JPS639547A

JPS639547A - インク供給装置

Info

Publication number: JPS639547A
Application number: JP15393586A
Authority: JP
Inventors: Isao Tsukada; 塚田　功; Yasuhide Saito; 斉藤　安秀
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1986-06-30
Filing date: 1986-06-30
Publication date: 1988-01-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、インク供給装置に関し、詳しくは記録剤にイ
ンクを用いるインクジェットプリンタに適用して好適な
インク供給装置に関する。

［従来の技術］従来のインクジェットプリンタとしては、記録媒体に対
してインクを吐出するヘッドと、そのヘッドに対するイ
ンク供給源としてのインク供給装置とを離隔した位置に
別体に具え、それらの間を供給管等の連通部材を含むイ
ンク供給系を介して結合したものがある。

しかしながら、このようなインクジェットプリンタでは
、一般に長い供給管を必要とするので、配管時に煩雑さ
が生じるのみならずインクの蒸着、空気の混入を生じ易
いという問題があった。

これに対して、本願人は特願昭８０−９１２３６号にお
いてヘッドをインク供給源とを一体の部材として形成し
た形態のインクシェツトプリンタを開示している。この
特願昭６０−９１２３６号では、インク蒸発、空気混入
といった上述の如き問題点を排除できるのみならず、配
管を要さないことからヘッドならびにインク供給源を含
むインク供給系の取扱いが容易となるという利点がある
反面、インク消費が進み、インク供給源内のインク残量
が小ないしは残量が無しとなった場合、インク収容袋等
インク供給源を構成する部材に比して高価であるヘッド
も同時に交換されるので、コスト的に問題があった。

［発明が解決しようとする問題点］そこで、ヘッドに対してインク供給源を装着可能となし
、当該装着状態において一体の組立体が構成されるよう
にするとともに、インク消費時にはインク供給源のみを
交換できるようにすることが考えられる。しかしながら
、このような場合、ヘッドとインク供給源との接続に際
して装着の容易性、装着時ないしは交換時のインク漏洩
の防止、装着蒸着における確実なインク連通等が確保さ
れるようにしなければならない。これらは、インク供給
源とヘッドとを離隔した位置に別体に設けたプリンタに
おいて、インク供給系とインク供給源とを接続させる場
合にも確保する要のある諸点である。

本発明は、以上の問題点に鑑みて、ヘッドもしくはヘッ
ドに至るインク供給系への装着が容易で、かつ装着時な
いしは交換時のインク漏洩が生じず、しかも装着された
ときには確実なインクの連通状態を得ることのできるイ
ンク供給装置を提供することにある。

本発明の他の目的は、インクジェットプリンタのランニ
ングコストを低順なものとすることができるインク供給
装置を提供することにある。

［問題点を解決するための手段］かかる目的を達成するために、本発明では、インクを収
容する収容部材と、中空部材の貫通を受容して、収容さ
れた前記インクの連通を行わせるための封止膜部材と、
前記封止膜部材に復元力を与える弾性部材とを具備する
ものである。

［作　用］インク収容部材から中空部材を引き抜いた時、すなわち
インクタンクの交換時に、封止膜部材を元の形状に復帰
させ、これにより、インク収容部材からインクが漏出す
るのを防止する。

［実施例］以下、実施例に基づいて本発明の詳細な説明する。

第１図は、本発明を適用したインクジェッタ記録装置の
インク吐出部全体を示す外観図である。

本図中において、２は複数のインク吐出口４を含むヘッ
ドプレート、６はヘッドプレート２を載置する基板であ
る。８はヘッドプレート２等を含む印字ヘッド部全体で
あり、記録装置本体く図示せず）にボルトを用いて固着
する。

１２は交換用インクカートリッジ部であり、上述した印
字ヘッド部８に対して着脱自在な構成としである。この
カートリッジ部１２は、印字ヘッド部８に突設したイン
ク供給管２０（第２図において説明する）と嵌合するよ
う構成した接合カバ一部１４と、インク貯蔵用袋体１５
（破線で示す）を内蔵するタンク部１８とを含む。

第２図は、第１図に示したインク吐出部の分離状態を示
す図である。本図中の矢印が示す方向に交換用インクカ
ートリッジ部１２を挿入もしくは離脱させることにより
、カートリッジ部１２の交換を行うことができる。なお
、本図中に示す２０は上述したインク供給管であり、イ
ンク貯蔵用袋体１６に貯蔵されているインクをヘッドプ
レート２へ供給するための連通管として作用する。４０
はインク供給管受容部である。

第３図は未使用（装着前）インクカートリッジ部Ｉ２の
断面構成を示す図である。本図において３０はポリエチ
レンの薄膜、３２（斜線部）はアルミニウムの薄膜であ
り、これら両者は、一体として可とう堆積層封止膜３４
をなしている。この可とう堆積層膜３４はインク３６が
漏出するのを防ぐのみならず、大気中の気体がインク中
に混入するのを防止する封止膜としての機能を果たす。

すなわち、アルミニウム薄膜３２か有する気密性および
可どう性を生かしたまま、アルミニウム薄膜３２０強度
を補強し、且つ耐腐食性を増すために、ポリエチレンな
どの樹脂膜３０をコーティングしである。

３８は封止膜３４の方面に貼り付けられた弾性部材であ
り、封止膜３４を貫通したインク供給管２０が引き抜か
れ時、封止膜３４を元の形状に復帰させ、これにより、
インク３６が漏出するのを防止する。

