JP2003089500A - 荷役レバー及び産業車両 - Google Patents

荷役レバー及び産業車両

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JP2003089500A
JP2003089500A JP2001353581A JP2001353581A JP2003089500A JP 2003089500 A JP2003089500 A JP 2003089500A JP 2001353581 A JP2001353581 A JP 2001353581A JP 2001353581 A JP2001353581 A JP 2001353581A JP 2003089500 A JP2003089500 A JP 2003089500A
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fork
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Kenichi Katae
健一 片江
Hisashi Ichijo
恒 一条
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Toyota Industries Corp
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Toyota Industries Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アタッチメントの位置合わせを自動で行う操
作をするときに、その作業効率を向上できる荷役レバー
及び産業車両を提供する。 【解決手段】 リフトレバー31はレバー本体31aを
備え、そのレバー本体31aの上部にグリップ部36が
形成されている。グリップ部36の上面36aには作動
スイッチ37が設けられ、作動スイッチ37を押すこと
によって、フォーク6が動き始めて位置合わせが自動で
行われる。また、グリップ部36の側面36bには、作
動モード切替スイッチ38が設けられている。フォーク
位置制御の作動モードは、作動モード切替スイッチ38
を押すことにより、荷物を取り出す荷取りモードと、荷
物を所定位置に置く荷置きモードのうちのどちらかが設
定される。これらスイッチ37,38は、リフトレバー
31を握ったままで操作できるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷役レバー及び産
業車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フォークリフト等の産業車両の分
野において、高所に位置するフォークの位置合わせを支
援するシステムが開発されている。このシステムの一種
として、例えば米国特許5586620号には、フォー
クを支持するキャリッジにカメラを取り付け、このカメ
ラで撮影した画像を運転席から表示装置の画面を通して
見られる技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カメラを備
えたシステムに関連して、フォークの位置合わせのさら
なる支援向上を目的とし、高所に位置するフォークの位
置合わせを自動で行うフォーク位置制御機能を装備する
ことも考えられる。例えば、操作者が表示装置の画面を
見ながらリフトレバーを操作してフォークとともにカメ
ラを高所位置に上昇させ、フォークを位置合わせする対
象が画面に表示されたら、所定のスイッチを押してフォ
ーク位置制御を実行させる。
【0004】ところが、この種のシステムでは、リフト
レバーを操作してフォークを高所に上昇させ、次にフォ
ーク位置制御を実行させるスイッチを押す操作が続けて
行われる。よって、例えばそのスイッチがインストルメ
ントパネルに設置されると、リフトレバーとスイッチが
別々に設置されることになり、それぞれを個々に操作す
る必要が生じる。このため、スイッチを操作する場合に
は、一旦、リフトレバーから手を離す必要があるので、
荷役動作が止まってしまい、作業効率の低下を招く問題
が生じていた。
【0005】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その第1の目的は、アタッチメントの位置
合わせを自動で行う操作をするときに、その作業効率を
向上できる荷役レバー及び産業車両を提供することにあ
る。また、第2の目的は、複数の撮影手段を備えた産業
車両であっても、荷役作業の作業効率を低下させること
なく表示装置の映像を切り換えることができることにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、アタッチメントの位
置合わせを自動で行うアタッチメント位置制御機能を備
えた産業車両に装備され、荷役操作の際に前記アタッチ
メントを操作可能な荷役レバーであって、レバー本体に
は、アタッチメント位置制御機能を作動させるときに操
作される操作部が設けられている。
【0007】この発明によれば、レバー本体にはアタッ
チメント位置制御機能を作動させるときに操作される操
作部が設けられているので、荷役レバーから手を離すこ
となく操作部が操作可能となり、荷役レバーと操作部と
を同時操作することでアタッチメント位置制御時の作業
効率が向上する。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記操作部は、前記アタッチメント
の目標位置への合わせ込みを開始するときに押される作
動スイッチである。
【0009】この発明によれば、請求項1に記載の発明
の作用に加え、荷役レバーと作動スイッチとの同時操作
が可能となり、荷役レバーから手を離すことなく作動ス
イッチの操作が行える。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記操作部は、アタッチメント位置
制御機能の作動モードを、荷取りモードと荷置きモード
との間で切り替えるための作動モード切替スイッチであ
る。
【0011】この発明によれば、請求項1に記載の発明
の作用に加え、荷役レバーと作動モード切替スイッチと
の同時操作が可能となり、荷役レバーから手を離すこと
なく作動モード切替スイッチの操作が行える。
【0012】請求項4に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記操作部は、前記アタッチメント
の目標位置への合わせこみを開始するときに押される作
動スイッチと、アタッチメント位置制御機能の作動モー
ドを、荷取りモードと荷置きモードとの間で切り替える
作動モード切替スイッチとの2つが設けられている。
【0013】この発明によれば、請求項1に記載の発明
の作用に加え、作動スイッチ及び作動モード切替スイッ
チは荷役レバーとの同時操作が可能となり、これら両ス
イッチの操作を荷役レバーから手を離すことなく行え
る。
【0014】請求項5に記載の発明では、請求項1〜4
のうちいずれか一項に記載の発明において、前記操作部
は、前記レバー本体を握ったまま操作可能となる位置に
設けられている。
