JP2003150574A - マイクロコンピュータ - Google Patents

マイクロコンピュータ

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JP2003150574A JP2001350151A JP2001350151A JP2003150574A JP 2003150574 A JP2003150574 A JP 2003150574A JP 2001350151 A JP2001350151 A JP 2001350151A JP 2001350151 A JP2001350151 A JP 2001350151A JP 2003150574 A JP2003150574 A JP 2003150574A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑な制御回路を付加することなく、フラッ
シュメモリ上に書換えプログラムを置いたまま、支障な
くフラッシュメモリの書換を可能とする、フラッシュメ
モリ内蔵のマイクロコンピュータを得る。 【解決手段】 フラッシュメモリモジュール2は書換コ
マンドである消去/書込みコマンドを受け付けると、一
連の処理が実行されている期間ビジー状態であることを
示すレディステータス信号RYIBYをフラッシュメモ
リ制御回路3に出力する。フラッシュメモリ制御回路3
はレディステータス信号RYIBYがビジー状態を指示
するとき、アクティブ“H”のホールド信号HOLDを
出力し、CPU1のフラッシュメモリモジュール2への
アクセスを不許可にし、レディステータス信号RYIB
Yがレディ状態に戻ると、“L”のホールド信号HOL
Dを出力してCPU1のフラッシュメモリモジュール2
へのアクセスを許可する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はフラッシュメモリ
を内蔵したマイクロコントローラ等のマイクロコンピュ
ータに関する。
【0002】
【従来の技術】フラッシュメモリを内蔵したマイクロコ
ントローラ(マイクロコンピュータ)において、CPU
を用いたフラッシュメモリの記憶内容の消去および書込
みは、従来大別して以下の二通りの状況で行われる。
【0003】第一の状況は、マイクロコントローラにて
ユーザプログラムが動作していない状況での書換であ
り、マイクロコントローラ自体を停止状態にしてフラッ
シュ書換制御用のインターフェースを通じてフラッシュ
ライタ等の外部の書換機器によってフラッシュメモリの
記憶内容を書き換えるもの、あるいは、フラッシュメモ
リ書換専用プログラムを実行した上でシリアル通信機能
のインターフェースを利用してフラッシュメモリの記憶
内容を書き換えるものである。
【0004】第二の状況は、マイクロコントローラとし
ての機能を使用しながらの書換であり、マイクロコント
ローラが動作途中にマイクロコントローラのフラッシュ
メモリに記憶された書換プログラムによりバックグラウ
ンドでフラッシュメモリの記憶内容を書き換えるもので
ある。
【0005】ただし第二の状況で書換を実現するには、
マイクロコントローラ内に別途RAMを設け、当該RA
Mにフラッシュメモリに記憶された書換えプログラムを
転送後にRAM上でフラッシュ書換えプログラムを実行
する第1の方法がある。
【0006】また、第二の状況で書換を実現する方法と
して、ハードウェア的にバックグラウンド動作可能な制
御回路を設ける第2の方法がある。
【0007】以下、この第2の方法について例を挙げて
説明する。ブロック分割されているフラッシュメモリに
おいて、書換え対象のフラッシュメモリの所定のブロッ
クに対し消去/書込みが行われている期間に、並行して
CPUが書換え対象以外のフラッシュメモリ上のブロッ
クに記憶されたプログラムをリードして実行できるよう
なフラッシュメモリ制御回路が必要となる。
【0008】書換え(書込/消去)とリードを並行で行
うということは、具体的には、フラッシュメモリを構成
する回路のブロック内の各種電位発生回路が、書込/消
去用と通常リード用の2系統必要となることにより面積
が増大し、マイクロシーケンサ等の制御回路が複雑にな
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】第一の状況の場合の問
題点として、マイコンがユーザシステムにはんだ付け等
によって実装された後、実使用されている途中にフラッ
シュメモリの書換が不可能であることが挙げられる。フ
ラッシュメモリ内蔵マイコンの応用分野によっては、マ
イコン使用途中にデータの書換が期待される場合があ
り、上記手法はこのようなときに使用できないという問
題点があった。
【0010】この問題点を解決を目指したのが上述した
第二の状況での書換が可能である第1及び第2の方法で
ある。
【0011】しかしながら、第1の方法の場合、フラッ
シュメモリからRAMに予めプログラムの転送が必要で
あり、CPUに転送負荷が生じること、また、CPU書
換プログラム用のRAM容量が必要であることといった
問題点があった。
【0012】また、第2の方法の場合、このようにバッ
クグランド動作可能な制御回路を設ける場合、マイコン
動作が途切れることなく、バックグラウンドでのメモリ
書換が必要となるため、上述のように複雑な制御回路が
必要となる。
【0013】したがって、バックグラウンド書換え機能
をもたないチップと比較して同一メモリ容量当りの制御
回路が大きくなる。複雑な制御回路は半導体集積回路に
おいては、面積増大につながり、コスト増大を招くとい
う問題点があった。
【0014】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、複雑な制御回路を付加することなく、フ
ラッシュメモリ上に書換えプログラムを置いたまま、支
障なくフラッシュメモリの書換を可能とする、フラッシ
ュメモリ内蔵のマイクロコンピュータを得ることを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
記載のマイクロコンピュータは、所定の命令を実行する
CPUと、複数のブロックに分割され、複数のブロック
のうち少なくとも一つのブロックに、他のブロックの書
き換えを行うための所定のプログラムが書込まれたフラ
ッシュメモリ部と、前記フラッシュメモリに対する書換
動作を制御するフラッシュメモリ制御回路とを備え、前
記CPUは前記所定プログラムを実行可能であり、前記
フラッシュメモリ部は前記書換コマンドに基づき、前記
所定のプログラム記述領域外での書換動作を実行し、前
記書換動作の実行中の有無を指示するレディステータス
信号を出力し、前記フラッシュメモリ制御回路は、前記
レディステータス信号を受け、前記レディステータス信
号が前記書換動作の実行を指示するとき、前記CPUが
前記フラッシュメモリ部に対するアクセスに必要な信号
の固定を指示するホールド信号を前記CPUに与えてい
る。
【0016】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
マイクロコンピュータであって、前記フラッシュメモリ
制御回路は、前記書換コマンドの受信開始後、前記書換
コマンドの受信終了前に先行ホールド信号を活性状態と
し、前記先行ホールド信号が活性状態でかつ前記書換コ
マンドの受信終了時に、固定を指示する前記ホールド信
号を出力する。
【0017】また、請求項3の発明は、請求項2記載の
マイクロコンピュータであって、前記フラッシュメモリ
制御回路は、前記先行ホールド信号の活性/非活性を規
定するセット/リセット状態の設定が可能な制御レジス
タを有し、前記書換コマンドの受信開始後に前記制御レ
ジスタをセット状態にする。
【0018】また、請求項4の発明は、請求項3記載の
マイクロコンピュータであって、前記書換コマンドは第
1,第2の順で発行され、両者が発行完了された時点か
ら書換動作を開始する第1及び第2の部分コマンドを含
み、前記所定のプログラムは前記第1の部分コマンドと
第2の部分コマンドとの間に前記制御レジスタをセット
状態にするレジスタ書込み命令が記述されたプログラム
を含み、前記フラッシュメモリ制御回路は前記第2の部
分コマンド発行開始時に前記制御レジスタの設定内容に
応じて前記CPUに前記ホールド信号を出力開始する。
【0019】また、請求項5の発明は、請求項1記載マ
イクロコンピュータであって、前記フラッシュメモリ部
は前記書換コマンドの受信開始時に書換コマンド受付通
知信号を活性状態にし、前記フラッシュメモリ制御回路
は、前記書換コマンド受付通知信号が活性状態でかつ前
記フラッシュメモリ部が前記書換コマンドの受信終了時
に、固定を指示する前記ホールド信号を出力する。
【0020】また、請求項6の発明は、請求項5記載の
マイクロコンピュータであって、前記書換コマンドは第
1,第2の順で発行される第1及び第2の部分コマンド
を含み、前記フラッシュメモリ制御回路は、前記第2の
部分コマンド発行開始時に、前記書換コマンド受付通知
信号の値に応じて、前記CPUの前記ホールド信号を出
力開始する。
【0021】また、請求項7の発明は、請求項5あるい
は請求項6記載のマイクロコンピュータであって、前記
