JP3285293B2 - インクカートリッジ - Google Patents

インクカートリッジ

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JP3285293B2 JP20142795A JP20142795A JP3285293B2 JP 3285293 B2 JP3285293 B2 JP 3285293B2 JP 20142795 A JP20142795 A JP 20142795A JP 20142795 A JP20142795 A JP 20142795A JP 3285293 B2 JP3285293 B2 JP 3285293B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷記録装置に用
いられる印字ヘッドへインクの供給を行うインクカート
リッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機、ファクシミリやパソ
コン用プリンタ等のような転送されてくる印刷情報に基
づいて紙等の被印刷体にドットパターン画像を記録する
印刷記録装置があり、その印字を行う印字ヘッドの一種
として、吐出口よりインクの小滴を飛翔させて紙等に付
着させて印刷を行うインクジェット式の印字ヘッドがあ
る。かかるインクジェット式の印字ヘッドは、該印字ヘ
ッドにインクを供給するインクカートリッジと共に被印
刷体への印刷のために移動させるキャリッジに着脱自在
に搭載され、必要に応じてインクカートリッジ及び印字
ヘッドが交換される。
【0003】ここで、従来の印刷記録装置におけるイン
クジェット式印字ヘッドのユニットにインクカートリッ
ジが搭載される態様を、図12乃至図13を参照して説
明する。図12は印字ヘッドユニットとインクカートリ
ッジの分解斜視図、図13は両者を結合した状態の斜視
図、図14はインクカートリッジを印字ヘッドユニット
から引き抜いた状態を示す図である。インクジェット式
の印字ヘッド101が備えられた印字ヘッドユニット1
02は往復駆動されるキャリッジ(不図示)に搭載さ
れ、この印字ヘッドユニット102上にインクカートリ
ッジ103が搭載される。印字ヘッド101は、被印刷
体にインクを噴出するノズル104が配設されたノズル
プレート105と、インク噴出の駆動源としての圧電素
子(図示なし)を有する。印字ヘッドユニット102
は、印字ヘッド101にインクを導くためのインク導入
部107を有し、このインク導入部107の外周面に
は、インクカートリッジ103が装着された時に両者の
ジョイント部の気密を図るシールラバー108が取り付
けられている。一方、インクカートリッジ103には、
カートリッジ筐体内に充填されたインクを印字ヘッド1
01に供給するために、インク導入部107に挿し込ま
れるインク供給口109が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
インクカートリッジ103では、これを交換する場合な
どにおいて、インク供給口109をインク導入部107
から引き抜くと、図14に示すようにインクカートリッ
ジ103内の残留インクが垂れて印字ヘッドユニット1
02上を汚してしまうことがあった。また、例えば、特
開平6−328711号公報に示されるように、供給体
(インクタンク)の供給口に対向するヘッドユニット側
の側面下部に、インクタンクから垂れたインクを一時的
に溜めるインク溜め溝を設けることが知られている。と
ころが、この構成では、インク供給管からインクタンク
(インクカートリッジ)を引き抜いた時にヘッドユニッ
ト側、例えばインク供給管に付着したインクが垂れるこ
とは防止できるが、インクカートリッジ側から垂れるイ
ンクを防止することができなかった。また、インクカー
トリッジに比べ、ヘッドユニットの交換頻度は低く、こ
の点からもヘッドユニット側にインクの貯溜機能を持た
せることは不利であった。
【0005】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、インクカートリッジを印字ヘッ
ドから引き抜くときに、インクカートリッジのインク供
給口から漏れて流出したインクが垂れて印字ヘッドユニ
ット上を汚すことを簡単な構成により防止することがで
き、しかも、インクカートリッジのインク供給口を下向
きにして印字ヘッドに装着するタイプの印刷記録装置に
使用することができるインクカートリッジを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明のインクカートリッジは、インクが内
部に充填され、被印刷体に印刷するための印字ヘッドの
インク導入部に前記インクを供給するインク供給口を有