【0015】この発明によれば、請求項1〜4のうちい
ずれか一項に記載の発明の作用に加え、レバー本体を握
ったままで操作部を操作できるようになる。請求項6に
記載の発明では、請求項1〜5のうちいずれか一項に記
載の発明において、前記レバー本体にはグリップ部が設
けられ、当該グリップ部に前記操作部が配置されてい
る。
【0016】この発明によれば、請求項1〜5のうちい
ずれか一項に記載の発明の作用に加え、グリップ部を手
にとって荷役レバーが操作され、このようにグリップ部
を手にとったままで操作部の操作が行える。
【0017】請求項7に記載の発明では、請求項6に記
載の発明において、前記グリップ部には前記作動スイッ
チ及び作動モード切替スイッチの2つが配置され、これ
らスイッチは前記グリップ部を握ったまま操作可能とな
る位置に配置されている。
【0018】この発明によれば、請求項6に記載の発明
の作用に加え、グリップ部を手にとって荷役レバーが操
作され、このようにグリップ部を手にとったままで作動
スイッチと作動モード切替スイッチとの両方が操作可能
になる。
【0019】請求項8に記載の発明では、請求項1〜7
のうちいずれか一項に記載の発明において、前記荷役レ
バーは、荷役操作として前記アタッチメントを一つの移
動方向にのみ操作可能である。
【0020】この発明によれば、請求項1〜7のうちい
ずれか一項に記載の発明の作用に加え、アタッチメント
を一つの移動方向にのみ操作可能な荷役レバーを操作す
るときに操作部を操作する場合でも、荷役レバーから手
を離す必要がなくなる。
【0021】請求項9に記載の発明では、請求項8に記
載の発明において、前記作動スイッチは前記グリップ部
の上面に配置され、前記作動モード切替スイッチは前記
グリップ部の側面に配置されている。
【0022】この発明によれば、請求項8に記載の発明
の作用に加え、スイッチの配置関係上、作動スイッチが
親指で操作され、作動モード切替スイッチが例えば人差
し指で操作される。ところで、レバー本体の上面に配置
されたスイッチの親指での操作は操作性がよい。よっ
て、レバー本体の上面に使用頻度が高い作動スイッチを
配置し、レバー本体の側面に作動モード切替スイッチを
配置する構成であるので、これらスイッチのスイッチ操
作がし易くなる。
【0023】請求項10に記載の発明では、請求項1〜
9のうちいずれか一項に記載の発明において、前記荷役
レバーは、前記アタッチメントを昇降させるためのリフ
トレバーである。
【0024】この発明によれば、請求項1〜9のうちい
ずれか一項に記載の発明の作用に加え、操作部はリフト
レバーに設けられているので、アタッチメントのリフト
動作に続いて、操作部の操作への移行が行える。
【0025】請求項11に記載の発明では、請求項1〜
7のうちいずれか一項に記載の荷役レバーにおいて、前
記荷役レバーは荷役操作及び走行操作の各種操作のう
ち、少なくとも荷役系を含む2つ以上の操作を一つのレ
バーのみで操作可能なマルチレバーであって、前記マル
チレバーのレバー本体には、アタッチメント位置制御機
能を作動させるときに操作される前記操作部が設けられ
ている。
【0026】この発明によれば、請求項1〜7のうちい
ずれか一項に記載の発明の作用に加え、アタッチメント
位置制御機能を作動させるときには、マルチレバーから
手を離さずに操作部を操作でき、アタッチメント位置制
御時の作業効率の向上化が図れる。また、マルチレバー
が有する荷役操作及び走行操作の各種操作と操作部の操
作とが同時に行える。
【0027】請求項12に記載の発明では、請求項11
に記載の発明において、前記荷役操作は前記アタッチメ
ントを前後方向、上下方向、左右方向、傾動方向へ移動
させる各操作であり、前記走行操作は前記車両の前後進
操作であって、前記マルチレバーでは、これら各種操作
のうち少なくとも荷役系を含む2つ以上の操作を一つの
レバーで操作可能である。
【0028】この発明によれば、請求項11に記載の発
明の作用に加え、アタッチメントを前後方向、上下方
向、左右方向、傾動方向へ移動させる各操作、及び車両
の前後進操作のうち、少なくとも荷役系を含む2つ以上
の操作が操作部と同時操作可能になる。
【0029】請求項13に記載の発明では、請求項1〜
12のうちいずれか一項に記載の発明において、車両周
辺を撮影可能な撮影手段を備えた産業車両に装備され、
前記アタッチメントの位置合わせの目標となるマークを
前記撮影手段により撮影し、撮影した画像データをパタ
ーンマッチング処理することで前記マークの位置を割り
出し、そのマークに対して前記アタッチメントを合わせ
込むことで当該アタッチメントの位置合わせが行われ
る。
【0030】この発明によれば、請求項1〜12のうち
いずれか一項に記載の発明の作用に加え、アタッチメン
トの位置合わせの目標となるマークが撮影手段によって
撮影され、その撮影された画像データをパターンマッチ
ング処理することでマークの位置が割り出される。そし
て、割り出されたマークの位置を目標として、アタッチ
メントを自動で動かすことによって、アタッチメントの
位置合わせが実行される。
【0031】請求項14に記載の発明では、産業車両が
有するアタッチメントを、一つの移動方向にのみ操作可
能な荷役レバーであって、車両周辺を撮影可能な複数の
撮影手段と、これら撮影手段により撮影された映像を表
示する表示手段とを備えた産業車両に装備され、レバー
本体には、複数の前記撮影手段により撮影された映像
を、前記表示手段の画面上で切り換える操作部が設けら
れている。
【0032】この発明によれば、複数の撮影手段により
撮影された映像を切り換える操作部がレバー本体に設け
られているので、表示手段の画面を切り換える操作を行
っても、荷役作業の作業効率を低下させることなく画面
の切り換えが行える。
【0033】請求項15に記載の発明では、産業車両は
請求項1〜14のうちいずれか一項に記載の荷役レバー
を備えている。この発明によれば、請求項1〜14のう
ちいずれか一項に記載の作用と同様の作用が得られる。
【0034】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
具体化した荷役レバー及び産業車両の第1実施形態を図
1〜図6に従って説明する。
【0035】図3は、フォークリフトの斜視図である。
産業車両としてのリーチ型フォークリフトトラック(以
下、単にフォークリフトと記す)1は、車体2の前側に
左右一対のリーチレグ3を備え、リーチレグ3に沿って
マスト装置4が前後方向に移動(リーチ動作)可能とな
っている。車体2にはリーチシリンダ5が配設され、こ
のリーチシリンダ5によりマスト装置4がリーチ動作さ
れる。マスト装置4はアタッチメントとしてのフォーク
6を備え、フォーク6はマスト装置4のリーチ動作に伴
い前後方向で位置調整される。
【0036】マスト装置4はキャリッジ7を備え、キャ
リッジ7は左右一対のリフトシリンダ8(片側のみ図
示)が駆動したときに、多段式(本例では3段式)のマ
スト9がスライド伸縮することで上下方向に移動する。
フォーク6はキャリッジ7に取り付けられ、マスト9の
スライド伸縮に伴い上下方向に位置調整される。キャリ
ッジ7にはサイドシフタ10が配設され、サイドシフタ
