JPH10177563A - フラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュータ - Google Patents

フラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュータ

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JPH10177563A
JPH10177563A JP8337345A JP33734596A JPH10177563A JP H10177563 A JPH10177563 A JP H10177563A JP 8337345 A JP8337345 A JP 8337345A JP 33734596 A JP33734596 A JP 33734596A JP H10177563 A JPH10177563 A JP H10177563A
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clock
flash memory
cpu
flash
control circuit
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Katsunobu Hongo
勝信 本郷
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Mitsubishi Electric Corp
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    • G06F11/0721Error or fault processing not based on redundancy, i.e. by taking additional measures to deal with the error or fault not making use of redundancy in operation, in hardware, or in data representation the processing taking place on a specific hardware platform or in a specific software environment within a central processing unit [CPU]
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書き込み/消去中のポーリング、書き込み/
消去完了割り込み、監視タイマ割り込みなどを必要と
し、ソフトウエアが負荷過大になる課題があった。 【解決手段】 フラッシュメモリ3への書き込み/消去
中、フラッシュ制御回路4が出力するCPU書き替えモ
ード指定信号41および書き込み/消去ビジー信号42
は共に“1”になり、NANDゲート45の出力信号4
6は“0”となるから、ANDゲート76の出力71a
は“0”に固定され、クロック生成回路7からCPU2
へのクロックの供給は停止する。書き込み/消去が完了
すると、CPU2へのクロックの供給が再開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はフラッシュメモリ
内蔵マイクロコンピュータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】フラッシュメモリは、消去時に紫外線を
必要とするEPROMと異なり、書き込みのみならず消
去も電気的に行うことができるから、一度書き込んだデ
ータを容易に変更することが可能である。この使い勝手
の良さにより急速に市場に浸透しつつある。
【0003】従来のマスクROMやEPROMの代わり
にフラッシュメモリを内蔵したマイクロコンピュータも
急速に市場を拡大している。マイクロコンピュータに内
蔵したフラッシュメモリは、プログラムやデータを格納
するためのメモリとして使用する。
【0004】フラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュー
タが内蔵するフラッシュメモリは、単体のフラッシュメ
モリと同様にフラッシュメモリライタを用いてプログラ
ム(書き込み)およびイレーズ(消去)を行うことがで
きる。しかしながら、フラッシュメモリライタを用いる
方法では、フラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュータ
を基板に実装した後は、内蔵フラッシュメモリへの書き
込み/消去(通常、書き替えと言われる)を行うことが
できない。その理由は、フラッシュメモリライタは、フ
ラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュータ・パッケージ
を搭載して内蔵フラッシュメモリへの書き込み/消去を
行うものであり、基板に実装された状態では書き込み/
消去を行えないからである。
【0005】この不都合を解消して、基板に実装された
後でもフラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュータの内
蔵フラッシュメモリへの書き込み/消去を、内蔵CPU
を使用して行えるようにしたCPU書き替え機能を有す
るフラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュータが提案さ
れている。
【0006】図7は従来のCPU書き替え機能を有する
フラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュータの一例を示
すブロック構成図であり、図において、1はマイクロコ
