JP2003155152A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003155152A
JP2003155152A JP2001354559A JP2001354559A JP2003155152A JP 2003155152 A JP2003155152 A JP 2003155152A JP 2001354559 A JP2001354559 A JP 2001354559A JP 2001354559 A JP2001354559 A JP 2001354559A JP 2003155152 A JP2003155152 A JP 2003155152A
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roller
image forming
tractor
pulling force
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Seiji Chinzei
清司 鎮西
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Fujitsu Peripherals Ltd
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Fujitsu Ltd
Fujitsu Peripherals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続用紙の搬送開始から印字開始までの期間
と印字開始以後とにおいて生じる印字の位置ずれを防止
することのできる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 感光ドラム11の表面にトナー像を作成
する画像形成部と、感光ドラム11の表面に連続用紙P
を搬送するための搬送装置とを備える画像形成装置であ
って、搬送装置は、連続用紙Pに送り方向の引っ張り力
を付与するスカッフローラ24と、用紙搬送経路におい
てスカッフローラ24の上流側に設けられ、連続用紙P
に所定の搬送速度を付与するための第2のトラクタ22
と、第2のトラクタ22の上流側に設けられ、かつ搬送
される連続用紙Pに対して所定の張力を与えるためのバ
ックテンションローラ23とを有し、連続用紙Pの搬送
開始から印字開始までの期間に、バックテンションロー
ラ23の周速度を第2のトラクタ22による連続用紙P
の搬送速度より大とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ装置や複
写機等に備えられる画像形成装置に関し、特に電子写真
式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリンタ装置や複写機等に備
えられ、いわゆる電子写真方式によって印刷を行う画像
形成装置が普及している。図10は、この画像形成装置
の一例を示す概略構成図である。この画像形成装置は、
連続用紙Pに対して画像を形成する画像形成部71と、
連続用紙Pを用紙ホッパ72から引き出して画像形成部
71に向けて搬送するための搬送装置73とを備えてい
る。
【0003】用紙ホッパ72から引き出された連続用紙
Pは、搬送装置73によって搬送される。すなわち、連
続用紙Pは、スカッフローラ74によって連続用紙Pの
送り方向の引っ張り力が付与され、バックテンションロ
ーラ75によって適度な張力が与えられつつ、サブトラ
クタ76およびメイントラクタ77によって所定の搬送
速度に調整されて搬送される。連続用紙Pは、図11に
示すように、幅方向両端に複数の送り穴78が所定ピッ
チで形成されており、この送り穴78にたとえばメイン
トラクタ77のトラクタベルト77aから突起したトラ
クタピン77bが係入された状態で搬送される。
【0004】画像形成部71では、感光ドラム81の表
面を前帯電器82により帯電させ、露光器83により光
を照射することにより静電潜像を形成し、現像器84に
よって静電潜像にトナーを付着させ可視像化する。次い
で、転写帯電器85によって感光ドラム81の表面に付
着したトナーによる可視像を連続用紙Pに転写する。そ
して、図示しない定着器によって連続用紙Pに熱と圧力
とを加えることによりトナーを溶かし、トナーによる可
視像を連続用紙Pに定着させることにより印刷を行う。
また、感光ドラム11に残った電荷は、AC除電器86
およびLED除電器88によって取り除かれ、転写後に
感光ドラム11の表面に残ったトナーは、クリーナ17
によって除去される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような画像形成装
置において、印字中では、スカッフローラ74および感
光ドラム81の送り方向の引っ張り力が連続用紙Pに付
与されつつ、バックテンションローラ75の引っ張り力
(搬送方向に対して反対方向の力)も付与されることに
より、連続用紙Pは、適度な張力が与えられて搬送され
ている。なお、スカッフローラ74は、メイントラクタ
77によって搬送される連続用紙Pがその送り穴78の
位置から破れないようにするために、連続用紙Pに対し
てスリップ可能である。
【0006】ところが、連続用紙Pの搬送が開始されて
から印字が開始されるまでの期間では、連続用紙Pに
は、制御上、感光ドラム81の引っ張り力は与えられ
ず、スカッフローラ74のみの引っ張り力となり、この
とき、バックテンションローラ75の引っ張り力がスカ
ッフローラ74の引っ張り力より大きくなりすぎる場合
がある。そのため、連続用紙Pは、たとえばメイントラ
クタ77に対する相対位置が搬送方向とは反対方向にず
れた状態で搬送されるようになる。たとえばメイントラ
クタ77のトラクタピン77bは、図11に示すよう
に、連続用紙Pの送り穴78において連続用紙Pの搬送
方向寄りに偏移した箇所に位置するようになる。
【0007】印字開始後においては、連続用紙Pは、ス
カッフローラ74の引っ張り力に、感光ドラム81の引
