JP2003136765A - 記録装置の記録ヘッド及び記録装置 - Google Patents

記録装置の記録ヘッド及び記録装置

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JP2003136765A
JP2003136765A JP2001332918A JP2001332918A JP2003136765A JP 2003136765 A JP2003136765 A JP 2003136765A JP 2001332918 A JP2001332918 A JP 2001332918A JP 2001332918 A JP2001332918 A JP 2001332918A JP 2003136765 A JP2003136765 A JP 2003136765A
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recording
recording head
holes
hole
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JP2001332918A
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Akihiko Noguchi
昭彦 野口
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板に接続される電磁石コイルの端子とフレ
ームとの間でショートの発生を防止できること。 【解決手段】 記録ワイヤを駆動する電磁石コイル43
が巻き付けられたボビン46が、金属製のフレーム45
に形成されたコア44に嵌装され、電磁石コイルのコイ
ル端子55、56がボビン足部53、54から突出し、
フレームに形成された外側フレーム穴57、内側フレー
ム穴67を挿通して、フレームの底部51から突出し、
基板59に接続される記録装置の記録ヘッドにおいて、
フレームの底部の外面58における外側フレーム穴の周
囲に、コイル端子55との間でショートを生じさせない
テーパ面65が形成され、また、フレームの底部の外面
における内側フレーム穴を臨む位置に、コイル端子56
との間でショートを生じさせないテーパ面66及び68
が形成されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ワイヤを駆動
する駆動コイルを備えた記録装置の記録ヘッド及び記録
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録装置には、記録ヘッドをプラテンの
軸方向に走行させる間に、この記録ヘッドにおける複数
の記録ワイヤをインクリボンを介して、上記プラテンの
前方周面に位置するシートに打ち付け、このシートに画
像を記録するドットインパクトプリンタがある。
【0003】このようなプリンタの記録ヘッドでは、図
9に示すように、金属製のフレーム101に複数のコア
102が形成され、これらのコア102のそれぞれに複
数の各ボビン103が嵌装される。各ボビン103に
は、複数の記録ワイヤのそれぞれを駆動する駆動コイル
104が巻き付けられる。各駆動コイル104の両端部
のそれぞれに接続されたコイル端子105は、ボビン1
03のボビン足部106を貫通して突出する。
【0004】これらのコイル端子105及びボビン足部
106は、フレーム101の底部107に形成されたフ
レーム穴108と、絶縁板109に形成された絶縁板穴
110とに挿通され、コイル端子105が更に基板11
1を貫通して、この基板111に接続される。基板11
1は、駆動コイル104を励磁または消磁して、記録ワ
イヤを駆動制御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な記録ヘッドでは、フレーム101の底部107の外面
112におけるフレーム穴108を臨む周縁113とコ
イル端子105との距離が短いため、これらフレーム穴
108を臨む周縁113とコイル端子105との間でシ
ョートが発生する恐れがある。
【0006】このショートを回避するために、絶縁板1
09を厚肉化し、ボビン足部106を基板111へ伸長
させ、これによりフレーム穴108を臨む周縁113と
コイル端子105との距離を増大させている。しかし、
この場合には、絶縁板109の厚肉化によって記録ヘッ
ドが大型化し、且つその重量が増加してしまう。
