JP2003139207A - 無段変速機用プーリ幅調節装置 - Google Patents

無段変速機用プーリ幅調節装置

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JP2003139207A JP2001338129A JP2001338129A JP2003139207A JP 2003139207 A JP2003139207 A JP 2003139207A JP 2001338129 A JP2001338129 A JP 2001338129A JP 2001338129 A JP2001338129 A JP 2001338129A JP 2003139207 A JP2003139207 A JP 2003139207A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】可動プーリディスクを動作させるボールねじ機
構のねじ筒を簡単な構造で容易に能率よく変速機ケース
に固定することができる無段変速機用プーリ幅調節装置
を提供する。 【解決手段】可動プーリディスク2を軸方向に動作させ
るボールねじ機構15のねじ筒16の周壁に、その一端
面から他端面に亘って貫通するストッパピン33を挿入
し、このストッパピン33の一端側の端部を変速機ケー
ス6の切欠部13に係合させてねじ筒16の回り止めを
図り、ストッパピン33の他端側の端部を、ナット17
と一体的に動作するストッパ突起31との当接でそのナ
ット17の回転範囲を規制してボールねじ機構15の過
剰な締め込みを防止する防止手段として機能させる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、自動車や産業機
械等に使用されるベルト式の無段変速機におけるプーリ
幅調節装置に関する。 【0002】 【従来の技術】自動車や産業機械等に用いられるベルト
式の無段変速機は、駆動側の回転軸に設けられたプーリ
(プライマリプーリ)および従動側の回転軸に設けられ
たプーリ(セカンダリプーリ)との間に無端ベルトを掛
け渡してなる。 【0003】前記各プーリは、回転軸に互いに対向して
設けられた固定プーリディスクと可動プーリディスクと
からなる。固定プーリディスクは回転軸に一体的に設け
られ、可動プーリディスクは回転軸に対して回転不能で
かつ軸方向に移動自在に取り付けられている。そして可
動プーリディスクがアクチュエータにより操作されて回
転軸の軸方向に移動し、この移動で固定プーリディスク
と可動プーリディスクとの間のプーリ幅が変化する。 【0004】駆動側と従動側の回転軸の回転速度の変速
比を変える場合には、プライマリプーリおよびセカンダ
リプーリのプーリ幅を互いに同期して逆方向に変化させ
る。例えば、増速側に変化させる場合には、プライマリ
プーリのプーリ幅を狭くすると共にセカンダリプーリの
プーリ幅を広くし、前記無端ベルトをプライマリプーリ
の外径側に移動させると共にセカンダリプーリの内径側
に移動させる。 【0005】可動プーリディスクを回転軸の軸方向に移
動させるアクチュエータとしては一般にボールねじ機構
が用いられている。このボールねじ機構は、回転軸の外
周に同心的に設けられたねじ筒と、このねじ筒の外周に
複数のボールを介して螺合するナットとを備え、ねじ筒
が被取付部としての変速機ケースに対して固定され、ナ
ットが可動プーリディスクに回転自在でかつ可動プーリ
ディスクと一体に回転軸の軸方向に移動可能に支持され
ている。 【0006】そしてナットがモータ等の駆動源により駆
動されて回転することにより、このナットが可動プーリ
ディスクと一体的に回転軸の軸方向に移動し、この移動
により可動プーリディスクと固定プーリディスクとの間
のプーリ幅が変化する。 【0007】ねじ筒は回転軸の外周に軸受を介して同心
的に配置され、その軸受と共にねじ軸の端部が変速機ケ
ースに形成された嵌合凹部内に圧入され、この圧入によ
りねじ筒が変速機ケースに固定され、このねじ筒の内側
の回転軸が前記軸受を介して回転するようになってい
る。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ねじ筒
の端部を被取付部としての変速機ケースに形成された嵌
合凹部内に圧入して固定する構造であると、ねじ筒の端
部にその圧入用の嵌合代を形成しなければならないた
め、ねじ筒が複雑かつ大型となって製造コストが嵩み、
また組立時にねじ筒の端部を軸受に組み合わせ、この組
み合わせ状態でねじ筒を軸受と共に被取付部の嵌合凹部
内に圧入しなければならないから、作業が面倒で組立能
率が低下する難点がある。 【0009】この発明はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、ねじ筒を簡単な構
造で容易に能率よく被取付部に固定することができる無