っ張り力が加えられて搬送される。そして、これらの引
っ張り力の和は、バックテンションローラ75の引っ張
り力を上回るようになり、連続用紙Pは、メイントラク
タ77に対する相対位置が搬送方向にずれた状態で搬送
されるようになる。この場合、たとえばメイントラクタ
77のトラクタピン77bは、図12に示すように、連
続用紙Pの送り穴78において、連続用紙Pの搬送方向
とは反対方向寄りに偏移した箇所に位置するようにな
る。
【0008】すなわち、連続用紙Pの搬送開始から印字
開始までの期間と印字開始以後とでは、図12の長さA
に示すような、印字の位置ずれが生じることになり、印
字品質を損なう原因となっていた。ここで、連続用紙P
の送り穴78が図11および図12に示すように、菊穴
状に形成されている場合、上記トラクタピン77bが送
り穴78の内周縁を押圧すれば、その部位が弾性変形し
て印字の位置ずれはさらに広がることになる。
【0009】本発明は、上記した事情のもとで考え出さ
れたものであって、連続用紙の搬送開始から印字開始ま
での期間と印字開始以後とにおいて生じる印字の位置ず
れを防止することのできる画像形成装置を提供すること
を、その課題とする。
【0010】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0011】本発明の第1の側面によって提供される画
像形成装置は、感光体の表面にトナー像を作成する画像
形成部と、上記感光体の表面に連続用紙を搬送するため
の搬送装置とを備える画像形成装置であって、前記搬送
装置は、連続用紙に送り方向の引っ張り力を付与するス
カッフローラと、用紙搬送経路において前記スカッフロ
ーラの上流側に設けられ、かつ連続用紙に所定の搬送速
度を付与するためのトラクタと、前記トラクタの上流側
に設けられ、かつ搬送される連続用紙に対して所定の張
力を与えるためのバックテンションローラとを有し、連
続用紙の搬送開始から印字開始までの期間に、前記バッ
クテンションローラの周速度を前記トラクタによる連続
用紙の搬送速度より大とする速度制御手段を備えること
を特徴としている。
【0012】好ましい実施の形態によれば、前記速度制
御手段は、印字開始後に、前記バックテンションローラ
の周速度を前記トラクタによる連続用紙の搬送速度より
小とする。
【0013】他の好ましい実施の形態によれば、前記感
光体に対してトナー像を転写するための転写帯電器を備
え、上記速度制御手段は、連続用紙の搬送開始から印字
開始までの期間中であって前記転写帯電器によって転写
が開始されたときから所定時間経過して印字が開始され
た時点以降に、前記バックテンションローラの周速度を
前記トラクタによる連続用紙の搬送速度より小とする。
【0014】本発明によれば、連続用紙が搬送開始され
てから印字開始までの期間では、連続用紙は、たとえば
スカッフローラによる引っ張り力が付与されつつ、バッ
クテンションローラの周速度は、連続用紙の搬送速度よ
り大とされるので、連続用紙は、バックテンションロー
ラによって送り方向に押し出され、トラクタとバックテ
ンションローラとの間に弛みが生じるように搬送され
る。たとえば、連続用紙は、その送り穴にトラクタのト
ラクタピンが係入されて搬送されるが、上記のように弛
みが生ずると、連続用紙は、送り穴においてトラクタピ
ンが搬送方向とは反対方向寄りに偏移した状態で搬送さ
れる。
【0015】また、印字開始後では、バックテンション
ローラの周速度が連続用紙の搬送速度より小にされて、
連続用紙Pに対して、バックテンションローラによる引
っ張り力が付与される。しかし、印字開始後では、スカ
ッフローラの引っ張り力に、感光体の引っ張り力が加え
られ、バックテンションローラの引っ張り力は、スカッ
フローラおよび感光体の引っ張り力を下回る。そのた
め、連続用紙は、送り穴においてトラクタピンが搬送方
向と反対方向寄りに偏移した状態を維持したままで搬送
されることになる。したがって、トラクタに対する連続
用紙の相対位置が変動されることはないので、従来の構
成において生じていた印字の位置ずれを抑制することが
でき、印字品質の低下を防止することができるととも
に、信頼性の高い画像形成装置を提供することができ
る。
【0016】本発明の第2の側面によって提供される画
像形成装置は、感光体の表面にトナー像を作成する画像
形成部と、上記感光体の表面に連続用紙を搬送するため
の搬送装置とを備える画像形成装置であって、前記搬送
装置は、連続用紙に送り方向の引っ張り力を付与するス
カッフローラと、用紙搬送経路において前記スカッフロ
ーラの上流側に設けられ、かつ連続用紙に所定の搬送速
度を付与するためのトラクタと、前記トラクタの上流側
に設けられ、かつ搬送される連続用紙に対して所定の張
力を与えるためのバックテンションローラとを有し、連
続用紙の搬送開始から印字開始までの期間に、前記バッ
クテンションローラの連続用紙に対する押圧力を解除す
る押圧力制御手段を備えることを特徴としている。
【0017】好ましい実施の形態によれば、前記押圧力
制御手段は、印字開始後に、前記バックテンションロー
ラの連続用紙に対する押圧力を付与する。
【0018】他の好ましい実施の形態によれば、前記バ
ックテンションローラは、駆動手段によって回転駆動さ
れる駆動ローラと、連続用紙を介して対向して設けられ
る従動ローラとからなり、前記押圧力制御手段は、前記
従動ローラを上下方向に変位させるための変位駆動機構
を制御することにより、前記バックテンションローラの
連続用紙に対する押圧力を解除または付与する。
【0019】本発明によれば、連続用紙が搬送開始され
てから印字開始までの期間において、バックテンション
ローラの連続用紙に対する押圧力が解除されるので、連
続用紙には、バックテンションローラからの引っ張り力
が加えられなくなり、連続用紙は、主にたとえばスカッ
フローラの引っ張り力のみによって搬送される。そのた
め、印字開始後の状態と同様に、連続用紙は、送り穴に
おいてトラクタピンが搬送方向と反対方向寄りに偏移し
た状態を維持したままで搬送される。したがって、本発
明の第1の側面に係る画像形成装置と同様に、印字の位