したインクカートリッジであって、前記インク供給口
前記印字ヘッドのインク導入部に挿し込まれた時に該イ
ンク導入部とインク供給口との間のシール機能を持たら
す環状の弾性シール部材を該インク供給口に設け、前記
弾性シール部材に、インクカートリッジから垂れるイン
クを該インクカートリッジ側にトラップするための毛管
力を発生する凹凸状部を形成したものである。
【0007】上記構成においては、インクカートリッジ
が印字ヘッドへ装着されるとインク導入部とインク供給
口との間は弾性シール部材によってシールされ、インク
カートリッジから印字ヘッドにインクが漏れることが防
止される。そして、印字ヘッドからインクカートリッジ
を抜き取った時にインクカートリッジが大きく傾いた場
合や、インク供給口が下向きになるように装着されるタ
イプの印字ヘッドであっても、インク供給口から流出し
たインクは、弾性シール部材に形成された毛管力を発生
する凹凸状部によってトラップされ、インクカートリッ
ジからインクが垂れることを防止できる。
【0008】また、請求項2の発明のインクカートリッ
ジは、請求項1の毛管力を発生する凹凸状部が、弾性シ
ール部材に複数個環状に形成されているものである
【0009】上記構成においては、インクカートリッジ
を印字ヘッドから引き抜く時に、インクカートリッジを
大きく傾けた場合や、インク供給口が下向きになるよう
に装着されるタイプの印字ヘッドであっても、該インク
供給口から流出するインクは弾性シール部材の周囲に複
数個環状に形成された毛管力を発生する凹凸状部の凹の
部分に流入する。そして、弾性シール部材の複数の凹凸
状部によってインクがトラップされるので大量にインク
が流出した場合にあってもインクカートリッジからイン
クが垂れることを防止することができる。
【0010】また、請求項3の発明のインクカートリッ
ジは、前記弾性シール部材のインクカートリッジ内端側
から離れた位置の内周に環状に、インクカートリッジか
ら垂 れるインクを該インクカートリッジ側にトラップす
るための凹状部を形成したものである。この構成におい
ても、インクカートリッジが印字ヘッドへ装着されると
インク導入部とインク供給口との間は弾性シール部材に
よってシールされ、インクカートリッジから印字ヘッド
にインクが漏れることが防止される。印字ヘッドからイ
ンクカートリッジを抜き取った時にインクカートリッジ
が大きく傾いた場合や、インク供給口が下向きになるよ
うに装着されるタイプの印字ヘッドであっても、インク
供給口から流出したインクは、弾性シール部材に形成さ
れた凹状部によってトラップされ、インクカートリッジ
からインクが垂れることを防止できる。
【0011】また、請求項4の発明のインクカートリッ
ジは、請求項1から3のいずれかに記載のインクカート
リッジにおいて、インクを含浸させた多孔質材が内部に
充填され、前記インク供給口の開口周縁部に前記弾性シ
ール部材が周設されているものである。そして、請求項
5の発明は、請求項1から4のいずれかに記載のインク
カートリッジにおいて、前記弾性シール部材のインクカ
ートリッジ内端側の内周に環状に、前記インク供給口と
前記インク導入部との結合部分をシールし、かつインク
カートリッジを前記インク導入部から取り外すときに、
そのインク導入部の外周面をワイプする舌状部を設けた
ものである
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るインクカート
リッジを具体化した実施例について図面を参照して説明
する。本実施例ではインクカートリッジは、インクジェ
ット式の印刷記録装置としてのインクジェットプリンタ
に適応される。
【0013】図1は、インクジェットプリンタの斜視図
である。図1において、インクジェットプリンタ1の本
体フレーム2の前部には、手差し給紙部3が設けられて
おり、この手差し給紙部3の後方で本体フレーム2の上
部には、後述するインクジェット式の印字ヘッド10を
搭載するキャリッジ9やパージ装置18等を内蔵するサ
ブフレーム4が載置されている。サブフレーム4の上部
後方には、印刷用紙が複数枚収納される給紙カセット5
が着脱可能に取り付けられ、また、印字後の用紙が排出
される排紙トレイ(不図示)が給紙カセット5と対向し
てその手前側に取り付けられる。
【0014】図2はサブフレーム4とサブフレーム4に
内蔵される印字ヘッド10、パージ装置18、紙送り機
構19等を示す斜視図である。図2において、サブフレ
ーム4の内部後方には、円筒形状のプラテンローラ6が
配置されている。このプラテンローラ6は、給紙カセッ
ト5又は手差し給紙部3から供給された印刷用紙を印字
ヘッド10に対面させながら搬送するものであり、紙送
り機構19の一部をなす。プラテンローラ6の上側に
は、印刷用紙をプラテンローラ6に密着させる圧ローラ