【0007】本発明の目的は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、基板に接続される駆動コイルの端子
とフレームとの間でショートの発生を防止できる記録装
置の記録ヘッド及び記録装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、記録ワイヤを駆動する駆動コイルが巻き付けられた
ボビンが、金属製のフレームに形成されたコアに配設さ
れ、上記駆動コイルの端子が上記ボビンの一部から突出
し、上記フレームに形成されたフレーム穴を挿通して、
上記フレームの底面から突出し基板に接続される記録装
置の記録ヘッドにおいて、上記フレームの上記底面にお
ける上記フレーム穴を臨む位置に、上記端子との間でシ
ョートを生じさせないショート防止手段が設けられたこ
とを特徴とするものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記ショート防止手段は、フレームの
底面において、フレーム穴を臨む位置に形成された凹部
であることを特徴とするものである。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、上記フレーム穴は、フレームの外壁側
に複数個形成された外側フレーム穴と、これらの外側フ
レーム穴の内側に複数個形成された内側フレーム穴とで
あり、上記外側フレーム穴を臨む位置には凹部が個別に
形成され、上記内側フレーム穴を臨む位置には、複数の
内側フレーム穴に連続して凹部が形成されたことを特徴
とするものである。
【0011】請求項4に記載の発明は、プラテンに沿っ
て走行可能なキャリッジに記録ワイヤを備えた記録ヘッ
ドが搭載され、この記録ヘッドは、記録ワイヤを駆動す
る駆動コイルが巻き付けられたボビンが、金属製のフレ
ームに形成されたコアに配設され、上記駆動コイルの端
子が上記ボビンの一部から突出し、上記フレームに形成
されたフレーム穴を挿通して、上記フレームの底面から
突出し基板に接続され、上記記録ワイヤの駆動により、
上記記録ヘッドと上記プラテンとの間に搬送されるシー
トに画像を記録する記録装置において、上記記録ヘッド
では、上記フレームの上記底面における上記フレーム穴
を臨む位置に、上記端子との間でショートを生じさせな
いショート防止手段が設けられたことを特徴とするもの
である。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、上記記録ヘッドの上記ショート防止手
段は、フレームの底面において、フレーム穴を臨む位置
に形成された凹部であることを特徴とするものである。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の発明において、上記記録ヘッドのフレーム穴は、フレ
ームの外壁側に複数個形成された外側フレーム穴と、こ
れらの外側フレーム穴の内側に複数個形成された内側フ
レーム穴とであり、上記外側フレーム穴を臨む位置には
凹部が個別に形成され、上記内側フレーム穴を臨む位置
には、複数の内側フレーム穴に連続して凹部が形成され
たことを特徴とするものである。
【0014】請求項1、2、4または5に記載の発明に
は、次の作用がある。
【0015】記録ヘッドにおいて、駆動コイルの端子が
フレームの底面から突出し、フレームの底面におけるフ
レーム穴を臨む位置に、駆動コイルの端子との間でショ
ートを生じさせないショート防止手段が設けられたこと
から、この手段によって、駆動コイルの端子とフレーム
との間でショートの発生を確実に防止でき、記録ヘッド
の耐電圧を向上させることができる。
【0016】また、耐電圧の向上を必要としない場合に
は、フレームの底面と基板との間に介在された絶縁板を
薄肉化できるので、記録ヘッドの小型化及び軽量化を実
現できる。このため、記録ヘッドを走行させるキャリッ
ジの高速化を実現でき、このキャリッジの走行のために
必要なエネルギー消費量を低減でき、更に記録ヘッドの
コストダウンを達成できる。
【0017】請求項3または6に記載の発明には、次の
作用がある。
【0018】記録ヘッドにおいて、配置間隔が密な複数
の内側フレーム穴を臨む位置には凹部が連続して形成さ
れたことから、この凹部の形成を容易化できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。
【0020】図1は、本発明に係る記録装置の一実施の
形態が適用されたドットインパクトプリンタのプリンタ
本体を示す斜視図である。図2は、図1のプリンタ本体