置ずれが生じることを抑制することができる。
【0020】本発明の第3の側面によって提供される画
像形成装置は、感光体の表面にトナー像を作成する画像
形成部と、上記感光体の表面に連続用紙を搬送するため
の搬送装置とを備える画像形成装置であって、前記搬送
装置は、連続用紙に送り方向の引っ張り力を付与するス
カッフローラと、用紙搬送経路において前記スカッフロ
ーラの上流側に設けられ、かつ連続用紙に所定の搬送速
度を付与するためのトラクタと、前記トラクタの上流側
に設けられ、かつ搬送される連続用紙に対して所定の張
力を与えるためのバックテンションローラとを有し、連
続用紙の搬送開始から印字開始までの期間に、前記スカ
ッフローラの引っ張り力を前記バックテンションローラ
の引っ張り力より大とする引っ張り力制御手段とを備え
ることを特徴としている。
【0021】好ましい実施の形態によれば、前記引っ張
り力制御手段は、印字開始後に、前記スカッフローラの
引っ張り力と、前記感光体の連続用紙に対する送り方向
の引っ張り力との和を、前記バックテンションローラの
引っ張り力より大とする。
【0022】他の好ましい実施の形態によれば、前記ス
カッフローラは、駆動手段によって回転駆動される駆動
ローラと、連続用紙を介して対向して設けられる従動ロ
ーラとからなり、前記引っ張り力制御手段は、前記従動
ローラを連続用紙に押圧させるための押圧駆動機構を制
御することにより、前記スカッフローラの連続用紙に対
する押圧力を変動させる。
【0023】他の好ましい実施の形態によれば、前記所
定時間は、前記感光体の連続用紙に対する送り方向の引
っ張り力が、前記転写帯電器によって転写が開始される
と同時に前記感光体が連続用紙に当接されてから予め定
める所定値に達するまでの時間とされる。
【0024】本発明によれば、連続用紙が搬送開始され
てから印字開始までの期間では、スカッフローラの引っ
張り力がバックテンションローラの引っ張り力より大と
されるので、連続用紙には、通常のスカッフローラより
さらに大きな送り方向の力が加えられる。そのため、印
字開始後の状態と同様に、連続用紙は、送り穴において
トラクタピンが搬送方向と反対方向寄りに偏移した状態
で搬送される。したがって、本発明の第1および第2の
側面に係る画像形成装置と同様に、印字の位置ずれが生
じることを抑制することができる。なお、上記スカッフ
ローラの引っ張り力には、搬送経路における摩擦損失が
考慮されているものとする。
【0025】本発明のその他の特徴および利点は、添付
図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明
らかとなろう。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を、添付図面を参照して具体的に説明する。
【0027】図1は、本発明に係る画像形成装置を備え
たプリンタ装置の概略構成を示す図である。このプリン
タ装置は、電子写真方式により連続用紙Pに対して画像
を形成する画像形成部1と、連続用紙Pを用紙ホッパ2
から引き出して搬送経路に沿って搬送するための搬送装
置3とを備えている。
【0028】連続用紙Pは、つづら折り状に折り畳まれ
た状態で用紙ホッパ2に収容されており、たとえば幅方
向両側に多数の送り穴が等間隔に形成されているととも
に、所定長さごとにミシン目が形成されている。この送
り穴には、後述する第1および第2のトラクタ21,2
2のトラクタベルト21c,22cから突起した多数の
トラクタピン21d,22dが係入される。
【0029】画像形成部1は、回転可能な感光ドラム1
1の周囲に、前帯電器12、レーザ光照射装置13、現
像器14、転写帯電器15、AC除電器16、クリーナ
17、およびLED除電器18を備えている。
【0030】感光ドラム11は、印刷時には連続用紙P
に当接しながら、図1の矢印Bに示す方向に回転するよ
うになっており、前帯電器12により、その表面が一様
に帯電される。
【0031】レーザ光照射装置13は、図示しない半導
体光レーザやポリゴンミラー等によって構成され、感光
ドラム11に対して印刷する画像に応じて光学像を照射
することにより静電潜像を形成する。
【0032】現像器14は、レーザ光照射装置13によ
って形成された静電潜像を現像してトナーを付着させる
ことにより可視像化する。
【0033】転写帯電器15は、連続用紙Pを挟んで感
光ドラム11と対向する位置に配設され、感光ドラム1
1の表面に付着したトナーによる可視像を連続用紙Pに
転写させる。また、転写帯電器15は、感光ドラム11
の表面に接近したセットポジションと、それよりも離れ
たリリースポジションとに後述する移動装置41によっ
て移動可能とされている。すなわち、印刷開始時には、
転写帯電器15は、感光ドラム11から離れたリリース
ポジションに位置し、その後、連続用紙Pの先端が転写
帯電器15と感光ドラム11との間に挿入された後に
は、転写帯電器15は、感光ドラム11に接近したセッ
トポジションに移動する。これにより、感光ドラム11
は、連続用紙Pに当接するとともに、連続用紙Pに対し
て送り方向の引っ張り力を有するようになる。
【0034】AC除電器16およびLED除電器18
は、感光ドラム11に残った電荷を取り除く。また、ク
リーナ17は、転写帯電器15による転写後に感光ドラ
ム11の表面に残ったトナーを除去する。
【0035】そして、連続用紙Pの搬送経路における感
光ドラム11の下流側には、連続用紙Pに転写されたト
ナー像を熱等によって定着させる定着器19が設けられ
ている。
【0036】搬送装置3は、連続用紙Pの搬送経路に沿
って、第1のトラクタ21、第2のトラクタ22、バッ
クテンションローラ23、およびスカッフローラ24を
備えている。
【0037】第1のトラクタ21は、用紙幅に対して左
右1対配置された2つのプーリ21a,21bを有し、
2つのプーリ21a,21bには、トラクタベルト21
cがそれぞれ掛け回されている。トラクタベルト21c
には、連続用紙Pの送り穴に係合する複数のトラクタピ
ン21dが形成されている。第1のトラクタ21は、た
