JPS59209878A

JPS59209878A - インクジエツト記録装置のインク容器

Info

Publication number: JPS59209878A
Application number: JP8476683A
Authority: JP
Inventors: Masatada Kawai; 河合　正雅; Mitsuyoshi Itano; 板野　光可; Yoshiaki Kimura; 凱昭木村
Original assignee: Konica Minolta Inc
Current assignee: Konica Minolta Inc
Priority date: 1983-05-14
Filing date: 1983-05-14
Publication date: 1984-11-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野不発ＢＡは、インクジェット記録装置に必要な記録用イ
ンクの補充供給を行なうインク容器に関するものである
。

従来技術一般に、インクジェット記録装置においては、記録ヘッ
ドにインクを補充供給するインク供給装置が必要であり
、インク供給装置に設けられるインク容器としてに、イ
ンクを外気に触れさせることなく安定した状態に保つた
めに、密封形のインクカートリッジが用いられている。

このインクカートリッジにはインクが気密性の高い袋体
または容器に空気の入らないよう充填されている。この
インクカートリッジをカートリッジ受は部に対して着脱
可能に設け、インクカー）　ＩＪッジビ交換することに
よって新しいインクを補充できるようになされている。

上記インクカートリッジのうち、静水圧によってインク
を供給する密封形式の従来のインク容器にあっては１イ
ンクを収容する袋全体が可撓膜で構成されていたが、長
期間の保存中に可撓膜を通してインクが蒸発したりある
いは大気中の気体がインク中に溶解して溶存気体の量が
増大することがあった。その結果キャビテーショ／によ
る気泡発生が起り、インク滴を噴射する微細径のノズル
に目詰りを生じさせ、正常噴射ビさまたげ、即ち、イン
ク滴の不射出または射出不安定を起したり、噴射効率・
インク滴形成の安定性、応答性等の噴射精度の低下ｔき
たしていた。また可撓膜全体が不規則に変形するために
、インク収容袋中のインク全量ヲ使い切ることが出来ず
、未使用のインクが袋中に残存するので無駄となる等の
欠点があったＯ以上のような問題点を有する全体可撓膜形成のインク収
容袋に対して・第１６（ａ）Ｋ示すようなインク収容壁
の−Ｓを非可撓性にしたインク容器が前に提案された。

これは非可撓性の容器本体ｌと、その開口部が　　゛該
容器本体１の壁面に対して封止されている可撓性の袋体
２とから成っており一容器本体１と袋体２の間に充填さ
れたインク３は、該袋体２に作用する静水圧により導出
路５、コネクターｓ６？：経てインク供給管７に送り出
され、最終的には１袋体２が容器本体１の内面に密着す
ることによってインク３がすべて消費される構造となっ
ている。

また、前記袋体２の密着状Ｍｙｅ良くするために、イン
ク充満時、前記容器本体ｌの内面とその境界面４につい
て前記袋体２の形状をは寸対称形とする提案もなされて
いる。

この形式のインク容器は、前述した袋全体が可撓膜で形
成されたインク容器に比し可撓膜の占める面積が半減す
ることとなるので、該可撓膜の通気性に起因する前述の
トラブルを減少させる効果をもつものである。

しかしながら、このインク容器においても１長期間にわ
たる保存あるいは記録装置の稼働停止を経た場合には、
可撓膜の通気性に起因す−る前述のトラブルをまぬがれ
ることが出来ない。その対策として第１図（ｂ）に示す
ように、前記インク容器の容器本体１に非可撓性の蓋部
８を固定して取付けることにより袋体２と外気を遮断す
る試みもなされているが、現在使用されている蓋部８は
その内部の空間８ａが大きくかつ開口８ｂが常時開放し
ているので、その効果は余り高くないのが実状である。

発明の目的本発明は、可撓性袋体ン使用したインク容器を・長期間
にわたって保存あるいは使用しても、可撓膜を通じてイ
ンクの蒸発や気体の溶存を起さず、常に正常で安定した
インクの噴射で可能なインクジェット記録装置のインク
容器を提供することを目的としたものである。

