JP2003220718A - 記録装置の記録ヘッド及び記録装置 - Google Patents

記録装置の記録ヘッド及び記録装置

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JP2003220718A
JP2003220718A JP2002021578A JP2002021578A JP2003220718A JP 2003220718 A JP2003220718 A JP 2003220718A JP 2002021578 A JP2002021578 A JP 2002021578A JP 2002021578 A JP2002021578 A JP 2002021578A JP 2003220718 A JP2003220718 A JP 2003220718A
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Takeshi Yamada
岳史 山田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 プラテンが湾曲面を有する場合であっても、
良好な記録品質を得ること。 【解決手段】 ノーズ部41の先端に設置された先端ガ
イド50から複数の記録ワイヤ35が、湾曲面52を有
するプラテン21に向かって突出動作可能に設けられた
記録装置の記録ヘッドにおいて、複数の各記録ワイヤの
先端面53とプラテンとの距離Hが略等しく設定される
と共に、先端ガイドのガイド面54が、プラテンの形状
に対応した湾曲面形状に形成されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、複数の記録ワイヤを備
えた記録装置の記録ヘッド、及びこの記録ヘッドを備え
た記録装置に関する。
【0001】
【従来の技術】記録装置には、記録ヘッドをプラテンの
軸方向に走行させる間に、この記録ヘッドにおける複数
の記録ワイヤをインクリボンを介して、上記プラテンの
前方周面に位置するシートに打ち付け、このシートに画
像を記録するドットインパクトプリンタがある。
【0002】このようなプリンタにおける記録ヘッドで
は、複数の記録ワイヤ100の先端は、図5(B)に示
すように、一般に平面研磨されて仕上げ加工されている
(第1従来技術)。プラテンが平面形状の平プラテンの
場合には、複数の記録ワイヤ100の先端と平プラテン
との距離が等しくなるため、記録ヘッドとプラテンとの
間に搬送されるシートに良好な記録品質の画像を記録す
ることができる。
【0003】ところが、プラテンが円筒形状の丸プラテ
ン(例えば直径36.3mm)の場合には、両端側に位
置する記録ワイヤ100Aは、中央側に位置する記録ワ
イヤ100Bに比べ、プラテンの曲率分だけプラテン面
から遠ざかり(例えば0.05〜0.08mm)、プラ
テンに作用するインパクト力が低下してしまう。このた
め、シートに記録される画像の記録品質が低下してしま
う。
【0004】このような記録ヘッドに対し、図5(C)
に示すように、複数の記録ワイヤ101の先端とプラテ
ンとの距離を略等しく設定し、且つ記録ワイヤ101の
先端を丸プラテンの湾曲面に沿って研磨するようにした
記録ヘッドが知られている(第2従来技術)。
【0005】この記録ヘッドによれば、複数の記録ワイ
ヤ101の先端とプラテンとの距離が略等しく設定され
ているので、各記録ワイヤ101が丸プラテンに作用す
るインパクト力は均一となって、良好な記録品質の画像
を得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記第2従
来技術の記録ヘッドでは、両端側に配置された記録ワイ
ヤ101Aが先端ガイド102のガイド面から飛び出す
飛出し量は、中央側に配置された記録ワイヤ101Bの
飛出し量に比べて大きくなるので、記録ワイヤ101の
先端面の研磨工程において、記録ワイヤ101Aが折損
する恐れがある。
【0007】また、同様に、記録ワイヤ101Aが先端
ガイド102のガイド面から飛び出す飛出し量が記録ワ
イヤ101Bの場合に比べて大きいので、シートの搬送
中に、このシートが上記記録ワイヤ101Aに突き当た
って、搬送不良が生ずる恐れがある。