段変速機用プーリ幅調節装置を提供することにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】この発明はこのような目
的を達成するために、被取付部に軸受を介して回転自在
に設けられた回転軸と、この回転軸に一体的に設けられ
た固定プーリディスクおよびこの固定プーリディスクに
対向して回転軸に回転不能でかつ軸方向に移動自在に取
り付けられた可動プーリディスクとを備え、前記回転軸
の外周には、ねじ筒と、このねじ筒の外周に複数のボー
ルを介して螺合するナットとからなるボールねじ機構が
設けられ、このボールねじ機構のナットがねじ筒に対し
て回転することによりねじ筒の軸方向に移動し、この移
動により前記可動プーリディスクを軸方向に動作させて
固定プーリディスクと可動プーリディスクとの間のプー
リ幅を変化させる無段変速機用プーリ幅調節装置におい
て、前記ねじ筒の周壁には、その一端面から他端面に亘
って貫通するストッパピンを挿入し、このストッパピン
のねじ筒の一端側の端面から突出する端部を前記被取付
部に係合させてねじ筒の回り止め手段として機能させ、
ねじ筒の他端側の端面から突出する端部を、前記ナット
と一体的に動作するストッパ突起との当接でそのナット
の回転範囲を規制してボールねじ機構の過剰な締め込み
を防止する締め込み防止手段として機能させるようにし
たものである。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて図面を参照して説明する。 【0012】図1には、固定プーリディスク1と可動プ
ーリディスク2とで構成されたベルト式無段変速機のプ
ーリ3を示してあり、このプーリ3に無端ベルト4が掛
け渡されている。 【0013】プーリ3は回転軸5を有し、この回転軸5
の両端部が被取付部としての変速機ケース6に軸受7,
8を介して回転自在に支持されている。 【0014】固定プーリディスク1は回転軸5に一体的
に設けられ、可動プーリディスク2は固定プーリディス
ク1と対向して回転軸5の外周に回転不能でかつ軸方向
に移動自在に設けられている。 【0015】すなわち、可動プーリディスク2は中心部
に嵌合口9を有し、この嵌合口9が回転軸5に摺動自在
に嵌合し、この嵌合口9の周面の一部にその軸方向に沿
って延びるキー溝10が形成され、また回転軸5の周面
にその軸方向に沿って延びるキー11が取り付けられ、
このキー11が前記キー溝10にスライド自在に嵌合
し、これにより可動プーリディスク2が回転軸5の軸方
向に移動自在でかつ回転軸5に対する相対回転が不能な
状態に支持されている。 【0016】回転軸5を支持した軸受7,8は変速機ケ
ース6に形成された嵌合凹部6a,6b内に嵌合固定さ
れている。変速機ケース6に形成された一方の嵌合凹部
6aは図2に示すように円環状に突出する突部12の内
側の空間により構成され、その突部12の周方向の一部
には切欠部13が形成されている。 【0017】可動プーリディスク2と変速機ケース6と
の間には、可動プーリディスク2を軸方向に移動させる
アクチュエータとしてのボールねじ機構15が設けられ
ている。このボールねじ機構15は、ねじ筒16とナッ
ト17と複数の転動体としてのボール18とを備え、ね
じ筒16は回転軸5の外周に同心的に配置され、その一
端部が前記軸受7に嵌合されている。 【0018】ナット17はねじ筒16の外周に同心的に
配置され、このナット17の内周面および前記ねじ筒1
6の外周面にそれぞれ螺旋状のボールねじ溝16a,1
7aが形成され、これらボールねじ溝16a,17a間
に複数のボール18がその溝方向に沿って配列するよう
に転動自在に装填されている。そしてナット17の回転
に応じて各ボール18がボールねじ溝16a,17aに
沿って転動すると共にナット17がねじ筒16の軸方向
に移動するようになっている。 【0019】ねじ筒16のボールねじ溝16aは複数ピ
ッチ分の螺旋長さに形成されているのに対し、ナット1
7のボールねじ溝17aは1ピッチ分の螺旋長さに形成
されている。そしてナット17の周面の一部に、ナット
17の1ピッチ分のボールねじ溝17aに沿って転動す
るボール18をその転動に応じて前記ボールねじ溝17
aの一方の端部から他方の端部に戻して無限循環させる
こま部材20が設けられている。 【0020】このこま部材20は、樹脂射出成形品また
は焼結金属からなり、内側の周縁部にはフランジ20a
が一体に形成されている。そしてナット17の周面の一
部にこま部材20に対応する嵌合口21が形成され、こ
の嵌合口21内にナット17の内側から前記フランジ2
0aがナット17の内周面に当接するようにこま部材2
0が嵌合され、ナット17に固定されている。 【0021】すなわちこのボールねじ機構15は1条1
列のこま式ボールねじ構造となっており、これにより軸
方向寸法をコンパクトにすることができると共に、ねじ
筒16とナット17との間に若干の傾きを許容できるよ