ンピュータ本体、2はCPU、3はマイクロコンピュー
タ本体1が内蔵するフラッシュメモリ、4はCPU2が
発行するフラッシュメモリ3への書き込みコマンドまた
は消去コマンドを実行してフラッシュメモリ3への書き
込み/消去を行うフラッシュ制御回路、5はデータバ
ス、6はデータバス5と外部とのインタフェースをとる
入出力端子、7はクロック生成回路、8は監視タイマ、
9は割り込み制御回路、10はマイクロコンピュータ本
体1の周辺装置、20は外部データバス、21はこの外
部データバス20とパーソナルコンピュータ22とを接
続するインタフェース(I/F)回路、22はフラッシ
ュメモリ3に書き込むべきデータを出力するパーソナル
コンピュータ(PC)、23は発振子である。
【0007】図8はフラッシュ制御回路4の詳細を示す
ブロック構成図であり、図において、31はフラッシュ
メモリ3への書き込み/消去を実行するフラッシュ書き
込み/消去実行部、32はフラッシュ書き込み/消去実
行部31を制御する制御データをCPU2から入出力す
るフラッシュ制御レジスタ、CPU書き替えモード指定
ビット32aはフラッシュ制御レジスタ32中に設けら
れたビジービット、33はCPU2が書き込みコマンド
や消去コマンドを書き込むフラッシュコマンドレジスタ
である。
【0008】次に動作について説明する。クロック生成
回路7は、端子17,18を介して発振子23との間で
発振した基準周波数のクロックを用いて、CPU2用の
クロック71,監視タイマ8用のクロック72および周
辺装置10用のクロック73を生成して各々の装置に供
給する。監視タイマ8用のクロック72を入力する監視
タイマ8は、カウントアップ型の場合、監視タイマ8用
のクロック72をカウントし、オーバーフローが発生す
るとオーバーフロー信号81を割り込み制御回路9へ出
力する。カウントダウン型の場合には、監視タイマ8用
のクロック72をカウントし、アンダーフローが発生す
るとアンダーフロー信号を割り込み制御回路9へ出力す
る。以下、説明を簡単化するために、監視タイマ8とし
てカウントアップ型のものを使用する場合を説明する。
監視タイマ8からオーバーフロー信号81を入力した割
り込み制御回路9は、CPU2に対して監視タイマ割り
込み要求信号91を出力する。
【0009】本来、監視タイマ8はCPU2の暴走を検
出するために設けたものである。すなわち、CPU2が
暴走した場合、所定時間経過後に割り込み制御回路9が
監視タイマ割り込み要求信号91を出力するから、CP
U2はこの監視タイマ割り込み要求信号91を検出する
ことにより自らの暴走を認識する。その結果、監視タイ
マ割り込み要求信号91に対応する割り込み処理を実行
することにより正常動作に復帰する。
【0010】このような監視タイマ8に本来の役割を果
たさせるためには、不必要なオーバーフローは生じない
方がよい。そのためには、一定時間内にCPU2が監視
タイマ8をリセットするようにしている。
【0011】次に、フラッシュメモリ3へのデータの書
き込みをCPU2を用いて行う場合の動作を説明する。
パーソナルコンピュータ(PC)22は、書き込むべき
データをインタフェース(I/F)回路21へ適宜、供
給している。また、CPU2を用いてフラッシュメモリ
3へのデータの書き込みを行うためのプログラムは、フ
ラッシュメモリ3自体に格納されており、CPU2はこ
のプログラムを実行することによりフラッシュメモリ3
へのデータの書き込みを行う。この場合、フラッシュメ
モリ3はこのデータ書き込みの対象となる領域と書き込
み用プログラムを格納する領域とに分かれており、後者
には書き込み不可の設定を行うことができ、かつ、前者
にデータを書き込み中であってもプログラムの読み出し
を行うことができる。CPU2を用いてフラッシュメモ
リ3へのデータの書き込みを行うためのプログラムを内
蔵RAM(図示せず)に格納する方式もあるが、ここで
は立ち入らない。
【0012】CPU2は、フラッシュ制御回路4内に設
けたフラッシュ制御レジスタ32の中のCPU書き替え
モード指定ビット32aにフラグを立てる(例えば
“1”を書き込む)。この結果、フラッシュ制御レジス
タ32はフラッシュ書き込み/消去実行部31へCPU
書き替えモード指定信号41を出力する。フラッシュ書
き込み/消去実行部31は、このCPU書き替えモード
指定信号41を入力すると、フラッシュコマンドレジス
タ33に書き込まれるコマンドを実行できるように待機
する。この待機中にCPU2がフラッシュコマンドレジ
スタ33に書き込みコマンドを書き込むと、フラッシュ
書き込み/消去実行部31はこの書き込みコマンドを解
読してフラッシュメモリ3への書き込みを行うシーケン
スを開始する。
【0013】まず、CPU2が、書き込むべきデータを
インタフェース(I/F)回路21を介してパーソナル
コンピュータ(PC)22から読み込み、データバス5
を介してフラッシュメモリ3に転送する。次いで、フラ
ッシュ書き込み/消去実行部31が、転送された書き込
むべきデータを所定のシーケンスに従ってフラッシュメ
モリ3に実際に書き込む。フラッシュメモリ3への書き
込みは、図示されていないがフラッシュ書き込み/消去
実行部31が内蔵するリングオッシレータ,クロック生
成回路,シーケンサなどによりクロックを生成し、この
クロックをカウントして所定の時間ごとに各書き込み手
順を実行することにより行う。このフラッシュ書き込み
/消去実行部31による書き込み処理は、CPU2の動
作とは独立に実行される。つまり、CPU2は、フラッ
シュコマンドレジスタ33に書き込みコマンドを書き込
むだけでよいから、コマンド書き込み後は他の処理にC
PU時間を振り向けることができる。
【0014】フラッシュ書き込み/消去実行部31は、