【0008】本発明の目的は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、プラテンが湾曲面を有する場合であ
っても、良好な記録品質を得ることができる記録装置の
記録ヘッド及び記録装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ノーズ先端に設置された先端ガイドから複数の記録
ワイヤが、湾曲面を有するプラテンに向って突出動作可
能に設けられた記録装置の記録ヘッドにおいて、上記記
録ワイヤの先端と上記プラテンとの距離がほぼ等しく設
定されるとともに、上記先端ガイドのガイド面が、上記
プラテンの形状に対応した形状に形成されたことを特徴
とするものである。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記記録ワイヤの先端面が、プラテン
の湾曲面に沿って湾曲形状に形成されたことを特徴とす
るものである。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、上記先端ガイドのガイド面
が、プラテンの湾曲面に沿って湾曲形状に形成されたこ
とを特徴とするものである。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれかに記載の発明において、上記プラテンが、円
筒形状の丸プラテンであることを特徴とするものであ
る。
【0013】請求項5に記載の発明は、プラテンに沿っ
て走行するキャリッジに記録ヘッドが搭載され、この記
録ヘッドは、ノーズ先端に設置された先端ガイドから複
数の記録ワイヤが、湾曲面を有する上記プラテンに向っ
て突出動作することにより、上記プラテンとの間に搬送
されるシートに画像を記録する記録装置において、上記
記録ヘッドは、複数の上記記録ワイヤの先端と上記プラ
テンとの距離がほぼ等しく設定されるとともに、上記先
端ガイドのガイド面が上記プラテンの形状に対応した形
状に形成されたことを特徴とするものである。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の発明において、上記記録ヘッドにおける記録ワイヤの
先端面が、プラテンの湾曲面に沿って湾曲形状に形成さ
れたことを特徴とするものである。
【0015】請求項7に記載の発明は、請求項5または
6に記載の発明において、上記記録ヘッドにおける先端
ガイドのガイド面が、プラテンの湾曲面に沿って湾曲形
状に形成されたことを特徴とするものである。
【0016】請求項8に記載の発明は、請求項5乃至7
のいずれかに記載の発明において、上記記録ヘッドにお
けるプラテンが、円筒形状の丸プラテンであることを特
徴とするものである。
【0017】請求項1、2、3、5、6または7に記載
の発明には、次の作用がある。
【0018】複数の記録ワイヤの先端とプラテンとの距
離がほぼ等しく設定されたことから、複数の記録ワイヤ
がプラテンに作用するインパクト力が均一となって、記
録ヘッドとプラテンとの間に搬送されるシートに、良好
な記録品質の画像を記録できる。
【0019】また、先端ガイドのガイド面がプラテンの
形状に対応した形状に形成されたことから、記録ヘッド
とプラテンとの間に搬送されたシートが先端ガイドのガ
イド面に案内されて、一端側に配置された記録ワイヤに
突き当たることが防止される。このため、このシートを
良好に搬送できる。
【0020】更に、先端ガイドのガイド面がプラテンの
形状に対応した形状に形成されたことから、複数の記録
ワイヤが先端ガイドのガイド面から飛び出す飛出し量が
ほぼ均一となる。このため、記録ワイヤの先端を研磨す
る際に、記録ワイヤの折損を防止できる。
【0021】請求項4または8に記載の発明には、次の
作用がある。
【0022】プラテンが円筒形状の丸プラテンであるこ
とから、樹脂や金属、セラミックなどから成るコストの
高い平面形状の平プラテンに比べ、コストを低減でき
る。
【0023】また、丸プラテンは搬送ローラとしての機
能を有することから、シートの搬送性能を向上させるこ
とができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。