とえば前方のプーリ21aが図示しないモータによって
回転駆動されることにより、連続用紙Pに対して所定の
搬送速度を付与する。また、同様に、第2のトラクタ2
2は、2つのプーリ22a,22bとそれに掛け回され
たトラクタベルト22cとを有し、トラクタベルト22
cには、複数のトラクタピン21dが形成されている。
【0038】バックテンションローラ23は、第1およ
び第2のトラクタ21,22の間に配置され、搬送され
る連続用紙Pに対して適度な張力を与えるためのもので
ある。
【0039】スカッフローラ24は、連続用紙Pの搬送
経路において感光ドラム11の下流側に設けられ、連続
用紙Pに送り方向の引っ張り力を付与するものであり、
定着器19を通過した連続用紙Pを図示しないスタッカ
に向けて搬送する。なお、上記スカッフローラ24の引
っ張り力には、連続用紙Pの搬送経路における摩擦損失
が考慮されているものとする。
【0040】なお、図1には示していないが、連続用紙
Pの搬送経路には、連続用紙Pを案内するための搬送ガ
イドが設けられている。
【0041】図2は、搬送装置3に関する電気的構成を
示すブロック図である。このプリンタ装置は、CPU3
1、ROM32およびRAM33を有し、これらはバス
34によって相互に接続されている。バス34にはイン
ターフェース35が接続され、インターフェース35に
は、感光ドラム11の駆動モータ36、第1のトラクタ
21の駆動モータ37、第2のトラクタ22の駆動モー
タ38、バックテンションローラ23の駆動モータ3
9、スカッフローラ24の駆動モータ40、および転写
帯電器15の移動装置41が接続されている。
【0042】CPU31は、このプリンタ装置の動作を
統括的に制御するためのものであり、たとえば、外部に
接続されたホストコンピュータからの指令に基づいて、
各部を動作させ、連続用紙Pに印刷データを印字させ
る。
【0043】ROM32は、このプリンタ装置の動作プ
ログラムや各種の予め定められた基準値を記憶してい
る。
【0044】RAM33は、CPU31にワークエリア
を提供するものであり、たとえば、ホストコンピュータ
から送られる印刷データをビットマップデータの形で記
憶する。
【0045】感光ドラム11、第1のトラクタ21、第
2のトラクタ22、バックテンションローラ23、およ
びスカッフローラ24の各駆動モータ36〜40は、C
PU31からの制御信号に基づいてそれぞれ駆動し、感
光ドラム11、第1のトラクタ21、第2のトラクタ2
2、バックテンションローラ23、およびスカッフロー
ラ24をそれぞれ回転させる。また、転写帯電器15の
移動装置41は、CPU31からの制御信号に基づいて
作動し、転写帯電器15を上下動させる。
【0046】以下、このプリンタ装置における制御動作
を、図3に示すフローチャートおよび図4に示すタイミ
ングチャートを参照して説明する。まず、ホストコンピ
ュータから印刷指令を受けると、あるいはユーザによる
操作によって図示しない印刷開始スイッチが押下される
と、CPU31は、印刷を開始する旨の指令があったこ
とを認識する(S1)。次いで、CPU31は、感光ド
ラム11の駆動モータ36に対して制御信号を送り、感
光ドラム11を回転させる(S2)。
【0047】次に、CPU31は、バックテンションロ
ーラ23およびスカッフローラ24の駆動モータ39,
40に対して制御信号を送り、バックテンションローラ
23およびスカッフローラ24を回転させる(S3)。
バックテンションローラ23が回転されれば、連続用紙
Pの搬送が開始される(図4のt0参照)。
【0048】次に、CPU31は、第1および第2のト
ラクタ21,22の各駆動モータ37,38に対して制
御信号を送り、第1および第2のトラクタ21,22を
回転させる(S4)。
【0049】ここで、バックテンションローラ23およ
びスカッフローラ24の周速度は、それぞれ一定速度に
なるようにされる。特に、バックテンションローラ23
の周速度は、たとえば第2のトラクタ22による連続用
紙Pの搬送速度より大となるような周速度Vb1にされ
る。この場合、CPU31は、速度制御手段として機能
する。
【0050】次いで、感光ドラム11の回転速度が一定
速度に達すれば、CPU31は、第2のトラクタ22に
よる連続用紙Pの搬送速度がほぼ一定になったか否かを
判別する(S5)。連続用紙Pの搬送速度がほぼ一定に
なったと判別すれば(S5:YES)、連続用紙Pに転
写電圧が印加される(S6)。具体的には、CPU31
は、転写帯電器15の移動装置41に制御信号を送り、
転写帯電器15を上方に移動させて連続用紙Pに当接さ
せる。このとき、転写帯電器15は、連続用紙Pに対し
て転写電圧を印加する(図4のt1参照)。
【0051】転写帯電器15が連続用紙Pに当接される
ことにより、感光ドラム11の連続用紙Pに対する押圧
力が徐々に高まり、換言すれば、感光ドラム11の連続
用紙Pに対する送り方向の引っ張り力が時間の経過とと
もに徐々に増大する。
【0052】そして、CPU31は、転写帯電器15に
おける転写が開始されてから所定時間T経過したか否か
を判別する(S7)。この所定時間Tは、転写が開始さ
れてから感光ドラム11の連続用紙Pに対する送り方向
の引っ張り力が所定値Fdに達する時間と同等とされ
る。
【0053】CPU31は、転写開始から所定時間T経
過したと判別すると(S7:YES)、感光ドラム11
の引っ張り力が所定値Fdに達したと認識し、印字が開
始される(図4のt2参照)。そして、CPU31は、
バックテンションローラ23の駆動モータ39に対し制
御信号を送り、バックテンションローラ23の周速度を
搬送速度より小となるような周速度Vb2に切り換える
(S8)。
【0054】すなわち、連続用紙Pの搬送開始から印字
開始までの期間Ta(t0〜t2)では、バックテンショ
ンローラ23の周速度が連続用紙Pの搬送速度より大と
されるため、連続用紙Pは、搬送されつつ、さらにバッ
クテンションローラ23によって送り方向に押し出され
る。そのため、図5に示すように、第2のトラクタ22
