点66は4つの三角形が頂点を中心を向
けて等角度間隔に配置された図形として表示画面59上
に表示され、各4頂点で囲まれた中心点が中心座標(I
t,Jt)となる。
【0068】また、図6に示す音声処理部65は表示画
面59の表示状態が変化したときに、その変化に応じた
報知をスピーカ60にて行わせる。その表示状態の変化
として、表示画面59にマークM1が表示されていない
図13に示す状態からカメラ19が移動すると、表示画
面59にマークM1が表示された図11(a)に示す状
態となる。そして、作業モードを荷取りモードとした場
合において画像認識処理部68がマークM1を認識した
とき、音声処理部65は音声SAをスピーカ60から報
知させる。この音声SAとして、例えば効果音が「ピピ
ッピポポポッピポポポッ…」と報知される。
【0069】そして、フォーク自動位置制御が実行され
てフォーク6が好適な位置となり、マークM1と移動目
標点66が一致した図11(b)に示す状態となったと
する。このように、マーク位置算出部71により算出さ
れたマークM1の座標(I,J)と、移動目標点算出部
72により算出された移動目標点66の中心座標(I
t,Jt)とが一致したとき、音声処理部65は音声S
Bをスピーカ60から報知させる。この音声SBとし
て、例えば効果音が「ピピッピポポポピポポポ…」と報
知される。
【0070】また、フォーク6の位置合わせ状態がずれ
て、マークM1と移動目標点66が一致した状態から移
動目標点66がマークM1から外れて図11(a)に示
す状態となったとする。このように、マークM1の座標
(I,J)と、移動目標点算出部72により算出された
移動目標点66の中心座標(It,Jt)とがずれたと
き、音声処理部65は音声SCをスピーカ60から報知
させる。この音声SCとして、例えば効果音が「ピピ
ッ」と報知される。
【0071】荷役対象がカメラ19から離間してカメラ
19の撮影範囲からマークM1が外れると、マークM1
が表示画面59に表示された図11(a),(b)に示
す状態からマークM1が表示画面59から消えた図13
に示す状態となる。このように、画像認識処理部68が
マークM1を認識しなくなったとき、音声処理部65は
音声SDをスピーカ60から報知させる。この音声SD
としては、例えば効果音が「ポポッポッ」と報知され
る。なお、これら音声SA〜SDの報知は荷置きモード
のときも同様に行われる。
【0072】図14は、マーク認識の状態遷移と音声S
A〜SDとの関係を示す音声出力状態遷移図である。同
図に示すように、マークM1,M2を認識できていない
状態から、マークM1,M2が認識されたものの移動目
標点66と一致していない状態に遷移したときには音声
SAが報知され、その逆に遷移したときには音声SDが
報知される。また、マークM1,M2が認識されたもの
の移動目標点66と一致していない状態から、マークM
1,M2が認識されるとともに移動目標点66と一致し
た状態に遷移したときには音声SBが報知され、その逆
に遷移したときには音声SCが報知される。
【0073】また、マークM1,M2を認識できていな
い状態から、マークM1,M2が認識されるとともに移
動目標点66と一致した状態に遷移したときには音声S
Bが報知され、その逆に遷移したときには音声SDが報
知される。以上により、運転者は表示画面59を見なく
ても、カメラ19がマークM1,M2を捕らえてそのマ
ークM1,M2が画像認識されているかの確認や、フォ
ーク自動位置制御が完了しているかの確認が行える。よ
って、運転者は表示画面59を注視する必要がなくな
り、その分だけ他の作業に気を配ることが可能となり荷
役作業時の作業性が向上する。
【0074】図6に示すコントローラ40は、計測手段
としてのバッテリ残量算出部75を備えている。バッテ
リ残量算出部75は車体2に搭載されたバッテリ2aの
残量を算出し、その残量が閾値以下か否かを判断する。
そして、音声処理部65はバッテリ残量算出部75の判
断結果に基づき、バッテリ2aの残量が閾値(例えば全
容量の10%)以下となったときに音声SEをスピーカ
60から報知させる。この音声SEとしては、例えば
「バッテリを充電して下さい」というメッセージが報知
される。
【0075】また、音声処理部65は車両がキーオンさ
れてロックオンシステム58が起動したときに、音声S
Fをスピーカ60から報知させる。ロックオンシステム
58の起動時として、音声SFは例えばコントローラ4
0のプログラムが起動した後、画像認識処理のメインル
ープに入る前に報知される。この音声SFとしては、例
えば「コンピュータにアクセスしています」というメッ
セージが報知される。
【0076】従って、この実施形態では以下のような効