第４図は、この弾性部材３８をインク貯蔵用袋体１６側
から見た形状を表している。すなわち、印字ヘッド部８
のインク供給管２０が弾性部材３８の中央部分（弾性部
材の無い空白部分）を貫通し、その後にインク供給管２
０が引き抜かれたときにも、４枚の弾性片３８Δ〜３８
Ｄの復元力により、破られた封止膜３４は元の形状に戻
り、インク３６の漏出を防止するものである。

また、第３図に示すように、インク貯蔵用袋体１６はバ
ックケース３５と接合部カバー１４との間に挟持されて
おり、当該袋体１６の内部を常時負圧に保持している。

更に、ポリエチレン薄膜３０と接合部カバー１４との接
合面は、接着剤あるいは溶着により密着不離の状態にあ
る。

第５図（Ａ）ないしくＣ）は、インクカートリッジ部工
２を印字ヘッド部８に装着したときの封止膜破膜状態を
示す断面図である。ここで、第５図（Ａ）はインク供給
管２０の先端部Ｔをインク供給管受容部４０に挿入した
直後の状態を表している。本図から明らかなように、こ
の状態では未だ積層封止膜３４および弾性部材３８にイ
ンク供給管２０が到達しておらず、インク３６は袋体１
６に内蔵されたままである。

その後、第５図ＣＢ）　に示すように、インクカートリ
ッジ部１２を押し進めていくに従ってインク供給管２０
の先端部Ｔが封止膜３４を貫通し、当該先端部Ｔに当節
した封止膜領域のみが破れる。かくしてインク３６はイ
ンク供給管２０を介してヘッドプレート２（第１図参照
）へ送られる。

第５図（Ｃ）は、インクカートリッジ部１２を印字ヘッ
ド部８から取りはずす（引き抜く）時、封止膜３４が元
に形状に復帰する状態を示している。すなわち、弾性部
材３８の復元力により封止膜３４を閉合わせ、インク３
６が漏出するのを妨げている。

第６図（Ａ）および（Ｂ）は、本発明の別実施例を示す
図である。本図に示すように、封止膜３４の直径より若
干大きな直径を有する弾性部材４８をインク供給管側（
すなわち印字ヘッド部側）に設け、且つ、弾性部材４８
を接合カバ一部１４の凹部に嵌合もしくは溶着させてい
る点が、これまで述べてきた実施例と異なる点である。

なお、封止膜３４の直径を弾性部材４８の直径より更に
大きくし、接合カバ一部１４に直接溶着ないし接着する
ことも可能である。

第７図（Ａ）および（Ｂ）は、その他の形状を有する弾
性部材の一例を示す図である。すなわち、図示した弾性
部材５８．６８を封止膜３４のいずれかの片面に粘着す
るか、あるいは、両者を近接して配置することにより、
封止膜３４に原状復帰力を与えることかできる。

なお、本実施例においてはインクカートリッジ部に設け
た封止膜としてアルミニウムとポリエチレンのラミネー
トを用いたが、かかる実施例に限定されることなく、破
膜が容易であって且つ所要部分のみの破膜が可能であり
、更に耐腐食性および気密性を保持し得る封止膜であれ
ば、如何なる材質をも選択し得ることは勿論である。

また上述した実施例では、ヘッドに直接結合する形態の
インク供給源に対して本発明を適用した場合について述
べたが、ヘッドに至る供給管等を含むインク供給系に対
して結合する形態のインク供給源を用いる場合にも、本
発明は極めて有効かつ容易に適用できるのは勿論である
。

［発明の効果コ以上説明したように、本発明によれば、ヘッドもしくは
ヘッドに至るインク供給系への装着が容易で、かつ、装
着時ないしは交換時のインク漏洩が生じず、しかも装着
されたときには確実なインク連通状態を確保できるイン
ク供給装置を実現できる。

また、本発明をヘットに直接結合される形態とした場合
には、ヘッドの交換を要さないので、インクジェットプ
リンタのランニングコストを低廉化できる効果が得られ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用したインクジェット記録装置のイ
ンク吐出郡全体を示す外観図、　　　　　゛第２図は第
１図に示したインク吐出部の分離状態を示す図、第３図は未使用インクカートリッジ部の断面構成を示す
図、第４図は弾性部材の詳細な構成を示す拡大図、第５図（Ａ）　ないし第５図（Ｃ）はインクカートリッ
ジ部を印字ヘッド部に装着したときの封止膜破膜状態を
示す断面図、第６図（Ａ）および（Ｂ）はその他の実施例を示す図、第７図（Ａ）および（Ｂ）はその他の形状を有する弾性
部材の一例を示す図である。２・・・ヘッドプレート、４・・・インク吐出口、６・・・基板、８・・・印字ヘッド部、１２・・・交換用インクカートリッジ部、１６・・・イ
ンク貯蔵用袋体、１８・・・タンク部、２０・・・インク供給管、３０・・・ポリエチレン膜、３２・・・アルミニウム膜、３４・・・封止膜、３５・・・バックケース、３８．４８，５８．６８・・・弾性部材、４０・・・イ
ンク供給管受容部。し１血の、磨ぎ；′内容にＳ′更なし）第１図第５　図（Ｂ）手続補正書（方式）昭和６１年１０月２２日

Claims

【特許請求の範囲】１）インクを収容する収容部材と、中空部材の貫通を受容して、収容された前記インクの連
通を行わせるための封止膜部材と、前記封止膜部材に復元力を与える弾性部材とを具備した
ことを特徴とするインク供給装置。２）前記封止膜部材に前記弾性部材を貼着し、あるいは
、前記封止膜部材と前記弾性部材とを近接配置したこと
を特徴とする特許請求の範囲第１項記載のインク供給装
置。