書換コマンド受付通知信号を前記CPUから参照可能な
信号として備えることを特徴とした。
【0022】また、請求項8の発明は、請求項5記載の
マイクロコンピュータであって、前記フラッシュメモリ
部は、前記書換コマンド受付通知信号を、前記書換コマ
ンド種別毎に設けられた複数の書換コマンド受付通知信
号として前記フラッシュメモリ制御回路に出力し、前記
フラッシュメモリ制御回路は、前記複数の書換コマンド
受付通知信号の値を前記CPUが参照可能に格納する。
【0023】また、請求項9の発明は、請求項5記載の
マイクロコンピュータであって、周辺機能ブロックへの
命令発行1バスサイクル期間において、前記フラッシュ
メモリ部への書換コマンド発行時には、前記フラッシュ
メモリ部への書換コマンド発行完了後にウェイトサイク
ルを含む動作タイミングモードを備えた。
【0024】また、請求項10の発明は、請求項1記載
のマイクロコンピュータであって、前記フラッシュメモ
リ制御回路は、前記レディステータス信号に基づき、前
記フラッシュメモリ部の書換動作の実行後、速やかに活
性状態のリードモード信号を出力し、前記フラッシュメ
モリ部は、前記リードモード信号を受け、前記書換動作
実行期間外の期間に前記リードモード信号が活性状態の
とき読出し可能になる。
【0025】また、請求項11の発明は、請求項1記載
のマイクロコンピュータであって、前記フラッシュメモ
リ制御回路は、常に活性状態のリードモード信号を出力
し、前記フラッシュメモリ部は、前記リードモード信号
を受け、前記書換動作実行期間外のレディ期間に前記リ
ードモード信号が活性状態のとき読出し可能になる。
【0026】また、請求項12の発明は、請求項10あ
るいは請求項11記載のマイクロコンピュータであっ
て、前記フラッシュメモリ制御回路は、前記リードモー
ド信号の有効/無効を設定可能である。
【0027】また、請求項13の発明は、請求項1ない
し請求項12のうち、いずれか1項に記載のマイクロコ
ンピュータであって、前記書換コマンドは複数種の書換
コマンドを含み、前記書換コマンド受付通知信号は前記
複数種の書換コマンドに対応する受付通知信号の論理和
で生成される信号を含む。
【0028】また、請求項14の発明は、請求項1ない
し請求項13のうち、いずれか1項に記載のマイクロコ
ンピュータであって、前記CPUは命令のパイプライン
処理が可能なCPUを含み、前記所定のプログラムは前
記書換コマンドの直後にアドレス分岐命令が記述されて
いるプログラムを含む。
【0029】また、請求項15の発明は、請求項1ない
し請求項13のうち、いずれか1項に記載のマイクロコ
ンピュータであって、前記CPUは命令のパイプライン
処理が可能なCPUを含み、前記所定のプログラムは前
記書換コマンドの直後に前記パイプラインのクリアを指
示するパイプラインクリアが記述されているプログラム
を含む。
【0030】また、請求項16の発明は、請求項1ない
し請求項15のうち、いずれか1項に記載のマイクロコ
ンピュータであって、前記所定のプログラムは前記書換
コマンドの直前に前記フラッシュメモリ部とのアクセス
に関与しない複数バスサイクルを必要とするダミー命令
が記述されているプログラムを含む。
【0031】この発明に係る請求項17記載のマイクロ
コンピュータは、所定の命令を実行するCPUと、複数
のブロックに分割され、複数のブロックのうち少なくと
も一つのブロックに、前記書換コマンド及び別メモリ所
定アドレスへのジャンプ命令が連続して記述された所定
のプログラムが書込まれたフラッシュメモリ部と、前記
フラッシュメモリ部とは独立して設けられ、前記フラッ
シュメモリ部の書換動作の完了を検出可能なポーリング
プログラムが記述された第2のメモリ部とを備え、前記
ポーリングプログラムは前記フラッシュメモリ部の書換
動作の完了を検出後に前記フラッシュメモリ部の前記所
定のプログラム上の所定アドレスにジャンプする命令が
記述されているプログラムを含み、前記別メモリ所定ア
ドレスジャンプ命令は前記ポーリングプログラムのスタ
ートアドレスへのジャンプ命令を含み、前記CPUは前
記所定プログラム及び前記ポーリングプログラムを実行
可能であり、前記フラッシュメモリ部は前記書換コマン
ドに基づき前記所定のプログラム記述領域外での書換動
作を実行する。
【0032】また、請求項18の発明は、請求項7記載
のマイクロコンピュータであって、前記書換コマンド
は、第1,第2の順で発行される第1及び第2の部分コ
マンドを含み、前記フラッシュメモリ制御回路は、前記
第2の部分コマンド発行直後に前記レディーステータス
信号をラッチした信号を生成し、該ラッチした信号を前
記CPUから参照可能に格納する。
【0033】さらに、請求項19の発明は、請求項18
記載のマイクロコンピュータであって、前記フラッシュ
メモリ制御回路は、前記第1の部分コマンド発行後に、
前記書換コマンド受付通知信号を前記CPUが参照する
ことによりコマンド受付確認を行い、かつ、前記第2の
部分コマンド発行直後に、前記ラッチした信号を前記C
PUが参照することによりコマンド受付確認を行う。
【0034】
【発明の実施の形態】<実施の形態1>図1はこの発明
の実施の形態1であるフラッシュメモリ内蔵マイコン
(マイクロコントローラ)の基本的な構成を示すブロッ
ク図である。
【0035】同図に示すように、CPU1、フラッシュ
メモリモジュール2との中間に位置し、両者1,2のイ
ンターフェースを制御するフラッシュメモリ制御回路3
が設けられる。そして、CPU1、フラッシュメモリモ
ジュール2及びフラッシュメモリ制御回路3はそれぞれ
アドレスバス4及びデータバス5に接続される。
【0036】CPU1はアドレスバス4にアドレス信号
AD(20:0)を出力したり、データバス5を介して
データ信号DB(15:0)の授受を行ったりする。さ
らに、CPU1はリード/ライト制御信号RWB及び命
令実行信号EBを出力してフラッシュメモリ制御回路3
を制御する。また、CPU1はフラッシュメモリ制御回
路3からホールド信号HOLDを受信する。
【0037】フラッシュメモリ制御回路3はアドレスバ
ス4を介してアドレス信号AD(20:0)を受信した
り、データバス5を介してデータ信号DB(15:0)
の授受を行う。さらに、フラッシュメモリ制御回路3
は、リードモード信号RDMODE及び各種制御信号
(ICE,IWE,IOE)を出力してフラッシュメモ
リモジュール2の消去/書込み等の書換制御及び読出し
制御を行う。また、フラッシュメモリ制御回路3は、フ
ラッシュメモリモジュール2からレディステータス信号
RYIBYを受信する。
【0038】フラッシュメモリモジュール2はアドレス
バス4を介してアドレス信号AD(20:0)を受信し
たり、データバス5を介してデータ信号DB(15:
0)の授受を行う。
【0039】レディステータス信号RYIBYは、書換
コマンドである消去/書込みコマンドがフラッシュメモ
リモジュール2内部で受け付けられ、一連の処理が実行
されている期間ビジー状態であることを外部から検知可
能にするための信号である。したがって、フラッシュメ
モリ制御回路3は、レディステータス信号RYIBYに
よって、フラッシュメモリモジュール2内部で書換コマ
ンドが自動実行中か否かを検出することができる。
【0040】ホールド信号HOLDはCPU1に対しバ
ス値の固定を要求するためのバス値固定信号であり、フ
ラッシュメモリ制御回路3内で生成される。ホールド信
号HOLDがバス値の固定を指示するアクティブ(活性
状態)“H”のとき、CPU1は、リード/ライト制御
信号RWB、命令実行信号EB、アドレス信号AD(2
0:0)、データ信号DB(15:0)を含むフラッシ
ュメモリモジュール2のアクセスに必要な信号の信号値
を固定する。すなわち、CPU1のフラッシュメモリモ
ジュール2に対するアクセスを不許可状態にする。
【0041】[フラッシュメモリモジュール]図2はフ
ラッシュメモリモジュールの基本構成を示すブロック図
である。同図に示すように、フラッシュメモリモジュー
ル2は、マイクロシーケンサ11、チャージポンプ1
2、メモリデコーダ13、メモリブロック14、及びア
ドレス/データ/制御信号入力回路15で構成される。
【0042】フラッシュメモリモジュール2は、アドレ
スバス4,データバス5を介してアドレス信号AD(2
0:0)、データ信号DB(15:O)が、フラッシュ
メモリ制御回路3から各種制御信号(ICE,IWE,
IOE)が入力され、フラッシュメモリモジュール2の
内部よりレディステータス信号RYIBYが出力され
る。
【0043】図2に示すように、各種制御信号(IC
E,IWE,IOE)は、チップイネーブル信号IC
E、コマンド書込み信号IWE、及び読出信号IOEを
含み、チップイネーブル信号ICEはフラッシュモジュ
ール選択時、つまりアドレス該当時にアクティブ(活性
状態)“L”となる選択信号であり、チップイネーブル
信号ICEが“H”(非活性状態)の時はフラッシュメ
モリへのコマンド書込み及び読出しアクセスは全て無効
となる。コマンド書込み信号IWEはフラッシュメモリ
モジュール2内のマイクロシーケンサ11へのコマンド
書込み信号であり、アクティブ“L”期間中アドレスバ