果を得ることができる。 (1)表示画面59上でのマークM1(M2)の有無
や、マークM1(M2)と移動目標点66との位置関係
に応じて、音声SA〜SDがスピーカ60から報知され
る。このため、運転者はカメラ19がマークM1,M2
を捕らえてそのマークM1,M2が画像認識されている
かの確認や、フォーク自動位置制御が完了しているかの
確認を、表示画面59を見ずに行うことができる。よっ
て、運転者は表示画面59を注視する必要がなくなり、
その分だけ他の作業に気を配ることができ、荷役作業時
の作業性を向上することができる。
【0077】(2)バッテリ2aの残量が閾値以下とな
ったときにはスピーカ60により音声Eが報知されるの
で、運転者(作業者)はバッテリ2aの残量が残り少な
いことを音声により知ることができる。
【0078】(3)ロックオンシステムが起動したとき
にはスピーカ60により音声SFが報知されるので、シ
ステムが正常に起動して作動するか否かの確認を音声に
より確認することができる。
【0079】なお、実施形態は前記に限定されず、例え
ば、次の態様に変更してもよい。 ○ 音声SA〜SFは上記した効果音やメッセージに限
定されない。即ち、音声SA〜SDの効果音は上記の音
以外のものを採用してもよく、効果音に代えてメッセー
ジを報知してもよい。また、音声SE,SFのメッセー
ジは上記内容以外のものを採用してもよく、メッセージ
に代えて効果音を報知してもよい。
【0080】○ 音声SA〜SDは全て報知されること
に限定されず、これらのうち少なくとも一つが報知され
る構成であればよい。このとき、運転者としてはマーク
M1(M2)と移動目標点66との一致状態を最も確認
を望む要項としているため、これら4つの音声SA〜S
Dのうち音声SB,SCを報知させることが好ましい。
【0081】○ バッテリ残量を報知する際の閾値はバ
ッテリ全容量の10%に限定されず、その値を自由に設
定してもよい。また、必ずしもバッテリ残量が少なくな
ったときに音声SEを報知させる必要はなく、音声SE
を報知する処理をなくしてもよい。
【0082】○ ロックオンシステム58が起動したと
きに音声SFが報知される必要は必ずしもなく、この音
声SFを報知する処理をなくしてもよい。また、ロック
オンシステム58の起動タイミングはキーオン時に限定
されず、例えば起動用スイッチを設け、そのスイッチが
オンされたときロックオンシステム58が起動するよう
にしてもよい。
【0083】○ 出力手段はディスプレイ装置25に内
蔵されたスピーカ60であることに限定されず、例えば
車体2に予め搭載されたスピーカにより音声SA〜SF
を報知させてもよい。
【0084】○ 表示手段はカメラ19の画像を映すデ
ィスプレイ装置25に限定されない。例えば、マークM
1(M2)がカメラ19の撮影範囲外にあるときに点灯
するランプと、マークM1(M2)がカメラ19の撮影
範囲内にあるもののフォーク6と位置が合っていないと
きに点灯するランプと、マークM1(M2)とフォーク
6が位置決めされたときに点灯するランプとを設ける。
そして、これらランプの点灯状態が変わったときに、そ
の状態遷移に応じた音声が報知される構成でもよい。
【0085】○ 表示画面59上のマークM1(M2)
と移動目標点66が外れたときに、例えば表示画面59
の画面全体を赤く表示するなどして表示色を変えるよう
にしてもよい。また、この表示色を変化させる処理はマ
ークM1(M2)が移動目標点66に一致したとき、マ
ークM1(M2)が表示画面59に表示されたとき、マ
ークM1(M2)が表示画面59が外れたときなどの各
条件の場合にも行ってよい。
【0086】○ ロックオンシステム58は必ずしもフ
ォーク6を自動で位置合わせする機能を有している必要
はない。即ち、マークM1(M2)を画像認識処理する
ことで表示画面59上のマークM1(M2)の有無や、
マークM1(M2)と移動目標点66との位置関係を求
めるのみの構成でもよい。
【0087】○ フォーク6の位置として表示画面59
上に表示される移動目標点66は、表示画面59上のマ
ークの重心座標と2つのパターンの中心間距離Dとを基
に上記(4) 〜(7) 式から求まることに限定されない。例
えば、各シリンダ5,8,11,12の駆動量を算出
し、それを基にフォーク6の位置を求めて移動目標点6
6を算出するようにしてもよい。
【0088】○ 移動目標点66は必ずしも表示画面5
9上に表示される必要はなく、移動目標点66を表示さ
せないようにしてもよい。 ○ 操作レバーは一つでリーチ操作、リフト操作、サイ
ドシフト操作、ティルト操作を行うことが可能なマルチ
レバー31に限定されず、各機能ごとにリーチレバー、
リフトレバー、サイドシフトレバー、ティルトレバーを
設けてもよい。