発明の構成本発明は、容器本体に取付られ、かつ該容器本体との間
にインク乞充満して密封した袋体を・密着して被覆する
非可撓性の蓋部を設けることによって構成するもので、
それは、非可撓性の容器本体も、該容器本体の開口部な
密封する可撓性の袋体と、前記容器本体と袋体の間に貯
留されるインクが充満の時には前記可撓性袋体の外面と
は！密着する内面を有する非可撓性の蓋部から構成され
たことを特徴とするインクジェット記録装置のインク容
器によって達成される。

実施例本発明によるインク容器の１実施例を第２図に、さらに
該インク容器を使用したインクジェット記録装置の概要
を第３図に示す。

第２図はインク容器の断面の概略構成を示すもので＼１
１はインクを収容する凹面部を形成した非可撓性の容器
本体、１２は該容器本体１１の縁部に溶着され、前記容
器本体１１の凹面部を覆う可撓膜から成る袋体で、前記
容器本体１１との間に形成した空間にインク１３乞充満
させることが出来る。この場合、前記容器本体１１の凹
面部と前記袋体１２を、第２図のようにその境界面１４
（一点鎖線で示す）を中心としては！対称形になすこと
も出来る。また前記容器本体１１には、インク導出路１
５、記録装置へのインク供給管１７ヲ接続するためのコ
ネクタ一部１６が設けられている。

１８は、インク充満時の前記袋体しに密着あるいは極め
て近接した四面１８ａＹもっ非可撓性の蓋部で、常時前
記容器本体１１の縁部にお（１で固定して取付られ、前
記袋体１２を密閉した状態に保って（・る。また前記蓋
部１８には、前記袋体１２を加圧あるいは減圧あるいは
外気圧と等しくするための通気口１８ｂ１および接続口
１８ｃＹ備えているＯか（の如く構成したインク容器に
おいては・前記袋体１２を形成する可撓膜は、その極一
部分のみが外気に触れるか或いは極めて少量の外気に面
するだけなので、前述した如き可撓膜の通気性に起因す
る各種のトラブルを大巾に解消することが出来る。なお
インク容器ン長期間にわたって保存しておく場合には前
記接続口１８ｅｌＣシール材を貼着するとより有効であ
る。シール材としてはアルミ箔、ポリエステル、ポリエ
チレン、ポリプロピレン等透水性および通気性の小さい
材料が適している。

次に本発明によるインク容器の作用について説明する。

第３図は本発明によるインク容器を装着したインクジェ
ット記録装置の概要を示すものである。

インク２３Ｙ充満したインク容器本体２１には、そのイ
ンク導出口５に連なるコネクタ一部％に、フィルタ３１
ヲ介して記録ヘッド羽に通ずるインク供給管がか、その
中空針２７ａ’ｇ挿入することにより接続されている。

一方、監部羽の通気口２８ｂに連なる接続口２８ｃに、
口金４１を挿入して接続した空気供給管４２は、三方弁
４３ヲ介して、開放端４４をもつ空気供給管４２ａある
いは空気ポンプ４５に通ずる空気供給管４２ｂの何れか
一方の空気供給管に接続されることが出来る。

記録時にあっては、前記三方弁４３は前記空気供給管４
２ａと４２に通気路を形成するよう作動するので、イン
ク容器内における前記袋体２２は常時静水圧を受けて内
蔵するインク２３をインク導出口５に押出し１インク供
給管２７ヲ経て記録ヘッド諺に供給することが出来る。

また、非記録時にて、記録ヘッド３２のノズルにおける
目詰り等をなくすためパージ作用を必要とする場合には
、前記三方弁４３を作動して空気供給管４２ｂと４２に
通気路を形成したうえ、空気ポンプ４５す作動させてそ
の加圧空気をインク容器に圧送すれば、前記袋体２２を
介してインクｎが圧縮されテ記録ヘッド３２のノズルか
ら外部に溢れ出るようにすることもできる。この時ノズ
ルや記録ヘッド３２内の気泡や固形物は・溢れ出るイン
クと共に排出、−掃されて目詰りを解消することが出来
る。

