JP2003141994A - チップ管の封着方法およびそれに使用する排気ヘッド - Google Patents
チップ管の封着方法およびそれに使用する排気ヘッドInfo
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- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B23/00—Re-forming shaped glass
- C03B23/20—Uniting glass pieces by fusing without substantial reshaping
- C03B23/207—Uniting glass rods, glass tubes, or hollow glassware
- C03B23/213—Joining projections or feet
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- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
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- C03B23/13—Reshaping combined with uniting or heat sealing, e.g. for making vacuum bottles
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- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
- Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
Abstract
ない方向からの力が作用するのを防止し、チップ管の損
傷防止および封着処理の確実な遂行を可能としたチップ
管の封着方法およびそれに使用する排気ヘッドを提供す
る。 【解決手段】 ガラスパネル14の通気孔部に封着され
るチップ管12を保持する排気ヘッド1Aにおいて、真
空排気可能に設けられたチップ管装入空間16と、この
チップ管装入空間16内にてチップ管12の外周部を気
密に保持する環状シール部17とを有するとともに、ば
ね22により支持され、かつ滑りガイド2Aにより上下
方向にのみ変位可能に形成されている。
Description
レイパネル或いは断熱ガラスパネル等の製造工程におけ
るガラスパネルへのチップ管の封着方法およびそれに使
用する排気ヘッドに関するものである。
製造工程には、ガラスパネルを構成する一対のガラスパ
ネル部材の通気孔部にチップ管を封着する工程がある。
このチップ管の封着処理は、従来、図9に示すように、
ガラス製チップ管12の一方の開口端部を排気ヘッド1
1に気密に保持する一方、他方の開口端部13をガラス
パネル14の通気孔部15に略同心円状に位置させ、ク
リップ32によりガラスパネル部材29とガラス製チッ
プ管12を一体的に固定した状態で炉内に装入して行わ
れていた。
部に形成されたチップ管装入空間16と、このチップ管
装入空間16内に設けた弾性部材からなる中空の環状シ
ール部17と、この環状シール部17の周囲に配設され
た環状水冷ジャケット18と、これらを上下から挟持す
る上部端面部材19と下部端面部材21とを備え、排気
ヘッド11自体は、上部端面部材19の下方に設けられ
たばね22を介して固定架台23に支持されている。な
お、24は排気管、26は冷却水供給管、また27は冷
却水排出管である。
状の開口端部13を有し、チップ管12の一定径の下部
は、上部端面部材19の装入口28から環状シール部1
7を貫いてチップ管装入空間16内の所定位置に配置さ
れる。この状態下、圧縮空気流出入管25から供給され
た圧縮空気により膨張した環状シール部17によりチッ
プ管12の外周部は気密に保持される。
材29からなり、下部に通気孔部15を有している。こ
の通気孔部15には融着用ガラスペースト(フリットシ
ール)31を介して略同心のチップ管12の開口端部1
3が当接している。そして、下片の端部に切欠き部が形
成されたクリップ32によりガラスパネル14とチップ
管12とが一体的に固定されている。なお、ガラスパネ
ル14は固定架台23と一定の位置関係を保つ基台5の
パネル支持部材5A上に載置されている。この固定架台
23および前記基台15は、例えば、排気カート上に設
けられている。そして、この状態で、排気ヘッド11に
保持されたチップ管12とともにガラスパネル14が炉
内に装入され、加熱されることによりチップ管12とガ
ラスパネル14の封着が行われる。
2とガラスパネル14との封着方法において、搬送、加
熱、封着処理等の間、これらの各部が相対的に一定の位
置関係を保つことが望ましいが、振動や衝撃により、或
いは熱膨張や収縮の差等によって排気ヘッド11とガラ
スパネル14との間に相対的位置ずれを起こす場合があ
る。この場合、例えば、環状シール部17からチップ管
12に作用する力が過大であると、この力がガラスパネ
ル14とチップ管12とを一体的に固定する力に打ち勝