【0089】○ フォーク自動位置制御はリフトシリン
ダ8とサイドシフトシリンダ11を駆動して、上下左右
方向で位置合わせするものに限定されない。即ち、リー
チシリンダ5やティルトシリンダ12を駆動して、前後
方向や傾動方向にフォーク6を自動で位置合わせしても
よい。
【0090】○ アクチュエータは各種シリンダ5,
8,11,12であることに限定されず、例えばモータ
等の他の駆動源を採用してもよい。 ○ 音声を報知させる対象はロックオンシステム58に
限定されない。その一例として、ティルト角が水平にな
ったときに点灯するランプを設け、ある作業時において
積荷を載せたフォーク6を水平にしてそのランプを点灯
させる。このとき、例えば高速でフォーク6を上昇させ
ると、フォーク6が若干前傾姿勢をとる場合がある。そ
して、ティルト角が変化したときにスピーカ60により
「上昇速度を下げてください」とメッセージを報知して
もよい。
【0091】○ 産業車両はリーチ型フォークリフトト
ラック1に限定されず、カウンタバランス式のフォーク
リフトでもよい。また、荷役機器もフォーク6に限定さ
れず、ロールクランプなどの他のものを採用してもよ
い。
【0092】前記実施形態及び別例から把握できる技術
的思想について、以下にその効果とともに記載する。 (1)請求項1〜10において、前記荷役機器を動かす
ために駆動される少なくとも1つのアクチュエータ
(5,8,11,12)と、前記認識手段の認識結果に
基づき、前記標識の画面座標上における標識情報を検出
する標識情報検出手段(62)と、前記標識情報検出手
段の標識情報を基に、実座標上における前記荷役機器の
位置を算出し、目標位置に対して前記荷役機器の動かす
べき距離を算出するシフト量算出手段(73,74)
と、前記荷役機器の自動位置合わせとして、前記荷役機
器が前記目標位置に位置するように、前記シフト量算出
手段により算出された距離だけ前記荷役機器を移動させ
るべく前記アクチュエータを駆動する制御手段(42)
とを備えた。この場合、画像認識処理を用いて荷役機器
の自動位置合わせを行うことができる。
【0093】(2)請求項1〜10において、前記移動
目標点を前記表示手段の画面に描画する描画処理手段
(63)を備えている。この場合、運転者(作業者)は
荷役機器と標識との間の位置関係を把握し易くなる。
【0094】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、表
示手段の表示状態変化を音声により報知することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態におけるフォークリフトの斜視
図。
【図2】 フォークリフトで荷役作業を行うときの模式
側面図。。
【図3】 マルチレバーの斜視図。
【図4】 マルチレバーの側面図。
【図5】 フォーク自動位置制御についての説明図。
【図6】 フォークリフトの電気的構成図。
【図7】 (a),(c)はマーク、(b),(d)は
テンプレートの正面図。
【図8】 2箇所マッチングについての説明図。
【図9】 (a)は画面上に設定された画面座標系を示
す画面図。(b)は実座標系を示す表示図。
【図10】 カメラ位置を求める際の算出方法を説明す
るための説明図。
【図11】 ディスプレイ装置の画面図であり、(a)
がフォークの位置合わせ前、(b)が位置合わせ後であ
る。
【図12】 移動目標点を算出する計算式についての説
明図。
【図13】 マークが表示されていないときのディスプ
レイ装置の画面図。
【図14】 マーク認識の状態遷移と音声SA〜SDと
の関係を示す音声出力状態遷移図。
【符号の説明】
1…産業車両としてのフォークリフト、2a…バッテ
リ、6…荷役機器としてのフォーク、19…撮影手段と
してのカメラ、25…表示手段としてのディスプレイ装
置、59…画面としての表示画面、60…出力手段とし
てのスピーカ、62…状態検出手段及び表示制御手段を
構成する画像処理部、65…音声処理手段としての音声
処理部、68…認識手段としての画像認識処理部、72
…移動目標点算出手段としての移動目標点算出部、75
…計測手段としてのバッテリ残量算出部、M1,M2…
標識としてのマーク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F333 AA02 AE02 BA02 BA08 BD02 CA09 CA22 CA24 FA17 FA21 FA27 FA36 FD03 FD13 FE04 FE09

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷役操作の際に荷役対象を撮影する撮影
    手段と、 前記撮影手段により撮影された画像データを基に、前記