を示す側断面図である。
【0021】これらの図に示す記録装置としてのプリン
タ10は、記録ヘッド18の多数の記録ワイヤ35(図
4)を、インクリボン31を介してシートSに打ち付け
てドットを記録することにより、文字を含む画像を印刷
するドットインパクトプリンタである。ここで、シート
Sは、単票紙や連続紙などの普通紙の他に、通帳や葉
書、封筒などである。特に、上記単票紙は単票複写紙を
含み、連続紙は連続複写紙を含む。
【0022】上記プリンタ10は、図1に示すように、
記録装置本体としてのプリンタ本体11と、このプリン
タ本体11に着脱自在に装着されたプッシュトラクタユ
ニット12及び排出ユニット13と、同じくプリンタ本
体11に着脱自在に装着されたシート供給ガイド34
(図2)と、プリンタ本体11の上方、下方をそれぞれ
覆う図示しないアッパーケース及びロアケースと、を有
して構成される。
【0023】上記プリンタ本体11は、本体フレームと
してのベースフレーム14、シート案内フレーム15
(図2)、左サイドフレーム16及び右サイドフレーム
17と、記録ヘッド18及びキャリッジ19を備えた印
刷機構部20と、プラテン21、シート案内22及びピ
ンチローラ25(図2)を備えたシート搬送機構部23
と、を有して構成される。
【0024】ベースフレーム14及びシート案内フレー
ム15は、図2に示すようにほぼ平行配置され、これら
のベースフレーム14及びシート案内フレーム15の両
端に上記左サイドフレーム16、右サイドフレーム17
がそれぞれ立設して固定される。これらの左サイドフレ
ーム16と右サイドフレーム17間に、図1に示すよう
に、キャリッジガイド軸24が架け渡されて回動可能に
枢支され、プラテン21が架け渡されて回転自在に配設
されている。シート案内22は、左サイドフレーム16
と右サイドフレーム17との間に配設されて、シート案
内フレーム15に嵌合して固定されている。また、左サ
イドフレーム16及び右サイドフレーム17の後方部、
上方部それぞれには、前記プッシュトラクタユニット1
2、排出ユニット13をそれぞれ装着可能な図示しない
トラクタユニット装着部、排出ユニット装着部が設けら
れている。
【0025】図1に示すプッシュトラクタユニット12
は、シートSとしての連続紙をシート搬送機構部23へ
送り出し、シート供給ガイド34は、シートSとしての
単票紙を1枚ずつ(または1綴りずつ)シート搬送機構
部23へ供給する。また、排出ユニット13は、連続紙
または単票紙等のシートSをシート搬送機構部23から
プリンタ10外へ引き出すものである。
【0026】つまり、図2に示すように、プッシュトラ
クタユニット12のトラクタベルト26の回転により、
このトラクタベルト26のピン27の作用で、連続紙
は、シート搬送機構部23のシート案内22に案内さ
れ、このシート案内22とプラテン21との間に形成さ
れるシート搬送経路28を経てプラテン21の前方へ向
かい、矢印α方向に送給される。このプッシュトラクタ
ユニット12の非動作時に、シート供給ガイド34から
単票紙が1枚ずつ(または1綴りずつ)、シート搬送経
路28を経てプラテン21の前方へ供給可能とされる。
また、排出ユニット13の排出ローラ29の回転によ
り、後述のごとく、記録ヘッド18により文字等が記録
された連続紙または単票紙は、シート搬送機構部23の
プラテン21から矢印β方向に引き出される。これによ
り、連続紙または単票紙は、キャリッジ19の後述の主
走査方向に直交する副走査方向に搬送される。
【0027】図1に示す前記キャリッジ19は、キャリ
ッジガイド軸24に摺動自在に挿通されると共に、記録
ヘッド18を搭載する。キャリッジガイド軸24がプラ
テン21と平行に配置されることから、キャリッジ19
は、これらのプラテン21及びキャリッジガイド軸24
の軸方向と一致する主走査方向に移動(走行)可能に設
けられる。
【0028】図示しないキャリッジ駆動モータの正転ま
たは逆転により、キャリッジ19は、タイミングベルト
30(図2)を介しキャリッジガイド軸24に案内され
て、主走査方向における図1の左向きまたは右向きに走
行される。
【0029】前記記録ヘッド18は多数の記録ワイヤ3
5(図4では、一本の記録ワイヤ35のみを示す。)を
備え、これらの記録ワイヤ35の突出方向前方にインク
リボン31が位置する。記録ヘッド18はキャリッジ1
9と共に主走査方向に走行する間に、記録ワイヤ35を
突出動作させてインクリボン31に打ち当て、インクリ