ス4、データバス5のアドレス信号AD(20:0)及
びデータ信号DB(15:0)がアドレス/データ/制
御信号入力回路15を介してマイクロシーケンサ11に
入力され、ラッチされる。
【0044】読出信号IOEは、アドレス信号AD(2
0:0)に応じてフラッシュROMデータ19あるいは
ステータスレジスタ値20をアクティブ“L”期間中、
出力するための信号である。
【0045】マイクロシーケンサ11はフラッシュメモ
リモジュール2ヘの消去/書込み等のコマンド入力が受
け付けられた場合に、コマンドの種類に応じてチャージ
ポンプ12、メモリデコーダ13、メモリブロック14
に対して行う一連の処理に必要な信号を自動発生する制
御回路ブロックである。
【0046】チャージポンプ12は各種コマンド処理の
過程で必要とされる各種電位レベルを発生可能な電位発
生回路群である。
【0047】メモリデコーダ13はアドレス信号AD
(20:0)と各種コマンド実行過程とに基づき、必要
とされるメモリセルの選択を制御する回路ブロックであ
る。
【0048】メモリブロック14は複数のメモリセルが
アレー状に配置されたブロックである。
【0049】図3はフラッシュメモリモジュール2にお
けるメモリのアドレスマップの一例を示す説明図であ
る。同図に示すように、各ブロック0〜10は独立して
ブロック消去(ブロック単位の一括消去)が可能であ
る。また、書込みは1アドレス毎に可能である。
【0050】図4はフラッシュメモリモジュールにおけ
るユーザコマンドの一覧を表形式で示す説明図である。
同図に示すように、フラッシュメモリモジュール2は、
外部からの各種制御信号(ICE,IWE,IOE)と
アドレス信号AD(20:0)、データ信号DB(1
5:O)の入力値によってコマンド入力を受け付けるよ
うに構成されている。
【0051】なお、各コマンドの書込み(モードがライ
トのバスサイクル)はコマンド書込信号IWEを“L”
にすることで行われ、読み出し(モードがリードのバス
サイクル)は読出信号IOEを“L”にすることで行わ
れる。また、読出信号IOEが“L”のときバッファ2
7が活性状態となりセレクタ28によって選択されるフ
ラッシュROMデータ19あるいはステータスレジスタ
20が外部(データバス5等)に出力され、読出信号I
OEが“H”のとき、バッファ27が非活性のハイイン
ピーダンス状態となる。
【0052】図5はコマンド発行の基本タイミングを示
すタイミング図である。図5では自動ブロック消去コマ
ンドのタイミングを示している。同図に示すように、フ
ラッシュメモリの消去、書込みなど書換に関するコマン
ドは2サイクルのコマンドとなっている。
【0053】時刻t51でのコマンド書込信号IWEの
“L”から“H”への立ち上がり時にデータ信号DB
(15:0)の“20h”、時刻t52でのコマンド書
込信号IWEの立ち上がり時にデータ信号DB(15:
0)の“D0h”及びアドレス信号AD(20:0)の
ブロックアドレスBAnを認識することにより、マイク
ロシーケンサ11はメモリブロック14のブロックアド
レスBAnに対する自動ブロック消去コマンドが発行さ
れたことを認識する。
【0054】すなわち、ビジー状態を伴う自動ブロック
消去コマンドが受け付けられると、マイクロシーケンサ
11が処理を開始し、一連の処理が正常に完了するか、
あるいは、エラーが発生するまでビジー状態となり、そ
の間レディステータス信号RYIBYとして“L”を出
力する。そして、ビジー状態終了時はレディ状態とな
り、RYIBY=“H”となる。
【0055】消去/書込みなどのビジー信号を伴う書換
コマンドが発行されビジー状態にあるときは、フラッシ
ュROMリードを行うとレディ/ビジーステータスやエ
ラーステータスをビットとして有するステータスレジス
タ20の内容が読み出される「ステータスリードモー
ド」に移行する。
【0056】このように、マイクロシーケンサ11は各
種制御信号(ICE,IWE,IOE)に基づく制御を
実行し、コマンドシーケンス完了後、レディ状態に復帰
した時も「ステータスリードモード」が続行されるよう
に制御する。
【0057】マイクロシーケンサ11は、レディ状態
時、メモリリード移行コマンド(図4参照)が発行され
ている場合は、入力アドレス(AD(20:0))のフ
ラッシュROMデータ19をリード可能な「メモリリー
ドモード」になるように制御する。
【0058】リードモード信号RDMODEは、上記
「ステータスリードモード」から「メモリリードモー
ド」に移行するためのパルス入力である。RDMODE
=“H”のパルスにてフラッシュメモリモジュール2は
「ステータスリードモード」から「メモリリードモー
ド」に移行する。
【0059】[CPU]CPU1は、アドレス信号AD
(20:0)、データ信号DB(15:0)、リード/
ライト制御出力RWB、バスサイクルが有効であること
を示す命令実行信号EBの出力機能を有する中央処理装
置である。ここで、リード/ライト制御出力RWBは、
“H”のとき「リード」、“L”のとき「ライト」制御
を示し、命令実行信号EBは、“H”のとき「無効」、
“L”のとき「有効」を示す信号を意味する。
【0060】CPU1は、内部にプログラムカウンタを
有しており、アドレスを順次発生しながら、フラッシュ
メモリモジュール2または場合によってはRAM等よ
り、データバス5経由で命令データ(DB(15:
0))をフェッチしながら、周辺機能ブロックヘのリー
ド、ライト処理を上記リード/ライト制御信号RWB、
命令実行信号EBにより発行することにより行う。
【0061】CPU1からフラッシュメモリモジュール
2へのアクセスは、ライトアクセスの場合、フラッシュ
メモリモジュール2のアドレスへの一般的な転送命令に
よって実現され、リードアクセスの場合はフラッシュメ
モリモジュール2のアドレスからの一般的な転送命令に
よって実現される。
【0062】本明細書において、CPU1からフラッシ
ュメモリモジュール2へのアクセスを特に「コマンド」
と呼ぶ。また、CPU1側から発行されるフラッシュメ
モリモジュール2の消去,書込みもしくはモード移行の
動作を「書換」と総称する。
【0063】CPU1は、命令キューを複数命令分備え
ており、パイプライン処理が可能である。また、分岐命
令(JMP)が実行される場合、命令キューにフェッチ
されているJMP命令より後の命令コードを無効化し
て、分岐先アドレスの命令実行に移行することができ
る。
【0064】CPU1は、ホールド機能を有し、ホール
ド信号入力により、アドレス信号AD(20:0),デ
ータ信号DB(15:0),リード/ライト制御信号R
WBB,命令実行信号EBの各信号を固定もしくはハイ
インピーダンス状態にすることができる。
【0065】ここで、CPU1が各種制御信号をハイイ
ンピーダンス状態にする場合は、各制御信号の制御権を
CPU1が解放することに相当する。
【0066】[フラッシュメモリ制御回路]フラッシュ
メモリ制御回路3は、CPU1がフラッシュメモリモジ
ュール2を制御するためのインタフェース回路ブロック
でバスホールド制御レジスタ22を内部に有している。
【0067】(バスホールド制御レジスタ)バスホール
ド制御レジスタ22は、CPU1からデータバス5及び
アドレスバス4を介して与えられるデータ信号DB(1
5:0)及びアドレス信号AD(20:0)、並びにリ
ード/ライト制御信号RWBによって、CPU1が実行
するプログラムにより書換え可能なレジスタであり、バ
スホールド信号生成用の先行ホールド信号となるバスホ
ールド制御ビットHOLDRQを備えている。
【0068】バスホールド信号HOLDは、データバス
5、アドレスバス4を固定するための信号で、HOLD
RQ=“H”(セット状態)かつ内部で生成するコマン
ド書込信号IWE=“L”の条件でアクティブ“H”に
なるように生成される。
【0069】[動作]この発明の実施の形態1であるフラ
ッシュメモリ内蔵マイコンの動作について述べる。
【0070】CPU1はフラッシュメモリモジュール2
内に書き込まれているユーザプログラムにより動作す
る。ユーザプログラムは、フラッシュメモリモジュール
2内のメモリブロック14(図2,図3参照)における
1ブロックもしくは複数ブロックにわたって配置されて
いる。CPU1はプログラム上の命令を順にフェッチし
て、パイプライン処理により各命令を実行する。
【0071】以下では、CPU1がユーザプログラムに
より、プログラムが配置されているブロックと異なるブ
ロックのフラッシュメモリに対する書換コマンドを発行
する場合の例として自動ブロック消去コマンドを発行す
る場合についての動作を説明する。
【0072】図6及び図7は実施の形態1のフラッシュ
メモリ内蔵マイコンによるブロック消去コマンド実行時
における各信号の信号変化を示すタイミング図である。
同図に示すように、バスサイクルT1〜T9,Tn,T
(n+1)それぞれの1バスサイクルが動作クロックC
LKの2周期分となっており、1バスサイクル毎に命令
フェッチ、命令実行されている。図6及び図7では命令
フェッチが命令実行の4バスサイクル前に行われている
例を示している。
【0073】図6及び図7のようなタイミングで、まず
自動ブロック消去コマンドの第一コマンドを発行する前