書き込み処理実行中に書き込み/消去ビジー信号42を
出力する。この書き込み/消去ビジー信号42は、フラ
ッシュ制御レジスタ32中のCPU書き替えモード指定
ビット32aにイネーブル(例えば“1”)をセットす
る。CPU2はデータバス5を介してCPU書き替えモ
ード指定ビット32aの内容を読み出すことができるか
ら、CPU2は書き込み期間中絶えずCPU書き替えモ
ード指定ビット32aを読み出し続け(ポーリングと呼
ばれる)、書き込みが終了してCPU書き替えモード指
定ビット32aがディセーブル(この場合“0”)とな
るのを待つ。
【0015】このCPU書き替えモード指定ビット32
aがディセーブルになったのを確認したら、CPU2は
フラッシュメモリ3にデータが正しく書き込まれたか否
かのベリファイチェックを行う。このベリファイチェッ
クには、フラッシュメモリ3に書き込んだデータを直接
読み出してベリファイする方式と、フラッシュコマンド
レジスタ33に書き込み比較コマンドを書き込む方式の
二つがある。
【0016】ベリファイチェックの結果、フラッシュメ
モリ3へのデータの書き込みが正常に行われているのが
確認できたら、CPU2はフラッシュコマンドレジスタ
33に書き込みコマンドを書き込んで次のデータの書き
込みを行う。
【0017】続いて、CPU2を用いてフラッシュメモ
リ3の消去を行う場合の動作について説明する。まず、
CPU2はフラッシュ制御回路4内に設けたフラッシュ
制御レジスタ32中のCPU書き替えモード指定ビット
32aにフラグを立てた後、フラッシュコマンドレジス
タ33に消去コマンドを書き込む。この場合、フラッシ
ュメモリ3はこの消去の対象となる領域と消去用プログ
ラムを格納する領域とに分かれており、後者には消去不
可の設定を行うことができ、かつ、前者の領域を消去中
であってもプログラムの読み出しを行うことができる。
フラッシュ書き込み/消去実行部31は、フラッシュコ
マンドレジスタ33に書き込まれた消去コマンドを解読
すると、所定のシーケンスに従ってフラッシュメモリ3
の消去を実行する。
【0018】フラッシュ書き込み/消去実行部31は、
消去処理実行中に書き込み/消去ビジー信号42を出力
する。この書き込み/消去ビジー信号42は、フラッシ
ュ制御レジスタ32中のCPU書き替えモード指定ビッ
ト32aにイネーブル(例えば“1”)をセットする。
上述したように、CPU2はデータバス5を介してCP
U書き替えモード指定ビット32aの内容を読み出すこ
とができるから、CPU2は消去期間中絶えずCPU書
き替えモード指定ビット32aをポーリングし続け、消
去が終了してCPU書き替えモード指定ビット32aが
ディセーブル(この場合“0”)となるのを待つ。
【0019】ところで、フラッシュメモリ3への書き込
み時間および消去時間は、CPU2の動作時間(サイク
ル時間)に比べて100倍〜1000倍の単位で長い。
このため、監視タイマ8がオーバーフローを起こし、不
要な監視タイマ割り込みが発生する。これを防ぐため
に、CPU2は一定期間内に必ず監視タイマ8をリセッ
トする必要がある。監視タイマ8は本来、CPU2の暴
走を検出するために設けたものであり、不必要なオーバ
ーフローは起こさない方がよい。しかしながら、フラッ
シュメモリ3への書き込みおよび消去に起因してオーバ
ーフローが生じるから、通常よりも頻繁に監視タイマ8
をリセットする必要がある。この結果、ソフトウエアに
過大な負荷がかかることになる。
【0020】上述の例では、フラッシュメモリ3への書
き込みまたは消去の間中、CPU2がCPU書き替えモ
ード指定ビット32aを常時ポーリングすることにより
書き込みまたは消去の完了を知得する方法を示した。し
かしながら、この方法ではCPU2がスタンバイできな
い。すなわち、CPU2は、ポーリングにCPU時間を
取られ、他の処理に対応する状態になれない。CPU2
がスタンバイできるようにするには、ポーリングを不要
にする必要がある。これを実現するために、フラッシュ
メモリ3への書き込みまたは消去が完了した時点で、フ
ラッシュ書き込み/消去実行部31が割り込み制御回路
9に割り込み要求を出力するようにして、書き込みまた
は消去の完了を割り込み信号によってCPU2に伝達す
る方法がある。
【0021】上述の例では、フラッシュメモリ3は書き
込み/消去対象領域と、書き込み/消去プログラム格納
領域とが分割されており、後者は書き込み/消去中に書
き込み/消去プログラムを読み出すことができる構成の
ものを示した。しかしながら、フラッシュメモリ内蔵マ
イクロコンピュータの中にはフラッシュメモリ3が書き
込み/消去対象領域と、書き込み/消去プログラム格納
領域とが分割されており、書き込み/消去プログラム格
納領域のように書き込み/消去の対象とならない領域を
設定することができるが、書き込み/消去対象領域に対
する書き込み/消去中は、この領域を読み出し不可とす
るものもある。このようなものでは、書き込み/消去中
に書き込み/消去プログラムを読み出すことができない
から、書き込み/消去を実行する前に書き込み/消去プ
ログラムを一旦RAMに転送し、このRAM内に格納さ
れた書き込み/消去プログラムによりフラッシュメモリ
3の書き込み/消去を実行する必要がある。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従来のフラッシュメモ
リ内蔵マイクロコンピュータは以上のように構成されて
いるので、次のような課題があった。 (1)フラッシュメモリへの書き込みまたは消去の間
中、CPUは書き込みまたは消去の完了を検出するため
に常時ポーリングを実行する必要があるので、このポー
リングの実行のためにソフトウエアに過大な負荷がかか
るという課題があった。 (2)ポーリングの代わりに、フラッシュメモリへの書
