JPS634954A - インク供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （以　下　余　白） ３、発明の詳細な説明 ［産業上の利用分野］ 本発明は、インク供給装置に関し、詳しくは記録剤にイ
ンクを用いるインクジェットプリンタに適用して好適な
インク供給装置に関する。

［従来の技術］ 従来のインクジェットプリンタとしては、記録媒体に対
してインクを吐出するヘッドと、そのヘッドに対するイ
ンク供給源とを離隔した位置に別体に具え、それらの間
を供給管等の連通部材を含むインク供給系を介して結合
したものがある。

しかしながら、このようなインクジェットプリンタでは
、−般に長い供給管を必要とするので、配管時に煩雑さ
が生じるのみならずインクの蒸発、空気の混入を生じ易
いという問題があった。

これに対して、本願人は特願昭６０−９１２３６号にお
いてヘッドをインク供給源とを一体の部材として形成し
た形態のインクジェットプリンタを開示している。この
特願昭６０−９１２３６号では、インク蒸発、空気混入
といった上述の如き問題点を排除できるのみならず、配
管を要さないことからヘッドならびにインク供給源を含
むインク供給系の取扱いが容易となるという利点がある
反面、インク消費が進み、インク供給源内のインク残量
が小ないしは残量無しとなった場合、インク収容袋等イ
ンク供給源を構成する部材に比して高価であるヘッドも
同時に交換されるので、コスト的に問題があった。

［発明が解決しようとする問題点］ そこで、ヘッドに対してインク供給源を装着可能となし
、当該装着状態において一体の組立体が構成されるよう
にするとともに、インク消費時にはインク供給源のみを
交換できるようにすることが考えられる。しかしながら
、このような場合、ヘッドとインク供給源との接続に際
して装着の容易性、装着時ないしは交換時のインク漏洩
の防止、装着状態における確実なインク連通等が確保さ
れるようにしなければならない。これらは、インク供給
源とヘッドとを離隔した位置に別体に設けたプリンタに
おいて、インク供給系とインク供給源とを接続させる場
合にも確保する要のある諸点である。

本発明は、以上の問題点に鑑みて、ヘッドもしくはヘッ
ドに至るインク供給系への装着時ないしは交換時等にお
けるインク供給源の離脱時にインク漏洩が生じないイン
ク供給装置を提供することにある。

本発明の他の目的は、インクジェットプリンタのランニ
ングコストを低融なものとすることができるインク供給
装置を提供することにある。

［問題点を解決するための手段］ かかる目的を達成するために、本発明は、インクを収容
する収容部材内に侵入して前記収容されたインクを導く
ための中空部材を具え、該中空部材はその外表面が撥液
性の材料で構成されていることを特徴とする。

［作用］ すなわち、本発明によれば、中空部材を収容部材から離
脱させる際、侵入時において中空部材の周囲にあったイ
ンクが中空部材外表面によりはじかれて効果的に収容部
材内に取残されるので、中空部材外表面にインクが付着
することがなくなる。

［実施例］ 第１図は、本発明を適用したインクジェット記録装置の
インク吐出部全体を示す外観図である。

本図中において、２は複数のインク吐出口４を含むヘッ
ドプレート、６はヘッドプレート２を載置する基板であ
る。８はヘッドプレート２等を含む印字ヘッド部全体で
あり、記録装置本体（図示せず）に例えばボルトを用い
て固着する。

１２は交換用インクカートリッジ部であり、上述した印
字ヘッド部８に対して着脱自在な構成、としである。こ
のカートリッジ部１２は、印字ヘッド部８に突設したイ
ンク供給管２０（第２図において説明する）と嵌合する
よう構成した接合カバー部１４と、インク貯蔵用袋体１
６（破線で示す）を内蔵するタンク部１８とを含む。

第２図は、第１図に示したインク吐出部の分離状態を示
す図である。本図中の矢印が示す方向に交換用インクカ
ートリッジ部１２を挿入もしくは離脱させることにより
、カートリッジ部１２の交換を行うことができる。なお
、本図中に示す２０は上述したインク供給管であり、イ
ンク貯蔵用袋体１６に貯蔵されているインクをヘッドプ
レート２へ供給するための連通管として作用する。本例
においては、このインク゛供給管２０はその外表面にお
いて撥液性を有するものとする。この外表面の撥液性は
、例えばインク供給管の外表面に表面処理を施すことに
より得ることができる。

この表面処理に際しては、例えば材料として四弗化エチ
レン、三弗化エチレン等の弗化樹脂、ポリパラキシリレ
ン、シリコーン系樹脂、ポリエチレン等種々のものを選
択することができ、このような材料を例えばスパッタリ
ング法、ＣＶＤ法、塗布法等種々の方法によりインク供
給管２０の外表面に設けることができる。