に2バスサイクル以上の長サイクル間バスアクセスを伴
わないダミーのコマンドをユーザプログラムに記述して
おく。CPU1はまずこの命令をフェッチして命令キュ
ーに蓄積し、パイプライン処理により実行するが、フラ
ッシュ書換コマンド直前に長サイクル間バスアクセスを
伴わないダミーのコマンドをユーザプログラムに記述す
ることにより、命令キューに空きが出て後続の命令が蓄
積されやすくなり、命令キューの有効利用が可能とな
る。
【0074】次に、バスサイクルT5において、データ
信号DB(15:0)上のブロック消去の第一コマンド
“20h”をフラッシュメモリモジュール2のマイクロ
シーケンサに書き込む命令(転送命令などを使う)とし
てCPU1がフェッチ(バスサイクルT1に行われる)
後、RWB=“L”、EB=“L”を出力して、フラッ
シュメモリ制御回路3から所定期間“L”となるコマン
ド書込信号IWEを生成させ、このコマンド書込信号I
WEをフラッシュメモリモジュール2に対して発行す
る。なお、バスサイクルT5におけるコマンド書込信号
IWEの“L”立ち下がり時が第一コマンドの受信時、
すなわち自動ブロック消去コマンドの受信開始時とな
る。ただし、第一コマンドの内容が確定するのは図5で
説明したようにコマンド書込信号IWEの“H”立ち上
がり時である。
【0075】コマンド書込信号IWEは、図6及び図7
に示すように、動作クロックCLK=“H”かつRWB
=“L”かつEB=“L”で有効になるようにフラッシ
ュ制御回路3内で生成される。フラッシュメモリモジュ
ール2は、コマンド書込信号IWEの立ち上がりタイミ
ングで第一コマンド(“20h”)を受け付ける。
【0076】ユーザプログラムでは次のバスサイクルT
6で、ブロック消去コマンドの第二コマンドの発行に先
行して、バスホールド制御レジスタ22のバスホールド
制御ビットHOLDRQをセットする(“H”にする)
という、比較的簡単なレジスタセット動作であるレジス
タセット命令WRregが実行されるように記述されて
いる。したがって、ブロック消去コマンドの第二コマン
ドの発行に先行して確実にバスホールド制御ビットHO
LDRQを“H”に設定することができる。
【0077】フラッシュメモリ制御回路3はホールド信
号HOLDの生成回路を内部に有し、当該生成回路は、
HOLDRQ=“H”かつコマンド書込信号IWE=
“L”の条件でアクティブ(“H”)になるホールド信
号HOLDを生成する。なお、ホールド信号HOLD
は、データバス5、アドレスバス4、リードライト制御
信号群(リード/ライト制御信号RWB,命令実行信号
EB)を固定するための信号である。ホールド信号HO
LDがアクティブになると次のバスサイクルからホール
ドが開始され、CPU1はフラッシュメモリモジュール
2に対するアクセスが不可能となる。
【0078】次のバスサイクルT7で、ユーザプログラ
ムによりブロック消去の第二コマンド(DOh)が発行
される。
【0079】そして、コマンド書込信号IWE=“L”
になった時点から上記論理で動作する生成回路によりバ
スホールド信号HOLDがアクティブ“H”になり、次
のバスサイクルT5からアドレスバス4、データバス5
のホールドが開始される。バスホールド制御ビットHO
LDRQをホールド信号HOLDに先がけて“H”に設
定することにより、ブロック消去コマンドの受信終了時
に確実にホールド信号HOLDを“H”にすることがで
きる。
【0080】ホールドされるアドレス、データバス値
は、CPU1がパイプライン処理をしているためにブロ
ック消去の第二コマンドでないこともある。なお、バス
サイクルT7におけるコマンド書込信号IWEの“L”
立ち下がりが第二コマンドの受信時、すなわち自動ブロ
ック消去コマンドの受信終了時となる。ただし、第二コ
マンドの内容が確定するのはコマンド書込信号IWEの
“H”立ち上がり時である。
【0081】以上により、アドレス信号AD(20:
0)、データバスDB(15:0)、リードライト制御
信号群の固定が開始され、CPU1のバスアクセスは中
断される。
【0082】コマンド書込信号IWEの立上りエッジで
データ信号DB(15:0)の値がフラッシュメモリモ
ジュール2内のアドレス/データ/制御信号入力回路1
5にてラッチされ、マイクロシーケンサ11でコマンド
デコード処理がなされる。第二コマンドのコマンド書込
信号IWEの立上りエッジでマイクロシーケンサ11は
コマンドの種類を識別し、フラッシュメモリモジュール
2単体でメモリの自動ブロック消去処理フローを開始す
るとともに、レディステータス信号RYIBYはビジー
を示す“L”を出力する。
【0083】フラッシュメモリモジュール2は、コマン
ドを受理して処理を開始すると、リード時にステータス
レジスタ値20の出力がなされる「ステータスリードモ
ード」に移行するので、コマンド処理中にCPU1はフ
ラッシュメモリモジュール2のフラッシュROMデータ
19をリードすることは不可能であり、フラッシュメモ
リモジュール2上のプログラム命令のフェッチも不可能
となる。
【0084】フラッシュメモリモジュール2が内部のマ
イクロシーケンサ11によるコマンド処理を実行中はR
YIBY=“L”でビジー状態となり、コマンド処理を
完了したときにはレディ信号出力RYIBYは“L”か
ら“H”に変化する。
【0085】フラッシュ制御回路3はレディステータス
信号RYIBYが“L”から“H”に変化後、1バスサ
イクル以降にホールド信号HOLDを“H”から“L”
に変化させて無効にする。
【0086】このとき、フラッシュメモリ制御回路3
は、フラッシュメモリモジュール2に入力するリードモ
ード設定パルス信号RDMODEを“H”にすることに
より、ビジー状態からレディ状態に復帰後、即座に「ス
テータスリードモード」にあったフラッシュメモリモジ
ュール2をメモリ内容リード可能な「メモリリードモー
ド」に切換えることができる。
【0087】このリードモード信号RDMODEは常時
“H”にしておくことにより、フラッシュメモリモジュ
ール2がレディ状態時は常に、リードするとメモリ内容
がリード可能な「メモリリードモード」に設定すること
も可能である。
【0088】また、リードモード信号RDMODEを、
フラッシュ制御回路3内に専用のレジスタを設けてCP
U1から設定するように構成することも可能である。す
なわち、リードモード信号RDMODEの出力の有効/
無効を設定可能にして、状況に応じたリードモード信号
RDMODEの利用を実現することができる。
【0089】以上によりアドレスバス4、データバス
5、各種制御信号の固定はリリースされるので、CPU
1は暴走することなく、フラッシュメモリモジュール2
に対するアクセスを含む処理を再開することが可能であ
る。
【0090】ユーザプログラムにおいて、フラッシュ書
換コマンドの第二コマンドの直後に分岐命令(JMP命
令)を配置しておけば、JMP命令より後のコマンドは
分岐命令実行により、無視されることになり、書換コマ
ンド終了後ホールド解除されてユーザプログラムが再開
されるとき、JMP命令は確実にフェッチされて命令キ
ューにキューイングされていた命令であるために安全に
処理再開可能である。
【0091】あるいは、このJMP命令の替わりにパイ
プラインクリア命令(PIB命令)をフラッシュ書換第
二コマンド直後に配置すれば、PIB命令より後に命令
キューにキューイングされていた命令群がクリアされる
ことになり、上記と同様に、書換コマンド終了後ホール
ド解除されてユーザプログラムが再開されるとき、安全
に処理再開可能である。
【0092】上記のように、実施の形態1によれば、フ
ラッシュメモリモジュール2の書換えコマンドの処理中
は、アドレスバス4、データバス5、各種制御信号がホ
ールドされるため、コマンド処理中にCPU1がフラッ
シュメモリモジュール2上の命令コードが読めなくなる
ことによる暴走を回避することが可能である。
【0093】また、実施の形態1によれば、書換えプロ
グラムがフラッシュメモリモジュール2上に配置された
ままでも、そのプログラムを実行しながら他のブロック
のフラッシュROM書換え命令の実行が可能であり、従
来のようなフラッシュメモリからRAMへのプログラム
転送を必要とせず、CPUのプログラム転送負荷を低減
可能である。
【0094】加えて、従来の第二の状況における第2の
方法であるバックグラウンド書換手法で必要とされた複
雑な制御回路を必要としないメリットもある。
【0095】なお、実施の形態1では自動ブロック消去
動作を例に挙げたが、図4に示すように、他に自動書込
み、ロックビットプログラム等の複数種の書換動作の実
行時に、フラッシュメモリモジュール2はレディステー
タス信号RYIBYが“L”になるように設定されてい
るため、他の書換動作においても、自動ブロック消去同
様の効果を得ることができる。
【0096】<実施の形態2>図8はこの発明の実施の
形態2であるフラッシュメモリ内蔵マイコンの基本的な
構成を示すブロック図である。
【0097】実施の形態2では、CPU1がフラッシュ
メモリ書換えコマンド発行時に、次サイクルの命令から
確実にバスホールドを行うためにレディステータス信号
RYIBYによるビジー検出に時間先行して、書換コマ
ンド受付通知信号であるコマンド受付通知信号IPRE