ボン31のインクを、プラテン21とインクリボン31
との間に搬送されるシートS(連続紙または単票紙等)
に付着させて、このシートSに文字を含む画像を記録す
る。
【0030】記録ヘッド18によるこの記録動作は、キ
ャリッジ19が主走査方向左向きまたは右向きに走行す
る間に、記録ヘッド18の記録ワイヤ35により一行分
の記録がなされ、この一行分の記録がなされる度に、シ
ートSが連続紙の場合には、図2に示すシート搬送機構
部23のプラテン21、プッシュトラクタユニット12
及び排出ユニット13が、また、シートSが単票紙の場
合には、シート搬送機構部23のプラテン21、ピンチ
ローラ25及び排出ユニット13がそれぞれシートSを
所定量(通常行間分)搬送させ、これらの動作が繰り返
されることにより実施される。
【0031】尚、図2に示す符号32は、ベースフレー
ム14とシート案内フレーム15との間に開口して形成
されて、プリンタ10の下方からシート搬送機構部23
内へシートSを供給するためのボトムシート供給口であ
る。
【0032】ところで、上記記録ヘッド18は、図3及
び図4に示すように、ヘッド本体40にノーズ部41が
連設され、ヘッド本体40の外側に放熱器42が配置さ
れて構成される。
【0033】ヘッド本体40は、駆動コイルとしての電
磁石コイル43が巻き付けられたボビン46を嵌装する
コア44が、周方向に所定間隔で複数個一体成形された
フレーム45と、上記電磁石コイル43への通電によっ
てコア44に吸着駆動される図示しないワイヤレバー
と、このワイヤレバーを、図示しない支点を中心に上記
コア44から離れる方向に付勢する復帰ばね(不図示)
と、上記ワイヤレバーの先端に連結されて、このワイヤ
レバーがコア44に吸着されたときノーズ部41から突
出する記録ワイヤ35と、を有して構成される。
【0034】上記ノーズ部41は、記録ワイヤ35の突
出動作を含む進退動作を案内するものであり、内部に配
置された複数個の中間ガイド49と、先端部に配置され
た1つの先端ガイド50を備える。複数本の記録ワイヤ
35は、これら中間ガイド49及び先端ガイド50を貫
通して進退動作が案内される。尚、図4では、中間ガイ
ド49及び先端ガイド50に1本の記録ワイヤ35が貫
通する場合を示し、他の記録ワイヤ35については省略
している。
【0035】上記放熱器42は略筒形状に構成され、外
側に複数枚のフィンが一体に設けられる。この放熱器4
2は、ヘッド本体40の外周部に配置されて、このヘッ
ド本体40を覆う。放熱器42は、ヘッド本体40の電
磁石コイル43への通電によってこの電磁石コイル43
が発熱体となって発熱するが、この発熱によるヘッド本
体40の熱をフィンを用いて放散させて、このヘッド本
体40を冷却する。
【0036】さて、記録ヘッド18の上記ヘッド本体4
0の構造を更に詳説する。
【0037】ヘッド本体40のフレーム45は、ケイ素
鋼にて構成された有底円筒形状の筒体であり、図5に示
すように、底部51の内側にコア44が、周方向に複数
個配置されている。これらのコア44は、底部51に一
体成形されたものである。各コア44に、図4に示す電
磁石コイル43が巻き付けられた、絶縁性の樹脂からな
るボビン46が嵌装される。
【0038】ボビン46は、図6に示すように、ボビン
胴部52から2本のボビン足部53及び54が伸延され
てなり、図8に示すように、ボビン胴部52に電磁石コ
イル43が巻き付けられる。ボビン足部53及び54
は、ボビン胴部52に対し、同一端面側に対向して位置
づけられる。電磁石コイル43の両端部には、それぞれ
にコイル端子55、56が接続される。これらのコイル
端子55、56のそれぞれは、ボビン46のボビン足部
53、54のそれぞれを貫通して突出する。
【0039】これらのボビン足部53、54は、フレー
ム45の底部51にそれぞれ貫通して形成された外側フ
レーム穴57、内側フレーム穴67内にそれぞれ挿通さ
れる。外側フレーム穴57は、図5及び図7に示すよう
に、フレーム45の底部51において、フレーム45の
外壁63側に周方向複数個形成される。また、内側フレ
ーム穴67は、フレーム45の底部51において、外側
フレーム穴57の内側、つまりフレーム45の内壁64
側に周方向に複数個形成される。
【0040】図4に示すように、フレーム45における
底部51の底面としての外面58とノーズ部41との間
に、電子部品が実装された基板59が配置され、この基
板59と上記底部51の外面58との間に絶縁板60が
介在される。この絶縁板60は、フレーム45の底部5