10はサイドシフトシリンダ11(図6参照)が駆動さ
れることで左右方向に移動可能となっている。フォーク
6は、サイドシフタ10のサイドシフトに伴い左右方向
で位置調整される。
【0037】各リーチレグ3には、先端部に前輪(従動
輪)12aが取り付けられ、車体2には後輪(駆動輪)
12bが取り付けられている。後輪12bは操舵輪を兼
ねており、車体2に配備されたバッテリ13を電源とし
て駆動される走行用モータ14の動力により走行駆動さ
れる。車体2の後部右部分には、立席タイプの運転席1
5が設けられ、ハンドル16を操作することで後輪12
が操舵される。
【0038】フォークリフト1には、高所(高揚高範
囲)におけるフォーク6の位置合わせ操作を支援する荷
役操作支援装置(フォーク位置決め操作支援装置)17
が設けられている。荷役操作支援装置17は、サイドシ
フタ10の前面中央部に組み付けられたカメラ昇降装置
18を備えている。カメラ昇降装置18は、撮影手段と
してのカメラ(CCDカメラ)19を内蔵したカメラユ
ニット20を備え、このカメラユニット20はキャリッ
ジ7の前面中央部に組み付けられたハウジング21内に
格納される格納位置と、ハウジング21の下端から突出
する下降位置との間を昇降するようになっている。カメ
ラユニット20は、フォーク6が高所にあるときに、荷
物(パレット)を取り出す荷取り作業時に格納位置に、
フォーク6上に載せられた荷物を所定位置に載置する荷
置き作業時に下降位置に位置するように位置調整され
る。
【0039】カメラユニット20は、カメラ19の撮影
部(レンズ)22から、フォーク6の前方の荷役作業エ
リアを撮影することが可能となっている。また、ハウジ
ング21の前面下部には撮影窓23が形成され、この撮
影窓23を通して格納位置からでも荷役作業エリアの撮
影が可能である。つまり、このカメラ19によって、格
納位置と下降位置の二位置からフォーク6の正面(前
方)を撮影できる。また、サイドシフタ10のサイドシ
フト時には、フォーク6とともにカメラ昇降装置18も
左右方向に移動する。
【0040】車体2の上部を覆うルーフ24には、運転
席15に立つ運転者からよく見える位置に表示手段とし
ての表示装置(液晶ディスプレイ装置)25が取り付け
られている。表示装置25の画面には、荷役作業時にカ
メラ19によって撮影されたフォーク6の前方のエリア
(棚やパレット等)の画像が映し出される。運転者は、
この表示装置25の画面を見ることで高所に位置したフ
ォーク6の前方を確認し、荷取り作業や荷置き作業を行
う。
【0041】図1は、運転席の斜視図である。運転席1
5の前部にはインストルメントパネル30が設けられ、
このインストルメントパネル30にリフトレバー31、
ティルトレバー32、リーチレバー33、サイドシフト
レバー34、アクセルレバー35が配設されている。フ
ォーク6は、リフトレバー31を操作することで上下方
向に、リーチレバー33を操作することで前後方向に、
サイドシフトレバー34を操作することで左右方向にそ
れぞれ移動し、ティルトレバー32を操作することで傾
動する。なお、これらレバー31〜34が荷役レバーに
相当する。
【0042】リフトレバー31はレバー本体31aを備
え、そのレバー本体31aの上部にグリップ部(ノブ)
36が形成されている。グリップ部36の上面36aに
は、操作部としての作動スイッチ37が設けられ、作動
スイッチ37を押すことによってフォーク6が動き始め
て位置合わせが自動で行われる。また、グリップ部36
の側面36bには、操作部としての作動モード切替スイ
ッチ38が設けられている。フォーク位置制御の作動モ
ードは、作動モード切替スイッチ38を押すことによ
り、荷物を取り出す荷取りモードと、荷物を所定位置に
置く荷置きモードのうちのどちらかが設定される。
【0043】作動スイッチ37および作動モード切替ス
イッチ38は、リフトレバー31と同時操作可能な位置
に配置されている。つまり、図2に示すように、リフト
レバー31を握ったままでこれら両スイッチ37,38
を操作できるようになっており、リフトレバー31を手
にした状態で、作動スイッチ37は操作者が右手親指3
9で、作動モード切替スイッチ38は右手人差し指40
で操作可能となっている。また、作動スイッチ37およ
び作動モード切替スイッチ38は、リフトレバー31を
操作して倒し込んだ状態でも操作できるようになってい
る。
【0044】図4は、フォークの位置合わせを自動で行
うフォーク位置制御の仕方を説明する説明図である。パ
レット41または棚42には、パレット41、棚42に
対するフォーク6の相対位置を求めるためのマークM
1,M2が付されている。つまり、パレット41の側面
(正面)には、2つの差込孔43,43の間の中央にマ
ークM1が付されている。一方、棚42の棚部44に
は、その正面中央にマークM2が付されている。ここ
で、パレット41に付されたマークM1と、棚42に付
されたマークM2とは図形が同じであるが、白黒が反転
した模様となっている。そして、フォーク6の位置合わ
せを自動で行うフォーク位置制御が実行されると、これ
らマークM1,M2を目標にフォーク6が自動で位置合
わせされる。
【0045】要するに、荷取り作業時は、パレット41
に付されたマークM1を目標にして、フォーク6がパレ
ット41の差込孔43に相対するように自動で位置合わ
せが行われる。また、荷置き作業時は、棚42に付され
たマークM2を目標にして、フォーク6が棚部44の棚
面(荷置き面)45の上方所定高さ(棚面45から例え
ば10〜20cm上方の高さ)に位置するとともに、2
つのフォーク6の中間点がマークM2と左右方向でほぼ
同じ位置となるように自動で位置合わせが行われる。フ
ォーク6の位置合わせは、リフトシリンダ8を駆動する
ことで上下方向(同図ではz方向)に、サイドシフトシ
リンダ11を駆動することで左右方向(同図ではy方
向)に移動させることにより行われる。
【0046】図6は、フォークリフトの電気的構成図で
ある。フォークリフト1はコントローラ46を備え、コ
ントローラ46には画像処理装置47、油圧制御装置4
8、駆動回路49が内蔵されている。画像処理装置47
は、パターンマッチング処理により画像上のマークM1
(M2)を認識し、このマークM1(M2)を基にして
マークM1(M2)の位置・大きさ、さらにマークM1
(M2)とカメラ19の相対位置関係を求め、移動目標
点K(図5参照)を表示装置25に描画する。画像処理
装置47は移動目標点KとマークM1(M2)との間の
ずれ量を算出し、そのずれ量を油圧制御装置48に出力
する。
【0047】作動スイッチ37が押されたとき、油圧制
御装置48は画像処理装置47からのずれ量に応じた駆
動信号を駆動回路49に出力して、コントロールバルブ
50を制御する。これにより、リフトシリンダ8とサイ
ドシフトシリンダ11が駆動されて、移動目標点Kがマ
ークM1またはマークM2に一致するようにフォーク6
が移動され、フォーク6の位置合わせが行われる。な
お、油圧制御装置48は作動モード切替スイッチ38か
らの検出信号を画像処理装置47に出力し、この検出信
号を基に画像処理装置47によって、作動モードが荷取