8が設けられている。プラテンローラ6は不図示の紙送
りモータによりプラテンギヤ7を介して駆動される。プ
ラテンギヤ7は、給紙カセット5から印刷用紙を1枚、
プラテンローラ6に給紙するための給紙ギヤ列にも駆動
を伝達する。
【0015】さらに、プラテンローラ6の前方には、キ
ャリッジ9が設けられている。キャリッジ9は、印字ヘ
ッド10を搭載しており、プラテンローラ6と平行に設
けられたキャリッジ軸11に沿って移動可能とされてい
る。キャリッジ9は、キャリッジモータ12によりベル
ト13を介して駆動される。プラテンローラ6の側方に
は、パージ装置18が設けられている。インクジェット
式の印字ヘッド10は、その使用中に内部に気泡が発生
したり、吐出面上にインクの液滴が付着することによ
り、吐出不良を起こすことがあるので、これを解消し良
好な吐出状態に回復させるためにパージ装置18があ
る。パージ装置18は、その先端にキャップ15が設け
られていて、このキャップ15に印字ヘッド10が覆わ
れている時に、ポンプにより負圧を発生させ、印字ヘッ
ド10の内部の不良インクを吸引して印字ヘッド10を
回復させるものである。なお、印字ヘッド10は印字ヘ
ッドユニット20と一体に設けられており、この印字ヘ
ッドユニット20と共に、印字ヘッド10にインクを供
給するインクカートリッジ22がキャリッジ9に着脱自
在に搭載される。
【0016】次に、印字ヘッド10の印字ヘッドユニッ
ト20がインクカートリッジ22に搭載される態様とそ
れらの着脱状況を説明する。
【0017】図3は参考例によるそれらの概略構成を示
す図、図4はそれらの装着状態の断面を示す図、図5は
それらの着脱状況を示す図である。キャリッジ9(図1
及び図2)上に、印字ヘッドユニット20が位置決めし
て搭載され、さらに、その上にインクカートリッジ22
が位置決めして搭載される。印字ヘッドユニット20の
前面に設けられた印字ヘッド10は、印刷体にインクを
噴出するノズル25が配設されたノズルプレート26を
有すると共に、インク噴出のための駆動源となる圧電素
子(その他、熱変換素子などでもよい)を有する。印字
ヘッドユニット20には印字ヘッド10にインクを導く
ためのインク導入部28が設けられており、このインク
導入部28の周面には、インクカートリッジ22が装着
された時に両者のジョイント部の気密を図るシールラバ
ー29が取り付けられており、インク導入部28の径端
面には、異物が印字ヘッド10に流入することを防止す
るためのメッシュフィルタ28aが取り付けられてい
る。
【0018】印字ヘッドユニット20のキャリッジ9と
対向する面には電極27が設けられている。電極27の
裏面側にはキャリッジ9の基板へ該電極27を押し付け
る弾性部材20aが設けられている。そして、印字ヘッ
ドユニット20をキャリッジ9へ搭載した時に電極27
はキャリッジ9の基板の電極と電気的に接続される。ま
た、電極27と印字ヘッド10の圧電素子とは、該素子
に電気信号を送るためのフレキシブルケーブル(FP
C)23により接続されている。
【0019】一方、インクカートリッジ22内には、イ
ンクを含浸させた多孔質材質22aが封入されており、
印字ヘッドユニット20とのジョイント部に位置するイ
ンク導入部28を通してインクが印字ヘッド10に供給
されるようになっている。さらに、インクカートリッジ
22には、カートリッジ筐体内に充填されたインクを印
字ヘッド10に供給するために、インクカートリッジ2
2を印字ヘッドユニット20に装着した時にインク導入
部28に挿し込まれるインク供給口30が設けられてい
る。この参考例では、インク供給口30が設けられた部
分の周囲に毛管力を発生する凹凸状部31が形成されて
いる。この凹凸状部31は複数の凹部31aと凸部31
bからなる。これら凹部31aと凸部31bの形状は、
図3に示す形状でなくとも、インク供給口30に平行に
沿った円環状であってもよい。
【0020】上記参考例において、インクカートリッジ
22の交換などでインク導入部28から該インクカート
リッジ22を引き抜く時、図5に示すように、インクカ
ートリッジ22を大きく傾けても、また、インク供給口
30が下向きになるように装着されるタイプの印字ヘッ
ドの場合であっても、インク供給口30から流出するイ
ンクは凹凸状部31の凹部31aに流入し、凹凸状部3
1の毛管力により、インクがトラップされるのでインク
カートリッジ22からインクが垂れることを防止するこ
とができる。
【0021】図6は第1の実施例によるインクカートリ
ッジの斜視図、図7はそのインク供給口部の断面図であ
る。この例では、インク供給口30の開口周縁部にはゴ
ムなど弾力性の樹脂でなる弾性シール部材32が周設さ
れている。この弾性シール部材32は、インク供給口3