第３図はインクカートリッジ部１２の断面構成な示す図
である。本図において３０はポリエチレンの薄膜、３２
はアルミニウムの薄膜であり、これら両者は、−体とし
て可撓性積層膜３４をなしている。

この可撓性積層膜３４はインク３６が漏出するのを防ぐ
のみならず、大気中の気体がインク中に混入するのを防
止する封止膜としての機能を果たす。すなわち、アルミ
ニウム薄膜３２が有する気密性および可撓性を生かした
まま、アルミニウム薄膜３２０強度を補強し、且つ耐腐
食性を増すために、ポリエチレンなどの樹脂膜３０をコ
ーティングしである。

また、第３図に示すように、インク貯蔵用袋体１６はバ
ックケース３５と接合部カバー１４との間に教示されて
おり、当該袋体１６の内部を常時負圧に保持している。

更に、ポリエチレン薄膜３０と接合部カバー１４との接
合面は、接着剤あるいは溶着により密着不離の状態にあ
る。

第４図（Ａ）および（Ｂ）は、インクカートリッジ部１
２を印字ヘッド部８に装着したときの破膜状態を示す断
面図である。ここで、第４図（Ａ）はインク供給管２０
の先端部Ｔをインク供給管受容部４ｏに挿入した直後の
状態を表している。本図から明らかなように、この状態
では、未だ積層封止膜３４にインク供給管２０が到来し
ておらず、インク３６は袋体１６に内蔵されたままであ
る。なお、図において２０Ａはインク供給管２０の外表
面に形成された撥液性を有する表面層である。

その後、第４図（Ｂ）に示すように、インクカートリッ
ジ部１２を押し進めていくに従ってインク供給管２０の
先端部Ｔが封止膜３４を貫通し、当該先端部Ｔに当接し
た封止膜領域のみが破れる。かくしてインク３６はイン
ク供給管２０を介してヘッドプレート２（第１図参照）
へ送られる。

−方、インクカートリッジ部２ｏの交換等に際して印字
ヘッド部８を取り外す場合には第４図（Ｂ）から（Ａ）
への状態となる。このとき、インク供給管２０の外表面
に撥液性の表面層２ＯＡを設けたことにより、装着時に
おいて供給管２０の外側にあったインクは効果的にイン
ク貯蔵用袋体１６内に取残され、その外表面には付着し
ない。従って、供給管２０の引抜きに際してインクが滴
下する等の事故や、周囲あるいは操作者の手を汚染する
ことが予防される。

なお、本実施例においてはカートリッジ部に設けた封止
膜としてアルミニウムとポリエチレンのラミネートを用
いたが、かかる実施例に限定されることなく、破膜が容
易であって且つ所要部分のみの破膜が可能であり、更に
耐腐食性および気密性を保持し得る封止膜であれば、如
何なる材質をも選択し得ることは勿論である。

また上側では、ヘッドに直接結合する形態のインク供給
源に対して本発明を適用した場合について述べたが、ヘ
ッドに至る供給管等を含むインク供給系に対して結合す
る形態のインク供給源を用いる場合にも、本発明は極め
て有効かつ容易に適用できるのは勿論である。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、ヘッドもしくは
ヘッドに至るインク供給系への装着時ないしは交換時等
におけるインク供給源との分離時のインク漏洩が生じな
いインク供給装置を実現できる。

また、本発明をヘッドに直接結合される形態とした場合
には、ヘッドの交換を要さないので、インクジェットプ
リンタのランニングコストを低廉化できる効果を得られ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用したインクジェット記録装置のイ
ンク吐出部全体を示す外観図、第２図は第１図に示した
インク吐出部の分離状態を示す図、 第３図はインクカートリッジ部の断面構成を示す図、 第４図（Ａ）および（Ｂ）はインクカートリッジ部を印
字ヘッド部に装着したときの状態を示す断面図である。 ２・・・ヘッドプレート、 ４・・・インク吐出口、 ６・・・基板、 ８・・・印字ヘッド部、 １２・・・交換用インクカートリッジ部、１６・・・イ
ンク貯蔵用袋体、 １８・・・タンク部、 ２０・・・インク供給管、 ２０Ａ・・・インク供給管の表面層、 ３０・・・ポリエチレン膜、 ３２・・・アルミニウム膜、 ３４・・・封止膜、 ３５・・・バックケース。 手続補正書（方式） 昭和６１年９月２４日

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. インクを収容する収容部材内に侵入して前記収容された
   インクを導くための中空部材を具え、該中空部材はその
   外表面が撥液性の材料で構成されていることを特徴とす
   るインク供給装置。