1に対し基板59を絶縁するものである。また、上記ボ
ビン46のボビン足部53及び54は、図8に示すよう
に基板59付近まで延在されて、フレーム45の底部5
1に対しそれぞれコイル端子55、56を絶縁する。
【0041】ボビン足部53、54内にそれぞれ挿通さ
れたコイル端子55、56は、絶縁板60に形成された
絶縁板穴61内に、ボビン足部53、54と共に挿通さ
れ、更に、基板59に形成された基板穴62内に挿通さ
れて、この基板59に半田付け等により接続される。こ
れにより、電磁石コイル43は、基板59によりその励
磁または消磁が制御されて、記録ワイヤ35の駆動が基
板59により制御される。
【0042】図7及び図8に示すように、上記フレーム
45の底部51には、外面58における各外側フレーム
穴57を臨む位置、つまり各外側フレーム穴57の周囲
に凹部としてのテーパ面65が形成される。また、内側
フレーム穴67は配置間隔が外側フレーム穴57よりも
密であることから、上記底部51の外面58において、
周方向に配置された複数個の内側フレーム穴67を臨む
外側に凹部としてのテーパ面66が連続して形成され、
また、複数個の内側フレーム穴67を臨む内側にテーパ
面68が連続して形成されている。これらのテーパ面6
5、66及び68は、例えば傾斜角が45度のC面に形
成される。
【0043】上記テーパ面65の形成により、ボビン4
6のボビン足部53に挿通されたコイル端子55とフレ
ーム45の底部51の外面58との距離が増大され、こ
れらのコイル端子55と外面58との間にショート(短
絡)が発生することが防止されるので、テーパ面65は
ショート防止手段として機能する。また、上記テーパ面
66及び68の形成により、ボビン46のボビン足部5
4に挿通されたコイル端子56とフレーム45の底部5
1の外面58との距離が増大され、これらのコイル端子
56と外面58との間にショート(短絡)が発生するこ
とが防止されるので、テーパ面66及び68はショート
防止手段として機能する。
【0044】従って、上記実施の形態によれば、次の効
果〜を奏する。
【0045】記録ヘッド18において、電磁石コイル
43のコイル端子55がフレーム45の底部51の外面
58から突出し、この底部51の外面58における外側
フレーム穴57の周囲に、電磁石コイル43のコイル端
子55との間でショートを生じさせないテーパ面65が
設けられ、また、フレーム45の底部51の外面58に
おける内側フレーム穴67を臨む位置に、電磁石コイル
43のコイル端子56との間でショートを生じさせない
テーパ面66及び68が設けられたことから、これらの
テーパ面65、66及び68によって、電磁石コイル4
3のコイル端子55、56とフレーム45の底部51の
外面58との間でショートの発生を確実に防止でき、記
録ヘッド18の耐電圧を向上させることができる。
【0046】記録ヘッド18の耐電圧の向上を必要と
しない場合には、上記テーパ面65、66及び68の存
在によって、フレーム45の底部51と基板59との間
に介在された絶縁板60を薄肉化できるので、記録ヘッ
ド18の小型化及び軽量化を実現できる。このため、記
録ヘッド18を走行させるためのキャリッジ19の高速
化を実現でき、このキャリッジ19の走行のために必要
な電気エネルギーの消費量を低減でき、更に、記録ヘッ
ド18のコストダウンを達成できる。
【0047】記録ヘッド18のフレーム45における
底部51において、配置間隔が密な複数の内側フレーム
穴67を臨む位置には、テーパ面66、68のそれぞれ
が複数個の内側フレーム穴67に連続して形成されたこ
とから、このテーパ面66及び68の形成を容易化でき
る。
【0048】以上、本発明を上記実施の形態に基づいて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0049】例えば、ショート防止手段として、フレー
ム45の底部51における外面58にテーパ面65、6
6及び68を形成するものではなく、ボビン足部53、
54の先端部に、それぞれ外側フレーム穴57、内側フ
レーム穴67の周縁を覆う膨出部69、70(図8に破
線表示)をそれぞれ形成してもよい。
【0050】
【発明の効果】請求項1乃至3に記載の発明に係る記録
装置の記録ヘッドによれば、基板に接続される駆動コイ
ルの端子とフレームとの間でショートの発生を防止でき
る。
【0051】請求項4乃至6に記載の発明に係る記録装
置によれば、記録ヘッドにおいて、基板に接続される駆