【0025】図1は、本発明に係る記録装置の一実施の
形態が適用されたドットインパクトプリンタのプリンタ
本体を示す斜視図である。図2は、図1のプリンタ本体
を示す側断面図である。
【0026】これらの図に示す記録装置としてのプリン
タ10は、記録ヘッド18の多数の記録ワイヤ35(図
3)を、インクリボン31を介してシートSに打ち付け
てドットを記録することにより、文字を含む画像を印刷
するドットインパクトプリンタである。ここで、シート
Sは、単票紙や連続紙などの普通紙の他に、通帳や葉
書、封筒などである。特に、上記単票紙は単票複写紙を
含み、連続紙は連続複写紙を含む。
【0027】上記プリンタ10は、図1に示すように、
記録装置本体としてのプリンタ本体11と、このプリン
タ本体11に着脱自在に装着されたプッシュトラクタユ
ニット12及び排出ユニット13と、同じくプリンタ本
体11に着脱自在に装着されたシート供給ガイド34
(図2)と、プリンタ本体11の上方、下方をそれぞれ
覆う図示しないアッパーケース及びロアケースと、を有
して構成される。
【0028】上記プリンタ本体11は、本体フレームと
してのベースフレーム14、シート案内フレーム15
(図2)、左サイドフレーム16及び右サイドフレーム
17と、記録ヘッド18及びキャリッジ19を備えた印
刷機構部20と、プラテン21、シート案内22及びピ
ンチローラ25(図2)を備えたシート搬送機構部23
と、を有して構成される。
【0029】ベースフレーム14及びシート案内フレー
ム15は、図2に示すようにほぼ平行配置され、これら
のベースフレーム14及びシート案内フレーム15の両
端に上記左サイドフレーム16、右サイドフレーム17
がそれぞれ立設して固定される。これらの左サイドフレ
ーム16と右サイドフレーム17間に、図1に示すよう
に、キャリッジガイド軸24が架け渡されて回動可能に
枢支され、プラテン21が架け渡されて回転自在に配設
されている。シート案内22は、左サイドフレーム16
と右サイドフレーム17との間に配設されて、シート案
内フレーム15に嵌合して固定されている。また、左サ
イドフレーム16及び右サイドフレーム17の後方部、
上方部それぞれには、前記プッシュトラクタユニット1
2、排出ユニット13をそれぞれ装着可能な図示しない
トラクタユニット装着部、排出ユニット装着部が設けら
れている。
【0030】図2に示すプッシュトラクタユニット12
は、シートSとしての連続紙をシート搬送機構部23へ
送り出し、シート供給ガイド34は、シートSとしての
単票紙を1枚ずつ(単票複写紙の場合には1綴りずつ)
シート搬送機構部23へ供給する。また、排出ユニット
13は、連続紙または単票紙をシート搬送機構部23か
らプリンタ10外へ引き出すものである。
【0031】つまり、プッシュトラクタユニット12の
トラクタベルト26の回転により、このトラクタベルト
26のピン27の作用で、連続紙は、シート搬送機構部
23のシート案内22に案内され、このシート案内22
とプラテン21との間に形成されるシート搬送経路28
を経てプラテン21の前方へ向かい、矢印α方向に送給
される。このプッシュトラクタユニット12の非動作時
に、シート供給ガイド34から単票紙が1枚ずつ(また
は1綴りずつ)、シート搬送経路28を経てプラテン2
1の前方へ供給可能とされる。また、排出ユニット13
の排出ローラ29の回転により、後述のごとく、記録ヘ
ッド18により文字等が記録された連続紙または単票紙
は、シート搬送機構部23のプラテン21から矢印β方
向に引き出される。これにより、連続紙または単票紙
は、キャリッジ19の後述の主走査方向に直交する副走
査方向に搬送される。
【0032】図1に示す前記キャリッジ19は、キャリ
ッジガイド軸24に摺動自在に挿通されると共に、記録
ヘッド18を搭載する。キャリッジガイド軸24がプラ
テン21と平行に配置されることから、キャリッジ19
は、これらのプラテン21及びキャリッジガイド軸24
の軸方向と一致する主走査方向に移動(走行)可能に設
けられる。
【0033】図示しないキャリッジ駆動モータの正転ま
たは逆転により、キャリッジ19は、タイミングベルト
30(図2)を介しキャリッジガイド軸24に案内され
て、主走査方向における図1の左向きまたは右向きに走