りモードと荷置きモードの間でどちらか一方に設定され
る。
【0048】次に、フォークの位置合わせを自動で行う
フォーク位置制御を実行するときの手順について説明す
る。図5は、カメラで撮影された映像が表示された表示
装置の画面図であり、(a)がフォーク6の位置合わせ
前、(b)が位置合わせ後である。なお、同図は棚42
に置かれたパレット41を取り出す荷取り作業の場合で
あるが、荷置き作業も同様の手順で行われる。表示装置
25の画面25aの中央には、マークM1,M2がある
べき位置を示す移動目標点Kが表示されている。つま
り、この移動目標点KがマークM1に一致したときに、
フォーク6がパレット41の差込孔43と相対する位置
となり、移動目標点KがマークM2に一致したときに、
フォーク6がパレット41を棚に置く際の最適位置に位
置する。
【0049】まず、荷取りの場合においては、リフトレ
バー31を操作して(倒し込んで)フォーク6を上昇さ
せ、図5(a)に示すように画面25aに荷取りの対象
となるパレット41のマークM1を表示させる。このと
き、リフトレバー31の作動モード切替スイッチ38を
操作して、フォーク位置制御の作動モードを荷取り作動
モードに設定しておく。そして、取り出したい積荷41
aが乗せられたパレット41のマークM1が画面25a
に表示されたとき、手をリフトレバー31から離すこと
なく作動スイッチ37を押すと、フォーク6の位置合わ
せが開始されて、移動目標点KとマークM1とが一致す
るようにフォーク6の位置合わせが自動で行われる。
【0050】一方、荷置き作業時も同様であり、リフト
レバー31を操作して(倒し込んで)フォーク6を上昇
させ、表示装置25の画面25aに荷置きの対象となる
棚部44のマークM2を表示させる。このとき、作動モ
ード切替スイッチ38を操作して、フォーク位置制御の
作動モードを荷置きモードに設定しておく。そして、積
荷41aを置きたい棚42のマークM2が画面25aに
表示されたとき、手をリフトレバー31から離すことな
く作動スイッチ37を押すと、フォーク6の位置合わせ
が開始されて、移動目標点KとマークM2とが一致する
ようにフォーク6の位置合わせが自動で行われる。これ
により、フォーク6が棚42に対して荷置きに最適な位
置に位置合わせされる。
【0051】従って、フォーク位置制御を行うときに操
作される作動スイッチ37および作動モード切替スイッ
チ38がリフトレバー31に設けられているので、リフ
トレバー31と各スイッチ37,38との同時操作が可
能となる。よって、リフトレバー31から手を離すこと
なく各スイッチ37,38を操作でき、フォーク位置制
御時の作業効率が向上する。また、リフトレバー31と
各スイッチ37,38との同時操作はスイッチ操作も容
易にするので、フォーク位置制御時にかかる操作者の作
業負荷も軽減される。さらに、各スイッチ37,38を
操作するために、操作者の視線位置を表示装置25の画
面25aから外す必要もなくなり、作業の安全性向上に
もつながる。
【0052】従って、この実施形態では以下のような効
果を得ることができる。 (1)リフトレバー31のグリップ部36に作動スイッ
チ37および作動モード切替スイッチ38が設けられて
いるので、リフトレバー31から手を離すことなく各ス
イッチ37,38を同時に操作でき、フォーク位置制御
時の作業効率を向上できる。
【0053】(2)作動スイッチ37と作動モード切替
スイッチ38は、リフトレバー31を握った手の指で、
その両方のスイッチ37,38を操作できる位置に配置
されている。よって、フォーク位置制御時において、リ
フトレバー31から手を離すことなく両方のスイッチ3
7,38を操作できる。
【0054】(3)使用頻度の高い作動スイッチ37
を、右手親指で操作できるグリップ部36の上面36a
に配置している。ところで、レバー上面に配置されたス
イッチの親指での操作は操作性がよいので、使用頻度の
高い作動スイッチ37をリフトレバー31の上面36a
に配置することによって、作動スイッチ37のスイッチ
操作性向上や、スイッチ操作時における負荷の軽減が図
れる。これにより、作動スイッチ37や作動モード切替
スイッチ38を操作し易くできる。
【0055】(4)作動スイッチ37や作動モード切替
スイッチ38はリフトレバー31に設けられているの
で、フォーク6のリフト動作に続いて、フォーク位置制
御を実行するスイッチ操作に移行できる。特に、フォー
ク6の移動はリフトレバー31を用いて昇降させること
が多く、リフトレバー31に各スイッチ37,38を設
けることで、一連のフォーク位置合わせ作業をスムーズ
に行うことができる。
【0056】(第2実施形態)次に、第2実施形態を図
7〜図14に従って説明する。この実施形態では荷役操
作や走行操作を行うレバーの構成が前記実施形態と異な
っており、他の構成は同じである。よって、同じ部分に
ついては同一符号を付して詳しい説明は省略し、異なる
部分についてのみ説明する。
【0057】図7はマルチレバーの側面図であり、図8
は同レバーの斜視図である。インストルメントパネル3
0上には、荷役レバーとしてのマルチレバー51が設け
られている。マルチレバー51は、これ1つで走行操作
と荷役操作の全ての操作を可能とするもので複数種類の
操作部を備えている。マルチレバー51はインストルメ
ントパネル30上の所定箇所に形成されたスロット52
(図8参照)に沿って前後方向に傾動するレバー本体5
3を有し、このレバー本体53は操作しない状態ではパ
ネル面に対し略垂直となる中立位置にバネ(図示せず)
の付勢力により復帰する。レバー本体53の上端部に
は、グリップ部54が車幅方向に対し30度〜60度程
度の角度をもって傾斜する姿勢に取付けられている。
【0058】グリップ部54の左端部には、略円筒形の
リフト用ノブ55が図8の矢印方向へ回転可能に設けら
れている。また、グリップ部54の左部分前縁にシーソ
ースイッチ56が、グリップ部54の左部分背面に十字
スイッチ57が、グリップ部54の左部分前面に作動ス
イッチ58がそれぞれ設けられている。グリップ部54
は、運転者が右肘を付いた状態で右手により握られる。
グリップ部54を握った状態では親指でリフト用ノブ5
5または十字スイッチ57を操作でき、人差し指でシー
ソースイッチ56または作動スイッチ58を操作でき
る。
【0059】グリップ部54を握った右手でレバー本体
53を前方に傾けるとフォークリフト1が前進し、レバ
ー本体53を後方に傾けるとフォークリフト1が後進す
る。リフト用ノブ55に形成された突起55aを親指で
上方へ押してノブ55を上側に回すとフォーク6が上昇
し、親指で突起55aを下方へ押してリフト用ノブ55
を下側に回すとフォーク6が下降する。また、人差し指
でシーソースイッチ56の前端56aを押すとマスト装
置4が前方に移動し、人差し指でシーソースイッチ56
の後端56bを押すとマスト装置4が後方に移動する。
【0060】十字スイッチ57は上下・左右の4方向に
操作可能になっており、上下方向の操作でマスト9のテ
ィルトを操作し、左右方向の操作でサイドシフトを操作
する。即ち、親指で十字スイッチ57の上端部57aを
押すとフォーク6が前傾し、十字スイッチ57の下端部