BUSYを生成する機能を備えたフラッシュメモリモジ
ュール2Aを用いている点が実施の形態1と異なる。
【0098】図9及び図10は実施の形態2のフラッシ
ュメモリ内蔵マイコンによるブロック消去コマンド実行
時における各信号の信号変化を示すタイミング図であ
る。
【0099】以下では、CPU1がユーザプログラムに
より、プログラムが配置されているブロックと異なるブ
ロックのフラッシュメモリに対する書換コマンドを発行
する場合の例として自動ブロック消去コマンドを発行す
る場合についての動作を説明する。
【0100】図9及び図10のようなタイミングで、バ
スサイクル43で、以前のサイクルでCPU1がフェッ
チした命令が実行され最初にブロック消去の第一コマン
ド“20h”、RWB=“L”、EB=“L”を出力し
て、フラッシュメモリモジュール2Aへの書込みを指示
する信号が生成される。
【0101】このとき、コマンド書込信号IWEは、図
6及び図7に示すように、CLK=“H”かつRWB=
“L”かつEB=“L”でアクティブ“L”になるよう
にフラッシュ制御回路3内で生成される。フラッシュメ
モリモジュール2Aは、コマンド書込信号IWEの立ち
上がりタイミングで第一コマンドを受け付ける。
【0102】実施の形態2におけるフラッシュメモリモ
ジュール2Aは、第一コマンド受付時、書換コマンドの
受付を外部に通知する、書換コマンド受付通知信号であ
るコマンド受付通知信号IPREBUSYを出力する。
コマンド受付通知信号IPREBUSYはすべての2サ
イクルコマンドにおいて第一コマンド受付時にアクティ
ブ“L”になる信号である。すなわち、コマンド受付通
知信号IPREBUSYは負論理で、“H”のとき第一
コマンド受付なし、“L”のとき第一コマンド受付を示
す出力信号である。
【0103】したがって、図9及び図10に示すよう
に、ブロック消去の第一コマンド受付時、すなわち、ブ
ロック消去コマンドの受信開始時に、フラッシュメモリ
モジュール2Aから出力されるコマンド受付通知信号I
PREBUSYは“H”から“L”に変化する。
【0104】そして、コマンド受付通知信号IPREB
USYは、RYIBY=“H”のとき、すなわちレディ
状態時にネゲートされる(“H”に戻される)。
【0105】このコマンド受付通知信号IPREBUS
Yをステータスレジスタ20の1bitにアサインする
か、フラッシュメモリ制御回路3A内の制御レジスタ
(図示せず)の1ビットにアサインすることにより、C
PU1よりフラッシュメモリモジュール2Aあるいはフ
ラッシュメモリ制御回路3Aからコマンド受付通知信号
IPREBUSYに関する情報をリードして検出可能な
信号として用いることができ、ユーザプログラムによる
参照が可能となり、フラッシュメモリモジュール2Aの
制御に利用可能である。
【0106】また、フラッシュメモリ制御回路3Aか
ら、各々が書換コマンドの種別に応じて異なる内容とな
る、複数種の書換コマンドをフラッシュメモリモジュー
ル2Aに発行し、フラッシュメモリモジュール2A内
は、複数種の書換コマンドそれぞれに対応して設けられ
た複数の受付通知信号の論理和によりコマンド受付通知
信号IPREBUSYを生成するように構成してもよ
い。
【0107】フラッシュメモリ制御回路3A内のバスホ
ールド信号HOLDの生成回路は、コマンド受付通知信
号IPREBUSY=“L”かつコマンド書込信号IW
E=“L”の条件でアクティブになるように設計され
る。
【0108】次のバスサイクルT5で、ユーザプログラ
ムによりブロック消去の第二コマンド“D0h”が発行
されるが、コマンド書込信号IWE=“L”になった時
点から上記論理により動作する生成回路によってバスホ
ールド信号HOLDがアクティブ“H”とされ、次のサ
イクルからアドレスバス4、データバス5、各種制御信
号のホールドが開始される。コマンド受付通知信号IP
REBUSYはホールド信号HOLDに先がけてアクテ
ィブ“L”に変化することにより、ブロック消去コマン
ドの受信終了時に確実にホールド信号HOLDを“H”
にすることができる。
【0109】このとき、ホールドされるアドレス、デー
タバス値は、CPU1がパイプライン処理をしているた
めにブロック消去の第二コマンドでないこともある。
【0110】コマンド書込信号IWEの立上りエッジで
データバス5上のデータ信号DB(15:0)がフラッ
シュメモリモジュール2A内のアドレス/データ/制御
信号入力回路15にてラッチされ、マイクロシーケンサ
11内でコマンドデコード処理がなされる。そして、マ
イクロシーケンサ11は、第二コマンドのコマンド書込
信号IWEの立上りエッジではコマンドの種類を識別
し、フラッシュメモリのブロック消去処理フローを開始
するとともに、レディステータス信号RYIBYはビジ
ーを示す“L”を出力する。
【0111】フラッシュメモリモジュール2Aは、コマ
ンドを受理して処理を開始すると、リード時にステータ
スレジスタ値20の出力がなされる「ステータスリード
モード」に移行するので、コマンド処理中にCPU1は
フラッシュROMデータ19をリードすることは不可能
であり、フラッシュメモリモジュール2A上のプログラ
ム命令のフェッチも不可能となる。
【0112】フラッシュメモリモジュール2Aがモジュ
ール内部のマイクロシーケンサ11によるコマンド処理
を完了したときにはレディ信号出力RYIBYは“L”
から“H”に変化する。
【0113】フラッシュ制御回路3AはRYIBY信号
が“L”から“H”に変化後、1バスサイクル以降にホ
ールド信号HOLDを“H”から“L”に変化させて無
効にする。バスホールドを解除すると中断状態にあった
プログラム実行処理が再開される。
【0114】このとき、フラッシュメモリモジュール2
Aにフラッシュメモリ制御回路3Aからリードモード設
定パルス信号RDMODEを“H”入力することによ
り、ビジー状態からレディ状態に復帰後、即座に「ステ
ータスリードモード」にあったフラッシュメモリモジュ
ール2Aをメモリ内容リード可能な「メモリリードモー
ド」に切換えることができる。
【0115】この動作により、実施の形態2は実施の形
態1同様、アドレスバス4、データバス5、各種制御信
号の固定はリリースされ、CPU1は暴走することな
く、処理を再開することが可能である。
【0116】また、ユーザプログラムにおいて、フラッ
シュ書換コマンドの第二コマンドの直後に分岐命令(J
MP命令)を配置しておけば、実施の形態1と同様、書
換コマンド終了後ホールド解除されてユーザプログラム
が再開されるとき、安全に処理再開可能である。
【0117】実施の形態2で用いたコマンド受付通知信
号IPREBUSYは、自動消去コマンドの第一コマン
ドがフラッシュメモリモジュール2Aに受け付けられた
かを検知できる信号であり、コマンド入力エラーの判定
にも使用可能である。ユーザプログラムにおいて、フラ
ッシュ書換コマンドの第一コマンドの直後にコマンド受
付通知信号IPREBUSYをチェックする命令(すな
わちフラッシュメモリ制御回路3Aの制御レジスタ等に
格納されるコマンド受付通知信号IPREBUSYに基
づきアサインされたビットをリードする命令)を入れ、
CPU1でチェックすれば第一コマンドがフラッシュメ
モリモジュール2Aに受け付けられたかを判断でき、フ
ラッシュメモリモジュール2Aへのコマンド入力の確度
が向上する。
【0118】フラッシュメモリ制御回路3Aは、コマン
ド書込信号IWEの立ち上がり直後のレディステータス
信号RYIBYをラッチした信号であるERRCMD信
号生成回路とERRCMD信号に対応するビットを有す
る制御レジスタを備える。
【0119】この制御レジスタは、CPU1からリード
可能であり、フラッシュ書換コマンドの第2のコマンド
発行後にこのERRCMDビットをCPU1がリード
し、“H”であればコマンドがエラーとなり、受け付け
られなかったことを示す。
【0120】さらに、自動消去コマンドの第二コマンド
が入力された同一のバスサイクル内でレディステータス
信号RYIBYをラッチして、第二コマンドが正常に受
け付けられなかった場合に“H”となるエラーコマンド
信号ERRCMDを生成し、第二コマンド発行後にエラ
ーコマンド信号ERRCMDをCPU1から読み取れ
ば、第二コマンド発行時のエラーの有無を容易に検出可
能である。
【0121】本機能は、ノイズ等によりフラッシュ書換
コマンドの第一コマンド/第二コマンドの両者ともフラ
ッシュメモリモジュール2に受け付けられなかった場合
にも、第二コマンドのエラー検出が可能であるというメ
リットを有する。
【0122】以上のようにこの実施の形態2によれば、
実施の形態1と同様、CPU1がフラッシュメモリモジ
ュールに書換えコマンドを発行時、コマンド処理中にC
PU1がフラッシュメモリ上の命令コードが読めなくな
ることによる暴走を回避することが可能であり、書換え
プログラムがフラッシュROM上に配置されたままでも
そのプログラムを実行しながら他のブロックのフラッシ
ュROM書換えが可能であり、従来のようなフラッシュ
ROMからRAMへのプログラム転送を必要としないメ
リットがある。
【0123】<実施の形態3>図11はこの発明の実施
の形態3であるフラッシュメモリ内蔵マイコンの基本的