行される。
【0034】前記記録ヘッド18は多数の記録ワイヤ3
5(図3では、一本の記録ワイヤ35のみを示す。)を
備え、これらの記録ワイヤ35の突出方向前方にインク
リボン31が位置する。記録ヘッド18はキャリッジ1
9と共に主走査方向に走行する間に、記録ワイヤ35を
突出動作させてインクリボン31に打ち当て、インクリ
ボン31のインクを、プラテン21とインクリボン31
との間に搬送されるシートS(連続紙または単票紙)に
付着させて、このシートSに文字を含む画像を記録す
る。
【0035】記録ヘッド18によるこの記録動作は、キ
ャリッジ19が主走査方向左向きまたは右向きに走行す
る間に、記録ヘッド18の記録ワイヤ35により一行分
の記録がなされ、この一行分の記録がなされる度に、シ
ートSが連続紙の場合には、図2に示すシート搬送機構
部23のプラテン21、プッシュトラクタユニット12
及び排出ユニット13が、また、シートSが単票紙の場
合には、シート搬送機構部23のプラテン21、ピンチ
ローラ25及び排出ユニット13がそれぞれシートSを
所定量(通常行間分)搬送させ、これらの動作が繰り返
されることにより実施される。
【0036】尚、図2に示す符号32は、ベースフレー
ム14とシート案内フレーム15との間に開口して形成
されて、プリンタ10の下方からシート搬送機構部23
内へシートSを供給するためのボトムシート供給口であ
る。
【0037】また、プラテン21、プッシュトラクタユ
ニット12及び排出ユニット13の駆動制御と、キャリ
ッジ19の走行制御と、記録ヘッド18の記録ワイヤ3
5による記録動作の制御は、制御装置としての制御基板
部33(図2)により実施される。この制御基板部33
は、例えばプリンタ本体11の後方におけるシート案内
フレーム15の下方に配置される。
【0038】ところで、上記記録ヘッド18は、図3に
示すように、ヘッド本体40にノーズ部41が連設さ
れ、ヘッド本体40の外側に放熱器42が配置されて構
成される。
【0039】ヘッド本体40は、駆動コイルとしての電
磁石コイル43が巻き付けられるコア44が、周方向に
所定間隔で複数個一体成形されたフレーム45と、上記
電磁石コイル43への通電によって当該電磁石コイル4
3及びコア44が励磁され、この励磁されたコア44に
吸着駆動されるワイヤレバー46と、このワイヤレバー
46をばね力により、ピン47を支点に上記コア44か
ら離れる方向に付勢して復帰させる復帰ばね48と、上
記ワイヤレバー46の先端に連結されて、ワイヤレバー
46がコア44に吸着されたときにノーズ部41から突
出し、復帰ばね48のばね力によりノーズ41内に後退
する記録ワイヤ35と、を有して構成される。この記録
ワイヤ35の進退動作が記録動作となって、シートSに
画像が記録される。
【0040】このヘッド本体40は、記録ワイヤ35の
進退方向に2段積み重ねられて、ヘッド本体結合体とし
て配置される。ただし、図3では、一方のヘッド本体4
0のみを示している。
【0041】上記ノーズ部41は、記録ワイヤ35の進
退動作を案内するものであり、内部に配置された複数個
の中間ガイド49と、先端部に配置された1つの先端ガ
イド50を備える。複数本の記録ワイヤ35は、これら
中間ガイド49及び先端ガイド50を貫通して進退動作
が案内される。尚、図3では、中間ガイド49及び先端
ガイド50に1本の記録ワイヤ35が貫通する場合を示
し、他の記録ワイヤ35については省略している。
【0042】上記放熱器42は、図3に示すように略筒
形状に構成され、外側に複数枚のフィン51が一体に設
けられる。この放熱器42は、前述のヘッド本体結合体
における各ヘッド本体40の外周部に配置されて、各ヘ
ッド本体40を覆う。この放熱器42は、各ヘッド本体
40の電磁石コイル43への通電によってこの電磁石コ
イル43が発熱体となって発熱するが、この発熱による
各ヘッド本体40の熱を、フィン51を用いて放熱させ
て、これらのヘッド本体40を冷却する。
【0043】ところで、前記プラテン21は、円筒形状
のいわゆる丸プラテンであり、図5(A)に示すよう
に、外周面に弾性体(例えばゴム等)から成る湾曲面5
2を有する。この丸プラテンとしてのプラテン21は、
搬送ローラとしての機能を具備する。