57bを押すとフォーク6が後傾する。また親指で十字
スイッチ57の右端部57cを押すとフォーク6が右方
向に移動し、十字スイッチ57の左端部57dを押すと
フォーク6が左方向に移動する。
【0061】図9は、運転席を前方から見た斜視図であ
る。ハンドル16は運転席15の左側に位置する車体2
の上部に配置されている。ハンドル16には樹脂製のハ
ンドルノブ59が、基端軸59aを中心として同図の矢
印方向に回転可能に形成されている。ハンドルノブ59
は運転者の左手で握られる。また、ハンドル16を回転
させる際にはハンドルノブ59が基端軸59aを中心と
して回転することから、ハンドル16をどれだけ回転さ
せてもハンドルノブ59が運転者に対して好適な態勢と
なり、ハンドルノブ59の持ち易さ(ハンドル16の操
作性)が確保される。
【0062】ハンドルノブ59の先端側の平面部60に
は、作動モードをマニュアル操作で設定する荷取りモー
ドスイッチ61と荷置きモードスイッチ62が形成され
ている。これら2つのスイッチ61,62はコントロー
ラ46に対して無線通信可能であり、荷取りモードスイ
ッチ61が押されると作動モードが「荷取りモード」
に、荷置きモードスイッチ62が押されると作動モード
が「荷置きモード」に設定される。なお、作動モードを
マニュアル操作で設定するスイッチは、スイッチを押す
度に作動モードが荷取りモードと荷置きモードの間で切
り替わる一つのスイッチでもよい。
【0063】図10は、フォークリフト1の電気的構成
図である。荷役操作支援装置17はコントローラ46を
備え、このコントローラ46は画像制御部(画像制御装
置)47、荷役制御部(油圧制御装置)48、駆動回路
63,64、ソレノイド駆動回路65を備えている。荷
役制御部48には、その入力側に上限位置検知スイッチ
66、下限位置検知スイッチ67、揚高センサ68、荷
重センサ69、ティルト角センサ70が接続されてい
る。また、荷役制御部48の入力側には、マルチレバー
51のレバー本体53の変位量を検出するレバー用ポテ
ンショメータ71、リフト用ノブ55の変位量を検出す
るノブ用ポテンショメータ72と、各種スイッチ56〜
58,61,62が接続されている。
【0064】荷役制御部48の出力側には、駆動回路6
3,64を介して電動アクチュエータ(カメラ昇降用モ
ータ)73および荷役モータ(電動モータ)74がそれ
ぞれ接続されている。また、荷役制御部48の出力側に
は、ソレノイド駆動回路65を介してオイルコントロー
ルバルブ75に組付けられた各種電磁切換弁76〜79
のソレノイドが接続されている。これら電磁切換弁76
〜79は、リフトシリンダ8、リーチシリンダ5、サイ
ドシフトシリンダ11、ティルトシリンダ80にそれぞ
れ接続される。
【0065】荷役制御部48は各ポテンショメータ7
1,72、スイッチ56,57からの信号を基に、電磁
切換弁76〜79の電流値制御と荷役モータ74の駆動
制御を行う。オイルコントロールバルブ75には、荷役
モータ74の作動により荷役ポンプ(油圧ポンプ)81
が駆動されることで作動油が供給される。マルチレバー
51が操作されたとき、マルチレバー51からの操作信
号を基にその操作に対応する各電磁切換弁66〜69が
切換え制御されることにより、リフトシリンダ8、リー
チシリンダ5、サイドシフトシリンダ11、ティルトシ
リンダ80が油圧制御され、フォーク6の昇降操作、リ
ーチ操作、サイドシフト操作、ティルト操作が行われ
る。
【0066】荷役制御部48は、マルチレバー操作時の
荷役制御の他に、カメラユニット20の昇降制御と、フ
ォーク自動位置制御とを司る。フォーク自動位置制御
は、フォーク6を一定高さ以上に上昇させて行われる高
所の荷役作業を支援するためのもので、揚高センサ68
により検出されたフォーク6の揚高が設定揚高(例えば
約2メートル)以上にあるときに限り行われる。
【0067】揚高センサ68は、フォーク6が設定揚高
以上の高さ(揚高)にあるか否かを検出するもので、例
えば設定揚高でオン・オフが切換わる揚高スイッチから
なる。なお、揚高センサ68はフォーク6の揚高を連続
的に検出可能なセンサであってもよい。例えば揚高セン
サ68として、キャリッジ7の昇降に合わせてワイヤが
繰出し・巻取りされるリールの回転量を検出するリール
型揚高センサや、リフトシリンダ8内の油中を伝播する
超音波がピストンに反射して戻るまでの時間計測からシ
リンダストロークを検出する超音波式揚高センサを採用
することができる。
【0068】荷重センサ69は、フォーク6に積載され
た荷の重量(荷重)を検出するもので、本実施形態では
リフトシリンダ8内の油圧を検出する圧力センサからな
る。荷重センサ69はフォーク6上の荷の重量に応じた
電圧値の検出信号を出力する。また、ティルト角センサ
70はフォーク6の水平姿勢にあるときの角度(水平
角)を基準とした傾斜角を検出するもので、例えばポテ
ンショメータからなる。
【0069】荷役制御部48はカメラユニット20の昇
降制御も実行し、フォーク6上に荷が無い荷取りモード
ではカメラユニット20を格納位置に配置し、フォーク
6上に荷が有る荷置きモードではカメラユニット20を
下降位置に配置する。カメラユニット20の昇降のため
駆動された電動アクチュエータ73は、カメラユニット
20が上限位置に達して上限位置検知スイッチ66がオ
ンしたときと、カメラユニット20が下限位置に達して
下限位置検知スイッチ67がオンしたときに駆動停止さ
れる。
【0070】一方、画像制御部47には入力側にカメラ
19が接続され、出力側に表示装置25およびスピーカ
82が接続されている。画像制御部47はカメラ19に
より撮影された画像を表示装置25に表示させるととも
に、スピーカ82に所定の音声を報知させる。また、画
像制御部47はフォーク自動位置合わせ時にフォーク6
のずれ量を求めるために、カメラ19により取り込まれ
た画像データを基に画像処理を実行する。
【0071】画像制御部47は表示処理部83、画像処
理部84、描画表示部85、描画データ記憶部86およ
び音声合成部87を備えている。表示処理部83は、カ
メラ19により撮影された画像が画面に映し出されるよ
うにカメラ19から入力した映像信号を表示装置25に
出力する。画像処理部84は表示処理部83から画像デ
ータを入力し、その画像データを基に画像認識処理を行
い、表示装置25の画面25a上(図13(a)に示す
画面座標系)のマークM1,M2の座標位置を算出す
る。
【0072】描画表示部85は画像処理部84の処理結
果を基に、描画データ記憶部86に記憶された描画デー
タとして画面25a上にターゲット線TGや移動目標点
K(ともに図5参照)等の描画を表示させる。また、音
声合成部87は作動状況に応じた音声信号をスピーカ8
2に出力し、音声アナウンスなどをスピーカ82に報知
させる。
【0073】また、画像処理部84は画像認識処理部8
8、テンプレート記憶部89および画面座標位置算出部
90を備えている。一方、荷役制御部48は実座標位置
算出部91とずれ量算出部92とを備えている。以下、
フォーク自動位置制御時に画像制御部47および荷役制
御部48が行う処理内容を図11〜図13に従って説明
する。
【0074】テンプレート記憶部89には、マークM1