うになることからプーリ3に生じるモーメント荷重に対
して有利となっている。 【0022】ボールねじ機構15のナット17は軸受2
5および軸受ホルダ26を介して可動プーリディスク2
に連結されている。すなわち、可動プーリディスク2は
背面側の中央部にボス部2aを有し、このボス部2aの
外周に軸受25が設けられている。 【0023】軸受25は内輪25aおよび外輪25b
と、これら内外輪25a,25b間に転動自在に装填さ
れた複数のボール25cとからなり、内輪25aが可動
プーリディスク2のボス部2aの外周に嵌着固定されて
いる。 【0024】そして軸受25の外輪25bの外周面とナ
ット17の一端側端部の内周面との間に筒状の軸受ホル
ダ26が嵌入されている。この軸受ホルダ26の外周部
には、互いに反対側に位置して一対の突部28が一体に
形成され、またナット17の一端側の端面には前記突部
28に対応する凹部29が形成され、これら凹部29に
前記突部28が嵌合し、これによりナット17に対する
軸受ホルダ26の回り止めが図られ、ナット17と軸受
ホルダ26とが一体的に回転するようになっている。 【0025】ナット17および軸受ホルダ26は、軸受
25を介して可動プーリディスク2に対して回転自在
で、かつ可動プーリディスク2と一体的にその軸方向に
移動可能に支持されている。 【0026】軸受ホルダ26の内周部にはその内側に突
出する環状の鍔30が一体に形成され、この鍔30の一
方側の側面が軸受25の外輪25bの端面に接触し、ま
たこの鍔30の他方側の側面の一部にねじ筒16の内側
に向かって延びるストッパ突起31が一体に形成されて
いる。 【0027】ねじ筒16の周壁の一部には、その一方の
端面から他方の端面に向かって貫通する挿入孔32が形
成され、この挿入孔32内にストッパピン33が挿入さ
れている。このストッパピン33は、例えば金属のパイ
プで、かつその周面に軸方向に沿うスリットが形成され
たいわゆるスプリングピンであり、その直径をすぼめて
挿入孔32内に挿入して解放することにより、周面が挿
入孔32に圧着するものである。 【0028】ストッパピン33は、その両端部がねじ筒
16の両端面側に突出するように挿入孔32内に挿入さ
れている。ねじ筒16の一方の端面から突出したストッ
パピン33の一端側の端部は、図2に示すように変速機
ケース6に形成された前記切欠部13内に挿入されてい
る。 【0029】そしてこのストッパピン33の端部が切欠
部13内に介在することにより、ねじ筒16が変速機ケ
ース6に係合してその回り止めが図られ、これによりね
じ筒16に対して独立してその内側の回転軸5が回転し
得るようになっている。 【0030】ねじ筒16の内側には突部34が形成さ
れ、ねじ筒16の他方の端面から突出したストッパピン
33の他端側の端部がその突部34に当接し、これによ
りストッパピン33の軸方向の移動が規制されている。 【0031】ねじ筒16の他方側の端面に突出したスト
ッパピン33の端部は、軸受ホルダ26に形成されたス
トッパ突起31に対応する位置に配置していて、ねじ筒
16の外周側のナット17が回転しながら固定プーリデ
ィスク1に対して離間する方向に一定以上移動したとき
に前記ストッパ突起31がストッパピン33の端部に当
接してその回転が規制され、ナット17のいわゆる過剰
な締め込みが防止されるようになっている。 【0032】ナット17の中間部の外周部には平歯車状
の駆動ギア36が一体的に設けられ、この駆動ギア36
によりモータ等の駆動源の動力がナット17に伝達さ
れ、ナット17が正逆方向に回転駆動されるようになっ
ている。 【0033】前記ストッパピン33は、プーリ3を変速
機ケース6に取り付ける前にねじ筒16の挿入孔32内
に固定プーリディスク1の反対側の方向から突部34に
当たるまで挿入し、この状態でプーリ3を変速機ケース
6に取り付け、この取り付け時にストッパピン33の一
端側の端部を変速機ケース6の切欠部13内に挿入す
る。これによりストッパピン33が位置決めされ、また
軸方向の動きが突部34と切欠部13とにより規制さ
れ、抜け止めが図られる。 【0034】次に、変速時の動作について説明する。図
1は固定プーリディスク1と可動プーリディスク2との
間隔幅つまりプーリ幅が最も拡がってストッパ突起31
がストッパピン33に当接している状態を示してある。 【0035】この状態から、ナット17が駆動源により
駆動されて順方向に回転すると、この回転に応じてナッ
ト17のねじ溝17aとねじ筒16のねじ溝16aとの
間のボール18を介してナット17が固定プーリディス
ク1に接近する方向に移動すると共に、このナット17
に押圧されてナット17と一体的に可動プーリディスク
2が回転軸5の軸方向に沿って移動し、固定プーリディ
スク1と可動プーリディスク2との間のプーリ幅が狭ま
る。 【0036】また、ナット17が逆方向に回転したとき