【0044】また、記録ヘッド18において、ノーズ部
41の先端に設置された先端ガイド50から突出動作可
能な複数本の記録ワイヤ35は、それらの先端とプラテ
ン21の湾曲面52との距離Hが、略等しくなるよう構
成される。更に、これらの記録ワイヤ35の先端面53
は、プラテン21の湾曲面52に沿って湾曲面形状に研
磨して仕上げ加工される。
【0045】複数本の記録ワイヤ35の先端がこのよう
に構成されることによって、記録ワイヤ35からプラテ
ン21の湾曲面52へ作用するインパクト力が均一化さ
れ、記録ヘッド18とプラテン21との間に搬送される
シートSに、インクリボン31を用いて良好な記録品質
の画像が記録可能とされる。
【0046】図4に示すように、先端ガイド50は、樹
脂、金属またはセラミックにて構成される。この先端ガ
イド50のガイド面54は、隣接するノーズ部41の先
端面55と共に、プラテン21の湾曲面52形状に対応
した湾曲面に形成されている。これにより、複数本の記
録ワイヤ35が先端ガイド50のガイド面54から飛び
出す飛出し量hが略一定に保持される。このため、記録
ワイヤ35の先端面53を前述のように研磨する際に、
この記録ワイヤ35に作用する研磨力が先端ガイド50
によって支持されるので、記録ワイヤ35の折損が防止
可能とされる。
【0047】また、先端ガイド50のガイド面54がノ
ーズ部41の先端面55と共に、プラテン21の湾曲面
52形状に対応した湾曲面に形成されたので、記録ヘッ
ド18のプラテン21との間に搬送されたシートSが、
先端ガイド50のガイド面54及びノーズ部41の先端
面55に案内され、記録ワイヤ35のうち、両端側の記
録ワイヤ35Aに突き当たることが抑制されて、シート
Sの搬送性能が向上される。
【0048】従って、上記実施の形態によれば、次の効
果〜を奏する。
【0049】記録ヘッド18における複数の記録ワイ
ヤ35の先端面53とプラテン21の湾曲面52との距
離Hが略等しく設定されたことから、複数の記録ワイヤ
35がプラテン21に作用するインパクト力が均一とな
って、記録ヘッド18とプラテン21との間に搬送され
るシートSに、ドット抜けや印字薄等が発生せず、良好
な記録品質の画像を記録することができる。
【0050】記録ヘッド18における先端ガイド50
のガイド面54がプラテン21の湾曲面52形状に対応
した湾曲面に形成されたことから、記録ヘッド18とプ
ラテン21との間に搬送されたシートSが、先端ガイド
50のガイド面54及びノーズ部41の先端面55に案
内されて、両端側に配置された記録ワイヤ35Aに突き
当たることが防止される。このため、このシートSを良
好に搬送できる。
【0051】記録ヘッド18における先端ガイド50
のガイド面54がプラテン21の湾曲面52形状に対応
した湾曲面に形成されたことから、複数の記録ワイヤ3
5が先端ガイド50のガイド面54から飛び出す飛出し
量hが略均一となる。このため、記録ワイヤ35の先端
面53を研磨する際に、記録ワイヤ35の折損を防止で
きる。
【0052】プラテン21が、表面がゴム等の弾性体
から構成された円筒形状の丸プラテンであることから、
樹脂や金属、セラミック等からなるコストの高い平面形
状の平プラテンに比べ、コストを低減できる。
【0053】プラテン21としての丸プラテンは、シ
ートSを搬送する搬送ローラとしての機能を有すること
から、シートSの搬送性能を向上させることができる。
【0054】以上、本発明を上記実施の形態に基づいて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0055】例えば、上記実施の形態では、先端ガイド
50のガイド面54及びノーズ部41の先端面55が、
プラテン21の湾曲面52に対応した湾曲面形状に形成
されるものを述べたが、この湾曲面52に沿う階段形状
または窪み形状に形成されてもよい。
【0056】
【発明の効果】請求項1乃至4に記載の発明に係る記録
装置の記録ヘッドによれば、プラテンが湾曲面を有する
場合であっても、良好な記録品質を得ることができる。
【0057】請求項5乃至8に記載の発明に係る記録装
置によれば、プラテンが湾曲面を有する場合であって