き込みまたは消去の完了を割り込み信号によってCPU
に伝達する方法を採用すると、割り込み処理を実行する
ためにCPU時間が浪費されるという課題が生じる。 (3)フラッシュメモリへの書き込みまたは消去に起因
して監視タイマのオーバーフローが生じるため、監視タ
イマのリセットを所定時間内に頻繁に行う必要がある。
したがって、プログラムの随所に監視タイマをリセット
する命令を挿入する必要があるので、ソフトウエアに過
大な負荷がかかるとともに、監視タイマリセット命令が
適所に配置されているいるか否かを検証するのに時間を
要し、ソフトウエアの開発に手間がかかるという課題が
あった。 (4)フラッシュメモリへの書き込み/消去中には、書
き込み/消去の対象となっていない領域から読み出しが
できないフラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュータで
は、書き込み/消去プログラムを一旦RAMに転送して
からRAM内に格納したプログラムにより書き込み/消
去を実行する必要があるため、ソフトウエアの負荷が増
大するとともに、RAMの容量(一般にROMの容量の
数%)の制限を受けるので、精緻なアルゴリズムを具体
化するのに十分な大きさのサイズを有する書き込み/消
去用プログラムを搭載することができないという課題が
あった。
【0023】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、フラッシュメモリへの書き込み/
消去時におけるソフトウエアの負荷を軽減させることの
できるフラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュータを得
ることを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るフラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュータは、CP
Uが発行するフラッシュメモリへの書き込み/消去コマ
ンドを実行してフラッシュメモリへの書き込み/消去を
行うフラッシュ制御回路が出力する信号に基づいて、フ
ラッシュメモリへの書き込み/消去期間中クロック生成
手段からCPUへのクロックの供給を停止するものであ
る。
【0025】請求項2記載の発明に係るフラッシュメモ
リ内蔵マイクロコンピュータは、CPUが発行するフラ
ッシュメモリへの書き込み/消去コマンドを実行してフ
ラッシュメモリへの書き込み/消去を行うフラッシュ制
御回路が出力する信号に基づいて、フラッシュメモリへ
の書き込み/消去期間中クロック生成手段から監視タイ
マへのクロックの供給を停止するものである。
【0026】請求項3記載の発明に係るフラッシュメモ
リ内蔵マイクロコンピュータは、CPUが発行するフラ
ッシュメモリへの書き込み/消去コマンドを実行してフ
ラッシュメモリへの書き込み/消去を行うフラッシュ制
御回路が出力する信号に基づいて、フラッシュメモリへ
の書き込み/消去期間中クロック生成手段からCPUへ
のクロックの供給およびクロック生成手段から監視タイ
マへのクロックの供給を停止するものである。
【0027】請求項4記載の発明に係るフラッシュメモ
リ内蔵マイクロコンピュータは、消去エラーフラグレジ
スタを設け、フラッシュメモリの消去時にエラーが生じ
た場合にフラッシュ制御回路が出力する消去エラー信号
によりセットするようにしたものである。
【0028】請求項5記載の発明に係るフラッシュメモ
リ内蔵マイクロコンピュータは、ビジー信号出力許可ビ
ット保持手段がフラッシュ制御回路の状態を外部へ出力
するか否かを決定するビットを保持し、ポート入出力制
御回路がビジー信号出力許可ビット保持手段の状態に応
じて、テスト端子兼用入出力ポートをテスト端子と成す
か汎用入出力ポートと成すかを制御するものである。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるフ
ラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュータを示すブロッ
ク構成図である。図において、1はマイクロコンピュー
タ本体、2はCPU、3はマイクロコンピュータ本体1
が内蔵するフラッシュメモリ、4はCPU2が発行する
フラッシュメモリ3への書き込みコマンドまたは消去コ
マンドを実行してフラッシュメモリ3への書き込み/消
去を行うフラッシュ制御回路、5はデータバス、6はデ
ータバス5と外部とのインタフェースをとる入出力端
子、7はクロック生成回路(クロック生成手段)、8は
監視タイマ、9は割り込み制御回路、10はタイマ,シ
リアルI/O,AD変換器などのマイクロコンピュータ
本体1の周辺装置、20は外部データバス、21はこの
外部データバス20とパーソナルコンピュータ22とを
接続するインタフェース(I/F)回路、22はフラッ
シュメモリ3に書き込むべきデータを出力するパーソナ
ルコンピュータ(PC)、23は例えばセラミック発振
子,水晶発振子などの発振子(クロック生成手段)であ
る。
【0030】45はCPU書き替えモード指定信号41
と書き込み/消去ビジー信号42とのNANDをとるN
ANDゲート、76はクロック生成回路7が生成するC
PU2用のクロック71とNANDゲート45の出力信
号46とのANDをとるANDゲート(CPU用クロッ
ク制御手段)である。
【0031】次に動作について説明する。この実施の形
態1のフラッシュ制御回路4の詳細も図8に示したもの
と同じであるから、CPU2は、フラッシュメモリ3へ
の書き込みまたは消去に先立って、フラッシュ制御レジ
スタ32中のCPU書き替えモード指定ビット32aに
“1”を書き込むので、CPU書き替えモード指定信号