とバックテンションローラ23との間に位置する連続用
紙Pには、若干の弛み(図5のC参照)が生じ、連続用
紙Pは、図6に示すように、その送り穴43においてト
ラクタピン22dが搬送方向と反対方向寄りに偏移した
状態で搬送される。
【0055】また、上記所定時間T経過後の印字開始以
後Tb(t2〜)においては、バックテンションローラ
23の周速度が連続用紙Pの搬送速度より小にされて、
連続用紙Pに対して、バックテンションローラ23によ
る引っ張り力が付与される。しかし、印字開始後では、
感光ドラム11の引っ張り力が所定値Fbに達している
ため、連続用紙Pには、バックテンションローラ23の
引っ張り力より大きな、スカッフローラ24の引っ張り
力に感光ドラム11の引っ張り力が加えられた力が付与
されて、連続用紙Pが搬送される。
【0056】この場合、図7に示すように、バックテン
ションローラ23と第2のトラクタ22との間に位置す
る連続用紙Pには、弛み(図7のD参照)が生じること
になる。また、このとき、連続用紙Pは、図6に示した
ように、送り穴43においてトラクタピン22dが搬送
方向と反対方向寄りに偏移した状態を維持したままで搬
送される。
【0057】このように、連続用紙Pの搬送開始から印
字開始までの期間Taおよび印字開始後Tbにおいて、
第2トラクタ22に対する連続用紙Pの相対位置が変動
することはないので、従来の構成において生じていた、
印字の位置ずれを抑制することができる。したがって、
印字品質の低下を防止することができるとともに、信頼
性の高い画像形成装置を提供することができる。
【0058】なお、バックテンションローラ23の周速
度を切り換えるタイミングは、所定時間T経過後と一致
させる必要はなく、所定時間T経過の前後であってもよ
い。
【0059】次に、他の実施形態を説明する。上記の実
施形態では、バックテンションローラ23の周速度を所
定のタイミングで切り換えることにより、連続用紙Pに
弛みを生じさせ、印字の位置ずれを防止していたが、以
下に示すバックテンションローラ43の構成によって
も、上記の実施形態と同様の作用効果を奏することがで
きる。
【0060】図8は、バックテンションローラ43の概
略側面図である。この図によると、バックテンションロ
ーラ43は、回転可能に支持された送りローラ46と、
送りローラ46に対して連続用紙Pを介して対向配置さ
れたピンチローラ47とを有している。なお、送りロー
ラ46は、図2に示した駆動モータ39によって回転駆
動される。
【0061】ピンチローラ47は、一端部49aにおい
てピンチローラ47を回転自在に支持し、かつ中央部4
9bに支軸48を有する側面視略L字状の回転支持片4
9に連結されている。回転支持片49は、他端部49c
においてロッド50に連結され、ロッド50は、それを
進退可能に支持するソレノイド51に接続されている。
ソレノイド51は、揺動可能に支持されている。また、
回転支持片49の他端部49cには、一端が固定部53
に係止されたコイルばね52が接続されている。
【0062】図示しないが、ソレノイド51は、図2に
示すCPU31にインターフェース35を介して接続さ
れており、CPU31からの制御信号により励磁され、
ロッド50を進退させる。その他の構成については、上
記実施形態と略同様である。
【0063】このような構成において、連続用紙Pの搬
送開始から印字開始までの期間では、CPU31は、バ
ックテンションローラ43の連続用紙Pに対する押圧力
を解除するように制御する。詳細には、CPU31は、
ソレノイド51を駆動させ、ロッド50を図8に示す矢
印E1方向に引き込ませる。これにより、コイルばね5
2は、一端が固定された状態で伸張され、回転支持片4
9は、支軸48回り、すなわち図8に示す矢印E2方向
に回転する。そのため、回転支持片49の一端部49a
に連結されているピンチローラ47は、上方に(図8に
示す矢印E3方向)移動され、連続用紙Pから離間され
る。この場合、CPU31は、押圧力制御手段として機
能する。
【0064】このようにして、連続用紙Pの搬送開始か
ら印字開始までの期間に、ピンチローラ47が連続用紙
Pから離間されると、連続用紙Pには、バックテンショ
ンローラ43からの引っ張り力が加えられなくなり、連
続用紙Pを搬送する力は、主にスカッフローラ24の引
っ張り力のみとなる。そのため、連続用紙Pは、図6に
示したように、送り穴43においてトラクタピン22d
が搬送方向と反対方向寄りに偏移した状態で搬送される
ことになる。
【0065】また、印字開始後においては、CPU31
は、バックテンションローラ43の連続用紙Pに対する
押圧力を付与するように制御する。詳細には、CPU3
1は、ソレノイド51に対する駆動信号を解除し、ロッ
ド50は、コイルばね52の作用により初期状態に戻さ
れる。これにより、回転支持片49は、図8に示す矢印
2方向とは逆方向に回転し、ピンチローラ47は、下
方に移動され連続用紙Pに当接され、連続用紙Pに対し
て押圧力が加えられる。
【0066】そして、CPU31は、駆動モータ39に
制御信号を送ることにより、送りローラ46を回転駆動
させ、連続用紙Pに適度な張力を与える。この場合、ス
カッフローラ24の引っ張り力と感光ドラム11の引っ
張り力とによって、連続用紙Pが搬送される。そのた
め、連続用紙Pは、図6に示した、送り穴43における
トラクタピン22dの偏移位置を維持したまま搬送され
る。
【0067】このように、連続用紙Pの搬送開始から印
字開始までの期間では、バックテンションローラ43を
連続用紙Pから解放することにより、連続用紙Pの弛み
を生じさせることはできないものの、バックテンション
ローラ43の引っ張り力が連続用紙Pに付与されないた
め、連続用紙Pは、図6に示す、送り穴43におけるト
ラクタピン22dが搬送方向と反対方向寄りに偏移した
状態で搬送される。また、印字開始後も、連続用紙P
は、送り穴43におけるトラクタピン22dの偏移位置
が維持された状態で搬送されるので、上記した実施形態
と同様に、印字の位置ずれの発生を抑制することがで
き、印字品質の低下を防止することができる。