用のテンプレートT1と、マークM2用のテンプレート
T2が記憶されている。即ち、図11(a)に示すマー
クM1は同図(b)に示すパターンP1,P1を2個並
べて構成され、同図(c)に示すマークM2は同図
(d)に示すパターンP2,P2を2個並べて構成され
ている。マークとは全体の模様、パターンとはマークを
構成する2つの模様を指す。パターンマッチング処理に
使うテンプレートT1,T2は、パターンP1,P2と
同じ模様を有する。
【0075】2つのマークM1,M2の各パターンP
1,P2は、互いに白と黒が反転した模様となってい
る。各パターンP1,P2は、一点を中心として放射状
に真っ直ぐ延びる複数本の境界線によって白と黒に色分
けされた模様である。本実施形態の各パターンP1,P
2は、正方形の2本の対角線により区画された4つの領
域を白と黒で色分けした模様である。但し、テンプレー
トの四角形の辺に相当する外形線は模様の一部ではな
い。
【0076】パターンP1,P2にこの種の模様を用い
ることで、マークとカメラの距離の違いに応じて画面2
5a上に映し出されるマークM1,M2の大きさが変化
しても、その撮影されたパターンP1,P2の中心部分
には常にテンプレートT1,T2と同サイズのパターン
が存在することになる。よって、画像認識処理部88は
1つのテンプレートT1,T2を用いただけのパターン
マッチング処理によりマークM1,M2を認識できるよ
うになっている。テンプレートT1,T1は、マークM
1,M2が認識されなければならない所定サイズに設定
してあり、所定距離以内で撮影されたマークM1,M2
は全て認識可能となっている。
【0077】また、図13(a)は画面上に設定された
画面座標系を示す画面図であり、画面座標系では座標を
画素の単位で取り扱うものとする。また、同図における
Hは表示装置25の画面25aの横方向画素数であり、
Vは画面25aの縦方向画素数である。一方、図13
(b)は実座標系を示す表示図であり、図13(a)の
画面図と相似関係をとっている。
【0078】画像認識処理部88はカメラ19により取
り込んだ画像データを基に、荷取りモードのときテンプ
レートT1を、荷置きモードのときテンプレートT2を
用いて、図12に示すように各パターンP1,P1の2
箇所で画像認識処理(パターンマッチング処理)を行
う。そして、画像認識処理部88は表示装置25の画面
25a上、つまり画面座標系におけるマークM1,M2
の認識を行う。
【0079】即ち、図13(a)に示すように作動モー
ドが荷取りモードでマークM1が認識された場合、画像
認識処理部88はマークM1を構成する2つのパターン
P1,P1に対しテンプレートT1により2箇所でマッ
チングし、各パターンP1,P1を認識する。なお、作
動モードが荷置きモードの場合も同様に、マークM2を
構成する2つのパターンP2,P2に対し、テンプレー
トT2による2箇所マッチングによって各パターンP
2,P2が認識される。
【0080】パターン認識後、画面座標位置算出部90
は画面座標系における各パターンP1,P1の中心点
(放射中心点)の座標(I1,J1),(I2,J2)
を算出する。そして、画面座標位置算出部90はこれら
2つの座標値を基にマークM2の重心座標(I,J)を
算出するとともに、パターンP1,P1の中心間距離D
を算出する。なお、作動モードが荷置きモードの場合も
マークM1と同様の手順で、マークM2の重心座標とパ
ターンP2,P2の中心間距離とが算出される。
【0081】実座標位置算出部91は画面座標系の重心
座標(I,J)と中心間距離Dの値を用い幾何変換を行
って、図13(b)に示す実座標系(XYZ座標系)に
おけるカメラ19のマークMに対する3次元相対位置座
標(Xc,Yc,Zc)を計算する。カメラ19の座標
(Xc,Yc,Zc)は次式より算出される。 Xc==−Hd/(2Dtan α) … (1) Yc=d/D(I−H/2) … (2) Zc=d/D(J−V/2) … (3) ここで、「α」は図14に示すカメラ19の水平画角の
2分の1、dは実座標系においてマークM1の2つのパ
ターンP1,P1の中心間距離である。H,V,α,d
値は既知の値であるため、I,J,D値を算出すれば、
カメラ19の3次元相対位置座標(Xc,Yc,Zc)
が求まる。この後、ずれ量算出部92は上記の(1) 〜
(3) 式を用いて求めたカメラ19の相対位置座標(X
c,Yc,Zc)を基に、フォーク6の位置ずれ量を算
出する。そして、フォーク自動位置制御を実行するとき
には、荷役制御部48はずれ量算出部92で算出された
ずれ量に基づきリフトシリンダ8とサイドシフトシリン
ダ11を駆動し、フォーク6の位置合わせを実行する。
【0082】次に、フォークの位置合わせを自動で行う
フォーク位置制御を実行するときの手順について説明す
る。まず、荷取りの場合においては、マルチレバー51
のリフト用ノブ55、シーソースイッチ56、十字スイ
ッチ57を操作してフォーク6を移動させ、図5(a)
に示すように画面25aに荷取りの対象となるパレット
41のマークM1を表示させる。このとき、ハンドルノ
ブ59の荷取りモードスイッチ61を押して、フォーク
位置制御の作動モードを荷取りモードに設定しておく。
そして、取り出したい積荷41aが乗せられたパレット
41のマークM1が画面25aに表示されたとき、手を
マルチレバー51から離すことなく作動スイッチ58を
押すと、フォーク6の位置合わせが開始されて、移動目
標点KとマークM1とが一致するようにフォーク6の位
置合わせが自動で行われる。これにより、フォーク6が
パレット41に対して荷取りに最適な位置に位置合わせ
される。
【0083】一方、荷置き作業時も同様であり、マルチ
レバー51のリフト用ノブ55、シーソースイッチ5
6、十字スイッチ57を操作してフォーク6を移動さ
せ、表示装置25の画面25aに荷置きの対象となる棚
部44のマークM2を表示させる。このとき、ハンドル
ノブ59の荷置きモードスイッチ62を押して、フォー
ク位置制御の作動モードを荷置きモードに設定してお
く。そして、積荷41aを置きたい棚42のマークM2
が画面25aに表示されたとき、手をマルチレバー51
から離すことなく作動スイッチ58を押すと、フォーク
6の位置合わせが開始されて、移動目標点KとマークM
2とが一致するようにフォーク6の位置合わせが自動で
行われる。これにより、フォーク6が棚42に対して荷
置きに最適な位置に位置合わせされる。
【0084】従って、フォーク位置制御を行うときに操
作される作動スイッチ58がマルチレバー51に設けら
れているので、リフト操作、サイドシフト操作、ティル
ト操作の各操作と、作動スイッチ58との同時操作が可
能となる。また、中指で作動スイッチ58を押すように
すれば、リーチ操作も同時操作可能となる。よって、マ
ルチレバー51から手を離すことなく作動スイッチ58
を操作でき、フォーク位置制御時の作業効率が向上す
る。また、マルチレバー51と作動スイッチ58との同
時操作はスイッチ操作も容易にするので、フォーク位置
制御時にかかる操作者の作業負荷も軽減される。さら
に、作動スイッチ58を操作するために、操作者の視線