ち、チップ管12が傾斜してクリップ32に当ることで
破損したり、或いはガラスペースト31がガラスパネル
14の下面から離れて封着処理が不可能となる等の問題
が生じる。
との間に水平方向での相対的位置ずれが発生した場合、
排気ヘッド14が平行移動せず、傾斜することがある。
この場合、チップ管12に回転を生じさせる好ましくな
い力が作用し、チップ管12に過大な曲げモーメントが
作用して、チップ管12が傾斜し、チップ管12の破損
や、封着処理が不可能になるという事態を招来する等の
問題がある。
部材21の下方に設けられたばね22を介して固定架台
23に支持された形式の排気ヘッド11が公知である
が、この場合も前記同様の問題が生じる。本発明は、斯
る従来の問題をなくすことを課題としてなされたもの
で、ガラスパネルに封着されるチップ管に意図しない方
向から力が作用するのを防止し、チップ管の損傷防止お
よび封着処理の確実な遂行を可能としたチップ管の封着
方法およびそれに使用する排気ヘッドを提供しようとす
るものである。
に、第一発明は、排気ヘッドに保持されたチップ管をガ
ラスパネルの通気孔部に封着するチップ管の封着方法に
おいて、前記チップ管の融着側の開口端部を上方に向け
て前記チップ管をばねにより支持された前記排気ヘッド
に保持させ、前記ガラスパネルの下面の通気孔部に前記
開口端部を前記ばねの反力により押圧状態とし、この状
態で封着処理する構成とした。
着されるチップ管を保持する排気ヘッドにおいて、真空
排気可能に設けられた空間部と、この空管部内にてチッ
プ管の外周を気密に保持する環状シール部とを有すると
ともに、ばねにより支持され、かつ上下方向にのみ変位
可能に形成された構成とした。
したがって説明する。図1および2は、本発明に係るチ
ップ管12の封着方法に使用した排気ヘッド1Aおよび
その周辺部を示し、図9に示す構造の各部と互いに共通
する部分については、同一番号を付して説明を省略す
る。この図1および2に示す構造では、固定架台23と
下部端面部材21との間に滑りガイド2Aが介設されて
いる。この滑りガイド2Aは、筒状体3とこの筒状体3
内に摺動可能に嵌挿されたロッド部材4とからなり、筒
状体3は固定架台23の下面に固定され、ロッド部材4
は下部端面部材21に立設されている。そして、この滑
りガイド2Aにより固定架台23に対して、排気ヘッド
1Aは相対的に横方向の移動は規制され、上下方向にの
み移動可能となっている。
手順について図3〜6を参照して説明する。まず、排気
ヘッド1Aが準備されると、図3に示すように、融着側
の開口端部13にガラスペースト31が配置されたチッ
プ管12をチップ管装入空間16の真上に位置させた
後、図4に示すように、装入口28からチップ管12の
下部をチップ管装入空間16内に装入し、環状シール部
17内に圧縮空気を送り込み、環状シール部17により
チップ管12の外周部を気密に保持する。この場合、チ
ップ管12の融着側である上部の開口端部13の上面
は、前述した排気カート上の基台5上に載置されたとき
のガラスパネル14の下面よりも若干量だけ高く、例え
ば1〜3mm上方に位置させる。
の開口端部13と通気孔部15とを略同心とし、この状
態を保ちつつ、図6に示すように、前記基台5上にガラ
スパネル14を載置する。この結果、チップ管12はガ
ラスパネル14の自重により押し下げられ、前記若干量
(例:1〜3mm)だけ下降すると同時に、開口端部13
はばね22の反力によりガラスペースト31を介して通
気孔部15に押圧された状態となる。この場合、滑りガ
イド2Aによりチップ管12は横方向の力を受けること
なく、上下方向にのみ変位可能となっている。
にガラスパネル14は炉内に装入され、所定のヒートカ
ーブに基づき加熱されてチップ管12とガラスパネル1
4との封着処理が行われる。前述した開口端部13の通
気孔部15の箇所への押圧により、ガラスペースト31
とガラスパネル14との間の摩擦力はガラスパネル14
と基台5との間の摩擦力よりも大きくなっているため、
この封着工程において、加熱されるガラスパネル14は
開口端部13が押圧された通気孔部15を基点として膨
張するようになり、開口端部13と通気孔部15との間
での位置ずれは生じない。また、この封着処理工程にお
いて、ガラスパネル14に反りが生じたとしても、チッ
プ管12はばね22により上向きに付勢されているた
め、ガラスパネル14とガラスペースト31との間に隙
間が生じることもない。
2を保持する別の方法を適用した排気ヘッド1Bおよび
その周辺部を示し、図1および2に示す構造の各部と互
いに共通する部分については、同一番号を付して説明を
省略する。この排気ヘッド1Bでは、固定架台23の下
面に取付けられた滑りガイド2Bが、水冷ジャケット1
8の周囲における3以上の箇所、例えば4ヵ所に近接配
置されている。そして、この滑りガイド2Bにより、排
気ヘッド1Bの横方向の移動を規制し、上下方向の変位
のみを許容し、前記同様の作用を生じるようになってい
る。
明によれば、ガラスパネルの通気孔部に封着されるチッ
プ管を、その融着側の開口端部を上方に向けて排気ヘッ
ドに保持させ、前記ガラスパネルの下面の通気孔部に前
記開口端部を押圧状態とし、この状態で封着処理する。