41は“1”となる。このCPU書き替えモード指定信
号41を受信したフラッシュ書き込み/消去実行部31
は書き込み/消去ビジー信号42を出力する。この結
果、フラッシュメモリ3への書き込み中または消去中に
フラッシュ制御回路4が出力するCPU書き替えモード
指定信号41および書き込み/消去ビジー信号42は共
に“1”であるから、NANDゲート45の出力信号4
6は“0”となる。したがって、ANDゲート71の出
力71aは“0”に固定されるから、CPU2へのクロ
ックの供給は停止する。フラッシュメモリ3への書き込
みまたは消去が完了すると書き込み/消去ビジー信号4
2が“0”となるから、NANDゲート45の出力信号
46は“1”となる。したがって、ANDゲート76の
出力71aが“1”となるから、CPU2へのクロック
の供給が再開する。
【0032】この実施の形態1は、以上のように動作す
るから、フラッシュメモリ3への書き込み/消去中にク
ロックの供給が停止することによりCPU2が自動的に
停止するとともに、書き込み/消去完了後にはクロック
の供給が再開することによりCPU2も自動的に動作を
再開する。したがって、CPU2は、例えば、フラッシ
ュメモリ3へのデータ書き込みの際に、データ書き込み
完了後にポーリングを実行することなく、次の処理であ
る書き込み比較を実行することができる。
【0033】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、フラッシュメモリへの書き込み/消去の完了を検出
するためにポーリングを実行する必要がないから、その
ためのプログラムが不要になる。また、書き込み/消去
完了割り込みも必要としないから、そのためのハードウ
エアや割り込み処理プログラムを必要としない。これら
の結果、フラッシュメモリへの書き込み/消去時におけ
るソフトウエアの負荷が軽減する。また、フラッシュメ
モリへの書き込み/消去中に、書き込み/消去の対象で
ない領域の読み出しができないフラッシュメモリ内蔵マ
イクロコンピュータにおいては、書き込み/消去中にC
PUが停止し、CPUは書き込み/消去プログラムの読
み出しを行わないから、書き込み/消去プログラムを格
納している領域を読み出すことができなくとも何ら差し
支えがない。したがって、書き込み/消去プログラムを
一旦RAMに転送するといった手間を省くことができ
る。これにより、書き込み/消去プログラムのサイズが
RAMの容量の制限を受けることもない。
【0034】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2によるフラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュータ
を示すブロック構成図である。図において図1に示した
ものと同一あるいは相当する部分には同一符号を付しそ
の説明を省略する。
【0035】77はクロック生成回路が生成する監視タ
イマ8用のクロック72とNANDゲート45の出力信
号46とのANDをとるANDゲート(監視タイマ用ク
ロック制御手段)である。
【0036】次に動作について説明する。フラッシュメ
モリ3への書き込み中または消去中、フラッシュ制御回
路4が出力するCPU書き替えモード指定信号41およ
び書き込み/消去ビジー信号42は共に“1”であるか
ら、NANDゲート45の出力信号46は“0”とな
り、ANDゲート77の出力72aは“0”に固定され
るから、監視タイマ8へのクロックの供給は停止する。
フラッシュメモリ3への書き込みまたは消去が完了する
と書き込み/消去ビジー信号42が“0”となるから、
NANDゲート45の出力信号46は“1”となり、A
NDゲート77の出力72aが“1”となるので、監視
タイマ8へのクロックの供給が再開する。
【0037】この実施の形態2は、以上のように動作す
るから、フラッシュメモリ3への書き込み/消去中にク
ロックの供給が停止することにより監視タイマ8が自動
的にカウントを停止するとともに、書き込み/消去完了
後にはクロックの供給が再開することにより監視タイマ
8も自動的にカウントを再開する。
【0038】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、監視タイマ8のカウントが従来に比べて大幅に遅れ
るから、これに応じてCPU2が監視タイマ8をリセッ
トする回数を大幅に少なくすることができるので、フラ
ッシュメモリへの書き込み/消去時におけるソフトウエ
アの負荷を軽減することができる。
【0039】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3によるフラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュータ
を示すブロック構成図である。図において図1および図
2に示したものと同一あるいは相当する部分には同一符
号を付しその説明を省略する。
【0040】次に動作について説明する。フラッシュメ
モリ3への書き込み中または消去中、フラッシュ制御回
路4が出力するCPU書き替えモード指定信号41およ
び書き込み/消去ビジー信号42は共に“1”であるか
ら、NANDゲート45の出力信号46は“0”とな
る。この結果、ANDゲート76の出力71aおよびA
NDゲート77の出力72aは“0”に固定されるか
ら、CPU2および監視タイマ8へのクロックの供給は
停止する。フラッシュメモリ3への書き込みまたは消去
が完了すると書き込み/消去ビジー信号42が“0”と
なるから、NANDゲート45の出力信号46は“1”
となる。この結果、ANDゲート76の出力71aおよ
びANDゲート77の出力72aが“1”となるので、
CPU2および監視タイマ8へのクロックの供給が再開