な構成を示すブロック図である。
【0124】同図に示すように、RAM26が追加され
ている。このRAM26は、アドレスバス4上のアドレ
ス信号AD(20:0)、データバス5上のデータバス
DB(15:0)とリード/ライト制御信号RWB、命
令実行信号EBによってCPU1よりリード/ライト可
能である。
【0125】CPU1は、実施の形態1及び実施の形態
2と同様、命令キューを複数命令分備えており、パイプ
ライン処理が可能である。なお、他の構成は図8で示し
た実施の形態2と同様である。
【0126】図12及び図13は実施の形態3のフラッ
シュメモリ内蔵マイコンによるブロック消去コマンド実
行時における各信号の信号変化を示すタイミング図であ
る。なお、バスサイクルT1〜T5,Tn,Tm等の1
バスサイクルは実施の形態1,実施の形態2と同様に動
作クロックCLKの2クロック分となっている。
【0127】以下では、CPU1がユーザプログラムに
より、プログラムが配置されているブロックと異なるブ
ロックのフラッシュメモリに対する書換コマンドを発行
する場合の例として自動ブロック消去コマンドを発行す
る場合についての動作を説明する。
【0128】ユーザプログラムにてフラッシュメモリ内
容の書換が必要となったとき、次のような手順で実施す
る。
【0129】まず、RAM26にはあらかじめフラッシ
ュメモリモジュール2Aのステータスレジスタ20から
データバス5経由で読み込むレディビット(ビジーステ
ータス信号)をポーリングするプログラムをフラッシュ
ROM2Aより転送しておく。レディビットはフラッシ
ュメモリモジュール2Aがレディ状態の有/無を“H”
/“L”で示すフラッシュメモリモジュール2Aのステ
ータス情報である。
【0130】図12及び図13に示すように、CPU1
がユーザプログラムを実行することにより、ブロック消
去コマンドを第一コマンド、第二コマンドの順に入力し
て、ブロック消去の自動実行を開始する。
【0131】フラッシュ書換コマンドの直後に上記ポー
リングプログラムの書かれたRAM26のスタート番地
へのJMP命令を配置することにより、フラッシュ書換
コマンド第二コマンド実行後、CPU1の命令キューに
フェッチされていたJMP命令が実行され、RAM26
の所定のスタート番地にジャンプする。
【0132】フラッシュメモリモジュール2Aにて書換
コマンドが実行されているとき、フラッシュメモリモジ
ュール2Aは「ステータスリードモード」となっている
ので、RAM26上に書かれたポーリングプログラムに
よりCPU1からフラッシュ制御回路3を通じてフラッ
シュメモリモジュール2Aにリード命令を発行すること
でCPU1は、ステータスレジスタ20中のレディビッ
トからフラッシュメモリモジュール2Aの状態(レディ
/ビジー)を検出することが可能であり、これによって
書換コマンド実行中/終了を判定可能である。
【0133】RAM26のポーリングプログラムにより
フラッシュ書換コマンド完了を待機し、データバス5経
由で読み出されたレディビットの“L”(ビジー状態)
→“H”(レディ状態)変化を検出してコマンド完了を
検出する。
【0134】コマンド完了直後、すなわち、レディステ
ータス信号RYIBYの“L”→“H”変化に同期し
て、フラッシュメモリ制御回路3Aはリードモード信号
RDMODEをアクティブ“H”で出力し、フラッシュ
メモリモジュール2Aを「ステータスリードモード」か
ら「メモリリードモード」に切り換え、書換コマンド完
了後はフラッシュROMデータ19のリードが可能な状
態に移行する。
【0135】一方、CPU1は、フラッシュ書換コマン
ド完了後に、再びフラッシュメモリモジュール2A上の
プログラム番地にジャンプすれば(例えば、RAM26
上のポーリングプログラムサブルーチンの直後に当該ジ
ャンプ命令を記載する等により実現)フラッシュメモリ
モジュール2A上のプログラムの実行再開が可能であ
る。
【0136】以上のように実施の形態3では、フラッシ
ュモジュールのビジーステータスのポーリングプログラ
ムを主とした小容量の領域のみRAM26で使用するこ
とにより、フラッシュメモリモジュール2Aの書換が可
能となる。
【0137】したがって、フラッシュメモリの書換え処
理時に書換プログラム用あるいはレジスタ退避用スタッ
クのRAM容量を削減でき、RAM26の容量を必要最
小限に最適化できる。
【0138】<実施の形態4>図14はこの発明の実施
の形態4であるフラッシュメモリ内蔵マイコンの基本的
な構成を示すブロック図である。
【0139】同図に示すように、フラッシュメモリモジ
ュール2Bはコマンド受付通知信号IPREBUSY−
0〜IPREBUSY−nを出力する。これらコマンド
受付通知信号IPREBUSY−0〜IPREBUSY
−nはフラッシュメモリモジュール2Bへの書換コマン
ド種別毎(自動ブロック消去、自動書込などそれぞれの
コマンド毎)に個別に割り当てられた信号である。
【0140】一方、フラッシュメモリ制御回路3B内に
制御レジスタ23が設けられ、制御レジスタ23はコマ
ンド受付通知信号IPREBUSY−0〜IPREBU
SY−nの値を内部ビットbit−0〜bit−nとし
て格納可能であり、制御レジスタ23はCPU1からリ
ードアクセスが可能である。なお、他の構成は図8で示
した実施の形態2と同様である。
【0141】実施の形態4はこのような構成にすること
により、CPU1が所定のプログラムの実行によりフラ
ッシュメモリモジュール2Bへのコマンドを発行した際
に、電気的なノイズ等によりマイクロコンピュータ内部
でデータが変化してしまいフラッシュメモリモジュール
2Bに別コマンドとして受け付けられるような場合であ
っても、CPU1がフラッシュメモリモジュール2Bへ
の書換コマンドの第一コマンド発行後、第二コマンド発
行より前に当該書換コマンドに対応するコマンド受付通
知信号IPREBUSY−i(i=1〜nのいずれか)
が有効になっているか否かを制御レジスタ23のビット
bit−iの値をリードしてチェックすることにより、
書換コマンドがフラッシュメモリモジュール2Bに正し
く受け付けられたか否かを書換コマンド種別単位に判定
することができる。
【0142】このときホールド信号HOLDの生成は、
制御レジスタ23のビットbit−0〜bit−nの論
理和信号で制御する。
【0143】このように、実施の形態4によれば、CP
U1から発行されたフラッシュメモリ向けコマンドと実
際にフラッシュメモリモジュール2Bに受け付けられた
コマンドの種類が一致しているか否かを確認でき、コマ
ンド発行の確度を向上させることが可能である。
【0144】<実施の形態5>図15はこの発明の実施
の形態5であるフラッシュメモリ内蔵マイコンの基本的
な構成を示すブロック図である。
【0145】実施の形態5は、フラッシュメモリ書換コ
マンド発行時のバスサイクル、特に第二コマンドのバス
サイクルを延長し、1バスサイクル期間内にてコマンド
書込信号IWEの立ち上がり後にウエイトサイクルを有
するバスタイミングで動作する様に構成したことを特徴
とする。
【0146】図16及び図17は実施の形態5のフラッ
シュメモリ内蔵マイコンによるブロック消去コマンド実
行時における各信号の信号変化を示すタイミング図であ
る。これらの図では、全バスサイクルが動作クロックC
LKの3クロックで動作するように設定されている。
【0147】実施の形態5では、フラッシュ書換コマン
ドの第二コマンド発行終了後、同一バスサイクル中にウ
ェイトサイクルWTが設けられており、フラッシュメモ
リ制御回路3C内のホールド信号HOLDの生成回路
は、コマンド受付通知信号IPREBUSYがアクティ
ブかつレディステータス信号RYIBYがビジーの条件
でアクティブになるように設計される。このホールド信
号HOLDにより、次のバスサイクルT6からの停止を
開始可能である。
【0148】書換コマンド終了時、フラッシュメモリ制
御回路3Cはレディステータス信号RYIBYが“L”
→“H”に変化した時点から1バスサイクル以降にホー
ルド信号HOLDを“H”から“L”に変化させて無効
にする。ホールド信号HOLDを解除すると中断状態に
あったプログラム実行処理が再開される。上記以外の構
成及び動作は実施の形態2と同様である。
【0149】このように、実施の形態5によれば、ホー
ルド信号HOLDの生成をコマンド受付通知信号IPR
EBUSYとレディステータス信号RYIBYのみで行
うことができる。加えて、バスサイクルを他の実施の形
態より動作クロックCLKの1周期分多い3周期に設定
することにより、フラッシュ書換コマンドの第二コマン
ド発行終了後、同一バスサイクル中にウェイトサイクル
WTを設けることができ、確実にバスサイクルT6以降
をホールド期間に設定することができる。
【0150】
【発明の効果】以上説明したように、この発明における
請求項1記載のマイクロコンピュータのフラッシュメモ
リ制御回路はレディステータス信号が書換動作の実行を
指示するとき、CPUがフラッシュメモリ部に対するア
クセスに必要な信号の固定を指示するホールド信号をC
PUに与えている。
【0151】このため、フラッシュメモリ部に書き込ま
れた所定のプログラムをフラッシュメモリ部以外のメモ