即ち、クリップでガラスパネルとチップ管とを一体固定
することなく封着処理するため、チップ管とともにガラ
スパネルを炉内に装入する際の衝撃や振動に伴い、或い
は封着、真空排気処理時における各部の熱膨張や収縮の
差から生じる熱変形に伴いチップ管に過大な力、特に側
方からチップ管を回転させようとする力が作用するのを
回避でき、さらに、クリップによる傷の発生、チップ管
の損傷を防止できるとともに、封着処理の準備作業が簡
素化され、その信頼性も向上する等の効果を奏する。
封着されるチップ管を保持する排気ヘッドをばねにより
支持するとともに、上下方向にのみ変位可能に形成され
ている。このため、ガラスパネルに向けて押圧され、封
着されるチップ管が垂直に保たれ、チップ管にこの垂直
な方向以外の意図しない方向の力が作用せず、チップ管
の押圧状態の維持が容易になるという効果を奏する。
した排気ヘッドおよびその周辺部を示す断面図である。
略II−II線断面図である。
る作業手順を示す図である。
る作業手順を示す図である。
る作業手順を示す図である。
る作業手順を示す図である。
した別の排気ヘッドおよびその周辺部を示す断面図であ
る。
略VIII−VIII線断面図である。
気ヘッドおよびその周辺部を示す断面図である。
別の排気ヘッドおよびその周辺部を示す断面図である。
ト
Claims (2)
- 【請求項1】 排気ヘッドに保持されたチップ管をガラ
スパネルの通気孔部に封着するチップ管の封着方法にお
いて、前記チップ管の融着側の開口端部を上方に向けて
前記チップ管をばねにより支持された前記排気ヘッドに
保持させ、前記ガラスパネルの下面の通気孔部に前記開
口端部を前記ばねの反力により押圧状態とし、この状態
で封着処理することを特徴とするチップ管の封着方法。 - 【請求項2】 ガラスパネルの通気孔部に封着されるチ
ップ管を保持する排気ヘッドにおいて、真空排気可能に
設けられた空間部と、この空管部内にてチップ管の外周
を気密に保持する環状シール部とを有するとともに、ば
ねにより支持され、かつ上下方向にのみ変位可能に形成
されたことを特徴とするチップ管の封着に使用する排気
ヘッド。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001334723A JP3670997B2 (ja) | 2001-10-31 | 2001-10-31 | チップ管の封着方法およびそれに使用する排気ヘッド |
TW92108255A TWI280602B (en) | 2001-10-31 | 2003-04-10 | Method of sealing chip tube and exhaust head used therefor |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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---|---|
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TW (1) | TWI280602B (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007043159A1 (ja) * | 2005-10-07 | 2007-04-19 | Chugai Ro Co., Ltd. | プラズマディスプレイパネル等のパネル製造システム |
JP2009193850A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Chugai Ro Co Ltd | 排気ヘッドおよび真空排気装置 |
JP2009205836A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-10 | Chugai Ro Co Ltd | 真空排気ヘッド |
TWI391979B (zh) * | 2005-10-07 | 2013-04-01 | Chugai Ro Kogyo Kaisha Ltd | 電漿顯示面板等之面板製造系統 |
-
2001
- 2001-10-31 JP JP2001334723A patent/JP3670997B2/ja not_active Expired - Fee Related
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2003
- 2003-04-10 TW TW92108255A patent/TWI280602B/zh not_active IP Right Cessation
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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---|---|
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TWI280602B (en) | 2007-05-01 |
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