    荷役機器の位置合わせの際の目印となる標識を認識する
    認識手段と、 前記認識手段の認識結果に基づき、前記標識に対する前
    記荷役機器の位置関係を検出する状態検出手段と、 前記状態検出手段により検出された位置関係を基に、前
    記荷役機器の位置状態を視覚的に表示する表示手段と、 運転者に対して音声を報知可能な出力手段と、 前記荷役機器の標識に対する位置が変化することで前記
    表示手段の表示状態が変化したときに、その変化に応じ
    た報知を前記出力手段により行わせる音声処理手段とを
    備えた産業車両の音声報知装置。
  2. 【請求項2】 前記表示手段の画面座標上において、前
    記荷役機器の位置合わせの際に前記標識があるべき位置
    として移動目標点を算出する移動目標点算出手段を備
    え、 前記音声処理手段は、前記認識手段により認識された前
    記表示手段の画面上の前記標識と、前記移動目標点算出
    手段により求まる前記表示手段の画面上の前記移動目標
    点との間の位置状態が変化したときに、その旨を前記出
    力手段により報知させる請求項1に記載の産業車両の音
    声報知装置。
  3. 【請求項3】 前記音声処理手段は、前記表示手段の画
    面上における前記移動目標点と前記標識とが一致したと
    きにその旨を報知させる請求項2に記載の産業車両の音
    声報知装置。
  4. 【請求項4】 前記音声処理手段は、前記表示手段の画
    面上における前記移動目標点が前記標識から外れたとき
    にその旨を報知させる請求項2に記載の産業車両の音声
    報知装置。
  5. 【請求項5】 前記音声処理手段は、前記撮影手段が前
    記標識を捕らえて前記認識手段が標識を認識するととも
    に、前記表示手段の画面に前記標識が表示されたときに
    その旨を報知する請求項1に記載の産業車両の音声報知
    装置。
  6. 【請求項6】 前記音声処理手段は、前記撮影手段の撮
    影範囲外に前記標識が位置して前記認識手段が標識を認
    識しなくなるとともに、前記表示手段の画面から前記標
    識が外れたときにその旨を報知させる請求項1に記載の
    産業車両の音声報知装置。
  7. 【請求項7】 前記音声処理手段は、前記表示手段の画
    面上において前記移動目標点と標識が一致したとき、前
    記移動目標点が標識から外れたとき、前記標識が表示さ
    れたとき、前期標識が外れたときの4つの報知のうち、
    一つの装置として少なくとも2つ以上の報知を行う請求
    項3〜6のうちいずれか一項に記載の産業車両の音声報
    知装置。
  8. 【請求項8】 車両に搭載されたバッテリのバッテリ残
    量を計測する計測手段を備え、 前記音声処理手段は、前記計測手段により計測されたバ
    ッテリ残量が所定の閾値以下となったときにその旨を報
    知させる請求項1〜7のうちいずれか一項に記載の産業
    車両の音声報知装置。
  9. 【請求項9】 前記標識を画像認識処理して、前記標識
    と前記荷役機器との間の位置関係を検出する位置制御シ
    ステムを備え、 前記音声処理手段は、前記位置制御システムが起動した
    際にその旨を報知させる請求項1〜8のうちいずれか一
    項に記載の産業車両の音声報知装置。
  10. 【請求項10】 荷役作業を行うための荷役機器を移動
    させるために手動操作される操作手段を備えた産業車両
    において、 複数の異なる表示態様で表示可能な表示手段と、 複数の異なる音態様の音を発生可能な出力手段と、 荷役作業を支援するために前記荷役機器の状態を検出す
    る状態検出手段と、 前記状態検出手段により検出された検出結果を基に前記
    荷役機器が目標とする正規の状態に合致した状態か外れ
    た状態かを判定し、正規の状態か正規から外れた状態か
    を異なる表示態様で前記表示手段に表示させる表示制御
    手段と、 前記状態検出手段の検出結果に基づき前記正規の状態と
    正規から外れた状態との間で前記荷役機器の状態変化が
    あったか否かを判定し、該状態変化があったと判定した
    ときにはその状態変化の種類に応じた異なる音態様の音
    を前記出力手段に発生させる音声処理手段とを備えた産
    業車両の音声報知装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のうちいずれか一項に
    記載の音声報知装置を備えた産業車両。
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