なお前記三方弁は、電気信号によって制御される電磁弁
が適している。

また、本発明によるインク容器は、該容器内にインクを
充填する場合にも好都合である。すなわち前記コネクタ
一部かから容器本体２１にインクを加圧充填して前記袋
体ｎ内に充満させると、該袋体ｎが前記蓋部路の凹面２
８ａに密着するのでそれ以上の充填が困難となり過剰の
充填を防止することが出来る。さらに、前記蓋部Ｚの接
続口２８ｃに減圧ポンプを接続し、前記蓋部路の凹面２
８ａと前記袋体ｎの間の空気を吸引することたよって前
記容器本体２１内を減圧してインクの充填を促進させる
ことも可能である。

なお本発明のインク容器における前記袋体は、その表面
が必ずしも平坦である必要性はなく、凹凸その他の形状
を設けてもその効果に影響を与えるものではない。

発明の効果本発明によるインクジェット記録装置のインク容器は、
インクを充満した可撓膜がら成る袋体が殆ど外気に触れ
ることがないので、長期間の保存中においてもインク中
の水分が蒸発したりあるいはインク中の溶存気体の量が
増大することがない。

従って本発明によって目詰りやキャビテーションを起す
ことなく常に安定したインクの噴射が可能なインクジェ
ット記録装置のインク容器が提供されること＼なった。

さらに当インク容器はインク充填時に、過剰なインクの
充填を防止する機能を有すると共に１インク容器内を容
易に減圧出来るのでインクの充填を能率化するにも有効
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例におけるインク容器の構造を示す断面図
。第２図は本発明によるインク容器の構造を示す断面図
。第３図は本発明によるインク容器を装着したインクジ
ェット記録装置の要部構成図。１１　、２１・・・容器本体　　　　戎、２２・・・袋
　体１３．２３・・・インク　　　　１５，２５・・・
インク導出路１６．２６・・・コネクタ一部　　１７．
２７・・・インク供給管８．１８，２８・・・蓋部　１
８ａ　、２８ａ−凹面１８ｂ　、　２８ｂ−１４日　　
　１８ｃ　、　２８ｃ　−接続口３１・・・フィルタ　
　　　　３２・・・記録ヘッド４１・・・口　金　　　
　　　４２，４２ａ　、４２ｂ・・・空気供給管４３・
・・三方弁　　　　　　４４・・・開放端４５・・・空
気ポンプ代理人　　桑　原　義　美

Claims

【特許請求の範囲】

（１）非可撓性の容器本体と、該容器本体の開口部を密
封する可撓性の袋体と、前記容器本体と袋体の間に貯留
されるインクが充満の時には前記可撓性袋体の外面とは
！密着する内面を有する非可撓性の蓋部とから構成され
たことを特徴とするインクジェット記録装置のインク容
器。
（２）容器本体と、前記袋体の間のインク収容部にイン
クが充満しているとき［は、前記容器本体内のインクに
接する内壁面と前記袋体とがその境界面を中心にしては
丈対称形をなしていることを特徴とする特許ｍｌ求の範
囲第１項に記載のインクジェット記録装置のインク容器
。
（３）　　前記蓋部に少くとも１個の外気と連通可能　
３な開口を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第１
項または第２項に記載のインクジェット記録装置のイン
ク容器。
（４）前記蓋部が、前記開口を除いては外気に対し密封
型の構造をなしていることを特徴とする特許請求の範囲
第１項ないし第３項の何れか１項に記載のインクジェッ
ト記録装置のインク容器。
（５）　　前記蓋部の開口のうち、少なくとも１個は、
加圧空気送入口または吸引サクション排出口であること
を特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第４項の何れ
か１項に記載のインクジェット記録装置のインク容器。
（６）　　前記蓋部の開口のうち、少なくとも１個は、
記録装置へ装填されるに先立って、剥離されるシール部
材が設置または貼付されていることを特徴とする特許請
求の範囲第１項ないし第５項の何れか１項に記載のイン
クジェット記録装置のインク容器。