0をインク導入部28に挿し込んだ時にインク導入部2
8とインク供給口30との間のシール機能を持たらすも
のであり、第1の実施例では、この弾性シール部材32
の内周面に毛管力を発生する複数の円環状の凹部31
a、凸部31bでなる凹凸状部31が形成されている。
また、弾性シール部材32のインクカートリッジ22の
内部には、インク導入部28の径よりも若干小さい径と
された凸部が形成されており、この凸部は、舌状部33
としてインクカートリッジ22の装着時にはインク供給
口30とインク導入部28との結合部分をシールする。
【0022】上記第1の実施例の構成において、インク
供給口30に周設され、インク導入部28とインク供給
口30との間をシールする弾性シール部材32に、凹凸
状部31が形成されているので、インクカートリッジ2
2を印字ヘッド10から引き抜く時に、インクカートリ
ッジ22を大きく傾けても、また、インク供給口30が
下向きになるように装着されるタイプの印字ヘッドの場
合であっても、該インク供給口30から流出しようとす
るインクは、凹凸状部31の凹部31aに流入し、凹凸
状部31の毛管力によりトラップされるのでインクカー
トリッジから垂れることが防止される。また、弾性シー
ル部材32の舌状部33により、インクがインク供給口
30から流出することを防止することができ、しかも、
この舌状部33は、インクカートリッジ22を印字ヘッ
ド10から引き抜いて取り外す時に、インク導入部28
の外周面をワイプするので該インク導入部28に付着し
たインクをクリーニングすることができる。
【0023】図8は第2の実施例によるインクカートリ
ッジの斜視図、図9はそのインク供給口部の断面図であ
る。この例では、毛管力を発生する凹凸状部31は弾性
シール部材32に形成されているが、凸部31bは、上
記第1の実施例とは逆に、凹部31a,31aにより構
成されている。第2の実施例の構成においても、インク
供給口30から流出しようとするインクは、凹凸状部3
1の凹部31aに流入し、凹凸状部31の毛管力により
トラップされるのでインクカートリッジから垂れること
が防止され、上記の第1の実施例と同等の作用・効果を
得ることができる。
【0024】図10は第3の実施例によるインクカート
リッジの斜視図、図11はそのインク供給口部の断面図
である。この例では、毛管力を発生する凹凸状部31
は、インク供給口30の開口周縁を覆う弾性シール部材
32に形成され、弾性シール部材32の印字ヘッド10
と対向する面上に形成されている。第3の実施例の構成
においても、インクカートリッジ22のインク供給口か
ら流出したインクは、凹凸状部31の凹部31aに流入
し、凹凸状部31の毛管力によりトラップされるのでイ
ンクカートリッジ22から垂れることが防止され、上記
の実施例と同等の作用・効果を得ることができる。
【0025】なお、本発明は上記実施例構成に限られず
種々の変形が可能である。例えば、インクカートリッジ
22のインク供給口30の周囲に凹凸状部を形成し、か
つインク供給口30には凹凸状部を有した弾性シール部
材32を周設することで、インクカートリッジ22から
流出しようとするインクは弾性シール部材32に設けら
れた凹凸状部の毛管力よりトラップされ、インクカート
リッジ22から流出してしまったインクはインク供給口
30の周囲に形成された凹凸状部の毛管力によりトラッ
プされるので確実にインクが垂れることを防止すること
ができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明に係るイン
クカートリッジによれば、インク供給口に設けられた弾
性シール部材に凹凸状部を形成したので、インクカート
リッジを印字ヘッドから引き抜く時に、インクカートリ
ッジを大きく傾けても、また、インク供給口が下向きに
なるように装着されるタイプの印字ヘッドの場合であっ
ても、該インク供給口から流出するインクは凹凸状部に
流入し、凹凸状部の毛管力によりトラップされ、インク
カートリッジからインクが垂れることを防止でき、従っ
て、印字ヘッドを汚してしまうことがなくなる。また
ンクカートリッジが印字ヘッドへ装着されるとインク
導入部とインク供給口との間は弾性シール部材によって
シールされ、インクカートリッジを印字ヘッドに装着し
たときのインク漏れが防止される。また、請求項3の発
明に係るインクカートリッジによれば、弾性シール部材
のインクカートリッジ内端側から離れた位置の内周に環
状に、インクカートリッジから垂れるインクを該インク
カートリッジ側にトラップするための凹状部を形成した
ものであるので、インクカートリッジが印字ヘッドへ装
着されるとインク導入部とインク供給口との間は弾性シ
ール部材によってシールされ、インクカートリッジから
印字ヘッドにインクが漏れることが防止される。印字ヘ