する。
【0041】この実施の形態3によるフラッシュメモリ
内蔵マイクロコンピュータは、以上のように動作するか
ら、フラッシュメモリ3への書き込み/消去中にクロッ
クの供給が停止することによりCPU2の動作および監
視タイマ8のカウントが自動的に停止するとともに、書
き込み/消去完了後にはクロックの供給が再開すること
によりCPU2の動作および監視タイマ8のカウントが
自動的に再開する。
【0042】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、フラッシュメモリへの書き込み/消去の完了を検出
するためにポーリングを実行する必要がないから、その
ためのプログラムが不要になるとともに、書き込み/消
去完了割り込みも必要としないから、そのためのハード
ウエアや割り込み処理プログラムを必要としない。また
は、監視タイマ8のカウントが従来に比べて大幅に遅れ
るから、これに応じてCPU2が監視タイマ8をリセッ
トする回数を大幅に少なくすることができる。この結
果、フラッシュメモリへの書き込み/消去時におけるソ
フトウエアの負荷が軽減する。
【0043】実施の形態4.図4はこの発明の実施の形
態4によるフラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュータ
を示すブロック構成図である。図において図1に示した
ものと同一あるいは相当する部分には同一符号を付しそ
の説明を省略する。
【0044】43はフラッシュ制御回路4内に設けたフ
ラッシュ書き込み/消去実行部31が生成する消去エラ
ー信号であり、例えば所定時間内に消去が完了しない等
の消去時エラーが発生した場合にアクティブとなる信号
である。
【0045】12は消去エラー信号43によりセットさ
れ、かつ、CPU2からの読み出しによりリセットされ
る消去エラーフラグレジスタである。
【0046】図5は消去エラーフラグレジスタ12の詳
細を示す図であり、図において、51はCPU2が出力
するアドレス、52はCPU2が出力する読み出し信
号、53はCPU2が出力するアドレス51を解読する
アドレスデコード回路、55はアドレスデコード回路5
3が出力する読み出し信号54がアクティブからイナク
ティブになった直後に1ショットパルスを生成出力する
パルス発生回路、56,57はフリップフロップを構成
するNORゲート、58はインバータ、59はデータバ
ス5への出力バッファである。
【0047】次に動作について説明する。消去エラーフ
ラグレジスタ12のNORゲート56,57で構成する
フリップフロップは通常“1”を出力しており、インバ
ータ58の出力は“0”となっている。フラッシュメモ
リ3の消去時にエラーが発生し、フラッシュ制御回路4
が出力する消去エラー信号43が“1”となると、NO
Rゲート56,57で構成するフリップフロップは反転
し、インバータ58の出力は“1”となる。
【0048】また、CPU2が消去エラーフラグレジス
タ12の値を読み出すと、パルス発生回路55が出力す
る1ショットパルスがNORゲート56に入力するか
ら、フリップフロップは初期状態にリセットされ、イン
バータ58の出力は“0”となる。
【0049】CPU2は、消去コマンド発行後は、実施
の形態1と同様にクロックの供給が停止されて動作を止
めているが、正常終了であるか異常終了であるかに拘ら
ず消去が終了すると、クロックの供給が再開するから、
動作を再開する。CPU2は、動作再開後、消去エラー
フラグレジスタ12の値を読むことにより消去が正常に
終了したか異常終了であったかを知得することができる
から、以後の処理を適切に行うことができる。
【0050】以上の例では、フリップフロップのリセッ
ト条件としてCPU2による読み出しを用いたが、フラ
ッシュ制御回路4が出力する書き込み/消去ビジー信号
42の立ち上がりでリセットするようにしてもよい。す
なわち、図5中に破線で示すようにフラッシュ制御回路
4が出力する書き込み/消去ビジー信号42をパルス発
生回路55に入力して、書き込み/消去ビジー信号42
の立ち上がりで1ショットパルスを生成出力するように
する。
【0051】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、CPU2は、動作再開後、消去エラーフラグレジス
タ12の値を読むことにより消去が正常に終了したか異
常終了であったかを知得することができるから、消去時
間超過等の消去時エラーを検出することができる。した
がって、以後の処理を適切に行うことが可能になる。
【0052】実施の形態5.図6はこの発明の実施の形
態5によるフラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュータ
を示すブロック構成図である。図において図1に示した
ものと同一あるいは相当する部分には同一符号を付しそ
の説明を省略する。
【0053】62はCPU2が書き込みすることができ
るビジー信号出力許可ビット保持ラッチ(ビジー信号出
力許可ビット保持手段)、63はテスト端子兼用入出力
ポート64の入出力を制御するポート入出力制御回路、
64はテスト終了後は汎用入出力ポートとして機能する
テスト端子兼用入出力ポート、65はフラッシュ制御回
路4が出力するCPU書き替えモード指定信号41と、
ビジー信号出力許可ビット保持ラッチ62が保持してい
る値とのANDをとるANDゲートである。
【0054】次に動作について説明する。ポート入出力
制御回路63は、ANDゲート65の出力が“0”のと
きにはCPU2の制御下でテスト端子兼用入出力ポート
64とデータバス5との間で通常の入出力制御を行い、
ANDゲート65の出力が“1”のときにはフラッシュ
制御回路4が出力する書き込み/消去ビジー信号42を