位置を表示装置25の画面25aから外す必要もなくな
り、作業の安全性向上にもつながる。
【0085】従って、この実施形態では、第1実施形態
に記載の(1)リフト操作系のレバーに作動スイッチ5
8を設けたことによる作業効率の向上、(4)一連のフ
ォーク位置あわせ作業のスムーズ化の他に以下の効果を
得ることができる。
【0086】(5)マルチレバー51に作動スイッチ5
8が設けられているので、マルチレバー51を操作して
荷役操作や走行操作を行っていても、そのマルチレバー
51から手を離すことなく作動スイッチ58が操作で
き、フォーク位置制御の作業効率を向上できる。
【0087】(6)マルチレバー51は一つのレバーで
リフト操作、ティルト操作、サイドシフト操作、リーチ
操作の各荷役操作と前後進の走行操作とが行えるので、
これら各種操作と作動スイッチ58の操作とを同時に行
うことができ、フォーク位置制御の際の作業効率を一層
向上することができる。
【0088】なお、実施形態は前記に限定されず、次の
態様に変更してもよい。 ○ 前記第1及び第2実施形態において、操作部は作動
スイッチ37,58や作動モード切替スイッチ38に限
定されない。例えば図15に示すように、フォーク6の
前方を撮影するカメラ19の他に、フォークリフト1の
前方全域を撮影するカメラ100や、後方を撮影するカ
メラ101を設け、これらカメラ19,100,101
により撮影された映像が表示装置25に映し出されるよ
うになっている。そして、荷役レバー102に操作部と
しての映像切替スイッチ103を設け、このスイッチ1
03を操作することで表示装置25に表示される映像
を、カメラ19,100、101の間で切り換えるよう
にしてもよい。また、カメラ100,101により撮影
された映像を画像処理して、フォーク6の位置合わせを
自動で行う構成としてもよい。なお、荷役レバー102
は、リフトレバー、ティルトレバー、リーチレバー、サ
イドシフトレバーのどれでもよい。また、カメラ10
0,101が撮影手段に相当する。
【0089】○ 前記第1及び第2実施形態において、
操作部は作動スイッチ37,58や作動モード切替スイ
ッチ38に限らない。つまり、フォーク位置制御を実行
するときに操作されるスイッチであれば、どのようなも
のでもよい。
【0090】○ 前記第1実施形態において、作動スイ
ッチ37と作動モード切替スイッチ38はリフトレバー
31に設けられることに限らず、リフトレバー31以外
の荷役レバーであるティルトレバー32、リーチレバー
33、サイドシフトレバー34に設けてもよい。
【0091】○ 前記第1実施形態において、作動スイ
ッチ37と作動モード切替スイッチ38は一つのレバー
(実施形態ではリフトレバー31)に設置されることに
限定されない。つまり、作動スイッチ37と作動モード
切替スイッチ38とを別々のレバーに設けてもよい。こ
の場合、例えば作動スイッチ37をリフトレバー31
に、作動モード切替スイッチ38をティルトレバー32
に設けるようにしてもよい。
【0092】○ 前記第1実施形態において、作動スイ
ッチ37と作動モード切替スイッチ38が、ともにレバ
ーに設けられることに限定されない。例えば、一方のス
イッチをレバーに設け、他方のスイッチをインストルメ
ントパネル30に設けてもよい。
【0093】○ 前記第1実施形態において、作動スイ
ッチ37と作動モード切替スイッチ38が一つのレバー
に設けられている場合において、この両スイッチ37,
38は、操作者がレバーを手にしたときに同時に操作で
きる位置に配置されていることに限定されない。つま
り、これらスイッチ37,38は、一つのレバーに設置
されているものの、操作者がレバーを手にしたときに同
時に操作できない離れた位置に配置されていてもよい。
【0094】○ 前記第1実施形態において、作動スイ
ッチ37は、リフトレバー31のグリップ部36の上面
36aに配置されることに限らず、グリップ部36の側
面などの上面36a以外の位置に配置されてもよい。ま
た、作動モード切替スイッチ38は、グリップ部36の
側面36bに配置されることに限らず、側面36b以外
の側面や上面などに配置されてもよい。
【0095】○ 前記第2実施形態において、マルチレ
バー51に作動スイッチ58のみが設けられる構成に限
定されない。例えば、ハンドルノブ59に設けられた荷
取りモードスイッチ61および荷置きモードスイッチ6
2のうち、少なくとも一方をマルチレバー51に設けて
もよい。なお、荷取りモードスイッチ61および荷置き
モードスイッチ62をマルチレバー51に設けた場合、
これらスイッチ61,62が作動モード切替スイッチに
相当する。
【0096】○ 前記第2実施形態において、マルチレ
バー51は一つのレバーでリフト操作、リーチ操作、サ
イドシフト操作、ティルト操作の各種荷役操作と、前後
進の走行操作とが行えるものに限定されない。即ち、マ
ルチレバー51はこれら各種操作のうち少なくとも荷役
系を含む2つ以上の操作が行えるものであればよい。
【0097】○ 前記第1及び第2実施形態において、
産業車両はリーチ型フォークリフトに限定されず、カウ
ンタバランス式のフォークリフトでもよい。また、アタ
ッチメントもフォーク6に限定されず、ロールクランプ
などの他のものを採用してもよい。
【0098】前記実施形態及び別例から把握できる技術
的思想について、以下にその効果とともに記載する。 (1)請求項1において、前記操作部は、前記アタッチ
メント位置制御機能を作動させるための操作部と、当該
アタッチメント位置制御機能の作動条件を選択するため
に操作される操作部とのうち少なくとも一つである。
【0099】(2)請求項1において、前記操作部は、
その操作内容ごとに複数設けられている。この場合、一
つの荷役レバーを操作しているときに、複数の操作部を
操作できる。
【0100】(3)前記技術的思想(1),(2)にお
いて、複数の前記操作部は、操作者が前記レバー本体を
握ったままで操作可能となる位置にそれぞれ配置されて
いる。この場合、レバー操作から複数の操作部の操作へ
スムーズに移行できる。
【0101】(4)前記技術的思想(1)〜(3)にお
いて、複数の前記操作部のうち一つは、前記レバー本体
の上面に配置されている。この場合、レバー本体の上面
に操作部が配置されるので、その操作部を操作し易くな
る。
【0102】(5)請求項4〜10,13において、前
記作動スイッチ及び作動モード切替スイッチは、操作者
が前記レバー本体を手にしたときに、前記作動スイッチ
が親指で操作できる位置に配置され、前記切替スイッチ
が人差し指で操作できる位置に配置されている。
【0103】(6)請求項14において、アタッチメン
トの位置合わせの目標となるマークを前記撮影手段によ
り撮影し、その撮影された画像データをパターンマッチ
ング処理することで前記マークの位置を割り出し、前記
マークに対して前記アタッチメントを自動で位置合わせ
することでアタッチメント位置制御が実行される。この
場合、複数の撮影手段を用いてアタッチメント位置制御
が実行できる。
【0104】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜13,1