【0068】次に、さらに他の実施形態を説明する。以
下に示すスカッフローラ54の構成によっても、上記の
実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0069】図9は、スカッフローラ54の概略側面図
である。この図によると、スカッフローラ54は、回転
可能に支持された送りローラ56と、送りローラ56に
対して連続用紙Pを介して対向して設けられたピンチロ
ーラ57とを有している。なお、送りローラ56は、図
2に示した駆動モータ40によって回転駆動される。
【0070】ピンチローラ57は、一端部59aにおい
てピンチローラ57を回転自在に支持し、かつ中央部5
9bに支軸58を有する側面視略L字状の回転支持片5
9に連結されている。回転支持片59は、他端部59c
においてコイルばね60が接続されている。コイルばね
60は、一端に形成されたフック60aが板状部材61
に係止されている。板状部材61は、その上部表面にお
いて、支軸63に固定されたカム62の表面と当接され
るとともに、その下部に設けられた回転軸64によって
回転可能とされている。
【0071】カム62の支軸63は、図示しないモータ
によって回転可能とされる。支軸63のモータは、図2
に示すCPU31にインターフェース35を介して接続
されており、CPU31からの制御信号により駆動さ
れ、カム62を所定角度に回転させる。その他の構成に
ついては、上記実施形態と略同様である。
【0072】このような構成において、連続用紙Pの搬
送開始から印字開始までの期間では、CPU31は、ス
カッフローラ54の引っ張り力がバックテンションロー
ラ43の引っ張り力より大となるように制御する。詳細
には、CPU31は、カム62のモータを駆動させ、カ
ム62を所定角度回転させる。これにより、カム62の
表面に当接されていた板状部材61は、回転軸63回
り、すなわち図9に示す矢印F1方向に押圧される。こ
の板状部材61の移動にともない、回転支持片59は、
図9に示すF2方向に回転力が加わる。これにより、回
転支持片59の一端に連結されているピンチローラ57
は、連続用紙Pに対する押圧力を増加させる。すなわ
ち、スカッフローラ54の連続用紙Pに対する引っ張り
力を増加させる。この場合、CPU31は、引っ張り力
制御手段として機能する。
【0073】このようにして、連続用紙Pの搬送開始か
ら印字開始までの期間に、スカッフローラ54は、連続
用紙Pに対する引っ張り力が増加され、バックテンショ
ンローラ43の引っ張り力に比べ大となる。連続用紙P
には、通常、スカッフローラ54が連続用紙Pを引っ張
る力よりさらに大きな力が加えられる。そのため、連続
用紙Pは、図6に示したように、送り穴43においてト
ラクタピン22dが搬送方向と反対方向寄りに偏移した
状態で搬送されることになる。
【0074】また、印字開始後においては、CPU31
は、スカッフローラ54の引っ張り力を、連続用紙Pの
搬送開始から印字開始までの期間における引っ張り力よ
り小となるように制御する。詳細には、CPU31は、
カム62のモータを駆動させ、カム62を上記した位置
からさらに回転させ、板状部材61を初期状態に戻す。
これにより、回転支持片59は、図9に示す矢印F2
向とは逆方向に回転力が加えられ、連続用紙Pに対する
押圧力を下げる。これにより、スカッフローラ54は、
連続用紙Pに対する引っ張り力が、連続用紙Pの搬送開
始から印字開始までの期間に比べ弱められる。
【0075】印字開始後では、スカッフローラ54の引
っ張り力が弱められても、感光ドラム11の連続用紙P
の送り方向の引っ張り力が加えられるので、両者の和が
バックテンションローラ23の引っ張り力より大とな
る。そのため、連続用紙Pは、図6に示した、送り穴4
3におけるトラクタピン22dの偏移位置を維持したま
ま搬送されることになる。したがって、上記した実施形
態と同様に、印字の位置ずれの発生を抑制することがで
き、印字品質の低下を防止することができる。
【0076】もちろん、この発明の範囲は上述した実施
の形態に限定されるものではない。たとえば、上述した
印字ずれを防止するための構成は、プリンタ装置に限ら
ず、たとえばファクシミリや複写機等の他の記録装置に
適用されてもよい。
【0077】(付記1) 感光体の表面にトナー像を作
成する画像形成部と、上記感光体の表面に連続用紙を搬
送するための搬送装置とを備える画像形成装置であっ
て、前記搬送装置は、連続用紙に送り方向の引っ張り力
を付与するスカッフローラと、用紙搬送経路において前
記スカッフローラの上流側に設けられ、かつ連続用紙に
所定の搬送速度を付与するためのトラクタと、前記トラ
クタの上流側に設けられ、かつ搬送される連続用紙に対
して所定の張力を与えるためのバックテンションローラ
とを有し、連続用紙の搬送開始から印字開始までの期間
に、前記バックテンションローラの周速度を前記トラク
タによる連続用紙の搬送速度より大とする速度制御手段
を備えることを特徴とする、画像形成装置。 (付記2) 前記速度制御手段は、印字開始後に、前記
バックテンションローラの周速度を前記トラクタによる
連続用紙の搬送速度より小とする、付記1に記載の画像
形成装置。 (付記3) 前記感光体に対してトナー像を転写するた
めの転写帯電器を備え、上記速度制御手段は、連続用紙
の搬送開始から印字開始までの期間中であって前記転写
帯電器によって転写が開始されたときから所定時間経過
して印字が開始された時点以降に、前記バックテンショ
ンローラの周速度を前記トラクタによる連続用紙の搬送
速度より小とする、付記2に記載の画像形成装置。 (付記4) 感光体の表面にトナー像を作成する画像形
成部と、上記感光体の表面に連続用紙を搬送するための
搬送装置とを備える画像形成装置であって、前記搬送装
置は、連続用紙に送り方向の引っ張り力を付与するスカ
ッフローラと、用紙搬送経路において前記スカッフロー
ラの上流側に設けられ、かつ連続用紙に所定の搬送速度
を付与するためのトラクタと、前記トラクタの上流側に
設けられ、かつ搬送される連続用紙に対して所定の張力