テスト端子兼用入出力ポート64から外部に出力する。
【0055】ポート入出力制御回路63は以上のように
機能するから、マイクロコンピュータ本体1の出荷時に
ビジー信号出力許可ビット保持ラッチ62に“1”を設
定しておけば、テスタによりテスト端子兼用入出力ポー
ト64の状態を読むことによってフラッシュメモリ3の
制御状態を知ることができる。すなわち、テスト端子兼
用入出力ポート64が“1”のときには書き込み/消去
ビジー信号42がアクティブであるから、フラッシュメ
モリ3は書き込みまたは消去中であることが分かる。一
方、テスト端子兼用入出力ポート64が“0”のときに
は書き込み/消去ビジー信号42がイナクティブである
から、フラッシュメモリ3は書き込み中でも消去中でも
ないことが分かる。
【0056】このように、テスト端子兼用入出力ポート
64の状態を読むことによりフラッシュメモリ3の制御
状態が分かるから、これに合わせて入力データの供給や
出力データのチェックなどの動作タイミングをとること
が可能になる。
【0057】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、テスト端子兼用入出力ポート64の状態を読むこと
によりフラッシュメモリ3の制御状態が分かるから、フ
ラッシュメモリ3への書き込みまたは消去期間中はCP
U2が自動的に停止し、書き込み/消去終了後自動的に
CPU2が動作を再開しても、テスタとマイクロコンピ
ュータ本体1との同期をとることが可能になる。しか
も、テスト端子兼用入出力ポート64はテスタが利用し
た後は汎用入出力ポートとして機能するので、一般ユー
ザにとっては不要なテスト専用の端子を増設する必要が
ない。
【0058】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、CPUが発行するフラッシュメモリへの書き込み
/消去コマンドを実行してフラッシュメモリへの書き込
み/消去を行うフラッシュ制御回路が出力する信号に基
づいて、フラッシュメモリへの書き込み/消去期間中ク
ロック生成手段からCPUへのクロックの供給を停止す
るように構成したので、フラッシュメモリへの書き込み
/消去の完了を検出するためにポーリングを実行する必
要がなく、そのためのプログラムが不要になるととも
に、書き込み/消去完了割り込みも必要とせず、そのた
めのハードウエアや割り込み処理プログラムを必要とし
ないから、フラッシュメモリへの書き込み/消去時にお
けるソフトウエアの負荷が軽減する効果がある。
【0059】請求項2記載の発明によれば、CPUが発
行するフラッシュメモリへの書き込み/消去コマンドを
実行してフラッシュメモリへの書き込み/消去を行うフ
ラッシュ制御回路が出力する信号に基づいて、フラッシ
ュメモリへの書き込み/消去期間中クロック生成手段か
ら監視タイマへのクロックの供給を停止するように構成
したので、監視タイマのカウントが従来に比べて大幅に
遅れるから、これに応じてCPUが監視タイマをリセッ
トする回数を大幅に少なくすることができ、フラッシュ
メモリへの書き込み/消去時におけるソフトウエアの負
荷を軽減する効果がある。
【0060】請求項3記載の発明によれば、CPUが発
行するフラッシュメモリへの書き込み/消去コマンドを
実行してフラッシュメモリへの書き込み/消去を行うフ
ラッシュ制御回路が出力する信号に基づいて、フラッシ
ュメモリへの書き込み/消去期間中クロック生成手段か
らCPUへのクロックの供給およびクロック生成手段か
ら監視タイマへのクロックの供給を停止するように構成
したので、フラッシュメモリへの書き込み/消去の完了
を検出するためにポーリングを実行する必要がないか
ら、そのためのプログラムが不要になるとともに、書き
込み/消去完了割り込みも必要としないから、そのため
のハードウエアや割り込み処理プログラムを必要としな
い効果がある。また、監視タイマのカウントが従来に比
べて大幅に遅れるから、これに応じてCPUが監視タイ
マをリセットする回数を大幅に少なくすることができる
効果がある。これらの結果、フラッシュメモリへの書き
込み/消去時におけるソフトウエアの負荷が軽減する効
果がある。
【0061】請求項4記載の発明によれば、消去エラー
フラグレジスタを設け、フラッシュメモリの消去時にエ
ラーが生じた場合にフラッシュ制御回路が出力する消去
エラー信号によりセットするように構成したので、CP
Uは、動作再開後、消去エラーフラグレジスタの値を読
むことにより消去が正常に終了したか異常終了であった
かを知得することができるから、消去時エラーを検出す
ることができ、以後の処理を適切に行うことが可能にな
る効果がある。
【0062】請求項5記載の発明によれば、ビジー信号
出力許可ビット保持手段がフラッシュ制御回路の状態を
外部へ出力するか否かを決定するビットを保持し、ポー
ト入出力制御回路がビジー信号出力許可ビット保持手段
の状態に応じて、テスト端子兼用入出力ポートをテスト
端子と成すか汎用入出力ポートと成すかを制御するよう
に構成したので、テスト端子兼用入出力ポートの状態を
読むことによりフラッシュメモリの制御状態が分かるか
ら、書き込み/消去終了後自動的にCPUが動作を再開
しても、テスタとマイクロコンピュータ本体との同期を
とることが可能になる効果がある。しかも、テスト端子
兼用入出力ポートはテスタが利用した後は汎用入出力ポ
ートとして機能するから、一般ユーザにとっては不要な
テスト専用の端子を増設することなく、テスト端子兼用
入出力ポートを設けることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるフラッシュメ
モリ内蔵マイクロコンピュータを示すブロック構成図で
ある。
【図2】 この発明の実施の形態2によるフラッシュメ