5によれば、アタッチメントの位置合わせを自動で行う
操作をするときに、その作業効率を向上できる。
【0105】請求項14,15によれば、複数の撮影手
段を備えた産業車両であっても、荷役作業の作業効率を
低下させることなく表示装置の映像を切り換えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態における運転席の斜視図。
【図2】 リフトレバーを手にしたときの操作図。
【図3】 フォークリフトの斜視図。
【図4】 フォークの位置合わせを自動で行うフォーク
位置制御の仕方を説明する説明図。
【図5】 カメラで撮影された映像が表示された表示装
置の画面図であり、(a)がフォークの位置合わせ前、
(b)が位置合わせ後である。
【図6】 フォークリフトの電気的構成図。
【図7】 第2実施形態におけるマルチレバーの側面
図。
【図8】 マルチレバーの斜視図。
【図9】 運転席の斜視図。
【図10】 フォークリフトの電気的構成図。
【図11】 (a),(c)はマーク、(b),(d)
はテンプレートの正面図。
【図12】 2箇所マッチングについての説明図。
【図13】 (a)は画面上に設定された画面座標系を
示す画面図。(b)は実座標系を示す表示図。
【図14】 カメラ位置を求める際の算出方法を説明す
るための説明。
【図15】 別例におけるフォークリフトの概略構成
図。
【符号の説明】
1…産業車両としてのフォークリフト、6…アタッチメ
ントとしてのフォーク、19,100,101…撮影手
段としてのカメラ(CCDカメラ)、25…表示手段と
しての表示装置、31,102…荷役レバーとしてのリ
フトレバー、31a…レバー本体、32〜34…荷役レ
バーとしての各種レバー、36…グリップ部、36a…
上面、36b…側面、37…操作部としての作動スイッ
チ、38…操作部としての作動モード切替スイッチ、5
1…荷役レバーとしてのマルチレバー、53…レバー本
体、54…グリップ部、58…操作部としての作動スイ
ッチ、103…操作部としての映像切替スイッチ、M
1,M2…マーク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F333 AA02 AB14 AE02 BA08 BA11 BA24 BB02 BD02 BE02 CA22 CA24 FA04 FA21 FA27 FA36 FD03 FD04 FD06 FD08 FD12 FE05 FE09

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アタッチメントの位置合わせを自動で行
    うアタッチメント位置制御機能を備えた産業車両に装備
    され、荷役操作の際に前記アタッチメントを操作可能な
    荷役レバーであって、 レバー本体には、アタッチメント位置制御機能を作動さ
    せるときに操作される操作部が設けられている荷役レバ
    ー。
  2. 【請求項2】 前記操作部は、前記アタッチメントの目
    標位置への合わせ込みを開始するときに押される作動ス
    イッチである請求項1に記載の荷役レバー。
  3. 【請求項3】 前記操作部は、アタッチメント位置制御
    機能の作動モードを、荷取りモードと荷置きモードとの
    間で切り替えるための作動モード切替スイッチである請
    求項1に記載の荷役レバー。
  4. 【請求項4】 前記操作部は、前記アタッチメントの目
    標位置への合わせこみを開始するときに押される作動ス
    イッチと、アタッチメント位置制御機能の作動モード
    を、荷取りモードと荷置きモードとの間で切り替える作
    動モード切替スイッチとの2つが設けられている請求項
    1に記載の荷役レバー。
  5. 【請求項5】 前記操作部は、前記レバー本体を握った
    まま操作可能となる位置に設けられている請求項1〜4
    のうちいずれか一項に記載の荷役レバー。
  6. 【請求項6】 前記レバー本体にはグリップ部が設けら
    れ、当該グリップ部に前記操作部が配置されている請求
    項1〜5のうちいずれか一項に記載の荷役レバー。
  7. 【請求項7】 前記グリップ部には前記作動スイッチ及
    び作動モード切替スイッチの2つが配置され、これらス
    イッチは前記グリップ部を握ったまま操作可能となる位
    置に配置されている請求項6に記載の荷役レバー。
  8. 【請求項8】 前記荷役レバーは、荷役操作として前記
    アタッチメントを一つの移動方向にのみ操作可能である
    請求項1〜7のうちいずれか一項に記載の荷役レバー。
  9. 【請求項9】 前記作動スイッチは前記グリップ部の上
    面に配置され、前記作動モード切替スイッチは前記グリ
    ップ部の側面に配置されている請求項8に記載の荷役レ
    バー。
  10. 【請求項10】 前記荷役レバーは、前記アタッチメン
    トを昇降させるためのリフトレバーである請求項1〜9
    のうちいずれか一項に記載の荷役レバー。
  11. 【請求項11】 前記荷役レバーは荷役操作及び走行操
    作の各種操作のうち、少なくとも荷役系を含む2つ以上
    の操作を一つのレバーのみで操作可能なマルチレバーで
    あって、 前記マルチレバーのレバー本体には、アタッチメント位
    置制御機能を作動させるときに操作される前記操作部が
    設けられている請求項1〜7のうちいずれか一項に記載
    の荷役レバー。
  12. 【請求項12】 前記荷役操作は前記アタッチメントを
    前後方向、上下方向、左右方向、傾動方向へ移動させる
    各操作であり、前記走行操作は前記車両の前後進操作で
    あって、 前記マルチレバーでは、これら各種操作のうち少なくと
    も荷役系を含む2つ以上の操作を一つのレバーで操作可
    能である請求項11に記載の荷役レバー。
  13. 【請求項13】 車両周辺を撮影可能な撮影手段を備え
    た産業車両に装備され、 前記アタッチメントの位置合わせの目標となるマークを
    前記撮影手段により撮影し、撮影した画像データをパタ
    ーンマッチング処理することで前記マークの位置を割り
    出し、そのマークに対して前記アタッチメントを合わせ
    込むことで当該アタッチメントの位置合わせが行われる
    請求項1〜12のうちいずれか一項に記載の荷役レバ
    ー。
  14. 【請求項14】 産業車両が有するアタッチメントを、
    一つの移動方向にのみ操作可能な荷役レバーであって、 車両周辺を撮影可能な複数の撮影手段と、これら撮影手
    段により撮影された映像を表示する表示手段とを備えた
    産業車両に装備され、 レバー本体には、複数の前記撮影手段により撮影された
    映像を、前記表示手段の画面上で切り換える操作部が設
    けられている荷役レバー。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14のうちいずれか一項に
    記載の荷役レバーを備えた産業車両。
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