を与えるためのバックテンションローラとを有し、連続
用紙の搬送開始から印字開始までの期間に、前記バック
テンションローラの連続用紙に対する押圧力を解除する
押圧力制御手段を備えることを特徴とする、画像形成装
置。 (付記5) 前記押圧力制御手段は、印字開始後に、前
記バックテンションローラの連続用紙に対する押圧力を
付与する、付記4に記載の画像形成装置。 (付記6) 前記感光体に対してトナー像を転写するた
めの転写帯電器を備え、上記押圧力制御手段は、連続用
紙の搬送開始から印字開始までの期間中であって前記転
写帯電器によって転写が開始されたときから所定時間経
過して印字が開始された時点以降に、前記バックテンシ
ョンローラの連続用紙に対する押圧力を付与する、付記
4または5に記載の画像形成装置。 (付記7) 前記バックテンションローラは、駆動手段
によって回転駆動される駆動ローラと、連続用紙を介し
て対向して設けられる従動ローラとからなり、前記押圧
力制御手段は、前記従動ローラを上下方向に変位させる
ための変位駆動機構を制御することにより、前記バック
テンションローラの連続用紙に対する押圧力を解除また
は付与する、付記4ないし6のいずれかに記載の画像形
成装置。 (付記8) 感光体の表面にトナー像を作成する画像形
成部と、上記感光体の表面に連続用紙を搬送するための
搬送装置とを備える画像形成装置であって、前記搬送装
置は、連続用紙に送り方向の引っ張り力を付与するスカ
ッフローラと、用紙搬送経路において前記スカッフロー
ラの上流側に設けられ、かつ連続用紙に所定の搬送速度
を付与するためのトラクタと、前記トラクタの上流側に
設けられ、かつ搬送される連続用紙に対して所定の張力
を与えるためのバックテンションローラとを有し、連続
用紙の搬送開始から印字開始までの期間に、前記スカッ
フローラの引っ張り力を前記バックテンションローラの
引っ張り力より大とする引っ張り力制御手段とを備える
ことを特徴とする、画像形成装置。 (付記9) 前記引っ張り力制御手段は、印字開始後
に、前記スカッフローラの引っ張り力と、前記感光体の
連続用紙に対する送り方向の引っ張り力との和を、前記
バックテンションローラの引っ張り力より大とする、付
記8に記載の画像形成装置。 (付記10) 前記引っ張り力制御手段は、連続用紙の
搬送開始から印字開始までの期間における前記スカッフ
ローラの引っ張り力を、印字開始後における前記スカッ
フローラの引っ張り力より小とする、付記8または9に
記載の画像形成装置。 (付記11) 前記感光体に対してトナー像を転写する
ための転写帯電器を備え、前記引っ張り力制御手段は、
連続用紙の搬送開始から印字開始までの期間中であって
前記転写帯電器によって転写が開始されたときから所定
時間経過して印字が開始された時点以降に、前記スカッ
フローラの引っ張り力と、前記感光体の連続用紙に対す
る送り方向の引っ張り力との和を、前記バックテンショ
ンローラの引っ張り力より大とする、付記8ないし10
のいずれかに記載の画像形成装置。 (付記12) 前記スカッフローラは、駆動手段によっ
て回転駆動される駆動ローラと、連続用紙を介して対向
して設けられる従動ローラとからなり、前記引っ張り力
制御手段は、前記従動ローラを連続用紙に押圧させるた
めの押圧駆動機構を制御することにより、前記スカッフ
ローラの連続用紙に対する押圧力を変動させる、付記8
ないし11のいずれかに記載の画像形成装置。 (付記13) 前記所定時間は、前記感光体の連続用紙
に対する送り方向の引っ張り力が、前記転写帯電器によ
って転写が開始されると同時に前記感光体が連続用紙に
当接されてから予め定める所定値に達するまでの時間と
される、付記3,6または11のいずれかに記載の画像
形成装置。
【0078】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、連続
用紙が搬送開始されてから印字開始までの期間では、連
続用紙は、たとえばスカッフローラによる引っ張り力が
付与されつつ、バックテンションローラの周速度は、連
続用紙の搬送速度より大とされるので、連続用紙は、バ
ックテンションローラによって送り方向に押し出され、
その送り穴においてトラクタピンが搬送方向とは反対方
向寄りに偏移した状態で搬送される。また、印字開始後
では、連続用紙は、送り穴においてトラクタピンが搬送
方向と反対方向寄りに偏移した状態を維持したままで搬
送される。そのため、トラクタに対する連続用紙の相対
位置が変動されることはないので、従来の構成において
生じていた印字の位置ずれを抑制することができ、印字
品質の低下を防止することができるとともに、信頼性の
高い画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置を備えたプリンタ装
置の概略構成を示す図である。
【図2】搬送装置の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図3】プリンタ装置の制御動作を示すフローチャート
である。
【図4】プリンタ装置の制御動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図5】連続用紙の搬送状態を説明するための図であ
る。
【図6】連続用紙とトラクタピンとの位置関係を示す図
である。
【図7】連続用紙の搬送状態を説明するための図であ
る。
【図8】他の実施形態に係るバックテンションローラの
概略側面図である。
【図9】他の実施形態に係るスカッフローラの概略側面
図である。
【図10】従来のプリンタ装置の概略構成を示す図であ
る。
【図11】従来のプリンタ装置における、連続用紙とト
ラクタピンとの位置関係を示す図である。
【図12】従来のプリンタ装置における、連続用紙とト
ラクタピンとの位置関係を示す図である。
【符号の説明】