には、ナット17のねじ溝17aとねじ筒16のねじ溝
16aとの間のボール18を介してナット17が固定プ
ーリディスク1から離間する方向に移動する。そしてこ
のナット17の移動に応じて無端ベルト4による押圧力
で可動プーリディスク2がナット17と共に回転軸5の
軸方向に沿って移動し、固定プーリディスク1と可動プ
ーリディスク2との間のプーリ幅が拡がる。 【0037】ナット17が固定プーリディスク1から離
間する方向に一定以上移動したときには、ストッパ突起
31がストッパピン33に当接し、この当接でナット1
7の回転動作が規制され、ボールねじ機構15の過剰な
締め付けが防止される。 【0038】このようにプーリ幅が変化することによ
り、無端ベルト4がプーリ3の内径側と外径側との間で
変位し、これにより無端ベルト4により伝達される駆動
側の回転軸と従動側の回転軸との回転速度の変速比が無
段階に変化する。 【0039】ボールねじ機構15のねじ筒16は、スト
ッパピン33の端部を変速機ケース6に形成された切欠
部13内に挿入して係合させことによりその回り止めが
図られ、変速機ケース6に固定されている。したがって
従来のように、ねじ筒16の端部に圧入用の嵌合代を形
成するような必要がなく、このためねじ筒16が簡単か
つ小型な構成で安価となり、また組立時にねじ筒16の
端部を軸受8に組み合わせながら変速機ケース6の凹部
に圧入するような面倒で手間のかかる作業が不要で、単
にストッパピン33の端部を変速機ケース6の切欠部1
3内に挿入するだけでねじ筒16を変速機ケース6に固
定でき、このため容易で能率的な組立を達成することが
できる。 【0040】そしてストッパピン33は、ねじ筒16の
回り止めを図る機能と併せて、ナット17と一体的に動
作するストッパ突起31と当接してボールねじ機構15
の過剰な締め込みを防止する機能を果たし、すなわち単
一のストッパピン33がねじ筒16の回り止め用部材と
ボールねじ機構15の締め込み防止用部材とを兼ね、し
たがって部品点数が減少し、コストが低減する利点があ
る。 【0041】なお、前記実施形態においては、ナット1
7と軸受ホルダ26とを別部品として構成したが、ナッ
ト17と軸受ホルダ26とが一体に構成されている場合
であっても何ら差し支えない。 【0042】 【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
ボールねじ機構の締め込み防止手段として機能するスト
ッパピンを被取付部に係合させるという簡単な構造でボ
ールねじ機構のねじ筒を容易に能率よく被取付部に固定
することができ、したがってコストを軽減し、かつ能率
的な組立を達成することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の一実施形態に係る無段変速機用プー
リ幅調節装置を示す断面図。 【図2】その無段変速機用プーリ幅調節装置の要部を示
す断面図。 【符号の説明】 1…固定プーリディスク 2…可動プーリディスク 3…プーリ 4…無端ベルト 5…回転軸 6…変速機ケース(被取付部) 7,8…軸受 12…突部 13…切欠部 15…ボールねじ機構 16…ねじ筒 17…ナット 18…ボール 26…軸受ホルダ 31…ストッパ突起 32…挿入孔 33…ストッパピン 34…突部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】被取付部に軸受を介して回転自在に設けら
    れた回転軸と、この回転軸に一体的に設けられた固定プ
    ーリディスクおよびこの固定プーリディスクに対向して
    回転軸に回転不能でかつ軸方向に移動自在に取り付けら
    れた可動プーリディスクとを備え、前記回転軸の外周に
    は、ねじ筒と、このねじ筒の外周に複数のボールを介し
    て螺合するナットとからなるボールねじ機構が設けら
    れ、このボールねじ機構のナットがねじ筒に対して回転
    することによりねじ筒の軸方向に移動し、この移動によ
    り前記可動プーリディスクを軸方向に動作させて固定プ
    ーリディスクと可動プーリディスクとの間のプーリ幅を
    変化させる無段変速機用プーリ幅調節装置において、 前記ねじ筒の周壁には、その一端面から他端面に亘って
    貫通するストッパピンが挿入され、このストッパピンの
    ねじ筒の一端側の端面から突出する端部が前記被取付部
    に係合してねじ筒の回り止め手段として機能し、ねじ筒
    の他端側の端面から突出する端部が、前記ナットと一体
    的に動作するストッパ突起との当接でそのナットの回転
    範囲を規制してボールねじ機構の過剰な締め込みを防止
    する締め込み防止手段として機能することを特徴とする
    無段変速機用プーリ幅調節装置。
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