も、良好な記録品質を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録装置の一実施の形態が適用さ
れたドットインパクトプリンタのプリンタ本体を示す斜
視図である。
【図2】図1のプリンタ本体を示す側断面図である。
【図3】図1の記録ヘッドを示す断面図である。
【図4】図3の記録ヘッドを示す部分斜視図である。
【図5】図3の記録ヘッドの先端部分を示す側面図であ
り、(A)が本実施の形態、(B)及び(C)が従来技
術の図である。
【符号の説明】
10 プリンタ(記録装置) 18 記録ヘッド 19 キャリッジ 21 プラテン 35 記録ワイヤ 41 ノーズ部 50 先端ガイド 52 湾曲面 53 先端面 54 ガイド面 H 距離 h 飛出し量 S シート

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノーズ先端に設置された先端ガイドから
    複数の記録ワイヤが、湾曲面を有するプラテンに向って
    突出動作可能に設けられた記録装置の記録ヘッドにおい
    て、 上記記録ワイヤの先端と上記プラテンとの距離がほぼ等
    しく設定されるとともに、上記先端ガイドのガイド面
    が、上記プラテンの形状に対応した形状に形成されたこ
    とを特徴とする記録装置の記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 上記記録ワイヤの先端面が、プラテンの
    湾曲面に沿って湾曲形状に形成されたことを特徴とする
    請求項1に記載の記録装置の記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 上記先端ガイドのガイド面が、プラテン
    の湾曲面に沿って湾曲形状に形成されたことを特徴とす
    る請求項1または2に記載の記録装置の記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 上記プラテンが、円筒形状の丸プラテン
    であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記
    載の記録装置の記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 プラテンに沿って走行するキャリッジに
    記録ヘッドが搭載され、この記録ヘッドは、ノーズ先端
    に設置された先端ガイドから複数の記録ワイヤが、湾曲
    面を有する上記プラテンに向って突出動作することによ
    り、上記プラテンとの間に搬送されるシートに画像を記
    録する記録装置において、 上記記録ヘッドは、複数の上記記録ワイヤの先端と上記
    プラテンとの距離がほぼ等しく設定されるとともに、上
    記先端ガイドのガイド面が上記プラテンの形状に対応し
    た形状に形成されたことを特徴とする記録装置。
  6. 【請求項6】 上記記録ヘッドにおける記録ワイヤの先
    端面が、プラテンの湾曲面に沿って湾曲形状に形成され
    たことを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 上記記録ヘッドにおける先端ガイドのガ
    イド面が、プラテンの湾曲面に沿って湾曲形状に形成さ
    れたことを特徴とする請求項5または6に記載の記録装
    置。
  8. 【請求項8】 上記記録ヘッドにおけるプラテンが、円
    筒形状の丸プラテンであることを特徴とする請求項5乃
    至7のいずれかに記載の記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016147760A (ja) * 2016-05-25 2016-08-18 キヤノン株式会社 シート搬送装置及び画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016147760A (ja) * 2016-05-25 2016-08-18 キヤノン株式会社 シート搬送装置及び画像形成装置

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