1 画像形成部 3 搬送装置 11 感光ドラム 15 転写帯電器 21 第1のトラクタ 22 第2のトラクタ 23 バックテンションローラ 24 スカッフローラ 31 CPU P 連続用紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C058 AB15 AC08 AE04 EA02 EA09 EA50 2H027 DA20 DA39 ED16 ED24 EE03 EE04 EE05 EE07 EF06 EF09 EF12 3F103 AA02 BE03 BE21

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体の表面にトナー像を作成する画像
    形成部と、上記感光体の表面に連続用紙を搬送するため
    の搬送装置とを備える画像形成装置であって、 前記搬送装置は、連続用紙に送り方向の引っ張り力を付
    与するスカッフローラと、用紙搬送経路において前記ス
    カッフローラの上流側に設けられ、かつ連続用紙に所定
    の搬送速度を付与するためのトラクタと、前記トラクタ
    の上流側に設けられ、かつ搬送される連続用紙に対して
    所定の張力を与えるためのバックテンションローラとを
    有し、 連続用紙の搬送開始から印字開始までの期間に、前記バ
    ックテンションローラの周速度を前記トラクタによる連
    続用紙の搬送速度より大とする速度制御手段を備えるこ
    とを特徴とする、画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記速度制御手段は、印字開始後に、前
    記バックテンションローラの周速度を前記トラクタによ
    る連続用紙の搬送速度より小とする、請求項1に記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記感光体に対してトナー像を転写する
    ための転写帯電器を備え、 上記速度制御手段は、連続用紙の搬送開始から印字開始
    までの期間中であって前記転写帯電器によって転写が開
    始されたときから所定時間経過して印字が開始された時
    点以降に、前記バックテンションローラの周速度を前記
    トラクタによる連続用紙の搬送速度より小とする、請求
    項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 感光体の表面にトナー像を作成する画像
    形成部と、上記感光体の表面に連続用紙を搬送するため
    の搬送装置とを備える画像形成装置であって、 前記搬送装置は、連続用紙に送り方向の引っ張り力を付
    与するスカッフローラと、用紙搬送経路において前記ス
    カッフローラの上流側に設けられ、かつ連続用紙に所定
    の搬送速度を付与するためのトラクタと、前記トラクタ
    の上流側に設けられ、かつ搬送される連続用紙に対して
    所定の張力を与えるためのバックテンションローラとを
    有し、 連続用紙の搬送開始から印字開始までの期間に、前記バ
    ックテンションローラの連続用紙に対する押圧力を解除
    する押圧力制御手段を備えることを特徴とする、画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 前記押圧力制御手段は、印字開始後に、
    前記バックテンションローラの連続用紙に対する押圧力
    を付与する、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記バックテンションローラは、駆動手
    段によって回転駆動される駆動ローラと、連続用紙を介
    して対向して設けられる従動ローラとからなり、 前記押圧力制御手段は、前記従動ローラを上下方向に変
    位させるための変位駆動機構を制御することにより、前
    記バックテンションローラの連続用紙に対する押圧力を
    解除または付与する、請求項4または5に記載の画像形
    成装置。
  7. 【請求項7】 感光体の表面にトナー像を作成する画像
    形成部と、上記感光体の表面に連続用紙を搬送するため
    の搬送装置とを備える画像形成装置であって、 前記搬送装置は、連続用紙に送り方向の引っ張り力を付
    与するスカッフローラと、用紙搬送経路において前記ス
    カッフローラの上流側に設けられ、かつ連続用紙に所定
    の搬送速度を付与するためのトラクタと、前記トラクタ
    の上流側に設けられ、かつ搬送される連続用紙に対して
    所定の張力を与えるためのバックテンションローラとを
    有し、 連続用紙の搬送開始から印字開始までの期間に、前記ス
    カッフローラの引っ張り力を前記バックテンションロー
    ラの引っ張り力より大とする引っ張り力制御手段とを備
    えることを特徴とする、画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記引っ張り力制御手段は、印字開始後
    に、前記スカッフローラの引っ張り力と、前記感光体の
    連続用紙に対する送り方向の引っ張り力との和を、前記
    バックテンションローラの引っ張り力より大とする、請
    求項7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記スカッフローラは、駆動手段によっ
    て回転駆動される駆動ローラと、連続用紙を介して対向
    して設けられる従動ローラとからなり、 前記引っ張り力制御手段は、前記従動ローラを連続用紙
    に押圧させるための押圧駆動機構を制御することによ
    り、前記スカッフローラの連続用紙に対する押圧力を変
    動させる、請求項7または8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記所定時間は、前記感光体の連続用
    紙に対する送り方向の引っ張り力が、前記転写帯電器に
    よって転写が開始されると同時に前記感光体が連続用紙
    に当接されてから予め定める所定値に達するまでの時間
    とされる、請求項3に記載の画像形成装置。
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