リに転送することなく、所定のプログラムをフラッシュ
メモリ部上に置いたまま、CPUが所定のプログラムを
実行中にフラッシュメモリ部に対する書換動作を複雑な
制御回路等を必要とせずに実行することができる。
【0152】請求項2記載のマイクロコンピュータは先
行ホールド信号をホールド信号に先がけて活性状態にす
ることにより、フラッシュメモリ部が書換コマンドの受
信終了時に確実にホールド信号を活性状態にすることが
できる。
【0153】請求項3記載のマイクロコンピュータのフ
ラッシュメモリ制御回路は制御レジスタをセット状態に
設定するといった比較的簡単な動作により先行ホールド
信号を活性状態に設定することができる。
【0154】請求項4記載のマイクロコンピュータは、
第1の部分コマンドと第2の部分コマンドとの間に制御
レジスタをセット状態にするレジスタ書込み命令を所定
のプログラムに記述することにより、書換コマンドの受
信開始後、書換コマンドの受信終了前に先行ホールド信
号を確実に活性状態に設定することができる。
【0155】請求項5記載のマイクロコンピュータは、
書換コマンド受付通知信号をホールド信号に先がけて活
性状態にすることにより、書換コマンドの受信終了時に
確実にホールド信号を活性状態にすることができる。
【0156】請求項6記載のマイクロコンピュータは、
書換コマンドの第2の部分コマンドの発行開始時より、
ホールド信号を活性状態にすることにより、書換信号の
受信終了時である第2の部分コマンドの発行終了時より
先立ってホールド信号を活性状態にすることができる。
【0157】請求項7記載のマイクロコンピュータのC
PUは書換コマンド受付通知信号に基づくフラッシュメ
モリ部の制御が行える。
【0158】請求項8記載のマイクロコンピュータは、
フラッシュメモリ部から書換コマンド受付通知信号を書
換コマンド種別毎に設けられた複数の書換コマンド受付
通知信号としてフラッシュメモリ制御回路に出力し、そ
れらの情報をCPUがフラッシュメモリ制御回路から参
照可能に構成しているため、CPU側から発行した書換
コマンドと実際にフラッシュメモリ部が受け付けた書換
コマンドとの種別が一致しているか否かをCPUがチェ
ックすることができ、その結果、フラッシュメモリ向け
コマンドが正常に受付けられたか検出することができ
る。
【0159】請求項9記載のマイクロコンピュータは、
バスホールド信号の生成を書換コマンド受付通知信号と
レディーステータス信号のみで確実に行うことができ
る。
【0160】請求項10記載のマイクロコンピュータの
フラッシュメモリ部は、リードモード信号により書換動
作実行後に速やかに読み出し可能状態となる。
【0161】請求項11記載のフラッシュメモリ部は、
書換動作実行外のレディ期間は常にフラッシュメモリ部
の内容を読出し可能状態となる。
【0162】請求項12記載のマイクロコンピュータ
は、リードモード信号の出力の有効/無効を設定可能で
あるため、状況に応じたリードモード信号の利用が可能
である。
【0163】請求項13記載のマイクロコンピュータ
は、複数種の書換コマンドの実行中に固定を指示する上
記ホールド信号をCPUに出力することができる。
【0164】請求項14記載のマイクロコンピュータの
所定のプログラムは、書換コマンドの直後にアドレス分
岐命令が記述されているため、書換コマンド後のCPU
のパイプライン処理に支障を来すことはない。
【0165】請求項15記載のマイクロコンピュータの
所定のプログラムは書換コマンドの直後にパイプライン
クリア命令が記述されているため、書換コマンド後のC
PUのパイプライン処理に支障を来すことはない。
【0166】請求項16記載のマイクロコンピュータの
所定のプログラムは書換コマンドの直前にフラッシュメ
モリ部とのアクセスに関与しない複数バスサイクルを必
要とするダミー命令が記述されているため、パイプライ
ン処理を実現するための命令キューの有効利用が可能と
なる。
【0167】請求項17記載のマイクロコンピュータ
は、フラッシュメモリ部の書換動作の完了を検出可能な
ポーリングプログラムの搭載が可能な必要最小限の容量
の第2のメモリを設けるだけで、フラッシュメモリ部に
対する書換動作を支障なく実行することができる。
【0168】請求項18記載のマイクロコンピュータの
フラッシュメモリ制御回路は、書換コマンドの第2の部
分コマンド発行直後にレディーステータス信号をラッチ
した信号をCPUが参照可能に格納することにより、コ
マンド発行エラー検出に利用可能である。
【0169】請求項19記載のマイクロコンピュータ
は、書換コマンドに対応する書換コマンド受付通知信号
とフラッシュメモリ制御回路がラッチした信号とを、C
PUが第1,第2の部分コマンド発行後にそれぞれ読み
込むことにより、コマンド発行エラーの有無を検出する
ことが可能であり、プログラム動作信頼性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1であるフラッシュメ
モリ内蔵マイコンの基本的な構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 図1のフラッシュメモリモジュールの基本構
成を示すブロック図である。
【図3】 フラッシュメモリモジュールにおけるメモリ
のアドレスマップの一例を示す説明図である。
【図4】 フラッシュメモリモジュールにおけるユーザ
コマンドの一覧を表形式で示す説明図である。
【図5】 コマンド発行の基本タイミングを示すタイミ
ング図である。
【図6】 実施の形態1のフラッシュメモリ内蔵マイコ
ンによるブロック消去コマンド実行時における各信号の
信号変化を示すタイミング図(その1)である。
【図7】 実施の形態1のフラッシュメモリ内蔵マイコ
ンによるブロック消去コマンド実行時における各信号の
信号変化を示すタイミング図(その2)である。
【図8】 この発明の実施の形態2であるフラッシュメ
モリ内蔵マイコンの基本的な構成を示すブロック図であ
る。
【図9】 実施の形態2のフラッシュメモリ内蔵マイコ
ンによるブロック消去コマンド実行時における各信号の
信号変化を示すタイミング図(その1)である。
【図10】 実施の形態2のフラッシュメモリ内蔵マイ
コンによるブロック消去コマンド実行時における各信号
の信号変化を示すタイミング図(その2)である。
【図11】 この発明の実施の形態3であるフラッシュ
メモリ内蔵マイコンの基本的な構成を示すブロック図で
ある。
【図12】 実施の形態3のフラッシュメモリ内蔵マイ
コンによるブロック消去コマンド実行時における各信号
の信号変化を示すタイミング図(その1)である。
【図13】 実施の形態3のフラッシュメモリ内蔵マイ
コンによるブロック消去コマンド実行時における各信号
の信号変化を示すタイミング図(その2)である。
【図14】 この発明の実施の形態4であるフラッシュ
メモリ内蔵マイコンの基本的な構成を示すブロック図で
ある。
【図15】 この発明の実施の形態5であるフラッシュ
メモリ内蔵マイコンの基本的な構成を示すブロック図で
ある。
【図16】 実施の形態5のフラッシュメモリ内蔵マイ
コンによるブロック消去コマンド実行時における各信号
の信号変化を示すタイミング図(その1)である。
【図17】 実施の形態5のフラッシュメモリ内蔵マイ
コンによるブロック消去コマンド実行時における各信号
の信号変化を示すタイミング図(その2)である。
【符号の説明】
1 CPU、2,2A,2B フラッシュメモリモジュ
ール、3,3A〜3Cフラッシュメモリ制御回路、4
アドレスバス、5 データバス、11 マイクロシーケ
ンサ、12 チャージポンプ、13 メモリデコーダ、
14 メモリブロック、15 アドレス/データ/制御
信号入力回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 俊広 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 杉田 充 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B060 CC02 5B062 CC01 DD02

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の命令を実行するCPUと、 複数のブロックに分割され、複数のブロックのうち少な
    くとも一つのブロックに、他のブロックの書き換えを行
    うための所定のプログラムが書込まれたフラッシュメモ
    リ部と、 前記フラッシュメモリに対する書換動作を制御するフラ
    ッシュメモリ制御回路とを備え、 前記CPUは前記所定プログラムを実行可能であり、前
    記フラッシュメモリ部は前記書換コマンドに基づき、前
    記所定のプログラム記述領域外での書換動作を実行し、
    前記書換動作の実行中の有無を指示するレディステータ
    ス信号を出力し、 前記フラッシュメモリ制御回路は、 前記レディステータス信号を受け、前記レディステータ
    ス信号が前記書換動作の実行を指示するとき、前記CP
    Uが前記フラッシュメモリ部に対するアクセスに必要な
    信号の固定を指示するホールド信号を前記CPUに与え