モリ内蔵マイクロコンピュータを示すブロック構成図で
ある。
【図3】 この発明の実施の形態3によるフラッシュメ
モリ内蔵マイクロコンピュータを示すブロック構成図で
ある。
【図4】 この発明の実施の形態4によるフラッシュメ
モリ内蔵マイクロコンピュータを示すブロック構成図で
ある。
【図5】 消去エラーフラグレジスタの詳細を示す図で
ある。
【図6】 この発明の実施の形態5によるフラッシュメ
モリ内蔵マイクロコンピュータを示すブロック構成図で
ある。
【図7】 従来のCPU書き替え機能を有するフラッシ
ュメモリ内蔵マイクロコンピュータの一例を示すブロッ
ク構成図である。
【図8】 フラッシュ制御回路の詳細を示すブロック構
成図である。
【符号の説明】 2 CPU、3 フラッシュメモリ、4 フラッシュ制
御回路、7 クロック生成回路(クロック生成手段)、
8 監視タイマ、12 消去エラーフラグレジスタ、2
3 発振子(クロック生成手段)、62 ビジー信号出
力許可ビット保持ラッチ(ビジー信号出力許可ビット保
持手段)、76 ANDゲート(CPU用クロック制御
手段)、77 ANDゲート(監視タイマ用クロック制
御手段)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロックを生成するクロック生成手段
    と、このクロック生成手段が生成するクロックにより動
    作するCPUと、このCPUが発行する書き込みコマン
    ドまたは消去コマンドを実行してフラッシュメモリへの
    書き込みまたは消去を行うフラッシュ制御回路と、この
    フラッシュ制御回路が出力する信号に基づいて前記フラ
    ッシュメモリへの書き込み期間中または消去期間中、前
    記クロック生成手段から前記CPUへのクロックの供給
    を停止するCPU用クロック制御手段とを備えたフラッ
    シュメモリ内蔵マイクロコンピュータ。
  2. 【請求項2】 クロックを生成するクロック生成手段
    と、このクロック生成手段が生成するクロックにより動
    作するCPUと、このCPUが発行する書き込みコマン
    ドまたは消去コマンドを実行してフラッシュメモリへの
    書き込みまたは消去を行うフラッシュ制御回路と、前記
    クロック生成手段が生成するクロックにより動作し、割
    り込みを発生させて前記CPUの暴走を防止する監視タ
    イマと、前記フラッシュ制御回路が出力する信号に基づ
    いて前記フラッシュメモリへの書き込み期間中または消
    去期間中、前記クロック生成手段から前記監視タイマへ
    のクロックの供給を停止する監視タイマ用クロック制御
    手段とを備えたフラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュ
    ータ。
  3. 【請求項3】 クロックを生成するクロック生成手段
    と、このクロック生成手段が生成するクロックにより動
    作するCPUと、前記クロック生成手段が生成するクロ
    ックにより動作し、割り込みを発生させて前記CPUの
    暴走を防止する監視タイマと、前記CPUが発行する書
    き込みコマンドまたは消去コマンドを実行してフラッシ
    ュメモリへの書き込みまたは消去を行うフラッシュ制御
    回路と、前記フラッシュ制御回路が出力する信号に基づ
    いて前記フラッシュメモリへの書き込み期間中または消
    去期間中、前記クロック生成手段から前記CPUへのク
    ロックの供給を停止するCPU用クロック制御手段およ
    び前記クロック生成手段から前記監視タイマへのクロッ
    クの供給を停止する監視タイマ用クロック制御手段とを
    備えたフラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュータ。
  4. 【請求項4】 フラッシュメモリの消去時にエラーが生
    じた場合にフラッシュ制御回路が出力する消去エラー信
    号によりセットされる消去エラーフラグレジスタを設け
    たことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいず
    れか1項記載のフラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュ
    ータ。
  5. 【請求項5】 フラッシュ制御回路の状態を外部へ出力
    するか否かを決定するビットを保持するビジー信号出力
    許可ビット保持手段と、前記フラッシュ制御回路の状態
    を外部へ出力するテスト端子と汎用入出力ポートとを兼
    ねるテスト端子兼用入出力ポートと、このテスト端子兼
    用入出力ポートを、ビジー信号出力許可ビット保持手段
    に許可ビットが立っており、フラッシュ制御回路がCP
    U書き替えモード信号を出力しているときにテスト端子
    と成し、それ以外のときには汎用入出力ポートと成すよ
    うに制御するポート入出力制御回路とを備えたことを特
    徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記
    載のフラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュータ。
JP8337345A 1996-12-17 1996-12-17 フラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュータ Pending JPH10177563A (ja)

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