動コイルの端子とフレームとの間でショートの発生を防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録装置の一実施の形態が適用さ
れたドットインパクトプリンタのプリンタ本体を示す斜
視図である。
【図2】図1のプリンタ本体を示す側断面図である。
【図3】図1の記録ヘッドを示す斜視図である。
【図4】図3の記録ヘッドを示す断面図である。
【図5】図4のフレームを内側から目視した斜視図であ
る。
【図6】図4のボビンを示す斜視図である。
【図7】図4のフレームを外側から目視した斜視図であ
る。
【図8】図4の一部を拡大して示す拡大断面図である。
【図9】従来の記録装置における記録ヘッドの一部を拡
大して示す拡大断面図である。
【符号の説明】
10 プリンタ(記録装置) 18 記録ヘッド 19 キャリッジ 21 プラテン 35 記録ワイヤ 43 電磁石コイル(駆動コイル) 44 コア 45 フレーム 46 ボビン 51 フレームの底部 53、54 ボビン足部 55、56 コイル端子 57 外側フレーム穴 59 基板 63 フレームの外壁 65、66、68 フレームのテーパ面(凹部) 67 内側フレーム穴

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ワイヤを駆動する駆動コイルが巻き
    付けられたボビンが、金属製のフレームに形成されたコ
    アに配設され、上記駆動コイルの端子が上記ボビンの一
    部から突出し、上記フレームに形成されたフレーム穴を
    挿通して、上記フレームの底面から突出し基板に接続さ
    れる記録装置の記録ヘッドにおいて、 上記フレームの上記底面における上記フレーム穴を臨む
    位置に、上記端子との間でショートを生じさせないショ
    ート防止手段が設けられたことを特徴とする記録装置の
    記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 上記ショート防止手段は、フレームの底
    面において、フレーム穴を臨む位置に形成された凹部で
    あることを特徴とする請求項1に記載の記録装置の記録
    ヘッド。
  3. 【請求項3】 上記フレーム穴は、フレームの外壁側に
    複数個形成された外側フレーム穴と、これらの外側フレ
    ーム穴の内側に複数個形成された内側フレーム穴とであ
    り、上記外側フレーム穴を臨む位置には凹部が個別に形
    成され、上記内側フレーム穴を臨む位置には、複数の内
    側フレーム穴に連続して凹部が形成されたことを特徴と
    する請求項2に記載の記録装置の記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 プラテンに沿って走行可能なキャリッジ
    に記録ワイヤを備えた記録ヘッドが搭載され、 この記録ヘッドは、記録ワイヤを駆動する駆動コイルが
    巻き付けられたボビンが、金属製のフレームに形成され
    たコアに配設され、上記駆動コイルの端子が上記ボビン
    の一部から突出し、上記フレームに形成されたフレーム
    穴を挿通して、上記フレームの底面から突出し基板に接
    続され、 上記記録ワイヤの駆動により、上記記録ヘッドと上記プ
    ラテンとの間に搬送されるシートに画像を記録する記録
    装置において、 上記記録ヘッドでは、上記フレームの上記底面における
    上記フレーム穴を臨む位置に、上記端子との間でショー
    トを生じさせないショート防止手段が設けられたことを
    特徴とする記録装置。
  5. 【請求項5】 上記記録ヘッドの上記ショート防止手段
    は、フレームの底面において、フレーム穴を臨む位置に
    形成された凹部であることを特徴とする請求項4に記載
    の記録装置。
  6. 【請求項6】 上記記録ヘッドのフレーム穴は、フレー
    ムの外壁側に複数個形成された外側フレーム穴と、これ
    らの外側フレーム穴の内側に複数個形成された内側フレ
    ーム穴とであり、上記外側フレーム穴を臨む位置には凹
    部が個別に形成され、上記内側フレーム穴を臨む位置に
    は、複数の内側フレーム穴に連続して凹部が形成された
    ことを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
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