ッドからインクカートリッジを抜き取った時にインクカ
ートリッジが大きく傾いた場合や、インク供給口が下向
きになるように装着されるタイプの印字ヘッドであって
も、インク供給口から流出したインクは、弾性シール部
材に形成された凹状部によってトラップされ、インクカ
ートリッジからインクが垂れることが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるインクカートリッジが適
応されるインクジェットプリンタを示す斜視図である。
【図2】インクジェットプリンタのサブフレーム周辺を
示す斜視図である。
【図3】本発明の参考例によるインクカートリッジと印
字ヘッドユニットを示す分解斜視図である。
【図4】インクカートリッジが印字ヘッドユニットに装
着された状態を示す断面図である。
【図5】印字ヘッドユニットからインクカートリッジを
取り外した状態を示す断面図である。
【図6】第1の実施例によるインクカートリッジを示す
斜視図である。
【図7】インクカートリッジのインク供給口部分を示す
断面図である。
【図8】第2の実施例によるインクカートリッジを示す
図である。
【図9】インクカートリッジのインク供給口部分を示す
断面図である。
【図10】第3の実施例によるインクカートリッジを示
す斜視図である。
【図11】インクカートリッジのインク供給口部分を示
す断面図である。
【図12】従来例によるインクカートリッジと印字ヘッ
ドユニットを示す分解斜視図である。
【図13】インクカートリッジが印字ヘッドユニットに
装着された状態を示す斜視図である。
【図14】印字ヘッドユニットからインクカートリッジ
を取り外した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ 10 印字ヘッド 20 印字ヘッドユニット 22 インクカートリッジ 28 インク導入部 30 インク供給口 31 凹凸状部 31a 凹部 31b 凸部 32 弾性シール部材

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクが内部に充填され、被印刷体に印
    刷するための印字ヘッドのインク導入部に前記インクを
    供給するインク供給口を有したインクカートリッジにお
    いて、 前記インク供給口が前記印字ヘッドのインク導入部に挿
    し込まれた時に該インク導入部とインク供給口との間の
    シール機能を持たらす環状の弾性シール部材を該インク
    供給口に設け、前記弾性シール部材に、インクカートリ
    ッジから垂れるインクを該インクカートリッジ側にトラ
    ップするための毛管力を発生する凹凸状部を形成したこ
    とを特徴とするインクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記毛管力を発生する凹凸状部が、前記
    弾性シール部材に複数個環状に形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載のインクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 インクが内部に充填され、被印刷体に印
    刷するための印字ヘッドのインク導入部に前記インクを
    供給するインク供給口を有したインクカートリッジにお
    いて、 前記インク供給口が前記印字ヘッドのインク導入部に挿
    し込まれた時に該インク導入部とインク供給口との間の
    シール機能を持たらす環状の弾性シール部材を該インク
    供給口に設け、前記弾性シール部材のインクカートリッ
    ジ内端側から離れた位置の内周に環状に、インクカート
    リッジから垂れるインクを該インクカートリッジ側にト
    ラップするための凹状部を形成したことを特徴とする
    ンクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 インクを含浸させた多孔質材が内部に充
    填され、前記インク供給口の開口周縁部に前記弾性シー
    ル部材が周設されていることを特徴とする請求項1から
    3のいずれかに記載のインクカートリッジ
  5. 【請求項5】 前記弾性シール部材のインクカートリッ
    ジ内端側の内周に環状に、前記インク供給口と前記イン
    ク導入部との結合部分をシールし、かつインクカートリ
    ッジを前記インク導入部から取り外すときに、そのイン
    ク導入部の外 周面をワイプする舌状部を設けたことを特
    徴とする請求項1から4のいずれかに記載のインクカー
    トリッジ
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