    ることを特徴とする、マイクロコンピュータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のマイクロコンピュータで
    あって、 前記フラッシュメモリ制御回路は、 前記書換コマンドの受信開始後、前記書換コマンドの受
    信終了前に先行ホールド信号を活性状態とし、 前記先行ホールド信号が活性状態でかつ前記書換コマン
    ドの受信終了時に、固定を指示する前記ホールド信号を
    出力する、マイクロコンピュータ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のマイクロコンピュータで
    あって、 前記フラッシュメモリ制御回路は、 前記先行ホールド信号の活性/非活性を規定するセット
    /リセット状態の設定が可能な制御レジスタを有し、 前記書換コマンドの受信開始後に前記制御レジスタをセ
    ット状態にする、マイクロコンピュータ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のマイクロコンピュータで
    あって、 前記書換コマンドは第1,第2の順で発行され、両者が
    発行完了された時点から書換動作を開始する第1及び第
    2の部分コマンドを含み、 前記所定のプログラムは前記第1の部分コマンドと第2
    の部分コマンドとの間に前記制御レジスタをセット状態
    にするレジスタ書込み命令が記述されたプログラムを含
    み、 前記フラッシュメモリ制御回路は前記第2の部分コマン
    ド発行開始時に前記制御レジスタの設定内容に応じて前
    記CPUに前記ホールド信号を出力開始する、マイクロ
    コンピュータ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載マイクロコンピュータであ
    って、 前記フラッシュメモリ部は前記書換コマンドの受信開始
    時に書換コマンド受付通知信号を活性状態にし、 前記フラッシュメモリ制御回路は、 前記書換コマンド受付通知信号が活性状態でかつ前記フ
    ラッシュメモリ部が前記書換コマンドの受信終了時に、
    固定を指示する前記ホールド信号を出力する、マイクロ
    コンピュータ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のマイクロコンピュータで
    あって、 前記書換コマンドは第1,第2の順で発行される第1及
    び第2の部分コマンドを含み、 前記フラッシュメモリ制御回路は、前記第2の部分コマ
    ンド発行開始時に、前記書換コマンド受付通知信号の値
    に応じて、前記CPUの前記ホールド信号を出力開始す
    る、マイクロコンピュータ。
  7. 【請求項7】 請求項5あるいは請求項6記載のマイク
    ロコンピュータであって、 前記書換コマンド受付通知信号を前記CPUから参照可
    能な信号として備えることを特徴とした、マイクロコン
    ピュータ。
  8. 【請求項8】 請求項5記載のマイクロコンピュータで
    あって、 前記フラッシュメモリ部は、 前記書換コマンド受付通知信号を、前記書換コマンド種
    別毎に設けられた複数の書換コマンド受付通知信号とし
    て前記フラッシュメモリ制御回路に出力し、 前記フラッシュメモリ制御回路は、前記複数の書換コマ
    ンド受付通知信号の値を前記CPUが参照可能に格納す
    る、マイクロコンピュータ。
  9. 【請求項9】 請求項5記載のマイクロコンピュータで
    あって、 周辺機能ブロックへの命令発行1バスサイクル期間にお
    いて、 前記フラッシュメモリ部への書換コマンド発行時には、 前記フラッシュメモリ部への書換コマンド発行完了後に
    ウェイトサイクルを含む動作タイミングモードを備え
    た、マイクロコンピュータ。
  10. 【請求項10】 請求項1記載のマイクロコンピュータ
    であって、 前記フラッシュメモリ制御回路は、前記レディステータ
    ス信号に基づき、前記フラッシュメモリ部の書換動作の
    実行後、速やかに活性状態のリードモード信号を出力
    し、 前記フラッシュメモリ部は、前記リードモード信号を受
    け、前記書換動作実行期間外の期間に前記リードモード
    信号が活性状態のとき読出し可能になる、マイクロコン
    ピュータ。
  11. 【請求項11】 請求項1記載のマイクロコンピュータ
    であって、 前記フラッシュメモリ制御回路は、常に活性状態のリー
    ドモード信号を出力し、 前記フラッシュメモリ部は、前記リードモード信号を受
    け、前記書換動作実行期間外のレディ期間に前記リード
    モード信号が活性状態のとき読出し可能になる、マイク
    ロコンピュータ。
  12. 【請求項12】 請求項10あるいは請求項11記載の
    マイクロコンピュータであって、 前記フラッシュメモリ制御回路は、前記リードモード信
    号の有効/無効を設定可能である、マイクロコンピュー
    タ。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし請求項12のうち、い
    ずれか1項に記載のマイクロコンピュータであって、 前記書換コマンドは複数種の書換コマンドを含み、 前記書換コマンド受付通知信号は前記複数種の書換コマ
    ンドに対応する受付通知信号の論理和で生成される信号
    を含む、マイクロコンピュータ。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし請求項13のうち、い
    ずれか1項に記載のマイクロコンピュータであって、 前記CPUは命令のパイプライン処理が可能なCPUを
    含み、 前記所定のプログラムは前記書換コマンドの直後にアド
    レス分岐命令が記述されているプログラムを含む、マイ
    クロコンピュータ。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし請求項13のうち、い
    ずれか1項に記載のマイクロコンピュータであって、 前記CPUは命令のパイプライン処理が可能なCPUを
    含み、 前記所定のプログラムは前記書換コマンドの直後に前記
    パイプラインのクリアを指示するパイプラインクリアが
    記述されているプログラムを含む、マイクロコンピュー
    タ。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし請求項15のうち、い
    ずれか1項に記載のマイクロコンピュータであって、 前記所定のプログラムは前記書換コマンドの直前に前記
    フラッシュメモリ部とのアクセスに関与しない複数バス
    サイクルを必要とするダミー命令が記述されているプロ
    グラムを含む、マイクロコンピュータ。
  17. 【請求項17】 所定の命令を実行するCPUと、 複数のブロックに分割され、複数のブロックのうち少な
    くとも一つのブロックに、前記書換コマンド及び別メモ
    リ所定アドレスへのジャンプ命令が連続して記述された
    所定のプログラムが書込まれたフラッシュメモリ部と、 前記フラッシュメモリ部とは独立して設けられ、前記フ
    ラッシュメモリ部の書換動作の完了を検出可能なポーリ
    ングプログラムが記述された第2のメモリ部とを備え、
    前記ポーリングプログラムは前記フラッシュメモリ部の
    書換動作の完了を検出後に前記フラッシュメモリ部の前
    記所定のプログラム上の所定アドレスにジャンプする命
    令が記述されているプログラムを含み、前記別メモリ所
    定アドレスジャンプ命令は前記ポーリングプログラムの
    スタートアドレスへのジャンプ命令を含み、 前記CPUは前記所定プログラム及び前記ポーリングプ
    ログラムを実行可能であり、前記フラッシュメモリ部は
    前記書換コマンドに基づき前記所定のプログラム記述領
    域外での書換動作を実行する、マイクロコンピュータ。
  18. 【請求項18】 請求項7記載のマイクロコンピュータ
    であって、 前記書換コマンドは、第1,第2の順で発行される第1
    及び第2の部分コマンドを含み、 前記フラッシュメモリ制御回路は、 前記第2の部分コマンド発行直後に前記レディーステー
    タス信号をラッチした信号を生成し、該ラッチした信号
    を前記CPUから参照可能に格納する、マイクロコンピ
    ュータ。
  19. 【請求項19】 請求項18記載のマイクロコンピュー
    タであって、 前記フラッシュメモリ制御回路は、 前記第1の部分コマンド発行後に、前記書換コマンド受
    付通知信号を前記CPUが参照することによりコマンド
    受付確認を行い、かつ、 前記第2の部分コマンド発行直後に、前記ラッチした信
    号を前記CPUが参照することによりコマンド受付確認
    を行うことを特徴とする、マイクロコンピュータ。
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